JP6051936B2 - ロータリ圧縮機及びその組立方法 - Google Patents

ロータリ圧縮機及びその組立方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6051936B2
JP6051936B2 JP2013036435A JP2013036435A JP6051936B2 JP 6051936 B2 JP6051936 B2 JP 6051936B2 JP 2013036435 A JP2013036435 A JP 2013036435A JP 2013036435 A JP2013036435 A JP 2013036435A JP 6051936 B2 JP6051936 B2 JP 6051936B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
suction
compressor housing
rotary compressor
suction hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2013036435A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014163329A (ja
Inventor
井上 陽
陽 井上
正行 小野村
正行 小野村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu General Ltd
Original Assignee
Fujitsu General Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu General Ltd filed Critical Fujitsu General Ltd
Priority to JP2013036435A priority Critical patent/JP6051936B2/ja
Publication of JP2014163329A publication Critical patent/JP2014163329A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6051936B2 publication Critical patent/JP6051936B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、例えば、空気調和機に使用されるロータリ圧縮機及びその組立方法に関する。
従来、内部に冷媒が供給される複数組のシリンダと、それぞれの前記シリンダ内で前記シリンダの中心に対して偏心して回転駆動される、前記シリンダ内径よりも小さな外径を有したピストンロータと、がケース内に設けられたロータリ圧縮機の組立方法であって、前記ケース内に複数組の前記シリンダおよび前記ピストンロータを挿入配置する第1の工程と、下段側の前記シリンダを第1の固定手段により位置決め固定した状態で、前記シリンダ内に冷媒を供給するためのパイプを下段側の前記シリンダに圧入する第2の工程と、前記第1の固定手段による下段側の前記シリンダの位置決め固定を開放するとともに、第2の固定手段に上段側の前記シリンダを固定する第3の工程と、上段側の前記シリンダに前記パイプを圧入する第4の工程と、を備えるロータリ圧縮機の組立方法が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−77878号公報
しかしながら、前記従来のロータリ圧縮機の組立方法によれば、2組のシリンダに夫々パイプを圧入するために、2種類の固定手段を必要とする、という問題がある。また、第1の工程〜第4の工程まで組立工程数が多い、という問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、1種類の固定手段により、少ない組立工程数で組立を行なうことができるロータリ圧縮機及びその組立方法を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明のロータリ圧縮機は、上部に冷媒の吐出部が設けられ下部側面に冷媒の吸入部が設けられ密閉された縦置き円筒状の圧縮機筐体と、前記圧縮機筐体の下部に配置され、環状のシリンダと、軸受部及び吐出弁部を有し前記シリンダの端部を閉塞する端板と、前記軸受部に支持された回転軸