JP2014000795A - 液体吐出ヘッド用基板、及び液体吐出ヘッド - Google Patents

液体吐出ヘッド用基板、及び液体吐出ヘッド Download PDF

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Abstract

【課題】 保護層の溶解による液体吐出ヘッドの信頼性の低下を抑制する。
【解決手段】 液体吐出ヘッド用基板5は、基体1と、基体1の上に設けられた発熱抵抗層10及び一対の配線9と、発熱抵抗層10及び一対の配線9を覆う保護層14と、を有する。保護層14は、Si(x+y+z=100(at.%),30≦x≦59(at.%),y≧5(at.%),z≧15(at.%))で表わされる材料を含む。
【選択図】 図5

Description

本発明は、液体を吐出する液体吐出ヘッド用基板、及び液体吐出ヘッドに関する。
液体吐出ヘッドとして代表的なインクジェットヘッドを用いた記録方式の一つに、発熱素子によってインクを加熱して発泡させ、この気泡を利用してインクを吐出する方式がある。
特許文献1には、発熱素子及び発熱素子を駆動するための配線をインクから保護するための絶縁保護層として、CVD法で形成されたプラズマSiN膜などを使用することが記載されている。
特開2000−225708号公報
特許文献1に開示されるプラズマSiN膜を保護層に適用したインクジェットヘッドにおいては、従来のインクに対しては十分な保護が可能であった。しかし、近年インクジェットプリンタでの印刷における発色性、耐候性、紙への定着性などのインクの性能向上を目的としてインクの種類が多様化している。それらのインクの中にはプラズマSiNやプラズマSiOなどのような従来のインクジェットヘッド用基板に用いられてきた保護層を溶解するインクが存在する。
インクによって保護層が溶解することで、インクを吐出するためのエネルギーを発生するエネルギー発生素子や配線に、インクを介して電流が流れる可能性があり、これにより、断線を引き起こす可能性がある。あるいは、エネルギー発生素子がインク中の酸素と反応し酸化することによって断線を引き起こす可能性がある。このように、保護層の溶解によってインクジェットヘッドの信頼性を低下させてしまうことが課題となる。
なお、インクジェットヘッド用基板の保護層としては、インクに対する耐溶解性に加え、流路形成部材との密着性、電気的絶縁性、加工性といった性能を満たすことが要求される。
そこで、本発明は、流路形成部材との密着性、電気的絶縁性、加工性といった保護層として求められる性能を満たしつつ、保護層の溶解による液体吐出ヘッドの信頼性の低下を抑制できる液体吐出ヘッド基板を提供することを目的とする。
本発明の液体吐出ヘッド用基板は、基体と、前記基体の上に設けられた発熱抵抗層及び一対の配線と、前記発熱抵抗層及び前記一対の配線を覆う保護層と、を有する液体吐出ヘッド用基板において、前記保護層は、Si(x+y+z=100(at.%),30≦x≦59(at.%),y≧5(at.%),z≧15(at.%))で表わされる材料を含むことを特徴とする。
本発明によると、流路形成部材との密着性、電気的絶縁性、加工性といった保護層として求められる性能を満たしつつ、保護層の溶解による液体吐出ヘッドの信頼性の低下を抑制できる液体吐出ヘッド基板を提供することができる。
本発明に係る液体吐出ヘッドを備えるヘッドユニットと、ヘッドユニットを搭載可能な液体吐出装置の一例を示す図である。 本発明に係る液体吐出ヘッドの斜視図及び上面図である。 本発明に係る液体吐出ヘッドの断面を模式的に示す図である。 Si膜の成膜装置を模式的に示す断面図である。 本発明の実施形態に係るSi膜の組成領域及び各実験例に用いたSi膜の組成を表す三点グラフである。 本発明のその他の実施形態に係るSi膜の組成領域及び各実験例に用いたSi膜の組成を表す三点グラフである。
