JP5866029B2 - 太陽電池の製造方法および印刷マスク - Google Patents

太陽電池の製造方法および印刷マスク Download PDF

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Description

本発明は、太陽電池の製造方法および印刷マスクに関する。
現在、太陽電池モジュールを構成する太陽電池としては、シリコン等の基板材料の受光面である表面と、その反対側の裏面との各々に電極を備えるものが主流である。近年、その両面のうちの裏面のみに電極が形成された太陽電池も実用化されているが、両面に電極が形成された太陽電池が、依然として多く普及している。
例えば、特許文献1では、太陽電池の製造に際して、次のような手順を採用する。まず、シリコン等の基板材料の表面に、太陽光の基板表面での反射角度を変化させ、反射光を基板内に取り込むためのテクスチャ構造(凹凸)をエッチング等の手法により形成する。次に、拡散等の手法によりpn結合を形成する。次に、当該基板材料の少なくとも一面に、太陽光の反射を光干渉効果により低減するための反射防止膜を窒化シリコン膜等により形成する。次に、反射防止膜上にパターンを設けて金属ペーストを塗布し、金属ペーストを加熱して金属ペーストに含まれたガラスにより反射防止膜を溶融させ、基板との電気的接合を取るための焼成を実施し、電極を形成する。さらに、ガラス成分を溶解する性質のエッチング液に基板材料を浸漬させて、電極に含まれるガラス成分を溶解して電極の電気抵抗を低減する。
また、例えば特許文献2および3には、基板材料の表面側と裏面側の両面に電極を有する太陽電池の製造方法が開示されている。
一般に、太陽電池用電極を形成する手法としては、スクリーン印刷等の簡便な方法が採用されている。スクリーン印刷に用いられる印刷マスクは、金属の糸や化学繊維を製網したスクリーンメッシュと呼ばれる基材をマスクフレームに固定し、金属ペーストを透過させる部分以外を樹脂で固めて成型して、被印刷物のパターニングに使用する。
太陽電池モジュールのコストダウンのためには、価格面で大きな割合を占める太陽電池の構成材料のコストダウン抜きには実現が極めて困難である。例えば、基材である基板材料に始まって、各工程で用いる材料や消耗器具類等に至るまで、ありとあらゆるものの見直しが必要となる。中でも電極材料として使用される金属ペースト材料は、導電性金属として銀を用いることが通例となっているが、価格が非常に高価である。しかしながら、単純に電極材料の使用量を減らすと、電極での抵抗損失が増加し、太陽電池の発電効率が低下する。従って、太陽電池の発電効率を低下させずに、金属ペーストの使用量を減らすことが求められる。
太陽電池の表面側の電流を集電するためのグリッド電極では、グリッド電極が配置されている部分は発電を行わないため、グリッド電極幅は細い方が望ましい。しかしながら、電極幅を細くするだけでは電気抵抗が増加して抵抗損失が増加するため、グリッド電極の厚さは厚い方が望ましい。グリッド電極の厚さを厚くするほど抵抗損失が減って太陽電池の発電効率は向上する。
従来のスクリーン印刷マスクを用いた場合、電極の厚さは、スクリーンメッシュの線径や開口幅等のマスク仕様によって決められる。
印刷マスクでは、スクリーンメッシュに使用される1インチ(25.4mm)当たりの糸の本数(以下、メッシュカウントと呼称)とその糸の線径を用いてその仕様を表す。例えば、1インチ当たり200本の糸を配し、線径が40μmの糸を使用したものを「200φ40」と表現する。従って、本数が多いほど網の目が細かいことを表し、相対的には線径も細くなる。
従来の印刷マスクでは、スクリーンメッシュは、グリッド電極パターンに対してスクリーンメッシュの縦糸または横糸が20〜30度傾斜するようにマスクフレームに貼り付けられる。これは、グリッド電極パターンと糸が平行になると、パターンエッジが糸で覆われることにより、精密な電極パターンが形成できないためである。
太陽電池モジュールでは、太陽電池のバス電極を、隣り合う太陽電池の裏バス電極と半田付き銅線で半田付けして直列に接続する。
なお、本明細書では、バス電極とは、表面側のバス電極のことを示す。裏面側のバスの電極は裏バス電極と記述する。
太陽電池同士を半田付き銅線で半田付けして接続するためのバス電極では、半田付けによる接合強度が求められるため、バス電極幅を減少させるのには限度がある。
従って、バス電極での金属ペーストの使用量を減らすためには、バス電極の厚さを薄くする必要がある。
しかしながら、バス電極の厚さは、グリッド電極と同様にスクリーンメッシュの線径や開口幅等のマスク仕様によって決まるので、発電効率を向上させるためにグリッド電極の厚さを厚くすると、バス電極の厚さも厚くなる。
なお、バス電極では、集電された電流はバス電極上に半田付けされた半田付き銅線上を流れるため、バス電極の厚さを厚くしても抵抗損失低減効果はなく、発電効率は向上しない。
特許第4486622号公報(0014段落参照) 特許第4319006号公報(0019段落参照) 特許第4481869号公報(0052段落参照)
太陽電池の発電効率向上のために、グリッド電極の厚さを厚くすると、バス電極の厚さも厚くなり、金属ペーストの使用量が増加するという課題があった。
一方、金属ペーストの使用量削減のために、バス電極の厚さを薄くすると、グリッド電極の厚さも薄くなり、太陽電池の発電効率が大幅に低下するという課題があった。
本発明は上記のような問題点を解消するためになされたもので、太陽電池の発電効率を同程度に保ったままで、電極材料である金属ペーストの使用量を低減できる太陽電池の製造方法、その製造方法において使用する印刷マスクを得ることを目的とする。
本発明の太陽電池の製造方法は、バス電極部とグリッド電極部とを有する電極形状に対応した印刷マスクを介して、電極材料である導電性材料を含むペーストを基板の電極形成面に塗布するスクリーン印刷工程を含む太陽電池の製造方法であって、
前記スクリーン印刷工程は、前記バス電極部で前記グリッド電極部よりも糸を密に配置して製網したスクリーンメッシュを用いた前記印刷マスクを使用し、前記ペーストを塗布する工程を含むことを特徴とする。
また、本発明の印刷マスクは、電極材料である導電性材料を含むペーストを基板の電極形成面に塗布する際に使用する印刷マスクであって、
前記ペーストを保持するためのスクリーンメッシュが、バス電極部でグリッド電極部よりも糸を密に配置して製網したことを特徴とする印刷マスク。