の偏芯部に嵌合され前記シリンダのシリンダ内壁に沿って該シリンダ内を公転し前記シリンダ内壁との間に作動室を形成する環状ピストンと、前記シリンダのベーン溝内から前記作動室内に突出して前記環状ピストンに当接し前記作動室を吸入室と圧縮室とに区画するベーンと、を備え、前記吸入部を通して冷媒を吸入し、前記圧縮機筐体内を通して前記吐出部から冷媒を吐出する圧縮部と、前記圧縮機筐体の上部に配置され、前記回転軸を介して前記圧縮部を駆動するモータと、を備えるロータリ圧縮機において、前記シリンダの外周面の最大外径は、前記圧縮機筐体の内径より小さく形成され、前記シリンダには、前記吸入部に連通する吸入孔が設けられ、前記シリンダの反吸入孔側には、前記吸入孔に吸入管を圧入するときに前記シリンダと圧縮機筐体内周面との間に挿入されて前記シリンダが前記圧縮機筐体の中心から反吸入孔側にずれたり前記回転軸が傾いたりしないように支持するスペーサの挿入をガイドする軸方向のガイド溝が設けられていることを特徴とする。
本発明のロータリ圧縮機は、1種類の固定手段により、少ない組立工程数で組立を行なうことができる、という効果を奏する。
図1は、本発明に係るロータリ圧縮機の実施例1を示す縦断面図である。 図2は、実施例1の第1、第2の圧縮部の上から見た横断面図である。 図3は、第1、第2吸入管の圧入工程を示す実施例1のロータリ圧縮機の縦断面図である。 図4は、実施例2の第1、第2の圧縮部の上から見た横断面図である。
以下に、本発明に係るロータリ圧縮機及びその組立方法の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
図1は、本発明に係るロータリ圧縮機の実施例1を示す縦断面図であり、図2は、実施例1の第1、第2の圧縮部の上から見た横断面図であり、図3は、第1、第2吸入管の圧入工程を示す実施例1のロータリ圧縮機の縦断面図である。
図1に示すように、実施例のロータリ圧縮機1は、密閉された縦置き円筒状の圧縮機筐体10の下部に配置された圧縮部12と、圧縮機筐体10の上部に配置され、回転軸15を介して圧縮部12を駆動するモータ11と、を備えている。
モータ11のステータ111は、円筒状に形成され、圧縮機筐体10の内周面に焼きばめされて固定されている。モータ11のロータ112は、円筒状のステータ111の内部に配置され、モータ11と圧縮部12とを機械的に接続する回転軸15に焼きばめされて固定されている。
圧縮部12は、第1の圧縮部12Sと、第1の圧縮部12Sと並列に配置され第1の圧縮部12Sの上側に積層された第2の圧縮部12Tと、を備えている。図2に示すように、第1、第2の圧縮部12S、12Tは、第1、第2側方張出し部122S、122Tに、放射状に第1、第2吸入孔135S、135T、第1、第2ベーン溝128S、128Tが設けられた環状の第1、第2シリンダ121S、121Tを備えている。
第1、第2シリンダ121S、121Tには、第1、第2ベーン溝128S、128Tから位相角度180°離れた位置(反吸入孔側)に、第1、第2側方凸部122St、122Ttが設けられている。第1、第2側方張出し部122S、122T及び第1、第2側方凸部122St、122Ttの外周面と圧縮機筐体10の内周面との間には、0.3mm〜0.4mmの間隙が設けられている。
図2に示すように、第1、第2シリンダ121S、121Tには、モータ11の回転軸15と同心に、円形の第1、第2シリンダ内壁123S、123Tが形成されている。第1、第2シリンダ内壁123S、123T内には、シリンダ内径よりも小さい外径の第1、第2環状ピストン125S、125Tが夫々配置され、第1、第2シリンダ内壁123S、123Tと、第1、第2環状ピストン125S、125Tとの間に、冷媒ガスを吸入し圧縮して吐出する第1、第2作動室130S、130Tが形成される。
第1、第2シリンダ121S、121Tには、第1、第2シリンダ内壁123S、123Tから径方向に、シリンダ高さ全域に亘る第1、第2ベーン溝128S、128Tが形成され、第1、第2ベーン溝128S、128T内に、夫々平板状の第1、第2ベーン127S、127Tが、摺動自在に嵌合されている。
図2に示すように、第1、第2ベーン溝128S、128Tの奥部には、第1、第2シリンダ121S、121Tの外周部から第1、第2ベーン溝128S、128Tに連通するように第1、第2スプリング穴124S、124Tが形成されている。第1、第2スプリング穴124S、124Tには、第1、第2ベーン127S、127Tの背面を押圧する第1、第2ベーンスプリング126S、126Tが挿入されている。
