JP2006224593A - インクジェット記録ヘッドの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 CR製法のヒーターボードプロセスの低温化、低コスト化。
【解決手段】 エッチングストップ層として、プラズマCVDのSiNおよびSiON膜を用いて、ヒーターボードプロセスの低温化を図る。本件では、このプラズマCVD膜の組成および応力等の規定を行っている。
【選択図】 図4

Description

本発明は、液体に外部からエネルギーを加えることによって、所望の液体を吐出するインクジェット記録ヘッド、およびインクジェット記録ヘッドの製造方法に関する。
熱等のエネルギーをインクに与えることで、気泡の発生を促し、この体積変化を利用して吐出口からインクを吐出し、これを記録媒体上に付着させて画像形成を行うインクジェット記録方法が知られている。インクジェット方式の中で、基板に対し垂直にインクを吐出するサイドシューター型(特開平9−011479)が提案されている。
これは、シリコン基板上に酸化シリコン膜あるいは窒化シリコン膜を形成し、前記酸化シリコン膜あるいは窒化シリコン膜上にインク吐出圧発生素子を形成し、前記シリコン基板表面にインク吐出口部を形成し、前記酸化シリコン膜あるいは窒化シリコン膜形成面の裏面に開口部を設け、異方性エッチングによりインク供給口となる部分のシリコンを除去し、インク供給口部に残ったメンプレンの酸化シリコン膜あるいは窒化シリコン膜を除去する工程によって形成されていた。
特開平9−11479号公報
従来のサイドシューター型のインクジェット記録ヘッドでは、エッチングストップ層およびメンプレンを高温工程である、LPCVDや熱酸化を使って作製していた。これは、耐アルカリ性や内部応力の点で優位性があったためである。しかし、高温工程を使うことにより、それ以前の工程で使用する材料やプロセス温度が制限されたり、装置コストが高くなるという問題もあった。
上記のような問題点は、シリコン基板上にエッチングストップ層として酸化シリコン膜あるいは窒化シリコン膜を形成する工程、前記酸化シリコン膜あるいは窒化シリコン膜上にインク吐出圧発生素子を形成する工程、前記シリコン基板表面にインク吐出口部を形成する工程、前記酸化シリコン膜あるいは窒化シリコン膜形成面の裏面に開口部を設け、異方性エッチングによりインク供給口となる部分のシリコンを除去する工程、インク供給口部に残ったメンプレンの酸化シリコン膜あるいは窒化シリコン膜を除去する工程を少なくとも含むインクジェット記録ヘッドの製造方法であって、エッチングストップ層の酸化シリコン膜あるいは窒化シリコン膜またはその混合物をプラズマCVDによって形成することを特徴とするインクジェット記録ヘッドの製造方法によって解決される。
前記プラズマCVDによるエッチングストップ層には、Siが30〜50%、Oが15〜60%、Nが2〜40%を含有する膜が含まれる構成で形成されていることを特徴とするインクジェット記録ヘッドの製造方法によって解決される。
前記の組成のプラズマCVDによるエッチングストップ膜は、エッチングストップ層全体の膜厚の25%以上であることを特徴とするインクジェット記録ヘッドの製造方法によって解決される。
前記プラズマCVDによるエッチングストップ層のトータルの膜応力は、2×10exp−9dyne/cm2以下の引っ張り応力であることを特徴とするインクジェット記録ヘッドの製造方法によって解決される。
前記プラズマCVDによるエッチングストップ層のトータルの膜厚は、2000Å〜1μmであることを特徴とするインクジェット記録ヘッドの製造方法によって解決される。
前記プラズマCVDによるエッチングストップ層は、フッ素系ガスを用いたCDE(ケミカル・ドライ・エッチング)でエッチング除去できることを特徴とするインクジェット記録ヘッドの製造方法によって解決される。
(作用)
プラズマCVDによる窒化酸化シリコン膜は、成膜パラメータによって、異方性エッチング液(TMAH−テトラ・メチル・アンモニウム・ハイドライド)にもつ耐アルカリ性と、メンプレン膜に必要な低応力を両立させることが可能である。特にSi、O、Nの組成制御が両特性を実現させるもっとも重要なパラメーターである。これを、いかに示す実験の結果を反映して適切な値に制御してやると、耐アルカリ性を持ったメンプレン膜を得ることができる。
