JP2013533228A5 - - Google Patents

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JP2013533228A5
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本発明の好ましい実施形態において、例えば以下の項目が提供される。
(項目1)
式(I)
Figure 2013533228

(式中、
は、水素、(C 〜C )−アルキルまたは式Q −L もしくはQ −L の基を表し、ここで、
は、前記窒素原子に対する結合点を表し、
は、ヒドロキシカルボニル、(C 〜C )−アルコキシカルボニルまたはベンジルオキシカルボニルを表し、
は、直鎖(C 〜C 12 )−アルカンジイルを表し、前記アルカンジイルは4回までメチルで置換されていてもよく、ここで、(a)2個の炭素原子が、互いに1,2−、1,3−もしくは1,4−の関係で架橋され、これらの間に存在する任意の炭素原子を含めて(C 〜C )−シクロアルキル環もしくはフェニル環を形成し得るか、または(b)互いに隣接していない3つまでのCH 基が−O−で置き換えられ得、
は、ヒドロキシル、アミノまたはモノ−(C 〜C )−アルキルアミノを表し、
は、直鎖(C 〜C 12 )−アルカンジイルを表し、前記アルカンジイルは4回までメチルで置換されていてもよく、ここで、(a)2個の炭素原子が、互いに1,2−、1,3−もしくは1,4−の関係で架橋され、これらの間に存在する任意の炭素原子を含めて(C 〜C )−シクロアルキル環もしくはフェニル環を形成し得るか、または(b)互いに隣接していない3つまでのCH 基が−O−で置き換えられ得、
は、メチルまたはヒドロキシルを表し、
は、水素またはメチルを表し、
は、イソプロピル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、フェニル、ベンジル、4−ヒドロキシベンジル、4−ヒドロキシ−3−ニトロベンジル、1−フェニルエチル、ジフェニルメチル、1H−イミダゾール−4−イルメチルもしくは1H−インドール−3−イルメチルを表すか、
または
とR が、両者が結合している炭素原子と一緒になって、

Figure 2013533228

の2−フェニルシクロプロパン−1,1−ジイル基を形成しており、式中の#は、分子のその他の部分に対する結合点を表し、
N−O基を含有している環Aは、式
Figure 2013533228

の単環式または二環式の必要に応じて置換されている複素環を表し、式中、
** は、カルボニル基に対する結合点を表し、
およびR は各々、水素、ヒドロキシル、(C 〜C )−アルコキシまたはベンジルオキシを表し、
は、水素、フッ素、塩素、シアノ、メチルまたはトリフルオロメチルを表す)
の化合物、また、その塩および溶媒和物ならびに前記塩の溶媒和物。
(項目2)
が、水素、(C 〜C )−アルキルまたは式Q −L もしくはQ −L の基を表し、ここで、
は、前記窒素原子に対する結合点を表し、
は、ヒドロキシカルボニルまたは(C 〜C )−アルコキシカルボニルを表し、
は、直鎖(C 〜C 12 )−アルカンジイルを表し、ここで、(a)2個の炭素原子が、互いに1,3−もしくは1,4−の関係で架橋され、これらの間に存在する1個もしくは2個の炭素原子を含めてフェニル環を形成し得るか、または(b)互いに隣接していない3つまでのCH 基が−O−で置き換えられ得、
は、ヒドロキシル、アミノまたはメチルアミノを表し、
は、直鎖(C 〜C 12 )−アルカンジイルを表し、前記アルカンジイルは、1個もしくは2個のメチルで置換されていてもよく、前記アルカンジイルの互いに隣接していない3つまでのCH 基は−O−で置き換えられていてもよく、
が、メチルまたはヒドロキシルを表し、
が、水素を表し、
が、ベンジル、4−ヒドロキシベンジル、1−フェニルエチルもしくは1H−インドール−3−イルメチルを表すか、
または
とR が、両者が結合している炭素原子と一緒になって、式
Figure 2013533228

の2−フェニルシクロプロパン−1,1−ジイル基を形成しており、式中の#は、分子のその他の部分に対する結合点を表し、
N−O基を含有している環Aが、式
Figure 2013533228

