JP2014000704A - 液滴吐出ヘッドのクリーニング装置、クリーニング方法および液滴吐出装置 - Google Patents

液滴吐出ヘッドのクリーニング装置、クリーニング方法および液滴吐出装置 Download PDF

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Abstract

【課題】装置を複雑化することなく、湿潤状態の払拭部材と乾燥状態の払拭部材による連続した払拭を効率よく実現可能な液滴吐出ヘッドのクリーニング装置を提供する。
【解決手段】液滴を吐出するノズル22が設けられた液滴吐出ヘッド20のノズル面21を払拭して清掃するクリーニング装置11であって、ノズル面21を払拭する帯状の払拭部材10と、払拭部材10をノズル面21に押圧当接させる押圧部材12と、払拭部材10をノズル面21に沿って長手方向に移動させる移動手段と、払拭部材10に含浸させる洗浄液を供給する洗浄液供給部材13と、洗浄液供給部材13に洗浄液を送る送液手段14とを少なくとも備え、洗浄液供給部材13が、払拭部材10のノズル面21と当接しない面と対向して配置される液滴吐出ヘッドのクリーニング装置である。
【選択図】図2

Description

本発明は、液滴吐出ヘッドのクリーニング装置、クリーニング方法および液滴吐出装置に関する。
インク滴を吐出させて画像を記録するインクジェット方式の画像形成装置のように、液滴を吐出させて描画を行う液滴吐出装置では、液滴吐出ヘッドから液滴を吐出させ、被記録媒体上に着弾させる。
液滴吐出ヘッドを備える装置において連続して描画が行われると、液滴を吐出するノズルで詰まりが生じたり、ノズル面に液滴や異物が付着したり、これらが堆積・固化したりすることにより、液滴の不吐出や吐出曲がりなどの原因となることがある。
液滴の吐出不良の発生を防止するために、定期的にノズル面に付着した汚れを除去することが必要となる。これに対し、ゴム製のブレードや吸収性を有するシート状やテープ状の払拭部材を用いてノズル面を拭き取るクリーニング方法、クリーニング装置が提案されている(例えば、特許文献1〜5参照)。
シート状やテープ状の払拭部材はローラにかけまわされ、例えば、供給ローラに巻かれた状態から送り出され、ノズル面に押圧されて払拭を行った後、払拭に用いられた領域が回収ローラにより巻き取られる機構が知られている。
特許文献1には、ノズル面の清掃手段として布テープを用いた画像形成装置が記載されている。該布テープは、記録ヘッドのノズル面に押圧され、押圧が解除された後、所定量巻き取られる。
特許文献2には、吸収シートがノズル面に均一に押圧できるように支持する弾性部材を備えたクリーニングユニットが記載されており、特許文献3には、払拭部材をノズル面に押圧する部材に吸引穴を設け、吸引しながら払拭清掃させることにより払拭跡や拭き残しを防止するクリーニング方法が記載されている。
また、特許文献4には、ノズル面の液体を払拭除去する払拭部材と、払拭部材により拭き取られた液を回収する回収部と、これらを収納する収納部材を有するクリーナーカートリッジが記載されている。
さらに、特許文献5には、ノズル面を拭き取る際に、ノズル面へのダメージを与えないように、インク吸収部材を支持するシート状可撓性部材が、ノズル面側に凸となるように撓ませた状態で支持するとともに、形状が可変となるように支持位置を移動可能に構成されたワイプユニットが記載されており、インク吸収部材にクリーニング液を供給する態様も記載されている。
従来のクリーニング装置やクリーニング方法において、除去する対象が乾燥の速いインクである場合、インクがノズル面に固着するなどして十分に除去できないことがある。そこで、特許文献5に記載された方法のように、払拭部材にクリーニング液を供給し、湿潤状態で払拭を行うことにより、固着したインク乾燥物を軟化ないし溶解させて除去することができ、クリーニング効果を高めることができると考えられる。