以上述べたように本発明によれば、エッチングストップ層としてのメンプレン膜にプラズマCVD法に、SiONやSiNx膜を用いることにより、低温で安価なプロセスを使って高品位な印字が可能なインクジェット記録ヘッドを提供することができる。
[実験1]
以下に、本発明に係わる実験について述べる。組成を変化させた時のプラズマCVDによるSiNまたはSiON膜の応力について調べた。
5インチΦ、厚さ625μmのシリコンウエハに、5000Åで組成をそれぞれ変化させた膜を形成し、ZYGOの干渉変位計を用いて膜変形を測り、応力を算出した。
表1は組成と応力の関係を示したものである。Oの濃度が増加していくと引っ張り応力が減少し、O濃度が55%以上では圧縮応力に転換することが判る。
[実験2]
図4は、本発明によるインクジェット記録ヘッドの製造工程の途中の部分の素子断面略図である。図5は、さらにSi基板に異方性エッチで基板下部から穴加工を施したものである。エッチングは犠牲層211までを除去する。異方性エッチのエッチャントはエッチングストップ層204で阻止され、上部の樹脂でできたノズル部206や流路形成材212はエッチャントから保護されている。このエッチングストップ層に要求されるのは、耐エッチャント性とメンプレンとしての強度である。そこで、上記の実験1で作製した膜をエッチングストップ層として取り入れたサンプルを作製し、Si基板の異方性エッチング後に、上部の樹脂層206,212などがエッチャントの浸入によってダメージを受けていないかどうか、顕微鏡によって観察した。この時、エッチングストップ層の膜厚は6000Åとした。
その結果、膜引っ張り応力が3×10exp―9dyne/cm2以上の時、エッチングストップ層に破れが生じる場合があることが判った。
[実験3]
上記の実験から表1の#2〜6を使って、膜厚だけを1000Å〜1μmまで変化させて、実験2と同様の評価を行った。その結果、膜厚が2000Å〜1μmの時、エッチング層の膜破れが発生しないことが判った。
[実験4]
実験2の#2〜6の膜を使って、膜厚を1000〜8000Åまで変化させ、その上に表1の#7の膜を9000〜2000Å堆積してトータル膜厚を1μmとしたエッチングストップ層を形成して、実験2と同様の評価を行ったところ、#2〜6の膜厚が25%以下のものでは、膜破れが発生した。
[実施態様例]
図1は本発明による実施態様例を示すインクジェット記録ヘッドのベース基板の模式図である。基板としては(100)または(110)のSiウエハが用いられる。基板の中心部にインクを裏面から供給するための貫通穴110があけられている。
図2は本発明によるインクジェット記録ヘッドの製造方法で、ベース基板上にインク加熱用のヒーター106と配線電極103,105を形成し、エッチングストップ層104として酸化シリコン、窒化シリコンまたは両者の混合物を積層したものの断面の模式図である。図3はさらに、ベース基板上に樹脂等でインクジェット記録ノズルを形成し、Si基板にノズルと逆側から異方性エッチングでエッチングストップ層まで貫通口110を形成したものの断面図である。
次に、本発明によるインクジェット記録ノズルのプロセスを図6〜18を使って順を追って説明する。
(1)基板面方位(110)または(100)のシリコン基板301(この断面図では(110)基板を使って説明する)の片面に例えばプラズマCVDで図6のようにポリシリコン、アモルファスシリコンやアルミなどの薄膜を堆積してフォトリソ技術によってインク供給口として所望のパターン303を形成する。この平面形状は、(100)基板を用いるときは、パターンは図19のように長方形に配置する。また(110)基板を用いるときは、パターンは基板に対して垂直にエッチング穴があくように、図20のように狭角が70.5度をなす平行四辺形とし、平行四辺形の長辺および短辺は(111)と等価の面に平行になるように配置する。これはエッチング犠牲層と呼ばれ、裏面からエッチングが進行してエッチャントが犠牲層に到達するとSiウエハよりエッチングレートが格段に速いので短時間にエッチングされ、犠牲層パターンに対応した開口部を開けることができるものである。
