JP2013539993A - 多様な組立機構を備えた多関節マネキン - Google Patents

多様な組立機構を備えた多関節マネキン Download PDF

Info

Publication number
JP2013539993A
JP2013539993A JP2013523104A JP2013523104A JP2013539993A JP 2013539993 A JP2013539993 A JP 2013539993A JP 2013523104 A JP2013523104 A JP 2013523104A JP 2013523104 A JP2013523104 A JP 2013523104A JP 2013539993 A JP2013539993 A JP 2013539993A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
articulated mannequin
screw
articulated
coupling
disk
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013523104A
Other languages
English (en)
Inventor
ベラスコ,セルバンド ソト
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Innovative Moving Displays SDe RLDe CV
Original Assignee
Innovative Moving Displays SDe RLDe CV
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Innovative Moving Displays SDe RLDe CV filed Critical Innovative Moving Displays SDe RLDe CV
Publication of JP2013539993A publication Critical patent/JP2013539993A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47FSPECIAL FURNITURE, FITTINGS, OR ACCESSORIES FOR SHOPS, STOREHOUSES, BARS, RESTAURANTS OR THE LIKE; PAYING COUNTERS
    • A47F8/00Dummies, busts or the like, e.g. for displaying garments
    • A47F8/02Wire figures; Contour figures for displaying garments
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47FSPECIAL FURNITURE, FITTINGS, OR ACCESSORIES FOR SHOPS, STOREHOUSES, BARS, RESTAURANTS OR THE LIKE; PAYING COUNTERS
    • A47F8/00Dummies, busts or the like, e.g. for displaying garments
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63HTOYS, e.g. TOPS, DOLLS, HOOPS OR BUILDING BLOCKS
    • A63H3/00Dolls
    • A63H3/04Dolls with deformable framework
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63HTOYS, e.g. TOPS, DOLLS, HOOPS OR BUILDING BLOCKS
    • A63H3/00Dolls
    • A63H3/36Details; Accessories
    • A63H3/46Connections for limbs
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16BDEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
    • F16B2200/00Constructional details of connections not covered for in other groups of this subclass
    • F16B2200/83Use of a magnetic material

Landscapes

  • Toys (AREA)
  • Prostheses (AREA)
  • Instructional Devices (AREA)

Abstract

本発明は、手足を保持する様々な組立機構を備えた多関節マネキンに関する。当該手足は、中空であるまたは中空でないのと同様に、柔軟性がないまたは柔軟性がある。当該組立機構は、少なくとも、磁気的連結機構、磁気的固定機構および連結機構、調節可能な固定機構および連結機構、自由運動機構および固定機構、自動化された運動機構および固定機構、コンポジットディスクディスク機構、2つのボールアンドソケット関節機構、および圧縮ボールアンドソケット関節機構を含んでいる。当該機構は、多関節マネキンの手足の材料に挿入され、多関節のマネキンに全範囲の運動と汎用性をもたらし、多関節マネキンが任意の人間のポーズを取り、ほぼ全ての位置に設置されることを可能とする。当該組立機構によって、多関節マネキンの手足は、所定の位置において静止し、移動された後に所定の位置に自動的に戻り、分割シートの周囲において組み立てられ、自動的な動作を行い、動作部分に対して相互作用する時に、抵抗なく運動を行うことができる。従って、多関節マネキンが配置される場所において、さらに多くの用途に利用することができる。

Description

発明の詳細な説明
[技術分野]
本発明は、各部材を組み立てられた状態に保持する様々な組立機構からなる多関節マネキンに関する。当該組立機構は、少なくとも、磁気的連結機構、磁気的連結および固定機構、調整可能な取り付けおよび固定機構、調整可能な取り付けおよびねじれ機構、取り付けおよび自由運動機構、取り付けおよび自動運動機構、コンポジットディスク機構、二重のニーキャップ機構、および圧縮ニーキャップ機構を含んでおり、当該機構が、多関節マネキンの四肢の間に挿入されていることを特徴としている。
上述の組立機構によって、多関節マネキンに十分な可動性および汎用性が与えられ、多関節マネキンは、任意の人間の姿勢を取ることができ、ほぼどこにでも設置可能となり、また、マネキンに衣服を着脱させる動作が容易化される。当該組立機構によって、多関節マネキンは、任意の指定された静止位置において静止することができ、多関節マネキンの各部材は、移動させられた後に、自動的に元の指定された位置へと戻ることができる。多関節マネキンは、多関節マネキンを分割するシートの周囲において組み立て可能であり、自動的に動作することが可能であり、動く物体と相互作用した時に、抵抗なく動作することが可能である。
さらに、多関節マネキンを構成する部材は、中空である部材であっても中空でない部材であってもよいし、同様に、柔軟性のない部材であっても柔軟性のある部材であってもよい。多関節マネキンの四肢が上述の構成のいずれのものであっても、当該組立機構が取り付けられ、適切に機能することが可能である。
本発明の目的は、上述の特徴、および本明細書を通して記述される他の特徴をも備えた多関節マネキンを提供することである。
[背景技術]
人体のマネキンまたは形状の技術は、数年前から公知であり、主に衣服および/またはアクセサリーを展示するために使用されている。完全な人体のマネキンが多いが、人体の一部分のみのマネキンもあり、例えば、腰から頭までの半身、または腰から足までの半身のマネキンなどがある。一般的な人体のマネキンは、頭部がある場合とない場合とがあるが、多関節の四肢を有しておらず、マネキンの組立機構は、マネキンの各部材を繋ぎ止める機能のみを有している。そのため、マネキンに衣服を着脱させる場合には、マネキンの部材を少なくとも1つ(例えば、腕または脚)を取り外す必要がある。従って、これらの部材を再度組み立てる場合に作業が複雑となるため、時間を浪費が生じ、さらに、不適切な組み立てによる組立機構の損傷および/または故障が生じるリスクがある。
現在、多関節の四肢を有する人体のマネキンは、固定機構によって一体に組み立てられることが通常であり、当該マネキンは、米国特許第105,718号、米国特許第296,321号、スペイン特許第6,409,516号、米国特許第2,245,575号、米国特許第5,180,086号、米国特許第6,203,396号、米国特許第89,739号、米国特許第5,630,745号、米国特許第4,619,540号、米国特許第6,257,467号という、数々の特許において説明されていることは、言及に値する。
上述の多関節マネキンの問題点の1つは、通常はマネキンの部材に重ねられたり、マネキンの部材に組みこまれたり、マネキンの部材にボルトで留められたりしている固定機構が、マネキンの部材間の中にしっかりと挿入されず、時間の経過に応じて、また、使用回数の増加に応じて、それらの固定機構が緩む可能性が増加し、機能不全を引き起こすことである。
上述の多関節マネキンの他の問題点は、マネキンのロック機構は、小さな固定力によって、マネキンの部材を組み立てられた状態に維持する機能のみを有しているため、固定機構自体の重さ、または、ある程度の振動によって、当該部材が指定された位置から移動してしまうことである。
上述の多関節マネキンのさらに別の問題点は、上述のマネキンの組立機構は、(i)マネキンの部材が移動させられた後に、指定された位置へ自動的に戻ること、(ii)分割シートの周囲においてマネキンを組み立てること、(iii)マネキンが自動的な動作を実行すること、(iv)他の移動している物体との相互作用よって、抵抗なく動くこと、(v)マネキンの組立機構が、マネキンの組立機構のメンテナンスや取り換え、または他の組立機構との取り替えなどのために、組立機構を取り外すことが可能な構成をとること、を実現できないことである。
さらに、上述の多関節マネキンの大部分が有する別の問題点は、マネキンの固定機構が配置されている連結部の解剖学的な形状が、実際的な人体の外見と異なることである。これは、マネキンの部材を可動とするために、連結部が非常に粗雑かつ見栄えの悪い形状として設計されており、まるで連結部が変形しているかのように見えるためである。
さらに、上述の多関節マネキンの別の問題点は、マネキンの固定機構が配置されている部分において、マネキンに対して不自然な外見を与えるとともに、非常に見栄えの良くない多くの貫通孔および/または外部空洞を与えている、ネジ、ナット、および/またはマネキンの部材を連結する固定機構の部材の一部が見えることが多いことである。
多関節マネキンの発明の中には、体の特定の部材の位置しか調整できないもの、例えば、頭、腕、前腕、脚、またはふくらはぎの位置しか調整できないものがある。この場合、マネキンは非常に限られた、不自然な体勢をとるため、これらの多関節マネキンは、人間として自然な体勢をとっているという印象を、見る人に与えない。
ここで、柔軟性を有する人体マネキンは、様々な姿勢をとることができるが、マネキンのカバーが通常1つの部品から構成されているという問題点がある。そのため、マネキンの部材が曲げられた場合に、カバー表面にしわができ、柔軟性を有するマネキンの外観が不自然になり、また、時間経過に伴って、これらのしわによってカバー表面が破れて、柔軟性を有するマネキンが変形したような見掛けとなり、解剖学的に不適であり、かつ不快な外見となってしまう。別の問題として、上述の柔軟性を有するマネキンの外見は、スポンジのような不自然な外見となっており、顔の特徴の細部および人体の明確な体のラインの細部との両方を欠いていることがあげられる。
このような理由から、多関節マネキンには、(i)実際的な任意の人体の姿勢を取ることができること、(ii)体全体を通じて関節を有すること、(iii)どの部材も取り外さずに衣服を着脱させることができること、(iv)組立機構配置されている部分が解剖学的に実際的な外観を有し、内部部材(例えば、ネジまたはナット)が外部から見えないこと、(v)マネキンの部材の間に組立機構がしっかりと挿入されていること、(vi)組立機構の圧力および力を調整することができること、(vii)マネキンの部材が移動させられた後に、組立機構によってそれらのマネキンの部材を、指定された位置へと自動的に戻すことができること、(viii)分割シートの周囲においてマネキンの部材を組み立てることができること、(ix)マネキンの部材が自動的な動作を行うことができること、(x)動作している物体と相互作用した時に、マネキンの部材が抵抗なく動作することができること、(xi)マネキンの部材は中空であっても中空でなくてもよく、また、柔軟性のない部材でも、柔軟性のある部材でもよいこと、(xii)マネキンのカバー表面にしわや変形が発生しないこと、(xiii)マネキンが、マネキンの組立機構のメンテナンスや取り換え、または他の組立機構との取り替えなどのために、組立機構を取り外すことができるような構成をとることが必要である。
当該多関節マネキンは、組立機構として複数のオプションを有しているため、現在の多関節マネキンに適用される様々な使用法において、要求通りに使用することができ、要求通りの位置に設置することができる。
本発明の詳細を示す添付図面について、以下にて説明する。当該図面は、本発明に係る多関節マネキンおよびその様々な組立機構について十分に理解できるよう図示および説明を行っている。本発明が実施可能であることは、明確な詳細がなくとも、当業者であれば明らかであろう。本発明の説明が過剰になることを避けるため、公知の技術については詳細に例示または説明を行わない。
なお、本発明を実施する方法を例示するために、人体の解剖学的な形状を用いたが、形状は、動物の体、未知の存在、物体など他の任意の物体であってもよい。
[図面の簡単な説明]
図1は、本発明の多関節マネキンの直立不動状態での正面図である。多関節マネキンを構成する各部材(1−9b)、各連結部(10−18、81、82、および90)の位置が示されている。各連結部は、側面(19a)または正面(19a)から見た組立機構の回転軸を表すことによって適宜示されている。さらに、胴(3)の2つの水平方向の空洞(3e)のうちの1つ、および臀部(4)の2つの水平方向の空洞(4a)のうちの1つが強調されている。
図2は、走る動作を模倣した姿勢での本発明の多関節マネキンの側面図である。多関節マネキンを構成する各部材(1−9b)、各連結部(10−18、81、82および90)の位置が示されている。各連結部は、側面(19a)または正面(9a)から見た組立機構の回転軸を表すことによって適宜示されている。
図3は、頭部(2)および胴(3)の首(3c)の側面図である。頭部(2)および首(3c)は組み立てられていない状態であり、透明のカバーによって覆われている。この透明のカバーは、それぞれの空洞(2a、2c、および3d)を示し、また、頭部(2)および首(3c)を繋ぎ止め、頭部(2)が任意の方向に移動することを可能にする、組立構造に対応する二重のニーキャップ構造(91’)を示すためのものである。
図4は、上述の二重のニーキャップ構造(91’)のニーキャップ(91)を示し、ニーキャップ(91)に合わせる外側の部分(91bおよび91d)を示す図である。
図5は、上述の二重のニーキャップ構造(91’)のニーキャップ(91a)を半分に切断した図を示し、内部を構成する部分(91cおよび91e)を示す図である。
図6は、上述の二重のニーキャップ構造(91’)の代用となる従来式のニーキャップ(96)を示す図である。
図7は、磁気的連結機構(37)の立体分解図である。
図8は、分割シートの周囲において組み立てられた上述の磁気的連結機構(37)の斜視図である。
図9は、磁気的連結および固定機構(39)の立体分解図である。
図10は、固定ネジを有する調整可能な連結および固定機構(40)の立体分解図である。
図11は、可動ネジを有する調整可能な連結および固定機構(45)の立体分解図である。
図12は、部分的に組み立てられた調整可能な連結および二重の固定機構(53)の斜視図である。
図13は、調整可能な連結およびねじれ機構(50)の立体分解図である。
図14は、円筒型の仕切り(22a)の内部をより明確に示すために、断面から見た上述の調整可能な連結およびねじり構造(50)の第1のディスク(22)の斜視図であり、ねじりバネ(23)および径方向荷重ベアリング(24)をも示す図である。
図15は、穿孔を有する円筒(51a)、溝を有するネジ(51b)、および締め具(51c)の斜視図である。
図16は、外周の円状の溝(25a)に配置された複数の小球(25b)を備えた溝を有するディスク(25)の透視図である。
図17は、上述の小球(25b)の代用となる軸方向荷重ベアリング(25c)の斜視図である。
図18は、仕切りを備えた溝を有するディスク(22d)の斜視図である。
図19は、2つの半球型の連結部(1)および補完的な部分(60)の側面図であり、当該部材は部分的に組み合わされており、内部の組立機構を示すための透明のカバーを有している。
図20は、分解された状態において不透明なカバーがなされた、図19に示す上述の2つの半球型の連結部(1)の斜視図である。
図21は、半球型の連結部(1)および上腕(5a)の組立を示す斜視図である。
図22は、上腕(5a)の斜視図であり、上腕(5a)の平面(65および66)に配置された球状の隆起(26a)、球状の空洞(27a)、中央の開口部(68)が示されている。
図23は、差し込みベース(30)の正面図である。
図24は、差し込みベース(20)の正面図である。
図25は、仕切りを備えたカップリングディスク(33)の正面図である。
図26は、平滑なカップリングディスク(34)の正面図である。
図27は、中央のガイド開口部を備えたカップリングディスク(36)の正面図である。
図28は、連結および自動運動機構(55)の立体分解図である。
図29は、図11に示された球状の空洞を備えたディスク(27)の断面(28a)の正面図である。球形の空洞を備えた当該ディスク(27)は、斜め方向フランジ(70)を備え、中空の部材(72)に挿入されている。
図30は、上述の断面(28a)の正面図である。球形の空洞を備えた上記円板(27)は、「Z」型のフランジ(71)を備え、中空でない部材(73)に挿入されている。
図31は、図28に示されたコンポジットディスクの断面(28b)の正面図である。差し込みベース(30)は、「Z」型のフランジ(71)を備え、さらに平滑なカップリングディスク(34)および1つの円錐状の頭部(56)を有するネジと共に、中空でない部材(73)に挿入されている。
図32は、径方向の溝を備えたディスク(29)の斜視図である。円板のフランジ(20b)は、「Z」型のフランジ(71)である。
図33は、フランジのない球状の隆起を備えたディスク(26d)の斜視図である。当該ディスク(26d)は、同心円状に円板に取り付けられたフランジを備える鉄製部分を含む。
図34は、球形の隆起を備えた円板(26)の斜視図である。
図35は、球形の隆起を備えた円板(26)の斜視図である。当該ディスクのフランジ(20b)には複数の切込み(26c)が入っている。
図36は、前腕(6a)および手(6b)の斜視図である。当該前腕(6a)および手(6b)は分解された状態で示されており、それぞれの空洞(84、85)および圧縮ニーキャップ構造(80)を示すため透明の覆いがなされている。
[本発明の詳細な説明]
本発明は、実際に使用されている多関節マネキンに組み込むことが可能な様々な組立機構に関し、主に、人体の外見に関して、使用効果を向上させる。
特徴の詳細、および本発明の多関節マネキンの様々な部材および組立機構の組み込み方法、組立方法、調整方法、および操作方法は以下に説明され、添付の図面にて示されている。これらは例示を目的として記載されるものであり、本発明を限定するものではない。
多関節マネキンの様々な部材に埋め込まれる組立機構は、多関節マネキンに適用されることによって、さらに大きな利益をもたらすという点において特徴的である。例えば、多関節マネキンの着脱操作を容易化することができ、様々な体勢をとるように調整できる多関節マネキンの簡便さによって、取扱いを容易にし、加えて、使用される材料によってマネキンを軽量化し、ある場所から別の場所への輸送を容易化することができる。本発明の多関節マネキンの他の利点は、後述の記載に沿って説明され、添付の図面に示される。
本発明の目的は、上述の特徴、および本明細書を通じて記載される他の特徴を有する多関節マネキンを提供することであり、主な利点および有効性として、(i)高い視覚効果を提供する、(ii)衣服、履物、および/またはアクセサリーに対する優れた汎用性を示す、(iii)宣伝される製品および/またはサービス(例えば、人間工学的な家具、自動車の内部、ある製品の推奨される使用法など)の利益、特徴、利点、寸法、および要求事項を効果的に示すことを可能にする、(iv)イベント宣伝を強化して、シナリオを助成して環境を創造することを可能にする、(v)地上および空の両方のシーンを構築することを可能にする、などの特徴を有する多関節マネキンとして機能する。
本発明の目的は、上述の特徴および本明細書を通して記載される他の特徴を有する多関節マネキンを提供することであって、主な利点および有効性として、(i)高い視覚効果を提供する、(ii)衣服、履物、および/またはアクセサリーに対する優れた汎用性を示す、(iii)宣伝される製品および/またはサービス(例えば、人間工学的な家具、自動車の内部、ある製品の推奨される使用法など)の利益、特徴、利点、寸法、および要求事項を効果的に示すことを可能にする、(iv)イベント宣伝を強化して、シナリオを活性化させ環境を創造することを可能にする、(v)地上および空中の両方のシーンを構築することを可能にする、などの特徴を有する多関節マネキンとして機能する。
本発明の多関節マネキンのさらなる利点として、マネキンに衣服を着脱させる場合に、マネキンの腕または脚を分解したり、組み立てたりする必要がないことがあげられる。このような分解および組み立ては、従来のマネキンが持つ問題点であり、このような作業が行われるたびに、これらの部材が劣化し、マネキンを使用不可能な状態にしてしまい、他の部材と交換しなければならなくなることが多い。
多関節マネキンを構成する部材は、柔軟性がないものでも柔軟性があるものでもよく、同様に、中空であっても中空でなくてもよい。柔軟性のない中空の部材、柔軟性のある部材、または中空でない部材が好ましい。マネキンを軽量化するために、マネキンの材料として、プラスチック、繊維ガラス、樹脂、ポリウレタン、ボール紙、または、混合した時に、多関節マネキンの部材を形成する骨組みの内部の形状を維持可能な、材料、化合物、および/または物質の任意の混合物を使用することができる。材料としてはプラスチックが好ましい。プラスチックを使用すれば、マネキンの重量を非常に軽くでき、かつ衝撃および/または落下に対する抵抗力が強いため、マネキンが破壊されることを防止し、それゆえに簡単かつ安全にマネキンを操作できる。
本発明の添付図面における参照符号の矢印の意味を明確にするために、以下にて説明を行う。
矢印

