JP2013523884A - JAKキナーゼの阻害剤としての5,7置換イミダゾ[1,2−c]ピリミジン - Google Patents

JAKキナーゼの阻害剤としての5,7置換イミダゾ[1,2−c]ピリミジン Download PDF

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Abstract

式Iの化合物

ならびにその立体異性体、および薬学的に許容される塩および溶媒和物(式中、R、R、R、R、R、R、R、X、およびXが、本明細書に提供される意味を有する)は、1つ以上のJAKキナーゼの阻害剤であり、自己免疫疾患、炎症性疾患、移植した臓器、組織、および細胞の拒絶反応、ならびに血液学的疾患および悪性腫瘍およびそれらの併存疾患の治療に有用である。本発明の別の態様は、血液学的疾患および悪性腫瘍の治療で用いるために、本発明の化合物を提供する。

Description

本発明は、新規な化合物と、該化合物を含む薬学的組成物と、該化合物を作製するためのプロセスと、療法における該化合物の使用と、に関する。より具体的には、JAKキナーゼの阻害剤である、ある種の5,7置換イミダゾ[1,2−c]ピリミジン化合物に関する。特に、これらの化合物は、Tyk2、JAKl、JAK2、および/またはJAK3の阻害剤であり、自己免疫疾患、炎症性疾患、臓器、組織、および細胞の移植による拒絶反応、ならびに血液学的疾患および悪性腫瘍等のJAKキナーゼ関連疾患の治療に有用である。
非受容体細胞内チロシンキナーゼのヤヌスキナーゼ(JAK)ファミリーのメンバーは、サイトカインシグナル伝達の構成物である。4つのファミリーメンバー:JAKl、JAK2、JAK3、およびTyk2が同定されている。JAKは、I型およびII型のサイトカイン受容体によって媒介される細胞内シグナリングにおいて主要な役割を果たす。特定のサイトカイン受容体鎖は、特定のJAKキナーゼと関連している(非特許文献1、非特許文献2に概説されている)。サイトカインとそれらの受容体との結合時に、JAKが活性化され、受容体をリン酸化して、他のシグナリング分子、特にシグナル伝達兼転写活性化因子(STAT)ファミリーのメンバーのためのドッキング部位を作製する。リン酸化反応時に、STATは、二量化し、その核に位置を変え、様々な細胞型の発達、増殖、分化、および維持に関与する遺伝子の発現を活性化する。JAKキナーゼにより媒介されるサイトカインに誘導される応答は、宿主防衛において重要であり、異常調節である場合、免疫もしくは炎症性疾患、免疫不全、および悪性腫瘍の発病で役割を果たす(非特許文献1)。JAK/STATを使用するサイトカインの上昇または減少レベルは、多くの病状に関与している。加えて、I型およびII型サイトカイン受容体、JAKキナーゼ、STATタンパク質、ならびにホスホチロシン、ホスファターゼ等のJAK/STAT調節タンパク質、SOCSタンパク質、PIASタンパク質における突然変異または多型は、様々な疾患において報告されている。異常調節である場合、JAKに媒介される応答は、それぞれ、過剰活性化ならびに悪性腫瘍または免疫および造血の不全症をもたらす細胞を陽性または陰性に影響を及ぼす場合があり、JAKキナーゼの阻害剤を使用するための有用性を示唆している。JAK/STATシグナル伝達経路は、免疫系の細胞周期の発現、アポトーシス、血管形成、浸潤、転移、および回避を含む、様々な過剰増殖および癌に関連したプロセスに関与している(非特許文献3、非特許文献4)。加えて、JAK/STATシグナル伝達経路は、造血細胞の発生および分化、ならびに前炎症性および抗炎症性の両方の応答ならびに免疫応答を調整する際に重要である(非特許文献1)。サイトカインは、JAKキナーゼの異なるパターンを使用するため(非特許文献1、非特許文献2)、特定のサイトカインを伴う疾患、またはJAK/STAT経路において変異もしくは多型を伴う疾患において、異なるファミリー間の選択的プロファイルを用いたJAKキナーゼの拮抗薬に対する有用性があり得る。
JAK3欠損マウスは、重症複合免疫不全症候群(scid)を示す。他の健常な動物におけるリンパ球分化の障害は、リンパ球活性化を伴う疾患に対してJAK3を標的化する有用性を支援する。
JAK3欠損マウスのscid表現型に加えて、炎症性および免疫応答におけるJAK3関連の共通するγ鎖を通じて信号を送るサイトカインの高度発現は、JAK3の阻害剤が、T細胞の活性化を阻み、移植手術後の移植片の拒絶反応を防止するか、あるいは、自己免疫または炎症性疾患を患っている患者に治療利点を提供し得ることを示唆している(非特許文献1、非特許文献2に概説されている)。
チロシンキナーゼJAK3の阻害剤は、免疫抑制剤として有用であることが記載されている(例えば、特許文献1、非特許文献5を参照のこと)。JAK3はまた、肥満細胞に媒介されるアレルギー反応および炎症性疾患の一因となることも示されている。
JAK1およびJAK2欠損動物は、生存能力がない。研究は、真性赤血球増加症、本態性血小板血症、および特発性骨髄線維症等の骨髄増殖性疾患において、ならびにいくつかの他の疾患においてより少ない範囲に、後天的に得られるJAK2変異体(JAK2V617F)の高率発生を特定している。変異体JAK2タンパク質は、サイトカイン刺激の不在下で、下流シグナル伝達を活性化することができ、自律的増殖および/またはサイトカインへの過感受性をもたらし、これらの疾患を助長する一因となると考えられている(非特許文献6)。異常調節されたJAK2機能をもたらすさらなる変異または転座は、他の悪性腫瘍において記載されている(非特許文献7、非特許文献8)。JAK2の阻害剤は、骨髄増殖性疾患に有用であることが記載されている(非特許文献9、非特許文献10、非特許文献11)。めったにないが、JAK1およびJAK3の変異体は、血液学的悪性腫瘍において報告されている(非特許文献12)。JAKファミリーキナーゼ阻害剤は、これらの設定において有用であり得る(非特許文献8)。加えて、シグナル伝達のためにJAK2を利用するサイトカインの過剰発現は、病状に関与している(JAK2を利用するサイトカインは、非特許文献1、非特許文献2に概説されている)。
JAK1は、他のJAK1分子を用いて、またはサイトカイン入力に依存するJAK2またはJAK3とともに、シグナルを送ることが報告されている(JAK1を利用するサイトカインは、O′Sullivan 2007,Murray 2007に概説されている)。JAK1を通じてシグナルを送るサイトカインの上昇レベルは、多くの免疫および炎症性疾患に関与している。JAK1またはJAKファミリーキナーゼ拮抗薬は、そのような疾患を調節または治療するのに有用であり得る。
Tyk2欠損動物は、いくつかの種類の病原体に鈍化した免疫応答を示し、いくつかの自己免疫疾患に左右されない。この表現型は、特定の疾患設定において、Tyk2を阻害する有用性を支援する。特に、Tyk2の標的化は、IL−12−、IL−23−、または1型IFNに媒介される疾患の治療のために有望な戦略であるように思われる。これらには、リウマチ性関節炎、多発性硬化症、ループス、乾癬、乾癬性関節炎、炎症性腸疾患、ブドウ膜炎、およびサルコイドーシスが挙げられるが、これらに限定されない(非特許文献13、非特許文献14、非特許文献15)。
これらは、自己免疫疾患、炎症性疾患、臓器、組織、および細胞の移植拒否反応、ならびに血液学的疾患および悪性腫瘍の治療のための、化合物および方法に必要性がある。
米国特許第6,313,129号明細書
O′Sullivan et al.,Mol.Immunol.2007 44:2497 Murray J.,Immunol.2007 178:2623 Haura et al.,Nature Clinical Practice Oncology,2005,2(6),315−324 Verna et al.,Cancer and Metastasis Reviews,2003,22,423−434 Borie et al.,2003 Curr.Opin.Investigational Drugs 4:1297 MJ Percy and McMullin MF,Hematological Oncology 2005,23(3−4),91−93 Ihle JN and Gilliland DG,Curr.Opin.Genet.Dev.2007 17:8 Sayyah J and Sayeski PP 2009 Curr.Oncol.Rep.11:117 Santos et al.,Blood 2010 115:1131 Barosi G.and Rosti V.,Curr.Opin.Hematol.2009 16:129 Atallah E.and Versotvsek S.,2009 Exp.Rev.Anticancer Ther.9:663 Vainchecker et al.,Semin.Cell Dev.Biol.2008 Aug.1;9(4):385−93 Shaw,M.et al.,Proc.Natl.Acad.Sci.USA,2003,100,11594−11599 Ortmann,.R.A.,and Shevach,E.M.Clin.Immunol.,2001,98,109−118 Watford et al.,Immunol.Rev.2004 202:139
現在、ある種の5,7置換イミダゾ[1,2−c]ピリミジン化合物は、1つ以上のJAKキナーゼの阻害剤であり、自己免疫疾患、炎症性疾患、移植した臓器、組織、および細胞の拒絶反応、ならびに血液学的疾患および悪性腫瘍、およびそれらの併存疾患を治療するのに有用であることを見出している。
より具体的には、本発明のある態様は、式Iの化合物、
ならびにその立体異性体、および薬学的に許容される塩および溶媒和物であり、式中、R、R、R、R、R、R、R、X、およびXは、本明細書に定義される通りである。
本発明の別の態様は、1つ以上のJAKキナーゼによって調節された疾患または障害を治療する方法を提供し、本方法には、そのような治療を必要とする哺乳動物に、有効量の本発明の化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を投与することが含まれる。一実施形態において、疾患または障害は、自己免疫疾患、炎症性疾患、ならびに臓器、組織、および細胞の移植による拒絶反応から選択される。別の実施形態において、疾患または障害は、血液学的疾患および悪性腫瘍から選択される。
本発明の別の態様は、本発明の化合物またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を含む、薬学的組成物を提供する。
本発明の別の態様は、療法に使用するための、本発明の化合物を提供する。
本発明の別の態様は、自己免疫疾患、炎症性疾患、ならびに臓器、組織、および細胞の移植による拒絶反応から選択される疾患または障害の治療で用いるために、本発明の化合物を提供する。
本発明の別の態様は、血液学的疾患および悪性腫瘍の治療で用いるために、本発明の化合物を提供する。
本発明の別の態様は、自己免疫疾患、炎症性疾患、ならびに臓器、組織、および細胞の移植による拒絶反応から選択される疾患または障害の治療のための薬剤の製造における、本発明の化合物の使用を提供する。
本発明の別の態様は、血液学的疾患および悪性腫瘍の治療のための薬剤の製造における、本発明の化合物の使用を提供する。
本発明の別の態様は、式Iの化合物を調製するための中間体を提供する。
本発明の別の態様は、本発明の化合物の調製方法、分離方法、および精製方法を含む。
化合物およびその薬学的組成物が、本明細書に提供され、これらは、自己免疫疾患、炎症性疾患、臓器、組織、および細胞の移植による拒絶反応、ならびに血液学的疾患および悪性腫瘍から選択される疾患または障害の治療に有用である。
したがって、本発明の一実施形態は、一般式Iの化合物、
ならびにその立体異性体、および薬学的に許容される塩および溶媒和物を提供し、式中、
は、NまたはCR3aであり、Xは、NまたはCR3bであり、
3aおよびR3bは、独立して、H、(1−6Cアルキル)、CF、F、Cl、CN、または(3−6C)シクロアルキルであり、
は、hetAr、hetAr、hetAr、Ar、Ar、C(=O)NR、(3−6C)シクロアルキル、またはN−(1−3Cアルキル)ピリジノニルであり、
hetArは、N、O、およびSから独立して選択される1〜3個の環ヘテロ原子を有し、(1−6C)アルキル、フルオロ(1−6C)アルキル、ジフルオロ(1−6C)アルキル、トリフルオロ(1−6C)アルキル、(1−4Cアルコキシ)(1−6C)アルキル、トリメチルシリル(1−4Cアルコキシ)(1−6C)アルキル、(3−6C)シクロアルキル、4〜6員のオキサ環式環、hetCyc(1−2C)アルキル、hetAr(1−2C)アルキル、および(1−4Cアルキルスルホニル)(1−6Cアルキル)から独立して選択される1つ以上の置換基で任意に置換される、5員のヘテロアリール環であり、
hetCycは、NおよびOから独立して選択される1〜2個の環ヘテロ原子を有する6員の複素環であり、(1−6C)アルキルで任意に置換され、
hetArは、1〜2個の環窒素原子を有する6員のヘテロアリールであり、
hetArは、3個の環窒素原子を有し、(1−6C)アルキルから独立して選択される1個以上の置換基で任意に置換される、9員の二環式の部分的に不飽和または完全に不飽和の複素環式環であり、
hetArは、1〜2個の環窒素原子を有し、(1−6C)アルキル、hetCyc、および(1−6C)アルコキシから独立して選択される1個以上の置換基で任意に置換される、6員ヘテロアリールであり、
hetCycは、1〜2個の環窒素原子を有し、(1−6C)アルキルから独立して選択される1個以上の置換基で任意に置換される、6員の複素環であり、
Arは、hetCyc、hetCyc、hetAr、トリフルオロ(1−6C)アルキル、および(1−6C)アルコキシから選択される置換基で置換されるフェニルであり、
hetCycは、NおよびOから独立して選択される1〜2個の環ヘテロ原子を有し、(1−6C)アルキルから独立して選択される1個以上の置換基で任意に置換される、6員の複素環であり、
hetCycは、NおよびOから独立して選択される1〜2個の環ヘテロ原子を有する8員の架橋複素環式環であり、
hetArは、1〜2個の環窒素原子を有し、(1−6C)アルキルから独立して選択される1個以上の置換基で任意に置換される、5員のヘテロアリール環であり、
Arは、5〜6員のアザ環式環に縮合されるベンゾ環であり、(1−6C)アルキルから独立して選択される1個以上の置換基で任意に置換され、
は、Hであり
は、(1−6C)アルキル、(3−6C)シクロアルキル、またはhetArであり、
hetArは、1〜2個の環窒素原子を有する6員のヘテロアリールであり、
は、水素、ハロゲン、(1−4C)アルキル、CF、CN、(3−4C)シクロアルキル、アゼチジニル、またはオキセタニルであり、
は、水素、(1−6C)アルキル、CF、F、Cl、CN、または(3−6C)シクロアルキルであり、
は、Hまたは(1−6C)アルキルであり、
は、H、(1−6C)アルキル、−CHCN、(3−6C)シクロアルキル(1個以上のハロゲンで任意に置換される)、hetCyc、Ar、またはhetArであるか、
あるいは、RおよびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、(1−6C)アルキル、フルオロ(1−6C)アルキル、ジフルオロ(1−6C)アルキル、トリフルオロ(1−6C)アルキル、テトラフルオロ(1−6C)アルキル、ペンタフルオロ(1−6C)アルキル、(3−4C)アルキニル、シアノ(1−4C)アルキル、ベンジル、−CH(3−6Cシクロアルキル)、−CHhetCyc、−C(=O)O(1−6Cアルキル)、−C(=O)(1−6Cアルキル)、−C(=O)(CR′R′′)CF、hetAr、(3−6C)シクロアルキル、4〜6員のオキサ環式環、および−SOから選択される置換基で任意に置換される、4〜6員のアザ環式環を形成するか、
あるいは、RおよびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、4員のオキサ環式環を形成するか、
あるいは、RおよびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、(1−6C)アルキルで任意に置換される3〜6員の炭素環式環を形成するか、
あるいは、RおよびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、7〜9員の二環式スピロ炭素環を形成するか、
あるいは、RおよびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、OおよびNから選択される環ヘテロ原子を有する、7〜9員の二環式スピロ複素環を形成し、前記環窒素原子は、存在する場合、(1−6C)アルキル、フルオロ(1−6C)アルキル、ジフルオロ(1−6C)アルキル、トリフルオロ(1−6C)アルキル、テトラフルオロ(1−6C)アルキル、ペンタフルオロ(1−6C)アルキル、および−SOから選択される置換基で任意に置換され、
hetCycは、環窒素原子を有し、C(=O)(1−6C)アルキルから選択される置換基で置換される5〜6員の複素環であり、
Arは、ハロゲン、CF、(1−6C)アルキル、および(1−6C)アルコキシから独立して選択される1個以上の置換基で任意に置換されるフェニルであり、
hetArは、1〜2個の環窒素原子を有し、ハロゲン、(1−6C)アルコキシ、(1−6C)アルキル、およびCFから独立して選択される1個以上の置換基で任意に置換される、6員のヘテロアリールであり、
hetCycは、6員のオキサ環式環であり、
R′およびR′′は、独立して、水素またはメチルであるか、あるいは、R′およびR′′は、それらが結合する炭素原子と一緒になって、シクロプロピリジン環を形成し、
hetArは、1〜2個の環窒素原子を有する6員のヘテロアリール環であり、
は、(1−6C)アルキル、フルオロ(1−3C)アルキル、ジフルオロ(1−3C)アルキル トリフルオロ(1−3C)アルキル、テトラフルオロ(1−3C)アルキル、ペンタフルオロ(1−3C)アルキル、(3−6C)シクロアルキル((1−6C)アルキルで任意に置換される)、またはフェニル((1−6Cアルキル)、CF、CFO−、およびハロゲンから独立して選択される1個以上の基で任意に置換される)であり、
は、水素またはメチルであり、
は、水素または(1−6C)アルキルである。
式Iの一実施形態において、
は、NまたはCR3aであり、Xは、NまたはCR3bであり、XおよびXのうちの1つのみが、Nであり得、
3aおよびR3bは、独立して、H、(1−6Cアルキル)、またはCFであり、
は、hetAr、hetAr、hetAr、Ar、Ar、またはC(=O)NRであり、
hetArは、N、O、およびSから独立して選択される1〜3個の環ヘテロ原子を有し、(1−6C)アルキル、フルオロ(1−6C)アルキル、ジフルオロ(1−6C)アルキル、トリフルオロ(1−6C)アルキル、(1−4Cアルコキシ)(1−6C)アルキル、トリメチルシリル(1−4Cアルコキシ)(1−6C)アルキル、(3−6C)シクロアルキル、4〜6員のオキサ環式環、hetCyc(1−2C)アルキル、およびhetAr(1−2C)アルキルから独立して選択される1個以上の置換基で任意に置換される、5員のヘテロアリール環であり、
hetCycは、NおよびOから独立して選択される1〜2個の環ヘテロ原子を有する6員の複素環であり、(1−6C)アルキルで任意に置換され、
hetArは、1〜2個の環窒素原子を有する6員のヘテロアリールであり、
hetArは、3個の環窒素原子を有し、(1−6C)アルキルから独立して選択される1個以上の置換基で任意に置換される、9員の二環式の部分的に不飽和または完全に不飽和の複素環式環であり、
hetArは、1〜2個の環窒素原子を有し、(1−6C)アルキルおよびhetCycから独立して選択される1個以上の置換基で任意に置換される、6員のヘテロアリールであり、
hetCycは、1〜2個の環窒素原子を有し、(1−6C)アルキルから独立して選択される1個以上の置換基で任意に置換される、6員の複素環であり、
Arは、hetCyc、hetCyc、およびhetArから選択される置換基で置換されるフェニルであり、
hetCycは、NおよびOから独立して選択される1〜2個の環ヘテロ原子を有し、(1−6C)アルキルから独立して選択される1個以上の置換基で任意に置換される、6員の複素環であり、
hetCycは、NおよびOから独立して選択される1〜2個の環ヘテロ原子を有する8員の架橋複素環式環であり、
hetArは、1〜2個の環窒素原子を有し、(1−6C)アルキルから独立して選択される1個以上の置換基で任意に置換される、5員のヘテロアリール環であり、
Arは、5〜6員のアザ環式環に縮合されるベンゾ環であり、(1−6C)アルキルから独立して選択される1個以上の置換基で任意に置換され、
は、Hであり、
は、(1−6C)アルキル、(3−6C)シクロアルキル、またはhetArであり、
hetArは、1〜2個の環窒素原子を有する6員のヘテロアリールであり、
は、水素、F、Cl、またはCNであり、
は、水素または(1−6C)アルキルであり、
は、Hまたは(1−6C)アルキルであり、
は、H、(1−6C)アルキル、−CHCN、(3−6C)シクロアルキル、hetCyc、Ar、またはhetArであるか、
あるいは、RおよびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、(1−6C)アルキル、フルオロ(1−6C)アルキル、ジフルオロ(1−6C)アルキル、トリフルオロ(1−6C)アルキル、テトラフルオロ(1−6C)アルキル、ペンタフルオロ(1−6C)アルキル、(3−4C)アルキニル、シアノ(1−4C)アルキル、ベンジル、−CH(3−6Cシクロアルキル)、−CHhetCyc、−C(=O)O(1−6Cアルキル)、−C(=O)(1−6Cアルキル)、−C(=O)(CR′R′′)CF、hetAr、(3−6C)シクロアルキル、4〜6員のオキサ環式環、および−SOから選択される置換基で任意に置換される4員のアザ環式環を形成するか、
あるいは、RおよびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、(1−6C)アルキル、フルオロ(1−6C)アルキル、ジフルオロ(1−6C)アルキル、トリフルオロ(1−6C)アルキル、テトラフルオロ(1−6C)アルキル、ペンタフルオロ(1−6C)アルキル、(3−4C)アルキニル、シアノ(1−4C)アルキル、ベンジル、−CH(3−6Cシクロアルキル)、−CHhetCyc、−C(=O)O(1−6Cアルキル)、−C(=O)(1−6Cアルキル)、−C(=O)(CR′R′′)CF、hetAr、(3−6C)シクロアルキル、4〜6員のオキサ環式環、および−SOから選択される置換基で置換される6員のアザ環式環を形成するか、
あるいは、RおよびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、4員のオキサ環式環を形成するか、
あるいは、RおよびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、3〜6員の炭素環式環を形成し、
hetCycは、1個の環窒素原子を有し、C(=O)(1−6C)アルキルから選択される置換基で置換される5〜6員の複素環であり、
Arは、ハロゲン、CF、(1−6C)アルキル、および(1−6C)アルコキシから独立して選択される1個以上の置換基で任意に置換されるフェニルであり、
hetArは、1〜2個の環窒素原子を有し、ハロゲン、(1−6C)アルコキシ、(1−6C)アルキル、およびCFから独立して選択される1個以上の置換基で任意に置換される6員のヘテロアリールであり、
hetCycは、6員のオキサ環式環であり、
R′およびR′′は、独立して、水素またはメチルであるか、あるいは、
R′およびR′′は、それらが結合する炭素原子と一緒になって、シクロプロピリジン環を形成し、
hetArは、1〜2個の環窒素原子を有する6員のヘテロアリール環であり、
は、(1−6C)アルキル、フルオロ(1−3C)アルキル、ジフルオロ(1−3C)アルキル トリフルオロ(1−3C)アルキル、テトラフルオロ(1−3C)アルキル、ペンタフルオロ(1−3C)アルキル、(3−6C)シクロアルキル、またはフェニルであり、
は、水素であり、
は、水素または(1−6C)アルキルである。
式Iの一実施形態において、Rは、hetArであり、hetArは、N、O、およびSから独立して選択される1〜3個の環ヘテロ原子を有し、(1−6C)アルキル、フルオロ(1−6C)アルキル、ジフルオロ(1−6C)アルキル、トリフルオロ(1−6C)アルキル、(1−4Cアルコキシ)(1−6C)アルキル、トリメチルシリル(1−4Cアルコキシ)(1−6C)アルキル、(3−6C)シクロアルキル、4〜6員のオキサ環式環、hetCyc(1−2C)アルキル、hetAr(1−2C)アルキル、および(1−4Cアルキルスルホニル)(1−6Cアルキル)から独立して選択される1つ以上の置換基で任意に置換される、5員のヘテロアリール環である。
式Iの一実施形態において、Rは、hetArであり、hetArは、N、O、およびSから独立して選択される1〜3個の環ヘテロ原子を有し、(1−6C)アルキル、フルオロ(1−6C)アルキル、ジフルオロ(1−6C)アルキル、トリフルオロ(1−6C)アルキル、(1−4Cアルコキシ)(1−6C)アルキル、トリメチルシリル(1−4Cアルコキシ)(1−6C)アルキル、(3−6C)シクロアルキル、4〜6員のオキサ環式環、hetCyc(1−2C)アルキル、およびhetAr(1−2C)アルキルから独立して選択される1つ以上の置換基で任意に置換される、5員のヘテロアリール環である。
一実施形態において、hetArは、(1−6C)アルキル、フルオロ(1−6C)アルキル、ジフルオロ(1−6C)アルキル、トリフルオロ(1−6C)アルキル、(1−4Cアルコキシ)(1−6C)アルキル、トリメチルシリル(1−4Cアルコキシ)(1−6C)アルキル、(3−6C)シクロアルキル、4〜6員のオキサ環式環、hetCyc(1−2C)アルキル、およびhetAr(1−2C)アルキルから独立して選択される1個以上の置換基で任意に置換される、ピラゾリル、チアゾリル、オキサゾリル、チアジアゾリル、イミダゾリル、ピロリル、またはチオフェニルである。
一実施形態において、hetArは、(1−6C)アルキル、フルオロ(1−6C)アルキル、ジフルオロ(1−6C)アルキル、トリフルオロ(1−6C)アルキル、(1−4Cアルコキシ)(1−6C)アルキル、トリメチルシリル(1−4Cアルコキシ)(1−6C)アルキル、(3−6C)シクロアルキル、4〜6員のオキサ環式環、hetCyc(1−2C)アルキル、およびhetAr(1−2C)アルキルから独立して選択される1個以上の置換基で任意に置換される1個以上の置換基で任意に置換される、ピラゾリル、チアゾリル、オキサゾリル、チアジアゾリル、イミダゾリル、ピロリル、またはチオフェニルである。
一実施形態において、hetArは、該置換基のうちの1個または2個で置換される。一実施形態において、hetArは、該置換基のうちの1個で置換される。
hetArのための(1−6C)アルキル置換基の特定の例には、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、およびtert−ブチルが含まれる。
hetArのためのフルオロ(1−6C)アルキル置換基の特定の例には、フルオロメチルおよびフルオロエチルが含まれる。
hetArのためのジフルオロ(1−6C)アルキル置換基の特定の例には、ジフルオロメチルおよびジフルオロエチルが含まれる。
hetArのためのトリフルオロ(1−6C)アルキル置換基の特定の例には、トリフルオロメチルおよび2,2,2−トリフルオロエチルが含まれる。
hetArのための(1−4Cアルコキシ)(1−6C)アルキル置換基の特定の例には、メトキシメチル、エトキシエチル、エトキシエチル、および(2−イソプロポキシ)エチルが含まれる。
hetArのためのトリメチルシリル(1−4Cアルコキシ)(1−6C)アルキル置換基の特定の例は、トリメチルシリルエトキシメチルである。
hetArのための(3−6C)シクロアルキル置換基の特定の例には、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、およびシクロヘキシルが含まれる。
hetArのための4〜6員のオキサ環式環置換基の特定の例には、オキセタニル、テトラヒドロフラニル、およびテトラヒドロピラニル基が含まれる。
hetArのためのhetCyc(1−2C)アルキル置換基の特定の例には、ピペリジニルメチル、ピペリジニルエチル、ピペラジニルメチル、ピペラジニルメチル、およびモルホリニルメチルが含まれる。特定の一例は、(4−メチルピペラジニル)エチルである。
hetArのためのhetAr(1−2C)アルキル置換基の特定の例には、ピリジニルメチル、ピリジニルエチル、ピリミジニルメチル、およびピリミジニルエチルが含まれる。特定の一例は、ピリド−3−イルメチルである。
hetArのための(1−4Cアルキルスルホニル)(1−6Cアルキル)置換基の特定の例には、例えば、CHSOCHCH−等のCHSO(1−6Cアルキル)が含まれる。
一実施形態において、hetArは、メチル、エチル、イソプロピル、イソブチル、2,2,2−トリフルオロエチル、(2−イソプロポキシ)エチル、トリメチルシリルエトキシメチル、シクロブチル、4−テトラヒドロ−2H−ピラニル、(4−メチルピペラジニル)エチル、ピリド−3−イルメチル、およびCHSOCHCH−から独立して選択される1個以上の置換基で任意に置換される。
一実施形態において、hetArは、メチル、エチル、イソプロピル、イソブチル、2,2,2−トリフルオロエチル、(2−イソプロポキシ)エチル、トリメチルシリルエトキシメチル、シクロブチル、4−テトラヒドロ−2H−ピラニル、(4−メチルピペラジニル)エチル、およびピリド−3−イルメチルから独立して選択される1個以上の置換基で任意に置換される。
一実施形態において、hetArは、(1−6C)アルキル、フルオロ(1−6C)アルキル、ジフルオロ(1−6C)アルキル、トリフルオロ(1−6C)アルキル、(1−4Cアルコキシ)(1−6C)アルキル、トリメチルシリル(1−4Cアルコキシ)(1−6C)アルキル、(3−6C)シクロアルキル、4〜6員のオキサ環式環、hetCyc(1−2C)アルキル、hetAr(1−2C)アルキル、および(1−4Cアルキルスルホニル)(1−6Cアルキル)から独立して選択される1個以上の置換基で任意に置換される、ピラゾリル、チアゾリル、オキサゾリル、チアジアゾリル、またはイミダゾリルである。
一実施形態において、hetArは、(1−6C)アルキル、フルオロ(1−6C)アルキル、ジフルオロ(1−6C)アルキル、トリフルオロ(1−6C)アルキル、(1−4Cアルコキシ)(1−6C)アルキル、トリメチルシリル(1−4Cアルコキシ)(1−6C)アルキル、(3−6C)シクロアルキル、4〜6員のオキサ環式環、hetCyc(1−2C)アルキル、およびhetAr(1−2C)アルキルから独立して選択される1個以上の置換基で任意に置換される、ピラゾリル、チアゾリル、オキサゾリル、チアジアゾリル、またはイミダゾリルである。
一実施形態において、hetArは、(1−6C)アルキル、フルオロ(1−6C)アルキル、ジフルオロ(1−6C)アルキル、トリフルオロ(1−6C)アルキル、(1−4Cアルコキシ)(1−6C)アルキル、トリメチルシリル(1−4Cアルコキシ)(1−6C)アルキル、(3−6C)シクロアルキル、4〜6員のオキサ環式環、hetCyc(1−2C)アルキル、hetAr(1−2C)アルキル、および(1−4Cアルキルスルホニル)(1−6Cアルキル)から独立して選択される1個以上の置換基で任意に置換される、ピラゾール−4−イル、チアゾール−5−イル、イミダゾール−1−イル、または1,3,4−チアジアゾール−2−イルである。
一実施形態において、hetArは、(1−6C)アルキル、フルオロ(1−6C)アルキル、ジフルオロ(1−6C)アルキル、トリフルオロ(1−6C)アルキル、(1−4Cアルコキシ)(1−6C)アルキル、トリメチルシリル(1−4Cアルコキシ)(1−6C)アルキル、(3−6C)シクロアルキル、4〜6員のオキサ環式環、hetCyc(1−2C)アルキル、およびhetAr(1−2C)アルキルから独立して選択される1個以上の置換基で任意に置換される、ピラゾール−4−イル、チアゾール−5−イル、イミダゾール−1−イル、または1,3,4−チアジアゾール−2−イルである。
一実施形態において、hetArは、(1−6C)アルキル、フルオロ(1−6C)アルキル、ジフルオロ(1−6C)アルキル、トリフルオロ(1−6C)アルキル、(1−4Cアルコキシ)(1−6C)アルキル、トリメチルシリル(1−4Cアルコキシ)(1−6C)アルキル、(3−6C)シクロアルキル、4〜6員のオキサ環式環、hetCyc(1−2C)アルキル、hetAr(1−2C)アルキル、および(1−4Cアルキルスルホニル)(1−6Cアルキル)から独立して選択される1個以上の置換基で任意に置換される、ピラゾール−4−イル、チアゾール−5−イル、またはイミダゾール−1−イルである。
一実施形態において、hetArは、(1−6C)アルキル、フルオロ(1−6C)アルキル、ジフルオロ(1−6C)アルキル、トリフルオロ(1−6C)アルキル、(1−4Cアルコキシ)(1−6C)アルキル、トリメチルシリル(1−4Cアルコキシ)(1−6C)アルキル、(3−6C)シクロアルキル、4〜6員のオキサ環式環、hetCyc(1−2C)アルキル、およびhetAr(1−2C)アルキルから独立して選択される1個以上の置換基で任意に置換される、ピラゾール−4−イル、チアゾール−5−イル、またはイミダゾール−1−イルである。
一実施形態において、hetArは、メチル、エチル、イソプロピル、イソブチル、2,2,2−トリフルオロエチル、(2−イソプロポキシ)エチル、トリメチルシリルエトキシメチル、シクロブチル、4−テトラヒドロ−2H−ピラニル、(4−メチルピペラジニル)エチル、ピリド−3−イルメチル、およびCHSOCHCH−から独立して選択される1個以上の置換基で任意に置換される、ピラゾール−4−イル、チアゾール−5−イル、イミダゾール−1−イル、または1,3,4−チアジアゾール−2−イルである。
一実施形態において、hetArは、メチル、エチル、イソプロピル、イソブチル、2,2,2−トリフルオロエチル、(2−イソプロポキシ)エチル、トリメチルシリルエトキシメチル、シクロブチル、4−テトラヒドロ−2H−ピラニル、(4−メチルピペラジニル)エチル、およびピリド−3−イルメチルから独立して選択される1個以上の置換基で任意に置換される、ピラゾール−4−イル、チアゾール−5−イル、イミダゾール−1−イル、または1,3,4−チアジアゾール−2−イルである。
一実施形態において、hetArは、メチル、エチル、イソプロピル、イソブチル、2,2,2−トリフルオロエチル、(2−イソプロポキシ)エチル、トリメチルシリルエトキシメチル、シクロブチル、4−テトラヒドロ−2H−ピラニル、(4−メチルピペラジニル)エチル、ピリド−3−イルメチル、およびCHSOCHCH−から独立して選択される1個以上の置換基で任意に置換される、ピラゾール−4−イル、チアゾール−5−イル、またはイミダゾール−1−イルである。
一実施形態において、hetArは、メチル、エチル、イソプロピル、イソブチル、2,2,2−トリフルオロエチル、(2−イソプロポキシ)エチル、トリメチルシリルエトキシメチル、シクロブチル、4−テトラヒドロ−2H−ピラニル、(4−メチルピペラジニル)エチル、およびピリド−3−イルメチルから独立して選択される1個以上の置換基で任意に置換される、ピラゾール−4−イル、チアゾール−5−イル、またはイミダゾール−1−イルである。
一実施形態において、hetArは、メチル、エチル、イソプロピル、イソブチル、2,2,2−トリフルオロエチル、(2−イソプロポキシ)エチル、トリメチルシリルエトキシメチル、シクロブチル、オキセタニル、4−テトラヒドロ−2H−ピラニル、(4−メチルピペラジニル)エチル、ピリド−3−イルメチル、およびCHSOCHCH−から選択される置換基で任意に置換されるピラゾール−4−イルである。
一実施形態において、hetArは、メチル、エチル、イソプロピル、イソブチル、2,2,2−トリフルオロエチル、(2−イソプロポキシ)エチル、トリメチルシリルエトキシメチル、シクロブチル、オキセタニル、4−テトラヒドロ−2H−ピラニル、(4−メチルピペラジニル)エチル、およびピリド−3−イルメチルから選択される置換基で任意に置換されるピラゾール−4−イルである。
一実施形態において、hetArは、メチル、エチル、イソプロピル、イソブチル、および2,2,2−トリフルオロエチルから選択される置換基で任意に置換されるピラゾール−4−イルである。
の特定の例には、hetArによって表される場合、構造:
が含まれる。
一実施形態において、Rは、hetArであり、式中、hetArは、3個の環窒素原子を有し、(1−6C)アルキルから独立して選択される1個以上の置換基で任意に置換される、9員の二環式の部分的に不飽和または完全に不飽和の複素環式環である。
一実施形態において、hetArは、メチルまたはエチル等の(1−6C)アルキルから独立して選択される1個以上の置換基で任意に置換される5,6,7,8−テトラヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジニルである。
の特定の例には、hetArによって表される場合、構造:
が含まれる。
一実施形態において、Rは、hetArであり、式中、hetArは、1〜2個の環窒素原子を有し、(1−6C)アルキル、hetCyc、および(1−6C)アルコキシから独立して選択される1個以上の置換基で任意に置換される、6員のヘテロアリールである。
一実施形態において、Rは、hetArであり、式中、hetArは、1〜2個の環窒素原子を有し、(1−6C)アルキルおよびhetCycから独立して選択される1個以上の置換基で任意に置換される、6員のヘテロアリールである。
一実施形態において、hetArは、(1−6C)アルキル、hetCyc、および(1−6C)アルコキシから独立して選択される1個以上の置換基で任意に置換される、ピリジルまたはピリミジルである。
一実施形態において、hetArは、(1−6C)アルキルおよびhetCycから独立して選択される1個以上の置換基で任意に置換される、ピリジルまたはピリミジルである。
hetArのための(1−6C)アルキル置換基の例には、メチルおよびエチルが含まれる。
hetArのためのhetCyc置換基の例には、メチルまたはエチル等の(1−6C)アルキルから独立して選択される1個以上の置換基で任意に置換される、ピペリジニルおよびピペラジニル環が含まれる。hetCycの特定の一例には、4−メチルピペラジニルが含まれる。
hetArのための(1−6C)アルコキシ置換基の例には、メトキシおよびエトキシが含まれる。
一実施形態において、hetArは、メチル、4−メチルピペラジニル、またはメトキシで任意に置換されるピリジルである。
一実施形態において、hetArは、メチルまたは4−メチルピペラジニルで任意に置換されるピリジルである。
の特定の例には、hetArによって表される場合、構造:
が含まれる。
一実施形態において、Rは、Arであり、Arは、hetCyc、hetCyc、hetAr、トリフルオロ(1−6C)アルキル、および(1−6C)アルコキシから選択される置換基で置換されるフェニルである。
一実施形態において、Rは、Arであり、Arは、hetCyc、hetCyc、およびhetArから選択される置換基で置換されるフェニルである。
一実施形態において、Arは、hetCycで置換されるフェニルであり、hetCycは、NおよびOから独立して選択される1〜2個の環ヘテロ原子を有し、(1−6C)アルキルから独立して選択される1個以上の置換基で任意に置換される、6員の複素環である。hetCycの例には、例えば、メチルおよびエチル等の、(1−6C)アルキルから独立して選択される1個以上の置換基で任意に置換される、ピペリジニル、ピペラジニル、およびモルホリニル環が含まれる。hetCycの特定の例には、1−メチルピペリジン−4−イル、1−メチルピペラジン−4−イル、およびモルホリニルが含まれる。
一実施形態において、Arは、hetCycで置換されるフェニルであり、hetCycは、NおよびOから独立して選択される1〜2個の環ヘテロ原子を有する8員の架橋複素環式環である。hetCycの一例は、8−オキサ−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタニルである。
一実施形態において、Arは、hetArで置換されるフェニルであり、hetArは、1〜2個の環窒素原子を有し、(1−6C)アルキルから独立して選択される1個以上の置換基で任意に置換される、5員のヘテロアリール環である。hetArの例には、例えば、メチルおよびエチル等の、(1−6C)アルキルから独立して選択される1個以上の置換基で任意に置換される、ピロリルおよびピラゾリル環が含まれる。hetArの特定の一例は、1−メチルピラゾール−3−イルである。
一実施形態において、Arは、(i)モルホリニル、(ii)(1−6C)アルキルで任意に置換されるピペリジニル、(iii)(1−6C)アルキルで任意に置換されるピペラジニル、(iv)オキサ−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン、(v)(1−6C)アルキルで任意に置換されるピラゾリル、(vi)トリフルオロ(1−6C)アルキル、および(vi)(1−6C)アルコキシ、から選択される置換基で任意に置換されるフェニルである。
一実施形態において、Arは、(i)モルホリニル、(ii)(1−6C)アルキルで任意に置換されるピペリジニル、(iii)(1−6C)アルキルで任意に置換されるピペラジニル、(iv)オキサ−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン、および(v)(1−6C)アルキルで任意に置換されるピラゾリル、から選択される置換基で任意に置換されるフェニルである。
一実施形態において、Arは、モルホリン−4−イル、1−メチルピペリジン−4−イル、1−メチルピペラジン−4−イル、8−オキサ−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタニル、1−メチル−1H−ピラゾリル、メトキシ、またはトリフルオロメチルから選択される置換基で任意に置換されるフェニルである。
一実施形態において、Arは、モルホリン−4−イル、1−メチルピペリジン−4−イル、1−メチルピペラジン−4−イル、8−オキサ−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタニル、および1−メチル−1H−ピラゾリルから選択される置換基で任意に置換されるフェニルである。
一実施形態において、Arは、トリフルオロ(1−6C)アルキルまたは(1−6C)アルコキシで置換されるフェニルである。一実施形態において、Arは、メトキシまたはトリフルオロメチルで置換されるフェニルである。
の特定の例には、Arによって表される場合、構造:
が含まれる。
一実施形態において、Rは、Arであり、Arは、5〜6員のアザ環式環に縮合されるベンゾ環であり、メチルまたはエチル等の、(1−6C)アルキルから独立して選択される1個以上の置換基で任意に置換される。一実施形態において、Arは、(1−6C)アルキルから独立して選択される1個以上の置換基で任意に置換される、1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イルまたは1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−7−イルである。Rの特定の例には、Arによって表される場合、構造:
が含まれる。
一実施形態において、Rは、hetAr、hetAr、hetAr、Ar、およびArから選択される。
一実施形態において、Rは、hetArおよびhetArから選択される。
一実施形態において、Rは、ArおよびArから選択される。
一実施形態において、Rは、C(=O)NRである。
一実施形態において、Rは、メチル、エチル、イソプロピル、t−ブチル、シクロブチル、シクロヘキシル、またはピリジルである。
の特定の例には、C(=O)NRによって表される場合、構造:
が含まれる。
一実施形態において、Rは、N−(1−3Cアルキル)ピリジノニルである。一実施形態において、Rは、N−メチルピリドニルである。一実施形態において、Rは、1−メチルピリジン−2(1H)−オン−5−イルまたは1−ジメチルピリジン−2(1H)−オン−4−イルであり、これらは、それぞれ、構造:
によって表すことができる。
一実施形態において、Rは、(3−6C)シクロアルキルである。一実施形態において、Rは、シクロプロピルである。
一実施形態において、Xは、Nであり、Xは、CR3bであり、それによって、イミダゾ[1,2−c]ピリミジン環の5位での残基は、構造A
(式中、波線は、イミダゾ[1,2−c]ピリミジン環の5位への結合点を表し、R、R3b、R、R、R、およびRは、式Iについて定義される通りである)として示される構造を有する。構造Aの一実施形態において、RおよびR3bは、両方とも水素である。
一実施形態において、Xは、CR3aであり、Xは、CR3bであり、それによって、イミダゾ[1,2−c]ピリミジン環の5位での基は、構造B
(式中、波線は、イミダゾ[1,2−c]ピリミジン環の5位への結合点を表し、R、R3a、R3b、R、R、R、およびRは、式Iについて定義される通りである)として示される構造を有する。構造Bの一実施形態において、R、R3a、およびR3bの各々は、水素である。
一実施形態において、Xは、CR3aであり、Xは、Nであり、それによって、イミダゾ[1,2−c]ピリミジン環の5位での基は、構造C
(式中、波線は、イミダゾ[1,2−c]ピリミジン環の5位への結合点を表し、R、R3a、R、R、R、およびRは、式Iについて定義される通りである)として示される構造を有する。構造Cの一実施形態において、R3aおよびR3bは、両方とも水素である。
一実施形態において、Xは、Nであり、Xは、Nであり、それによって、イミダゾ[1,2−c]ピリミジン環の5位での残基は、構造D
(式中、波線は、イミダゾ[1,2−c]ピリミジン環の5位への結合点を表し、R、R、R、R、およびRは、式Iについて定義される通りである)として示される構造を有する。構造Dの一実施形態において、Rは、水素である。
一実施形態において、Rは、Hまたは(1−6C)アルキルであり、Rは、H、(1−6C)アルキル、−CHCN、(3−6C)シクロアルキル(1個以上のハロゲンで任意に置換される)、hetCyc、Ar、またはhetArである。一実施形態において、Rは、Hである。一実施形態において、Rは、(1−6C)アルキル、例えば、メチルまたはエチル等の(1−4C)アルキルである。
一実施形態において、Rは、Hまたは(1−6C)アルキルであり、Rは、H、(1−6C)アルキル、−CHCN、(3−6C)シクロアルキル、hetCyc、Ar、またはhetArである。一実施形態において、Rは、Hである。一実施形態において、Rは、(1−6C)アルキル、例えば、メチルまたはエチル等の(1−4C)アルキルである。
一実施形態において、Rは、Hまたは(1−6C)アルキルであり、Rは、水素である。一実施形態において、Rは、Hまたはメチルであり、Rは、水素である。
一実施形態において、Rは、Hまたは(1−6C)アルキルであり、Rは、(1−6C)アルキルである。Rは、Hまたはメチルであり、Rは、メチル、エチル、プロピル、ブチル、tert−ブチル、または2,2−ジメチルプロピルである。
一実施形態において、Rは、Hまたは(1−6C)アルキルであり、Rは、−CHCNである。
一実施形態において、Rは、Hまたは(1−6C)アルキルであり、Rは、1個以上のハロゲンで任意に置換される(3−6C)シクロアルキルである。一実施形態において、Rは、Hまたは(1−6C)アルキルであり、Rは、1個以上のフッ素で任意に置換される(3−6C)シクロアルキルである。一実施形態において、Rは、Hまたはメチルであり、Rは、シクロプロピル、2,2−ジフルオロシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、またはシクロヘキシルである。
一実施形態において、Rは、Hまたは(1−6C)アルキルであり、Rは、(3−6C)シクロアルキルである。一実施形態において、Rは、Hまたはメチルであり、Rは、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、またはシクロヘキシルである。
一実施形態において、Rは、Hまたは(1−6C)アルキルであり、Rは、hetCycであり、hetCycは、1個の環窒素原子を有し、C(=O)(1−6C)アルキルから選択される置換基で置換される5〜6員の複素環である。hetCycの例には、C(=O)(1−6C)アルキルから選択される置換基で置換されるピロリジニルおよびピペリジニル環が含まれる。C(=O)(1−6C)アルキル置換基の例には、C(=O)MeおよびC(=O)Etが含まれる。hetCycの特定の一例は、1−アセチルピペリジン−4−イルである。
一実施形態において、Rは、Hまたは(1−6C)アルキルであり、Rは、Arであり、Arは、ハロゲン、CF、(1−6C)アルキル、および(1−6C)アルコキシから独立して選択される1個以上の置換基で任意に置換されるフェニルである。一実施形態において、Rは、Hまたは(1−6C)アルキルであり、Rは、Arであり、Arは、ハロゲンおよびCFから独立して選択される1個以上の置換基で任意に置換されるフェニルである。Arの例には、ClおよびCFから独立して選択される1個以上の置換基で任意に置換されるフェニルが含まれる。一実施形態において、Rは、Hまたはメチルであり、Rは、Arであり、Arは、フェニル、2−クロロフェニル、3−クロロフェニル、4−クロロフェニル、または3−(トリフルオロメチル)フェニルである。
一実施形態において、Rは、Hまたは(1−6C)アルキルであり、Rは、hetArであり、hetArは、1〜2個の環窒素原子を有し、ハロゲン、(1−6C)アルコキシ、(1−6C)アルキル、およびCFから独立して選択される1個以上の置換基で任意に置換される、6員のヘテロアリールである。一実施形態において、Rは、Hまたは(1−6C)アルキルであり、Rは、hetArであり、hetArは、1〜2個の環窒素原子を有し、ハロゲンおよび(1−6C)アルコキシから独立して選択される1個以上の置換基で任意に置換される、6員のヘテロアリールである。hetArの例には、例えば、メトキシおよびブロモから独立して選択される1個以上の置換基等の、ハロゲンおよび(1−6C)アルコキシから独立して選択される1個以上の置換基で任意に置換される、ピリジルおよびピリミジルが含まれる。一実施形態において、Rは、Hまたはメチルであり、Rは、hetArであり、hetArは、ピリド−2−イル、ピリド−3−イル、ピリド−4−イル、5−メトキシピリド−3−イル、および5−ブロモピリド−3−イルである。
一実施形態において、Rは、Hまたは(1−6C)アルキルであり、Rは、H、メチル、t−ブチル、2,2−ジメチルプロピル、シアノメチル、シクロプロピル、2,2−ジフルオロシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、1−アセチルピペリジン−4−イル、フェニル、トリフルオロメチルフェニル、クロロフェニル、ピリジル、メトキシピリジル、またはブロモピリジルである。一実施形態において、Rは、Hまたはメチルである。一実施形態において、Rは、水素である。
一実施形態において、Rは、Hまたは(1−6C)アルキルであり、Rは、H、メチル、t−ブチル、2,2−ジメチルプロピル、シアノメチル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、1−アセチルピペリジン−4−イル、フェニル、トリフルオロメチルフェニル、クロロフェニル、ピリジル、メトキシピリジル、またはブロモピリジルである。一実施形態において、Rは、Hまたはメチルである。一実施形態において、Rは、水素である。
一実施形態において、RおよびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、(1−6C)アルキル、フルオロ(1−6C)アルキル、ジフルオロ(1−6C)アルキル、トリフルオロ(1−6C)アルキル、テトラフルオロ(1−6C)アルキル、ペンタフルオロ(1−6C)アルキル、(3−4C)アルキニル、シアノ(1−4C)アルキル、ベンジル、−CH(3−6Cシクロアルキル)、−CHhetCyc、−C(=O)O(1−6Cアルキル)、−C(=O)(1−6Cアルキル)、−C(=O)(CR′R′′)CF、hetAr、(3−6C)シクロアルキル、4〜6員のオキサ環式環、および−SOから選択される置換基で任意に置換される、4〜6員のアザ環式環を形成する。
一実施形態において、RおよびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、(1−6C)アルキル、フルオロ(1−6C)アルキル、ジフルオロ(1−6C)アルキル、トリフルオロ(1−6C)アルキル、テトラフルオロ(1−6C)アルキル、ペンタフルオロ(1−6C)アルキル、(3−4C)アルキニル、シアノ(1−4C)アルキル、ベンジル、−CH(3−6Cシクロアルキル)、−CHhetCyc、−C(=O)O(1−6Cアルキル)、−C(=O)(1−6Cアルキル)、
−C(=O)(CR′R′′)CF、hetAr、(3−6C)シクロアルキル、4〜6員のオキサ環式環、および−SOから選択される置換基で任意に置換される、4員のアザ環式環を形成する。一実施形態において、置換基は、4員のアザ環式環の窒素原子と結合している。一実施形態において、RおよびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、該置換基のうちのいずれかで任意に置換される、アゼチジン−3−イルを形成する。
一実施形態において、RおよびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、(1−6C)アルキル、フルオロ(1−6C)アルキル、ジフルオロ(1−6C)アルキル、トリフルオロ(1−6C)アルキル、テトラフルオロ(1−6C)アルキル、ペンタフルオロ(1−6C)アルキル、(3−4C)アルキニル、シアノ(1−4C)アルキル、−CH(3−6Cシクロアルキル)、−CH−hetCyc、(3−6C)シクロアルキル、および−SOから選択される置換基で任意に置換される、4員のアザ環式環を形成する。一実施形態において、置換基は、4員のアザ環式環の窒素原子と結合している。一実施形態において、RおよびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、該置換基のうちのいずれかで任意に置換される、アゼチジン−3−イルを形成する。
一実施形態において、RおよびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、イソブチル、フルオロメチル、3−フルオロプロピル、2−フルオロエチル、2,2−ジフルオロエチル、2,2,3,3−テトラフルオロプロピル、1,3−ジフルオロプロプ−2−イル、2,2,2−トリフルオロエチル、3,3,3−トリフルオロプロピル、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル、プロパ−2−イニル、ブタ−2−イニル、シアノメチル、2−シアノエチル、ベンジル、シクロプロピルメチル、シクロブチルメチル、(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル、シクロプロピル、SOCH、SOCHCH、SOCHCHCH、SOCH(CH、SOCHCHCF、SOCF、SOCFCF、SO(シクロプロピル)、SO(シクロヘキシル)、およびSO(フェニル)から選択される置換基で任意に置換される、4員のアザ環式環を形成する。一実施形態において、置換基は、4員のアザ環式環の窒素原子と結合している。一実施形態において、RおよびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、該置換基のうちのいずれかで任意に置換される、アゼチジン−3−イルを形成する。
一実施形態において、RおよびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、(1−6C)アルキル、フルオロ(1−6C)アルキル、ジフルオロ(1−6C)アルキル、トリフルオロ(1−6C)アルキル、テトラフルオロ(1−6C)アルキル、およびペンタフルオロ(1−6C)アルキルから選択される置換基で任意に置換される、4員のアザ環式環を形成する。一実施形態において、置換基は、4員のアザ環式環の窒素原子と結合している。一実施形態において、RおよびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、該置換基のうちのいずれかで任意に置換される、アゼチジン−3−イルを形成する。
一実施形態において、RおよびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、イソブチル、フルオロメチル、3−フルオロプロピル、2−フルオロエチル、2,2−ジフルオロエチル、2,2,3,3−テトラフルオロプロピル、1,3−ジフルオロプロパ−2−イル、2,2,2−トリフルオロエチル、3,3,3−トリフルオロプロピル、および2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピルから選択される置換基で任意に置換される、4員のアザ環式環を形成する。
一実施形態において、RおよびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、およびイソブチルから選択される置換基で任意に置換される、4員のアザ環式環を形成する。
一実施形態において、RおよびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、フルオロメチル、3−フルオロプロピル、2−フルオロエチル、2,2−ジフルオロエチル、2,2,3,3−テトラフルオロプロピル、1,3−ジフルオロプロパ−2−イル、2,2,2−トリフルオロエチル、3,3,3−トリフルオロプロピル、および2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピルから選択される置換基で任意に置換される、4員のアザ環式環を形成する。
一実施形態において、RおよびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、2,2,2−トリフルオロエチルおよび2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピルから選択される置換基で任意に置換される、4員のアザ環式環を形成する。
一実施形態において、RおよびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、4〜6員のオキサ環式環で任意に置換される4員のアザ環式環を形成する。一実施形態において、RおよびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、オキセタン−3−イルで任意に置換される4員のアザ環式環を形成する。
一実施形態において、RおよびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、−C(=O)O(1−6Cアルキル)、−C(=O)(1−6Cアルキル)、および−C(=O)(CR′R′′)CFから選択される置換基で任意に置換される、4員のアザ環式環を形成する。一実施形態において、置換基は、4員のアザ環式環の窒素原子と結合している。一実施形態において、RおよびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、該置換基のうちのいずれかで任意に置換される、アゼチジン−3−イルを形成する。
一実施形態において、RおよびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、−C(=O)OC(CH、−C(=O)CH、C(=O)CHCF、およびC(=O)(シクロプロピリジン)CFから選択される置換基で任意に置換される、4員のアザ環式環を形成する。
一実施形態において、RおよびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、hetArで置換される4員のアザ環式環を形成する。hetArの例には、ピリジルおよびピリミジルが含まれる。hetArの特定の一例は、ピリミジン−2−イルである。一実施形態において、置換基は、4員のアザ環式環の窒素原子と結合している。一実施形態において、RおよびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、hetArで任意に置換されるアゼチジン−3−イルを形成する。