の単環式または二環式の必要に応じて置換されている複素環を表し、式中、
** は、前記カルボニル基に対する結合点を表し、
は、水素、ヒドロキシルまたはベンジルオキシを表す、
項目1に記載の式(I)の化合物、また、その塩および溶媒和物ならびに前記塩の溶媒和物。
(項目3)
が、水素、メチルまたは式Q −L もしくはQ −L の基を表し、ここで、
は、前記窒素原子に対する結合点を表し、
は、ヒドロキシカルボニル、メトキシカルボニルまたはエトキシカルボニルを表し、
は、直鎖(C 〜C )−アルカンジイルを表し、ここで、2個の炭素原子が、互いに1,4−の関係で架橋され、これらの間に存在する2個の炭素原子を含めてフェニル環を形成し得、
は、ヒドロキシルまたはアミノを表し、
は、直鎖(C 〜C )−アルカンジイルを表し、
が、メチルを表し、
が、水素を表し、
が、ベンジル、1−フェニルエチルもしくは1H−インドール−3−イルメチルを表すか、
または
とR が、両者が結合している炭素原子と一緒になって、式
Figure 2013533228

の(1S,2R)−2−フェニルシクロプロパン−1,1−ジイル基を形成しており、式中、
#1は、隣接している窒素原子に対する結合点を表し、
#2は、前記カルボニル基に対する結合点を表し、
N−O基を含有している環Aが、式
Figure 2013533228

の単環式または二環式の必要に応じて置換されている複素環を表し、式中、
** は、前記カルボニル基に対する結合点を表し、
は、水素、ヒドロキシルまたはベンジルオキシを表す、
項目1または2に記載の式(I)の化合物、また、その塩および溶媒和物ならびに前記塩の溶媒和物。
(項目4)
式(I−A)
Figure 2013533228

(式中、R 、R 、R 、R および環Aは項目1、2または3において規定した意味を有し、原子団R とR を有するC 炭素原子は、図示したS配置を有する)
である、項目1、2または3に記載の化合物、また、その塩および溶媒和物ならびに前記塩の溶媒和物。
(項目5)
式(II)の化合物
Figure 2013533228

(式中、R は、項目1〜4のいずれかに示した意味を有し、
PGは、例えば、(9H−フルオレン−9−イルメトキシ)カルボニル、tert−ブトキシカルボニルまたはベンジルオキシカルボニルなどのアミノ保護基を表す)
を、不活性溶媒中で、(II)のカルボキシル官能基の活性化を伴って、
[A]まず、式(III)の化合物
Figure 2013533228

もしくはその塩とカップリングさせて式(IV)の化合物
Figure 2013533228

(式中、R およびPGは上記に示した意味を有する)
を得、次いで、この化合物を、不活性溶媒中で、カルボキシル官能基の活性化を伴って、式(V)
Figure 2013533228

(式中、R 、R および環Aは項目1〜4のいずれかに示した意味を有する)
の化合物もしくはこの化合物の塩とカップリングさせて式(VI)
Figure 2013533228

(式中、R 、R 、R 、環AおよびPGは上記に示した意味を有する)
の化合物を得るか、または
[B]式(VII)
Figure 2013533228

(式中、R 、R および環Aは項目1〜4のいずれかに示す意味を有する)
の化合物もしくはこの化合物の塩とカップリングさせて、同様に式(VI)
Figure 2013533228

(式中、R 、R 、R 、環AおよびPGは上記に示した意味を有したものである)
の化合物を得、
それぞれで得られる式(VI)の化合物を、次いで、慣用的なペプチド化学の方法によって脱保護し、本発明による式(I−B)
Figure 2013533228

(式中、R 、R 、R および環Aは上記に示した意味を有する)
の化合物を得、続いて、これを、所望により、(i)式(VIII)
1A −X (VIII)
(式中、
1A は、項目1〜4のいずれかに示したR の意味を有するが、水素を表すものではなく、
Xは、例えば、クロリド、ブロミド、ヨージド、メシラート、トリフラートもしくはトシラートなどの脱離基を表す)
の化合物を用いる塩基誘導性アルキル化によって本発明による式(I−C)
Figure 2013533228

(式中、R 1A 、R 、R 、R および環Aは上記に示した意味を有する)
の化合物に変換するか、
または(ii)式(IX)
Figure 2013533228

(式中、
1B は、上記に示したR 1A の意味を有するが、アルキル鎖長はCH 単位1つ分短い)
の化合物との適当な還元剤の存在下での反応によって式(I−D)
Figure 2013533228