ロータリ圧縮機1の起動時は、第1、第2ベーンスプリング126S、126Tの反発力により、第1、第2ベーン127S、127Tが、第1、第2ベーン溝128S、128T内から第1、第2作動室130S、130T内に突出し、その先端が、第1、第2環状ピストン125S、125Tの外周面に当接し、第1、第2ベーン127S、127Tにより、第1、第2作動室130S、130Tが、第1、第2吸入室131S、131Tと、第1、第2圧縮室133S、133Tとに区画される。
また、第1、第2シリンダ121S、121Tには、第1、第2ベーン溝128S、128Tの奥部と圧縮機筐体10内とを、図1に示す開口部Rで連通して圧縮機筐体10内の圧縮された冷媒ガスを導入し、第1、第2ベーン127S、127Tに、冷媒ガスの圧力により背圧をかける第1、第2圧力導入路129S、129Tが形成されている。
第1、第2シリンダ121S、121Tには、第1、第2吸入室131S、131Tに外部から冷媒を吸入するために、第1、第2吸入室131S、131Tと外部とを連通させる第1、第2吸入孔135S、135Tが設けられている。
また、図1に示すように、第1シリンダ121Sと第2シリンダ121Tの間には、中間仕切板140が配置され、第1シリンダ121Sの第1作動室130S(図2参照)と第2シリンダ121Tの第2作動室130T(図2参照)とを区画、閉塞している。第1シリンダ121Sの下端部には、下端板160Sが配置され、第1シリンダ121Sの第1作動室130Sを閉塞している。また、第2シリンダ121Tの上端部には、上端板160Tが配置され、第2シリンダ121Tの第2作動室130Tを閉塞している。
下端板160Sには、副軸受部161Sが形成され、副軸受部161Sに、回転軸15の副軸部151が回転自在に支持されている。上端板160Tには、主軸受部161Tが形成され、主軸受部161Tに、回転軸15の主軸部153が回転自在に支持されている。
回転軸15は、互いに180°位相をずらして偏心させた第1偏心部152Sと第2偏心部152Tとを備え、第1偏心部152Sは、第1の圧縮部12Sの第1環状ピストン125Sに回転自在に嵌合し、第2偏心部152Tは、第2の圧縮部12Tの第2環状ピストン125Tに回転自在に嵌合している。
回転軸15が回転すると、第1、第2環状ピストン125S、125Tが、第1、第2シリンダ内壁123S、123Tに沿って第1、第2シリンダ121S、121T内を図2の反時計回りに公転し、これに追随して第1、第2ベーン127S、127Tが往復運動する。この第1、第2環状ピストン125S、125T及び第1、第2ベーン127S、127Tの運動により、第1、第2吸入室131S、131T及び第1、第2圧縮室133S、133Tの容積が連続的に変化し、圧縮部12は、連続的に冷媒ガスを吸入し圧縮して吐出する。
図1に示すように、下端板160Sの下側には、下マフラーカバー170Sが配置され、下端板160Sとの間に下マフラー室180Sを形成している。そして、第1の圧縮部12Sは、下マフラー室180Sに開口している。すなわち、下端板160Sの第1ベーン127S近傍には、第1シリンダ121Sの第1圧縮室133Sと下マフラー室180Sとを連通する第1吐出孔190S(図2参照)が設けられ、第1吐出孔190Sには、圧縮された冷媒ガスの逆流を防止するリード弁型の第1吐出弁200Sが配置されている。
下マフラー室180Sは、環状に形成された1つの室であり、第1の圧縮部12Sの吐出側を、下端板160S、第1シリンダ121S、中間仕切板140、第2シリンダ121T及び上端板160Tを貫通する冷媒通路136(図2参照)を通して上マフラー室180T内に連通させる連通路の一部である。下マフラー室180Sは、吐出冷媒ガスの圧力脈動を低減させる。また、第1吐出弁200Sに重ねて、第1吐出弁200Sの撓み開弁量を制限するための第1吐出弁押さえ201Sが、第1吐出弁200Sとともにリベットにより固定されている。第1吐出孔190S、第1吐出弁200S及び第1吐出弁押さえ201Sは、下端板160Sの第1吐出弁部を構成している。
図1に示すように、上端板160Tの上側には、上マフラーカバー170Tが配置され、上端板160Tとの間に上マフラー室180Tを形成している。上端板160Tの第2ベーン127T近傍には、第2シリンダ121Tの第2圧縮室133Tと上マフラー室180Tとを連通する第2吐出孔190T(図2参照)が設けられ、第2吐出孔190Tには、圧縮された冷媒ガスの逆流を防止するリード弁型の第2吐出弁200Tが配置されている。
