JP2014001295A - ポリスチレン系樹脂組成物及び導光板 - Google Patents

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Abstract

【課題】吸水性が低く、成形品のソリ又は寸法変化の抑制に優れ、かつ光学特性にも優れるポリスチレン系樹脂組成物、及び該ポリスチレン系樹脂組成物を成形して得られる導光板の提供。
【解決手段】ポリスチレン系樹脂、リン系酸化防止剤、フェノール系酸化防止剤及び4−t−ブチルカテコールを含むポリスチレン系樹脂組成物であって、該リン系酸化防止剤の含有量が、該ポリスチレン系樹脂100質量部に対して0.02質量部〜0.2質量部であり、該フェノール系酸化防止剤の含有量が、該ポリスチレン系樹脂100質量部に対して0.02質量部〜0.2質量部であり、そして該4−t−ブチルカテコールの含有量が、該ポリスチレン系樹脂組成物1g当たり1μg〜6μgである、ポリスチレン系樹脂組成物。
【選択図】なし

Description

本発明は、ポリスチレン系樹脂組成物に関し、より詳細には、液晶表示装置のバックライト、室内外空間の照明装置、及び看板等の背面から照明する面光源装置、等に用いる導光板を形成するためのポリスチレン系樹脂組成物に関する。
液晶表示装置のバックライトには、光源を表示装置の正面に配置する直下型と側面に配置するエッジライト型がある。導光板は、エッジライト型バックライトに用いられ、側面に配置された光源の光を正面に導く役割を果たす。エッジライト型バックライトは、テレビ、パーソナルコンピュータ用モニター(デスクトップ用、及びノートブック用)、カーナビゲーションシステム用モニター、携帯電話、PDA等、において薄型が求められる用途で使用される範囲が拡大しており、従来は直下型が大半を占めていた大画面サイズ(例えば、32インチ以上)テレビでもエッジライト型バックライトが使用される場合が増えており、エッジライト型バックライトはバックライトの主流となっている。
導光板には、メタクリル酸メチル等のアクリル樹脂が使用される場合が多いが、アクリル樹脂は吸水性が高いので、片面から吸水したときの成形品のソリ又は全面から吸水したときの成形品の寸法変化が発生するという課題があり、画面サイズが大きくなるにつれて、その課題がより顕著になる傾向がある。
一方で、ポリスチレン系樹脂は、吸水性が低い(典型的には、吸水率:0.05%、非特許文献1参照)ので、成形品のソリ又は寸法変化という課題はない。例えば、特許文献1には、アクリル系樹脂の吸水性を改良するため、スチレン系単量体と(メタ)アクリル酸系単量体とから成る共重合体を用いることが提案されている。
特開2003−075648号公報
プラスチックハンドブック、1974年(朝倉書店発行)
しかしながら、特許文献1に記載されている共重合体の効果は、アクリル系樹脂と比較して改良されているが、ポリスチレン系樹脂と比較して、十分ではない。
ポリスチレン系樹脂は、吸水性という観点では優れているが、光線透過率等の光学特性は、アクリル系樹脂と比較して、やや劣る。ポリスチレン系樹脂は、特に短い波長(500nm以下)の透過率がアクリル樹脂より低いために、光路長が長くなると、ポリスチレン系樹脂を通過した光が、薄黄色く着色する傾向にある。また、ポリスチレン系樹脂は、光源等の熱源により加熱され続ける環境に長期間暴露すると、薄黄色く着色する傾向もある。それ故に、導光板の原料として、ポリスチレン系樹脂を単独で用いることは、ほとんど無く、そしてポリスチレン系樹脂の光学特性を上げるための検討は成功していない。
したがって、本発明は、吸水性が低く、成形品のソリ又は寸法変化の抑制に優れ、かつ光学特性(具体的には光線透過率、特に短い波長の光線の透過率)にも優れるポリスチレン系樹脂組成物、及び該ポリスチレン系樹脂組成物を成形して得られる導光板を提供することを課題とする。
本発明者等は、前記課題を解決するために鋭意検討した結果、ポリスチレン系樹脂組成物から導光板を成形するときに、4−t−ブチルカテコールを、ポリスチレン系樹脂組成物1g当たり特定濃度で存在させ、そしてポリスチレン系樹脂100質量部に対して特定量のリン系酸化防止剤と特定量のフェノール系酸化防止剤とを添加することにより、前記課題を解決することを見出し、本発明を完成するに至った。すなわち、本発明は以下の通りである。
