JP6537461B2 - 回転機の制御装置 - Google Patents

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Description

この発明は、回転機の回転子位置情報を、位置センサを用いることなく得て回転機を制御する回転機の制御装置に関するものである。
同期機や誘導機といった回転機においては、回転機の回転子速度や位置を正確に把握し、適切なタイミングで巻線に電流を流して磁石の吸引および反発力で駆動力を発生させている。回転子速度や位置情報を把握するために、回転機に位置センサや速度センサを取り付けていた。
回転機に位置センサや速度センサを設ける構成の場合、回転機の回転子速度や位置情報を正確に得られる一方で、センサによるコスト増の課題、センサ情報を制御装置に伝送するための配線が必要であるという課題、また、センサ自体の故障による信頼性の低下という課題などがあった。
そこで、これらの課題を解決する構成として、回転機に印加する電圧や回転機に流れる電流から、回転機の回転子位置を推定する、いわゆる位置センサレス制御法が開発されている。
位置センサレス制御法としては、拡張誘起電圧を用いた位置センサレス制御法(非特許文献1)や、適応観測器を用いて誘起電圧や磁束情報を推定し、そこから回転子速度を得る位置センサレス制御法(特許文献1)が提案されている。
非特許文献1に示されている、拡張誘起電圧による永久磁石同期機の位置センサレス方法によれば、固定座標上における回転機に印加される電圧と回転機に流れる電流を用いて、回転機の拡張誘起電圧モデルにあてはめることにより、簡単な演算で同期機の回転子位置を求めることができる。また、固定座標上での電圧と電流の瞬時値から、回転子位置情報を得ることができるため、回転子位置の推定応答は非常に高い。
しかし、位置センサレス制御法の場合、固定座標上の電圧や電流を用いているために、回転子速度が高くなると、推定する回転子位置に推定遅れが生じるという問題があり、この推定遅れの問題の対策として、回転子速度にほぼ同期した速度で回転する回転座標上において拡張誘起電圧モデルを用いて回転子位置の推定方法が提案されている。
この拡張誘起電圧を用いた位置センサレス制御法は、回転座標上の回転機に印加される電圧と回転機に流れる電流と拡張誘起電圧モデルを用いることで、推定している回転座標軸と回転機本来の回転座標軸との位置偏差Δθを算出し、このΔθが無くなるように比例積分(積分のみでも可)することで、間接的に回転子位置を推定するものである。よって、回転子速度にほぼ同期した回転座標上で回転子位置推定を行うため、回転子速度が高くなることで生じる推定遅れの問題は解決できる。
しかしながら、比例積分により間接的に位置推定を行うため、積分にかかる時間だけ推定遅れが生じる。積分時間による推定遅れは一般的に僅かであるため、定常状態(一定速運転時)では、ほとんど影響はないが、速度の急変時などの過渡状態では、積分時間による推定遅れの影響が大きくなる。この場合、推定している回転座標が回転機本来の回転座標に収束するまでの時間が長くなったり、場合によっては収束しなくなったり、いわゆる不安定な状態になることが懸念される。そのため、比例積分のゲインを高くすることが困難となり、つまりは、回転子位置の推定応答を高くできないという課題が残る。
また、特許文献1で提案されている、適応観測器を用いて誘起電圧や磁束情報を推定し、そこから回転子速度を得る位置センサレス制御法は、回転座標上で適応オブザーバを使って回転子位置を推定するものであるが、適応オブザーバにより求めた推定回転子磁束のq軸成分が零になるように比例積分制御(積分同定でも可)することで、回転子位置(回転子速度)を求める制御法である。この方法も回転子速度が高くなったときの推定遅れは少ないものの、積分時間による推定遅れが生じるため、過渡状態に不安定な状態になると懸念されることから、回転子位置の推定応答を高くできないという課題は、非特許文献1と同じである。
「拡張誘起電圧モデルに基づく突極型永久磁石同期モータのセンサレス制御」2002年電気学会D部門論文誌No.12
特許第4672236号公報