また、第2吐出弁200Tに重ねて、第2吐出弁200Tの撓み開弁量を制限するための第2吐出弁押さえ201Tが、第2吐出弁200Tとともにリベットにより固定されている。上マフラー室180Tは、吐出冷媒の圧力脈動を低減させる。第2吐出孔190T、第2吐出弁200T及び第2吐出弁押さえ201Tは、上端板160Tの第2吐出弁部を構成している。
第1シリンダ121S、下端板160S、下マフラーカバー170S、第2シリンダ121T、上端板160T、上マフラーカバー170T及び中間仕切板140は、複数の通しボルト175等により一体に締結されている。通しボルト175等により一体に締結された圧縮部12のうち、上端板160Tの外周部が、圧縮機筐体10にスポット溶接により固着され、圧縮部12を圧縮機筐体10に固定している。
円筒状の圧縮機筐体10の外周壁には、軸方向に離間して下部から順に、第1、第2貫通孔101、102が、第1、第2吸入管104、105を通すために設けられている。第1、第2貫通孔101、102及び第1、第2吸入管104、105は、吸入部を構成している。第1、第2吸入孔135S、135Tへの第1、第2吸入管104、105の圧入方法については、後述する。また、圧縮機筐体10の外側部には、独立した円筒状の密閉容器からなるアキュムレータ25が、アキュムホルダー252及びアキュムバンド253により保持されている。
アキュムレータ25の天部中心には、冷凍サイクルの蒸発器に接続するシステム接続管255が接続され、アキュムレータ25の底部に設けられた底部貫通孔257には、一端がアキュムレータ25の内部上方まで延設され、他端が、第1、第2吸入管104、105の他端に接続(ロウ付け)される第1、第2低圧連絡管31S、31Tが接続されている。
冷凍サイクルの低圧冷媒をアキュムレータ25を介して第1、第2の圧縮部12S、12Tに導く第1、第2低圧連絡管31S、31Tは、吸入部としての第1、第2吸入管104、105を介して第1、第2シリンダ121S、121Tの第1、第2吸入孔135S、135T(図2参照)に接続されている。すなわち、第1、第2吸入孔135S、135Tは、冷凍サイクルの蒸発器に並列に接続されている。
圧縮機筐体10の天部には、冷凍サイクルと接続し高圧冷媒ガスを冷凍サイクルの凝縮器側に吐出する吐出部としての吐出管107が接続されている。すなわち、第1、第2吐出孔190S、190Tは、冷凍サイクルの凝縮器に接続されている。
圧縮機筐体10内には、およそ第2シリンダ121Tの高さまで潤滑油が封入されている。また、潤滑油は、回転軸15の下部に挿入された羽根ポンプ(図示せず)により、回転軸15の下端部に取付けられた給油パイプ16から吸上げられ、圧縮部12を循環し、摺動部品の潤滑を行なうと共に、圧縮部12の微小隙間のシールをしている。
図2及び図3を参照して実施例1のロータリ圧縮機1の特徴的な構成及びその組立方法について説明する。前記したように、第1、第2側方張出し部122S、122T及び第1、第2側方凸部122St、122Ttの外周面と圧縮機筐体10の内周面との間には、0.3mm〜0.4mmの間隙が設けられている。すなわち、第1、第2シリンダ121S、121Tの外周面の最大外径は、圧縮機筐体10の内径より小さく形成されている。
第1、第2側方凸部122St、122Ttの外周部には、図3に示す棒状のスペーサ300が挿入される軸方向の矩形の第1、第2ガイド溝122Sm、122Tmが設けられている。すなわち、第1、第2ガイド溝122Sm、122Tmは、第1、第2ベーン溝128S、128Tから位相角度180°の位置(第1、第2シリンダ121S、121Tの反吸入孔側)に設けられている。
次に、図3を参照して実施例1のロータリ圧縮機1の組立方法を説明する。図3に示すように、第1の工程として、モータ11及び圧縮部12を天地を逆にして、図示しない固定手段により、組立台上に固定し、圧縮機筐体10を、上下の密閉蓋を取付けない状態で、固定されたモータ11及び圧縮部12に外嵌し、回転軸15が圧縮機筐体10の中心に位置するように芯出しする。