[1] ポリスチレン系樹脂、リン系酸化防止剤、フェノール系酸化防止剤及び4−t−ブチルカテコールを含むポリスチレン系樹脂組成物であって、
該リン系酸化防止剤の含有量が、該ポリスチレン系樹脂100質量部に対して0.02質量部〜0.2質量部であり、
該フェノール系酸化防止剤の含有量が、該ポリスチレン系樹脂100質量部に対して0.02質量部〜0.2質量部であり、そして
該4−t−ブチルカテコールの含有量が、該ポリスチレン系樹脂組成物1g当たり1μg〜6μgである、ポリスチレン系樹脂組成物。
[2] 紫外線吸収剤、光安定剤、該リン系酸化防止剤及び該フェノール系酸化防止剤以外の酸化防止剤、滑剤、帯電防止剤、難燃剤、染料又は顔料、蛍光増白剤、選択波長吸収剤、並びに離型剤から成る群から選択される少なくとも1つの添加剤をさらに含む、[1]に記載のポリスチレン系樹脂組成物。
[3] [1]又は[2]に記載のポリスチレン系樹脂組成物を成形して得られる導光板であって、
光路長が300mmである光線透過率において、
波長500nm〜600nmの範囲の平行光の平均透過率が83%以上であり、
波長500nm〜600nmの範囲の平行光の平均透過率に対する波長420nm〜500nmの範囲の平行光の平均透過率の比が0.92以上であり、かつ、
該波長420nm〜500nmの範囲の平行光の平均透過率に対する、80℃及び500時間の曝露処理後における波長420nm〜500nmの範囲の平行光の平均透過率の比率で定義される、平均透過率の保持率が95%以上である、導光板。
本発明は、吸水性が低く、成形品のソリ又は寸法変化の抑制と、光学特性(具体的には光線透過率、特に短い波長の光線透過率)とを両立しているポリスチレン系樹脂組成物を提供することができる。また、本発明は、該ポリスチレン系樹脂組成物を用いて、テレビ又はパーソナルコンピュータ用モニター等の液晶表示装置のバックライト、及び室内外空間の照明装置等に使用される表示装置、並びに看板等に好適な導光板を提供することもできる。
以下、本発明について詳細に説明する。
<ポリスチレン系樹脂組成物>
本発明の実施形態では、ポリスチレン系樹脂組成物は、ポリスチレン系樹脂、リン系酸化防止剤、フェノール系酸化防止剤、4−t−ブチルカテコール、及び所望により各種の添加剤を含む。
(ポリスチレン系樹脂)
ポリスチレン系樹脂は、ポリスチレン系単量体を主成分として(具体的には50質量%超で)含む樹脂である。ポリスチレン系樹脂を形成するために使用されるスチレン系単量体としては、例えば、スチレン、α−メチルスチレン、パラメチルスチレン、エチルスチレン、プロピルスチレン、ブチルスチレン、クロロスチレン、ブロモスチレン等が挙げられる。これらの中でもスチレンが好ましい。また、ポリスチレン系樹脂としては、スチレンと共重合可能なコモノマーを、スチレンと共重合することにより得られたコポリマーを使用してもよい。スチレンと共重合可能なコモノマーとしては、例えば、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸ブチル等の(メタ)アクリル酸エステル類;α−メチルスチレン、o−,m−,p−メチルスチレン、ブロモスチレン、ジブロモスチレン、クロロスチレン、ジクロロスチレン等のスチレン以外の芳香族ビニル単量体類;(メタ)アクリル酸、マレイン酸、フマル酸等の不飽和脂肪酸類;無水マレイン酸、無水イタコン酸等の不飽和ジ脂肪酸無水物類;N−フェニルマレイミド等の不飽和ジ脂肪酸イミド類等が挙げられる。これらの単量体は、1種を単独で又は2種以上を組み合わせて使用されることができる。
