JP2013544181A - 液体をスプレードライするためのシステム及び方法 - Google Patents

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Abstract

流体をスプレードライしてドライパウダーを生成する装置及び技法が提供される。アセンブリは、ガス供給装置に装着自在のスプレードライ用ヘッドと、標準単位の血液製品等の液体サンプルとを含む。スプレードライ用ヘッドはエアロゾル化した液体サンプル流れをドライ用ガスに露呈させるようにされ得る。アセンブリは、エアロゾル化した液体サンプル流れをドライパウダーと湿潤エアとに分離するようになっているドライ用チャンバをも含む。アセンブリは使い捨て性であり得、無菌キットにおいて提供され得、ガス及び液体サンプルからの急速脱/着を可能とする簡易なアタッチメントを有し得る。フィルタ付き収集バッグ内で、ドライ用チャンバを出る湿潤エアからパウダーが分離される。ある実施形態では、ドライ用チャンバ及び収集バッグの1つ又は複数が、薄肉の、折り畳み性材料から形成される。

Description

本発明は、一般に、スプレードライ製品を製造及び又は使用する装置及び技法に関し、詳しくは、ヒトを処置するためのスプレードライ製品を製造及びまたは使用する装置及び技法に関する。
血漿は血液の黄色液体成分であり、全血液の血液細胞は常態ではこの血漿内を浮遊する。血漿は全血液容積の約55%を構成する。血漿は大部分が水(例えば容積の約90%)であり、溶解したタンパク質、グルコース、凝固因子、ミネラルイオン、ホルモン、及び又は二酸化炭素を含む。血漿は、新鮮な血液のサンプル容積を遠心分離器で旋回し、血液細胞をサンプルチャンバ底部に降下させることで調製する。次いでこの血漿を精製またはドローオフ(drawn off)する。血漿は将来使用のために新鮮冷凍されることがある。冷凍血漿は現在の標準ケアであるが技術的に問題が多い。例えば、冷凍血漿の収納用バッグは保管あるいは移送中に脆くなって損傷を受け易い。保管及び移送中に冷凍血漿を適宜温度に維持するには多額の費用が掛かる。冷凍血漿は冷凍庫で約−18℃あるいはそれ以下の温度に維持する必要がある。輸送時には冷凍状態を維持し且つバッグ破損を低減する特別の輸送コンテナが必要となる。解凍時間のせいで冷凍血漿の使用が30〜45分遅延する。更に、使用準備に際しては熟練スタッフや調整ラボラトリ内における特殊解凍装置が必要である。最後に、−18℃における新鮮冷凍血漿の有効期限は僅か12ヶ月である。解凍済み冷凍血漿は24時間以内に使用する必要がある。
冷凍血漿の欠点を回避するためのフリーズドライ(即ち、凍結乾燥)血漿が幾つか試作された。しかしながら、フリーズドライ法による製品はその構成顆粒または粒子のサイズが大きく且つ不揃いである。それらの製品は患者に投与するための好適形態に再水和するのは困難または不可能であり得る。しかも、フリーズドライ製法では製品を凍結乾燥機から最終容器に移送する必要があるため、処理後無菌試験を要する。フリーズドライ製法はバッチモードのみで実施し得、連続処理はできない。加えて、製造スケールを増大させるには、フリーズドライ製法の変更を要し、スケール増大時のタンパク質回収の問題もある。
従って、当該分野において、冷凍庫または冷蔵庫無しで広汎な環境下に保存可能であり、治療の初期時点で一次対応者が入手可能であり、冷凍血漿の解凍に関わる通常30〜45分の遅延を生ずること無く、数分で輸注可能な血漿に対する需要が尚、存在する。
本発明の装置及び技法によれば、室温下の保管寿命が長い生理活性の血漿パウダーにして、保管及び輸送が容易であり、多用途性、耐久性を有し且つシンプルであり、治療時点で容易且つ素早く再水和して使用可能な血漿パウダーをスプレードライ製造するために使用可能な、体外の、無菌の、閉じた血漿処理システムが提供される。本システムは、バッチ(例えば、単一単位)か、または連続(例えば、プール単位)の処理モード下にスプレードライパウダーを製造可能である。スプレードライパウダーは最終装着の無菌容器内に直接スプレードライされ、爾後において急速且つ容易に再水和されて輸注等級の血漿となる。スプレードライパウダーは事実上任意の温度(例えば、−180℃〜50℃)下に少なくとも3年間まで保管し得る。スプレードライパウダーは、冷凍血漿と比較して軽量で且つ温度許容範囲が広いため、保管及び輸送に関わるコストが著しく小さい。スプレードライパウダーは治療時点で輸注可能な形態に素早く(例えば、30〜120秒)再水和し得るため、特殊設備や熟練スタッフは不要である。冷凍血漿が解凍に30〜45分を要し、しかも24時間以内に使用する必要があるのとは対照的に、本発明の装置及び技法によるスプレードライパウダーでは、ケアギバーが必要血漿量の評価及び予測を試み、予測した、恐らくは過剰な量に合致するに十分な血漿を解凍するのではなくむしろ、患者に必要な再水和血漿量を素早く調製出来るために無駄が生じない。
1様相において、少なくとも1つの実施形態はスプレードライ用アセンブリに関する。スプレードライ用アセンブリは、ガス供給装置に装着自在のスプレードライ用ヘッド及び液体サンプルを含む。スプレードライ用ヘッドは、乾燥用ガスに曝露させる液体血漿のエアロゾル流れを提供するようになっている。アセンブリは液体サンプルのエアロゾル流れをドライパウダーと湿潤エアとに分離するようになっているドライ用チャンバをも含む。ドライ用チャンバは、液体サンプルのエアロゾル流れ及び乾燥用ガスを受けるよう、その一端部を開放した細長の中央ルーメンを画定する。ドライ用チャンバは、ドライパウダー及び湿潤エアを放出し得るよう、その他端部も開放される。アセンブリは収集装置を更に含む。収集装置は、ドライ用チャンバの前記他端部と流体連通する入口ポートと、ドライパウダーを湿潤エアから分離させるようになっているフィルタと、湿潤エアを収集装置から排出させる排気ポート(以下、出口ポートとも称する)とを含む。
1様相において、少なくとも1つの実施形態はスプレードライ用チャンバに関する。スプレードライ用チャンバは、2つの開放端部間を伸延して長手方向軸に沿って伸びる中央ルーメンを画定する細長の側壁を含む。スプレードライ用チャンバは、幅広開放端部と狭幅開放端部との間を伸延する還元用壁をも含む。幅広開放端部は細長の側壁の開放端部の一方に装着する。還元用壁の狭幅開放端部には、収集装置を装着するようになっているアタッチメントフランジが取り付けられる。細長の側壁と、還元用壁と、アタッチメントフランジとが、長手方向軸に沿って伸延する液密の開放チャネルを画定する。
他の様相において、少なくとも1つの実施形態はスプレードライ用ヘッドに関する。スプレードライ用ヘッドは、スプレードライ用チャンバの開放端部に液密アタッチメントを形成するようになっているスプレードライ用チャンバを含む。スプレードライ用ヘッドは、少なくとも比較的低圧の加熱したドライ用エア流れと、比較的高圧のエアロゾル化ガス流れとを受けるようになっているガス供給装置インターフェースをも含む。流体インターフェースが液体サンプルを受けるようになっており、少なくとも1つのフィルタが、加熱したドライ用エア流れをろ過するよう位置決めされる。液体サンプルのエアロゾル流れを生成するようになっているノズルも設けられる。
他の様相において、少なくとも1つの実施形態はスプレードライ用の収集装置に関する。本収集装置はスプレードライ用チャンバの対向端部と流体連通する入口ポートと、ドライパウダーを湿潤エアから分離させるようになっているフィルタとを含む。排気ポートが湿潤エアを収集装置から排出させる。
更に他の様相において、少なくとも1つの実施形態は液体のスプレードライ方法に関する。本方法は、液体サンプル流れをエアロゾル化するステップを含む。液体サンプルのエアロゾル流れは、液体サンプルのエアロゾル流れをドライパウダーと湿潤エアとに分離するようになっている加熱したドライ用ガスに曝露される。
冷凍庫または冷蔵庫無しで幅広い環境下に保存可能で、治療の初期時点で一次対応者が入手し得、冷凍血漿の解凍に関わる通常30〜45分の遅延を生ずること無く数分で輸注可能な血漿が提供される。
図1は、スプレードライ及び収集アセンブリの実施形態の概略図である。 図2は、スプレードライ及び収集アセンブリの他の実施形態の概略図である。 図3は、スプレードライ及び収集アセンブリの他の実施形態の概略図である。 図4は、スプレードライ用システムの1実施形態の概略図である。 図5Aは、スプレードライ用ヘッドアセンブリの実施形態の平面図である。 図5Bは、図5Aに示すスプレードライ用ヘッドアセンブリの異なる断面図である。 図5Cは、図5Aに示すスプレードライ用ヘッドアセンブリの異なる断面図である。 図6Aは、ドライ用エアフィルタフレームの1実施例の上方方向からの斜視図である。 図6Bは、図6Aに示すドライ用エアフィルタフレームの断面図である。 図6Cは、図6Aに示すドライ用エアフィルタフレームの底部方向からの斜視図である。 図7は、図5A〜図5Cに示すスプレードライ用ヘッドと、図6A〜図6Cに示すフィルタフレームアセンブリ360とを含む、スプレードライ用ヘッドアセンブリの他の実施形態の部分分解断面図である。 図8Aは、スプレードライ用ヘッドアセンブリのカバー部分の他の実施形態の上方方向からの斜視図である。 図8Bは、図8Aに示すカバー部分の底部方向からの斜視図である。 図9Aは、ドライ用エアフィルタフレームの他の実施形態の上方方向からの斜視図である。 図9Bは、図9Aに示すドライ用エアフィルタフレームの他の実施形態の底部方向からの斜視図である。 図10Aは、アセンブリ化したスプレードライ用ヘッドアセンブリの底部方向からの斜視図である。 図10Bは、図10Aに示すスプレードライ用ヘッドアセンブリの底部方向からの断面斜視図である。 図11は、スプレードライ用ヘッドアセンブリの他の実施形態のノズル部分の断面図である。 図12は、図11に示すノズル部分のノズル部分の底面図である。 図13は、スプレードライ用チャンバの1実施形態の斜視図である。 図14Aは、収集バッグアセンブリの1実施形態の正面図である。 図14Bは、収集バッグアセンブリの1実施形態の分解図である。 図15は、収集バッグアセンブリの他の実施形態の斜視図である。 図16は、収集バッグアセンブリの他の実施形態の断面斜視図である。 図17は、収集バッグアセンブリの更に他の実施形態の断面斜視図である。 図18は、スプレードライ用チャンバ及び収集アセンブリキットの斜視図である。 図19は、液体のスプレードライ方法の1実施形態におけるフロー図である。 図20は、パウダー収集及び引き続く流体再水和の両用に予備構成した別態様の収集バッグアセンブリの概略図である。 図21は、流体再水和用に利用可能な分離チャンバ付きの他の別態様の収集バッグの概略図である。
