JP2014070596A - ロータリ圧縮機 - Google Patents
ロータリ圧縮機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2014070596A JP2014070596A JP2012218485A JP2012218485A JP2014070596A JP 2014070596 A JP2014070596 A JP 2014070596A JP 2012218485 A JP2012218485 A JP 2012218485A JP 2012218485 A JP2012218485 A JP 2012218485A JP 2014070596 A JP2014070596 A JP 2014070596A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vane
- cylinder
- curved surface
- pressure introduction
- rotary compressor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
Abstract
【課題】ベーンの衝突により圧力導入路の背面が削られることがなく、圧力導入路及びベーンの形状が簡素で製造コストが安いロータリ圧縮機を得ること。
【解決手段】ロータリ圧縮機において、シリンダ121S、121Tのベーン溝128S、128Tの奥部には、シリンダ121S、121Tを縦方向に貫通し、シリンダ121S、121Tの外周側に曲面を有する圧力導入路129S、129Tが形成され、ベーン127S、127Tの後端部127Sa、127Taには、前記圧力導入路129S、129Tの曲面の曲率半径Ra以下の曲率半径Rvの曲面が形成されている。
【選択図】図3
【解決手段】ロータリ圧縮機において、シリンダ121S、121Tのベーン溝128S、128Tの奥部には、シリンダ121S、121Tを縦方向に貫通し、シリンダ121S、121Tの外周側に曲面を有する圧力導入路129S、129Tが形成され、ベーン127S、127Tの後端部127Sa、127Taには、前記圧力導入路129S、129Tの曲面の曲率半径Ra以下の曲率半径Rvの曲面が形成されている。
【選択図】図3
Description
本発明は、例えば、空気調和機に使用されるロータリ圧縮機に関する。
図5及び図6に示すように、従来のツインロータリ圧縮機の第1、第2の圧縮部52S、52Tは、第1、第2シリンダ121S、121Tと、回転軸15(図1参照)の第1、第2偏芯部152S、152Tに嵌合され第1、第2シリンダ121S、121T内を公転し第1、第2シリンダ内壁との間に第1、第2作動室130S、130Tを形成する第1、第2環状ピストン125S、125Tと、第1、第2シリンダ121S、121Tの第1、第2ベーン溝128S、128T内から第1、第2作動室130S、130T内に突出して第1、第2環状ピストン125S、125Tに当接し第1、第2作動室130S、130Tを第1、第2吸入室131S、131Tと第1、第2圧縮室133S、133Tとに区画する第1、第2ベーン527S、527Tと、を備え、圧縮機筐体10の吸入部を通して冷媒を吸入し、圧縮機筐体10内を通して吐出部から冷媒を吐出している。
第1、第2シリンダ121S、121Tの第1、第2ベーン溝128S、128Tの奥部には、第1、第2シリンダ121S、121Tを縦方向に貫通する断面円形の第1、第2圧力導入路129S、129Tが形成されている。
第1、第2ベーン527S、527Tは、長方形板状に形成され、後側中央部には切欠き部527Sc、527Tcが設けられている。第1、第2シリンダ121S、121Tに設けられた第1、第2スプリング穴124S、124Tに挿入された第1、第2ベーンスプリング126S、126Tが切欠き部527Sc、527Tcを押圧し、第1、第2圧力導入路129S、129T内の圧縮冷媒の圧力と協働して、第1、第2ベーン527S、527Tを前方へ付勢している。
第1、第2ベーン527S、527Tの先端部(第1、第2環状ピストン125S、125Tに当接する部分)は、曲面とされているが、後端部527Sa、527Taは、側面と垂直な平面とされている。図5に示すように、第1、第2ベーン527S、527Tが、第1、第2環状ピストン125S、125Tに押し戻されて最も後退した位置にあるとき、第1、第2ベーン527S、527Tの後端部527Sa、527Taと第1、第2圧力導入路129S、129Tの外周側曲面部との間の間隙は、T1(図6参照)となっている。
