JPH0824801B2 - 粉体の払落し方法及び装置 - Google Patents

粉体の払落し方法及び装置

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JPH0824801B2
JPH0824801B2 JP5107787A JP5107787A JPH0824801B2 JP H0824801 B2 JPH0824801 B2 JP H0824801B2 JP 5107787 A JP5107787 A JP 5107787A JP 5107787 A JP5107787 A JP 5107787A JP H0824801 B2 JPH0824801 B2 JP H0824801B2
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filter
powder
tubular body
drying chamber
outside
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JP5107787A
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昭一 岩谷
均 増村
弘毅 高橋
正明 大川原
克己 小林
崇 伊藤
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Ohkawara Kokohki Co Ltd
TDK Corp
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Ohkawara Kokohki Co Ltd
TDK Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、乾燥室自体が多孔性のフィルターで構成さ
れている噴霧乾燥装置における、乾燥室の内面に付着さ
れた粉体を払い落す方法とその装置に関する。
[従来の技術] 従来、乾燥室自体がフィルターで構成された噴霧乾燥
装置はなかった。
一方、類似する例として、小型のバッグフィルターを
用いた場合があるが、このバッグフィルターにおいて
は、円筒形の長いフィルターバグを使用する場合、リバ
ースジェットという粉体の払い落し方法が使われたこと
があった。
また、従来の乾燥室が鋼製の噴霧乾燥装置において
は、噴射空気により内面から粉体を払い落すエアースイ
ーパー装置等が知られていた。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、上記リバースジェットにあっては、多
くの空気を必要とすること、機構が複雑となること等の
欠点があった。
また、従来の噴霧乾燥装置におけるエアースイーパー
装置においては、内部から内面に付着した粉体を払い落
す構造であるため、管状部に粉体の付着が避けられず、
また洗浄が困難である、等の欠点があった。
[問題点を解決するための手段] 従って、本発明は上記従来の問題点を解決したもの
で、本発明によれば、乾燥室が多孔性フィルターにて形
成されている噴霧乾燥装置におけるフィルター付着粉体
の払落し方法において、該フィルターの外側の所定間隔
を隔てた位置より加圧空気を吹き付けるとともに、その
吹き付けを該フィルターの外側を移動させながら行なう
ことを特徴とする粉体の払落し方法、および、乾燥室が
多孔性フィルターにて形成されている噴霧乾燥装置にお
けるフィルター付着粉体の払落し装置において、該フィ
ルターの外側の所定間隔を隔てた位置に加圧空気の吹き
付け口を有する管状体を付設するとともに、該管状体は
該フィルターの外側を移動可能に取り付けられているこ
とを特徴とする粉体の払落し装置、が提供される。
本発明の噴霧乾燥装置の乾燥室を形成する多孔性フィ
ルターとしては、特にその種類を限定するものではない
が、通常繊維製の布やそれらを2種類以上組合わせた組
合わせ膜が用いられる。好ましい多孔性フィルターとし
ては、網目状膜に強度材としての織布あるいは不織布を
貼り合せたものが用いられ、この場合、具体的には網目
状膜はポリ四フッ化エチレン(PTFE)(商品名テフロ
ン)系膜、ポリ三フッ化エチレン系膜、織布,不織布と
しては、ポリイミド、耐熱ナイロン、ポリエステル、ア
ラミド製のものが好ましく用いられる。
多孔性フィルターから成る乾燥室の外側に設けられる
管状体は、フィルターとは接触せず、通常20〜50mm、好
ましくは35〜40mm離して配置される。
管状体には、所定のピッチで加圧空気の吹き込み口が
設けられており、その口径は通常1.5〜3.0mmφ、ピッチ
は通常20〜40mmで形成される。
加圧空気の吹き込みは、約2〜7kg/cm2Gの高圧、また
は約500〜5000mmH2Oの中圧にて、吹き込み口(ノズル)
より噴射する方法で行ない、付着粉体の種類及びエネル
ギー効率等を考慮して吹き込み圧力を適宜決定する。
また、管状体はフィルターの外側に移動可能に付設さ
れているもので、水平あるいは上下方向、さらには斜め
方向等自在に移動できることが望ましく、その移動速度
は通常5〜15m/分、好ましくは8〜10m/分である。
さらに、管状体は軽量化の観点から、Al合金、塩化ビ
ニル樹脂、ステンレススチール等の材質から成るものが
好ましい。
[作用] 噴霧乾燥装置を一定期間運転し、多孔性フィルターで
形成される乾燥室の内側に粉体が付着すると、装置の運
転を停止する。
次いで、ブロアーからの加圧空気を管状体の吹き込み
口より外側からフィルターへ吹き付け、且つ管状体を上
下、水平あるいは斜め方向に移動させることにより、フ
ィルターに付着した粉体を万遍なく払い落す。
[実施例] 以下、本発明を実施例に基ずいて更に詳細に説明す