本発明の実施形態では、ポリスチレン系樹脂は、スチレン系単量体を含む単量体成分を熱重合するか、又は単数又は複数の有機過酸化物を重合開始剤として使用して重合することにより得ることができる。有機過酸化物の具体例としては、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)シクロヘキサン等のパーオキシケタール類;ジ−t−ブチルパーオキサイド、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン等のジアルキルパーオキサイド類;ベンゾイルパーオキサイド、m−トルオイルパーオキサイド等のジアシルパーオキサイド類;ジミリスチルパーオキシジカーボネート等のパーオキシエステル類;シクロヘキサノンパーオキサイド等のケトンパーオキサイド類;p−メンタハイドロパーオキサイド等のハイドロパーオキサイド類;2,2−ビス(4,4−ジターシャリーブチルパーオキシシクロヘキシル)プロパン、2,2−ビス(4,4−ジターシャリーアミルパーオキシシクロヘキシル)プロパン、2,2−ビス(4,4−ジターシャリーブチルパーオキシシクロヘキシル)ブタン、2,2−ビス(4,4−ジクミルパーオキシシクロヘキシル)プロパン等の多官能過酸化物類等を挙げることができる。
これらの有機過酸化物は、スチレン系単量体を含む単量体成分の重合のいずれかの工程において重合系(重合原料溶液又は重合途中の溶液)に添加される。これらの有機過酸化物は、重合原料溶液に加えられても、重合途中の溶液に必要に応じて複数回に分割して添加されてもよい。有機過酸化物の添加量は、重合原料溶液100質量部に対して、好ましくは0.0005質量部〜0.2質量部であり、より好ましくは0.01質量部〜0.1質量部、さらに好ましくは0.03質量部〜0.08質量部である。有機過酸化物の添加量が、0.0005質量部以上であると、重合開始剤添加の所望の効果を得ることができるので好ましく、一方で、0.2質量部以下であると、重合時に反応熱が余り発生しなくなり、重合の制御が容易となるため好ましい。
本発明の典型的な態様においては、スチレン系単量体の貯蔵時に、後述の4−t−ブチルカテコールを重合禁止剤として用いることが好ましい。
スチレン系単量体を含む単量体成分の重合方法としては、例えば、塊状重合、溶液重合、懸濁重合、乳化重合等が挙げられる。これらの中でも、塊状重合又は溶液重合が好ましく、さらには、連続塊状重合又は連続溶液重合が、生産性と経済性の両面で特に好ましい。即ち、スチレン系単量体を含む単量体成分、及び必要に応じてエチルベンゼン、トルエン、キシレン等の重合溶媒、ラジカル開始剤として有機過酸化物、連鎖移動剤、安定剤、流動パラフィン(ミネラルオイル)等の添加剤を混合、溶解した原料溶液を攪拌機付き反応機に供給し、スチレン系単量体を含む単量体成分の重合を行うことができる。重合温度は、ラジカル開始剤として有機過酸化物を用いた場合は、有機過酸化物の分解温度、生産性、反応機の徐熱能力、目的としているスチレン系重合体の流動性等を考慮して、既知の技術を用いて設定することができる。重合反応機を出た重合溶液は、脱気工程として、回収装置に導かれ、加熱・減圧脱揮で溶媒と未反応単量体を除去する。回収装置は、ポリスチレン系樹脂の製造で常用される装置、例えば、フラッシュタンクシステム、多段ベント付き押出機等を用いることができる。
スチレン系単量体を含む重合原料のための重合装置としては、完全混合型、プラグフロー型、循環装置を備えたプラグフロー型等の装置のいずれも好適に用いることができる。これらの中でも、組成分布の均一性から完全混合型重合装置が好ましい。
(リン系酸化防止剤及びフェノール性酸化防止剤)
リン系酸化防止剤は、分子中にリン原子を有する化合物を含む酸化防止剤である。リン系酸化防止剤は、高温下で劣化の原因となるヒドロペルオキシドを還元することで安定化するため、比較的短い波長(例えば波長420〜500nm)の光の透過率の向上に寄与し、特に薄黄色着色の低減に寄与する。リン系酸化防止剤としては、例えば、アルキルホスファイト類、アルキルアリールホスファイト類、及びアリールホスファイト類が挙げられ、工業的には、(株)ADEKA製の、アデカスタブPEP−8、アデカスタブPEP−36、アデカスタブHP−10、アデカスタブ2112等が入手可能である。これらの中でも、アデカスタブ2112が好ましい。
