JP2013247951A - コーンへの冷菓収納装置、及びコーンへの冷菓収納方法 - Google Patents

コーンへの冷菓収納装置、及びコーンへの冷菓収納方法 Download PDF

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Abstract

【課題】アイスクリームやソフトクリーム等の冷菓を、コーンの隅々、特に、コーンの下端狭窄部にまで容易に充填させることが可能なコーンへの冷菓収納装置、及びコーンへの冷菓収納方法を提供する。
【解決手段】冷菓収納コーンを挿着可能な孔部を天板に有する箱体と、箱体の内部空間の空気を加熱する加熱手段と、を備える冷菓収納コーンへの冷菓収納装置とした。また、冷菓収納コーンを加熱して冷菓収納コーンを帯熱させ、帯熱した冷菓収納コーンに冷菓を収納することにより、冷菓収納コーンの下端狭窄部まで冷菓を充填させるコーンへの冷菓収納方法とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、コーンへの冷菓収納装置、及びコーンへの冷菓収納方法に関する。
従来、アイスクリームやソフトクリーム等の冷菓を、客の注文に応じ、店頭でコーンに収納させて販売することがなされている。
アイスクリームやソフトクリーム等の冷菓をコーンへ収納させる際には、比較的固いものであればディッパーやスクーパー等が用いられ、ソフトクリーム等の流動性を有するものであれば専用の分配装置が用いられるのが通常である。
例えば、ソフトクリーム等の流動性を有する冷菓をコーンへ収納させるための装置として、特許文献1,2に開示されるような分配装置が提案されている。
特許文献1,2に開示されるような分配装置を含め、アイスクリームやソフトクリーム等の冷菓をコーンへ収納させるための分配装置は、一般に、アイスクリームやソフトクリーム等を押圧手段により押圧して押し出し口から下方に押し出し、押し出し口の下方に構えたコーンの内部へ収納させるよう構成されている。
特開平8−70783号公報 特開2003−61587号公報
しかしながら、上記のような分配装置は、アイスクリームやソフトクリーム等の冷菓を押圧手段により押圧して押し出し口から下方に押し出す機能を有するのみである。従って、コーンの形状が下方に向かってテーパー状となっている場合、押し出し口から押し出されたアイスクリームやソフトクリーム等をコーンの下端狭窄部まで万遍なく充填できるかどうかは、装置の使用者の技量によるところが大きい。その結果、アイスクリームやソフトクリーム等のコーンへの充填量には、分配装置の使用者によるばらつきが生じやすく、充填量不足による客の不満が発生する可能性があった。また、ディッパーやスクーパー等を用いた冷菓のコーンへの充填に関しても、同様に、充填量のばらつきや充填量不足が生じ易いものであった。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、アイスクリームやソフトクリーム等の冷菓を、コーンの隅々、特に、コーンの下端狭窄部にまで容易に充填させることが可能なコーンへの冷菓収納装置、及びコーンへの冷菓収納方法を提供することを目的とする。
(1)本発明のコーンへの冷菓収納装置は、冷菓収納コーンを挿着可能な孔部を天板に有する箱体と、箱体の内部空間の空気を加熱する加熱手段と、を備えることを特徴とする。
(2)本発明のコーンへの冷菓収納装置は、冷菓収納コーンのコーン外表面に当接して冷菓収納コーンを保持すると共に、冷菓収納コーンを加熱する外部加熱体と、外部加熱体を挿着可能な孔部を天板に有する箱体と、箱体の内部空間の空気を加熱する加熱手段と、を備えることを特徴とする。
(3)また、上記(2)に記載のコーンへの冷菓収納装置は、外部加熱体の下端部の熱伝導率は、外部加熱体の他の部分の熱伝導率よりも低いことを特徴とする。
(4)また、上記(2)または(3)に記載のコーンへの冷菓収納装置は、外部加熱体は、上端開口部にフランジを有することを特徴とする。
(5)また、上記(2)〜(4)のいずれかに記載のコーンへの冷菓収納装置は、外部加熱体は、本体にメッシュ構造を有することを特徴とする。
(6)また、上記(2)〜(5)のいずれかに記載のコーンへの冷菓収納装置は、冷菓収納コーンのコーン内表面に当接して冷菓収納コーンを加熱する内部加熱体を更に備えることを特徴とする。
(7)また、上記(6)に記載のコーンへの冷菓収納装置は、内部加熱体の下端部の熱伝導率は、内部加熱体の他の部分の熱伝導率よりも低いことを特徴とする。
(8)また、上記(6)または(7)に記載のコーンへの冷菓収納装置は、内部加熱体は、上面の周縁にフランジを有することを特徴とする。
(9)また、上記(1)〜(8)のいずれかに記載のコーンへの冷菓収納装置は、孔部を塞ぐための蓋を備えることを特徴とする。
(10)また、上記(9)に記載のコーンへの冷菓収納装置は、箱体の内部空間の熱気を排出して内部空間の温度を自在に調整するための換気手段を備えることを特徴とする。
(11)本発明のコーンへの冷菓収納方法は、冷菓収納コーンを加熱して冷菓収納コーンを帯熱させ、帯熱した冷菓収納コーンに冷菓を収納することにより、冷菓収納コーンの下端狭窄部まで冷菓を充填させることを特徴とする。
(12)また、上記(11)に記載のコーンへの冷菓収納方法は、冷菓収納コーンを帯熱させるに際し、冷菓収納コーンの下端部の帯熱温度を、下端部以外の帯熱温度よりも低くすることを特徴とする。
本発明によるコーンへの冷菓収納装置、及びコーンへの冷菓収納方法によれば、アイスクリームやソフトクリーム等の冷菓を、コーンの隅々、特に、コーンの下端狭窄部にまで容易に充填させることができる。
コーンへの冷菓収納装置の外観を示す斜視図。 コーンへの冷菓収納装置の内部構成を示す断面図。 外部加熱体の構成を示す斜視図。 外部加熱体の構成を示す斜視図。 外部加熱体の構成を示す斜視図。 外部加熱体の構成を示す斜視図。 冷菓が冷菓収納コーンの内部に収納される様子を示す断面図。 冷菓が冷菓収納コーンの内部に収納される様子を示す断面図。 コーンへの冷菓収納装置の他の実施例を示す斜視図。 コーンへの冷菓収納装置の他の実施例を示す斜視図。 コーンへの冷菓収納装置の他の実施例を示す斜視図。 コーンへの冷菓収納装置の他の実施例を示す斜視図。 コーンへの冷菓収納装置の他の実施例を示す斜視図。 コーンへの冷菓収納装置の他の実施例を示す斜視図。 コーンへの冷菓収納方法の工程を示すフロー図。 コーンへの冷菓収納方法の工程を示すフロー図。 コーンへの冷菓収納方法の工程を示すフロー図。 コーンへの冷菓収納方法の工程を示すフロー図。 コーンへの冷菓収納装置の変形例を示す斜視図。 変形例に係る冷菓収納装置の上部を示す断面概略図。