以下に、乾燥粉末(例えば、スプレードライパウダー)生成用の流体(例えば、血漿、全血等)をスプレードライ処理するための装置及び技法を説明する。本装置はスプレードライ用アセンブリを含み得る。スプレードライ用アセンブリは、ガス供給装置に装着自在のスプレードライ用ヘッドと、液体サンプルとを含み得る。スプレードライ用ヘッドは、ドライ用ガス(例えば、加熱したエア、加熱した窒素等)に曝露された、液体サンプル(例えば、血漿、全血等)のエアロゾル流れを提供するようにされ得る。スプレードライ用アセンブリは、液体サンプルのエアロゾル流れをドライパウダーと湿潤エアとに変換するようになっているドライ用チャンバをも含む。スプレードライ用アセンブリは、使い捨て性、折り畳み性を有し、無菌キットとして提供され、及び又は、ガス及び液体サンプルからの急速脱/着を可能とする簡易なアタッチメントを有することが好ましい。フィルタ付きの収集バッグ内で、ドライ用チャンバを出る湿潤エアから粉末が分離される。収集バッグはスプレードライパウダーを輸送及び保管し得るようにシールされ且つアセンブリから分離され得る。スプレードライパウダーは爾後において再水和液で再水和され、患者に投与する輸注等級の血漿となる。少なくとも幾つかの実施形態では収集バッグは、スプレードライパウダーを流体に再水和する再水和液(例えば、無菌流体、塩水、水等)を持つ特徴を更に含む。
図1にはスプレードライ及び収集アセンブリの1実施形態が略示される。スプレードライ用アセンブリ100はドライ用チャンバ102と、収集サブアセンブリ104とを含む。少なくとも幾つかの実施形態では、ドライ用チャンバ102はその一端にチャンバ入口106を有する細長中空構造を有する。チャンバ入口106は、液体サンプル108(例えば血漿、全血等)のエアロゾル流れと、加熱したドライ用エア110とを受ける寸法形状を有する。液体サンプル108のエアロゾル流れ及び加熱したドライ用エア110は、一般に、ドライ用チャンバ102の対向する狭幅端部112方向に送られる。
収集サブアセンブリ104は、その一端にインテークポート114を有し、他端に排気ポート116を有し、インテークポート114と排気ポート116との間にフィルタ118を位置決めした包囲形のバッグ115を含む。フィルタ118は少なくとも部分的に、包囲形のバッグ115内の収集チャンバ120を画定する。例示実施形態ではフィルタ118の周囲部はバッグ115の内面とのシール配置状態に位置決めされ、バッグ115の上方内側部分とフィルタ118の上面とが収集チャンバ120を部分的に形成する。
インテークポート114はドライ用チャンバ102の狭幅端部112位置の開口と流体連通する。ドライ用エア110はドライ用チャンバ102内で液体サンプル108のエアロゾル流れと相互作用する。例示実施形態ではドライ用チャンバ102、インテークポート114、排気ポート116、は共通の長手方向軸に沿って実質的に整列する。ドライ用エア110と、液体サンプル108のエアロゾル流れとは全体に狭幅端部112方向に送られる。ドライ用エア110と、液体サンプル108のエアロゾル流れとが好ましく相互作用して実質的にドライパウダーと湿潤エアとが狭幅端部112から排出されるよう、ドライ用エア110の温度や圧力等の種々のパラメータが制御され得る。フィルタ118は、パウダーの全てでなければ実質部分をトラップし、若しくはその通過を妨害し、湿潤エアの通過は許容するように選択する。湿潤エアは最終的にバッグ115の排気ポート116を通して排出され、収集チャンバ120内には収集されたパウダーサンプルが残留する。液体サンプルサイズ、液体サンプルのエアロゾル流れの液滴サイズや速度等の項目、等のその他変数が、乾燥時間や収集サンプル容積を制御する。
図1に例示した如く、液体サンプルをドライパウダー化する処理はドライ用チャンバ102と収集サブアセンブリ104とを貫く実質的に直線の通路内で実施されるため、コンポーネント内における材料収集(例えば、ベンドでの材料収集、狭幅コンポーネントでの材料収集等)が有益に減少する。ある実施形態ではドライ用チャンバ102と収集サブアセンブリ104とは、脱着自在のシール機構(例えば、自己シールインターフェース、弁等)をインテークポート114に位置決めした単一ユニット(例えば、単一のプラスチックピースとして製造した)である。別の実施形態ではドライ用チャンバ102と収集サブアセンブリ104とはドライ用チャンバ102及び収集サブアセンブリ104の中心軸に沿って折り畳み(例えばアコーディオン(accordion)畳み)自在である。ある実施形態ではドライ用チャンバ102と収集サブアセンブリ104とは、ドライ用チャンバ102及び収集サブアセンブリ104の中心軸と直角方向に折り畳み(例えばフォールディング(folding)畳み)自在である。ドライ用チャンバ102と収集サブアセンブリ104とが折り畳み性であることにより、有益には各コンポーネントをコンパクトな無菌容器内に保管可能となるため、コンポーネントの保管及び輸送コストが削減される。
図2にはスプレードライ及び収集アセンブリ100’の他の実施形態が略示される。本アセンブリ100’も同様に、収集サブアセンブリ104’と流体連通するドライ用チャンバ102’を含む。ドライ用チャンバ102’は、ドライ用ガスポート122、液体サンプルポート124、エアロゾル化用ガスポート126、を含む。液体サンプルポート124及びエアロゾル化用ガスポート126は各々ノズル130と流体連通する。ノズル130は、液体サンプル108のエアロゾル流れがドライ用エア110に曝露されることで、収集サブアセンブリ104’に収集可能なドライパウダーが生成されるよう、液体サンプル108のエアロゾル流れをドライ用チャンバ102’の内側領域内に生成させる構成とされる。ノズル130は、再水和した血漿の有効性を最大化(例えば、90%生理活性、80%以上の生理活性)させつつ、乾燥血漿の水分含有量を最小化(例えば、5%水分より少ない、2〜5%水分等)する割合(例えば、2psig(絶対値での13.79kPa)未満で21cfm(約0.59m3/分)、5psig(絶対値での34.475kPa)で40cfm(約1.13m3/分)等)及び温度(例えば、華氏112度(約44.4℃)、華氏105度(約40.6℃)等)でドライ用エア110を搬送する構成を有する。
図3にはスプレードライ及び収集アセンブリ100”の更に他の実施形態が示される。アセンブリ100”も同様に、収集サブアセンブリ104”と流体連通するドライ用チャンバ102”を含む。ドライ用チャンバ102”の一端にはスプレードライ用ヘッドアセンブリ140がシール配置状態に位置決めされる。スプレードライ用ヘッドアセンブリ140は、ドライ用ガスポート142、液体サンプルポート144、エアロゾル化用ガスポート146を含む。液体サンプルポート144、エアロゾル化用ガスポート146の各々はノズル148と流体連通する。ノズル148と、ドライ用エア及びエアロゾル化用ガスの外部供給源との組み合わせもやはり、ドライ用チャンバ102”の内側部分に液体サンプル108のエアロゾル流れを生成させ、生成した液体サンプル108のエアロゾル流れをドライ用エア110に曝露させ、かくして収集サブアセンブリ104”に収集され得るドライパウダーを再生成させる構成を有する。運転に際し、ドライ用ガスポート142は、高容積、低圧、高温(例えば、2psig(絶対値での13.7kPa)、112℃での21cfm(約0.59m3/分)、10psig(絶対値での68.9kPa)、120℃での40cfm(約1.13m3/分))のガスを受け得る。エアロゾル化用ガスポート146は低容積、高圧、周囲温度(例えば、90psig(絶対値での620.5kPa)、23℃での毎分600ミリリットル(ml/分)、100psig(絶対値での689.5kPa)、21℃での毎分400ミリリットル(ml/分))のガスを受け得る。ドライ用ガスポート142から提供される高容積、低圧、高温のガスは、液体サンプル108から水分を、例えば毎分約5〜8リットルの流量で除去し得る。エアロゾル化用ガスポート146から提供される周囲温度ガスは、液体サンプル108をエアロゾル化(例えば、ガス中での液滴浮遊、湿潤化用ガスを伴う乾燥粒子形成等)させ得る。
詳しくは、アセンブリ100”は汚染、特には、このアセンブリで入手した液体サンプル及び乾燥粒子のバクテリア汚染を防止する内蔵された無菌境界を提供する特徴部を有する。一般的なプラクティス及びガイドラインによれば、血液又は血漿と接触する全ての機器は無菌化されるべきである。本発明における無菌境界は有益には、簡単で、コスト効率が良く、且つ、無菌化(例えば、オートクレーブ処理)の必要性を回避させる使い捨て性の無菌化セットにおいて、そのような無菌化を保証する。例示実施形態ではスプレードライ用ヘッドアセンブリ140とドライ用チャンバ102”との間に第1フィルタ270が設けられる。第1フィルタ270は、ドライ用チャンバ102”へのドライ用ガス流入を許容しつつ、ドライ用ガス(エア)と、ドライ用チャンバ102”との間に無菌境界を提供する。ノズル148とエアロゾル化用ガスの供給源との間に第2フィルタ208が設けられる。例示実施形態では第2フィルタは管208の1セクションに沿って設けたインライン型フィルタである。管208の、第2フィルタ208とノズル148との間のセクションを無菌化し、同様に、アセンブリ100”の、スプレードライ用ヘッドアセンブリ140、ドライ用チャンバ102”、収集サブアセンブリ104”を含むその他コンポーネントを無菌化することが好ましい。
少なくとも幾つかの実施形態では、アセンブリ100”全体が無菌の使い捨て性ユニットとして提供される。アセンブリ100”は、当業者には既知の入手可能な医療用パッケージ技法を用いて無菌状態下に製造及び輸送され得る。アセンブリ100”は、その何れも無菌化を要さない乾燥ガス供給装置及びエアロゾル化用ガス供給装置に連結され得、かくして、ドライ用チャンバ102”へのバクテリア移行を防止する無菌境界を提供する。血液製品等の液体懸濁液が液体サンプルポート144に連結され、本発明の方法で乾燥される。ドライパウダーは無菌の収集サブアセンブリ104”内で湿潤エアから分離され得る。分離したドライパウダーは収集サブアセンブリ104”内で、例えば、1つ又は複数の熱溶接部によりシールされ得る。次いで、スプレードライパウダーを収納するシール済みの収集サブアセンブリ104”は、ドライ用チャンバ102”やスプレードライ用ヘッドアセンブリ140等のアセンブリ100”のその他要素から分離されて移送及び保管され得る。アセンブリ100”の各分離要素は処理中に汚染され得るそれら材料に関する受け入れ可能な廃棄プラクティスに従い廃棄され得る。