(2)基板表面上にエッチングストップ層304として、プラズマCVD法によって、Siが30〜50%、Oが15〜60%、Nが2〜40%を含有するSiON膜を堆積する。この膜厚は、望ましくは500〜10000Å、より好ましくは1000〜8000Å、最適には2000〜6000Åである。また、この膜の応力は、好ましくは−3×10exp―9dyne/cm2〜+3×10exp―9dyne/cm2で、より好ましくは−2.5×10exp―9dyne/cm2〜2.5×10exp―9dyne/cm2で、最適には−2×10exp―9dyne/cm2〜2×10exp―9dyne/cm2である。
さらに、プラズマCVD法で積層してOの含有量が10%以下のSiON膜を堆積する。この膜厚は、望ましくは500〜10000Å、より好ましくは1000〜8000Å、最適には2000〜6000Åである。また、この膜の応力は、好ましくは−3×10exp―9dyne/cm2〜+3×10exp―9dyne/cm2で、より好ましくは−2.5×10exp―9dyne/cm2〜2.5×10exp―9dyne/cm2で、最適には−2×10exp―9dyne/cm2〜2×10exp―9dyne/cm2である。
積層されたエッチングストップ膜のトータルの膜厚は、好ましくは2000Å〜1μm、さらに好ましくは3000〜9000Å、最適には4000〜8000Åである。また積層されたエッチングストップ膜のトータルの応力は、好ましくは2×10exp―9dyne/cm2以下の引っ張り応力、より好ましくは1.8×10exp―9dyne/cm2以下の引っ張り応力、最適には1.5×10exp―9dyne/cm2以下の引っ張り応力である。
それぞれの積層膜の堆積には、原料ガスとしてSiH4、NH3、N2、N2Oを用い、堆積温度は、好ましくは200〜500℃、より好ましくは250〜480℃、最適には300〜450℃である。
一方、裏面にはSiNまたはSiO2などを堆積し、同じくフォトリソ技術を使って裏面のインク供給口のパターン部分305を除去しウエハ面を露出させる。このパターンの形状は、犠牲層とは鏡像関係になるように形成する。裏面のエッチングマスク膜の製法は、プラズマCVDに限定されるものではなく、LPCVD法や常圧CVD、熱酸化法などでも良い。また、裏面のエッチングストップ膜は、犠牲層形成より以前に形成しておいても良い。
(3)インク供給口に合わせて、インク吐出圧力発生素子としてヒーター部306形成する。ヒーター材料としては、Ta、TaN、TaNSi等などの金属膜をスパッターや真空蒸着等によって堆積しパターニングする。さらに電力供給用の電極307としてAl、Mo、Ni等の金属膜を同様にして形成する。なお特に図示してはいないが、ヒーターには耐久性の向上を目的として保護膜を付けても良い。
(4)インク流路確保のために、強アルカリや有機溶剤等で溶解可能な樹脂でパターン308を形成する。このパターンは、印刷法や感光性樹脂によるパターニング等で形成する。
(5)インク流路のパターンの上に、被覆樹脂層309を形成する。この被覆樹脂層は微細パターンを形成するので感光性レジストが望ましく、さらに流路を形成した樹脂層308を除去する際のアルカリや溶剤等によって変形変質しない性質が必要である。
(6)次に流路の被覆樹脂層309をパターニングして、ヒーター部306に対応したインク吐出口310と電極の外部接続部を形成する。この後、被覆樹脂層を光や熱等によって硬化する。
(7)この基板のノズル形成面側を保護するためレジストで保護膜311を形成する。
(8)この基板をアルカリ系エッチャント(KOH、TMAH、ヒドラジン等)に浸け、(111)面が出るように異方性エッチングすると、平面形状が平行四辺形((100)基板の場合長方形)の貫通穴が形成される。
(9)エッチングストップ層304のSiN等の膜をフッ酸等の薬液または、ドライエッチ等で部分的に除去してインク供給口312を開口する。最後にインク流路形成材308を除去し、インクの流路313を確保する。
上記プロセスにおいて、基板の加工手順は特に限定されるものではなく、任意に選ぶことができる。
以下に、本発明によるインクジェット記録ヘッドの作製方法について、順を追って説明する。