液体吐出ヘッドは、プリンタ、複写機、通信システムを有するファクシミリ、プリンタ部を有するワードプロセッサなどの装置、さらには各種処理装置と複合的に組み合わせた産業記録装置に搭載可能である。そして、この液体吐出ヘッドを用いることによって、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックスなど種々の被記録媒体に記録を行うことができる。
本明細書内で用いられる「記録」とは、文字や図形などの意味を持つ画像を被記録媒体に対して付与することだけでなく、パターンなどの意味を持たない画像を付与することも意味することとする。
さらに「液体」とは広く解釈されるべきものであり、記録動作に用いるインクのみならず、被記録媒体上に付与されることによって、画像、模様、パターン等の形成、被記録媒体の加工、或いはインクまたは被記録媒体の処理に供される液体を言うものとする。ここで、インクまたは被記録媒体の処理とは、例えば、被記録媒体に付与されるインク中の色材の凝固または不溶化による定着性の向上や、記録品位ないし発色性の向上、画像耐久性の向上するための処理のことを言う。さらに、本発明の液体吐出装置に用いられるような「液体」は、一般的に電解質を多く含むものであり、導電性を有している。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。なお以下の説明では,同一の機能を有する構成には図面中同一の番号を付与する。
(液体吐出装置)
図1(a)は、液体吐出装置を示す概略図である。図1(a)に示すように、リードスクリュー5004は、駆動モータ5013の正逆回転に連動して駆動力伝達ギア5011,5009を介して回転する。キャリッジHCは、リードスクリュー5004の螺旋溝5005に係合するピン(不図示)を有しており、リードスクリュー5004が回転することによって、キャリッジHCは矢印a,b方向に往復移動される。このキャリッジHCには、ヘッドユニット40が搭載されている。
(ヘッドユニット)
図1(b)は、図1(a)のような液体吐出装置に搭載可能なヘッドユニット40の斜視図である。液体吐出ヘッド41(以下、ヘッドとも称する)はフレキシブルフィルム配線基板43により、液体吐出装置と接続されるコンタクトパッド44に導通している。また、ヘッド41は、インクタンク42と接合されることで一体化されヘッドユニット40を構成している。ここで例示しているヘッドユニット40は、インクタンク42とヘッド41とが一体化されたものであるが、インクタンクを分離できる分離型とすることも出来る。
(液体吐出ヘッド)
図2(a)に本発明に係る液体吐出ヘッド41の斜視図を示す。液体吐出ヘッド41は、液体を吐出するために利用されるエネルギーを発生するエネルギー発生素子23を備えた液体吐出ヘッド用基板5と、液体吐出ヘッド用基板5の上に設けられた、流路形成部材としての流路壁部材15と、を有している。
流路壁部材15は、エポキシ樹脂等の熱硬化性の樹脂材料の硬化物で設けることができ、液体を吐出するための吐出口3と、吐出口3に連通する流路17の壁17aとを有している。液体吐出ヘッド41には、流路壁部材15の吐出口3が設けられた面の裏面が、液体吐出ヘッド用基板5に接することにより、流路17が設けられている。また、流路壁部材15に設けられた吐出口3は、液体吐出ヘッド用基板5を貫通して設けられた供給口4に沿って所定のピッチで列をなすように設けられている。
供給口4から供給された液体は流路17に運ばれ、さらにエネルギー発生素子23で発生する熱エネルギーによって液体が膜沸騰することで気泡が生じる。このときに生じる圧力により、液体が吐出口3から吐出されることで、記録動作が行われる。
液体吐出ヘッド41は、電気的接続を行うための端子22を複数備えており、液体吐出装置からこれらの端子22に、エネルギー発生素子23を駆動するためのVH電位・接地電位(GND電位)や駆動素子を制御するためのロジック信号等が送られる。
