JP2013249009A - サンルーフの周辺構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品点数を増加させず、サンルーフ周辺の強度を高め、かつ自動式サンルーフの場合駆動機構を効率よく取付可能なサンルーフの周辺構造を提供する。
【解決手段】サンルーフ開口を有するルーフパネルと、サンルーフ開口を開閉するサンルーフシェードと、ルーフパネルの開口周縁前部の前部リーンフォースと、ルーフパネルの開口周縁側部の側部リーンフォースと、ピラーを補強し、かつ前部リーンフォースの車幅方向外側に位置するピラーリーンフォースと、サンルーフシェードの移動をガイドするレールを有するレール組立体とを備えるサンルーフの周辺構造において、側部リーンフォースの前側領域が、車両前方から後方に向かって順に上段部、中段部、及び下段部を有するように階段状に形成され、上段部が前部リーンフォースに取付けられ、中段部がピラーリーンフォースに取付けられ、側部リーンフォースの下段部がレール組立体に取付けられている、サンルーフの周辺構造。
【選択図】図9

Description

本発明は、車体の車室部上方のルーフパネルに配置されるサンルーフの周辺構造。
自動車等の車両には、車体の車室部上方に位置するルーフパネルにサンルーフが設けられることがある。サンルーフにおいては、ルーフパネルに設置されたサンルーフシェードが、車両前後方向にスライドして、ルーフパネルのサンルーフ開口を開閉するように構成されており、このサンルーフシェードのスライドをガイドするレールが、サンルーフ開口の車幅方向の側縁に沿って配置されている。しかしながら、サンルーフ開口を設けたことによってルーフパネルの強度は低下し、また、細長形状に形成されたレールには捩り荷重が作用し易くなっている。そのため、ルーフパネルのサンルーフ開口の周縁部には、補強のためのリーンフォースが取付けられている。
例えば、特許文献1のサンルーフの周辺構造では、サンルーフ開口の車幅方向外側に位置するルーフパネルの開口周縁側部(ルーフサイドレール)に、車両前後方向に直線状に延びる第1ルーフ取付ブラケットが配置され、サンルーフ開口の車両前方側に位置するルーフパネルの開口周縁後部に、車幅方向に延びる後部リーンフォース(ルーフレインフォースメント)が配置され、開口周縁側部と開口周縁後部との間の開口周縁角部に、第2ルーフ取付ブラケットが配置されている。また、レール(ガイドレール)を有するレール組立体(フレーム部材)が、ルーフパネルの開口周縁側部に配置されており、このレール組立体には、レールに対して車幅方向外側に延びる取付部が設けられている。このような構造において、レール組立体の長手方向中間領域の取付部は、第1ルーフ取付ブラケットを介して、ルーフパネルの開口周縁側部に接合されている。また、レール組立体の長手方向後端領域の取付部が、後部リーンフォース及び第2ルーフ取付ブラケットを介して、ルーフパネルの開口周縁角部に接合されている。
さらに、サンルーフが、駆動機構によってサンルーフシェードを駆動するように構成された自動式のサンルーフである場合、自動式のサンルーフの駆動機構は、モータ、該モータに電力を供給するケーブル等を束ねたハーネス等の部材を有しており、従来のサンルーフの周辺構造では、一般的に、これらの駆動機構の部品がルーフパネルの開口周縁前部に配置されている。
特開2009− 83691号公報
しかしながら、特許文献1のサンルーフの周辺構造におけるルーフパネルの開口周辺側部では、レールに対して車幅方向外側に延びるレール組立体の取付部が、側部リーンフォースを介してルーフパネルに接合されており、レール組立体は片持ち状態で支持されているに過ぎない。そのため、レール組立体の長手方向中間領域に作用する捩り荷重に対する強度が十分でない。また、ルーフパネルの開口周辺角部では、レール組立体の長手方向後端領域の取付部が、前部リーンフォース及び角部リーンフォースを介して、ルーフパネルに接合されているので、開口周縁角部を補強するためにわざわざ角部リーンフォースが追加されて、部品点数が増加することとなる。このことは好ましくない。