図21のように、厚さ625μmで5インチΦの(100)面のSiウエハ401の上を熱酸化して、SiO2層402を14000Å形成した。次に、SiO2をパターニングして供給口開口部403を形成した。スパッターでAl膜を3000Å堆積した。フォトリソ技術によって図22のようにパターニングして犠牲層404と下層電極配線405を形成した。犠牲層の幅は120μm、長辺方向は15mmとした。
エッチングストップ層と層間絶縁膜を兼用した膜として、図23のようにプラズマCVDでSiON膜406を3000Å堆積した。さらに、プラズマCVDでSiN膜407を3000Å堆積した。
この時のそれぞれの膜の成膜条件は、SiONが、SiH4/NH3/N2O/N2=500/1000/1500/6300sccm、圧力1500mtorr、基板温度380℃、RF1700W、組成比Si/O/N=40/37/23、SiNが、SiH4/NH3/N2=500/1500/6300sccm、圧力1500mtorr、基板温度380℃、RF1700W、組成比Si/N=54/46であった。
フォトリソ技術を使い、図24のように層間絶縁膜にコンタクトホール408を形成した。
さらに、スパッターにより、TaNを500ÅとAlを3000Å連続成膜しパターニングして、上層配線409とヒーター410を形成する。
感光性樹脂としてポリメチルイソプロペニルケトン(東京応化ODUR−1010)を20μm塗布してパターニングして、図26のようにインク流路型材411を形成した。さらに表2に示した感光性樹脂層412を10μm塗布しパタ−ニングして、図28のようにインク吐出口413を形成した。
ノズル形成面側を保護するために、ゴム系レジスト(東京応化製 OBC)で保護膜414を形成した。ノズルの裏面側のSiO2をパターニングして、裏面インク供給口415を形成した。
この基板を20%のTMAH水溶液に浸漬して異方性エッチングした。エッチャント温度は83℃、エッチング時間は12時間とした。これは基板の厚み625μmをジャストエッチする時間に対して10%のオーバーエッチ時間とした
エッチングは図31のようにAlの犠牲層まで進み、エッチングストップ層406の前で止まっている。この時、エッチングストップ層に亀裂はなく、流路形成樹脂層411やノズル部412へのエッチング液の浸入は見られなかった。
次に、図32のようにエッチングストップ層のSiONとSiNをCDE法によって除去した。エッチング条件は、CF4/O2/N2=300/250/5sccm、RF800W、圧力250mtorrであった。
図33のように、乳酸メチル中で超音波を掛け樹脂411を除去して、インク流路416を形成した。最後に、図34のようにメチルイソブチルケトンに浸漬後、キシレン中で超音波を掛け保護膜414を除去してインクジェット記録ヘッドができた。
このインクジェット記録ヘッドを使って、吐出周波数10KHzで印字テストを行ったが、15mm幅全域にわたって、印字のカスレ、濃度ムラ、インクの不吐出のない高品位な印字物が得られた。
[比較例1]
以下に、本発明の比較例を説明する。
ヒーター、電極、ノズル等の構成や形成方法は実施例1と同じ構造で、エッチングストップ層と層間絶縁膜を兼用した膜を、プラズマCVDで単層のSiN膜を5000Å堆積した。この時の成膜条件は、SiH4/NH3/N2=100/500/1500sccm、圧力1500mtorr、基板温度380℃、RF1700W、組成比Si/N=56/44であった。エッチングストップ層の膜応力は、3.5×10exp―9dyne/cm2の圧縮応力であった。
これ以降の工程は全て、実施例1と同様にした。
このインクジェット記録ヘッドを使って、吐出周波数10KHzで印字テストを行ったが、インク吐出されない白抜けの部分があった。ヘッドを観察してみると、樹脂製のノズルの一部に、エッチングストップ層の亀裂が原因と思われるアルカリによる浸蝕の後が見つかった。
以下に、本発明の他の実施例を説明する。
ヒーター、電極、ノズル等の構成や形成方法は実施例1と同じ構造で、エッチングストップ層と層間絶縁膜を兼用した膜の作製条件を変更し、以下の条件とした。
まず、プラズマCVDでSiON膜を2000Å堆積した。条件を段階的に変更したSiONのミキシング層を2000Å、さらに、プラズマCVDでSiN膜を2000Å堆積した。