フェノール系酸化防止剤は、分子中にヒンダードフェノール構造を含む酸化防止剤である。フェノール系酸化防止剤は、自動酸化において発生するペルオキシラジカルを捕捉し、準安定なヒドロペルオキシドとすることで、連鎖的な劣化の進行を抑制する。さらにヒドロペルオキシドは、リン系酸化防止剤により還元されて安定化される。このことに起因して、高温曝露時の光線透過率の保持率の向上に寄与し、特に高温環境での使用時の薄黄色着色の低減に寄与する。フェノール系酸化防止剤として、工業的には、BASFジャパン(株)製の、イルガノックス1010、イルガノックス1076等が入手可能である。これらの中でも、イルガノックス1076が好ましい。また、同一分子内にフォスファイト構造も併せ持つフェノール系酸化防止剤として、住友化学(株)製スミライザーGPも好適に用いることが出来る。
ポリスチレン系樹脂組成物中のリン系酸化防止剤の含有量は、ポリスチレン系樹脂100質量部当たり、0.02質量部〜0.2質量部である。この含有量が0.02質量部以上であると、成形時等樹脂が溶融するような高温での劣化による光線透過率の低下を抑えることができ、一方で、0.2質量部以下であると、モールドデポジットが発生しなくなる点、又はコストの点で有利である。この含有量としては、0.03質量部〜0.15質量部が好ましく、0.04質量部〜0.12質量部がより好ましい。
ポリスチレン系樹脂組成物中のフェノール系酸化防止剤の含有量は、ポリスチレン系樹脂100質量部当たり、0.02質量部〜0.2質量部である。この含有量が0.02質量部以上であると、導光板として使用される環境温度(室温〜約70℃)での劣化による光線透過率の低下を抑えることができ、一方で、0.2質量部以下であると、フェノール系酸化防止剤自身が原因となる光線透過率の低下を防ぐことができる点、又はコストの点で有利である。この含有量としては、0.03質量部〜0.15質量部が好ましく、0.04質量部〜0.12質量部がより好ましい。
リン系酸化防止剤及びフェノール系酸化防止剤の両者として作用する化合物(例えば、分子内にフォスファイト構造及びヒンダードフェノール構造の両者を含む化合物、より具体的には例えば前述の住友化学(株)製スミライザーGP等)(以下、リン系−フェノール系−酸化防止剤ともいう)を用いる場合には、リン系−フェノール系−酸化防止剤の含有量にて、リン系酸化防止剤及びフェノール系酸化防止剤のそれぞれが含まれているものと考える。例えば、ポリスチレン系樹脂100質量部に対してリン系−フェノール系−酸化防止剤が0.1質量部含まれている場合には、ポリスチレン系樹脂100質量部に対して、リン系酸化防止剤0.1質量部及びフェノール系酸化防止剤0.1質量部が含まれていると考える。
なお本開示における、ポリスチレン系樹脂組成物中のリン系酸化防止剤及びフェノール系酸化防止剤の含有量は、ガスクロマトグラフィーを用いて測定する。
(4−t−ブチルカテコール)
本発明の実施形態では、4−t−ブチルカテコール(以下、「TBC」ともいう。)がポリスチレン系樹脂組成物に含まれている。ポリスチレン系樹脂組成物中のTBCは、典型的には、ポリスチレン系単量体の貯蔵時に使用したTBCが(重合工程、脱気工程で消費・除去されずに)残留しているものである。しかしTBCは、ポリスチレン系樹脂の製造後に、ポリスチレン系樹脂組成物中に含有させてもよい。また、ポリスチレン系樹脂組成物1g当たりの4−t−ブチルカテコールの濃度(以下、「TBC濃度」ともいう。)は、1μg/g〜6μg/gの範囲である。TBC濃度が、1μg/g以上であると、リン系酸化防止剤と併用することにより、ポリスチレン系樹脂とリン系酸化防止剤との併用による光線透過率の低下を抑制することができ、一方で、6μg/g以下であると、4−t−ブチルカテコール自体の着色による光線透過率の低下を防止できる。また、TBC濃度は、1μg/g〜5μg/gであることが好ましく、1.2μg/g〜3μg/gであることがより好ましい。上記の4−t−ブチルカテコール濃度はガスクロマトグラフ質量分析にて測定される値である。
ポリスチレン系樹脂を製造するときに、脱気工程では、溶媒と未反応単量体を加熱・減圧脱気等の手法を用いて除去するが、同時に重合工程で消費されなかった4−t−ブチルカテコール等も除去される。通常、脱気工程での溶媒と未反応単量体の効率的な除去のため、樹脂温度及び/又は減圧度を、樹脂の分解等が起きないレベルで高めに設定するが、本発明では、比較的低い樹脂温度と低い減圧度で、脱気工程を運転することで、所望の4−t−ブチルカテコールを樹脂中に残存させることができる。