従来における自動式のサンルーフの周辺構造では、ルーフパネルの開口周縁前部は狭くなっており、特に、駆動機構のハーネスを引き回すために十分なスペースを確保できていない。そのため、効率よくハーネスを引き回すことが望まれており、さらには、効率よく駆動機構を配置できる構造が望まれている。
本発明は、このような実状に鑑みてなされたものであって、その目的は、部品点数を増加させることなく、サンルーフ周辺の強度を高めることができ、かつ自動式のサンルーフの場合には駆動機構を効率よく配置することができるサンルーフの周辺構造を提供することにある。
課題を解決するために、本発明の一態様に係るサンルーフの周辺構造は、車体の車室部上方に配置され、かつサンルーフ開口を有するルーフパネルと、前記サンルーフ開口を開閉するように車両前後方向に移動可能に構成されるサンルーフシェードと、前記サンルーフ開口の車両前方側に位置する前記ルーフパネルの開口周縁前部に取付けられる前部リーンフォースと、前記サンルーフ開口の車幅方向外側に位置する前記ルーフパネルの開口周縁側部に取付けられる側部リーンフォースと、前記車体のピラーを補強し、かつ前記前部リーンフォースの車幅方向外側で前記ルーフパネルに取付けられるピラーリーンフォースと、前記サンルーフシェードの移動をガイドするレールを有し、かつ前記ルーフパネルの開口周縁側部に配置されるレール組立体とを備えているサンルーフの周辺構造において、前記側部リーンフォースの前側領域が、車両前方から後方に向かって順に上段部、中段部、及び下段部を有するように階段状に形成されており、前記側部リーンフォースの上段部が前記前部リーンフォースに取付けられ、前記側部リーンフォースの中段部が前記ピラーリーンフォースに取付けられ、前記側部リーンフォースの下段部が前記レール組立体に取付けられている。
本発明の一態様に係るサンルーフの周辺構造では、前記レール組立体のレールと前記レール組立体及び前記側部リーンフォースの下段部の取付部とが互いに車幅方向に間隔を空けて配置され、前記レールの車幅方向中心と前記レール組立体の取付部中心との間における中間位置で、車両上下方向に沿って延びるように前記下段部に形成されたフランジと、車両上下方向に沿って延びるように前記ルーフパネルの開口周縁側部に形成されたフランジとが接合されている。
本発明の一態様に係るサンルーフの周辺構造では、前記ルーフパネルと前記前部リーンフォースと前記側部リーンフォースの上段部とが互いに重なって3枚接合されている。
本発明によれば、以下の効果を得ることができる。本発明の一態様に係るサンルーフの周辺構造は、車体の車室部上方に配置され、かつサンルーフ開口を有するルーフパネルと、前記サンルーフ開口を開閉するように車両前後方向に移動可能に構成されるサンルーフシェードと、前記サンルーフ開口の車両前方側に位置する前記ルーフパネルの開口周縁前部に取付けられる前部リーンフォースと、前記サンルーフ開口の車幅方向外側に位置する前記ルーフパネルの開口周縁側部に取付けられる側部リーンフォースと、前記車体のピラーを補強し、かつ前記前部リーンフォースの車幅方向外側で前記ルーフパネルに取付けられるピラーリーンフォースと、前記サンルーフシェードの移動をガイドするレールを有し、かつ前記ルーフパネルの開口周縁側部に配置されるレール組立体とを備えているサンルーフの周辺構造において、前記側部リーンフォースの前側領域が、車両前方から後方に向かって順に上段部、中段部、及び下段部を有するように階段状に形成されており、前記側部リーンフォースの上段部が前記前部リーンフォースに取付けられ、前記側部リーンフォースの中段部が前記ピラーリーンフォースに取付けられ、前記側部リーンフォースの下段部が前記レール組立体に取付けられている。そのため、前部リーンフォースを取付けた側部リーンフォースの上段部とレール組立体を取付けた側部リーンフォースの下段部との間における車両上下方向中間に位置する側部リーンフォースの中段部に、ピラーリーンフォースが取付けられていることによって、側部リーンフォースの前側領域における車両上下方向の折れが防止されて、サンルーフ周辺の強度を高めることができる。