以下、本発明について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本明細書における上下方向は、通常の方法で冷菓収納コーンに冷菓を収納して使用する場合を想定しており、冷菓収納コーンの開口部を上方向としている。従って、図1〜8において図示される方向が、実際の上下方向とみなして良い。
図1〜4は、本発明によるコーンへの冷菓収納装置1の構成を示した図である。図1は、コーンへの冷菓収納装置1の外観を示した斜視図であり、図2は、コーンへの冷菓収納装置1の内部構成を示した断面図である。図3および図4は、コーンへの冷菓収納装置1が備える外部加熱体の構成を示した斜視図である。
なお、図1、及び図9〜図14における冷菓収納装置1,1a,1b,1cおいては、後述する外部加熱体20,120,220,320を介して冷菓収納コーンC20,C120を冷菓収納装置1に挿着しているが、冷菓収納コーンC20,C120をそのまま冷菓収納装置1,1a,1b,1cに挿着してもよい。また、以下の説明においては、外部加熱体20,120,220,320を挿着した状態について示しているが、冷菓収納コーンC20,C120をそのまま冷菓収納装置1に挿着した場合であっても、冷菓収納コーンC20,C120が加熱されて同様の効果を奏することは当然である。
本発明によるコーンへの冷菓収納装置1は、冷菓収納コーンC20,C120を加熱して所定の温度に帯熱させ、帯熱した冷菓収納コーンC20,C120にアイスクリームやソフトクリーム等の冷菓を収納して、冷菓収納コーンC20,C120のコーン内表面C20a,C120aに接触した冷菓を熱により部分的に軟らかくすることにより、冷菓収納コーンC20,C120の下端狭窄部C20b,C120bまで冷菓を充填できるよう構成されたものである。
コーンへの冷菓収納装置1は、箱体30と、箱体30の内部空間30aの空気を加熱するための加熱手段40と、冷菓収納コーンC20,C120を保持すると共に、冷菓収納コーンC20,C120をコーン外表面C20c,C120cから加熱するための外部加熱体20,120とを備えている。
加熱手段40は、箱体30の内部に設けられている。加熱手段40は、発熱体41と、発熱体41で加熱された空気を箱体30の内部空間30aで循環させるためのファン42と、箱体30の内部空間30aの空気の温度を測定するための温度センサ43と、温度センサ43で測定された温度に基づき、発熱体41およびファン42の動作を制御するための制御部44とを備えている。制御部44は、箱体30の外部に設けられた操作手段50に電気的に接続されている。操作手段50によって制御部44を操作し、箱体30の内部空間30aの空気の温度や加熱時間等を任意に設定することができる。
箱体30上面の天板31には複数の孔部32が形成されており、外部加熱体20,120を孔部32に装着して、加熱手段40により外部加熱体20,120を加熱することを可能としている。なお、箱体30の内部空間30aの空気の温度を安定させるために、箱体30には、孔部32を除く面に断熱材を設けることが好ましい。
図3は、外部加熱体の例を示したものである。外部加熱体の内部形状は、使用する冷菓収納コーンの外形の形状に嵌合する形状としている。ここでは、主にソフトクリームの収納に用いられる冷菓収納コーンC20の加熱に適した外部加熱体20と、主に固形状のアイスクリームやシャーベット等の収納に用いられる冷菓収納コーンC120の加熱に適した外部加熱体120とを例示している。冷菓収納コーンC20および冷菓収納コーンC120は共に下方に向けてテーパー状の形状となっており、下端狭窄部C20b,C120bを有している。なお、外部加熱体の形状は使用する冷菓収納コーンの形状に合わせて適宜変更可能であり、ここで示した形状に限定されない。
外部加熱体20,120の本体26,126は、冷菓収納コーンC20,C120のコーン外表面C20c,C120cの形状と嵌合して、冷菓収納コーンC20,C120を内部に保持できる形状としている。外部加熱体20,120の本体26,126の上端開口部21,121の周縁にはフランジ22,122が形成されている。ここで、外部加熱体20,120の上端開口部21,121の外径R21,R121は孔部32の直径Rよりも小さく、フランジ22,122の外周縁の直径R22,R122は孔部32の直径Rよりも大きくしている。孔部32および外部加熱体20,120をこのような構成とすることにより、外部加熱体20,120を孔部32へ挿入することにより、フランジ22,122を孔部32の周縁部32aに掛けた状態で、外部加熱体20,120を孔部32に容易に装着することができる。また、フランジ22,122には、フランジ22,122面の上方に向けて取手23,123が形成されており、外部加熱体20,120の取り扱いを容易としている。
外部加熱体20,120は、冷菓収納コーンC20,C120を内部に保持した状態で、箱体30の孔部32に挿着することができる。この時、冷菓収納コーンC20,C120のコーン外表面C20c,C120cは、外部加熱体20,120の本体26,126の外部加熱体内表面25,125に当接した状態となっており、加熱手段40で加熱された箱体30の内部空間30aの空気の熱は、外部加熱体20,120を介して冷菓収納コーンC20,C120のコーン外表面C20c,C120cに伝えられる。このようにして、本発明の冷菓収納装置1によれば、冷菓収納コーンC20,C120を容易に帯熱させることができる。そして、帯熱した冷菓収納コーンC20,C120に冷菓を収納することにより、冷菓収納コーンC20,C120の下端狭窄部C20b,C120bまで冷菓を充填させることができる。