非特許文献1や特許文献1のように、固定座標上で回転機の回転子位置を推定する制御法は、電圧や電流の瞬時値から回転子位置を推定できるため、回転子位置の推定応答を高くできる長所がある反面、回転子速度が高くなると推定遅れが生じる課題がある。一方、回転子速度にほぼ同期した回転座標上で回転子位置を推定する構成は、回転子速度が高くなることによって生じる推定遅れはほぼ無いが、積分同定によって位置推定するため、速度急変などの過渡状態で不安定になりやすく、その結果、推定応答を高くすることができない。つまり、回転子速度が高くなることによる推定遅れが少なく、かつ、過渡状態でも安定に動作でき、推定応答が高くできる位置センサレス制御方法を実現できていないという課題があった。
この発明は、前記の課題を解決するためになされたものであり、回転機の速度が急変する時などの過渡状態における安定性を向上し、回転子位置の推定応答を高めることを目的とする。
この発明に係る回転機の制御装置は、回転機に流れる回転機電流を検出する電流検出手段、目標電流値に前記回転機電流が追従するように電圧指令を生成し出力する電流制御手段、電圧指令に応じて前記回転機に電圧を印加する電圧印加手段、回転機電流と電圧指令に応じて回転機に流れる電流と回転子速度と回転子位置をそれぞれ推定電流、推定回転速度、推定回転子位置として演算し出力する状態観測手段、前記状態観測手段とは異なる演算で回転機の回転子位置を演算して検出回転子位置として出力する回転子位置検出手段、および推定回転子位置と検出回転子位置との偏差である位置偏差を出力する位置偏差演算手段を備え、前記状態観測手段は、前記回転機電流と前記推定電流と前記位置偏差の高周波成分に応じて前記推定回転速度を演算することを特徴とするものである。
この発明は、推定回転子位置と検出回転子位置との偏差である位置偏差の高周波成分を用いることで、回転機の速度急変時などの過渡状態における安定性を向上できるため、その結果、回転子位置の推定応答を高めることができる。
この発明の実施の形態1の回転機の制御装置の構成を示す構成図である。 この発明の実施の形態1の動作を説明するための説明図である。 この発明の実施の形態1の動作を説明するための説明図である。 この発明の実施の形態1の動作を説明するための説明図である。 この発明の実施の形態1の構成を説明するためのブロック図である。 この発明の実施の形態1の構成を説明するためのブロック図である。 この発明の実施の形態2の動作を説明するための説明図である。
実施の形態1
図1は、この実施の形態1における構成図である。図1において回転機1は、この実施の形態では3相巻線を有する永久磁石同期機を例に挙げて説明するが、他の種類の回転機であっても同様の原理で構成することが可能である。回転機の制御装置10は、電流検出手段2、制御手段3、電圧印加手段4、回転子位置検出手段5、位置偏差演算手段6、及び状態観測手段7を備える。電流検出手段2は、回転機1に流れる回転機電流を検出する。なお、この実施の形態では3相すべての電流を検出しているが、回転機1に流れる電流が3相平衡であることを利用して、3相のうち任意の2相のみ検出し、残りの1相は計算により求める公知の方法を用いてもよい。
制御手段3は、制御手段3の外部から入力される速度指令ω*に回転機1の制御特性である回転子速度が追従するように、3相電圧指令Vu*、Vv*、Vw*を演算して出力するものであり、例えば、図2のような構成がある。なお、この実施の形態では制御手段の外部から速度指令ω*が入力されるようにしているが、回転機1の制御特性である位置、トルクを追従させる位置指令やトルク指令などの指令であってもよい。
以下、外部から速度指令ω*が入力される場合の動作について説明をする。図2では、加減算器31にて速度指令ω*と推定回転速度推定値ωr^の偏差である速度偏差を演算し、速度制御器32で速度偏差が無くなるように比例積分制御をして目標電流値id*、iq*を演算し出力する。
電流回転座標変換器33は、電流検出手段2の出力である回転機電流iu、iv、iwを、推定回転子位置θ^を用いて、推定回転速度ωr^と同期して回転する回転座標d−q軸上の電流id、iqに変換する。
加減算器34では、目標電流値id*、iq*と回転座標上の電流id、iqのそれぞれの偏差である電流偏差を演算し出力する。電流制御器35では、電流偏差が無くなるように比例積分制御をして回転座標上の電圧指令Vd*、Vq*を演算し出力する。座標変換器B36では、推定回転子位置θ^を用いてVd*、Vq*を固定座標上の3相電圧指令Vu*、Vv*、Vw*に変換し出力する。
なお、この発明の制御手段3では、図2のように比例積分制御を用いて、速度指令ω*に推定回転速度ωr^が追従するような3相電圧指令を演算し出力する構成をしているが、速度指令ω*に推定回転速度ωr^が追従するような3相電圧指令を出力する構成であれば図2に示したとは別の方法でもよい。