また、従来、シリンダのブレード溝(ベーン溝)の奥部には、シリンダを縦方向に貫通し、シリンダの外周側にブレード(ベーン)に垂直な平面を有する保持部材が装着されるブレード背室(圧力導入路)が形成され、ブレード(ベーン)の後端部には、ブレード(ベーン)の側面に垂直な平面が形成されているロータリ圧縮機が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、図5及び図6を参照して説明した上記従来の技術によれば、ロータリ圧縮機の起動時に液バック運転などの状態になると、第1、第2圧縮室133S、133T内の圧縮冷媒の圧力が第1、第2圧力導入路129S、129T内の圧縮冷媒の圧力を大幅に上回り、第1、第2ベーン527S、527Tが弁飛び(ジャンピング)を起こし、第1、第2ベーン527S、527Tの後端部527Sa、527Taが、第1、第2圧力導入路129S、129Tの外周側曲面部に衝突し、この衝突が繰返されると、図7及び図8に示すように、後端部527Sa、527Taの両側角部が、第1、第2圧力導入路129S、129Tの背面(曲面)を削って深さT2の凹部129Sa、129Taを発生させ、凹部129Sa、129Taから発生した異物が第1、第2の圧縮部52S、52Tの摺動部に進入し、摺動部にカジリが発生して、ロータリ圧縮機が運転不能になる、という問題がある。
また、凹部129Sa、129Taの切削(摩耗)が進行して凹部129Sa、129Taの深さT2が深くなると、深さT2分だけ余分に第1、第2ベーンスプリング126S、126が圧縮され、第1、第2ベーンスプリング126S、126のコイルが密着限界を超えて折損する、という問題がある。
また、特許文献1に記載された従来の技術によれば、ブレード(ベーン)の後端部の垂直平面が、ブレード背室(圧力導入路)に装着された保持部材の、ブレード(ベーン)に垂直な平面に衝突するので、平面同士の衝突であり、保持部材が削られることはないが、ブレード背室(圧力導入路)及び保持部材の形状が複雑であり、製造コストが高い、という問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ベーンの衝突により圧力導入路の外周側曲面部が削られることがなく、圧力導入路及びベーンの形状が簡素で製造コストが安いロータリ圧縮機を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、上部に冷媒の吐出部が設けられ下部側面に冷媒の吸入部が設けられ下部に潤滑油が貯留される密閉された縦置きの圧縮機筐体と、前記圧縮機筐体の下部に配置され、環状のシリンダと、軸受部及び吐出弁部を有し前記シリンダの端部を閉塞する端板と、前記軸受部に支持された回転軸の偏芯部に嵌合され前記シリンダのシリンダ内壁に沿って該シリンダ内を公転し前記シリンダ内壁との間に作動室を形成する環状ピストンと、前記シリンダのベーン溝内から前記作動室内に突出して前記環状ピストンに当接し前記作動室を吸入室と圧縮室とに区画するベーンと、を備え、前記吸入部を通して冷媒を吸入し、前記圧縮機筐体内を通して前記吐出部から冷媒を吐出する圧縮部と、前記圧縮機筐体の上部に配置され、前記回転軸を介して前記圧縮部を駆動するモータと、を備えるロータリ圧縮機において、前記シリンダのベーン溝の奥部には、前記シリンダを縦方向に貫通し、前記シリンダの外周側に曲面を有する圧力導入路が形成され、前記ベーンの後端部には、前記圧力導入路の曲面の曲率半径以下の曲率半径の曲面が形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、ベーンの衝突により圧力導入路の外周側曲面部が削られることがなく、圧力導入路及びベーンの形状が簡素で製造コストが安い、という効果を奏する。
以下に、本発明に係るロータリ圧縮機の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
図1は、本発明に係るロータリ圧縮機の実施例1を示す縦断面図であり、図2は、実施例1の第1、第2の圧縮部の上から見た横断面図である。
図1に示すように、実施例1のロータリ圧縮機1は、密閉された縦置き円筒状の圧縮機筐体10の下部に配置された圧縮部12と、圧縮機筐体10の上部に配置され、回転軸15を介して圧縮部12を駆動するモータ11と、を備えている。