一実施形態において、RおよびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、ピリミジニル環で置換される4員のアザ環式環を形成する。一実施形態において、RおよびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、ピリミジニル環で任意に置換されるアゼチジン−3−イルを形成する。
一実施形態において、RおよびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、−SOで置換される4員のアザ環式環を形成する。一実施形態において、SO基は、アザ環式環の窒素原子と結合している。一実施形態において、RおよびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、SOで任意に置換されるアゼチジン−3−イルを形成する。一実施形態において、Rは、(1−6C)アルキル、フルオロ(1−3C)アルキル、ジフルオロ(1−3C)アルキル トリフルオロ(1−3C)アルキル、テトラフルオロ(1−3C)アルキル、ペンタフルオロ(1−3C)アルキル、(3−6C)シクロアルキル((1−6C)アルキルで任意に置換される)、またはフェニル((1−6Cアルキル)、CF、CFO−、およびハロゲンから独立して選択される1個以上の基で任意に置換される)である。一実施形態において、Rは、(1−6C)アルキル、フルオロ(1−3C)アルキル、ジフルオロ(1−3C)アルキル トリフルオロ(1−3C)アルキル、テトラフルオロ(1−3C)アルキル、ペンタフルオロ(1−3C)アルキル、(3−6C)シクロアルキル、またはフェニルである。
一実施形態において、RおよびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、−SOCH、−SOCHCH、−SOCHCHCH、−SOCH(CH、−SOCHCHCF、−SOCF、−SOCFCF3、−SO−シクロプロピル、−SO−シクロヘキシル、または−SO−フェニルで置換される4員のアザ環式環を形成する。一実施形態において、置換基は、4員のアザ環式環の窒素原子と結合している。
一実施形態において、RおよびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、(1−6C)アルキル、フルオロ(1−6C)アルキル、ジフルオロ(1−6C)アルキル、トリフルオロ(1−6C)アルキル、テトラフルオロ(1−6C)アルキル、ペンタフルオロ(1−6C)アルキル、(3−4C)アルキニル、シアノ(1−4C)アルキル、ベンジル、−CH(3−6Cシクロアルキル)、−CHhetCyc、−C(=O)O(1−6Cアルキル)、−C(=O)(1−6Cアルキル)、−C(=O)(CR′R′′)CF、hetAr、(3−6C)シクロアルキル、4〜6員のオキサ環式環、および−SOから選択される置換基で任意に置換される5員のアザ環式環を形成する。一実施形態において、置換基は、5員のアザ環式環の窒素原子と結合している。一実施形態において、RおよびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、該置換基のうちのいずれかで任意に置換されるピロリジン−3−イルを形成する。
一実施形態において、RおよびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、(1−6C)アルキル、フルオロ(1−6C)アルキル、ジフルオロ(1−6C)アルキル、トリフルオロ(1−6C)アルキル、テトラフルオロ(1−6C)アルキル、ペンタフルオロ(1−6C)アルキル、(3−4C)アルキニル、シアノ(1−4C)アルキル、−CH(3−6Cシクロアルキル)、−CH−hetCyc、(3−6C)シクロアルキル、および−SOから選択される置換基で任意に置換される5員のアザ環式環を形成する。一実施形態において、置換基は、5員のアザ環式環の窒素原子と結合している。一実施形態において、RおよびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、該置換基のうちのいずれかで任意に置換されるピロリジン−3−イルを形成する。
一実施形態において、RおよびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、イソブチル、フルオロメチル、3−フルオロプロピル、2−フルオロエチル、2,2−ジフルオロエチル、2,2,3,3−テトラフルオロプロピル、1,3−ジフルオロプロパ−2−イル、2,2,2−トリフルオロエチル、3,3,3−トリフルオロプロピル、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル、プロパ−2−イニル、ブタ−2−イニル、シアノメチル、2−シアノエチル、ベンジル、シクロプロピルメチル、シクロブチルメチル、(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル、シクロプロピル、SOCH、SOCHCH、SOCHCHCH、SOCH(CH、SOCHCHCF、SOCF、SOCFCF、SO(シクロプロピル)、SO(シクロヘキシル)、およびSO(フェニル)から選択される置換基で任意に置換される5員のアザ環式環を形成する。一実施形態において、置換基は、5員のアザ環式環の窒素原子と結合している。一実施形態において、RおよびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、該置換基のうちのいずれかで任意に置換されるピロリジン−3−イルを形成する。
一実施形態において、RおよびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、(1−6C)アルキル、フルオロ(1−6C)アルキル、ジフルオロ(1−6C)アルキル、トリフルオロ(1−6C)アルキル、テトラフルオロ(1−6C)アルキル、およびペンタフルオロ(1−6C)アルキルから選択される置換基で任意に置換される5員のアザ環式環を形成する。一実施形態において、置換基は、5員のアザ環式環の窒素原子と結合している。一実施形態において、RおよびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、該置換基のうちのいずれかで任意に置換されるピロリジン−3−イルを形成する。
一実施形態において、RおよびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、イソブチル、フルオロメチル、3−フルオロプロピル、2−フルオロエチル、2,2−ジフルオロエチル、2,2,3,3−テトラフルオロプロピル、1,3−ジフルオロプロパ−2−イル、2,2,2−トリフルオロエチル、3,3,3−トリフルオロプロピル、および2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピルから選択される置換基で任意に置換される5員のアザ環式環を形成する。
一実施形態において、RおよびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、およびイソブチルから選択される置換基で任意に置換される5員のアザ環式環を形成する。
一実施形態において、RおよびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、フルオロメチル、3−フルオロプロピル、2−フルオロエチル、2,2−ジフルオロエチル、2,2,3,3−テトラフルオロプロピル、1,3−ジフルオロプロパ−2−イル、2,2,2−トリフルオロエチル、3,3,3−トリフルオロプロピル、および2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピルから選択される置換基で任意に置換される5員のアザ環式環を形成する。
一実施形態において、RおよびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、2,2,2−トリフルオロエチルおよび2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピルから選択される置換基で任意に置換される5員のアザ環式環を形成する。
一実施形態において、RおよびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、4〜6員のオキサ環式環で任意に置換される5員のアザ環式環を形成する。一実施形態において、RおよびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、オキセタン−3−イルで任意に置換される5員のアザ環式環を形成する。
一実施形態において、RおよびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、−C(=O)O(1−6Cアルキル)、−C(=O)(1−6Cアルキル)、および−C(=O)(CR′R′′)CFから選択される置換基で任意に置換される5員のアザ環式環を形成する。一実施形態において、置換基は、5員のアザ環式環の窒素原子と結合している。一実施形態において、RおよびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、該置換基のうちのいずれかで任意に置換されるアゼチジン−3−イルを形成する。一実施形態において、RおよびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、−C(=O)CHで任意に置換される5員のアザ環式環を形成する。
一実施形態において、RおよびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、−C(=O)OC(CH、−C(=O)CH、C(=O)CHCF、およびC(=O)(シクロプロピリジン)CFから選択される置換基で任意に置換される5員のアザ環式環を形成する。
一実施形態において、RおよびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、hetArで置換される5員のアザ環式環を形成する。hetArの例には、ピリジルおよびピリミジルが含まれる。hetArの特定の一例は、ピリミジン−2−イルである。一実施形態において、置換基は、5員のアザ環式環の窒素原子と結合している。一実施形態において、RおよびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、hetArで任意に置換されるピロリジン−3−イルを形成する。
一実施形態において、RおよびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、ピリミジニル環で置換される5員のアザ環式環を形成する。一実施形態において、RおよびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、ピリミジニル環で任意に置換されるピロリジン−3−イルを形成する。
一実施形態において、RおよびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、−SOで置換される5員のアザ環式環を形成する。一実施形態において、SO基は、アザ環式環の窒素原子と結合している。一実施形態において、RおよびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、SOで任意に置換されるピロリジン−3−イルを形成する。一実施形態において、Rは、(1−6C)アルキル、フルオロ(1−3C)アルキル、ジフルオロ(1−3C)アルキル トリフルオロ(1−3C)アルキル、テトラフルオロ(1−3C)アルキル、ペンタフルオロ(1−3C)アルキル、(3−6C)シクロアルキル((1−6C)アルキルで任意に置換される)、またはフェニル((1−6Cアルキル)、CF、CFO−、およびハロゲンから独立して選択される1個以上の基で任意に置換される)である。一実施形態において、Rは、(1−6C)アルキル、フルオロ(1−3C)アルキル、ジフルオロ(1−3C)アルキル トリフルオロ(1−3C)アルキル、テトラフルオロ(1−3C)アルキル、ペンタフルオロ(1−3C)アルキル、(3−6C)シクロアルキル、またはフェニルである。
一実施形態において、RおよびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、−SOCH、−SOCHCH、−SOCHCHCH、−SOCH(CH、−SOCHCHCF、−SOCF、−SOCFCF3、−SO−シクロプロピル、−SO−シクロヘキシル、または−SO−フェニルで置換される5員のアザ環式環を形成する。一実施形態において、置換基は、5員のアザ環式環の窒素原子と結合している。
一実施形態において、RおよびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、(1−6C)アルキル、フルオロ(1−6C)アルキル、ジフルオロ(1−6C)アルキル、トリフルオロ(1−6C)アルキル、テトラフルオロ(1−6C)アルキル、ペンタフルオロ(1−6C)アルキル、(3−4C)アルキニル、シアノ(1−4C)アルキル、ベンジル、−CH(3−6Cシクロアルキル)、−CHhetCyc、−C(=O)O(1−6Cアルキル)、−C(=O)(1−6Cアルキル)、−C(=O)(CR′R′′)CF、hetAr、(3−6C)シクロアルキル、4〜6員のオキサ環式環、および−SOから選択される置換基で任意に置換される6員のアザ環式環を形成する。一実施形態において、置換基は、6員のアザ環式環の窒素原子と結合している。一実施形態において、RおよびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、該置換基のうちのいずれかで任意に置換されるピペリジン−4−イルを形成する。
一実施形態において、RおよびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、(1−6C)アルキル、フルオロ(1−6C)アルキル、ジフルオロ(1−6C)アルキル、トリフルオロ(1−6C)アルキル、テトラフルオロ(1−6C)アルキル、ペンタフルオロ(1−6C)アルキル、(3−4C)アルキニル、シアノ(1−4C)アルキル、−CH(3−6Cシクロアルキル)、−CH−hetCyc、(3−6C)シクロアルキル、および−SOから選択される置換基で任意に置換される6員のアザ環式環を形成する。一実施形態において、置換基は、6員のアザ環式環の窒素原子と結合している。一実施形態において、RおよびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、該置換基のうちのいずれかで任意に置換されるピペリジン−4−イルを形成する。
一実施形態において、RおよびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、イソブチル、フルオロメチル、3−フルオロプロピル、2−フルオロエチル、2,2−ジフルオロエチル、2,2,3,3−テトラフルオロプロピル、1,3−ジフルオロプロパ−2−イル、2,2,2−トリフルオロエチル、3,3,3−トリフルオロプロピル、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル、プロパ−2−イニル、ブタ−2−イニル、シアノメチル、2−シアノエチル、ベンジル、シクロプロピルメチル、シクロブチルメチル、(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル、シクロプロピル、SOCH、SOCHCH、SOCHCHCH、SOCH(CH、SOCHCHCF、SOCF、SOCFCF、SO(シクロプロピル)、SO(シクロヘキシル)、およびSO(フェニル)から選択される置換基で任意に置換される6員のアザ環式環を形成する。一実施形態において、置換基は、6員のアザ環式環の窒素原子と結合している。一実施形態において、RおよびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、該置換基のうちのいずれかで任意に置換されるピペリジン−4−イルを形成する。
一実施形態において、RおよびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、(1−6C)アルキル、フルオロ(1−6C)アルキル、ジフルオロ(1−6C)アルキル、トリフルオロ(1−6C)アルキル、テトラフルオロ(1−6C)アルキル、およびペンタフルオロ(1−6C)アルキルから選択される置換基で任意に置換される6員のアザ環式環を形成する。一実施形態において、置換基は、6員のアザ環式環の窒素原子と結合している。一実施形態において、RおよびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、該置換基のうちのいずれかで任意に置換されるピペリジン−4−イルを形成する。
一実施形態において、RおよびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、イソブチル、フルオロメチル、3−フルオロプロピル、2−フルオロエチル、2,2−ジフルオロエチル、2,2,3,3−テトラフルオロプロピル、1,3−ジフルオロプロパ−2−イル、2,2,2−トリフルオロエチル、3,3,3−トリフルオロプロピル、および2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピルから選択される置換基で任意に置換される6員のアザ環式環を形成する。
一実施形態において、RおよびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、およびイソブチルから選択される置換基で任意に置換される6員のアザ環式環を形成する。
一実施形態において、RおよびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、フルオロメチル、3−フルオロプロピル、2−フルオロエチル、2,2−ジフルオロエチル、2,2,3,3−テトラフルオロプロピル、1,3−ジフルオロプロパ−2−イル、2,2,2−トリフルオロエチル、3,3,3−トリフルオロプロピル、および2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピルから選択される置換基で任意に置換される6員のアザ環式環を形成する。
一実施形態において、RおよびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、2,2,2−トリフルオロエチルおよび2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピルから選択される置換基で任意に置換される6員のアザ環式環を形成する。
一実施形態において、RおよびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、4〜6員のオキサ環式環で任意に置換される6員のアザ環式環を形成する。一実施形態において、RおよびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、オキセタン−3−イルで任意に置換される6員のアザ環式環を形成する。
一実施形態において、RおよびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、−C(=O)O(1−6Cアルキル)、−C(=O)(1−6Cアルキル)、および−C(=O)(CR′R′′)CFから選択される置換基で任意に置換される6員のアザ環式環を形成する。一実施形態において、置換基は、6員のアザ環式環の窒素原子と結合している。一実施形態において、RおよびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、該置換基のうちのいずれかで任意に置換されるアゼチジン−3−イルを形成する。一実施形態において、RおよびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、−C(=O)CHで任意に置換される6員のアザ環式環を形成する。
一実施形態において、RおよびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、−C(=O)OC(CH、−C(=O)CH、C(=O)CHCF、およびC(=O)(シクロプロピリジン)CFから選択される置換基で任意に置換される6員のアザ環式環を形成する。
一実施形態において、RおよびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、hetArで置換される6員のアザ環式環を形成する。hetArの例には、ピリジルおよびピリミジルが含まれる。hetArの特定の一例は、ピリミジン−2−イルである。一実施形態において、置換基は、6員のアザ環式環の窒素原子と結合している。一実施形態において、RおよびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、hetArで任意に置換されるピペリジン−4−イルを形成する。
一実施形態において、RおよびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、ピリミジニル環で置換される6員のアザ環式環を形成する。一実施形態において、RおよびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、ピリミジニル環で任意に置換されるピペリジン−4−イルを形成する。
一実施形態において、RおよびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、−SOで置換される6員のアザ環式環を形成する。一実施形態において、SO基は、アザ環式環の窒素原子と結合している。一実施形態において、RおよびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、SOで任意に置換されるピペリジン−4−イルを形成する。一実施形態において、Rは、(1−6C)アルキル、フルオロ(1−3C)アルキル、ジフルオロ(1−3C)アルキル トリフルオロ(1−3C)アルキル、テトラフルオロ(1−3C)アルキル、ペンタフルオロ(1−3C)アルキル、(3−6C)シクロアルキル((1−6C)アルキルで任意に置換される)、またはフェニル((1−6Cアルキル)、CF、CFO−、およびハロゲンから独立して選択される1個以上の基で任意に置換される)である。一実施形態において、Rは、(1−6C)アルキル、フルオロ(1−3C)アルキル、ジフルオロ(1−3C)アルキル トリフルオロ(1−3C)アルキル、テトラフルオロ(1−3C)アルキル、ペンタフルオロ(1−3C)アルキル、(3−6C)シクロアルキル、またはフェニルである。
一実施形態において、RおよびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、−SOCH、−SOCHCH、−SOCHCHCH、−SOCH(CH、−SOCHCHCF、−SOCF、−SOCFCF3、−SO−シクロプロピル、−SO−シクロヘキシル、または−SO−フェニルで置換される6員のアザ環式環を形成する。一実施形態において、置換基は、6員のアザ環式環の窒素原子と結合している。
一実施形態において、RおよびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、4員のオキサ環式環を形成する。一実施形態において、RおよびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、オキセタン−3−イルを形成する。
一実施形態において、RおよびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、(1−6C)アルキルで任意に置換されるで任意に置換される3〜6員の炭素環式環を形成する。一実施形態において、RおよびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、メチル、エチル、またはプロピルで置換される3〜6員の炭素環式環を形成する。一実施形態において、RおよびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、非置換である3〜6員の炭素環式環を形成する。一実施形態において、RおよびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、非置換である5〜6員の炭素環式環を形成する。
一実施形態において、RおよびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、7〜9員の二環式スピロ炭素環を形成する。本明細書で使用される「二環式スピロ炭素環」という用語は、同じ原子で別の炭素環式環に結合される炭素環式環系を指す。一実施形態において、複素環式環系は、同じ原子で炭素環式環系に結合される。二環式スピロ炭素環の例には、構造:
が含まれる。
一実施形態において、RおよびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、4,4−二環式スピロ炭素環を形成する。一実施形態において、RおよびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、4,5−二環式スピロ炭素環を形成する。一実施形態において、RおよびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、4,6−二環式スピロ炭素環を形成する。
一実施形態において、RおよびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、OおよびNから選択される環ヘテロ原子を有する7〜9員の二環式スピロ複素環を形成し、該環窒素原子は、存在する場合、(1−6C)アルキル、フルオロ(1−6C)アルキル、ジフルオロ(1−6C)アルキル、トリフルオロ(1−6C)アルキル、テトラフルオロ(1−6C)アルキル、ペンタフルオロ(1−6C)アルキル、および−SOから選択される置換基で任意に置換される。本明細書で使用される「二環式スピロ複素環」という用語は、同じ原子で別の環系に結合される少なくとも1つの複素環式環系を指す。一実施形態において、複素環式環系は、同じ原子で炭素環式環系に結合される。二環式スピロ複素環の例には、例えば、構造:
等のオキサおよびアザ二環式スピロ複素環が含まれ、
式中、アザ二環式スピロ複素環の窒素原子は、(1−6C)アルキル、フルオロ(1−6C)アルキル、ジフルオロ(1−6C)アルキル、トリフルオロ(1−6C)アルキル、テトラフルオロ(1−6C)アルキル、ペンタフルオロ(1−6C)アルキル、および−SOから選択される置換基で任意に置換される。
一実施形態において、RおよびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、環酸素原子を有する4,4−二環式スピロ複素環を形成する。一実施形態において、RおよびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、環酸素原子を有する4,6−二環式スピロ複素環を形成する。一実施形態において、二環式スピロ複素環は、非置換である。
一実施形態において、Rは、水素である。
一実施形態において、Rは、メチルである。
一実施形態において、Rは、水素である。
一実施形態において、Rは、(1−6C)アルキルである。特定の一例は、メチルである。
一実施形態において、Rは、水素である。
一実施形態において、Rは、(1−6C)アルキルである。特定の一例は、メチルである。
一実施形態において、Rは、CFである。
一実施形態において、Rは、Fである。
一実施形態において、Rは、Clである。
一実施形態において、Rは、CNである。
一実施形態において、Rは、(3−6C)シクロアルキルである。一実施形態において、Rは、シクロプロピルである。
一実施形態において、Rは、Hまたはメチルである。
一実施形態において、Rは、水素、(1−6C)アルキル、CF、F、およびClから選択される。一実施形態において、Rは、水素、メチル、F、およびClから選択される。
一実施形態において、R3aは、水素である。
一実施形態において、R3aは、(1−6C)アルキルである。特定の一例は、メチルである。
一実施形態において、R3aは、CFである。
一実施形態において、R3aは、Fである。
一実施形態において、R3aは、Clである。
一実施形態において、R3aは、CNである。
一実施形態において、R3aは、(3−6C)シクロアルキルである。一実施形態において、R3aは、シクロプロピルである。
一実施形態において、R3bは、水素である。
一実施形態において、R3bは、(1−6C)アルキルである。特定の一例は、メチルである。
一実施形態において、R3bは、CFである。
一実施形態において、R3bは、Fである。
一実施形態において、R3bは、Clである。
一実施形態において、R3bは、CNである。
一実施形態において、R3bは、(3−6C)シクロアルキルである。一実施形態において、R3bは、シクロプロピルである。
一実施形態において、R3aおよびR3bは、H、(1−6Cアルキル)、CF、F、およびClから独立して選択される。一実施形態において、R3aおよびR3bは、H、F、Cl、CF、およびメチルから独立して選択される。一実施形態において、R3aおよびR3bは、Hおよび(1−6Cアルキル)から独立して選択される。一実施形態において、R3aおよびR3bは、Hおよびメチルから独立して選択される。
イミダゾ[1,2−c]ピリミジン環の5位での残基の特定の例は、構造Aによって表される場合、
構造:
が含まれ、
これには、それらの鏡像異性体が含まれる。
イミダゾ[1,2−c]ピリミジン環の5位での残基の特定の例は、構造Bによって表される場合、
構造:
が含まれ、
これには、それらの鏡像異性体が含まれる。
イミダゾ[1,2−c]ピリミジン環の5位での残基の特定の例は、構造Cによって表される場合、
構造:
が含まれ、
これには、それらの鏡像異性体が含まれる。
一実施形態において、Rは、ハロゲンである。一実施形態において、Rは、F、Cl、またはBrである。一実施形態において、Rは、FまたはClである。一実施形態において、Rは、Fである。一実施形態において、Rは、Clである。
式Iの一実施形態において、Rは、(1−4C)アルキルである。一実施形態において、Rは、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、またはtert−ブチルである。式Iの一実施形態において、Rは、(1−3C)アルキルである。一実施形態において、Rは、メチルである。
式Iの一実施形態において、Rは、CFである。
式Iの一実施形態において、Rは、H、F、Cl、Br、メチル、またはCNである。
式Iの一実施形態において、Rは、H、F、Cl、またはCNである。
式Iの一実施形態において、Rは、水素、Cl、またはCNである。
式Iの一実施形態において、Rは、Hである。
式Iの一実施形態において、Rは、CNである。
式Iの一実施形態において、Rは、(3−4C)シクロアルキルである。式Iの一実施形態において、Rは、シクロプロピルである。
式Iの一実施形態において、Rは、アゼチジニルである。式Iの一実施形態において、Rは、アゼチジン−3−イルである。
式Iの一実施形態において、Rは、オキセタニルである。式Iの一実施形態において、Rは、オキセタン−3−イルである。
式Iの一実施形態において、Rは、水素、ハロゲン、(1−4C)アルキル、CF、およびCNから選択される。式Iの一実施形態において、Rは、水素、F、Cl、メチル、CF、およびCNから選択される。
一実施形態において、式Iは、化合物:3−シクロプロピル−3−(4−(7−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル、3−シクロプロピル−3−(4−(7−(5−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル、3−シクロプロピル−3−(4−(7−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル、および5−(1−(2−シアノ−1−シクロプロピルエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−N−イソプロピルイミダゾ[1,2−c]ピリミジン−7−カルボキサミドを含まない。
式Iの一実施形態において、Rは、hetAr、hetAr、hetAr、Ar、およびArから選択され、Rは、Hであり、Rは、Hであり、Rは、Hであり、Rは、H、(1−6C)アルキル、−CHCN、(3−6C)シクロアルキル(1個以上のハロゲンで任意に置換される)、hetCyc、Ar、またはhetArであり、Rは、Hであり、Rは、Hである。
式Iの一実施形態において、Rは、hetAr、hetAr、hetAr、Ar、およびArから選択され、Rは、Hであり、Rは、Hであり、Rは、Hであり、Rは、H、メチル、t−ブチル、2,2−ジメチルプロピル、シアノメチル、シクロプロピル、2,2−ジフルオロシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、1−アセチルピペリジン−4−イル、フェニル、トリフルオロメチルフェニル、クロロフェニル、ピリジル、メトキシピリジル、またはブロモピリジルであり、Rは、Hであり、Rは、Hである。
式Iの一実施形態において、Xは、NまたはCR3aであり、Xは、NまたはCR3bであり、R3aおよびR3bは、Hであり、Rは、hetAr、hetAr、hetAr、Ar、およびArから選択され、Rは、Hであり、Rは、Hであり、Rは、Hであり、Rは、H、(1−6C)アルキル、−CHCN、(3−6C)シクロアルキル、hetCyc、Ar、またはhetArであり、Rは、Hであり、Rは、Hである。一実施形態において、Xは、Nであり、Xは、CHである。
式Iの一実施形態において、Xは、NまたはCR3aであり、Xは、NまたはCR3bであり、R3aおよびR3bは、Hであり、Rは、hetArおよびhetArから選択され、Rは、Hであり、Rは、Hであり、Rは、Hであり、Rは、H、(1−6C)アルキル、−CHCN、(3−6C)シクロアルキル、hetCyc、Ar、またはhetArであり、Rは、Hであり、Rは、Hである。一実施形態において、Xは、Nであり、Xは、CHである。
式Iの一実施形態において、Xは、NまたはCR3aであり、Xは、NまたはCR3bであり、R3aおよびR3bは、Hであり、Rは、hetArであり、Rは、Hであり、Rは、Hであり、Rは、Hであり、Rは、H、(1−6C)アルキル、−CHCN、(3−6C)シクロアルキル、hetCyc、Ar、またはhetArであり、Rは、Hであり、Rは、Hであり、hetCyc、Ar、またはhetArは、式Iについて定義される通りである。一実施形態において、Xは、Nであり、Xは、CHである。
式Iの一実施形態において、Xは、NまたはCR3aであり、Xは、NまたはCR3bであり、R3aおよびR3bは、Hであり、Rは、メチル、エチル、イソプロピル、イソブチル、2,2,2−トリフルオロエチル、(2−イソプロポキシ)エチル、トリメチルシリルエトキシメチル、シクロブチル、オキセタニル、4−テトラヒドロ−2H−ピラニル、(4−メチルピペラジニル)エチル、およびピリド−3−イルメチルから独立して選択される1個以上の置換基で任意に置換されるピラゾール−4−イル、チアゾール−5−イル、イミダゾール−1−イル、または1,3,4−チアジアゾール−2−イルであり、Rは、Hであり、Rは、Hであり、Rは、Hであり、Rは、(3−6C)シクロアルキルであり、Rは、Hであり、Rは、Hである。一実施形態において、Xは、Nであり、Xは、CHである。
式Iの一実施形態において、Xは、NまたはCR3aであり、Xは、NまたはCR3bであり、R3aおよびR3bは、Hであり、Rは、hetArであり、Rは、Hであり、Rは、Hであり、RおよびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、(1−6C)アルキル、フルオロ(1−6C)アルキル、ジフルオロ(1−6C)アルキル、トリフルオロ(1−6C)アルキル、テトラフルオロ(1−6C)アルキル、ペンタフルオロ(1−6C)アルキル、(3−4C)アルキニル、シアノ(1−4C)アルキル、−CH(3−6Cシクロアルキル)、−CH−hetCyc、(3−6C)シクロアルキル、および−SOから選択される置換基で任意に置換される4員のアザ環式環を形成し、Rは、Hであり、Rは、Hである。一実施形態において、Xは、Nであり、Xは、CHである。
式Iの一実施形態において、Xは、NまたはCR3aであり、Xは、NまたはCR3bであり、R3aおよびR3bは、Hであり、Rは、メチル、エチル、イソプロピル、イソブチル、2,2,2−トリフルオロエチル、(2−イソプロポキシ)エチル、トリメチルシリルエトキシメチル、シクロブチル、オキセタニル、4−テトラヒドロ−2H−ピラニル、(4−メチルピペラジニル)エチル、およびピリド−3−イルメチルから独立して選択される1個以上の置換基で任意に置換されるピラゾール−4−イル、チアゾール−5−イル、イミダゾール−1−イル、または1,3,4−チアジアゾール−2−イルであり、Rは、Hであり、Rは、Hであり、RおよびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、イソブチル、フルオロメチル、3−フルオロプロピル、2−フルオロエチル、2,2−ジフルオロエチル、2,2,3,3−テトラフルオロプロピル、1,3−ジフルオロプロパ−2−イル、2,2,2−トリフルオロエチル、3,3,3−トリフルオロプロピル、および2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピルから選択される置換基で任意に置換される4員のアザ環式環を形成し、Rは、Hであり、Rは、Hである。一実施形態において、Xは、Nであり、Xは、CHである。
式Iの一実施形態において、Xは、NまたはCR3aであり、Xは、NまたはCR3bであり、R3aおよびR3bは、Hであり、Rは、メチル、エチル、イソプロピル、イソブチル、2,2,2−トリフルオロエチル、(2−イソプロポキシ)エチル、トリメチルシリルエトキシメチル、シクロブチル、オキセタニル、4−テトラヒドロ−2H−ピラニル、(4−メチルピペラジニル)エチル、およびピリド−3−イルメチルから独立して選択される1個以上の置換基で任意に置換されるピラゾール−4−イル、チアゾール−5−イル、イミダゾール−1−イル、または1,3,4−チアジアゾール−2−イルであり、Rは、Hであり、Rは、Hであり、−SOCH、−SOCHCH、−SOCHCHCH、−SOCH(CH、−SOCHCHCF、−SOCF、−SOCFCF,−SO−シクロプロピル、−SO−シクロヘキシル、または−SO−フェニルで置換される4員のアザ環式環を形成し、Rは、Hであり、Rは、Hである。一実施形態において、Xは、Nであり、Xは、CHである。
本発明によれば、ある種の化合物は、非対称の1つ以上の中心を含有してもよく、それ故に、ラセミもしくはジアステレオマー混合物等の異性体の混合物として、または鏡像異性的もしくはジアステレオマー的に純粋な形態で、調製および単離してもよいことを認識されよう。ジアステレオマー、鏡像異性体、アトロプ異性体、ならびにラセミ混合物等のそれらの混合物が挙げられるが、これらに限定されない本発明の化合物の全ての立体異性体は、本発明の一部を形成することが意図される。
本明細書に示される構造において、任意の特定のキラル原子の立体化学が、特定されていない場合、全ての立体異性体は、企図され、本発明の化合物として含まれる。立体化学が、特定の構造を示す実線の楔または破線により特定されている場合、その立体異性体が、そのように特定され、定義される。
本明細書で使用される「(1−6C)アルキル」という用語は、1〜6個の炭素原子の飽和した直鎖または分枝鎖一価炭化水素ラジカルを指す。例としては、メチル、エチル、1−プロピル、イソプロピル、1−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、2−メチル−2−プロピル、ペンチル、およびヘキシルが挙げられるが、これらに限定されない。
本明細書で使用される「(1−4C)アルコキシ」および「(1−6C)アルコキシ」という用語は、それぞれ、1〜4個の炭素原子または1〜6個の炭素原子の飽和した直鎖または分枝鎖一価炭化水素ラジカルを指し、このラジカルは、酸素原子上にある。例には、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、およびブトキシが含まれる。
本明細書で使用される「フルオロ(1−6C)アルキル」という用語は、1〜6個の炭素原子の飽和した直鎖または分枝鎖一価炭化水素ラジカルを指し、水素原子のうちの1個が、フッ素で置換される。例には、フルオロメチル、3−フルオロプロピル、および2−フルオロエチルが含まれる。
本明細書で使用される「ジフルオロ(1−6C)アルキル」という用語は、1〜6個の炭素原子の飽和した直鎖または分枝鎖一価炭化水素ラジカルを指し、水素原子のうちの2個が、フッ素で置換される。例には、ジフルオロメチル、2,2−ジフルオロエチル、および1,3−ジフルオロプロパ−2−イルが含まれる。
本明細書で使用される「トリフルオロ(1−6C)アルキル」および「トリフルオロ(1−3C)アルキル」という用語は、それぞれ、1〜6個の炭素原子および1〜3個の炭素原子の飽和した直鎖または分枝鎖一価炭化水素ラジカルを指し、水素原子のうちの3個が、フッ素で置換される。例には、トリフルオロメチル、2,2,2−トリフルオロエチル、および3,3,3−トリフルオロプロピルが含まれる。
本明細書で使用される「テトラフルオロ(1−6C)アルキル」という用語は、1〜6個の炭素原子の飽和した直鎖または分枝鎖一価炭化水素ラジカルを指し、水素原子のうちの4個が、フッ素で置換される。一例は、1,1,2,2−テトラフルオロプロパンである。
本明細書で使用される「ペンタフルオロ(1−6C)アルキル」という用語は、1〜6個の炭素原子の飽和した直鎖または分枝鎖一価炭化水素ラジカルを指し、水素原子のうちの5個が、フッ素で置換される。一例は、2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピルである。
本明細書で使用される「(1−4Cアルコキシ)(1−6C)アルキル」という用語は、1〜6個の炭素原子の飽和した直鎖または分枝鎖一価炭化水素ラジカルを指し、水素原子のうちの1個が、本明細書に定義される通りに、(1−4Cアルコキシ)基で置換される。例には、メトキシメチル(CHOCH−)およびメトキシエチル(CHOCHCH−)が含まれる。
本明細書で使用される「トリメチルシリル(1−4Cアルコキシ)(1−6C)アルキル」という用語は、1〜6個の炭素原子の飽和した直鎖または分枝鎖一価炭化水素ラジカルを指し、水素原子のうちの1個が、トリメチルシリル(1−4Cアルコキシ)基で置換される。一例には、トリメチルシリルエトキシメチル(MeSiCHCHOCH−)が含まれる。
本明細書で使用される「トリメチルシリル(1−4Cアルコキシ)」という用語は、1〜4個の炭素原子の飽和した直鎖または分枝鎖一価炭化水素ラジカルを指し、このラジカルは、酸素原子上にあり、水素原子のうちの1個が、トリメチルシリル基で置換される。
本明細書で使用される「(1−4Cアルキルスルホニル)(1−6Cアルキル)」という用語は、1〜6個の炭素原子の飽和した直鎖または分枝鎖一価炭化水素ラジカルを指し、水素原子のうちの1個が、(1−4Cアルキル)スルホニル基、つまり、(1−4C)SO−基で置換される。
「ハロゲン」という用語には、フルオロ、クロロ、ブロモ、およびヨードが含まれる。
「複素環」という用語が使用される例では、この用語は、飽和または部分的に不飽和の複素環式環を指すことが意図される。一実施形態において、本明細書で使用される「複素環」という用語は、飽和複素環式環を指す。
また、式Iのある種の化合物は、式Iのさらなる化合物の調製のための中間体として使用され得ることも認識されよう。
式Iの化合物には、その塩が含まれる。ある実施形態において、その塩は、薬学的に許容される塩である。加えて、式Iの化合物は、必ずしも薬学的に許容される塩ではなく、式Iの化合物の調製および/もしくは精製のための、ならびに/または式Iの化合物の鏡像異性体の分離のための中間体として有用となり得る、そのような化合物の他の塩を含む。特定の塩の例には、塩酸塩およびトリフルオロ酢酸塩が含まれる。
「薬学的に許容される」という用語は、その物質または組成物が、製剤を構成する他の成分、および/またはそれによって治療される哺乳動物と、化学的および/または毒物学的に適合性でなくてはならないことを示す。
式Iの化合物およびそれらの塩が、溶媒和物の形態で単離され得、したがって、任意のそのような溶媒和物は、本発明の範囲内に含まれることをさらに認識されよう。
本発明の化合物はまた、そのような化合物を構成する1個以上の原子で、原子同位体の非天然の比率を含むこともできる。つまり、特に、式Iの化合物に関して記載される場合に、原子は、天然存在度でもしくは同位体濃縮状態で、天然に存在するかもしくは合成的に製造される、全ての同位体およびその原子の同位体混合物を含む。例えば、水素が記載される場合、それは、H、H、H、またはその混合物を指すと理解され、炭素が記載される場合、それは、11C、12C、13C、14C、またはその混合物を指すと理解され、窒素が記載される場合、それは、13N、14N、15N、またはその混合物を指すと理解され、酸素が記載される場合、それは、14O、15O、16O、17O、18O、またはその混合物を指すと理解され、フッ素が記載される場合、それは、18F、19F、またはその混合物を指すと理解される。したがって、本発明の化合物はまた、1個以上の非放射性原子がその放射性濃縮同位体の1つで置換されている、放射性化合物を含む、1個以上の原子の1つ以上の同位体およびその混合物を有する化合物も含む。放射性標識化合物は、治療剤、研究試薬、例えば、アッセイ試薬、および診断剤、例えば、インビボ造影剤として有用である。放射能があるかどうかにかかわらず、本発明の化合物の全ての同位体の変形例は、本発明の範囲内に包含されることが意図される。
本発明は、本明細書に定義される通りの式Iの化合物またはその塩の調製のためのプロセスをさらに提供し、本方法には、
(a)式II
(式中、Lは、脱離原子であり、RおよびRは、式Iについて定義される通りである)を有する対応する化合物またはその保護誘導体を、式III
(式中、R、R、R、R、R、X、およびXは、式Iについて定義される通りであり、RおよびRは、Hまたは(1−6C)アルキルであるか、あるいは、RおよびRは、それらが結合する原子と一緒になって、(1−3Cアルキル)から選択される1〜4個の置換基で任意に置換される5〜6員の環を形成する)を有する対応する化合物と、カップリングさせることであって、該カップリングは、パラジウム触媒および塩基の存在下で、ならびに任意にリガンドの存在下で行われることか、
(b)Rが水素である、式Iの化合物について、式IV
(式中、R、R、R、R、R、R、X、およびXは、(RがC(=O)NRではないことを除いて)式Iについて定義される通りである)を有する対応する化合物またはその保護誘導体を、2−クロロアセトアルデヒドを用いて、塩基の存在下で、環化することか、
(c)Rが、hetAr、hetAr、hetAr、Ar、またはArであり、Rが、水素である、式Iの化合物について、式V
(式中、Rは、水素であり、R、R、R、R、R、X、およびXは、式Iについて定義される通りであり、Lは、脱離原子である)を有する対応する化合物またはその保護誘導体を、式VIAまたはVIB
(式中、Rは、式Iについて定義される通りであり、RおよびRは、Hまたは(1−6C)アルキルであるか、あるいは、RおよびRは、それらが結合する原子と一緒になって、(1−3Cアルキル)から選択される1〜4個の置換基で任意に置換される5〜6員の環を形成する)を有する化合物と、カップリングさせることであって、該カップリングは、パラジウム触媒および塩基の存在下で、かつ任意にリガンドの存在下で行われることか、
(d)Rが、水素であり、Rが、Hまたは(1−6C)アルキルであり、Rが、H、(1−6C)アルキル、−CHCN、(3−6C)シクロアルキル、hetCyc、Ar、またはhetArである、式Iの化合物について、式VII
(式中、Rは、水素であり、R、R、X、およびXは、式Iについて定義される通りである)を有する対応する化合物を、式
(式中、Rは、式Iについて定義される通りであり、Rは、Hまたは(1−6C)アルキルであり、Rは、H、(1−6C)アルキル、−CHCN、(3−6C)シクロアルキル、hetCyc、Ar、またはhetArである)を有する対応するアクリロニトリル試薬と、塩基の存在下で、カップリングさせることか、
(e)Rが、水素であり、RおよびRが、4員のオキサ環式環、5〜6員の炭素環式環、または非置換の4員のアザ環式環を形成する、式Iの化合物について、式VII
(式中、Rは、水素であり、R、R、X、およびXは、式Iについて定義される通りである)を有する対応する化合物を、式VIII−a、VIII−b、またはVIII−c
をそれぞれ有する化合物と、塩基の存在下で、カップリングさせることか、
(f)RおよびRが、(1−6C)アルキル、フルオロ(1−6C)アルキル、ジフルオロ(1−6C)アルキル、トリフルオロ(1−6C)アルキル、テトラフルオロ(1−6C)アルキル、ペンタフルオロ(1−6C)アルキル、(3−4C)アルキニル、シアノ(1−4C)アルキル、ベンジル、−CH(3−6Cシクロアルキル)、または−CHhetCycで置換される4または6員のアザ環式環を形成する、式Iの化合物について、式IX
(式中、mおよびnは、それぞれ、1であるか、あるいはmおよびnは、それぞれ、2であり、R、R、R、R、R、X、およびXは、式Iについて定義される通りである)を有する対応する化合物を、式L〜R10(Lは、脱離基もしくは原子であり、R10は、(1−6C)アルキル、フルオロ(1−6C)アルキル、ジフルオロ(1−6C)アルキル、トリフルオロ(1−6C)アルキル、テトラフルオロ(1−6C)アルキル、ペンタフルオロ(1−6C)アルキル、(3−4C)アルキニル、シアノ(1−4C)アルキル、ベンジル、−CH(3−6Cシクロアルキル)、または−CHhetCycである)を有する対応する化合物と、塩基の存在下で、カップリングさせることか、
(g)RおよびRが、(1−6C)アルキル、フルオロ(1−6C)アルキル、ジフルオロ(1−6C)アルキル、トリフルオロ(1−6C)アルキル、テトラフルオロ(1−6C)アルキル、ペンタフルオロ(1−6C)アルキル、(3−4C)アルキニル、シアノ(1−4C)アルキル、ベンジル、−CH(3−6Cシクロアルキル)、または−CHhetCycで置換される4または6員のアザ環式環を形成する、式Iの化合物について、式IX
(式中、mおよびnは、それぞれ、1であるか、あるいはmおよびnは、それぞれ、2であり、R、R、R、R、R、X、およびXは、式Iについて定義される通りである)を有する対応する化合物を、式
(式中、R11は、(1−5C)アルキル、フルオロ(1−5C)アルキル、ジフルオロ(1−5C)アルキル、トリフルオロ(1−5C)アルキル、テトラフルオロ(1−5C)アルキル、ペンタフルオロ(1−5C)アルキル、(3C)アルキニル、シアノ(1−3C)アルキル、フェニル、−(3−6Cシクロアルキル)、または−hetCycである)を有する対応するアルデヒドと、塩基および還元剤の存在下で、カップリングさせることか、
(h)RおよびRが、シクロプロピルまたはオキセタニルで置換される4または6員のアザ環式環を形成する、式Iの化合物について、式IX
(式中、mおよびnは、それぞれ、1であるか、あるいはmおよびnは、それぞれ、2であり、R、R、R、R、R、X、およびXは、式Iについて定義される通りである)を有する化合物を、式
をそれぞれ有する対応するケトンもしくはそのアセタール誘導体と、塩基および還元剤の存在下で、カップリングさせることか、
(i)RおよびRが、−C(=O)(1−6Cアルキル)または−C(=O)(CR′R′′)CFで置換される4または6員のアザ環式環を形成する、式Iの化合物について、式IX
(式中、mおよびnは、それぞれ、1であるか、あるいはmおよびnは、それぞれ、2であり、R、R、R、R、R、X、およびXは、式Iについて定義される通りである)を有する対応する化合物を、R12が−(1−6Cアルキル)または−(CR′R′′)CFである式R12COHを有する対応する化合物またはその対応する無水物と、塩基の存在下で、および任意にカップリング試薬の存在下で、カップリングさせることか、
(j)RおよびRが、SOCFで置換される4または6員のアザ環式環を形成する、式Iの化合物について、式IX
(式中、mおよびnは、それぞれ、1であるか、あるいはmおよびnは、それぞれ、2であり、R、R、R、R、R、X、およびXは、式Iについて定義される通りである)を有する化合物を、塩基の存在下で、トリフリン酸無水物と反応させることか、
(k)RおよびRが、SO(式中、Rが式Iについて定義される通りである)で置換される4または6員のアザ環式環を形成する、式Iの化合物について、式IX
(式中、mおよびnは、それぞれ、1であるか、あるいはmおよびnは、それぞれ、2であり、R、R、R、R、R、X、およびXは、式Iについて定義される通りである)を有する対応する化合物を、式Cl−SOを有する対応する化合物と、塩基の存在下で、カップリングさせることか、
(l)RがC(=O)NRである、式Iの化合物について、式X
(式中、R、R、R、R、R、R、X、およびXは、式Iについて定義される通りである)を有する対応する化合物を、式HNRを有する対応する化合物と、塩基およびカップリング剤の存在下で、カップリングさせることか、
(m)RがClである、式Iの化合物について、式XI
(式中、Rは、水素であり、R、R、R、R、R、R、X、およびXは、式Iについて定義される通りである)の対応する化合物を、1−クロロピロリジン−2,5−ジオンと反応させることか、
(n)RがCNである、式Iの化合物について、式XI
(式中、Rは、水素であり、R、R、R、R、R、R、X、およびXは、式Iについて定義される通りである)の対応する化合物を、1−ヨードピロリジニン−2,5−ジオンと反応させ、続いて、得られたXIの3−ヨード置換誘導体を、CuCNを用いて処理することか、
(o)Rが水素であり、RがCHCNである、式Iの化合物について、式XII
(式中、R、R、R、X、およびXは、式Iについて定義される通りである)を有する対応する化合物を、脱水剤と反応させることか、
(p)RがFである、式Iの化合物について、式XI
(式中、Rは、水素であり、R、R、R、R、R、R、X、およびXは、式Iについて定義される通りである)の対応する化合物を、求電子フッ素化剤と、反応させることか、
(q)RがFである、式Iの化合物について、式XIII
の対応する化合物を、アルキルリチウムまたはアルキルマグネシウムのハロゲン化試薬と反応させ、続いて、求電子フッ素化剤を用いて処理することか、あるいは、
(r)RがFである、式Iの化合物について、式IV
の対応する化合物を、2−クロロ−2−フルオロアセトアルデヒドまたは2−ブロモ−2−フルオロアセトアルデヒドと反応させることと、
任意に、いずれかの保護基を除去することと、任意に、その塩を調製することと、を含む。
方法(a)を参照すると、好適なパラジウム触媒には、Pd(PPh、Pd(dba)、Pd(OAc)、およびPd(PPhClが含まれる。好適なリガンドには、XPHOS、DIPHOS、またはrac−BINAPが含まれる。例えば、塩基は、例えば、炭酸セシウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、水酸化ナトリウム、ナトリウムtert−ブトキシド、もしくは酢酸カリウム等の、アルカリ金属炭酸塩、水酸化物、アルコキシド、または酢酸塩であり得る。簡便な溶媒には、エーテル(例えば、テトラヒドロフランまたはp−ジオキサン)、トルエン、DMF、またはDME等の非プロトン性溶媒が含まれる。反応は、周囲温度から120℃、例えば、80から110℃の温度で簡便に行うことができる。脱離原子Lは、塩化物等のハロゲン原子であり得る。
式IIの化合物は、対応する5−ヒドロキシ誘導体II−a
を、POCl等のハロゲン化剤を用いて処理することにより、調製することができる。式II−a(式中、Rは、水素であり、Rは、式Iについて定義される通りである)の化合物は、対応する7−クロロ誘導体を、適切なボロン酸エステル誘導体と、パラジウム触媒の存在下で、カップリングさせることによって形成することができる。
式IIIの化合物は、対応する臭化物誘導体を、式B(OR)(OR)を有する試薬と反応させることによって調製することができる。B(OR)(OR)の例には、ボロン酸(すなわち、RおよびRはともに、水素である)、ならびにボロン酸エステルが含まれる。ボロン酸エステルの例には、ジオキサボロラン(すなわち、RおよびRは、それらが結合する原子と一緒になって、任意に置換される5員環を形成する)、ならびにジオキサボリナン(すなわち、RおよびRは、それらが結合する原子と一緒になって、任意に置換される6員環を形成する)が含まれる。ジオキサボリナンの特定の一例は、4,4,4′,4′,5,5,5′,5′−オクタメチル−2,2′−ビ(1,3,2−ジオキサボロラン)(ビス(ピナコラート)ジボロンとしても知られている)であり、これは、対応する臭化物誘導体を、ピナコールジボランと、パラジウム(II)触媒(例えば、PdCl−dppf−DCM)および塩基(例えば、アルカリ金属炭酸塩、水酸化物、アルコキシド、または酢酸塩)の存在下で、かつ任意に、1,1′−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン(dppf)等のリガンドの存在下で、反応させることによって調製することができる。
方法(b)を参照すると、塩基は、例えば、酢酸カリウム、炭酸セシウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、水酸化ナトリウム、もしくはナトリウムtert−ブトキシド等の、アルカリ金属酢酸塩、炭酸塩、水酸化物、またはアルコキシドであり得る。好適な溶媒には、エタノール等のアルコール溶媒が含まれる。反応は、リン酸緩衝液等のpH7緩衝液の存在下で、簡便に行われる。反応は、90〜100℃の昇温で、簡便に行われる。
式IVの化合物は、対応するクロロ誘導体IV−a
を、式IV−b
を有する適切なボロン酸エステル誘導体または他の好適なボロン酸エステル誘導体と、パラジウム触媒の存在下で、カップリングさせることによって調製することができる。化合物IV−aは、Rが、(RがC(=O)NRでないことを除いて)式Iについて定義される通りである場合、2,6−ジクロロピリミジン−4−アミンを、適切なボロン酸エステル誘導体で処理することによって調製することができる。
方法(c)を参照すると、好適なパラジウム触媒には、Pd(PPh、Pd(dba)、Pd(OAc)、およびPd(PPhClが含まれる。適切なリガンドには、XPHOS、DIPHOS、またはrac−BINAPが含まれる。例えば、塩基は、例えば、炭酸セシウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、水酸化ナトリウム、ナトリウムtert−ブトキシド、もしくは酢酸カリウム等の、アルカリ金属炭酸塩、水酸化物、アルコキシド、または酢酸塩であり得る。簡便な溶媒には、エーテル(例えば、テトラヒドロフランまたはp−ジオキサン)、トルエン、DMF、またはDME等の非プロトン性溶媒が含まれる。反応は、周囲温度から120℃、例えば、80から110℃の温度で簡便に行うことができる。
式Vの化合物は、式V−a
を有する対応する化合物を、式

を有する対応するアクリロニトリル試薬と、カップリングさせることによって調製することができる。
式V−aの化合物は、式V−b
を有する対応する化合物を、2−クロロアセトアルデヒドを用いて、塩基の存在下で、環化することによって調製することができる。
方法(d)を参照すると、好適な塩基には、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデク−7−エン(DBU)等のアミン塩基または水素化ナトリウム等のアルカリ金属水素化物塩基が含まれる。好適な溶媒には、エーテル(例えば、テトラヒドロフランまたはp−ジオキサン)またはDMF等の非プロトン性溶媒が含まれる。反応は、0℃から50℃の温度で、簡便に行われる。
式VIIの化合物は、式VII−a
の化合物を、適切なボロン酸エステル誘導体と、カップリングさせることによって調製することができる。式VII−aの化合物は、Rが、(RがC(=O)NRでないことを除いて)式Iについて定義される通りである場合、式VII−b
を有する化合物を、適切なボロン酸エステル誘導体と、カップリングさせ、続いて、POCl等の塩素化試薬による処理によって調製することができる。