Figure 2013539993

は、組立機構を指す。
矢印

Figure 2013539993

は、組立機構に関連する部材または構成要素を指す。
矢印

Figure 2013539993

は、部材または構成要素の連結部または一部を指す。
矢印

Figure 2013539993
は、または部材や構成要素の内部、または外部から隠れた部分を指す。
以下に、表1を示す。表1は、添付図面について、その中にある参照符号の理解を助けるために示されている。
Figure 2013539993
Figure 2013539993
Figure 2013539993
Figure 2013539993
Figure 2013539993
上述の図1および図2を参照すると、本発明の多関節マネキンは、少なくとも、頭部(2)、胴(3)、2つの上半球型の連結部(1)、2つの上腕(5a)、2つの肘(5b)、2つの前腕(6a)、2つの手(6b)、臀部(4)、2つの下半球型の連結部(1)、2つの上腿(7a)、2つの下腿(7b)、2つのふくらはぎ(8a)、2つの足(8b)によって構成されていることが理解される。
上述の部材は、連結点(10、11、12、13、14、15、16、17、18、81、82、および90)に配置されている組立機構によって、組み立てられた状態に保持されている。上記連結点は、頭部(2)と胴(3)との間、胴(3)と上半球型の連結部(1)との間、上半球型の連結部(1)と上腕(5a)との間、上腕(5a)と肘(5b)との間、肘(5b)と前腕(6a)との間、前腕(6a)と手(6b)との間、胴(3)と臀部(4)との間、臀部(4)と下半球型の連結部(1)との間、下半球型の連結部(1)と上腿(7a)との間、上腿(7a)と下腿(7b)との間、下腿(7b)とふくらはぎ(8a)との間、ふくらはぎ(8a)と脚(8b)との間に配置されている。
図3に示されるように、頭部(2)の下部には、少なくとも1つの開口部(2b)を上部に備える垂直方向の空洞(2a)がある。上記垂直方向の空洞(2a)は、胴(3)の上部中心に位置する首(3c)の周りに設けられている。首(3c)は少なくとも上部が円筒形になっており、さらに内部には同心円状に配置された垂直方向の溝穴(3d)が設けられている。
図3に示されるように、頭部(2)と胴(3)とは、頭部(2)および首(3c)の空洞(2a、3d)の内部に位置するカップリング構造の二重のニーキャップ構造(91’)によって組み合わされる。図3、図4、および図5に示されるように、当該二重のニーキャップ構造(91’)は、少なくとも、2つのニーキャップ(91)、ネジ(92)、鉄製部分(93)、およびロッド(94)を備え、各ニーキャップ(91)は、少なくとも、球状の隆起(91b)、球状の空洞(91c)、ニーキャップを長手方向に走る中央の孔(91e)を備える。
上述のニーキャップ(91)の変形例では、突出部(91b、91c)をさらに離れた位置に配置することによって、上記ニーキャップ(91)の運動の自由度がより大きくなるように、球状の隆起(91b)と球状の空洞(91c)との間に設けられる円筒部(91d)をさらに備える。
上述の二重のニーキャップ構造(91’)の組み立て方法は、図3の部材が示された順序の通りであり、説明すると以下の通りである。同心円状に穴が開けられ、内部が広げられた鉄製部分(93)が、首(3c)の垂直方向の空洞(3d)の下に挿入され、ネジ(92)が、鉄製部分(93)にしっかりと接合されながら中心の穴を垂直方向に貫通する。鉄製部分(93)およびネジの頭部(92)は、首(3c)の材料に挿入される。次に、首(3c)の垂直方向の空洞(3d)に挿入されたネジ(92)に、第1のニーキャップ(91)が固定され、ネジ(92)が、第1のニーキャップ(91)の中央の穿孔(91e)に挿入された状態になる。一方、第2のニーキャップ(91)は、その球状の空洞(91c)によって、第1のニーキャップ(91)の球状の隆起を覆うように、第1のニーキャップに取り付けられる。当該構造は、一度組み立てられると、頭部(2)が自身の重さによって位置から移動することを防ぐ一定の圧力を維持する。さらに、ロッド(94)の一端は、第2のニーキャップ(91)の中央の穿孔(91e)に挿入され、もう一方の先端は、頭部(2)の空洞(2a)の開口部(2b)に挿入される。
上述の二重のニーキャップ構造(91’)によって、多関節マネキンの頭部(2)は、所定の姿勢のまま、任意の方向に動くことが可能である。さらに、二重のニーキャップ構造(91’)によって、道具を使うことなく、手作業によって、頭部(2)を胴(3)に取り付けたり、頭部(2)を胴(3)から取り外したりすることができる。
上述の二重のニーキャップ構造(91’)の他の変形例では、頭部(2)をより多くの姿勢において設置可能とするために、3つ以上のニーキャップ(91)を備えることも可能である。
また、上述の二重のニーキャップ構造(91’)の他の変形例では、図6に示されたニーキャップに類似した少なくとも1つのベース(96a)およびステム(96b)を備えた従来式のニーキャップ(96)を用いることも可能である。頭部(2)が他の方法によって胴(3)に取り付けられることを可能とするために、ベース(96a)は、首(3c)の垂直方向の溝(3d)の内部にネジまたはリベットによって留められ、ステム(96b)は、頭部(2)の空洞(2a)の開口部(2b)に挿入される。
二重のニーキャップ構造(91’)および従来式のニーキャップ(96)の変形例では、頭部(2)と胴部(3)とを組み立てるための延長部分として機能する管(95)が、ロッド(94)または軸(96b)の上端に適宜備えられる。
図3に示されるように、頭部(2)の変形例は、空洞(2a)の上端に位置する開口部(2b)の上に同心円状に配置された円筒形の空洞(2c)を備える。当該円筒形の空洞(2c)は、従来式のニーキャップ(96)のステム(96b)または管(95)が所定の深さにおいて頭部(2)に挿入されるために、ロッド(94)の上端に対する段差として機能する。
図3に示されるように、頭部(2)の円筒形の空洞(2c)の変形例では、頭部(2)がぐらつかないように、少なくとも1つの絞り部(2d)が備えられる。ぐらつきが防げるのは、絞り部(2d)が、ロッド(94)、従来式のニーキャップ(96)のステム(96b)、筒(95)の周囲において、一定の圧力に保たれるからである。
また、図1に示されるように、胴(3)は、上部側面に、下端が平面(3f)の水平方向の空洞(3e)を2つ備え、臀部(4)は、内部側面に、下端が平面(4b)の水平方向の空洞(4a)を2つ備える。
図1および図2に示されるように、上記胴(3)の変形例では、胴(3)は、胴の上部(3a)および胴の下部(3b)の2つの部材に分けられ、各部材が連結点(10a)のカップリング機構によって組み立てられる。これにより、多関節マネキンは、胴(3)を一側面に向けて回転させるような姿勢を取ることが可能になる。
図19および図20に示されるように、上述の半球型の連結部(1)は、少なくとも、1つの閉じた半球部(62)、および好ましくは閉じた半円筒部または半円錐部(63)にとって形成され、それらは移行部(64)によって組み合わされている。これにより、両部分(62、63)の平面(65、66)は、少なくとも互いに垂直になる。閉じた半円筒部または半円錐部(63)の平面(65)は、胴(3)および臀部(4)の水平方向の空洞(3e、4a)の平面(3f、4b)と接するので、当該半球形型の連結部(1)が、水平に配置される。
図20は、分解された状態において、不透明なカバーがなされた、図19に示された上述の2つの半球型の連結部(1)の斜視図である。この図は、各部分(62、63、および64)、およびその平面(65、66)の配置を、異なる角度から示す図である。
図21および22に示された上腕(5a)において、上腕(5a)、肘(5b)、前腕部(6a)、上腿(7a)、下腿(7b)、ふくらはぎ(8a)などの多関節マネキンの部材は、上述の半球型の連結部品(1)と同様の構成を有しており、その相違点は、閉じた半円筒部または半円錐部(63)が、少なくとも上腕(67)、肘、前腕、脚の上部、大腿、ふくらはぎのそれぞれの形に似ている点である。
図21では、半球型の連結部(1)と相互作用する部材が、物理的に組み立てられた時に、どのように見えるかを例示するために、半球形連結部品(1)と上腕(5a)とが、組み立てられて不透明な覆いがなされた状態で示されている。当該部材は、半球型の連結部(1)と共に組み立てられると、部分的に球形になることが分かる。
閉じた半球部(62)を備える部材は、ある姿勢から動く時は、常に少なくとも球形部分の形を維持するので、どのような姿勢に置かれても柔らかな形状を維持でき、多関節マネキンに着用させられる衣服が破けたり裂けたりすることを防ぐという利点がある。
図1および図2に示されるように、当該部材の平面(65)は、胴(3)の水平方向の空洞(3e)の平面(3f)と上半球型の連結部(1)の平面(3f)との間、上腕(5a)と肘(5b)の間、前腕(6a)と手(6b)との間、臀部(4)の水平方向の空洞(4a)の平面(4b)と下半球型の連結部(1)との間、上腿(7a)と下腿(7b)との間、ふくらはぎ(8a)と足(8b)との間の連結点(10、12、15、17、81、および82)に位置し、少なくとも円形の平面(65)である。
図1および図2に示されるように、当該部材の平面(66)は、胴の上部(3a)と胴の下部(3b)との間、上半球型の連結部(1)と上腕(5a)との間、肘(5b)と前腕(6a)との間、胴(3)と臀部(4)との間、下半球型の連結部(1)と上腿(7a)との間、下腿(7b)とふくらはぎ(8a)との間の連結点(10a、11、13、14、16、18)に位置し、少なくとも部分的に円形の平面(66)である。
上記円形の平面(65)および部分的に円形の平面(66)を平面にするのは、多関節マネキンの様々な部材がそれぞれ適切に組み合わされるようにするためであり、また当該平面(65、66)が挿入される組立機構の平面(20a、30a)と位置合わせをするためである。
本発明の多関節マネキンは、磁気的連結機構(37)、磁気的連結および固定機構(39)、固定ネジを備えた連結および調整可能な固定機構(40)、可動ネジを備えた連結および調整可能な固定機構(45)、連結および二重の調整可能な固定機構(53)、調整可能な連結およびねじり機構(50)、連結および単純な自由運動(不図示)、径方向荷重と協同する連結および自由運動機構(不図示)、軸方向荷重と協同する連結および自由運動機構(不図示)、径方向および軸方向荷重と協同する連結および自由運動機構(不図示)、連結および自動運動機構(55)、およびコンポジットディスクのうちの、少なくとも1つの組立機構によって、部材を組み合わせた状態に繋ぎ止める。上述の組立機構の特徴は、組立機構が、本発明の多関節マネキンの材料の間に挿入されることによって、取り付けられた部材から動いたり、ぐらついたり、分離することを防ぐ点にある。
本発明の添付図面の内容を過剰にしないために、以下の説明におけるネジ山、ナット、座金、ロッド、軸、およびネジ穴は、図示されていない。
図7は、上述の磁気的連結機構(37)の分解図である。磁気連結構造(37)は、少なくとも、片面側に向かって特定の角度に突出したフランジ(20b)に外周を囲まれた2つの平滑なディスク(20)、平滑なディスク(20)のフランジが突出している側の平面(20a)上に同心円状に保持された2つの磁石(38)を備えている。磁気的連結機構(37)は、磁石(38)の磁気的な引力によって、組み立てられた状態に維持される。この時、平滑な円板(20)は、それぞれのフランジ(20b)が逆方向に位置するように。互いに平行で同心の状態で保たれている。
上述の平滑な円板(20)は、本発明の多関節マネキンの部材に挿入される。これは、図19に示された半球型の連結部(1)に挿入される固定ディスク(26、27)と同様に、フランジ(20b)は当該部材の材料に埋もれ、平面(20a)は、取り付けられる部材の平面(65または66)に対向して配置されるためである。
図8に示されるように、上述の磁気連結構造(37)は、分割シート(37a)の周囲において組み立てることができる。当該分割シート(37a)は、例えばガラス板、木板、金属板、または2つの平滑な円板(20)の間に位置する任意の物体であってよい。また、分割シート(37a)は、平坦であり、平滑な円板(20)の平面(20a)が、当該分割シート(37a)の表面において適切に支持されることが好ましい。また、当該分割シート(37a)は薄く、磁石(38)が強力な磁気的な引力を持ちながら、磁気的連結機構(37)に連結された状態を維持することができる。
上記平滑円板(20)の平面(20a)のフランジが突出している面(20b)と異なる面には、滑り止めフィルム(図示省略)が貼られてもよい。これは、磁気的連結機構(37)の平滑な円板(20)が滑り落ちることを防ぐためであり、さらに、分割シート(37a)において滑りが生じることを防ぎ、引っ掻きを防ぐためである。
磁気的連結機構(37)の数々の応用例の中の1つでは、部材間に挿入された分割シート(37a)によって組み合された多関節マネキンの本体を維持することができる。この場合、磁気的連結機構(37)は、本発明の多関節マネキンの部材のほぼどの部材にでも挿入可能である。例えば、臀部(4)が分割シート(37a)の片面に位置し、胴(3)が反対の面に位置することも可能で、両部材は少なくとも1つの磁気的連結機構(37)によって組み合わせられ、これにより多関節マネキンの本体が、分割シート(37a)を交差または浮遊しているように見える。
磁気的連結機構(37)の他の応用例では、分割シート(37a)が間に挟まれた状態において、当該構造を同一の部材に取り付けることができる。つまり、製造時から2つ以上の部分に分割された1つの部材は、分割によって生じた面に1つまたは複数の磁気的連結機構(37)を挿入することができる。例えば、前腕(6a)が製造時に2つの部分に分割され、分割によって生じた領域に磁気的連結機構(37)が挿入される場合、前腕(6a)の片方の部分は分割シート(37a)の片面に位置し、他方の部分は分割シート(37a)の反対側に位置する。そして前腕(6a)の両部分は、当該磁気的連結機構(37)によってまとめられる。従って、前腕(6a)は分割シート(37a)を交差または浮遊しているように見える。
平滑な円板(20)の変形例では、ネジやロッド、軸など、好ましくは円筒形の物体が当該中央の開口部(20c)を通過するために、幾何学的な円形をした中央の開口部(20c)が、さらに備えられている。
図9は上記磁気的連結および固定機構(39)の分解図である。磁気的連結および固定機構(39)は、少なくとも、球状の隆起を備えるディスク(26)、球状の空洞を備えるディスク(27)、固定ネジ(41)、2つの磁石(38)を備えている。球状の隆起を備えるディスク(26)は、上記磁気的連結機構(37)の平滑な円板(20)と類似しており、その相違点は、フランジ(20b)が突出している面と反対の平面(20a)に、径方向に配置された複数の球状の隆起(26a)を有している点である。同様に、球状の空洞を備えるディスク(27)は、上記平滑な円板(20)と類似しており、その相違点は、フランジ(20b)が突出している面と反対の平面(20a)に、上記球状の隆起(26a)と対応するよう並べられた径方向に配置された複数の球形の空洞(27a)を有している点である。磁石(38)は、それぞれ上記ディスク(26、27)の平面(20a)のフランジ(20b)が突出している面に、同軸上に配置されており、固定ネジ(41)は、少なくとも、ディスク(26、27)の中心を通過し、ディスク(26、27)のいずれか一方に取り付けられ、円板が同軸上に並んでいる状態を保持する。これにより、上記ディスク(26、27)が接近する時、磁石(38)は円板間に磁気的な引力を及ぼす。この磁気的な引力によって、球状の隆起(26a)は、球状の空洞(27a)に入り込み、組み合わされ固定される。これにより、当該ディスク(26、27)が回転軸を中心に回転する時、当該ディスク(26、27)は、球状の隆起(26a)および球状の空洞(27a)の分だけ等距離移動する。したがって当該磁気的連結および固定機構(39)を備える部材は、どのような位置においても一定の圧力において固定された状態で保持される。
取付機構および上記磁気的連結および固定機構(39)の固定ネジ(41)は、ネジ山の有無に関わらず適切に機能することができる。これは、固定ネジ(41)の主要な役割が、ナットやネジ山によって締めされることなく、球状の隆起部を備える円板(26)を、球状の空洞部を備えるディスク(27)に対して、同軸に配置させることであるためである。
上記磁気的連結機構(37)および上記磁気的連結および固定機構(39)の変形例では、当該組立機構の部材を少なくするために、磁石(38)を1つのみ備える。この場合、磁石(38)を含まないディスク(20、26または27)は、少なくとも、磁気的引力の特性を有する磁石から作られているものを用いる。
図10は、上記固定ネジを備えた連結および調整可能な固定機構(40)の分解図であり、「断面A」と「断面B」とに分けられている。「断面A」は、少なくとも、上記磁気的連結および固定機構(39)のディスク(26)に類似した球状の隆起部を備えるディスク(26)および固定ネジ(41)を備え、少なくとも固定ネジ(41)の先端が球状の隆起部を備えるディスク(26)のフランジ(20b)が突出している平面(20a)にしっかりと取り付けられている。「断面B」は、少なくとも、上記磁気的連結および固定機構(39)のディスク(27)に類似した球状の空洞部を備えるディスク(27)、拡張バネ(42)、四角ナット(43)、四角カバー(44)を備え、四角カバー(44)は球状の空洞部を備えるディスク(27)のフランジ(20b)が突出している平面(20a)にしっかりと取り付けられる。
上記固定ネジ(41)および球状の隆起部を備えるディスク(26)が、1つの部品として、配置される部材と共に回転することを可能とするために、固定ネジ(41)は、球状の隆起部を備えるディスク(26)にしっかりと取り付けられる。
四角カバー(44)、球状の空洞部を備えるディスク(27)、拡張バネ(42)、四角ナット(43)が、1つの部品として、配置される部材と共に回転することを可能とするために、四角カバー(44)は球形空洞部を備えるディスク(27)にしっかりと取り付けられる。
上記固定ネジを備えた連結および調整可能な固定機構(40)の組み立て方は、図10に示す部品の順序通りであり、「断面A」の固定ネジ(41)は、球状の空洞部を備えるディスク(27)の中央の開口部(20c)、拡張バネ(42)、四角ナット(43)を通過し、四角カバー(44)の閉じた面に位置する開口部(44c)を通過する。また、固定ネジ(41)は、四角ナット(43)によって締められる。
固定ネジを備えた連結および調整可能な固定機構(40)の組み立ておよび調節のために、当該構造を含む部材の少なくとも1つを手作業によって回転する必要がある。これにより、固定ネジ(41)を四角ナット(43)によって締めることが可能となる。この場合、固定ネジ(41)は、四角ナット(43)によって拡張バネ(42)を圧縮または減圧するので、固定ネジを備えた連結および調整可能な固定機構(40)を組み立て、固定力を調節することができる。
固定ネジを備えた連結および調整可能な固定機構(40)を取り付けることができる多関節マネキンの連結点は、アクセスすることが難しい。つまり、図19の固定ネジを備えた連結および調整可能な固定機構(40)に示されるように、その形状や構造のために、多関節マネキンのカバーの外側から、工具(不図示)を用いながら、当該固定機構(40)の組み合わせ固定力を調整することができない連結点である。図1および図2に示されるように、当該機構(40)は、連結点10、12、14、17、81、82に取り付けることができる。さらに、当該機構(40)は、胴(3)上部の側面に位置する連結点(10)と同様に、臀部(4)の下部に位置する連結点(15)にも取り付けることができる。
上記四角カバー(44)の機能の1つは、上記拡張バネ(42)および四角ナット(43)を内部に保持することである。さらに、「断面B」が挿入される多関節マネキンの部材が製造される時には、四角カバー(44)が内部の部品(42、43)を保護し、当該部材の材料と混ざらないようにする。
上記四角カバー(44)の他の機能は、四角ナット(43)が、固定ネジ(41)と一緒に回転することを防ぎ、さらに固定ネジ(41)が、四角カバー(44)の内部において、四角ナット(43)を動かせるようにすることである。これにより、四角ナット(43)は、拡張バネ(42)を圧縮または減圧し、固定ネジを備えた連結および調整可能な固定機構(40)の固定力を増加させる、または減少させることが可能となる。
上記四角カバー(44)の閉じた面に位置する開口部(44c)は、付随的なものであり、開口部(44c)がない時は、固定ネジ(41)の長さを四角カバー(44)の中央部の内壁にちょうど届くだけの長さまで短くする必要がある。
ナットおよびカバーの選択肢や組み合わせの数を増加させることを目的として、上記四角ナット(43)および/または四角カバー(44)は、カバーによってナットが内部で動けると同時に、内部において回転することを防ぐ四角形や円形以外の形でもよい。
図11は、上記可動ネジを備えた連結および調整可能な固定機構(45)の分解図であり、「断面B」および「断面C」に分けられている。「断面B」は、上記固定ネジを備えた連結および調整可能な固定機構(40)の「断面B」と同様であり、同様に機能する。「断面C」は、少なくとも、可動ネジ(46)、従来式の座金(47)、管(48)、球状の隆起部を備えるディスク(26)、ネジカバー(49)を備える。
上記可動ネジを備えた連結および調整可能な固定機構(45)の組み立て方法は、図11に示す部品の順序通りであり、説明すると以下の通りである。可動ネジ(46)は、従来式の座金(47)の中心、管(48)の内部、球状の隆起部を備えるディスク(26)の中央の開口部(20c)を通過する。可動ネジ(46)はさらに、上記固定ネジを備えた連結および調整可能な固定機構(40)の固定ネジ(41)と同様に、「断面B」の中央を通過する。管(48)の先端は、球状の隆起部を備えるディスク(26)のフランジ(20b)が突出している平面(20a)に位置し、従来式の座金(47)は、当該管(48)の逆の先端に位置する。座金(47)を越えて反対側には、可動ネジ(46)の先端がある。管(48)は、従来式の座金(47)および/または球状の隆起部を備えるディスク(26)に取り付けられていてもよい。さらに、図19に示された可動ネジを備えた連結および調整可能な固定構造(45)から分かるように、ネジカバー(49)は従来式の座金(47)に直接取り付けられ、可動ネジ(46)の先端がネジカバー(49)の空洞(49b)に閉じ込められる。