この時のそれぞれの膜の成膜条件は、SiONが、SiH4/NH3/N2O/N2=500/1000/1500/6300sccm、圧力1500mtorr、基板温度380℃、RF1700W、組成比Si/O/N=40/37/23であった。SiONのミキシング層は、SiH4=500、NH3=1000→1500、N2O=1000→0、N2=6300sccmのように、NH3とN2Oの流量を徐々に変更しながら、SiON層とSiN層を連続的に変化した組成でつなぐようにパラメータ制御した。さらに、SiNの条件は、SiH4/NH3/N2=500/1500/6300sccm、圧力1500mtorr、基板温度380℃、RF1700W、組成比Si/N=54/46であった。エッチングストップ層の膜応力は、1.5×10exp―9dyne/cm2の引っ張り応力であった。
これ以降の工程は全て、実施例1と同様にした。
このインクジェット記録ヘッドを使って、吐出周波数10KHzで印字テストを行ったが、15mm幅全域にわたって、印字のカスレ、濃度ムラ、インクの不吐出のない高品位な印字物が得られた。
以下に、本発明によるインクジェット記録ヘッドの他の製造方法について、順を追って説明する。
図35のように、厚さ625μm、5インチΦの(110)面のSiウエハ501の上を熱酸化して、SiO2層502を8000Å形成した。次に、SiO2をパターニングして供給口開口部503を形成した。スパッターでAl膜を3000Å堆積した。フォトリソ技術によって図36のように(犠牲層の平面形状は図50のように平行四辺形にパターニングして)犠牲層504と下層電極配線505を形成した。犠牲層の幅は120μm、長辺方向は3mmで、隣接した犠牲層間のハリに相当する部分の幅は、100μmとした。犠牲層は、ハリを挟んで15本直列に並べた。
エッチングストップ層と層間絶縁膜を兼用した膜として、図37のようにプラズマCVDでSiON膜506を3000Å堆積した。さらに、プラズマCVDでSiN膜507を3000Å堆積した。
この時のそれぞれの膜の成膜条件は、SiONが、SiH4/NH3/N2O/N2=500/500/2000/6300sccm、圧力1500mtorr、基板温度380℃、RF1700W、組成比Si/O/N=37/60/3、SiNが、SiH4/NH3/N2=160/500/2000sccm、圧力1500mtorr、基板温度380℃、RF1700W、組成比Si/N=51/49であった。
フォトリソ技術を使い、図38のように層間絶縁膜にコンタクトホール508を形成した。さらに、スパッターにより、TaNを500ÅとAlを3000Å連続成膜しパターニングして、上層配線509とヒーター510を形成する。
感光性樹脂としてポリメチルイソプロペニルケトン(東京応化ODUR−1010)を20μm塗布してパターニングして、図40のようにインク流路形成材511を形成した。さらに表1に示した感光性樹脂層512を10μm塗布しパタ−ニングして、図42のようにインク吐出口513を形成した。
ノズル形成面側を保護するために、ゴム系レジスト(東京応化製OBC)で保護膜514を形成した。ノズル形成された裏面のSiO2をパターニングして、インク供給口515を形成した。この時のパターンは、図51のように表面の犠牲層とは鏡像関係になるような平行四辺形にした。そして、表面と同様に、ハリに相当する部分の幅を120μm設けた。
次に裏面のインク供給口パターン部の平行四辺形の窓の狭角の部分に、図52のようにYAGレーザーで非貫通のエッチング先導孔516を開けた。この時の穴の径は30〜35μm、深さは550〜600μmであった。
この基板を20%のTMAH水溶液に浸漬して異方性エッチングした。エッチャント温度は83℃、エッチング時間は8時間とした。これは基板の厚み625μmのジャストエッチする時間に対して10%のオーバーエッチ時間とした。
エッチングは図46のようにAlの犠牲層まで進み、エッチングストップ層506の前で止まっている。この時、エッチングストップ層に亀裂はなく、流路形成樹脂層511やノズル部512へのエッチング液の浸入は見られなかった。
次に、図47のようにエッチングストップ層のSiONとSiNをCDE法によって除去した。エッチング条件は、CF4/O2/N2=300/250/5sccm、RF800W、圧力250mtorrであった。