本発明によれば、バス電極部で前記グリッド電極部よりも多い本数で糸を並べて製網したスクリーンメッシュを用いた印刷マスクを使用することで、グリッド電極での金属ペースト使用量を減らさずにバス電極での金属ペースト使用量を減らすことができる。これにより、太陽電池の発電効率を同程度に保ったままで、太陽電池の製造コストを下げることができる。
図1は、本発明の実施の形態1にかかる太陽電池の製造方法によって形成された電極を備える太陽電池の表面を示す外観図。 図2は、太陽電池の裏面を示す外観図。 図3は、図1および図2に示す太陽電池のE−E部分の断面図。 図4は、スクリーン印刷工程にて使用する印刷機の、ステージ部分の模式断面図。 図5は、図4の要部拡大断面図。 図6は、本発明の実施の形態1の方法により電極を形成する基板材料の例を示す平面図。 図7は、本発明の実施の形態1の方法により電極を形成する基板材料の例を示す平面図。 図8は、スクリーン印刷工程にて使用する印刷マスクを示す上面図。 図9は、図8のグリッド電極部のF−F部分の拡大断面図。 図10は、図8のバス電極部のG−G部分の拡大断面図。 図11は、本発明の実施の形態1の電極形成方法に使用する印刷マスクにおける電極パターンを形成する前のマスク(ブランク)の平面模式図。 図12は、本発明の実施の形態1のスクリーンメッシュの詳細を示す拡大平面図。 図13は、図12のスクリーンメッシュのH−H部分の断面図。 図14は、本発明の実施の形態1の電極形成方法に使用する印刷マスクにおける電極パターンを形成した後の平面模式図。 図15は、図14に示す構成のうちの一部についての詳細を示す拡大平面図。 図16は、本実施の形態1のスクリーンメッシュのグリッド電極部の一部を拡大した模式図。 図17は、本実施の形態1のスクリーンメッシュのグリッド電極部の透過厚さを示した一覧表。 図18は、本実施の形態1のスクリーンメッシュのバス電極部の一部を拡大した模式図。 図19は、本実施の形態1のスクリーンメッシュのバス電極部の透過厚さを示した一覧表。 図20は、従来例と本実施の形態との比較をまとめた一覧表。 図21は、本発明の実施の形態2のスクリーンメッシュの詳細を示す拡大平面図。 図22は、図21のスクリーンメッシュのJ−J部分の断面図。 図23は、本実施の形態2のスクリーンメッシュの、糸が密集した密集箇所の角度を示した一覧表。 図24は、本実施の形態2のスクリーンメッシュの、糸が密集した密集箇所の幅を示した一覧表。 図25は、本発明の実施の形態3による太陽電池モジュールの製造方法の手順を説明する断面模式図。 図26は、本発明の実施の形態3による太陽電池モジュールの製造方法の手順を説明する断面模式図。
以下に、本発明にかかる太陽電池の製造方法および印刷マスクの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
本発明の実施の形態1による太陽電池用電極の形成方法、印刷マスクおよび太陽電池について説明する。
図1は、本発明の実施の形態1にかかる太陽電池の電極形成方法によって形成された電極を備える太陽電池の受光面である表面を示す図である。図2は、図1に示す太陽電池について、受光面とは反対側の裏面を示す図である。図3は、図1および図2のE−E断面図である。太陽電池1の表面には、グリッド電極21およびバス電極22からなる表面電極が設けられている。グリッド電極21およびバス電極22は互いに直交している。
図1、図2の矢印Xで示した水平方向がグリッド電極21の長手方向である。図1、図2の矢印Yで示した垂直方向がバス電極22の長手方向である。
太陽電池1の裏面には、裏アルミ電極23および裏バス電極24が設けられている。
図3に図1、図2のE−E断面図を示す。図中、上側が受光面(表面)である。p型シリコン基板31の上面には、リン拡散によりn層32が形成され、pn接合を有する光電変換部が形成されている。n層32の上側には、反射防止膜33が成膜されている。反射防止膜33の上側にはバス電極22が設けられている。バス電極22の下の反射防止膜33は焼成によって溶融されており、バス電極22はn層32と電気的に接触している。裏面側には、裏アルミ電極23および裏バス電極24が設けられている。
次に、本実施の形態1にかかる太陽電池の表面電極の電極形成方法について説明する。図4は、スクリーン印刷工程にて使用する印刷機のうち、ステージ部分の模式断面図である。スクリーン印刷工程では、印刷マスク2を介して、基板材料3の電極形成面に金属ペースト5を塗布する。図5は、図4の要部拡大図である。
図4および図5に示す印刷機は、基板材料3を載置するためのステージ4を備え、ステージ4には、基板材料3を固定するための吸引機構7を備える。吸引機構7は、ステージ4におけるエアーの吸引によって、基板材料3をステージ4に固定する。
印刷マスク2は、マスクフレーム6と、縦糸11と横糸12を有し、マスクフレーム6の印刷面側に貼り付けられたスクリーンメッシュ9と、感光性乳剤10とを備える。
図5は、ステージ4およびマスクフレーム6を省略して描いたものである。
図6および図7は、本実施の形態1により電極を形成する基板材料の例を示す平面図である。基板材料3としては、例えば、図6に示す正方形形状のものや、図7に示すように、正方形の四隅を円弧状とした角丸四角形形状のものを使用する。図6に示す正方形形状の一辺M、図7に示す角丸四角形形状の一辺相当幅Mは、例えば156mmとする。
基板材料3としては、例えば、薄板状のシリコンであるシリコンウェハを使用する。なお、基板材料3は、スクリーン印刷工程によって電極を形成することが可能であれば、いずれの材質のものであっても良いものとする。
金属ペースト5は、電極材料である導電性材料を含み、所望の粘度を保つように成分が調整されている。金属ペースト5に使用される代表的な導電性材料としては、金、銀、銅、白金およびパラジウム等があげられる。金属ペースト5は、これらの導電性材料の一つあるいは複数を含む。
印刷機は、金属ペースト5が載せられた状態の印刷マスク2上にてスキージ8を走査させることで、印刷マスク2を介して、基板材料3の電極形成面に金属ペースト5を塗布する。印刷マスク2のうち感光性乳剤10でカバーされた部分では金属ペースト5を通過させず、スクリーンメッシュ9を露出させた部分で金属ペースト5を通過させることで、印刷機は、印刷マスク2の印刷パターンを電極形成面上に転写する。
スクリーン印刷により基板材料3に塗布された金属ペースト5は、一般に焼成と称される処理によって電極となる。焼成工程では、ピーク温度を900度以下、望ましくは750度から800度とする加熱処理を実施する。焼成炉での加熱処理の時間は、概ね2分以内とする。