電圧印加手段4は、半導体スイッチにより構成され、制御手段3の出力である3相電圧指令に応じて、回転機1に3相電圧を印加する。
回転子位置検出手段5は、後述する状態観測手段7とは異なるパラメータを使用して、回転機1の回転子位置を演算し、検出回転子位置θdecとして出力するものである。すなわち、回転子位置検出手段5は、回転機1に印加する電圧または電圧指令と回転機電流などの瞬時値から回転子位置を演算し、状態観測手段7が推定する推定回転子位置θ^の影響を受けずに回転子位置を演算するようにする。
この実施の形態では、これらの条件を満たすために、α―βと呼ばれる静止直交座標に、3相電圧指令Vu*、Vv*、Vw*を変換したα―β軸電圧指令Vα*、Vβ*と、回転機電流iu、iv、iwをα―β軸上に変換したα―β軸電流iα、iβを、回転機1の数式モデルにあてはめて回転子位置を計算する構成とする。
(1)式はα―β軸上での回転機1の電圧方程式である。
Figure 0006537461
なお、Vα*、Vβ*とiα、iβはそれぞれ、次に示す(2)式および(3)式で求めることができる。
Figure 0006537461
Figure 0006537461
(1)式のEα、Eβは、回転機1が回転することで発生する誘起電圧を表している。この誘起電圧は、(1)式を変形して(4)式のように求めることができる。
Figure 0006537461
回転子位置検出手段5は、(4)式で電流と電圧指令の瞬時値から求めた誘起電圧Eα、Eβを使って、(5)式のように検出回転子位置θdecを演算して出力するものである。
Figure 0006537461
位置偏差演算手段6は、回転子位置検出手段5の出力である検出回転子位置θdecと、後述する状態観測手段7の出力である推定回転子位置θ^とを用いて、(6)式のように位置偏差Δθを演算し出力する。
Figure 0006537461
状態観測手段7は、この実施の形態では図3のように構成される。電流回転座標変換器33は、図2の電流回転座標変換器33と同様に、電流検出手段2の出力である回転機電流iu、iv、iwを、推定回転子位置θ^を用いて、推定回転速度ωr^と同期して回転する回転座標d−q軸上の回転機電流id、iqに変換する。
電圧回転座標変換器701は、3相電圧指令Vu*、Vv*、Vw*を推定回転子位置θ^を用いて、推定回転速度ωr^と同期して回転する回転座標d−q軸上の電圧指令Vd*、Vq*に変換する。
なお、電圧回転座標変換器701を用いずに、電流制御器35の出力である回転座標上の電圧指令Vd*、Vq*を用いてもよい。
加減算器702は、後述する推定電流演算器の出力である回転座標d−q座標上の推定電流id^、iq^からd−q軸上の回転機電流id、iqをそれぞれ減算した電流偏差eid、eiqを出力する。回転機行列演算器705は(7)式の行列で構成されており、また、増幅器706は(8)式の行列で構成されている。
なお、(7)式中の回転子角速度は不明であるため、後述する速度同定器710の出力である推定回転速度ωr^で代用する。
Figure 0006537461
Figure 0006537461
加減算器703、積分器704、回転機行列演算器705、増幅器706において、(9)式の演算を実現し、回転機の固定子推定磁束φds^、φqs^と回転子推定磁束φdr^、φqr^を出力するものである。
Figure 0006537461
なお、(9)式は、いわゆるオブザーバと言われるものであり、特許文献1にも記載されている公知技術である。
推定電流演算器707は、(10)式の計算を実施して、d−q軸上の推定電流id^、iq^を出力する。
Figure 0006537461
高周波成分抽出器708は、位置偏差演算手段6の出力である位置偏差Δθの低周波成分を除去し高周波成分を抽出したΔθHを出力するものであり、推定回転子位置θ^と回転機1の回転子位置との位置誤差に相当するものである。この高周波成分抽出器708は、位置偏差Δθの高周波成分を抽出するが、その理由は以下に示す。検出位置θdecは、固定座標であるα―β軸上の瞬時値を使って求めた回転機1の回転子位置であるため、検出の応答が速い半面、回転子速度が高くなると、推定遅れによる位置誤差が生じる。この推定遅れによる位置誤差は、回転子速度に応じて大きくなり、オフセットとして生じる。