さらに、開口周縁前部と開口周縁側部との間に位置するルーフパネルの開口周縁角部が、車体のピラーを補強するピラーリーンフォースを利用して補強されるので、部品点数を増加させることなく、サンルーフ周辺の強度を高めることができる。加えて、例えば、サンルーフが自動式のものである場合、一般的に、サンルーフシェードのスライド駆動に用いられるモータ、ハーネス等の駆動機構は前部リーンフォースの下方に配置されることになるので、前部リーンフォースを取付けた側部リーンフォースの上段部の下方に形成される空間に、駆動機構のハーネスを引き回すことができる。よって、自動式のサンルーフの場合には駆動機構を効率よく配置することができる。
本発明の一態様に係るサンルーフの周辺構造では、前記レール組立体のレールと前記レール組立体及び前記側部リーンフォースの下段部の取付部とが互いに車幅方向に間隔を空けて配置され、前記レールの車幅方向中心と前記レール組立体の取付部中心との間における中間位置で、車両上下方向に沿って延びるように前記下段部に形成されたフランジと、車両上下方向に沿って延びるように前記ルーフパネルの開口周縁側部に形成されたフランジとが接合されているので、レール組立体の長手方向中間領域が強固に支持されて、レール組立体の長手方向中間領域に作用する捩り荷重に対する強度を高めることができる。よって、サンルーフ周辺の強度を高めることができる。
本発明の一態様に係るサンルーフの周辺構造では、前記ルーフパネルと前記前部リーンフォースと前記側部リーンフォースの上段部とが互いに重なって3枚接合されているので、
ルーフパネルの開口周縁角部の強度を高めることができる。よって、サンルーフ周辺の強度を高めることができる。
本発明の実施形態に係るサンルーフの周辺構造を、車体外部から見て概略的に示す斜視図である。 本発明の実施形態におけるレール及びその周辺を、車体外部から見て概略的に示す斜視図である。 本発明の実施形態における駆動機構の取付構造を、車室内側から見て概略的に示す下面図である。 本発明の実施形態における開口周縁角部の各リーンフォース及びレールの取付構造を、ルーフパネルを仮想線で描いた状態で、車体外部から見て概略的に示す平面図である。 図4のA−A断面図である。 本発明の実施形態における各リーンフォースの取付構造を、車室内側から見て概略的に示す下面図である。 本発明の実施形態における各リーンフォースの取付構造を、ルーフパネルを仮想線で描いた状態で、車体外部から見て概略的に示す斜視図である。 本発明の実施形態における開口周縁角部の各リーンフォース及びレールの取付構造を、車室内側から見て概略的に示す下面図である。 本発明の実施形態における開口周縁角部の各リーンフォース及びレールの取付構造を、車室内側から見て概略的に示す斜視図である。 図8のB−B断面図である。
本発明の実施形態に係るサンルーフの周辺構造を含む車体について説明する。図1を参照すると、車体1の車室部上方にルーフパネル2が配置されており、このルーフパネル2には、車室内から車体外部に向かって貫通するサンルーフ開口3が形成されている。ルーフパネル2の車幅方向外側端部には、サイドパネル4が取付けられている。また、サンルーフ開口3を開閉するように車両前後方向に移動可能なサンルーフシェード5が配置されている。図2〜図5を参照すると、サンルーフ開口3の車幅方向外側縁に沿って、レール組立体6が配置されており、このレール組立体6は、サンルーフシェード5の移動をガイドするレール7と、該レール7を取付けるためのレール取付ブラケット8とを有している。図3を参照すると、サンルーフ開口3の車両前方側に位置するルーフパネル2の開口周縁前部2aに、カバー部材9が配置されている。このカバー部材9には、サンルーフシェード5を駆動する2つのモータ10が取付けられている。また、カバー部材9には、モータ10に電力を供給するケーブル等を束ねた複数のハーネス11が取付けられている。図6〜図10を参照すると、ルーフパネル2の開口周縁前部2aには、前部リーンフォース12が取付けられている。サンルーフ開口3の車幅方向外側に位置するルーフパネル2の開口周縁側部2bには、側部リーンフォース13が取付けられている。サイドパネル4に設けられるフロントピラー部4a及びセンターピラー部4bを補強するピラーリーンフォース14が、前部リーンフォース12の車幅方向外側でルーフパネル2に取付けられている。さらに、図6を参照すると、ルーフパネル2の前端部には、車体1のフロントウインドウ開口1a周辺を補強するフロントウインドウリーンフォース15が取付けられている。
次に、図1、及び図5〜図7を参照して、ルーフパネル2、サイドパネル4、及びサンルーフシェード5の詳細について説明する。図1及び図6を参照すると、ルーフパネル2に設けられたサンルーフ開口3は略四角形状に形成され、サンルーフ開口3の角部は湾曲して形成されている。図5及び図7を参照すると、ルーフパネル2の開口周縁側部2bには、車両上方から車両下方に向かって延びるフランジ2cが形成されている。図1を参照すると、サイドパネル4のフロントピラー部4aは、ルーフパネル3の前端縁から車両前方側斜め下方に向かって延びるように形成されており、車体1のフロントウインドウ開口1aは、ルーフパネル2の前端縁と、一対のサイドパネル4のフロントピラー部4aとによって囲まれている。また、サイドパネル4の車両前後方向中間には、車両上下方向に延びるセンターピラー部4bが形成されている。このセンターピラー部4bは、ルーフパネル2のサンルーフ開口3の車両前後方向中間に位置している。サンルーフシェード5は、サンルーフ開口3に対応して、車両平面視で略四角形状に形成されている。サンルーフシェード5は、ルーフパネル2の上面2d側で車両前後方向に移動可能に構成されており、サンルーフ開口3を閉じた状態(以下、「サンルーフ閉状態」という)(特に図示せず)と、サンルーフ閉状態から車両後方側に移動してサンルーフ開口3を開いた状態(以下、「サンルーフ開状態」という)(図1を参照)との間で移動可能に構成されている。
図2、図4、図5、及び図8〜図10を参照して、レール組立体6の詳細について説明する。図2、図4、図5、図8、及び図9を参照すると、レール7は車両前後方向に延びるように直線状に形成されている。図5を参照すると、レール7は、横断面視略U字形状に形成されており、レール取付ブラケット8は、横断面視略クランク形状に形成されている。レール取付ブラケット8は、車幅方向中央側のレール支持部8aと、該レール支持部8aに対して車両上方かつ車幅方向外側に位置する取付部8bとを有している。図8及び図9を参照すると、レール取付ブラケット8のレール支持部8aの前端は、ルーフパネル2の開口周縁前部2aに対応して配置されている。レール取付ブラケット8の取付部8bの前端は、ルーフパネル2のサンルーフ開口3の前端縁と間隔を空けて配置されている。図8を参照すると、レール取付ブラケット8の取付部8bの前端区域、及び該前端区域に対して車両後方側に間隔を空けた中間領域には、それぞれ車幅方向外側に開口する略U字形状に形成された取付溝8cが設けられている。
図3を参照して、カバー部材9、モータ10、及びハーネス11の詳細について説明する。カバー部材9は、ルーフパネル2の開口周縁前部2aに車幅方向に沿って配置されている。カバー部材9には、互いに車幅方向に間隔を空けて配置された3つの取付孔9aが穿設されている。2つのモータ10は車幅方向に互いに間隔を空けて配置され、モータ10の軸心10aは、車幅方向に沿って配置されている。複数のハーネス11は車幅方向に沿って配置されている。2つのモータ10及び複数のハーネス11は、カバー部材9の下面9bに固定されている。
