JP2013244882A5 - - Google Patents
Download PDFInfo
- Publication number
- JP2013244882A5 JP2013244882A5 JP2012120885A JP2012120885A JP2013244882A5 JP 2013244882 A5 JP2013244882 A5 JP 2013244882A5 JP 2012120885 A JP2012120885 A JP 2012120885A JP 2012120885 A JP2012120885 A JP 2012120885A JP 2013244882 A5 JP2013244882 A5 JP 2013244882A5
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- winding drum
- ring portion
- outer ring
- peripheral surface
- lock
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 25
- 230000002093 peripheral Effects 0.000 claims description 23
- 230000000903 blocking Effects 0.000 claims description 10
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 claims description 3
Description
前記目的を達成するため請求項1に係るシートベルト用リトラクタは、ウエビングが巻装される巻取ドラムと、前記巻取ドラムの一端部に近接配置されて、該巻取ドラムに対して相対回転不能に結合されると共に、緊急時に緊急ロック機構によりウエビング引出方向への回転が阻止されて、更に、前記ウエビングの引出力が所定値を超えた場合には、該巻取ドラムに対して相対回転可能となるように結合されたロック部材と、前記巻取ドラムと前記ロック部材との間に設けられて、前記巻取ドラムと前記ロック部材の相対回転により衝撃エネルギーを吸収する衝撃エネルギー吸収機構部と、を備え、前記衝撃エネルギー吸収機構部は、前記巻取ドラムの一端部側面に当接又は近接して同軸上に配置されると共に、該巻取ドラムに対して相対回転不能に結合される変形プレート部材と、前記変形プレート部材のウエビング引出方向への回転を阻止する阻止機構部と、を含み、前記変形プレート部材は、前記巻取ドラムの一端部側面に対向して同軸上に配置されると共に、該巻取ドラムに対して相対回転不能に結合されるリング状の内輪部と、前記内輪部の外周面に対して半径方向外側に所定隙間を形成して同軸上に配置されるリング状の外輪部と、前記内輪部の外周面と前記外輪部の内周面との間で周方向に沿って折り返されて配置される連結部と、を有し、且つ、前記連結部の一端部が前記内輪部の外周面に、他端部が前記外輪部の内周面に、それぞれ一体形成されており、前記阻止機構部は、前記外輪部のウエビング引出方向への回転を阻止し、前記衝撃エネルギー吸収機構部は、緊急時に前記緊急ロック機構が作動して、更に、前記ロック部材が前記巻取ドラムに対して相対回転すると共に、前記阻止機構部によって前記外輪部のウエビング引出方向への回転が阻止された場合には、少なくとも前記変形プレート部材における該外輪部と前記内輪部との相対回転によって、前記連結部の折り返された折り返し部に連続する部分が、順次折り曲げ変形されて衝撃エネルギーを吸収することを特徴とする。
また、請求項6に係るシートベルト用リトラクタは、請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のシートベルト用リトラクタにおいて、前記連結部は、前記内輪部の外周面と前記外輪部の内周面との間において周方向に複数設けられることを特徴とする。
また、請求項7に係るシートベルト用リトラクタは、請求項6に記載のシートベルト用リトラクタにおいて、前記衝撃エネルギー吸収機構部により衝撃エネルギーが吸収される際に、前記複数の連結部は、半径方向で互いに接触しながら折り曲げ変形されることを特徴とする。
請求項1に係るシートベルト用リトラクタでは、変形プレート部材の内輪部を巻取ドラムの一端部側面に相対回転不能に結合すればよいため、部品形状の簡素化を図ることができる。また、変形プレート部材は、リング状の内輪部及び外輪部と、内輪部の外周面と外輪部の内周面との間に、両端部が各々に一体形成されて周方向に沿って折り返されて配置される連結部とによって構成されるため、部品形状の簡素化を図ることができる。
また、変形プレート部材は、リング状の内輪部及び外輪部と、内輪部の外周面と外輪部の内周面との間に周方向に沿って折り返されて配置され、且つ、一端部が内輪部の外周面に、他端部が外輪部の内周面に、それぞれ一体形成される連結部とによって構成されるため、変形プレート部材を略円板状に形成することができる。これにより、作業者は、略円板状に形成された変形プレート部材を巻取ドラムの他端部側面に当接又は近接させて容易に取り付けることができ、組立作業の簡易化を図ることができる。また、巻取ドラムの回転軸方向における変形プレート部材を取り付けるためのスペースを小さくすることができ、衝撃エネルギー吸収機構部を設けることによる、シートベルト用リトラクタの巻取ドラムの回転軸方向の寸法への影響を小さくして小型化を図ることができる。
また、請求項6に係るシートベルト用リトラクタでは、変形プレート部材の連結部は、外輪部の内周面と内輪部の外周面との間において周方向に複数設けられるため、連結部の折り返された折り返し部に連続する部分の折り曲げ変形に基づくエネルギー吸収荷重が増加して、衝撃エネルギーの吸収時における、ウエビング張力を容易に増加させることができる。