外部加熱体20,120に用いる材料は特に限定されないが、金属等、できるだけ熱伝導率の高い材料を用いるのが良い。また、外部加熱体20,120の下端部24,124の熱伝導率、例えば、本体26,126の下部10分の1〜3分の1程度の熱伝導率は、外部加熱体20,120の他の部分の熱伝導率よりも低く構成することが好ましい。この場合、例えば、下端部24,124のみを、下端部24,124以外の部分の材料の熱伝導率よりも低い熱伝導率を有する材料で構成すれば良い。或いは、下端部24,124のみを、断熱材で被覆しても良い。このように、外部加熱体20,120の下端部24,124の熱伝導率を低くすることにより、冷菓収納コーンC20,C120の下端部C20d,C120dの温度上昇を抑え、下端狭窄部C20b,C120bに充填された冷菓が熱により溶けることを防ぐことができる。
図4は、外部加熱体の他の例による構成を示した斜視図である。ここで示される外部加熱体220,320は、上記外部加熱体20,120の本体26,126の一部をメッシュ構造とした構成としており、外部加熱体20,120の場合と同様、内部に冷菓収納コーンC20,C120を保持すると共に、箱体30の孔部32に挿着して、内部に冷菓収納コーンC20,C120を加熱することが可能である。外部加熱体220は冷菓収納コーンC20を保持して加熱するのに適しており、外部加熱体320は冷菓収納コーンC120を保持して加熱するのに適している。
外部加熱体220,320の本体226,326は、冷菓収納コーンC20,C120のコーン外表面C20c,C120cの形状と嵌合して、冷菓収納コーンC20,C120を保持できる形状としている。そして、本体226,326の下端部224,324以外、すなわち、本体226,326の上部3分の2〜10分の9程度は、メッシュ構造としたメッシュ体228,328としている。本体226,326の上端開口部221,321の周縁にはフランジ222,322が形成されている。ここで、外部加熱体220,320の上端開口部221,321の外径R221,R321は箱体30の孔部32の直径Rよりも小さく、フランジ222,322の外周縁の直径R222,R322は孔部32の直径Rよりも大きくしている。外部加熱体220,320をこのような構成とすることにより、外部加熱体220,320を孔部32へ挿入することにより、フランジ222,322を孔部32の周縁部32aに掛けた状態で、外部加熱体220,320を孔部32に容易に装着することができる。また、フランジ222,322には、フランジ222,322面の上方に向けて取手223,323が形成されており、外部加熱体220,320の取り扱いを容易としている。
外部加熱体220,320は、冷菓収納コーンC20,C120を内部に保持した状態で、箱体30の孔部32に挿着することができる。この時、冷菓収納コーンC20,C120のコーン外表面C20c,C120cは、外部加熱体220,320の本体226,326の外部加熱体内表面225,325に当接した状態となっており、加熱手段40で加熱された箱体30内部の空気の熱は、外部加熱体220,320を介して冷菓収納コーンC20,C120のコーン外表面C20c,C120cに伝えられる。
外部加熱体220,320では、本体226,326の一部をメッシュ構造としたことにより、加熱手段40により加熱された箱体30の内部空間30aの空気を、冷菓収納コーンC20,C120のコーン外表面C20c,C120cに対して直接作用させることができる。その結果、外部加熱体220,320を用いた場合は、冷菓収納コーンC20,C120を乾燥させてパリパリとした食感を高めることができる。当然のことながら、本発明の冷菓収納装置1によれば、外部加熱体220,320を用いた場合であっても冷菓収納コーンC20,C120を容易に帯熱させることができる。そして、帯熱した冷菓収納コーンC20,C120に冷菓を収納することにより、冷菓収納コーンC20,C120の下端狭窄部C20b,C120bまで冷菓を充填させることができる。
外部加熱体220,320に用いる材料は特に限定されないが、メッシュ体228,328には金属等のできるだけ熱伝導率の高い材料を用いるのが良い。また、外部加熱体220,320の下端部224,324の熱伝導率は、外部加熱体20,120の他の部分の熱伝導率、すなわち、メッシュ体228,328の熱伝導率よりも低く構成することが好ましい。この場合、例えば、下端部224,324を、メッシュ体228,328の熱伝導率よりも低い熱伝導率を有する材料で構成すれば良い。或いは、下端部224,324のみを、断熱材で被覆しても良い。このように、外部加熱体220,320の下端部224,324の熱伝導率を低くすることにより、冷菓収納コーンC20,C120の下端部C20d,C120dの温度上昇を抑え、下端狭窄部C20b,C120bに充填された冷菓が熱により溶けることを防ぐことができる。
なお、メッシュ体228,328のメッシュ構造を大きくしたり、メッシュ体228,328を構成する材料を細くしたりすることにより、メッシュ体228,328が有する開口面積の合計を大きくした場合は、より多くの加熱された空気を冷菓収納コーンC20,C120のコーン外表面C20c,C120cへ作用させることができるため、それほど熱伝導率の高くない耐熱性のプラスチック等を用いることもできる。
また、本発明の冷菓収納装置1は、図5,6に示すような内部加熱体60,160,260,360を備えても良い。内部加熱体60,260は、冷菓収納コーンC20の内部形状と嵌合する形状としており、冷菓収納コーンC20を加熱するのに適している。内部加熱体160,360は、冷菓収納コーンC120の内部形状と嵌合する形状としており、冷菓収納コーンC120を加熱するのに適している。内部加熱体60,160,260,360を予め加熱しておき、冷菓収納コーンC20,C120の内部へ内部加熱体60,160,260,360を挿入して嵌合させることにより、内部加熱体60,160,260,360の本体61,161,261,361の本体表面61b,161b,261b,361bと冷菓収納コーンC20,C120のコーン内表面C20a,C120aとが当接し、冷菓収納コーンC20,C120を内部から加熱することができる。
図5に示す内部加熱体60,160の本体61,161は下方に向けてテーパ状の形状としており、冷菓収納コーンC20,C120の内部形状と嵌合させることができる。本体61,161の上面61a,161aには上方に向けて柄62,162が形成されており、内部加熱体60,160の取り扱いを容易としている。