(式中、R 1B 、R 、R 、R および環Aは上記に示した意味を有する)
化合物に変換し、
この様式で得られる式(I−B)、(I−C)および(I−D)の化合物を、必要に応じて、そのエナンチオマーおよび/またはジアステレオマーに分離すること、および/または適切な(i)溶媒および/または(ii)塩基もしくは酸を用いてその溶媒和物、塩および/または前記塩の溶媒和物に変換すること
を特徴とする、項目1〜4のいずれかに記載の式(I)の化合物の調製プロセス。
(項目6)
疾患の処置および/または予防のための項目1〜4のいずれかに記載の化合物。
(項目7)
がんおよび腫瘍障害の処置および/または予防のための方法における使用のための項目1〜4のいずれかに記載の化合物。
(項目8)
がん性障害および腫瘍障害の処置および/または予防のための医薬の調製のための項目1〜4のいずれかに記載の化合物の使用。
(項目9)
項目1〜4のいずれかに記載の化合物を1種類以上の不活性な無毒性の医薬に適した補助剤と組み合せて含む医薬。
(項目10)
項目1〜4のいずれかに記載の化合物を1種類以上のさらなる活性化合物と組み合せて含む医薬。
(項目11)
がん性障害および腫瘍障害の処置および/または予防のための項目9または10に記載の医薬。
(項目12)
有効量の少なくとも1種類の項目1〜4のいずれかに記載の化合物または項目9〜11のいずれかに記載の医薬を使用する、ヒトおよび動物のがん性障害および腫瘍障害の処置および/または予防のための方法。
本発明は、ここに、一般式(I)

Claims (23)

  1. 式(I)
    Figure 2013533228
    (式中、
    は、水素、(C〜C)−アルキルまたは式Q−LもしくはQ−Lの基を表し、ここで、
    は、前記窒素原子に対する結合点を表し、
    は、ヒドロキシカルボニル、(C〜C)−アルコキシカルボニルまたはベンジルオキシカルボニルを表し、
    は、直鎖(C〜C12)−アルカンジイルを表し、前記アルカンジイルは4回までメチルで置換されていてもよく、ここで、(a)2個の炭素原子が、互いに1,2−、1,3−もしくは1,4−の関係で架橋され、これらの間に存在する任意の炭素原子を含めて(C〜C)−シクロアルキル環もしくはフェニル環を形成し得るか、または(b)互いに隣接していない3つまでのCH基が−O−で置き換えられ得、
    は、ヒドロキシル、アミノまたはモノ−(C〜C)−アルキルアミノを表し、
    は、直鎖(C〜C12)−アルカンジイルを表し、前記アルカンジイルは4回までメチルで置換されていてもよく、ここで、(a)2個の炭素原子が、互いに1,2−、1,3−もしくは1,4−の関係で架橋され、これらの間に存在する任意の炭素原子を含めて(C〜C)−シクロアルキル環もしくはフェニル環を形成し得るか、または(b)互いに隣接していない3つまでのCH基が−O−で置き換えられ得、
    は、メチルまたはヒドロキシルを表し、
    は、水素またはメチルを表し、
    は、イソプロピル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、フェニル、ベンジル、4−ヒドロキシベンジル、4−ヒドロキシ−3−ニトロベンジル、1−フェニルエチル、ジフェニルメチル、1H−イミダゾール−4−イルメチルもしくは1H−インドール−3−イルメチルを表すか、
    または
    とRが、両者が結合している炭素原子と一緒になって、

