JP2013514049A - Pmsmの制御装置 - Google Patents

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Abstract

本発明は、永久磁石同期機、「PMSM」を制御するための装置に関し、これは
−回転子位置の測定値θを抽出するためのセンサと、
−回転子位置および定義済みパラメータに応じてPMSMの動作点を制御するための制御手段と、
−回転子に関わる推定されたパーク座標系δ−γにおける回転子位置の推定値
Figure 2013514049

を決定するための推定手段(23)であって、前記推定手段(23)は、前記推定された回転子位置
Figure 2013514049

に前記測定された回転子位置θを追跡させるための調整手段(61)を含む、推定手段(23)と、
−前記センサの故障を検出するための故障検出器と、
−故障検出器が前記センサのいかなる故障も示していない間に制御手段が回転子の測定位置θを受信するために、制御手段をセンサに接続するように、あるいは故障検出器が前記センサの故障を示しているときに制御手段が回転子の推定位置
Figure 2013514049

を受信するために、制御手段を推定手段に接続するように構成されている、スイッチと、を含む。

Description

本発明は、永久磁石同期機(PMSM)の制御の分野に関する。
永久磁石同期機(PMSM)は、固定子および回転子を含む。一般的に、固定子は星形に接続された巻線を含み、回転子は永久磁石を含む。
PMSMは、電流のリップル因子および機械のトルクを低下させることが可能なインバータによって、常に電力供給されている。
PMSMは、高いトルクおよび非常に低い慣性を有する。加えて、これは比較的低いインダクタンスを有し、これが電流およびひいてはトルクの高速応答をもたらす。
したがって、高出力および高性能アクチュエータのモータ、とりわけ航空機搭載システムにPMSMを使用することは、非常に有利である。
図5は、制御装置101、インバータ111、およびPMSM103を含むシステムを図式的に示している。
インバータ111は、直流電圧を用いてPMSM103に電力供給する。これは、制御装置101によって調整可能な振幅および周波数電圧がPMSM103の端子に印加されることを可能にする。
制御装置101は、電気的帰還データ106、とりわけ回転子の位置θの正確な指示を用いて、インバータ111の電圧をベクトル的に制御するように構成されている。この情報は、機械のシャフト上に位置する位置または速度センサから常に生じる。
しかしながら、センサレスPMSM制御装置もある(たとえば、「Analysis of convergence of sensorless control laws of PMSMs based on estimation of the emf」と題される、Babak Nahid−Mobarakehらによる文献、Revue Internationale de Genie Electrique [International Electrical Engineering Review],Article Vol6/5−6−2003−pp547−577 −doi:10.3166/rige.6.545−577を参照されたい)。
センサレス制御のための装置に関する記述は本質的に上記のBabak Nahid−Mobarakehらによる文献から引用されることは、留意されたい。
一般的に、固定子に関わる静止座標系におけるPMSMの電気式は:
Figure 2013514049
によって記述され、ここでν、ν、νは固定子相の電圧、Rは固定子相の抵抗、i、i、iは固定子相の電流、およびψ、ψ、ψは固定子巻線を通る磁束である。
PMSMは、回転子に関わる回転座標系において非常に単純にモデリングされることも可能である。
図6は、直軸Odおよび横軸Oqを含む、回転子に関わる回転座標系d−q(パーク座標系と称される)を示す。直軸Odは、固定子に関わる静止軸Oαに対して角度θを形成する。より具体的には、角度θは、その励起軸Odによって識別される回転子位置を指定する。
コンコルディア変換T32およびパーク変換を上記の連立方程式に適用することにより、パーク座標系d−qにおける電気式が、以下のように表されることが可能である:
Figure 2013514049
Figure 2013514049
ここで、ν、νおよびi、iは直軸および横軸電圧および電流成分、Lは固定子インダクタンス、Ωは回転子の回転速度(すなわち座標系d−qの角速度)、pは回転子の永久磁石の極の対の数、およびe、eは、以下の関係によって定義される座標系d−qにおける「emf」起電力成分である:
=0
=pΩψ
ここでψは、直流等価回路を通る磁石の磁束である。
回転子の位置θおよび角速度Ωが測定されないと仮定すると、座標系d−qは位置特定されることが不可能であり、この座標系における電気の大きさの成分は未知である。
通常、この問題を解決するために、回転している推定座標系δ−γが定義され、その位置
Figure 2013514049
および速度Ωは既知である。推定座標系δ−γの軸Oδは、静止軸Oαに対する角度
Figure 2013514049