スクリーン印刷による電極の形成より以前にp型電極とn型電極との分離(以下、pn分離と称する)を行っている場合、電極材料の付着によるリーク電流の発生を抑制させるために、外縁側面13への金属ペースト5の付着を抑制し、かつ余白14を設ける必要がある。そのためには、印刷マスクの周縁部を感光性乳剤10で覆うよう、パターン形成を行うことが望ましい。また、電極形成後にレーザー加工等によるpn分離を行う場合も、リーク電流の発生を抑制させるためには、外縁側面13への金属ペースト5の付着を抑制し、かつ余白14を設けることが望ましい。
以上のような工程により、太陽電池用電極が形成される。なお、太陽電池用電極の形成方法以外は、従来と同様の製造方法により、太陽電池が製造される。
次に、本実施の形態1による太陽電池の表面電極の電極形成に使用する印刷マスク2について詳細に説明する。
図8はスクリーン印刷工程にて使用する印刷マスク2を示す上面図、図9は、図8のF−F部分(グリッド電極部)の拡大断面図である。図9は横糸12に平行な角度での断面図である。図8の矢印Xで示した水平方向がグリッド電極21の長手方向である。図8の矢印Yで示した垂直方向がバス電極22の長手方向である。
スクリーンメッシュ9は、縦糸11と横糸12と感光性乳剤10を有する。感光性乳剤10には、グリッド電極開口部41が設けられている。
図10は図8のG−G部分(バス電極部)の拡大断面図である。図10は横糸12に平行な角度での断面図である。
スクリーンメッシュ9は、縦糸11と横糸12と感光性乳剤10を有する。感光性乳剤10には、バス電極開口部42が設けられている。
本実施の形態の印刷マスク2は、ペーストを保持するためのスクリーンメッシュが、バス電極部で糸を2本となるように製網したことを特徴とする。
図11は、本実施の形態1の電極形成方法に使用する印刷マスクにおいて、電極パターンを形成する前のマスク(ブランク)の模式図である。図12は、図11の四角部ABCDを拡大した図である。図11の四角部ABCDと図12の外周角部ABCDが対応する。
図11の矢印Xで示した垂直方向がグリッド電極21の長手方向となる方向である。図11の矢印Yで示した水平方向がバス電極22の長手方向となる方向である。図11は、図8を時計回りに90度回転させた配置図となっている。
マスク(ブランク)は、スクリーンメッシュ9とマスクフレーム6とで構成される。
マスクフレーム6の印刷面側に、スクリーンメッシュ9が貼り付けられる。
図12と図13を用いて、スクリーンメッシュ9の製網方法を示す。
図12は、スクリーンメッシュ9の製網方法を示した平面図である。スクリーンメッシュ9は縦糸111〜120と横糸131〜140を有する。
図中、縦糸の繋がり方を明確にするために、縦糸1本毎に斜線を入れてある。
従来のスクリーンメッシュは、縦糸と横糸が交互に上下を入れ替えるように製網されるが、本実施の形態1のスクリーンメッシュ9では、上下が部分的に連続するように製網される。
横糸131は、縦糸111の下、縦糸112,113の上、縦糸114の下、縦糸115の上、縦糸116の下、縦糸117の上、縦糸118の下、縦糸119の上、縦糸120の下を通るように製網される。ここで、縦糸112、113では連続して上側を通る事が従来の製網とは異なる。
図13に図12のH−H断面図を示す。横糸131部での断面図である。
横糸131は、縦糸111の下、縦糸112の上を通るので、縦糸111と縦糸112の間で下から上に位置を変える。従って、縦糸111と縦糸112の間隔は、横糸131を通すために、ある程度の間隔が必要である。通常、縦糸111と縦糸112の間隔は、横糸131の直径の2倍から4倍程度が必要となる。
一方、横糸131は、縦糸112の上、縦糸113の上を通るので、縦糸112と縦糸113の間では位置を変えない。従って、横糸131の位置では縦糸112と縦糸113の間隔には制限が無く、近づけることができる。
横糸132は、縦糸111の上、縦糸112,113の下、縦糸114の上、縦糸115の下、縦糸116の上、縦糸117の下、縦糸118の上、縦糸119の下、縦糸120の上を通るように製網される。ここで、縦糸112,113では連続して下側を通る事が従来の製網とは異なる。
横糸133は、縦糸111の下、縦糸112の上、縦糸113,114の下、縦糸115の上、縦糸116の下、縦糸117の上、縦糸118の下、縦糸119の上、縦糸120の下を通るように製網される。ここで、縦糸113,114では連続して下側を通る事が従来の製網とは異なる。
横糸が縦糸の上側または下側を連続して通る箇所に注目すると、以下のようになる。
横糸131は縦糸112,113の上側を通る。
横糸132は縦糸112,113の下側を通る。
横糸133は縦糸113,114の下側を通る。
横糸134は縦糸113,114の上側を通る。
横糸135は縦糸113,114の下側を通る。
横糸136は縦糸114,115の下側を通る。
横糸137は縦糸114,115の上側を通る。
横糸138は縦糸114,115の下側を通る。
横糸139は縦糸115,116の下側を通る。
横糸140は縦糸115,116の上側を通る。
縦糸が同じ側を通る箇所では、縦糸間の距離を近づけることができるので、縦糸間の距離に注目すると、以下のようになる。
横糸131の位置では縦糸112,113を近づけることができる。
横糸132の位置では縦糸112,113を近づけることができる。
横糸133の位置では縦糸113,114を近づけることができる。
横糸134の位置では縦糸113,114を近づけることができる。
横糸135の位置では縦糸113,114を近づけることができる。
横糸136の位置では縦糸114,115を近づけることができる。
横糸137の位置では縦糸114,115を近づけることができる。
横糸138の位置では縦糸114,115を近づけることができる。
横糸139の位置では縦糸115,116を近づけることができる。
横糸140の位置では縦糸115,116を近づけることができる。
このように構成することにより、縦糸の間隔を近づけることができるので、従来例よりも縦糸を密に配置することができる。即ち、単位長さあたりの縦糸の本数を増やすことができる。
縦糸に着目してみると、縦糸113は、横糸132の位置では縦糸112と同じ上側にあるので、縦糸112に近い距離にある。横糸133の位置では縦糸114と同じ上側にあるので、縦糸114に近い距離にある。
即ち、縦糸113は、横糸132と横糸133との中間位置161で縦糸112の側から縦糸114の側に位置がずれる。
同様に、縦糸114は、横糸135と横糸136との中間位置162で縦糸113の側から縦糸115の側に位置がずれる。
同様に、縦糸115は、横糸138と横糸139との中間位置163で縦糸114の側から縦糸116の側に位置がずれる。