    Figure 2013533228
    の2−フェニルシクロプロパン−1,1−ジイル基を形成しており、式中の#は、分子のその他の部分に対する結合点を表し、
    N−O基を含有している環Aは、式
    Figure 2013533228
    の単環式または二環式の必要に応じて置換されている複素環を表し、式中、
    **は、カルボニル基に対する結合点を表し、
    およびRは各々、水素、ヒドロキシル、(C〜C)−アルコキシまたはベンジルオキシを表し、
    は、水素、フッ素、塩素、シアノ、メチルまたはトリフルオロメチルを表す)
    の化合物、また、その塩および溶媒和物ならびに前記塩の溶媒和物。
  2. が、水素、(C〜C)−アルキルまたは式Q−LもしくはQ−Lの基を表し、ここで、
    は、前記窒素原子に対する結合点を表し、
    は、ヒドロキシカルボニルまたは(C〜C)−アルコキシカルボニルを表し、
    は、直鎖(C〜C12)−アルカンジイルを表し、ここで、(a)2個の炭素原子が、互いに1,3−もしくは1,4−の関係で架橋され、これらの間に存在する1個もしくは2個の炭素原子を含めてフェニル環を形成し得るか、または(b)互いに隣接していない3つまでのCH基が−O−で置き換えられ得、
    は、ヒドロキシル、アミノまたはメチルアミノを表し、
    は、直鎖(C〜C12)−アルカンジイルを表し、前記アルカンジイルは、1個もしくは2個のメチルで置換されていてもよく、前記アルカンジイルの互いに隣接していない3つまでのCH基は−O−で置き換えられていてもよく、
    が、メチルまたはヒドロキシルを表し、
    が、水素を表し、
    が、ベンジル、4−ヒドロキシベンジル、1−フェニルエチルもしくは1H−インドール−3−イルメチルを表すか、
    または
    とRが、両者が結合している炭素原子と一緒になって、式
    Figure 2013533228
    の2−フェニルシクロプロパン−1,1−ジイル基を形成しており、式中の#は、分子のその他の部分に対する結合点を表し、
    N−O基を含有している環Aが、式
    Figure 2013533228
    の単環式または二環式の必要に応じて置換されている複素環を表し、式中、
    **は、前記カルボニル基に対する結合点を表し、
    は、水素、ヒドロキシルまたはベンジルオキシを表す、
    請求項1に記載の式(I)の化合物、また、その塩および溶媒和物ならびに前記塩の溶媒和物。
  3. が、水素、メチルまたは式Q−LもしくはQ−Lの基を表し、ここで、
    は、前記窒素原子に対する結合点を表し、
    は、ヒドロキシカルボニル、メトキシカルボニルまたはエトキシカルボニルを表し、
    は、直鎖(C〜C)−アルカンジイルを表し、ここで、2個の炭素原子が、互いに1,4−の関係で架橋され、これらの間に存在する2個の炭素原子を含めてフェニル環を形成し得、
    は、ヒドロキシルまたはアミノを表し、
    は、直鎖(C〜C)−アルカンジイルを表し、
    が、メチルを表し、
    が、水素を表し、
    が、ベンジル、1−フェニルエチルもしくは1H−インドール−3−イルメチルを表すか、
    または
    とRが、両者が結合している炭素原子と一緒になって、式
    Figure 2013533228
    の(1S,2R)−2−フェニルシクロプロパン−1,1−ジイル基を形成しており、式中、
    #1は、隣接している窒素原子に対する結合点を表し、
    #2は、前記カルボニル基に対する結合点を表し、
    N−O基を含有している環Aが、式
    Figure 2013533228
    の単環式または二環式の必要に応じて置換されている複素環を表し、式中、
    **は、前記カルボニル基に対する結合点を表し、
    は、水素、ヒドロキシルまたはベンジルオキシを表す、
    請求項1または2に記載の式(I)の化合物、また、その塩および溶媒和物ならびに前記塩の溶媒和物。
  4. 式(I−A)
    Figure 2013533228
    (式中、R、R、R、Rおよび環Aは請求項1、2または3において規定した意味を有し、原子団RとRを有するC炭素原子は、図示したS配置を有する)
    である、請求項1、2または3に記載の化合物、また、その塩および溶媒和物ならびに前記塩の溶媒和物。
  5. 式(II)の化合物
    Figure 2013533228
    (式中、Rは、請求項1〜4のいずれかに示した意味を有し、
    PGは、例えば、(9H−フルオレン−9−イルメトキシ)カルボニル、tert−ブトキシカルボニルまたはベンジルオキシカルボニルなどのアミノ保護基を表す)
    を、不活性溶媒中で、(II)のカルボキシル官能基の活性化を伴って、
    [A]まず、式(III)の化合物
    Figure 2013533228
    もしくはその塩とカップリングさせて式(IV)の化合物
    Figure 2013533228
    (式中、RおよびPGは上記に示した意味を有する)
    を得、次いで、この化合物を、不活性溶媒中で、カルボキシル官能基の活性化を伴って、式(V)
    Figure 2013533228
    (式中、R、Rおよび環Aは請求項1〜4のいずれかに示した意味を有する)
    の化合物もしくはこの化合物の塩とカップリングさせて式(VI)
    Figure 2013533228
    (式中、R、R、R、環AおよびPGは上記に示した意味を有する)
    の化合物を得るか、または
    [B]式(VII)
    Figure 2013533228
    (式中、R、Rおよび環Aは請求項1〜4のいずれかに示す意味を有する)
    の化合物もしくはこの化合物の塩とカップリングさせて、同様に式(VI)
    Figure 2013533228