図48のように、乳酸メチル中で超音波を掛け樹脂511を除去して、インク流路517を形成した。最後に、図49のようにメチルイソブチルケトンに浸漬後、キシレン中で超音波を掛け保護膜を除去してインクジェット記録ヘッドができた。
このインクジェット記録ヘッドを使って、吐出周波数10KHzで印字テストを行ったが、45mm幅全域にわたって、印字のカスレ、濃度ムラ、インクの不吐出のない高品位な印字物が得られた。
以下に、本発明の他の実施例を説明する。
ヒーター、電極、ノズル等の構成や形成方法は実施例2と同じ構造で、エッチングストップ層と層間絶縁膜を兼用した膜を、プラズマCVDでSiON膜を単層で8000Å堆積した。
この時のそれぞれの膜の成膜条件は、SiH4/NH3/N2O/N2=500/1300/1300/6000sccm、圧力1500mtorr、基板温度420℃、RF1700W、組成比Si/O/N=42/31/27であった。
エッチングストップ層の膜応力は、1.9×10exp―9dyne/cm2の引っ張り応力であった。
これ以降の工程は全て、実施例1と同様にした。
このインクジェット記録ヘッドを使って、吐出周波数10KHzで印字テストを行ったが、45mm幅全域にわたって、印字のカスレ、濃度ムラ、インクの不吐出のない高品位な印字物が得られた。
以下に、本発明による他の実施例について説明する。
図53のように、厚さ625μmで5インチΦの(100)面のSiウエハ601の上を熱酸化して、SiO2層602を14000Å形成した。次に、SiO2をパターニングして供給口開口部を形成した。スパッターでAl膜を3000Å堆積した。フォトリソ技術によって図54のようにパターニングして犠牲層603と下層電極配線604を形成した。犠牲層の幅は160μm、長辺方向は20mmとした。
次に、エッチングストップ層として、図55のようにプラズマCVDでSiON膜605を3000Å堆積した。さらに、プラズマCVDでSiN膜606を3000Å堆積した。
この時のそれぞれの膜の成膜条件は、SiONが、SiH4/NH3/N2O/N2=500/1000/1500/6300sccm、圧力1500mtorr、基板温度380℃、RF1700W、組成比Si/O/N=40/37/23、SiNが、SiH4/NH3/N2=500/1500/6300sccm、圧力1500mtorr、基板温度380℃、RF1700W、組成比Si/N=54/46であった。
フォトリソ技術を使い、図55のように犠牲層603の周囲を覆うようにパターニングした後、層間絶縁膜607としてSiONを15000Å成膜した。この時の成膜パラメーターは、SiH4/N2O/N2=250/1200/4000sccm、圧力1500mtorr、基板温度400℃、RF1700W、組成比Si/O/N=37/61/2であった。
この後は、図56のように層間絶縁膜にコンタクトホール608を形成し、TaSiN(組成比44/43/13)を500ÅとAlを3000Å連続成膜してパターニングして、図57のようにヒーター609と上部配線610を形成した。以後は実施例1と同様の工程を流した。
このインクジェット記録ヘッドを使って、吐出周波数10KHzで印字テストを行ったが、20mm幅全域にわたって、印字のカスレ、濃度ムラ、インクの不吐出のない高品位な印字物が得られた。
以下に、本発明による他の実施例について説明する。
実施例5のエッチングストップ層の膜を、組成はそのままで膜厚をSiONは2500Å、SiNは7500Åとした。それ以外は、実施例5と同様の工程でインクジェット記録ヘッドを形成したところ、途中工程でエッチングストップ層の膜に破れは発生しなかった。
このインクジェット記録ヘッドを使って、吐出周波数10KHzで印字テストを行ったが、20mm幅全域にわたって、印字のカスレ、濃度ムラ、インクの不吐出のない高品位な印字物が得られた。
Figure 2006224593
Figure 2006224593
