JP2013522471A - レニウム含有物質からのレニウム及び他金属の回収方法 - Google Patents
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Abstract
本発明は、レニウム含有物質からレニウム(Re)と他金属の回収方法に関し、例示する処理として、(i)リーチングスラリーにレニウム含有物質を添加する工程と、(ii)スラリーのpHを調整して、金属塩溶液中に溶解するレニウムと不溶性残留物を得る工程と、(iii)金属塩溶液をろ過し、不溶性残留物を除去する工程と、(iv)金属塩溶液から選択的にレニウムを沈殿する工程と、(v)金属塩溶液からレニウム沈殿物をろ過して、レニウムフィルターケークを得る工程と、(vi)レニウムフィルターケークを調整し乾燥して、硫化レニウム生成物を得る工程と、(vii)硫化レニウム生成物とレニウム含有のモリブデン(Mo)濃縮物とを混合してMo/Re濃縮物を得る工程と、(viii)Mo/Re濃縮物を焙焼して、酸化モリブデン生成物とレニウム含有燃焼ガスを得る工程と、(ix)レニウム含有燃焼ガスを処理して、過レニウム酸アンモニウムを得る工程とを含んで構成されることを特徴とする。
【選択図】図1
【選択図】図1
Description
本発明はレニウム含有物質からのレニウムの回収方法に関する。
レニウム(Re)は地球で最も希少な金属の一つであり、その殆どがモリブデン(Mo)の抽出量を含む硫化銅鉱鉱床で独占的に発見される。レニウムは、この特定型の銅鉱石であるモリブデナイト(輝水鉛鉱)分の内部で発見される。その結果、この鉱石分からレニウムを単離する方法が数多く開発されている。
米国特許3,739,549は、焙焼処理を使用した鉱石物質からReを回収する。MoとReは最初に浮選選鉱によって銅から分離される。MoとReを含む鉱石分は焙焼処理が施され、Mo及びReを分離する。Reは、大部分が七酸化レニウム(Re207)に変換され、Re207は揮発性で、焙焼に起因するガス状廃棄物と共に次第に消えていく。燃焼ガスは湿式スクラバ処理にかけられ、そこで燃焼ガスを含むRe207は、スクラバ液中に捕集され、濃縮される。Re207を含むスクラバ液は、公知技術による処理を経て過レニウム酸アンモニウム、すなわちNH4ReO4を生成する。過レニウム酸アンモニウムは、Re金属生産のための主要な原料形体である。世界のRe供給の大半は、Cu/Mo/Re鉱石からReを単離する抽出法によって生成される。しかしながら、その方法は、このようなタイプの鉱石からのRe回収に限定され、他のRe含有物からのRe回収に対しては現実的ではない。
Reは、多くの工業用途がある。例えば、米国特許5,562,817は、触媒改質のためのRe−白金(Pt)合金の触媒としての用途を開示している。触媒改質は、低オクタン価を有する石油精製ナフサを高オクタン液体製品に変換する化学処理である。Reはまた、高温の超合金に添加することができる。超合金は、ジェット機のエンジン部品のような部品を作るために使われる(米国特許6,936,090参照)。
例えば、米国特許出願公開公報2003/0119658は、使用済みRe含有触媒からのレニウム回収のための方法に関し、その方法は、酸化雰囲気中で、揮発酸化物として、レニウム分を昇華し得る温度で触媒を加熱することである。触媒中のReとPtは回収することができる。しかしながら、その処理は、使用済み触媒からのこれらの金属回収に限定されている。
