JP2014003106A - 複合基板および複合基板の製造方法 - Google Patents

複合基板および複合基板の製造方法 Download PDF

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雅彦 秦
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剛規 長田
Taketsugu Yamamoto
武継 山本
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健志 青木
Tetsuji Yasuda
哲二 安田
Tatsuro Maeda
辰郎 前田
Eiko Saegusa
栄子 三枝
Hideki Takagi
秀樹 高木
Yuichi Kurashima
優一 倉島
Yasuo Kunii
泰夫 国井
Toshiyuki Kikuchi
俊之 菊池
Arito Ogawa
有人 小川
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Abstract

【課題】少面積の結晶成長用基板から大面積の転写先基板に、半導体結晶層を効率良く転写する。
【解決手段】直径200mmの円またはそれより大きい任意の平面形状を有する転写先基板と、前記転写先基板の上に位置し、厚さが1μm以下の半導体結晶層と、を有し、前記半導体結晶層が複数の分割体に分割され、前記複数の分割体のそれぞれが、直径30mmの円またはそれより小さい任意の平面形状を有し、前記転写先基板の全体または前記分割体側に位置する部分が、非晶質体、多結晶体、または、前記分割体の単結晶構造とは格子整合もしくは擬格子整合しない単結晶構造を有する単結晶体である複合基板を提供する。
【選択図】図11

Description

本発明は、複合基板および複合基板の製造方法に関する。
GaAs、InGaAs等のIII−V族化合物半導体は、高い電子移動度を有し、Ge、SiGe等のIV族半導体は、高い正孔移動度を有する。よって、III−V族化合物半導体でNチャネル型のMOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field Effect Transistor)(以下単に「nMOSFET」という場合がある。)を構成し、IV族半導体でPチャネル型のMOSFET(以下単に「pMOSFET」という場合がある。)を構成すれば、高い性能を備えたCMOSFET(Complementary Metal-Oxide-Semiconductor Field Effect Transistor)が実現できる。非特許文献1には、III−V族化合物半導体をチャネルとするNチャネル型MOSFETとGeをチャネルとするPチャネル型MOSFETが、単一基板に形成されたCMOSFET構造が開示されている。
単一基板(たとえばシリコン基板)上に、III−V族化合物半導体層およびIV族半導体結晶層というような異種材料を形成する技術として、結晶成長用基板に形成した半導体結晶層を転写先基板に転写する技術が知られている。たとえば非特許文献2には、GaAs基板上に犠牲層としてAlAs層を形成し、当該犠牲層(AlAs層)上に形成したGe層を、Si基板に転写する技術が開示されている。
S. Takagi, et al., SSE, vol. 51, pp. 526-536, 2007. Y. Bai and E. A. Fitzgerald, ECS Transactions, 33 (6) 927-932 (2010)
III−V族化合物半導体をチャネルとするNチャネル型MISFET(Metal-Insulator-Semiconductor Field Effect Transistor)(以下単に「nMISFET」という場合がある。)と、IV族半導体をチャネルとするPチャネル型MISFET(以下単に「pMISFET」という場合がある。)とを、一つの基板上に形成するには、nMISFET用のIII−V族化合物半導体と、pMISFET用のIV族半導体を単一基板上に形成する技術が必要になる。また、LSI(Large Scale Integration)として製造することを考慮すれば、既存製造装置および既存工程の活用が可能なシリコン基板上にnMISFET用のIII−V族化合物半導体結晶層およびpMISFET用のIV族半導体結晶層を形成することが好ましい。
たとえば非特許文献2に記載の技術を用いて転写対象の半導体結晶層を転写先の基板に転写する場合、転写対象の半導体結晶層として想定される化合物半導体の多くは、結晶成長用の基板として大面積基板を利用することはできない。転写対象の半導体結晶層が、GaAs層である場合、結晶の成長性に最も優れた基板として挙げられるのはGaAs基板であり、結晶成長用のGaAs基板として得られる大きさは精々直径6インチ〜8インチのウェハサイズである。
一方、GaAs等の半導体結晶層が転写された先の基板において、従来のシリコンプロセスで良く用いられる製造装置をそのまま利用しようとすれば、12インチ以上の直径を有するシリコンウェハを選択する必要がある。これら条件を満足しようとすれば、小面積の結晶成長用基板から大面積の転写先基板に半導体結晶層を転写する必要があり、しかも、低コストを実現する観点から、半導体結晶層を効率的に転写する必要がある。
本発明の目的は、少面積の結晶成長用基板から大面積の転写先基板に、半導体結晶層を効率良く転写できる技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様においては、直径200mmの円またはそれより大きい任意の平面形状を有する転写先基板と、前記転写先基板の上に位置し、厚さが1μm以下の半導体結晶層と、を有し、前記半導体結晶層が複数の分割体に分割され、前記複数の分割体のそれぞれが、直径30mmの円またはそれより小さい任意の平面形状を有し、前記転写先基板の全体または前記分割体側に位置する部分が、非晶質体、多結晶体、または、前記分割体の単結晶構造とは格子整合もしくは擬格子整合しない単結晶構造を有する単結晶体である複合基板を提供する。
前記転写先基板と前記複数の分割体との間に、中間層をさらに有してよく、前記中間層として、300℃以上の耐熱性を有するものが挙げられる。前記複数の分割体のそれぞれが、1次元配列または2次元配列されていることが好ましい。前記複数の分割体のそれぞれが、横n列および縦m列の2次元アレイ状に配置されている場合、前記2次元アレイの横列数nが10以上、縦列数mが10以上であることが好ましい。前記複数の分割体のそれぞれが、単結晶のGe層からなるものであってよく、この場合、前記Ge層のX線回折法による回折スペクトル半値幅として、40arcsec以下であることが挙げられる。前記複数の分割体のそれぞれの平滑性として、2nm以下であることが挙げられる。