方法(e)を参照すると、好適な塩基には、DBU等のアミン塩基または水素化ナトリウム等のアルカリ金属水素化物塩基が含まれる。好適な溶媒には、エーテル(例えば、テトラヒドロフランまたはp−ジオキサン)またはDMF等の非プロトン性溶媒が含まれる。反応は、0℃から50℃の温度で、簡便に行われる。
方法(f)を参照すると、好適な塩基には、DIEA(ジイソプロピルエチルアミン)もしくはトリエチルアミン等のアミン塩基、または例えば、炭酸セシウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等のアルカリ金属炭酸塩が含まれる。好適な溶媒には、ジクロロメタン、ジクロロエタン、THF、アセトニトリル、およびDMFが含まれる。反応は、0℃から周囲温度で、簡便に行われる。脱離原子Lは、例えば、クロロ等のハロゲン原子であり得る。あるいは、Lは、トリフラート(OTf)またはスルホニルクロリド(SOCl)等の脱離基であり得る。
方法(g)および(h)を参照すると、好適な塩基には、DIEA(ジイソプロピルエチルアミン)またはトリエチルアミン等のアミン塩基が含まれる。好適な還元剤には、Na(OAc)BHおよびNaCNBHが含まれる。好適な溶媒には、アセトニトリル、THF、またはジクロロエタン等の中性溶媒が含まれる。反応は、周囲温度で簡便に行われる。
方法(i)および(l)を参照すると、好適なカップリング試薬には、HATU、HBTU、TBTU、DCC、EDC、および当業者には公知の任意の他のアミドカップリング試薬が含まれる。好適な塩基には、DIEA(ジイソプロピルエチルアミン)またはトリエチルアミン等のアミン塩基が含まれる。好適な溶媒には、THF、DMF、ジクロロメタン、およびジクロロエタン等の中性溶媒が含まれる。
方法(j)および(k)を参照すると、好適な塩基には、DIEAまたはトリエチルアミン等のアミン塩基が含まれる。好適な溶媒には、ジクロロメタンおよびジクロロエタン等の中性溶媒が含まれる。反応は、0℃から周囲温度で、簡便に行われる。
方法(m)を参照すると、好適な溶媒には、ジクロロメタンおよびジクロロエタンが含まれる。反応は、0℃から周囲温度で、簡便に行われる。
方法(n)を参照すると、1−ヨードピロリジン−2,5−ジオンによる反応のために好適な溶媒には、ジクロロメタンおよびジクロロエタンが含まれる。反応は、0℃から周囲温度で、簡便に行われる。CuCNによるヨード中間体の反応のために好適な溶媒は、DMFである。
方法(o)を参照すると、好適な脱水剤には、2,2,2−トリクロロアセチルクロリド、オキシ塩化リン、および当業者には周知の他の好適な脱水剤が含まれる。式XIIの化合物は、式XII−a
を有する対応する酸を、カルボニルジイミダゾール等のカップリング剤の存在下で、アンモニアを用いて処理することにより、調製することができる。式XII−aを有する酸は、式VII−a
(式中、R、R、R、X、およびXは、式Iについて定義される通りである)の化合物を、(E)−ジメチルペント−2−エンジオエートを用いて処理し、続いて、得られたジエステルを鹸化することにより、調製することができる。
方法(p)および(q)を参照すると、求電子フッ素化剤の一例は、1−クロロメチル−4−フルオロ−1,4−ジアゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンビス(テトラフルオロホウ酸塩)(Selectfluorとしても知られる)である。反応は、周囲温度または昇温で、方法(p)ではアセトニトリル等の好適な溶媒、または方法(q)ではエーテル溶媒中で、簡便に行われる。
方法(r)を参照すると、反応は、周囲温度または昇温で、エーテルまたはアルコール溶媒等の好適な溶媒中で、簡便に行われる。
上の方法のいずれかに記載される化合物におけるアミン基は、例えば、Greene & Wuts,eds.,“Protecting Groups in Organic Synthesis”,2nd ed.New York;John Wiley & Sons,Inc.,1991に記載される、任意の簡便なアミン保護基で保護することができる。アミン保護基の例には、t−ブトキシカルボニル(BOC)および[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル(SEM)等のアシルおよびアルコキシカルボニル基が含まれる。同様に、カルボキシル基は、例えば、Greene & Wuts,eds.,“Protecting Groups in Organic Synthesis”,2nd ed.New York;John Wiley & Sons,Inc.,1991に記載される、任意の簡便なカルボキシル保護基で保護することができる。カルボキシル保護基の例には、メチル、エチル、およびt−ブチル等の(1−6C)アルキル基が含まれる。アルコール基は、例えば、Greene & Wuts,eds.,“Protecting Groups in Organic Synthesis”,2nd ed.New York;John Wiley & Sons,Inc.,1991に記載される、任意の簡便なアルコール保護基で保護することができる。アルコール保護基には、ベンジル、トリチル、シリルエーテル等が含まれる。
また、式IV、V、VII、VII−a、IX、X、XI、およびXIIの化合物は、新規であると考えられ、本発明のさらなる態様として提供される。
式Iの化合物は、1つ以上のJAKキナーゼの新規の阻害剤を表す。特に、化合物は、Tyk2、JAKl、JAK2、および/またはJAK3の阻害剤であり、自己免疫疾患、炎症性疾患、移植した臓器、組織、および細胞の拒絶反応、ならびに血液学的疾患および悪性腫瘍およびそれらの併存疾患等のサイトカインまたはJAKキナーゼ関連疾患の治療に有用である。
Tyk2の阻害剤として作用する本発明の化合物の能力は、実施例Aに記載のアッセイによって立証することができる。
JAK1の阻害剤として作用する本発明の化合物の能力は、実施例Bに記載のアッセイによって立証することができる。
JAK2の阻害剤として作用する本発明の化合物の能力は、実施例Cに記載のアッセイによって立証することができる。
JAK3の阻害剤として作用する本発明の化合物の能力は、実施例Dに記載のアッセイによって立証することができる。
式Iの化合物は、自己免疫疾患および炎症性疾患等のJAKキナーゼ関連疾患の治療に有用であり得る。
自己免疫疾患および炎症性疾患の例としては、
(i)リウマチ性関節炎、若年性関節炎、乾癬性関節炎、反応性関節炎、強直性脊椎炎、変形性関節症、および血清反応陰性関節症を含む、関節炎;
(ii)クローン病、潰瘍性大腸炎、炎症性腸疾患、セリアック病、直腸炎、および好酸球性胃腸炎を含む、腸炎;
(iii)重症難治性喘息、慢性喘息、気道過敏性、気管支炎、アレルギー性喘息、および慢性閉塞性肺疾病を含む喘息および他の閉塞性気道疾患を含む、気道疾患;
(iv)重度のアレルギー反応(アナフィラキシーを含む)を含む、アレルギー反応;
(v)眼の自己免疫疾患、ベーチェット病、水晶体起因性ブドウ膜炎、および視神経炎に伴うブドウ膜炎を含むブドウ膜炎を含む、眼疾患、障害、もしくは状態;
(vi)乾癬、アトピー性皮膚炎、重度の皮膚炎、湿疹、硬皮症、掻痒症、および他の掻痒状態、円形脱毛症、および肥満細胞症を含む、皮膚疾患、状態、または障害;
(vii)敗血症、全身性炎症反応症候群、および好中球減少性発熱;
(viii)肝線維症、特発性肺線維症、骨髄線維症、および硬皮症を含む、線維症;
(ix)痛風(痛風結節への変換);
(x)皮膚ループス、ループス腎炎、神経精神ループス等の兆候、および他の兆候を含む、ループス(全身性紅斑性ループスとしても知られている);
(xi)多発性硬化症、運動ニューロン疾患、アルツハイマー病、パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症、および脳卒中における虚血再潅流傷害等の脱髄疾患を含む、神経変性疾患;
(xii)I型糖尿病、糖尿病による合併症、メタボリック・シンドローム、および肥満を含む、糖尿病、ならびに
(xiii)軸性脊椎関節症(軸性SpA)。
自己免疫疾患および炎症性疾患のさらなる例には、腎症、サルコイドーシス、膵臓炎、自己免疫性甲状腺炎、線維筋痛、アテローム性動脈硬化症、自己免疫性溶血性貧血、悪性貧血の自己免疫性萎縮性胃炎、自己免疫性脳脊髄炎、自己免疫性精巣炎、グッドパスチャー疾患、自己免疫性心筋炎、自己免疫性血小板減少症、交感性眼炎、重症筋無力症、グレーブス病、原発性胆汁性肝硬変症、慢性悪性肝炎、膜性糸球体症、シェーグレン症候群、ライター症候群、全身性硬化症、結節性多発動脈炎、水疱性類天疱瘡、コーガン症候群、ヴェグナー肉芽腫症、嚢胞性線維症、混合結合組織疾患、抗リン脂質症候群、多発性筋炎、皮膚筋炎、膜性腎症、原発性硬化性胆管炎、重度の慢性じんましん、巨細胞性動脈炎、好酸球性食道炎、および好酸球性胃炎が含まれる。
したがって、本発明は、自己免疫疾患および炎症性疾患から選択される疾患または障害を、それらの治療を必要とする哺乳動物において治療するための方法をさらに提供し、本方法には、治療有効量の式Iの少なくとも1つの化合物またはその薬学的に許容される塩を哺乳動物に投与することを含む。
一実施形態において、自己免疫または炎症性疾患は、ループス、乾癬、乾癬性関節炎、リウマチ性関節炎、多発性硬化症、および炎症性腸疾患から選択される。
本発明の化合物はまた、骨髄移植を含む臓器、組織、または細胞の移植を治療するため、ならびに自己免疫および炎症性疾患ならびにそれらから生じる合併症の治療においてにも有用であり得る。
したがって、本発明は、臓器、組織、または細胞の移植による拒否反応を、それらの治療を必要とする哺乳動物において治療するための方法をさらに提供し、本方法には、治療有効量の式Iの少なくとも1つの化合物またはその薬学的に許容される塩を哺乳動物に投与することを含む。
本発明の化合物はまた、固体腫瘍、皮膚癌を含むある種の悪性腫瘍、ならびにリンパ腫および白血病等の血液学的悪性腫瘍を治療するのに有用であり得、さらに、血液学的悪性腫瘍の後遺症(例えば、骨髄線維症における脾腫の治療時)、ならびに固体腫瘍を有する患者における悪液質を含む、それらの合併症を治療するのに有効であり得る。
したがって、本発明は、哺乳動物における悪性腫瘍を治療する方法をさらに提供し、本方法には、該哺乳動物に、治療有効量の式Iの化合物を投与することが含まれる。
式Iの化合物は、単独療法として、単独で投与され得るか、または同じまたは異なる作用機構で働く1つ以上の他の物質および/もしくは治療と組み合わせて投与することができる。これらの薬剤としては、シクロスポリンA(例えば、Sandimmune(登録商標)またはNeoral(登録商標))、ラパマイシン、FK−506(タクロリマス(tacrolimus))、レフルノマイド、デオキシスペルグアリン、マイコフェノレート(例えば、Cellcept(登録商標)、アザチオプリン(例えば、Imuran(登録商標))、ダクリツマブ(例えば、Zenapax(登録商標))、OKT3(例えば、Orthocolone(登録商標))、AtGam、アスピリン、アセトアミノフェン、イブプロフェン、ナプロキセン、ピロキシカム、抗炎症性ステロイド類(例えば、プレドニソロンまたはデキサメタソン)、メトトレキサート、スタチン、抗TNF剤(例えば、Enbrel(登録商標)(エタネルセプト)もしくはHumira(登録商標)(アダリムマブ))、Orencia(登録商標)(アバタセプト)、シクロホスファアミド、ミコフェノール酸、ヒドロキシクロロキン、およびメトホルミンが挙げられるが、これらに限定されない。これらの薬剤は、同一剤形の一部または別個の剤形として、同一または異なる投与経路により、当業者に知られている標準薬学実施に従う同一または異なる投与スケジュールで式Iの化合物とともに投与することができる。
内科的腫瘍学の分野において、癌に罹患するそれぞれの患者を治療するために、異なる治療の形態を併用して用いることは、通常の治療の範囲内である。内科的腫瘍学において、本発明の組成物に加えてそのような共同治療の他の構成物は、例えば、外科手術、放射線療法、化学療法、シグナル伝達組成物、および/またはモノクローナル抗体であり得る。
したがって、式Iの化合物は、有糸分裂阻害剤、アルキル化剤、抗代謝物質、アンチセンスDNAもしくはRNA、挿入抗生物質、増殖因子阻害剤、シグナル伝達阻害剤、細胞周期阻害剤、酵素阻害剤、レチノイド受容体モジュレーター、プロテアソーム阻害剤、トポイソメラーゼ阻害剤、生物学的応答修飾因子、抗ホルモン剤、血管新生阻害剤、抗アンドロゲン、標的化抗体、HMG−CoAレダクターゼ阻害剤、およびプレニル−タンパク質トランスフェラーゼ阻害剤から選択される1つ以上の薬剤と組み合わせて投与することができる。これらの薬剤は、同一剤形の一部または別個の剤形として、同一または異なる投与経路により、当業者に知られている標準薬学実施に従う同一または異なる投与スケジュールで式Iの化合物とともに投与することができる。
本明細書で使用される「治療する」または「治療」という用語は、療法的、予防的、緩和的、または防止的手段を指す。有益または所望の臨床結果としては、検出可能である場合でも検出可能でない場合でも、症候の軽減、疾患の程度縮小、疾患状態の安定化(すなわち、悪化しないこと)、疾患進行の遅延または緩徐化、疾患状態の改善または緩和、ならびに寛解(部分的であれ、全体的であれ)が挙げられるが、これらに限定されない。「治療」はまた、治療を受けていない場合に予期される生存と比較して延長している生存も意味し得る。治療を必要とするものとしては、既に症状または障害を有するもの、ならびに症状または障害を有する傾向があるもの、あるいは症状または障害が防止されるべきであるものが挙げられる。
一実施形態において、本明細書で使用される「治療」または「治療すること」という用語は、障害または状態(例えば、自己免疫疾患、炎症性疾患、移植した臓器、組織、および細胞の拒絶反応、ならびに血液学的疾患および悪性腫瘍、および本明細書に記載のそれらの併存疾患)に伴う症状の、これらの症状の全体もしくは一部における緩和、またはこれらの症状のさらなる進行もしくは悪化の遅延、または停止を意味する。
一実施形態において、本明細書で使用される「防止すること」という用語は、障害または状態(例えば、自己免疫疾患、炎症性疾患、移植した臓器、組織、および細胞の拒絶反応、ならびに血液学的疾患および悪性腫瘍、および本明細書に記載のそれらの併存疾患)、またはそれらの症状の全体もしくは一部における、発症、再発、または蔓延の防止を意味する。
「有効量」および「治療有効量」という用語は、そのような治療を必要とする哺乳動物に投与される場合、(i)特定の疾患、状態、もしくは障害を治療または予防する、(ii)特定の疾患、状態、もしくは障害のうちの1つ以上の症状を軽減、改善、または排除する、あるいは、(iii)本明細書に記載の特定の疾患、状態、もしくは障害のうちの1つ以上の症状の発症を予防または遅延させるために十分な化合物の量を指す。そのような量に応答する式Iの化合物の量は、特定の化合物、疾患状態、およびその重症度、治療を必要とする哺乳動物の識別情報(例えば、体重)等の因子に依存して変動するが、それでも当業者により慣例的に決定され得る。
本明細書で使用される「哺乳動物」という用語は、本明細書に記載の疾患を有する、またはその発症のリスクを有する温血動物を指し、モルモット、イヌ、ネコ、ラット、マウス、ハムスター、およびヒトを含む霊長類を含むが、これらに限定されない。
本発明の化合物は、任意の好都合な経路で、例えば、胃腸管(例えば、経直腸もしくは経口で)、鼻、肺、筋肉、または脈管内に、あるいは、皮膚を通してまたは経皮的に投与することができる。化合物は、任意の好都合な投与形態で、例えば、錠剤、粉剤、カプセル剤、溶液、分散剤、懸濁液、シロップ、噴霧剤、坐剤、ゲル剤、エマルジョン、パッチ等で投与することができる。そのような組成物は、薬学的製剤において従来的な成分、例えば、希釈剤、担体、pH調整剤、甘味料、充填剤、およびさらなる活性剤を含有し得る。非経口投与が望ましい場合、組成物は無菌であり、注射または注入に好適な溶液または懸濁液の形態である。そのような組成物は、本発明のさらなる態様を形成する。
本発明は、上に定義される、式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩を含む、薬学的組成物をさらに提供する。一実施形態において、薬学的組成物には、薬学的に許容される希釈剤または担体とともに、式Iの化合物が含まれる。
好適な経口剤形の一例は、約90〜30mgの無水ラクトース、約5〜40mgのクロスカルメロースナトリウム、約5〜30mgのポリビニルピロリドン(「PVP」)K30、および約1〜10mgのステアリン酸マグネシウムで調合される、約25mg、50mg、100mg、250mg、または500mgの本発明の化合物を含有する錠剤である。粉末成分が最初に混合され、次いで、PVPの溶液と混合される。得られた組成物は、乾燥したり、粒状にしたり、ステアリン酸マグネシウムと混合したり、従来の機器を用いて錠剤の形状に圧縮することができる。エアロゾル製剤は、例えば、リン酸緩衝液のような好適な緩衝溶液に、本発明の化合物、例えば、5〜400mgを、溶解することによって、必要に応じて、例えば、塩化ナトリウム等の塩である強壮化剤(tonicifier)を加えることによって調製することができる。溶液は、一般的には、不純物や混入物質を除去するために、例えば、0.2ミクロンのフィルターを用いて濾過される。
本発明は、療法に使用するための、式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩を提供する。一実施形態において、本発明は、哺乳動物におけるサイトカインまたはJAKキナーゼ関連疾患の治療で用いるための、式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩を提供する。
一実施形態において、本発明は、哺乳動物における自己免疫疾患および炎症性疾患の治療で用いるための、式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩を提供する。
一実施形態において、本発明は、哺乳動物における移植による拒絶反応の治療で用いるための、式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩を提供する。
一実施形態において、本発明は、哺乳動物における血液学的疾患および悪性腫瘍の治療で用いるための、式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩を提供する。
さらなる態様によれば、本発明は、哺乳動物におけるサイトカインまたはJAKキナーゼ関連疾患の治療において、式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩の使用を提供する。
一実施形態において、本発明は、自己免疫疾患および炎症性疾患の治療において、式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩の使用を提供する。
一実施形態において、本発明は、哺乳動物における臓器、組織、または細胞の移植による拒絶反応の治療において、式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩の使用を提供する。
一実施形態において、本発明は、哺乳動物における悪性腫瘍の治療において、式Iの化合物またはその薬学的に許容される塩の使用を提供する。
一実施形態において、式Iの化合物は、以下から選択される:
3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ペンタンジニトリル、
3−シクロプロピル−3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル、
3−シクロプロピル−3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリルの鏡像異性体1、
3−シクロプロピル−3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリルの鏡像異性体2、
3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ペンタンジニトリル、
3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−3−(ピリジン−2−イル)プロパンニトリル、
3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−3−(ピリジン−4−イル)プロパンニトリル、
3−(5−メトキシピリジン−3−イル)−3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル、
3−(5−ブロモピリジン−3−イル)−3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル、
3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−3−フェニルプロパンニトリル、
3−(2−クロロフェニル)−3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル、
3−(3−クロロフェニル)−3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル、
3−(4−クロロフェニル)−3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル、
3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−3−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)プロパンニトリル、
3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−3−フェニルブタンニトリル、
3−シクロペンチル−3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル、
4,4−ジメチル−3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ペンタンニトリル、
3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル、
3−シクロブチル−3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル、
tert−ブチル4−(シアノメチル)−4−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ピペリジン−1−カルボン酸塩、
2−(1−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)シクロヘキシル)アセトニトリル、
2−(1−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)シクロペンチル)アセトニトリル、
2−(3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)オキセタン−3−イル)アセトニトリル、
3−(4−(3−クロロ−7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−3−シクロプロピルプロパンニトリル、
5−(1−(2−シアノ−1−シクロプロピルエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−3−カルボニトリル、
3−(1−アセチルピペリジン−4−イル)−3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル、
2−(1−メチル−4−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ピペリジン−4−イル)アセトニトリル、
2−(1−エチル−4−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ピペリジン−4−イル)アセトニトリル、
2−(4−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−プロピルピペリジン−4−イル)アセトニトリル、
2−(4−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピペリジン−4−イル)アセトニトリル、
3−シクロプロピル−3−(4−(7−(1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル、
3−(4−(7−(1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−3−シクロプロピルプロパンニトリル、
3−シクロプロピル−3−(4−(7−(1−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル、
3−シクロプロピル−3−(4−(7−(1−(ピリジン−3−イルメチル)−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル、
3−シクロプロピル−3−(4−(7−(1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル、
3−シクロプロピル−3−(4−(7−(1−イソブチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル、
3−シクロプロピル−3−(4−(7−(1−(オキセタン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル、
3−シクロプロピル−3−(4−(7−(1−(2,2,2−トリフルオロエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル、
3−シクロプロピル−3−(4−(7−(1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル、
3−シクロプロピル−3−(4−(7−(1−(2−イソプロポキシエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル、
3−(4−(7−(1−シクロブチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−3−シクロプロピルプロパンニトリル、
3−シクロプロピル−3−(4−(7−(オキサゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル、
3−シクロプロピル−3−(4−(7−(1−(2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エチル)−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル、
3−シクロプロピル−3−(4−(7−(5−メチル−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル、
3−シクロプロピル−3−(4−(7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル、
3−シクロプロピル−3−(4−(7−(チアゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル、
3−シクロプロピル−3−(4−(7−(2−メチルチアゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル、
3−シクロプロピル−3−(4−(7−(6−メチルピリジン−3−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル、
3−シクロプロピル−3−(4−(7−(2−メチルピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル、
3−シクロプロピル−3−(4−(7−(6−(4−メチルピペラジン−1−イル)ピリジン−3−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル、
3−シクロプロピル−3−(4−(7−(1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル、
3−シクロプロピル−3−(4−(7−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル、
3−シクロプロピル−3−(4−(7−(1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−7−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル、
3−シクロプロピル−3−(4−(7−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−7−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル、
3−シクロプロピル−3−(4−(7−(5,6,7,8−テトラヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジン−3−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル、
3−シクロプロピル−3−(4−(7−(7−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジン−3−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル、
3−(4−(7−(4−(8−オキサ−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル)フェニル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−3−シクロプロピルプロパンニトリル、
3−シクロプロピル−3−(4−(7−(4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル、
Tert−ブチル3−(シアノメチル)−3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−1−カルボン酸塩、
2−(3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル、
2−(1−アセチル−3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル、
2−(3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−(3,3,3−トリフルオロプロパノイル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル、
2−(3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−(1−(トリフルオロメチル)シクロプロパンカルボニル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル、
2−(1−シクロプロピル−3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル、
2−(3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−(オキセタン−3−イル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル、
2−(3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−(ピリミジン−2−イル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル、
2−(1−(2,2−ジフルオロエチル)−3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル、
2−(3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル、
2−(3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル、
2−(1−エチル−3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル、
2,2′−(3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−1,3−ジイル)ジアセトニトリル、
2−(1−(3−フルオロプロピル)−3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル、
2−(1−(ブタ−2−イニル)−3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル、
2−(3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−(プロパ−2−イニル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル、
2−(1−(2−フルオロエチル)−3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル、
3−(3−(シアノメチル)−3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−1−イル)プロパンニトリル、
2−(1−(1,3−ジフルオロプロパン−2−イル)−3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル、
2−(3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−(2,2,3,3−テトラフルオロプロピル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル、
2−(3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−プロピルアゼチジン−3−イル)アセトニトリル、
2−(1−イソプロピル−3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル、
2−(1−メチル−3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル、
2−(1−(シクロプロピルメチル)−3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル、
2−(1−イソブチル−3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル、
2−(3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−(3,3,3−トリフルオロプロピル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル、
2−(1−(シクロブチルメチル)−3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル、
2−(1−ベンジル−3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル、
2−(3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−((テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)メチル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル、
2−(3−(4−(3−クロロ−7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル、
2−(1−(イソプロピルスルホニル)−3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル、
2−(3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−(メチルスルホニル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル、
2−(3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−(プロピルスルホニル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル、
2−(1−(シクロヘキシルスルホニル)−3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル、
2−(1−(シクロプロピルスルホニル)−3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル、
2−(3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−(トリフルオロメチルスルホニル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル、
2−(1−(エチルスルホニル)−3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル、
2−(3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−(3,3,3−トリフルオロプロピルスルホニル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル、
2−(3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−(フェニルスルホニル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル、
2−(3−(4−(7−(1−イソプロピル−1−H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル、
2−(3−(4−(7−(1−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−(トリフルオロメチルスルホニル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル、
2−(3−(4−(7−(2−メチルチアゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル、
2−(3−(4−(7−(1−シクロブチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル、
2−(3−(4−(7−(1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル、
2−(3−(4−(7−(1−(オキセタン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル、
3−(3−メチル−4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル、
3−(5−メチル−4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル、
2−(3−(3−メチル−4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル、
3−シクロプロピル−3−(3−メチル−4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル、
3−シクロペンチル−3−(4−(7−(4−(1−メチルピペリジン−4−イル)フェニル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル、
3−シクロペンチル−3−(4−(7−(4−(1−メチルピペリジン−4−イル)フェニル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリルの鏡像異性体1、
3−シクロペンチル−3−(4−(7−(4−(1−メチルピペリジン−4−イル)フェニル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリルの鏡像異性体2、
3−シクロペンチル−3−(4−(7−(4−モルホリノフェニル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル、
3−シクロペンチル−3−(4−(7−(4−モルホリノフェニル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリルの鏡像異性体1、
3−シクロペンチル−3−(4−(7−(4−モルホリノフェニル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリルの鏡像異性体2、
3−メチル−3−(4−(7−(4−モルホリノフェニル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ブタンニトリル、
3−シクロプロピル−3−(4−(7−(4−モルホリノフェニル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル、
3−(4−(7−(4−モルホリノフェニル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ブタンニトリル、
2−メチル−3−(4−(7−(4−モルホリノフェニル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル、
3−(4−(7−(4−モルホリノフェニル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル、
3−シクロペンチル−3−(3−メチル−4−(7−(4−モルホリノフェニル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル、
N−tert−ブチル−5−(1−(2−シアノ−1−シクロプロピルエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−7−カルボキサミド、
5−(1−(2−シアノ−1−シクロプロピルエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−N−シクロヘキシルイミダゾ[1,2−c]ピリミジン−7−カルボキサミド、
5−(1−(2−シアノ−1−シクロプロピルエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−N−シクロブチルイミダゾ[1,2−c]ピリミジン−7−カルボキサミド、
5−(1−(2−シアノ−1−シクロプロピルエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−N−(ピリジン−2−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−7−カルボキサミド、
3−シクロプロピル−3−(3−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピロール−1−イル)プロパンニトリル、
2−(3−(3−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピロール−1−イル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル、
2−(3−(3−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピロール−1−イル)−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル、
Tert−ブチル3−(シアノメチル)−3−(3−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−1−カルボン酸塩、
2−(3−(3−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル、
2−(3−(3−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル、
3−シクロプロピル−3−(3−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル、
2−(3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−(トリフルオロメチルスルホニル)ピロリジン−3−イル)アセトニトリル、
2−(1−アセチル−3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ピロリジン−3−イル)アセトニトリル、
2−(3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピロリジン−3−イル)アセトニトリル、
2−(1−(シクロプロピルスルホニル)−3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル、
2−(3−(4−(7−(4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル、
2−(3−(4−(7−(4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−(トリフルオロメチルスルホニル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル、
2−(3−(4−(7−(2−メチルチアゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−(トリフルオロメチルスルホニル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル、
2−(1−(シクロプロピルスルホニル)−3−(4−(7−(2−メチルチアゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル、
2−(1−(シクロプロピルスルホニル)−3−(4−(7−(2−メトキシピリミジン−5−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル、
2−(3−(4−(7−(2−メトキシピリミジン−5−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−(トリフルオロメチルスルホニル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル、
2−(3−(3−(7−(1−(2−(メチルスルホニル)エチル)−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル、
2−(3−(3−(7−(1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル、
2−(3−(3−(7−(1−メチル−6−オキソ−1,6−ジヒドロピリジン−3−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル、
2−(3−(4−(7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−(トリフルオロメチルスルホニル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル、
3−(2,2−ジフルオロシクロプロピル)−3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル、
(S)−3−((S)−2,2−ジフルオロシクロプロピル)−3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル、
(R)−3−((S)−2,2−ジフルオロシクロプロピル)−3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル、
(S)−3−((R)−2,2−ジフルオロシクロプロピル)−3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル、
(R)−3−((R)−2,2−ジフルオロシクロプロピル)−3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル、
2−(6−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−2−オキサスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)アセトニトリル、
2−(3−(4−(7−シクロプロピルイミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル、
2−(2−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−7−オキサスピロ[3.5]ノナン−2−イル)アセトニトリル、
3−シクロプロピル−3−(4−(3−フルオロ−7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル、
2−(3−(4−(3−クロロ−7−(1−(オキセタン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル、
2−(3−(4−(3−フルオロ−7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−((トリフルオロメチル)スルホニル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル、
2−(3−(4−(3−クロロ−7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−((トリフルオロメチル)スルホニル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル、
2−(1−(2,2−ジフルオロエチル)−3−(4−(7−(1−(オキセタン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル、
2−(3−(4−(7−(1−(オキセタン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル、
2−(3−(4−(7−(4−メトキシフェニル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−(トリフルオロメチルスルホニル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル、
2−(1−(シクロプロピルスルホニル)−3−(4−(7−(4−メトキシフェニル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル、
2−(2−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)スピロ[3.3]ヘプタン−2−イル)アセトニトリル、
2−(2−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)スピロ[3.4]オクタン−2−イル)アセトニトリル、
2−(2−(4−(7−(1−(オキセタン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)スピロ[3.3]ヘプタン−2−イル)アセトニトリル、
またはそれらの薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。一実施形態において、塩は、塩酸塩またはトリフルオロ酢酸塩である。
以下の実施例は、本発明を例示する。以下に記載される実施例において、別途記述されない限り、全ての温度は、摂氏温度で記述されている。試薬は、Aldrich Chemical Company、Lancaster、Alfa、Aesar、TCI、Maybridge、または他の好適な供給者等の市販の供給者から購入され、別途記述されない限り、さらに精製することなく使用された。THF、DCM、トルエン、DMF)、およびジオキサンは、Sure/Seal(商標)ボトルに入れてAldrichから購入され、受領時に使用された。
以下で説明する反応は、概して、窒素もしくはアルゴンの陽圧下、または無水溶媒中で(別途指定のない限り)乾燥管を用いて行い、反応フラスコには、一般に、シリンジを介する基質および試薬の導入用のゴム隔膜が装着されているものとした。ガラス製品は、炉乾燥および/または熱乾燥または乾燥窒素気流下で乾燥させた。
カラムクロマトグラフィーは、別途特定されない限り、シリカゲルもしくはC−18逆相カラムを有するBiotage system(製造業者:Dyax Corporation)、またはシリカSepPakカートリッジ(Waters)、またはシリカゲル上で従来のフラッシュカラムクロマトグラフィーを用いて、行われた。
本明細書で使用される略語は、以下の意味を有する。
一般的な酵素阻害アッセイ法
Tyk2、JAK1、JAK2、およびJAK3 キナーゼ活性の判定のために実施例A、B、C、およびDに説明されるアッセイは、それぞれ、Omnia(登録商標)キナーゼ蛍光ペプチド基質に基づいた技術(Invitrogen)を使用した。アッセイ混合物の具体的な成分は、実施例A、B、C、およびDに説明される。これらのアッセイでは、キナーゼによってOmniaペプチドがリン酸化反応させると、Mg2+が、キレート化され、キレート化促進フルオロフォアSoxとリン酸塩との間で架橋が形成され、360nMで励起したとき、485nMで蛍光発光の増加を生じる。したがって、反応は、励起360nmで読み出され、発光は、PerkinElmer EnVision Multilabel Plate Readerを用いて、50秒ごとに45分間、485nmで測定された。
Tyk2、JAK1、JAK2、およびJAK3のアッセイのための最終緩衝液の条件は、以下の通りである:25mM HEPES、pH7.4、10mM MgCl、0.01%のTriton X−100、および1mM DTT。
IC50の判定:
DMSO中に最終濃度の50倍で、化合物を調製し、500μMの中間体希釈から3倍連続希釈を行うことにより、高用量の10μMを有する10ポイント用量曲線を得た。アッセイ緩衝液での10倍の中間体希釈のために、これらのうちの2μLのアリコートを、未使用のプレートに移した。次いで、希釈した化合物のうちの5μLのアリコートを、2%のDMSOの最終濃度のために、実施例A、B、C、およびDに説明される20μLのアッセイ混合物に移した。標準または参照化合物を、一般に、そのプレートを確認するために、それぞれのアッセイプレート上に含めた。それぞれのプレートについて、対照のパーセント(POC)値は、以下の等式に従って、それぞれのウェルに対して計算された:
IC50は、標準4パラメーターロジスティックモデルを用いて、POCから推定された:
式中、 A=最小Y(下部漸近線)
B=最大Y(上部漸近線)
C=EC50
D=勾配因子
X=化合物濃度(nM)
Y=POC
IC50は、POCが近似曲線で50に等しい、阻害剤の濃度として定義される。
実施例A
Tyk2阻害アッセイ
式Iの化合物は、一般的な酵素阻害アッセイ法を用いて、Tyk2を阻害するためのそれらの能力についてスクリーニングされ、このアッセイ混合物には、20μLの総体積中に、10μM(Km app)または1mM ATP、8μM Omnia(登録商標)Y12ペプチド(カタログ番号IVGN KPZ3121C;Invitrogen Corporation,Carlsbad,CA)、および2nM Tyk2を含有した。カルボキシ末端上に10個のさらなるヒスチジン残基(ヒスチジンタグ)を有するアミノ酸886〜1187を含むヒトTyk2キナーゼドメインは、Array BioPharma Inc.(Boulder,CO)社内のバキュロウイルスから発現され、精製された。ヒスチジンタグは、標準条件を用いて、精製後、切断された。
実施例B
JAK1阻害アッセイ
式Iの化合物は、一般的な酵素阻害アッセイ法を用いて、JAK1を阻害するためのそれらの能力についてスクリーニングされ、このアッセイ混合物には、20μLの総体積中に、40μM(Km app)または1mM ATP、8μM Omnia(登録商標)Y12ペプチド(カタログ番号IVGN KPZ3121C;Invitrogen Corporation,Carlsbad,CA)、および15nM JAK1を含有した。JAK1は、Invitrogen Corporation,Carlsbad,CA(カタログ番号IVGN PV4775)から購入された。
実施例C
JAK2阻害アッセイ
式Iの化合物は、一般的な酵素阻害アッセイ法を用いて、JAK2を阻害するためのそれらの能力についてスクリーニングされ、このアッセイ混合物には、20μLの総体積中に、25μM(Km app)または1mM ATP、10μM Omnia(登録商標)Y7ペプチド(カタログ番号IVGN KNZ3071C;Invitrogen Corporation,Carlsbad,CA)、および5nM JAK2を含有した。JAK2は、Invitrogen Corporation,Carlsbad,CA(カタログ番号IVGN PV4288)から購入された。
実施例D
JAK3阻害アッセイ
式Iの化合物は、一般的な酵素阻害アッセイ法を用いて、JAK3を阻害するためのそれらの能力についてスクリーニングされ、このアッセイ混合物には、20μLの総体積中に、10μM(Km app)または1mM ATP、10μM Omnia(登録商標)Y7ペプチド(カタログ番号IVGN KNZ3071C;Invitrogen Corporation,Carlsbad,CA)、および2.5nM JAK3を含有した。JAK3は、Invitrogen Corporation,Carlsbad,CA(カタログ番号IVGN PV4080)から購入された。
式Iの化合物は、Tyk2、JAK1、JAK2、および/またはJAK3の阻害剤である。実施例A、B、C、またはDの上のアッセイにおいて試験されたとき、それぞれが、1000nM以下のIC50値を有する場合、化合物が、Tyk2、JAK1、JAK2、および/またはJAK3の阻害剤であると考えられる。
表Aは、実施例A、B、C、およびDに説明されるアッセイにおいて試験した場合の、実施例において説明される化合物について、平均化したIC50値域を提供する。表Aに示される各IC50値について、「A」は、10nM未満のIC50値を示し、「B」は、10nM〜100nMのIC50値を示し、「C」は、100nMを上回り、1000nM未満のIC50値を示し、「D」は、1000nMを上回るIC50値を示す。
表A
調製物A
3−ベチルブタ−2−エンニトリル
NaH(1.634g、40.86mmol)を、THF(100mL)中に懸濁し、0℃まで冷却した。ジエチルシアノメチルホスホン酸塩(6.856mL、43.58mmol)を、5℃より下に温度を維持しながら、滴加した。反応混合物を0℃で1時間撹拌し、次いで、プロパン−2−オン(2.000mL、27.24mmol)を徐々に添加した。反応混合物を、5時間還流で加熱し、次いで、周囲温度まで冷却した。反応混合物を、NHCl飽和水溶液とEtOAcに分配した。有機物を、ブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗材料を得た。粗生成物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(溶離液:100%のDCM)で精製して、3−メチルブタ−2−エンニトリル(0.755g、9.31mmol)を得た。H NMR(CDCl)δ5.13−5.09(m,1H),2.06(s,3H),1.93(s,3H)。
調製物B
3−シクロプロピルアクリロニトリル