スプレードライ法及びスプレードライ製品のパッケージングにおける無菌性が維持される点は非常に有益である。例えばアセンブリ100”等の本発明の装置及び技法によれば、被処理製品の無菌処理及びパッケージングに使用可能な使い捨て性アセンブリ内に無菌境界が画定され、無菌境界よりも外側のスプレードライシステムのその他部分には無菌条件が課せられないことで、スプレードライ法における制限が緩和される。
図4にはスプレードライシステムの1実施形態が略示される。システム200は、スプレードライ用アセンブリ100”(図3)と、エアロゾル化用ガス導管、例えば管204を介してスプレードライ用ヘッドアセンブリ140のエアロゾル化用ガス入口ポート146と流体連通するエアロゾル化用ガス供給装置202とを含む。例示実施形態ではエアロゾル化用ガス供給装置202は窒素等のエアロゾル化用ガスを予備充填したボトルを含む。弁206及び又は圧力レギュレータを、エアロゾル化用ガス供給装置202の予備充填ボトルと管204との間に位置決めし、若しくは、管204のエアロゾル化用ガス通過量を制御する構成とし得る。管204の長手方向に沿って、エアロゾル化用ガス供給装置202とエアロゾル化用ガス入口ポート146との間に位置決めした少なくとも1つのインライン式のフィルタ208を設ける。少なくとも幾つかの実施形態ではフィルタ208はエアロゾル化用ガスを有効に無菌化するに十分なものであり、フィルタ208とエアロゾル化用ガス入口ポート146との間における管の該当部分に無菌境界を形成する。
液体サンプル212を収納する液体サンプルリザーバ210が流路214を介して液体サンプルポート144と流体連通する。少なくとも1つの実施形態では流路214が無菌化される。流体は重力及びポンプ216の1つ又は複数によりサンプルリザーバ210から移送される。幾つかの実施形態ではポンプ216は蠕動ポンプである。
ドライ用エア110は閉ループ様式下にドライ用チャンバ102”内を循環する。湿潤エアは収集サブアセンブリ104”内でスプレードライパウダーから分離される。湿潤エアは排気ポート116を通して排気され、第1ガス導管218を介し除湿器220に送られる。除湿器220がエアから水分を除去し、除去水分は排気ポート221を通して除湿器220から排出される。乾燥エアは第2ガス導管226を介してブロワユニット228に送られる。乾燥エアは第3ガス導管230を介しヒーターユニット224に送られる。乾燥エアは所定温度に加熱され、ドライ用ガスポート142に送られる。かくして乾燥エアは、少なくとも部分的にはブロワユニット228の作動により制御自在の所定圧力下にスプレードライ用チャンバ102”に提供される。加熱されたドライ用エア110はドライ用ガスフィルタ270を通過する。少なくとも幾つかの実施形態では、ドライ用ガスフィルタ270は加熱したドライ用エア110を無菌化する(例えば、バクテリアフィルタを用いて)のに十分なものであり、スプレードライ用チャンバ102”の入口位置に無菌境界を提供する。
加熱したドライ用エア110はスプレードライ用チャンバ102”の長さ部分内で液体サンプル108のエアロゾル流れと相互作用し、スプレードライ用チャンバ102”の排気端部位置にドライパウダーと湿潤エアとを生成する。ドライパウダーは湿潤エアと混合した状態で収集サブアセンブリ104”内に排出される。フィルタ118が、湿潤エアを通過させる一方、ドライパウダー119の通過を妨害する。従って、ドライパウダー119は収集チャンバ120内に蓄積される。湿潤エアは、先に説明した如く乾燥及び再加熱された後、システム内で反復して排気及び再循環される。
少なくとも幾つかの実施形態では、システム200はプロセッサ等のコントローラ240を含む。コントローラ240はガス調圧器206、流体ポンプ216、除湿器220、ヒーター224、ブロワユニット228、の1つ又は複数と通信する。そのような通信はリンク242a、242b、242c、242d、242e(全体を242とする)、の1つ又は複数を介して実現され得る。これらのリンク242は有線又は無線式であり得る。コントローラ240は、装置202、216、220、224、228の1つ又は複数に対し、スプレードライ法の制御上必要となり得る指令をその制御下に発する構成を有し得る。あるいは、または更には、コントローラ240は装置202、216、220、224、228の1つ又は複数から、スプレードライ法の制御上有益となり得るフィードバックを受ける構成を有し得る。
少なくとも幾つかの実施形態では、システム全体における重要な位置に1つ又は複数のセンサが設けられる。例えば、熱電対266a、266b(全体を266とする)等の温度センサを、ドライ用ガス入口ポート142と、収集サブアセンブリの出口ポート116とに設け得る。その他のセンサには、流量計、圧力センサ、及び又は、光センサ、が含まれ得る。それらのセンサは、例えば通信リンク又は導電リード267によりコントローラ240との通信状態となり得、スプレードライ法を制御するあるいはそうでなければ改善するためにプロセッサが利用可能なフィードバックを提供する。
少なくとも幾つかの実施形態ではサンプルリザーバ210は、約450ml、または約0.951pintである1単位の全血を収受する代表的な血液供給装置バッグ等の血液製品の標準単位を提供する形態を有する。幾つかの実施形態ではリザーバ210は、遠心分離したヒトの血液1単位における流体部分である血漿等の、1つ又は複数の血液製品を含み得る。1単位処理用に構成したそれら実施形態では収集サブアセンブリ104”もまた、1単位の血液製品を処理して得たスプレードライ製品を収受するサイズを有する。血液製品の液体部分がスプレードライ法により除去されるため、収集サブアセンブリ104”の保存容積をサンプルリザーバ210の容積より小さくし得る。しかしながら少なくとも幾つかの実施形態では、収集サブアセンブリ104”の保存容積はサンプルリザーバ210の容積と同等又はそれ以上であり得る。例えば、収集サブアセンブリ104”の保存容積は、以下に詳しく説明する如き、再水和後のスプレードライ血液製品を収受するに十分な容積を含み得る。
1単位処理用において使用する場合、使い捨て性のアセンブリ100”全体を1単位の血液製品の処理後に交換することが好ましい。このプラクティスにより無菌性が保たれ、マルチ単位の血液製品サンプルを同じ使い捨て性のアセンブリ100”を使用して処理した場合に生じるであろう交差汚染が防止される。処理後、収集サブアセンブリ104”をシステム200から取り外し得、使い捨て性アセンブリ100”のドライ用チャンバ102”等のその他部分から分離させ得る。かくして、スプレードライによる血液製品は、それ以外の場合に可能であるよりずっと長期間、収集サブアセンブリ104”内で安全に保管可能である。次いで、使い捨て性のアセンブリ100”の残余部分を廃棄し得る。
あるいは、または更にはサンプルリザーバ210は血液製品を標準単位以上において提供する構成を有し得る。そのように大きな単位は代表的には、マルチ単位の血液製品を相互プーリングすることで構成される。プーリングを、例えば大型の単一のサンプルリザーバ210を提供することで実現し得る。例えば10単位(例えば各々450ml)の血液製品をプーリングする場合、単一単位をプールしたサンプルリザーバ210は少なくとも約4.5Lの血液製品を収受するに十分な容積を提供する。ある実施形態では、ドライ用チャンバ102”に注入する以前に多数の標準単位の血液製品を組み合わせることでプーリングを実現させ得る。この場合のプーリングは、例えば、各サンプルリザーバ210からの管セグメント(例えばマニホルド)を蠕動ポンプ216の手前で結合した、平行配列した多数のサンプルリザーバ210を含むことで実現され得る。これにより、平行配列した多数のサンプルリザーバ210の全部の内容物を、スプレードライ法に好適な制御流れ状態下に単一のポンプ216でポンプ操作可能となる。更に他の場合において、1単位用のリザーバ210がポンプ216に連続的に連結され、各リザーバの内容物がスプレードライ化され、次いで単一の収集サブアセンブリ104”内に収集される直列処理状態下にプーリングがここで説明する如く達成され得る。
更に大容積のスプレードライ血液製品を収受するために収集サブアセンブリ104”を大型化させ得る。例えば、並列あるいは直列の何れかにより得た10単位のプール例を収受する構成を有する収集サブアセンブリ104”の場合、その連続配置のサイズは、1単位処理用に好ましいサイズの約10倍となり得る。スプレードライ法は連続流れ的方法である。従って、ドライ用チャンバ102”等の、システム200のその他部分に対するサイズの制限はない。かくして、システム200が1単位あるいはプール単位用の何れの構成であっても、共通サイズ及び形状のドライ用チャンバ102”を使用してその両方に対処し得る。
図5Aにはスプレードライ用ヘッドアセンブリの1実施形態が平面図で示される。スプレードライ用ヘッド300はその外側周囲部304にドライ用チャンバカバー302を含む。例示実施形態では外側周囲部304は円形である。ドライ用チャンバカバー302の中央部分には無菌液体サンプルポート306と、無菌エアロゾル化用ガスポート308とが含まれる。ドライ用ガス導管310が、アタッチメントフィクスチャ320と、ドライ用ガスマニホルド312との間を伸延する。例示実施形態ではドライ用ガスマニホルド312は、ドライ用チャンバカバー302の中央部分の周囲を螺旋状に伸延する。螺旋状に集中するドライ用ガスマニホルド312により、ドライ用ガスは円形のドライ用ガスマニホルド312の周囲を移動するに従い、ドライ用チャンバに関する十分な正圧を尚、維持しつつ、徐々に解放されてドライ用チャンバ内に流入する。アタッチメントフィクスチャ320はドライ用ガスポート322とエアロゾル化用ガスポート326とを含む。ドライ用ガスポート322は円形であり、相補するシール用表面と合致するようになっている周囲シール表面324を含む。同様に、エアロゾル化用ガスポート326は円形であり、周囲シール用表面328も含んでいる。アタッチメントフランジ330がドライ用ガス導管310の中心線の各側に沿って伸延する。