本発明の第2の態様においては、直径200mmの円より小さい任意の平面形状を有する半導体結晶層形成基板の上に、犠牲層および厚さが1μm以下の半導体結晶層を、前記半導体結晶層形成基板、前記犠牲層、前記半導体結晶層の順に形成するステップと、前記犠牲層の一部が露出するように少なくとも前記半導体結晶層をエッチングし、前記半導体結晶層を、直径30mmの円またはそれより小さい任意の平面形状を有する分割体に分割するステップと、前記半導体結晶層形成基板を、転写に適した大きさに整形するステップと、整形された前記半導体結晶層形成基板に形成された層の表面であって転写先基板または前記転写先基板に形成された層に接することとなる第1表面と、前記転写先基板または前記転写先基板に形成された層の表面であって前記第1表面に接することとなる第2表面と、が向かい合うように、前記半導体結晶層形成基板と前記転写先基板とを貼り合わせるステップと、前記犠牲層をエッチングし、前記半導体結晶層を前記転写先基板側に残した状態で、前記転写先基板と前記半導体結晶層形成基板とを分離するステップと、を有し、前記転写先基板が、直径200mmの円またはそれより大きい任意の平面形状を有する
複合基板の製造方法を提供する。前記整形するステップとして、前記半導体結晶層形成基板を、各々が転写に適した形状を有する複数の分割基板に分割するステップが挙げられる。
本発明の第3の態様においては、直径200mmの円より小さい任意の平面形状を有する半導体結晶層形成基板の上に、犠牲層および厚さが1μm以下の半導体結晶層を、前記半導体結晶層形成基板、前記犠牲層、前記半導体結晶層の順に形成するステップと、前記犠牲層の一部が露出するように少なくとも前記半導体結晶層をエッチングし、前記半導体結晶層を、直径30mmの円またはそれより小さい任意の平面形状を有する分割体に分割するステップと、前記半導体結晶層形成基板に形成された層の表面であって中間基板または前記中間基板に形成された層に接することとなる第1表面と、前記中間基板または前記中間基板に形成された層の表面であって前記第1表面に接することとなる第2表面と、が向かい合うように、前記半導体結晶層形成基板と前記中間基板とを貼り合わせるステップと、前記犠牲層をエッチングし、前記半導体結晶層を前記中間基板側に残した状態で、前記中間基板と前記半導体結晶層形成基板とを分離するステップと、前記中間基板を、転写に適した大きさに整形するステップと、整形された前記中間基板に形成された層の表面であって転写先基板または前記転写先基板に形成された層に接することとなる第3表面と、前記転写先基板または前記転写先基板に形成された層の表面であって前記第3表面に接することとなる第4表面と、が向かい合うように、前記中間基板と前記転写先基板とを貼り合わせるステップと、前記半導体結晶層を前記転写先基板側に残した状態で、前記転写先基板と前記中間基板とを分離するステップと、を有し、前記中間基板が、非可撓性基板であり、前記転写先基板が、直径200mmの円またはそれより大きい任意の平面形状を有する複合基板の製造方法を提供する。前記整形するステップとして、前記中間基板を、各々が転写に適した形状を有する複数の分割基板に分割するステップが挙げられる。
本発明の第4の態様においては、直径200mmの円より小さい任意の平面形状を有する半導体結晶層形成基板の上に、犠牲層および厚さが1μm以下の半導体結晶層を、前記半導体結晶層形成基板、前記犠牲層、前記半導体結晶層の順に形成するステップと、前記犠牲層の一部が露出するように少なくとも前記半導体結晶層をエッチングし、前記半導体結晶層を、直径30mmの円またはそれより小さい任意の平面形状を有する分割体に分割するステップと、前記半導体結晶層形成基板に形成された層の表面であって中間基板または前記中間基板に形成された層に接することとなる第1表面と、前記中間基板または前記中間基板に形成された層の表面であって前記第1表面に接することとなる第2表面と、が向かい合うように、前記半導体結晶層形成基板と前記中間基板とを貼り合わせるステップと、前記犠牲層をエッチングし、前記半導体結晶層を前記中間基板側に残した状態で、前記中間基板と前記半導体結晶層形成基板とを分離するステップと、前記中間基板に形成された層の表面であって転写先基板または前記転写先基板に形成された層に接することとなる第3表面と、前記転写先基板または前記転写先基板に形成された層の表面であって前記第3表面に接することとなる第4表面と、が向かい合うように、前記中間基板と前記転写先基板とを貼り合わせるステップと、前記半導体結晶層を前記転写先基板側に残した状態で、前記転写先基板と前記中間基板とを分離するステップと、を有し、前記中間基板が、転写に適した大きさに整形された非可撓性基板であり、前記転写先基板が、直径200mmの円またはそれより大きい任意の平面形状を有し、前記半導体結晶層形成基板と前記中間基板とを貼り合わせるステップおよび前記中間基板と前記半導体結晶層形成基板とを分離するステップにおいて、複数の前記中間基板を一つの支持体で支持し、前記支持体で支持された前記複数の中間基板を一括してハンドリングし、前記中間基板と前記転写先基板とを貼り合わせるステップおよび前記転写先基板と前記中間基板とを分離するステップにおいて、前記支持体から切り離した前記中間基板を個別にハンドリングする複合基板の製造方法を提供する。
前記した第3および第4の態様においては、前記中間基板と前記転写先基板とを貼り合わせるステップの後、前記転写先基板と前記中間基板とを分離するステップの前に、前記中間基板と前記半導体結晶層との間に位置する層の物性、前記中間基板と前記半導体結晶層との接着性を支配する界面の物性、前記半導体結晶層と前記転写先基板との間に位置する層の物性、および、前記半導体結晶層と前記転写先基板との接着性を支配する界面の物性、から選択された1以上の物性を変化させるステップ、をさらに有してもよい。
前記犠牲層および前記半導体結晶層を形成するステップの後、前記分割するステップの前に、前記半導体結晶層の上に第1接着層を形成するステップをさらに有してもよい。前記中間基板上に、第2接着層を形成するステップをさらに有してよく、この場合、前記第2接着層の表面が、前記第2表面とすることができる。前記第1表面と前記第2表面を貼り合わせる前に、前記第1表面および前記第2表面から選択された1以上の表面に、前記第1表面と前記第2表面との接合界面における接着性を強化する接着性強化処理を施すステップ、をさらに有してもよい。前記第1表面と前記第2表面との接合界面が圧着されるよう、基板間に1MPa〜1GPaの圧力を加えるステップをさらに有してもよい。前記第3表面と前記第4表面を貼り合わせる前に、前記第3表面および前記第4表面から選択された1以上の表面に、前記第3表面と前記第4表面との接合界面における接着性を強化する接着性強化処理を施すステップ、をさらに有してもよい。前記第3表面と前記第4表面との接合界面が圧着されるよう、基板間に1MPa〜1GPaの圧力を加えるステップをさらに有してもよい。前記犠牲層および前記半導体結晶層を形成するステップの後、前記半導体結晶層形成基板と前記中間基板とを貼り合わせるステップの前に、前記半導体結晶層の一部を活性領域とする電子デバイスを前記半導体結晶層に形成するステップをさらに有してもよい。