および軸Odに対する角度φを形成する。角度φは、軸OδとOdとの間のずれを示す。
するとセンサレスベクトル制御の問題は、
Figure 2013514049
とθとの間の位置の差φが相殺されるように、角速度Ωを決定することからなる。
すると推定座標系δ−γにおけるPMSMの電気式は、以下のように記述されることが可能である:
Figure 2013514049
Figure 2013514049
ここで、νδ、νγおよびiδ、iγは座標系δ−γにおける電圧および電流成分、Ωは座標系δ−γの角速度、およびeδ、eγは、以下の関係によって定義される座標系δ−γにおけるemfの成分である:
δ=pψΩsinφ
γ=pΩψcosφ
一般的に、センサレスPMSMを制御するために、emfの成分eδ、eγは、回転している推定座標系δ−γにおいて推定される。座標系δ−γが回転子に関わる回転座標系d−qと一致する場合、回転している推定座標系におけるemfの直流成分はゼロになる。これは、回転子に関わる座標系d−qと同期できるようにするため、回転している推定座標系δ−γの位置
Figure 2013514049
および速度Ωが修正され得るようにする、基準を与える。この後、回転子の位置および速度は、推定座標系δ−γの位置および速度から直接推測されることが可能である。
センサレスベクトル制御の問題は次に、φがいつもゼロに維持され、電流iδ、iγの成分が基準トルクΓrefによって決定されるその基準値iδref、iγrefに維持されることを保証する、座標系δ−γにおける角速度Ωおよび固定子電圧の成分νδ、νγを決定する制御法則を決めることによって、集約されることが可能である。
図7は、センサレス制御装置を図式的に示す。
この制御装置は、トルク−電流コンバータ137、ベクトル制御手段119、および座標系δ−γにおけるインバータ−MSAFアセンブリ114のモデルを含む。
コンバータ137は、基準トルク(または設定トルク)Γrefの値を座標系δ−γにおける対応する基準電流iδref、iγrefに変換することによって、トルクから電流への遷移を実現する。
ベクトル制御手段119は、φが常時ゼロに維持されることを保証しながら(φref=0)、インバータ−MSAFアセンブリ114を制御するための制御法則を決定する。この制御法則は、逆電流の測定から得られる電流の成分iδ、iγ、および基準電流の成分iδref、iγrefに応じて、角速度Ω、および座標系δ−γにおける固定子電圧の成分νδ、νγを定義する。
センサレス制御装置は、検出要素が1つ少ないので、特に堅牢である。このためセンサレス制御装置は製造しやすく、センサを備える制御装置よりも長い寿命を有することができる。
しかしながら、位置センサは通常非常に精密であり、結果的に位置センサを用いる制御装置は、センサレス制御装置よりも高い精度で、MSAFに電力供給するインバータの電圧を調節することができる。
「Analysis of convergence of sensorless control laws of PMSMs based on estimation of the emf」と題される、Babak Nahid−Mobarakehらによる文献、Revue Internationale de Genie Electrique [International Electrical Engineering Review],Article Vol6/5−6−2003−pp547−577 −doi:10.3166/rige.6.545−577
本発明の目的は結果的に、最適な信頼性を有するMSAFを制御するための、極めて安全な装置を提供することであり、これは航空機業界における主要な関心事である。
本発明は、固定子および回転子を含み、インバータによって電力供給される、永久磁石同期機、「PMSM」を制御するための装置に関し、制御装置は、
−回転子位置の測定値θを抽出するためのセンサと、
−回転子位置および定義済みパラメータに応じてPMSMの動作点を制御するための制御手段と、
−回転子に関わる推定されたパーク座標系δ−γにおける回転子位置の推定値
Figure 2013514049
を決定するための推定手段であって、前記推定手段は、前記推定された回転子位置
Figure 2013514049
に前記測定された回転子位置θを追跡させるための調整手段を含む、推定手段と、
−前記センサの故障を検出するための故障検出器と、
−故障検出器が前記センサのいかなる故障も示していない間に制御手段が回転子の測定位置θを受信するために、制御手段をセンサに接続するように、あるいは故障検出器が前記センサの故障を示しているときに制御手段が回転子の推定位置
Figure 2013514049
を受信するために、制御手段を推定手段に接続するように構成されている、スイッチと、を含む。
これは、センサの故障時に機械が問題なく動作することを保証することによって、劣化モードにおけるPMSMの利用可能性を向上させることを可能にする。この装置は、センサによって抽出された測定値を用いるPMSMの制御を好み、センサの異常が検出された場合にのみセンサレス制御を切り替え、その一方でセンサを用いる制御がセンサレス制御に切り替わるときに2つの位置の間の実質的な差を回避できるようにすることは、留意されたい。
有利なことに、推定手段は:
−固定子電流の測定値から得られた電流成分iδ、iγ、インバータの基準電圧に対応する固定子電圧の成分νδ、νγ、および回転子の回転速度Ωを含む、前記パーク座標系において定義された規模に応じて、推定されたパーク座標系δ−γにおける起電力「emf」の成分
Figure 2013514049
Figure 2013514049
を推定するための、起電力推定器と、
−PMSMの動作設定点と等しい漸近的に安定した平衡の単一点を含む大域収束性の領域を有する制御法則にしたがって回転速度Ωを決定するために、起電力推定器から得られたemfの前記推定成分
Figure 2013514049
Figure 2013514049
を用い、ならびに非線形補正器を用いる、速度推定器と、
−回転子位置の前記推定値
Figure 2013514049
を計算するために、速度推定器から得られた回転速度Ωを用いる積分器と、を含む。
このため本発明による制御装置は、固定子に対する回転子位置がどうであれ、単一の望ましい動作点への収束を制限する大域収束性の領域を有する制御法則にしたがって、センサの故障時に、PMSMが制御されることを可能にする。
本発明の一実施形態によれば、前記速度推定器は、以下の式
Figure 2013514049
によって、軸γに関わるemfの推定成分
Figure 2013514049
および回転子の永久磁石の特性に応じた所定の物理的パラメータKにしたがって、回転速度の以前の推定値
Figure 2013514049
を判定するように構成された第一推定器を含み、
そして、非線形補正器は、以下の式
Figure 2013514049
によって、回転速度の前記推定値
Figure 2013514049
を補正する項を導入することによって、回転速度を調整するように構成され、
ここでbは所定の動作設定、
Figure 2013514049
は回転速度の前記推定値
Figure 2013514049
の符号、
Figure 2013514049
は軸δに関わるemf、そしてKは、軸δに関わるemfである
Figure 2013514049
の符号に、ならびに以下の式および条件
Figure 2013514049
ここで0<ξ<1および
Figure 2013514049
によって定義済みの係数ζに依存する、非線形因子である。
このため、非線形補正器は、軸δに関わる起電力eδを常時ゼロに維持することによって、および全ての望ましくない動作点を不安定にすることによって、回転子の実際の座標系に近づくことを可能にする。これは、回転速度の反転を可能にしながら、望ましい動作点に向かう迅速な収束を引き起こす。
前記調整手段は、測定された回転子位置θと推定された回転子位置
Figure 2013514049
との間でPIを実行するように構成されている。
調整手段は、前記センサの故障が検出されたときに調整手段を抑制するための抑制手段を、有利に含むことができる。
故障が検出された場合、測定された回転子位置θはおそらく誤っているので、調整手段によってなされる補正は有利に抑制される。
有利なことに、前記推定手段は、センサの故障の検出の前に、最終回転子位置推定値
Figure 2013514049
を用いて、推定された回転子位置
Figure 2013514049
を再初期化するための、初期化手段を含む。
これは、センサを用いる制御がセンサレス制御に切り替えられるときに、過渡振動を防止し、トルク値を一定に保つことを可能にする。
本発明はまた、上記の特性を有する制御装置を含む永久磁石同期機PMSMも、包含する。
本発明はまた、上記の特性を有するPMSMを含む航空機のアクチュエータも、包含する。
本発明はまた、固定子および回転子を含み、インバータによって電力供給される、永久磁石同期機、「PMSM」を制御するための方法にも関し、制御方法は:
−センサによって、回転子の位置θを測定するステップと、
−回転子位置および定義済みパラメータに応じてPMSMの動作点を確認するステップと、
−回転子に関わる推定されたパーク座標系δ−γにおける回転子位置の推定値
Figure 2013514049
を決定するステップと、
−前記推定された回転子位置
Figure 2013514049
に前記測定された回転子位置θを追跡させるステップと、
−前記センサの故障を検出するステップと、
−センサが故障していない間に測定された回転子位置θにしたがってPMSMの動作点を確認し、あるいはセンサが故障している間に推定された回転子位置
Figure 2013514049
に応じてPMSMの動作点を確認するステップと、を含む。
制御方法はまた:
−固定子電流の測定値から得られた電流の成分iδ、iγ、インバータの基準電圧に対応する固定子電圧の成分νδ、νγ、および回転子の回転速度Ωを含む前記パーク座標系において定義された規模に応じて、推定されたパーク座標系δ−γにおける起電力「emf」の成分
Figure 2013514049
Figure 2013514049
を推定するステップと、
−emfの前記推定成分
Figure 2013514049
Figure 2013514049
に応じて回転速度Ωを推定し、PMSMの動作設定点と等しい、漸近的に安定した平衡の単一点を含む大域収束性の領域を有する制御法則にしたがって、非線形補正器を使用するステップと、