図5Bには、図5Aに示すスプレードライ用ヘッドアセンブリ300の線B−Bに沿った第1断面が示される。線B−Bに沿った第1断面では、ドライ用ガスマニホルド312の螺旋性状が示される。ドライ用ガスはドライ用ガス導管310から流入して中心部の周囲を旋回する。ドライ用ガスマニホルド312の高さはドライ用ガスの体積減少に従い減少され、マニホルド312内の圧力が実質的に一定に維持される。ドライ用ガスの体積は、ガスがマニホルド312内のフィルタに露呈され、ドライ用ガスフィルタ370を通過するに従い減少する。
図5Cには、図5Aに示すスプレードライ用ヘッドアセンブリの第2断面が示され、ドライ用ガス導管310を2分し且つエアロゾル化用ガス入口ポート326を含んでいる。ドライ用ガス供給装置からドライ用ガスポート322を介して受けるドライ用ガスは、矢印で示す如く導管310を通過してマニホルド312に入る。マニホルド312はドライ用ガスを、ドライ用ガスフィルタ370に隣り合う開放容積部全体に拡散させる。ドライ用ガスの付加流れが提供する圧力が、ドライ用ガスをドライ用ガスフィルタ370を通して縦方向矢印で示す如くマニホルド312から押し出す。ドライ用ガス供給装置(図示せず)、またはドライ用ガスポート322、導管310あるいはマニホルド312の何れかを無菌化する条件は特にない。ドライ用ガスフィルタ370は、マニホルド312と、このフィルタ370に隣り合うスプレードライ用チャンバの内側容積部との間に設けた無菌化用フィルタ(例えば、バクテリアフィルタ)であり得る。そのような無菌化用のドライ用ガスフィルタ370がドライ用ガスのための無菌境界を創出し、かくしてフィルタ370を通過してスプレードライ用チャンバに流入するドライ用ガスは無菌である。
図5Bを参照するに、ドライ用チャンバカバー302の、外側周囲部アタッチメント表面304の直径位置で対向する部分で測定した直径はD1である。マニホルド312の、ドライ用ガスフィルタ370に対して開放する部分の直径はD2である。本断面図には中央穿孔306を含む内側ノズル307の一部も示される。ノズル部分の幅はD3であり、環状フィルタ(例えば、図4のフィルタ270)に露呈されるのは、半径方向で測定してD3/2からD2/2(環状部幅W)の部分である。
本断面図には、エアロゾル化用ガスフィッティング352と、無菌のエアロゾル化用ガスポート308との間を伸延するエアロゾル化用ガス導管351が示される。少なくとも幾つかの実施形態では、エアロゾル化用ガスフィッティング352は、図示した如くアタッチメントフィクスチャ320の一体の特徴部であり得る。エアロゾル化用ガスポート326を介してガス供給装置から受けるエアロゾル化用ガスはアタッチメントフィクスチャ320の内側ルーメンを通過し、エアロゾル化用ガスフィッティング352位置で排出される。エアロゾル化用ガス供給源、またはエアロゾル化用ガスフィッティング352の何れかを無菌化する条件は特にない。エアロゾル化用ガス導管351は、エアロゾル化用ガスフィッティング352と、無菌のエアロゾル化用ガスポート308との間に設けた無菌化用フィルタ353(例えば、バクテリアフィルタ)を含む。無菌化用フィルタはエアロゾル化用ガスのための無菌境界を創出し、かくしてフィルタ353を通過してエアロゾル化用ガスポート308を通過するエアロゾル化用ガスは無菌である。
図6Aにはドライ用エア用のフィルタフレームアセンブリ360の1実施形態が上方から見た斜視図で示される。フィルタフレームアセンブリ360は、中央ハブ364と、外側円周方向リム366との間に画定される環状のフィルタ支持フレーム362含む。フィルタ支持フレーム362は、中央ハブ364と外側リム366との間を半径方向に伸延する多数のリブまたはスポーク368を含む。隣り合うスポーク368、中央ハブ364の外周部、リム366、の間には開放領域371が画定される。フィルタ支持フレーム362は環状のドライ用ガスフィルタ370(図6B)に対する実質的支持を提供し、例えば、スプレードライ運転中の予想圧力下にドライ用ガスフィルタ370を然るべく保持する。フィルタ支持フレーム362は、そのような支持を提供しつつ、フィルタ表面に対する妨害、あるいはそうでなければ遮断が最小であることが好ましい。例示実施形態では、各スポーク368間に画定される開放領域371は各スポーク368が遮断する領域より実質的に大きい。
図6Bには環状のドライ用ガスフィルタ370を含むドライ用エアフィルタフレームアセンブリ360の断面が示される。寸法上、外側リムの直径はD2’で示され、中央ハブ364と外側リムとの間の環状部分の半径方向長さはW’で表わされる。環状フィルタの一例が、各スポークに接触して位置決めした状態で示される。
中央ハブは、各スポークを含む平面の上方の高さ位置に伸延する隆起円筒状セクション378を含む。隆起円筒状セクション378は、半径方向内側に伸延する環状の、上向きの接触面を含む。この接触面の内側長さ方向に沿って中央キャビティ372が画定される。中央キャビティは、各スポークを含む平面方向へと軸方向に伸延する。中央キャビティの底端部は、中央オリフィス374を画定するノズルキャップ376の切頭円錐表面で終端する。図6Cには、ドライ用エアフィルタアセンブリが底部側から見た斜視図で示される。中央オリフィスは中心軸と中央で整列する状態で示される。
図7にはスプレードライ用ヘッドアセンブリの他の実施形態が部分分解断面図で示され、図5A〜図5Cに示したスプレードライ用ヘッドアセンブリ300と、図6A〜図6Cに示したフィルタフレームアセンブリ360とを含んでいる。本断面図にはドライ用ガスフィルタ370も示される。スプレードライ用ヘッドアセンブリ300は、アセンブリ300の底部側に開放するエアロゾル化用ガスマニホルド398を画定する。エアロゾル化用ガスマニホルド398は、ドライ用ガスマニホルド312の螺旋部内で内接する環状凹部を含む。2つのマニホルド312、398は壁で分離されているため、一方を妨害することなく個別圧力下に(例えば、マニホルド312が高圧でマニホルド398が低圧、マニホルド312が低圧でマニホルド398が高圧)各々運転され得る。
ノズル375がエアロゾル化用ガスマニホルド398の中央部分内に伸延する。ノズル375は、ノズル375を貫いて伸延し、その両端位置で開放する中央穿孔377にして、スプレードライ用ヘッドアセンブリ300をその上部から底部にかけて貫くチャネルを形成する中央穿孔377を含む。フィルタフレームアセンブリ360はその組み立てに際し、中央穿孔377を含む中心軸と、ノズルキャップ376の中心線とに沿ってスプレードライ用ヘッドアセンブリ300の中心に整列される。ノズルキャップは、ノズル375の中央穿孔377とも整列するオリフィス374を含む。
組み立て状態ではフィルタフレームアセンブリ360の隆起円筒状セクション378の接触表面はスプレードライ用ヘッドアセンブリのエアロゾル化用ガスマニホルド398内に伸延する。ドライ用エアフィルタ(例えば図4のフィルタ270)は、各スポーク368間の開放領域371がドライ用ガスマニホルド312に対する少なくとも部分的に環状の開口部と整列するようにスプレードライ用ヘッドアセンブリ300の底部表面にしっかりと接触する状態で然るべく保持され、かくして、マニホルド312を通して押し出されるドライ用エアはドライ用エアフィルタ270を通してスプレードライ用ヘッドアセンブリ300から排出され得る。
組み立て状態では、ノズル375の外側表面と中央ハブ364の開放キャビティ372との間に全体に狭幅の開口が残される。この狭幅の開口により、エアロゾル化用ガスがこの狭幅領域を加圧し、ノズルキャップオリフィス374を通してスプレードライ用ヘッドアセンブリ300から排出され得る。少なくとも幾つかの実施形態ではノズルキャップオリフィス374はノズル375の遠位側先端部により部分的に塞がれるため、エアロゾル化用ガスを排出する開口部は環状となり得る。
本実施形態は、液体サンプルをスプレードライ用ヘッドアセンブリ300を通して搬送するルアーフィッティングカニューラ390をも含む。ルアーフィッティングカニューラ390は、中央穿孔を画定するカニューラ393により提供される精密流体チャネル392を含む。中央穿孔はルアーフィッティング396の一端から流体チャネルオリフィス394の他端部まで伸延する。ある実施形態ではノズル375の中央穿孔377は、カニューラ393を受け入れ、カニューラとの間部分に液密シールを形成するよう好適に寸法付けされる。
図8Aにはスプレードライ用ヘッドアセンブリのカバー部分の他の実施形態が斜視図で示される。スプレードライ用ヘッドアセンブリ400は、外周部404を画定するドライ用チャンバカバー402を含む。例示実施形態では外周部404は円形である。ドライ用チャンバカバー402の中心部分は無菌のエアロゾル化用ガスニップル414を含む。アタッチメントフィクスチャ412とドライ用ガスマニホルド406との間をドライ用ガス導管408が伸延する。例示実施形態ではドライ用ガスマニホルド406は環状であり、ドライ用チャンバカバー402の凹部415の周囲を伸延する。アタッチメントフィクスチャ412は、ドライ用ガスポート413aと、エアロゾル化用ガスポート413bとを含む。エアロゾル化用ガス導管416が、エアロゾル化用ガスポート413bと、エアロゾル化用ガスニップル414との間を伸延する。少なくとも幾つかの実施形態ではエアロゾル化用ガスポート413bは、図示した如くアタッチメントフィクスチャ412に一体化した特徴部であり得る。エアロゾル化用ガスポート413bを介してガス供給装置から受けるエアロゾル化用ガスは、アタッチメントフィクスチャ412の内側ルーメンを通過し、エアロゾル化用ガス導管416内に排出される。エアロゾル化用ガス導管416は、エアロゾル化用ガスポート413bと、エアロゾル化用ガスニップル414との間に設けた無菌化フィルタ417(例えばバクテリアフィルタ)を含む。無菌化フィルタ417はエアロゾル化用ガスのための無菌境界を創出し、かくしてフィルタ417を通過してエアロゾル化用ガスニップル414を通過するエアロゾル化用ガスは無菌である。
図8Bには、図8Aに示すカバー402部分を底部側から見た斜視図が示される。中央凹部415の裏側部分は、中央凹部415と、カバー402の裏側の外側周囲部分との間に環状開放部が形成されるようにドライ用エアマニホルド406の中央部分内に伸延する。ドライ用エア導管からドライ用エアマニホルド406に掛けて開口するドライ用ガス入口ポート419により、ドライ用エアは外部供給源からマニホルド406に通過し得る。