内部加熱体60,160は、箱体30の孔部32に挿着した外部加熱体20,120または外部加熱体220,320に挿入した状態で、加熱手段40によって加熱することができる。特に、メッシュ構造を有する外部加熱体220,320を用いた場合は、外部加熱体220,320と内部加熱体60,160との間に隙間が生じても、内部加熱体60,160を効率的に加熱することができる。
冷菓収納コーンC20,C120を加熱する際は、箱体30の孔部32に挿着した外部加熱体20,120または外部加熱体220,320に挿入した状態で予め加熱した内部加熱体60,160を一端取り外し、外部加熱体20,120または外部加熱体220,320に冷菓収納コーンC20,C120を挿入し、冷菓収納コーンC20,C120へ内部加熱体60,160を挿入すれば良い。このようにして、外部加熱体20,120または外部加熱体220,320、および内部加熱体60,160を同時に用いれば、冷菓収納コーンC20,C120を内外から同時に加熱することができ、効率的に帯熱させることができる。
図6に示す内部加熱体260,360の本体261,361は下方に向けてテーパ状の形状としており、冷菓収納コーンC20,C120の内部形状と嵌合させることができる。本体261,361の上面261a,361aには上方に向けて柄262,362が形成されており、内部加熱体260,360の取り扱いを容易としている。また、本体261,361の上面261a,361aの周縁にはフランジ222,322が形成されている。フランジ22,122により、内部加熱体260,360は、箱体30の孔部32の周縁部32aに掛けた状態で孔部32に挿着することが可能となり、外部加熱体20,120または外部加熱体220,320に挿入しなくとも単独で加熱することができる。
内部加熱体60,160,260,360に用いる材料は特に限定されないが、金属等、できるだけ熱伝導率の高い材料を用いるのが良い。また、内部加熱体60,160,260,360の下端部63,163,263,363の熱伝導率、例えば、本体61,161,261,361の下部10分の1〜3分の1程度の熱伝導率は、内部加熱体60,160,260,360の他の部分の熱伝導率よりも低く構成することが好ましい。この場合、例えば、下端部63,163,263,363のみを、下端部63,163,263,363以外の部分の材料の熱伝導率よりも低い熱伝導率を有する材料で構成すれば良い。或いは、下端部63,163,263,363のみを、断熱材で被覆しても良い。このように、内部加熱体60,160,260,360の下端部63,163,263,363の熱伝導率を低くすることにより、冷菓収納コーンC20,C120の下端部C20d,C120dの温度上昇を抑え、下端狭窄部C20b,C120bに充填された冷菓が熱により溶けることを防ぐことができる。
図7および図8は、アイスクリームI1〜I3やソフトクリームS等の冷菓が、冷菓収納コーンC20,C120の内部に収納される様子を示した図である。
図7に示すように、ディッパー等を用いてすくい取られたアイスクリームI1〜I3は、冷菓収納コーンC120に収納される。図7(a)で示される段階の冷菓収納コーンC120は、外部加熱体120,320や内部加熱体160,360で予め加熱されており、帯熱した状態となっている。図7(b)に示すように、冷菓収納コーンC120に収納されたばかりのアイスクリームI1は下端狭窄部C120bまで充填されておらず、下端狭窄部C120bとアイスクリームI1との間に空隙を生じている。その後、冷菓収納コーンC120のコーン内表面C120aに接触したアイスクリームI1は帯熱した冷菓収納コーンC120から熱を奪って軟らかくなるため、図7(c)に示すように、下端狭窄部C120bまでアイスクリームI1が充填される。ここで、冷菓収納コーンC120の下端部C120dの帯熱温度を、下端部C120d以外の耐熱温度よりも低くしておくことにより、下端狭窄部C120bまで充填されたアイスクリームI1が熱により溶けてしまうことを防ぐことができる。冷菓収納コーンC120の容量に余裕がある場合は、アイスクリームI2をアイスクリームI1の上に重ねて冷菓収納コーンC120に収納しても良い。また、好みに応じて、アイスクリームI2の上に、更にアイスクリームI3を重ねても良い。
図8に示すように、ソフトクリーム製造器のソフトクリームの排出口500から排出されたソフトクリームSは、排出口500の下方に構えた冷菓収納コーンC20の内部に収納される。図8(a)で示される段階の冷菓収納コーンC20は、外部加熱体20,220や内部加熱体60,260で予め加熱されており、帯熱した状態となっている。図8(b)に示すように、冷菓収納コーンC20に収納されたばかりのソフトクリームSは下端狭窄部C20bまで充填されておらず、下端狭窄部C20bとソフトクリームSとの間に空隙を生じている。その後、冷菓収納コーンC20のコーン内表面C20aに接触したソフトクリームSは帯熱した冷菓収納コーンC20から熱を奪って軟らかくなるため、図8(c)に示すように、下端狭窄部C20bまでソフトクリームSが充填される。ここで、冷菓収納コーンC20の下端部C20dの帯熱温度を、下端部C20d以外の帯熱温度よりも低くしておくことにより、下端狭窄部C20bまで充填されたソフトクリームSが熱により溶けてしまうことを防ぐことができる。
以下、冷菓収納装置の他の実施例について説明する。なお、以下の説明において、上述した実施例と同一の構成については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図9に示す冷菓収納装置1aは、天板31上面の一側縁に設けた蝶番401を介して開閉自在に取り付けられた矩形板状の蓋402を備えている。蓋402の大きさは、天板31の大きさと略同一としている。蓋402の上面には、蓋402の開閉時に取っ手として機能する把手403を設けている。また、蓋402上面には枢支部404に枢支されて回動自在に取り付けられた脚405を設けている。脚405の長さは天板31の高さと略同一としており、脚405は蓋402を開いた際に蓋402を支持するための支持体として機能する。