上記可動ネジを備えた連結および調整可能な固定機構(45)の組み立ておよび調節のために、図19および図20に示されるように、まず可動ネジ(46)の先端を含む部材のカバーに穴が開けられる。可動ネジ(46)の先端の位置を容易に見つけることができるように、当該カバーに穿孔ガイド(61)を設けてもよい。次に、図19および図20に示されるように、上記ネジカバー(49)にも穴が開けられる。可動ネジ(46)の先端の位置を容易に見つけることができるように、ネジカバー(49)の閉じた面に同軸の穿孔ガイド(49a)を設けてもよい。そして、工具(不図示)が当該穴を通って可動ネジ(46)の先端に達するまで挿入される。従って、四角ナット(43)によって可動ネジ(46)を自由に回転することができ、拡張バネ(42)を圧縮または減圧することができる。このようにして可動ネジを備えた連結・調整可能固定構造(45)を組み立て、圧力を調節することができる。
上記可動ネジを備えた連結および調整可能な固定機構(45)の取り付けが可能な本発明の多関節マネキンの連結点は、アクセスが容易である。つまり、図19の可動ネジを備えた連結および調整可能な固定機構(45)に示されるように、その形状や構成のため、工具(不図示)を用いて多関節マネキンのカバーの外側から当該機構(45)を組み立て、固定力を調整することが可能な連結点である。当該機構(45)は、図1および図2に示された10a、11、13、16、18の連結点に取り付けることができる。
上記可動ネジを備えた連結および調整可能な固定機構(45)の管(48)の主な目的は、可動ネジ(46)の先端を当該構造が取り付けられる部材の外表面にできるだけ近い位置において維持することである。これによって、可動ネジ(46)の場所を容易に見つけることができ、当該カバー部材の外側から工具(不図示)を用いて制御することができる。さらに筒(48)は、可動ネジ(46)を当該ネジが取り付けられる部材の穿孔ガイド(61)と一直線上にある状態で保つための働きもする。
上記可動ネジを備えた連結および調整可能な固定機構(45)の従来式の座金(47)の機能の1つは、可動ネジ(46)の先端が管(48)に入り込むことを防ぐこと、およびカバーとして機能することである。これにより、可動ネジ(46)は、ネジカバー(49)によって可動ネジの先端(46)を覆うことが可能となるので、可動ネジ(46)が取り付けられる部材の製造中に、可動ネジ(46)の先端が部材で覆われることを防ぐ。
図28に示されるように、上記可動ネジを備えた連結および調整可能な固定機構(45)の四角ナット(43)は、ナイロンインサートを備えるナット(57)であってもよい。これは、ナイロンインサートが可動ネジ(46)のネジ山(不図示)の周りに一定の圧力を加えることで、部材の動きのために可動ネジ(46)がナイロン挿入物を備えるナット(57)を緩めることがないようにするためである。当該ナット(57)は、ロックナットとしても知られており、図28に示されたものと外観および形状が異なってもよい。
上記可動ネジを備えた連結および調整可能な固定機構(45)の部材を減らすために、当該機構は管(48)および従来式の座金(47)を備えなくてもよい。この場合、ネジカバー(49)は、球状の隆起部を備えるディスク(26)の平面(20a)に直接取り付けられ、可動ネジ(46)の先端がネジカバー(49)の空洞(49a)に覆われる。
図12は、部分的に組み立てられた上記連結・二重調整可能固定構造(53)を示しており、2つの「断面B」および1つの「断面D」の計3つの部分に分かれている。「断面B」は上記固定ネジを備えた連結および調整可能な固定機構(40)の「断面B」と同様であり同様に機能する。「断面D」は、少なくとも、球状の隆起部を備える2つのディスク(26)、ネジを有するロッド(54)を備えており、ネジを有するロッド(54)は、球形隆起部を備える2つのディスク(26)の中央の開口部(20c)を通過し、少なくとも、当該ディスク(26)のうち1つに固定されている。これにより、回転時、ネジを有するロッド(54)が、「断面B」と一緒に回転することを防ぐことができる。ネジを有するロッド(54)の両端は、それぞれ、上記固定ネジを備えた連結および調整可能な固定機構(40)の固定ネジ(41)と同様に、「断面B」の中心を通り抜ける。
上記ネジを有するロッド(54)のネジ(不図示)は、右ネジまたは左ネジのいずれか一種類が用いられる。ネジを有するロッド(54)の構成では、上記2種類のネジ山が含まれる。つまり、片方の先端では右ネジ、他方の先端では左ネジとなる。よって、2つの「断面B」は、同じ方向に回転する時、適宜、固定力を同時に増加または減少させる。
連結および二重の調整可能な固定機構(53)の取り付けが可能な多関節マネキンの連結点は、同一の部材上にあり同一直線上の回転軸を有する。これによって当該機構(53)は、図1および図2に示されるように、臀部(4)の内部に位置する連結点(15)に取り付けられてもよい。さらに、当該機構(53)は、臀部(4)の連結点(15)と同様に、胴(3)の上部の側面に位置する連結点(10)に取り付けられてもよい。これらの連結点(10および15)は、連結および二重の調整可能な固定機構(53)を含む部材の組み立てや固定力の調節のために、工具(不図示)を用いて、多関節マネキンのカバーの外側から当該機構(53)にアクセスすることは難しいので、「断面B」を含む部材は、上記固定ネジを備えた連結および調整可能な固定機構の組み立ておよび調整方法と同様に、手作業によって回転される必要がある。
上述の連結および固定機構(39、40、45、および53)の主な働きは、当該機構を含む多関節マネキンが定められた姿勢において固定されるようにすることによって、多関節マネキンが人間の姿勢を取り、その姿勢を維持することが可能となる点にある。
上述の連結および固定機構(39、40、45、および53)の利点の1つは、当該機構を含む多関節マネキンの部材の位置を、工具を用いることなく手作業によって移動させることが可能になる点である。したがって、部材を手作業によって回転させることができるので、当該部材を固定姿勢から他の姿勢に移すことができ、上記拡張バネ(42)または磁石(38)が必要に応じて及ぼす力によって、当該部材は所望の位置において固定される。
上述の連結および調整可能な固定機構(40、45、および53)が調節可能であることの利点の1つは、特に部材が、ボール、ラケット、鞄、ジャケットなどを保持している場合に、多関節マネキンの部材を所望の位置において固定された状態に保つことができる点であり、さらに、当該部材を任意の位置に設置することができ、当該部材は、振動、設置された位置、または自身の重さのために、その位置から移動することがない点である。
上述の連結および固定機構(39、40、45、および53)の球状の隆起を備えるディスク(26)、および球状の空洞を備えるディスク(27)の順序は、入れ替えることが可能である。つまり、球状の隆起を備えるディスク(26)が、球状の空洞を備えるディスク(27)の位置にあってもよく、その逆も同じである。これは、当該ディスク(26および27)の順序は、連結および固定機構(39、40、45、および53)の機能に対して、影響を全く及ぼさないためである。
図32に示されるように、上述の連結および固定機構(39、40、45、および53)の変形例では、球状の隆起を備えるディスク(26)、および球状の空洞を備えるディスク(27)を、径方向の溝を備えるディスク(29)によって代用することができ、これにより、固定ディスク(26、27、および29)に選択肢ができる。上述の径方向の溝を備えるディスク(29)は、磁気的連結機構(37)の平滑なディスク(20)と類似し、その相違点は、平面(20a)上に中央の開口部(20c)の周辺に、等距離に配置された複数の径方向の凹部(29a)および凸部(29b)を備える点である。当該円板(29)は、球状の隆起を備えるディスク(26)および球状の空洞を備えるディスク(27)の固定効果と同様の効果を提供する。
図32の径方向の溝を備えるディスク(29)に示された、径方向の凹部(29a)および凸部(29b)の形、長さ、外観は、例示のために示されているものにすぎず、本発明に限定するものとしてみなされるべきではない。
上述の球状の隆起(26a)、球状の空洞(27a)、径方向の凹部(29a)および径方向の凸部(29b)は、連結および固定機構(39、40、45、および53)を固定する部材である。
上述の固定機構(26a、27a、29a、および29b)の変形例では、固定ディスクの選択肢を増やすために、それぞれのディスクが互いに同軸において回転することを可能とし、当該ディスクが異なる位置に固定される固定構造であれば、他の形状(不図示)の固定機構によって代用してもよい。
図13は、上述の調整可能な連結およびねじり構造(50)の分解図である。当該機構は、少なくとも、ネジカバー(49)、可動ネジ(46)、空洞を有するディスク(22)、ねじりバネ(23)、隣接した開口部を有するディスク(21)、および従来式のナット(52)を備える。隣接した開口部を有するディスク(21)は、上述の磁気的連結機構(37)の平滑な円板(20)に類似し、その相違点は、ねじりバネ(23)の先端が通る隣接した開口部(21a)が、中央の開口部(20c)の周辺に設けられている点である。また、図14に示されるように、空洞を有するディスク(22)は、上記磁気連結構造(37)の平滑な円板(20)に類似し、その相違点は、中央の開口部(20d)の直径が、ねじりバネ(23)を通すことができる大きさである点である。さらに、空洞を有するディスク(22)は、フランジ(20b)が突出している平面において、中央の開口部(20d)上に同軸の円筒形の空洞(22a)を備え、当該円筒形の空洞(22a)は、その内部にねじりバネ(23)を格納する。当該円筒形の空洞(22a)は、また表面に、中央の開口部(22b)を備える。
上述の空洞を有するディスク(22)の変形例では、円筒形の空洞(22a)は、表面の中央の開口部(22b)の他に、中央の開口部(22b)の近くに位置する隣接した開口部(22c)をも有する。この隣接した開口部(22c)は、ねじりバネ(23)の一方の先端を通すためのものである。
上述の隣接した開口部を有するディスク(21)、および空洞を有するディスク(22)は、ねじりバネ(23)を異なる位置に設置することを可能とするために、中央の開口部(20cまたは22b)の周囲に、2つ以上の隣接した開口部(21aまたは22c)を備えてもよい。これにより、調整可能な連結およびねじり機構(50)の回転力を調節することができる。
上述の調整可能な連結およびねじり構造(50)のネジカバー(49)は、可動ネジを備えた連結および調整可能な固定機構(45)のネジカバー(49)と同様の目的を有しており、同様に機能する。その相違点は、従来式の座金(47)に取り付けられるのではなく、上述の空洞を有するディスク(22)の円筒形の空洞(22a)の平面に取り付けられる点である。
上述の調整可能な連結およびねじり機構(50)の組み立て方法は、図13に示された部材の順番に一致する。これを以下に説明する。可動ネジ(46)は、仕切りを有するディスク(22)の円筒型の仕切り(22a)の中央の孔(22b)を通過し、可動ネジ(46)の頭部は、円筒型の仕切り(22a)の平面上に設置される。その後、円筒型の仕切り(22a)の平面上に、ネジカバー(49)を設置して固定する。これにより、図19に示されたネジカバー(49b)と同様の方法によって、ネジカバー(49)の空洞(49b)内に、可動ネジ(46)の可動な頭部を閉じ込める。その後、ねじりバネ(23)の一端が、円筒型の仕切り(22a)の隣接した開口部(22c)内に挿入されるように、ねじりバネ(23)を、円筒型の仕切り(22a)の空洞内に挿入する。また、ねじりバネ(23)の他端を、ディスク(21)の隣接した開口部(21a)内に挿入し、可動ネジ(46)はまた、ディスク(21)のフランジ(20b)が突出している側の平面(20a)上に同軸上に配置された従来式のナット(52)に締められるまで、ねじりバネ(23)の中心およびディスク(21)の中央の開口部(20c)を通過する。このような従来式のナット(52)は、好ましくは、可動ネジ(46)と一緒に回転するのを防ぐように、ディスク(21)の平面(20a)に連結されている。
上述の調整可能な連結およびねじり機構(50)を組み立てるため、可動ネジを有する上述の連結および調整可能な固定機構(45)の1つと同じ組み立て技術が使用される。
上述の調整可能な連結およびねじり機構(50)の1つの特徴は、当該調整可能な連結およびねじり機構(50)を含む部材に、手によって力を印加した場合、または、そのような部材を移動中の物体(不図示)と相互作用させる場合、当該部材が当該調整可能な連結およびねじり機構(50)の回転軸を中心に回転し、当該部材の回転を引き起こす力の印加を中断した場合、当該部材は、自動的に、上記ねじりバネ(23)のねじり力によって、元の指定された位置へと戻る。
上述の調整可能な連結およびねじり機構(50)の数々の適用例の1つでは、当該調整可能な連結およびねじり機構(50)を含む上記多関節マネキンの各部材において、当該調整可能な連結およびねじり機構(50)は、衝撃吸収材または緩衝機構(不図示)の機能を果たす。
上述の調整可能な連結およびねじり機構(50)の部材を異なる部材に変更するために、当該調整可能な連結およびねじり機構(50)の隣接した開口部を有するディスク(21)に代わり、仕切りを有するディスク(22)を使用することが可能であり、また、当該調整可能な連結およびねじり機構(50)の仕切りを有する円板(22)に代わり、隣接した開口部を有するディスク(21)を使用することが可能である。従って、従来式のナット(52)は、仕切りを有するディスク(22)の円筒型の仕切り(22a)の平面上に配置される。更に、可動ネジ(46)のヘッドおよびネジカバー(49)のヘッドは、隣接した開口部を有するディスク(21)のタブ(20b)が突出している側の平面(20a)上に同軸上に配置され、ネジカバー(49)は、隣接した開口部を有するディスク(21)に連結されている。これにより、可動ネジ(46)のヘッドを、ネジカバー(49)の空洞内に閉じ込めることができる。
上述の従来式のナット(52)を備える組立機構の部材の数を減らすために、従来式のナット(52)に代えて、従来式のナット(52)に適合するディスクの中央の開口部(20cまたは22b)内に配置されたネジ山(不図示)を使用することが可能である。
また、上述の可動ネジ(46)のネジ山(不図示)の周囲において、ナイロンインサートが定圧を印加するように、従来式のナット(52)に代わり、図28に示されるようなナイロンインサートを有するナット(57)を使用することが可能である。この方法により、可動ネジ(46)が、部材の動きに起因して、ナイロンインサートを有するナット(57)から緩むことを防止する。
上述の仕切りを有するディスク(22)は、他のプロセスを使用して製造されるために、ディスク(22)の円筒形の仕切りを、ディスク(22)と同一の部材の一部として設けることは不可能であるが、平面(20a)上において中央の開口部(20d)の周囲に同軸上に取り付けられた付加的な部材として設けることが可能である。
上述の連結および単純な自由運動機構(不図示)は、上述の図13に示された調整可能な連結およびねじり機構(50)と類似した機構であり、調整可能な連結およびねじり機構(50)と類似の方法によって組み立てられるが、仕切りを有する円板(22)と隣接した開口部を有するディスク(21)の両方に代えて、磁気的連結機構(37)のディスクと類似する2つの平滑なディスク(20)を使用する点、更には、ねじりバネ(23)を設置しない点において相違している。これにより、平滑な円板(20)が、可動ネジ(46)の周囲を自在に回転できるようにしている。
上述の連結および単純な自由運動機構の主要な機能は、当該連結および単純な自由運動機構を有する本発明の多関節マネキンの部材を可能な限り少なくしつつ、当該部材が自由に動くことが可能になるようにすることである。
径方向荷重と協働する上述の連結および単純な自由運動機構(不図示)は、上述の図13に示された調整可能な連結およびねじり機構(50)と類似する機構であり、当該調整可能な結合およびねじり機構(50)と類似の方法によって組み立てられるが、上記ねじりバネ(23)に代えて、図14に示されるような径方向荷重ベアリング(24)を使用する点、また、上記隣接した開口を有するディスク(21)に代えて、上記磁気的連結機構(37)のディスクに類似する平滑なディスク(20)を使用する点、更には、仕切りを有するディスク(22)の中央ボア(20d)と円筒型の仕切り(22a)とが、当該径方向荷重ベアリング(24)の通過を可能にするような直径を有することにより、当該径方向荷重ベアリング(24)を、当該円筒型の仕切り(22a)内に収納することが可能になる点において異なる。
径方向荷重と協働する上記連結および単純な自由運動機構の主要な機能は、当該機構を備える現行の多関節マネキンの部材が、径方向荷重に対して自在かつ効率的に移動できるようにすることである。
軸方向荷重と協働する上記連結および単純な自由運動機構(不図示)は、図13に示された上述の調整可能な連結およびねじり機構(50)と類似する機構であり、調整可能な連結およびねじり機構(50)と類似の方法で組み立てられるが、ディスクの仕切り(22)および隣接した開口を有するディスク(21)の両方に代えて、図16に示されたディスクに類似した、溝を有するディスク(25)を使用する点で異なっている。溝を有するディスク(25)は、磁気的連結機構(37)の平滑なディスク(20)と類似したディスクであるが、平面(20a)上に配置され、小球(25b)がいくつか設置される外周の円形の溝(25a)を有する点において異なる。この場合、ねじりバネ(26)は不要となる。
軸方向荷重と協働する上記連結および単純な自由運動機構の主要な機能は、当該機構を備える上記多関節マネキンの部材が、軸方向荷重に対して自在かつ効率的に移動できるようにすることである。
径方向荷重および軸方向荷重(不図示)と協働する上記連結および単純な自由運動機構は、軸方向荷重と協働する上記連結および単純な自由動作機構と類似する機構であり、当該連結および単純な自由運動機構と類似の方法によって組み立てられるが、溝を有するディスク(25)の1つに代えて、図18に示されるような仕切りを備えた溝を有するディスク(22d)を使用する点において異なる。仕切りを備えた溝を有するディスク(22d)は、上述の溝を有するディスク(25)と類似する一方、径方向荷重と協働する上述の連結および単純な自由運動機構の円筒型の仕切り(22a)と同様の方法によって、平面(20a)上に同軸上に配置された円筒型の仕切り(22a)を更に備えている点、更には、上述の径方向荷重ベアリング(24)が、当該円筒型の仕切り(22a)内に同軸上に配置されている点において異なる。また、仕切りを備えた溝を有するディスク(22d)と溝を有するディスク(25)とは、両ディスクの外周の円形の溝(25a)内に小球(25b)がいくつか配置されている点を考慮しても、互いに類似している。
径方向の荷重および軸方向の荷重と協働する上記連結および単純な自由運動機構の主要な機能は、当該機構を備える上記多関節マネキンの部材が、径方向および軸方向の荷重に対して自在かつ効率的に移動できるようにすることである。
小球の規則的な配置および各小球間の等間隔の距離を確保し、当該小球を一度に操作できるようにするために、小球(25b)に代えて、図17に示されるような軸方向荷重ベアリング(25c)を使用することができる。
上記連結および単純な自由運動機構の数多くの適用例の1つでは、当該連結および単純な自由運動機構を含む部材を、当該連結および単純な自由運動機構の回転軸を中心に、自由に回転させてもよく、これにより、当該部材が移動中の物体(不図示)と相互作用できるようにする。これにより、上記部材が何ら抵抗を引き起こすことなく、上記物体と共に移動することが可能になる。なお、上記物体の例の一部として、自動ドアまたは自転車のペダルが挙げられる。
上述の連結および調整可能な固定機構は、取り付け対象の可動ネジ(46)を備えているため、本発明の多関節マネキンの部材のカバーの外側から可動ネジ(46)を操作するためには、調整可能な連結およびねじり機構(50)と連結および単純な自由運動機構との両機構と、上述の可動ネジを有する連結および調整可能な固定機構とを、同一の連結位置(10a、11、13、16、および、18)に設置するべきである。
上述の調整可能な連結およびねじり機構(50)と連結および単純な自由運動機構とを、多関節マネキンの他の連結位置(10、12、14、15、17、81、および、82)に設置することが求められる場合、可動ネジ(46)に代えて、図15に示されるような穿孔ネジ(51a)または溝を有するネジ(51b)を使用することが必要になる。穿孔ネジ(51a)の穿孔(51a)は、穿孔ネジ(51a)の柱面に対して横断し、上記溝を有するネジ(51b)の溝(51b’)は、同軸上にあり、溝を有するネジ(51b)の柱面の周囲に配置されている。この場合はまた、従来式のナット(52)に代えて、図15に示されるような締め具(51c)を使用するため、穿孔ネジ(51a)または溝を有するネジ(51b)は、ネジ山を有さなくてよい。
上述の調整可能な連結およびねじり機構(50)と、穿孔ネジ(51a)または溝(5b)を備える調整可能な連結およびねじり機構とを組み立てるために、必要に応じて、穿孔ネジ(51a)の穿孔(51a’)を介して、締め具(51c)を挿入することが求められるか、または、溝を有するネジ(51b)の溝(51b’)の周囲に、締め具(51c)を挿入し固定することが必要になる。
外部工具(不図示)によってアクセスすることが難しい連結位置(固定ネジ(40)を備える上記連結および調整可能な固定機構の連結位置と同一の連結位置(10、12、14、15、17、81、および、82))に、上記連結および単純な自由動作機構を設置する他の方法では、可動ネジ(46)は固定ネジ(41)を備え、これにより、固定ネジ(41)の頭部が各ディスクの表面において固く留められ、更にこのような場合では、ネジカバー(49)が不要になる。
上記固定ネジ(41)を備える連結・単純自由移動機構を組み立てるために、上述の固定ネジ(40)を備える連結・調整可能ロック機構の組み立て技術と同一の組み立て技術を使用する。
図19は、2つの半球型の連結部(1)および補完的な部分(60)の側面図を示す。これらの部材は、部分的に組み立てられた状態において観察されており、内部に設置される組み立て機構を示すために透明カバーを備えている。補完的な部分(60)として、多関節マネキンの任意の部材、または、例えばフック、電話機用基部、TV用基部、カップホルダーなどの付属物(不図示)を使用することができる。