図2(b)に液体吐出ヘッド41の供給口4付近の模式的な上面図を示す。ここで、この上面図においては簡単化のため流路17の壁17aより上層の部分を省略している。また、図3は、図2(a)及び(b)のA−A’線における液体吐出ヘッド41の断面を模式的に示す図である。
図3に示すように、トランジスタ等の駆動素子(不図示)が設けられたシリコンからなる基体1の上には、基体1の一部を熱酸化して設けた熱酸化層2aと、CVD法などを用いて設けたシリコン化合物からなる層間絶縁層13とが設けられている。熱酸化層2aと層間絶縁層13との間にはトランジスタ等の駆動素子を駆動するための配線層(不図示)が設けられている。なお、後述する一部の実施形態においては、層間絶縁層13の材料としてSiで表わされる材料を用いる。層間絶縁層13はエネルギー発生素子23で発生した熱の拡散を抑制するための蓄熱層としての機能も有する。
層間絶縁層13の上に、通電されることで発熱する例えばTaSiNやWSiNなどの材料からなる発熱抵抗層10が設けられている。発熱抵抗層10に接するように、発熱抵抗層10より抵抗の低いアルミニウムなどを主成分とする材料からなる、配線層としての一対の電極9が設けられている。
電極9の上に、電極9及び発熱抵抗層10を液体から電気的あるいは化学的に保護するための保護層14が設けられている。なお、後述する実施形態においては、保護層14の材料としてSiで表わされる材料を用いる。
保護層14の上には、発泡後のキャビテーションからエネルギー発生素子23を保護するための、TaやIr等の金属材料からなる耐キャビテーション層(不図示)が単層あるいは複数層で設けられていてもよい。
保護層14の上層には、エネルギー発生素子23に液体を供給するための流路17を形成する壁17aと、液体を吐出するための吐出口3を備えた流路壁部材15が設けられている。ここで、保護層14と流路壁部材15との密着性をさらに向上させるために、保護層14と流路壁部材15との間にポリエーテルアミド樹脂等からなる密着層(不図示)が設けられていてもよい。
図4は本発明において使用したプラズマCVD装置の成膜室を模式的に示す断面図である。図4を用いて、Si膜の成膜方法の概略を以下に説明する。本発明に係るSi膜はプラズマCVD法を用いて成膜する。
まず、プラズマ放電の際の上部電極として機能するシャワーヘッド303と、下部電極として機能するサンプルステージ302の間の距離(GAP)を、サンプルステージ302の高さを調整することで決定する。また、サンプルステージ302の温度をヒータ304によって加熱することで調整する。
次に、シャワーヘッド303を介して使用する各種ガスを成膜室310に流入する。その際、各種ガスは各々に対応する配管300にそれぞれ取り付けられたマスフローコントローラー301によって流量を制御される。その後、使用するガスの導入バルブ307aを開放することでガスは配管内で混合され、シャワーヘッド303に向けて供給される。続いて、真空ポンプ(不図示)に繋がる排気口305に取り付けられた排気バルブ307bを調整し、排気量を制御することで成膜室310内の圧力を一定に保つ。その後、2周波のRF電源308aおよび308bによってシャワーヘッド303とサンプルステージ302との間にプラズマを放電する。そのプラズマ中で解離した原子がウエハ306上に堆積されていくことで成膜が行われる。
本発明に係るSi膜の成膜条件は、以下の中から適宜選択する。
SiHガス流量:20〜300sccm
NHガス流量:10〜400sccm
ガス流量:0〜10slm
CHガス流量:0.1〜5slm
HRF電力:200〜900W
LRF電力:8〜500W
圧力:310〜700Pa
温度:300℃〜450℃