冷菓収納装置1aによれば、箱体30の内部空間30aの空気を加熱する際、蓋402を閉じることにより箱体30の孔部32を塞ぐことができるため、加熱された内部空間30aの空気が外気と置換されて熱が逃げることを防止することができる。
図10および図11に示す冷菓収納装置1bは、更に、軸部411に軸支されて回転自在とした円盤体412を蓋402の上面に備えている。円盤体412は軸部411から同一距離の位置に形成した複数の空気流通孔413を有している。一方、蓋402および天板31にも円盤体412の空気流通孔413に対応した位置に空気流通孔414および空気流通孔415をそれぞれ形成しており、蓋402を閉じた際、蓋402の空気流通孔414および天板31の空気流通孔415が連通するよう構成されている。なお、円盤体412の空気流通孔413、蓋402の空気流通孔414および天板31の空気流通孔415の径の大きさは略同一としている。
従って、円盤体412を回転させることにより、円盤体412の空気流通孔413、蓋402の空気流通孔414および天板31の空気流通孔415を全て連通させて箱体30の内部空間30aの熱気を排出可能とした状態(図11)と、連通した蓋402の空気流通孔414および天板31の空気流通孔415を円盤体412の非開口部で塞いだ状態(図10(a))とを切り換え、箱体30の内部空間30aの温度を自在に調整することができる。すなわち、図10および図11に示す冷菓収納装置1bは、回転自在の円盤体412の空気流通孔413、蓋402の空気流通孔414および天板31の空気流通孔415により換気手段を構成しており、箱体30の内部空間30aの温度を手動で自在に調整することができる。
図12〜14に示す冷菓収納装置1cは、天板31上面の対向する側縁に設けた一対のガイド部421,421、および一対のガイド部421,421に沿って天板31上面をスライド自在とした蓋422を備えている。蓋422には、複数の孔部32に対応させた位置に空気流通孔423を設けている。従って、蓋422をスライドさせることにより、天板31の孔部32と蓋422の空気流通孔423とを連通させて箱体30の内部空間30aの熱気を排出可能とした状態(図13(a))と、孔部32を蓋422の非開口部で塞いだ状態(図13(b))とを切り換え、内部空間30aの温度を自在に調整することができる。すなわち、図12〜14に示す冷菓収納装置1cは、スライド自在の蓋422の空気流通孔423および天板31の孔部32により換気手段を構成しており、箱体30の内部空間30aの温度を手動で自在に調整することができる。なお、蓋422には把手424を設け、スライド操作を容易としている。
天板31の孔部32および蓋422の空気流通孔423の径の大きさは略同一としている。従って、図14に示すように、冷菓収納装置1cによれば、蓋422を取り外すことなく、連通させた天板31の孔部32と蓋422の空気流通孔423に、外部加熱体20,120や本図に図示しない外部加熱体220,320を挿着することができる。
以下、コーンへの冷菓収納方法について、図15のフロー図に沿って説明する。図15のフローは、外部加熱体20,120,220,320を用いて冷菓収納コーンC20,C120を帯熱させ、帯熱した冷菓収納コーンC20,C120に冷菓を収納する場合の実施例を示している。
ステップS10において、冷菓収納装置1,1a,1b,1cの操作手段50を操作して電源を入れ、発熱体41に通電して同発熱体41を加熱すると共にファン42を回転させ、箱体30の内部空間30aの空気を加熱する。この時、回転自在の円盤体412を備える冷菓収納装置1bを用いる場合は円盤体412を回転させ、また、スライド自在の蓋422を備える冷菓収納装置1cを用いる場合は蓋422をスライドさせて、箱体30内部空間30aの空気の温度を調整する。
ステップS11において、外部加熱体20,120,220,320を箱体30の孔部32に挿着し、外部加熱体20,120,220,320を加熱する。ここで、後述の帯熱工程において冷菓収納コーンC20を帯熱させる場合は外部加熱体20または外部加熱体220を箱体30の孔部32に挿着し、帯熱工程において冷菓収納コーンC120を帯熱させる場合は外部加熱体120または外部加熱体320を箱体30の孔部32に挿着すれば良い。
以上のステップS10,S11の工程により、外部加熱体20,120,220,320をあらかじめ加熱するための予熱工程が構成されている。
ステップS12において、冷菓収納コーンC20を外部加熱体20もしくは外部加熱体220に挿入するか、または冷菓収納コーンC120を外部加熱体120もしくは外部加熱体320に挿入することにより、冷菓収納コーンC20または冷菓収納コーンC120を帯熱させる。
このステップS12の工程により、本実施例における帯熱工程が構成されている。
ステップS13において、冷菓収納コーンC20,C120を外部加熱体20,120,220,320から取り出し、ステップS14において、冷菓収納コーンC20,C120の内部に冷菓を投下する。冷菓は帯熱した冷菓収納コーンC20,C120の熱により部分的に軟らかくなり、冷菓収納コーンC20,C120の下端部C20d,C120dまで充填される。なお、ここで冷菓収納コーンC20,C120への冷菓の充填が充分でない場合は、箱体30の孔部32に装着した外部加熱体20,120,220,320に冷菓収納コーンC20,C120を再び挿入し、更に熱を加えて冷菓を軟らかくしても良い。
以上のステップS13,S14の工程により、本実施例における充填工程が構成されている。
ステップS15において、更に冷菓を冷菓収納コーンC20,C120へ収納する場合は、ステップS12に戻って上述した各ステップを実行する。一方、冷菓収納コーンC20,C120への冷菓収納作業を継続しない場合は、全ての工程を終了する。
コーンへの冷菓収納方法の他の方法について、図16のフロー図に沿って説明する。図16のフローは、外部加熱体20,120,220,320および内部加熱体260,360を用いて冷菓収納コーンC20,C120を帯熱させ、帯熱した冷菓収納コーンC20,C120に冷菓を収納する場合の実施例を示している。