次に、第2の工程として、第1、第2シリンダ121S、121Tの反吸入孔側である第1、第2側方凸部122St、122Ttに設けられた軸方向の第1、第2ガイド溝122Sm、122Tm(図2参照)に棒状のスペーサ300を軸方向に挿入し、第1、第2シリンダ121S、121Tを、回転軸15が圧縮機筐体10の中心に位置するように、圧縮機筐体10で側方から支持する。スペーサ300の径方向の厚さは、スペーサ300が、第1、第2ガイド溝122Sm、122Tmの底面122Sp、122Tpと圧縮機筐体10の内周面10nとに密着したときに、回転軸15が圧縮機筐体10の中心に位置するように設定されている。
次に、第3の工程として、第1、第2シリンダ121S、121Tの第1、第2吸入孔135S、135Tに、第1、第2吸入管104、105を圧入する(第1、第2吸入管104、105の圧入後、スペーサ300は、第1、第2ガイド溝122Sm、122Tmから引抜かれる)。このとき、第1、第2吸入管104、105の圧入により、第1、第2シリンダ121S、121Tを反吸入側に変位させ、回転軸15を圧縮機筐体10の中心から変位させようとする力が加わっても、スペーサ300が、第1、第2シリンダ121S、121Tを側方(反吸入側)から支持しているので、第1、第2シリンダ121S、121T及び回転軸15が芯出しされた中心から変位したり、回転軸15が主軸受部161Tを支点にして傾いたりすることが抑えられ、モータ11のステータ111とロータ112との間のエアギャップが偏って、モータ11が起動不良となったり、騒音を発生することもない。実施例1のロータリ圧縮機1の組立方法によれば、第1、第2吸入管104、105の圧入のために、2種類の固定手段を必要とせず、また、組立工程数が少なくてすむ。
図4は、実施例2の第1、第2の圧縮部の上から見た横断面図である。図4に示すように、実施例2の第1、第2シリンダ121S、121Tの第1、第2側方凸部222St、222Ttの外周部には、図3に示す棒状のスペーサ300が挿入される矩形のガイド溝222Sm、222Tmが設けられている。実施例2では、第1、第2側方凸部222St、222Tt及び第1、第2ガイド溝222Sm、222Tmは、第1、第2吸入孔135S、135Tから位相角度180°の位置(第1、第2シリンダ121S、121Tの反吸入孔側)に設けられている。
実施例2のロータリ圧縮機の組立方法は、図3に示す実施例1のロータリ圧縮機1の組立方法と変わるところはない。実施例2の第1、第2シリンダ121S、121Tは、第1、第2側方凸部222St、222Tt及び第1、第2ガイド溝222Sm、222Tmが、第1、第2吸入孔135S、135Tから位相角度180°の位置に設けられているので、第1、第2吸入孔135S、135Tに、第1、第2吸入管104、105を圧入するとき、その圧入力をスペーサ300が正面で受けるので、第1、第2シリンダ121S、121T及び回転軸15が変位したり傾いたりすることを、よりいっそう抑制することができる。
以上、本発明の実施例として、第1、第2の圧縮部12S、12Tを備えるツインロータリ圧縮機について説明したが、本発明は、圧縮部が1つのシングルロータリ圧縮機、第1の圧縮部の吐出冷媒を第2の圧縮部でさらに圧縮する2段圧縮ロータリ圧縮機などにも適用することができる。
1 ロータリ圧縮機
10 圧縮機筐体
10n 内周面
11 モータ
12 圧縮部
15 回転軸
16 給油パイプ
25 アキュムレータ
31S 第1低圧連絡管(低圧連絡管)
31T 第2低圧連絡管(低圧連絡管)
101 第1貫通孔(貫通孔、吸入部)
102 第2貫通孔(貫通孔、吸入部)
104 第1吸入管(吸入管、吸入部)
105 第2吸入管(吸入管、吸入部)
107 吐出管(吐出部)
111 ステータ
112 ロータ
12S 第1の圧縮部(圧縮部)
12T 第2の圧縮部(圧縮部)
121S 第1シリンダ(シリンダ)
121T 第2シリンダ(シリンダ)
122S 第1側方張出部(側方張出部)
122T 第2側方張出部(側方張出部)
122St、222St 第1側方凸部(側方凸部)
122Tt、222Tt 第2側方凸部(側方凸部)
122Sm、222Sm 第1ガイド溝(ガイド溝)
122Tm、222Tm 第2ガイド溝(ガイド溝)
122Sp、122Tp 底面
123S 第1シリンダ内壁(シリンダ内壁)
123T 第2シリンダ内壁(シリンダ内壁)
124S 第1スプリング穴(スプリング穴)
124T 第2スプリング穴(スプリング穴)
125S 第1環状ピストン(環状ピストン)
125T 第2環状ピストン(環状ピストン)
126S 第1スプリング(スプリング)