図3及び図6を参照して、前部リーンフォース12の詳細について説明する。図3と対比しながら図6を参照すると、前部リーンフォース12は、カバー部材9の上側に配置されている。前部リーンフォース12には、カバー部材9を取付け可能とするように、車両上方から車両下方に向かって突出する3つの取付突起12aが形成されている。3つの取付突起12aは、互いに車幅方向に間隔を空けて配置されている。さらに、取付突起12aには、カバー部材9の取付孔9aに対応して、取付孔12bが穿設されている。
図5〜図10を参照して、側部リーンフォース13の詳細について説明する。図9及び図10を参照すると、側部リーンフォース13の前側領域は、車両前方から後方に向かって順に上段部13a、中段部13b、及び下段部13cを有するように階段状に形成されている。図8及び図10を参照すると、側部リーンフォース13の前側領域の下段部13c、及び側部リーンフォース13の中間領域には、取付孔13dが穿設されている。側部リーンフォース13の取付孔13dは、レール取付ブラケット8の取付溝8cに対応して配置されている。図5及び図7を参照すると、側部リーンフォース13の車幅方向中央側縁部には、車両下方から車両上方に向かって延びるフランジ13eが形成されている。図5を参照すると、側部リーンフォース13の前側領域の下段部13c及び該下段部13cの後側の中間領域は、レール組立体6のレール7と車幅方向に間隔を空けて配置されている。側部リーンフォース13のフランジ13eは、車幅方向において、レール組立体6のレール7の中心と側部リーンフォース13の取付孔13dの中心との間における中心位置に配置されている。
図4、及び図6〜図10を参照して、ピラーリーンフォース14の詳細について説明する。図4、及び図6〜図9を参照すると、ピラーリーンフォース14には、その車幅方向外側端から突出する2つのフランジ14aが形成されている。2つのフランジ14aは、互いに車両前後方向に間隔を空けて配置されている。図4及び図7を参照すると、ピラーリーンフォース14の前側領域には、その車幅方向中央側端から突出する前側突出部14bが形成されている。ピラーリーンフォース14の後側領域には、その車幅方向中央側端から突出する後側突出部14cが形成されている。図7〜図10を参照すると、ピラーリーンフォース14の前側のフランジ14aと前側突出部14bとの間には、車両上方から車両下方に突出する支持突起14dが形成されている。
図6を参照して、フロントウインドウリーンフォース15の詳細について説明する。フロントウインドウリーンフォース15は、ルーフパネル2の下面2eから車両下方に突出し、かつルーフパネル2の車幅方向全体に渡って延びるように形成されている。フロントウインドウリーンフォース15は、前部リーンフォース12及びピラーリーンフォース14の前方に配置されている。フロントウインドウリーンフォース15の前端縁は、ルーフパネル2の前端縁に沿って配置されている。
ここで、図3〜図10を参照して、前部リーンフォース12、側部リーンフォース13、及びピラーリーンフォース14の取付構造について説明する。図3と対比しながら図6を参照すると、前部リーンフォース12の下面には、カバー部材9が重ねて配置されており、カバー部材9の3つの取付孔9aは、それぞれ前部リーンフォース12の3つの取付孔12bに一致して配置されている。特に図示はしないが、このようなカバー部材9の取付孔9aと、前部リーンフォース12の取付孔12bとにボルトF1が挿通され、このボルトF1によって、カバー部材9が前部リーンフォース12に取付けられることとなる。このとき、ボルトF1は、カバー部材9を省略して描いた図9に示されるような状態で、前部リーンフォース12の取付孔12bに挿通されることとなる。
図10を参照すると、ルーフパネル2と、前部リーンフォース12の車幅方向外側端領域と、側部リーンフォース13の上段部13aとが互いに重ねて配置されている。このようなルーフパネル2と、前部リーンフォース12の車幅方向外側端領域と、側部リーンフォース13の上段部13aとは、スポット溶接により3枚接合されている。
図7〜図10を参照すると、側部リーンフォース13の中段部13bと、ピラーリーンフォース14の支持突起14dとは互いに重ねて配置されている。このような側部リーンフォース13の中段部13bと、ピラーリーンフォース14の支持突起14dとは、互いにスポット溶接されている。
図5、及び図8〜図10を参照すると、側部リーンフォース13の前側領域の下段部13c及び中間領域は、レール取付ブラケット8の取付部8bと重ねて配置されている。図3と対比しながら図6を参照すると、側部リーンフォース13の前側領域の下段部13cに設けられた取付孔13dは、レール取付ブラケット8の前側の取付溝8c、及びカバー部材9の取付孔9bに一致して配置されている。また、側部リーンフォース13の中間領域に設けられた取付孔13dは、レール取付ブラケット8の後側の取付溝8cと一致して配置されている。図10を参照すると、レール取付ブラケット8の取付溝8cと、側部リーンフォース13の取付孔13dとに、ボルトF2が挿通される。図5を参照すると、レール取付ブラケット8の取付溝8cと側部リーンフォース13の取付孔13dとに、ボルトF3が挿通される。このようなボルトF2,F3によって、レール組立体6が、側部リーンフォース13に取付けられることとなる。
図5を参照すると、側部リーンフォース13のフランジ13eは、ルーフパネル2のフランジ2cに車幅方向において重ねて配置されている。このような側部リーンフォース13のフランジ13eと、ルーフパネル2のフランジ2cとは、互いにスポット溶接されている。この接合部は、レール7の車幅方向中心と、レール組立体6及び側部リーンフォース13のボルト締結部中心との間における中間位置に配置されることとなる。すなわち、レール組立体6のレール7の中心と側部リーンフォース13の取付孔13dの中心との距離を長さLとした場合、接合部とレール組立体6のレール7の中心との距離がL/2、かつ接合部と側部リーンフォース13の取付孔13dの中心との距離がL/2になっている。
図3、及び図6〜図8を参照すると、ピラーリーンフォース14の2つのフランジ14aは、サイドパネル4のフロントピラー部4aとセンターピラー部4bとの間に配置されている。また、ピラーリーンフォース14のフランジ14aは、ルーフパネル2とサイドパネル4との間で重なって配置され、フランジ14aとルーフパネル2とサイドパネル4とは、スポット溶接によって3枚接合されている。
以上のように本発明の実施形態によれば、前部リーンフォース12を取付けた側部リーンフォース13の上段部13aとレール組立体6を取付けた側部リーンフォース13の下段部13cとの間における車両上下方向中間に位置する側部リーンフォース13の中段部13bに、ピラーリーンフォース14が取付けられることによって、側部リーンフォース13の前側領域における車両上下方向の折れが防止されて、サンルーフ周辺の強度を高めることができる。さらに、ルーフパネル2の開口周縁前部2aと開口周縁側部2bとの間に位置する開口周縁角部が、車体1のピラーを補強するピラーリーンフォース14を利用して補強されるので、部品点数を増加させることなく、サンルーフ周辺の強度を高めることができる。加えて、サンルーフシェード5の駆動に用いられるモータ10、ハーネス11等の駆動機構が、前部リーンフォース12の下方に配置されるので、前部リーンフォース12を取付けた側部リーンフォース13の上段部13aの下方に形成される空間に、ハーネス11を引き回すことができる。よって、駆動機構を効率よく配置することができる。
本発明の実施形態によれば、レール7の車幅方向中心と、レール組立体6及び側部リーンフォース13のボルト締結部中心との間における中間位置で、車両上下方向に沿って延びるように側部リーンフォース13に形成されたフランジ13eと、車両上下方向に沿って延びるようにルーフパネル2の開口周縁側部2bに形成されたフランジ2cとが接合されている。そのため、レール組立体6が強固に支持されて、レール組立体6に作用する捩り荷重に対する強度を高めることができる。よって、サンルーフ周辺の強度を高めることができる。
本発明の実施形態によれば、ルーフパネル2と前部リーンフォース12と側部リーンフォース13の上段部13aとが互いに重なって3枚接合されているので、ルーフパネル2の開口周縁角部の強度を高めることができる。よって、サンルーフ周辺の強度を高めることができる。