ステップS20において、冷菓収納装置1,1a,1b,1cの操作手段50を操作して電源を入れ、発熱体41に通電して同発熱体41を加熱すると共にファン42を回転させ、箱体30の内部空間30aの空気を加熱する。この時、回転自在の円盤体412を備える冷菓収納装置1bを用いる場合は円盤体412を回転させ、また、スライド自在の蓋422を備える冷菓収納装置1cを用いる場合は蓋422をスライドさせて、箱体30内部空間30aの空気の温度を調整する。
ステップS21において、外部加熱体20,120,220,320を箱体30の孔部32に挿着し、外部加熱体20,120,220,320を加熱する。ここで、後述の帯熱工程において冷菓収納コーンC20を帯熱させる場合は外部加熱体20または外部加熱体220を箱体30の孔部32に挿着し、帯熱工程において冷菓収納コーンC120を帯熱させる場合は外部加熱体120または外部加熱体320を箱体30の孔部32に挿着すれば良い。
ステップS22において、内部加熱体260,360を箱体30の孔部32に挿着し、内部加熱体260,360を加熱する。ここで、後述の帯熱工程において冷菓収納コーンC20を帯熱させる場合は内部加熱体260を箱体30の孔部32に挿着し、帯熱工程において冷菓収納コーンC120を帯熱させる場合は内部加熱体360を箱体30の孔部32に挿着すれば良い。
以上のステップS20〜S22の工程により、外部加熱体20,120,220,320および内部加熱体260,360をあらかじめ加熱するための予熱工程が構成されている。
ステップS23において、冷菓収納コーンC20を外部加熱体20もしくは外部加熱体220に挿入するか、または冷菓収納コーンC120を外部加熱体120もしくは外部加熱体320に挿入する。
ステップS24において、内部加熱体260を冷菓収納コーンC20の内部に挿入するか、または内部加熱体360を冷菓収納コーンC120の内部に挿入する。
以上のステップS23,S24の工程により、本実施例における帯熱工程が構成されている。本実施例によれば、冷菓収納コーンC20は外部加熱体20または外部加熱体220と内部加熱体260とに挟まれた状態となり、一方、冷菓収納コーンC120は外部加熱体120または外部加熱体320と内部加熱体360とに挟まれた状態となるため、冷菓収納コーンC20,C120を効率よく加熱して帯熱させることができる。
ステップS25において、内部加熱体260,360を、冷菓収納コーンC20,C120から取り出す。
ステップS26において、冷菓収納コーンC20,C120を外部加熱体20,120,220,320から取り出し、ステップS27において、冷菓収納コーンC20,C120の内部に冷菓を投下する。冷菓は帯熱した冷菓収納コーンC20,C120の熱により部分的に軟らかくなり、冷菓収納コーンC20,C120の下端部C20d,C120dまで充填される。なお、ここで冷菓収納コーンC20,C120への冷菓の充填が充分でない場合は、箱体30の孔部32に装着した外部加熱体20,120,220,320に冷菓収納コーンC20,C120を再び挿入し、更に熱を加えて冷菓を軟らかくしても良い。
以上のステップS23〜27の工程により、本実施例における充填工程が構成されている。
ステップS28において、更に冷菓を冷菓収納コーンC20,C120へ収納する場合は、ステップS22に戻って上述した各ステップを実行する。一方、冷菓収納コーンC20,C120への冷菓収納作業を継続しない場合は、全ての工程を終了する。
コーンへの冷菓収納方法の更に他の方法について、図17のフロー図に沿って説明する。図17のフローは、外部加熱体20,120,220,320および内部加熱体60,160を用いて冷菓収納コーンC20,C120を帯熱させ、帯熱した冷菓収納コーンC20,C120に冷菓を収納する場合の実施例を示している。
ステップS30において、冷菓収納装置1,1a,1b,1cの操作手段50を操作して電源を入れ、発熱体41に通電して同発熱体41を加熱すると共にファン42を回転させ、箱体30の内部空間30aの空気を加熱する。この時、回転自在の円盤体412を備える冷菓収納装置1bを用いる場合は円盤体412を回転させ、また、スライド自在の蓋422を備える冷菓収納装置1cを用いる場合は蓋422をスライドさせて、箱体30内部空間30aの空気の温度を調整する。
ステップS31において、外部加熱体20,120,220,320を箱体30の孔部32に挿着し、外部加熱体20,120,220,320を加熱する。ここで、後述の帯熱工程において冷菓収納コーンC20を帯熱させる場合は外部加熱体20または外部加熱体220を箱体30の孔部32に挿着し、帯熱工程において冷菓収納コーンC120を帯熱させる場合は外部加熱体120または外部加熱体320を箱体30の孔部32に挿着すれば良い。
ステップS32において、内部加熱体60を外部加熱体20もしくは外部加熱体220に挿着するか、または内部加熱体160を外部加熱体120もしくは外部加熱体320に挿着し、外部加熱体20,120,220,320を介して内部加熱体60,160を加熱する。ここで、後述の帯熱工程において冷菓収納コーンC20を帯熱させる場合は、外部加熱体20または外部加熱体220、および内部加熱体60を加熱し、帯熱工程において冷菓収納コーンC120を帯熱させる場合は、外部加熱体120または外部加熱体320、および内部加熱体160を加熱すれば良い。
以上のステップS30〜S32の工程により、外部加熱体20,120,220,320および内部加熱体60,160をあらかじめ加熱するための予熱工程が構成されている。
ステップS33において、外部加熱体20,120,220,320から帯熱した内部加熱体60,160を取り出す。
ステップS34において、冷菓収納コーンC20を外部加熱体20もしくは外部加熱体220に挿入するか、または冷菓収納コーンC120を外部加熱体120もしくは外部加熱体320に挿入する。
ステップS35において、内部加熱体60を冷菓収納コーンC20の内部に挿入するか、または内部加熱体160を冷菓収納コーンC120の内部に挿入する。
以上のステップS33〜35の工程により、本実施例における帯熱工程が構成されている。本実施例によれば、冷菓収納コーンC20は外部加熱体20または外部加熱体220と内部加熱体60とに挟まれた状態となり、一方、冷菓収納コーンC120は外部加熱体120または外部加熱体320と内部加熱体160とに挟まれた状態となるため、冷菓収納コーンC20,C120を効率よく加熱して帯熱させることができる。