このように、横糸3本毎に連続する縦糸を横にずらすように製網することにより、縦糸間の距離が近い密集箇所150を図12の破線で囲んだ領域のように、斜めに形成することができる。この密集箇所150は、Yの方向にメッシュの上端から下端まで連続して形成される。
この密集箇所150と密集箇所以外の縦糸との成す角度をθ2とする。
なお、本実施例では、横糸3本毎に連続する縦糸を横にずらした例を説明したが、横糸3本毎に限定されるものではない。横糸1本毎、横糸2本毎、横糸4本毎、横糸5本毎等、どのような構成でもかまわない。
この構成を変えることにより、斜めに形成された密集箇所150の角度θ2を変えることができる。
図14は本実施の形態1の電極形成方法に使用する印刷マスクにおいて、電極パターンを形成した後の模式図である。図15は、図14の一部を拡大した図である。
図14の矢印Xで示した垂直方向がグリッド電極21の長手方向である。図14の矢印Yで示した水平方向がバス電極22の長手方向である。
印刷マスク2は、図14および図15に示すように、感光性乳剤10のパターンをスクリーンメッシュ9に塗布形成したもので、スクリーンメッシュ9と、スクリーンメッシュ9の一部を覆う感光性乳剤10と、マスクフレーム6とを備える。
感光性乳剤10は、グリッド電極開口部41とバス電極開口部42からなる開口部20を有する。グリッド電極開口部41は、垂直方向、図15のX方向が長手方向となるように配置される。バス電極開口部42は、水平方向、図15のY方向が長手方向となるように配置される。
スクリーンメッシュ9は、密集箇所150がバス電極開口部42と重なるように、図12の配置から回転させてマスクフレーム6に貼り付けられる。図12の配置から時計回りに(θ2+90°)の角度で回転させれば、Y方向が水平方向となって、図15のバス電極開口部42と重なる。
図14のパターンでは、バス電極開口部42が4本設けられている。この4本の箇所に重なるように、スクリーンメッシュ9に密集箇所150を4箇所設けておき、密集箇所150が水平方向になるように回転させて貼り付けた後、バス電極開口部42を密集箇所150にあわせて設置すれば良い。
このようにスクリーンメッシュ9の密集箇所150とバス電極開口部42を一致させるように配置することにより、バス電極開口部42の位置でだけ、縦糸を密に配置することができる。
印刷マスク2によれば、図5に示すように感光性乳剤10で覆われた部分では金属ペースト5の通過を阻止し、スクリーンメッシュ9を露出させた部分、つまり開口部20では金属ペースト5を通過させる。マスクフレーム6は、感光性乳剤10およびスクリーンメッシュ9を保持する。
印刷マスク2は、電極形成のためのスクリーン印刷に適する特性を備えるものであれば、構成を適宜変更しても良い。例えば、印刷マスク2は、スクリーンメッシュの材料として一般的にはステンレスを使用するが、ステンレスに代えて、合成繊維系材料からなるスクリーンメッシュや、ステンレス以外の他の金属材料からなるスクリーンメッシュを使用するものであっても良い。また、印刷マスク2は、感光性乳剤10に代えて、金属部材のパターンをスクリーンメッシュに貼着して使用するものとしても良い。
スクリーンメッシュ9を通過する金属ペーストの吐出量について、図16と図18を用いて説明する。
図16に、本実施の形態1のスクリーンメッシュのグリッド電極部の一部を拡大した模式図を示す。本発明の実施の形態1において、グリッド電極部のスクリーンメッシュの構成は、従来のスクリーンメッシュの構成と同じである。
縦糸401,402は縦糸線径Dv1で形成される。
縦糸401と402は縦糸開口幅Wv1の間隔を開けて配置される。
縦糸ピッチPv1は、縦糸開口幅Wv1と縦糸線径Dv1の合計値である。
横糸403,404は横糸線径Dh1で形成される。
横糸403,404は横糸開口幅Wh1の間隔を開けて配置される。
横糸ピッチPh1は、横糸開口幅Wh1と横糸線径Dh1の合計値である。
横糸403は、縦糸401の下側を通り、縦糸402の上側を通る。
横糸404は、縦糸401の上側を通り、縦糸402の下側を通る。
一般的には、縦糸線径Dv1と横糸線径Dh1は同じである。また、縦糸開口幅Wv1と横糸開口幅Wh1は同じである。
スクリーンメッシュからのペーストの吐出量を示す指標として、透過厚さという指標が用いられる。図16に基づいて、透過厚さについて説明する。
スクリーンメッシュの開口部に、スクリーンメッシュの厚さ(=紗厚)だけ充填されたペーストは、スクリーンメッシュが取り除かれた後、表面張力でスクリーンメッシュがあった場所に広がる。その分だけ厚さが紗厚より薄くなる。
ペーストが広がった後の厚さを透過厚さと呼ぶ。一般的には透過容積または透過体積と呼ばれている指標であるが、長さの次元を持った指標であるので、本明細書では透過厚さと呼ぶ。透過厚さは以下の式で示される。
透過厚さ=(開口面積×紗厚)/(縦糸ピッチPv1×横糸ピッチPh1)
開口面積=縦糸開口幅Wv1×横糸開口幅Wh1
縦糸ピッチPv1=縦糸開口幅Wv1+縦糸線径Dv1
横糸ピッチPh1=横糸開口幅Wh1+横糸線径Dh1
紗厚は通常、(縦糸線径+横糸線径)と同一である。糸を編んだ後、押しつぶすような加工を行ったスクリーンメッシュでは、紗厚が縦糸線径+横糸線径の50%程度のものまで可能である。
図17に、グリッド電極部の透過厚さを計算した一覧表を示す。
縦糸線径Dv1と横糸線径Dh1は同じとした。また、縦糸開口幅Wv1と横糸開口幅Wh1は同じとした。
なお、従来のスクリーンメッシュの構成は、グリッド電極部のスクリーンメッシュの構成と同じであるので、従来のスクリーンメッシュの透過厚さも同じ厚さになる。
A1は「200φ40」である。A1では、25.4mm当たり200本の糸が並ぶので、ピッチは25.4mm/200本=127μmとなる。開口幅は、ピッチから線径を引いた値と等しい。A1では、線径が40μmであるので、開口幅は87μmとなる。紗厚は、一般的なスクリーンメッシュの紗厚と等しいものとする。図17に記載した紗厚は、一般的なスクリーンメッシュの紗厚である。
A1では、透過高さは29.6μmである。
A2は「250φ30」である。A2では、透過高さは22.8μmである。
A3は「290φ20」である。A3では、透過高さは20.8μmである。
A4は「360φ16」である。A4では、透過高さは16.7μmである。
図18に、本実施の形態1のスクリーンメッシュのバス電極部の一部を拡大した模式図を示す。
縦糸441、442、443、444は縦糸線径Dv2で形成される。
縦糸443と縦糸444は縦糸隣接幅Wv3で配置される。
縦糸441と縦糸442も同様に縦糸隣接幅Wv3で配置される。