モータ11のステータ111は、円筒状に形成され、圧縮機筐体10の内周面に焼きばめされて固定されている。モータ11のロータ112は、円筒状のステータ111の内部に配置され、モータ11と圧縮部12とを機械的に接続する回転軸15に焼きばめされて固定されている。
圧縮部12は、第1の圧縮部12Sと、第1の圧縮部12Sと並列に配置され第1の圧縮部12Sの上側に積層された第2の圧縮部12Tと、を備えている。図2に示すように、第1、第2の圧縮部12S、12Tは、第1、第2側方張出し部122S、122Tに、放射状に第1、第2吸入孔135S、135T、第1、第2ベーン溝128S、128Tが設けられた環状の第1、第2シリンダ121S、121Tを備えている。
図2に示すように、第1、第2シリンダ121S、121Tには、モータ11の回転軸15と同心に、円形の第1、第2シリンダ内壁123S、123Tが形成されている。第1、第2シリンダ内壁123S、123T内には、シリンダ内径よりも小さい外径の第1、第2環状ピストン125S、125Tが夫々配置され、第1、第2シリンダ内壁123S、123Tと、第1、第2環状ピストン125S、125Tとの間に、冷媒ガスを吸入し圧縮して吐出する第1、第2作動室130S、130Tが形成される。
第1、第2シリンダ121S、121Tには、第1、第2シリンダ内壁123S、123Tから径方向に、シリンダ高さ全域に亘る第1、第2ベーン溝128S、128Tが形成され、第1、第2ベーン溝128S、128T内に、夫々平板状の第1、第2ベーン127S、127Tが、摺動自在に嵌合されている。
図2に示すように、第1、第2ベーン溝128S、128Tの奥部には、第1、第2シリンダ121S、121Tの外周部から第1、第2ベーン溝128S、128Tに連通するように第1、第2スプリング穴124S、124Tが形成されている。第1、第2スプリング穴124S、124Tには、第1、第2ベーン127S、127Tの背面を押圧する第1、第2ベーンスプリング126S、126T(図6参照)が挿入されている。
ロータリ圧縮機1の起動時は、第1、第2ベーンスプリング126S、126Tの反発力により、第1、第2ベーン127S、127Tが、第1、第2ベーン溝128S、128T内から第1、第2作動室130S、130T内に突出し、その先端が、第1、第2環状ピストン125S、125Tの外周面に当接し、第1、第2ベーン127S、127Tにより、第1、第2作動室130S、130Tが、第1、第2吸入室131S、131Tと、第1、第2圧縮室133S、133Tとに区画される。
また、第1、第2シリンダ121S、121Tには、第1、第2ベーン溝128S、128Tの奥部と圧縮機筐体10内とを、図1に示す開口部Rで連通して圧縮機筐体10内の圧縮された冷媒ガスを導入し、第1、第2ベーン127S、127Tに、冷媒ガスの圧力により背圧をかける第1、第2圧力導入路129S、129Tが形成されている。
第1、第2シリンダ121S、121Tには、第1、第2吸入室131S、131Tに外部から冷媒を吸入するために、第1、第2吸入室131S、131Tと外部とを連通させる第1、第2吸入孔135S、135Tが設けられている。
また、図1に示すように、第1シリンダ121Sと第2シリンダ121Tの間には、中間仕切板140が配置され、第1シリンダ121Sの第1作動室130Sと第2シリンダ121Tの第2作動室130Tとを区画、閉塞している。第1シリンダ121Sの下端部には、下端板160Sが配置され、第1シリンダ121Sの第1作動室130Sを閉塞している。また、第2シリンダ121Tの上端部には、上端板160Tが配置され、第2シリンダ121Tの第2作動室130Tを閉塞している。
下端板160Sには、副軸受部161Sが形成され、副軸受部161Sに、回転軸15の副軸部151が回転自在に支持されている。上端板160Tには、主軸受部161Tが形成され、主軸受部161Tに、回転軸15の主軸部153が回転自在に支持されている。
回転軸15は、互いに180°位相をずらして偏心させた第1偏心部152Sと第2偏心部152Tとを備え、第1偏心部152Sは、第1の圧縮部12Sの第1環状ピストン125Sに回転自在に嵌合し、第2偏心部152Tは、第2の圧縮部12Tの第2環状ピストン125Tに回転自在に嵌合している。
回転軸15が回転すると、第1、第2環状ピストン125S、125Tが、第1、第2シリンダ内壁123S、123Tに沿って第1、第2シリンダ121S、121T内を図2の反時計回りに公転し、これに追随して第1、第2ベーン127S、127Tが往復運動する。この第1、第2環状ピストン125S、125T及び第1、第2ベーン127S、127Tの運動により、第1、第2吸入室131S、131T及び第1、第2圧縮室133S、133Tの容積が連続的に変化し、圧縮部12は、連続的に冷媒ガスを吸入し圧縮して吐出する。
図1に示すように、下端板160Sの下側には、下マフラーカバー170Sが配置され、下端板160Sとの間に下マフラー室180Sを形成している。そして、第1の圧縮部12Sは、下マフラー室180Sに開口している。すなわち、下端板160Sの第1ベーン127S近傍には、第1シリンダ121Sの第1圧縮室133Sと下マフラー室180Sとを連通する第1吐出孔190S(図2参照)が設けられ、第1吐出孔190Sには、圧縮された冷媒ガスの逆流を防止するリード弁型の第1吐出弁200Sが配置されている。
下マフラー室180Sは、環状に形成された1つの室であり、第1の圧縮部12Sの吐出側を、下端板160S、第1シリンダ121S、中間仕切板140、第2シリンダ121T及び上端板160Tを貫通する冷媒通路136(図2参照)を通して上マフラー室180T内に連通させる連通路の一部である。下マフラー室180Sは、吐出冷媒ガスの圧力脈動を低減させる。また、第1吐出弁200Sに重ねて、第1吐出弁200Sの撓み開弁量を制限するための第1吐出弁押さえ201Sが、第1吐出弁200Sとともにリベットにより固定されている。第1吐出孔190S、第1吐出弁200S及び第1吐出弁押さえ201Sは、下端板160Sの第1吐出弁部を構成している。
図1に示すように、上端板160Tの上側には、上マフラーカバー170Tが配置され、上端板160Tとの間に上マフラー室180Tを形成している。上端板160Tの第2ベーン127T近傍には、第2シリンダ121Tの第2圧縮室133Tと上マフラー室180Tとを連通する第2吐出孔190T(図2参照)が設けられ、第2吐出孔190Tには、圧縮された冷媒ガスの逆流を防止するリード弁型の第2吐出弁200Tが配置されている。また、第2吐出弁200Tに重ねて、第2吐出弁200Tの撓み開弁量を制限するための第2吐出弁押さえ201Tが、第2吐出弁200Tとともにリベットにより固定されている。上マフラー室180Tは、吐出冷媒の圧力脈動を低減させる。第2吐出孔190T、第2吐出弁200T及び第2吐出弁押さえ201Tは、上端板160Tの第2吐出弁部を構成している。
第1シリンダ121S、下端板160S、下マフラーカバー170S、第2シリンダ121T、上端板160T、上マフラーカバー170T及び中間仕切板140は、複数の通しボルト175等により一体に締結されている。通しボルト175等により一体に締結された圧縮部12のうち、上端板160Tの外周部が、圧縮機筐体10にスポット溶接により固着され、圧縮部12を圧縮機筐体10に固定している。
円筒状の圧縮機筐体10の外周壁には、軸方向に離間して下部から順に、第1、第2貫通孔101、102が、第1、第2吸入管104、105を通すために設けられている。また、圧縮機筐体10の外側部には、独立した円筒状の密閉容器からなるアキュムレータ25が、アキュムホルダー252及びアキュムバンド253により保持されている。
アキュムレータ25の天部中心には、冷凍サイクルの蒸発器に接続するシステム接続管255が接続され、アキュムレータ25の底部に設けられた底部貫通孔257には、一端がアキュムレータ25の内部上方まで延設され、他端が、第1、第2吸入管104、105の他端に接続される第1、第2低圧連絡管31S、31Tが接続されている。
冷凍サイクルの低圧冷媒をアキュムレータ25を介して第1、第2の圧縮部12S、12Tに導く第1、第2低圧連絡管31S、31Tは、吸入部としての第1、第2吸入管104、105を介して第1、第2シリンダ121S、121Tの第1、第2吸入孔135S、135T(図2参照)に接続されている。すなわち、第1、第2吸入孔135S、135Tは、冷凍サイクルの蒸発器に並列に接続されている。
圧縮機筐体10の天部には、冷凍サイクルと接続し高圧冷媒ガスを冷凍サイクルの凝縮器側に吐出する吐出部としての吐出管107が接続されている。すなわち、第1、第2吐出孔190S、190Tは、冷凍サイクルの凝縮器に接続されている。
圧縮機筐体10内には、およそ第2シリンダ121Tの高さまで潤滑油が封入されている。また、潤滑油は、回転軸15の下部に挿入された羽根ポンプ(図示せず)により、回転軸15の下端部に取付けられた給油パイプ16から吸上げられ、圧縮部12を循環し、摺動部品の潤滑を行なうと共に、圧縮部12の微小隙間のシールをしている。
次に、図3を参照して、実施例1のロータリ圧縮機1の特徴的な構成である第1、第2圧力導入路及び第1、第2ベーンの詳細について説明する。図3は、図2のA部拡大図である。
図3に示すように、第1、第2圧力導入路129S、129Tは、その横断面が、曲率半径Raの円形に形成されている。従って、第1、第2圧力導入路129S、129Tの、第1、第2シリンダ121S、121Tの外周側は、曲率半径Raの曲面となっている。
また、第1、第2ベーン127S、127Tの後端部127Sa、127Taには、第1、第2圧力導入路129S、129Tの曲面の曲率半径Ra以下の曲率半径Rvの曲面が形成されている。後端部127Sa、127Taの曲面の曲率半径Rvが小さすぎると楔のような形状となり、第1、第2圧力導入路129S、129Tの曲面を削るおそれがあるので、第1、第2ベーン127S、127Tの厚さをHとするとき、
Ra≧Rv≧0.7H
とするのがよい。すなわち、第1、第2ベーン127S、127Tの後端部127Sa、127Taの曲面の曲率半径Rvを、第1、第2ベーン127S、127Tの厚さHの70%以上とする。
Ra≧Rv≧0.7H
とするのがよい。すなわち、第1、第2ベーン127S、127Tの後端部127Sa、127Taの曲面の曲率半径Rvを、第1、第2ベーン127S、127Tの厚さHの70%以上とする。
図3を参照して説明した実施例1の第1、第2ベーン127S、127Tによれば、第1、第2ベーン127S、127Tの後端部127Sa、127Taの形状を、第1、第2圧力導入路129S、129Tの曲面の曲率半径Raに近似する曲率半径Rvの曲面としたので、近似する曲率半径を有する曲面同士が衝突することになり、面接触に近くなって、第1、第2圧力導入路129S、129Tの曲面が削られることはない。また、第1、第2圧力導入路129S、129Tの断面形状及び第1、第2ベーン127S、127Tの後端部127Sa、127Taの形状が単純であり、製造コストが安い。
次に、図4を参照して、実施例2の第1、第2ベーンの詳細について説明する。図4は、実施例2の第1、第2ベーンを示す図3と同様の図である。
図4に示すように、第1、第2圧力導入路129S、129Tは、その横断面が、曲率半径Raの円形に形成されている。従って、第1、第2圧力導入路129S、129Tの、第1、第2シリンダ121S、121Tの外周側は、曲率半径Raの曲面となっている。
また、第1、第2ベーン227S、227Tの後端部227Sa、227Taの中央部には、第1、第2圧力導入路129S、129Tの曲面の曲率半径Ra以下の曲率半径Rvの曲面が形成されている。後端部227Sa、227Taの中央部の曲面の両側は、傾斜平面Kとなっている。
後端部227Sa、227Taの中央部の曲面の曲率半径Rvが小さすぎると楔のような形状となり、第1、第2圧力導入路129S、129Tの曲面を削るおそれがあるので、第1、第2ベーン227S、227Tの厚さをHとするとき、
Ra≧Rv≧0.7H
とするのがよい。また、後端部227Sa、227Taの中央部の曲面以外は、第1、第2圧力導入路129S、129Tの曲面と接触しないので、中央部の曲面の両側は、傾斜平面Kとしても問題はない。傾斜平面Kとすることにより、後端部227Sa、227Taの両側角部を更に鈍角にすることができる。また、傾斜平面Kの加工により、両側角部のバリを除去することができる。
Ra≧Rv≧0.7H
とするのがよい。また、後端部227Sa、227Taの中央部の曲面以外は、第1、第2圧力導入路129S、129Tの曲面と接触しないので、中央部の曲面の両側は、傾斜平面Kとしても問題はない。傾斜平面Kとすることにより、後端部227Sa、227Taの両側角部を更に鈍角にすることができる。また、傾斜平面Kの加工により、両側角部のバリを除去することができる。
図4を参照して説明した実施例2の第1、第2ベーン227S、227Tは、実施例1の第1、第2ベーン127S、127Tと同様の効果を奏する。
以上、本発明の実施例として、ツインロータリ圧縮機について説明したが、本発明は、シングルロータリ圧縮機、2段圧縮ロータリ圧縮機などにも適用することができる。
1 ロータリ圧縮機
10 圧縮機筐体
11 モータ
12 圧縮部
15 回転軸
16 給油パイプ
25 アキュムレータ
31S 第1低圧連絡管
31T 第2低圧連絡管
101 第1貫通孔
102 第2貫通孔
104 第1吸入管
105 第2吸入管
107 吐出管(吐出部)
111 ステータ
112 ロータ
12S 第1の圧縮部(圧縮部)
12T 第2の圧縮部(圧縮部)
121S 第1シリンダ(シリンダ)
121T 第2シリンダ(シリンダ)
122S 第1側方張出し部(側方張出し部)
122T 第2側方張出し部(側方張出し部)
123S 第1シリンダ内壁(シリンダ内壁)
123T 第2シリンダ内壁(シリンダ内壁)
124S 第1スプリング穴(スプリング穴)
124T 第2スプリング穴(スプリング穴)
125S 第1環状ピストン(環状ピストン)
125T 第2環状ピストン(環状ピストン)
126S 第1ベーンスプリング(ベーンスプリング)
126T 第2ベーンスプリング(ベーンスプリング)
127S、227S 第1ベーン(ベーン)
127T、227T 第2ベーン(ベーン)
127Sa,127Ta、227Sa、227Ta 後端部
128S 第1ベーン溝(ベーン溝)
128T 第2ベーン溝(ベーン溝)
129S 第1圧力導入路(圧力導入路)
129T 第2圧力導入路(圧力導入路)
130S 第1作動室(作動室)
130T 第2作動室(作動室)
131S 第1吸入室(吸入室)
131T 第2吸入室(吸入室)
133S 第1圧縮室(圧縮室)
133T 第2圧縮室(圧縮室)
135S 第1吸入孔(吸入孔)
135T 第2吸入孔(吸入孔)
136 冷媒通路
140 中間仕切板
151 副軸部(軸部)
152S 第1偏心部(偏心部)
152T 第2偏心部(偏心部)
153 主軸部(軸部)
160S 下端板(端板)
160T 上端板(端板)
161S 副軸受部(軸受部)
161T 主軸受部(軸受部)
170S 下マフラーカバー(マフラーカバー)
170T 上マフラーカバー(マフラーカバー)
175 通しボルト
180S 下マフラー室(マフラー室)
180T 上マフラー室(マフラー室)
190S 第1吐出孔(吐出孔)
190T 第2吐出孔(吐出孔)
200S 第1吐出弁(吐出弁)
200T 第2吐出弁(吐出弁)
201S 第1吐出弁押さえ(吐出弁押さえ)
201T 第2吐出弁押さえ(吐出弁押さえ)
252 アキュムホルダー
253 アキュムバンド
255 システム接続管
R 第1、第2圧力導入路の開口部
10 圧縮機筐体
11 モータ
12 圧縮部
15 回転軸
16 給油パイプ
25 アキュムレータ
31S 第1低圧連絡管
31T 第2低圧連絡管
101 第1貫通孔
102 第2貫通孔
104 第1吸入管
105 第2吸入管
107 吐出管(吐出部)
111 ステータ
112 ロータ
12S 第1の圧縮部(圧縮部)
12T 第2の圧縮部(圧縮部)
121S 第1シリンダ(シリンダ)
121T 第2シリンダ(シリンダ)
122S 第1側方張出し部(側方張出し部)
122T 第2側方張出し部(側方張出し部)
123S 第1シリンダ内壁(シリンダ内壁)
123T 第2シリンダ内壁(シリンダ内壁)
124S 第1スプリング穴(スプリング穴)
124T 第2スプリング穴(スプリング穴)
125S 第1環状ピストン(環状ピストン)
125T 第2環状ピストン(環状ピストン)
126S 第1ベーンスプリング(ベーンスプリング)
126T 第2ベーンスプリング(ベーンスプリング)
127S、227S 第1ベーン(ベーン)
127T、227T 第2ベーン(ベーン)
127Sa,127Ta、227Sa、227Ta 後端部
128S 第1ベーン溝(ベーン溝)
128T 第2ベーン溝(ベーン溝)
129S 第1圧力導入路(圧力導入路)
129T 第2圧力導入路(圧力導入路)
130S 第1作動室(作動室)
130T 第2作動室(作動室)
131S 第1吸入室(吸入室)
131T 第2吸入室(吸入室)
133S 第1圧縮室(圧縮室)
133T 第2圧縮室(圧縮室)
135S 第1吸入孔(吸入孔)
135T 第2吸入孔(吸入孔)
136 冷媒通路
140 中間仕切板
151 副軸部(軸部)
152S 第1偏心部(偏心部)
152T 第2偏心部(偏心部)
153 主軸部(軸部)
160S 下端板(端板)
160T 上端板(端板)
161S 副軸受部(軸受部)
161T 主軸受部(軸受部)
170S 下マフラーカバー(マフラーカバー)
170T 上マフラーカバー(マフラーカバー)
175 通しボルト
180S 下マフラー室(マフラー室)
180T 上マフラー室(マフラー室)
190S 第1吐出孔(吐出孔)
190T 第2吐出孔(吐出孔)
200S 第1吐出弁(吐出弁)
200T 第2吐出弁(吐出弁)
201S 第1吐出弁押さえ(吐出弁押さえ)
201T 第2吐出弁押さえ(吐出弁押さえ)
252 アキュムホルダー
253 アキュムバンド
255 システム接続管
R 第1、第2圧力導入路の開口部
Claims (3)
- 上部に冷媒の吐出部が設けられ下部側面に冷媒の吸入部が設けられ下部に潤滑油が貯留される密閉された縦置きの圧縮機筐体と、
前記圧縮機筐体の下部に配置され、環状のシリンダと、軸受部及び吐出弁部を有し前記シリンダの端部を閉塞する端板と、前記軸受部に支持された回転軸の偏芯部に嵌合され前記シリンダのシリンダ内壁に沿って該シリンダ内を公転し前記シリンダ内壁との間に作動室を形成する環状ピストンと、前記シリンダのベーン溝内から前記作動室内に突出して前記環状ピストンに当接し前記作動室を吸入室と圧縮室とに区画するベーンと、を備え、前記吸入部を通して冷媒を吸入し、前記圧縮機筐体内を通して前記吐出部から冷媒を吐出する圧縮部と、
前記圧縮機筐体の上部に配置され、前記回転軸を介して前記圧縮部を駆動するモータと、
を備えるロータリ圧縮機において、
前記シリンダのベーン溝の奥部には、前記シリンダを縦方向に貫通し、前記シリンダの外周側に曲面を有する圧力導入路が形成され、前記ベーンの後端部には、前記圧力導入路の曲面の曲率半径以下の曲率半径の曲面が形成されていることを特徴とするロータリ圧縮機。 - 前記ベーンの後端部には、前記圧力導入路の曲面の曲率半径以下の曲率半径の曲面が形成されると共に、前記後端部の曲面の両側は、傾斜平面となっていることを特徴とする請求項1に記載のロータリ圧縮機。
- 前記圧力導入路の曲面の曲率半径をRa、前記ベーンの後端部の曲面の曲率半径をRv、前記ベーンの厚さをHとすると、
Ra≧Rv≧0.7H
の関係を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のロータリ圧縮機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2012218485A JP2014070596A (ja) | 2012-09-28 | 2012-09-28 | ロータリ圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2012218485A JP2014070596A (ja) | 2012-09-28 | 2012-09-28 | ロータリ圧縮機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2014070596A true JP2014070596A (ja) | 2014-04-21 |
Family
ID=50746034
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2012218485A Pending JP2014070596A (ja) | 2012-09-28 | 2012-09-28 | ロータリ圧縮機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2014070596A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101831304B1 (ko) | 2016-12-05 | 2018-02-23 | 희성정밀(주) | 로터리 압축기용 베인의 제조 방법 |
| KR20180090324A (ko) | 2016-02-15 | 2018-08-10 | 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 | 로터리 압축기 |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61130788U (ja) * | 1985-02-04 | 1986-08-15 | ||
| JPH06159274A (ja) * | 1992-11-24 | 1994-06-07 | Daikin Ind Ltd | ローリングピストン型圧縮機 |
| JPH10259787A (ja) * | 1997-01-17 | 1998-09-29 | Toshiba Corp | ロータリ式密閉形圧縮機および冷凍サイクル装置 |
| US20070243079A1 (en) * | 2006-04-12 | 2007-10-18 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Variable capacity rotary compressor and method of varying capacity thereof |
-
2012
- 2012-09-28 JP JP2012218485A patent/JP2014070596A/ja active Pending
Patent Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61130788U (ja) * | 1985-02-04 | 1986-08-15 | ||
| JPH06159274A (ja) * | 1992-11-24 | 1994-06-07 | Daikin Ind Ltd | ローリングピストン型圧縮機 |
| JPH10259787A (ja) * | 1997-01-17 | 1998-09-29 | Toshiba Corp | ロータリ式密閉形圧縮機および冷凍サイクル装置 |
| US20070243079A1 (en) * | 2006-04-12 | 2007-10-18 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Variable capacity rotary compressor and method of varying capacity thereof |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20180090324A (ko) | 2016-02-15 | 2018-08-10 | 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 | 로터리 압축기 |
| KR101831304B1 (ko) | 2016-12-05 | 2018-02-23 | 희성정밀(주) | 로터리 압축기용 베인의 제조 방법 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP6015055B2 (ja) | ロータリ圧縮機 | |
| JP6070069B2 (ja) | ロータリ圧縮機 | |
| JP2014145318A (ja) | ロータリ圧縮機 | |
| JP2012251485A (ja) | ロータリ圧縮機 | |
| JP6074986B2 (ja) | ロータリ圧縮機 | |
| JP6102760B2 (ja) | ロータリ圧縮機 | |
| JP2012202236A (ja) | ロータリ圧縮機 | |
| JP6274041B2 (ja) | ロータリ圧縮機 | |
| JP2013076337A (ja) | ロータリ圧縮機 | |
| JP6135188B2 (ja) | ロータリ圧縮機 | |
| JP5998522B2 (ja) | ロータリ圧縮機 | |
| JP2014070596A (ja) | ロータリ圧縮機 | |
| JP6331786B2 (ja) | 圧縮機 | |
| JP2011208616A (ja) | ロータリ圧縮機 | |
| JP2013245628A (ja) | ロータリ圧縮機 | |
| JP2017053361A (ja) | ロータリ圧縮機 | |
| JP6201341B2 (ja) | ロータリ圧縮機 | |
| JP6064719B2 (ja) | ロータリ圧縮機 | |
| JP6064726B2 (ja) | ロータリ圧縮機 | |
| JP2012036775A (ja) | ロータリ圧縮機 | |
| JP2009115067A (ja) | 2段圧縮ロータリー圧縮機 | |
| JP2015161295A (ja) | ロータリ圧縮機 | |
| JP5879716B2 (ja) | ロータリ圧縮機 | |
| JP2012057558A (ja) | ロータリ圧縮機 | |
| JP6051936B2 (ja) | ロータリ圧縮機及びその組立方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150831 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20160531 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160530 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20161122 |