しかしながら、洗浄液を供給して湿潤状態とした払拭部材によりノズル面の払拭を行うと、払拭後のノズル面に洗浄液が残ってしまうことがある。このような場合、残った洗浄液を除去するために、さらにクリーニング動作を行う必要が生じる。
例えば、湿潤状態の払拭部材でノズル面の払拭を行った後、ノズル面に残った洗浄液の除去を行うために乾燥状態の払拭部材で再度払拭を行う方法が考えられるが、従来の装置でこれを実現するためには、装置の複雑化や、工程の煩雑化による作業効率の低下が避けられないという問題がある。機構を複雑化させることなく、湿潤状態の払拭部材と乾燥状態の払拭部材による連続した払拭を効率よく実現するための装置、特に同一の払拭部材により湿潤状態の払拭部材と乾燥状態の払拭部材による連続した払拭を実施可能な装置が求められているのが現状である。
そこで、本発明は上記課題を鑑み、装置を複雑化することなく、湿潤状態の払拭部材と乾燥状態の払拭部材による連続した払拭を効率よく実現可能な液滴吐出ヘッドのクリーニング装置、クリーニング方法および液滴吐出装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る液滴吐出ヘッドのクリーニング装置は、液滴を吐出するノズルが設けられた液滴吐出ヘッドのノズル面を払拭して清掃するクリーニング装置において、前記ノズル面を払拭する帯状の払拭部材と、前記払拭部材を前記ノズル面に押圧当接させる押圧部材と、前記払拭部材を前記ノズル面に沿って長手方向に移動させる移動手段と、前記払拭部材に含浸させる洗浄液を供給する洗浄液供給部材と、前記洗浄液供給部材に前記洗浄液を送る送液手段とを少なくとも備え、前記洗浄液供給部材が、前記払拭部材の前記ノズル面と当接しない面と対向して配置されることを特徴とする液滴吐出ヘッドのクリーニング装置である。
本発明によれば、装置を複雑化することなく、湿潤状態の払拭部材と乾燥状態の払拭部材による連続した払拭を効率よく実現することができる。
液滴吐出ヘッドクリーニング装置の一実施形態に係る側面の模式図である。 液滴吐出ヘッドクリーニング装置の一実施形態に係る上面の模式図である。 洗浄液供給部材の供給部の模式図である。 液滴吐出ヘッドクリーニング方法の一実施形態に係るフローチャートである。 液滴吐出ヘッドクリーニング方法の一実施形態に係るフローチャートである。 液滴吐出装置の一実施形態に係る概略構成を示す斜視図である。 液滴吐出装置の一実施形態に係る概略構成を示す断面図である。
以下、本発明に係る液滴吐出ヘッドクリーニング装置及びクリーニング方法について図面を参照して説明する。なお、本発明は以下に示す実施例の実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態、追加、修正、削除など、当業者が想到することができる範囲内で変更することができ、いずれの態様においても本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
〔液滴吐出ヘッドクリーニング装置〕
本実施形態に係る液滴吐出ヘッドクリーニング装置の概略構成の側面図を図1(A)及び(B)に、上面図を図2に示す。液滴ヘッドクリーニング装置は、液滴を吐出するノズル22が設けられた液滴吐出ヘッド20のノズル面21を払拭して清掃するクリーニング装置であって、ノズル面21を払拭する帯状の払拭部材10と、払拭部材10をノズル面21に押圧当接させる押圧部材12と、払拭部材10をノズル面21に沿って長手方向に移動させる移動手段と、払拭部材10に含浸させる洗浄液を供給する洗浄液供給部材13と、洗浄液供給部材13に洗浄液を送る送液手段14とを少なくとも備え、洗浄液供給部材13が、払拭部材10のノズル面21と当接しない面と対向して配置される。