廃超合金と残材からのReの回収はまた、商業的に興味深い。超合金は通常、ニッケルを50〜80%、コバルト(Co)、クロム(Cr)、アルミニウム(Al)から少なくとも1つまたはそれ以上の元素を3〜15重量%、Re、タンタル(Ta)、ニオブ(Nb)、タングステン(W)、Mo、ハフニウム(Hf)とPtから1つまたはそれ以上の元素を1〜12重量%含む。米国特許出願公開公報2009/0255372は、溶融塩中における超合金物質の抽出による、廃物質または残材を含む超合金からのReと他の有価金属の回収方法を開示している。溶融塩は60〜95重量%のNaOHと、5〜40重量%のNa2SO4を含む。Reと他金属は、選択的沈殿分離やイオン交換技術といった公知技術の使用により回収し得る。例えば、イオン交換カラムを、Reを含む抽出物質が通過することによって、Reは回収される(米国特許6,936,090を参照)。しかしながら、その処理は、様々な物質からレニウムを回収することが可能であるとは開示をしておらず、イオン交換カラムからのRe回収の提案をしている。
したがって、低価格で、様々なRe含有物質からReを回収可能な方法が求められている。
本発明は、経済的な方法で、Re含有物質やこれまでにない形状の産業性Re含有物質(非経済的な抽出方法であるため、Reの抽出源としてこれまで見落とされたもの)からReと他の有価金属を回収する方法を提供する。例えば、Re含有物質の多くは、効果的にRe回収し得る処理の欠如が原因で、埋立て処分されている。ある場合に、このRe含有物質は、ニッケル/コバルト再生処理で扱われるが、ニッケルおよびコバルト成分に対してのみであり、Re含有量に対してではない。かつては、このようなニッケル/コバルト再生処理を対象として、Reは合金化されるか、また一方で限界まで希釈された。不可能でないとしても、これまでに知られた方法で効果的にRe回収する可能性はわずかだった。
本発明は、Re含有物質から選択的にReを回収するための効率的で効果的な方法の発見に基づいている。その方法は、効果的にReおよび/またはCu、Co、Cr、Mo、Ta、Ti、Hf、PGM(Platinum Group Metals:白金族元素),Wのような他金属を、それら金属を含む様々なRe含有物質から回収可能である。
本明細書で使用する用語「リーチ(leach)」とは、ここでは、洗浄、抽出または不溶性物質から水溶性元素または化合物の分離のための化学反応を行うこと意味する。
「不溶性残留物」とは、ここでは、特定の溶媒中で溶解できない、あるいは溶解を阻害する遊離成分または化合物を意味する。
「レニウム(Re)含有物質」は、レニウム(Re)を含む任意の物質である。これは廃棄物、残材、鉱石、鉱床、副産物、加工済および/または未加工物質を含んでいる。Re含有物質は、ニッケル、コバルトおよび/またはモリブデン含有の製造スラッジ残材、廃棄物および副産物を含む。このような物質は、粉体、砂やスラッジの物理的な結持力(consistency)を有し、典型的には金属化合物、金属合金、金属研磨微粉、エッチング化合物(etchant compounds)、およびそれらの混合物から成る。Re含有物質はまた、粒状ろ過剤、繊維状ろ過剤、研磨物質およびプラズマ蒸着オーバースプレー粒子(plasma deposition overspray particles)が挙げられる。本発明の一態様において、Re含有物質は、高温工業用タービン、タービンの構成材料、超伝導体の構成材料、真空プラズマ金属蒸着処理や、バイメタルリフォーミング触媒物質の製造または製造後の修理により生じる超合金廃棄物、スラッジ、副産物、または残材である。
「実質的に純粋」とは、与えられた化合物が、収集された物質の約90〜99重量%である純度を有することを意味する。
「白金族元素(PGM)」とは、白金(Pt)、ルテニウム(Ru)、ロジウム(Rh)、イリジウム(Ir)、オスミウム(Os)、パラジウム(Pd)などの金属を含んでいる。
「スクラバ」とは、工業排気からの粒子および/またはガスを除去することができる装置である。例えば、「スクラバ」は、ガス流から金属含有物質を洗浄する液体を使用する装置を含んでいる。
本発明により、経済的な方法で、Re含有物質やこれまでにない形状の産業性Re含有物質からReと他の有価金属を回収することが可能である。
様々なRe含有物質が、本発明に関連する処理に使用することができる。例えば、これらの物質は、Re含有超合金廃棄物および残材20、Re含有プラズマスプレー蒸着オーバースプレー残材40、Re含有鉱石物質などの他原料物質50、および/またはRe含有廃棄物質およびサーメット触媒60を含んでもよいことを、図は示している。