よって、回転子速度が高いときは、推定回転子位置θ^が正しく回転機1の回転子位置θreを推定していても、検出回転子位置θdecに誤差があるため、Δθ≠0となる。そこで、高周波成分抽出器708により、検出回転子位置θdecのオフセット成分を除去することで、回転子速度が高いときで、推定回転子位置θ^が正しく回転機1の回転子位置θreを推定しているときは、高周波成分抽出器708の出力ΔθH=0とすることができる。
また、状態観測手段7が出力する推定回転子位置θ^は、速度が急変する過渡状態以外の定常状態では、非常に精度良く回転子位置θreを推定することができる。
よって、定常状態では、推定回転子位置θ^と回転機1の回転子位置との位置誤差は、ほぼゼロであるため、Δθの低周波成分を除去する意味合いもある。一方で、推定回転子位置は、後述する速度同定器710にて、比例積分制御を用いて推定回転速度ωr^を演算し、さらに推定回転速度ωr^を積分することで、推定回転子位置θ^を求めている。
そのため、比例積分動作による推定遅れがあることから、過渡状態では推定遅れに起因して過渡的な位置誤差が生じる。その反面、検出位置θdecは、電圧指令と電流の瞬時値を使って回転機1の回転子位置を検出するため、応答が速く、過渡時でも回転機1の回転子位置を精度良く検出することができる。
つまり、過渡状態においては、位置偏差Δθは推定回転子位置θ^と回転機1の回転子位置θreとの偏差とほぼ等価であり、この位置偏差Δθは過渡的に、すなわち、周波数の高い成分として発生する。よって、高周波成分抽出器708を用いることで、このときの位置偏差を抽出することができる。
高周波成分抽出器708の具体的な構成としては、低周波成分をカットするハイパスフィルタや、特定周波数成分を抽出するバンドパスフィルタなどを用いる。
なお、ハイパスフィルタのカットオフ周波数、およびバンドパスフィルタの通過帯域の周波数は、低域側のカットオフ周波数を、例えば50rad/s以下程度に設定すること、または、後述する速度同定器710の1/5から1/10以下に設定することが望ましい。また、バンドパスフィルタの高域側のカットオフ周波数は、速度同定器710の速度推定応答の5倍から10倍程度に設定することが望ましい。
二次磁束誤差演算器709は、高周波成分抽出器の出力であるΔθHを用いて二次磁束誤差ΔΦdr、ΔΦqrを求める。この実施の形態では、回転機1は、永久磁石同期機であるので、回転子磁束ベクトルは、回転機1の本来のd軸方向を向き、その大きさはφfである。また、ΔθH=0のとき、回転機1の回転子位置θre=検出位置θdecとなる。
そこで、二次磁束誤差演算器709は、前述の関係を利用して、図4および(11)式のように、回転子磁束ベクトルを、推定回転子位置θ^によるd−q軸に射影した成分ΔφdrとΔφqrを二次磁束誤差として演算し出力する。すなわち、二次磁束誤差Δφdr、Δφqrは、推定回転子位置θ^によるd−q座標から見た、正しい回転子磁束ベクトルを表していることになる。
Figure 0006537461
速度同定器710では、推定磁束φdr^、φqr^と電流誤差eid、eiqと二次磁束誤差Δφdr、Δφqrを用いて、推定回転速度ωr^を演算し出力する。
(12)式は、特許文献1のような、公知技術により推定回転速度ωr^を求めた場合の演算式であり、(12)式のように、比例ゲインKpと積分ゲインKiを用いた比例積分制御により、間接的に推定回転速度ωr^を求める構成である。
Figure 0006537461
また、通常、回転子磁束ベクトルの方向は、d軸と一致させるので、φqr^=0となり、(12)式は、(13)式となり、推定回転速度ωr^はeiq/φdr^がゼロになるように比例積分制御して間接的に演算されることが分かる。
Figure 0006537461
(12)式または(13)式で推定回転速度ωr^を求める場合、前述しているように、速度が急変するような過渡状態では、比例積分制御による推定遅れにより、推定回転子位置θ^に誤差が生じる。
また、(12)式や(13)式に利用されている推定磁束と電流偏差はすべて、推定回転子位置θ^により座標変換されたものであるため、誤差が生じたθ^により座標変換したこれらの値にも、θ^の誤差に起因した誤差が含まれることになり、更には、それらを比例積分制御することによりωr^を演算し、このωr^を使って、また推定回転子位置θ^を演算するというループが形成されるため、速度推定および位置推定系が不安定になり易くなる。