図1及び図2に示すように、払拭部材10は、供給ローラ17、押圧部材12、回収ローラ18にかけまわされる帯状の部材である。押圧部材12は、図1(A)に示す矢印の方向に上下移動することにより、払拭部材10をノズル面21に対して図1(B)に示すように当接させたり、また離間させたりする。押圧部材12は、弾性を有する部材であることが好ましい。押圧部材12が弾性を有することにより、払拭部材10がノズル面12に当接したときに印加される圧力を調整することができる。
前記移動手段としては、図示しない駆動装置により駆動されて回転し、払拭部材10を長手方向に送り出す供給ローラ17と、送り出された払拭部材10の巻き取りを行う回収ローラ18とを備える。このような構成とすることにより、払拭部材10の交換を容易に行うことができる。図1(B)に示すように、払拭部材10をノズル面21に押圧当接させた状態で供給ローラ17及び回収ローラ18を矢印で示す方向に回転させることにより、払拭部材10をノズル面21に対して摺動させることができる。
図2に示すように、払拭部材10は、矢印で示す移動の方向が、複数のノズル22が配列されたノズル列の長手方向と直交するように配置されることが好ましい。払拭部材10の移動方向を、ノズル列の長手方向と平行になるように配置した場合には、長手方向の同一列上の複数のノズル22を払拭部材10の同じ領域で払拭することとなり、新たな汚染が拡大してしまう可能性があるためである。
払拭部材10としては、吸収性を有し、少なくとも払拭対象の物質(インク等)及び供給される洗浄液に対する耐薬品性を有するとともに、毛羽立ちや発塵を生じないシート状の材料からなることが好ましく、例えば、不織布、布、フィルム、紙などが挙げられる。
洗浄液供給部材13は、送液手段(送液チューブ)14により、洗浄液を送り出す図示しない送液部と連通しており、払拭部材10に対し洗浄液を供給し、払拭部材10を湿潤させる。洗浄液供給部材13は、払拭部材10のノズル面21と当接しない面に対向して配置されたるため、液滴吐出ヘッド20の移動や、クリーニング装置を構成する各種部材の動作の障害となることがなく、装置の複雑化も回避することができる。
また、同一の払拭部材10を使用しつつ、湿潤領域と乾燥領域とを単純な機構で切り替えて使いわけることができ、湿潤状態の払拭部材による払拭に続けて、乾燥状態の払拭部材による払拭を効率よく実現することができる。
図1(B)に示すように、押圧手段12が上昇して払拭部材10がヘッドに当接する位置にある場合、洗浄液供給部材13は払拭部材10と近接ないし当接した位置から前記洗浄液を供給し、払拭部材10に湿潤領域を形成する。
洗浄液供給部材13は、払拭部材10に前記洗浄液を供給する供給部を有し、該供給部は、前記洗浄液を噴出する孔部が複数配置された構造である。供給部の構造を図3に示す。図3に示すように、洗浄液供給部13は一端が送液手段14と連通し、他端が閉じた管状の部材であり、供給部15は閉じた端側に形成されている。供給部15は、複数の孔部16が一列形成された構造である。このように複数の孔部16を設けることにより、効率よく前記洗浄液を供給し、払拭部材10を湿潤させることができる。
孔部16は払拭部材10に対向して形成されており、送液手段14から洗浄液が圧送されることにより供給部15が加圧され、孔部16から前記洗浄液が噴出する。払拭部材10に供給された前記洗浄液は、毛細管現象により拡散して払拭部材10上に湿潤領域を形成する。前記供給部の加圧を制御し、前記洗浄液の供給量を制御することにより、払拭部材10に形成される湿潤領域の面積を調整することができる。
前記洗浄液としては、例えば、低級アルコール、及び低級アルコールを溶媒とする溶液等が挙げられる。低級アルコール又は低級アルコールを溶媒とする溶液は、インク等の乾燥物の溶解性が良好であり、かつ揮発性が高いため、前記洗浄液として使用することにより高い洗浄効果が得られるとともにノズル面に残存しにくく、十分なクリーニング効果が得られる。
〔液滴吐出ヘッドクリーニング方法〕