縦糸442と縦糸443は縦糸開口幅Wv2で配置される。
縦糸ピッチPv2は、縦糸開口幅Wv2と縦糸隣接幅Wv3と縦糸線径Dvの2本分の合計値である。
横糸445、446は横糸線径Dh2で形成される。
横糸445と横糸446は横糸開口幅Wh2で配置される。
横糸445は、縦糸441、442の下側を通り、縦糸443、444の上側を通る。
横糸446は、縦糸441、442の上側を通り、縦糸443、444の下側を通る。
横糸ピッチPh2は、横糸開口幅Wh2と横糸線径Dh2の合計値である。
一般的には、縦糸線径Dv2と横糸線径Dh2は同じである。また、縦糸開口幅Wv2と横糸開口幅Wh2は同じである。
本実施の形態1では、透過厚さは以下の式で示される。
透過厚さ=(開口面積×紗厚)/(縦糸ピッチPv2×横糸ピッチPh2)
開口面積=(縦糸開口幅Wv2+縦糸隣接幅Wv3)×横糸開口幅Wh2
縦糸ピッチPv2=縦糸開口幅Wv2+縦糸隣接幅Wv3+2×縦糸線径Dv2
横糸ピッチPh2=横糸開口幅Wh2+横糸線径Dh2
図19に、本実施の形態のスクリーンメッシュの透過厚さを計算した一覧表を示す。
隣接比は縦糸隣接幅Wv3と縦糸線径Dv2の比である。
隣接比が0の場合、2本の縦糸が密接して配置されていることを示す。
隣接比が0.5の場合、2本の縦糸が縦糸の線径の半分の間隔を開けて配置されていることを示す。
縦糸開口幅Wv2および横糸開口幅Wh2は、グリッド電極部の開口幅Wv1、Wh1と同じとした。
B1は「200φ40」と同じ線径、開口幅とし、2本の縦糸を密接して配置した場合である。B1では、透過高さは22.5μmである。
B2は「250φ30」と同じ線径、開口幅とし、2本の縦糸を密接して配置した場合である。B2では、透過高さは17.6μmである。
B3は「290φ20」と同じ線径、開口幅とし、2本の縦糸を密接して配置した場合である。B3では、透過高さは17.0μmである。
B4は「360φ16」と同じ線径、開口幅とし、2本の縦糸を密接して配置した場合である。B4では、透過高さは13.6μmである。
C1は「200φ40」と同じ線径、開口幅とし、2本の縦糸を線径の半分を開けて配置した場合である。C1では、透過高さは20.1μmである。
C2は「250φ30」と同じ線径、開口幅とし、2本の縦糸を線径の半分を開けて配置した場合である。C2では、透過高さは15.8μmである。
C3は「290φ20」と同じ線径、開口幅とし、2本の縦糸を線径の半分を開けて配置した場合である。C3では、透過高さは15.5μmである。
C4は「360φ16」と同じ線径、開口幅とし、2本の縦糸を線径の半分を開けて配置した場合である。C4では、透過高さは12.5μmである。
図20に、グリッド電極部とバス電極部の透過厚さの比較をまとめた表を示す。
グリッド電極部のスクリーンメッシュの構成は、従来のスクリーンメッシュの構成と同じであるので、図20は従来例と本実施の形態1のバス電極部の透過厚さの比較にもなっている。
透過厚さ比は、グリッド電極部の透過厚さに対する、バス電極部の透過厚さの比である。
線径40μm、開口幅87μmでは、2本の縦糸を密接して配置すると、バス電極部の透過厚さは76%に減少する。2本の縦糸を線径の半分を開けて配置すると、透過厚さは84%に減少する。
線径30μm、開口幅72μmでは、2本の縦糸を密接して配置すると、バス電極部の透過厚さは77%に減少する。2本の縦糸を線径の半分を開けて配置すると、透過厚さは84%に減少する。
線径20μm、開口幅68μmでは、2本の縦糸を密接して配置すると、バス電極部の透過厚さは81%に減少する。2本の縦糸を線径の半分を開けて配置すると、透過厚さは86%に減少する。
線径16μm、開口幅55μmでは、2本の縦糸を密接して配置すると、バス電極部の透過厚さは82%に減少する。2本の縦糸を線径の半分を開けて配置すると、透過厚さは86%に減少する。
以上のように、本実施の形態1によると、グリッド電極の透過厚さを変えずにバス電極透過厚さを減少させることができる。
印刷マスク2に用いるスクリーンメッシュ9は、図12および図15に示すように、密集箇所150とバス電極開口部42が重なるように配置される。
このように配置することにより、グリッド電極での金属ペースト5の透過厚さを変えずに、バス電極での透過厚さを減らすことができる。即ち、グリッド電極の形状を変えずにバス電極での金属ペースト5の使用量を減らすことができる。
例えば、線径20μm、開口幅68μmで、2本の縦糸を線径の半分を開けて配置すると、バス電極での金属ペーストの使用量は、透過厚さの減少に伴って86%に減少させることができる。
なお、実施の形態1では、縦糸の線径と横糸の線径が同じ場合の効果について説明したが、縦糸の線径と横糸の線径を変えた場合でも同様の効果があり、縦糸の線径と横糸の線径を変えても構わない。
このように、縦糸を部分的に2本が同じ側に来るように製網することにより、部分的に縦糸を密に配置する密集箇所を形成することができる。この密集箇所とバス電極開口部を一致させて配置することにより、バス電極部でグリッド電極部よりも多い本数で糸を並べて製網したスクリーンメッシュを用いてペーストをシリコン等の基板材料に塗布することができ、グリッド電極のペースト使用量を変えずに、バス電極の金属ペースト使用量を減らすことができる。これにより、太陽電池の発電効率を同程度に保ったままで、金属ペーストの使用量を減らすことができる。
本発明の実施の形態1による電極形成方法では、上記の印刷マスクを使用することにより、通例の印刷機を使用しても表バス電極で使用される金属ペーストの使用量を削減することが出来る。このため、本実施の形態によれば、印刷マスクを変更する以外は従来と同様のスクリーン印刷方法により、金属ペーストの使用量削減を得ることが可能となる。また、本発明の実施の形態1による電極形成方法は、比較例の手法に対して、印刷マスクの仕様に変更を加えることで、容易に実施することができる。本発明の実施の形態1による電極形成方法は、太陽電池の受光面側の電極に、特に有用なものである。
本発明の実施の形態1による電極形成方法を用いることにより、バス電極部で前記グリッド電極部よりも多い本数で糸を並べて製網したスクリーンメッシュを用いた印刷マスクを使用することで、グリッド電極での金属ペースト使用量を減らさずにバス電極での金属ペースト使用量を減らすことができる。これにより、太陽電池の発電効率を同程度に保ったままで、太陽電池の製造コストを下げることができる。
以上のように、本実施の形態にかかる太陽電池の製造方法、印刷マスクおよび太陽電池は、太陽電池の低コスト化に有用である。
実施の形態2.
本発明の実施の形態2による印刷マスクについて詳細に説明する。
なお、本発明の実施の形態2による太陽電池用電極の形成方法および太陽電池については、印刷マスクおよびそれによって形成された電極形状以外は実施の形態1と同じである。
図21、図22に、縦糸が連続する構成を変更した、本発明の実施の形態2のスクリーンメッシュ501の構成を示す。
実施の形態2では、縦糸が隣り合う箇所を連続して複数設けたことが実施の形態1と異なる。
図21は、スクリーンメッシュ501の製網方法を示した図である。スクリーンメッシュ501は縦糸511〜520と横糸531〜540を有する。
横糸531は、縦糸511、512の下、縦糸513、514の上、縦糸515、516の下、縦糸517、518の上、縦糸519の下、縦糸520の上を通るように製網される。即ち、縦糸が連続して同じ側を通る箇所を、4組隣り合って配置するように製網されている。
図22に図21のJ−J断面図を示す。横糸531部での断面図である。
横糸531は、縦糸512の下、縦糸513の上を通るので、縦糸512と縦糸513の間で下から上に位置を変える。従って、縦糸512と縦糸513の間隔は、横糸531を通すために、ある程度の間隔が必要である。
同様に、横糸531は、縦糸514の上、縦糸515の下を通るので、縦糸514と縦糸515の間で上から下に位置を変える。従って、縦糸514と縦糸515の間隔は、横糸531を通すために、ある程度の間隔が必要である。
同様に、横糸531は、縦糸516の下、縦糸517の上を通るので、縦糸516と縦糸517の間隔は、横糸531を通すために、ある程度の間隔が必要である。
また、横糸531は、縦糸518の上、縦糸519の下を通るので、縦糸518と縦糸519の間隔は、横糸531を通すために、ある程度の間隔が必要である。
一方、横糸531は、縦糸511、縦糸512の下を通るので、縦糸511と縦糸512の間では位置を変えない。従って、縦糸511と縦糸512の間隔には制限が無く、近づけることができる。
同様に、横糸531は、縦糸513、縦糸514の上を通るので、縦糸513と縦糸514の間では位置を変えない。従って、縦糸513と縦糸514の間隔には制限が無く、近づけることができる。
また、横糸531は、縦糸515、縦糸516の下を通るので、縦糸515と縦糸516の間隔には制限が無く、近づけることができる。
また、横糸531は、縦糸517、縦糸518の上を通るので、縦糸517と縦糸518の間隔には制限が無く、近づけることができる。
横糸が縦糸の上側また下側を連続して通る箇所に注目すると、以下のようになる。
横糸531は縦糸511,512の下側、縦糸513,514の上側、縦糸515,516の下側、縦糸517,518の上側を通る。
横糸532は縦糸511,512の上側、縦糸513,514の下側、縦糸515,516の上側、縦糸517,518の下側を通る。
横糸533は縦糸511,512の下側、縦糸513,514の上側、縦糸515,516の下側、縦糸517,518の上側を通る。
横糸534は縦糸512,513の下側、縦糸514,515の上側、縦糸516,517の下側、縦糸518,519の上側を通る。
横糸535は縦糸512,513の上側、縦糸514,515の下側、縦糸516,517の上側、縦糸518,519の下側を通る。
横糸536は縦糸512,513の下側、縦糸514,515の上側、縦糸516,517の下側、縦糸518,519の上側を通る。
横糸537は縦糸513,514の下側、縦糸515,516の上側、縦糸517,518の下側、縦糸519,520の上側を通る。
横糸538は縦糸513,514の上側、縦糸515,516の下側、縦糸517,518の上側、縦糸519,520の下側を通る。
横糸539は縦糸513,514の下側、縦糸515,516の上側、縦糸517,518の下側、縦糸519,520の上側を通る。
横糸540は縦糸514,515の下側、縦糸516,517の上側、縦糸518,519の下側を通る。
縦糸が同じ側を通る箇所では、縦糸間の距離を近づけることができるので、縦糸間の距離に注目すると、以下のようになる。
横糸531,532,533の位置では、縦糸511,512を近づけることができる。また、縦糸513,514を近づけることができる。また、縦糸515,516を近づけることができる。また、縦糸517,518を近づけることができる。
横糸534,535,536の位置では、縦糸512,513を近づけることができる。また、縦糸514,515を近づけることができる。また、縦糸516,517を近づけることができる。また、縦糸518,519を近づけることができる。
横糸537,538,539の位置では、縦糸513,514を近づけることができる。また、縦糸515,516を近づけることができる。また、縦糸517,518を近づけることができる。また、縦糸519,520を近づけることができる。
横糸540の位置では、縦糸514,515を近づけることができる。また、縦糸516,517を近づけることができる。また、縦糸518,519を近づけることができる。
このように構成することにより、縦糸の間隔を近づけることができるので、従来例よりも縦糸を密に配置することができる。即ち、単位長さあたりの縦糸の本数を増やすことができる。
また、縦糸が密に配置された箇所を連続して形成できるので、縦糸が密に配置された箇所の幅を自由に設定することができる。