実施形態1の複合基板の製造方法を工程順に示した断面図である。 実施形態1の複合基板の製造方法を工程順に示した断面図である。 実施形態1の複合基板の製造方法を工程順に示した平面図である。 実施形態1の複合基板の製造方法を工程順に示した断面図である。 実施形態1の複合基板の製造方法を工程順に示した断面図である。 実施形態1の複合基板の製造方法を工程順に示した断面図である。 実施形態1の複合基板の製造方法を工程順に示した断面図である。 実施形態1の複合基板の製造方法を工程順に示した断面図である。 実施形態1の複合基板の製造方法を工程順に示した断面図である。 実施形態1の複合基板の製造方法を工程順に示した平面図である。 実施形態1の複合基板の製造方法を工程順に示した平面図である。 実施形態1の複合基板の製造方法を工程順に示した断面図である。 実施形態1の複合基板の製造方法を工程順に示した断面図である。 実施形態1の複合基板の製造方法を工程順に示した断面図である。 実施形態1の複合基板の製造方法を工程順に示した断面図である。 実施形態1の複合基板の製造方法を工程順に示した断面図である。 実施形態1の複合基板の製造方法を工程順に示した断面図である。 実施形態1の複合基板の製造方法を工程順に示した平面図である。 実施形態1の複合基板の製造方法の変形例を説明するための平面図である。 実施形態1の複合基板の製造方法の変形例を説明するための平面図である。 実施形態1の複合基板の製造方法の変形例を説明するための平面図である。
(実施形態1)
図1〜図18は、実施形態1の複合基板の製造方法を工程順に示した断面図または平面図である。本実施形態の製造方法は、まず、図1に示すように、半導体結晶層形成基板102の上に犠牲層104および半導体結晶層106を、犠牲層104、半導体結晶層106の順に形成する。
半導体結晶層形成基板102は、高品位な半導体結晶層106を形成するための基板である。半導体結晶層形成基板102は、直径200mmの円より小さい任意の平面形状を有する。好ましい半導体結晶層形成基板102の材料は、半導体結晶層106の材料、形成方法等に依存する。一般に、半導体結晶層形成基板102は、形成しようとする半導体結晶層106と格子整合または擬格子整合する材料からなることが望ましい。たとえば、半導体結晶層106としてGaAs層をエピタキシャル成長法により形成する場合、半導体結晶層形成基板102は、GaAs単結晶基板が好ましく、InP、サファイア、Ge、SiCの単結晶基板が選択可能である。半導体結晶層形成基板102がGaAs単結晶基板である場合、半導体結晶層106が形成される面方位として(100)面または(111)面が挙げられる。
犠牲層104は、半導体結晶層形成基板102と半導体結晶層106とを分離するための層である。犠牲層104がエッチングにより除去されることで、半導体結晶層形成基板102と半導体結晶層106とが分離する。犠牲層104のエッチングに際し、半導体結晶層形成基板102および半導体結晶層106が残る必要があるため、犠牲層104のエッチング速度は、半導体結晶層形成基板102および半導体結晶層106のエッチング速度より大きい、好ましくは数倍以上大きい必要がある。半導体結晶層形成基板102としてGaAs単結晶基板が、半導体結晶層106としてGaAs層が選択される場合、犠牲層104はAlAs層が好ましく、InAlAs層、InGaP層、InAlP層、InGaAlP層、AlSb層が選択できる。犠牲層104の厚さが大きくなると、半導体結晶層106の結晶性が低下する傾向にあるから、犠牲層104の厚さは、犠牲層としての機能が確保できる限り薄いことが好ましい。犠牲層104の厚さは、0.1nm〜10μmの範囲で選択できる。
犠牲層104は、エピタキシャル成長法、CVD(Chemical Vapor Deposition)法、スパッタ法またはALD(Atomic Layer Deposition)法により形成することができる。エピタキシャル成長法には、MOCVD(Metal Organic Chemical Vapor Deposition)法またはMBE(Molecular Beam Epitaxy)法を利用することができる。犠牲層104をMOCVD法で形成する場合、ソースガスとして、TMGa(トリメチルガリウム)、TMA(トリメチルアルミニウム)、TMIn(トリメチルインジウム)、AsH(アルシン)、PH(ホスフィン)等を用いることができる。キャリアガスには水素を用いることができる。ソースガスの複数の水素原子基の一部を塩素原子または炭化水素基で置換した化合物を用いることもできる。反応温度は、300℃から900℃の範囲で、好ましくは400〜800℃の範囲内で適宜選択することができる。ソースガス供給量や反応時間を適宜選択することで犠牲層104の厚さを制御することができる。
半導体結晶層106は、後に説明する転写先基板に転写される転写対象層である。半導体結晶層106は、半導体デバイスの活性層等に利用される。半導体結晶層106が半導体結晶層形成基板102上にエピタキシャル成長法等により形成されることで、半導体結晶層106の結晶性が高品位に実現される一方、半導体結晶層106が転写先基板に転写されることで、基板との格子整合等を考慮すること無く、半導体結晶層106を任意の基板上に形成することが可能になる。
半導体結晶層106として、Ge結晶層またはGeSi1−x(0<x<1)結晶層が挙げられる。GeSi1−x結晶層のGe組成比xは、0.9以上であることが好ましい。Ge組成比xを0.9以上とすることにより、Ge層に近い半導体特性を得ることができる。半導体結晶層106としてGeSi1−x(0<x≦1)結晶層、好ましくはGeSi1−x(0.9<x≦1)結晶層、より好ましくはGe結晶層を用いることにより、半導体結晶層106を高移動度な電界効果トランジスタ、特に高移動度な相補型電界効果トランジスタの活性層に用いることが可能になる。
半導体結晶層106の厚さは、0.1nm〜500μmの範囲で適宜選択することができる。半導体結晶層106の厚さは、0.1nm以上1μm未満であることが好ましい。半導体結晶層106を1μm未満とすることにより、たとえば極薄ボディMISFET等の高性能トランジスタの製造に適した複合基板に用いることができる。
半導体結晶層106は、エピタキシャル成長法、ALD法により形成することができる。エピタキシャル成長法には、MOCVD法、MBE法を利用することができる。半導体結晶層106がIII−V族化合物半導体からなり、MOCVD法で形成する場合、ソースガスとして、TMGa(トリメチルガリウム)、TMA(トリメチルアルミニウム)、TMIn(トリメチルインジウム)、AsH(アルシン)、PH(ホスフィン)等を用いることができる。半導体結晶層106がIV族化合物半導体からなり、CVD法で形成する場合、ソースガスとして、GeH(ゲルマン)、SiH(シラン)またはSi(ジシラン)等を用いることができる。キャリアガスには水素を用いることができる。ソースガスの複数の水素原子基の一部を塩素原子または炭化水素基で置換した化合物を用いることもできる。反応温度は、300℃から900℃の範囲で、好ましくは400〜800℃の範囲内で適宜選択することができる。ソースガス供給量や反応時間を適宜選択することで半導体結晶層106の厚さを制御することができる。