ジエチルシアノメチルホスホン酸塩(1.914mL、11.92mmol)およびシクロプロパンカルバルデヒド(1.000mL、13.12mmol)を、THF(20mL)中に懸濁し、0℃まで冷却した。KOtBu(1.605g、14.31mmol)を、少量ずつ添加した(反応物が熱くなった)。反応混合物が、高粘度になり、撹拌が困難になった。反応混合物を周囲温度で一晩撹拌した。反応混合物を、NHCl飽和水溶液とEtOAcに分配した。有機層を、NaHCO飽和水溶液、水、およびブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、減圧下で濃縮して、シスおよびトランス異性体の混合物として、粗物3−シクロプロピルアクリロニトリル(1.055g、11.33mmol、収率95.02%)を得て、これをさらに精製することなく使用した。H NMR(CDCl)(約1:1の比率のE/Z)δ6.13(dd,1H),5.79(t,1H),5.35(d,1H),5.17(d,1H),2.06−1.96(m,1H),1.64−1.53(m,1H),1.11−1.04(m,2H),1.04−0.97(m,2H),0.70−0.63(m,4H)。
適切な出発材料を用いて調製物Bの方法に従って、表1の化合物を調製した。
表1
調製物C
1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール
ステップA:テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルメタンスルホン酸塩の調製:DCM(40mL)中のテトラヒドロ−2H−ピラン−4−オール(2.5g、24.5mmol)の溶液に、0℃でDIEA(6.40mL、36.7mmol)を添加し、窒素下で10分間撹拌した。メタンスルホニルクロリド(2.18mL、28.1mmol)を徐々に添加した。0℃で1時間、反応を継続させた。反応物を、100mLのDCMと50mLの0.5M 塩酸に分配した。層を分離し、次いで、有機層を、水、飽和炭酸水素ナトリウム、およびブラインの順次に洗浄した。有機層を、MgSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮し、高真空で乾燥させて、テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルメタンスルホン酸塩(4.4g、24.4mmol、収率99.7%)を得た。
ステップB:1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールの調製:8mLのN,N−ジメチルホルムアミド中で、4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(0.75g、3.87mmol)、テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルメタンスルホン酸塩(1.04g、5.80mmol)、およびCsCO(2.01g、6.18mmol)をガラス製の球形容器(glass bomb)中で合わせ、次いで、窒素下で密閉し、100℃まで加熱した。1時間後、反応物を冷却し、水を添加して、全ての固体を溶解した。溶液を水で希釈し、次いで、EtOAc(250mL)で抽出した。次いで、有機層を水およびブラインで洗浄した。次いで、合わせた水層をEtOAc(200mL)で抽出した。有機層を合わせ、MgSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。粗材料を、高真空で一晩乾燥させた。粗物を、DCM中15〜25%のEtOAc勾配で溶離するシリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(0.176g、0.633mmol、収率16.4%)を得た。MS(apci)m/z=279.2(M+H)。
適切な出発材料を用いて調製物Cの方法に従って、表2の化合物を調製した。
表2
調製物D
1−(2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エチル)−1H−ピラゾール−4−イルボロン酸
ステップA:2−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)エタノールの調製:4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(1.000g、5.154mmol)、CsCO(2.687g、8.246mmol)、および2−ブロモエタノール(0.5479mL、7.730mmol)で充填させたフラスコに、10mLのDMFを添加し、フラスコを窒素下で密閉し、100℃まで48時間加熱した。反応物を、酢酸エチル(100mL)で希釈し、30分間撹拌した後、ガラスマイクロファイバーフィルターを通過させ、このケーキを酢酸エチルで洗浄した。有機物を減圧下で濃縮した。次いで、粗物を、ヘキサン中75〜100%の酢酸エチルの勾配で溶離するシリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、2−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)エタノール(0.4290g、1.622mmol、収率31.47%)を得た。MS(apci)m/z=239.2(M+H)。
ステップB:2−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)エチルメタンスルホン酸塩の調製:5mLのDCM中の2−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)エタノール(0.150g、0.630mmol)およびTEA(0.132mL、0.945mmol)の溶液に、0℃で撹拌しながら、メタンスルホニルクロリド(0.0536mL、0.693mmol)を添加した。0℃で30分間、反応を継続させた。反応物を、ヘキサン中50%の酢酸エチルで予め湿らせ、溶離したシリカゲルカラムに直接負荷して、2−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)エチルメタンスルホン酸塩(0.169g、0.513mmol、収率81.4%)を得た。MS(apci)m/z=317.1(M+H)。
ステップC:1−(2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エチル)−1H−ピラゾール−4−イルボロン酸の調製:0.5mLのN,N−ジメチルホルムアミド中の2−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)エチルメタンスルホン酸塩(0.080g、0.253mmol)の溶液に、1−メチルピペラジン(0.281mL、2.53mmol)を添加し、反応物を窒素下で密閉し、50℃まで2.5時間加熱した。反応混合物をジクロロメタン(3mL)で希釈し、次いで、1%の水酸化アンモニウムを含有するジクロロメタン中15%のメタノールで予め湿らせ、溶離したシリカゲルに直接負荷して、メタノールおよび水酸化アンモニウムの存在下で、シリカ上の加水分解の結果として、1−(2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エチル)−1H−ピラゾール−4−イルボロン酸(0.038g、0.160mmol、収率63%)を得た。MS(apci)m/z=239.1(M+H)。
調製物E
4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾール
DMF(100mL)中の4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(10.00g、51.54mmol)の溶液を、氷浴中で0℃まで冷却し、水素化ナトリウム(油中60%分散)(3.092g、77.30mmol)で一度に処理した。反応混合物を0℃で2分間、次いで、周囲温度で30分間撹拌した。反応混合物を0℃まで冷却し、(2−(クロロメトキシ)エチル)トリメチルシラン(11.82mL、67.00mmol)を添加した。反応混合物を周囲温度まで加温し、一晩撹拌した。反応混合物を、氷(約100mL)を含有する塩化アンモニウム飽和水溶液(100mL)に注ぎ入れ、氷が溶けるまで撹拌した。氷が溶けた後、冷却した混合物を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機抽出物を、水、ブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、減圧下で濃縮して、表題化合物(14.45g、44.56mmol、収率86.46%)を得た。MS(apci)m/z=325.0(M+H)。
調製物F
Tert−ブチル3−(シアノメチル)−3−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−1−カルボン酸塩
ステップA:tert−ブチル3−(シアノメチレン)アゼチジン−1−カルボン酸塩の調製:5Lのフラスコ中で、500mLのTHF中のNaH(24.531g、613.34mmol)の懸濁液を、氷浴中で冷却した。THF(200mL)中のジエチルシアノメチルホスホン酸塩(104.08mL、648.39mmol)の溶液を、滴加した。添加した後、さらに120mLのTHFを添加して、撹拌を助長した。反応物を、周囲温度まで1時間加温し、次いで、0℃に戻るまで1時間冷却して、乳黄白色の溶液を得た。次いで、THF(400mL)中のtert−ブチル3−オキソアゼチジン−1−カルボン酸塩(100.00g、584.13mmol)の溶液を1時間かけて滴加した。得られた反応混合物を15時間撹拌し、次いで、水で反応停止させ、濃縮して、THFを除去した。得られた水溶液をEtOAcで抽出した。合わせた有機層を、ブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させた。濾液を、黄色油まで濃縮し、これは、一晩撹拌した後、黄色固体を沈殿した。この固体を、冷却したEtOAc中に希釈し、超音波で処理し、濾過し、冷却したEtOAcおよびヘキサンで洗浄して、82.09gのクリーム色の固体(80%)を得た。さらなる生成物を、真空内で濾液を濃縮し、20〜30%のEtOAc/ヘキサンの勾配を用いて、シリカクロマトグラフィーによって精製することにより単離して、さらに18.6g(18%)のtert−ブチル3−(シアノメチレン)アゼチジン−1−カルボン酸塩を得た。H NMR(CDCl)δ5.38(m,1H),4.69−4.72(m,2H),4.60−4.63(m,2H),1.46(s,9H)。
ステップB:tert−ブチル3−(シアノメチル)−3−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−1−カルボン酸塩の調製:5Lのフラスコ中で、tert−ブチル3−(シアノメチレン)アゼチジン−1−カルボン酸塩(調製物FのステップA;94.2g、485mmol)および4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(85.6g、441mmol)を、アセトニトリル(882mL)中に溶解した。次いで、これに、DBU(33.0mL、220mmol)を添加した。得られた透明な橙褐色の混合物を周囲温度で15時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、溶媒を除去して、濃い赤みがかかった橙色油を得た。固体結晶を、周囲温度で数時間以内に形成した。これを、(溶解を防ぐために慎重に)冷却したEtOおよび冷却したEtOAcで洗浄することにより単離して、110g(収率64%)の表題化合物を得た。再結晶を繰り返して、さらに13.7g(収率8%)を得た。さらなる化合物を、上記の再結晶からの濾液を精製することにより単離した。これを、20〜50%のEtOAc/ヘキサン勾配で溶離するシリカクロマトグラフィーによって精製して、さらに22.7g(13%)の表題化合物を得た。MS(apci)m/z=289.2(M+H−Boc)。
調製物G
7−クロロ−5−(1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン
ステップA:6−クロロ−2−(1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−4−アミンの調製:フラスコを、ジオキサン(40mL)中の2,6−ジクロロピリミジン−4−アミン(10.0g、61.0mmol)、4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾール(調製物E;29.7g、91.5mmol)、およびKCO(25.3g、183mmol)で充填させた後、300mLのジオキサンおよび11mLの水を反応混合物に添加した。次いで、反応混合物を、30分間アルゴンでパージした後、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(3.52g、3.05mmol)を、この反応物に一度に添加し、次いで、さらに30分間アルゴンでパージした。次いで、反応混合物を密閉し、50℃で一晩加熱した。反応混合物を周囲温度まで冷却し、酢酸エチル(300mL)と重炭酸ナトリウム飽和水溶液(300mL)に分配した。次いで、水層をさらに2回酢酸エチルで抽出し、分離した。有機層を合わせ、MgSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。得られた残渣を、ヘキサン中20〜100%の酢酸エチルで溶離するシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、6−クロロ−2−(1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−4−アミン(5.00g、15.3mmol、収率25.2%)を得た。MS(apci)m/z=326.1(M+H)。構造および位置異性体を、観察されたnOeにより確認した。
ステップB:7−クロロ−5−(1−((2(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジンの調製:60mLの1:1の無水エタノール:pH=7のリン酸緩衝液中の6−クロロ−2−(1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−4−アミン(2.750g、8.439mmol)の溶液に、酢酸ナトリウム(1.385g、16.88mmol)および2−クロロアセトアルデヒド(1.905mL、14.77mmol)を添加し、次いで、反応混合物に、凝縮器を取り付け、95℃まで一晩加熱した。反応は、完了しなかったため、酢酸ナトリウム(1.385g、16.88mmol)および2−クロロアセトアルデヒド(1.905mL、14.77mmol)を添加し、反応混合物を95℃まで4時間加熱した。この後、反応物を周囲温度まで冷却し、次いで、重炭酸ナトリウム飽和水溶液(50mL)で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機層を合わせ、MgSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。得られた残渣を、ヘキサン(1L)中30〜45%の酢酸エチルで溶離するシリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、表題化合物(1.16g、3.315mmol、収率39.29%)を得た。MS(apci)m/z=350.1(M+H)。
調製物H
7−クロロイミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5(6H)−オン
ステップA:7−クロロ−5−(メチルチオ)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン塩酸塩の調製:1,4−ジオキサン(50mL)中の6−クロロ−2−(メチルチオ)ピリミジン−4−アミン(25.17g、143.3mmol)および2−クロロアセトアルデヒド(27.73mL、215.0mmol)(50%の水性)の溶液を、95℃で14時間加熱した。反応混合物を、周囲温度まで冷却し、次いで、氷浴中で冷却した。反応混合物を濾過し、固体をジオキサンで洗浄して、黄褐色粉末として7−クロロ−5−(メチルチオ)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン塩酸塩(24.01g、101.7mmol、収率70.96%)を得た。MS(apci)m/z=200.0(M+H)。
ステップB:7−クロロイミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5(6H)−オンの調製:7−クロロ−5−(メチルチオ)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン塩酸塩(10.5g、44.5mmol)を、MeOH(40mL)中に部分的に溶解し、次いで、水(100mL)中の水酸化カリウム(11.2g、200mmol)を徐々に添加し、反応物を還流まで加熱した。反応物は、メタンチオールを発生するため、フード中にこの有害ガスを含有することに注意を払った。2時間後、反応物を冷却し、次いで、6から7のpHを達するように、1N HClの溶液で中和した。反応物を濾過し、固体をMeOHで洗浄した。固体を、濾過ケーキで乾燥させ、次いで、高真空ポンプで乾燥させて、白色固体として7−クロロイミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5(6H)−オン(6.6g、収率87%)を得た。MS(apci)m/z=170.1(M+H)。
調製物I
7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5(6H)−オン
イソプロピルアルコール(400mL)中の7−クロロイミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5(6H)−オン(調製物H;10.0g、59.0mmol)、1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(19.0g、88.5mmol)、およびXPHOS(2.81g、5.90mmol)の混合物に、2M KPO(88.5mL、177mmol)を添加した。混合物を、激しく混合しながら、Nで15分間パージし、Pddba(2.70g、2.95mmol)を添加した。混合物を、N雰囲気下で、20時間還流で加熱した。この混合物に、さらに1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(6.00g)およびPddba(1.00g)を充填し、さらに20時間還流で加熱した。混合物を周囲温度まで冷却し、シロップ水溶液まで濃縮した。このシロップを、HO(500mL)と50%のEtOAc−ヘキサン(250mL)に分配し、混合した。混合物を、濾紙を通して濾過し、橙色の有機層を除去した。水層を50%のEtOAc/ヘキサンで洗浄し、氷浴中で冷却した。溶液を、撹拌しながら、濃HClでpH6まで処理し、得られた微細沈殿物を回収し、HOおよびEtOで洗浄し、真空下で乾燥させて、淡灰色固体として表題化合物(9.65g、収率76%)を得た。MS(apci)m/z=216.2(M+H)。
調製物J
5−クロロ−7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン
乾燥DCM(90mL)中の7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5(6H)−オン(調製物I;9.60g、44.6mmol)の懸濁液に、DIEAを添加し、懸濁液を周囲温度で5分間撹拌した。混合物を0℃まで冷却し、POCl(12.3mL、134mmol)を5分間かけて添加した。混合物を、周囲温度に到達させ、得られた濃いスラリーを乾燥DCM(50mL)で処理した。混合物を周囲温度で23時間激しく撹拌した。得られた淡褐色懸濁液を、ヘキサン(90mL)で希釈し、真空濾過により回収した。回収された固体をEtOで洗浄し、真空内で乾燥させて、粗生成物の塩を得た。この塩を、5:20:75のMeOH/DIEA/EtOAc(200mL)中に懸濁し、周囲温度で30分間撹拌した。混合物を、5%のMeOH/EtOAcで溶離するセライト層で覆ったSiOプラグを通して濾過した。濾液を濃縮し、残留固体を真空内で乾燥させて、淡クリーム色の固体として表題化合物(5.65g、収率54%)を得た。MS(apci)m/z=234.2(M+H)。
調製物K−1
7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−5−(1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン(方法1)
DME(4mL)中の5−クロロ−7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン(調製物J、132mg、0.565mmol)および4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(164mg,0.847mmol)の混合物に、1M KCO(1.69mL、1.69mmol)を添加し、得られた溶液をNで15分間パージした。Pd(PPh(65.3mg,0.0565mmol)を添加し、フラスコを密閉し、混合物を90℃で15時間撹拌した。反応混合物を、周囲温度まで冷却し、HO(10mL)で希釈した。水性混合物をEtOAcで抽出し、抽出物を合わせ、ヘキサン(1容量)で希釈した。15分間放置した後、得られた沈殿物を真空濾過により回収し、50%のEtOAc−ヘキサンで洗浄して、所望の生成物を得た。EtOAc濾液を1M NaOHで抽出し、抽出物を上述の水性部分と合わせた。水性混合物を、pH4まで6M HClで処理し、次いで、飽和状態までNaClで処理した。混合物をDCMで抽出し、合わせた抽出物をNaSOで乾燥させ、セライトパッドを通して濾過し、濃縮した。残留生成物を上述のバッチで合わせ、真空内で乾燥させて、淡黄色固体として表題化合物(133mg、収率89%)を得た。MS(apci)m/z=266.2(M+H)。
調製物K−2
7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−5−(1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン塩酸塩(方法2)
ステップA:6−クロロ−2−(1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−4−アミンおよび2−クロロ−6−(1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−4−アミンの調製:2,6−ジクロロピリミジン−4−アミン(4.00g、24.4mmol)、4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾール(調製物E;14.0g、36.6mmol)、およびKPO(15.5g、73.2mmol)を、ジオキサン(120mL、24.4mmol)およびHO(4.39mL、244mmol)中に懸濁した。窒素下で脱気した後、Pd(PPh(1.41g、1.22mmol)を添加し、反応物を密閉し、50℃で15時間撹拌した。冷却した後、反応混合物を、NaHCO飽和水溶液とEtOAcに分配した。有機物を水、ブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、濃い黄色がかった橙色の油として粗材料を得た。粗混合物を、20〜100%のEtOAc/ヘキサン勾配を用いてシリカクロマトグラフィーによって精製して、6−クロロ−2−(1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−4−アミン(4.00g、50.3%)および2−クロロ−6−(1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−4−アミン(2.96g、収率37.2%)を得た。MS(apci)m/z=326.1(M+H)。生成物の構造および位置異性体を、観察されたnOeにより確認した。
ステップB:6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−(1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)−メチル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−4−アミンの調製:6−クロロ−2−(1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−4−アミン(1.00g、3.07mmol)、1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(0.958g、4.60mmol)、KPO(1.95g、9.21mmol)、およびPd(PPh(0.355g、0.307mmol)を、ジオキサン(15.3mL)およびHO(0.829mL)中に懸濁した。窒素で脱気した後、反応混合物を100℃まで一晩加熱した。冷却した後、反応混合物をEtOAc中に希釈し、水およびブラインで洗浄した。有機物を、MgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮し、橙色油を得た。0〜10%のMeOH/EtOAcの勾配を用いてシリカクロマトグラフィーによる得られた粗材料の精製により、濃い黄色油として6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−(1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−4−アミン(0.623g、1.68mmol、収率54.7%)を得た。MS(apci)m/z=372.4(M+H)。
ステップC:7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−5−(1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)−メチル)−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジンの調製:6−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−2−(1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾール−4−イル)ピリミジン−4−アミン(2.0g、5.4mmol)を、40mLのpH7リン酸緩衝液および16mLのEtOHの混合物中に懸濁した。乳白色の混合物に、NaOAc(0.79g、9.7mmol)を添加し、続いて、2−クロロアセトアルデヒド(1.0mL、8.1mmol)を添加した。次いで、反応混合物を95℃まで加熱した。5時間後、反応が不完全であり、さらなる分量の2−クロロアセトアルデヒド(0.10mL、0.81mmol)を添加し、さらに1時間撹拌した。冷却した後、反応混合物を、EtOAcおよび飽和NaHCO中で希釈した。分離した後、有機層をブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、真空内で濃縮した。残渣を、ジエチルエーテル中で希釈し、濾過して、オフホワイト色の固体として0.88gの7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−5−(1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)−メチル)−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジンを得た。さらなる生成物を、濾液を濃縮し、0〜10%のMeOH/EtOAcを用いてシリカクロマトグラフィーによって精製することにより得た。これにより、さらに0.80gの中間体を得た。MS(apci)m/z=396.2(M+H)。
ステップD:7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−5−(1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン塩酸塩の調製:7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−5−(1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン(75mg、0.19mmol)を、DCM(950μL、0.19mmol)中に溶解した。これに、ジオキサン(950μL、0.95mmol)中4N HClを添加し、周囲温度で1時間撹拌し、混合物を乾燥するまで濃縮して、表題化合物を得た。MS(apci)m/z=266.2(M+H)。
調製物L
7−(4−ブロモフェニル)−5−(1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン
ステップA:3−アミノ−3−(4−ブロモフェニル)アクリロニトリルの調製:オーブン乾燥させたフラスコを、300mLのテトラヒドロフランおよびジイソプロピルアミン(31.4mL、223mmol)で充填し、窒素下で0℃まで冷却した。次いで、反応混合物に、ブチルリチウム(ヘキサン中2.5M)(79.1mL、198mmol)を、10分間かけて、注射器で徐々に添加した。次いで、反応混合物を、0℃で20分間撹拌した。次いで、反応混合物を−78℃まで冷却し、アセトニトリル(10.8mL、206mmol)を、5分間かけて添加した。反応混合物を、10分間撹拌させた後、4−ブロモベンゾニトリル(30.0g、165mmol)を、100mLのテトラヒドロフラン中の溶液として、10分間かけて添加した。反応混合物を、−78℃でさらに10分間継続させた後、周囲温度まで徐々に加温し、一晩継続させた。反応混合物を0℃まで冷却し、200mLの水を徐々に添加した。反応混合物を10分間撹拌し、固体を真空濾過によって回収し、高真空下で乾燥させた。固体をジクロロメタン中に懸濁し、得られた固体を真空濾過によって回収して、3−アミノ−3−(4−ブロモフェニル)アクリロニトリル(34.2g、153mmol、収率93.0%)を得た。MS(apci)m/z=222.0(M−H)。
ステップB:6−アミノ−4−(4−ブロモフェニル)ピリミジン−2(1H)−チオンの調製:600mLの無水エタノールで充填したフラスコに、触媒量の銅(II)硫酸塩(10mg)でナトリウム(14.86g、646.5mmol)を溶解した。反応容量を、減圧下で半分だけ減少させ、チオ尿素(49.22g、646.5mmol)および3−アミノ−3−(4−ブロモフェニル)アクリロニトリル(38.46g、172.4mmol)を周囲温度で添加し、反応混合物に凝縮器を取り付け、週末にかけて還流まで加熱した。水(400mL)を添加し、混合物を、pH=7まで濃塩酸水溶液で酸性化した。反応混合物を5分間撹拌し、得られた固体を真空濾過によって回収して、6−アミノ−4−(4−ブロモフェニル)ピリミジン−2(1H)−チオン(53.90g、191.0mmol、収率110.8%)を得た。MS(apci)m/z=282.0(M+H)。
ステップC:6−(4−ブロモフェニル)−2−(エチルチオ)ピリミジン−4−アミンの調製:200mLのDMSO中の4−アミノ−6−(4−ブロモフェニル)ピリミジン−2(1H)−チオン(53.90g、191.0mmol)およびヨードエタン(16.96mL、210.1mmol)の溶液に、撹拌しながら、周囲温度で200mLの重炭酸ナトリウム飽和水溶液を徐々に添加した。反応物を、1時間撹拌させた後、ヨードエタン(8.0mL、99.1mmol)を添加した。反応混合物を周囲温度で一晩撹拌した。反応混合物を、500mLの水に注ぎ入れ、20分間撹拌した。固体を真空濾過によって回収し、高真空下で一晩乾燥させて、6−(4−ブロモフェニル)−2−(エチルチオ)ピリミジン−4−アミン(51.0g、156.2mmol、収率81.76%)を得た。MS(apci)m/z=310.0(M+H)。
ステップD:7−(4−ブロモフェニル)−5−(エチルチオ)イミダゾ[1,2−c]ピリミジンの調製:20mLのTHFおよび200mLの水中の6−(4−ブロモフェニル)−2−(エチルチオ)ピリミジン−4−アミン(35.00g、112.8mmol)のスラリーに、周囲温度で2−ブロモ−1,1−ジメトキシエタン(38.14g、225.7mmol)を添加した。反応フラスコに、凝縮器を取り付け、一晩還流で混合の撹拌を継続させた。24時間後、反応混合物を冷却し、400mLの水に注ぎ入れた。固体を真空濾過によって回収した。湿潤固体を500mLの重炭酸ナトリウム飽和水溶液中に懸濁し、ガス発生を観察した。混合物を、DCM(8×500mL)で抽出する前に、周囲温度で10分間撹拌した。有機層を合わせ、MgSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。次いで、粗物を、高真空下で一晩乾燥させて、7−(4−ブロモフェニル)−5−(エチルチオ)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン(31g、87.18mmol、収率77.27%)を得た。MS(apci)m/z=334.0(M+H)。
ステップE:7−(4−ブロモフェニル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5(6H)−オンの調製:7−(4−ブロモフェニル)−5−(エチルチオ)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン(62.34g、186.5mmol)、メタノール(250mL)、および水酸化カリウム(52.32g、932.6mmol)で充填させたフラスコに、水(250mL)を添加し、反応物に凝縮器を取り付け、4時間還流まで加熱した。反応混合物を水(500mL)で希釈し、pH=5まで濃塩酸で酸性化した。固体を真空濾過によって回収し、次いで、水(3×500mL)で洗浄し、このケーキを乾燥させた。半乾燥固体を、高真空下で2日間、減圧デシケーターに置いて、7−(4−ブロモフェニル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5(6H)−オン(51.25g、176.7mmol、収率94.71%)を得た。MS(apci)m/z=290.0(M+H)。
ステップF:7−(4−ブロモフェニル)−5−クロロイミダゾ[1,2−c]ピリミジンの調製:7−(4−ブロモフェニル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5(6H)−オン(25.00g、86.173mmol)、三塩化ホスホリル(31.554mL、344.69mmol)、およびN,N−ジエチルアニリン(27.420mL、172.35mmol)で充填したフラスコに、アセトニトリル(200mL)を添加し、混合物を50℃まで一晩加熱した。反応混合物を減圧下で濃縮し、残渣を水およびDCMで希釈した。水溶液を、炭酸カリウムで中和し、二相性混合物を、セライトパッドを通過させて、不溶性材料を除去した。層を分離し、水層をDCMで抽出した。合わせた有機層をMgSOで乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗材料を、ヘキサンで粉砕し、固体を濾過によって回収して、7−(4−ブロモフェニル)−5−クロロイミダゾ[1,2−c]ピリミジン(10.369g、33.604mmol、収率38.997%)を得た。MS(apci)m/z=310.0(M+H)。
ステップG:7−(4−ブロモフェニル)−5−(1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジンの調製:7−(4−ブロモフェニル)−5−クロロイミダゾ[1,2−c]ピリミジン(2.68g、8.685mmol)、炭酸カリウム(3.601g、26.06mmol)、および4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾール(調製物E;6.628g、17.37mmol)で充填したフラスコに、ガラス製の球形容器中で合わせて、容器を真空にし、アルゴンで逆充填した。反応物に、100mLのDME、次いで、水(1.252mL、69.48mmol)を添加し、反応物を通して、アルゴンを20分間発泡させた後、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(1.004g、0.8685mmol)を一度に添加した。反応物にセプタムを取り付け、アルゴンを10分間発泡させた後、反応物を密閉し、70℃まで4時間加熱し、4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾール(調製物E;3.3g、8.6mmol)を添加した。アルゴンを10分間発泡させた後、反応物を密閉し、70℃まで3時間加熱した。反応物を、DCM(300mL)中の10%のメタノールで希釈し、MgSOで乾燥させ、濾過し、次いで、減圧下で濃縮した。得られた粗物を、ヘキサン中30〜75%の酢酸エチルの勾配で溶離するシリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、表題化合物(1.625g、3.454mmol、収率39.77%)を得た。MS(apci)m/z=470.1(M+H)。
調製物M
3−(4−(7−クロロイミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−3−シクロプロピルプロパンニトリル
ステップA:7−クロロ−5−(1H−ピラゾール−4イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジンの調製:3.5mLのDCM中の7−クロロ−5−(1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン(調製物G;0.250g、0.715mmol)の溶液に、2,2,2,−トリフルオロ酢酸(2.2mL、28.6mmol)を添加し、周囲温度で1時間撹拌させた後、反応混合物を5mLのトルエンで希釈し、次いで、減圧下で濃縮した。得られた残渣を、メタノール中の2mLの7M アンモニア中に溶解し、周囲温度で30分間撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮し、得られた残渣を、1%の水酸化アンモニウムを含むDCM中2〜5%のメタノールの勾配で溶離するシリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、7−クロロ−5−(1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン(0.107g、0.468mmol、収率65.5%)を得た。MS(apci)m/z=220.1(M+H)。
ステップB:3−(4−(7−クロロイミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−3−シクロプロピルプロパンニトリルの調製:2mLのアセトニトリル中の7−クロロ−5−(1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン(0.107g、0.4872mmol)および3−シクロプロピルアクリロニトリル(調製物B;0.3403g、3.654mmol)の溶液に、DBU(0.1457mL、0.9744mmol)を添加した。反応混合物を密閉し、50℃まで加熱し、一晩撹拌した。反応混合物に、さらに3−シクロプロピルアクリロニトリル(0.100g、0.107mmol)およびDBU(0.072mL、0.448mmol)を添加し、反応混合物を密閉し、60℃まで4時間加熱した。反応混合物を、シリカゲルのカラムに直接負荷し、0.5%の水酸化アンモニウムを含むヘキサン中50〜75%の酢酸エチルの勾配で溶離して、表題化合物(0.119g、0.3729mmol、収率76.54%)を得た。MS(apci)m/z=313.1(M+H)。
調製物N
tert−ブチル3−(4−(7−クロロイミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−3−(シアノメチル)アゼチジン−1−カルボン酸塩
3−シクロプロピルアクリロニトリルをtert−ブチル3−(シアノメチレン)アゼチジン−1−カルボン酸塩(調製物FのステップA)で置き換えて、調製物Mと同じ様式で調製することにより、表題化合物(0.050g、0.1208mmol、収率71.71%)を得た。MS(apci)m/z=414.1(M+H)。
調製物O
Tert−ブチル3−(シアノメチル)−3−(3−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピロール−1−イル)アゼチジン−1−カルボン酸塩
ステップA:7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−5−(1H−ピロール−3−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジンの調製:5−クロロ−7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン(調製物J;0.150g、0.642mmol)、1−(トリイソプロピルシリル)−1H−ピロール−3−イルボロン酸(0.257g、0.963mmol)およびリン酸カリウム(0.321mL、0.642mmol)で充填させたフラスコに、6mLのジオキサンを添加し、混合物を通して、アルゴンを15分間発泡させた。テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.0742g、0.0642mmol)を添加し、反応物を通して、アルゴンを15分間発泡させた。フラスコをアルゴン下で密閉し、混合物を、一晩撹拌しながら、75℃で加熱した。次いで、反応物を、減圧下で濃縮し、DCM(5mL)中に取り込んだ。沈殿物を、形成し、真空濾過によって回収し、DCM(10mL)で洗浄した。固体は、トリイソプロピルシリル保護および無機塩のない生成物を含んだ。さらなる精製は行われなかったため、7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−5−(1H−ピロール−3−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン(0.220g、0.832mmol、収率130%)を得た。MS(apci)m/z=265.1(M+H)。
ステップB:tert−ブチル3−(シアノメチル)−3−(3−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピロール−1−イル)アゼチジン−1−カルボン酸塩の調製:7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−5−(1H−ピロール−3−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン(0.0500g、0.189mmol)、tert−ブチル3−(シアノメチレン)アゼチジン−1−カルボン酸塩(調製物FのステップA;0.0459g、0.237mmol)、およびDBU(0.0283mL、0.189mmol)で充填させたフラスコに、周囲温度で1mLのアセトニトリルを添加した。次いで、懸濁液を撹拌し、50℃まで一晩加熱した。反応物を、シリカゲルに直接負荷し、酢酸エチルおよび0.5%の水酸化アンモニウムの混合物で溶離して、高純度で表題化合物(0.0860g、0.188mmol、収率99.14%)を得た。MS(apci)m/z=459.2(M+H)。
調製物P
3−シクロプロピル−3−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル
4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(2.44g、12.6mmol)、3−シクロプロピルアクリロニトリル(調製物B;2.34g、25.1mmol)(異性体の混合物として)、およびDBU(1.88mL、12.6mmol)を、MeCN(10mL)中に懸濁し、40℃で3日間撹拌した。反応混合物を周囲温度まで冷却し、減圧下で濃縮して、粗材料を得、これをフラッシュカラムクロマトグラフィー(溶離液:25〜35%のEtOAc/ヘキサン)によって精製して、3−シクロプロピル−3−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル(2.48g、8.64mmol、収率68.8%)を得た。MS(apci)m/z=288.2(M+H)。
実施例1
3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ペンタンジニトリル
ステップA:ジメチル3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ペンタンジオエートの調製:7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−5−(1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン(調製物K;0.165g、0.622mmol)を、CHCN(5mL)中に懸濁し、(E)−ジメチルペント−2−エンジオエート(0.295g、1.87mmol)を添加し、続いて、DBU(0.0947g、0.622mmol)を添加した。反応物を、55℃まで加温し、9時間加熱した。次いで、反応物を冷却し、濃縮した。残渣をシリカゲル(DCM中1〜4%のメタノール)上で精製して、ジメチル3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ペンタンジオエート(205mg、収率78%)を得た。MS(apci)m/z=424.2(M+H)。
ステップB:3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ペンタン二酸の調製:水酸化リチウム水和物(0.0813g、1.94mmol)を、水(2mL)中に溶解し、MeOH(4mL)中のジメチル3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ペンタンジオエート(0.205g、0.484mmol)の溶液に添加した。3日間撹拌した後、反応物を濃縮して、MeOHを除去し、次いで、1N HCl(約2mL)を用いて、pH4まで酸性化した。冷却により固体を得、これを濾過し、MeOHで洗浄した。濾液をわずかに濃縮して、第2の収穫物の生成物を得、これを合わせて、3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ペンタン二酸(125mg、収率65%)を得た。MS(apci)m/z=396.2(M+H)。
ステップC:3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ペンタンジアミドの調製:3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ペンタン二酸(60mg、0.15mmol)を、DMF(1mL)中に溶解し、0℃まで冷却した。カルボニルジイミダゾール(69mg、0.42mmol)を添加し、5分間後、反応物を周囲温度まで加温した。2時間撹拌した後、NHガスを約10分間発泡させた。約2mLのCHCNを反応物に添加し、フラスコの側面をすすぎ、反応物をさらに14時間撹拌した。次いで、反応物を水(11mL)で希釈し、EtOAc(3×15mL)で洗浄した。水相を濃縮し、MeOHで共沸して、所望の生成物3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ペンタンジアミド(60mg、収率101%)を得、これをさらに精製することなく次のステップで使用した。MS(apci)m/z=394.1(M+H)。
ステップD:3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ペンタンジニトリルの調製:3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ペンタンジアミド(0.047g、0.12mmol)を、DMF(0.3mL)およびDCM(0.5mL)中に部分的に溶解し、トリエチルアミン(0.08g、0.79mmol)を添加した。2,2,2−トリクロロアセチルクロリド(0.08g、0.44mmol)を0℃で添加し、反応物を1時間撹拌した。さらなる試薬(40mgのEtNおよび30mgの酸塩化物)を添加し、反応を完了した。反応物を濃縮し、乾燥するまでポンプした。最少量の水(1.5mL)を添加し、粗生成物を溶解した。過剰な塩化ナトリウムを水層に添加し、この混合物をEtOAc(10×10mL)で抽出して、所望の生成物を回収した。有機相を、MgSOを用いて乾燥させ、濃縮して、3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ペンタンジニトリル(42mg、収率98%)を得た。MS(apci)m/z=358.1(M+H)。H NMR(d−DMSO)δ9.12(s,1H),8.59(s,1H),8.41(s,1H),8.25(s,1H),8.17(s,1H),7.78(s,1H),7.76(s,1H),5.30−5.29(m,1H),3.91(s,3H),1.22−1.10(m,4H)。
実施例2
3−シクロプロピル−3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル
乾燥DMF(2mL)中の7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−5−(1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン(調製物;K−1;0.130g、0.490mmol)の溶液に、DBU(89.5mg、0.588mmol)および3−シクロプロピルアクリロニトリル(調製物B;0.183g、1.96mmol)を添加した。反応混合物を周囲温度で24時間撹拌した。さらなる3−シクロプロピルアクリロニトリル(0.046g、0.49mmol)を添加し、反応混合物を周囲温度で72時間撹拌した。反応混合物をHO(8mL)に添加し、混合し、EtOAcで抽出した。合わせたEtOAc抽出物を飽和NaClで洗浄し、MgSO/活性炭で乾燥させた。溶液を短いSiOカラム(15mLのコースフリット漏斗、全体の1/2のSiO)を通して溶離し、これは、まず、EtOAcで溶離し、次いで、10%のMeOH/EtOAcで溶離した。10%のMeOH/EtOAc画分を濃縮し、得られた残渣をEtOで処理し、超音波で処理して、粒状懸濁物を得た。沈殿物を沈着させ、EtOを移し、固体をEtOで洗浄し、次いで、真空下で乾燥させて、白色粉末として3−シクロプロピル−3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル(40mg、収率23%)を得た。MS(apci)m/z=359.2(M+H)。
実施例3
3−シクロプロピル−3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリルの鏡像異性体1(ピーク1)
3−シクロプロピル−3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル(実施例2;0.010g、0.028mmol)を、キラルHPLC(Chiral Tech.OD−H;1cm×250mm;220nm、5mL/分;20%のエタノール:80%のヘキサン)により分離した。ピーク1を、単離して、3−シクロプロピル−3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル(3.0mg、収率30%)の鏡像異性体1のピーク1を得た。MS(apci)m/z=359.2(M+H)。クロロホルム(10mg/mL)中[α]20/D=+56.5°。
実施例4
3−シクロプロピル−3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリルの鏡像異性体2(ピーク2)
3−シクロプロピル−3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル(実施例2;0.010g、0.028mmol)を、キラルHPLC(Chiral Tech.OD−H;1cm×250mm;220nm、5mL/分;20%のエタノール:80%のヘキサン)により分離した。ピーク2を単離して、3−シクロプロピル−3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル(2.5mg、収率25%)の鏡像異性体2を得た。MS(apci)m/z=359.2(M+H)。クロロホルム(10mg/mL)中[α]20/D=−58.5°。
実施例5
3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ペンタンジニトリル
7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−5−(1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン(調製物K;0.040mg、0.15mmol)を、ジメチルホルムアミド(0.6mL)中に溶解し、5,5−ジメチルヘキシ−2−エンニトリル(表1、化合物k;56mg、0.045mmol)および2,3,4,6,7,8,9,10−オクタヒドロピリミド[1,2−a]アゼピン(34mg、0.23mmol)を添加し、反応物を50℃で7時間加熱した。次いで、反応物を冷却し、溶媒を除去した。粗反応物を、勾配(1〜4%のMeOH/DCM)を用いてシリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、固体として3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ペンタンジニトリル(37mg、収率63%)を得た。MS(apci)m/z=389.2(M+H)。
適切な出発材料を用いて実施例5の方法に従って、表3の化合物を調製した。
表3
実施例25
3−(4−(3−クロロ−7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−3−シクロプロピルプロパンニトリル
3−シクロプロピル−3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル(実施例2)(46mg、0.13mmol)および1−クロロピロリジン−2,5−ジオン(26mg、0.19mmol)を、DCM(1.3mL、0.13mmol)中に懸濁し、周囲温度で1時間撹拌した。これを、0〜10%のMeOH/EtOAc勾配を用いてシリカクロマトグラフィーにより直ちに精製して、薄黄色固体として表題化合物(18mg、収率34%)を得た。MS(apci)m/z=393.2(M+H)。
実施例26
5−(1−(2−シアノ−1−シクロプロピルエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−3−カルボニトリル
ステップA:3−シクロプロピル−3−(4−(3−ヨード−7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリルの調製:3−シクロプロピル−3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル(実施例2;84.6mg,0.236mmol)および1−ヨードピロリジン−2,5−ジオン(79.7mg、0.354mmol)を、DCM(2.36mL、0.236mmol)中に懸濁し、周囲温度で15時間撹拌した。反応混合物をEtOAc中に希釈し、飽和重炭酸ナトリウムおよびブラインで洗浄した。有機層を、MgSOで乾燥させ、濾過し、真空中で濃縮した。0〜5%のMeOH/EtOAc勾配を用いたシリカクロマトグラフィーによる得られた粗材料の精製により、3−シクロプロピル−3−(4−(3−ヨード−7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル(86.5mg、収率75.7%)を得た。MS(apci)m/z=485.2(M+H)。
ステップB:5−(1−(2−シアノ−1−シクロプロピルエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−3−カルボニトリルの調製:マイクロ波で使用できるフラスコ中で、3−シクロプロピル−3−(4−(3−ヨード−7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル(22.4mg、0.0463mmol)およびシアノ銅(4.56mg、0.0509mmol)を、DMF(463μL、0.0463mmol)中に懸濁した。反応混合物を160℃で1時間加熱した。反応混合物を冷却し、EtOAcおよび10%のNHOH(10mL)中で希釈した。混合物を分離し、水層をEtOAcで抽出した。合わせた有機層を、ブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、真空内で濃縮した。15%のMeOH/EtOAc中の分取TLCを用いた精製により、5−(1−(2−シアノ−1−シクロプロピルエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−3−カルボニトリル(11.0mg、収率62.0%)を得た。MS(apci)m/z=384.4(M+H)。
実施例27
3−(1−アセチルピペリジン−4−イル)−3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル
ステップA:tert−ブチル4−(2−シアノ−1−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)エチル)ピペリジン−1−カルボン酸塩の調製:7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−5−(1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン(調製物K;50mg、0.19mmol)に、DMF(950μL、0.19mmol)、tert−ブチル4−(2−シアノビニル)ピペリジン−1−カルボン酸塩(表1、化合物l;67mg、0.28mmol)、およびDBU(185μL、1.3mmol)を添加した。反応混合物を、45℃まで8時間加熱し、次いで、EtOAc中で希釈し、水およびブラインで洗浄した。有機層を、MgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮して、黄色油を得た。0〜100%のアセトニトリル/水勾配を用いた逆相HPLCによる得られた粗材料の精製により、tert−ブチル4−(2−シアノ−1−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)エチル)ピペリジン−1−カルボン酸塩(59mg、収率62%)を得た。MS(apci)m/z=502.2(M+H)。
ステップB:3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−3−(ピペリジン−4−イル)プロパンニトリル塩酸塩の調製:Tert−ブチル4−(2−シアノ−1−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)エチル)ピペリジン−1−カルボン酸塩(59.4mg、0.118mmol)を、DCM(592μL、0.118mmol)中に溶解した。これに、ジオキサン中4N HCl(296μL、1.18mmol)を添加し、周囲温度で1時間撹拌した。1時間後、完全な変換が観察され、反応混合物を乾燥するまで濃縮して、3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−3−(ピペリジン−4−イル)プロパンニトリル(56.0mg、収率99.7%)のHCl塩を得た。MS(apci)m/z=402.3(M+H)。