これらの条件を調整し、SiH,NH,CHの各プロセスガスの流量比を変更することで、組成比の異なるSi膜を得ることができる。その結果、表1のA〜Lに示す水準のSi膜を得ることが出来た。なお、x<25の場合は、想定される成膜条件においては安定した放電ができず、膜を成膜することが出来なかった。なお、本明細書ではSi膜の各元素の含有割合を原子百分率(at.%)で示している。また、本発明において成膜されるSi膜においては、上述したCVD法の原料ガス由来の水素が含有されるが、水素含有量は考慮していない。ただし、上述の原料ガスを用いて成膜された膜には、一般的に15〜30(at.%)程度の水素が含まれており、その範囲を大きく逸脱するものでなければ水素が含まれても差し支えない。
(第1の実施形態)
本実施形態では図3に示される保護層14を形成する材料としてSiと表わされる材料を用いる。以下、本実施形態の液体吐出ヘッド41の製造工程について具体的に説明する。
まず、トランジスタ等の駆動素子の分離層として設けられる熱酸化層2aが設けられた表面と、供給口4を設ける際のマスクとなる熱酸化層2bが設けられた裏面とを有するシリコンからなる基体1を用意する。基体1の表面に、駆動素子を駆動するために外部からの電力を供給するための第一の配線層(不図示)を膜厚約200nm〜500nmで設ける。第一の配線層は、例えばアルミニウムを主成分とする材料(例えばAL−Si合金)やポリシリコンを用いて、スパッタリング法とドライエッチング法により形成することができる。第一の配線層の上に、CVD法等を用いて、膜厚約500nm〜1μmの酸化シリコンからなる層間絶縁層13を設ける。
次に、層間絶縁層13の上に膜厚約10nm〜50nmのTaSiNまたはWSiNからなる発熱抵抗層10となる材料と、一対の電極9となる膜厚約100nm〜1.5μmのアルミニウムを主成分とする第二の配線層をスパッタリング法により形成する。そして、ドライエッチング法を用いて、発熱抵抗層10と第二の配線層とを加工し、さらに第二の配線層の一部をウェットエッチング法で除去することによって、一対の電極9を設ける。発熱抵抗層10のうちの、第二の配線層を除去した部分に対応する部分、すなわち一対の電極9の間に設けられた部分が、エネルギー発生素子23として用いられる。
続いて、発熱抵抗層10と一対の電極9とを覆うように基板全面にCVD法によってSiからなる膜厚約100nm〜1μmの保護層14を設ける。ここで、本実施形態においては上記表1に示したAからLの各組成のSi膜を用いて保護層14を形成した。
その後に、外部からの電力を一対の電極9に供給するために用いるスルーホールをドライエッチング法によって形成する。以上の工程を経て液体吐出ヘッド用基板5を得る。
次に、液体吐出ヘッド用基板5の表面に、スピンコート法を用いて溶解可能な樹脂を形成し、フォトリソグラフィー技術を用いてパターニングして流路17となる部分に型材を形成する。さらに、型材の上に、スピンコート法を用いてカチオン重合型エポキシ樹脂を形成し、その後にホットプレートを用いてベークを行い硬化させることで、流路壁部材15を形成する。その後、フォトリソグラフィー技術を用いて吐出口3となる部分の流路壁部材15を除去する。次に、環化ゴム層で流路壁部材15を保護する。次に、基体1のエネルギー発生素子23が設けられた面の裏面の熱酸化膜2bを、供給口4を形成するためのマスクとなるように開口させる。
さらに、水酸化テトラメチルアンモニウム溶液(TMAH溶液)や水酸化カリウム(KOH溶液)等を用いて、基体1の裏面からウェットエッチングを行い、供給口4として設けられた貫通口を形成する。基体1として表面の結晶方位が(100)面のシリコン単結晶基板を用いることにより、アルカリ性の溶液(例えばTMAH溶液やKOH溶液)を用いた結晶異方性エッチングで供給口4を形成することができる。このような基体1では(111)面のエッチングレートが他の結晶面のエッチングレートに比べ非常に遅いため、シリコン基板表面に対して約54.7度という角度を成す供給口4を設けることが出来る。