本発明によるインクジェット記録ヘッドの基板を示す概略図。 本発明によるインクジェット記録ヘッドのベース基板を示す概略図。 本発明によるインクジェット記録ヘッドの製造工程途中の基板断面を示す概略図。 本発明によるインクジェット記録ヘッドの製造工程途中の基板断面を示す概略図。 本発明によるインクジェット記録ヘッドの製造工程途中の基板断面を示す概略図。 本発明によるインクジェット記録ヘッドの製造工程フローを示す図。 本発明によるインクジェット記録ヘッドの製造工程フローを示す図。 本発明によるインクジェット記録ヘッドの製造工程フローを示す図。 本発明によるインクジェット記録ヘッドの製造工程フローを示す図。 本発明によるインクジェット記録ヘッドの製造工程フローを示す図。 本発明によるインクジェット記録ヘッドの製造工程フローを示す図。 本発明によるインクジェット記録ヘッドの製造工程フローを示す図。 本発明によるインクジェット記録ヘッドの製造工程フローを示す図。 本発明によるインクジェット記録ヘッドの製造工程フローを示す図。 本発明によるインクジェット記録ヘッドの製造工程フローを示す図。 本発明によるインクジェット記録ヘッドの製造工程フローを示す図。 本発明によるインクジェット記録ヘッドの製造工程フローを示す図。 本発明によるインクジェット記録ヘッドの製造工程フローを示す図。 本発明によるインクジェット記録ヘッドの製造工程フローを示す図。 本発明によるインクジェット記録ヘッドの製造工程フローを示す図。 本発明によるインクジェット記録ヘッドの製造工程フローを示す図。 本発明によるインクジェット記録ヘッドの製造工程フローを示す図。 本発明によるインクジェット記録ヘッドの製造工程フローを示す図。 本発明によるインクジェット記録ヘッドの製造工程フローを示す図。 本発明によるインクジェット記録ヘッドの製造工程フローを示す図。 本発明によるインクジェット記録ヘッドの製造工程フローを示す図。 本発明によるインクジェット記録ヘッドの製造工程フローを示す図。 本発明によるインクジェット記録ヘッドの製造工程フローを示す図。 本発明によるインクジェット記録ヘッドの製造工程フローを示す図。 本発明によるインクジェット記録ヘッドの製造工程フローを示す図。 本発明によるインクジェット記録ヘッドの製造工程フローを示す図。 本発明によるインクジェット記録ヘッドの製造工程フローを示す図。 本発明によるインクジェット記録ヘッドの製造工程フローを示す図。 本発明によるインクジェット記録ヘッドの製造工程フローを示す図。 本発明によるインクジェット記録ヘッドの製造工程フローを示す図。 本発明によるインクジェット記録ヘッドの製造工程フローを示す図。 本発明によるインクジェット記録ヘッドの製造工程フローを示す図。 本発明によるインクジェット記録ヘッドの製造工程フローを示す図。 本発明によるインクジェット記録ヘッドの製造工程フローを示す図。 本発明によるインクジェット記録ヘッドの製造工程フローを示す図。 本発明によるインクジェット記録ヘッドの製造工程フローを示す図。 本発明によるインクジェット記録ヘッドの製造工程フローを示す図。 本発明によるインクジェット記録ヘッドの製造工程フローを示す図。 本発明によるインクジェット記録ヘッドの製造工程フローを示す図。 本発明によるインクジェット記録ヘッドの製造工程フローを示す図。 本発明によるインクジェット記録ヘッドの製造工程フローを示す図。 本発明によるインクジェット記録ヘッドの製造工程フローを示す図。 本発明によるインクジェット記録ヘッドの製造工程フローを示す図。 本発明によるインクジェット記録ヘッドの製造工程フローを示す図。 本発明によるインクジェット記録ヘッドの製造工程フローを示す図。 本発明によるインクジェット記録ヘッドの製造工程フローを示す図。 本発明によるインクジェット記録ヘッドの製造工程フローを示す図。 本発明によるインクジェット記録ヘッドの製造工程フローを示す図。 本発明によるインクジェット記録ヘッドの製造工程フローを示す図。 本発明によるインクジェット記録ヘッドの製造工程フローを示す図。 本発明によるインクジェット記録ヘッドの製造工程フローを示す図。 本発明によるインクジェット記録ヘッドの製造工程フローを示す図。
符号の説明
101 Si基板
102 絶縁膜
103 下層電極
104 層間絶縁膜
105 上層電極
106 ヒーター
107 ノズル形成樹脂
108 インク吐出口
109 絶縁膜
110 インク流路
111 エッチング犠牲層