ステップC:3−(1−アセチルピペリジン−4−イル)−3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリルの調製:3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−3−(ピペリジン−4−イル)プロパンニトリル塩酸塩(10.0mg、0.021mmol)を、THF(211μL、0.0211mmol)中に懸濁した。これに、トリエチルアミン(8.81 DIPHOS、0.0632mmol)を添加し、遊離塩基にした。無水酢酸(2.38μL、0.0253mmol)を添加し、反応混合物を周囲温度で30分間撹拌した。次いで、反応混合物を飽和重炭酸ナトリウムおよびEtOAc中で希釈した。層を分離し、水層をEtOAcで抽出した。合わせた有機層を、ブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、真空内で濃縮した。0〜100%のアセトニトリル/水勾配を用いた逆相HPLCによる得られた粗材料の精製により、表題化合物(7.2mg、収率77%)を得た。MS(apci)m/z=444.3(M+H)。
実施例28
2−(1−メチル−4−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ピペリジン−4−イル)アセトニトリル
ステップA:2−(4−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ピペリジン−4−イル)アセトニトリル塩酸塩の調製:Tert−ブチル4−(シアノメチル)−4−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ピペリジン−1−カルボン酸塩(実施例21;17mg、0.035mmol)を、DCM(170μL、0.035mmol)中に溶解し、ジオキサン中4N HCl(170μL、0.70mmol)で処理した。90分間後、反応混合物を真空内で濃縮して、2−(4−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ピペリジン−4−イル)アセトニトリル塩酸塩(16mg、収率98%)を得た。MS(apci)m/z=388.3(M+H)。
ステップB:2−(1−メチル−4−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ピペリジン−4−イル)アセトニトリルの調製:2−(4−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ピペリジン−4−イル)アセトニトリル塩酸塩(15.8mg、0.0318mmol)を、アセトニトリル(318μL、0.0318mmol)中に懸濁した。これに、トリエチルアミン(17.7μL、0.127mmol)を添加し、遊離塩基にし、続いて、ホルムアルデヒド(25.8mg、0.318mmol)を添加した。30分間後、NaBH(OAc)(33.7mg、0.159mmol)を添加した。30分間撹拌した後、反応混合物を、飽和重炭酸ナトリウムおよびEtOAc中で希釈した。水層をDCMで逆抽出した。合わせた有機層を、ブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。0〜100%のアセトニトリル/水勾配を用いた逆相HPLCによる得られた粗材料の精製により、2−(1−メチル−4−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ピペリジン−4−イル)アセトニトリル(2.0mg、収率16%)を得た。MS(apci)m/z=402.1(M+H)。
実施例29
2−(1−エチル−4−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ピペリジン−4−イル)アセトニトリル
2−(4−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ピペリジン−4−イル)アセトニトリル塩酸塩(実施例28のステップA;27.0mg、0.0543mmol)を、アセトニトリル(543μL、0.0543mmol)中に懸濁した。これに、トリエチルアミン(30.3μL、0.217mmol)を添加し、遊離塩基にし、続いて、アセトアルデヒド(30.5μL、0.543mmol)を添加した。30分間後、NaBH(OAc)(57.6mg、0.272mmol)を添加して、還元した。30分間撹拌した後、反応混合物を、飽和重炭酸塩およびEtOAc中で希釈した。水層をDCMで逆抽出した。合わせた有機層を、ブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。0〜100%のアセトニトリル/水勾配を用いた逆相HPLCによる得られた粗材料の精製により、2−(1−エチル−4−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ピペリジン−4−イル)アセトニトリル(5.9mg、収率26%)を得た。MS(apci)m/z=416.2(M+H)。
実施例30
2−(4−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−プロピルピペリジン−4−イル)アセトニトリル
2−(4−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ピペリジン−4−イル)アセトニトリル塩酸塩(実施例28のステップA;30.0mg、0.0604mmol)を、アセトニトリル(604μL、0.0604mmol)中に懸濁した。これに、トリエチルアミン(33.7μL、0.242mmol)を添加し、続いて、プロピオンアルデヒド(43.6μL、0.6043mmol)を添加した。30分間後、NaBH(OAc)(64.0mg、0.302mmol)を添加した。30分間撹拌した後、反応混合物を、飽和重炭酸ナトリウムおよびEtOAc中で希釈した。水層をDCMで逆抽出した。合わせた有機層を、ブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮した。0〜100%のアセトニトリル/水勾配を用いた逆相HPLCによる得られた粗材料の精製により、2−(4−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−プロピルピペリジン−4−イル)アセトニトリル(7.0mg、収率23%)を得た。MS(apci)m/z=430.3(M+H)。
実施例31
2−(4−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピペリジン−4−イル)アセトニトリル
2−(4−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ピペリジン−4−イル)アセトニトリル塩酸塩(実施例28のステップA;0.050g、0.11mmol)を、超音波で処理しながら、DIEA(0.12mL、0.70mmol)およびDMF(0.2mL)中に溶解した。2,2,2−トリフルオロエチルトリフルオロメタンスルホン酸塩(0.025g、0.11mmol)を添加し、反応物を周囲温度で撹拌した。4時間後、反応物をシリカカプレットに適用し、乾燥するまでポンプした。このカプレットをシリカカラムに適用し、0.5〜2%のMeOH/DCMで溶離した。精製した生成物を単離して、固体として2−(4−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピペリジン−4−イル)アセトニトリル(5.0mg、収率10%)を得た。MS(apci)m/z=470.2(M+H)。
実施例32
3−シクロプロピル−3−(4−(7−(1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル
ステップA:7−(1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5(6H)−オンの調製:フラスコを、7−クロロイミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5(6H)−オン(調製物H;1.02g、6.00mmol)、4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾール(調製物E、3.24g、9.00mmol)、KPO(2.55g、12.0mmol)、およびXPHOS(0.572g、1.20mmol)で充填させた。脱気したiPrOH(24mL)および脱気したHO(2mL)を添加し、懸濁液を1〜2分間超音波で処理した。混合物を、激しく混合しながら、Nで10分間パージし、Pddba(0.549g、0.600mmol)を添加した。混合物を、N雰囲気下で、24時間還流で還流し、周囲温度まで冷却した。混合物をEtOAc(20mL)で希釈し、5分間超音波で処理した。懸濁液を、充填したセライトプラグ(EtOAc溶離)を通して濾過し、濃縮して、橙色の油状固体を得た。この固体をEtOで処理し、粒状懸濁物が形成されるまで撹拌した。固体を回収し、EtOおよびHOで洗浄し、真空内で乾燥させて、淡黄褐色粉末として表題化合物(1.51g、収率76%)を得た。MS(apci)m/z=332.3(M+H)。
ステップB:5−クロロ−7−(1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジンの調製。乾燥DCM(15mL)中の7−(1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5(6H)−オン(ステップB、772mg、2.33mmol)の溶液に、DIEA(1.22mL、6.99mmol)を添加し、混合物を周囲温度で5分間撹拌した。混合物を0℃まで冷却し、POCl(855μL、9.32mmol)を添加した。混合物を、0℃で1時間、次いで、周囲温度で18時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、残留シロップをEtOAc(15mL)中に溶解した。溶液を、0℃まで冷却した撹拌した1M KCO(20mL)に滴加し、30分間撹拌した。混合物は、周囲温度に到達させて、EtOAc層を除去した。残りの水層をEtOAc(2回)で抽出し、合わせたEtOAc画分を飽和NaClで洗浄した。EtOAc溶液を、MgSO/活性炭で乾燥させ、充填したセライトプラグ(EtOAc溶離)を通して濾過し、濃縮した。残留した濃いシロップを、EtO中に溶解し、活性炭で処理し、充填したセライトプラグ(EtO溶離)を通して濾過した。EtO溶液を濃縮して、脆性黄褐色の発泡体を得て、これを、流通固体に微粉化し、真空内で乾燥させた。これにより、淡黄褐色固体として表題化合物(416mg、収率51.0%)を得た。MS(apci)m/z=350.1(M+H)。
ステップC:3−シクロプロピル−3−(4−(7−(1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリルの調製:フラスコを、5−クロロ−7−(1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン(ステップC、150mg、0.429mmol)、3−シクロプロピル−3−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル(調製物P;185mg、0.643mmol)およびKPO(273mg、1.29mmol)で充填させた。DME(2.5mL)およびHO(1.5mL)を添加し、得られた溶液をNで15分間パージした。Pd(PPh(49.5mg、0.0429mmol)を添加し、フラスコを密閉し、混合物を80℃で3.5時間撹拌した。混合物を、周囲温度まで冷却し、HO(5mL)で希釈した。混合物を50%のEtOAc/ヘキサンで抽出し、合わせた抽出物を飽和NaClで洗浄し、MgSO/活性炭で乾燥させた。乾燥させた溶液を、50%のEtOAc/ヘキサン、EtOAc、および10%のMeOH/EtOAcで溶離するSiOカラムを通して溶離した。EtOAcおよび10%のMeOH/EtOAcプールを合わせ、濃縮して、金色シロップを得た。このシロップを、EtO中に溶解し、濃縮して、脆性の淡いベージュ色発泡体として表題化合物(153mg、収率75.0%)を得た。MS(apci)m/z=475.3(M+H)。
実施例33
3−(4−(7−(1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−3−シクロプロピルプロパンニトリル
DCM(2mL)中の3−シクロプロピル−3−(4−(7−(1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル(実施例32、65.0mg、0.137mmol)の溶液に、トリフルオロ酢酸(2mL)を添加し、混合物を周囲温度で1.5時間撹拌した。混合物を濃縮し、残渣を、EtOAc(3mL)と飽和NaHCO(3mL)に分配した。二相混合物を15分間撹拌し、飽和するまでNaClを添加した。EtOAc層を除去し、残りの水性部分をEtOAcで抽出した。合わせたEtOAc抽出物を、MgSOで乾燥させ、セライトプラグを通して濾過し、濃縮した。残留固体を、10%のMeOH/EtOAc中に溶解し、溶離のために10%のMeOH/EtOAcを用いて、SiOカラムを通して溶離した。溶液を濃縮して、白色固体として表題化合物(46mg、収率98%)を得た。MS(apci)m/z=345.2(M+H)。
実施例34
3−シクロプロピル−3−(4−(7−(1−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル
ステップA:7−(1−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−イル)−5−(1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジンの調製:7−クロロ−5−(1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン(調製物G;0.200g、0.572mmol)、1−イソプロピル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(0.202g、0.857mmol)(表2、化合物a)、およびリン酸カリウム(0.857mL、1.71mmol)を充填させたフラスコに、5mLのジオキサンを添加し、アルゴンを10分間発泡させた後、ジシクロヘキシル(2′,4′,6′−トリイソプロピルビフェニル2−イル)ホスフィン(0.0545g、0.114mmol)およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0.0523g、0.0572mmol)を迅速に添加し、反応物を通して、アルゴンを10分間発泡させた後、それを密閉し、65℃で一晩加熱した。反応物を酢酸エチル(100mL)で希釈し、重炭酸ナトリウム飽和水溶液(40mL)およびブライン(40mL)で洗浄した。有機層をMgSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。粗物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製し、酢酸エチルおよび0.5%の水酸化アンモニウムの混合物で溶離して、7−(1−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−イル)−5−(1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン(0.191g、0.446mmol、収率78.1%)を得た。MS(apci)m/z=424.2(M+H)。
ステップB:7−(1−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−イル)−5−(1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジンの調製:2.5mLのDCM中の7−(1−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−イル)−5−(1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン(0.191g、0.451mmol)の溶液に、不活性雰囲気下で撹拌しながら、周囲温度で2,2,2−トリフルオロ酢酸(1.5mL、19.5mmol)を徐々に添加した。4時間後、反応混合物を減圧下で濃縮し、次いで、週末にかけて高真空で乾燥させた。粗残渣を5mLの1M NaOH中に取り込み、10分間撹拌した後、この水溶液を飽和させるのに十分な量で、固体の塩化ナトリウムを添加した。次いで、この水溶液をクロロホルムで抽出し、次いで、DCM(50mL)中の10%のMeOHで抽出した。有機層を合わせ、MgSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。粗物を、シリカゲルクロマトグラフィーに備えて、DCM中に溶解し、すぐに、大量の沈殿物が観察された。この固体を真空濾過によって回収し、固体をDCMですすぎ、7−(1−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−イル)−5−(1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン(0.070g、0.239mmol、収率52.9%)を得た。MS(apci)m/z=294.1(M+H)。
ステップC:3−シクロプロピル−3−(4−(7−(1−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリルの調製:7−(1−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−イル)−5−(1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン(0.0600g、0.2046mmol)および3−シクロプロピルアクリロニトリル(調製物B;0.1048g、1.125mmol)で充填させたフラスコに、撹拌しながら、周囲温度で1mLのアセトニトリルおよびDBU(0.04588mL、0.3068mmol)を添加した。次いで、フラスコを密閉し、50℃まで一晩加熱した。反応混合物をジクロロメタンで希釈し、シリカゲルカラムに直接負荷し、0.5%の水酸化アンモニウムを含む酢酸エチルで溶離して、表題化合物(0.047g、0.1204mmol、収率58.86%)を得た。MS(apci)m/z=387.2(M+H)。
ステップA中の1−イソプロピル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールを表2からの適切なボロン酸エステルで置き換えて、実施例34のステップA〜Cの手順に従って、表4の化合物を調製した。
表4

実施例38
3−シクロプロピル−3−(4−(7−(1−(オキセタン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル
3−(4−(7−クロロイミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−3−シクロプロピルプロパンニトリル(調製物M;0.050g、0.16mmol)、1−(オキセタン−3−イル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(表2、化合物f;0.078g、0.21mmol)、およびリン酸カリウム(0.24mL、0.48mmol)で充填させたフラスコに、2mLのジオキサンを添加し、アルゴンを5分間発泡させた後、ジシクロヘキシル(2′,4′,6′−トリイソプロピルビフェニル2−イル)ホスフィン(0.015g、0.032mmol)およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0.015g、0.016mmol)を添加した。反応物にセプタムを取り付け、アルゴンを10分間発泡させた後、それを密閉し、次いで、75℃まで2時間加熱した。反応混合物をジクロロメタンで希釈し、0.5%の水酸化アンモニウムを含有する酢酸エチルで予め湿らせ、溶離したシリカゲルカラムに直接負荷し、表題化合物(0.034g、0.081mmol、収率50%)を得た。MS(apci)m/z=401.2(M+H)。
1−(オキセタン−3−イル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールを適切なボロン酸エステルまたはボロン酸で置き換えて、実施例38の手順に従って、表5の化合物を調製した。
表5
実施例45
3−シクロプロピル−3−(4−(7−(5−メチル−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル
ステップA:メチル5−ヒドロキシイミダゾ[1,2−c]ピリミジン−7−カルボン酸塩の調製:7−クロロイミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5(6H)−オン(調製物H;3.56g、21.0mmol)、1,1′−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン−ジクロロパラジウム(0.864g、1.05mmol)およびトリエチルアミン(8.78mL、63.0mmol)を、ステンレス製の球形容器内で、MeOH(70mL)中に懸濁した。このシステムを密閉し、次いで、150psiの一酸化炭素(CO)で充填させた。このシステムをパージし、次いで、COで再度充填させ、続いて、120℃で15時間加熱した。このシステムを30℃まで冷却し、次いで、慎重に放出して、CO(g)を除去し、窒素でパージして、あらゆる過剰なものを除去した。反応混合物を500mLのフラスコに移し、濃縮して、粗物の表題化合物(4.00g、収率98.0%)を得た。MS(apci)m/z=194.1(M+H)。
ステップB:メチル5−クロロイミダゾ[1,2−c]ピリミジン−7−カルボン酸塩の調製:メチル5−ヒドロキシイミダゾ[1,2−c]ピリミジン−7−カルボン酸塩(4.0g、21mmol)およびN,N−ジエチルアニリン(6.6mL、41mmol)をPOCl(80mL、870mmol)中に懸濁し、50℃で30分間加熱した。反応混合物が不均一であったため、温度を100℃まで上昇させた。30分間後、LCMS分析は、大部分は、5,7−ジクロロイミダゾ[1,2−c]ピリミジン(前のステップから持ち越された7−クロロイミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−オールから形成されたと推定される)とともに、表題化合物を示した。反応混合物を周囲温度まで冷却し、濃縮して、POClを除去した。残渣を氷浴中で冷却し、水を用いて慎重に反応停止させた。固体KCOを添加して、pH7までこの溶液を中和させ、次いで、これをDCMで抽出した。合わせた有機層を、Biotage相分離装置を通して濾過し、DCMで洗浄した。濾液を濃縮して、濃い深緑がかった茶色の残渣を得た。一晩放置すると、沈殿物を形成した。得られた固体を、DCMおよびEtO中で粉砕して、赤れんが色の固体としてメチル5−クロロイミダゾ[1,2−c]ピリミジン−7−カルボン酸塩(6.4g、21mmol、収率100%)を得た。この固体は、純度70%であったが、その不溶性により、この段階では、精製できなかった。粗材料を次のステップで直接用いた。MS(apci)m/z=212.2(M+H)。
ステップC:メチル5−(1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−7−カルボン酸塩の調製:メチル5−クロロイミダゾ[1,2−c]ピリミジン−7−カルボン酸塩(1.00g、4.73mmol)、4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾール(調製物E;1.53g、4.73mmol)、KPO(2.01g、9.45mmol)、Pddba(0.433g、0.473mmol)、およびXPHOS(0.563g、1.18mmol)を乾燥状態で合わせた。これに、イソプロパノール(20mL)および水(0.34mL、19mmol)を添加した。10分間脱気した後、フラスコを密閉し、80℃まで15時間加熱した。反応混合物をEtOAc中で希釈し、非溶解固体を濾過により除去した。濾液を濃縮し、50〜100%のEtOAc/ヘキサン勾配を用いてシリカクロマトグラフィーによって精製して、橙褐色の固体としてメチル5−(1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−7−カルボン酸塩(0.477g、1.28mmol、収率27.0%)を得た。MS(apci)m/z=374.1(M+H)。
ステップD:5−(1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ−[1,2−c]ピリミジン−7−カルボヒドラジドの調製:20mLのフラスコに、メチル5−(1−((2−(トリメチルシリル)−エトキシ)メチル)−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−7−カルボン酸塩(実施例122;ステップC)(50mg、0.13mmol)をEtOH(540μL、0.13mmol)中に溶解した。これに、大過剰のヒドラジン水和物(104μL、3.3mmol)を添加した。反応混合物を1時間還流し、次いで、乾燥するまで濃縮した。残渣をEtOAc中で希釈し、水およびブラインで洗浄した。有機層をMgSOで乾燥させ、濾過し、真空内で濃縮して、黄色油として5−(1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−7−カルボヒドラジド(45mg、収率90%)を得た。MS(apci)m/z=374.4(M+H)。
ステップE:N′−アセチル−5−(1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−7−カルボヒドラジドの調製:20mLのフラスコに、5−(1−((2−(トリメチルシリル)−エトキシ)メチル)−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−7−カルボヒドラジド(45.1mg、0.121mmol)をDCM(604μL、0.121mmol)中に溶解した。0℃まで冷却した後、トリエチルアミン(20.2μL、0.145mmol)および塩化アセチル(9.45μL、0.133mmol)を添加した。反応混合物を、周囲温度まで15時間加温させた。次いで、これをEtOAc中で希釈し、水およびブラインで洗浄した。次いで、有機層をMgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮して、淡黄色固体としてN′−アセチル−5−(1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−7−カルボヒドラジド(40.9mg、収率81.5%)を得た。MS(apci)m/z=416.2(M+H)。
ステップF:2−(5−(1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−7−イル)−5−メチル−1,3,4−チアジアゾールの調製:20mLのフラスコに、N′−アセチル−5−(1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−7−カルボヒドラジド(40.9mg、0.0984mmol)をジオキサン(984μL、0.0984mmol)中に溶解した。これに、五硫化二リン(21.9mg、0.0492mmol)およびビス(トリメチルシリル)エーテル(32.0mg、0.197mmol)を添加した。反応混合物を100℃まで72時間加熱した。冷却した後、反応混合物を、HO(1mL)中のKCO(45.5mg)の溶液で反応停止させた。混合物を20分間撹拌し、次いで、真空内で濃縮して、溶媒を除去した。残渣を水中で希釈し、DCMで抽出した。合わせた有機層を、MgSOで乾燥させ、濾過し、真空内で濃縮して、黄色固体としてチアジアゾール(17.4mg、収率62.4%)を得た。粗材料を次にステップに用いた。MS(apci)m/z=284.2(M+H)。
ステップG:3−シクロプロピル−3−(4−(7−(5−メチル−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)イミダゾ−[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリルの調製:20mLのフラスコに、2−(5−(1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−7−イル)−5−メチル−1,3,4−チアジアゾール(17.4mg、0.0614mmol)および3−シクロプロピルアクリロニトリル(調製物B;17.2mg,0.184mmol)をDMF(614μL、0.0614mmol)中に溶解した。これに、DBU(23.0μL、0.154mmol)を添加し、周囲温度で40時間撹拌した。反応が不完全であったため、さらなる分量のDBU(23.0μL、0.154mmol)および3−シクロプロピルアクリロニトリル(17.2mg、0.184mmol)を添加した。4時間後、反応混合物をEtOAc中で希釈し、水およびブラインで洗浄した。有機層を、MgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮して、黄色油を得た。粗材料を、0〜10%のMeOH/EtOAc勾配を用いてシリカクロマトグラフィーによって精製して、3−シクロプロピル−3−(4−(7−(5−メチル−1,3,4−チアジアゾール−2−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル(7.2mg、収率31%)を得た。MS(apci)m/z=377.2(M+H)。
実施例46
3−シクロプロピル−3−(4−(7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル
ステップA:7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−5−(1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジンの調製:4−メチル−1H−イミダゾール(0.117g、1.43mmol)および1mLのN,N−ジメチルホルムアミドで充填させたフラスコに、撹拌しながら、0℃で水素化ナトリウム(油中60%分散)(0.0514g、1.29mmol)を添加した。次いで、反応混合物を窒素下で置き、周囲温度まで加温させ、30分間撹拌した。反応物に、7−クロロ−5−(1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン(調製物G;0.100g、0.286mmol)を添加し、反応物を通して、アルゴンを5分間発泡させた。反応物を密閉し、100℃まで加熱した。反応物をジクロロメタン(50mL)で希釈し、5mLの重炭酸ナトリウム飽和水溶液を添加した。反応混合物を20分間撹拌し、次いで、50℃で、減圧下で乾燥するまで濃縮し、高真空で一晩乾燥させた。粗材料を、1:1の酢酸エチル:5%のメタノールを含むジクロロメタン(100mL)中に取り込み、1時間超音波で処理した。この懸濁液を濾過し、このケーキをEtOAc(50mL)で洗浄し、次いで、すすいだものを減圧下で濃縮した。得られた残渣を、0.5%の水酸化アンモニウムを含有するジクロロメタン中の1%のメタノールで溶離するシリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−5−(1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン(0.053g、0.077mmol、収率27%)を得た。MS(apci)m/z=396.2(M+H)。
ステップB:3−シクロプロピル−3−(4−(7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリルの調製:7−(1−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−イル)−5−(1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジンを7−(4−メチル−1H−イミダゾール−1−イル)−5−(1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジンで置き換えて、実施例34のステップBおよびCと同じ様式で調製して、表題化合物(0.010g、0.0163mmol、収率44%)を得た。MS(apci)m/z=359.1(M+H)。
実施例47
3−シクロプロピル−3−(4−(7−(チアゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル
3−(4−(7−クロロイミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−3−シクロプロピルプロパンニトリル(調製物M;0.020g、0.064mmol)、5−(トリブチルスタンニル)チアゾール(0.029g、0.077mmol)、ジシクロヘキシル(2′,4′,6′−トリイソプロピルビフェニル2−イル)ホスフィン(0.0061g、0.013mmol)、およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0.0059g、0.0064mmol)で充填させ、真空にし、アルゴンで逆充填させたフラスコに、1.5mLのジオキサンを添加した。反応物を通して、アルゴンを5分間発泡させ、フラスコを密閉し、100℃まで3時間加熱した。反応混合物を、0.5%の水酸化アンモニウムを含有する酢酸エチルで予め湿らせ、溶離したシリカゲルカラムに負荷して、表題化合物(0.018g、0.050mmol、収率78%)を得た。MS(apci)m/z=362.1(M+H)。
実施例48
3−シクロプロピル−3−(4−(7−(2−メチルチアゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル
5−(トリブチルスタンニル)チアゾールを2−メチル−5−(トリエチルスタンニル)チアゾールで置き換えて、実施例47と同じ様式で調製して、表題化合物(0.021g、0.056mmol、収率70%)を得た。MS(apci)m/z=376.1(M+H)。
実施例49
3−シクロプロピル−3−(4−(7−(6−メチルピリジン−3−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル
ジオキサン(5mL)中の3−(4−(7−クロロイミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−3−シクロプロピル−プロパンニトリル(調製物M;50mg、0.16mmol)に、KCO(66mg、0.48mmol)、ジアセトキシパラジウム(1.8mg、0.0080mmol)、6−メチルピリジン−3−イルボロン酸(44mg、0.32mmol)、およびナトリウム2′−(ジシクロヘキシルホスフィノ)−2,6−ジメトキシビフェニル−3−スルホン酸塩(8.2mg、0.016mmol)を添加した。反応混合物をアルゴンで脱気し、密閉し、80℃まで5時間加熱した。反応物を周囲温度まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(DCM/MeOH 10:1)によって精製して、最終生成物(20mg、収率34%)を得た。MS(apci)m/z=370.2(M+H)。
6−メチルピリジン−3−イルボロン酸を適切な市販のボロン酸エステルで置き換えて、実施例49の手順に従って、表6の化合物を調製した。
表6

実施例52
3−シクロプロピル−3−(4−(7−(1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル
ジオキサン(5mL)中の3−(4−(7−クロロイミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−3−シクロプロピル−プロパンニトリル(調製物M;50mg、0.16mmol)に、KCO(66mg、0.48mmol)、ジアセトキシパラジウム(1.8mg、0.0080mmol)、2−(tert−ブトキシカルボニル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イルボロン酸(89mg、0.32mmol)およびナトリウム2′−(ジシクロヘキシルホスフィノ)−2,6−ジメトキシビフェニル−3−スルホン酸塩(8.2mg、0.016mmol)を添加した。反応混合物をアルゴンで脱気し、密閉し、80℃まで5時間加熱した。反応物を周囲温度まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(DCM/MeOH 10:1)によって精製して、中間体生成物を得、これにDCM/TFA(1mL/1mL)を添加した。反応混合物を30分間撹拌し、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(DCM/MeOH/NHOH 10:1:0.1)によって精製して、最終生成物(20mg、収率31%)を得た。MS(apci)m/z=410.3(M+H)。
実施例53
3−シクロプロピル−3−(4−(7−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル
DCM/MeOH(1mL/1mL)中の3−シクロプロピル−3−(4−(7−(1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル(実施例52;10mg、0.024mmol)に、ホルムアルデヒド(49mg、0.49mmol)およびナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(16mg、0.073mmol)を添加した。反応混合物を周囲温度で30分間撹拌し、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(DCM/MeOH/NHOH 10:1:0.1)によって精製して、最終生成物(5.0mg、収率48%)を得た。MS(apci)m/z=424.3(M+H)。
実施例54
3−シクロプロピル−3−(4−(7−(1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−7−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル
2−(tert−ブトキシカルボニル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イルボロン酸を2−(tert−ブトキシカルボニル)−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−7−イルボロン酸で置き換えて、実施例52と同じ様式で調製して、表題化合物(20mg、収率31%)を得た。MS(apci)m/z=410.3(M+H)。
実施例55
3−シクロプロピル−3−(4−(7−(2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−7−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル
DCM/MeOH(1mL/1mL)中の3−シクロプロピル−3−(4−(7−(1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−7−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル(実施例54;10mg、0.024mmol)に、ホルムアルデヒド(49mg、0.49mmol)およびナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(16mg、0.073mmol)を添加した。反応混合物を周囲温度で30分間撹拌し、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(DCM/MeOH/NHOH 10:1:0.1)によって精製して、最終生成物(5.0mg、収率48%)を得た。MS(apci)m/z=424.3(M+H)。
実施例56
3−シクロプロピル−3−(4−(7−(5,6,7,8−テトラヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジン−3−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル
ジオキサン(10mL)中の3−(4−(7−クロロイミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−3−シクロプロピル−プロパンニトリル(調製物M;100mg、0.320mmol)に、KCO(88.4mg、0.639mmol)、ジアセトキシパラジウム(7.18mg、0.0320mmol)、トリフェニルホスフィン(16.8mg、0.0639mmol)およびtert−ブチル5,6−ジヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジン−7(8H)−カルボン酸塩(107mg、0.480mmol)を添加した。反応物を密閉し、95℃まで5時間加熱した。反応物を周囲温度まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(DCM/MeOH/NHOH 10:1:0.1)によって精製して、最終生成物(33mg、収率26%)を得た。MS(apci)m/z=400.4(M+H)。
実施例57
3−シクロプロピル−3−(4−(7−(7−メチル−5,6,7,8−テトラヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジン−3−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル
DCM/MeOH(1mL/1mL)中の3−シクロプロピル−3−(4−(7−(5,6,7,8−テトラヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジン−3−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル(実施例56;10mg、0.025mmol)に、ホルムアルデヒド(50mg、0.50mmol)およびナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(16mg、0.075mmol)を添加した。反応混合物を周囲温度で30分間撹拌し、減圧下で濃縮した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(DCM/MeOH/NHOH 10:1:0.1)によって精製して、最終生成物(5.0mg、収率48%)を得た。MS(apci)m/z=414.4(M+H)。
実施例58
3−(4−(7−(4−(8−オキサ−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル)フェニル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−3−シクロプロピルプロパンニトリル
ステップA:3−(4−(5−(1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−7−イル)フェニル)−8−オキサ−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタンの調製:7−(4−ブロモフェニル)−5−(1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン(調製物L;0.250g、0.531mmol)、8−オキサ−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン(0.430g、3.80mmol)、およびカリウム2−メチルプロパン−2−オレート(0.119g、1.06mmol)で充填させたフラスコに、撹拌しながら、周囲温度で6mLのTHFを添加した。反応物を通して、アルゴンを10分間発泡させた後、ジシクロヘキシル(2′,6′−ジメトキシビフェニル−2−イル)ホスフィン(0.0436g、0.106mmol)およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0.0487g、0.0531mmol)を添加した。反応物を通して、アルゴンを15分間発泡させた後、反応物を密閉し、40℃で4時間継続させた。反応物をさらにトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0.0487g、0.0531mmol)で充填させ、アルゴンで5分間パージした後、それを密閉し、40℃で7時間継続させた。反応混合物を、DCMおよび重炭酸ナトリウム飽和水溶液(2mL)で希釈し、30分間撹拌した。層を分離し、有機層をMgSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。粗残渣を、DCM中1%のメタノールで溶離したシリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、3−(4−(5−(1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−7−イル)フェニル)−8−オキサ−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン(0.133g、0.265mmol、収率49.0%)を得た。MS(apci)m/z=503.2(M+H)。
ステップB:3−(4−(7−(4−(8−オキサ−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン−3−イル)フェニル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−3−シクロプロピルプロパンニトリルの調製:7−(1−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−イル)−5−(1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジンを3−(4−(5−(1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−7−イル)フェニル)−8−オキサ−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタンで置き換えて、実施例34のステップBおよびCと同じ様式で調製して、表題化合物(0.042g、0.08751mmol、収率52%)を得た。MS(apci)m/z=466.2(M+H)。
実施例59
3−シクロプロピル−3−(4−(7−(4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル
ステップA中の8−オキサ−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタンを1−メチルピペラジンで置き換えて、実施例58のステップA〜Cと同じ様式で調製して、表題化合物(0.030g、0.06298mmol、収率44%)を得た。MS(apci)m/z=453.2(M+H)。
実施例60
3−シクロプロピル−3−(4−(7−(4−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル
ステップA:7−(4−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−5−(1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジンの調製:7−(4−ブロモフェニル)−5−(1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン(調製物L;0.200g、0.425mmol)、1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(0.195g、0.935mmol)、リン酸カリウム(0.271g、1.28mmol)、ジシクロヘキシル(2′,4′,6′−トリイソプロピルビフェニル2−イル)ホスフィン(0.0507g、0.106mmol)、およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0.0389g、0.0425mmol)で充填させたフラスコを、真空にし、アルゴンで逆充填させた。この反応物に、4mLのイソプロパノール(30分間アルゴンで脱気した)および水(0.0460mL、2.55mmol)を添加した。反応物を密閉し、100℃で4時間継続させた。次いで、反応物を、DCM(100mL)で希釈し、MgSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。得られた粗物を、DCM中1〜5%のメタノールの直線勾配で溶離するシリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、7−(4−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−5−(1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン(0.174g、0.365mmol、収率85.9%)を得た。MS(apci)m/z=472.2(M+H)。
ステップB:3−シクロプロピル−3−(4−(7−(4−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリルの調製:7−(1−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−イル)−5−(1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジンを7−(4−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)フェニル)−5−(1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジンで置き換えて、実施例34のステップBおよびCと同じ様式で調製して、表題化合物(0.036g、0.08120mmol;収率73%)を得た。MS(apci)m/z=435.2(M+H)。
実施例61
Tert−ブチル3−(シアノメチル)−3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−1−カルボン酸塩
頭上機械的撹拌器を備えた5Lの4口フラスコに、粉末漏斗を用いて、5−クロロ−7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン(調製物J;34.83g、149.1mmol)、tert−ブチル3−(シアノメチル)−3−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−1−カルボン酸塩(調製物F;86.82g、223.6mmol)、およびKPO(94.92g、447.2mmol)を添加した。ジオキサン(745.3mL、149.1mmol)を添加し、漏斗をすすいだ。Pd(PPh(17.23g、14.91mmol)を添加し、続いて、74.5mLの水を添加した。反応混合物を、内部温度プローブによって測定されるように、70℃まで徐々に加熱した。6時間加熱した後、反応混合物を周囲温度まで冷却した。反応混合物をEtOAc(500mL)および水(100mL)中で希釈し、次いで、得られた固体を濾過した。固体をEtOAc(2×500mL)で洗浄して、灰色がかった白色固体を得、これを、5Lの4口フラスコに戻して再導入し、1Lの水および300mLのEtOAcで希釈した。これを、3時間撹拌し、次いで、固体を濾過によって単離した。EtOAc(2×500mL)で洗浄した後、固体を乾燥させて、tert−ブチル3−(シアノメチル)−3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−1−カルボン酸塩(60.83g、132.4mmol、収率88.81%)を得た。MS(apci)m/z=460.1(M+H)。
実施例62
2−(3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル塩酸塩
5Lの4口フラスコに、頭上撹拌器を備え、Nでパージした。これに、tert−ブチル3−(シアノメチル)−3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−1−カルボン酸塩(実施例61;60.83g、132.4mmol)およびジオキサン(661.9mL、132.4mmol)を添加し、フラスコを冷水浴中に入れた。ジオキサン(661.9mL、2648mmol)中の4N HClを、高速流水に添加した。さらなる50mLのジオキサンを添加し、側面を洗い流した。2時間後、反応が停滞したため、ジオキサン中のさらに140mLのHClを添加した。4時間後、ジオキサン中のさらに50mLのHClを添加し、反応を完了した。固体を濾過し、ジオキサンで洗浄し、次いで、EtOで洗浄した。得られた固体を、高真空下で乾燥させて、粉末状の白色固体として76g(77重量%、収率103%)の表題化合物を得た。MS(apci)m/z=360.2(M+H)。
実施例63
2−(1−アセチル−3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル
THF(460μL、0.046mmol)中の2−(3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル塩酸塩(実施例62;20mg、0.046mmol)の溶液に、トリエチルアミン(19μL、0.14mmol)および無水酢酸(5.7mg、0.056mmol)を添加した。周囲温度で30分間撹拌した後、反応混合物を水中で希釈した。反応混合物を、0〜100%のアセトニトリル/水勾配を用いた逆相HPLCにより直接精製して、綿毛状の白色固体として2−(1−アセチル−3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル(15mg、0.038mmol、収率82%)を得た。MS(apci)m/z=402.2(M+H)。
実施例64
2−(3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−(3,3,3−トリフルオロプロパノイル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル
乾燥DMF(0.50mL)中の2−(3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル塩酸塩(実施例62、50.0mg、0.116mmol)およびHATU(52.8、0.139mmol)の溶液に、3,3,3−トリフルオロプロパン酸(19.3mg、0.150mmol)を添加し、混合物を周囲温度で2分間撹拌した。DIEA(80.6μL、0.463mmol)を添加し、得られた均一溶液を、周囲温度で18時間撹拌した。反応混合物を、HO(5.0mL)に添加し、EtOAcで抽出した。合わせた抽出物を、HO、NaHCO飽和水溶液で洗浄し、MgSOで乾燥させた。この溶液を、EtOAc、次いで、10%のMeOH/EtOAcで溶離するシリカゲルカラムを通して溶離した。10%のMeOH/EtOAcプールを濃縮して、白色固体として表題化合物(32mg、収率59%)を得た。MS(apci)m/z=470.2(M+H)。
実施例65
2−(3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−(1−(トリフルオロメチル)シクロプロパンカルボニル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル
3,3,3−トリフルオロプロパン酸を1−(トリフルオロメチル)シクロプロパンカルボン酸で置き換えて、実施例64の方法に従って、表題化合物を調製した。白色固体として化合物(25mg、収率44%)を得た。MS(apci)m/z=496.3(M+H)。
実施例66
2−(1−シクロプロピル−3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル
2:1のMeOH/酢酸(0.60mL)中の2−(3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル塩酸塩(実施例62、50.2mg、0.107mmol)の微細懸濁液に、(1−エトキシシクロプロピル)トリメチルシラン(94.2mg、0.535mmol)を添加し、混合物を周囲温度で5分間撹拌した。シアノ水素化ホウ素ナトリウム(42.5mg、0.642mmol)を一度に添加し、混合物を50℃で3時間撹拌した。混合物を周囲温度まで冷却し、乾燥するまで濃縮した。残渣白色固体を、DCMと1M KCO(各3mL)に分配し、この混合物を、両方の層が均一になるまで撹拌した。DCM層を除去し、水層をDCMで抽出した。合わせたDCM抽出物を、NaSOで乾燥させ、セライトパッドを通して濾過し、濃縮して、無色ガラスを得た。このガラスを、EtOAc、5%のMeOH/EtOAc、および10%のMeOH/EtOAcのステップ勾配で溶離するシリカゲルカラム上で精製して、白色固体として表題化合物(35mg、収率82%)を得た。MS(apci)m/z=400.2(M+H)。
実施例67
2−(3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−(オキセタン−3−イル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル
乾燥MeOH(1.0mL)中の2−(3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル塩酸塩(実施例62、78.4mg、0.181mmol)の懸濁液に、3−オキセタノン(39.2mg、0.544mmol)および酢酸(0.30mL)を順次添加した。混合物を周囲温度で5分間撹拌し、シアノ水素化ホウ素ナトリウム(72.0mg、1.29mmol)を、5分間かけて少量ずつ徐々に添加した。混合物を周囲温度で16時間撹拌し、さらに3−オキセタノン(2.0当量)を添加した。撹拌を4時間継続し、混合物を乾燥するまで濃縮した。残渣固体を、DCMと1M KCO(各3mL)に分配し、1M NaOHを添加し、pHを13に調節した。混合物を、両方の層が均一になるまで撹拌し、DCM層を除去し、水層をDCMで抽出した。DCM抽出物を合わせ、NaSOで乾燥させた。この溶液を、DCM、10%のMeOH/EtOAc、および次いで、20%(9:1MeOH/NHOH)/EtOAcで溶離するシリカゲルプラグを通して溶離した。20%のプールを濃縮して、無色ガラスを得た。このガラスを、最少量のDCM中に溶解し、ヘキサンにより処理して、粒状の白色沈殿物を得た。懸濁液を濃縮して、白色固体として表題化合物(54mg、収率72%)を得た。MS(apci)m/z=416.2(M+H)。
実施例68
2−(3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−(ピリミジン−2−イル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル
アセトニトリル(690μL、0.069mmol)中の2−(3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル塩酸塩(実施例62;30mg、0.069mmol)の溶液に、KCO(38mg、0.28mmol)および2−ブロモピリミジン(12mg、0.076mmol)を添加した。反応混合物を45℃まで3日間加熱した。EtOAc中で希釈した後、混合物を水およびブラインで洗浄した。有機層を、MgSOで乾燥させ、濾過し、真空内で濃縮して、無色透明な油を得た。この油を、0〜100%のアセトニトリル/水勾配を用いた逆相HPLCによって精製して、白色固体として2−(3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−(ピリミジン−2−イル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル(6.1mg、収率20%)を得た。MS(apci)m/z=438.2(M+H)。
実施例69
2−(1−(2,2−ジフルオロエチル)−3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル
アセトニトリル(694μL、0.0694mmol)中の2−(3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル塩酸塩(実施例62;30.0mg、0.0694mmol)の溶液に、KCO(38.4mg、0.278mmol)および2,2−ジフルオロエチルトリフルオロメタンスルホン酸塩(29.7mg、0.139mmol)を添加した。45℃まで2時間加熱した後、反応が不完全であり、さらなる分量の2,2−ジフルオロエチルトリフルオロメタンスルホン酸塩(20.0mg、0.0936mmol)を添加して、反応を完了した。逆相HPLCによる粗反応混合物の精製により、2−(1−(2,2−ジフルオロエチル)−3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル(13.2mg、収率45%)を得た。MS(apci)m/z=424.2(M+H)。
実施例70
2−(3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル
アセトニトリル(694μL、0.0694mmol)中の2−(3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル塩酸塩(実施例62;30.0mg、0.0694mmol)の溶液に、トリエチルアミン(38.7μL、0.278mmol)および2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピルトリフルオロメタンスルホン酸塩(39.1mg、0.139mmol)を添加した。反応混合物を45℃まで2時間加熱した。粗反応混合物を、逆相HPLCによって精製して、2−(3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル(2.0mg、収率5.9%)を得た。MS(apci)m/z=492.2(M+H)。
実施例71
2−(3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル
アセトニトリル(1.2mL、0.12mmol)中の2−(3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル塩酸塩(実施例62;50mg、0.12mmol)の溶液に、KCO(48mg、0.35mmol)および2,2,2−トリフルオロエチルトリフルオロメタンスルホン酸塩(30mg、0.13mmol)を添加した。反応混合物を45℃まで15時間加熱し、次いで、冷却した。水中で希釈した後、混合物をEtOAcで抽出した。合わせた有機層を、MgSOで乾燥させ、濾過し、真空内で濃縮した。0〜100%のアセトニトリル/水勾配を用いた逆相HPLCによる粗材料の精製により、2−(3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル(24mg、収率48.0%)を得た。MS(apci)m/z=442.2(M+H)。
適切な出発材料を用いて実施例71の方法(アルキル化)に従って、表7の化合物を調製した。
表7
実施例81
2−(3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−プロピルアゼチジン−3−イル)アセトニトリル
2mLのフラスコに、2−(3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル塩酸塩(実施例62;15mg、0.035mmol)をアセトニトリル(350μL、0.035mmol)中に懸濁した。これに、トリエチルアミン(19μL、0.14mmol)を添加し、続いて、プロピオンアルデヒド(25μL、0.35mmol)を添加した。30分間撹拌した後、NaBH(OAc)(37mg、0.17mmol)を添加した。反応が完了した後、それを重炭酸塩飽和水溶液で反応停止し、EtOAcで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、真空内で濃縮した。残渣を、0〜100%のアセトニトリル/水勾配を用いた逆相HPLCによって精製して、白色固体として2−(3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ−[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−プロピルアゼチジン−3−イル)アセトニトリル(7.1mg、収率51%)を得た。MS(apci)m/z=402.2(M+H)。
適切な出発材料を用いて実施例81の方法(還元的アミノ化)に従って、表8の化合物を調製した。
表8
実施例90
2−(3−(4−(3−クロロ−7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル
DCM(1.5mL)中の2−(3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル(実施例71、100mg、0.227mmol)の溶液に、飽和したNaHCO(1.0mL)を添加し、続いて、N−クロロスクシンイミド(46.3mg、0.340mmol)を一度に添加した。二相性混合物を、周囲温度で17時間激しく撹拌し、DCM(2mL)で希釈した。この溶液を、HOで洗浄し、NaSOで乾燥させ、シリカゲルプラグを通して溶離した(EtOAc溶離)。この溶液を濃縮し、残渣ガラスを、最少量のDCM中に溶解し、ヘキサンを添加して、粒状懸濁物を得た。この懸濁物を濃縮し、残渣固体を温かい25%のEtOAc/ヘキサンで洗浄し、真空中で乾燥させて、象牙色粉末として表題化合物(22mg、収率20%)を得た。MS(apci)m/z=476.1(M+H)。
実施例91
2−(1−(イソプロピルスルホニル)−3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル
2−(3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル塩酸塩(実施例62;7.1mg、0.016mmol)を、DCM(90μL、0.018mmol)中に懸濁し、氷浴中で冷却した。これに、トリエチルアミン(7.5μL、0.054mmol)を添加し、続いて、プロパン−2−スルホニルクロリド(2.7mg、0.019mmol)を添加した。反応混合物を、周囲温度まで加温させた。15時間後、反応混合物をEtOAc中で希釈し、水およびブラインで洗浄した。有機層を、MgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮して、淡黄色油として2−(1−(イソプロピルスルホニル)−3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル(4.8mg、0.010mmol、収率58%)を得た。MS(apci)m/z=466.6(M+H)。
適切な出発材料を用いて実施例91の方法に従って、表9の化合物を調製した。
表9
実施例100
2−(3−(4−(7−(1−イソプロピル−1−H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル
ステップA:tert−ブチル3−(シアノメチル)−3−(4−(7−(1−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−1−カルボン酸塩の調製:3−シクロプロピルアクリロニトリルをtert−ブチル3−(シアノメチレン)アゼチジン−1−カルボン酸塩(調製物FのステップA)で置き換えて、実施例34のステップCと同じ様式で7−(1−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−イル)−5−(1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン(実施例34のステップB)を反応させて、tert−ブチル3−(シアノメチル)−3−(4−(7−(1−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−1−カルボン酸塩(0.090g、0.1846mmol、収率64%)を得た。MS(apci)m/z=488.3(M+H)。
ステップB:2−(3−(4−(7−(1−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル塩酸塩の調製:1.5mLのジオキサン中のtert−ブチル3−(シアノメチル)−3−(4−(7−(1−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−1−カルボン酸塩(0.090g、0.185mmol)の懸濁液に、周囲温度で撹拌しながら、ジオキサン中の塩化水素(1.8mL、7.20mmol)を添加した。2時間後、0.5mLのメタノールを添加し、全ての固体を溶解し、反応物を減圧下で濃縮した。粗物をDCM中に懸濁し、超音波で処理し、3回濃縮し、得られた粗物を高真空で3時間乾燥させて、2−(3−(4−(7−(1−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル塩酸塩(0.116g、0.217mmol、収率93%)を得た。MS(apci)m/z=388.2(M+H)。
ステップC:2−(3−(4−(7−(1−イソプロピル−1−H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリルの調製:2−(3−(4−(7−(1−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル塩酸塩(0.050g、0.10mmol)で充填させたフラスコに、周囲温度で撹拌しながら、1mLのアセトニトリル、炭酸カリウム(0.10g、0.75mmol)、および2,2,2−トリフルオロエチルトリフルオロメタンスルホン酸塩(0.040g、0.17mmol)を添加した。次いで、反応フラスコを密閉し、週末にかけて周囲温度で継続させた。反応物をDCMで希釈し、懸濁液を1%の水酸化アンモニウムを含むヘキサン中75%の酢酸エチルで予め湿らせ、溶離したシリカゲルカラムに直接負荷し、表題化合物(0.022g、0.047mmol、収率47%)を得た。MS(apci)m/z=470.2(M+H)。
実施例101
2−(3−(4−(7−(1−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−(トリフルオロメチルスルホニル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル
2−(3−(4−(7−(1−イソプロピル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル塩酸塩(実施例100のステップB;0.050g、0.1006mmol)、TEA(0.08416mL、0.6038mmol)、および1mLのDCMで充填させたフラスコに、撹拌しながら、0℃でトリフルオロ酢酸無水物(0.01862mL、0.1107mmol)を添加した。反応物を周囲温度まで加温させ、一晩撹拌した。反応物をDCM(2mL)で希釈し、次いで、シリカに直接負荷し、1%の水酸化アンモニウムを含むヘキサン中75%の酢酸エチルで溶離して、表題化合物(0.018g、0.03465mmol、収率34.43%)を得た。MS(apci)m/z=520.1(M+H)。
実施例102
2−(3−(4−(7−(2−メチルチアゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル
ステップA:2−メチル−5−(5−(1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−7−イル)チアゾールの調製:7−クロロ−5−(1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン(調製物G;0.200g、0.572mmol)および2−メチル−5−(トリエチルスタンニル)チアゾール(0.165g、0.629mmol)で充填させたフラスコを真空にし、アルゴンで逆充填した後、4mLのジオキサンを添加し、アルゴンを5分間発泡させた。トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0.0523g、0.0572mmol)およびジシクロヘキシル(2′,4′,6′−トリイソプロピルビフェニル2−イル)ホスフィン(0.0545g、0.114mmol)を添加し、アルゴンを、反応物を通して10分間発泡させた。反応フラスコを密閉し、2時間撹拌しながら、100℃まで加熱した。反応混合物を、1%の水酸化アンモニウムを含む25〜100%の酢酸エチルで予め湿らせ、この勾配で溶離したシリカゲルカラムに直接負荷して、2−メチル−5−(5−(1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−7−イル)チアゾール(0.196g、0.475mmol、収率83.1%)を得た。MS(apci)m/z=413.1(M+H)。
ステップB:5−(5−(1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−7−イル)−2−メチルチアゾールの調製:2−メチル−5−(5−(1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−7−イル)チアゾール(0.196g、0.475mmol)を、3mLのDCM中に溶解した後、TFA(2.0mL、26.0mmol)を室温で徐々に添加した。反応物を室温で8時間撹拌させた。反応混合物を減圧下で濃縮して、粗材料を得た。粗材料を、1%のNH4OHを含むDCM中5%のMeOHで溶離するカラムクロマトグラフィーによって精製して、表題化合物(0.087g、収率64.9%)を得た。MS(apci)m/z=283.1(M+H)。
ステップC:tert−ブチル3−(シアノメチル)−3−(4−(7−(2−メチルチアゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−1−カルボン酸塩の調製:3−シクロプロピルアクリロニトリルをtert−ブチル3−(シアノメチレン)アゼチジン−1−カルボン酸塩(調製物FのステップA;0.0096g、0.050mmol)で置き換えて、実施例34のステップCと同じ様式で、2−メチル−5−(5−(1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−7−イル)チアゾール(14mg、0.50mmol)を反応させて、tert−ブチル3−(シアノメチル)−3−(4−(7−(2−メチルチアゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−1−カルボン酸塩(0.018g、0.03702mmol、収率75%)を得た。MS(apci)m/z=477.1(M+H)。
ステップD:2−(3−(4−(7−(2−メチルチアゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリルの調製:tert−ブチル3−(シアノメチル)−3−(4−(7−(1−イソプロピル−H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−1−カルボン酸塩をtert−ブチル3−(シアノメチル)−3−(4−(7−(2−メチルチアゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−1−カルボン酸塩で置き換えて、実施例100のステップBおよびCと同じ様式で調製して、表題化合物(0.012g、0.022mmol、収率54%)を得た。MS(apci)m/z=459.1(M+H)。
実施例103
2−(3−(4−(7−(1−シクロブチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル
ステップA:tert−ブチル3−(シアノメチル)−3−(4−(7−(1−シクロブチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−1−カルボン酸塩の調製:tert−ブチル3−(4−(7−クロロイミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−3−(シアノメチル)アゼチジン−1−カルボン酸塩(0.080g、0.19mmol)(調製物N)、1−シクロブチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(表2、化合物e;0.072g、0.29mmol)、およびリン酸カリウム(0.29mL、0.58mmol)を、3mLのジオキサン中で合わせ、アルゴンを10分間発泡させた後、ジシクロヘキシル(2′,4′,6′−トリイソプロピルビフェニル2−イル)ホスフィン(0.018g、0.039mmol)およびPddba(0.018g、0.019mmol)を添加した。アルゴンを、反応物を通して15分間発泡させた。反応フラスコを密閉し、2.5時間撹拌し、次いで、周囲温度で一晩撹拌して、75℃まで加熱した。反応物を減圧下で濃縮し、粗物を0.5%のNHOHを含有するEtOAcで溶離するシリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、tert−ブチル3−(シアノメチル)−3−(4−(7−(1−シクロブチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−1−カルボン酸塩(0.094g、0.19mmol、収率97%)を得た。MS(apci)m/z=500.3(M+H)。
ステップB:2−(3−(4−(7−(1−シクロブチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリルの調製:tert−ブチル3−(シアノメチル)−3−(4−(7−(1−イソプロピル−H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−1−カルボン酸塩をtert−ブチル3−(シアノメチル)−3−(4−(7−(1−シクロブチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−1−カルボン酸塩で置き換えて、実施例100のステップBおよびCと同じ様式で調製して、表題化合物(0.023g、0.044mmol、収率45%)を得た。MS(apci)m/z=482.2(M+H)。
実施例104
2−(3−(4−(7−(1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル
ステップA:2−(3−(4−(7−クロロイミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル塩酸塩の調製:1mLのジオキサン中のtert−ブチル3−(4−(7−クロロイミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−3−(シアノメチル)アゼチジン−1−カルボン酸塩(調製物N;0.050g、0.12mmol)の懸濁液に、ジオキサン中4M溶液として塩化水素(0.5mL、2.0mmol)を周囲温度で添加した。反応混合物を2.5時間撹拌した。次いで、窒素気流下、周囲温度で一晩、溶媒を除去した。約5%の出発材料が観察されたため、上に概説された反応条件下に粗材料を1時間供し、窒素気流下で溶媒を再度除去して、2−(3−(4−(7−クロロイミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル塩酸塩(0.059g、0.13mmol、収率106%)を得た。MS(apci)m/z=314.1(M+H)。
ステップB:2−(3−(4−(7−クロロイミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリルの調製:1.5mLのDMF中で、2−(3−(4−(7−クロロイミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル塩酸塩(0.059g、0.14mmol)、DIEA(0.15mL、0.84mmol)、および2,2,2−トリフルオロエチルトリフルオロメタンスルホン酸塩(0.049g、0.21mmol)を合わせ、周囲温度で撹拌を継続させた。2時間後、DMFを、加熱しながら、減圧下で除去し、粗物を、0.25%のNHOHを含有する1:1のEtOAc/ヘキサンで溶離するシリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、2−(3−(4−(7−クロロイミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル(0.034g、0.086mmol、収率62%)を得た。MS(apci)m/z=396.1(M+H)。
ステップC:2−(3−(4−(7−(1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリルの調製:2−(3−(4−(7−クロロイミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル(0.015g、0.038mmol)、1−エチル−1H−ピラゾール−4−イルボロン酸(0.0080g、0.057mmol)、およびKPO(0.057mL、0.11mmol)を含有するフラスコに、1mLのジオキサンを添加し、アルゴンを10分間発泡させた後、ジシクロヘキシル(2′,4′,6′−トリイソプロピルビフェニル2−イル)ホスフィン(0.0036g、0.0076mmol)およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0.0035g、0.0038mmol)を添加し、次いで、反応物を密閉し、80℃まで6時間加熱した。反応混合物を、シリカゲルカラムに直接負荷し、0.5%のNHOHを含有するEtOAcで溶離して、表題化合物(0.015g、0.031mmol、収率83%)を得た。MS(apci)m/z=456.2(M+H)。
実施例105
2−(3−(4−(7−(1−(オキセタン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル
1−エチル−1H−ピラゾール−4−イルボロン酸を1−(オキセタン−3−イル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(表2、化合物f)で置き換えて、実施例104のステップCと同じ様式で調製して、表題化合物2−(3−(4−(7−(1−(オキセタン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル(0.010g、0.021mmol、収率55%)を得た。MS(apci)m/z=484.0(M+H)。
実施例106
3−(3−メチル−4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル
ステップA:7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−5−(3−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジンの調製:5−クロロ−7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン(調製物J;0.650g、2.78mmol)、3−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(0.868g、4.17mmol)、および2M KPO(4.17mL、8.35mmol)で充填させたフラスコに、20mLのDMEを添加し、アルゴンを15分間発泡させた後、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.321g、0.278mmol)を添加した。フラスコを密閉し、反応物を100℃まで4時間加熱し、次いで、周囲温度まで冷却させ、一晩撹拌した。反応混合物をEtOAc(300mL)で希釈し、重炭酸ナトリウム飽和水溶液(50mL)で洗浄した。有機層をブライン(50mL)で洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。沈殿物が形成し始めたとき、クロマトグラフィーに備えて、粗材料をDCM中に取り込んで、時間とともにそれを継続して濃くした。さらなる最少量のMeOH(0.5mL)は、この沈殿物を溶解しなかった。固体を真空濾過によって回収し、保持した。すすぎ物を、1%のNHOHを含有するEtOAc中5〜10%のMeOHの勾配で溶離するシリカゲルクロマトグラフィーによって精製した。これは、上の固体と合わせた出発材料で成功して、7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−5−(3−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン(0.215g、0.770mmol、収率27.7%)を得た。MS(apci)m/z=280.1(M+H)。
ステップB:3−(3−メチル−4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリルの調製:7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−5−(3−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン(0.025g、0.090mmol)およびアクリロニトリル(0.032mL、0.49mmol)で充填させたフラスコに、1mLのアセトニトリルおよびDBU(0.027mL、0.18mmol)を添加し、このフラスコを窒素下で密閉し、周囲温度で一晩継続させた。反応物を3mLのDCMで希釈し、シリカゲルカラムに直接負荷し、1%のNHOHを含有するEtOAc中1%のMeOHで溶離して、N−1およびN−2でのアルキル化から位置異性体の混合物を得た。この混合物を、0.5%のNHOHを含むDCM中1.0〜5.0%のMeOHの勾配で溶離して、シリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、表題化合物(5.0mg、0.0150mmol、収率17%)を得た。MS(apci)m/z=333.1(M+H)。この構造および位置異性体を、観察されたnOe信号により確認した。
実施例107
3−(5−メチル−4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル
表題化合物を実施例106から単離した。この副異性体を、1%のNHOHを含有するDCM中10%のMeOHで溶離する分取TLCによって精製して、表題化合物(4.0mg、0.0120mmol、収率13%)を得た。MS(apci)m/z=333.2(M+H)。
実施例108
2−(3−(3−メチル−4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル
ステップA:tert−ブチル3−(シアノメチル)−3−(3−メチル−4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−1−カルボン酸塩)の調製:アクリロニトリルをtert−ブチル3−(シアノメチレン)アゼチジン−1−カルボン酸塩(調製物FのステップA)で置き換えて、実施例106のステップBと同じ様式で調製して、tert−ブチル3−(シアノメチル)−3−(3−メチル−4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−1−カルボン酸塩(0.064g、0.135mmol、収率76%)を得た。MS(apci)m/z=474.2(M+H)。
ステップB:2−(3−(3−メチル−4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリルの調製:tert−ブチル3−(シアノメチル)−3−(4−(7−(1−イソプロピル−H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−1−カルボン酸塩をtert−ブチル3−(シアノメチル)−3−(3−メチル−4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−1−カルボン酸塩で置き換えて、実施例100のステップBおよびCと同じ様式で調製して、表題化合物(0.018g、0.038mmol、収率53%)を得た。MS(apci)m/z=456.2(M+H)。
実施例109
3−シクロプロピル−3−(3−メチル−4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル
アクリロニトリルを3−シクロプロピルアクリロニトリル(調製物B)で置き換えて、実施例106のステップBと同じ様式で調製して、表題化合物(0.029g、0.0778mmol、収率87%)を得た。MS(apci)m/z=373.2(M+H)。
実施例110
3−シクロペンチル−3−(4−(7−(4−(1−メチルピペリジン−4−イル)フェニル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル
ステップA:tert−ブチル4−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピペリジン−1−カルボン酸塩の調製:ジオキサン(40mL)中のtert−ブチル4−(4−ブロモフェニル)ピペリジン−1−カルボン酸塩(13.5g、39.7mmol)の溶液に、4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(8.64mL、59.5mmol)およびトリエチルアミン(16.6mL、119mmol)を添加した。この溶液をアルゴンで5分間パージした。次いで、ジクロロビス(アセトニトリル)パラジウム(0.309g、1.19mmol)および2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2′,6′−ジメトキシビフェニル(1.95g、4.76mmol)を添加し、この反応混合物をアルゴンで5分間再度パージした。次いで、反応混合物を密閉し、110℃で90分間加熱した。反応混合物を周囲温度まで冷却し、ガラス繊維濾紙を通して濾過した。この濾液を減圧下で濃縮し、残渣をヘキサン中5〜10%のEtOAcで溶離するシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、固体としてtert−ブチル4−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピペリジン−1−カルボン酸塩(9.13g、23.6mmol、収率59.4%)を得た。MS(apci)m/z=288.3(M+H−Boc)。
ステップB:tert−ブチル4−(4−(5−ヒドロキシイミダゾ[1,2−c]ピリミジン−7−イル)フェニル)ピペリジン−1−カルボン酸塩の調製:7−クロロイミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5(6H)−one(調製物H;1.75g、10.3mmol)、tert−ブチル4−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピペリジン−1−カルボン酸塩(4.00g、10.3mmol)、リン酸カリウム(4.38g、20.6mmol)、ジシクロヘキシル(2′,4′,6′−トリイソプロピルビフェニル2−イル)ホスフィン(0.738g、1.55mmol)、およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0.473g、0.516mmol)で充填させたフラスコを、真空にし、アルゴンで逆充填させた。イソプロパノール(50mL)および水(0.744mL、41.3mmol)を添加した。反応物にセプタムを取り付け、反応物を通して、アルゴンを20分間発泡させた後、それを密閉し、90℃で6時間継続させた。反応物を触媒で再充填し、アルゴンを10分間発泡させ、この反応物を密閉し、90℃で2日間反応させた。この溶媒を減圧下で濃縮し、200mLの2:1の2.5M 水酸化カリウム/メタノールを添加し、反応物を1時間撹拌した。大量の固体が観察されたため、さらに200mLの上述の混合物を添加し、固体の多くを溶解した。この固体を、セライトパッドを通して真空濾過によって回収し、次いで、200mLの上述した混合物で洗浄した。すすぎ物を単離し、pHを、pH=9まで1M 塩酸で調節した。得られた固体を真空濾過によって回収した。この固体を、300mLの水中に取り込み、30分間撹拌させた後、固体を真空濾過によって回収し、水で洗浄した。この固体を高真空で乾燥させ、メタノールで粉砕した。混合物を濾過し、固体を高真空で乾燥させて、tert−ブチル4−(4−(5−ヒドロキシイミダゾ[1,2−c]ピリミジン−7−イル)フェニル)ピペリジン−1−カルボン酸塩(1.75g、4.44mmol、収率43.0%)を得た。MS(apci)m/z=395.2(M+H)。
ステップC:7−(4−(ピペリジン−4−イル)フェニル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−オールの調製:40mLのジクロロメタン中のtert−ブチル4−(4−(5−ヒドロキシイミダゾ[1,2−c]ピリミジン−7−イル)フェニル)ピペリジン−1−カルボン酸塩(1.75g、4.44mmol)で充填させたフラスコに、周囲温度で3時間2,2,2−トリフルオロ酢酸(15mL、195mmol)を添加した。この溶媒を減圧下で濃縮し、得られた粗物をメタノール(10mL)中に取り込み、それに、重炭酸ナトリウム飽和水溶液を徐々に添加した。得られた固体を真空濾過によって回収し、高真空で一晩乾燥させた。この固体を水(50mL)で粉砕し、固体を真空濾過によって回収し、高真空で乾燥させて、7−(4−(ピペリジン−4−イル)フェニル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−オール(1.03g、3.50mmol、収率78.9%)を得た。MS(apci)m/z=295.1(M+H)。
ステップD:7−(4−(1−メチルピペリジン−4−イル)フェニル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5(6H)−オンの調製:テトラヒドロフラン(35mL)およびN,N−ジメチルアセトアミド(2.5mL)中の7−(4−(ピペリジン−4−イル)フェニル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−オール(1.03g、3.50mmol)の懸濁液に、ホルムアルデヒド(5.21mL、70.0mmol)、続いて、ナトリウムトリアセトキシボロヒドリド(3.71g、17.5mmol)を添加し、窒素下で30分間、周囲温度での反応物の撹拌を継続させた。重炭酸ナトリウム飽和水溶液を徐々に添加し、ガス発生を観察した。この水溶液に、ジクロロメタン(100mL)を添加し、濃い白色沈殿物を観察した。有機物を回収し、ジクロロメタンによる第2の抽出により、均一な乳白色の混合物を得た。二相性混合物を濾過し、この固体をジクロロメタンで洗浄し、保持した。二相性混合物を分離し、この水溶液をDCMで抽出した。有機層を合わせ、NaSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。得られた粗材料をジエチルエーテルで粉砕し、得られた固体を真空濾過によって回収した。固体の2つの収穫物を合わせて、7−(4−(1−メチルピペリジン−4−イル)フェニル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−オール(0.935g、3.03mmol、収率86.6%)を得た。MS(apci)m/z=309.2(M+H)。
ステップE:5−クロロ−7−(4−(1−メチルピペリジン−4−イル)フェニル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジンの調製:三塩化ホスホリル(12mL、131.1mmol)中の7−(4−(1−メチルピペリジン−4−イル)フェニル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5(6H)−オン(0.728g、2.361mmol)の懸濁液に、窒素下でN,N−ジエチルアニリン(0.9390mL、5.902mmol)を添加した。次いで、反応物を50℃まで4時間加熱した。反応物を濃縮し、得られた残渣を15mLの1:1の氷および重炭酸ナトリウム飽和水溶液の混合物で処理した。得られた混合物をジクロロメタン(4×30mL)で抽出した。合わせた有機層をMgSOで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。得られた残渣をジエチルエーテルで粉砕し、この固体を真空濾過によって回収した。この固体を保存した。濾液を濃縮し、得られた残渣を、ジクロロメタン中20%のメタノールで溶離するシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製した。生成物を含有する画分を減圧下で濃縮し、この材料を粉砕した固体と合わせて、5−クロロ−7−(4−(1−メチルピペリジン−4−イル)フェニル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン(550mg、1.68mmol、収率63%)を得た。MS(apci)m/z=327.1(M+H)。
ステップF:7−(4−(1−メチルピペリジン−4−イル)フェニル)−5−(1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジンの調製:5−クロロ−7−(4−(1−メチルピペリジン−4−イル)フェニル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン(0.120g、0.367mmol)、4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(0.107g、0.551mmol)、および炭酸カリウム(0.152g、1.10mmol)を、DME(5mL)および水(2mL)の混合物中に懸濁し、アルゴンで5分間パージした。テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.02121g、0.01836mmol)を添加し、反応物を密閉し、100℃で18時間加熱した。反応混合物を周囲温度まで冷却し、水で希釈し、濾過した。この固体をアセトンで洗浄し、次いで、高真空下で乾燥させて、7−(4−(1−メチルピペリジン−4−イル)フェニル)−5−(1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン(0.0310g、0.0865mmol、収率23.55%)を得た。MS(apci)m/z=359.2(M+H)。
ステップG:3−シクロペンチル−3−(4−(7−(4−(1−メチルピペリジン−4−イル)フェニル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリルの調製:7−(4−(1−メチルピペリジン−4−イル)フェニル)−5−(1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン(0.130g、0.363mmol)および3−シクロペンチルアクリロニトリル(表1、化合物g;0.220g、1.81mmol)を、DMF(10mL)中に懸濁し、2,3,4,6,7,8,9,10−オクタヒドロピリミド[1,2−a]アゼピン(0.2169mL、1.451mmol)を一度に添加した。反応混合物を周囲温度で66時間撹拌した。反応混合物を、1N NaOH飽和水溶液とEtOAcに分配した。有機物をブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗材料を得、これをフラッシュカラムクロマトグラフィー(溶離液:2〜6%(9:1、MeOH:NHOH)/DCM)によって精製して、3−シクロペンチル−3−(4−(7−(4−(1−メチルピペリジン−4−イル)フェニル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル(0.096g、0.200mmol、収率55.19%)を得た。MS(apci)m/z=480.3(M+H)。
実施例111
3−シクロペンチル−3−(4−(7−(4−(1−メチルピペリジン−4−イル)フェニル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリルの鏡像異性体1(ピーク1)
3−シクロペンチル−3−(4−(7−(4−(1−メチルピペリジン−4−イル)フェニル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル(実施例110;0.010g、0.021mmol)を、キラルHPLC(Chiral Tech.OD−H;2.2cm×250mm;220nm、12mL/分;40%のエタノール:60%のヘキサン)により分離した。ピーク1を単離して、3−シクロペンチル−3−(4−(7−(4−(1−メチルピペリジン−4−イル)フェニル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル(2.9mg、収率29%)の単一鏡像異性体1を得た。MS(apci)m/z=480.3(M+H)。
実施例112
3−シクロペンチル−3−(4−(7−(4−(1−メチルピペリジン−4−イル)フェニル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリルの鏡像異性体2(ピーク2)
3−シクロペンチル−3−(4−(7−(4−(1−メチルピペリジン−4−イル)フェニル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル(実施例110;0.010g、0.021mmol)を、キラルHPLC(Chiral Tech.OD−H;2.2cm×250mm;220nm、12mL/分;40%のエタノール:60%のヘキサン)により分離した。ピーク2を単離して、3−シクロペンチル−3−(4−(7−(4−(1−メチルピペリジン−4−イル)フェニル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル(3.6mg、収率36%)の単一鏡像異性体2を得た。MS(apci)m/z=480.3(M+H)。
実施例113
3−シクロペンチル−3−(4−(7−(4−モルホリノフェニル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル
ステップA:4−(4−(5−(メチルチオ)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−7−イル)フェニル)モルホリンの調製:イソプロパノール(25mL)中の7−クロロ−5−(メチルチオ)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン塩酸塩(1.85g、7.83mmol;調製物HのステップA)、4−モルホリノフェニルボロン酸(1.78g、8.62mmol)およびリン酸カリウム(3.33g、15.7mmol)の懸濁液を、アルゴンで5分間パージし、次いで、Pddba(0.717g、0.783mmol)およびXPHOS(1.49g、3.13mmol)を添加した。反応物をアルゴンで5分間再度パージした後、密閉し、90℃まで18時間加熱した。反応混合物をEtOAc(75mL)で希釈し、濾過した。濾液を減圧下で濃縮し、得られた残渣をDCM中10〜15〜20%のアセトンで溶離するシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、黄色固体として4−(4−(5−(メチルチオ)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−7−イル)フェニル)モルホリン(0.663g、収率25.9%)を得た。MS(apci)m/z=327.1(M+H)。
ステップB:7−(4−モルホリノフェニル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5(6H)−オンの調製:4−(4−(5−(メチルチオ)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−7−イル)フェニル)モルホリン(0.4000g、1.225mmol)および水酸化カリウム(1.021mL、6.127mmol)を、DMSO(3mL)中に懸濁し、マイクロ波中で、100℃で1.5時間加熱した。反応混合物を水(40mL)で希釈し、酢酸(1.052mL、18.38mmol)で酸性化した。得られた固体を、濾過により回収し、高真空下で乾燥させて、7−(4−モルホリノフェニル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5(6H)−オン(0.3460g、収率95.28%)を得た。MS(apci)m/z=297.2(M+H)。
ステップC:4−(4−(5−クロロイミダゾ[1,2−c]ピリミジン−7−イル)フェニル)モルホリンの調製:POCl(1.54mL、16.9mmol)中の7−(4−モルホリノフェニル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−オール(0.500g、1.69mmol)の懸濁液を、100℃まで加熱し、一晩継続させた。反応物を、ジクロロメタンが入ったフラスコに移し、有機物を減圧下で濃縮した。この粗材料に、水を添加し、混合物を周囲温度で20分間撹拌した後、それを1N NaOHを用いて中和して、pHを7にした。固体を真空濾過によって回収し、水で洗浄した。固体を、ジクロロメタン中15%のアセトンで溶離するシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精製して、4−(4−(5−クロロイミダゾ[1,2−c]ピリミジン−7−イル)フェニル)モルホリン(0.0400g、0.127mmol、収率7.53%)を得た。MS(apci)m/z=315.1(M+H)。
ステップD:4−(4−(5−(1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−7−イル)フェニル)モルホリンの調製:4−(4−(5−クロロイミダゾ[1,2−c]ピリミジン−7−イル)フェニル)モルホリン(0.0400g、0.127mmol)、4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(0.0370g、0.191mmol)、および炭酸カリウム(0.0527g、0.381mmol)を、DME(2mL)および水(1mL)の混合物中に懸濁し、アルゴンで5分間脱気した。テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.00734g、0.00635mmol)を添加し、反応物を密閉し、100℃で2時間加熱した。反応混合物を減圧下で濃縮した。残渣を、NaHCO飽和水溶液とEtOAcに分配した。有機物をブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗材料を得、これをフラッシュカラムクロマトグラフィー(溶離液:0.5%〜6%(9:1 MeOH:NHOH)/DCM)によって精製して、4−(4−(5−(1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−7−イル)フェニル)モルホリン(0.0160g、0.046mmol、収率36.4%)を得た。MS(apci)m/z=347.1(M+H)。
ステップE:3−シクロペンチル−3−(4−(7−(4−モルホリノフェニル) イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリルの調製:4−(4−(5−(1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−7−イル)フェニル)モルホリン(0.0300g、0.0866mmol)および3−シクロペンチルアクリロニトリル(表1、化合物g;0.0175g、0.144mmol)を、DMF(3mL)中に懸濁し、2,3,4,6,7,8,9,10−オクタヒドロピリミド[1,2−a]アゼピン(0.0324mL、0.217mmol)を一度に添加した。反応混合物を週末にかけて周囲温度で撹拌した。反応混合物を、1N NaOH飽和水溶液とEtOAcに分配した。この固体を濾過によって単離した。有機物をブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗材料を得、これをフラッシュカラムクロマトグラフィー(溶離液:0.5〜3%(9:1,MeOH:NHOH)/DCM)によって精製して、3−シクロペンチル−3−(4−(7−(4−モルホリノフェニル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル(0.0190g、0.04064mmol、収率46.9%)を得た。MS(apci)m/z=468.2(M+H)。
実施例114
3−シクロペンチル−3−(4−(7−(4−モルホリノフェニル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリルの鏡像異性体1(ピーク1)
3−シクロペンチル−3−(4−(7−(4−モルホリノフェニル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル(実施例113;0.015g、0.032mmol)を、キラルHPLC(Chiral Tech.OD−H;2.2cm×250mm;220nm、21mL/分;50%のエタノール:50%のヘキサン)により分離した。ピーク1を単離して、3−シクロペンチル−3−(4−(7−(4−(1−メチルピペリジン−4−イル)フェニル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル(6.0mg、収率40%)の単一鏡像異性体1を得た。MS(apci)m/z=468.2(M+H)。
実施例115
3−シクロペンチル−3−(4−(7−(4−モルホリノフェニル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリルの鏡像異性体2(ピーク2)
3−シクロペンチル−3−(4−(7−(4−モルホリノフェニル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル(実施例113;0.015g、0.032mmol)を、キラルHPLC(Chiral Tech.OD−H;2.2cm×250mm;220nm、21mL/分;50%のエタノール:50%のヘキサン)により分離した。ピーク2を単離して、3−シクロペンチル−3−(4−(7−(4−(1−メチルピペリジン−4−イル)フェニル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル(5.0mg、収率33%)の単一鏡像異性体2を得た。MS(apci)m/z=468.2(M+H)。
適切な出発材料を用いて実施例113の方法に従って、表9の化合物を調製した。
表9
実施例121
3−シクロペンチル−3−(3−メチル−4−(7−(4−モルホリノフェニル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル
ステップA:4−(4−(5−(3−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−7−イル)フェニル)モルホリンの調製:4−(4−(5−クロロイミダゾ[1,2−c]ピリミジン−7−イル)フェニル)モルホリン(実施例113のステップD)(0.120g、0.381mmol)、5−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(0.119g、0.572mmol)、および炭酸カリウム(0.158g、1.144mmol)を、DME(5mL)および水(2mL)の混合物中に懸濁し、アルゴン(g)で脱気した。テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(0.0220g、0.0191mmol)を添加し、反応物を密閉し、100℃で4時間加熱した。反応混合物を水で希釈し、濾過した。この固体をアセトンで洗浄し、次いで、高真空下で乾燥させて、4−(4−(5−(3−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−7−イル)フェニル)モルホリン(0.0660g、0.1831mmol、収率48.0%)を得た。MS(apci)m/z=361.1(M+H)。
ステップB:3−シクロペンチル−3−(3−メチル−4−(7−(4−モルホリノフェニル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリルの調製:4−(4−(5−(3−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−7−イル)フェニル)モルホリン(0.0690g、0.191mmol)、3−シクロペンチルアクリロニトリル(表1、化合物g;0.0696g、0.574mmol)およびDBU 0.0661mL、0.479mmol)を、DMF(3mL)中に懸濁し、一晩撹拌した。反応混合物を、NaHCO飽和水溶液とEtOAcに分配した。有機物をブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗材料を得、これをフラッシュカラムクロマトグラフィー(溶離液:0.5〜2%(9:1、MeOH:NHOH)/DCM)によって精製して、3−シクロペンチル−3−(3−メチル−4−(7−(4−モルホリノフェニル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル(0.0380g、0.078905mmol、収率41.2%)を得た。MS(apci)m/z=482.2(M+H)。
実施例122
N−tert−ブチル−5−(1−(2−シアノ−1−シクロプロピルエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−7−カルボキサミド
ステップA:メチル5−(1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−7−カルボキシレート塩酸塩の調製:100mLのフラスコに、メチル5−(1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−7−カルボン酸塩(0.477g、1.28mmol)(実施例45;ステップC)を、DCM(12.8mL、1.28mmol)中に溶解した。これに、ジオキサン中4N HCl(4.79mL、19.2mmol)を添加した。周囲温度で4時間撹拌した後、反応混合物を濃縮して、溶媒を除去した。得られた固体をDCM中で希釈し、超音波で処理し、濾過して、淡黄色固体として0.363g(収率100%)のHCl塩を得た。MS(apci)m/z=244.3(M+H)。
ステップB:メチル5−(1−(2−シアノ−1−シクロプロピルエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−7−カルボン酸塩の調製:100mLのフラスコに、メチル5−(1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−7−カルボキシレート塩酸塩(0.300g、1.07mmol)および3−シクロプロピルアクリロニトリル(調製物B;0.300g、3.22mmol)を、DMF(5.36mL、1.07mmol)中に懸濁し、DBU(0.722mL、4.83mmol)を一度に添加した。反応混合物を周囲温度で15時間撹拌した。反応混合物をEtOAc中で希釈し、水およびブラインで洗浄した。合わせた有機層を、MgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮して、黄色油を得た。50〜100%のEtOAcの勾配を用いたシリカクロマトグラフィーによる粗材料の精製により、黄色油としてメチル5−(1−(2−シアノ−1−シクロプロピルエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−7−カルボン酸塩(0.127g、0.378mmol、収率35.2%)を得た。MS(apci)m/z=337.2(M+H)。
ステップC:5−(1−(2−シアノ−1−シクロプロピルエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−7−カルボン酸の調製:20mLのフラスコに、メチル5−(1−(2−シアノ−1−シクロプロピルエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−7−カルボン酸塩(0.127g、0.378mmol)をMeOH(1.89mL、0.378mmol)中に溶解し、LiOH(0.755mL、0.755mmol)で処理した。反応混合物を周囲温度で1時間撹拌し、次いで、乾燥するまで濃縮し、次のステップで直接使用した。MS(apci)m/z=323.1(M+H)。
ステップD:N−tert−ブチル−5−(1−(2−シアノ−1−シクロプロピルエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ [1,2−c]ピリミジン−7−カルボキサミドの調製:2mLのフラスコに、5−(1−(2−シアノ−1−シクロプロピルエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−7−カルボン酸(6.5mg、0.020mmol)およびHATU(9.2mg、0.024mmol)を、DMF(101μL、0.020mmol)中に溶解した。5分間後、2−メチルプロパン−2−アミン(4.4mg、0.061mmol)およびジイソプロピルエチルアミン(11μL、0.061mmol)を添加し、反応混合物を周囲温度で45分間撹拌した。反応混合物をEtOAc中で希釈し、水、飽和重炭酸ナトリウム、水、およびブラインの順次に洗浄した。有機層を、MgSOで乾燥させ、濾過し、真空内で濃縮した。粗材料を、40〜100%のアセトニトリル/水の勾配を用いた逆相HPLCによって精製して、N−tert−ブチル−5−(1−(2−シアノ−1−シクロプロピルエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−7−カルボキサミド(1.0mg、0.0026mmol、収率13%)を得た。MS(apci)m/z=378.3(M+H)。
実施例123
5−(1−(2−シアノ−1−シクロプロピルエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−N−シクロヘキシルイミダゾ[1,2−c]ピリミジン−7−カルボキサミド
メチルプロパン−2−アミンをシクロヘキサンアミン(9.2mg、0.093mmol)で置き換えて、実施例122のステップGの方法に従って調製して、5.5mg(収率44%)を得た。MS(apci)m/z=404.2(M+H)。
実施例124
5−(1−(2−シアノ−1−シクロプロピルエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−N−シクロブチルイミダゾ[1,2−c]ピリミジン−7−カルボキサミド
メチルプロパン−2−アミンをシクロブタンアミン(6.62mg、0.0931mmol)で置き換えて、実施例122のステップGの方法に従って調製して、7.8mg(収率67%)を得た。MS(apci)m/z=376.3(M+H)。
実施例125
5−(1−(2−シアノ−1−シクロプロピルエチル)−1H−ピラゾール−4−イル)−N−(ピリジン−2−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−7−カルボキサミド
メチルプロパン−2−アミンをピリジン−2−アミン(10.5mg、0.112mmol)で置き換え、80℃まで2日間加熱して、実施例122のステップGの方法に従って調製して、3.2mg(収率22%)を得た。MS(apci)m/z=399.2(M+H)。
実施例126
3−シクロプロピル−3−(3−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピロール−1−イル)プロパンニトリル