続いて、ドライエッチング法を用いて、供給口4の形成によって露出した層間絶縁層13と保護層14を除去する。この際、バッファードフッ酸溶液(BHF溶液)等を用いたウェットエッチングで層間絶縁層13を除去し、その後に保護層14をドライエッチング法により除去する工程としても構わない。その後、環化ゴム層と型材を除去し、液体吐出ヘッド41が完成する。
以下に、表1に示したAからLまでのSi膜の性能を判断するための実験例を示す。以下の実験例では、従来使用されてきた膜としてプラズマSiN膜を水準M、プラズマSiO膜を水準Nとして併せて同様の実験を行った。
(実験例1)
第1の実施形態におけるSi膜のインクに対する耐浸食性を確認するために以下の実験を行った。まず、シリコン基板上に各Si膜を成膜した。その後、Si膜が成膜された基板を20mm×20mmの大きさとなるように割断した。その個片を、70℃に加熱した30ccのpH9程度の顔料インクの中に浸漬し72時間放置した際の溶解量を調べた。その際、基板の端面及び裏面に露出しているSiが溶解することによる影響を無くすために、基板の裏面及び側面をインクに不溶な樹脂で保護した。なお、本実験例による膜厚の測定は反射分光法を用いた光干渉式膜厚計を用いて行った。
この実験における、膜厚の変動を調べることでSi膜のインクに対する耐浸食性を確認した。結果を表2に示す。この実験における判断基準として、溶解量が1nm未満の場合を◎、1nm以上10nm未満の場合を○、10nm以上300nm未満の場合を△、300nm以上の場合を×として判定を行った。
この際の判断結果として用いた、◎は非常に効果が得られるもの、○は効果が得られるもの、△は効果が少ないもの、×は逆効果となってしまうものとした。この判断は以下の実験例の結果も同様である。
表2に示した結果から、インクに対する耐浸食性を満足するSi膜の組成範囲は、x+y+z=100(at.%),x>0,y≧5(at.%),z>0を満足する組成領域であることがわかる。特に、顔料インクを用いるときにこの組成領域の範囲内のSi膜を用いることが有効である。また、pH5〜11程度の顔料インク及び染料インクであっても上述の結果と同等の結果が得られる。
(実験例2)
第1の実施形態におけるSi膜の、流路壁部材15との密着性を確認するために以下の実験を行った。まず、上記の各実施例及び比較例によって得られた液体吐出ヘッド41を30ccのpH9程度の顔料インクの中に浸漬し、121℃、100%RHの雰囲気中でプレッシャークッカー試験(PCT試験)を10時間行う。この後に液体吐出ヘッド41の表面を顕微鏡で確認した。
この実験における、流路壁部材15の剥離を調べることでSi膜と流路壁部材15との密着性を確認した。結果を表3に示す。この実験における判断基準として、流路壁部材15の剥離が全く見られないものに関しては◎、流路壁部材15が剥離はしていないが部分的に浮きが生じているものに関しては○として判定を行った。また、流路壁部材15が剥離して部分的に消失しているものに関しては△、完全に流路壁部材15が全て消失しているものに関しては×として判定を行った。
表3に示した結果から、流路壁部材15との密着性を満足するSi膜の組成範囲は、x+y+z=100(at.%),x≧30(at.%),y>0,z>0を満足する組成領域であることがわかる。特に、顔料インクを用いるときにこの組成領域の範囲内のSi膜を用いることが有効である。また、pH5〜11程度の顔料インク及び染料インクであっても上述の結果と同等の結果が得られる。
(実験例3)
第1の実施形態におけるSi膜の電気的絶縁性を確認するために以下の実験を行った。まず、膜厚1μmのシリコン熱酸化膜が形成されたシリコン基板上に、第一の電極として用いるために、アルミニウムを主材料とする金属層を600nmの厚さで形成し、2.5mm×2.5mmの大きさとなるように加工する。その後Si膜を300nmの厚さで成膜し、さらにその上層に第二の電極として用いるためにアルミニウムを主材料とする2mm×2mmの大きさとなり、第一の電極の直上からはみ出ないように600nmの厚さで形成する。その後第一の電極との電気的な接触を取るためのスルーホールをSi膜に開口した。このようなサンプルを用いて、第一の電極と第二の電極との間に20Vの電圧を加えた際の電流量を測定した。