Re含有物質が、機構油剤やろ過媒体のような超合金廃棄物および残材20からものである場合、超合金廃棄物および残材20は、はじめに、水溶液のようなスラリー液10とともに混合される。上記水溶液と超合金廃棄物および残材20は、強力に撹拌されるか、または媒体乳化処理30をされ、Re含有混合物の形体となる。Re含有混合物は、超合金廃棄物および残材20、Re含有プラズマスプレー蒸着オーバースプレー残材40、Re含有鉱石物質などの他原料物質50、および/またはRe含有廃棄物質およびサーメット触媒60、のような他のRe含有物質と結びついてリーチングスラリー70を形成する。
Re含有超合金廃棄物および残材20、Re含有プラズマスプレー蒸着オーバースプレー残余物40、Re含有鉱石物質などの他原料物質50、および/またはRe含有廃棄物質およびサーメット触媒60は、リーチングスラリー70への添加に先だって、必要に応じて、粉砕処理80される。粉砕処理80の種類としては、一般的に微粒子径を必要とする後続の工程に備えて、物質を粉体に粉砕する粉砕方法が使用できる。
全金属がリーチングスラリー70に可溶化されるために十分な量の酸がスラリーに添加され、それらに対応する金属塩の形で金属を可溶化する。リーチングスラリー70は、好ましくはpH2以下であり、pH1以下に保たれることが望ましい。様々な酸が、このpHを得るために使用されるが、通常は塩酸と硝酸の混合物が使用される。例えば、スラリー状物質は、好ましくは塩酸(HCl)または、一般に王水(AR)といわれるHClと硝酸(HNO3)の混合物で酸性化される。酸性化した溶液は、最大24時間まで攪拌され、優先的に4〜6時間、それらの合金化金属状態で含まれる金属を、それに対応する金属塩に変換するための十分な反応時間を確保する。
反応式は以下に例示される。
《式1》
Me0+HCl=MeCl+H+
Me0+HNO3=MeNO3+H+
式中、Me=金属である。
Me0+HCl=MeCl+H+
Me0+HNO3=MeNO3+H+
式中、Me=金属である。
ろ過されたリーチングスラリー90から残った不溶性残留物は、さらに処理され、不溶性残留物300中に存在する有価金属を回収する。例えば、90からの不溶性残留物は、Ni、Co、Cr、PGMおよび他金属などの化合物や金属を含んでいることがある。不溶性残留物は、その後、他金属含有物質中で再調整/混合310され、金属濃縮物を生成する。
再調整/混合物質310は、必要に応じて、自然に発生したものや二次的な形体305である他金属濃縮物とともに混合される。例えば、再調整/混合物質310は、Ni濃縮物305と共に処理され、Ni、Co、および他の白金族元素を含む金属濃縮物315を得る。
ろ過されたリーチングスラリー90からのろ過物は、選択的なRe沈殿処理100の対象となり、不溶性Re化合物を生成し、一方でそれらの可溶性塩として他金属が残留する。本発明の一実施形態において、Re沈殿処理100は、第一に、酸化剤(好ましくは過マンガン酸塩か過酸化物)の添加により7価状態(ReVII)でReを含有する酸化工程、その後90からのろ過物へ、硫化物(好ましくは硫化水素ナトリウム(NaHS))の添加工程から成り、その間は、酸性のpHを維持し、pH1〜5の範囲内であることが望ましい。硫化レニウム(Re2S7)は、硫化白金族元素と同様に、これらの条件下で、含まれる金属よりも優先して沈殿する。
反応式は以下に例示される。
《式2》
2ReCl7+7NaHS=Re2S7+7NaCl+7HCl
硫化物は、必要なH2Sを提供することができる任意の化合物を加えることができるが、優先的には、硫化水素ナトリウム(NaHS)または硫化水素(H2S)ガスである。低pHにおける硫化物の添加は、H2Sガスの発生を引き起こし、その為、ガス洗浄装置を介して排気する反応容器か、H2Sヒュームの放散を防止する密閉容器が必要となる。H2Sヒュームの放出は、硫化化合物の添加をゆっくりとすることで、最小にすることができ、H2Sの著しい放出を避けて、望むRe2S7の反応を可能にする。