図2に示すように、犠牲層104の一部を露出するように半導体結晶層106をエッチングし、半導体結晶層106を複数の分割体108に分割する。分割体108は、直径30mmの円またはそれより小さい任意の平面形状を有する。このエッチングにより分割体108と隣接する分割体108との間に溝110が形成される。ここで、「犠牲層104の一部を露出するように」とは、溝110が形成されるエッチング領域において、犠牲層104が実質的に露出していると言える以下のような場合を含む。すなわち、溝110の底部において犠牲層104が完全にエッチングされ、溝110の底部に半導体結晶層形成基板102が露出され、犠牲層104の断面が溝110の側面の一部として露出されるような場合、溝110が形成される領域において犠牲層104の途中までエッチングされ、溝110の底面に犠牲層104が露出されるような場合、溝110の底部の一部に半導体結晶層106が残存し、溝110の底部において犠牲層104が一部露出しているような場合、あるいは、溝110の底部全体に極薄い半導体結晶層106が残存するものの、残存する半導体結晶層106の厚さはエッチング液が浸透する程度に薄く、実質的に犠牲層104が露出していると言える場合、を含む。
溝110を形成するエッチングには、ドライ方式またはウェット方式の何れのエッチング方式も採用できる。ドライエッチングの場合、エッチングガスには、SF、CH4−x(x=1〜4の整数)等のハロゲンガスが利用できる。ウェットエッチングの場合、エッチング液として、HCl、HF、リン酸、クエン酸、過酸化水素水、アンモニア、水酸化ナトリウムの水溶液が利用できる。エッチングのマスクには、エッチング選択比を有する適当な有機物または無機物が利用でき、マスクをパターニングすることにより、溝110のパターンを任意に形成できる。なお、溝110を形成するエッチングにおいて、半導体結晶層形成基板102をエッチングストッパに利用することが可能であるが、半導体結晶層形成基板102を再利用することを考慮すれば、犠牲層104の表面または途中でエッチングを停止することが望ましい。
溝110を形成することにより、犠牲層104のエッチングにおいて、エッチング液が溝110から供給され、溝110を多く形成することで、犠牲層104のエッチングが必要な距離を短くし、犠牲層104の除去に必要な時間を短縮できる。図3は、半導体結晶層形成基板102を上方から見た平面図であり、溝110のパターンを示す。図3に示す溝110のパターンは、複数の直線状の溝110を平行に配列したストライプを2つ直角に交わるよう重ねた格子縞である。隣接する溝110との間隔は、犠牲層104の除去に必要な時間を短縮する観点から、半導体結晶層106(分割体108)に必要な大きさの条件を満たす限り、狭いことが望ましい。溝110の幅は、平行に配列された隣の溝110までの距離に対し、0.00001〜1倍の範囲内とすることが好ましい。溝110の2つのストライプの交差角度を直角にする必然性はなく、0度および180度を除く任意の角度で交差させることができる。また、格子縞は部分的な格子縞としてもよい。溝110の平面パターンは、さらに、任意の形状であってもよい。つまり溝110によって分離される半導体結晶層106の平面形状は、短冊状、4角形、方形等に限られず、任意の形状であってもよい。
次に、図4に示すように、中間基板120と半導体結晶層106との接着性を強化する接着性強化処理を中間基板120の表面および半導体結晶層106の表面に施す。ここで、半導体結晶層形成基板102上の、溝110以外の部分の半導体結晶層106の表面は、半導体結晶層形成基板102に形成された層の表面であって中間基板120または中間基板120に形成された層に接することとなる「第1表面112」の一例である。また、中間基板120の表面は、中間基板120または中間基板120に形成された層の表面であって第1表面112に接することとなる「第2表面122」の一例である。
接着性強化処理は、中間基板120の表面(第2表面122)または半導体結晶層106の表面(第1表面112)の何れか一方にだけ施してもよい。接着性強化処理として、イオンビーム生成器130によるイオンビーム活性化を例示することができる。照射するイオンは、たとえばアルゴンイオンである。接着性強化処理として、プラズマ活性化を施してもよい。プラズマ活性化として、酸素プラズマ処理を例示することができる。接着性強化処理により、中間基板120と半導体結晶層106との接着性を強化することができる。なお、接着性強化処理は、必須ではない。接着性強化処理に代えて、中間基板120上に、接着層を予め形成しておいても良い。
中間基板120は、半導体結晶層106が転写される先の基板である。中間基板120は、半導体結晶層106を活性層として利用する電子デバイスが最終的に配置されるターゲット基板であってもよく、半導体結晶層106がターゲット基板に転写されるまでの中間状態における、仮置き基板であってもよい。中間基板120は、第1表面112を成す部材および第2表面122を成す部材から選択された1以上の部材が有機物からなる。中間基板120の全体が有機物からなるものであってもよく、この場合、中間基板120の表面が第2表面122である。中間基板120として、非可撓性基板と有機物層とを有してもよく、この場合、有機物層の表面が、前記第2表面122である。中間基板120が非可撓性基板と有機物層とを有する場合、非可撓性基板は、有機物または無機物の何れからなるものでもよい。非可撓性基板として、シリコン基板、SOI(Silicon on Insulator)基板、ガラス基板、サファイア基板、SiC基板、AlN基板を例示することができる。他に、非可撓性基板は、セラミックス基板、プラスティック基板等の絶縁体基板、金属等の導電体基板であっても良い。非可撓性基板にシリコン基板またはSOI基板を用いる場合、既存のシリコンプロセスで用いられる製造装置が利用でき、既知のシリコンプロセスにおける知見を利用して、研究開発および製造の効率を高めることができる。
中間基板120が非可撓性基板を含み、シリコン基板等、容易には曲がらない硬い基板である場合、転写する半導体結晶層106が機械的振動等から保護され、半導体結晶層106の結晶品質を高く保つことができる。中間基板120が、可撓性を有する基板である場合、後に説明する犠牲層104のエッチング工程において、可撓性基板を半導体結晶層形成基板102から離れる方向に曲げ、エッチング液を速やかに供給し、中間基板120と半導体結晶層形成基板102との分離を迅速に行うことができる。
次に、図5に示すように、中間基板120の表面(第2表面122)と半導体結晶層形成基板102の半導体結晶層106の表面(第1表面112)とが向かい合うように、中間基板120と半導体結晶層形成基板102とを貼り合わせる。貼り合わせにおいて、第1表面112である半導体結晶層106の表面と、第2表面122である、中間基板120の表面とが接合されるように、中間基板120と半導体結晶層形成基板102とを貼り合わせる。接着性強化処理を行う場合、貼り合わせは室温で行うことができる。