この実験における、電流量を測定することでSi膜の電気的絶縁性を確認した。結果を表4に示す。この実験における判断基準として電流量が、10nA未満のものに関しては◎、10nA以上500nA未満のものに関しては○、500nA以上1μA未満のものに関しては△、1μA以上のものに関しては×とした。
表4に示した結果から、電気的絶縁性を満足するSi膜の組成範囲は、x+y+z=100(at.%),x≦59(at.%),y>0,z>0を満足する組成領域であることがわかる。
(実験例4)
本発明におけるSi膜の加工性を確認するために以下の実験を行った。シリコン基板上にSi膜を成膜し、四フッ化炭素、酸素、アルゴン、三フッ化メタン(CHF)の混合ガスを用いたドライエッチングでエッチングをした際のエッチングレートを測定した。なお、この際の膜厚の測定方法に関しては実験例1と同様である。
この実験における、エッチングレートを測定することでSi膜の加工性を確認した。結果を表5に示す。この実験における判断基準は以下の通りである。エッチングレートが200nm/min以上のものに関しては◎、100nm/min以上200nm/min未満のものに関しては○、50nm/min以上100nm/min未満のものに関しては△、50nm/min未満のものに関しては×とした。
表5に示した結果から、加工性を満足するSi膜の組成範囲は、x+y+z=100(at.%),x>0,y>0,z≧15(at.%)を満足する組成領域であることがわかる。
以上の実験例1から実験例4の実験結果を表6にまとめる。総合的な判断は、各実験の結果の中で最も評価が低いものの判断を用いた。総合的な判断が○となる水準はE〜Jの各水準である。
液体吐出ヘッド用基板5の保護層14としては、以上の実験例1から実験例4に挙げた性能を備えることが求められる。それぞれの実験結果により、各性能を満足するような好ましい保護層14としてのSi膜の組成は、x+y+z=100(at.%),30≦x≦59(at.%),y≧5(at.%),z≧15(at.%)であることがわかる。その組成を三点グラフにより表現したものを図5に示す。
第1の実施形態において作成した各液体吐出ヘッド41において実際に液体の吐出を行った。その結果、表6に示したE〜Jの水準を保護層14に用いた液体吐出ヘッド41においては、保護層14の溶解による不良、流路壁部材15の剥がれ、電気的な不良が発生せず、加工性にも優れた液体吐出ヘッド41を得ることができた。
一方、A,B,Cの水準を用いた液体吐出ヘッド41に関しては、流路壁部材15の剥がれによる不良が発生した。また、D,Lの水準に関しては、保護層14を開口する工程において、膜のエッチング残りが発生したため、液体吐出ヘッド41の駆動ができなかった。Kの水準に関してはリーク電流により配線間に電流が生じたために、吐出性能が著しく悪化した。
また、M,Nのヘッドに関しては、不良は生じなかったが、保護層14及び層間絶縁層13の溶解が確認された。なお、Nのヘッドを作製する際のプラズマSiOをエッチングする工程においては、ドライエッチングでの加工が出来ない為、BHF溶液を用いたウェットエッチング法を用いた。
(第2の実施形態)
液体吐出ヘッド用基板5に設けられた供給口4をインクが流れる際に、層間絶縁層13の一部もインクに触れるため、使用するインクによっては従来層間絶縁層13として用いられてきたプラズマSiO膜が溶解する可能性がある。特に、液体吐出ヘッド用基板5の小型化のために、供給口4とエネルギー発生素子23との距離を短くすると、層間絶縁層13の溶解がエネルギー発生素子23の位置まで到達しやすくなってしまい、断線を引き起こす可能性がある。
そこで、本実施形態では、保護層14に加え、層間絶縁層13を形成する材料としてSiと表わされる材料を用いる。なお、第1の実施形態と同様の構成や製造工程については記載を省略する。
