JP2013248864A - 太陽電池の製造方法、印刷マスク、太陽電池および太陽電池モジュール - Google Patents

太陽電池の製造方法、印刷マスク、太陽電池および太陽電池モジュール Download PDF

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Abstract

【課題】発電効率の高い太陽電池を得ること。微細幅でかつ膜厚が大きく、高精度の電極を得ること。
【解決手段】基板上にpn接合を有する光電変換部を形成する工程と、電極形状に応じた印刷マスクを介して、電極材料である導電性材料を含むペーストを前記基板の電極形成面に塗布するスクリーン印刷工程を含む太陽電池の製造方法であって、前記スクリーン印刷工程は、縦糸11と横糸12に線径の異なる糸を使用して製網したスクリーンメッシュ(ステンレスメッシュ)9を搭載する前記印刷マスク2を使用し、前記ペーストを塗布する工程を含む。
【選択図】図3−2

Description

本発明は、太陽電池の製造方法、印刷マスク、太陽電池および太陽電池モジュールに関する。
21世紀を迎え、やがて枯渇すると言われている化石エネルギーの価格上昇や、大気中の二酸化炭素の増加による地球温暖化が問題となっている。また、震災に伴う原子力発電所の事故によって、より一層、クリーンな自然エネルギーへの注目が集まっている。これらを受けて、自然エネルギーの開発が急ピッチで行われており、その中でも、各国政府のエネルギー政策の後押しもあって、特に、太陽電池による太陽光発電の普及に拍車がかかっている。
現在、太陽電池を構成する太陽電池セルとしては、シリコン等の基板材料の受光面と、その反対側の裏面との各々に電極を備えるものが主流とされている。近年、その両面のうちの裏面のみに電極が形成された太陽電池セルも実用化されているが、両面に電極が形成された太陽電池セルが、依然として広く普及している。
例えば、特許文献1では、太陽電池の製造に際しては、次のような手順を採用する。まず、シリコン等の基板材料の表面に、エッチング等の手法によりテクスチャ構造(凹凸)を形成し、拡散等の手法によりpn結合を形成する。次に、当該基板材料の少なくとも一面に窒化シリコン膜からなる絶縁膜を形成し、絶縁膜上に金属ペーストのパターンを設けて焼成する。金属ペーストは、加熱によって絶縁膜を溶融する性質のガラスを含む。さらに、焼成を経た基板材料を、ガラス成分を溶解する性質のエッチング液に浸漬し、水素を含む雰囲気中で熱処理を施す。また、例えば特許文献2および3には、基板材料の両面に電極を有する太陽電池の製造方法が開示されている。
特許第4486622号公報 特許第4319006号公報 特許第4481869号公報
一般に、太陽電池用電極を形成する手法としては、スクリーン印刷等の簡便な方法が採用されている。スクリーン印刷に用いられる印刷マスクは、金属の糸や化学繊維を製網したメッシュと呼ばれる基材を枠に固定し、印刷ペーストを透過させる部分以外を樹脂で固めて成型して、被印刷物のパターニングに使用する。その際、メッシュに用いられる糸の太さ、すなわち線径が太い程、破れにくく耐久性が高くなる一方、細線や精密印刷には不向きであり、逆に線径が細い程、緻密な印刷パターンを形成することが出来るものの、印刷パターンの厚みを十分にとることが難しく、耐久性にも問題があった。
近年、殊に、太陽電池モジュールは、大出力であることが強く要請されている。太陽電池モジュールの出力増大のためには、構成要素である太陽電池セルの高効率化なしには実現が難しい。例えば、1枚の太陽電池セルの出力が0.1ワット増加したとすると、50枚の太陽電池セルを用いる太陽電池モジュールは、5ワットの出力増となる。このようにして、太陽電池セルの出力の増大により、単位電力当たりの発電コストを減少させることが可能となる。