(添加剤)
本発明の実施形態では、ポリスチレン系樹脂の製造時の、ポリスチレン系樹脂の回収工程の前後の任意の段階、又は、ポリスチレン系樹脂組成物を用いた押出加工、成形加工等を行う段階において、必要に応じて、本発明の目的を損なわない範囲で、各種の添加剤を系中に添加してもよい。好ましい態様において、ポリスチレン系樹脂組成物は、紫外線吸収剤、光安定剤、リン系酸化防止剤及びフェノール系酸化防止剤以外の酸化防止剤(例えばイオウ系等の酸化防止剤)、滑剤、帯電防止剤、難燃剤、染料又は顔料、蛍光増白剤、選択波長吸収剤並びに離型剤から成る群から選択される少なくとも1つの添加剤を含むことができる。より好ましい態様において、ポリスチレン系樹脂組成物は、紫外線吸収剤、光安定剤、及び滑剤から成る群から選択される少なくとも1つの添加剤を含むことができる。好適な添加剤のより具体的な例を以下に説明する。
導光板に適したポリスチレン系樹脂組成物は、光源から発生する紫外線による着色を防止する目的で、紫外線吸収剤及び/又は光安定剤を含むことができる。紫外線吸収剤としては、例えば、2−(5−メチル−2−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、2−[2−ヒドロキシ−3,5ビス(α,α’−ジメチルベンジル)フェニル]ベンゾトリアゾール、2−(3,5−ジ−t−アミル−2−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール等のベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−n−オクトキシベンゾフェノン等のベンゾフェノン系紫外線吸収剤、フェニルサリシレート、4−t−ブチルフェニルサリシレート等のサリチル酸系紫外線吸収剤、2−(1−アリールアルキデン)マロン酸エステル系紫外線吸収剤、オキサルアニリド系紫外線吸収剤等が挙げられる。また、光安定剤としては、例えば、ヒンダートアミン系光安定剤等が挙げられる。ヒンダートアミン系光安定剤としては、例えば、ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セパケート、N,N’−ビス(3−アミノプロピル)エチレンジアミン・2,4−ビス[N−ブチル−N−(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)アミノ]−6−クロロ−1,3,5−トリアジン縮合物等が挙げられる。紫外線吸収剤及び光安定剤は、それぞれ単独若しくは複数での使用が可能であり、その添加量は、紫外線吸収剤と光安定剤の総和として、ポリスチレン系樹脂100質量部に対して、0.02質量部〜2.0質量部であることが好ましく、0.1質量部〜1.5質量部であることがより好ましい。
リン系酸化防止剤及びフェノール系酸化防止剤以外の酸化防止剤としては、イオウ系酸化防止剤等が挙げられる。リン系酸化防止剤及びフェノール系酸化防止剤以外の酸化防止剤は、目的を損なわないで添加することが好ましい。
滑剤の例としては、流動パラフィン等の脂肪族炭化水素系滑剤等が挙げられる。滑剤の含有量は、ポリスチレン系樹脂100質量部に対して、好ましくは0.05〜5質量部である。
帯電防止剤の例としては、グリセリン脂肪酸エステル等の非イオン界面活性剤や芳香族スルホン酸ホルマリン縮合物等の高分子界面活性剤等が挙げられる。帯電防止剤の含有量は、ポリスチレン系樹脂100質量部に対して、好ましくは0.5〜25質量部、より好ましくは0.5〜15質量部である。
更に、導光板に適したポリスチレン系樹脂組成物は、離型性向上を目的に、離型剤、例えば、グリセリンモノステアレート等のグリセリン脂肪酸エステル等、ステアリン酸、ラウリン酸、オクチル酸等の脂肪酸のリチウム、マグネシウム、カルシウム、バリウム、亜鉛塩等の高級脂肪酸金属塩、ステアリルアルコール等の高級脂肪族アルコール類、ステアリン酸アミド、パルミチン酸アミド等の高級脂肪酸アミド類等を含むことができるが、その際、離型剤は、本発明の目的を損なわない範囲で用いられ、通常、ポリスチレン系樹脂100質量部に対して0.5質量部以下の濃度で用いることが好ましい。