本発明に係る液滴吐出ヘッドのクリーニング方法は、液滴を吐出するノズルが設けられた液滴吐出ヘッド20のノズル面21に、帯状の払拭部材10を押圧当接させてノズル面21を払拭して清掃するクリーニング方法であって、払拭部材10に、ノズル面21と当接しない面に対向して配置された洗浄液供給部材13から洗浄液を供給し、払拭部材10に湿潤状態の領域を形成し、該湿潤状態の払拭部材10によりノズル面21を払拭した後、前記湿潤状態の領域を長手方向に移動させ、前記洗浄液を含まない乾燥状態の払拭部材10によりノズル面21を払拭する。
ノズル面21と当接しない面に対向して配置された洗浄液供給部材13から洗浄液を供給することにより、洗浄液供給部材13は、払拭部材10のノズル面21と当接しない面に対向して配置されたるため、液滴吐出ヘッド20の移動や、クリーニング装置を構成する各種部材の動作の障害となることがない。
さらに、同一の払拭部材10を使用しつつ、湿潤領域と乾燥領域とを単純な機構で切り替えて使いわけることができ、湿潤状態の払拭部材による払拭に続けて、乾燥状態の払拭部材による払拭を効率よく実現することができる。
液滴吐出ヘッドクリーニング方法の一実施形態に係るフローチャートを図4に示す。図4にしたがって、クリーニングの動作手順を説明する。クリーニング開始時、まず、液滴吐出ヘッド20(ノズル面21)を、所定の位置、具体的には液滴吐出ヘッドクリーニング装置11が配置されたクリーニングを実施可能な位置に移動させる(S001)。
押圧部材12を上昇させるとともに、払拭部材10にかかる張力を緩和するために供給ローラ17を回転させて払拭部材10を送り出す(S002)。押圧部材12は、払拭部材10がノズル面21に当接するまで押圧する。
洗浄液供給部材13の供給部15を加圧することにより、払拭部材10へ前記洗浄液を供給し(S003)、払拭部材10に所望の湿潤領域が形成されるまで供給部15への加圧を続け、洗浄液を噴出させる(S004、S005)。
図1に示したように、洗浄液供給部材13は、ノズル面21と近接した位置に配置されているため、払拭部材10のノズル面と対向する領域を効率よく前記洗浄液で湿潤させることができる。
次いで、供給ローラ17及び回収ローラ18を同時に回転させ、払拭部材10を図2に矢印で示す方向へ送り出し、押圧部材12による押圧を受けた状態でノズル面21に対し摺動させて払拭を行う(S006)。
払拭部材10の湿潤領域によるノズル面21摺動が完了するまで、供給ローラ17及び回収ローラ18の回転を続け、摺動が完了すれば回転を停止させる(S007、S008)。
押圧部材12を下降させるとともに、払拭部材10に生じるたわみを解消するために回収ローラ18を回転させて払拭部材10を巻き取る(S009)。この図4(A)で示すステップS002からS009までが、湿潤状態の払拭部材10によるノズル面21の払拭動作(ウェットなワイプ)である。
続いて、払拭を行った湿潤状態の領域を回収するために、供給ローラ17及び回収ローラ18を同時に回転させ、払拭部材10を図2に矢印で示す方向へ送り出し(S010)、払拭部材10の乾燥状態の領域がノズル面21に対向するまで移動させる(S011、S012)。
押圧部材12を上昇させるとともに、払拭部材10にかかる張力を緩和するために供給ローラ17を回転させて払拭部材10を送り出す(S013)。押圧部材12は、払拭部材10がノズル面21に当接するまで押圧する。
次いで、供給ローラ17及び回収ローラ18を同時に回転させ、払拭部材10を図2に矢印で示す方向へ送り出し、押圧部材12による押圧を受けた状態でノズル面21に対し摺動させて払拭を行う(S014)。
払拭部材10の乾燥領域によるノズル面21摺動が完了するまで、供給ローラ17及び回収ローラ18の回転を続け、摺動が完了すれば回転を停止させる(S015、S016)。
押圧部材12を下降させるとともに、払拭部材10に生じるたわみを解消するために回収ローラ18を回転させて払拭部材10を巻き取る(S017)。この図4(B)で示すステップS013からS017までが、乾燥状態の払拭部材10によるノズル面21の払拭動作(ドライなワイプ)である。