ステップS36において、内部加熱体60,160を、冷菓収納コーンC20,C120から取り出す。
ステップS37において、冷菓収納コーンC20,C120を外部加熱体20,120,220,320から取り出し、ステップS38において、冷菓収納コーンC20,C120の内部に冷菓を投下する。冷菓は帯熱した冷菓収納コーンC20,C120の熱により部分的に軟らかくなり、冷菓収納コーンC20,C120の下端部C20d,C120dまで充填される。なお、ここで冷菓収納コーンC20,C120への冷菓の充填が充分でない場合は、箱体30の孔部32に装着した外部加熱体20,120,220,320に冷菓収納コーンC20,C120を再び挿入し、更に熱を加えて冷菓を軟らかくしても良い。
以上のステップS36〜38の工程により、本実施例における充填工程が構成されている。
ステップS39おいて、更に冷菓を冷菓収納コーンC20,C120へ収納する場合は、ステップS32に戻って上述した各ステップを実行する。一方、冷菓収納コーンC20,C120への冷菓収納作業を継続しない場合は、全ての工程を終了する。
コーンへの冷菓収納方法について、図18のフロー図に沿って説明する。図18のフローは、外部加熱体20,120,220,320を用いることなく冷菓収納コーンC20,C120を帯熱させ、帯熱した冷菓収納コーンC20,C120に冷菓を収納する場合の実施例を示している。
ステップS40において、冷菓収納装置1,1a,1b,1cの操作手段50を操作して電源を入れ、発熱体41に通電して同発熱体41を加熱すると共にファン42を回転させ、箱体30の内部空間30aの空気を加熱する。この時、回転自在の円盤体412を備える冷菓収納装置1bを用いる場合は円盤体412を回転させ、また、スライド自在の蓋422を備える冷菓収納装置1cを用いる場合は蓋422をスライドさせて、箱体30内部空間30aの空気の温度を調整する。
ステップS41において、冷菓収納コーンC20,C120を箱体30の孔部32に挿着し、冷菓収納コーンC20,C120を加熱する。
ステップS42において、冷菓収納コーンC20,C120を箱体30の孔部32から取り出し、ステップS43において、冷菓収納コーンC20,C120の内部に冷菓を投下する。冷菓は帯熱した冷菓収納コーンC20,C120の熱により部分的に軟らかくなり、冷菓収納コーンC20,C120の下端部C20d,C120dまで充填される。なお、ここで冷菓収納コーンC20,C120への冷菓の充填が充分でない場合は、箱体30の孔部32に冷菓収納コーンC20,C120を再び挿入し、更に熱を加えて冷菓を軟らかくしても良い。
以上のステップS42,S43の工程により、本実施例における充填工程が構成されている。
ステップS44において、更に冷菓を冷菓収納コーンC20,C120へ収納する場合は、ステップS41に戻って上述した各ステップを実行する。一方、冷菓収納コーンC20,C120への冷菓収納作業を継続しない場合は、全ての工程を終了する。
ここで、上述した本発明の実施例に係る蓋の形状についての変形例を説明する。なお、以下の説明においては、上述した実施例と異なる点のみ説明し、その他は同じ符号を付して説明は適宜省略する。
図19(a)、(b)に示す冷菓収納装置1dは、点板31上面の一側縁に設けた蝶番401を介して開閉自在に取り付けられた開口部を有する矩形箱状の蓋502を備えている。開口部の大きさは、点板31の大きさと略同一としている。天板31と当接する開口部の端部全周には耐熱ゴム等の緩衝材507を配設している。蓋502の上面には、蓋502の開閉時に取っ手として機能する把手403を設けている。また、蓋502の上面の大部分は、略透明の耐熱ガラスや耐熱性のプラスチック等による窓503を配設して、箱体30の孔部32に装着した外部加熱体20,120,220,320や冷菓収納コーンC20,C120等の状況が視認できるようにしている。
冷菓収納装置1dによれば、箱体30の内部空間30aの空気を加熱する際、蓋502を閉じることにより箱体30の孔部32や後述する通気口504を間接的に塞ぐことができるため、加熱された内部空間30aの空気が外気と置換されて熱が逃げることを防止することができる。
更に、軸部411に軸支されて回転自在とした円盤体412を蓋502の上部裏面の略中央に備えている。円盤体412は軸部411から同一距離の位置に形成した複数の空気流通孔413を有している。一方、蓋502にも円盤体412の空気流通孔413に対応した位置に空気流通孔414を形成しており、天板31には通気口504を形成している。なお、円盤体412の空気流通孔413、蓋502の空気流通孔414の径の大きさは略同一としている。また、円盤体は412は内部の視認性を向上するために、略透明の耐熱ガラスや耐熱性のプラスチック等を用いることが望ましい。
従って、円盤体412を回転させることにより、円盤体412の空気流通孔413、蓋502の空気流通孔414を連通させて、点板31の通気口504から上方に排出される箱体30の内部空間30aの熱気を冷菓収納装置1dの外部へと排出可能とした状態(図20(a))と、連通した蓋502の空気流通孔414を円盤体412の非開口部で塞いだ状態(図20(b))とを切り換え、箱体30の内部空間30a、及び蓋502により構成される空間505の温度を自在に調整することができる。すなわち、図19、図20に示す冷菓収納装置1dは、回転自在の円盤体412の空気流通孔413、蓋502の空気流通孔414および天板31の通気口504により換気手段を構成しており、箱体30の内部空間30aと蓋502により構成される空間505の温度を手動で自在に調整することができる。
なお、蓋502の上面に配設された窓503の内側に、窓503を介して視認できる温度計506を配設することもできる。これにより蓋502により構成される空間505の温度を精度よく調整することが可能となる。
また、温度計506の代りに温度センサ43を配設して、箱体30の内部に設けられた制御部44によって、発熱体41およびファン42の動作を制御するようにしてもよい。この場合、操作手段50によって制御部44を操作し、箱体30の内部空間30aに加えて、蓋502により構成される空間505内の空気の温度や加熱時間等も任意に設定することができる。