2ReCl7+7NaHS=Re2S7+7NaCl+7HCl
硫化物は、必要なH2Sを提供することができる任意の化合物を加えることができるが、優先的には、硫化水素ナトリウム(NaHS)または硫化水素(H2S)ガスである。低pHにおける硫化物の添加は、H2Sガスの発生を引き起こし、その為、ガス洗浄装置を介して排気する反応容器か、H2Sヒュームの放散を防止する密閉容器が必要となる。H2Sヒュームの放出は、硫化化合物の添加をゆっくりとすることで、最小にすることができ、H2Sの著しい放出を避けて、望むRe2S7の反応を可能にする。
この沈殿は、次いで、ろ過され、硫化レニウムフィルターケーク120を生成する。例えば、100からの沈殿物は、通常、ろ過110され、ろ過工程110から得られた溶液から、硫化レニウムフィルターケーク120を分離する。ろ過は、当業者によって公知の方法および装置によって成すことができる。
しかしながら、ほとんどの場合、硫化レニウムフィルターケーク120は、調製/乾燥130されて、硫化レニウム生成物150を生じる。硫化レニウムフィルターケーク120は、必要に応じて当業者によって公知の装置および方法を使用して乾燥130され、硫化レニウム濃縮生成物150を生成する。硫化レニウム濃縮生成物155は、Reを約100,000ppm以上、あるいはReを約10重量%以上含んでいる。硫化レニウム濃縮生成物は、必要に応じて単離され、155自体が商用の最終製品として販売され得る。例えば、硫化レニウム濃縮生成物155は、石油化学における接触分解触媒、自動車触媒、テキスタイルや水処理方法に使用することができる。
硫化レニウム生成物150はまた、白金族元素を高濃度で含んでいる(PGM‘s)ことが判明した場合、硫化レニウム生成物は、使用済みRe/PGM触媒のリサイクルのために、普通に使用される方法によって処理される。高濃度のPGMを伴う硫化レニウム900は、焙焼炉で、700℃より高い温度、好ましくは750℃より高温で焙焼処理910され、硫化レニウムを十分に酸化し、下記の反応式によって七酸化レニウムとなる。
2Re2O7+21O2+熱=2Re2O7(昇華)+14SO2
この反応式において、七酸化レニウムは直ちに昇華され、焙焼炉から排出された燃焼ガス180となり、スクラバ液190に捕集される。Reを含むスクラバ液は、その後、塩化アンモニウム700で処理され、過レニウム酸アンモニウムを生成する。
この反応式において、七酸化レニウムは直ちに昇華され、焙焼炉から排出された燃焼ガス180となり、スクラバ液190に捕集される。Reを含むスクラバ液は、その後、塩化アンモニウム700で処理され、過レニウム酸アンモニウムを生成する。
焙焼後残余物920は、確立された方法によってPGM回収のために処理される。
かわって、硫化レニウム生成物150は、時々、わずかなPGM濃度しか含んでいないことがあり、硫化レニウム濃縮生成物は、優先的にRe含有モリブデン濃縮物160と共に調製される。Re含有モリブデン濃縮物は、斑岩銅モリブデン浮選820から誘導されるもので、選択された銅鉱床に含まれているRe/Mo回収の確立された鉱業法である。例えば、斑岩銅鉱床の浮選処理800が使用され、Mo、Cu、Re含有の濃縮物を得る。Mo/Re浮選820が使用され、Mo/Re濃縮物160およびCu含有鉱石分を生成する。Mo/Re濃縮物は、硫化レニウム濃縮生成物150と共に混合される。Cu含有鉱石分は、Cu濃縮物825として別々に回収される。
硫化レニウム濃縮生成物150とMo/Re浮選生成物820に由来する物質は、焙焼処理170される(例えば、米国特許3,739,549号を参照)。
硫化レニウムとMo/Re生成物の混合物は、Reを十分に含む燃焼ガス180を提供する。焙焼処理170から得られたMo濃縮物は、MoO2175として回収される。