続いて、払拭を行った領域を回収するために、供給ローラ17及び回収ローラ18を同時に回転させ、払拭部材10を図2に矢印で示す方向へ送り出し(S018)、回収が完了すれば回転を停止させ(S019、S020)、クリーニング動作を終了する。
なお、払拭部材10に前記洗浄液を供給するタイミングは、図4に示したフローチャートでは、押圧部材12により押圧された払拭部材10がノズル面21に当接した後としているが、これに限定されず、払拭部材10に前記洗浄液を供給して湿潤領域を形成した後に、当該湿潤領域を押圧部材12により押圧してノズル面21に当接させてもよい。
上記の図4に示したフローチャートでは、払拭部材10をノズル面21に対し押圧当接した状態で移動させることにより、ノズル面を摺動して払拭を行う態様を示しているが、これに限定されず、例えば、摺動を行わず、ノズル面21に対し払拭部材10を押圧当接させるだけの動作で、ノズル面21の汚れを吸着・吸収させてクリーニングを行ってもよい。湿潤状態での払拭及び乾燥状態での払拭のいずれか一方の動作を押圧当接させるだけの動作としてもよく、いずれも押圧当接させるだけの動作としてもよい。ノズル面21を摺動する方法は、クリーニング効果は高いが、ノズル面21に施された撥水処理を劣化させたり、傷つけたりする場合がある。そこで、摺動を行わずにクリーニングを行うことにより、ノズル面21の劣化を抑制することができる。(なお、ノズル面21に対する摺動を行わない態様においても、払拭部材10がノズル面21に押圧当接して汚れを除去することを払拭という。)
液滴吐出ヘッドクリーニング方法の他の実施形態に係るフローチャートを図5に示す。
クリーニング開始時、まず、液滴吐出ヘッド20(ノズル面21)を、所定の位置、具体的には液滴吐出ヘッドクリーニング装置11が配置され、ノズル面のクリーニングを実施可能な位置に移動させる(S101)。
洗浄液供給部材13の供給部15を加圧することにより、払拭部材10へ前記洗浄液を供給し(S102)、払拭部材10に所望の湿潤領域が形成されるまで供給部15への加圧を続け、洗浄液を噴出させる(S103、S104)。
押圧部材12を上昇させるとともに、払拭部材10にかかる張力を緩和するために供給ローラ17を回転させて払拭部材10を送り出す(S105)。押圧部材12は、払拭部材10がノズル面21に当接するまで押圧する。
払拭部材10とノズル面21とを当接させ、ノズル面21の汚れを吸着・吸収させた後、押圧部材12を下降させるとともに、払拭部材10に生じるたわみを解消するために回収ローラ18を回転させて払拭部材10を巻き取る(S106)。この図5(A)で示すステップS102からS106までが、湿潤状態の払拭部材10によるノズル面21の払拭動作(ウェットなワイプ)である。
続いて、ノズル面21に当接した湿潤状態の領域を回収するために、供給ローラ17及び回収ローラ18を同時に回転させ、払拭部材10を図2に矢印で示す方向へ送り出し(S107)、払拭部材10の乾燥状態の領域がノズル面21に対向するまで移動させる(S108、S109)。
押圧部材12を上昇させるとともに、払拭部材10にかかる張力を緩和するために供給ローラ17を回転させて払拭部材10を送り出す(S110)。押圧部材12は、払拭部材10がノズル面21に当接するまで押圧する。
払拭部材10とノズル面21とを当接させ、ノズル面21に残存した前記洗浄液などの残渣を吸着・吸収させた後、押圧部材12を下降させるとともに、払拭部材10に生じるたわみを解消するために回収ローラ18を回転させて払拭部材10を巻き取る(S111)。
この図5(B)で示すステップS110からS111までが、乾燥状態の払拭部材10によるノズル面21の払拭動作(ドライなワイプ)である。
続いて、ノズル面21と当接した領域を回収するために、供給ローラ17及び回収ローラ18を同時に回転させ、払拭部材10を図2に矢印で示す方向へ送り出し(S112)、回収が完了すれば回転を停止させ(S113、S114)、クリーニング動作を終了する。