また、本実施形態においては層間絶縁層13と保護層14とで、同じ組成水準のSi膜を用いる。同じ組成水準の材料を用いたことによって、層間絶縁層13と保護層14との界面が強く結合されるため、信頼性の高い液体吐出ヘッド用基板5を提供できる。
本実施形態の液体吐出ヘッド41の製造工程は、層間絶縁層13を設ける工程において第1の実施形態と異なっている。具体的には、第一の配線層の上に、CVD法等を用いて、Siからなる膜厚約100nm〜1μmの層間絶縁層13を設ける。本実施形態においては上記表1に示したAからLの各組成のSi膜を用いて層間絶縁層13を形成した。
第2の実施形態におけるSi膜のインクに対する耐浸食性、流路壁部材15との密着性、絶縁性、加工性を、上記実験例1から4によって確認した。本実施形態におけるSi膜の必要性能は第1の実施形態で示したものと同様であり、全ての実験に関して◎あるいは○となる水準はE〜Jの各水準である。実験例1から4の結果により、第2の実施形態において好ましいSi膜の組成は、x+y+z=100(at.%),30≦x≦59(at.%),y≧5(at.%),z≧15(at.%)であることがわかる。その組成は上記第1の実施形態で得られた領域と同様であり、すなわち、図5に示した組成領域である。
第2の実施形態において作成した各液体吐出ヘッド41において実際にインクの吐出を行った。その結果、表6に示したE〜Jの水準を層間絶縁層13及び保護層14に用いた液体吐出ヘッド41においては、それらの層の溶解による不良、電気的な不良、流路壁部材15の剥がれが発生せず、加工性にも優れた液体吐出ヘッド41を得ることができた。
一方、A,B,Cの水準を用いた液体吐出ヘッド41に関しては、流路壁部材15の剥がれによる不良が発生した。また、D,Lの水準に関しては、供給口4を開口する工程において、膜のエッチング残りが発生したため、流路壁部材15の形成工程で不良が生じた。Kの水準に関してはリーク電流により配線間に電流が生じたために、ヘッド41の駆動ができなかった。
また、M,Nのヘッドに関しては、不良は生じなかったが、保護層14及び層間絶縁層13の溶解が確認された。なお、Nのヘッドを作製する際のプラズマSiOをエッチングする工程においては、ドライエッチングでの加工が出来ない為、BHF溶液を用いたウェットエッチング法を用いた。
(その他の実施形態)
本実施形態は、インクによる層間絶縁層13の溶解を低減するという課題を解決するための実施形態である。したがって、本実施形態では、層間絶縁層13を形成する材料としてSiと表わされる材料を用いるが、保護層14の材料は特に限定されない。なお、上述の実施形態と同様の構成や製造工程については記載を省略する。
本実施形態では、第一の配線層の上に、CVD法等を用いて、Siからなる膜厚約100nm〜1μmの層間絶縁層13を設ける。層間絶縁層13を形成する材料として上記表1に示したAからLの各組成のSi膜を用いて膜厚約100nm〜1μmの層間絶縁層13を形成した。
また、層間絶縁層13の上に形成した発熱抵抗層10と一対の電極9とを覆うように、基板全面にCVD法によってプラズマSiNからなる膜厚約100nm〜1μmの保護層14を設ける。
液体吐出ヘッド用基板5の層間絶縁層13としては、耐浸食性、絶縁性、加工性を備えることが求められる。そこで、本実施形態における層間絶縁層13としてのSi膜のインクに対する耐浸食性、絶縁性、加工性を上記実験例1,3,4によって確認した。本実施形態における必要性能を評価した実験結果を表7にまとめる。全ての実験に関して◎あるいは○となる水準はA,B,E〜Jの各水準である。