−回転速度Ωに応じて前記推定された回転子位置
Figure 2013514049
を計算するステップと、を含む。
制御方法はまた:
−以下の式
Figure 2013514049
によって、軸γに関わるemfの推定成分
Figure 2013514049
および回転子の永久磁石の特性に応じた所定の物理的パラメータKに応じて、回転速度の以前の推定値
Figure 2013514049
を判定するステップと、
−以下の式
Figure 2013514049
によって、回転速度の前記推定値
Figure 2013514049
に補正項を導入することによって回転速度を調節するステップと、を含み、
ここでbは所定の動作設定、
Figure 2013514049
は回転速度の前記推定値
Figure 2013514049
の符号、
Figure 2013514049
は軸δに関わるemf、そしてKは、軸δに関わるemfである
Figure 2013514049
の符号に、ならびに以下の式および条件
Figure 2013514049
ここで0<ξ<0および
Figure 2013514049
によって定義済みの係数ζに依存する、非線形因子である。
本発明はまた、上記制御方法の実行のための命令を含むコンピュータプログラムも包含する。
本発明のその他の特徴および利点は、以下の添付図面を参照してなされる本発明の好適な実施形態を読むことで、明らかになるだろう。
本発明による永久磁石同期機「PMSM」を示す線図である。 図1の制御装置の実施形態を示す線図である。 図2に示される速度推定器の実施形態を示す線図である。 図1に示される調整手段の特定の実施形態を示す線図である。 図2に示される調整手段の特定の実施形態を示す線図である。 先行技術による、PMSMを制御する装置の線図である。 PMSMの回転子に関わるパーク座標系を示す図である。 先行技術による、センサレスPMSMを制御する装置を示す線図である。
図1は、本発明による、永久磁石同期機または「PMSM」3を制御するための装置1を図式的に示す。
PMSM機械3は通常、別電源を有する星形に接続された固定子巻線5、および(そのうちの1対がここに示される、p=1)p対の極を備える対称構成の永久磁石9を備える回転子7を含む。
PMSM3は、固定子巻線5の端子に電圧ν、ν、νを印加するインバータ11によって、電力供給される。三相モデルによるインバータ−PMSMアセンブリは、簡素化された形態で、ブロック13によって表される。
制御装置1は、位置センサ15、電気的測定手段17、および制御手段19を含む。
位置センサ15は、回転子位置7測定値θを正確に抽出するためにPMSM3に実装されたリゾルバ(たとえば、ホール効果センサ、またはその他のタイプのリゾルバ)である。位置は、当然ながら、その位置の代わりに回転子の回転速度を測定することによって、間接的に判断されることも可能である。この場合、位置センサは、回転速度を測定するための手段、および位置を判定するための積分器を含むことができる。
電気的測定手段17は、電気的帰還データを測定するように、およびより具体的には、PMSM3の固定子電流i、i、iを測定するように、構成されている。
制御手段19は、回転子位置に関する信号、電気的測定手段17によって測定された固定子電流i、i、iに関する信号、および基準トルクΓrefおよび/または基準回転Ωrefに関するデータを、受信する。
制御手段19は、インバータ−PMSMアセンブリ13の三相モデルとパーク座標系における二相モデルとの間の変換インターフェース21を含む。この変換は、回転子7の位置にしたがって、三相モデルの物理的規模を二相モデルに変換させること、およびその逆の変換を、可能にする。
このため、制御手段19は、回転子9の位置、定義済みパラメータ(Γrefおよび/またはΩref)、および電気的帰還データに応じて、PMSM3の動作点(すなわち、基準トルクΓrefおよび/または基準回転Ωrefによって望まれるかまたは設定される動作点)を制御または検査することができる。
本発明によれば、制御装置1は、推定手段23、故障検出器25、および遷移スイッチ27も含む。
推定手段23は、推定されたパーク座標系δ−γにおける回転子7の推定位置
Figure 2013514049
を判定するように構成されている。図2を参照して以下により詳細に見られるように、この推定は、回転子に関わる座標系d−qと同期するように、推定された回転座標系δ−γの位置
Figure 2013514049
を補正することによって、なされることが可能である(図6も参照のこと)。
故障検出器25は、センサ15の可能性のある故障を検出するように構成されている。具体的には、故障検出器25は、たとえば、故障したときにセンサ15自身によって生成または送達される故障信号からなってもよい。
スイッチ27は、センサ15が故障していることを故障信号Sが示すか否かに応じて、推定手段23または位置センサ15のいずれかに、制御手段19を接続するように構成されている。
より具体的には、故障検出器が位置センサ15のいかなる故障も示していない間は、スイッチ27は、制御手段19が回転子7の測定位置θを受信するために、制御手段19と位置センサ15との間の接続を維持する。反対に、位置センサ15が故障していることを故障検出器が示すときには、スイッチ27は、制御手段19が回転子7の推定位置