Reを十分に含む燃焼ガス180は、スクラバ液190に送られ、そこで昇華されたReは、スクラバ液中で濃縮され、可溶化される。スクラバ液190は、Re含有燃焼ガス180を処理して、Re含有溶液400を得る。Re含有溶液400は、アンモニア塩と共に処理され、固液分離圧搾ろ過410されて、過レニウム酸アンモニウム生成物420を得る。スクラバ液190からの廃液195は、その処理において、処分または再利用される。ろ過ステップ410からの廃液もまた、その処理において、処分または再利用される。
例えば、Mo濃縮物から昇華したReは、濃縮され、過レニウム酸(ReO4)として燃焼ガスをスクラビングした液400中に捕集される。ReO4を含むスクラバ液は、次いで塩化アンモニウム700の添加によって処理され、実質的に純粋である過レニウム酸アンモニウム420(これは白色の結晶質物質として結晶化しており、Reの更なる精製と消費のために、世界中の大部分で主要な供給物として使用される)を生成する。固液分離工程410からの液部は、処理215において、処分または再利用される。
110の固体−液体分離からの液部はまた、さらに処理される。例えば、110の固体−液体分離からのろ液のpHは、ろ液のpHを8.5から10に、好ましくは9.0から9.5に上げることによって沈殿させ、不溶性金属化合物200を含む液を生成する。NaOH(苛性ソーダ)またはKOHのような水酸化物が添加され、pHを上げる。
反応式は以下に例示される。
《式3》
MeCl2+2NaOH=Me(OH)2+2NaCl
式中、Me=金属である。
MeCl2+2NaOH=Me(OH)2+2NaCl
式中、Me=金属である。
この得られた沈殿は、次いで、ろ過220され、金属含有フィルターケーク230を生成する。例えば、フィルターケーク230は、Ni、Coおよび白金族元素を含んでいることがある。ろ過工程220からの廃水は、その後、処分または再利用225される。フィルターケーク230はさらに、調整/混合310され、Ni、Co、白金族濃縮物のような金属含有濃縮物を生成する。調製/混合物質310は、必要に応じて、他の供給原料305および/または不溶性残留物300と混合して金属含有濃縮物315を生成する。当業者によって公知のろ過の方法や装置が、このろ過工程には使用できる。
発明の先の説明は、特定の操作可能で、好ましい実施形体について記述して示されている。変形および修正は、その技術分野において当業者には自明であり、本発明が、これに限定されることは意図されていない。これらの全ては、本発明の精神および範囲内にある。
10:スラリー液
20:超合金廃棄物および残材
30:媒体乳化処理
40:プラズマスプレー蒸着オーバースプレー残材
50:レニウム含有鉱石物質などの他原料物質
60:レニウム含有廃棄物質およびサーメット触媒
70:リーチングスラリー
80:粉砕処理
90:ろ過されたリーチングスラリー(固液分離圧搾ろ過)
100:レニウム沈殿処理
110:ろ過工程(固液分離圧搾ろ過)
120:硫化レニウムフィルターケーク
130:調製/乾燥
150:硫化レニウム生成物
155:硫化レニウム濃縮生成物
160:Mo/Re濃縮物
170:焙焼処理
175:MoO2
180:燃焼ガス
190:スクラバ液
195:廃液
200:不溶性金属化合物
220:ろ過工程(固液分離圧搾ろ過)
230:フィルターケーク
225:処分または再利用
300:不溶性残留物
305:他金属濃縮物
310:調整/混合
315:Ni、Co、PGM含有金属濃縮物
400:Re含有溶液
410:固液分離圧搾ろ過
420:過レニウム酸アンモニウム生成物
700:塩化アンモニウム
800:斑岩銅鉱床浮選処理
810:斑岩銅モリブデン浮選
820:Mo/Re浮選
825:銅濃縮物
900:高濃度のPGMを伴う硫化レニウム
910:焙焼処理
920:焙焼後残余物
20:超合金廃棄物および残材
30:媒体乳化処理
40:プラズマスプレー蒸着オーバースプレー残材