実験例1,3,4の結果により、本実施形態において好ましい層間絶縁層13としてのSi膜の組成は、x+y+z=100(at.%),0<x≦59(at.%),y≧5(at.%),z≧15(at.%)であることがわかる。ただし、x<25になると想定される成膜条件に関しては放電が安定してできず、膜を成膜することが出来なかった。安定して成膜できる領域を考慮すると、第2の実施形態において好ましい層間絶縁層13としてのSi膜の組成は、x+y+z=100(at.%),25≦x≦59(at.%),y≧5(at.%),z≧15(at.%)であることがわかる。その組成を三点グラフにより表現したものを図6に示す。
本実施形態において作成した各液体吐出ヘッド41において実際に液体の吐出を行った。その結果、表6に示したA,B,E〜Jの各水準を層間絶縁層13に用いた液体吐出ヘッド41においては、層間絶縁層13の溶解による不良、電気的な不良が発生せず、加工性にも優れた液体吐出ヘッド41を得ることができた。
一方、D,Lの水準に関しては、供給口4を開口する工程において、膜のエッチング残りが発生したため、流路壁部材15の形成工程で不良が生じた。Kの水準に関してはリーク電流により配線間に電流が生じたために、ヘッド41の駆動ができなかった。
また、C,M,Nのヘッドに関しては、不良は生じなかったが、保護層14及び層間絶縁層13の溶解が確認された。なお、Nのヘッドを作製する際のプラズマSiOをエッチングする工程においては、ドライエッチングでの加工が出来ないため、BHF溶液を用いたウェットエッチング法を用いた。
なお、層間絶縁層13と保護層14とを共にSiと表わされる材料を用いる場合に、それぞれの層で異なる組成水準のSi膜を用いてもよい。この場合は、保護層14の組成水準は図5に示す範囲内、層間絶縁層13の組成水準は図6に示す範囲内におけるSi膜を組み合わせて適用すればよい。
1 基体
5 液体吐出ヘッド用基板
9 電極
10 発熱抵抗層
14 絶縁保護層
23 エネルギー発生素子
41 液体吐出ヘッド

Claims (6)

  1. 基体と、
    前記基体の上に設けられた発熱抵抗層及び一対の配線と、
    前記発熱抵抗層及び前記一対の配線を覆う保護層と、
    を有する液体吐出ヘッド用基板において、
    前記保護層は、Si(x+y+z=100(at.%),30≦x≦59(at.%),y≧5(at.%),z≧15(at.%))で表わされる材料を含むことを特徴とする液体吐出ヘッド用基板。
  2. 前記一対の配線を備えた配線層と、前記基体の上に設けられた、前記配線層とは別の配線層と、前記配線層と前記別の配線層との間に設けられた絶縁層と、を有し、
    前記絶縁層は、Si(x+y+z=100(at.%),25≦x≦59(at.%),y≧5(at.%),z≧15(at.%))で表わされる材料を含むことを特徴とする請求項1に記載の液体吐出ヘッド用基板。
  3. 前記保護層と前記絶縁層とが互いに接する部分を有し、
    前記保護層と前記絶縁層との材料の組成が同じであることを特徴とする請求項2に記載の液体吐出ヘッド用基板。
  4. 前記保護層の、前記一対の配線の間に設けられた前記発熱抵抗層に対応する部分を覆うように、前記保護層とは別の保護層が設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の液体吐出ヘッド用基板。
  5. 基体と、前記基体の上に設けられた発熱抵抗層及び一対の配線と、前記発熱抵抗層及び前記一対の配線を覆う保護層と、を備えた基板と、
    前記保護層と接する部分を備え、前記部分に樹脂を含む、液体が流れる流路を形成するための流路形成部材と、
    を有する液体吐出ヘッドにおいて、
    前記保護層は、Si(x+y+z=100(at.%),30≦x≦59(at.%),y≧5(at.%),z≧15(at.%))で表わされる材料を含むことを特徴とする液体吐出ヘッド。
  6. 前記保護層は、液体が流れる流路となる部分を有することを特徴とする請求項5に記載の液体吐出ヘッド。
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