更に、導光板に適したスチレン系樹脂組成物には、必要に応じて、蛍光増白剤、ブルーイング剤等のマスキング剤を任意に使用することが可能である。
<導光板>
本発明の実施形態では、導光板は、上述のポリスチレン系樹脂組成物を成形して得られるものである。成形の方法としては既知の方法を用いることができ、シート成形押出機で成形することによりシート状成形体を得る方法、又は圧縮成形、射出成形等により、所望の形状の成形体を得る方法等が挙げられる。
また、本発明の実施形態では、導光板1g当たり0.4μg〜5.4μgの4−t−ブチルカテコールが、導光板に含まれていることが好ましい。導光板中の4−t−ブチルカテコールの濃度は、0.4μg/g以上であると、光線透過率の低下を抑制することができるため好ましく、一方で、5.4μg/g以下であると、4−t−ブチルカテコール自体の着色による光線透過率の低下が起きないので好ましい。また、導光板中の4−t−ブチルカテコールの濃度は、0.4μg/g〜4.5μg/gであることがより好ましく、0.5μg/g〜2.7μg/gであることが更に好ましい。上記の4−t−ブチルカテコール濃度はガスクロマトグラフ質量分析にて測定される値である。
上述のポリスチレン系樹脂組成物を成形して得られた導光板は、光学特性(具体的には光線透過率、特に短い波長の光線透過率)に優れる。具体的には、導光板は、光路長300mmにおいて、波長500〜600nmの範囲の平行光の平均透過率が、好ましくは83%以上、より好ましくは84%以上、更に好ましくは85%以上である。波長500〜600nmの範囲の平行光の平均透過率が83%以上であれば、光学特性に優れ有利である。該平均透過率は高いほど好ましいが、素材の屈折率の観点から、例えば、好ましくは93%以下、より好ましくは91%以下であることができる。
また、導光板は、波長選択性(すなわち波長による光線透過率の差)に優れ、具体的には、光路長300mmにおいて、波長500nm〜600nmの範囲の平行光の平均透過率に対する波長420nm〜500nmの範囲の平行光の平均透過率の比が、好ましくは0.92以上、より好ましくは0.93以上である。上記比が0.92以上であることは、光学特性に優れる点で有利であり、特に薄黄色の着色が抑えられる点で有利である。
また、導光板は、高温処理後の光線透過率に優れ、光路長300mmにおいて、上記の波長420nm〜500nmの範囲の平行光の平均透過率に対する、80℃及び500時間の曝露処理後の波長420nm〜500nmの範囲の平行光の平均透過率の比率で定義される、平均透過率の保持率が、好ましくは95%以上、より好ましくは95.5%以上、更に好ましくは96%以上である。上記保持率が95%以上であることは、光源等の熱源により加熱され続ける環境で使用した場合にも着色(特に薄黄色の着色)が抑えられる点で有利である。
好ましい態様に係る導光板においては、光路長300mmにおいて、波長500〜600nmの範囲の平行光の平均透過率、波長500nm〜600nmの範囲の平行光の平均透過率に対する波長420nm〜500nmの範囲の平行光の平均透過率の比、及び平均透過率の上記保持率の値がいずれも上記範囲内となる。
なお本開示における光線透過率は長光路分光透過色計を用いて測定される値である。また平均透過率とは、測定波長範囲における光線透過率の数平均値を意味する。
上記で説明したとおり、光線透過率と波長選択性に優れる本発明の導光板は、テレビ又はパーソナルコンピュータ用モニター等の液晶表示装置のバックライト等に好適である。
本発明について、以下具体的に説明する。但し、本発明はこれらの実施例によって何ら限定されるものではない。
(1)4−t−ブチルカテコール(TBC)濃度の測定方法:
ペレットをクロロホルムに溶解した(50mg/mlに調整)後、BSTFA(N,O−ビス(トリメチルシリル)トリフルオロアセトアミド)を用いて、トリメチルシリル誘導体化処理を実施し、遠心分離によって分離した上澄み液をガスクロマトグラフ質量分析(GC/MS)にて測定した。濃度の決定には、予め作成した検量線を用いた。
GC/MS測定条件:
GC装置 :Agilent 6890
カラム :DB−1(0.25mm i.d.×30m)
液相厚0.25mm
カラム温度 :40℃(5min保持)→(20℃/min昇温)→
320℃(6min保持) 計25min
注入口温度 :320℃
注入法 :スプリット法(スプリット比1:5)
試料量 :2μl
MS装置 :Agilent MSD5973
イオン源温度 :230℃
インターフェイス温度:320℃
イオン化法 :電子イオン化(EI)法
測定法 :SCAN法(スキャンレンジm/z 10〜800)
(2)リン系酸化防止剤、フェノール系酸化防止剤の濃度の測定方法:
ペレットをメチルエチルケトン20mlに十分溶解した後、メタノールを5ml滴下し、約20分間攪拌した。遠心分離によって分離した上澄み液をガスクロマトグラフィー(GC)にて測定した。濃度の決定には、それぞれの酸化防止剤について、予め作成した検量線を用いた。
GC測定条件:
GC装置 :島津製作所 GC−2010
カラム :DB−1(0.25mm i.d.×30m)
液相厚0.10mm
カラム温度 :240℃(1min保持)→
(10℃/min昇温)→
320℃(5min保持) 計14min
注入口温度 :320℃
注入法 :スプリット法(スプリット比1:5)
試料量 :1μl
(3)光路長300mmの平均透過率の測定方法:
射出成型にて、300×20×4(mm)の試験片を作製し、日本電色工業(株)製長光路分光透過色計ASA−1を用いて、光路長300mmの各波長における平均透過率を測定した。
(4)曝露による平行光透過率の保持率の測定方法:
射出成型にて作製した試験片(300×20×4(mm))を用いた。試験片を、エスペック製ギアオーブンGPH−201を用いて、温度を80℃に設定した槽内で、500時間曝露した。曝露後の試験片について、日本電色工業(株)製長光路分光透過色計ASA−1を用いて、光路長300mmの各波長における平均透過率を測定した。曝露前の波長420nm〜500nmの範囲の平行光の平均透過率と曝露後の波長420nm〜500nmの範囲の平行光の平均透過率とを用いて、曝露による平行光の平均透過率の保持率を計算した。
[実施例1]
<スチレン系樹脂組成物の製造>
スチレン(TBC濃度11μg/g)83質量%とエチルベンゼン17質量%の混合液100質量部に対し、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)シクロヘキサン0.05質量部を添加した重合液を5.4リットルの完全混合型反応器に0.70リットル/Hrで連続的に仕込み、温度を105℃に調整した。得られた溶液を引き続き、攪拌器を備え3ゾーンで温度コントロール可能な3.0リットルの層流型反応器に連続的に仕込んだ。層流型反応器の温度を115℃/125℃/130℃に調整した。以上により重合体溶液を得た。
得られた重合体溶液を2段ベント付き脱揮押出機に連続的に供給し、押出機温度220℃、1段ベント及び2段ベントの真空度15torrで、未反応単量体及び溶媒を回収した後、添加剤フィード口からリン系酸化防止剤(商品名:アデカスタブ2112:AO−1)、フェノール系酸化防止剤(商品名:イルガノックス1076:AO−2)を重合体100質量部に対して、それぞれ0.05質量部、0.05質量部の濃度になるように添加して、スチレン系樹脂組成物を得た。単量体の重合率は、質量収量から75%と算出された。脱気押出機の温度を比較的低温にし、かつ減圧条件をマイルドにしたことにより、得られたスチレン系樹脂組成物中のTBC濃度は、1.5μg/gであった。
分析及び評価の結果を表1に示す。
[実施例2]
フェノール系酸化防止剤(商品名:イルガノックス1076)を重合体100質量部に対して、0.1質量部の濃度になるように添加したこと以外は、実施例1と同様の方法で、スチレン系樹脂組成物を得た。
[実施例3]