Figure 2013514049
を受信するために、制御手段19を推定手段23に接続する。
このため、センサ15が故障するとすぐに、スイッチ27は、センサを用いる制御からPMSM3のセンサレス制御への変換を可能にする。これは、劣化モードにおけるPMSM3の利用可能性を上昇させることができる。当然ながら、位置センサ15が修理されるとすぐに、PMSM3は再び位置センサ15によって制御されることが可能である。
図1および図2〜図4Bは、本発明による制御方法の主要ステップの図でもあることは、留意されたい。
図2は図1の制御装置の実施形態を示す。
この図は、推定手段23が起電力推定器31、速度推定器33、および積分器35を含むことを示している。加えて、制御手段19は、変換インターフェース21に加えて、トルク−電流コンバータ37および電流調整器39を含む。
トルク−電流コンバータ37は、基準トルクの値Γrefを、推定されたパーク座標系δ−γにおける対応する基準電流iδref、iγrefに変換する。
加えて、変換インターフェース21は、電気的測定手段17によって測定された固定子電流i、i、iを、パーク座標系δ−γにおける電流の成分iδ、iγに変換する。
加えて、電流調整器39は、インバータ11の基準電圧に対応する座標系δ−γにおける固定子電圧の成分νδ、νγを判定するために、トルク−電流コンバータ37から基準電流iδref、iγrefを、および変換インターフェース21から座標系δ−γにおける電流成分iδ、iγを、受信する。変換インターフェース21は、二相モデルにしたがって固定子電圧νδ、νγのこれらの成分を受信し、三相モデルにしたがってこれらをインバータ11の基準電圧ν’、ν’、ν’に変換する。
センサレスベクトル制御は、
Figure 2013514049
とθとの間の位置の差φが相殺されるように、角速度Ωを推定することからなる(図6参照)。言い換えると、角速度Ωは、位置誤差φが常にゼロに維持されることを保証する制御法則から得られなければならない(2πモジュロ)。
しかしながら、φがゼロに近づくときに軸δにおけるemfの成分eδもゼロに近づくとすると(eδ=pψΩsinφ)、位置の差φを常にゼロに維持することは、eδを常にゼロに維持することに置き換えられることが可能である。
この推定は、推定座標系δ−γにおける以下の電気式を解くことからなる:
Figure 2013514049
Figure 2013514049
結果的に、起電力推定器31は、推定座標系δ−γにおけるemfの成分
Figure 2013514049
Figure 2013514049
を、これらの規模に応じて推定するために、変換インターフェース21から電流の成分iδ、iγを、電流調整器39から固定子電圧の成分νδ、νγを、そして速度推定器33から回転子の回転速度Ωを、受信する。
回転子の回転速度Ωは、起電力推定器31によって決定されたemfの推定値
Figure 2013514049
Figure 2013514049
にしたがって速度推定器33によって、および成分
Figure 2013514049
を常にゼロに維持することによって、閉ループ内で推定される。回転子の回転速度Ωは当然ながら、所定の初期値Ωc0によって初期化される。
有利なことに、速度推定器31は、リャプノフの意味において漸近的に安定した平衡の単一点を含む大域収束性の領域を有する制御法則にしたがって回転速度Ωを判定するために、非線形補正器を使用する。この平衡の単一点はMSAFの動作設定点と等しい。
図3は、速度推定器33の実施形態を示す。
この例によれば、速度推定器33の機能図は、第一速度推定器43、比較器45、第一および第二符号表示器47および49、加算器51、および非線形補正器53を含む。
比較器45の目的は、成分
Figure 2013514049
をその基準成分eδref=0と比較することである。第一速度推定器43の目的は、推定成分
Figure 2013514049
にしたがって回転速度の以前の推定値
Figure 2013514049
を決定することである。第一符号表示器47の目的は、
Figure 2013514049
であると仮定される場合に、回転速度の以前の推定値
Figure 2013514049
を示すことであり、ここでΩrefは設定回転速度である。第二符号表示器49の目的は、成分
Figure 2013514049
の符号を示すことである。非線形補正器53の目的は、制御法則の全ての望ましくない収束点を不安定にするため、またはいずれの望ましくない解への収束も防止するために、非線形項を導入することである。最後に、加算器51の目的は、回転速度Ωを判定するために、以前の推定値
Figure 2013514049
に非線形項を加算することである。
第一速度推定器43は、以下の式
Figure 2013514049
を用いて、軸γに関わるemfの成分
Figure 2013514049
と回転子の永久磁石の特性に応じた所定の物理的パラメータKとの商を計算する:
ここで、
=pψ
特定の実施形態によれば、非線形補正器53は、以下の式
Figure 2013514049
および
Figure 2013514049