次に、図6に示すように、中間基板120および半導体結晶層形成基板102に荷重Fを印加し、中間基板120を半導体結晶層形成基板102に圧着してもよい。圧着により接着強度を向上させることができる。圧着時または圧着後に熱処理を行ってもよい。熱処理温度として50〜600℃が好ましく、さらに好ましくは100℃〜400℃がよい。当該圧着により、溝110の内壁と中間基板120の表面とによって空洞140が形成される。なお、中間基板120自体が有機物である場合、または中間基板120が非可撓性基板と有機物層とを有する場合であって、これら有機物が接着層として機能する場合には、大きな荷重の圧着は必要ではない。接着層を用いて中間基板120と半導体結晶層形成基板102を接着する場合も、大きな荷重の圧着は必要ない。
次に、図7に示すように、空洞140にエッチング液142を供給する。空洞140にエッチング液142を供給する方法として、毛細管現象によりエッチング液142を空洞140内に供給する方法、空洞140の一端をエッチング液142に浸漬し、他端からエッチング液142を吸引することで強制的にエッチング液142を空洞140内に供給する方法、空洞140の一端が開放され他端が閉塞されている場合に、中間基板120および半導体結晶層形成基板102を減圧状態に置き、空洞140の開放されている一端をエッチング液142に浸漬した後、中間基板120および半導体結晶層形成基板102を大気圧状態にすることで、強制的にエッチング液142を空洞140内に供給する方法、を挙げることができる。
なお、中間基板120と半導体結晶層形成基板102とを貼り合わせる前に、溝110の内部を親水化してもよい。溝110の内部を親水化することで、エッチング液の空洞140内への供給がスムーズになる。溝110の内部を親水化する方法として、溝110の内部をHClガスで暴露する方法、溝110の内部に親水化イオン(たとえば水素イオン)をイオン注入する方法等を例示することができる。
次に、図8に示すように、空洞140に供給されたエッチング液142により、犠牲層104をエッチングする。犠牲層104は、選択的にエッチングすることができる。ここで「選択的にエッチングする」とは、犠牲層104と同様にエッチング液に晒される他の部材、たとえば半導体結晶層106も犠牲層104と同様にエッチングされるものの、犠牲層104のエッチング速度が他の部材のエッチング速度より高くなるようエッチング液の材料その他の条件を選択し、実質的に犠牲層104だけを「選択的に」エッチングすることをいう。犠牲層104がAlAs層である場合、エッチング液142として、HCl、HF、リン酸、クエン酸、過酸化水素水、アンモニア、水酸化ナトリウムの水溶液または水を例示することができる。エッチング中の温度は、10〜90℃の範囲で制御することが好ましい。エッチング時間は、1分〜200時間の範囲で適宜制御することができる。
なお、犠牲層104をエッチングする間、エッチング液142で満たされた空洞140内に超音波を印加しつつ犠牲層104をエッチングすることができる。超音波の印加により、エッチング速度を増すことができる。また、エッチング処理中に紫外線を照射したり、エッチング液を撹拌したりしてもよい。
犠牲層104がエッチングにより除去されると、図9に示すように、半導体結晶層106を中間基板120側に残した状態で、中間基板120と半導体結晶層形成基板102とが分離する。これにより、半導体結晶層106が中間基板120に転写され、中間基板120上に半導体結晶層106を有する複合基板が製造される。中間基板120上の半導体結晶層106は、図10に示すように、多数の分割体として形成される。ここでは、半導体結晶層形成基板102と中間基板120とは、ほぼ同じ大きさのものを例示する。
図11に示すように、中間基板120を転写に適した大きさに整形する。つまり、中間基板120を、各々が転写に適した形状を有する複数の分割基板124に分割する。ここでは1枚の中間基板120から4枚の分割基板124を取得する例を示す。分割基板124は、転写に適した程度の大きさを有し、また正方形状であるため、転写の際、転写先の基板にデッドスペースを作ること無く、稠密に半導体結晶層106を転写することができる。分割基板124には多数の半導体結晶層106を有し、分割基板124上にある多数の半導体結晶層106を一度に取扱えるので、生産性を高くすることができる。
次に、転写先基板150を用意し、図12に示すように、転写先基板150と分割基板124を対向させる。そして、転写先基板150と半導体結晶層106の接着性を強化する接着性強化処理を、転写先基板150の表面および半導体結晶層106の表面に施す。ここで、半導体結晶層106の表面は、分割基板124に形成された層の表面であって転写先基板150または転写先基板150に形成された層に接することとなる「第3表面126」の一例である。転写先基板150の表面は、転写先基板150または転写先基板150に形成された層の表面であって第3表面126に接することとなる「第4表面152」の一例である。
接着性強化処理は、転写先基板150の表面または半導体結晶層106の表面の何れか一方にだけ施してもよい。接着性強化処理として、イオンビーム生成器130によるイオンビーム活性化を例示することができる。照射するイオンは、たとえばアルゴンイオンである。接着性強化処理として、プラズマ活性化を施してもよい。接着性強化処理により、転写先基板150と半導体結晶層106との接着性を強化することができる。なお、接着性強化処理は、必須ではない。接着性強化処理に代えて、転写先基板150上に、接着層を予め形成しておいても良い。
転写先基板150は、中間基板120と同様、半導体結晶層106が転写される先の基板である。転写先基板150は、中間基板120と同様に、最終的なターゲット基板であってもよく、仮置き基板であってもよいが、概ね最終的なターゲット基板を想定している。転写先基板150の材料等については、中間基板120と同様であるため、説明を省略する。転写先基板150は、直径200mmの円またはそれより大きい任意の平面形状を有する。転写先基板150として、たとえば直径10インチ以上のシリコンウェハを例示することができる。転写先基板150として大口径のシリコンウェハを採用することにより、既存のシリコンウェハプロセスの知見と製造装置を利用することができ、製造コストを大幅に低減することができる。転写先基板150(全体または半導体結晶層106側に位置する部分)は、非晶質体、多結晶体、または、半導体結晶層106の単結晶構造とは格子整合もしくは擬格子整合しない単結晶構造を有する単結晶体とすることができる。半導体結晶層106は貼り合わせにより転写先基板150上に形成されるので、転写先基板150は、半導体結晶層106と格子整合または擬格子整合する材料である必要はなく、材料選択の幅を広げることができる。
図13に示すように、分割基板124の半導体結晶層106側と転写先基板150の表面側とが向かい合うように、分割基板124と転写先基板150とを貼り合わせる。つまり半導体結晶層106の表面(第3表面126)と転写先基板150の表面(第4表面152)とが接合されるように貼り合わせる。接着性強化処理を行う場合、貼り合わせは室温で行うことができる。
次に、図14に示すように、転写先基板150および分割基板124に荷重Fを印加し、転写先基板150を分割基板124に圧着してもよい。なお、接着層を用いて転写先基板150と分割基板124を接着する場合、大きな荷重の圧着は必要ない。