50:レニウム含有鉱石物質などの他原料物質
60:レニウム含有廃棄物質およびサーメット触媒
70:リーチングスラリー
80:粉砕処理
90:ろ過されたリーチングスラリー(固液分離圧搾ろ過)
100:レニウム沈殿処理
110:ろ過工程(固液分離圧搾ろ過)
120:硫化レニウムフィルターケーク
130:調製/乾燥
150:硫化レニウム生成物
155:硫化レニウム濃縮生成物
160:Mo/Re濃縮物
170:焙焼処理
175:MoO2
180:燃焼ガス
190:スクラバ液
195:廃液
200:不溶性金属化合物
220:ろ過工程(固液分離圧搾ろ過)
230:フィルターケーク
225:処分または再利用
300:不溶性残留物
305:他金属濃縮物
310:調整/混合
315:Ni、Co、PGM含有金属濃縮物
400:Re含有溶液
410:固液分離圧搾ろ過
420:過レニウム酸アンモニウム生成物
700:塩化アンモニウム
800:斑岩銅鉱床浮選処理
810:斑岩銅モリブデン浮選
820:Mo/Re浮選
825:銅濃縮物
900:高濃度のPGMを伴う硫化レニウム
910:焙焼処理
920:焙焼後残余物
Claims (14)
- (i)リーチングスラリーにレニウム(Re)含有物質を添加する工程と、
(ii)前記スラリーのpHを調整して、金属塩溶液中に溶解するレニウムと不溶性残留物を得る工程と、
(iii)前記金属塩溶液をろ過し、前記不溶性残留物を除去する工程と、
(iv)前記金属塩溶液から選択的にレニウムを沈殿する工程と、
(v)前記金属塩溶液から前記レニウム沈殿物をろ過して、レニウムフィルターケークを得る工程と、
(vi)前記レニウムフィルターケークを調整し乾燥して、硫化レニウム生成物を得る工程と、
(vii)前記硫化レニウム生成物とレニウム含有モリブデン(Mo)濃縮物とを混合してMo/Re濃縮物を得る工程と、
(viii)前記Mo/Re濃縮物を焙焼して、酸化モリブデン生成物とレニウム含有燃焼ガスを得る工程と、
(ix)前記レニウム含有燃焼ガスを処理して、過レニウム酸アンモニウムを得る工程とを含んで構成されることを特徴とするレニウム含有物質から過レニウム酸アンモニウムの形体でレニウムを選択的に回収する方法。 - 工程(ii)におけるpHの調整は、金属塩として金属を溶解するのに十分な量の酸、好ましくは王水を添加することにより行われることを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 工程(iv)において、レニウムを7価状態(ReVII)に酸化するのに十分な量の酸化剤が添加されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 工程(iv)において、前記レニウム沈殿し、硫化レニウムを得るのに十分な量の沈殿剤、好ましくはNaHSが添加されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 工程(v)において、前記レニウムフィルターケークと、Ni、Co、Cr、Hf、Ti、Ta、W、Moおよび白金族元素(PGM)からなる群から選ばれた少なくとも1種の金属塩を含有する金属塩溶液から、前記金属塩溶液を分離することを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 前記金属塩溶液のpHが増大され、Ni、Co、Cr、Hf、Ti、Ta、W、Moおよび白金族元素からなる群から選ばれた少なくとも1種の金属を含有する金属水酸化物を沈殿することを特徴とする請求項5に記載の方法。
- 前記溶液をろ過および沈殿して、Ni、Co、Cr、Hf、Ti、Ta、W、Moおよび白金族元素からなる群から選ばれた少なくとも1種の金属を含有するフィルターケークを得ることをさらに含んで構成されることを特徴とする請求項6に記載の方法。