を用いて、回転速度の以前の推定値
Figure 2013514049
の符号
Figure 2013514049
所定の動作パラメータb、物理的パラメータK、軸δに関わるemfの成分
Figure 2013514049
の関数である、補正項、および最終的に成分
Figure 2013514049
の符号および所定の係数ζに依存する非線形因子を導入する:
次に加算器51は、以下の式
Figure 2013514049
を用いて回転速度Ωを判定するために、上記補正項を以前の推定値
Figure 2013514049
に加算する。
上記の式を用いて回転速度Ωによって表される制御法則の安定性を解析することによって(「Analysis of convergence of sensorless control laws of PMSMs based on estimation of the emf」と題される、Babak Nahid−Mobarakehらによる文献参照)、位相空間φ−Ωの全ての軌跡が、以下の条件
0<ξ<1および
Figure 2013514049
にとって望ましい平衡点(φ=0、Ω=Ωref)に向かって収束することがわかることは、留意されたい。
動作パラメータbは有利なことに、0から3の間(0<b≦3)であり、より好ましくは1に近い。
上記制御方法は、特定の平衡点を不安定にすることによって、およびこれらを防止するために位相空間におけるその他の点を十分に遠ざけることによって、位相空間の全ての軌跡が全ての望ましくない平衡点に向かって収束するのを防ぐことができる。これは特に、ゼロに近い回転速度での電気式に内在する不可観測性の問題が克服されることを、可能にする。
さらに、回転速度の符号
Figure 2013514049
に対する補正項の依存は、設定回転速度Ωrefの符号が何であれ、位相空間φ−Ωの軌道が、所望の点に向かって収束することを可能にし、まったく問題なく速度反転を可能にする。
このようにして、上記の条件を用いると、初期座標点(−π≦φ≦π、Ω=Ω)が何であれ、位相空間φ−Ωの全ての軌道は、望ましい平衡点に向かって収束する。
言い換えると、たとえ開始時に初期位置誤差がπ程度であったとしても、軌跡は設定トルクおよび回転速度値を用いて動作点に向かって急速に収束する。
加えて、たとえ開始時に初期点が設定速度とは逆の符号の回転速度を有していても、位置誤差はゼロに向かって急速に収束し、PMSMが設定トルクおよび回転速度値に等しい整定速度を迅速に達成できるようにする。
回転速度が速度推定器33によって判断されるとき、積分器35は、推定された回転子位置
Figure 2013514049
を決定するために、速度推定器33からの回転速度Ωを積分する。
さらに、センサを用いる制御とセンサレス制御との間の均一で正確な遷移を可能にするために、推定手段23は、推定された回転子位置
Figure 2013514049
を連続的に調整する手段を含むことができる。
図4Aは、推定手段23に含まれることが可能な調整手段61を示す。これらの調整手段61は、推定された回転子位置
Figure 2013514049
に測定された回転子位置θを追跡させるために、測定された該回転子位置θと推定された回転子位置との間の差に対してPIを実行するように構成されている。
調整手段61はこのため、位置センサ15によって測定された回転子位置θを積分器35から推定された回転子位置
Figure 2013514049
と迅速に比較するための位置比較器63と、積分が発散しないための逆反応を達成するためのPIフィルタまたは利得乗算器65と、推定された回転子位置
Figure 2013514049
を測定された回転子位置θと同期させるための追加積分器67と、回転子位置を補正
Figure 2013514049
するための、追加積分器67の出力と推定された回転子位置
Figure 2013514049
との間の第二比較器69と、を含むことができる。
位置センサ15の使用中、推定値
Figure 2013514049
は開ループ内にあることになるので、回転子位置の推定値
Figure 2013514049
が発散するのを防止するために、比較および逆反応が連続的に発生することは、留意されたい。位置センサ15の故障が検出されると、その時点で速度推定器33からの回転速度Ωの最終推定値は、制御が切り替わった瞬間に、積分器35に代入される。
結果的に、センサを用いる制御とセンサレス制御との間で切り替えが実際に行われた場合、最後に測定された値θと推定値
Figure 2013514049
との間の差は、有利なことに非常に小さい。
遷移が行われた後には、位置センサ15の値は誤っているので、逆反応の必要性はない。
実際、図4Aは、調整手段61が、故障検出器25が位置センサ15の故障を示すときに調整手段61を抑制するための、抑制手段71を含むことを示している。これらの抑制手段71は非常に単純に、故障信号Sと、追加積分器67によって送達された回転子位置の補正値との積を計算する、乗算器を含むことができる。このため、故障が検出されたとき、故障信号はゼロに等しく(S=0)、したがって抑制手段71の出力はゼロに設定され、これは回転子位置の最後に測定された値θが抑制されるか、または無視されることを可能にする。反対に、故障信号がセンサの異常を示していない間(S=1)、調整手段は回転子位置の測定された値θを使用する。