上述の説明に基づき、本発明に係る組立機構が、図19および20に示された2つの半球型の連結部(1)の場合のように、類似部材同士を組み立てること、図21に示された半球型の連結部(1)および上腕(5a)の場合のように、異なる部材同士を組み立てること、図19に示された半球型の連結部(1)および補完的な部品(60)のように、補完的な部分(60)に部材を取り付けることが可能であり、これらの間の補完的な部分(60)を組み立てることも可能であることが明らかである。
図19は、上述の機構がどのように挿入されるかを示す例である。図19は、垂直方向に固定ネジ(40)を有する連結および調整可能な固定機構と、水平位置に可動ネジ(45)を有する連結および調整可能な固定機構とを示し、固定ネジ(40)を有する連結および調整可能な固定機構は、第1の半球型の連結部(1)を補完的な部分(60)に取り付け、可動ネジ(45)を有する連結および調整可能な固定機構は、半球型の連結部(1)を第2の半球型の連結部(1)に取り付ける。また、図19に示された例では、第2の半球型の連結部(1)の反対側の端部に配置された、垂直方向に固定ネジ(40)を備える連結および調整可能なロック機構の「A断面」を連結している。
図20は、図19に示された上述の2つの半球型の連結部(1)の斜視図である。図20は、半球型の連結部(1)を外側から観察した場合の外観を示し、半球型の連結部(1)が、上記部材の材料と、可動ネジ(45)を有する連結および調整可能な固定機構の「C断面」と、固定ネジ(40)を有する連結および調整可能な固定機構の「A断面」との間にどのように挿入されているかを示す。
上述の部材の円状な平面(65)と部分的に円状な平面(66)との変更例は、完全に平坦状に構成されているのではなく、当該部材に挿入された上記組立機構を外側から観察した場合に観察される形状を、各平面(65および66)に有している。例えば図22に示された上腕(5a)では、各平面(65および66)に形成された中央の開口部(68)が示されている。この他にも、上記組立機構の一部の部材を、上記部材の材料と一体化させて、当該組立機構の簡略化を達成するために、上記変更例は、中央の開口部(68)を囲むように部分的に円状な平面(66)上に配置された球状の隆起(26a)をいくつか備えるとともに、平坦な円状の面(65)上に中央の開口部(68)を囲むように配置された球状の空洞(27a)も備える。
平滑な円板(20)、隣接した開口を有するディスク(21)、仕切りを有するディスク(22)、溝を有するディスク(25)、仕切りを備えた溝を有するディスク(22d)、球状の突起物を有するディスク(26)、球状の空洞を有するディスク(27)、および、径方向の溝を有するディスク(29)などの上述のディスクは、「シンプルディスク」と称されるグループの一部である。
前述のコンポジットディスクの機構は、少なくとも、図23に示されたような差し込みベース(30)と、図24〜27に示されたカップリングディスク(31、33、34、および36)などのカップリングディスク(31’)と、図28に示されたような円錐型の頭部(56)を有するいくつかのネジとから構成される。当該コンポジットディスクを、上述のシンプルディスクに代えて使用してよい。これにより、使用されるディスクがコンポジットディスクであるということに加え、少なくとも同一の結果、利点、用途、および、特徴を実現することができる。また、当該コンポジットディスクは、当該コンポジットディスクの機構を、維持、交換、または、置換してもよい。
上記コンポジットディスクのカップリングディスク(31’)は、上述のシンプルディスクおよびその変形例に類似するディスクであるが、フランジ(20b)を有さない点、および、図24〜28に示されるように、平面(20a)に形成された中央の開口部(20cおよび20d)の周囲において互いに等距離に配置された複数の円錐形の開口部(32)を有している点において異なる。円錐形の開口部(32)は、円錐形の頭部を有するネジ(32)を通過させるように設計されている。加えて、円錐形の開口部(32)は、円錐形であることから、円錐形の空洞を形成し、当該空洞内に円錐形の頭部を有するネジ(56)の頭部が収容される。これにより、円錐形の頭部を有するネジ(56)の各々が、各カップリングディスク(31’)の上に突出することのないようにし、かつ、円錐形の頭部を有するネジ(56)が、コンポジットディスクと同一の機構の2つのカップリングディスク(31’)と衝突するのを防止する。
図24および25は、隣接した開口部を有するカップリングディスク(31)と、仕切りを有するカップリングディスク(33)とを、それぞれ示す。カップリングディスク(31)および仕切りを有するカップリングディスク(33)は、調整可能な連結およびねじり機構(50)の隣接した開口部を有するディスク(21)および仕切りを有するディスク(22)と異なる構成にすればよい。
図26は、平滑なカップリングディスク(34)を示す。これについても、磁気的連結機構(37)の平滑なディスク(20)と異なる構成にすればよい。
図27は、中央の開口部を有するカップリングディスク(36)を示す。中央の開口部を有するカップリングディスク(36)は、平滑なカップリングディスク(34)と類似する一方で、中央の穿孔(36a)の幾何学的な形状が円形以外の形状である点において相違する。すなわち、中央の穿孔(36a)の幾何学的な形状は、少なくとも、大文字のアルファベット「D」の形状を含むことができる。この幾何学的な形状は、図28に示された幾何学的な形状のように、モータ(35)の回転軸の導入用ガイドとして機能する。モータ(35)の回転軸(35a)は、中央の穿孔(36a)を有するカップリングディスク(36)の中央の穿孔(36a)と少なくとも同一の幾何学的な形状を有することが求められる。したがって、この場合では、モータ(35)の回転軸(35a)は、その柱面に沿って配置された平面(35b)を少なくとも1つ有する。これにより、回転軸(35a)は大文字のアルファベット「D」の形状を有する。
モータ(35)のシャフト(35a)、ネジ山を有するロッド(54)、固定ネジ(41)、穿孔ネジ(51a)、および、溝を有するネジ(51b)のそれぞれは、変形例を有し、当該変形例のそれぞれは、円形以外の幾何学的な形状の中央の開口部を有するディスクと連結できるように、少なくとも柱面の部分は完全に円柱形ではない。
上述のコンポジットディスクの機構の差し込みベース(30)は、少なくとも、一方の側へ所定の角度において突出している周縁のフランジ(30b)から構成される平面(30a)によって構成されている。平面(30a)は、フランジ(30b)が突出している側に同軸上に配置された円錐形または円柱形の空洞(30d)を更に有している。円錐形または円柱形の空洞(30d)は、カップリングディスク(31’)の中央の開口部(20c、20d、または、36a)以上の直径を有する中央の開口部(30c)を平面に有しており、更に、図23および28に示されるように、上記円錐形の頭部を有するネジを受け入れるように意図されたカップリングディスク(31’)の円錐形の空洞と位置合わせを行ったネジ穴(32)をも平面に有している。平面(30a)は、差し込みベース(30)がその内部に配置される部材の平面(65または66)に対して露出されて位置合わせが行われている。これに加えて、フランジ(30b)は、図19に示された固定ディスク(26および27)と同様に、上記部材の材料間において表面下に沈み込んでいる。
差し込みベース(30)が円錐形または円柱形の空洞(30d)を有する目的は、主として、カップリングディスク(31’)の外側の平面(20a)が、差し込みベース(30)の平面(30a)と位置合わせされるように、カップリングディスク(31’)を空洞(30d)内に収容できるようにすることである。これにより、カップリングディスク(31’)の外側の平面(20a)は、露出され、主として、差し込みベース(30)が配置される部材の平面(65または66)と位置合わせが行われる。
差し込みベース(30)の中央の開口部(30c)は、多様な物体および/またはデバイスを通過させて、多関節マネキンの部材内へと挿入させるように意図されており、当該多様な物体および/またはデバイスとしては、図28に示されるように、ケーブルおよび/またはホース(35dおよび35e)に、必要に応じて連結されたカップリングディスク(33)の仕切り(22a)、モータ(35)、ピストン、センサ、ファン、および/または任意の他のデバイス(機械デバイス、電気デバイス、電子デバイス、空気圧デバイス、および/または油圧デバイス)(不図示)などが挙げられる。
上記シンプルディスクおよび差し込みベース(30)のフランジ(20b、30b)によって、本発明の組立機構には、本発明の多関節マネキンの部材間に固く挿入された基本骨格が提供され、これにより、時間の経過および/または当該組立機構が配置される部材の通常の使用に起因して、当該組立機構が指定位置から移動すること、緩みが発生すること、および/または、取り外れることを防止する。
差し込みベース(30)は、外周の円形の溝(25a)から構成される溝を有する差し込みベース(不図示)を備えてよい。外周の円形の溝(25a)は、図16に示された上述の溝を有するディスク(25)と同様に、コンポジットディスクの機構が軸方向荷重と効率的に協働できるように、軸方向荷重ベアリング(25c)またはいくつかの小球(25)を内部に含んでいる。外周の円形の溝(25a)は、差し込みベース(30)の平面(30a)上に配置されている。従って、この場合、平面(30a)の面積は大きくなり、これにより、外周の円形の溝(25a)を含むことが可能になる。
差し込みベース(30)の他の変形例は、円錐形または円柱形の空洞(30d)を有さない平坦な挿入物(不図示)である差し込みベースを備え、これにより差し込みベース(30)の平面(30a)の面積が大きくなる。これに加えて、中央の開口部(30c)およびネジ山を有する開口部(30e)は、図13に示された上述の隣接した開口部を有するディスク(21)の中央の開口部(20c)および隣接した開口部(21a)と同様に、平面(30a)に配置されているので、上記コンポジットディスクの機構の差し込みベースがより単純な構成になる。
上記平坦な差し込みベースの変形例は、平坦な溝を有する差し込みベース(不図示)を備える。上記平坦な溝を有する差し込みベースは、中央の開口部(30c)およびネジ穴(30e)を平面(30a)に有していることに加え、外周の円形の溝(25a)も有している。外周の円形の溝(25a)は、コンポジットディスクの機構が上述の溝を有する差し込みベースよりも単純な構成の差し込みベースを使用して、軸方向荷重と効率的に協働可能になるように、軸方向荷重ベアリング(25c)またはいくつかの小球(25b)を含んでいる。
上述のカップリングディスク(31、33、34、または、36)は、上記差し込みベースおよび組み立て可能なカップリングディスク(31’)のいくつかの例に過ぎない。本発明の説明が過剰となることを避けるために、他のカップリングディスク(不図示)に含まれ得る部材の幾つかの例に言及するに留める。なお、上記部材として、球状の隆起(26b)、球状の空洞(27a)、外周の円形の溝(25a)、および/または、いくつかの凹面の径方向の溝(29a)および凸部(29b)を使用することが可能である。
上記シンプルディスクおよびカップリングディスク(31’)の変形例は、平滑なカップリングディスク(34)の部分的に円形な溝のように、中央の開口部(20c、20d、または、36a)と同軸上に形成され、これを通過する部分的に円形な溝(35c)を少なくとも1つ有している。また、部分的に円形な溝(35c)は、図26および27に示された中央のガイド開口部(36)と同軸上に形成されている。部分的に円形な溝(35c)は、必要に応じて、少なくとも厚みの薄い物体(モータ(35)のケーブル(35d)と、ピストン、センサ、ファン、または、他のデバイス(電気デバイス、機械デバイス、空気圧デバイス、および/または油圧デバイス)(不図示)のケーブルおよび/またはホース(35e)など)を、図28に示されるように通過させられるように構成されている。図28では、ケーブルおよび/またはホース(35dおよび35e)が、必要に応じて、少なくとも1つの電源、コンプレッサ、および/またはポンプ(不図示)に接続されている。
上述の部分的に円形の溝(35c)は、少なくとも95°の開口角を有する。これにより、可動ネジ(46)を有する機構が挿入された部材は、ワイヤおよび/またはホース(35dおよび35e)による干渉を受けることなく、最大で180°まで回転可能になることが実現される。
上述のネジ山を有するロッド(54)、固定ネジ(41)、穿孔ネジ(51a)、または、溝を有するネジ(51b)を備えた機構の変形例は、当該機構が挿入される部材において、上述のケーブルおよび/またはホース(35dおよび35e)などの物体が当該機構の回転運動に干渉することなく、当該中空のロッドまたは中空のネジを通過できるように、必要に応じて、ネジ山を有するロッド(54)、固定ネジ(41)、穿孔ネジ(51a)、または、溝を有するネジ(51b)に代えて、少なくとも1つの中空のロッドまたは中空のネジ(不図示)を使用し、これら中空の部材はまた、円柱形であり、かつ、当該中空ロッドまたは中空ネジの柱面と同軸上に存在する。
上述のネジ山を有するロッド(54)、固定ネジ(41)、穿孔ネジ(51a)、または、溝を有するネジ(51b)を備える機構の変形例は、ネジ山を有するロッド(54)、固定ネジ(41)、穿孔ネジ(51a)、または、溝を有するネジ(51b)に代えて、必要に応じて、少なくとも1つの中空のロッドまたは中空のネジ(不図示)を使用する。上記機構が挿入された部材の回転運動が干渉されることなく、ケーブルおよび/またはホース(35dおよび35e)などの物体に上記中空ロッドまたは中空ネジを通過させるために、中空の部材は円柱形に構成され、当該中空のロッドまたは中空のネジの柱面と同軸上に存在する。
上述の部分的に円形の溝(35c)と、中空のロッドと、中空のボルトとにより、多関節マネキンの全ての部材が、少なくとも、モータ(35)、ピストンセンサ、ファン、および/または任意の他のデバイス(機械デバイス、電気デバイス、電子デバイス、空気圧デバイス、および/または油圧デバイス)(不図示)を備えることが可能になる。
図28に、連結および自動運動機構(55)の立体分解図を一例として示す。これにより、組立方法を示すとともに、上記コンポジットディスクの機構が、周囲の他の部材と相互作用することが可能になる方法を示す。連結および自動運動機構(55)は、“E断面」および「F断面」の2つの断面に分けられ、当該「E断面」が、少なくとも、差し込みベース(30)と、平滑なカップリングディスク(34)と、円錐形の頭部を有する複数のネジ(56)と、モータ(35)とを備える一方、当該「F断面」が、少なくとも、差し込みベース(30)と、中央のガイド開口部を有するカップリングディスク(36)と、円錐形の頭部を有する複数のネジ(56)と、ナイロンインサートを有するナット(57)とを備え、このようなカップリングディスク(34および36)が、上述の部分的に円形な溝(35c)を有していてもよい。
上述の連結および自由運動機構(55)の、「E断面」および「F断面」の組立方法は、図28に示す構成要素の順番に一致する。これを以下に説明する。上記「E断面」では、モータ(35)が、平滑なカップリングディスク(34)の内部の平面(20a)に直接取り付けられる。平滑カなップリングディスク(34)の内部の平面(20a)では、モータ(35)のシャフトが中央の開口部(20c)を通過し、その周囲を自由に回転することができる。その後、円錐形の頭部を有するネジ(56)によって、平滑なカップリングディスク(34)を、モータ(35)および各差し込みベース(30)に取り付けるために、モータ(35)のワイヤ(35d)が各差し込みベース(30)を介して挿入される。円錐形の頭部を有するネジ(56)は、各差し込みベース(30)のそれぞれのネジ穴(30e)に締められるまで、平滑なカップリングディスク(34)の円錐形の開口部(32)を通過する。この方法により、モータ(35)は、連結および自由運動機構(55)が配置される部材の内部に配置される。上記「F断面」では、中央のガイド開口部を有するカップリングディスク(36)が、円錐形の頭部を有するネジ(56)によって、各差し込みベース(30)に固く取り付けられる。円錐形の頭部を有するネジ(56)は、各差し込みベース(30)のネジ穴(30e)に締められるまで、中央のガイド開口部を有するカップリングディスク(36)の円錐形の開口部(32)を通過する。
上述の連結および自由運動の機構(55)の「E断面」を、「F断面」に取り付ける前に、上述の組立機構を介して、ケーブルおよび/またはホース(35dおよび/または35e)を、1つの部材から他の部材へ通すことが求められる場合、図28に示されるように、必要に応じて、ケーブルおよび/またはホース(35dおよび/または35e)を上述の中空のロッドまたは中空のネジ、または、上述の各カップリングディスク(31’)の部分的に円形の溝(35c)を最初に通すことが好ましい。
上述の連結および自動運動機構(55)の「E断面」を、「F断面」に取り付けるために、最初に、モータ(35)のシャフト(35a)の平面(35b)とカップリングディスク(36)のアルファベット「D」形状の中央のガイド開口部(36a)の平坦な側面とを一致させて、モータ(35)のシャフト(35a)を当該「F断面」に挿入することが必要になる。回転軸(35a)の柱部の少なくとも一部にネジ山が形成されていることを考慮すると、回転軸(35a)は最終的に、上記ナイロンインサートを有するナット(57)に締められることになる。
上述のモータ(35)のシャフト(35a)の形状とカップリングディスク(36)の中央の開口部(36a)の形状を、円形以外の形状としている目的は、シャフト(35a)がカップリングディスク(36)の中央の開口部(36a)内において回転しなくなることを避けるためである。すなわち、シャフト(35a)がカップリングディスク(36a)と共に回転可能になることを目的としている。
ナット(57)のナイロンインサートによって、モータ(35)の回転軸(35a)の周囲において定圧を保持して、ナット(57)が回転して緩まることを防止するため、ナイロンインサートを有するナット(57)を使用することにより、モータ(35)の回転軸(35a)の回転時に、連結および自由運動機構(55)の「断面Eおよび断面F」が、緩められるか、または、締めらないことがないようにする。
多関節マネキンの組立機構が、未固定のナットを有している場合、例えば連結および自動運動機構(55)の場合、当該組立機構を、連結および調整可能な固定機構(45)と同一の連結位置(10a、11、13、16、および、18)に設置すべきである。これにより、本発明に係る多関節マネキンの部材カバーの外側から、当該ナットを操作することが可能になる。
上述のモータ(35)の回転軸(35)の変形例は、穿孔または溝を有するシャフト(不図示)を備え、当該穿孔または溝を有するシャフトは、図15にそれぞれ示される穿孔ネジ(51a)および溝を有するネジ(51b)と同様に、柱面にネジ山が形成されている代わりに、当該柱面に対して横断方向に配置された穴、または、当該柱面の周囲のネジ山を形成する円形の溝(不図示)を、必要に応じて有している。連結および自動運動機構(55)をより安定した他の方法によって組み立てられるように、かつ、連結および自動運動機構(55)を、上述の外部工具(不図示)では届かない多関節マネキンの連結位置(10、14、15、17、81、および、82)に設置して組み立てられるようにするため、ナット(57)に代えて、図15に示されるような締め具(51c)を使用し、締め具(51c)を、穿孔ネジ(51a)および溝を有するネジ(51b)に挿入するのと同一の方法によって、上述の穿孔または溝を有するシャフトに挿入する。
上述の円錐形の孔(32)およびネジ(56)が有する円錐状の頭部の幾何学的な形状の変形例は、異なるタイプのネジが使用できるように、円錐形以外の形状を含む。
上述の連結および自動運動機構(55)の「断面F」の他の態様では、当該「断面F」の部材の数を減らすために、中央のガイド開口部を有するカップリングディスク(36)の挿入物(30)と円錐形の頭部を有するネジ(56)とに代えて、中央のガイド開口部を有するディスク(不図示)を設ける。この中央のガイド開口部を有するディスクは、磁気的連結機構(37)の平滑な円板(20)と類似する一方で、中央のガイド開口部(36a)が、図27および28に示されるようなカップリングディスク(36)の中央のガイド開口部に類似する点、更には、カップリングディスク(36)の部分的に円形の溝のような部分的に円形な溝(35b)をも有してよい点において相違する。上記中央のガイド開口部を有するディスクはまた、カップリングディスク(36)の部分的に円形の溝が「シンプルディスク」と称されるグループの一部をも構成するため、部分的に円形の溝(35b)を有してよい。
上述の連結および自動運動機構(55)の他の実施形態では、2つの差し込みベース(30)に代えて、2つの溝を有する差し込みベース、2つの平坦な溝を有する差し込みベース、または、両方の組み合わせを設けている。上記溝を有する差し込みベースおよび上記平坦な溝を有する差し込みベースは、軸方向荷重に耐えるよう設計されており、外周の円形の溝(25a)内に複数の小球(25b)、または軸方向荷重ベアリング(25c)を含むことが可能なため、上述の構成により、連結および自動運動機構(55)は、可能な限り摩擦を減らして、より効率的に動作することが可能になる。これにより過熱の発生を避けている。
シンプルディスクおよびカップリングディスク(31’)のそれぞれは、当該両ディスクが配置される部材の内部に留まる側の平面(20a)に取り付けられた、図28に示されるモータ(35)に類似する機械デバイス、電気デバイス、電子デバイス、気圧デバイス、および/または油圧デバイスの少なくとも1つを備えることが可能である。
上述の連結および自動運動機構(55)の数々の用途の1つは、連結および自動運動機構(55)を含む部材に、自動的な運動を行わせることを可能にすることであり、多関節マネキンに、例えば、挨拶をさせたり、頭部(2)を振り向かせたり、および/または、ボールを蹴らせるなどの動きを行わせることを可能にすることを含む。
上述のシンプルディスクに代えてカップリングディスクを使用する方法の例は、図13に示される上述の調整可能な連結およびねじり機構(50)を備え、図28に示された連結および自動運動機構(55)のコンポジットディスクの組み立て方法と同様の方法によって、隣接した開口部を有するディスク(21)に代えて、差し込みベース(30)と、円錐形の頭部を有する複数のネジ(56)と、図23および24に示されたような隣接した開口部を有するカップリングディスク(31)とを設け、更に、仕切りを有する円板(22)に代えて、他の差し込みベース(30)と、円錐形の頭部を有する複数のネジ(56)と、図23および25に示されたような仕切りを有するディスク(33)とを設けて、ねじりコンポジットディスク(不図示)から構成される機構を形成する。図14に示されるように、ねじりバネ(23)に代えて、径方向荷重ベアリング(24)を設置する場合、径方向荷重と協働する連結および自由運動コンポジットディスク機構(不図示)が得られる。