中央凹部の中央部分からは更に内側のノズル426も伸延する。ノズル426は側壁、またはカラー423と、流体チャネル孔428を含む。カラー423のベース部分に沿って中央凹部415のショルダー部が形成される。ショルダー部は、環状ウェル420の上方に伸びる外側の円周方向リッジ422を含む。エアロゾル化用ガスポート424が環状ウェル420を貫通し、かくしてエアロゾル化用ガスはニップル414を通してカバー402に通過し得る。
図9Aには他の実施形態におけるドライ用エアフィルタフレームアセンブリ450が上方から見た斜視図で示される。フィルタフレームアセンブリ450は、中央ハブ452と、円周方向外側リム454との間に画定される環状のフィルタ支持フレームを含む。フィルタ支持フレームは、中央ハブ452と外側リム454との間を半径方向に伸びる多数のリブまたはスポーク455を含む。隣り合う各スポーク455と、中央ハブ452の外側周囲部とリム454との間に開放領域456が画定される。フィルタ支持フレームは環状フィルタ(図示せず)に対する実質的支持、例えば、スプレードライ運転中の予測圧力下にフィルタを保持する支持を提供する。フィルタ支持フレームは、フィルタ表面に対する妨害若しくは遮蔽を最小化しつつ、そのような支持を提供することが好ましい。例示実施例では、各スポーク455間に画定される開放領域456は、スポーク455が塞ぐ領域より実質的に大きいことが理解されよう。
中央ハブ452の環状の接触表面460はスポーク455及び外側リム454の少なくとも一方と共通平面内で実質的に整列するが、その1つまたは複数は、例えばフィルタ厚さである若干寸法においてオフセットされ得る。中央ハブ452の中央部分内には開放キャビティ462も画定される。開放キャビティ462は、ろ過済みのドライ用エア流れ(未ろ過のドライ用エアは上方部分の上方から流入する)の方向において、整列平面から離れる方向に伸延する。図9Bに示すように、開放キャビティ462が、中央オリフィス471を画定するノズルキャップ470を画定する。中央ハブ452は、ろ過済みのドライ用エア流れ方向において接触表面460から離れる方向に伸延する円筒状シュラウド468をも含む。
外側リム454と内側リム456との間を環状壁セクション464が伸延する。内側リム456は外側リム454より小直径である。また、内側リム456はその上方の整列平面と平行な平面内にあるが、ろ過済みのドライ用エア流れの方向に伸びる寸法においてオフセットされる。例示実施形態では円筒状シュラウド468の開放端部と内側リム456とは実質的に共通平面内にある。運転に際し、ドライ用エアは外側リム454と中央ハブ452との間に画定される比較的大きいフィルタ領域を通過し、環状壁セクション464により形成されるプレナムに押し込まれ、内側リムと、中央に配置した円筒状シュラウド468との間に画定される減径開放領域を通してフィルタフレームアセンブリ450を出る。減径断面領域を通過することで、加熱したドライ用エアの速度が増大される。
図10Aには組み立て状態のスプレードライ用ヘッドアセンブリ480が底部方向からの斜視図で示される。環状のディスクフィルタ482の一例が、アセンブリを裏側から見た場合の内側リム456と円筒状シュラウド468との間に形成される開口部に見えている。
図10Bには、図10Aに示すスプレードライ用ヘッドアセンブリの、底部側から見た断面斜視図で示される。中央ハブ452の接触表面460と環状ウェル420との間にエアロゾル化用ガスマニホルド484が形成される。外側の円周方向リッジ422が接触表面460に対するストッパを提供し、かくして、測定開放面積でエアロゾル化用ガス流れを収受可能となる。アセンブリ480は、スプレードライ用ヘッドアセンブリ400を通して流体を移送し、スプレードライ用チャンバに流入させるための精密流体チャネル490をも含む。少なくとも幾つかの実施形態では精密流体チャネル490は、標準的な流体フィッティング492内で終端するルアーロック等の汎用カニューラにより提供され得る。
図11にはスプレードライ用ヘッドアセンブリの他の実施形態におけるノズル部分が断面図で示される。ノズルキャップ470’に隣り合って内側ノズル426’が配置される。カニューラ490’が、精密流体チャネルオリフィス491’内で終端する精密流体チャネルを画定する。カニューラ490’はノズル426’の中央穿孔を貫いて伸延し、その先端部が中央穿孔の終端部から比較的短い距離において突出する。中央穿孔はノズルキャップ470’の中央オリフィス471’と整列し、カニューラ490’の伸延部分が少なくとも中央オリフィス471’内に伸延する。少なくとも幾つかの実施形態では、カニューラ490’の伸延部分の外側周囲縁部と中央オリフィス471’との間に環状開口479’が画定される。
エアロゾル化用ガスがエアロゾル化用ガス入口ポート414’を通して流入し、エアロゾル化用ガスマニホルド484’内を循環する。マニホルド484’は、ノズル426’の対向する各表面とノズルキャップ470’との間に画定される露呈された狭幅部分477’に隣り合い、加圧されたエアロゾル化用ガスは狭幅部分477’を通して送られ、環状開口479’を通してアセンブリを出る。狭幅部分477’を画定する相対間隔は、ノズルキャップ470’の接触表面483’と、ノズル426’の対向表面とのインターフェースに従い制御され得る。
有益には、排出されるエアが、精密流体チャネルオリフィス491’を出る流体をエアロゾル化する。サンプル流体ポンプ速度及び精密流体カニューラ490’の直径の1つまたは複数により制御されるものとしてのサンプル流体の相対流量と、エアロゾル化用ガス圧(流速)、狭幅部分477’及び環状オリフィス479’の寸法、の1つまたは複数との組み合わせによる相互作用で、精密流体チャネルオリフィス491’から離れる方に伸延するサンプル流体のエアロゾル化プルームが創出され且つ維持される。
図12には、図11に例示したノズル部分の底面図が示される。エアロゾル化用ガスポート424”位置で射出されるエアロゾル化用ガスに露呈されるノズル428”の表面は、エアロゾル化用ガスの優先的移動を誘発させるようになっている1つまたは複数の表面特徴部を含む。例えば、それらの1つまたは複数の特徴部には、図示の如くリッジ426”あるいはトラフ427”が含まれ得る。リッジ426”あるいはトラフ427”は、通過するエアロゾル化用ガスに乱流を誘発させるような螺旋方向に配置され得る。乱流は次いで、ノズル428”を中心とする比較的円形のエア流れを確立させるために使用され得る。ある実施形態ではそれらの表面特徴部は不要である。
図13にはスプレードライ用チャンバ500の1実施例が斜視図で示される。スプレードライ用チャンバ500は、中央の長手方向軸に沿って伸びる細長のドライ用容積部を画定する。例示実施形態ではドライ用チャンバ500は、比較的幅広の開口部をその一端部に有する第1カラム状壁セクション506を含む。第1カラム状壁セクション506の反対側端部は、ショルダー壁セクション508を介し狭幅のカラム状セクション510に連結される。狭幅のカラム状セクション510は、比較的幅広の開口部とは反対側の端部に配置した比較的狭幅の開口部を有し、これら2つの開口部は中心軸に沿って整列される。例示目的上、第1カラム状壁セクションの直径はD1(例えば、8インチ(約20cm)、5インチ(約12.5cm)等)で、狭幅のカラム状セクション510の直径をD2(例えば1インチ(約2.5cm)、2インチ(約5cm)等)で表わし、D2<D1とした。ドライ用チャンバ500の軸方向長さはL1(例えば12インチ(約30cm)、20インチ(約50cm)等)で表わす。第1カラム状壁セクション506の軸方向長さはL2(例えば14インチ(約35cm)、22インチ(約55cm)等)で表わす。例示実施形態では、ショルダー壁セクション508の長さと、狭幅壁セクション510との長さ(即ち、L1−L2)は実質的にカラム状壁セクション506の長さ未満である。かくして、ドライ用チャンバ500の内側の大部分を、エアロゾル化されたサンプル液体のプルームと加熱したドライ用ガスとの相互作用のために利用可能である。
運転に際し、エアロガス化サンプル液体のプルームが比較的幅広の開放端部に導入される。加熱したドライ用エアもまた、比較的幅広の開放端部内に導入され、エアロゾル化サンプル液体のプルームと広範囲において接触する。そのような相互作用によりエアロゾル化サンプル液体のプルームから水分が除去され、他方、エアロゾル化サンプル液体及び加熱したドライ用ガスの一方または両方の速度が、湿潤ドライ用エアとドライパウダーとを比較的狭幅のカラム状セクション510方向に移動させる。ショルダー壁セクション508によるくびれが、ドライ用チャンバ500内部に所望の背圧を維持させ得る。
ドライ用チャンバ500は図示の如く構成され得、当該構成ではドライ用チャンバ500に流入するエアロゾル化サンプル液体及びドライ用エアは長手方向軸に沿って送られる。同様に、ドライ用チャンバ500を出るドライパウダー及び湿潤エアもまた、同じ長手方向軸に沿って送られる。屈曲部のないそのような直線状流れが維持されることで、そうでなければ発生するドライパウダーの所望されざる収集が防止される。スプレードライパウダーの全てがドライ用チャンバ500から分離及び収集装置に移送されることが好ましい。少なくとも幾つかの実施形態では、長手方向軸を垂直配列させることでドライパウダーの所望されざる収集が更に防止される。流入するエアロゾル化サンプル液体及びドライ用エアは上方部分からドライ用チャンバ500に入り、下方部分位置で分離及び収集される。この構成上、長手方向軸に沿った、且つ、分離及び収集チャンバ方向へのスプレードライパウダー移送が重力により促進される。
カラム状壁セクション506、ショルダー壁セクション508、比較的狭幅の壁セクション510、を含む1つまたは複数のドライ用チャンバコンポーネントが、ガラス、セラミックス、合金、(例えばステンレススチール)を含む金属、プラスチック、等の剛性材料から構成され得る。あるいはまたは更には、ドライ用チャンバの1つまたは複数のコンポーネントを、例えば半剛性プラスチックで仕上げた半剛体とし得る。それらのコンポーネントは、ドライ用チャンバ500の少なくとも一部の折り畳を可能とする等の態様で製造され得る。例えば、少なくともカラム状壁セクション506の少なくとも一部を、パッケージング及び保管上有益であり得る、選択的な折り畳み、全体長さL1の実質的減少、を可能とする円周方向のアコーディオン配列部として作成し得る。