図4Bは、推定手段23が、位置センサ15の故障の検出の前の最終推定値
Figure 2013514049
を用いて推定された回転子位置
Figure 2013514049
を再初期化するための、初期化手段73も含むことができることを示している。
初期化手段73は、まだ正しい回転子位置の最終値(推定値
Figure 2013514049
または補正値
Figure 2013514049
)を記録するためのメモリを含む。
実際、故障が検出されると、故障信号Sはトリガ、たとえば、最後に推定された回転子位置
Figure 2013514049
によって再初期化されている積分を生じる立ち下がり信号を、起動する。
このため、センサを用いる制御とセンサレス制御との間の切り替えの時点で、2つの制御形態の間の過渡状態の時点のトルクは、振動しない。
制御装置の異なる要素は、1つまたは複数のコンピュータプログラムがこれら様々な要素によって実行されたときに、本発明による制御方法を実行するためのコード命令を含む1つ以上のコンピュータプログラムを有する処理または計算手段を含むことができることは、留意されたい。
結果的に、本発明は、制御装置の異なる要素において実行されることが可能なコンピュータプログラム製品も包含し、このプログラムは、上述のような本発明による方法を実現することができるコード命令を含む。
本発明によるPMSMおよびこの制御を含むシステムは、有利なことに、航空機搭載システムのアクチュエータモータにおいて使用されることが可能である。一例として、これは圧縮機、通気システム、逆推力装置、ドア、およびその他多くの航空機設備に使用されることが可能である。

Claims (12)

  1. 固定子および回転子(7)を含み、インバータ(11)によって電力供給される、永久磁石同期機、「PMSM」(3)を制御するための装置(1)であって、回転子(7)の位置の測定値θを抽出するためのセンサ(15)と、回転子の位置および設定に応じてPMSM(3)の動作点を制御するための制御手段(19)と、を含み、これはさらに、
    回転子に関わる推定されたパーク座標系δ−γにおいて回転子位置の推定値
    Figure 2013514049
    を決定するための推定手段(23)であって、前記推定手段(23)は、前記推定された回転子位置
    Figure 2013514049
    に前記測定された回転子位置θを追跡させるための調整手段(61)を含む、推定手段(23)と、
    前記センサ(15)の故障を検出するための故障検出器(25)と、
    故障検出器(25)が前記センサのいかなる故障も示していない間に制御手段(19)が回転子の測定位置θを受信するために、制御手段(19)をセンサ(15)に接続するように、あるいは故障検出器(25)が前記センサの故障を示しているときに制御手段(19)が回転子の推定位置
    Figure 2013514049
    を受信するために、制御手段(19)を推定手段(23)に接続するように構成されている、スイッチ27と、を含むことを特徴とする、装置。
  2. 推定手段(23)が、
    固定子電流の測定値から得られた電流成分iδ、iγ、インバータの基準電圧に対応する固定子電圧の成分νδ、νγ、および回転子の回転速度Ωを含む、前記パーク座標系において定義された規模に応じて、推定されたパーク座標系δ−γにおける起電力「emf」の成分
    Figure 2013514049
    Figure 2013514049
    を推定するための、起電力推定器(31)と、
    PMSMの動作設定点と等しい漸近的に安定した平衡の単一点を含む大域収束性の領域を有する制御法則にしたがって回転速度Ωを決定するために、起電力推定器(31)から得られたemfの前記推定成分
    Figure 2013514049
    Figure 2013514049
    を用い、ならびに非線形補正器を用いる、速度推定器(33)と、
    回転子位置の前記推定値
    Figure 2013514049
    を計算するために、速度推定器(33)から得られた回転速度Ωを用いる積分器35と、を含むことを特徴とする、請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記速度推定器(33)は、以下の式
    Figure 2013514049
    によって、軸γに関わるemfの推定成分
    Figure 2013514049
    および回転子の永久磁石の特性に応じた所定の物理的パラメータKにしたがって、回転速度の以前の推定値
    Figure 2013514049
    を判定するように構成された第一推定器(43)を含むこと、
    および非線形補正器は、以下の式
    Figure 2013514049
    によって、回転速度の前記推定値
    Figure 2013514049
    を補正する項を導入することによって、回転速度を調整するように構成されていることを特徴とし、
    ここでbは所定の動作設定、
    Figure 2013514049
    は回転速度の前記推定値