上述の差し込みベース、カップリングディスク、シンプルディスク、および、多関節マネキンの組立機構の他の部材に関しては、いずれも、形状および外見は、一例として説明および図示をしたものであり、本発明を限定するものとして考慮すべきではない。
上記組立機構の他の実施形態では、異なる組立機構を得るために、組立機構の様々な部材および変更例を、他の組立機構と組み合わせることが可能である。例えば、図7に示された磁気連的結機構(37)の2つの平滑なディスク(20)に代えて、図16および17に示された、軸方向荷重ベアリング(25c)を設けた2つの溝を有するディスク(25)を使用する場合、軸方向荷重(不図示)を効率的に支持する磁気的機構に対応する組立機構が得られる。
図29および30は、一例として、図11に示された上述の球状の空洞を有するディスク(27)の断面(28a)の正面図を示す。また、図31では、一例として、図28に示された上述のコンポジットディスクの断面(28b)の正面図を示す。図29〜31では、シンプルディスクに含まれるであろう2つの異なるタイプのフランジ(70および71)と差し込みベースを示し、このうち一方のフランジは斜め方向のフランジ(70)であり、他方のフランジは「Z」型のフランジである。また、本発明の多関節マネキンの部材を有する、2つの異なるタイプの材料の配置をも示し、この場合の本発明の多関節マネキンの部材は、中空の部材(72)または中空でない部材(73)である。
図29、30、および、31はまた、一例として、中空の部材(72)および中空でない部材(73)の材料によって、シンプルディスクおよびコンポジットディスクが覆われる様式を示している。更に、中空の部材(72)および中空でない部材(73)は、柔軟性がなくてもよく、柔軟性があってもよい。中空の部材(72)および中空でない部材(73)は、重量を軽くして、自分の重みによって屈曲することがないようにするため、柔軟性がなく中空の部材であるか、または、柔軟性があり非中空の部材であることが好ましい。上記材料は、撹拌後、多関節マネキンの部材を形成する型の内側(不図示)の形状を保持することが可能になるように、プラスチック、繊維ガラス、樹脂、ポリウレタン、厚紙、または、材料、化合物、および/または物質の任意の他の組み合わせとしてもよい。
中空の部材(72)の材料の配置は、図29に示されたものと同様の材料の配置(すなわち、上記組立機構および上記部材の型(不図示)の内壁上に、材料の層が形成される)である一方で、図30および31に示されたものと同様の材料の配置(すなわち、上記材料が、上記型の内部に存在するものを全て埋めて、多関節マネキンの部材を形成する)を有する中空でない部材(73)とは異なる材料の配置である。
上述のシンプルディスクおよび差し込みベースの内部に示しされたフランジ(20b、30b)は、図29に示された斜め方向のタブである。
斜め方向のタブ(70)の他の実施形態は、図30〜33に示された「Z」型のフランジ(71)を備える。「Z」型のフランジ(71)は、シンプルディスクおよび差し込みベースが、より正確に多関節マネキンの部材(72および73)の材料間に挿入されることを目的として、斜め形状の代わりに、アルファベット「Z」の形状に類似した形状を有するため、斜め方向のフランジ(70)と異なる。「Z」型のタブの形状を、部材(72および73)の材料間によって効果的に閉じ込めることが可能になることで、シンプルディスクおよび/または差し込みベースが、こうした部材の動き、重量、および時間の経過に起因して、当該部材から分離してしまうことが防止されるので、上記「Z」型のタブは斜め方向のタブ(70)よりも信頼性が高い。
フランジ(20b、30b)の他の態様では、シンプルディスクおよび差し込みベースが挿入された部材の回転時に、シンプルディスクおよび差し込みベースが、当該部材の内部で回転しないことを目的として、図34および35に示された球状の隆起(26)を有するディスクに確認されるのと同様の折り目(26b)および/または切れ目が、当該フランジ(20b、30b)の表面に形成され、当該折り目(26b)および/または切れ目(26c)はまた、当該部材(72または73)の材料に取り囲まれている。
フランジ(20b、30b)の折り目(26b)および切れ目(26c)の形状および外見は、単に一例として言及および例示されているに過ぎず、上述のシンプルディスクおよび差し込みベースが挿入される部材内において、当該シンプルディスクおよび差し込みベースが回転することを防止するという目的に従いつつ、変更を加えてもよい。従って、フランジ(20b、30b)の折り目(26b)および切れ目(26c)の形状および外見は、本発明を限定する事項として考慮されるべきではない。
他の実施形態では、上記シンプルディスクは、図33に示された球状の隆起(26d)を有する上記ディスクと同様に、フランジ(20b)を備えていなくてもよく、このようなシンプルディスクは、多関節マネキンの部材(72または73)の材料間に挿入されるために、しっかりと取り付けられた、磁気的連結機構(37)の平滑なディスクに非常によく類似した、フランジを有する鉄製部品(26e)を備え、鉄製部品(26e)は、フランジの無いディスク(26d)の平面(20a)上に同軸上に配置され、更に、鉄製部品(26e)のフランジ(26f)は、部材(72および73)の材料間に挿入する代替物を、当該シンプルディスクに設けるために、斜め方向のフランジ(70)または「Z」型のフランジ(71)とすることが可能であり、かつ、上述の折り目(26b)および/または切れ目(26c)が形成されていてもよい。また、上記シンプルディスクは、当該シンプルディスクを取り囲むフランジ(20b)を備えていないことから、その直径が小さくなるので、本発明に係る多関節マネキンの最小の部材(手(6b)の手首、足(8b)の足首、または、肘(5b)など)により、簡単に設置することができる。
斜め方向のフランジ(70)および「Z」型のフランジ(71)、およびフランジを有する鉄製部品などの上記取り付け手段の形状および外見は、単に一例として説明および図示されたものに過ぎず、本発明に係る多関節マネキンの部材(72および73)の材料間に挿入されることによって、上記シンプルディスクと上記差し込みベースが、これらの部材から外れることを避けるという目的に従いつつ、変更を行ってもよい。従って、上記取り付け手段の形状および外見は、本発明を限定する事項として考慮されるべきではない。
手(6b)および足(8b)の他の実施形態では、図36に示されるように、各部材の円形の平面(65)に代えて、円錐形の空洞を有する部分的に球状の隆起(83)を採用し、部分的に球状の隆起(83)は、前腕(6a)およびふくらはぎ(8a)の他の実施形態では、部分的に挿入され、前腕(6a)およびふくらはぎ(8a)が、任意の姿勢を取る場合に自然な外見を保持するように、手(6b)および足(8b)をそれぞれ提供するために、平面(65)上に同軸上に配置された円形の開口部(85a)を備える。
他の実施形態では、前腕(6a)およびふくらはぎ(8a)、平坦な円形の面(65)は、部分的に球状の空洞(85)を更に備え、手(6b)を設けた前腕(6a)、および足(8b)を設けたふくらはぎ(8a)が、任意の姿勢を取る場合に自然な外見となるように、前腕(6a)およびふくらはぎに他の選択肢を与えるように、円形の孔(85a)は、直径が小さくなるように、部分的に球状の空洞(85)の下部に配置される。
図36は、手(6b)の実施形態と合わせて、前腕(6a)の第2の実施形態を示し、部材(6aおよび6b)は、分解された状態において透明なカバーを設置されて図示され、上述の空洞をより明らかに示し、かつ、当該部材が、内部に配置された圧縮ニーキャップ機構(80)によって、組み立てられた状態に保たれている方法を示す。
上述の図6に示された圧縮ニーキャップ機構(80)は、少なくとも、鉛直方向の円錐形の空洞(84)が形成された部分的に球状の隆起(83)を有する部材(6aまたは8b)、円形平面(65)に同軸上に配置された円形の孔(85a)を有する部材(6aまたは8a)または円形の開口部(85a)が形成された部分的に球状の空洞(85)を有する部材(6aまたは8a)、中心にネジ穴を有する座金(86)、閉じたアイボルト(87)および圧縮バネ(88)を備え、当該圧縮バネ(88)の各端部は、鉤状の形状を有する。
上述のフランジを有する鉄製部品(26e)および差し込みベースのシンプルディスクのフランジ(20b、26f、および、30b)の他の実施形態は、上述の圧縮バネ(88)の2つのフックのうちの1つに、穿孔(89)を通過させて挿入させるために、表面上に配置された穿孔(89)を更に有する。
上述の圧縮バネ(80)の組み立て方法は、図36に示された部材の順番に一致する。これを以下に説明する。ネジ座金(86)の外径は、上述の円錐形の空洞(84)の平面(84a)の直径より大きいため、ネジ座金(86)は、円錐形の空洞(84)の下方に同軸上に配置され、これに応じて、手(6b)および/または足(8b)に挿入されている。その後、平面(84a)には、アイボルト(87)が、円錐形の空洞(84)を介して導入され、ネジ座金(86)に締められる。その後、圧縮バネ(88)は、2つのフックのうち1つが、フランジ(20b、26f、および、0b)の穿孔(89)に挿入されるまで、部分的に球状の空洞(85)の円形の開口部(85a)を介して挿入される。その後、他方のフックが、アイボルト(87)と係合するまで、圧縮バネ(88)を工具(不図示せず)によって手動で伸ばすことにより、圧縮バネによる圧縮力に起因して、手(6b)および/または足(8b)を、前腕(6a)および/またはふくらはぎ(8a)に、それぞれしっかりと取り付けられた状態に保持し、かつ、手(6b)および/またはふくらはぎ(8b)が、指定された姿勢に保たれた状態において、どの方向にも動けるようにしている。
フランジ(20b、26f、30b)の穿孔(89)の位置の他の実施形態は、前腕(6a)および/またはふくらはぎ(8a)が中空の部材(72)である実施形態では、穿孔(89)は、圧縮バネ(88)がフランジ(20b、26f、30b)と異なる位置において係合できるように、部材(6aおよび8a)上に配置されてもよいことを含む。
圧縮ニーキャップ機構(80)の組立形式の他の実施形態は、圧縮バネ(88)のフックの少なくとも1つが、リング型の構造(不図示)を有し、圧縮ニーキャップ機構(80)を異なる形態において組み立てられるように、閉じたアイボルト(87)に代えて、開口したアイボルト(不図示)を配置し、および/または、フランジ(20b、26f、30b)の穿孔(89)に代えて、前腕(6a)および/またはふくらはぎ(8a)の内部に、必要に応じて挿入されたフック(不図示)を配置する。
他の実施形態では、ネジ座金(86)に代えて、図11に示されるような従来式の座金(47)、および図13に示されるような従来式のナット(52)を使用し、従来式のナット(52)は、従来式の座金(47)に取り付けられ、アイボルト(87)をネジ留め可能な更に他の代替例を提供するために、必要に応じて、従来式のナット(52)および従来式の座金(47)の両方は、手(6b)および/または足(8b)の内部にしっかりと挿入される。
上述の部分的に球形の空洞(85)およびその円形の開口部(85a)の、部分的に球状の隆起(83)の円錐形(空洞84)の形状および外見は、本発明の例として説明および図示したものであり、本発明を限定する事項として考慮されるべきではない。例えば、円錐形の空洞(84)の幾何学的な形状は、円錐形の代わりに、円筒形、楕円形、四角形などとしてもよい。
多関節マネキンの手(6b)が、柔軟性のある材料(例えば、図36に示されるような手(6b)の材料)から構成されている場合、手(6b)が中空である部材(72)または中空でない部材(73)のいずれであるかに関わらず、柔軟性のあるワイヤ(74)を手(6b)の内部に挿入させることができる。柔軟性のあるワイヤ(74)は、各指に割り当てられた位置を保持したまま、各指を手作業によって曲げられるようにすることを目的として、各指の内部に収納されており、座金(86)の円錐形の空洞(84)および中央の開口部を通過する。これにより、多関節マネキンが手(6b)によって対象物を掴むことが可能になり、手(6b)は、自身がその内部に配置される多関節マネキンの姿勢と一致するような姿勢を取ることが可能になる。
手(6b)が柔軟性を有し、中空の部材(72)である場合、手(6b)の内部に柔軟性のあるワイヤ(75)を挿入した後、柔軟性のあるワイヤ(75)が、柔軟性を有する中空である(72)手(6b)の内側において緩んだ状態とならないように、柔軟性のをある中空である(72)手(6b)の内側を、例えばコットンまたはポリウレタンといった柔軟性のある材料(不図示)によって充填する。また、多関節マネキンのいずれの部材も、中空(72)として構成できるように、これらを少なくとも柔軟性のある材料によって充填する。
多関節マネキンの実施形態は、臀部(4)と、2つの半球型の連結部(1)と、2つの上腿(7a)と、2つの下腿(7b)と、2つのふくらはぎ(8a)と、2つの足(8b)とから構成される下部(9b)が、多関節マネキンに含まれない実施形態を含み、この場合の多関節マネキンは、頭部(2)と、胴(3)と、2つの半球型の連結部(1)と、2つの上腕(5a)と、2つの肘(5b)と、2つの前腕(6a)と、2つの手(6b)とから構成される上部(9a)のみを備え、これら上部(9a)の部材は、上述の組立機構により組み立てられ、一例を挙げれば、シャツ、ジャケット、帽子、および/または、ネクタイといったものを着せるために使用することが可能になる。上部(9a)および下部(9b)は、図1に示されている。
多関節マネキンの各腕(5)は、少なくとも、半球型の連結部(1)と、上腕(5a)と、肘(5b)と、1つの腕(6a)と、手(6b)とから構成される。多関節マネキンが、異なるタイプの多関節の腕(5)を有するように、上腕(5a)と、肘(5b)と、前腕(6a)と、手(6b)とが単一部材を構成し、上腕(5a)と、肘(5b)と、前腕(6a)が単一部材を構成し、肘(5a)と、前腕(6a)と、手(6b)とが1つの部材のみを構成し、上腕(5a)と肘(5b)とが単一部材を構成し、および/または、前腕(6a)と手(6b)とが単一部材を構成し、当該部材は上述の組立機構により組み立てられる。
他の実施形態では、多関節マネキンは、上部(9a)を有していない。したがって、多関節マネキンは、上述の機構によって互いに取り付けられた下部(9b)の部材のみを有している。従って、多関節マネキンに、一例としてパンツ、ショーツ、ソックス、および/またはテニスなどを着用させることができる。
本発明に係る多関節マネキンの各脚(7)は、内側の半球型の連結部(1)と、上腿(7a)と、下腿(7b)と、ふくらはぎ(8a)と、足(8b)とから構成され、それぞれの脚(7)は、多関節マネキンが異なるタイプの脚(5)を有することが可能になるように、上腿(7a)と、下腿(7b)と、ふくらはぎ(8a)と、足(8b)とにより1つの部材のみを構成し、上腿(7b)と、下腿(7b)と、ふくらはぎ(8a)とにより単一部材を構成し、上腿(7b)と、ふくらはぎ(8a)と、足(8b)とにより1つの部材のみを構成し、上腿(7a)と下腿(7b)とにより単一部材を構成し、および/または、ふくらはぎ(8a)と足部(8b)とにより単一部材を構成し、当該部材は上述の組み立て機構により互いに組み立てられているという変形例を有する。
他の実施形態では、上記多関節マネキンは、大腿下方部(7b)と、脹脛部(8a)と、足部(8b)とを備えていない。これにより、上記多関節マネキンを、少なくとも、図1に示すような上記大腿上方部(7b)の1つの円形平面(65)で、平面上に設置することが可能になる。
本発明に係る多関節マネキンの他の実施形態では、下部(9b)が単一部材を構成し、当該単一部材は、多関節マネキンの下部(9b)が固定され、上部(9a)が関節によって繋がるように、上述の組立機構により上部(9a)に取り付けられる。
他の実施形態では、本発明に係る多関節マネキンは、上述の部材の少なくとも2つを用いて構成され、これら少なくとも2つの部材は、上述の組み立て機構によって、互いに取り付けられた状態に維持されている。これにより、必要に応じて、上記部材のうち一部の部材のみを用いて上記多関節マネキンを形成することが可能になる。
単一部材を構成する上述の部材の特徴は、当該単一部材の形状が、少なくとも、対応する人体部分の解剖学的な形状に類似していることであり、当該単一部材を構成する部材は、中間的な関節を備えていない。
本発明に係る多関節マネキンの部材、連結点、および、組立機構の数量、位置、および、外見は、単に一例として説明および図示したものであり、本発明を限定する事項として考慮されるべきではない。従って、本発明に係る多関節マネキンの部材、連結点、およぶ、組立機構の数量、位置、および、外見は異なっていてもよい。
なお、本発明の実施形態を例示するために人体の解剖学的形状を使用しているが、動物体、未知の存在物、物体などの任意の他の物体(不図示)の解剖学的な形状を使用してもよい。なお、これらの機構は、各部材の端部を軟化させ、および/または隠すために、かつ、上述の連結位置を隠すために、少なくとも1つの柔軟性のあるカバー(不図示)によって覆われてよい。これにより、当該機構に、より一層写実的な外見を与える。
本発明の多関節マネキンの直立不動状態での正面図である。多関節マネキンを構成する各部材(1−9b)、各連結部(10−18、81、82、および90)の位置が示されている。各連結部は、側面(19a)または正面(19a)から見た組立機構の回転軸を表すことによって適宜示されている。さらに、胴(3)の2つの水平方向の空洞(3e)のうちの1つ、および臀部(4)の2つの水平方向の空洞(4a)のうちの1つが強調されている。 走る動作を模倣した姿勢での本発明の多関節マネキンの側面図である。多関節マネキンを構成する各部材(1−9b)、各連結部(10−18、81、82および90)の位置が示されている。各連結部は、側面(19a)または正面(9a)から見た組立機構の回転軸を表すことによって適宜示されている。 頭部(2)および胴(3)の首(3c)の側面図である。頭部(2)および首(3c)は組み立てられていない状態であり、透明のカバーによって覆われている。この透明のカバーは、それぞれの空洞(2a、2c、および3d)を示し、また、頭部(2)および首(3c)を繋ぎ止め、頭部(2)が任意の方向に移動することを可能にする、組立構造に対応する二重のニーキャップ構造(91’)を示すためのものである。 上述の二重のニーキャップ構造(91’)のニーキャップ(91)を示し、ニーキャップ(91)に合わせる外側の部分(91bおよび91d)を示す図である。 上述の二重のニーキャップ構造(91’)のニーキャップ(91a)を半分に切断した図を示し、内部を構成する部分(91cおよび91e)を示す図である。 上述の二重のニーキャップ構造(91’)の代用となる従来式のニーキャップ(96)を示す図である。 磁気的連結機構(37)の立体分解図である。 分割シートの周囲において組み立てられた上述の磁気的連結機構(37)の斜視図である。 磁気的連結および固定機構(39)の立体分解図である。 固定ネジを有する調整可能な連結および固定機構(40)の立体分解図である。 可動ネジを有する調整可能な連結および固定機構(45)の立体分解図である。 部分的に組み立てられた調整可能な連結および二重の固定機構(53)の斜視図である。 調整可能な連結およびねじれ機構(50)の立体分解図である。 円筒型の仕切り(22a)の内部をより明確に示すために、断面から見た上述の調整可能な連結およびねじり構造(50)の第1のディスク(22)の斜視図であり、ねじりバネ(23)および径方向荷重ベアリング(24)をも示す図である。 穿孔を有する円筒(51a)、溝を有するネジ(51b)、および締め具(51c)の斜視図である。 外周の円状の溝(25a)に配置された複数の小球(25b)を備えた溝を有するディスク(25)の透視図である。 上述の小球(25b)の代用となる軸方向荷重ベアリング(25c)の斜視図である。 仕切りを備えた溝を有するディスク(22d)の斜視図である。 2つの半球型の連結部(1)および補完的な部分(60)の側面図であり、当該部材は部分的に組み合わされており、内部の組立機構を示すための透明のカバーを有している。 分解された状態において不透明なカバーがなされた、図19に示す上述の2つの半球型の連結部(1)の斜視図である。 半球型の連結部(1)および上腕(5a)の組立を示す斜視図である。 上腕(5a)の斜視図であり、上腕(5a)の平面(65および66)に配置された球状の隆起(26a)、球状の空洞(27a)、中央の開口部(68)が示されている。 差し込みベース(30)の正面図である。 差し込みベース(20)の正面図である。 仕切りを備えたカップリングディスク(33)の正面図である。 平滑なカップリングディスク(34)の正面図である。 中央のガイド開口部を備えたカップリングディスク(36)の正面図である。 連結および自動運動機構(55)の立体分解図である。 図11に示された球状の空洞を備えたディスク(27)の断面(28a)の正面図である。球形の空洞を備えた当該ディスク(27)は、斜め方向フランジ(70)を備え、中空の部材(72)に挿入されている。 上述の断面(28a)の正面図である。球形の空洞を備えた上記円板(27)は、「Z」型のフランジ(71)を備え、中空でない部材(73)に挿入されている。 図28に示されたコンポジットディスクの断面(28b)の正面図である。差し込みベース(30)は、「Z」型のフランジ(71)を備え、さらに平滑なカップリングディスク(34)および1つの円錐状の頭部(56)を有するネジと共に、中空でない部材(73)に挿入されている。 径方向の溝を備えたディスク(29)の斜視図である。円板のフランジ(20b)は、「Z」型のフランジ(71)である。 フランジのない球状の隆起を備えたディスク(26d)の斜視図である。当該ディスク(26d)は、同心円状に円板に取り付けられたフランジを備える鉄製部分を含む。 球形の隆起を備えた円板(26)の斜視図である。 球形の隆起を備えた円板(26)の斜視図である。当該ディスクのフランジ(20b)には複数の切込み(26c)が入っている。 前腕(6a)および手(6b)の斜視図である。当該前腕(6a)および手(6b)は分解された状態で示されており、それぞれの空洞(84、85)および圧縮ニーキャップ構造(80)を示すため透明の覆いがなされている。