126T 第2スプリング(スプリング)
127S 第1ベーン(ベーン)
127T 第2ベーン(ベーン)
128S 第1ベーン溝(ベーン溝)
128T 第2ベーン溝(ベーン溝)
129S 第1圧力導入路(圧力導入路)
129T 第2圧力導入路(圧力導入路)
130S 第1作動室(作動室)
130T 第2作動室(作動室)
131S 第1吸入室(吸入室)
131T 第2吸入室(吸入室)
133S 第1圧縮室(圧縮室)
133T 第2圧縮室(圧縮室)
135S 第1吸入孔(吸入孔)
135T 第2吸入孔(吸入孔)
136 冷媒通路
140 中間仕切板
151 副軸部
152S 第1偏心部(偏心部)
152T 第2偏心部(偏心部)
153 主軸部
160S 下端板(端板)
160T 上端板(端板)
161S 副軸受部(軸受部)
161T 主軸受部(軸受部)
170S 下マフラーカバー(マフラーカバー)
170T 上マフラーカバー(マフラーカバー)
175 通しボルト
180S 下マフラー室(マフラー室)
180T 上マフラー室(マフラー室)
190S 第1吐出孔(吐出孔)
190T 第2吐出孔(吐出孔)
200S 第1吐出弁(吐出弁)
200T 第2吐出弁(吐出弁)
201S 第1吐出弁押さえ(吐出弁押さえ)
201T 第2吐出弁押さえ(吐出弁押さえ)
252 アキュムホルダー
253 アキュムバンド
255 システム接続管
257 底部貫通孔
300 スペーサ
R 第1、第2圧力導入路の開口部

Claims (4)

  1. 上部に冷媒の吐出部が設けられ下部側面に冷媒の吸入部が設けられ密閉された縦置き円筒状の圧縮機筐体と、
    前記圧縮機筐体の下部に配置され、環状のシリンダと、軸受部及び吐出弁部を有し前記シリンダの端部を閉塞する端板と、前記軸受部に支持された回転軸の偏芯部に嵌合され前記シリンダのシリンダ内壁に沿って該シリンダ内を公転し前記シリンダ内壁との間に作動室を形成する環状ピストンと、前記シリンダのベーン溝内から前記作動室内に突出して前記環状ピストンに当接し前記作動室を吸入室と圧縮室とに区画するベーンと、を備え、前記吸入部を通して冷媒を吸入し、前記圧縮機筐体内を通して前記吐出部から冷媒を吐出する圧縮部と、
    前記圧縮機筐体の上部に配置され、前記回転軸を介して前記圧縮部を駆動するモータと、
    を備えるロータリ圧縮機において、
    前記シリンダの外周面の最大外径は、前記圧縮機筐体の内径より小さく形成され、
    前記シリンダには、前記吸入部に連通する吸入孔が設けられ、前記シリンダの反吸入孔側には、前記吸入孔に吸入管を圧入するときに前記シリンダと圧縮機筐体内周面との間に挿入されて前記シリンダが前記圧縮機筐体の中心から反吸入孔側にずれたり前記回転軸が傾いたりしないように支持するスペーサの挿入をガイドする軸方向のガイド溝が設けられていることを特徴とするロータリ圧縮機。
  2. 前記ガイド溝は、前記ベーン溝から位相角度180°の位置に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のロータリ圧縮機。
  3. 前記ガイド溝は、前記吸入孔から位相角度180°の位置に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のロータリ圧縮機。
  4. 請求項1に記載のロータリ圧縮機の組立方法であって、
    固定手段により固定された前記圧縮機筐体内に前記モータ及び圧縮部を挿入配置する第1の工程と、
    前記シリンダの反吸入孔側に設けられた軸方向のガイド溝に棒状のスペーサを軸方向に挿入して前記シリンダを前記圧縮機筐体で支持する第2の工程と、
    前記シリンダの吸入孔に前記吸入管を圧入する第3の工程と、
    を含むことを特徴とするロータリ圧縮機の組立方法。
JP2013036435A 2013-02-26 2013-02-26 ロータリ圧縮機及びその組立方法 Expired - Fee Related JP6051936B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013036435A JP6051936B2 (ja) 2013-02-26 2013-02-26 ロータリ圧縮機及びその組立方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013036435A JP6051936B2 (ja) 2013-02-26 2013-02-26 ロータリ圧縮機及びその組立方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014163329A JP2014163329A (ja) 2014-09-08