その結果、比例ゲインkpおよび積分ゲインkiを大きな値にすることが出来ず、すなわち、推定回転速度ωr^の推定応答を上げることが困難であった。
そこで、速度同定器710では、(14)式のように、二次磁束誤差演算器709の出力である二次磁束誤差Δφdr、Δφqrを用いる。
Figure 0006537461
また、通常は回転子磁束ベクトルの方向は、d軸と一致させるので、φqr^=0となるため、(14)式は、(15)式となる。なお、(14)式、(15)式中のkfd、kfqは、任意設定できる比例係数である。
Figure 0006537461
図4において説明したとおり、二次磁束誤差Δφdr、Δφqrは、推定回転子位置θ^によるd−q座標から見た、正しい回転子磁束ベクトルを表しているので、これを用いることで、推定遅れによる誤差を含んだθ^を用いて座標変換することで生じる推定磁束と電流偏差に含まれる誤差を補正することできる。よって、過渡状態でも、従来よりも安定性を向上することが可能となり、その結果、比例ゲインkpおよび積分ゲインkiを大きな値にすることができ、推定回転速度ωr^、および推定回転子位置θ^の推定応答を高めることが可能となる。
積分器711は、速度同定器710の出力である推定回転速度ωr^を積分することで、推定回転子位置θ^を演算し出力するものである。
以上のように、この実施の形態にかかる回転機の制御装置は、状態観測手段7の出力である推定回転子位置θ^から回転子位置検出手段5の出力である検出位置θdecを減算した位置偏差Δθを位置偏差演算手段6で演算し出力し、状態観測手段7は、高周波成分抽出器708でハイパスフィルタやバンドパスフィルタなどを用いて、位置偏差Δθの低周波成分をカットしたΔθHを演算し出力し、二次磁束誤差演算器709でΔθHと回転子磁束の大きさφfを用いて、二次磁束誤差Δφdr、Δφqrを演算し出力し、速度同定器710は、二次磁束誤差Δφdr、Δφqrと推定磁束、電流偏差を用いて比例積分制御を行って推定回転子速度ωr^を求める構成とすることで、回転機1の速度が急変するような過渡状態においても、速度同定器の安定性を向上できるため、速度同定器710の比例ゲインおよび積分ゲインを大きくすることが可能となり、推定回転速度ωr^の推定応答、および推定回転子位置θ^の推定応答を高めることができる。
ここで、実施の形態1の回転機の制御装置10の構成要素である電流検出手段2、制御手段3、電圧印加手段4、回転子位置検出手段5、位置偏差演算手段6、及び状態観測手段7の各機能は、処理回路により実現される。処理回路は、図5に示す処理回路200のような専用のハードウェアであっても、図6に示す記憶装置101に格納されるプログラムを実行するプロセッサ100(CPU(Central Processing Unit),中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、DSPともいう)であってもよい。
図5に示すように、処理回路が専用のハードウェアである場合、処理回路は、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC、FPGA、またはこれらを組み合わせたものが該当する。電流検出手段2、制御手段3、電圧印加手段4、回転子位置検出手段5、位置偏差演算手段6、及び状態観測手段7の各機能それぞれを処理回路で実現してもよいし、各機能をまとめて処理回路で実現してもよい。
また、図6に示すように、処理回路がプロセッサ100の場合、電流検出手段2、制御手段3、電圧印加手段4、回転子位置検出手段5、位置偏差演算手段6、及び状態観測手段7の各機能は、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現される。ソフトウェアやファームウェアはプログラムとして記述され、記憶装置101に格納される。処理回路は、記憶装置101に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、各機能を実現する。
すなわち、電流検出手段2、制御手段3、電圧印加手段4、回転子位置検出手段5、位置偏差演算手段6、及び状態観測手段7の各ステップが結果的に実行されることになるプログラムを格納するための記憶装置101を備える。また、これらのプログラムは、電流検出手段2、制御手段3、電圧印加手段4、回転子位置検出手段5、位置偏差演算手段6、及び状態観測手段7の手順や方法をコンピュータに実行させるものであるとも言える。