以上のように、蓋502を構成することで、例えば、図20(a)、(b)に示すように、天板31の上方に各種の冷菓収納コーンC20,C120の上部が突出するような構成であっても、また、同様に各種の外部加熱体20,120,220,320の上部が突出するような構成であっても、蓋502の上部裏面にこれらが接触しない限り、このような冷菓収納コーンC20,C120や外部加熱体20,120,220,320を使用することが可能となる。
また、作業中に蓋502を閉じておけば、天板31よりも上方に位置する蓋502により構成される空間505内の空気も加熱して保温することができるので、上述したような冷菓収納コーンC20,C120や外部加熱体20,120,220,320であっても、これらの全体を適切に加熱することが可能となる。
更に、作業中に蓋502を閉じていても、窓503によって内部の状況を確認できるので不要な蓋502の開閉を防止でき、加熱された空気が外気と置換されて熱が逃げることを適切に防止できる。
なお、本発明は上述した実施例や変形例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは言うまでもない。
1 コーンへの冷菓収納装置
20,120,220,320 外部加熱体
21,121,221,321 上端開口部
22,122,222,322 外部加熱体のフランジ
24,124,224,324 外部加熱体の下端部
26,126,226,326 外部加熱体の本体
30 箱体
30a 内部空間
31 天板
32 孔部
40 加熱手段
60,160,260,360 内部加熱体
61a,161a,261a,361a 内部加熱体の上面
63,163,263,363 内部加熱体の下端部
222,322 内部加熱体のフランジ
C20,C120 冷菓収納コーン
C20a,C120a コーン内表面
C20b、C120b 下端狭窄部
C20c,C120c コーン外表面
(1)本発明のコーンへの冷菓収納装置は、冷菓収納コーンのコーン外表面に当接して冷菓収納コーンを保持すると共に、冷菓収納コーンを加熱する外部加熱体と、外部加熱体を挿着可能な孔部を天板に有する箱体と、箱体の内部空間の空気を加熱する加熱手段と、を備え、外部加熱体の下端部の熱伝導率は、外部加熱体の他の部分の熱伝導率よりも低いことを特徴とする。
)また、上記(1)に記載のコーンへの冷菓収納装置は、外部加熱体は、上端開口部にフランジを有することを特徴とする。
)また、上記(または2)に記載のコーンへの冷菓収納装置は、外部加熱体は、本体にメッシュ構造を有することを特徴とする。
本発明のコーンへの冷菓収納装置は、冷菓収納コーンのコーン内表面に当接して冷菓収納コーンを加熱する内部加熱体と、冷菓収納コーンを挿着可能な孔部を天板に有する箱体と、箱体の内部空間の空気を加熱する加熱手段と、を備え、内部加熱体の下端部の熱伝導率は、内部加熱体の他の部分の熱伝導率よりも低いことを特徴とする。
)また、上記()に記載のコーンへの冷菓収納装置は、内部加熱体は、上面の周縁にフランジを有することを特徴とする。
)また、上記(1)〜()のいずれかに記載のコーンへの冷菓収納装置は、孔部を塞ぐための蓋を備えることを特徴とする。
)また、上記()に記載のコーンへの冷菓収納装置は、箱体の内部空間の熱気を排出して内部空間の温度を自在に調整するための換気手段を備えることを特徴とする。
本発明のコーンへの冷菓収納方法は、冷菓収納コーンを加熱して冷菓収納コーンを帯熱させ、帯熱した冷菓収納コーンに冷菓を収納することにより、冷菓収納コーンの下端狭窄部まで冷菓を充填させ、冷菓収納コーンを帯熱させるに際し、冷菓収納コーンの下端部の帯熱温度を、下端部以外の帯熱温度よりも低くすることを特徴とする。

Claims (12)

  1. 冷菓収納コーンを挿着可能な孔部を天板に有する箱体と、
    前記箱体の内部空間の空気を加熱する加熱手段と、
    を備えることを特徴とするコーンへの冷菓収納装置。
  2. 前記冷菓収納コーンは、コーン外表面に当接して該冷菓収納コーンを保持すると共に、該冷菓収納コーンを加熱する外部加熱体と、
    前記外部加熱体を挿着可能な孔部を天板に有する箱体と、
    前記箱体の内部空間の空気を加熱する加熱手段と、
    を備えることを特徴とするコーンへの冷菓収納装置。
  3. 前記外部加熱体の下端部の熱伝導率は、該外部加熱体の他の部分の熱伝導率よりも低いことを特徴とする請求項2に記載のコーンへの冷菓収納装置。
  4. 前記外部加熱体は、上端開口部にフランジを有することを特徴とする請求項2または3に記載のコーンへの冷菓収納装置。
  5. 前記外部加熱体は、本体にメッシュ構造を有することを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載のコーンへの冷菓収納装置。
  6. 前記冷菓収納コーンのコーン内表面に当接して該冷菓収納コーンを加熱する内部加熱体を更に備えることを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項に記載のコーンへの冷菓収納装置。
  7. 前記内部加熱体の下端部の熱伝導率は、該内部加熱体の他の部分の熱伝導率よりも低いことを特徴とする請求項6に記載のコーンへの冷菓収納装置。
  8. 前記内部加熱体は、上面の周縁にフランジを有することを特徴とする請求項6または7に記載のコーンへの冷菓収納装置。
  9. 前記孔部を塞ぐための蓋を備えることを特徴とする請求項1〜8に記載のコーンへの冷菓収納装置。
  10. 前記箱体の内部空間の熱気を排出して該内部空間の温度を自在に調整するための換気手段を備えることを特徴とする請求項9に記載のコーンへの冷菓収納装置。
  11. 冷菓収納コーンを加熱して該冷菓収納コーンを帯熱させ、帯熱した該冷菓収納コーンに冷菓を収納することにより、該冷菓収納コーンの下端狭窄部まで該冷菓を充填させることを特徴とするコーンへの冷菓収納方法。
  12. 前記冷菓収納コーンを帯熱させるに際し、該冷菓収納コーンの下端部の帯熱温度を、該下端部以外の帯熱温度よりも低くすることを特徴とする請求項11に記載のコーンへの冷菓収納方法。
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