縦糸に着目してみると、縦糸512は、横糸533の位置では縦糸511と同じ上側にあるので、縦糸511に近い位置にある。横糸534の位置では縦糸513と同じ上側にあるので、縦糸513に近い位置にある。
即ち、縦糸512は、横糸533と横糸534の中間位置で縦糸511の側から縦糸513の側に位置がずれる。
同様に、縦糸513は、横糸536と横糸537の中間位置で縦糸512の側から縦糸514の側に位置がずれる。
同様に、縦糸514は、横糸533と横糸534の中間位置で縦糸513の側から縦糸515の側に位置がずれる。また、横糸539と横糸540の中間位置で縦糸513の側から縦糸515の側に位置がずれる。
このように、横糸3本毎に連続する縦糸を横にずらすように製網することにより、縦糸間の距離が近い密集箇所550を図21の破線で囲んだ領域のように、斜めに形成することができる。この密集箇所550は、Yの方向にメッシュの上端から下端まで連続して形成される。
密集箇所550の角度と幅について計算する。
縦糸を横にずらす縦糸周期をNh2本、縦糸の連続する縦糸連続組をNv2組とすると、縦糸と密集箇所550とが形成する角度である密集箇所角度θ2と、密集箇所550の密集箇所角度θ2に直角な方向の幅である密集箇所幅L2は、以下のように表される。
tanθ2=Pv2/(Nh2×Ph2)
cosθ2=(Nv2×Pv2)/L2
図23に、縦糸周期Nh2を変えた時の、密集箇所角度θ2の計算例を示す。
横糸ピッチPh2と縦糸ピッチPv2は、図19のC3の条件で計算した。横糸ピッチPh2が88μm、縦糸ピッチPv2が118μmでの計算例である。
縦糸周期Nh2を大きくすると、密集箇所角度θ2は小さくなる。図21の縦糸周期3本の状態では、密集箇所角度θ2は24.1°となる。
なお、縦糸周期Nh2は、Y方向の全長に渡って一定である必要はない。例えば、縦糸周期2本と縦糸周期3本を交互に設けることにより、密集箇所角度θを縦糸周期2本の時の33.9°と、縦糸周期3本の時の24.1°の間にすることができる。
このように、縦糸周期を調整することにより、任意の密集箇所角度θ2を実現することができる。
図24に、縦糸周期Nh2と縦糸連続組Nv2を変えた時の、密集箇所幅L2の計算例を示す。
横糸ピッチPh2と縦糸ピッチPv2は、図19のC3の条件で計算した。横糸ピッチPh2が88μm、縦糸ピッチPv2が118μmでの計算例である。
縦糸周期Nh2が3本の場合、縦糸連続組Nv2を15組とすると密集箇所幅L2が1932μm≒1.9mmとなる。
即ち、バス幅が2mmの場合、線径Dv2,Dh2を20μm、縦糸開口幅Wv2,横糸開口幅Whを68μm、縦糸隣接幅Wv3を10μm、縦糸周期Nh2を3本、縦糸連続組Nv2を15組とし、ステンレスメッシュを(24.1+90)°回転させて印刷マスクに貼り付けることにより、バス開口部と密集箇所を一致させて配置することができる。
なお、バス電極開口部と密集箇所幅の位置決め精度を考え、密集箇所幅はバス電極幅よりもやや小さくすることが望ましい。
このように、本発明の実施の形態2によれば、縦糸を部分的に2本が同じ側に来るように製網することにより、部分的に縦糸を密に配置する密集箇所を形成することができる。
また、縦糸が密に配置された箇所を連続して形成できるので、縦糸が密に配置された箇所の幅である密集箇所幅を自由に選択することができる。
また、縦糸を横にずらす縦糸周期と縦糸の連続する縦糸連続組を変えることにより、縦糸と密集箇所とが形成する角度である密集箇所角度θ2を自由に選択することができる。
この密集箇所とバス電極開口部を一致させて配置することにより、バス電極部でグリッド電極部よりも多い本数で糸を並べて製網したスクリーンメッシュを用いてペーストをシリコン等の基板材料に塗布することができ、グリッド電極のペースト使用量を変えずに、バス電極の金属ペースト使用量を減らすことができる。これにより、太陽電池の発電効率を同程度に保ったままで、金属ペーストの使用量を減らすことができる。
本発明の実施の形態2による電極形成方法では、上記の印刷マスクを使用することにより、通例の印刷機を使用しても表バス電極で使用される金属ペーストの使用量を削減することが出来る。このため、本実施の形態によれば、印刷マスクを変更する以外は従来と同様のスクリーン印刷方法により、金属ペーストの使用量削減を得ることが可能となる。また、本発明の実施の形態2による電極形成方法は、比較例の手法に対して、印刷マスクの仕様に変更を加えることで、容易に実施することができる。本発明の実施の形態2による電極形成方法は、太陽電池の受光面側の電極に、特に有用なものである。
本発明の実施の形態2による電極形成方法を用いることにより、バス電極部で前記グリッド電極部よりも多い本数で糸を並べて製網したスクリーンメッシュを用いた印刷マスクを使用することで、グリッド電極での金属ペースト使用量を減らさずにバス電極での金属ペースト使用量を減らすことができる。これにより、太陽電池の発電効率を同程度に保ったままで、太陽電池の製造コストを下げることができる。
また、縦糸が密に配置された箇所を連続して形成できるので、縦糸が密に配置された箇所の幅である密集箇所幅を自由に選択することができる。
また、縦糸を横にずらす縦糸周期と縦糸の連続する縦糸連続組を変えることにより、縦糸と密集箇所とが形成する角度である密集箇所角度を自由に選択することができる。
以上のように、本実施の形態2にかかる太陽電池の製造方法、印刷マスクおよび太陽電池は、太陽電池の低コスト化に有用である。
実施の形態3.