あるいはまたは更には、ドライ用チャンバの1つまたは複数のコンポーネントが、軟質性、柔軟性、屈曲性、折り畳み性、可撓性、の少なくとも1つを有し得る。それらの適用に際しては壁セクションを比較的薄い部材として調製する。例えば、1つまたは複数のコンポーネントを、ポリ塩化ビニル(PVC)等の、血液保存バッグに於いて一般に用いる如きと同一の、または類似の材料から作製し得る。少なくとも幾つかの実施形態では、ドライ用チャンバ500の1つまたは複数の要素は透明または半透明とされ、かくしてプロセスの状況に関する目視検査または機械的インテロゲーション(例えば、光インテロゲーション)が可能である。
ドライ用チャンバ500は全体に、例えば、成形、押し出し成形、あるいはそうでなければ先に説明した如き賦形により、シームのない単一ユニットとして作製され得る。あるいはドライ用チャンバ500の1つ又は複数のセクションを、シームに沿って接合し得る別ピースとして作製し得る。その1例には、好適パターンに切断され、共通シーム504aに沿って接合する第1及び第2のカラム状壁セクション502a、502bが含まれる。そのような接合は機械的装着(例えばクランプ又はファスナ)、溶接、接着、の1つ又は複数により実現し得る。
図14Aには収集バッグアセンブリ600の1実施形態が正面図で示される。収集バッグアセンブリ600は、入口ポート608と出口ポート610とを含む外側バッグ602を含む。例示実施形態では外側バッグ602は3つのコンポーネント、即ち、第1側壁604a、第2側壁(図示せず)、上方壁セクション604cから形成される。各側壁はシームに沿って相互に接合されることで、入口ポート608と出口ポート610以外は液密の包囲された容積部を形成する。
外側バッグ602内にフィルタ620が吊され、外側バッグを2つのチャンバ、即ち、収集チャンバ626と外側チャンバ628とに分轄する。収集チャンバは入口ポート608に対して開放され、他方、外側チャンバは出口ポート610に対して開放される。少なくとも幾つかの実施形態では収集バッグアセンブリ600はフィルタサポート622を含む。フィルタサポート622はプラスチック、PVC及びその他等の半剛性材料から作製され得る。例示実施形態ではフィルタサポート622はフィルタ620と外側バッグ602との間のインターフェース位置に位置付けられる。フィルタサポート622は平坦であり得、例えば、外側バッグ602の内側部分を横断して伸延する。あるいはフィルタ620は非平坦であり、例えば、外側バッグ602内にパウチ形状を形成する。
運転に際し、湿潤エアとスプレードライ材料(即ちパウダー)との混合物が入口ポート608を介して収集チャンバ626に入る。フィルタは、スプレードライ材料の通過を阻止する一方、湿潤エアの通過を許容するよう選択する。フィルタの一例は0.22ミクロンの疎水性フィルタである。そのようなフィルタは、ePTFEあるいはPVDF等の好適な材料から作製され得る。フィルタの例には、MA,BillericaのMillipore社から市販入手し得る0.22ミクロンPVDF DURAPORE(商標名)、W.L.Gore & Associates社から市販入手し得るePTFE0.22ミクロンGORE(商標名)膜フィルタ、が含まれる。
少なくとも幾つかの実施形態では収集バッグアセンブリ600は1つ又は複数の追加的特徴部を備える構成を有する。それらの特徴部の例には、収集チャンバへのアクセス用の1つ又は複数のポートが含まれる。例示実施形態では、一般に“スパイク”ポート614として既知の2つのそれらポートが示される。あるいはまたは更には、管612等のその他インターフェースを設け得る。この場合でも管612は収集チャンバと流体連通する。収集バッグアセンブリ600は、例えば、IVポールにバッグを掛けるための取り付け用フランジ616と、収集サンプルの関連情報(例えば、サンプル識別日付)の識別に好適なラベル624をも格納し得る。
図14Bには収集バッグアセンブリ600の1実施形態が分解図で示される。詳しくは、例示実施形態は出口ポート610の一端に装着自在の排気延長導管630を含む。排気延長導管630の反対側端部は出口ポートキャップ632付きの状態で終端され得る。少なくとも幾つかの実施形態では、出口ポートキャップ632は“スパイク”ポートとして設けられる。出口ポートキャップ632位置のスパイクスタイルのポートは、伝統的なスパイクポートに対する場合と同様ではあるが、出口ポート(比較的大きい)と、その他の任意のポート(比較的小さい)との間の相対寸法に基づき、一般にずっと大型になる。
図15には収集バッグアセンブリ600’の別の実施形態が斜視図で示される。収集バッグアセンブリ600’は、入口ポート608’と、出口ポート610’とを有する外側バッグ602’を含む。外側バッグ602’の内部にはフィルタ620’が吊下され、この場合でも外側バッグを2つのチャンバ、即ち、収集チャンバ626’と外側チャンバ628’とに分轄する。収集チャンバ626’は入口ポート608’に対して開放され、他方、外側チャンバ628’は出口ポート610’に対して開放される。
少なくとも幾つかの実施形態では収集バッグアセンブリ600’はフィルタサポート622’を含む。例示実施形態ではフィルタサポート622’は外側バッグ602’の下方部分に位置付けられる。フィルタ620’は平坦であり得、例えば、外側バッグ602’の内側部分を横断して伸延する。あるいはフィルタ620’は非平坦であり得、例えば、逆パウチ形状を成し、外側バッグ602’内で、フィルタサポート622’から離間して入口ポート608’方向で上方に伸延する。少なくとも幾つかの実施形態ではフィルタ620’は、運転中は逆パウチ位置(例えば、加圧され出口ポート610’に向かうドライ用エアの圧力下に)に実質的に止まるようになっている。それらの実施形態では、そのような形状維持を支援する1つ又は複数の追加のフィルタサポートを設け得る。
図16には収集バグアセンブリの他の実施形態が断面斜視図で示される。収集バッグアセンブリ600”は、入口ポート608”と、出口ポート610“とを有する外側バッグ602”を含む。外側バッグ602“内にはフィルタ620”が吊され、この場合でも外側バッグを2つのチャンバ即ち、収集チャンバ626”と外側チャンバ628”とに分轄する。収集チャンバ626”は入口ポート608”に対して開放され、他方、外側チャンバ628”は出口ポート610”に対して開放される。
例示実施例ではフィルタ620”は実質的に収集チャンバ626”を画定する。これは図示の如くフィルタ620”が、外側バッグ602”内部に配置された内側”バッグ”を形成することにより実現され得る。内側のフィルタ620”は外側バッグ602”の上部から吊され得、例えば、上部シーム632”に沿って外側バッグ602”の内側部分に装着される。あるいはまたは更には、内側のフィルタ620”は外側バッグ602”の他の内側部分、例えば、1つ又は複数の側方シーム630”に沿って装着され得る。
アタッチメントが、フィルタ620”を然るべく保持して収集チャンバ626”を形成するのが有益である。入口ポート608”を通して流入するドライ用ガス及びパウダーからの圧力で収集チャンバ626”が自然に拡張し、フィルタがドライパウダーを収集チャンバ626”内に保持し、他方、湿潤ドライ用ガスを外側チャンバ628”に流入させる。少なくとも幾つかの実施形態では外側バッグは、湿潤ドライ用エアにより外側チャンバ628”を膨張させてフィルタ表面から外側バッグ602”を有効に離間させ、かくして外側バッグ602”の内面によるフィルタ620”閉塞を防止するに十分、収集チャンバ626”より大きい寸法を有する。湿潤ドライ用ガスは出口ポートを通して排気されるが、出口ポート610”の寸法上の制約から、外側バッグ602”の膨張を促進する背圧が提供される。
図17には収集バッグアセンブリの更に他の実施形態が断面斜視図で示される。収集バッグアセンブリ600'''は、入口ポート(図示せず)と出口ポート610'''とを有する外側バッグ602'''を含む。外側バッグ602'''内にはフィルタ620'''が吊され、外側バッグ602'''を2つのチャンバ即ち、収集チャンバ626'''と外側チャンバ628'''とに分轄する。収集チャンバ626'''は入口ポート608'''に対して開放され、他方、外側チャンバ628'''は出口ポート610'''に対して開放される。
例示実施例ではフィルタ620'''は実質的に収集チャンバ626'''を画定する。これは図示の如くフィルタ620'''が、外側バッグ602'''内部に配置された内側バッグを形成することにより実現され得る。内側のフィルタ620'''は外側バッグ602'''の上部から吊され得、例えば、出口ポート610'''から伸延する導管と、1つ又は複数のその他流体インターフェースに沿って外側バッグ602'''の内側部分に装着される。例示実施形態は、少なくともフィルタ620'''を外側バッグ602'''のシームに沿って装着する必要がない点でそれ以前の例とは区別され得る。例えばフィルタ620'''を、収集チャンバ626'''全体を本来画定するスタンドアロン型バッグとして形成し得る。そのような収集バッグアセンブリ600'''の運転は図16において先に示した実施形態におけるとほぼ同じである。ある実施形態では内側フィルタ620'''は外側バッグ602'''の全長さに渡り伸延されず、かくして出口ポート610'''の詰まりを減少及び又は防止する。
液体サンプルの処理完了後、ここで説明した任意のフィルタリング技法により分離した任意のスプレードライパウダーは収集バッグアセンブリの収集チャンバ内に残留する。エアロゾル化用ガス供給源が停止若しくは取り外され、液体サンプルの流体ポンピングが停止され得る。ドライ用エア供給源も類似様式下に停止され得る。少なくとも幾つかの実施形態ではスプレードライ法が、スプレードライ用ヘッドへの入力用の液体サンプルリザーバと、出口ポートとの間に少なくとも画定される無菌容積部内で実施される。従って、スプレードライ法はスプレードライ用チャンバの無菌環境内で行われ、液体サンプルは無菌のエアロゾル化用ガス及び無菌のドライ用エアガスに露呈される。収集バッグアセンブリは、収集したパウダーサンプルを収集バッグ内に確保し、他方、収集したサンプルを無菌状態に維持する任意の好適な技法によりシールされ得る。例えば、ここで説明する任意の収集バッグアセンブリの入口及び出口の各ポートに熱溶接を適用し得る。熱溶接により各ポートは外部環境から実質的に封鎖される。そのようなシール処理の後、例えば、入口ポートをスプレードライ用チャンバから分離させ、出口ポートをこの出口ポートに接続した任意のガス導管から分離させる分離処理を実施し得る。