〔液滴吐出装置〕
本発明に係る液滴吐出装置の一実施形態であるインクジェット方式の画像形成装置について、図6及び図7を用いて説明する。図6は該画像形成装置の斜視説明図であり、図7は機構部の側面説明図である。
液滴吐出装置(画像形成装置)111は、装置本体の内部に主走査方向に移動可能なキャリッジ123、キャリッジ123に搭載した液滴吐出ヘッド(以下、「記録ヘッド」という)20、記録ヘッド20へインクを供給するインクカートリッジ125等で構成される印字機構部112等を収納し、装置本体111の下方部には前方側から多数枚の用紙113を積載可能な給紙カセット(或いは給紙トレイでもよい)114を抜き差し自在に装着することができ、また、用紙113を手差しで給紙するための手差しトレイ115を開倒することができ、給紙カセット114或いは手差しトレイ115から給送される用紙113を取り込み、印字機構部112によって所要の画像を記録した後、後面側に装着された排紙トレイ116に排紙する。
印字機構部112は、図示しない左右の側板に横架したガイド部材である主ガイドロッド121と従ガイドロッド122とでキャリッジ123を主走査方向(紙面垂直方向)に摺動自在に保持し、このキャリッジ123にはイエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(Bk)の各色のインク滴を吐出する本発明の液滴吐出ヘッドからなる記録ヘッド20を複数のインク吐出口を主走査方向と交叉する方向に配列し、インク滴吐出方向を下方に向けるように装着している。またキャリッジ123には、記録ヘッド20に各色のインクを供給するための各インクカートリッジ125を交換可能に装着している。
インクカートリッジ125は、上方に大気と連通する大気口、下方には記録ヘッド20へインクを供給する供給口を、内部にはインクが充填された多孔質体を有しており、多孔質体の毛管力により記録ヘッド20へ供給されるインクをわずかな負圧に維持している。また、記録ヘッド20として、ここでは各色のヘッドを用いているが、各色のインク滴を吐出するノズルを有する1個のヘッドでもよい。
ここで、キャリッジ123は後方側(用紙搬送方向下流側)を主ガイドロッド121に摺動自在に嵌装し、前方側(用紙搬送方向上流側)を従ガイドロッド122に摺動自在に載置している。そして、このキャリッジ123を主走査方向に移動走査するため、主走査モータ127で回転駆動される駆動プーリ128と従動プーリ129との間にタイミングベルト130を張装し、このタイミングベルト130をキャリッジ123に固定しており、主走査モータ127の正逆回転によりキャリッジ123が往復駆動される。
一方、給紙カセット114にセットした用紙113を記録ヘッド20の下方側に搬送するために、給紙カセット114から用紙113を分離給装する給紙ローラ131及びフリクションパッド132と、用紙113を案内するガイド部材133と、給紙された用紙113を反転させて搬送する搬送ローラ134と、この搬送ローラ134の周面に押し付けられる搬送コロ135及び搬送ローラ134からの用紙113の送り出し角度を規定する先端コロ136とを設けている。搬送ローラ134は副走査モータ137によってギヤ列を介して回転駆動される。
そして、キャリッジ123の主走査方向の移動範囲に対応して、搬送ローラ134から送り出された用紙113を、記録ヘッド20の下方側で案内する用紙ガイド部材である印写受け部材139を設けている。この印写受け部材139の用紙搬送方向下流側には、用紙113を排紙方向へ送り出すために回転駆動される搬送コロ141、拍車142を設け、さらに用紙113を排紙トレイ116に送り出す排紙ローラ143及び拍車144と、排紙経路を形成するガイド部材145,146とを配設している。