tert−ブチル3−(シアノメチレン)アゼチジン−1−カルボン酸塩を3−シクロプロピルアクリロニトリル(調製物B)で置き換えて、調製物OのステップBと同じ様式で調製して、表題化合物(0.010g、0.026mmol、収率23%)を得た。MS(apci)m/z=358.1(M+H)。
実施例127
2−(3−(3−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピロール−1−イル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリルトリフルオロ酢酸塩
乾燥DCM(1.5mL)中のtert−ブチル3−(シアノメチル)−3−(3−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピロール−1−イル)アゼチジン−1−カルボン酸塩(調製物O、79.0mg、0.172mmol)の溶液に、トリフルオロ酢酸(2mL)を添加し、混合物を周囲温度で3時間撹拌した。混合物を濃縮し、残渣ゲルをEtOAcで処理し、白色懸濁物となるまで超音波で処理した。EtOAcを移して、残留固体をEtOAcで洗浄し、真空中で乾燥させて、象牙色固体として表題化合物(トリフルオロ酢酸塩、100mg、収率99%)を得た。MS(apci)m/z=359.2。
実施例128
2−(3−(3−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピロール−1−イル)−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル
乾燥DMF(1.0mL)中の2−(3−(3−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピロール−1−イル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリルトリフルオロ酢酸塩(実施例127、100mg、0.182mmol)の溶液を、氷浴上で冷却し、DIEA(191μL、1.09mmol)および2,2,2−トリフルオロエチルトリフルオロメタンスルホン酸塩(63.5mg、0.273mmol)を順次に添加した。氷浴を除去し、反応混合物を周囲温度で17時間撹拌した。混合物をHO(5mL)に添加し、混合し、DCMで抽出した。合わせた有機抽出物を0.5M NaCOおよびHOで洗浄し、NaSOで乾燥させた。粗材料を、まず、DCMで溶離し、次いで、10%のMeOH/EtOAcで溶離するSiOプラグを通して溶離した。10%のMeOH/EtOAcプールを濃縮して、無色ガラスを得た。このガラスを、最少量のDCM中に溶解し、ヘキサンで処理して、白色懸濁物を得た。この懸濁物を濃縮して、白色固体として表題化合物(25mg、収率31%)を得た。MS(apci)m/z=441.2。
実施例129
Tert−ブチル3−(シアノメチル)−3−(3−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−1−カルボン酸塩
ステップA:3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾールの調製:乾燥DMF(2.6mL)中の3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(250mg,1.3mmol)の溶液を0℃まで冷却し、NaH(77mg、1.9mmol)を一度に添加した。混合物を周囲温度で30分間加温し、次いで、0℃まで冷却し、2−(トリメチルシリル)エトキシメチルクロリド(290μL、1.7mmol)を添加した。反応混合物を、周囲温度まで一晩加温させた。翌日、3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾール、1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾール−3−イルボロン酸、および1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾールの混合物が観察された。反応混合物を、冷却した塩化アンモニウム(5mL)で反応停止させ、EtOで希釈した。層を分離し、さらなる分量のEtOで抽出した。合わせた有機層を、ブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、濾過し、濃縮して、透明な油を得た。粗混合物を、精製することなく、次のステップに用いた。MS(apci)m/z=242.9(M+H)。
ステップB:7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−5−(1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)−メチル)−1H−ピラゾール−3−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジンおよび7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−5−(1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジンの調製:5−クロロ−7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン(調製物J;100mg、0.428mmol)、3−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾール(ステップA、208mg、0.642mmol;一部の1−((2−(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)−1H−ピラゾール−3−イルボロン酸も含有する)、およびKPO(273mg、1.28mmol)を、ジオキサン(2.14mL、0.428mmol)中に懸濁した。これに、Pd(PPh(49.5mg、0.0428mmol)を添加し、続いて、0.21mLの水を添加した。反応混合物を70℃で15時間加熱した。次いで、反応混合物をEtOAc中で希釈し、水およびブラインで洗浄した。有機層を、MgSOで乾燥させ、濾過し、真空内で濃縮した。得られた残渣を、0〜10%のMeOH/EtOAc勾配を用いたシリカクロマトグラフィーによって精製して、2つの表題異性体(3:1の比率、0.120g、収率71%)を得た。MS(apci)m/z=396.2(M+H)。
ステップC:7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−5−(1H−ピラゾール−3−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン塩酸塩の調製:ステップBからの異性体の混合物(0.120g、0.302mmol)を、DCM(1.51mL、0.302mmol)中に溶解し、ジオキサン中4N HCl(1.51mL、6.04mmol)で処理した。周囲温度で90分間撹拌した後、反応混合物を真空内で濃縮して、黄色固体として7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−5−(1H−ピラゾール−3−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン塩酸塩(0.104g、0.307mmol、収率100%)を得た。MS(apci)m/z=266.2(M+H)。
ステップD:tert−ブチル3−(シアノメチル)−3−(3−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−1−カルボン酸塩の調製:7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−5−(1H−ピラゾール−3−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン塩酸塩(50.2mg、0.148mmol)およびtert−ブチル3−(シアノメチレン)アゼチジン−1−カルボン酸塩(調製物FのステップA;31.7mg、0.163mmol)を、アセトニトリル(742μL、0.148mmol)中に懸濁した。DBU(88.8μL、0.594mmol)を反応混合物に添加し、周囲温度で15時間一晩撹拌した。反応混合物を、0〜100%のアセトニトリル/水勾配を用いた逆相HPLCによって精製し、続いて、シリカクロマトグラフィー(0〜10%のMeOH/EtOAc)を用いた第2の精製によって、tert−ブチル3−(シアノメチル)−3−(3−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−1−カルボン酸塩(29.6mg、収率43.4%)を得た。MS(apci)m/z=460.1(M+H)。
実施例130
2−(3−(3−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル塩酸塩
Tert−ブチル3−(シアノメチル)−3−(3−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−1−カルボン酸塩(実施例129;28.3mg、0.0616mmol)を、DCM(308μL、0.0616mmol)中に溶解し、ジオキサン中4N HCl(308μL、1.23mmol)で処理した。反応混合物を周囲温度で1時間撹拌し、次いで、真空内で濃縮して、白色固体として2−(3−(3−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル塩酸塩(14.3mg、収率53.7%)を得た。MS(apci)m/z=360.2(M+H)。
実施例131
2−(3−(3−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル
2−(3−(3−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル塩酸塩(実施例130;13.0mg、0.0301mmol)を、DMF(301μL、0.0301mmol)中に懸濁し、ジイソプロピルエチルアミン(31.4μL、0.180mmol)および2,2,2−トリフルオロエチルトリフルオロメタンスルホン酸塩(9.07mg、0.0391mmol)で処理した。反応混合物を周囲温度で15時間撹拌した。さらなる分量の2,2,2−トリフルオロエチルトリフルオロメタンスルホン酸塩(2.0mg、0.87mmol)を添加し、さらに24時間撹拌した。次いで、反応混合物を、0〜100%のアセトニトリル/水勾配を用いた逆相HPLCによって精製し、続いて、10%のMeOH/EtOAcを用いた分取TLCによって精製して、2−(3−(3−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル(9.6mg、収率72%)を得た。MS(apci)m/z=442.3(M+H)。
実施例132
3−シクロプロピル−3−(3−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル
7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−5−(1H−ピラゾール−3−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン塩酸塩(実施例129のステップC;50.2mg、0.148mmol)および3−シクロプロピルアクリロニトリル(調製物B;69.1mg、0.742mmol)を、アセトニトリル(742μL、0.148mmol)中に懸濁した。DBU(88.8μL、0.594mmol)を反応混合物に添加し、45℃で15時間加熱した。反応混合物を、0〜100%のアセトニトリル/水勾配を用いて、逆相HPLCによって精製した。得られた固体をEtO中で希釈し、超音波で処理し、濾過し、EtOで洗浄して、淡黄色固体として表題化合物(9.3mg、収率17%)を得た。MS(apci)m/z=359.2(M+H)。
実施例133
2−(3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−(トリフルオロメチルスルホニル)ピロリジン−3−イル)アセトニトリル
ステップA:Tert−ブチル3−(シアノメチレン)ピロリジン−1−カルボン酸塩の調製:ジエチルシアノメチルホスホン酸塩(4.247mL、26.99mmol)を、THF(135.0mL)中に懸濁し、0℃まで冷却した。カリウム2−メチルプロパン−2−オレート(32.39mL、32.39mmol)を少量ずつ添加し、0℃で10分間撹拌した。tert−ブチル3−オキソピロリジン−1−カルボン酸塩(5g、26.99mmol)を、THF(25mL)中の溶液として滴加した。得られた混合物を周囲温度まで一晩加温させた。反応混合物を減圧下で濃縮し、残渣をNHCl飽和水溶液とEtOAcに分配した。有機物をブラインで洗浄し、MgSOで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗材料を得、これを、DCMで溶離するセライト(登録商標)のパッドおよびシリカを通過させて、tert−ブチル3−(シアノメチレン)ピロリジン−1−カルボン酸塩(2.5g、12.00mmol、収率44.47%)を得た。H NMR(CDCl)δ5.8(s,1H),4.26(t,2H),3.85(s,2H),2.28(t,2H),2.06−1.96(m,1H),1.54(s,9H)。
ステップB:Tert−ブチル3−(シアノメチル)−3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ピロリジン−1−カルボン酸塩の調製:3−シクロプロピルアクリロニトリルをtert−ブチル3−(シアノメチレン)ピロリジン−1−カルボン酸塩で置き換えて、実施例2に従って調製して、収率31.6%の表題化合物を得た。MS(apci)m/z=474.2(M+H)。
ステップC:2−(3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−(トリフルオロメチルスルホニル)ピロリジン−3−イル)アセトニトリルの調製:MeOH中のtert−ブチル3−(シアノメチル)−3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ピロリジン−1−カルボン酸塩の溶液に、4M HCl/ジオキサンを添加した。周囲温度で20分間後、得られた溶液を固体まで濃縮した。この固体に、DCMおよびDIEAを添加した。得られた溶液を−70℃まで冷却し、トリフルオロメタンスルホン酸無水物を添加した。得られた混合物を周囲温度まで一晩加温させた。反応混合物を油まで濃縮し、この油をクロマトグラフィーにかけて、収率82.7%の表題化合物を得た。MS(apci)m/z=406.2(M+H)。
実施例134
2−(1−アセチル−3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)ピロリジン−3−イル)アセトニトリル
トリフルオロメタンスルホン酸無水物を塩化アセチルで置き換えて、実施例133と同じ様式で調製して、収率26.2%の表題化合物を得た。MS(apci)m/z=416.1(M+H)。
実施例135
2−(3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)ピロリジン−3−イル)アセトニトリル
トリフルオロメタンスルホン酸無水物を2,2,2−トリフルオロエチルトリフルオロメタンスルホン酸塩で置き換えて、実施例133に従って調製して、収率33.3%の表題化合物を得た。MS(apci)m/z=456.1(M+H)。
実施例136
2−(1−(シクロプロピルスルホニル)−3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル
2,2,2−トリフルオロエチルトリフルオロメタンスルホン酸塩をシクロプロパンスルホニルクロリドで置き換えて、実施例128に従って調製して、収率9.5%の表題化合物を得た。MS(apci)m/z=463.1(M+H)。
実施例137
2−(3−(4−(7−(4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル
ステップA:Tert−ブチル3−(シアノメチル)−3−(4−(7−(4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−1−カルボン酸塩の調製:1−(オキセタン−3−イル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールを1−メチル−4−(4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル)ピペラジンで置き換えて、実施例103のステップに従って調製して、収率58.2%の表題化合物を得た。MS(apci)m/z=554.2(M+H)。
ステップB:2−(3−(4−(7−(4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリルの調製:Tert−ブチル3−(シアノメチル)−3−(4−(7−(4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−1−カルボン酸塩(250mg、0.4515mmol)を、MeOH(5mL)中に溶解し、4M HCl/ジオキサン溶液(5mL)を添加した。得られた混合物を20分間撹拌し、次いで、固体まで濃縮した。この固体に、ジクロロメタンおよびジイソプロピルエチルアミン(787μL、4.52mmol)を添加した。10分間後、得られた混合物を−40℃まで冷却し、2,2,2−トリフルオロエチルトリフルオロメタンスルホン酸塩(210mg、0.903mmol)を添加した。反応混合物を、周囲温度まで一晩加温させた。得られた混合物を油まで濃縮し、この油をクロマトグラフィーにかけて、7.5mg(3.1%)の表題化合物を得た。MS(apci)m/z=536.2.1(M+H)。
実施例138
2−(3−(4−(7−(4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−(トリフルオロメチルスルホニル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル
2,2,2−トリフルオロエチルトリフルオロメタンスルホン酸塩をトリフルオロメタンスルホン酸無水物で置き換えて、実施例137に従って調製して、収率34%の表題化合物を得た。MS(apci)m/z=586.1(M+H)。
実施例139
2−(3−(4−(7−(2−メチルチアゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−(トリフルオロメチルスルホニル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル
ステップA:tert−ブチル3−(シアノメチル)−3−(4−(7−(2−メチルチアゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−1−カルボン酸塩の調製:1−(オキセタン−3−イル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールを2−メチル−5−(トリエチルスタンニル)チアゾールで置き換えて、実施例103のステップAに従って調製して、収率46.8%の表題化合物を得た。MS(apci)m/z=477.1(M+H)。
ステップB:2−(3−(4−(7−(2−メチルチアゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−(トリフルオロメチルスルホニル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリルの調製:tert−ブチル3−(シアノメチル)−3−(4−(7−(2−メチルチアゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−1−カルボン酸塩(225mg,0.4515mmol)を、MeOH(5mL)中に溶解し、4M HCl/ジオキサン溶液(5mL)を添加した。得られた混合物を20分間撹拌し、次いで、固体まで濃縮した。この固体に、ジクロロメタン(15mL)およびジイソプロピルエチルアミン(787μL、4.52mmol)を添加した。10分間後、得られた混合物を−40℃まで冷却し、トリフルオロメタンスルホン酸無水物(232mg、0.823mmol)を添加した。反応混合物を、一晩かけて周囲温度になるようにした。得られた混合物を油まで濃縮し、この油をクロマトグラフィーにかけて、142.6mg(68.1%)の表題化合物を得た。MS(apci)m/z=509.0(M+H)。
実施例140
2−(1−(シクロプロピルスルホニル)−3−(4−(7−(2−メチルチアゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル
2,2,2−トリフルオロエチルトリフルオロメタンスルホン酸塩をシクロプロパンスルホニルクロリドで置き換えて、実施例139に従って調製して、収率36.8%の表題化合物を得た。MS(apci)m/z=481.1(M+H)。
実施例141
2−(1−(シクロプロピルスルホニル)−3−(4−(7−(2−メトキシピリミジン−5−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル
ステップA:tert−ブチル3−(シアノメチル)−3−(4−(7−(2−メトキシピリミジン−5−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−1−カルボン酸塩の調製:1−(オキセタン−3−イル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールを2−メトキシピリミジン−5−イルボロン酸で置き換えて、実施例103のステップAに従って調製して、収率52%の表題化合物を得た。MS(apci)m/z=488.1(M+H)。
ステップB:2−(1−(シクロプロピルスルホニル)−3−(4−(7−(2−メトキシピリミジン−5−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリルの調製:tert−ブチル3−(シアノメチル)−3−(4−(7−(2−メトキシピリミジン−5−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−1−カルボン酸塩(150mg、0.308mmol)を、MeOH(5ml)中に溶解し、4M HCl/ジオキサン溶液(5mL)を添加した。得られた混合物を20分間撹拌し、次いで、固体まで濃縮した。この固体に、ジクロロメタン(15mL)およびジイソプロピルエチルアミン(787μL、4.52mmol)を添加した。10分間後、得られた混合物を−40℃まで冷却し、シクロプロパンスルホニルクロリド(43.3mg、0308mmol)を添加した。反応混合物を、一晩かけて周囲温度になるようにした。得られた混合物を油まで濃縮し、この油をクロマトグラフィーにかけて、70.8mg(46.8%)の表題化合物を得た。MS(apci)m/z=509.0(M+H)。
実施例142
2−(3−(4−(7−(2−メトキシピリミジン−5−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−(トリフルオロメチルスルホニル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル
シクロプロパンスルホニルクロリドをトリフルオロメタンスルホン酸無水物で置き換えて、実施例141に従って調製して、収率91.7%の表題化合物を得た。MS(apci)m/z=520.2(M+H)。
実施例143
2−(3−(3−(7−(1−(2−(メチルスルホニル)エチル)−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル
ステップA:1−(2−(メチルスルホニル)エチル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールの調製:4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(5.3g、27.31mmol)、メチルビニルスルホン(4.349g、40.97mmol)およびDBU(2.042mL、13.66mmol)を、密閉したガラス製の球形容器内で、乾燥アセトニトリル(54.63mL)中に懸濁し、90℃で一晩、砂浴中で加熱した。得られた反応混合物を固体まで濃縮し、この固体をヘキサンで洗浄して、5.2g(63.4%)の表題化合物を得た。
ステップB:tert−ブチル3−(シアノメチル)−3−(4−(7−(1−(2−(メチルスルホニル)エチル)−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−1−カルボン酸塩の調製:1−(オキセタン−3−イル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールを2−メトキシピリミジン−5−イルボロン酸で置き換えて、実施例103のステップAに従って調製して、収率53%の表題化合物を得た。MS(apci)m/z=552.2(M+H)。
ステップC:2−(3−(3−(7−(1−(2−(メチルスルホニル)エチル)−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリルの調製:Tert−ブチル3−(シアノメチル)−3−(4−(7−(1−(2−(メチルスルホニル)エチル)−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−1−カルボン酸塩(150mg、0.2725mmol)を、MeOH(5mL)中に溶解し、4M HCl/ジオキサン溶液(5mL)を添加した。得られた混合物を20分間撹拌し、次いで、固体まで濃縮した。この固体に、ジクロロメタンおよびジイソプロピルエチルアミン(474μL、4.52mmol)を添加した。10分間後、得られた混合物を−40℃まで冷却し、2,2,2−トリフルオロエチルトリフルオロメタンスルホン酸塩(126mg、0.543mmol)を添加した。反応混合物を、一晩かけて周囲温度になるようにした。得られた混合物を油まで濃縮し、この油をクロマトグラフィーにかけて、75mg(51.7%)の表題化合物を得た。MS(apci)m/z=534.1(M+H)。
実施例144
2−(3−(3−(7−(1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル
ステップA:tert−ブチル3−(シアノメチル)−3−(3−(7−(1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−1−カルボン酸塩の調製:1−(オキセタン−3−イル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールを1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2(1H)−オンで置き換えて、実施例103のステップに従って調製して、収率70.9%の表題化合物を得た。MS(apci)m/z=487.1(M+H)。
ステップB:2−(3−(3−(7−(1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリルの調製:tert−ブチル3−(シアノメチル)−3−(3−(7−(1−メチル−2−オキソ−1,2−ジヒドロピリジン−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−1−カルボン酸塩(250mg、0.514mmol)を、MeOH(5mL)中に溶解し、4M HCl/ジオキサン溶液(5mL)を添加した。得られた混合物を20分間撹拌し、次いで、固体まで濃縮した。この固体に、ジクロロメタンおよびジイソプロピルエチルアミン(478μL、4.54mmol)を添加した。10分間後、得られた混合物を−40℃まで冷却し、2,2,2−トリフルオロエチルトリフルオロメタンスルホン酸塩(239mg 1.03mmol)を添加した。反応混合物を、一晩かけて周囲温度になるようにした。得られた混合物を油まで濃縮し、この油をクロマトグラフィーにかけて、54.7mg(22.7%)の表題化合物を得た。MS(apci)m/z=469.1(M+H)。
実施例145
2−(3−(3−(7−(1−メチル−6−オキソ−1,6−ジヒドロピリジン−3−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル
1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2(1H)−オンを1−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)ピリジン−2(1H)−オンで置き換えて、実施例144に従って調製して、収率22.7%の表題化合物を得た。MS(apci)m/z=487.1(M+H)。
実施例146
2−(3−(4−(7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−(トリフルオロメチルスルホニル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル
ステップA:tert−ブチル3−(シアノメチル)−3−(4−(7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−1−カルボン酸塩の調製:tert−ブチル3−(4−(7−クロロイミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−3−(シアノメチル)アゼチジン−1−カルボン酸塩(調製物N;490mg、1.18mmol)、4−(トリフルオロメチル)フェニルボロン酸(337mg、1.78mmol)、Pddba(108mg、0.118mmol)、XPHOS(113mg、0.237mmol)、およびリン酸カリウム(3.55mmol;2M 水溶液)で充填させたバイアルに、1,4−ジオキサン(10mL)を添加した。混合物を窒素で15分間スパージした。次いで、このバイアルを密閉し、磁気撹拌しながら、75℃で3時間加熱した。混合物を塩化メチレン(20mL)で希釈し、重炭酸ナトリウム水溶液(20mL)を添加した。混合物を塩化メチレン(2×20mL)で抽出した。合わせた有機抽出物を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で蒸発させた。得られた材料を、エーテルで粉砕し、固体を回収し、真空下で乾燥させて、オフホワイト色の固体として所望の生成物(410mg)を得た。MS(apci)m/z=524.2(M+H)。
ステップB:2−(3−(4−(7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリルジヒドロクロリドの調製:1,4−ジオキサン(5mL)中のtert−ブチル3−(シアノメチル)−3−(4−(7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−1−カルボン酸塩(400mg、0.764mmol)の溶液に、2つの等しい分量の塩化水素溶液(31mmol;1,4−ジオキサン中4M)を添加した。得られた懸濁液を、密閉バイアル中で2日間、周囲温度で撹拌した。この溶媒を、窒素気流下で蒸発させ、得られた固体を真空下で乾燥させて、オフホワイト色の固体(370mg)を得た。MS(apci)m/z=424.1(M+H)。
ステップC:2−(3−(4−(7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−(トリフルオロメチルスルホニル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリルの調製:塩化メチレン(3mL)中の2−(3−(4−(7−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリルジヒドロクロリド(100mg、0.201mmol)および4−ジメチルアミノピリジン(1.2mg、0.01mmol)の溶液を、窒素下で0℃まで冷却した。TEA(225mL、1.61mmol)を添加し、続いて、トリフルオロメタンスルホン酸無水物(68mL、0.403mmol)を添加した。混合物を、3時間撹拌した。混合物を塩化メチレン(20mL)で希釈し、重炭酸ナトリウム水溶液(20mL)で洗浄した。水相を塩化メチレン(20mL)で抽出し、合わせた有機相を乾燥させ(硫酸ナトリウムおよび硫酸マグネシウム)、濾過し、減圧下で蒸発させた。材料を、メタノール中の塩化メチレン/6%のアンモニア(50:1)で溶離するシリカゲル上でのクロマトグラフィーによって精製して、オフホワイト色の固体(76mg)を得た。MS(apci)m/z=556.1(M+H)。
実施例147
3−(2,2−ジフルオロシクロプロピル)−3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル
ステップA:2,2−ジフルオロシクロプロパンカルバルデヒドの調製:DMSO(50mL)中の2−ヨードキシ安息香酸(7.12g、25.4mmol)の溶液に、(2,2−ジフルオロシクロプロピル)メタノール(2.50g、23.1mmol)を添加し、混合物を、窒素下で3時間撹拌した。水(200mL)を添加した。白色固体を濾過によって除去し、揮発性生成物を蒸発させないようにして、濾過ケーキをエーテルで洗浄した。最少量のエーテルを濾液に添加し、水相を分離した。エーテル溶液を水で洗浄し、次いで、乾燥させた(硫酸マグネシウムおよび硫酸ナトリウム)。この溶液を、過度の減圧下で用いないようにして、窒素下で濾過した。得られたエーテル溶液(約90mL)を、次のステップに直接取り入れた。
ステップB:3−(2,2−ジフルオロシクロプロピル)アクリロニトリルの調製:乾燥THF(200mL)中のジエチルシアノメチルホスホン酸塩(4.09g、23.1mmol)の溶液に、0℃で、窒素下でカリウムt−ブトキシド(23.1mmol;THF中1M溶液)を添加した。混合物を、1時間撹拌した。ステップAからの2,2−ジフルオロシクロプロパンカルバデヒドの溶液を添加し、この混合物を、周囲温度まで加温させながら、撹拌した。一分量の溶媒を減圧下で除去し、残りの溶液を塩化アンモニウム溶液(50mL)で希釈した。混合物を酢酸エチル(2×50mL)で抽出した。合わせた抽出物を乾燥させ(硫酸マグネシウムおよび硫酸ナトリウム)、濾過し、減圧下で蒸発させた。この材料を、ヘキサン/酢酸エチル(3:1)で溶離するシリカゲル上でのクロマトグラフィーによって精製して、淡黄色油として3−(2,2−ジフルオロシクロプロピル)アクリロニトリル(0.50g)を得た(一部の酢酸エチルを含有する)。
ステップC:3−(2,2−ジフルオロシクロプロピル)−3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリルの調製:アセトニトリル(10mL)中の7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−5−(1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン(200mg、0.754mmol)およびDBU(56μL、0.37mmol)の混合物に、3−(2,2−ジフルオロシクロプロピル)アクリロニトリル(0.75mmol)を添加した。混合物を、密閉バイアル中で、50℃で24時間撹拌した。さらに、3−(2,2−ジフルオロシクロプロピル)アクリロニトリル(0.4mmol)を添加し、混合物を、50℃でさらに24時間撹拌した。この溶媒を減圧下で除去し、この材料を、メタノール中の塩化メチレン/6%の水酸化アンモニウム(50:1〜15:1)で溶離するシリカゲル上で精製して、ジアステレオ異性体の混合物として3−(2,2−ジフルオロシクロプロピル)−3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル(160mg)を得た。MS(apci)m/z=395.1(M+H)。
実施例147A
(S)−3−((S)−2,2−ジフルオロシクロプロピル)−3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリルの単離
3−(2,2−ジフルオロシクロプロピル)−3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル(実施例147に従って調製)の混合物を、キラルクロマトグラフィーに供して、単一鏡像異性体として(S)−3−((S)−2,2−ジフルオロシクロプロピル)−3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリルを得る。あるいは、3−(2,2−ジフルオロシクロプロピル)−3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリルの混合物を、カラムクロマトグラフィーに供して、2つのジアステレオマーを分離する。次いで、それぞれのジアステレオマー対をキラルクロマトグラフィーに供して、2つの鏡像異性体を得て、単一鏡像異性体として(S)−3−((S)−2,2−ジフルオロシクロプロピル)−3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリルを得る。
実施例147B
(R)−3−((S)−2,2−ジフルオロシクロプロピル)−3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリルの単離
3−(2,2−ジフルオロシクロプロピル)−3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル(実施例147に従って調製)の混合物を、キラルクロマトグラフィーに供して、(R)−3−((S)−2,2−ジフルオロシクロプロピル)−3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリルを得る。あるいは、3−(2,2−ジフルオロシクロプロピル)−3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリルの混合物を、カラムクロマトグラフィーに供して、2つのジアステレオマーを分離する。次いで、それぞれのジアステレオマー対をキラルクロマトグラフィーに供して、2つの鏡像異性体を得て、単一鏡像異性体として(R)−3−((S)−2,2−ジフルオロシクロプロピル)−3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリルを得る。
実施例147C
(S)−3−((R)−2,2−ジフルオロシクロプロピル)−3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリルの単離
3−(2,2−ジフルオロシクロプロピル)−3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル(実施例147に従って調製)の混合物を、キラルクロマトグラフィーに供して、(S)−3−((R)−2,2−ジフルオロシクロプロピル)−3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリルを得る。あるいは、3−(2,2−ジフルオロシクロプロピル)−3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリルの混合物を、カラムクロマトグラフィーに供して、2つのジアステレオマーを分離する。次いで、それぞれのジアステレオマー対をキラルクロマトグラフィーに供して、2つの鏡像異性体を得て、単一鏡像異性体として(S)−3−((R)−2,2−ジフルオロシクロプロピル)−3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリルを得る。
実施例147D
(R)−3−((R)−2,2−ジフルオロシクロプロピル)−3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリルの単離
3−(2,2−ジフルオロシクロプロピル)−3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル(実施例147に従って調製)の混合物を、キラルクロマトグラフィーに供して、(R)−3−((R)−2,2−ジフルオロシクロプロピル)−3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリルを得る。あるいは、3−(2,2−ジフルオロシクロプロピル)−3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリルの混合物を、カラムクロマトグラフィーに供して、2つのジアステレオマーを分離する。次いで、それぞれのジアステレオマー対をキラルクロマトグラフィーに供して、2つの鏡像異性体を得て、単一鏡像異性体として(R)−3−((R)−2,2−ジフルオロシクロプロピル)−3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリルを得る。
実施例148
2−(6−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−2−オキサスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)アセトニトリル
ステップA:6−(フェニルスルホニル)−2−オキサスピロ[3.3]ヘプタンの調製:乾燥THF(40mL)中のメチルスルホニルベンゼン(2.00g、12.8mmol)の溶液に、0℃で、窒素下でブチルリチウム(25.6mmol;ヘキサン中2.5M溶液)を添加した。混合物を1時間撹拌し、次いで、−20℃まで冷却した。テトラメチルエチレンジアミン(1.93mL、12.8mmol)を添加し、続いて、乾燥THF(10mL)中の3,3−ビス(クロロメチル)オキセタン(1.98g、12.8mmol)の溶液を添加した。混合物を0℃まで加温させ、次いで、12時間かけて徐々に15℃に到達するようにした。水(100mL)を添加し、混合物を酢酸エチル(4×50mL)で抽出した。合わせた抽出物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。この材料を、ヘキサン/酢酸エチル(2:1〜1:2の勾配)で溶離するシリカゲル(Biotage system、2つの120gのカラムを順次に使用する)上で精製した。オフホワイト色の固体として所望の生成物(700mg)を得た。
ステップB:2−オキサスピロ[3.3]ヘプタン−6−オンの調製:乾燥THF(5mL)中の6−(フェニルスルホニル)−2−オキサスピロ[3.3]ヘプタン(300mg、1.26mmol)の溶液を、窒素下、−78℃で撹拌した。ブチルリチウム(1.38mmol;ヘキサン中2.5M溶液)を添加し、混合物を15分間撹拌した。ペルオキシビス(トリメチルシラン)(247mg、1.38mmol)を、THF溶液(2mL)として添加し、混合物を、12時間かけて撹拌しながら、周囲温度まで加温させた。混合物を、重炭酸ナトリウム水溶液(50mL)に添加し、酢酸エチル(5×25mL)で抽出した。合わせた抽出物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。この材料を、ヘキサン/酢酸エチル(1:1)で溶離するシリカゲル上でのクロマトグラフィーによって精製して、油として生成物(52mg)を得た。
ステップC:2−(2−オキサスピロ[3.3]ヘプタン−6−イリデン)アセトニトリルの調製:THF(2mL)中のジエチルシアノメチルホスホン酸塩(82mg、0.464mmol)の溶液に、窒素下、0℃でカリウムt−ブトキシド(0.51mmol;THF中1M溶液)を添加し、混合物を0℃で1時間撹拌した。THF(1mL)中の2−オキサスピロ[3.3]ヘプタン−6−オン(52mg、0.464mmol)の溶液を添加した。沈殿物が形成され、さらにTHF(1mL)を添加して、撹拌を促進した。反応混合物を、周囲温度で4時間撹拌させた。反応混合物を、塩化アンモニウム飽和水溶液(10mL)と酢酸エチル(10mL)に分配した。相を分離し、水相を酢酸エチル(3×10mL)で抽出した。この抽出物を合わせ、乾燥させ(硫酸ナトリウム)、濾過し、減圧下で蒸発させた。この材料を、ヘキサン/酢酸エチル(3:2)で溶離するシリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、無色油として生成物(20mg)を得た。
ステップD:2−(6−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−2−オキサスピロ[3.3]ヘプタン−6−イル)アセトニトリルの調製:アセトニトリル(1mL)中の7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−5−(1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン(25mg、0.094mmol)、2−(2−オキサスピロ[3.3]ヘプタン−6−イリデン)アセトニトリル(19mg、0.14mmol)、およびDBU(7.2mg、0.047mmol)の混合物を、密閉バイアル中で、50℃で24時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、この材料を、(メタノール中6%の水酸化アンモニウム)/塩化メチレン(1:25〜1:15の勾配)で溶離するシリカゲルクロマトグラフィーによって精製して、白色固体として純粋な所望の生成物(27.5mg)を得た。MS(apci)m/z=401.1(M+H)。
実施例149
2−(3−(4−(7−シクロプロピルイミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル
ステップA:tert−ブチル3−(シアノメチル)−3−(4−(7−シクロプロピルイミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−1−カルボン酸塩の調製:バイアルに、tert−ブチル3−(4−(7−クロロイミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−3−(シアノメチル)アゼチジン−1−カルボン酸塩(調製物N;400mg、0.967mmol)、シクロプロピルボロン酸(830mg、9.67mmol)、Pddba(177mg、0.193mmol)、XPHOS(92mg、0.913mmol)、S−Phos(79mg、0.913mmol)、リン酸カリウム(3.87mmol;2M 水溶液)、および1,4−ジオキサン(10mL)を添加した。混合物を窒素で15分間スパージし、このバイアルを密閉した。混合物を、6時間撹拌しながら、75℃で加熱した。混合物を冷却させ、塩化メチレン(30mL)で希釈した。重炭酸ナトリウム水溶液(20mL)を添加した。相を分離し、水相を塩化メチレン(2×30mL)で抽出した。合わせた有機相を乾燥させ(硫酸マグネシウム)、濾過し、減圧下で濃縮した。
この材料をメタノール中の塩化メチレン/6%の水酸化アンモニウム(98:2〜96:4の勾配)で溶離するシリカゲル上でのクロマトグラフィーによって精製して、所望の生成物(260mg)を得た。
ステップB:2−(3−(4−(7−シクロプロピルイミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル三塩酸塩の調製:1,4−ジオキサン(1mL)中のtert−ブチル3−(シアノメチル)−3−(4−(7−シクロプロピルイミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−1−カルボン酸塩(100mg、0.238mmol)の溶液に、1,4−ジオキサン(2.4mL;4M溶液)中の塩化水素を添加した。混合物を、密閉バイアル中で、3時間撹拌した。溶媒を減圧下で除去して、オフホワイト色の固体として、生成物(100mg)を得た。MS(apci)m/z=320.1(M+H)。
ステップC:2−(3−(4−(7−シクロプロピルイミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリルの調製:2−(3−(4−(7−シクロプロピルイミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル三塩酸塩(100mg、0.233mmol)およびアセトニトリル(2mL)の混合物に、2,2,2−トリフルオロエチルトリフルオロメタンスルホン酸塩(108mg、0.466mmol)およびTEA(118mg、1.17mmol)を添加した。混合物を、密閉バイアル中で、15時間撹拌した。水(40mL)を添加し、混合物を塩化メチレン(3×30mL)で抽出した。合わせた抽出物を乾燥させ(硫酸ナトリウムおよび硫酸マグネシウム)、濾過し、減圧下で濃縮した。この材料をメタノール中の塩化メチレン/6%の水酸化アンモニウム(98:2〜96:4の勾配)で溶離するシリカゲル上でのクロマトグラフィーによって精製して、白色発泡体として所望の生成物(56mg)を得た。MS(apci)m/z=402.1(M+H)。
実施例150
2−(2−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−7−オキサスピロ[3.5]ノナン−2−イル)アセトニトリル
ステップA:4−メチレンテトラヒドロ−2H−ピランの調製:THF(50mL)中のジヒドロ−2H−ピラン−4(3H)−オン(2.50g;25.0mmol)の溶液を、窒素で15分間スパージした。この溶液を、撹拌しながら、窒素下で5℃まで冷却した。Tebbe試薬(ビス(シクロペンタジエニル)−μ−クロロ(ジメチルアルミニウム)−μ−メチレンチタニウム)(25.0mmol;トルエン中0.50M溶液;Sigma−Aldrich Chemical Co.)の溶液を添加した。混合物を、周囲温度まで加温させた。エーテル(400mL)を添加した。この試薬を、0.1M 水酸化ナトリウム(10mL)を慎重に添加することによって反応停止した(この反応停止は、かなりの発泡性があり、発熱しやすい)。得られた溶液を、乾燥させ(硫酸ナトリウム)、セライト(登録商標)およびアルミナの混合物を通して濾過し、エーテルで濾過ケーキを洗浄した。濾液を部分的に濃縮し、エーテルの大部分を50℃、580mm Hgの圧力で除去した。得られた混合物をペンタンで希釈し、セライト(登録商標)を通して濾過し、次いで、前述のように(揮発性生成物を損なわないようにして)部分的に濃縮した。トルエン/ペンタン中の得られた溶液を、生成物を特徴付けることなく、次のステップを継続した。
ステップB:1,1−ジクロロ−7−オキサスピロ[3.5]ノナン−2−オンの調製:亜鉛を、公開された手順(Synthesis 1971;415)に従って活性化した。水和した硫酸銅(14g)を、水(150mL)中に溶解し、亜鉛粉末(60g)に添加した。混合物を窒素下で2時間撹拌した。活性亜鉛を濾過によって単離し、アセトンで洗浄し、使用前に、真空オーブン中で、100℃で乾燥させた。ステップAからの4−メチレンテトラヒドロ−2H−ピランの溶液を硫酸ナトリウムおよび硫酸マグネシウムで乾燥させ、セライト(登録商標)を通して濾過した(エーテルで濾過ケーキを洗浄)。これにより、沈殿した一部の橙色固体を除去した。乾燥エーテル(250mL)中のトリクロロアセチルクロリド(5.00g;27.5mmol)の溶液を、乾燥エーテル(250mL)中の4−メチレンテトラヒドロ−2H−ピランおよび活性亜鉛(5.00g;76.5mmol)の撹拌還流した混合物に、窒素下で徐々に(4時間かけて)添加した。混合物を、16時間還流で撹拌した。この溶液を、セライト(登録商標)を通して濾過し、減圧下で濃縮した。この材料を、10:1のヘキサン/酢酸エチルで溶離するシリカゲル上でのクロマトグラフィーによって精製して、無色油として純粋な生成物(160mg)を得て、これを次のステップに直接継続した。
ステップC:7−オキサスピロ[3.5]ノナン−2−オンの調製:ステップBからの不純物1,1−ジクロロ−7−オキサスピロ[3.5]ノナン−2−オンを、亜鉛(150mg、2.30mmol)および5mLの酢酸/水(1:1)で4時間撹拌した。混合物を−20℃で1日間保存し、エーテル(20mL)で希釈し、セライト(登録商標)のパッドを通して濾過した。この溶液を重炭酸ナトリウム水溶液で中和し、エーテル(5×20mL)で抽出した。合わせたエーテル抽出物を乾燥させ(硫酸ナトリウム)、濾過し、減圧下で濃縮した。この材料を、1:1の酢酸エチル/ヘキサンで溶離するシリカゲル上でのクロマトグラフィーによって精製して、無色油として生成物(61mg)を得た。
ステップD:2−(7−オキサスピロ[3.5]ノナン−2−イリデン)アセトニトリルの調製:これを、実施例148のステップCに類似した様式で、7−オキサスピロ[3.5]ノナン−2−オン(45mg;0.321mg)から精製して、所望の生成物(43mg)を得た。
ステップE:2−(2−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−7−オキサスピロ[3.5]ノナン−2−イル)アセトニトリルの調製:これを、実施例148のステップDに類似した様式で、7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−5−(1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン(40mg、0.151mmol)および2−(7−オキサスピロ[3.5]ノナン−2−イリデン)アセトニトリル(37mg、0.226mmol)から精製して、所望の生成物(39mg)を得た。MS(apci)m/z=429.2(M+H)。
実施例151
2−(2−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)スピロ[3.5]ノナン−2−イル)アセトニトリル
ステップA:1,1−ジクロロスピロ[3.5]ノナン−2−オンの調製:これを、参考文献の手順(Tetrahedron 1993,49(36),8159)に従って調製した。乾燥エーテル(100mL)中の、活性亜鉛(5.00g;76.5mmol)(実施例150のステップBに従って調製)およびメチレンシクロヘキサン(2.40g;25.0mmol)を、窒素下で、追加漏斗および凝縮器を備えた250mLの3口フラスコ中で混合した。混合物を、25℃で超音波浴中に置いた。この溶液を超音波で処理するとき、乾燥エーテル(50mL)中のトリクロロアセチルクロリド(5.91g;32.5mmol)を滴加した。超音波処理を3時間継続した。混合物を、セライト(登録商標)を通して濾過し、この溶液を塩化アンモニウム飽和水溶液(50mL)および重炭酸ナトリウム飽和水溶液(50mL)で洗浄した。この溶液を乾燥させ(硫酸ナトリウム)、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を、エーテルを用いてシリカゲルプラグを通過させた。濾液を蒸発させて、黄色油として生成物(5.03g)を得た。
ステップB:スピロ[3.5]ノナン−2−オンの調製:参考文献の手順(Tetrahedron 1993,49(36),8159)に従って。1,1−ジクロロスピロ[3.5]ノナン−2−オン(5.00g;24.1mmol)および亜鉛粉末(4.74g;72.4mmol)の混合物を、酢酸(60mL)および水(30mL)中で4時間撹拌した。次いで、この溶液を−20℃で15時間保存した。混合物を、セライト(登録商標)を通して濾過し、これをエーテルおよびヘキサンで洗浄し、次いで、濾液を水酸化ナトリウム飽和水溶液(2N;4×100mL)で洗浄した(これにより、白色塩の沈殿物が生じ、これは、濾過によって除去する必要があった)。有機相を、水(30mL)で洗浄し、乾燥させ(硫酸ナトリウム)、濾過し、減圧下で濃縮した。この材料を、ヘキサン/エーテル(10:1)で溶離するシリカゲル上でのクロマトグラフィーによって精製して、ほぼ無色の油として所望の生成物(2.56g)を得た。
ステップC:2−(スピロ[3.5]ノナン−2−イリデン)アセトニトリルの調製:これを、実施例148のステップCに記載される手順を用いて、スピロ[3.5]ノナン−2−オン(1.25g)から調製して、所望の生成物(1.14g)を得た。
ステップD:2−(2−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)スピロ[3.5]ノナン−2−イル)アセトニトリルの調製:これを、実施例148のステップDに記載される手順を用いて、7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−5−(1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン(100mg、0.377mmol)および2−(スピロ[3.5]ノナン−2−イリデン)アセトニトリル(91mg、0.565mmol)を得て、所望の生成物(60mg)を得た。MS(apci)m/z=427.2(M+H)。
実施例152
3−シクロプロピル−3−(4−(3−フルオロ−7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル
3−シクロプロピル−3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル(実施例2;0.200g、0.558mmol)、Selectfluor(登録商標)(0.395g、1.12mmol)および酢酸(0.320mL、5.58mmol)を、MeCN(20mL)中に懸濁し、80℃まで一晩加熱した。反応混合物を周囲温度まで冷却し、反応混合物を炭酸水素ナトリウム飽和水溶液と酢酸エチルに分配した。合わせた有機抽出物を、ブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗材料を得、これを1〜2%(9:1 MeOH:NHOH)/ジクロロメタンで溶離するフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製して、3−シクロプロピル−3−(4−(3−フルオロ−7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)プロパンニトリル(0.042g、0.112mmol、収率20%)を得た。MS(apci)m/z=377.1(M+H)。
実施例153
2−(3−(4−(3−クロロ−7−(1−(オキセタン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル
2−(3−(4−(7−(1−(オキセタン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル(実施例105;0.040g、0.08274mmol)を、DCM(3mL)およびNaHCO飽和水溶液(1mL)中に懸濁した。n−クロロスクシンイミド(0.017g、0.124mmol)を一度に添加し、反応混合物を周囲温度で 一晩撹拌した。さらに、n−クロロスクシンイミド(0.033g、0.248mmol)を添加し、反応物を周囲温度で一晩撹拌させた。反応混合物を、NaHCO飽和水溶液とDCMに分配した。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、減圧下で濃縮して、粗材料を得、これを1〜2%(9:1のMeOH:NHOH)/DCMで溶離するフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製して、2−(3−(4−(3−クロロ−7−(1−(オキセタン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−(2,2,2−トリフルオロエチル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル(0.012g、0.023mmol、収率28%)を得た。MS(apci)m/z=518.1(M+H)。
実施例154
2−(3−(4−(3−フルオロ−7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−((トリフルオロメチル)スルホニル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル
2−(3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−(トリフルオロメチルスルホニル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル(実施例96;0.200g、0.407mmol)、Selectfluor(0.288g、0.814mmol)、および酢酸(0.233mL、4.07mmol)を、MeCN(20mL)中に懸濁し、80℃まで一晩加熱した。反応混合物を周囲温度まで冷却し、反応混合物を炭酸水素ナトリウム飽和水溶液と酢酸エチルに分配した。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して、粗材料を得、これを1〜2%(9:1のMeOH:NHOH)/ジクロロメタンで溶離するフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製して、2−(3−(4−(3−フルオロ−7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−(トリフルオロメチルスルホニル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル(0.043g、0.084mmol、収率21%)を得た。MS(apci)m/z=510.1(M+H)。
実施例155
2−(3−(4−(3−クロロ−7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−((トリフルオロメチル)スルホニル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル
2−(3−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−(トリフルオロメチルスルホニル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル(実施例96;0.150g、0.305mmol)を、DCM(5mL)およびNaHCO飽和水溶液(2mL)中に懸濁した。n−クロロスクシンイミド(0.204g、1.53mmol)を一度に添加し、反応混合物を周囲温度で一晩撹拌した。反応混合物を、NaHCO飽和水溶液とDCMに分配した。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、減圧下で濃縮して、粗材料を得、これを2〜3%(9:1のMeOH:NHOH)/DCMで溶離するフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製して、2−(3−(4−(3−クロロ−7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−(トリフルオロメチルスルホニル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル(0.027g、0.051mmol、収率17%)を得た。MS(apci)m/z=526.0(M+H)。
実施例156
2−(1−(2,2−ジフルオロエチル)−3−(4−(7−(1−(オキセタン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル
ステップA:tert−ブチル3−(シアノメチル)−3−(4−(7−(1−(オキセタン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−1−カルボン酸塩の調製:tert−ブチル3−(4−(7−クロロイミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−3−(シアノメチル)アゼチジン−1−カルボン酸塩(調製物N;2.00g、4.83mmol)、1−(オキセタン−3−イル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(表2、化合物f;1.81g、7.25mmol)、XPHOS(0.461g、0.967mmol)、およびKPO(7.25mL、14.5mmol)を、1,4−ジオキサン(50mL)中に懸濁し、アルゴン(g)で10分間パージした。Pddba(0.443g、0.483mmol)を添加し、このシステムを密閉し、75℃で一晩加熱した。反応混合物を、周囲温度まで冷却し、NaHCO飽和水溶液とEtOAcに分配した。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、減圧下で濃縮して、粗材料を得、これを2〜5%(9:1のMeOH:NHOH)/DCMで溶離するフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製して、tert−ブチル3−(シアノメチル)−3−(4−(7−(1−(オキセタン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−1−カルボン酸塩(1.46g、2.91mmol、収率60.2%)を得た。MS(apci)m/z=502.2(M+H)。
ステップB:2−(3−(4−(7−(1−(オキセタン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリルビス(2,2,2−トリフルオロ酢酸塩)の調製:tert−ブチル3−(シアノメチル)−3−(4−(7−(1−(オキセタン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−1−カルボン酸塩(0.75g、1.5mmol)を、DCM(15mL)およびTFA(5mL)中に懸濁し、周囲温度で2時間撹拌した。反応混合物をトルエンで希釈し、減圧下で濃縮した。この材料を、DCMおよびMeOHを有する別のフラスコに移し、減圧下で濃縮して、粗物2−(3−(4−(7−(1−(オキセタン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリルビス(2,2,2−トリフルオロ酢酸塩)(1.31g、1.46mmol、収率97.4%)を得、これをさらに精製することなく次のステップで使用した。
ステップC:2−(1−(2,2−ジフルオロエチル)−3−(4−(7−(1−(オキセタン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリルの調製:2−(3−(4−(7−(1−(オキセタン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリルビス(2,2,2−トリフルオロ酢酸塩)(0.080g、0.089mmol)、2,2−ジフルオロエチルトリフルオロメタンスルホン酸塩(0.038g、0.178mmol)、およびN−エチル−N−イソプロピルプロパン−2−アミン(0.093mL、0.534mmol)を、DMF(5mL)中に懸濁し、周囲温度で1時間撹拌した。反応混合物を、NaHCO飽和水溶液とEtOAcに分配した。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、減圧下で濃縮して、粗材料を得、これを2.5〜3.5%(9:1のMeOH:NHOH)/DCMで溶離するフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製して、2−(1−(2,2−ジフルオロエチル)−3−(4−(7−(1−(オキセタン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル(0.005g、0.011mmol、収率12%)を得た。MS(apci)m/z=466.2(M+H)。
実施例157
2−(3−(4−(7−(1−(オキセタン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル
1 トリフルオロメタンスルホン酸塩を2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピルトリフルオロメタンスルホン酸塩で置き換えて、2−(3−(4−(7−(1−(オキセタン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−(2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリルを、実施例156の手順に従って調製した。MS(apci)m/z=534.1(M+H)。
実施例158
2−(3−(4−(7−(4−メトキシフェニル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−(トリフルオロメチルスルホニル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル
ステップA:tert−ブチル3−(シアノメチル)−3−(4−(7−(4−メトキシフェニル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−1−カルボン酸塩の調製:tert−ブチル3−(4−(7−クロロイミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−3−(シアノメチル)アゼチジン−1−カルボン酸塩(調製物N;2.80g、6.76mmol)、4−メトキシベンゼンボロン酸(1.54g、10.1mmol)、ジシクロヘキシル(2′,4′,6′−トリイソプロピルビフェニル2−イル)ホスフィン(0.644g、1.35mmol)、およびKPO(10.1mL、20.3mmol)を、1,4−ジオキサン(30mL)中に懸濁し、アルゴン(g)でパージした。Pddba(0.619g、0.676mmol)を添加し、このシステムを密閉し、75℃で一晩加熱した。反応混合物をEtOAcおよびNaHCO飽和水溶液で希釈した。二相性混合物を、セライト(登録商標)のパッドを通過させて、固体を除去した。セライト(登録商標)をDCMおよびMeOHで洗浄した。有機層を分離し、次いで、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、減圧下で濃縮して、いくらかの粗材料を得た。これをDCMおよびMeOHと合わせ、セライト(登録商標)を洗い流して、粗物の全材料を得た。粗材料を、DCM中に懸濁して、カラムに負荷させた。多くの固体は、溶解せず、回収され、所望の粗材料として確認された。この粗材料をカラムに負荷し、2〜4%(9:1のMeOH:NHOH)/DCMで溶離するフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製して、tert−ブチル3−(シアノメチル)−3−(4−(7−(4−メトキシフェニル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−1−カルボン酸塩(3.42g、7.044mmol、収率104.3%)を得た。MS(apci)m/z=486.2(M+H)。
ステップB:2−(3−(4−(7−(4−メトキシフェニル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル二塩酸塩の調製:tert−ブチル3−(シアノメチル)−3−(4−(7−(4−メトキシフェニル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−1−カルボン酸塩(1.60g、3.30mmol)を、20mLの1,4−ジオキサン中に懸濁し、次いで、HCl(41.2mL、165mmol)(ジオキサン中4M)を一度に添加した。反応物を周囲温度で一晩撹拌し、次いで、減圧下で濃縮して、粗材料を得、これをさらに精製することなく次のステップで使用した。
ステップC:2−(3−(4−(7−(4−メトキシフェニル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−(トリフルオロメチルスルホニル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリルの調製:2−(3−(4−(7−(4−メトキシフェニル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル二塩酸塩(0.300g、0.655mmol)およびDIEA(0.57mL、3.3mmol)を、DCM(10mL)中に懸濁し、0℃まで冷却した。トリフルオロメタンスルホン酸無水物(0.165mL、0.982mmol)を滴加し、反応混合物を周囲温度まで一晩加温させた。反応混合物を、NaHCO飽和水溶液とDCMに分配した。合わせた有機抽出物を乾燥させ(MgSO)、濾過し、減圧下で濃縮し、粗材料を2%(9:1のMeOH:NHOH)/DCM)で溶離するフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製して、2−(3−(4−(7−(4−メトキシフェニル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)−1−(トリフルオロメチルスルホニル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル(0.188g、0.363mmol、収率55.5%)を得た。MS(apci)m/z=518.1(M+H)。
実施例159
2−(1−(シクロプロピルスルホニル)−3−(4−(7−(4−メトキシフェニル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリル
1 トリフルオロメタンスルホン酸無水物をシクロプロパンスルホニルクロリドで置き換えて、実施例158の手順に従って、2−(1−(シクロプロピルスルホニル)−3−(4−(7−(4−メトキシフェニル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)アゼチジン−3−イル)アセトニトリルを調製した。MS(apci)m/z=490.1(M+H)。
実施例160
2−(2−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)スピロ[3.3]ヘプタン−2−イル)アセトニトリル
ステップA:1,1−ジクロロスピロ[3.3]ヘプタン−2−オンの調製:メチレンシクロブタン(5.00g、70.5mmol)および亜鉛粉末(13.8g、211mmol)を、追加漏斗および還流凝縮器を備えた3口丸底フラスコ中で、乾燥EtO(200mL)中に懸濁し、25℃で超音波浴中に置いた。このシステムを超音波処理し、2,2,2−トリクロロアセチルクロリド(10.282mL、91.607mmol)(50mLの乾燥EtO中の溶液として)を滴加し、この間、反応物は温かくなり、EtOが還流し始めた)。超音波処理を4時間継続した。反応混合物を、セライト(登録商標)のパッドを通して濾過し、有機層を、NHCl、NaHCO、およびブラインの順次に洗浄した。有機層を乾燥させ(MgSO)、濾過し、減圧下で濃縮して、粗材料を得、これを精製することなく次のステップで用いた。
ステップB:スピロ[3.3]ヘプタン−2−オンの調製:前述のステップからの粗物1,1−ジクロロスピロ[3.3]ヘプタン−2−オン(12.6g、70.5mmol)を、酢酸(80mL、1400mmol)および水(50mL)中に懸濁し、周囲温度で5時間撹拌した。反応混合物をセライト(登録商標)のパッドを通過させ、EtOで溶離した。有機層を1N NaOH、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、減圧下で濃縮して、粗材料を得、これを精製することなく次のステップで用いた。
ステップC:2−(スピロ[3.3]ヘプタン−2−イリデン)アセトニトリルの調製:ジエチルシアノメチルホスホン酸塩(3.15mL、20.0mmol)を、THF(30mL)中に懸濁し、0℃まで冷却した。カリウム2−メチルプロパン−2−オレート(2.35g、21.0mmol)を少量ずつ添加し、0℃で15分間撹拌した。THF(20mL)中の溶液としてスピロ[3.3]ヘプタン−2−オン(2.100g、19.06mmol)を滴加し、反応混合物を周囲温度まで一晩加温させた。反応混合物を、水、NHCl飽和水溶液、およびEtOAcに分配した。有機層をNHCl飽和水溶液、ブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、減圧下で濃縮して、粗材料を得た。粗物を、2.5%のEtOAc/ヘキサンで溶離するフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製して、2−(スピロ[3.3]ヘプタン−2−イリデン)アセトニトリル(1.40g、10.5mmol、収率55%)を得た。H NMR(CDCl)δ5.14−5012(m,1H),2.93−2.91(m,2H),2.82−2.80(m,2H),2.10−2.04(m,4H),1.91−1.85(m,2H)。
ステップD:2−(2−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)スピロ[3.3]ヘプタン−2−イル)アセトニトリルの調製:7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−5−(1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン(調製物K−1;0.050g、0.189mmol)、2−(スピロ[3.3]ヘプタン−2−イリデン)アセトニトリル(0.050g、0.377mmol)および2,3,4,6,7,8,9,10−オクタヒドロピリミド[1,2−a]アゼピン(0.014mL、0.094mmol)を、MeCN(3mL)中に懸濁し、周囲温度で一晩撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮し、粗材料を1〜4%(9:1のMeOH:NHOH)/DCMで溶離するフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製して、2−(2−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)スピロ[3.3]ヘプタン−2−イル)アセトニトリル(0.032g、0.080mmol、収率42%)を得た。MS(apci)m/z=399.2(M+H)。
実施例161
2−(2−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)スピロ[3.4]オクタン−2−イル)アセトニトリル
2−(2−(4−(7−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)スピロ[3.4]オクタン−2−イル)アセトニトリルを、適切な出発材料を用いて、実施例160の方法に従って調製した。MS(apci)m/z=413.2(M+H)。
実施例162
2−(2−(4−(7−(1−(オキセタン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)スピロ[3.3]ヘプタン−2−イル)アセトニトリル
ステップA:2−(2−(4−(7−クロロイミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)スピロ[3.3]ヘプタン−2−イル)アセトニトリルの調製:7−クロロ−5−(1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン(調製物M,ステップA;0.380g、1.73mmol)、2−(スピロ[3.3]ヘプタン−2−イリデン)アセトニトリル(実施例160のステップA〜C;0.461g、3.46mmol)、およびDBU(0.130mL、0.865mmol)を、MeCN(10mL)中に懸濁し、周囲温度で一晩撹拌した。反応混合物を、NHCl飽和水溶液とEtOAcに分配した。有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、減圧下で濃縮して、粗材料を得、これを2〜3%(9:1のMeOH:NHOH)/DCMで溶離するフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製して、2−(2−(4−(7−クロロイミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)スピロ[3.3]ヘプタン−2−イル)アセトニトリル(0.493g、1.40mmol、収率81%)を得た。MS(apci)m/z=353.1(M+H)。
ステップB:2−(2−(4−(7−(1−(オキセタン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)スピロ[3.3]ヘプタン−2−イル)アセトニトリルの調製:2−(2−(4−(7−クロロイミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)スピロ[3.3]ヘプタン−2−イル)アセトニトリル(0.200g、0.567mmol)、1−(オキセタン−3−イル)−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(表2、化合物f;0.213g、0.850mmol)、ジシクロヘキシル(2′,4′,6′−トリイソプロピルビフェニル2−イル)ホスフィン(0.054g、0.113mmol)、およびKPO(0.85mL、1.7mmol)を、1,4−ジオキサン(10mL)中に懸濁し、アルゴン(g)でパージした。Pddba(0.052g、0.057mmol)を添加し、システムを密閉し、80℃で一晩加熱した。反応混合物を、周囲温度まで冷却し、NaHCO飽和水溶液とEtOAcに分配した。有機層をブラインで洗浄し、乾燥させ(MgSO)、濾過し、減圧下で濃縮して、粗材料を得、これを2〜3%(9:1のMeOH:NHOH)/DCMで溶離するフラッシュカラムクロマトグラフィーによって精製して、2−(2−(4−(7−(1−(オキセタン−3−イル)−1H−ピラゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−c]ピリミジン−5−イル)−1H−ピラゾール−1−イル)スピロ[3.3]ヘプタン−2−イル)アセトニトリル(0.184g、0.418mmol、収率74%)を得た。MS(apci)m/z=441.2(M+H)。

Claims (59)

  1. 一般式Iの化合物であって、
    式中、
    は、NまたはCR3aであり、Xは、NまたはCR3bであり、
    3aおよびR3bは、独立して、H、(1−6Cアルキル)、CF、F、Cl、CN、または(3−6C)シクロアルキルであり、
    は、hetAr、hetAr、hetAr、Ar、Ar、C(=O)NR、(3−6C)シクロアルキル、またはN−(1−3Cアルキル)ピリジノニルであり、
    hetArは、N、O、およびSから独立して選択される1〜3個の環ヘテロ原子を有し、(1−6C)アルキル、フルオロ(1−6C)アルキル、ジフルオロ(1−6C)アルキル、トリフルオロ(1−6C)アルキル、(1−4Cアルコキシ)(1−6C)アルキル、トリメチルシリル(1−4Cアルコキシ)(1−6C)アルキル、(3−6C)シクロアルキル、4〜6員のオキサ環式環、hetCyc(1−2C)アルキル、hetAr(1−2C)アルキル、および(1−4Cアルキルスルホニル)(1−6Cアルキル)から独立して選択される1個以上の置換基で任意に置換される、5員のヘテロアリール環であり、
    hetCycは、NおよびOから独立して選択される1〜2個の環ヘテロ原子を有する6員の複素環であり、(1−6C)アルキルで任意に置換され、
    hetArは、1〜2個の環窒素原子を有する6員のヘテロアリールであり、
    hetArは、3個の環窒素原子を有し、(1−6C)アルキルから独立して選択される1個以上の置換基で任意に置換される、9員の二環式の部分的に不飽和または完全に不飽和の複素環式環であり、
    hetArは、1〜2個の環窒素原子を有し、(1−6C)アルキル、hetCyc、および(1−6C)アルコキシから独立して選択される1個以上の置換基で任意に置換される、6員のヘテロアリールであり、
    hetCycは、1〜2個の環窒素原子を有し、(1−6C)アルキルから独立して選択される1個以上の置換基で任意に置換される、6員の複素環であり、
    Arは、hetCyc、hetCyc、hetAr、トリフルオロ(1−6C)アルキル、および(1−6C)アルコキシから選択される置換基で置換されるフェニルであり、
    hetCycは、NおよびOから独立して選択される1〜2個の環ヘテロ原子を有し、(1−6C)アルキルから独立して選択される1個以上の置換基で任意に置換される、6員の複素環であり、
    hetCycは、NおよびOから独立して選択される1〜2個の環ヘテロ原子を有する8員の架橋複素環式環であり、
    hetArは、1〜2個の環窒素原子を有し、(1−6C)アルキルから独立して選択される1個以上の置換基で任意に置換される、5員のヘテロアリール環であり、
    Arは、5〜6員のアザ環式環に縮合されるベンゾ環であり、(1−6C)アルキルから独立して選択される1個以上の置換基で任意に置換され、
    は、Hであり、
    は、(1−6C)アルキル、(3−6C)シクロアルキル、またはhetArであり、
    hetArは、1〜2個の環窒素原子を有する6員ヘテロアリールであり、
    は、水素、ハロゲン、(1−4C)アルキル、CF、CN、(3−4C)シクロアルキル、アゼチジニル、またはオキセタニルであり、
    は、水素、(1−6C)アルキル、CF、F、Cl、CN、または(3−6C)シクロアルキルであり、
    は、Hまたは(1−6C)アルキルであり、
    は、H、(1−6C)アルキル、−CHCN、(3−6C)シクロアルキル(1個以上のハロゲンで任意に置換される)、hetCyc、Ar、またはhetArであるか、
    あるいは、RおよびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、(1−6C)アルキル、フルオロ(1−6C)アルキル、ジフルオロ(1−6C)アルキル、トリフルオロ(1−6C)アルキル、テトラフルオロ(1−6C)アルキル、ペンタフルオロ(1−6C)アルキル、(3−4C)アルキニル、シアノ(1−4C)アルキル、ベンジル、−CH(3−6Cシクロアルキル)、−CHhetCyc、−C(=O)O(1−6Cアルキル)、−C(=O)(1−6Cアルキル)、−C(=O)(CR′R′′)CF、hetAr、(3−6C)シクロアルキル、4〜6員のオキサ環式環、および−SOから選択される置換基で任意に置換される、4〜6員のアザ環式環を形成するか、
    あるいは、RおよびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、4員のオキサ環式環を形成するか、
    あるいは、RおよびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、(1−6C)アルキルで任意に置換される3〜6員の炭素環式環を形成するか、
    あるいは、RおよびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、7〜9員の二環式スピロ炭素環を形成するか、
    あるいは、RおよびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、OおよびNから選択される環ヘテロ原子を有する、7〜9員の二環式スピロ複素環を形成し、前記環窒素原子は、存在する場合、(1−6C)アルキル、フルオロ(1−6C)アルキル、ジフルオロ(1−6C)アルキル、トリフルオロ(1−6C)アルキル、テトラフルオロ(1−6C)アルキル、ペンタフルオロ(1−6C)アルキル、および−SOから選択される置換基で任意に置換され、
    hetCycは、環窒素原子を有し、C(=O)(1−6C)アルキルから選択される置換基で置換される5〜6員の複素環であり、
    Arは、ハロゲン、CF、(1−6C)アルキル、および(1−6C)アルコキシから独立して選択される1個以上の置換基で任意に置換されるフェニルであり、
    hetArは、1〜2個の環窒素原子を有し、ハロゲン、(1−6C)アルコキシ、(1−6C)アルキル、およびCFから独立して選択される1個以上の置換基で任意に置換される、6員のヘテロアリールであり、
    hetCycは、6員のオキサ環式環であり、
    R′およびR′′は、独立して、水素またはメチルであるか、あるいは、
    R′およびR′′は、それらが結合する炭素原子と一緒になって、シクロプロピリジン環を形成し、
    hetArは、1〜2個の環窒素原子を有する6員のヘテロアリール環であり、
    は、(1−6C)アルキル、フルオロ(1−3C)アルキル、ジフルオロ(1−3C)アルキル トリフルオロ(1−3C)アルキル、テトラフルオロ(1−3C)アルキル、ペンタフルオロ(1−3C)アルキル、(3−6C)シクロアルキル((1−6C)アルキルで任意に置換される)、またはフェニル((1−6Cアルキル)、CF、CFO−、およびハロゲンから独立して選択される1個以上の基で任意に置換される)であり、
    は、水素またはメチルであり、
    は、水素または(1−6C)アルキルである、化合物、及びその立体異性体、並びに薬学的に許容されるそれらの塩および溶媒和物。
  2. は、NまたはCR3aであり、Xは、NまたはCR3bであり、XおよびXのうちの1つだけが、Nであり得、
    3aおよびR3bは、独立して、H、(1−6Cアルキル)、またはCFであり、
    は、hetAr、hetAr、hetAr、Ar、Ar、またはC(=O)NRであり、
    hetArは、N、O、およびSから独立して選択される1〜3個の環ヘテロ原子を有し、(1−6C)アルキル、フルオロ(1−6C)アルキル、ジフルオロ(1−6C)アルキル、トリフルオロ(1−6C)アルキル、(1−4Cアルコキシ)(1−6C)アルキル、トリメチルシリル(1−4Cアルコキシ)(1−6C)アルキル、(3−6C)シクロアルキル、4〜6員のオキサ環式環、hetCyc(1−2C)アルキル、およびhetAr(1−2C)アルキルから独立して選択される1個以上の置換基で任意に置換される、5員のヘテロアリール環であり、
    hetCycは、NおよびOから独立して選択される1〜2個の環ヘテロ原子を有する6員の複素環であり、(1−6C)アルキルで任意に置換され、
    hetArは、1〜2個の環窒素原子を有する6員のヘテロアリールであり、
    hetArは、3個の環窒素原子を有し、(1−6C)アルキルから独立して選択される1個以上の置換基で任意に置換される、9員の二環式の部分的に不飽和または完全に不飽和の複素環式環であり、
    hetArは、1〜2個の環窒素原子を有し、(1−6C)アルキルおよびhetCycから独立して選択される1個以上の置換基で任意に置換される、6員のヘテロアリールであり、
    hetCycは、1〜2個の環窒素原子を有し、(1−6C)アルキルから独立して選択される1個以上の置換基で任意に置換される、6員の複素環であり、
    Arは、hetCyc、hetCyc、およびhetArから選択される置換基で置換されるフェニルであり、hetCycは、NおよびOから独立して選択される1〜2個の環ヘテロ原子を有し、(1−6C)アルキルから独立して選択される1個以上の置換基で任意に置換される、6員の複素環であり、
    hetCycは、NおよびOから独立して選択される1〜2個の環ヘテロ原子を有する8員の架橋複素環式環であり、
    hetArは、1〜2個の環窒素原子を有し、(1−6C)アルキルから独立して選択される1個以上の置換基で任意に置換される、5員のヘテロアリール環であり、
    Arは、5〜6員のアザ環式環に縮合されるベンゾ環であり、(1−6C)アルキルから独立して選択される1個以上の置換基で任意に置換され、
    は、Hであり、
    は、(1−6C)アルキル、(3−6C)シクロアルキル、またはhetArであり、
    hetArは、1〜2個の環窒素原子を有する6員のヘテロアリールであり、
    は、水素、F、Cl、またはCNであり、
    は、水素または(1−6C)アルキルであり、
    は、Hまたは(1−6C)アルキルであり、
    は、H、(1−6C)アルキル、−CHCN、(3−6C)シクロアルキル、hetCyc、Ar、またはhetArであるか、
    あるいは、RおよびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、(1−6C)アルキル、フルオロ(1−6C)アルキル、ジフルオロ(1−6C)アルキル、トリフルオロ(1−6C)アルキル、テトラフルオロ(1−6C)アルキル、ペンタフルオロ(1−6C)アルキル、(3−4C)アルキニル、シアノ(1−4C)アルキル、ベンジル、−CH(3−6Cシクロアルキル)、−CHhetCyc、−C(=O)O(1−6Cアルキル)、−C(=O)(1−6Cアルキル)、−C(=O)(CR′R′′)CF、hetAr、(3−6C)シクロアルキル、4〜6員のオキサ環式環、および−SOから選択される置換基で任意に置換される4員のアザ環式環を形成するか、
    あるいは、RおよびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、(1−6C)アルキル、フルオロ(1−6C)アルキル、ジフルオロ(1−6C)アルキル、トリフルオロ(1−6C)アルキル、テトラフルオロ(1−6C)アルキル、ペンタフルオロ(1−6C)アルキル、(3−4C)アルキニル、シアノ(1−4C)アルキル、ベンジル、−CH(3−6Cシクロアルキル)、−CHhetCyc、−C(=O)O(1−6Cアルキル)、−C(=O)(1−6Cアルキル)、−C(=O)(CR′R′′)CF、hetAr、(3−6C)シクロアルキル、4〜6員のオキサ環式環、および−SOから選択される置換基で置換される6員のアザ環式環を形成するか、
    あるいは、RおよびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、4員のオキサ環式環を形成するか、
    あるいは、RおよびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、3〜6員の炭素環式環を形成し、
    hetCycは、環窒素原子を有し、C(=O)(1−6C)アルキルから選択される置換基で置換される5〜6員の複素環であり、
    Arは、ハロゲン、CF、(1−6C)アルキル、および(1−6C)アルコキシから独立して選択される1個以上の置換基で任意に置換されるフェニルであり、
    hetArは、1〜2個の環窒素原子を有し、ハロゲン、(1−6C)アルコキシ、(1−6C)アルキル、およびCFから独立して選択される1個以上の置換基で任意に置換される、6員のヘテロアリールであり、
    hetCycは、6員のオキサ環式環であり、
    R′およびR′′は、独立して、水素またはメチルであるか、あるいは、
    R′およびR′′は、それらが結合する炭素原子と一緒になって、シクロプロピリジン環を形成し、
    hetArは、1〜2個の環窒素原子を有する6員のヘテロアリール環であり、
    は、(1−6C)アルキル、フルオロ(1−3C)アルキル、ジフルオロ(1−3C)アルキル トリフルオロ(1−3C)アルキル、テトラフルオロ(1−3C)アルキル、ペンタフルオロ(1−3C)アルキル、(3−6C)シクロアルキル、またはフェニルであり、
    は、水素であり、
    は、水素または(1−6C)アルキルである、請求項1に記載の化合物。
  3. は、hetArまたはhetArである、請求項1に記載の化合物。
  4. は、hetArである、請求項1または2に記載の化合物。
  5. hetArは、(1−6C)アルキル、フルオロ(1−6C)アルキル、ジフルオロ(1−6C)アルキル、トリフルオロ(1−6C)アルキル、(1−4Cアルコキシ)(1−6C)アルキル、トリメチルシリル(1−4Cアルコキシ)(1−6C)アルキル、(3−6C)シクロアルキル、4〜6員のオキサ環式環、hetCyc(1−2C)アルキル、およびhetAr(1−2C)アルキルから独立して選択される1個以上の置換基で任意に置換される、ピラゾリル、チアゾリル、オキサゾリル、チアジアゾリル、イミダゾリル、ピロリル、またはチオフェニルである、請求項1〜3のいずれかに記載の化合物。
  6. hetArは、メチル、エチル、イソプロピル、イソブチル、2,2,2−トリフルオロエチル、(2−イソプロポキシ)エチル、トリメチルシリルエトキシメチル、シクロブチル、オキセタニル、4−テトラヒドロ−2H−ピラニル、(4−メチルピペラジニル)エチル、およびピリド−3−イルメチルから独立して選択される1個以上の置換基で任意に置換される、ピラゾール−4−イル、チアゾール−5−イル、イミダゾール−1−イル、または1,3,4−チアジアゾール−2−イルである、請求項1〜4のいずれかに記載の化合物。
  7. hetArは、メチル、エチル、イソプロピル、イソブチル、2,2,2−トリフルオロエチル、(2−イソプロポキシ)エチル、トリメチルシリルエトキシメチル、シクロブチル、オキセタニル、4−テトラヒドロ−2H−ピラニル、(4−メチルピペラジニル)エチル、およびピリド−3−イルメチルから選択される置換基で任意に置換される、ピラゾール−4−イルである、請求項1〜5のいずれかに記載の化合物。
  8. は、hetArである、請求項1または2に記載の化合物。
  9. hetArは、(1−6C)アルキルから独立して選択される1個以上の置換基で任意に置換される、5,6,7,8−テトラヒドロイミダゾ[1,2−a]ピラジニルである、請求項1、2、または7のいずれかに記載の化合物。
  10. は、hetArである、請求項1または2に記載の化合物。
  11. hetArは、(1−6C)アルキルまたはhetCycから独立して選択される1個以上の置換基で任意に置換される、ピリジルまたはピリミジルである、請求項1、2、または9のいずれかに記載の化合物。
  12. は、メチルまたは4−メチルピペリジニルで任意に置換されるピリジルである、請求項1、2、9、または10のいずれかに記載の化合物。
  13. は、ArおよびArから選択される、請求項1に記載の化合物。
  14. は、Arである、請求項1または12に記載の化合物。
  15. Arは、(i)モルホリニル、(ii)(1−6C)アルキルで任意に置換されるピペリジニル、(iii)(1−6C)アルキルで任意に置換されるピペラジニル、(iv)オキサ−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタン、および(v)(1−6C)アルキルで任意に置換されるピラゾリル、から選択される置換基で任意に置換されるフェニルである、請求項1、12、または13のいずれかに記載の化合物。
  16. Arは、モルホリン−4−イル、1−メチルピペリジン−4−イル、1−メチルピペリジン−4−イル、8−オキサ−3−アザビシクロ[3.2.1]オクタニル、および1−メチル−1H−ピラゾリルから選択される置換基で置換されるフェニルである、請求項1、13、または14のいずれかに記載の化合物。
  17. は、Arである、請求項1または12に記載の化合物。
  18. Arは、(1−6C)アルキルから独立して選択される1個以上の置換基で任意に置換される、1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イルまたは1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−7−イルである、請求項1、12、または16のいずれかに記載の化合物。
  19. Arは、1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル、2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−6−イル、1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−7−イル、または2−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン−7−イルである、請求項1、12、16、または17のいずれかに記載の化合物。
  20. は、C(=O)NRである、請求項1に記載の化合物。
  21. は、Hまたは(1−6C)アルキルであり、Rは、H、(1−6C)アルキル、−CHCN、(3−6C)シクロアルキル、hetCyc、Ar、またはhetArである、請求項1〜19のいずれかに記載の化合物。
  22. は、Hまたは(1−6C)アルキルであり、Rは、H、メチル、t−ブチル、2,2−ジメチルプロピル、シアノメチル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、1−アセチルピペリジン−4−イル、フェニル、トリフルオロメチルフェニル、クロロフェニル、ピリジル、メトキシピリジル、またはブロモピリジルである、請求項1〜20のいずれかに記載の化合物。
  23. は、Hまたは(1−6C)アルキルであり、Rは、シクロプロピル、シクロブチル、またはシクロペンチルである、請求項1〜21のいずれかに記載の化合物。
  24. は、Hである、請求項1〜22のいずれかに記載の化合物。
  25. およびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、(1−6C)アルキル、フルオロ(1−6C)アルキル、ジフルオロ(1−6C)アルキル、トリフルオロ(1−6C)アルキル、テトラフルオロ(1−6C)アルキル、ペンタフルオロ(1−6C)アルキル、(3−4C)アルキニル、シアノ(1−4C)アルキル、ベンジル、−CH(3−6Cシクロアルキル)、−CHhetCyc、−C(=O)O(1−6Cアルキル)、−C(=O)(1−6Cアルキル)、−C(=O)(CR′R′′)CF、hetAr、(3−6C)シクロアルキル、4〜6員のオキサ環式環、および−SOから選択される置換基で任意に置換される、4員のアザ環式環を形成する、請求項1〜19のいずれかに記載の化合物。
  26. およびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、(1−6C)アルキル、フルオロ(1−6C)アルキル、ジフルオロ(1−6C)アルキル、トリフルオロ(1−6C)アルキル、テトラフルオロ(1−6C)アルキル、ペンタフルオロ(1−6C)アルキル、(3−4C)アルキニル、シアノ(1−4C)アルキル、−CH(3−6Cシクロアルキル)、−CH−hetCyc、(3−6C)シクロアルキル、および−SOから選択される置換基で任意に置換される4員のアザ環式環を形成する、請求項1〜19または24のいずれかに記載の化合物。
  27. およびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、(1−6C)アルキル、フルオロ(1−6C)アルキル、ジフルオロ(1−6C)アルキル、トリフルオロ(1−6C)アルキル、テトラフルオロ(1−6C)アルキル、およびペンタフルオロ(1−6C)アルキルから選択される置換基で任意に置換される4員のアザ環式環を形成する、請求項1〜19、24、または25のいずれかに記載の化合物。
  28. およびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、イソブチル、フルオロメチル、3−フルオロプロピル、2−フルオロエチル、2,2−ジフルオロエチル、2,2,3,3−テトラフルオロプロピル、1,3−ジフルオロプロパ−2−イル、2,2,2−トリフルオロエチル、3,3,3−トリフルオロプロピル、および2,2,3,3,3−ペンタフルオロプロピルから選択される置換基で任意に置換される4員のアザ環式環を形成する、請求項1〜19、24、25、または26のいずれかに記載の化合物。
  29. およびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、−C(=O)O(1−6Cアルキル)、−C(=O)(1−6Cアルキル)、−C(=O)(CR′R′′)CFで置換される4員のアザ環式環を形成する、請求項1〜19、または24のいずれかに記載の化合物。
  30. およびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、hetArで置換される4員のアザ環式環を形成する、請求項1〜19、または24のいずれかに記載の化合物。
  31. およびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、ピリミジン−2−イルで置換される4員のアザ環式環を形成する、請求項1〜19、24、または29のいずれかに記載の化合物。
  32. およびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、−SOで置換される4員のアザ環式環を形成する、請求項1〜19、24、または25のいずれかに記載の化合物。
  33. およびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、−SOCH、−SOCHCH、−SOCHCHCH、−SOCH(CH、−SOCHCHCF、−SOCF、−SOCFCF、−SO−シクロプロピル、−SO−シクロヘキシル、または−SO−フェニルで置換される4員のアザ環式環を形成する、請求項1〜19、24、25、または31のいずれかに記載の化合物。
  34. およびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、(1−6C)アルキル、フルオロ(1−6C)アルキル、ジフルオロ(1−6C)アルキル、トリフルオロ(1−6C)アルキル、テトラフルオロ(1−6C)アルキル、ペンタフルオロ(1−6C)アルキル、(3−4C)アルキニル、シアノ(1−4C)アルキル、ベンジル、−CH(3−6Cシクロアルキル)、−CHhetCyc、−C(=O)O(1−6Cアルキル)、−C(=O)(1−6Cアルキル)、−C(=O)(CR′R′′)CF、hetAr、(3−6C)シクロアルキル、4〜6員のオキサ環式環、および−SOから選択される置換基で置換される6員のアザ環式環を形成する、請求項1〜19のいずれかに記載の化合物。
  35. およびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、(1−6C)アルキル、トリフルオロ(1−6C)アルキル、または−C(=O)O(1−6Cアルキル)で置換されるピペリジン−4−イル環を形成する、請求項1〜19、または33のいずれかに記載の化合物。
  36. およびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、(1−6C)アルキル、フルオロ(1−6C)アルキル、ジフルオロ(1−6C)アルキル、トリフルオロ(1−6C)アルキル、テトラフルオロ(1−6C)アルキル、ペンタフルオロ(1−6C)アルキル、(3−4C)アルキニル、シアノ(1−4C)アルキル、ベンジル、−CH(3−6Cシクロアルキル)、−CHhetCyc、−C(=O)O(1−6Cアルキル)、−C(=O)(1−6Cアルキル)、−C(=O)(CR′R′′)CF、hetAr、(3−6C)シクロアルキル、4〜6員のオキサ環式環、および−SOから選択される置換基で任意に置換される、5員のアザ環式環を形成する、請求項1に記載の化合物。
  37. およびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、4員のオキサ環式環を形成する、請求項1〜19のいずれかに記載の化合物。
  38. およびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、3〜6員の炭素環式環を形成する、請求項1〜19のいずれかに記載の化合物。
  39. およびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、7〜9員の二環式スピロ炭素環を形成するか、あるいはRおよびRは、それらが結合する炭素原子と一緒になって、OおよびNから選択される1個の環ヘテロ原子を有する7〜9員の二環式スピロ複素環を形成し、前記環窒素原子は、存在する場合、(1−6C)アルキル、フルオロ(1−6C)アルキル、ジフルオロ(1−6C)アルキル、トリフルオロ(1−6C)アルキル、テトラフルオロ(1−6C)アルキル、ペンタフルオロ(1−6C)アルキル、および−SOから選択される置換基で任意に置換される、請求項1に記載の化合物。
  40. は、水素である、請求項1〜37のいずれかに記載の化合物。
  41. は、(1−6C)アルキルである、請求項1〜37のいずれかに記載の化合物。
  42. は、Hである、請求項1〜39のいずれかに記載の化合物。
  43. は、Clである、請求項1〜39のいずれかに記載の化合物。
  44. は、CNである、請求項1〜39のいずれかに記載の化合物。
  45. は、水素である、請求項1〜42のいずれかに記載の化合物。
  46. は、(1−6C)アルキルである、請求項1〜42のいずれかに記載の化合物。
  47. は、Nであり、Xは、CR3bである、請求項1〜44のいずれかに記載の化合物。
  48. は、CR3aであり、Xは、Nである、請求項1〜44のいずれかに記載の化合物。
  49. は、CR3aであり、Xは、CR3bである、請求項1〜44のいずれかに記載の化合物。
  50. 3aは、Hである、請求項1〜44、46、または47のいずれかに記載の化合物。
  51. 3aは、(1−6C)アルキルである、請求項1〜44、46、または47のいずれかに記載の化合物。
  52. 3bは、Hである、請求項1〜45、または47のいずれかに記載の化合物。
  53. 3bは、(1−6C)アルキルである、請求項1〜45、または47のいずれかに記載の化合物。
  54. 請求項1〜51のいずれか1項に記載の式Iの化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物、および薬学的に許容される希釈剤もしくは担体を含む、薬学的組成物。
  55. 哺乳動物において、自己免疫疾患または炎症性疾患を治療するための方法であって、前記哺乳動物に、治療有効量の請求項1〜51のいずれか1項に記載の式Iの化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を投与することを含む、方法。
  56. 哺乳動物において、臓器、組織、または細胞の移植による拒絶反応を治療するための方法であって、前記哺乳動物に、治療有効量の請求項1〜51のいずれか1項に記載の式Iの化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を投与することを含む、方法。
  57. 哺乳動物において、悪性腫瘍を治療するための方法であって、前記哺乳動物に、治療有効量の請求項1〜51のいずれか1項に記載の式Iの化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物を投与することを含む、方法。
  58. 療法に使用するための、請求項1〜51のいずれか1項に記載の式Iの化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくは溶媒和物。
  59. (a)式II
    (式中、Lは、脱離原子であり、RおよびRは、式Iについて定義される通りである)を有する対応する化合物またはその保護誘導体を、式III
    (式中、R、R、R、R、R、X、およびXは、式Iについて定義される通りであり、RおよびRは、Hまたは(1−6C)アルキルであるか、あるいは、RおよびRは、それらが結合する原子と一緒になって、(1−3Cアルキル)から選択される1〜4個の置換基で任意に置換される5〜6員の環を形成する)を有する対応する化合物と、カップリングさせることであって、前記カップリングは、パラジウム触媒および塩基の存在下で、かつ任意にリガンドの存在下で行われることか、
    (b)Rが水素である、式Iの化合物について、式IV
    (式中、R、R、R、R、R、R、X、およびXは、(RがC(=O)NRではないことを除いて)式Iについて定義される通りである)を有する対応する化合物またはその保護誘導体を、2−クロロアセトアルデヒドを用いて、塩基の存在下で、環化することか、
    (c)Rが、hetAr、hetAr、hetAr、Ar、またはArであり、Rが、水素である、式Iの化合物について、式V
    (式中、Rは、水素であり、R、R、R、R、R、X、およびXは、式Iについて定義される通りであり、Lは、脱離原子である)を有する対応する化合物またはその保護誘導体を、式VIAまたはVIB
    (式中、Rは、式Iについて定義される通りであり、RおよびRは、Hまたは(1−6C)アルキルであるか、あるいは、RおよびRは、それらが結合する原子と一緒になって、(1−3Cアルキル)から選択される1〜4個の置換基で任意に置換される5〜6員の環を形成する)を有する化合物と、カップリングさせることであって、前記カップリングは、パラジウム触媒および塩基の存在下で、かつ任意にリガンドの存在下で行われることか、
    (d)Rが、水素であり、Rが、Hまたは(1−6C)アルキルであり、Rが、H、(1−6C)アルキル、−CHCN、(3−6C)シクロアルキル、hetCyc、Ar、またはhetArである、式Iの化合物について、式VII
    (式中、Rは、水素であり、R、R、X、およびXは、式Iについて定義される通りである)を有する対応する化合物を、式

    (式中、Rは、式Iについて定義される通りであり、Rは、Hまたは(1−6C)アルキルであり、Rは、H、(1−6C)アルキル、−CHCN、(3−6C)シクロアルキル、hetCyc、Ar、またはhetArである)を有する対応するアクリロニトリル試薬と、塩基の存在下で、カップリングさせることか、
    (e)Rが、水素であり、RおよびRが、4員のオキサ環式環、5〜6員の炭素環式環、または非置換の4員のアザ環式環を形成する、式Iの化合物について、式VII
    (式中、Rは、水素であり、R、R、X、およびXは、式Iについて定義される通りである)を有する対応する化合物を、式VIII−a、VIII−b、またはVIII−c
    をそれぞれ有する化合物と、塩基の存在下で、カップリングさせることか、
    (f)RおよびRが、(1−6C)アルキル、フルオロ(1−6C)アルキル、ジフルオロ(1−6C)アルキル、トリフルオロ(1−6C)アルキル、テトラフルオロ(1−6C)アルキル、ペンタフルオロ(1−6C)アルキル、(3−4C)アルキニル、シアノ(1−4C)アルキル、ベンジル、−CH(3−6Cシクロアルキル)、または−CHhetCycで置換される4または6員のアザ環式環を形成する、式Iの化合物について、式IX
    (式中、mおよびnは、それぞれ、1であるか、あるいはmおよびnは、それぞれ、2であり、R、R、R、R、R、X、およびXは、式Iについて定義される通りである)を有する対応する化合物を、式L〜R10(Lは、脱離基もしくは原子であり、R10は、(1−6C)アルキル、フルオロ(1−6C)アルキル、ジフルオロ(1−6C)アルキル、トリフルオロ(1−6C)アルキル、テトラフルオロ(1−6C)アルキル、ペンタフルオロ(1−6C)アルキル、(3−4C)アルキニル、シアノ(1−4C)アルキル、ベンジル、−CH(3−6Cシクロアルキル)、または−CHhetCycである)を有する対応する化合物と、塩基の存在下で、カップリングさせることか、
    (g)RおよびRが、(1−6C)アルキル、フルオロ(1−6C)アルキル、ジフルオロ(1−6C)アルキル、トリフルオロ(1−6C)アルキル、テトラフルオロ(1−6C)アルキル、ペンタフルオロ(1−6C)アルキル、(3−4C)アルキニル、シアノ(1−4C)アルキル、ベンジル、−CH(3−6Cシクロアルキル)、または−CHhetCycで置換される4または6員のアザ環式環を形成する、式Iの化合物について、式IX
    (式中、mおよびnは、それぞれ、1であるか、あるいはmおよびnは、それぞれ、2であり、R、R、R、R、R、X、およびXは、式Iについて定義される通りである)を有する対応する化合物を、式

    (式中、R11は、(1−5C)アルキル、フルオロ(1−5C)アルキル、ジフルオロ(1−5C)アルキル、トリフルオロ(1−5C)アルキル、テトラフルオロ(1−5C)アルキル、ペンタフルオロ(1−5C)アルキル、(3C)アルキニル、シアノ(1−3C)アルキル、フェニル、−(3−6Cシクロアルキル)、または−hetCycである)を有する対応するアルデヒドと、塩基および還元剤の存在下で、カップリングさせることか、
    (h)RおよびRが、シクロプロピルまたはオキセタニルで置換される4または6員のアザ環式環を形成する、式Iの化合物について、式IX
    (式中、mおよびnは、それぞれ、1であるか、あるいはmおよびnは、それぞれ、2であり、R、R、R、R、R、X、およびXは、式Iについて定義される通りである)を有する化合物を、式
    をそれぞれ有する対応するケトンもしくはそのアセタール誘導体と、塩基および還元剤の存在下で、カップリングさせることか、
    (i)RおよびRが、−C(=O)(1−6Cアルキル)または−C(=O)(CR′R′′)CFで置換される4または6員のアザ環式環を形成する、式Iの化合物について、式IX
    (式中、mおよびnは、それぞれ、1であるか、あるいはmおよびnは、それぞれ、2であり、R、R、R、R、R、X、およびXは、式Iについて定義される通りである)を有する対応する化合物を、R12が−(1−6Cアルキル)または−(CR′R′′)CFである式R12COHを有する対応する化合物またはその対応する無水物と、塩基の存在下で、および任意にカップリング試薬の存在下で、カップリングさせることか、
    (j)RおよびRが、SOCFで置換される4または6員のアザ環式環を形成する、式Iの化合物について、式IX
    (式中、mおよびnは、それぞれ、1であるか、あるいはmおよびnは、それぞれ、2であり、R、R、R、R、R、X、およびXは、式Iについて定義される通りである)を有する化合物を、塩基の存在下で、トリフリン酸無水物と反応させることか、
    (k)RおよびRが、SO(式中、Rが式Iについて定義される通りである)で置換される4または6員のアザ環式環を形成する、式Iの化合物について、式IX
    (式中、mおよびnは、それぞれ、1であるか、あるいはmおよびnは、それぞれ、2であり、R、R、R、R、R、X、およびXは、式Iについて定義される通りである)を有する対応する化合物を、式Cl−SOを有する対応する化合物と、塩基の存在下で、カップリングさせることか、
    (l)RがC(=O)NRである、式Iの化合物について、式X
    (式中、R、R、R、R、R、R、X、およびXは、式Iについて定義される通りである)を有する対応する化合物を、式HNRを有する対応する化合物と、塩基およびカップリング剤の存在下で、カップリングさせることか、
    (m)RがClである、式Iの化合物について、式XI
    (式中、Rは、水素であり、R、R、R、R、R、R、X、およびXは、式Iについて定義される通りである)の対応する化合物を、1−クロロピロリジン−2,5−ジオンと反応させることか、
    (n)RがCNである、式Iの化合物について、式XI
    (式中、Rは、水素であり、R、R、R、R、R、R、X、およびXは、式Iについて定義される通りである)の対応する化合物を、1−ヨードピロリジニン−2,5−ジオンと反応させ、続いて、得られたXIの3−ヨード置換誘導体を、CuCNを用いて処理することか、
    (o)Rが水素であり、RがCHCNである、式Iの化合物について、式XII
    (式中、R、R、R、X、およびXは、式Iについて定義される通りである)を有する対応する化合物を、脱水剤と反応させることか、
    (p)RがFである、式Iの化合物について、式XI
    (式中、Rは、水素であり、R、R、R、R、R、R、X、およびXは、式Iについて定義される通りである)の対応する化合物を、求電子フッ素化剤と、反応させることか、
    (q)RがFである、式Iの化合物について、式XIII
    の対応する化合物を、アルキルリチウムまたはアルキルマグネシウムのハロゲン化試薬と反応させ、続いて、求電子フッ素化剤を用いて処理することか、あるいは、
    (r)RがFである、式Iの化合物について、式IV
    の対応する化合物を、2−クロロ−2−フルオロアセトアルデヒドまたは2−ブロモ−2−フルオロアセトアルデヒドと反応させることと、
    任意に、いずれかの保護基を除去することと、任意に、その塩もしくは溶媒和物を調製することと、を含む、請求項1に記載の化合物を調製するためのプロセス。
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