図15に示すように、分割基板124と半導体結晶層106との接着性を支配する界面または層の物性を変化させる。界面物性の変化は、たとえば、水素イオンをイオン注入することにより行う。分割基板124と半導体結晶層106との接着界面に水素イオンをイオン注入することより、当該界面の接着力を低下させることができる。なお、イオン注入は、水素イオンが、当該界面で停止するよう加速電圧を調整して行う。または、1度目の接合の前に、あらかじめ水素イオンをイオン注入した層を形成しておき、剥離の際に加熱により水素イオン注入層に微小クラックを発生させることにより、当該界面からの剥離を容易にすることが出来る。層の物性変化は、当該層が有機物である場合、たとえば有機溶剤や水溶液により有機物層を膨潤または溶解させることにより行う。有機物層を膨潤または溶解させることで、分割基板124と半導体結晶層106との接着性を低下させることができる。または、UV剥離型もしくは熱剥離型のダイシングフィルムなどを用いた場合、当該層がUV照射や加熱することで、粘着性を低下させることができる。
以上のようにして、分割基板124と半導体結晶層106との接着界面の接着力が低下すると、図16に示すように、半導体結晶層106を転写先基板150側に残した状態で、分割基板124と転写先基板150とを分離できる。これにより、半導体結晶層106が転写先基板150に転写され、転写先基板150上に半導体結晶層106を有する複合基板が製造される。
図17は、図16に示す状態に至った転写先基板150を上面から見た平面図である。図17は、分割基板124から転写先基板150への最初の転写を行った後の状態を示す。分割基板124から転写先基板150への一度の転写により、多数の半導体結晶層106が転写され、効率良く転写できることが分かる。図18は、図12から図16の工程を複数回繰り返した後の転写先基板150を上面から見た平面図である。分割された半導体結晶層106は転写先基板150の上で整然と2次元配列されている。分割基板124が正方形であるため、以前の転写工程で既に形成した半導体結晶層106に並べて次の転写工程の半導体結晶層106を密に形成できる。このため、転写先基板150の面積を有効に活用できる。
なお、分割基板124と半導体結晶層106との間に接着層を有する場合は、当該接着層の物性を変化させることができる。また、上記の実施形態では分割基板124と半導体結晶層106との接着性を低下させるよう物性を変化させたが、半導体結晶層106と転写先基板150との接着性を支配する界面、つまり半導体結晶層106と転写先基板150と接合界面の物性を、接着性が高くなるように変化させても良い。半導体結晶層106と転写先基板150との間に接着層を有する場合には、当該接着層の物性を変化させてもよい。物性の変化は、界面における接着性の変化であっても良い。
接着性を増加させる物性変化の例として、界面の活性化、接着性を低下させる物性変化の例として、有機物の有機溶剤による膨潤、有機物の熱または紫外線による硬化等を例示することができる。
上記した実施形態1では、半導体結晶層106が転写された中間基板120を整形する例を示したが、予め整形した中間基板162を複数並べ、当該複数の中間基板162に半導体結晶層106を転写してもよい。すなわち、図19に示すように、たとえば正方形に整形した中間基板162を4枚並べ、これら4枚の中間基板162を支持体160で支持する。支持体160を図4〜図10における中間基板120と同様に扱うことで、図20に示すように、予め整形した中間基板162に半導体結晶層106を転写することができる。整形された中間基板162は、図12〜図16における分割基板124と同様に扱うことができる。
また、図21に示すように、図2における半導体結晶層形成基板102を分割して分割基板103とし、図4〜図9の半導体結晶層形成基板102に代えて分割基板103を用いることができる。この場合、中間基板120に代えて最終のターゲット基板である転写先基板150を用いることが好ましい。
半導体結晶層106と中間基板120または転写先基板150との間には、中間層を形成してもよい。当該中間層は、300℃以上の耐熱性を有することが好ましい。中間層は、接着層として機能してもよい。中間層は有機物または無機物の何れでもよい。有機物の中間層として、ポリイミド膜またはレジスト膜を例示することができる。この場合、中間層はスピンコート法等の塗布法により形成することができる。無機物の中間層として、Al、AlN、Ta、ZrO、HfO、SiO(例えばSiO)、SiN(例えばSi)およびSiOのうちの少なくとも1からなる層、またはこれらの中から選ばれた少なくとも2層の積層を例示することができる。この場合、中間層は、ALD法、熱酸化法、蒸着法、CVD法、スパッタ法により形成することができる。中間層の厚さは、0.1nm〜100μmの範囲とすることができる。
半導体結晶層形成基板102上に犠牲層104および半導体結晶層106を形成した後、半導体結晶層形成基板102と中間基板120とを貼り合わせる前に、半導体結晶層106の一部を活性領域とする電子デバイスを、半導体結晶層106に形成してもよい。この場合、半導体結晶層106は、そこに電子デバイスを有した状態で転写されることとなる。半導体結晶層106は、転写の度に表裏が逆転するので、当該方法を用いれば、半導体結晶層106の表裏両面に電子デバイスを作成することができる。
上記した実施形態では、主に製造方法について説明したが、本発明は、上記製造方法により製造された複合基板としても把握できる。すなわち、本発明は、直径200mmの円またはそれより大きい任意の平面形状を有する転写先基板150と、転写先基板150の上に位置し、厚さが1μm以下の半導体結晶層106と、を有し、半導体結晶層106が複数の分割体108に分割され、複数の分割体108のそれぞれが、直径30mmの円またはそれより小さい任意の平面形状を有し、転写先基板150の全体または分割体108側に位置する部分が、非晶質体、多結晶体、または、分割体108の単結晶構造とは格子整合もしくは擬格子整合しない単結晶構造を有する単結晶体である複合基板として把握できる。半導体結晶層106が単結晶Ge層である場合、単結晶Ge層のX線回折法による回折スペクトル半値幅は、40arcsec以下であることを特徴とするものであってもよい。半導体結晶層106が単結晶InGa1−yAs(0.3≦y≦1)である場合、半導体結晶層106のX線回折法による回折スペクトル半値幅が、40arcsec以下であることを特徴とするものであってもよい。半導体結晶層106の厚さは、5nm以上100nm以下であることが好ましい。半導体結晶層106の厚さは、5nm以上20nm以下であることがさらに好ましい。そして、半導体結晶層106には、半導体結晶層106の一部を活性領域とする電子デバイスが形成されていてもよい。電子デバイスとしてホール素子を例示することができる。
(実施例1)