記録時には、キャリッジ123を移動させながら画像信号に応じて記録ヘッド20を駆動することにより、停止している用紙113にインクを吐出して1行分を記録し、用紙113を所定量搬送後、次の行の記録を行う。記録終了信号、または用紙113の後端が記録領域に到達した信号を受けることにより、記録動作を終了させ、用紙113を排紙する。
キャリッジ123の移動方向右端側の記録領域を外れた位置には、記録ヘッド20の吐出不良を回復するための回復装置147を配置している。回復装置147は、本発明に係るクリーニング装置11と、キャップ手段と、吸引手段とを有している。
キャリッジ123は印字待機中にはこの回復装置147側に移動されて、記録ヘッド20はキャッピング手段によりキャッピングされて、吐出口部を湿潤状態に保つことによりインク乾燥による吐出不良を防止する。また、記録途中などに記録と関係しないインクを吐出することにより、全ての吐出口のインク粘度を一定にし、安定した吐出性能を維持する。
インク吐出不良が発生した場合等には、クリーニング装置11により、湿潤状態の払拭部材10によりノズル面21を払拭した後、乾燥状態の前記払拭部材10によりノズル面21を払拭する上述のクリーニング方法により、ノズル面21のインクやゴミなどが除去される。
10 払拭部材
11 クリーニング装置
12 押圧部材
13 洗浄液供給部材
14 送液手段
15 供給部
16 孔部
17 供給ローラ
18 回収ローラ
20 液滴吐出ヘッド
21 ノズル面
22 ノズル(ノズル孔)
特開2001−260368号公報 特開2008−188858号公報 特開2010−234668号公報 特開2011−079170号公報 特開2011−161845号公報

Claims (6)

  1. 液滴を吐出するノズルが設けられた液滴吐出ヘッドのノズル面を払拭して清掃するクリーニング装置において、
    前記ノズル面を払拭する帯状の払拭部材と、
    前記払拭部材を前記ノズル面に押圧当接させる押圧部材と、
    前記払拭部材を前記ノズル面に沿って長手方向に移動させる移動手段と、
    前記払拭部材に含浸させる洗浄液を供給する洗浄液供給部材と、
    前記洗浄液供給部材に前記洗浄液を送る送液手段とを少なくとも備え、
    前記洗浄液供給部材が、前記払拭部材の前記ノズル面と当接しない面と対向して配置されることを特徴とする液滴吐出ヘッドのクリーニング装置。
  2. 前記移動手段が、前記払拭部材を長手方向に送り出す供給ローラと、送り出された前記払拭部材の巻き取りを行う回収ローラとを備えることを特徴とする請求項1に記載の液滴吐出ヘッドのクリーニング装置。
  3. 前記洗浄液供給部材が、前記払拭部材に前記洗浄液を供給する供給部を有し、該供給部が、前記洗浄液を噴出する孔部が複数配置された構造であることを特徴とする請求項1または2に記載の液滴吐出ヘッドのクリーニング装置。
  4. 前記洗浄液が、低級アルコール、及び低級アルコールを溶媒とする溶液のいずれかであることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の液滴吐出ヘッドのクリーニング装置。
  5. 液滴を吐出するノズルが設けられた液滴吐出ヘッドのノズル面に、帯状の払拭部材を押圧当接させて前記ノズル面を払拭して清掃するクリーニング方法において、
    前記払拭部材に、前記ノズル面と当接しない面に対向して配置された洗浄液供給部材から洗浄液を供給し、前記払拭部材に湿潤状態の領域を形成し、該湿潤状態の前記払拭部材により前記ノズル面を払拭した後、前記湿潤状態の領域を長手方向に移動させ、前記洗浄液を含まない乾燥状態の前記払拭部材により前記ノズル面を払拭することを特徴とすることを特徴とする液滴吐出ヘッドのクリーニング方法。
  6. 請求項1から4のいずれかに記載の液滴吐出ヘッドのクリーニング装置を備えることを特徴とする液滴吐出装置。
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