Claims (74)

  1. 多関節マネキンであって、
    (i)頭部(2)と、
    (ii)胴(3)と、
    (iii)上記頭部(2)を上記胴(3)と接続する、少なくとも1つの二重のジョイント(ニーキャップ)機構(91’)と、
    (iv)上記胴(3)の水平方向の空洞(3e)のいずれか1つに水平に挿入された、少なくとも1つの上半球型の連結部(1)と、
    (v)上記胴(3)を上記上半球型の連結部(1)と接続する、第1の磁気的連結機構(37)と、
    (vi)少なくとも1つの腕(5)と、
    (vii)上記腕(5)を上記上半球型の連結部(1)と接続する、第2の磁気的連結機構(37)と、を備えており、
    上記頭部(2)は、上記頭部(2)の下部に配置された鉛直方向の空洞(2a)を備え、上記頭部(2)の上部に開口部(2b)を備えており、
    上記胴(3)は、上記頭部(2)の上記空洞(2a)に鉛直方向に挿入された首(3c)を備えており、上記首(3c)は、少なくともその上部の付近において円筒型であり、その内部に同軸上に配置された鉛直方向の空洞(3d)をも備えており、同軸上に穿孔された結合金具(93)は、下部においてより広い幅を有し、上記首(3c)の空洞(3d)の下に挿入され、ネジ(92)は、上記結合金具(93)の中心の開口部に取り付けられており、上記胴(3)は、上記胴(3)上部の側面に配置された2つの水平方向の空洞(3e)をさらに備え、上記水平方向の空洞(3e)の下部は、平面(3f)を形成し、
    上記二重のニーキャップ機構(91’)は、上記頭部(2)および上記首(3c)の上記空洞(2aおよび3d)の内部に配置されており、上記機構(91’)のそれぞれのニーキャップ(91)は、少なくとも、球状の突出部(91b)、球状の空洞(9c)、および、それらを長手方向に貫通する中央の穿孔(91e)を備えており、第1のニーキャップ(91)は、上記首(3c)の上記空洞(3d)に挿入された上記ネジ(92)に固定され、上記ネジ(92)は、上記ニーキャップ(91)の中央の穿孔(91e)に挿入され、第2のニーキャップ(91)は、上記第1のニーキャップ(91)と接続されており、その球状の空洞(91c)によって、上記第1のニーキャップの上記球状の突出部(91b)を覆い、ロッド(94)の端部のうちの1つは、上記第2のニーキャップ(91)の中央の穿孔(91e)に挿入されており、上記ロッド(94)の端部のうちのもう1つは、上記頭部(2)の上記空洞(2a)の上記開口部(2b)に挿入されており、
    上記上半球型の連結部(1)は、上記胴(3)の水平方向の空洞(3e)のいずれかに、水平方向に挿入されており、少なくとも、移行部(64)によってともに連結された、閉じた半球部(62)と、好ましくは半円筒型または半円錐型の閉じた部分(63)とによって、両方の位置(62および63)の平面(65および66)が、少なくとも互いに垂直となる配置がなされるように形成されており、上記半円筒型または半円錐型の閉じた部分(63)の平面(65)は、上記胴(3)の上記水平方向の空洞(3e)の上記平面(3f)と接触しており、
    上記第1の磁気的連結機構(37)は、少なくとも、互いに平行な2つの平滑なディスク(20)を備えており、上記2つのディスクのうちの1つは、上記胴(3)の上記水平方向の空洞(3e)の1つの平面(3f)に差し込まれており、もう1つのディスクは、上記上半球型の連結部(1)の上記半円筒型または円錐型の閉じた部分(63)の上記平面(65)に差し込まれており、当該平滑なディスク(20)は、連結される部材の材料に埋没する取付手段を備えており、これにより、平面(20a)を露出させ、部材の平面(65または66)に位置合わせし、上記平滑なディスク(20)は、取付手段が突出した平面(20a)において、上記平滑なディスク(20)の1つに同軸上に取り付けられた少なくとも1つの磁石(38)を備えており、
    上記少なくとも1つの腕(5)は、その端部のうちの1つにおいて、移行部(64)によってともに連結された、閉じた半球部(62)と、腕の解剖学的な形状に類似した部分とを備えており、上記閉じた半球部(62)の上記平面(66)は、上記上半球型の連結部(1)の上記閉じた半球部(62)の上記平面(66)と接触しており、
    上記第2の磁気的連結機構(37)は、上記腕(5)と上記上半球型の連結部(1)とを接続し、上記平滑なディスク(20)のうちの1つは、上記上半球型の連結部(1)の上記閉じた半球部(62)の上記平面(66)に挿入され、上記平坦なディスク(20)のうちのもう1つは、上記腕(5)の上記閉じた半球部(62)の上記平面(66)に挿入されていることを特徴とする多関節マネキン。
  2. 上記取付手段は、少なくとも、上記平滑なディスク(20)の片側に向かって、ある角度において突出している周方向のタブであることを特徴とする請求項1に記載の多関節マネキン。
  3. 上記頭部(2)の鉛直方向の空洞(2a)は、上部において、穴(2b)の上部に等軸上に配置された円筒状の空洞(2c)をさらに備えることを特徴とする請求項1または2に記載の多関節マネキン。
  4. 上記頭部(2)の常勤登場の空洞(2c)は、少なくとも1つの絞り部(2d)を備えることを特徴とする請求項3に記載の多関節マネキン。
  5. 上記二重のニーキャップジョイント機構(91’)は、少なくとも1つのベース(96a)およびステム(96b)を有する従来式のニーキャップに置き換えられることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の多関節マネキン。
  6. 上記二重のニーキャップ機構(91’)または従来式のニーキャップは、必要に応じて、ロッド(94)または上記ステム(96)の端部に配置された管(95)をさらに備えることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の多関節マネキン。
  7. 上記胴(3)は、少なくとも、胴の上部(3a)および胴の下部(3b)を備え、それらの間の連結点(10a)において、磁気的連結機構(37)が付加されていることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の多関節マネキン。
  8. 上記腕(5)は、少なくとも、上腕(5a)、肘(5b)、前腕(6a)、手(6b)、および、それらの間での全ての可能な組み合わせを備えており、それらの間の連結点(12,13,81)において、磁気的連結機構(37)が付加されていることを特徴とする、請求項1に記載の多関節マネキン。
  9. 上記上腕(5a)、上記肘(5b)、および上記前腕(6a)は、上記上半球型の連結部(1)と類似の構成を有しており、その相違点は、半円筒型またはの閉じた部分または分割された円錐(63)は、少なくとも、上腕(67)、肘、および前腕の解剖学的な形状にそれぞれ類似しているという点であることを特徴とする請求項8に記載の多関節マネキン。
  10. 単一の部材によって構成された、臀部(4)から足(8b)までに亘る下部(9b)をさらに備え、上記下部(9b)は、少なくとも1つの磁気的連結機構(37)によって、上記胴(3)の下部と連結されていることを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の多関節マネキン。
  11. 上記下部(9b)は、少なくとも、
    (i)上記下部(9b)の上記水平方向に配置された2つの水平方向の空洞(4a)を備えた臀部(4)と、
    (ii)請求項1に記載の上記上半球型の連結部(1)と同様にして設けられた2つの下半球型の連結部(1)と、
    (iii)請求項1に記載の上記腕(5)と同様にして設けられた2つの脚部(7)と、
    (iv)請求項1に記載の少なくとも1つの磁気的連結機構(37)と、を備えており、
    上記下部(9b)の端部は、平面(4b)を形成し、
    上記2つの下半球型の連結部(1)のそれぞれは、上記臀部(4)の上記水平方向の空洞(4a)に水平方向に挿入されており、
    上記2つの脚部(7)において、腕の解剖学的な形状に類似している部分は、この場合では、1つの脚部の解剖学的な形状に類似しているという相違点があり、上記閉じた半球部(62)の上記平面(66)は、上記上半球型の連結部(1)の上記閉じた半球部(62)の上記平面(66)と接触していることを特徴とする請求項10に記載の多関節マネキン。
  12. 上記磁気的連結機構(37)は、上記臀部(4)の上記水平方向の空洞(4a)と上記下半球型の連結部(1)との間の連結点(15)、および、当該下半球型の連結部(1)と上記脚部(7)との間の連結点(16)に配置されていることを特徴とする請求項11に記載の多関節マネキン。
  13. 上記脚部(7)は、少なくとも、上腿(7a)、下腿(7b)、ふくらはぎ(8a)、足(8b)、および、それらの間での全ての可能な組み合わせを備えており、それらの間の連結点(17,18,82)において、磁気的連結機構(37)が付加されていることを特徴とする請求項11または12に記載の多関節マネキン。
  14. 上記上腿(7a)、上記下腿(7b)、および上記ふくらはぎ(8a)は、上記上半球型の連結部(1)と類似の構成を備えており、その相違点は、半円筒型または半円錐型の閉じた部分(63)が、少なくとも、脚部、腿、ふくらはぎの上記上部の解剖学的な形状にそれぞれ類似している点であることを特徴とする請求項13に記載の多関節マネキン。
  15. 上記部材の平面(65)は、胴(3)の水平方向の空洞(3e)の平面(3f)と上半球型の連結部(1)の平面(3f)との間、上腕(5a)と肘(5b)の間、前腕(6a)と手(6b)との間、臀部(4)の水平方向の空洞(4a)の平面(4b)と下半球型の連結部(1)との間、上腿(7a)と下腿(7b)との間、ふくらはぎ(8a)と足(8b)との間の連結点(10、12、15、17、81、および82)に位置し、少なくとも円形の平面(65)であることを特徴とする請求項1から14のいずれか1項に記載の多関節マネキン。
  16. 上記平滑な円板(20)は、円形の中央の孔(20c)をさらに備えることを特徴とする請求項1から15のいずれか1項に記載の多関節マネキン。
  17. 少なくとも1つの単純な自由運動のカップリング機構を備え、上記機構は、少なくとも、2つの平滑なディスク(20)、上記平滑なディスク(20)のうちの1つの中央の孔(20c)を通過する可動ネジ(46)、上記平滑なディスク(20)のうちのもう1つの平面(20a)に同軸上に固定された従来式のナット(52)を備えており、上記ディスク(20)のタブは、両方の平滑なディスク(20)を連結させるために突出しており、上記可動ネジ(46)の自由端は、上記従来式のナット(52)に係合されるまで、上記第2の平滑なディスク(20)の中央の孔(20c)を通過することを特徴とする請求項1から16のいずれか1項に記載の多関節マネキン。
  18. 少なくとも1つのカップリング機構および径方向の荷重に伴う自由運動機構を有し、その構成は、請求項17に記載の上記機構に類似しており、その相違点は、上記ディスク(22)のうちの1つが、径方向のスラストベアリング(24)の通過を可能とする直径を有する中央の開口(20d)を備えており、さらに、上記ディスク(22)は、上記中央の開口(20d)と同軸上に配置された円筒状の仕切り(22a)を備え、ディスクのタブ(20b)が突出しており、上記円筒状の仕切り(22a)は、上記平滑なディスク(20)の上記中央の孔(20c)と等しい直径の中央の開口(22b)を表面に備えており、上記円筒状の仕切り(22a)は、上記径方向のスラストベアリング(24)を収容する点であることを特徴とする請求項1から17のいずれか1項に記載の多関節マネキン。
  19. 少なくとも1つのカップリング機構および調整可能なトルク機構(50)を有し、その構成は、請求項18に記載の上記機構に類似しており、その相違点は、上記円筒状の仕切り(22a)には、ねじりバネ(23)が収容されており、上記円筒状の仕切り(22a)は、少なくとも1つの隣接した穿孔(22c)を表面に備え、上記穿孔(22c)を経由して、上記ねじりバネ(23)の一方の端部が通過し、さらに、上記他のディスク(21)は、少なくとも1つの隣接した穿孔(21a)を備え、上記穿孔(21a)を経由し、上記ねじりバネのもう一方の端部が通過する点であることを特徴とする請求項1から18のいずれか1項に記載の多関節マネキン。
  20. 少なくとも1つのカップリング機構および軸方向の荷重に伴う自由運動機構を有し、その構成は、請求項17に記載の上記機構に類似しており、その相違点は、上記2つのディスク(25)は、周方向の円状の溝(25a)を平面(20a)に備え、平面(20a)には、複数の小球(25b)または軸方向のスラストベアリング(25c)が配置されている点であることを特徴とする請求項1から19のいずれか1項に記載の多関節マネキン。
  21. 少なくとも1つのカップリング機構および軸方向の荷重に伴う自由運動機構を有し、その構成は、請求項20に記載の上記機構に類似しており、その相違点は、上記ディスク(22)のうちの1つは、請求項19に記載の円筒状の仕切り(22a)と同様の構成を有する、軸方向のスラストベアリング(24)を収容する円筒状の仕切り(22a)をさらに備える点であることを特徴とする請求項1から20のいずれか1項に記載の多関節マネキン。
  22. 上記従来式のナット(52)は、それぞれのディスク(20、21、22d、または25)の上記中央の孔(20cまたは22b)に配置されたネジに置き換えられることを特徴とする、請求項17から21に記載の多関節マネキン。
  23. 上記従来式のナット(52)は、ナイロンインサートナットまたは安全ナット(57)に置き換えられることを特徴とする請求項17から21に記載の多関節マネキン。
  24. 上記可動ネジ(46)は、ネジ穴(51a)または溝(51b)によって代用され、上記ネジ穴(51a)の上記ボア(51a’)は、上記可動ネジ(46)の円筒状の表面を横断し、上記溝を有するネジ(51b)の上記溝(51b’)は、上記可動ネジ(46)の円筒状の表面の周囲に同軸上に配置されており、同様に、従来式のナット(52)は、締め具(51c)によって置き換えられ、上記締め具(51c)は、上記ボア(51a’)を介して、または、上記溝(51b’)の周囲に導入されることを特徴とする請求項17から21に記載の多関節マネキン。
  25. 上記可動ネジ(46)は、ディスクのタブが突出している側(20b)において、それぞれのディスク(20、21、22、22dまたは25)に同軸上に取り付けられ、固定ネジ(41)の上方に位置することを特徴とする請求項17から23に記載の多関節マネキン。
  26. 少なくとも1つのカップリング機構および磁気的固定機構(39)を有し、その構成は、請求項1に記載の磁気的連結機構(37)に類似しており、その相違点は、ディスク(26、27、または29)は、上記機構(39)に加えて、固定部材を備え、さらに、ネジ山がある、またはネジ山がない固定ネジ(41)を備え、上記固定ネジ(41)は、少なくとも、ディスク(26、27、または29)の中央の孔(20c)を通過し、ディスク(26、27、または29)のうちの1つに固定されている点であることを特徴とする請求項1から25のいずれか1項に記載の多関節マネキン。
  27. 上記固定部材は、少なくとも、上記ディスクののタブ(20b)が突出している方向と反対側の面に位置している、上記平滑なディスク(20)の上記表面(20a)に径方向に設けられた複数の球状の隆起(26a)または球状の空洞(27a)、および、上記平面(20a)およびディスクの中央の孔(20c)の周囲に等間隔に配置された複数の凹凸(29b)および径方向の溝(29a)であることを特徴とする請求項26のに記載の多関節マネキン。
  28. 少なくとも1つのカップリング機構およびネジを備えた調整可能な固定機構(40)を有し、その構成は、請求項26または27に記載の上記カップリング機構および磁気的固定機構に類似しており、その相違点は、磁石(38)は、四角形のカバー(44)の内部に配置された拡張バネ(42)および四角形のナット(43)によって代用され、これらは、ディスクのタブ(20b)が突出している側と反対側に固定ネジ(41)を備える上記ディスク(26、27、または29)の上記平面(20a)と直接連結されており、上記固定ネジ(41)は、両方のディスク(26、27、または29)の上記中央の孔(20c)、上記拡張バネ(42)、および上記四角形のナット(43)を通過する点であることを特徴とする請求項1から27のいずれか1項に記載の多関節マネキン。
  29. 上記四角形のカバー(44)は、閉じた面に配置された中央の孔(44a)を備え、上記中央の孔(44a)は、上記固定ネジ(41)の端部を通過させることを特徴とする請求項28に記載の多関節マネキン。
  30. 上記四角形のナット(43)、および/または四角形のカバー(44)の幾何学的な形状は、正方形または円の幾何学的な形状と異なっていることを特徴とする請求項28または29に記載の多関節マネキン。
  31. 上記四角形のナット(43)は、ナイロンインサートまたはセーフティインサートを有するナットに置き換えられることを特徴とする請求項28から30のいずれか1項に記載の多関節マネキン。