JP6051936B2 true JP6051936B2 (ja) 2016-12-27

Family

ID=51614165

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013036435A Expired - Fee Related JP6051936B2 (ja) 2013-02-26 2013-02-26 ロータリ圧縮機及びその組立方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6051936B2 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06317281A (ja) * 1993-05-07 1994-11-15 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 密閉型圧縮機
JPH10103277A (ja) * 1996-09-30 1998-04-21 Sanyo Electric Co Ltd 回転式圧縮機
JP2001329983A (ja) * 2000-05-22 2001-11-30 Hitachi Ltd ロータリ圧縮機
JP5237029B2 (ja) * 2008-09-25 2013-07-17 三菱重工業株式会社 ロータリー式圧縮機
JP2012251485A (ja) * 2011-06-03 2012-12-20 Fujitsu General Ltd ロータリ圧縮機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014163329A (ja) 2014-09-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6015055B2 (ja) ロータリ圧縮機
JP6070069B2 (ja) ロータリ圧縮機
JP2012251485A (ja) ロータリ圧縮機
JP2014145318A (ja) ロータリ圧縮機
JP6102760B2 (ja) ロータリ圧縮機
JP2013076337A (ja) ロータリ圧縮機
JP5561421B1 (ja) ロータリ圧縮機
JP2011208616A (ja) ロータリ圧縮機
JP5998522B2 (ja) ロータリ圧縮機
JP6274041B2 (ja) ロータリ圧縮機
JP6331786B2 (ja) 圧縮機
JP6201341B2 (ja) ロータリ圧縮機
JP6051936B2 (ja) ロータリ圧縮機及びその組立方法
JP6102287B2 (ja) ロータリ圧縮機
JP6135188B2 (ja) ロータリ圧縮機
JP6064726B2 (ja) ロータリ圧縮機
JP5321551B2 (ja) ロータリ圧縮機
JP6064719B2 (ja) ロータリ圧縮機
JP6233145B2 (ja) ロータリ圧縮機
JP2013245628A (ja) ロータリ圧縮機
JP5471992B2 (ja) ロータリ圧縮機
JP2014070596A (ja) ロータリ圧縮機
JP5418364B2 (ja) ロータリ圧縮機
JP5929050B2 (ja) ロータリ圧縮機
JP2013177857A (ja) 小容量ロータリ圧縮機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160129

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161027

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161101

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161114

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6051936

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees