JP2013245628A - ロータリ圧縮機 - Google Patents

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Abstract

【課題】環状溝を形成する作業性及び加工性に優れ、環状ピストンが変形しにくい圧縮部を有するロータリ圧縮機を得ること。
【解決手段】下部にオイルが貯留される密閉された縦置きの圧縮機筐体10と、前記圧縮機筐体の上部に配置され偏心部152S、152Tを有する回転軸15を駆動するモータ11と、前記圧縮機筐体の下部に配置され、側方張出し部に放射状に吸入孔及びベーン溝が設けられた環状のシリンダ121S、121Tと、前記回転軸の偏心部に嵌合し前記環状のシリンダの内壁に沿って該シリンダ内を公転する環状ピストン125S、125Tと、前記ベーン溝内から前記シリンダ内に突出して前記環状ピストンに当接するベーンとを有し、圧縮冷媒ガスを前記圧縮機筐体内に吐出する圧縮部12と、を備えるロータリ圧縮機1において、前記回転軸の偏心部の外周部に、環状溝152Sm、152Tmを設けた。
【選択図】図1

Description

本発明は、空気調和機の冷凍サイクルに使用されるロータリ圧縮機に関する。
従来、回転軸の偏心部とそれに回転自在に嵌合されている環状ピストンとの摺動損失を低減するために、密閉容器内に電動機要素と、この電動機要素によって駆動される圧縮機要素をそれぞれ設け、前記圧縮機要素を構成する環状ピストンの内周側に環状溝を設けたロータリ圧縮機が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−68360号公報
しかしながら、上記従来の技術によれば、環状ピストンの内周側に環状溝を形成するために、中ぐり盤等の専用の加工ツールを必要とし作業性が悪い、という問題がある。また、環状ピストンは、材料硬度が高く加工性が悪い、という問題がある。また、環状ピストンは、肉厚が薄いので、環状溝を設けると、熱及び圧力の影響により変形し易くなる、という問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、環状溝を形成する作業性及び加工性に優れ、環状ピストンが変形しにくい圧縮部を有するロータリ圧縮機を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、下部にオイルが貯留される密閉された縦置きの圧縮機筐体と、前記圧縮機筐体の上部に配置され偏心部を有する回転軸を駆動するモータと、前記圧縮機筐体の下部に配置され、側方張出し部に放射状に吸入孔及びベーン溝が設けられた環状のシリンダと、前記回転軸の偏心部に嵌合し前記環状のシリンダの内壁に沿って該シリンダ内を公転する環状ピストンと、前記ベーン溝内から前記シリンダ内に突出して前記環状ピストンに当接するベーンとを有し、圧縮冷媒ガスを前記圧縮機筐体内に吐出する圧縮部と、を備えるロータリ圧縮機において、前記回転軸の偏心部の外周部に、環状溝を設けたことを特徴とする。
本発明によれば、回転軸の偏心部と環状ピストンとの摺動損失を低減すると共に、環状溝を形成する作業性及び加工性に優れ、環状ピストンが変形しにくい圧縮部を有するロータリ圧縮機が得られる、という効果を奏する。
図1は、本発明に係るロータリ圧縮機の実施例を示す縦断面図である。 図2は、第1、第2の圧縮部の上から見た横断面図である。
以下に、本発明に係るロータリ圧縮機の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
図1は、本発明に係るロータリ圧縮機の実施例を示す縦断面図であり、図2は、第1、第2の圧縮部の横断面図である。
図1に示すように、実施例のロータリ圧縮機1は、密閉された縦置き円筒状の圧縮機筐体10の下部に配置された圧縮部12と、圧縮機筐体10の上部に配置され、回転軸15を介して圧縮部12を駆動するモータ11と、を備えている。
モータ11のステータ111は、円筒状に形成され、圧縮機筐体10の内周面に焼きばめされて固定されている。モータ11のロータ112は、円筒状のステータ111の内部に配置され、モータ11と圧縮部12とを機械的に接続する回転軸15に焼きばめされて固定されている。
圧縮部12は、第1の圧縮部12Sと、第1の圧縮部12Sと並列に配置され第1の圧縮部12Sの上側に積層された第2の圧縮部12Tと、を備えている。図2に示すように、第1、第2の圧縮部12S、12Tは、第1、第2側方張出し部122S、122Tに、放射状に第1、第2吸入孔135S、135T、第1、第2ベーン溝128S、128Tが設けられた環状の第1、第2シリンダ121S、121Tを備えている。
図2に示すように、第1、第2シリンダ121S、121Tには、モータ11の回転軸15と同心に、円形の第1、第2シリンダ内壁123S、123Tが形成されている。第1、第2シリンダ内壁123S、123T内には、シリンダ内径よりも小さい外径の第1、第2環状ピストン125S、125Tが夫々配置され、第1、第2シリンダ内壁123S、123Tと、第1、第2環状ピストン125S、125Tとの間に、冷媒ガスを吸入し圧縮して吐出する第1、第2作動室130S、130Tが形成される。
第1、第2シリンダ121S、121Tには、第1、第2シリンダ内壁123S、123Tから径方向に、シリンダ高さ全域に亘る第1、第2ベーン溝128S、128Tが形成され、第1、第2ベーン溝128S、128T内に、夫々平板状の第1、第2ベーン127S、127Tが、摺動自在に嵌合されている。
図2に示すように、第1、第2ベーン溝128S、128Tの奥部には、第1、第2シリンダ121S、121Tの外周部から第1、第2ベーン溝128S、128Tに連通するように第1、第2スプリング穴124S、124Tが形成されている。第1、第2スプリング穴124S、124Tには、第1、第2ベーン127S、127Tの背面を押圧するベーンスプリング(図示せず)が挿入されている。ロータリ圧縮機1の起動時は、このベーンスプリングの反発力により、第1、第2ベーン127S、127Tが、第1、第2ベーン溝128S、128T内から第1、第2作動室130S、130T内に突出し、その先端が、第1、第2環状ピストン125S、125Tの外周面に当接し、第1、第2ベーン127S、127Tにより、第1、第2作動室130S、130Tが、第1、第2吸入室131S、131Tと、第1、第2圧縮室133S、133Tとに区画される。
また、第1、第2シリンダ121S、121Tには、第1、第2ベーン溝128S、128Tの奥部と圧縮機筐体10内とを、図1に示す開口部Rで連通して圧縮機筐体10内の圧縮された冷媒ガスを導入し、第1、第2ベーン127S、127Tに、冷媒ガスの圧力により背圧をかける第1、第2圧力導入路129S、129Tが形成されている。
第1、第2シリンダ121S、121Tには、第1、第2吸入室131S、131Tに外部から冷媒を吸入するために、第1、第2吸入室131S、131Tと外部とを連通させる第1、第2吸入孔135S、135Tが設けられている。
また、図1に示すように、第1シリンダ121Sと第2シリンダ121Tの間には、中間仕切板140が配置され、第1シリンダ121Sの第1作動室130Sと第2シリンダ121Tの第2作動室130Tとを区画、閉塞している。第1シリンダ121Sの下端部には、下端板160Sが配置され、第1シリンダ121Sの第1作動室130Sを閉塞している。また、第2シリンダ121Tの上端部には、上端板160Tが配置され、第2シリンダ121Tの第2作動室130Tを閉塞している。
下端板160Sには、副軸受部161Sが形成され、副軸受部161Sに、回転軸15の副軸部151が回転自在に支持されている。上端板160Tには、主軸受部161Tが形成され、主軸受部161Tに、回転軸15の主軸部153が回転自在に支持されている。
回転軸15は、互いに180°位相をずらして偏心させた第1偏心部152Sと第2偏心部152Tとを備え、第1偏心部152Sは、第1の圧縮部12Sの第1環状ピストン125Sに回転自在に嵌合し、第2偏心部152Tは、第2の圧縮部12Tの第2環状ピストン125Tに回転自在に嵌合している。
回転軸15が回転すると、第1、第2環状ピストン125S、125Tが、第1、第2シリンダ内壁123S、123Tに沿って第1、第2シリンダ121S、121T内を図2の反時計回りに公転し、これに追随して第1、第2ベーン127S、127Tが往復運動する。この第1、第2環状ピストン125S、125T及び第1、第2ベーン127S、127Tの運動により、第1、第2吸入室131S、131T及び第1、第2圧縮室133S、133Tの容積が連続的に変化し、圧縮部12は、連続的に冷媒ガスを吸入し圧縮して吐出する。
図1に示すように、下端板160Sの下側には、下マフラーカバー170Sが配置され、下端板160Sとの間に下マフラー室180Sを形成している。そして、第1の圧縮部12Sは、下マフラー室180Sに開口している。すなわち、下端板160Sの第1ベーン127S近傍には、第1シリンダ121Sの第1圧縮室133Sと下マフラー室180Sとを連通する第1吐出孔190S(図2参照)が設けられ、第1吐出孔190Sには、圧縮された冷媒ガスの逆流を防止する第1吐出弁200Sが配置されている。
下マフラー室180Sは、環状に形成された1つの室であり、第1の圧縮部12Sの吐出側を、下端板160S、第1シリンダ121S、中間仕切板140、第2シリンダ121T及び上端板160Tを貫通する冷媒通路136(図2参照)を通して上マフラー室180T内に連通させる連通路の一部である。下マフラー室180Sは、吐出冷媒ガスの圧力脈動を低減させる。また、第1吐出弁200Sに重ねて、第1吐出弁200Sの撓み開弁量を制限するための第1吐出弁押さえ201Sが、第1吐出弁200Sとともにリベットにより固定されている。第1吐出孔190S、第1吐出弁200S及び第1吐出弁押さえ201Sは、下端板160Sの吐出弁部を構成している。
図1に示すように、上端板160Tの上側には、上マフラーカバー170Tが配置され、上端板160Tとの間に上マフラー室180Tを形成している。上端板160Tの第2ベーン127T近傍には、第2シリンダ121Tの第2圧縮室133Tと上マフラー室180Tとを連通する第2吐出孔190T(図2参照)が設けられ、第2吐出孔190Tには、圧縮された冷媒ガスの逆流を防止する第2吐出弁200Tが配置されている。また、第2吐出弁200Tに重ねて、第2吐出弁200Tの撓み開弁量を制限するための第2吐出弁押さえ201Tが、第2吐出弁200Tとともにリベットにより固定されている。上マフラー室180Tは、吐出冷媒の圧力脈動を低減させる。第2吐出孔190T、第2吐出弁200T及び第2吐出弁押さえ201Tは、上端板160Tの吐出弁部を構成している。
第1シリンダ121S、下端板160S、下マフラーカバー170S、第2シリンダ121T、上端板160T、上マフラーカバー170T及び中間仕切板140は、複数の通しボルト175等により一体に締結されている。通しボルト175等により一体に締結された圧縮部12のうち、上端板160Tの外周部が、圧縮機筐体10にスポット溶接により固着され、圧縮部12を圧縮機筐体10に固定している。
円筒状の圧縮機筐体10の外周壁には、軸方向に離間して下部から順に、第1、第2貫通孔101、102が、第1、第2吸入管104、105を通すために設けられている。また、圧縮機筐体10の外側部には、独立した円筒状の密閉容器からなるアキュムレータ25が、アキュムホルダー252及びアキュムバンド253により保持されている。
アキュムレータ25の天部中心には、冷凍サイクルの蒸発器に接続するシステム接続管255が接続され、アキュムレータ25の底部に設けられた底部貫通孔257には、一端がアキュムレータ25の内部上方まで延設され、他端が、第1、第2吸入管104、105の他端に接続される第1、第2低圧連絡管31S、31Tが接続されている。
冷凍サイクルの低圧冷媒をアキュムレータ25を介して第1、第2の圧縮部12S、12Tに導く第1、第2低圧連絡管31S、31Tは、吸入部としての第1、第2吸入管104、105を介して第1、第2シリンダ121S、121Tの第1、第2吸入孔135S、135T(図2参照)に接続されている。すなわち、第1、第2吸入孔135S、135Tは、冷凍サイクルの蒸発器に並列に接続されている。
圧縮機筐体10の天部には、冷凍サイクルと接続し高圧冷媒ガスを冷凍サイクルの凝縮器側に吐出する吐出部としての吐出管107が接続されている。すなわち、第1、第2吐出孔190S、190Tは、冷凍サイクルの凝縮器に接続されている。
圧縮機筐体10内には、およそ第2シリンダ121Tの高さまで潤滑油が封入されている。また、潤滑油は、回転軸15の下部に挿入された羽根ポンプ(図示せず)により、回転軸15の下端部に取付けられた給油パイプ16から吸上げられ、圧縮部12を循環し、摺動部品の潤滑を行なうと共に、圧縮部12の微小隙間のシールをしている。
次に、図1を参照して、実施例のロータリ圧縮機1の特徴的な構成について説明する。図1に示すように、第1、第2偏心部152S、152Tの外周部の中央部には、夫々第1、第2環状溝152Sm、152Tmが設けられている。第1、第2環状溝152Sm、152Tmの溝幅Hは、第1、第2偏心部152S、152Tの高さHの1/3程度とし、溝深さは、0.5mm程度とする。第1、第2偏心部152S、152Tに、夫々第1、第2環状溝152Sm、152Tmを設け、第1、第2偏心部152S、152Tと第1、第2環状ピストン125S、125Tとの摺動面積を縮小させたので、摺動損失を低減することができる。
実施例のロータリ圧縮機1は、第1、第2偏心部152S、152Tの外周部の中央部に、夫々第1、第2環状溝152Sm、152Tmを、旋盤等による切削加工で形成するので、従来例のように、第1、第2環状ピストン125S、125Tの内周側に環状溝を形成するのに比べ、中ぐり盤等の専用の加工ツールを必要とせず、作業性が良い。
また、通常、回転軸15は、球状黒鉛鋳鉄により製作されるので、材料硬度の高いニッケルクロムモリブデン鋳鉄により製作された第1、第2環状ピストン125S、125Tの内周側を切削加工して環状溝を形成するのに比べ、加工性が良い。
また、第1、第2環状ピストン125S、125Tは、肉厚が薄いので、内周側に環状溝を設けると、熱及び圧力の影響により変形し易くなるが、第1、第2偏心部152S、152Tは、内部に空隙がなく肉厚が厚いので、第1、第2環状溝152Sm、152Tmを設けても変形し易くなることはない。
また、実施例のロータリ圧縮機1では、上端板160Tの下面と第2偏心部152Tの上面との間の間隙H、第2偏心部152Tの下面と中間仕切板140の上面との間の間隙H及び中間仕切板140の下面と第1偏芯部152Sの上面との間の間隙Hを、夫々0.3mm以上としている。
回転軸15の剛性を高める目的で、大径の第1、第2偏心部152S、152Tの高さ(長さ)Hを大きくすると、第1、第2環状ピストン125S、125Tと第1、第2偏心部152S、152Tとの摺動面積が大きくなって摺動損失が大きくなるので、従来、第1、第2環状ピストン125S、125Tの高さHを、第1、第2環状ピストン125S、125Tの高さより1〜2mm程度小さくし、両者の摺動面積を小さくし、上端板160Tの下面と第2偏心部152Tの上面との間の間隙H、第2偏心部152Tの下面と中間仕切板140の上面との間の間隙H及び中間仕切板140の下面と第1偏芯部152Sの上面との間の間隙Hを、夫々1.0〜2.0mmとしていた。
実施例のロータリ圧縮機1では、第1、第2偏心部152S、152Tの中央部に、夫々第1、第2環状溝152Sm、152Tmを設け、両者の摺動面積を小さくしたので、第1、第2偏心部152S、152Tの高さ(長さ)Hを大きくすることができ、上端板160Tの下面と第2偏心部152Tの上面との間の間隙H、第2偏心部152Tの下面と中間仕切板140の上面との間の間隙H及び中間仕切板14の下面と第1偏芯部152Sの上面との間の間隙Hを、夫々0.3mm以上とし、第1、第2偏心部152S、152Tの高さ(長さ)Hを従来より大きくして、回転軸15の剛性を高めている。
以上、本発明の実施例として、ツインロータリ圧縮機1について説明したが、本発明は、シングルロータリ圧縮機や2段圧縮ロータリ圧縮機等にも適用することができる。
1 ロータリ圧縮機
10 圧縮機筐体
11 モータ
12 圧縮部
15 回転軸
16 給油パイプ
25 アキュムレータ
31S 第1低圧連絡管
31T 第2低圧連絡管
101 第1貫通孔
102 第2貫通孔
104 第1吸入管
105 第2吸入管
107 吐出管(吐出部)
111 ステータ
112 ロータ
12S 第1の圧縮部
12T 第2の圧縮部
121S 第1シリンダ(シリンダ)
121T 第2シリンダ(シリンダ)
122S 第1側方張出し部(側方張出し部)
122T 第2側方張出し部(側方張出し部)
123S 第1シリンダ内壁(シリンダ内壁)
123T 第2シリンダ内壁(シリンダ内壁)
124S 第1スプリング穴
124T 第2スプリング穴
125S 第1環状ピストン(環状ピストン)
125T 第2環状ピストン(環状ピストン)
127S 第1ベーン(ベーン)
127T 第2ベーン(ベーン)
128S 第1ベーン溝(ベーン溝)
128T 第2ベーン溝(ベーン溝)
129S 第1圧力導入路
129T 第2圧力導入路
130S 第1作動室(作動室)
130T 第2作動室(作動室)
131S 第1吸入室(吸入室)
131T 第2吸入室(吸入室)
133S 第1圧縮室(圧縮室)
133T 第2圧縮室(圧縮室)
135S 第1吸入孔(吸入孔)
135T 第2吸入孔(吸入孔)
136 冷媒通路
140 中間仕切板
151 副軸部
152S 第1偏心部(偏心部)
152Sm 第1環状溝
152T 第2偏心部(偏心部)
152Tm 第2環状溝
153 主軸部
160S 下端板(端板)
160T 上端板(端板)
161S 副軸受部
161T 主軸受部
170S 下マフラーカバー
170T 上マフラーカバー
175 通しボルト
180S 下マフラー室
180T 上マフラー室
190S 第1吐出孔(吐出孔)
190T 第2吐出孔(吐出孔)
200S 第1吐出弁
200T 第2吐出弁
201S 第1吐出弁押さえ
201T 第2吐出弁押さえ
252 アキュムホルダー
253 アキュムバンド
255 システム接続管
R 第1、第2圧力導入路129S、129Tの開口部

Claims (2)

  1. 下部にオイルが貯留される密閉された縦置きの圧縮機筐体と、
    前記圧縮機筐体の上部に配置され偏心部を有する回転軸を駆動するモータと、
    前記圧縮機筐体の下部に配置され、側方張出し部に放射状に吸入孔及びベーン溝が設けられた環状のシリンダと、前記回転軸の偏心部に嵌合し前記環状のシリンダの内壁に沿って該シリンダ内を公転する環状ピストンと、前記ベーン溝内から前記シリンダ内に突出して前記環状ピストンに当接するベーンとを有し、圧縮冷媒ガスを前記圧縮機筐体内に吐出する圧縮部と、
    を備えるロータリ圧縮機において、
    前記回転軸の偏心部の外周部に、環状溝を設けたことを特徴とするロータリ圧縮機。
  2. 前記環状溝は、前記偏心部の外周部の中央部に設けたことを特徴とする請求項1に記載のロータリ圧縮機。
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