  32. 少なくとも1つのカップリング機構およびニ重の調整可能な固定機構(53)を有し、その構成は、請求項28から31のいずれか1項に記載の上記固定ネジ(40)を有するカップリング機構およびニ重の調整可能な固定機構に類似しており、その相違点は、それらは、対向して同軸上に配置され、上記固定ネジ(41)は、少なくとも、上記ディスク(26、27、または29)の上記中央の孔、上記バネ(42)の中央の孔、および上記四角形のナット(43)の中央の孔を通過するネジ山を有するロッド(54)によって代用され、上記ネジ山を有するロッド(54)は、少なくとも、このカップリング機構およびニ重の調整可能な固定機構(53)の中央に位置する上記ディスク(26、27、または29)のうちの1つに固定されている点であることを特徴とする請求項1から31のいずれか1項に記載の多関節マネキン。
  33. 上記ネジ山を有するロッド(54)、上記固定ネジ(41)、上記穿孔(51a)、および/または上記溝を有するネジ(51b)は、必要に応じて、中空のロッドまたは中空のネジに置き換えられ、さらに、それらの貫通された中空の部分はまた、円筒状であり、上記円筒状の面を同軸上にあることを特徴とする請求項1から32のいずれか1項に記載の多関節マネキン。
  34. 少なくとも1つのカップリング機構および可動ネジ(45)を備えた調整可能な固定機構を有し、その構成は、請求項28から31のいずれか1項に記載の上記固定ネジ(40)を有するカップリング機構および調整可能な固定機構に類似しており、その相違点は、上記固定ネジ(41)が可動ネジ(46)に置き換えられる点であることを特徴とする請求項1から33のいずれか1項に記載の多関節マネキン。
  35. カップリング機構および可動ネジ(45)を備えた調整可能な固定機構は、上記四角形のカバー(44)を含まない上記ディスクの上記タブ(20b)が突出している側に同軸上に配置された管(48)、および上記管(48)の反対側の端部に配置された従来式の座金(47)を備え、上記可動ネジ(46)は、少なくとも、上記従来式の座金の中央の孔、上記管(48)の中央の孔、上記ディスク(26、27、または29)の中央の孔、上記バネ(42)の中央の孔、および上記四角形のナット(43)の中央の孔を通過することを特徴とする請求項34のいずれか1項に記載の多関節マネキン。
  36. 請求項17から21、34、35のいずれか1項に記載の上記機構の上記可動ネジ(46)は、必要に応じて、ディスクのタブ(20b)が突出している側に、従来式の座金(47)またはそれぞれのディスク(20、21、22、22d、25、26、27、または29)に同軸上に取り付けられ、上記ネジ(46)の上記可動な頭部は、上記カバー(49)の空洞(49b)に配置されることを特徴とする請求項1から35のいずれか1項に記載の多関節マネキン。
  37. 上記ネジカバー(49)は、上記ネジカバー(49)の閉じた側の中央に配置された穿孔ガイド(49a)を備えることを特徴とする請求項36に記載の多関節マネキン。
  38. 請求項1または2に記載の上記平滑なディスク(20)の上記中央の孔(20c)の幾何学的な形状は、円と異なっており、上記平滑なディスク(20)の上記中央の孔(20c)は、中央のボアのガイドを有するディスクを形成することを特徴とする請求項1から37のいずれか1項に記載の多関節マネキン。
  39. シングルディスクとも呼称される上記ディスクのタブ(20b)は、ある他の取付手段、すなわち、少なくとも、片側、およびこれらシングルディスクの中央の孔(20c、20d、および36a)以上の直径の中央の孔に向かって、ある角度において突出している1つのタブ(26f)を含んだ結合金具(26e)に置き換えられ、上記結合金具(26e)は、上記部材の内側の上記シンプルディスクの平面(20a)に同軸上に配置されていることを特徴とする請求項1から38のいずれか1項に記載の多関節マネキン。
  40. 上記組立機構の上記シングルディスクの少なくとも1つが、コンパウンドディスクに置き換えられ、
    上記コンパウンドディスクは、少なくとも、
    (i)カップリングディスク(31’)と、
    (ii)差し込みベース(30)と、
    (iii)円錐状の頭部(56)を有する複数のネジ(56)と、を備えており、
    上記カップリングディスク(31’)は、上記シンプルディスクと類似しており、その相違点は、タブ(20b)が無い点、平面(20a)において、中央の開口(20c,20d,および36a)の周囲に、等距離に配置された複数のテーパの付いた穴(32)をさらに備えている点であり、
    上記差し込みベース(30)は、少なくとも、取り付けられる部材の材料に埋没する取付手段を備えた平面(30a)を備えており、当該平面(30a)は露出され、かつ、配置されている上記部材(65または66)の上記平面に対して位置合わせされ、
    上記差し込みベース(30)の上記平面は、
    上記カップリングディスク(31’)の上記中央の開口部(20c,20d,または36a)の直径以上の大きさの、少なくとも1つの中央の開口部(30c)と、
    上記カップリングディスク(31’)の上記テーパの付いた穴(32)に対して位置合わせされた、2つ以上のネジ穴を有する開口部(30e)と、を備えており、
    当該カップリングディスク(31’)は、上記差し込みベース(30)の上記平面(30a)において、上記差し込みベース(30)の上記ネジ穴を有する開口部(30e)に対して位置合わせされた円錐状の穴(32)に対して、同軸上に配置されており、
    上記円錐状の頭部(56)を有する少なくとも1つのネジ(56)は、上記差し込みベース(30)のネジ穴(30e)に取り付けられるまで、上記カップリングディスク(31’)の円錐状の穴(32)に挿入されており、円錐状の頭部(56)を有する当該ネジの先端は、当該開口部の上記空洞の内部に収容されていることを特徴とする請求項1から39のいずれか1項に記載の多関節マネキン。
  41. 上記取付手段は、上記差し込みベース(30)に対してある角度を有するように設計された、少なくとも1つの周方向のタブ(30b)であることを特徴とする請求項40に記載の多関節マネキン。
  42. 上記取付手段の上記タブ(20b、26f、および30b)は、少なくとも、斜め方向(70)の形状、または文字「Z」の形状を有することを特徴とする請求項1から41のいずれか1項に記載の多関節マネキン。
  43. 上記取付手段の上記タブ(20、26f、および30b)は、少なくとも、1つの折り返し部(26b)および/または切り込み部(26c)を表面に有することを特徴とする請求項1から42のいずれか1項に記載の多関節マネキン。
  44. 上記差し込みベース(30)は、ディスクのタブ(30b)が突出している側に向かって、表面(30a)に同軸上に配置された円錐型または円筒型の空洞(30d)をさらに備えており、この場合、上記中央の孔(30c)およびネジ穴(30e)は、上記円錐型または円筒型の空洞(30d)の表面に配置され、上記カップリングディスク(31’)は、上記円錐型または円筒型の空洞(30d)に収容されることを特徴とする請求項40から43のいずれか1項に記載の多関節マネキン。
  45. 上記差し込みベース(30)は、複数の小球(25b)または軸方向荷重ベアリング(25c)が設けられている表面(30a)に配置された、少なくとも1つの周方向の円形の溝(25a)を備えることを特徴とする請求項40から44のいずれか1項に記載の多関節マネキン。
  46. 上記カップリングディスク(31’)の上記円錐型の孔(32)、および円錐状の頭部を有するネジ(56)の頭部の幾何学的な形状は、円錐の幾何学的な形状とは異なっていることを特徴とする請求項40から45のいずれか1項に記載の多関節マネキン。
  47. 上記シンプルディスクおよび/またはカップリングディスク(31’)は、物体の通過に用いられ、ディスクの中央の孔(20c、20d、または36a)と同軸上に位置する、少なくとも1つの部分的に円形の溝(35c)を、表面(20a)に備えることを特徴とする請求項1から46のいずれか1項に記載の多関節マネキン。
  48. 上記シンプルディスクおよび/またはカップリングディスク(31’)は、部材が観察される内部にある上記側面の平面(20a)に固定された、機械デバイス、電気デバイス、電子デバイス、空気圧デバイス、油圧デバイスのうちの少なくとも1つを備えていることを特徴とする請求項1から47のいずれか1項に記載の多関節マネキン。
  49. 上記デバイスは、少なくとも1つのモータ(35)、ピストン、および/またはセンサであることを特徴とする請求項48に記載の多関節マネキン。
  50. 上記モータ(35)、上記ネジ山を有するロッド(54)、上記固定ネジ(41)、および/または上記組立機構の溝を有するネジ(51aおよび/または51b)のシャフト部(35a)は、完全な円筒状ではないことを特徴とする請求項1から49のいずれか1項に記載の多関節マネキン。
  51. 少なくとも1つのカップリング機構および自動運動機構(55)を備え、上記カップリング機構および自動運動機構(55)は、少なくともコンポジットディスクを備え、モータ(35)は、上記カップリングディスク(34)の平面(34)に同軸上に配置され、上記モータ(35)の上記シャフト(35a)は、少なくとも円筒状の部分の一部においてネジ山を備えており、上記シャフト(35a)は、上記コンパウンド機構の上記カップリングディスク(34)の上記中央の孔(20a)を通過し、請求項38に記載の中央の孔のガイドを有するディスクまたは第2のコンパウンドディスクにおいて、上記シャフト(35a)は、上記中央の孔のガイドを有するディスク、または構成された上記第2のディスクの上記カップリングディスク(36)を通過し、場合に応じて、中央のガイド孔を有するディスクまたは上記第2のコンパウンドディスクの上記差し込みベース(30)の突出したタブ(20bまたは30b)が配置されている側に設けられたナイロンインサートまたはセーフティインサートを有するナット(57)に取り付けられていることを特徴とする請求項1から50のいずれか1項に記載の多関節マネキン。
  52. 上記モータ(35)の上記回転軸(35a)は、穿孔または溝を有するシャフトに置き換えられ、ナイロンインサートまたはセーフティインサートを有するナット(57)は、締め具(51c)に置き換えられ、これらの構成は、請求項24に記載の上記ネジ穴(51a)、溝穴(51b)、または締め具(51c)に類似していることを特徴とする請求項51に記載の多関節マネキン。
  53. 請求項1、2、16のいずれか1項に記載の上記磁気的連結機構(37)の上記平滑なディスク(20)のうちの少なくとも1つは、ディスクのタブ(20b)が突出している側と反対側の平面(20a)上に配置された少なくとも1つの滑り止めフィルムを備えることを特徴とする請求項1から52のいずれか1項に記載の多関節マネキン。
  54. 上記磁気的連結機構(37)は、2つの平行な平滑なディスク(20)の間に配置された少なくとも1つの分割ラミネート(37a)を備え、上記分割ラミネート(37a)は、ガラスまたは他の薄く平坦な物体であることを特徴とする請求項1から53のいずれか1項に記載の多関節マネキン。
  55. 複数の組立機構の部材および変形例は、他の組立機構の部材または変形例と連結され、前述の機構に対して様々な組立機構が形成されることを特徴とする請求項1から54のいずれか1項に記載の多関節マネキン。
  56. 上記部材の平面(65、66)は、上記部材に組み込まれている時に、上記組立機構御外部から観察される形状をさらに含んでいることを特徴とする請求項1から55のいずれか1項に記載の多関節マネキン。
  57. 上記部材(6b、8b)の上記円形の平面(65)は、少なくとも円錐状かつ鉛直方向の空洞を有する部分的に球状の隆起(83)に置き換えられることを特徴とする請求項1から56のいずれか1項に記載の多関節マネキン。
  58. 上記部材(6a、8a)の上記円形の平面(65)は、円形の同軸上の孔(85a)をさらに備えることを特徴とする請求項1から57のいずれか1項に記載の多関節マネキン。
  59. 上記部材(6a、8a)の上記円形の平面(65)は、上記円形の平面(65)に同軸上に配置された部分的に球状の空洞(85)をさらに備え、上記円形の同軸上の孔(85a)は、上記部分的に球状の空洞(85)の下部に配置されていることを特徴とする請求項1から58のいずれか1項に記載の多関節マネキン。
  60. 上記シンプルディスクの上記タブ(20b、26f、および30b)、タブを有する結合部品(26e)のタブ、および上記差し込みベースは、少なくとも1つの穿孔(89)を有することを特徴とする請求項1から59のいずれか1項に記載の多関節マネキン。
  61. 上記部材は、表面に配置された穿孔を有し、その穿孔により、上記シンプルディスクの上記タブ(20b、26f、および30b)、タブを有する結合部品(26e)のタブ、および上記差し込みベースの上記穿孔(89)が置き換えられることを特徴とする請求項1から60のいずれか1項に記載の多関節マネキン。
  62. 少なくとも1つのニーキャップ圧縮機構(80)を備え、上記ニーキャップ圧縮機構(80)は、少なくとも、円錐状の空洞(84)に対して部分的に球形状を有する突出部(83)を備えた部材(6bまたは8b)を備えており、当該円錐状の空洞(84)の下に同心円状に配置された、その中央の開口部においてネジ山を有する座金(86)は、当該部材(6bまたは8b)の上記材料の間に挿入されており、アイボルト(87)は、ネジ山を有する座金(86)へ挿入されるまでは、上記円錐状の空洞(84)へ入れられており、それぞれの端部にフックを有する圧縮バネ(88)は、それらのフックのうちの1つが、フランジ(26e)を有する鉄製部材、またはそれに応じた差し込みベースのシンプルディスクの上記フランジ(20b,26f,30b)の少なくとも1つの穿孔(89)へ挿入されるまでは、部材(6aまたは8a)の上記平坦な円形の面(65)の上記円形の開口部(85a)へ挿入され、上記圧出バネ(88)の第2のフックはさらに、上記アイボルト(87)と係合しており、最終的に、上記第1の部材(6bまたは8b)の部分的に球形状を有する突出部(83)は、上記第2の部材(6aまたは8a)の上記平坦な円形の面(65)の上記円形の開口部(85a)へ部分的に挿入されることを特徴とする請求項1から61のいずれか1項に記載の多関節マネキン。
  63. 上記圧縮バネ(88)の少なくとも一方の端部は、リング形状を有していることを特徴とする請求項62に記載の多関節マネキン。
  64. 上記ネジ山を有する座金(86)は、表面に同軸上に配置された少なくとも1つの従来式のナット(52)を備える従来式の座金(47)に置き換えられることを特徴とする請求項62または63に記載の多関節マネキン。
  65. 上記多関節マネキンの部材は、外面に配置されたドリル穴のガイド(61)さらに備えることを特徴とする請求項1から64のいずれか1項に記載の多関節マネキン。
  66. 上記の様々な構成要素を備える部材は、中空の部材(72)または中空でない部材(73)であり、同様に、柔軟性のない部材または柔軟性のある部材であることを特徴とする請求項1から65のいずれか1項に記載の多関節マネキン。
  67. 手(6b)は、柔軟性のある中空の部材(72)、柔軟性のある部材、中空でない部材(73)であるとき、指の内部に配置された少なくとも柔軟性のあるワイヤ(74)を備えることを特徴とする請求項1から66のいずれか1項に記載の多関節マネキン。
  68. 上記中空の部材(72)は、少なくとも柔軟性のある材料によって充填されていることを特徴とする請求項1から67のいずれか1項に記載の多関節マネキン。
  69. 上記部材のうち少なくとも2つに対して、部材間を固定する連結点において、組立機構が設けられていることを特徴とする請求項1から68のいずれか1項に記載の多関節マネキン。
  70. 異なる部材をさらに組み立てる上記組立機構は、同質の部材、補完的な部分(60)、それらの間の補完的な部分(60)をも組み立てることができ、上記補完的な部分(60)は、少なくとも、1つの部材、または、フック、テレビ据付台、カップホルダといった結合金具であることを特徴とする請求項1から69のいずれか1項に記載の多関節マネキン。
  71. 連結機構における連結点の数量と位置、およびその機構は、請求項1から70のいずれか1項に記載の連結機構と異なるものであることを特徴とする請求項1から70のいずれか1項に記載の多関節マネキン。
  72. 部材の数量と位置、および部材の外観は、請求項1から71のいずれか1項に記載の部材と異なるものであることを特徴とする請求項1から71のいずれか1項に記載の多関節マネキン。
  73. 構成要素を有する部材は、少なくとも、人体の解剖学的な形状を有することを特徴とする請求項1から72のいずれか1項に記載の多関節マネキン。
  74. 人体の解剖学的な形状を少なくとも有する上記多関節マネキンは、少なくとも1つの柔軟性のある覆いによって被覆されていることを特徴とする請求項73に記載の多関節マネキン。
JP2013523104A 2010-07-30 2010-07-30 多様な組立機構を備えた多関節マネキン Pending JP2013539993A (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/MX2010/000072 WO2012015290A2 (es) 2010-07-30 2010-07-30 Maniquí articulado con diversos mecanismos de ensamblaje