本実施例1では、1辺が300μmのタイル状の複数のGaAs結晶層の分割体108が直径300mmのSi基板上に接合された複合基板の例を説明する。半導体結晶層形成基板102として6インチのGaAs基板を5枚、犠牲層104としてAlAs結晶層を、半導体結晶層106としてGaAs結晶層を、接着層としてAl層を用いる。転写先基板150として、直径300mmのSi基板を用いる。
GaAs基板の全面に、AlAs結晶層およびGaAs結晶層を、低圧CVD法によるエピタキシャル結晶成長法を用いて、順次形成する。AlAs結晶層およびGaAs結晶層の厚さは、各々150nmおよび1.0μmとする。さらにALD法によりAl層を形成する。
犠牲層104であるAlAs結晶層の一部が露出するようにAl層およびGaAs結晶層をエッチングし、Al層およびGaAs結晶層を複数の分割体108に分割する。分割体108の大きさと溝の幅は、表1に示す通りとする。分割体108の形成は以下の通りである。表1に示す分割体108の大きさおよび溝の幅を有するマスクパターンを用い、ポジ型レジストを用いてAl層上にレジストマスクを形成する。当該レジストマスクをマスクとして、Al層を10%フッ酸溶液によりエッチングした後、水洗し、引き続きGaAs結晶層をクエン酸系エッチャントによりエッチングし、Al層およびGaAs結晶層の分割体108を形成する。当該エッチングでは、AlAs層に至るまでGaAs結晶層をエッチングする。
Figure 2014003106
半導体結晶層形成基板102を、転写に適した大きさに整形する。半導体結晶層形成基板102を、エッチングにより形成された溝110に沿って、20mm角の大きさに劈開し、GaAs基板1枚当たり32個、計160個の20mm角の整形チップ(分割基板103)を得る。
半導体結晶層形成基板102から整形した整形チップと転写先基板150である直径300mmのSi基板の表面を、イオンビーム活性化することで接着性強化処理を施す。イオンビーム活性化は、真空中でのArイオンビームの照射とする。その後、整形チップと転写先基板150とを貼り合わせる。さらに5000Nの荷重を加えて圧着を行い、貼り合わせ基板を得る。圧着は常温で行う。この圧着工程を繰り返すことにより、148個の20mm角の整形チップを直径300mmのSi基板表面上に整列して貼り合わせる。この貼り合わせにより、Al層およびGaAs結晶層へのエッチングにより形成された溝110の内壁と、転写先基板150であるSi基板の表面とによって空洞140が形成される。
次に、犠牲層104であるAlAs結晶層をエッチングし、半導体結晶層106であるGaAs結晶層を転写先基板150である12インチSi基板に残した状態で、12インチSi基板と整形チップとを分離する。AlAs結晶層のエッチングは、貼り合わせ基板を、エッチング液(25%塩化水素水溶液)に浸漬させ、空洞140内に毛細管現象によりエッチング液を供給し、そのまま放置することで行う。これにより犠牲層104であるAlAs結晶層のエッチングが進行し、12インチSi基板と各整形チップが分離され、転写先基板150である12インチSi基板上に半導体結晶層106であるGaAs結晶層を有する複合基板が得られる。
上記した実施の形態および実施例では、半導体結晶層106が最終的に転写される基板について特に言及していないが、当該基板をシリコンウェハ等の半導体基板、SOI基板または絶縁体基板上に半導体層が形成されたものとし、当該半導体基板、SOI層または半導体層に予めトランジスタ等電子デバイスが形成されていてもよい。つまり、すでに電子デバイスが形成された基板上に、上記した方法を用いて半導体結晶層106を転写により形成できる。これにより、材料組成等が大きく異なる半導体デバイスをモノリシックに形成することができるようになる。特に、半導体結晶層106に電子デバイスを予め形成した後に、前記したような予め電子デバイスが形成された基板上に転写により半導体結晶層106を形成すると、製造プロセスが大きく異なる異種材料からなる電子デバイスを容易にモノリシックに形成することができるようになる。
102…半導体結晶層形成基板、103…分割基板、104…犠牲層、106…半導体結晶層、108…分割体、110…溝、112…第1表面、120…中間基板、122…第2表面、124…分割基板、126…第3表面、130…イオンビーム生成器、140…空洞、142…エッチング液、150…転写先基板、152…第4表面、160…支持体、162…中間基板。

Claims (19)

  1. 直径200mmの円またはそれより大きい任意の平面形状を有する転写先基板と、
    前記転写先基板の上に位置し、厚さが1μm以下の半導体結晶層と、を有し、
    前記半導体結晶層が複数の分割体に分割され、前記複数の分割体のそれぞれが、直径30mmの円またはそれより小さい任意の平面形状を有し、
    前記転写先基板の全体または前記分割体側に位置する部分が、非晶質体、多結晶体、または、前記分割体の単結晶構造とは格子整合もしくは擬格子整合しない単結晶構造を有する単結晶体である
    複合基板。
  2. 前記転写先基板と前記複数の分割体との間に、中間層をさらに有し、
    前記中間層が、300℃以上の耐熱性を有する
    請求項1に記載の複合基板。
  3. 前記複数の分割体のそれぞれが、1次元配列または2次元配列されている
    請求項1または請求項2に記載の複合基板。
  4. 前記複数の分割体のそれぞれが、横n列および縦m列の2次元アレイ状に配置され、
    前記2次元アレイの横列数nが10以上、縦列数mが10以上である
    請求項3に記載の複合基板。
  5. 前記複数の分割体のそれぞれが、単結晶のGe層からなり、
    前記Ge層のX線回折法による回折スペクトル半値幅が、40arcsec以下である
    請求項1から請求項4の何れか一項に記載の複合基板。
  6. 前記複数の分割体のそれぞれの平滑性が、10nm以下である
    請求項1から請求項5の何れか一項に記載の複合基板。
  7. 直径200mmの円より小さい任意の平面形状を有する半導体結晶層形成基板の上に、犠牲層および厚さが1μm以下の半導体結晶層を、前記半導体結晶層形成基板、前記犠牲層、前記半導体結晶層の順に形成するステップと、
    前記犠牲層の一部が露出するように少なくとも前記半導体結晶層をエッチングし、前記半導体結晶層を、直径30mmの円またはそれより小さい任意の平面形状を有する分割体に分割するステップと、
    前記半導体結晶層形成基板を、転写に適した大きさに整形するステップと、
    整形された前記半導体結晶層形成基板に形成された層の表面であって転写先基板または前記転写先基板に形成された層に接することとなる第1表面と、前記転写先基板または前記転写先基板に形成された層の表面であって前記第1表面に接することとなる第2表面と、が向かい合うように、前記半導体結晶層形成基板と前記転写先基板とを貼り合わせるステップと、
    前記犠牲層をエッチングし、前記半導体結晶層を前記転写先基板側に残した状態で、前記転写先基板と前記半導体結晶層形成基板とを分離するステップと、を有し、
    前記転写先基板が、直径200mmの円またはそれより大きい任意の平面形状を有する
    複合基板の製造方法。