本発明の実施の形態3による太陽電池モジュールについて詳細に説明する。
図25および図26は、本実施の形態3による太陽電池モジュールの製造方法の手順を説明する断面模式図である。図25、図26の上側が受光面側である。
図25は、太陽電池モジュールの設置状態、上側が受光面側となっている状態での図であるが、太陽電池モジュールの組立時は、図25の上下を反転した状態で行う。
まず、透光性基板15の上に透光性樹脂部材16を設置する。その透光性樹脂部材16には、配線付き太陽電池17を設置する。配線付き太陽電池17は、本発明の実施の形態1または実施の形態2を用いて作成した所定の枚数の太陽電池1(図1参照)を並列させて、太陽電池のバス電極と隣り合う太陽電池の裏バス電極とを、半田付き銅線で半田付けして直列に配線接合して形成する。
なお、配線に使用する材料は、半田付き銅線以外にも、導電性のある材料であれば構わない。
配線付き太陽電池17は、各太陽電池1の裏面を上にし、表面を透光性基板15の側にして、透光性樹脂部材16に設置する。
配線付き太陽電池17の上には、さらに透光性樹脂部材16および裏面シート18を設置する。図25には、図の上部から順に、透光性基板15、透光性樹脂部材16、配線付き太陽電池17、透光性樹脂部材16および裏面シート18を重ね合わせた状態を示している。
これらの部材を圧着させた状態で加熱処理を施すことにより、図26に示すように、配線付き太陽電池17が封止された透光性樹脂層19と、透光性基板15と、裏面シート18とが一体化された太陽電池モジュールが作製される。本発明の実施の形態1または実施の形態2の太陽電池用電極の形成方法により形成された電極を備える太陽電池1を用いることで、太陽電池の発電効率を同程度に保ったままで、金属ペーストの使用量を減らすことにより太陽電池の製造コストを下げて、太陽電池モジュールの製造コストを下げることができる。
太陽電池モジュールの作製における加熱および圧着の処理には、ラミネータと称される真空加熱圧着装置を使用することが望ましい。ラミネータは、透光性樹脂部材16や裏面シート18を加熱変形させ、さらにこれらを熱硬化させることにより一体化させるとともに透光性樹脂層19に太陽電池を封止する。
真空加熱圧着装置は、減圧環境下において、各部材を加熱および圧着させる。これにより、透光性基板15および透光性樹脂部材16間、透光性樹脂部材16および配線付き太陽電池17間、配線付き太陽電池17および透光性樹脂部材16間、透光性樹脂部材16および裏面シート18間のいずれについても、空隙や気泡の残留を防ぎ、各部材を均一な圧力で圧着させることができる。
真空加熱圧着装置での加熱および圧着の処理は、200度以下、望ましくは150度から200度の温度下で実施する。加熱および圧着の処理における温度は、透光性樹脂部材16の材質等により適宜変更可能であるものとする。
透光性基板15としては、例えばガラス基板を使用する。透光性基板15は、太陽光を透過可能であれば良く、ガラス以外の材質からなるものとしても良い。透光性樹脂部材16は、エチレンビニルアセテート系、ポリビニルブチラール系、エポキシ系、アクリル系、ウレタン系、オレフィン系、ポリエステル系、シリコン系、ポリスチレン系、ポリカーボネート系およびゴム系等の樹脂のうちの一つあるいは複数を含む。透光性樹脂部材16は、太陽光を透過可能であれば、ここで挙げる以外のいずれの材質を使用するものであっても良いものとする。
裏面シート18としては、ポリエステル系、ポリビニル系、ポリカーボネート系およびポリイミド系等の樹脂のうちの一つあるいは複数からなるシートを使用する。裏面シート18は、太陽電池モジュールの保護に十分な強度、耐湿性および耐候性を有するものであれば、ここで挙げる以外のいずれの材質からなるものであっても良い。裏面シート18は、強度、耐湿性および耐候性を向上させるために、樹脂材料のみならず、金属箔材料を貼り合わせた複合材料からなるものとしても良い。また、裏面シート18は、高い反射率を持つ金属材料や、高い屈折率を持つ透明部材を、蒸着等により樹脂材料に貼り合わせたものとしても良い。
太陽電池モジュールの端面は、ラミネート加工の密着性を向上させ、外部からの水分等の浸入を防ぐために、ゴム系樹脂部材等からなるテープにより保護することとしても良い。ゴム系樹脂部材としては、例えば、ブチルゴム等を使用する。さらに、太陽電池モジュールは、構造体としての取り扱い易さに鑑み、外周を囲うフレームを設けることとしても良い。フレームは、例えば、アルミニウムや、アルミニウム合金等の金属部材を用いて構成する。
本実施の形態1または実施の形態2にかかる電極形成方法により、本実施の形態3は、比較例の手法に大幅な変更を加えること無く、簡便な手法により安価な太陽電池モジュールを得ることができるため、工業上非常に有用である。
1 太陽電池、2 印刷マスク、3 基板材料、4 ステージ、5 金属ペースト、6 マスクフレーム、7 吸引機構、8 スキージ、9 スクリーンメッシュ、10 感光性乳剤、11 縦糸、12 横糸、13 外縁側面、14 余白、15 透光性基板、16 透光性樹脂部材、17 配線付き太陽電池、18 裏面シート、19 透光性樹脂層、20 開口部、21 グリッド電極、22 バス電極、23 裏アルミ電極、24 裏バス電極、31 p型シリコン基板、32 n層、33 反射防止膜、41 グリッド電極開口部、42 バス電極開口部、111〜120 縦糸、131〜140 横糸、150 密集箇所、161 縦糸113の横糸132と横糸133との中間位置、162 縦糸114の横糸135と横糸136との中間位置、163 縦糸115の横糸138と横糸139との中間位置、401,402 縦糸、403,404 横糸、441,442,443,444 縦糸、445,446 横糸、501 スクリーンメッシュ、511〜520 縦糸、531〜540 横糸、550 密集箇所、Dv1 縦糸線径、Wv1 縦糸開口幅、Pv1 縦糸ピッチ、Dh1 横糸線径、Wh1 横糸開口幅、Ph1 横糸ピッチ、Dv2 縦糸線径、Wv2 縦糸開口幅、Wv3 縦糸隣接幅、Pv2 縦糸ピッチ、Dh2 横糸線径、Wh2 横糸開口幅、Ph2 横糸ピッチ、Nh2 縦糸周期、Nv2 縦糸連続組、θ2 密集箇所角度、L2 密集箇所幅。

Claims (6)

  1. バス電極部とグリッド電極部とを有する電極形状に対応した印刷マスクを介して、電極材料である導電性材料を含むペーストを基板の電極形成面に塗布するスクリーン印刷工程を含む太陽電池の製造方法であって、
    前記スクリーン印刷工程は、前記バス電極部で前記グリッド電極部よりも糸を密に配置して製網したスクリーンメッシュを用いた前記印刷マスクを使用し、前記ペーストを塗布する工程を含むことを特徴とする太陽電池の製造方法。
  2. 前記スクリーンメッシュの縦糸と横糸を交互に上下に製網し、部分的に前記縦糸を上側または下側の同じ側に複数本連続して位置させ、前記縦糸の連続する前記横糸の位置を順にずらすことにより、前記縦糸の連続する密集箇所を斜めに形成するとともに、前記密集箇所に合わせてバス電極パターンを配して形成する前記印刷マスクを使用することを特徴とする請求項1に記載の太陽電池の製造方法。
  3. 前記縦糸が同じ側に連続する本数を2本とする前記印刷マスクを使用することを特徴とする請求項2に記載の太陽電池の製造方法。
  4. 電極材料である導電性材料を含むペーストを基板の電極形成面に塗布する際に使用する印刷マスクであって、
    前記ペーストを保持するためのスクリーンメッシュが、バス電極部でグリッド電極部よりも糸を密に配置して製網したことを特徴とする印刷マスク。
  5. 縦糸と横糸が交互に上下に製網される前記スクリーンメッシュを有する前記印刷マスクにおいて、部分的に前記縦糸を上側または下側の同じ側に複数本連続して位置させ、前記縦糸の連続する前記横糸の位置を順にずらすことにより、前記縦糸の連続する密集箇所を斜めに形成するとともに、前記密集箇所に合わせてバス電極パターンを配することを特徴とする請求項4に記載の印刷マスク。
  6. 前記縦糸が同じ側に連続する本数を2本とすることを特徴とする請求項5に記載の印刷マスク。
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