図18にはスプレードライ用及び収集アセンブリキット700が斜視図で示される。キット700は、インライン式のドライ用チャンバ702、収集バッグアセンブリ704、スプレードライ用ヘッドアセンブリ706、その一端がルアーロック雄型フィッティングで終端し、他端がシールされた細長の送給管708、を含む。収集バッグアセンブリ704は、入口シール用ポイント723と、出口シール用ポイント722とを含む。少なくとも幾つかの実施形態では、収集バッグアセンブリ704は長い無菌の管716に予備装着される。管716の、収集バッグアセンブリ704とは反対側の端部が、例えば熱溶接により予備シールされ得る。予備シールされた端部を予備無菌化することで、そうでなければ装着した長い管716に対して開口され得る収集チャンバの無菌性が保たれる。それらの実施形態では管は、類似の管、及び又は、再水和したパウダー輸注に用いる如き機器にアクセス又は接合し得る輸注形式の管であり得る。
そのような収集アセンブリキット700は、スプレードライ法の全体的コンテキストにおいて使い捨て性アイテムとして提供され得る。少なくとも幾つかの実施形態では、そのような使い捨て性のキット700は予備無菌化され且つ無菌容器内にパッケージ化(例えば、ブリスターパッケージE.I. du Pont de Nemours and Company社の登録商標であるTYVEK(商標名)等の耐久性バリヤによる環境からのシール)される。無菌容器は制御下の処理環境に置いて開放され得、スプレードライ用及び収集アセンブリの各コンポーネントが、液体サンプル、ガス供給源及びその他のシステムコンポーネントに対し、処理及び収集の各容積部の無菌化が保全されるような様式下に相互結合される。
図19には、液体のスプレードライ方法750の1実施例が図示される。本方法には、液体サンプルのエアロゾル化ステップ755、エアロゾル化した液体サンプルを乾燥してパウダー及び湿潤エアを生成するドライステップ760、パウダーからの湿潤エア分離及びパウダー収集の組み合わせステップ765、を含む。
収集バッグアセンブリに収集したスプレードライパウダーは塩水等の好適な流体により再水和され得る。再水和は、収集パウダーを再水和容器に移行させることで収集バッグアセンブリの外部で実施され得る。しかしながら、少なくとも血液処理用途については再水和を収集バッグアセンブリ内で実施し得ることが好ましい。それら用途では測定容積の再水和流体は例えば、例示実施形態における“スパイク”ポートの1つ等であるところの入手可能なポートを通して収集バッグに付加される。パウダー及び流体の混合物が攪拌され、かくして所望の再水和が達成され得る。少なくとも幾つかの実施形態ではそれらの再水和流体は、例えば輸注による患者処置に際して使用され得る。かくして、少なくとも幾つかの実施形態では、それらの再水和流体は収集バッグアセンブリから患者に直接移行され得る。そのような移行は、例えば、入手可能な端部閉鎖型無菌管(即ち、輸注管)及び又は、例示実施例の“スパイク”ポート等の1つ又は複数の入手可能なポートにより実施し得る。
少なくとも幾つかの実施形態では、収集バッグアセンブリはパウダー収集及び引き続く流体再水和の両用に予備構成され得る。例えば、収集バッグアセンブリは再水和流体チャンバを含み得る。幾つかの実施形態では再構成流体チャンバは、好適な分量の再構成流体で予備充填され得る。図20にはそのようなアセンブリ実施形態が略示される。収集バッグアセンブリ800は、入口ポート808と出口ポート810とを有する外側バッグ802を含む。外側バッグ802の内部にはフィルタ付き収集チャンバ826が配置される。フィルタ付き収集チャンバ826と出口ポート810との間の部分に外側チャンバ828が設けられる。入口及び出口の各ポート808、810の各シール部分811、811’が点線で示される。
収集バッグアセンブリ800は再水和流体リザーバ830をも含む。再水和流体リザーバ830は、例えば、制御自在の流れ弁832により収集チャンバ826と選択的に流体連通する状態で設け得る。流れ弁832は、予備充填された再水和流体リザーバ830と、収集したパウダー827とを、再水和が所望される如き時期まで隔離状態に維持するようになっている脆いデバイスであり得る。そのような再水和は、収集バッグアセンブリ800を、例えば予備充填された再水和流体リザーバ830内の流体に、例えば強く振る、曲げる、伸ばして圧力を加える、の1つ又は複数において操作することで実現され得る。再水和流体は輸注ポート840によりアクセスされ得る。
図21には再水和の他の実施例が略示される。収集バッグアセンブリ850は、入口ポート858と出口ポート860とを有する外側バッグ852を含む。外側バッグ852の内部にフィルタ付きの収集チャンバ866が配置される。フィルタ付きの収集チャンバ866と出口ポート860との間の領域に外側チャンバ868が設けられる。別個の再水和流体リザーバ870が設けられる。再水和流体リザーバ870は、収集チャンバ866との、例えば1つまたは複数の制御自在の流れ弁874’、874”(全体を874とする)による選択的流体連通を、提供するべく流路872を介して連結され得る。弁874の1つ又は複数は、予備充填された再水和流体リザーバ870と、収集したパウダー867とを、再水和が所望される如き時期まで隔離状態に維持するようになっている脆いデバイスであり得る。そのような再水和は、再水和流体リザーバ870を、例えば予備充填された再水和流体リザーバ870内の流体を、例えば加圧する操作により実現させ得る。再水和流体は輸注ポート880によりアクセスされ得る。
一般に、ここで説明する本発明の装置及び技法はスケーラブルなものである。例えば、これに限定しないが、ここで説明する任意の装置及び技法を、1単位の血液に対して適用し得る。ここで説明する任意の装置及び技法は、代表的な血液単位より大きい液体サンプルに対しても適用可能である。例えば、そのような大量のサンプルは、複数単位の血液サンプルのプールから入手し得る。より一般的には、ここで説明する装置及び技法におけるスケール性には明瞭な限界は無い。ここに含まれまたは示唆された各寸法は例示目的のみのものであり、これに限定しようとするものではない。かくして、ここで説明する任意のリザーバ及び収集チャンバ及びその同等物は、1単位(例えば、450mlの血液製品)、プール単位(例えば、複数の標準単位)、の処理を収受するためのサイズ及び形状、または、システムによる液体血液製品及びスプレードライ血液製品を収受する上で必要であり得る如き任意の好適なサイズ及び形状のものであり得る。
ここで説明した例示実施形態は一般に、血漿等のヒトの血液製品の処理を指向するものであるが、それらに限定されるものではない。例えば、ここで説明され且つクレームされる装置及び技法はより一般的には、スプレードライを介しての流体混合物からの成分分離を志向するものであり得る。それらの用途には、動物飼料に使用する如きタンパク質の処理、製薬用途で用いる如き処理が含まれ得る。より一般的には、ここで説明するシステム、装置及び方法は、哺乳類血液製品に対する、獣医学用途を含ませるための処置を志向するものであり得る。
以上、本発明を実施例を参照して説明したが、本発明の内で種々の変更をなし得ることを理解されたい。
100 スプレードライ用アセンブリ
102 ドライ用チャンバ
104 収集サブアセンブリ
106 チャンバ入口
108 液体サンプル
110 ドライ用エア
112 狭幅端部
114 インテークポート
115 バッグ
116 排気ポート
118 フィルタ
119 ドライパウダー
120 収集チャンバ
122 ドライ用ガスポート
124 液体サンプルポート
126 エアロゾル化用ガスポート
130 ノズル
140 スプレードライ用ヘッドアセンブリ
142 ドライ用ガス入口ポート
144 液体サンプルポート
146 エアロゾル化用ガス入口ポート
148 ノズル
200 システム
202 エアロゾル化用ガス供給装置
204 管
206 ガス調圧器
208 第2フィルタ
210 液体サンプルリザーバ
212 液体サンプル
214 流路
216 流体ポンプ
218 第1ガス導管
220 除湿器
221 排気ポート
224 ヒーター
226 第2ガス導管
228 ブロワユニット
230 第3ガス導管
240 コントローラ
242 リンク
266 熱電対
267 導電リード
270 ドライ用ガスフィルタ
300 スプレードライ用ヘッド
302 ドライ用チャンバカバー
304 外側周囲部
306 無菌液体サンプルポート
307 内側ノズル
308 エアロゾル化用ガスポート
310 ドライ用ガス導管
312 ドライ用ガスマニホルド
320 アタッチメントフィクスチャ
322 ドライ用ガスポート
324 周囲シール用表面
326 エアロゾル化用ガスポート
328 周囲シール用表面
330 アタッチメントフランジ
351 エアロゾル化用ガス導管
352 エアロゾル化用ガスフィッティング
353 無菌化用フィルタ
360 ドライ用エアフィルタフレームアセンブリ
362 フィルタ支持フレーム
364 中央ハブ
366 外側円周方向リム
368 スポーク
370 ドライ用ガスフィルタ
371 開放領域
372 中央キャビティ
374 中央オリフィス
375 ノズル
376 ノズルキャップ
377 中央穿孔
378 隆起円筒状セクション
390 ルアーフィッティングカニューラ
392 精密流体チャネル
393 カニューラ
394 流体チャネルオリフィス
396 ルアーフィッティング
398 エアロゾル化用ガスマニホルド
400 スプレードライ用ヘッドアセンブリ
402 ドライ用チャンバカバー
404 外周部
406 ドライ用ガスマニホルド
408 ドライ用ガス導管
412 アタッチメントフィクスチャ
413 ドライ用ガスポート
413b エアロゾル化用ガスポート
414 無菌エアロゾル化用ガスニップル
415 中央凹部
416 エアロゾル化用ガス導管
417 無菌化フィルタ
419 ドライ用ガス入口ポート
420 環状ウェル
422 円周方向リッジ
423 カラー
424 エアロゾル化用ガスポート
426 ノズル
426' 内側ノズル
426” リッジ
428 流体チャネル孔
428” ノズル
450 ドライ用エアフィルタフレームアセンブリ
452 中央ハブ
454 円周方向外側リム
455 スポーク
456 開放領域
460 接触表面
462 開放キャビティ
464 環状壁セクション
468 円筒状シュラウド
470 ノズルキャップ
471 中央オリフィス
480 スプレードライ用ヘッドアセンブリ
482 ディスクフィルタ
484 エアロゾル化用ガスマニホルド
490 精密流体チャネル
500 スプレードライ用チャンバ
502 カラム状壁セクション
504a 共通シーム
506 第1カラム状壁セクション
508 ショルダー壁セクション
510 狭幅壁セクション
600 収集バッグアセンブリ
602 外側バッグ
604a 第1側壁
604c 上方壁セクション
608 入口ポート
610 出口ポート
612 管
614 “スパイク”ポート
616 取り付け用フランジ
620 フィルタ
622 フィルタサポート
624 ラベル
626 収集チャンバ
630 排気延長導管
632 出口ポートキャップ
700 収集アセンブリキット
702 ドライ用チャンバ
704 収集バッグアセンブリ
706 スプレードライ用ヘッドアセンブリ
708 送給管
716 無菌管
722 出口シール用ポイント
723 入口シール用ポイント
750 スプレードライ方法
755 エアロゾル化ステップ
760 ドライステップ
800 収集バッグアセンブリ
802 外側バッグ
808 入口ポート
810 出口ポート
811 シール部分
826 収集チャンバ
827 パウダー
828 外側チャンバ
830 再水和流体リザーバ
832 弁
850 収集バッグアセンブリ
852 外側バッグ
858 入口ポート
860 出口ポート
866 収集チャンバ
867 パウダー
868 外側チャンバ
870 再水和流体リザーバ
872 流路
874 弁
880 輸注ポート

Claims (34)

  1. スプレードライ用アセンブリであって、
    ガス供給装置と液体サンプルとに装着自在のスプレードライ用ヘッドにして、エアロゾル化用ガスを受け、液体サンプルのエアロゾル流れを提供し且つ乾燥用ガス流れを受けるようになっており、液体サンプルのエアロゾル流れを乾燥用ガスに曝露させるスプレードライ用ヘッドと、
    液体サンプルのエアロゾル流れを、湿潤エアと、湿潤エア中に懸濁されたドライパウダーとに分離させるようになっているドライ用チャンバにして、その一端が液体サンプルのエアロゾル流れを受けるために開放され、他端がドライパウダー及び湿潤エアを排出するために開放される細長の中央ルーメンを画定するドライ用チャンバと、
    収集装置にして、
    ドライ用チャンバの前記他端と流体連通する入口ポート、
    湿潤エアからドライパウダーを分離させるようになっているフィルタ、
    少なくとも前記ドライパウダーを収受するサイズのリザーバ、
    前記湿潤エアを収集装置から排出可能とする排気ポート、
    を含む収集装置、
    を含むスプレードライ用アセンブリ。
  2. 前記スプレードライ用ヘッドがドライ用チャンバの開放された前記端部の何れかにシール自在に装着される請求項1に記載のスプレードライ用アセンブリ。
  3. 前記ドライ用チャンバが細長の軸に沿って伸延し、前記中央ルーメンの両端部が共通軸に沿って位置決めされる請求項1に記載のスプレードライ用アセンブリ。
  4. 前記ドライ用チャンバが薄肉の折り畳み性材料から形成される請求項3に記載のスプレードライ用アセンブリ。
  5. 前記ドライ用チャンバの少なくとも一部分が実質的に透明であり、前記ドライ用チャンバの内側部分を観察可能である請求項1に記載のスプレードライ用アセンブリ。
  6. 前記収集装置が、約450ml(約0.951pint)より多くない容積の液体サンプルの単一単位を処理して得たドライパウダーを収受する寸法を有する請求項1に記載のスプレードライ用アセンブリ。
  7. 前記収集装置が、薄肉の折り畳み性材料から形成される収集バッグを含む請求項1に記載のスプレードライ用アセンブリ。
  8. 前記収集装置の少なくとも一部分が実質的に透明であり、前記収集装置の内側部分を観察可能である請求項7に記載のスプレードライ用アセンブリ。
  9. エアロゾル化用ガス流れ及び乾燥用ガス流れからバクテリアをろ過する構成を有する少なくとも1つのフィルタを更に含む請求項1に記載のスプレードライ用アセンブリ。
  10. スプレードライ用チャンバであって、
    その2つの開放端部間を伸延し、長手方向軸に沿って伸延する中央ルーメンを画定する細長の側壁と、
    広幅開放端と狭幅開放端との間を伸延する還元用壁にして、前記広幅開放端が、前記細長の側壁の2つの開放端部の一方に装着された還元用壁と、
    前記還元用壁の狭幅開放端に装着したアタッチメントフランジにして、収集装置に取り付けられるようになっており、前記細長の側壁と、還元用壁と、アタッチメントフランジとが、前記長手方向軸に沿って伸延する液密の開放チャネルを画定するアタッチメントフランジと、
    を含むスプレードライ用チャンバ。
  11. 前記細長の側壁、還元用壁、アタッチメントフランジ、の少なくとも1つが複数のサブセクションを含む請求項10に記載のスプレードライ用チャンバ。
  12. 前記サブセクションの少なくとも1つにおける細長の側壁、還元用壁、アタッチメントフランジ、が連続的である請求項11に記載のスプレードライ用チャンバ。
  13. 前記細長の側壁、還元用壁、アタッチメントフランジ、の少なくとも1つが、薄肉の折り畳み性材料から形成される請求項10に記載のスプレードライ用チャンバ。
  14. 前記細長の側壁の少なくとも一部分が実質的に透明であり、前記スプレードライ用チャンバの内側部分を観察可能である請求項13に記載のスプレードライ用アセンブリ。
  15. スプレードライ用ヘッドであって、
    スプレードライ用チャンバの開放端部に対する液密アタッチメントを形成するようになっているスプレードライ用チャンバカバーと、
    比較的低圧の加熱した乾燥用エア流れ及び比較的高圧のエアロゾル化用ガス流れを少なくとも受けるようになっているガス供給装置インターフェースと、
    液体サンプルを受けるようになっている流体インターフェースと、
    加熱した乾燥用エア流れをろ過するように位置決めした少なくとも1つのフィルタと、
    エアロゾル化用ガス流れをろ過するように位置決めした少なくとも1つの他のフィルタと、
    エアロゾル化された液体サンプル流れを生成するようになっているノズルと、
    を含むスプレードライ用ヘッド。
  16. 前記少なくとも1つのフィルタが環状であり、液体サンプルのエアロゾル流れが、ろ過された乾燥用エア流れに対して中央に位置決めされるよう、ノズル周囲に伸延される請求項15に記載のスプレードライ用ヘッド。
  17. 前記流体インターフェースが、精密流体チャネルを画定する汎用カニューラを含む請求項15に記載のスプレードライ用ヘッド。
  18. 前記少なくとも1つのフィルタ及び前記少なくとも1つの他のフィルタが、無菌境界を創出し得るフィルタ媒体を含む請求項15に記載のスプレードライ用ヘッド。
  19. スプレードライ用収集装置であって、
    ドライ用チャンバの対向端部と流体連通する入口ポートと、
    湿潤エアからドライパウダーを分離させるようになっているフィルタと、
    湿潤エアの収集装置への排出を可能とする排気ポートと、
    を含むスプレードライ用収集装置。
  20. 前記入口ポート及び排気ポートが、対向する各側部に沿って配置される外壁を更に含む請求項19に記載のスプレードライ用収集装置。
  21. 前記外壁内にフィルタが配置される請求項20に記載のスプレードライ用収集装置。
  22. 前記フィルタを外壁に装着するようになっているフィルタサポートを更に含む請求項21に記載のスプレードライ用収集装置。
  23. 前記フィルタがパウチ形状の収集チャンバを形成する請求項19に記載のスプレードライ用収集装置。
  24. 前記パウチ形状の収集チャンバが、約450ml(約0.951pint)より多くない容積の単一単位の液体サンプルを処理して得たドライパウダーを収受する寸法を有する請求項23に記載のスプレードライ用収集装置。
  25. 再水和流体と、再水和流体をドライパウダーと選択的に結合する手段とを更に含む請求項19に記載のスプレードライ用収集装置。
  26. 外壁により画定される容積部が、約450ml(約0.951pint)より多くない容積の単一単位の液体サンプルを収受する寸法を有する請求項25に記載のスプレードライ用収集装置。
  27. 前記フィルタが、無菌境界を創出可能なフィルタ媒体を含む請求項19に記載のスプレードライ用収集装置。
  28. 液体のスプレードライ方法であって、
    液体サンプル流れをエアロゾル化するステップ、
    液体サンプルのエアロゾル流れをドライパウダー及び湿潤エアに分離するようになっている加熱した乾燥用ガスに前記液体サンプルのエアロゾル流れを曝露させるステップ、
    湿潤エアからドライパウダーをろ過するステップ、
    を含む方法。
  29. 前記液体サンプル流れをエアロゾル化するステップと、加熱した乾燥用ガスに液体サンプルのエアロゾル流れを曝露させるステップと、湿潤エアからドライパウダーをろ過するステップとが、共通の長手方向軸に沿って実施される請求項28に記載の方法。
  30. 前記液体サンプル流れをエアロゾル化するステップと、加熱した乾燥用ガスに液体サンプルのエアロゾル流れを曝露させるステップと、湿潤エアからドライパウダーをろ過するステップとが、無菌容積部を画定する処理用アセンブリ内で実施され、前記処理用アセンブリの少なくとも実質部分が薄壁状であり且つ柔軟性を有する請求項28に記載の方法。
  31. 液体サンプル流れが、約450ml(約0.951pint)より多くない容積の単一単位の液体サンプルから入手される請求項30に記載の方法。
  32. 液体サンプルの各単一単位の引き続く処理に先立ち、処理用アセンブリを交換するステップを更に含む請求項31に記載の方法。
  33. 湿潤エアからドライパウダーをろ過するステップが、湿潤エアからドライパウダーを分離し、包囲された容積部内にドライパウダーを保持するステップを含む請求項31に記載の方法。
  34. 前記包囲された容積部内のドライパウダーをシールし、かくして保管中のドライパウダーを周囲環境条件から隔離する無菌境界を形成するステップを更に含む請求項33に記載の方法。
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