通例の太陽電池の場合、電極が配置されている部分は発電を行わないため、電極に相当する部分を出来るだけ小面積にすることが望ましい。即ち、特性を損なわない程度に電極本数を減らしたり、同じ電極本数の場合は1本当たりの太さすなわち電極幅を細くしたりすることによって、受光可能な面積を増大させ、太陽電池セルの出力を増大させることが出来る。しかしながら、通電抵抗が増大しないようにするためには、その分、膜厚を十分に厚くする必要がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、高い発電効率を持つ太陽電池の製造方法、その製造方法において使用する印刷マスク、その製造方法により製造された電極を備える太陽電池および太陽電池モジュールを得ることを目的とする。
また、本発明は、微細幅でかつ膜厚が大きく、高精度の電極を備えた太陽電池を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、基板上にpn接合を有する光電変換部を形成する工程と、電極形状に応じた印刷マスクを介して、電極材料である導電性材料を含むペーストを前記基板の電極形成面に塗布するスクリーン印刷工程を含む太陽電池の製造方法であって、前記スクリーン印刷工程は、縦糸と横糸に線径の異なる糸を使用して製網したスクリーンメッシュを搭載する前記印刷マスクを使用し、前記ペーストを塗布する工程を含むことを特徴とする。
本発明によれば、縦糸と横糸の線径を違えて製網したメッシュを基材として用いた印刷マスクを使用することで、細くて精密でかつ厚みの厚い電極を形成することが可能となる。縦糸と横糸の線径が同一のメッシュを基材として用いた印刷マスクに代えて、縦糸と横糸のうちの一方を細くすることで、同一線径のメッシュを使用する場合より、細くて精密な電極を形成することができる。また、縦糸と横糸うちの一方を太くすることで、同一線径のメッシュを使用する場合より、厚みの厚い電極を形成することができ、加えてマスクの耐久性も格段に高くなる。これにより、通例よりも細線(微細幅のライン)でかつ厚みのある電極をスクリーン印刷によって形成することができ、高い発電効率を持つ太陽電池の製造を可能とするという効果を奏する。更には、耐久性が伸びたことにより、太陽電池セルを製造するコストを下げることが出来る。また、本発明の電極形成方法を用いた太陽電池の製造方法によれば、通例の手法に大幅な変更を加えること無く、簡便な実施を可能とする。
図1−1は、本発明の実施の形態にかかる太陽電池の製造方法によって形成された電極を備える太陽電池の受光面を示す図である。 図1−2は、図1−1に示す太陽電池のうち、受光面とは反対側の裏面を示す図である。 図1−3は、図1−1および図1−2に示す太陽電池の断面を示す図である。 図2−1は、スクリーン印刷工程にて使用する印刷機のうち、ステージ部分の模式断面図である。 図2−2は、図2−1の要部拡大断面図である。 図3−1は、スクリーン印刷工程にて使用する印刷マスクを示す上面図である。 図3−2は、図3−1のA−A部分の拡大断面図である。 図4は、本発明の実施の形態の方法により電極を形成する基板材料の例を示す平面図である。 図5は、本発明の実施の形態の方法により電極を形成する基板材料の例を示す平面図である。 図6−1は、本発明の実施の形態の方法に使用する印刷マスクにおける電極パターンを形成する前のマスクブランクの平面模式図である。 図6−2は、図6−1に示す構成のうちの一部についての詳細を示す図である。 図7−1は、本発明の実施の形態の電極形成方法に使用する印刷マスクにおける電極パターンを形成した後の平面模式図である。 図7−2は、図7−1に示す構成のうちの一部についての詳細を示す図である。 図8は、本発明の実施の形態の方法、もしくは比較例にかかる方法により形成された電極の模式断面図である。 図9は、本発明の実施の形態による太陽電池モジュールの製造方法の手順を説明する断面模式図である。 図10は、本発明の実施の形態による太陽電池モジュールの製造方法の手順を説明する断面模式図である。
以下に、本発明にかかる太陽電池の製造方法、印刷マスク、太陽電池および太陽電池モジュールの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態
図1−1は、本発明の実施の形態にかかる太陽電池セルの電極形成方法によって形成された電極を備える太陽電池の受光面を示す図である。図1−2は、図1−1に示す太陽電池セルのうち、受光面とは反対側の裏面を示す図である。図1−3は、図1−1および図1−2に示す太陽電池のうち、受光面とは反対側の裏面を示す図である。太陽電池セル1の受光面には、互いに直交するように配置されたグリッド電極21および表バス電極22が設けられている。太陽電池セル1の裏面には、アルミニウムからなる裏面電極23および裏バス電極24が設けられている。
次に、本実施の形態にかかる太陽電池セルの電極形成方法について説明する。図2−1は、スクリーン印刷工程にて使用する印刷機のうち、ステージ部分の模式断面図である。スクリーン印刷工程では、印刷マスク2を介して、基板材料3の電極形成面に金属ペースト5を塗布する。図2−2は、図2−1の要部拡大説明図である。図3−1は、スクリーン印刷工程にて使用する印刷マスクを示す上面図、図3−2は、図3−1のA−A部分の拡大断面図である。本実施の形態の印刷マスクは、ペーストを保持するためのスクリーンメッシュとしてのステンレスメッシュ9が、縦糸11と横糸12に、線径の異なる糸を使用して製網した領域を含むことを特徴とする。
図4および図5は、本実施の形態の方法により電極を形成する基板材料の例を示す平面図である。基板材料3としては、例えば、図4に示す正方形形状のもの、あるいは、図5に示すように、正方形の四隅を円弧状とした角丸四角形形状のものを使用する。図4に示す正方形形状の一辺M、図5に示す角丸四角形形状の一辺相当幅Mは、例えば156mmとする。
基板材料3としては、例えば、薄板状のシリコンであるシリコンウェハを使用する。なお、基板材料3は、スクリーン印刷工程によって電極を形成することが可能であれば、いずれの材質のものであっても良いものとする。
図6−1は、本実施の形態の電極形成方法に使用する印刷マスクにおいて、電極パターンを形成する前のマスクブランクの模式図である。図6−2は、図6−1の一部を拡大した図である。また、図7−1は本実施の形態の電極形成方法に使用する印刷マスクにおいて、電極パターンを形成した後の模式図である。図7−2は、図7−1の一部を拡大した図である。
マスクブランクは、図6−1および図6−2に示すように、線径rsの縦糸11と線径rの横糸12で製網することによって形成されたステンレスメッシュ9とマスクフレーム6とで構成される。ここでrs>rtであり、rt:縦糸11の線径、r:横糸12の線径である。
印刷マスク2は、図7−1および図7−2に示すように、感光性乳剤10のパターンをステンレスメッシュ9に塗布形成したもので、ステンレスメッシュ9と、ステンレスメッシュ9の一部を覆う感光性乳剤10と、マスクフレーム6とを備える。印刷マスク2によれば、図2−2に示すように感光性乳剤10で覆われた部分では金属ペースト5の通過を阻止し、ステンレスメッシュ9を露出させた部分つまり開口部20では金属ペースト5を通過させる。マスクフレーム6は、感光性乳剤10およびステンレスメッシュ9を保持する。
印刷マスク2は、電極形成のためのスクリーン印刷に適する特性を備えるものであれば、構成を適宜変更しても良い。例えば、印刷マスク2は、ステンレスメッシュ9に代えて、合成繊維系材料からなるメッシュや、ステンレス以外の他の金属材料からなるメッシュを使用するものであっても良い。また、印刷マスク2は、感光性乳剤10に代えて、金属部材のパターンをメッシュに貼着して使用するものとしても良い。
印刷マスク2に用いるステンレスメッシュ9は、図3−2および図7−2に要部拡大図を示すように、グリッド電極21(形成用の開口O21)の方向DGから見て浅い角度θ1を有する方向Dsに線径rの細い縦糸11を、逆に表バス電極22(形成用の開口O22)の方向DBから見て浅い角度を有する方向Drに線径rの太い横糸12を配してマスクフレーム6に固定される。比較例の印刷マスクは、同じ線径の糸を製網してメッシュを作製するため、電極と糸との角度は同様に有するものの、固定する方向については限定する必要は無かったが、本実施の形態では固定する方向を考慮する必要がある。つまり、線径の異なる糸の内、線径の細い糸に対して浅い角度にてスキージを走査させることで、より、線幅が小さく高精度の電極パターンを形成することができる。
印刷マスク2では、ステンレスメッシュ9に使用される1インチ当たりの糸の本数(以下、メッシュカウントと呼称)とその糸の線径を用いてその仕様を表す。例えば、1インチ当たり200本の糸を配し、線径が40μmの糸を使用したものを、「200φ40」と表現する。従って、本数が多いほど網の目が細かいことを表し、相対的には線径も細くなる。この他にも糸の材質や網の加工の種類、感光性乳剤の厚み等を表記し、より詳細な仕様を表すことがあるがここでは、本数と線径のみを示す。
比較例の印刷マスクにおいても、太陽電池セルの効率を向上させるため、ライン幅の細い電極を形成する試みは行われてきた。例えば、ステンレスメッシュ9の仕様では、「200φ40」から「250φ30」へ、そして「290φ20」から「360φ16」という具合である。これらの場合、線径を細くして糸の本数を増加させた目の細かいステンレスメッシュ9を用いることにより、細くて精密な電極パターンを形成することは可能となったが、一方で線径を細くしたために製網後の厚みが減少し、金属ペースト5のステンレスメッシュ9への充填量が減少したことによって、形成される電極の高さdが低くなった(図8および表1参照)。表1は、比較例にかかる方法によって形成されたグリッド電極の幅と高さを示した一覧表である。例えば、用いる金属ペースト5の性質にも依存するが、「200φ40」の場合、高さdは30から40μmであったが、「360φ16」の場合は、高さdは10から15μm程度しか得られない。
Figure 2013248864
また、ステンレスメッシュ9に用いる線径が細くなればなる程、糸自体の強度が低下するため、線径が16μmの糸を使用して製網したメッシュでは、メッシュ破れが頻発して、事実上、製造に供することは不可能であった。更には、メッシュ破れが発生しない場合でもメッシュの塑性変形が起こり易く、パターニングにおける位置ずれが顕著になる場合があった。加えて、メッシュカウントの大きい、即ち網の目の細かいメッシュは相対的にコストが高くなる傾向があり、製造コストの上昇も懸念される。
通常、印刷工程においては、印刷マスクのステンレスメッシュ9に対してスキージ8を20〜30度傾けて走査がなされる。これはメッシュ方向に依存してインクののりが大きく変わらないようにするためである。これに対して、本実施の形態における印刷マスクでは、図2−2に示すように印刷機におけるスキージ8の走査方向に対して浅い角度(20〜30度)になるよう細糸を配し、スキージ8の走査方向と垂直な方向に対しては、同じく浅い角度になるよう太糸を配する。ステンレスメッシュ9自体の強度や安定性、金属ペーストの充填量確保は太糸が担い、電極形成の精密性は細糸が担う。つまり、線径の異なる糸の内、線径の細い糸に対して浅い角度にてスキージを走査させることで、より線幅が細く高精度の電極パターンを厚く形成することができる。
また、線径の異なる糸の内、細い糸の線径は、16マイクロメートル〜20マイクロメートルであるのが望ましい。16マイクロメートルに未たないと上述したように、メッシュ破れが頻発する。また20マイクロメートルを越えると十分なパターン精度を得ることができない。
また、線径の異なる糸の内、太い糸の線径が18マイクロメートル〜25マイクロメートルであるであるのが望ましい。18マイクロメートルに未たないと上述したように、十分な膜厚を得ることができない。また25マイクロメートルを越えるとパターン精度が低下し、十分なパターン精度を得ることができない。
以上の点から、例えば、目標とする電極形状が、幅80μm、高さ20μmの場合、太い糸の線径が18マイクロメートル〜25マイクロメートル、かつ細い糸の線径が16マイクロメートル〜20マイクロメートルとするのが望ましい。特に、実施例として表2に示すように、線径20μmの太糸と線径16μmの細糸を使用して製網したステンレスメッシュ9を利用するのが望ましい。用いる糸の線径の組合せやメッシュカウントについては、使用する印刷機の位置決め精度、使用する金属ペースト5の種類、ステンレスメッシュ9に施す加工の種類等に応じて適宜設定可能であるものとする。
Figure 2013248864
図2−1および図2−2に示す印刷機は、基板材料3を載置するためのステージ4を備える。ステージ4には、基板材料3を固定するための吸引機構7を備える。吸引機構7は、ステージ4におけるエアーの吸引によって、基板材料3をステージ4に固定する。図2−2ではステージ4およびマスクフレーム6を省略している。
金属ペースト5は、電極材料である導電性材料を含み、所望の粘度をもつように成分調整がなされている。金属ペースト5に使用される代表的な導電性材料としては、金、銀、銅、白金およびパラジウム等があげられる。金属ペースト5は、これらの導電性材料の一つあるいは複数を含む。
印刷機は、金属ペースト5が載せられた状態の印刷マスク2上にてスキージ8を走査させることで、印刷マスク2を介して、基板材料3の電極形成面に金属ペースト5を塗布する。印刷マスク2のうち感光性乳剤10でカバーされた部分では金属ペースト5を通過させず、ステンレスメッシュ9を露出させた部分で金属ペースト5を通過させることで、印刷機は、印刷マスク2の印刷パターンを電極形成面上に転写する。
スクリーン印刷により基板材料3に塗布された金属ペースト5は、一般に焼成と称される処理によって電極となる。焼成工程では、ピーク温度を900度以下、望ましくは750度から800度とする加熱処理を実施する。焼成炉での加熱処理の時間は、概ね2分以内とする。
スクリーン印刷による電極の形成より以前にp型電極とn型電極との分離(以下、pn分離と称する)を行っている場合、電極材料の付着によるリーク電流の発生を抑制させるために、外縁側面13への金属ペースト5の付着を抑制するとともに、かつ余白14を設ける必要がある。また、電極形成後にレーザー加工等によるpn分離を行う場合も、リーク電流の発生を抑制させるために、外縁側面13への金属ペースト5の付着を抑制し、かつ余白14を設けるように印刷マスクの周縁部を感光性乳剤10で覆うようにパターン形成を行なうことが望ましい。
本実施の形態にかかる電極形成方法では、スクリーン印刷工程において使用される印刷マスクのメッシュに用いる糸の線径を選択することで、図8に模式断面図(要部拡大図)を示すように、電極高さdと電極幅Wを最適化させることができる。
縦横糸を同径のスクリーンメッシュを用いた印刷マスクを用いた比較例の電極形成方法において、電極幅Wを細く精密にするには、印刷マスクに関する項目だけでも、スクリーンメッシュの高強度化によるメッシュ破れの抑制、同じく塑性変形によるメッシュの伸張の抑制等が必要となる。このため、これらの条件を満たすようスクリーンメッシュの高性能化を求めると、太陽電池セルの製造コストの大幅な上昇を招くこととなる。
これに対して、本実施の形態にかかる電極形成方法では、上記印刷マスクを使用することにより、通例の印刷機を使用しても細く精密な電極形成が可能となる。このため、本実施の形態によれば、比較例の場合と同等の精度でのスクリーン印刷により、同じ電極幅Wの場合でも、比較例よりも高さdを高く形成することができ、高効率なセル特性を安定して得ることが可能となる。本実施の形態の電極形成方法は、比較例の手法に対して、印刷マスクの仕様に変更を加えることで、容易に実施することができる。本実施の形態の電極形成方法は、太陽電池セル1の受光面側の電極の形成に、特に有用なものである。
図9および図10は、本実施の形態による太陽電池モジュールの製造方法の手順を説明する断面模式図である。まず、透光性基板15の上に透光性樹脂部材16を設置する。その透光性樹脂部材16には、配線付き太陽電池セル17を設置する。配線付き太陽電池セル17は、所定の枚数の太陽電池セル1(図1−1参照)を並列させて、隣り合う太陽電池セル1同士を半田付き銅線等により接続することにより作製する。配線付き太陽電池セル17は、各太陽電池セル1の裏面を上にして、透光性樹脂部材16に設置する。
配線付き太陽電池セル17の上には、さらに透光性樹脂部材16および裏面シート18を設置する。図9には、図の上部から順に、透光性基板15、透光性樹脂部材16、配線付き太陽電池セル17、透光性樹脂部材16および裏面シート18を重ね合わせた状態を示している。
これらの部材を圧着させた状態で加熱処理を施すことにより、図10に示すように、配線付き太陽電池セル17が封止された透光性樹脂層19と、透光性基板15と、裏面シート18とが一体化された太陽電池モジュールが作製される。上記の電極形成方法により形成された電極を備える太陽電池セル1を用いることで、高い発電効率を持つ太陽電池モジュールを得ることができる。
太陽電池モジュールの作製における加熱および圧着の処理には、ラミネータと称される真空加熱圧着装置を使用することが望ましい。ラミネータは、透光性樹脂部材16や裏面シート18を加熱変形させ、さらにこれらを熱硬化させることにより一体化させるとともに透光性樹脂層19に太陽電池セルを封止する。
真空加熱圧着装置は、減圧環境下において、各部材を加熱および圧着させる。これにより、透光性基板15および透光性樹脂部材16間、透光性樹脂部材16および配線付き太陽電池セル17間、配線付き太陽電池セル17および透光性樹脂部材16間、透光性樹脂部材16および裏面シート18間のいずれについても、空隙や気泡の残留を防ぎ、各部材を均一な圧力で圧着させることができる。
真空加熱圧着装置での加熱および圧着の処理は、200度以下、望ましくは150度から200度の温度下で実施する。加熱および圧着の処理における温度は、透光性樹脂部材16の材質等により適宜変更可能であるものとする。
透光性基板15としては、例えばガラス基板を使用する。透光性基板15は、太陽光を透過可能であれば良く、ガラス以外の材質からなるものとしても良い。透光性樹脂部材16は、エチレンビニルアセテート系、ポリビニルブチラール系、エポキシ系、アクリル系、ウレタン系、オレフィン系、ポリエステル系、シリコン系、ポリスチレン系、ポリカーボネート系およびゴム系等の樹脂のうちの一つあるいは複数を含む。透光性樹脂部材16は、太陽光を透過可能であれば、ここで挙げる以外のいずれの材質を使用するものであっても良いものとする。
裏面シート18としては、ポリエステル系、ポリビニル系、ポリカーボネート系およびポリイミド系等の樹脂のうちの一つあるいは複数からなるシートを使用する。裏面シート18は、太陽電池モジュールの保護に十分な強度、耐湿性および耐候性を有するものであれば、ここで挙げる以外のいずれの材質からなるものであっても良い。裏面シート18は、強度、耐湿性および耐候性を向上させるために、樹脂材料のみならず、金属箔材料を貼り合わせた複合材料からなるものとしても良い。また、裏面シート18は、高い反射率を持つ金属材料や、高い屈折率を持つ透光性部材を、蒸着等により樹脂材料に貼り合わせたものとしても良い。
太陽電池モジュールの端面は、ラミネート加工の密着性を向上させ、外部からの水分等の浸入を防ぐために、ゴム系樹脂部材等からなるテープにより保護することとしても良い。ゴム系樹脂部材としては、例えば、ブチルゴム等を使用する。さらに、太陽電池モジュールは、構造体としての取り扱い易さに鑑み、外周を囲うフレームを設けることとしても良い。フレームは、例えば、アルミニウムや、アルミニウム合金等の金属部材を用いて構成する。
表2は、本実施の形態により製造された太陽電池セルの特性、グリッド電極の形状および印刷マスクの仕様と比較例のマスクを用いて形成した太陽電池セルの特性との比較を表したものである。一例として、図8に示したdとWの値も示した。ここではライン設計幅60μmのマスクを用い、バイアス角23度で固形分85%粘度240Pa・sのペーストを用いて印刷を行なった。ここでバイアス角とは、メッシュを構成する糸と感光性乳剤で形成したパターンとが交差する角度をいう。本実施の形態では、縦糸を16φ、横糸を20φとし、いずれも1インチあたり290本の糸を用いたメッシュである、290φ16−20を使用している。一方、比較例では縦糸φ、横糸共に20φとし、いずれも1インチあたり290本の糸を用いたメッシュである、290φ20を使用している。
表2に示す値から、本実施の形態により製造された太陽電池セルの特性、特に電流値が増加していることが判明している。これは、比較例の方法と比べて電極幅Wが細く形成可能になった結果であり、電極高さdも比較例の方法と同等に維持可能になった結果でもある。従って、これらの結果、曲線因子(fill factor;FF)の向上等も加味すると、太陽電池セルの効率としては+0.5%程度も向上させることが可能となる。FFは、理論出力に対する最大出力の割合を表す数値であって、太陽電池モジュールの品質の目安の一つとされている。理論出力は、開放電圧および短絡電流の積に相当する。FFは、最大出力が理論出力と同一である場合を最大値1とし、数値が1に近いほど発電効率が高いことを表す。
さらにまた、比較例2としてメッシュを構成する糸の径を変化させ実験を行なった、その結果を表3に示す。ここではライン設計幅60μmのマスクを用い、バイアス角23度で固形分79%粘度200Pa・sのペーストを用いて印刷を行なった。各メッシュに対する特性を測定した結果は表3に示すとおりである。ただし、この例では多結晶シリコン基板を用いた太陽電池セルに電極を形成し、測定した結果である。このため、相対的な比較しかできないが、単純比較でないことを考慮に入れて考察する。メッシュでの糸の本数が少なく、線径が太い場合には膜厚dは大きくできるものの、線幅が広がってしまう。一方、メッシュを構成する糸の本数を多く、線径を細くすれば、線高は低くなるものの、線幅が細くなることで電流値が上昇する。その結果効率は向上するが、線幅を細くすると耐久性が低下し、実使用は困難であることがわかる。
Figure 2013248864
比較例の電極形成方法では、同等の性能を発揮する電極を形成すること自体が難しく、例え形成可能であったとしても、大幅なコスト上昇は避けられなかった。また、工業的に製造を行う上で、非常に手間のかかる方法しか選択の余地が無かった。
これに対して、本実施の形態にかかる電極形成方法により、本実施の形態は、比較例の手法に大幅な変更を加えること無く、簡便な手法により高性能な太陽電池モジュールを得ることができるため、工業上非常に有用である。
以上のように、本実施の形態にかかる太陽電池の製造方法、印刷マスク、太陽電池および太陽電池モジュールは、高効率の太陽電池に有用であり、特に、大電力用の太陽電池に適している。
1 太陽電池セル
2 印刷マスク
3 基板材料
4 ステージ
5 金属ペースト
6 マスクフレーム
7 吸引機構
8 スキージ
9 ステンレスメッシュ
10 感光性乳剤
11 縦糸
12 横糸
13 外縁側面
14 余白
15 透光性基板
16 透光性樹脂部材
17 配線付き太陽電池セル
18 裏面シート
19 透光性樹脂層
20 開口部
21 グリッド電極
22 表バス電極
23 アルミニウムからなる裏面電極
24 裏バス電極

Claims (8)

  1. 基板上にpn接合を有する光電変換部を形成する工程と、
    電極形状に応じた印刷マスクを介して、電極材料である導電性材料を含むペーストを前記基板の電極形成面に塗布するスクリーン印刷工程を含む太陽電池の製造方法であって、
    前記スクリーン印刷工程は、縦糸と横糸に線径の異なる糸を使用して製網したスクリーンメッシュを搭載する前記印刷マスクを使用し、前記ペーストを塗布する工程を含むことを特徴とする太陽電池の製造方法。
  2. 前記塗布する工程は、前記印刷マスクにおいて、線径の細い糸に対して浅い角度にてスキージを走査させることを特徴とする請求項1に記載の太陽電池の製造方法。
  3. 電極材料である導電性材料を含むペーストを基板の電極形成面に塗布する際に使用する印刷マスクであって、
    前記ペーストを保持するためのスクリーンメッシュが、縦糸と横糸に線径の異なる糸を使用して製網した領域を含むことを特徴とする印刷マスク。
  4. 前記スクリーンメッシュは、縦糸と横糸に線径の異なる糸を使用して製網し、
    前記線径の異なる糸の内、線径の細い糸に対して浅い角度にてスキージを走査させるように構成されたことを特徴とする請求項3に記載の印刷マスク。
  5. 前記線径の異なる糸の内、細い糸の線径が16マイクロメートル〜20マイクロメートルであることを特徴とする請求項4に記載の印刷マスク。
  6. 前記線径の異なる糸の内、太い糸の線径が18マイクロメートル〜25マイクロメートルであることを特徴とする請求項5に記載の印刷マスク。
  7. 請求項1または2に記載の太陽電池の製造方法を用いて形成された電極を備えることを特徴とする太陽電池。
  8. 請求項7に記載の太陽電池を備えることを特徴とする太陽電池モジュール。
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