201 Si基板
202 SiO2
203 Al配線電極
204 エッチングストップ層
205 ヒーター
206 ノズル形成樹脂
207 インク吐出口
208 エッチング保護膜
209 SiO2
210 裏面Si開口部
211 犠牲層
212 流路形成樹脂
301 シリコンウエハ基板
302 犠牲層膜
303 犠牲層
304 エッチングストップ層
305 インク供給口パターン
306 ヒーター
307 電極
308 インク流路形成部材
309 ノズル形成樹脂
310 吐出口
311 エッチング保護膜
312 インク供給口
313 インク流路
401 Si基板
402 SiO2
403 供給口開口部
404 犠牲層
405 下層配線電極
406 SiON膜
407 SiN膜
408 コンタクトホール
409 上層配線
410 ヒーター
411 インク流路形成材
412 ノズル形成材
413 吐出口
414 保護膜
415 裏面供給口
416 インク流路
501 Si基板
502 SiO2
503 供給口開口部
504 犠牲層
505 下層配線電極
506 SiON膜
507 SiN膜
508 コンタクトホール
509 上層配線
510 ヒーター
511 インク流路形成材
512 ノズル形成材
513 吐出口
514 保護膜
515 裏面供給口
516 エッチング先導孔
517 インク流路
601 Si基板
602 SiO2
603 犠牲層
604 下層配線電極
605 SiON膜
606 SiN膜
607 層間絶縁膜
608 コンタクトホール
609 ヒーター
610 上層配線

Claims (6)

  1. シリコン基板上にエッチングストップ層として酸化シリコン膜あるいは窒化シリコン膜を形成する工程、前記酸化シリコン膜あるいは窒化シリコン膜上にインク吐出圧発生素子を形成する工程、前記シリコン基板表面にインク吐出口部を形成する工程、前記酸化シリコン膜あるいは窒化シリコン膜形成面の裏面に開口部を設け、異方性エッチングによりインク供給口となる部分のシリコンを除去する工程、インク供給口部に残ったメンプレンの酸化シリコン膜あるいは窒化シリコン膜を除去する工程を少なくとも含むインクジェット記録ヘッドの製造方法であって、エッチングストップ層の酸化シリコン膜あるいは窒化シリコン膜またはその混合物をプラズマCVDによって形成することを特徴とするインクジェット記録ヘッドの製造方法。
  2. 前記プラズマCVDによるエッチングストップ層には、Siが30〜50%、Oが15〜60%、Nが2〜40%を含有する膜が含まれる構成で形成されていることを特徴とするインクジェット記録ヘッドの製造方法。
  3. 前記の組成のプラズマCVDによるエッチングストップ膜は、エッチングストップ層全体の膜厚の25%以上であることを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録ヘッドの製造方法。
  4. 前記プラズマCVDによるエッチングストップ層のトータルの膜応力は、3×10exp−9dyne/cm2以下の引っ張り応力であることを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録ヘッドの製造方法。
  5. 前記プラズマCVDによるエッチングストップ層のトータルの膜厚は、2000Å〜1μmであることを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録ヘッドの製造方法。
  6. 前記プラズマCVDによるエッチングストップ層は、フッ素系ガスを用いたCDE(ケミカル・ドライ・エッチング)でエッチング除去できることを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録ヘッドの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020013921A (ja) * 2018-07-19 2020-01-23 株式会社日立ハイテクノロジーズ 磁気トンネル接合素子、それを用いた磁気メモリおよび磁気トンネル接合素子の製造方法

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