ここまで本発明の実施形態について述べたが、本発明は既述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に基づいて各種の変形及び変更が可能である。
例えば、本発明の第1変形例として、サンルーフシェード5が手動により開閉するように構成されていてもよい。
本発明の第2変形例として、スポット溶接の代わりに、ガス溶接、アーク溶接、ティグ溶接、プラズマ溶接、セルフシールドアーク溶接、エレクトロスラグ溶接、電子ビーム溶接、レーザービーム溶接、プロジェクション溶接、シーム溶接、アプセット溶接、フラッシュ溶接、バットシーム溶接、ろう接、ろう付け等が用いられてもよい。また、スポット溶接の代わりに、ネジ、ボルト等の締結部材が用いられてもよい。
本発明の第3変形例として、ボルト締結の代わりに、ネジ等の締結部材が用いられてもよい。またボルト締結の代わりに、スポット溶接、ガス溶接、アーク溶接、ティグ溶接、プラズマ溶接、セルフシールドアーク溶接、エレクトロスラグ溶接、電子ビーム溶接、レーザービーム溶接、プロジェクション溶接、シーム溶接、アプセット溶接、フラッシュ溶接、バットシーム溶接、ろう接、ろう付け等が用いられてもよい。
1 車体
1a フロントウインドウ開口
2 ルーフパネル
2a 開口周縁前部
2b 開口周縁側部
2c フランジ
3 サンルーフ開口
4 サイドパネル
4a フロントピラー部
4b センターピラー部
5 サンルーフシェード
6 レール組立体
7 レール
8 レール取付ブラケット
8b 取付部
12 前部リーンフォース
13 側部リーンフォース
13a 上段部
13b 中段部
13c 下段部
13e フランジ
14 ピラーリーンフォース
F1,F2,F3 ボルト
L 長さ

Claims (3)

  1. 車体の車室部上方に配置され、かつサンルーフ開口を有するルーフパネルと、
    前記サンルーフ開口を開閉するように車両前後方向に移動可能に構成されるサンルーフシェードと、
    前記サンルーフ開口の車両前方側に位置する前記ルーフパネルの開口周縁前部に取付けられる前部リーンフォースと、
    前記サンルーフ開口の車幅方向外側に位置する前記ルーフパネルの開口周縁側部に取付けられる側部リーンフォースと、
    前記車体のピラーを補強し、かつ前記前部リーンフォースの車幅方向外側で前記ルーフパネルに取付けられるピラーリーンフォースと、
    前記サンルーフシェードの移動をガイドするレールを有し、かつ前記ルーフパネルの開口周縁側部に配置されるレール組立体と
    を備えているサンルーフの周辺構造において、
    前記側部リーンフォースの前側領域が、車両前方から後方に向かって順に上段部、中段部、及び下段部を有するように階段状に形成されており、
    前記側部リーンフォースの上段部が前記前部リーンフォースに取付けられ、
    前記側部リーンフォースの中段部が前記ピラーリーンフォースに取付けられ、
    前記側部リーンフォースの下段部が前記レール組立体に取付けられている、サンルーフの周辺構造。
  2. 前記レール組立体のレールと前記レール組立体及び前記側部リーンフォースの下段部の取付部とが互いに車幅方向に間隔を空けて配置され、
    前記レールの車幅方向中心と前記レール組立体の取付部中心との間における中間位置で、車両上下方向に沿って延びるように前記下段部に形成されたフランジと、車両上下方向に沿って延びるように前記ルーフパネルの開口周縁側部に形成されたフランジとが接合されている、請求項1に記載のサンルーフの周辺構造。
  3. 前記ルーフパネルと前記前部リーンフォースと前記側部リーンフォースの上段部とが互いに重なって3枚接合されている、請求項1又は2に記載のサンルーフの周辺構造。
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