また、記憶装置101とは、例えば、ROM、EPROM、EEPROM等の不揮発性または揮発性の半導体メモリや、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、DVD等が該当する。
また、電流検出手段2、制御手段3、電圧印加手段4、回転子位置検出手段5、位置偏差演算手段6、及び状態観測手段7の各機能について、一部を専用のハードウェアで実現し、一部をソフトウェアまたはファームウェアで実現してもよい。例えば、電流検出手段2については、専用のハードウェアとしての処理回路でその機能を実現し、制御手段3、電圧印加手段4、回転子位置検出手段5、位置偏差演算手段6、及び状態観測手段7については処理回路が記憶装置101に格納されたプログラムを読み出して実行することによってその機能を実現することが可能である。
このように、処理回路は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの組み合わせによって、上述の各機能を実現することができる。
実施の形態2
図7は、この実施の形態による状態観測手段の構成図である。状態観測手段以外は図1と同様の構成であるため説明は省略する。
図7において、電流回転座標変換器33、電圧回転座標変換器701は、実施の形態1と同様に、推定回転子位置θ^を用いて、推定回転速度ωr^と同期して回転する回転座標γ−δ軸上の回転機電流iγ、iδと、電圧指令Vγ*、Vδ*に変換するものである。
なお、この実施の形態では、説明の都合上、実施の形態1において使用していた添字「d」、「q」を、添字「γ」、「δ」として使用するが、推定回転子位置θ^で座標変換した電流、電圧であるという本質的意味合いは同じである。高周波成分抽出器708は実施の形態1と同様に位置偏差Δθから低周波成分をカットしたΔθHを演算し出力するものである。
以下に、誘起電圧演算器712の動作についての説明を記す。
(16)式は、推定回転子速度ωr^に同期し、推定回転子位置θ^上での回転座標γ―δ軸上の永久磁石同期機の電圧方程式である。(16)式中のΔθreは、回転機1の本来の回転子位置θreと推定回転子位置θ^との位置偏差を表す。
Figure 0006537461
(16)式のEγ、Eδは回転機1が回転することで発生する誘起電圧を表している。
この誘起電圧は(16)式を変形して(17)式のように求めることができる。
Figure 0006537461
(17)式により、誘起電圧EγとEδを求めることが可能であるので、Δθreは(18)式の演算により求めることができる。
Figure 0006537461
誘起電圧演算器712は、(17)式と(18)式の演算を行ってΔθreを出力するものである。
次に、位置同定器713について説明する。従来は(19)式のように、Δθreがゼロとなるように、比例積分制御をして推定回転子位置θ^を求めていた。
Figure 0006537461
この場合、実施の形態1で述べたように、速度が急変するような過渡状態では、比例積分制御による推定遅れにより、推定回転子位置θ^に誤差が生じる。また、(17)式に利用されている電圧指令と電流はすべて、推定回転子位置θ^により座標変換されたものであるため、誤差が生じたθ^により座標変換したこれらの値にも、θ^の誤差に起因した誤差が含まれることになり、つまり、Δθreにもこの誤差成分が含まれることになり、さらに、これらの誤差を含んだΔθreを比例積分制御することにより推定回転子位置θ^を演算するというループが形成されるため、位置推定系が不安定になりやすくなる。その結果、比例ゲインkpおよび積分ゲインkiを大きな値にすることが出来ず、すなわち、推定回転子位置θ^の推定応答を上げることが困難であった。
そこで、位置同定器713では(20)式のように、高周波成分抽出器708の出力であるΔθHを用いる。なお、(20)式中のktは任意に設定できる比例係数である。
Figure 0006537461
実施の形態1で述べたように、高周波成分抽出器708の出力であるΔθHは、速度が急変するような過渡時において、推定回転子位置θ^と検出位置θdec≒回転子位置θreとの偏差を出力するものである。
よって、(20)式のようにΔθHを用いることで、過渡状態に生じる比例積分制御による推定遅れに起因してΔθreに含まれる誤差を抑制することが可能となり、その結果、比例ゲインkpおよび積分ゲインkiを大きな値にすることができ、および推定回転子位置θ^の推定応答を高めることが可能となる。