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013539993A true JP2013539993A (ja) 2013-10-31

Family

ID=45530643

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013523104A Pending JP2013539993A (ja) 2010-07-30 2010-07-30 多様な組立機構を備えた多関節マネキン

Country Status (7)

Country Link
US (1) US20130186922A1 (ja)
EP (1) EP2599408A4 (ja)
JP (1) JP2013539993A (ja)
KR (1) KR20130065692A (ja)
CN (1) CN103269621A (ja)
BR (1) BR112013002170A2 (ja)
WO (1) WO2012015290A2 (ja)

Families Citing this family (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2489986A (en) * 2011-04-14 2012-10-17 John Salerno Apparatus having a mannequin for being struck by a person training for fighting
WO2013147626A1 (en) 2012-03-27 2013-10-03 Mazan Slawomir Mannequin
US9398820B2 (en) 2012-06-13 2016-07-26 Noa Brands America, Inc. Manikin stretch joint
WO2014073782A1 (ko) * 2012-11-12 2014-05-15 Yu Je Woo 인공관절
KR101510460B1 (ko) * 2013-03-18 2015-04-10 김지성 인체 뼈대 모형 키트
FR3014661B1 (fr) * 2013-12-16 2016-02-05 Moulages Et Arts Plastiques Ind Mapi Tete de mannequin de vitrine facilitant sa personnalisation
US10621896B2 (en) 2014-03-24 2020-04-14 Speecys Corp. Figure, base, and figure system
KR101616766B1 (ko) * 2014-04-28 2016-04-29 인하대학교 산학협력단 Mr 조인트 이용한 구체관절인형
JP5969535B2 (ja) * 2014-05-07 2016-08-17 株式会社バンダイ 模型
GB2531393B (en) * 2014-07-23 2017-10-04 Hangerlogic Far East Ltd Magnetically coupling manikin joints
ES2886489T3 (es) * 2014-11-28 2021-12-20 255 Handling Eng & Controls S R L Sistema de captura de imágenes de una prenda de vestir colocada en un maniquí
ITUB20154962A1 (it) * 2015-11-06 2017-05-06 Bonaveri S R L Manichino articolato.
US9901192B2 (en) 2015-12-28 2018-02-27 James Tiggett, JR. Robotic mannequin system
USD854618S1 (en) * 2016-02-09 2019-07-23 Almax S.P.A. Mannequin
CN105741664A (zh) * 2016-05-15 2016-07-06 李�杰 带有气囊关节的医用人体模型
CN108028028B (zh) * 2016-08-26 2021-03-19 桑顿昆士兰私人有限公司 具有铰接关节的人体模型
ES2692336B1 (es) * 2017-03-30 2019-09-23 Garcia Luis Munoz Maniquí animado
CN107088305B (zh) * 2017-05-27 2019-12-31 贵州励天科技发展有限公司 组装式机器人快接方法
US10847059B2 (en) * 2017-12-08 2020-11-24 Laerdal Medical As Docking arrangement for manikin
KR101894517B1 (ko) 2018-05-17 2018-09-04 홍재섭 마네킹의 관절부 연결장치
CN113056661B (zh) * 2018-09-21 2024-01-02 惠曼创新解决方案公司 用于拟人化测试装置的腹部肉的联接设计
KR102154855B1 (ko) * 2018-11-07 2020-09-11 정현주 장식성과 편의성이 개선된 마네킹 신발
CN112169349A (zh) * 2020-10-20 2021-01-05 郭洁 人偶球形关节及人偶骨架
DE102020129783B3 (de) 2020-11-11 2021-12-30 Andreas Beilmann Demontagewerkzeug
JP7198871B2 (ja) * 2021-05-28 2023-01-04 株式会社バンダイ 模型部品、及び関節構造
CN115399535A (zh) * 2021-05-28 2022-11-29 美国适着三维科技有限公司 人体模型

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6110002A (en) * 1997-07-25 2000-08-29 Langton; Michael Poseable figure and spine system for therein
JP3092379U (ja) * 2002-08-28 2003-03-07 株式会社トーマネ マネキンの連結具
JP2008023076A (ja) * 2006-07-21 2008-02-07 Japan Aerospace Exploration Agency マグネット着脱分岐アーム機構を有するオフセット多関節構造体
JP2008023170A (ja) * 2006-07-24 2008-02-07 San Create:Kk ディスプレイ用トルソの手首構造
US20080296321A1 (en) * 2007-05-31 2008-12-04 The Children's Place Services Company, Llc Mannequins and articulating components thereof

Family Cites Families (31)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US89739A (en) 1869-05-04 Improvement in seed-sower
US604243A (en) * 1898-05-17 graves
US105718A (en) 1870-07-26 Improvement in reed musical instruments
US296321A (en) 1884-04-08 James w
US1500921A (en) * 1919-06-21 1924-07-08 Bramson Mogens Louis Flexible pipe line
DE928751C (de) * 1952-06-12 1955-06-10 Gustav Hackemer Vorrichtung zum Veraendern der Koerpergroesse sowie zum allseitigen Beugen des Oberkoerpers von Schaustellfiguren
US3246422A (en) * 1964-01-14 1966-04-19 Eleanor M Teagarden Dolls having magnetically connected components
US3277601A (en) * 1964-01-23 1966-10-11 John W Ryan Doll having an angularly adjustable limb
US3375604A (en) * 1965-05-05 1968-04-02 Alonso Jose Figure toy with magnetically retained parts
US3464150A (en) * 1967-07-06 1969-09-02 Nasco Doll Inc Rotatably supported doll's head
US3628282A (en) * 1969-09-25 1971-12-21 Mattel Inc Articulated fashion doll
DE2201257A1 (de) * 1971-07-13 1973-02-22 Vivoli M Arte Vetrina Gelenkverbindung, insbesondere fuer die herstellung von gliederpuppen
US4619540A (en) 1984-07-20 1986-10-28 S.D.S. Industries, Inc. Spring pivot joint for mannequin
US4968282A (en) * 1989-05-08 1990-11-06 George Robson Poseable doll
JPH0513258Y2 (ja) * 1990-06-25 1993-04-07
US5630745A (en) 1993-08-24 1997-05-20 Yeh; Hsu-Chong Figure having numerous seamless repositionable parts
US6086447A (en) * 1995-08-17 2000-07-11 Mattel, Inc. Doll having head attachment post integral with body
US6478653B1 (en) * 1997-07-25 2002-11-12 Michael Langton Poseable figure and spine system for use therein
WO1999008764A1 (en) * 1997-08-14 1999-02-25 The Lifelike Company Support system and flexible integument for dolls
CN2354450Y (zh) 1998-12-15 1999-12-22 大连侨峰木业有限公司 人体模型
US6409516B1 (en) 2000-01-07 2002-06-25 Gerald D. Thill Posable skeleton
US7144179B2 (en) * 2000-01-26 2006-12-05 Fusion Specialties, Inc. Display form having magnetically attachable parts
JP2003520639A (ja) * 2000-01-26 2003-07-08 フュージョン スペシャルティーズ, インコーポレイテッド 磁気的に装着可能な部品を有するディスプレイ形体
US6203396B1 (en) 2000-02-15 2001-03-20 Bernstein Display Magnetically coupled mannequin joint
KR100418136B1 (ko) * 2000-08-22 2004-02-11 권성진 마네킹 바디의 관절용 링크
US6607684B1 (en) * 2000-09-19 2003-08-19 C. J. Associates, Ltd. Method of making a jointed linkage support system
US6893315B2 (en) * 2002-08-21 2005-05-17 Mattel, Inc. Toy figure with a magnetized joint
ES2245575B1 (es) 2003-11-20 2007-07-01 Vicente Jimenez Sanchez Maniqui articulado.
CN2684666Y (zh) * 2004-03-31 2005-03-16 陈建国 拟人活体模特
CN201091411Y (zh) * 2007-08-10 2008-07-30 厦门南洋模特儿衣架有限公司 一种动感仿真的人体衣架模特
CN201094463Y (zh) * 2007-09-30 2008-08-06 厦门南洋模特儿衣架有限公司 一种用于人体衣架模特肢体连接磁性装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6110002A (en) * 1997-07-25 2000-08-29 Langton; Michael Poseable figure and spine system for therein
JP3092379U (ja) * 2002-08-28 2003-03-07 株式会社トーマネ マネキンの連結具
JP2008023076A (ja) * 2006-07-21 2008-02-07 Japan Aerospace Exploration Agency マグネット着脱分岐アーム機構を有するオフセット多関節構造体
JP2008023170A (ja) * 2006-07-24 2008-02-07 San Create:Kk ディスプレイ用トルソの手首構造
US20080296321A1 (en) * 2007-05-31 2008-12-04 The Children's Place Services Company, Llc Mannequins and articulating components thereof

Also Published As

Publication number Publication date
WO2012015290A3 (es) 2012-12-27
BR112013002170A2 (pt) 2019-09-24
EP2599408A4 (en) 2014-01-08
KR20130065692A (ko) 2013-06-19
EP2599408A2 (en) 2013-06-05
WO2012015290A2 (es) 2012-02-02
CN103269621A (zh) 2013-08-28
US20130186922A1 (en) 2013-07-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2013539993A (ja) 多様な組立機構を備えた多関節マネキン
JP4912403B2 (ja) ツイスト・アンド・ホッピング運動器具
US10500514B2 (en) Animation puppet
US9504893B2 (en) Body hardening machine that simulates martial arts sparring
US7641602B2 (en) Weightlifting system with positionable handles
KR101685997B1 (ko) 로봇 핸드 및 이를 포함하는 로봇
US20170162088A1 (en) Figure, base, and figure system
JP3199856U (ja) エクササイザ
US20080015093A1 (en) Sparring dummy
CN107128397A (zh) 机器人腿部脚掌行走装置
TW201242732A (en) Compliance mechanism
CN105120821A (zh) 机械连接结构
EP1207022A1 (en) Arm for a humanoid robot
US5480074A (en) Mannequin
CN110480668B (zh) 一种柔性连接与液压驱动的球头关节手指机构
CN206798100U (zh) 提手安装结构及遥控器提手
CN206885200U (zh) 机器人腿部脚掌行走装置
CN206070816U (zh) 展示墙体及其弧形可调节展览板墙连接装置
CN107862958A (zh) 一种分子结构组合模型
JP5781713B1 (ja) 関節構造
CN110897457B (zh) 一种鞋子展示机器人
KR101498249B1 (ko) 발차기 연속 타격기
CN208340116U (zh) 一种球窝关节及玩具
JP2005131733A (ja) 歩行型ロボットのリンク
CN205541614U (zh) 一种传动机构教具的便携组合支承架

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130730

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130730

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130919

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140417

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140422

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140930