- 工程(iii)の前記不溶性残留物は、Ni、Co、Cr、Hf、Ti、Ta、W、Moおよび白金族元素からなる群から選ばれた少なくとも1種の金属塩を含有することを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 前記不溶性残留物は、調整および混合されて、金属濃縮物を得ることを特徴とする請求項8に記載の方法。
- 工程(ix)において、燃焼ガスをスクバラ処理して、レニウム含有の使用済みスクラバ液を得る工程と、
前記レニウム含有の使用済みスクラバ液をアンモニア塩と共に処理する工程と、
前記処理済みのスクラバ液をろ過して、過レニウム酸アンモニウム生成物を得る工程とをさらに含んで構成されることを特徴とする請求項1に記載の方法。 - Mo/Cu/Re濃縮物を得るために、斑岩銅鉱床浮選処理でモリブデンとレニウムを含む銅鉱床を処理することによって、レニウム含有モリブデン濃縮物を得る工程であり、
前記Mo/Cu/Re濃縮物を浮選処理して、レニウム含有モリブデン濃縮物を得る工程と、
必要に応じて、銅濃縮物を得る工程とをさらに含んで構成されることを特徴とする請求項1に記載の方法。 - (i)リーチングスラリーにレニウム含有物質を添加する工程と、
(ii)前記スラリーのpHを調整して、金属塩溶液中に溶解するレニウムを得る工程と、
(iii)前記金属塩溶液をろ過し、前記不溶性残留物を除去する工程と、
(iv)前記金属塩溶液から選択的にレニウムを沈殿する工程と
(v)前記金属塩溶液から前記レニウム沈殿物をろ過して、レニウムフィルターケークを得る工程と、
(vi)レニウムを調整し乾燥して、硫化レニウム生成物を得る工程とを含んで構成されることを特徴とするレニウム含有物質から硫化レニウムの形体でレニウムを選択的に回収する方法。 - (i)リーチングスラリーに硫化レニウム生成物のレニウム含有物質を供給する工程と、
(ii)モリブデンとレニウムを含む銅鉱床を、斑岩銅鉱床浮選処理で処理して、Mo/Cu/Re濃縮物を得る工程と、
(iii)前記Mo/Cu/Re濃縮物を浮選処理で処理してレニウム含有モリブデン濃縮物と銅濃縮物を得る工程と、
(iv)前記硫化レニウム生成物と前記レニウム含有モリブデン濃縮物を混合してMo/Re濃縮物を得る工程と、
(v)前記Mo/Re濃縮物を焙焼して、酸化モリブデン生成物とレニウム含有燃焼ガスを得る工程と、
(vi)前記レニウム含有燃焼ガス処理して、過レニウム酸アンモニウムを得る工程とを含んで構成されることを特徴とするレニウム含有物質から過レニウム酸レニウムの形体でレニウムを選択的に回収する方法。 - (i)リーチングスラリーに、PGMを含むレニウム含有物質を添加する工程と、
(ii)前記スラリーのpHを調整して、金属塩溶液中に溶解するPGMを伴うレニウムおよび不溶性残留物を得る工程と、
(iii)前記金属塩溶液をろ過し、前記不溶性残留物を除去する工程と、
(iv)前記金属塩溶液から選択的に、PGMを伴うレニウムを沈殿する工程と、
(v)前記金属塩溶液から前記PGMを伴うレニウム沈殿物をろ過して、PGMを伴うレニウムフィルターケークを得る工程と、
(vi)前記PGMを伴うレニウムフィルターケークを調整し乾燥して、PGMを伴う硫化レニウム生成物を得る工程と、
(vii)前記PGMを伴う硫化レニウム生成物を、硫化PGMを伴うレニウム生成物を酸化するのに十分な温度で焙焼し、焙焼残留物で、PGMを残しながら七酸化レニウムを生成する工程と、
(viii)前記七酸化レニウムを気相に昇華する工程と、
(ix)前記気相化した七酸化レニウムを捕集し、スクラバ処理して、レニウム含有溶液を生成する工程と、
(x)前記レニウム含有溶液を塩化アンモニウムで処理して、過レニウム酸アンモニウムを得る工程と、
(xi)前記焙焼残留物から前記PGMを回収する工程とを含んで構成されることを特徴とするPGMを含むレニウム含有物質から、過レニウム酸アンモニウムおよびPGMの形体で、レニウムとPGMを選択的に回収する方法。
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