微分器714は、位置同定器713の出力である推定回転子位置θ^を微分することで、推定回転速度ωr^を演算し出力するものである。
以上のように、この実施の形態にかかる回転機の制御装置は、状態観測手段7の出力である推定回転子位置θ^から回転子位置検出手段5の出力である検出位置θdecを減算した位置偏差Δθを位置偏差演算手段6で演算して演算結果を出力し、状態観測手段7は、誘起電圧演算器712において、推定回転子位置θ^によりγ−δ軸上に座標変換した電圧指令Vγ*、Vδ*と、γ−δ軸上の回転機電流iγ、iδと回転機1の電圧方程式を用いて、回転機1の回転子位置θreと推定回転子位置θ^との偏差であるΔθreを演算して演算結果を出力し、高周波成分抽出器708は、位置偏差Δθの低周波成分をカットしたΔθHを演算し演算結果を出力する。
位置同定器713は、高周波成分抽出器708の出力であるΔθHと誘起電圧演算器712の出力であるΔθreを用いて比例積分制御を行って推定回転子位置θ^を求める構成とすることで、回転機1の速度が急変するように過渡状態においても、位置同定器713の安定性を向上できるため、位置同定器713の比例ゲインおよび積分ゲインを大きくすることが可能となり、推定回転子位置θ^の推定応答を高めることができる。
実施の形態3
この実施の形態では、図7の誘起電圧演算器712の演算について、実施の形態2とは異なる方法について記す。なお、誘起電圧演算器712以外は、実施の形態2と同様の構成であるため、それらの説明は省略する。
実施の形態2では、(17)式を用いて誘起電圧EγとEδを求めているが、演算に用いるLγ、Lδ、Lγδには、2Δθreが含まれる。しかしながらΔθreは、未知であるため、1演算周期前の値を代用して計算することになる。すると、1演算周期前の値を使うがゆえに、演算誤差が生じる可能性がある。
そこで、この実施の形態では、非特許文献1に記載されている、永久磁石同期機のγ−δ軸上での拡張誘起電圧モデルを用いる。これを用いると、誘起電圧EγとEδは(21)で求めることができ、2Δθreを使わずに誘起電圧Eγ、Eδを計算することができる。
なお、(21)式中の はΔθreの時間微分を表すが、これは微小変化であると仮定して無視してもよい。また はiδの時間微分を表す。
Figure 0006537461
(21)式により誘起電圧Eγ、Eδを演算した後は、実施の形態2と同様に(18)式を用いてΔθreを演算すればよい。
以上のように、この実施の形態による誘起電圧演算器712は、誘起電圧の演算にγ―δ軸上の拡張誘起電圧モデルを用いることで、より正確に誘起電圧を演算することが可能となり、その結果、状態観測手段7が出力する推定回転子位置θ^の精度を向上することが可能となる。
なお、実施の形態1〜実施の形態3に示したように、状態観測手段7が出力する推定回転子位置θ^または推定回転速度ωr^は比例積分制御などを用いて間接的に求める方法であれば、実施の形態1〜実施の形態3に記した以外の方法でも構わない。
実施の形態4
この実施の形態4では、回転子位置検出手段5の演算について、実施の形態1から実施の形態3とは異なる方法により検出回転子位置θdecを求める方法を説明する。その他の構成については、各実施の形態のものと同様であるので、説明は省略する。
実施の形態1において説明しているように、回転子位置検出手段5は(4)式にてα―β軸上の誘起電圧Eα、Eβを求めている。しかしながら(4)式のLα、Lβ、Lαβには2θreが含まれる。θreは未知の値であるため、1演算周期前のθreを代用して計算することになる。すると、1演算周期前のθreを使っているために、演算誤差が生じる可能性がある。
そこで、この実施の形態4においては、非特許文献1に記載されている永久磁石同期機のα―β軸上での拡張誘起電圧モデルを用いる。このモデルを用いるとEα、Eβは(22)式で求めることができ、2θreを使わずに演算することができる。
Figure 0006537461
(22)式より誘起電圧Eα、Eβを演算した後は、(5)式と同様に検出回転子位置θdecを演算すればよい。
以上のように、この実施の形態による回転子位置検出手段5は、誘起電圧の演算にα―β軸上の拡張誘起電圧モデルを用いることで、より正確に誘起電圧を演算することが可能となり、回転子位置検出手段5が出力する検出回転子位置θdecの精度させることができる。その結果、速度が急変するような過渡状態において、状態観測手段7が出力する推定回転子位置θ^および推定回転速度ωr^をより正確に補正することが可能となり、推定回転子位置θ^および推定回転速度ωr^の精度を向上することができる。