    Figure 2013514049
    の符号、
    Figure 2013514049
    は軸δに関わるemf、そしてKは、軸δに関わるemf
    Figure 2013514049
    の符号に、ならびに以下の式および条件
    Figure 2013514049
    ここで0<ξ<1、および
    Figure 2013514049
    によって定義済みの係数ζに依存する、非線形因子である、
    請求項2に記載の制御装置。
  4. 前記調整手段(61)は、測定された回転子位置θと推定された回転子位置
    Figure 2013514049
    との間でPIを実行するように構成されていることを特徴とする、請求項1から3のいずれかに記載の制御装置。
  5. 調整手段(61)は、前記センサの故障が検出されたときに調整手段を抑制するための抑制手段(71)を含むことを特徴とする、請求項1から4のいずれかに記載の制御装置。
  6. 前記推定手段(23)は、センサ(15)の故障の検出の前に、最終回転子位置推定値
    Figure 2013514049
    を用いて、推定された回転子位置
    Figure 2013514049
    を再初期化するための、初期化手段を含むことを特徴とする、請求項1から5のいずれかに記載の制御装置。
  7. 請求項1から6のいずれかに記載の制御装置(1)を含む、永久磁石同期機PMSM。
  8. 請求項7に記載のPMSMを含む、航空機のアクチュエータ。
  9. 固定子および回転子(7)を含み、インバータ(11)によって電力供給される、永久磁石同期機、「PMSM」(3)を制御するための方法であって、
    センサ(15)によって、回転子の位置θを測定するステップと、
    回転子位置および定義済みパラメータに応じてPMSMの動作点を確認するステップと、を含む制御方法であって、
    方法は、
    回転子に関わる推定されたパーク座標系δ−γにおける回転子位置の推定値
    Figure 2013514049
    を決定するステップと、
    前記推定された回転子位置
    Figure 2013514049
    に前記測定された回転子位置θを追跡させるステップと、
    前記センサの故障を検出するステップと、
    センサが故障していない間に測定された回転子位置θにしたがってPMSMの動作点を確認し、あるいはセンサが故障している間に推定された回転子位置
    Figure 2013514049
    に応じてPMSMの動作点を確認するステップと、を含むことを特徴とする方法。
  10. 固定子電流の測定値から得られた電流の成分iδ、iγ、インバータの基準電圧に対応する固定子電圧の成分νδ、νγ、および回転子の回転速度Ωを含む前記パーク座標系において定義された規模に応じて、推定されたパーク座標系δ−γにおける起電力「emf」の成分
    Figure 2013514049
    Figure 2013514049
    を推定するステップと、
    emfの前記推定成分
    Figure 2013514049
    Figure 2013514049
    に応じて回転速度Ωを推定し、PMSMの動作設定点と等しい、漸近的に安定した平衡の単一点を含む大域収束性の領域を有する制御法則にしたがって、非線形補正器を使用するステップと、
    回転速度Ωに応じて前記推定された回転子位置
    Figure 2013514049
    を計算するステップと、を含むことを特徴とする、請求項9に記載の制御方法。
  11. 以下の式
    Figure 2013514049
    によって、軸γに関わるemfの推定成分
    Figure 2013514049
    および回転子の永久磁石の特性に応じた所定の物理的パラメータKに応じて、回転速度の以前の推定値
    Figure 2013514049
    を判定するステップと、
    以下の式
    Figure 2013514049
    によって、回転速度の前記推定値
    Figure 2013514049
    に補正項を導入することによって回転速度を調節するステップと、を含むことを特徴とし、
    ここでbは所定の動作設定、
    Figure 2013514049
    は回転速度の前記推定値
    Figure 2013514049
    の符号、
    Figure 2013514049
    は軸δに関わるemf、そしてKは、軸δに関わるemf
    Figure 2013514049
    の符号に、ならびに以下の式および条件
    Figure 2013514049
    ここで0<ξ<1および
    Figure 2013514049
    によって定義済みの係数ζに依存する、非線形因子である、
    請求項10に記載の制御方法。
  12. 処理手段によって実行されたときに、請求項9から11のいずれか1つによる制御方法を実行するためのコード命令を含む、コンピュータプログラム。
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