リン系酸化防止剤(商品名:アデカスタブ2112:AO−1)を重合体100質量部に対して、0.1質量部の濃度になるように添加したこと以外は、実施例1と同様の方法で、スチレン系樹脂組成物を得た。
[実施例4]
使用したスチレン中のTBC濃度が25μg/gであったこと以外は、実施例1と同様の方法で、スチレン系樹脂組成物を得た。得られたスチレン系樹脂組成物中のTBC濃度は、5.5μg/gであった。
[実施例5]
リン系酸化防止剤(商品名:スミライザーGP:AO−3)を重合体100質量部に対して、0.05質量部の濃度になるように添加したこと以外は、実施例1と同様の方法で、スチレン系樹脂組成物を得た。
[実施例6]
リン系酸化防止剤(商品名:スミライザーGP:AO−3)を重合体100質量部に対して、0.1質量部の濃度になるように添加したこと以外は、実施例1と同様の方法で、スチレン系樹脂組成物を得た。
[比較例1]
フェノール系酸化防止剤を添加しないこと以外は、実施例1と同様の方法で、スチレン系樹脂組成物を得た。
[比較例2]
リン系酸化防止剤を添加しないこと以外は、実施例1と同様の方法で、スチレン系樹脂組成物を得た。
[比較例3]
リン系酸化防止剤、フェノール系酸化防止剤の添加と同時に、TBCを重合体1g当たり8.5μg添加したこと以外は、実施例1と同様の方法で、スチレン系樹脂組成物を得た。得られたスチレン系樹脂組成物中のTBC濃度は、10μg/gであった。
[比較例4]
フェノール系酸化防止剤を重合体100質量部に対して、0.3質量部の濃度になるように添加したこと以外は、実施例1と同様の方法で、スチレン系樹脂組成物を得た。
Figure 2014001295
Figure 2014001295
表1及び表2中のリン系酸化防止剤及びフェノール系酸化防止剤は、下記の通りである:
AO−1 ADEKA製アデカスタブ2112
AO−2 BASFジャパン製イルガノックス1076
AO−3 住友化学製スミライザーGP
表1及び表2中、「加熱後の波長420〜500nm」は、80℃及び500時間の曝露後に測定した波長420〜500nmの平行光の平均透過率である。
本発明のスチレン系樹脂組成物を成形して得られる導光板は、テレビ、パーソナルコンピュータ用モニター(デスクトップ用、及びノートブック用)、カーナビゲーションシステム用モニター、携帯電話、室内外空間の照明装置等に使用される表示装置、並びに看板等の幅広い用途で好適に用いることができる。

Claims (3)

  1. ポリスチレン系樹脂、リン系酸化防止剤、フェノール系酸化防止剤及び4−t−ブチルカテコールを含むポリスチレン系樹脂組成物であって、
    該リン系酸化防止剤の含有量が、該ポリスチレン系樹脂100質量部に対して0.02質量部〜0.2質量部であり、
    該フェノール系酸化防止剤の含有量が、該ポリスチレン系樹脂100質量部に対して0.02質量部〜0.2質量部であり、そして
    該4−t−ブチルカテコールの含有量が、該ポリスチレン系樹脂組成物1g当たり1μg〜6μgである、ポリスチレン系樹脂組成物。
  2. 紫外線吸収剤、光安定剤、該リン系酸化防止剤及び該フェノール系酸化防止剤以外の酸化防止剤、滑剤、帯電防止剤、難燃剤、染料又は顔料、蛍光増白剤、選択波長吸収剤、並びに離型剤から成る群から選択される少なくとも1つの添加剤をさらに含む、請求項1に記載のポリスチレン系樹脂組成物。
  3. 請求項1又は2に記載のポリスチレン系樹脂組成物を成形して得られる導光板であって、
    光路長が300mmである光線透過率において、
    波長500nm〜600nmの範囲の平行光の平均透過率が83%以上であり、
    波長500nm〜600nmの範囲の平行光の平均透過率に対する波長420nm〜500nmの範囲の平行光の平均透過率の比が0.92以上であり、かつ、
    該波長420nm〜500nmの範囲の平行光の平均透過率に対する、80℃及び500時間の曝露処理後における波長420nm〜500nmの範囲の平行光の平均透過率の比率で定義される、平均透過率の保持率が95%以上である、導光板。
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