る。
第1図は本発明に係る粉体の払落し装置を備えた噴霧
乾燥装置の一例を示す概略図で、1は多孔性フィルター
2で形成されている乾燥室、3は原液微粒化装置、4は
熱風発生装置、5は熱風分配装置、6は本発明の粉体の
払落し装置、7は粉体製品回収装置、8は原液調整装
置、9は配管を各々示す。
一方、第2図は本発明の粉体払落し装置の一実施例を
示すもので、(a)は全体図、(b)は粉体払落し装置
における管状体の一部拡大説明図で、管状体10には、所
定のピッチで加圧空気の吹き付け口11が設けられてる。
以上の装置において、乾燥室1内に原液調整装置8か
ら配管9を通って供給され原液微粒化装置3により噴霧
された原液Gは、熱風発生装置4、熱風分配装置5を介
して吹き込まれる熱風Xによって瞬間的に加熱乾燥さ
れ、ガスと微粉体となる。微粉体は、多孔性フィルター
2で分離され、大部分は製品G1として粉体製品回収装置
7により回収されるが、残り、一般に数%の微粉体はこ
のような運転を一定期間続けると、乾燥室1の内側に付
着することになり、圧力損失が増加し、ガスが通過しに
くくなり、遂には運転が継続できなくなる。
そこで、微粉体の付着によりガスと微粉体との分離に
支障を来さないように、ブロアー12より加圧空気を送っ
て、管状体10の吹き付け口11から乾燥室1に向って加圧
空気を噴射し、乾燥室1の内面に付着した微粒体を払落
し、製品G1として、合せて回収される。
次に、さらに具体的な実施結果を説明する。
(実施例1) 第2図に示す形式の噴霧乾燥装置を用い、原液として
セラミックスラリーを処理量30kg/Hrの割合で噴霧し
た。乾燥室は直径2m、直胴高さ1m、全高3mの上部が円筒
形、下部がロート状のもので、乾燥室を形成する多孔性
フィルターとしては耐熱ナイロン不織布にポリ四フッ化
エチレンをラミネートした組合せ膜を使用した。また、
熱風の入口温度は220℃、排風温度は120℃であった。
一方、管状体は乾燥室を形成する多孔性フィルターか
らその加圧空気吹き付け口から40mm離れて設けられ、管
状体が乾燥室の回りを回転する回転数は1.4回転/分と
した。管状体の加圧空気吹き付け口の口径は2.0mmで、
ピッチは25mmであった。そして、加圧空気圧力は0.2kg/
cm2とした。
以上の条件で噴霧乾燥運転を行なったところ、6時間
の連続運転を行なうことができ、粉体の回収率は99%と
なった。
[発明の効果] 以上説明したことから明らかなように、本発明の粉体
の払落し方法及び装置によれば、次の効果が奏せられ
る。
連続的に払い落すので、フィルターの圧力損失も大
きく変化せず、且つ圧力損失の増加も少ないので、連続
運転が可能である。
空気の吹き付けによるので、フィルターの損傷がほ
とんどない。
外部から吹き付けるので、不純物の混入がない。
外部から吹き落すので、噴霧乾燥能力や操作上に悪
影響を与えない。
払落し装置自体を比較的簡単な機構ででき、十分な
払落し効果を上げることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る粉体の払落し装置を備えた噴霧乾
燥装置の一例を示す概略図、第2図は本発明の粉体払落
し装置の一実施例を示すもので、(a)は全体図、
(b)は粉体払落し装置における管状体の一部拡大説明
図である。 1……乾燥室、2……多孔性フィルター、3……原液微
粒化装置、4……熱風発生装置、5……熱風分配装置、
6……粉体の払落し装置、7……粉体製品回収装置、8
……原液調整装置、9……配管、10……管状体、11……
加圧空気の吹き付け口、12……ブロアー、X……熱風、
G……原液、G1……製品。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 弘毅 東京都中央区日本橋1丁目13番1号 ティ ーディーケイ株式会社内 (72)発明者 大川原 正明 神奈川県横浜市緑区池辺町3847 大川原化 工機株式会社内 (72)発明者 小林 克己 神奈川県横浜市緑区池辺町3847 大川原化 工機株式会社内 (72)発明者 伊藤 崇 神奈川県横浜市緑区池辺町3847 大川原化 工機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−59301(JP,A) 実開 昭61−64301(JP,U)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】乾燥室が多孔性フィルターにて形成されて
    いる噴霧乾燥装置におけるフィルター付着粉体の払落し
    方法において、該フィルターの外側の所定間隔を隔てた
    位置より加圧空気を吹き付けるとともに、その吹き付け
    を該フィルターの外側を移動させながら行なうことを特
    徴とする粉体の払落し方法。
  2. 【請求項2】乾燥室が多孔性フィルターにて形成されて
    噴霧乾燥装置におけるフィルター付着粉体の払落し装置
    において、該フィルターの外側の所定間隔を隔てた位置
    に加圧空気の吹き付け口を有する管状体を付設するとと
    もに、該管状体は該フィルターの外側を移動可能に取り
    付けられていることを特徴とする粉体の払落し装置。
JP5107787A 1987-03-05 1987-03-05 粉体の払落し方法及び装置 Expired - Lifetime JPH0824801B2 (ja)

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JPS63218201A JPS63218201A (ja) 1988-09-12
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