なお、この実施の形態4や実施の形態1に示したように、回転子位置検出手段5が出力する検出回転子位置θdecは、電圧指令や電流などの瞬時値のみから求めることができる、つまり、応答が速く求められる方法であれば、実施の形態1およびこの実施の形態に示した以外の方法でも構わない。
また、この発明は、その発明の範囲内において、実施の形態の任意の構成要素を適宜、変更または省略することが可能である。
1 回転機、2 電流検出手段、3 制御手段、4 電圧印加手段、
5 回転子位置検出手段、6 位置偏差演算手段、7 状態観測手段、
31、34、702、703 加減算器、32 速度制御器、
33 電流回転座標変換器、35 電流制御器、36 座標変換器、
701 電圧回転座標変換器、704、711 積分器、705 回転機行列演算器、
706 増幅器、707 推定電流演算器、708 高周波成分抽出器、
709 二次磁束誤差演算器、710 速度同定器、 712 誘起電圧演算器、
713 位置同定器、714 微分器

Claims (6)

  1. 回転機に流れる回転機電流を検出する電流検出手段、目標電流値に前記回転機電流が追従するように電圧指令を生成し出力する電流制御手段、前記電圧指令に応じて前記回転機に電圧を印加する電圧印加手段、前記回転機電流と前記電圧指令に応じて前記回転機に流れる電流と回転子速度と回転子位置をそれぞれ推定電流、推定回転速度、推定回転子位置として演算し出力する状態観測手段、前記状態観測手段とは異なる演算で前記回転機の回転子位置を演算して検出回転子位置として出力する回転子位置検出手段、および前記推定回転子位置と前記検出回転子位置との偏差である位置偏差を出力する位置偏差演算手段を備え、前記状態観測手段は、前記回転機電流と前記推定電流と前記位置偏差の高周波成分に応じて前記推定回転速度を演算し出力することを特徴とする回転機の制御装置。
  2. 前記回転子位置検出手段は、前記回転機が回転することで生じる誘起電圧に応じて前記検出回転子位置を演算し出力することを特徴とする請求項1に記載の回転機の制御装置。
  3. 前記回転子位置検出手段は、前記回転機電流を静止直交座標であるα―β軸の電流変換したα―β軸電流と、前記電圧指令を静止直交座標であるα―β軸の電圧指令に変換したα―β軸電圧指令に応じて、前記検出回転子位置を演算することを特徴とする請求項1または2記載の回転機の制御装置。
  4. 前記状態観測手段は、前記位置偏差に低周波分をカットして前記位置偏差の高周波成分を演算することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の回転機の制御装置。
  5. 前記状態観測手段は、前記回転機電流を前記推定回転速度に同期して回転する座標であるd−q軸の電流であるd−q軸回転機電流に変換する電流回転座標変換器と、前記電圧指令を前記推定回転速度に同期して回転する座標であるd−q軸の電圧であるd−q電圧指令に変換する電圧回転座標変換器とを有し、前記d−q軸回転機電流と前記d−q軸電圧指令に応じて、d−q軸の電流推定値であるd−q軸推定電流と前記推定回転速度と前記推定回転子位置とを演算し出力することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の回転機の制御装置。
  6. 前記状態観測手段は、前記回転機電流を前記推定回転速度に同期して回転する座標であるd−q軸の電流であるd−q軸回転機電流に変換する電流回転座標変換器と、前記電圧指令を前記推定回転速度に同期して回転する座標であるd−q軸の電圧であるd−q電圧指令に変換する電圧回転座標変換器と、前記d−q軸回転機電流と前記d−q軸電圧指令と前記回転機が回転することで発生する誘起電圧に応じて、前記回転機の回転子位置と前記推定回転子位置の位置誤差を演算する誘起電圧演算器を有し、前記位置誤差がゼロになるようにすることで前記推定回転子位置と前記推定回転速度を演算し出力することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の回転機の制御装置。
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