    (式中、R、R、R、環AおよびPGは上記に示した意味を有したものである)
    の化合物を得、
    それぞれで得られる式(VI)の化合物を、次いで、慣用的なペプチド化学の方法によって脱保護し、本発明による式(I−B)
    Figure 2013533228
    (式中、R、R、Rおよび環Aは上記に示した意味を有する)
    の化合物を得、続いて、これを、所望により、(i)式(VIII)
    1A−X (VIII)
    (式中、
    1Aは、請求項1〜4のいずれかに示したRの意味を有するが、水素を表すものではなく、
    Xは、例えば、クロリド、ブロミド、ヨージド、メシラート、トリフラートもしくはトシラートなどの脱離基を表す)
    の化合物を用いる塩基誘導性アルキル化によって本発明による式(I−C)
    Figure 2013533228
    (式中、R1A、R、R、Rおよび環Aは上記に示した意味を有する)
    の化合物に変換するか、
    または(ii)式(IX)
    Figure 2013533228
    (式中、
    1Bは、上記に示したR1Aの意味を有するが、アルキル鎖長はCH単位1つ分短い)
    の化合物との適当な還元剤の存在下での反応によって式(I−D)
    Figure 2013533228
    (式中、R1B、R、R、Rおよび環Aは上記に示した意味を有する)
    化合物に変換し、
    この様式で得られる式(I−B)、(I−C)および(I−D)の化合物を、必要に応じて、そのエナンチオマーおよび/またはジアステレオマーに分離すること、および/または適切な(i)溶媒および/または(ii)塩基もしくは酸を用いてその溶媒和物、塩および/または前記塩の溶媒和物に変換すること
    を特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の式(I)の化合物の調製プロセス。
  6. 疾患の処置および/または予防のための組成物であって、請求項1〜4のいずれかに記載の化合物を含む、組成物
  7. がんおよび腫瘍障害の処置および/または予防のための方法における使用のための組成物であって、請求項1〜4のいずれかに記載の化合物を含む、組成物
  8. がん性障害および腫瘍障害の処置および/または予防のための医薬の調製のための請求項1〜4のいずれかに記載の化合物の使用。
  9. 請求項1〜4のいずれかに記載の化合物を1種類以上の不活性な無毒性の医薬に適した補助剤と組み合せて含む医薬。
  10. 請求項1〜4のいずれかに記載の化合物を1種類以上のさらなる活性化合物と組み合せて含む医薬。
  11. がん性障害および腫瘍障害の処置および/または予防のための請求項9または10に記載の医薬。
  12. 有効量の少なくとも1種類の請求項1〜4のいずれかに記載の化合物または請求項9〜11のいずれかに記載の医薬を含む、ヒトおよび動物のがん性障害および腫瘍障害の処置および/または予防のための組成物
  13. 前記化合物が、以下:
    Figure 2013533228
    Figure 2013533228
    Figure 2013533228
    Figure 2013533228
    Figure 2013533228
    Figure 2013533228
    Figure 2013533228
    Figure 2013533228
    Figure 2013533228
    Figure 2013533228
    からなる群から選択される、請求項1に記載の化合物、またはその塩、溶媒和物もしくは前記塩の溶媒和物
  14. 前記化合物が、以下:
    Figure 2013533228
    Figure 2013533228
    Figure 2013533228
    Figure 2013533228
    からなる群から選択される、請求項13に記載の化合物、またはその塩、溶媒和物もしくは前記塩の溶媒和物
  15. 前記化合物が、以下:
    Figure 2013533228
    からなる群から選択される、請求項13に記載の化合物、またはその塩、溶媒和物もしくは前記塩の溶媒和物
  16. 前記化合物が、以下:
    Figure 2013533228
    Figure 2013533228
    からなる群から選択される、請求項13に記載の化合物、またはその塩、溶媒和物もしくは前記塩の溶媒和物
  17. 前記化合物が、以下:
    Figure 2013533228
    Figure 2013533228
    Figure 2013533228
    からなる群から選択される、請求項13に記載の化合物、またはその塩、溶媒和物もしくは前記塩の溶媒和物
  18. 前記化合物は、
    Figure 2013533228
    である、請求項13に記載の化合物、またはその塩、溶媒和物もしくは前記塩の溶媒和物
  19. 前記化合物は、
    Figure 2013533228
    である、請求項13に記載の化合物、またはその塩、溶媒和物もしくは前記塩の溶媒和物
  20. 前記化合物は、
    Figure 2013533228
    である、請求項13に記載の化合物、またはその塩、溶媒和物もしくは前記塩の溶媒和物
  21. 前記化合物は、
    Figure 2013533228
    である、請求項13に記載の化合物、またはその塩、溶媒和物もしくは前記塩の溶媒和物
  22. タンパク質に結合した請求項1〜4または13〜21のいずれかに記載の化合物を含む、抗増殖性コンジュゲート。
  23. 前記タンパク質は抗体である、請求項22に記載の抗増殖性コンジュゲート。

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