  8. 前記整形するステップが、前記半導体結晶層形成基板を、各々が転写に適した形状を有する複数の分割基板に分割するステップである
    請求項7に記載の製造方法。
  9. 直径200mmの円より小さい任意の平面形状を有する半導体結晶層形成基板の上に、犠牲層および厚さが1μm以下の半導体結晶層を、前記半導体結晶層形成基板、前記犠牲層、前記半導体結晶層の順に形成するステップと、
    前記犠牲層の一部が露出するように少なくとも前記半導体結晶層をエッチングし、前記半導体結晶層を、直径30mmの円またはそれより小さい任意の平面形状を有する分割体に分割するステップと、
    前記半導体結晶層形成基板に形成された層の表面であって中間基板または前記中間基板に形成された層に接することとなる第1表面と、前記中間基板または前記中間基板に形成された層の表面であって前記第1表面に接することとなる第2表面と、が向かい合うように、前記半導体結晶層形成基板と前記中間基板とを貼り合わせるステップと、
    前記犠牲層をエッチングし、前記半導体結晶層を前記中間基板側に残した状態で、前記中間基板と前記半導体結晶層形成基板とを分離するステップと、
    前記中間基板を、転写に適した大きさに整形するステップと、
    整形された前記中間基板に形成された層の表面であって転写先基板または前記転写先基板に形成された層に接することとなる第3表面と、前記転写先基板または前記転写先基板に形成された層の表面であって前記第3表面に接することとなる第4表面と、が向かい合うように、前記中間基板と前記転写先基板とを貼り合わせるステップと、
    前記半導体結晶層を前記転写先基板側に残した状態で、前記転写先基板と前記中間基板とを分離するステップと、を有し、
    前記中間基板が、非可撓性基板であり、
    前記転写先基板が、直径200mmの円またはそれより大きい任意の平面形状を有する
    複合基板の製造方法。
  10. 前記整形するステップが、前記中間基板を、各々が転写に適した形状を有する複数の分割基板に分割するステップである
    請求項9に記載の製造方法。
  11. 直径200mmの円より小さい任意の平面形状を有する半導体結晶層形成基板の上に、犠牲層および厚さが1μm以下の半導体結晶層を、前記半導体結晶層形成基板、前記犠牲層、前記半導体結晶層の順に形成するステップと、
    前記犠牲層の一部が露出するように少なくとも前記半導体結晶層をエッチングし、前記半導体結晶層を、直径30mmの円またはそれより小さい任意の平面形状を有する分割体に分割するステップと、
    前記半導体結晶層形成基板に形成された層の表面であって中間基板または前記中間基板に形成された層に接することとなる第1表面と、前記中間基板または前記中間基板に形成された層の表面であって前記第1表面に接することとなる第2表面と、が向かい合うように、前記半導体結晶層形成基板と前記中間基板とを貼り合わせるステップと、
    前記犠牲層をエッチングし、前記半導体結晶層を前記中間基板側に残した状態で、前記中間基板と前記半導体結晶層形成基板とを分離するステップと、
    前記中間基板に形成された層の表面であって転写先基板または前記転写先基板に形成された層に接することとなる第3表面と、前記転写先基板または前記転写先基板に形成された層の表面であって前記第3表面に接することとなる第4表面と、が向かい合うように、前記中間基板と前記転写先基板とを貼り合わせるステップと、
    前記半導体結晶層を前記転写先基板側に残した状態で、前記転写先基板と前記中間基板とを分離するステップと、を有し、
    前記中間基板が、転写に適した大きさに整形された非可撓性基板であり、
    前記転写先基板が、直径200mmの円またはそれより大きい任意の平面形状を有し、
    前記半導体結晶層形成基板と前記中間基板とを貼り合わせるステップおよび前記中間基板と前記半導体結晶層形成基板とを分離するステップにおいて、複数の前記中間基板を一つの支持体で支持し、前記支持体で支持された前記複数の中間基板を一括してハンドリングし、
    前記中間基板と前記転写先基板とを貼り合わせるステップおよび前記転写先基板と前記中間基板とを分離するステップにおいて、前記支持体から切り離した前記中間基板を個別にハンドリングする
    複合基板の製造方法。
  12. 前記中間基板と前記転写先基板とを貼り合わせるステップの後、前記転写先基板と前記中間基板とを分離するステップの前に、
    前記中間基板と前記半導体結晶層との間に位置する層の物性、
    前記中間基板と前記半導体結晶層との接着性を支配する界面の物性、
    前記半導体結晶層と前記転写先基板との間に位置する層の物性、および、
    前記半導体結晶層と前記転写先基板との接着性を支配する界面の物性、
    から選択された1以上の物性を変化させるステップ、をさらに有する
    請求項9から請求項11の何れか一項に記載の製造方法。
  13. 前記犠牲層および前記半導体結晶層を形成するステップの後、前記分割するステップの前に、前記半導体結晶層の上に第1接着層を形成するステップをさらに有する
    請求項7から請求項12の何れか一項に記載の製造方法。
  14. 前記中間基板上に、第2接着層を形成するステップをさらに有し、
    前記第2接着層の表面が、前記第2表面である
    請求項7から請求項13の何れか一項に記載の製造方法。
  15. 前記第1表面と前記第2表面を貼り合わせる前に、前記第1表面および前記第2表面から選択された1以上の表面に、前記第1表面と前記第2表面との接合界面における接着性を強化する接着性強化処理を施すステップ、をさらに有する
    請求項7から請求項14の何れか一項に記載の製造方法。
  16. 前記第1表面と前記第2表面との接合界面が圧着されるよう、基板間に1MPa〜1GPaの圧力を加えるステップをさらに有する
    請求項15に記載の製造方法。
  17. 前記第3表面と前記第4表面を貼り合わせる前に、前記第3表面および前記第4表面から選択された1以上の表面に、前記第3表面と前記第4表面との接合界面における接着性を強化する接着性強化処理を施すステップ、をさらに有する
    請求項9から請求項16の何れか一項に記載の製造方法。
  18. 前記第3表面と前記第4表面との接合界面が圧着されるよう、基板間に1MPa〜1GPaの圧力を加えるステップをさらに有する
    請求項17に記載の製造方法。
  19. 前記犠牲層および前記半導体結晶層を形成するステップの後、前記半導体結晶層形成基板と前記中間基板とを貼り合わせるステップの前に、前記半導体結晶層の一部を活性領域とする電子デバイスを前記半導体結晶層に形成するステップをさらに有する
    請求項7から請求項18の何れか一項に記載の製造方法。
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JPWO2015111753A1 (ja) * 2014-01-27 2017-03-23 国立研究開発法人産業技術総合研究所 パッケージ形成方法及びmems用パッケージ

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