また、請求項7に係るシートベルト用リトラクタでは、衝撃エネルギー吸収機構部により衝撃エネルギーが吸収される際に、複数の連結部は、半径方向で互いに接触しながら折り曲げ変形されるため、各連結部が塑性変形することによる抵抗に加えて、各連結部の相互間にも摺動抵抗が生じる。これらの抵抗によって、変形プレート部材による衝撃エネルギーの吸収時における、ウエビング張力を容易に増加させることができる。
Claims (7)
- ウエビングが巻装される巻取ドラムと、
前記巻取ドラムの一端部に近接配置されて、該巻取ドラムに対して相対回転不能に結合されると共に、緊急時に緊急ロック機構によりウエビング引出方向への回転が阻止されて、更に、前記ウエビングの引出力が所定値を超えた場合には、該巻取ドラムに対して相対回転可能となるように結合されたロック部材と、
前記巻取ドラムと前記ロック部材との間に設けられて、前記巻取ドラムと前記ロック部材の相対回転により衝撃エネルギーを吸収する衝撃エネルギー吸収機構部と、
を備え、
前記衝撃エネルギー吸収機構部は、
前記巻取ドラムの一端部側面に当接又は近接して同軸上に配置されると共に、該巻取ドラムに対して相対回転不能に結合される変形プレート部材と、
前記変形プレート部材のウエビング引出方向への回転を阻止する阻止機構部と、
を含み、
前記変形プレート部材は、
前記巻取ドラムの一端部側面に対向して同軸上に配置されると共に、該巻取ドラムに対して相対回転不能に結合されるリング状の内輪部と、
前記内輪部の外周面に対して半径方向外側に所定隙間を形成して同軸上に配置されるリング状の外輪部と、
前記内輪部の外周面と前記外輪部の内周面との間で周方向に沿って折り返されて配置される連結部と、
を有し、且つ、前記連結部の一端部が前記内輪部の外周面に、他端部が前記外輪部の内周面に、それぞれ一体形成されており、
前記阻止機構部は、前記外輪部のウエビング引出方向への回転を阻止し、
前記衝撃エネルギー吸収機構部は、緊急時に前記緊急ロック機構が作動して、更に、前記ロック部材が前記巻取ドラムに対して相対回転すると共に、前記阻止機構部によって前記外輪部のウエビング引出方向への回転が阻止された場合には、少なくとも前記変形プレート部材における該外輪部と前記内輪部との相対回転によって、前記連結部の折り返された折り返し部に連続する部分が、順次折り曲げ変形されて衝撃エネルギーを吸収することを特徴とするシートベルト用リトラクタ。 - 前記ロック部材は、前記巻取ドラムの一端部に前記変形プレート部材を挟んで近接配置され、
前記阻止機構部は、前記ロック部材を介して前記外輪部のウエビング引出方向への回転を阻止することを特徴とする請求項1に記載のシートベルト用リトラクタ。 - 前記阻止機構部は、
前記外輪部の外周部から回転軸に対して半径方向外側へ突設される突出部と、
前記ロック部材の外周部から前記変形プレート部材側へ突設されて前記突出部の周方向ウエビング引き出し側の端面に当接される当接部と、
を有することを特徴とする請求項2に記載のシートベルト用リトラクタ。 - 前記変形プレート部材は、前記外輪部の外周部の全周に渡って形成されたラチェットギヤ歯を有し、
前記阻止機構部は、
前記ラチェットギヤ歯と係合するロックパウルと、
任意のタイミングで前記ロックパウルを前記ラチェットギヤ歯に係合させる作動機構部と、
を有し、
前記ラチェットギヤ歯と前記ロックパウルとの係合は、前記外輪部がウエビング引出方向へ回転する一方向のみへの係合であることを特徴とする請求項1に記載のシートベルト用リトラクタ。 - 前記作動機構部は、
シリンダ内にガスを発生させるガス発生部材と、
前記ガスの圧力で押圧駆動されて前記シリンダ内を移動する移動部材と、
前記移動部材の移動に連動して前記ロックパウルを前記ラチェットギヤ歯に係合させる連動部材と、
を有することを特徴とする請求項4に記載のシートベルト用リトラクタ。 - 前記連結部は、前記内輪部の外周面と前記外輪部の内周面との間において周方向に複数設けられることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載のシートベルト用リトラクタ。
- 前記衝撃エネルギー吸収機構部により衝撃エネルギーが吸収される際に、前記複数の連結部は、半径方向で互いに接触しながら折り曲げ変形されることを特徴とする請求項6に記載のシートベルト用リトラクタ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012120885A JP2013244882A (ja) | 2012-05-28 | 2012-05-28 | シートベルト用リトラクタ |
PCT/JP2013/064231 WO2013179978A1 (ja) | 2012-05-28 | 2013-05-22 | シートベルト用リトラクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012120885A JP2013244882A (ja) | 2012-05-28 | 2012-05-28 | シートベルト用リトラクタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013244882A JP2013244882A (ja) | 2013-12-09 |
JP2013244882A5 true JP2013244882A5 (ja) | 2015-07-16 |
Family
ID=49673179
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012120885A Pending JP2013244882A (ja) | 2012-05-28 | 2012-05-28 | シートベルト用リトラクタ |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2013244882A (ja) |
WO (1) | WO2013179978A1 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102018213282A1 (de) * | 2018-08-08 | 2020-02-13 | Autoliv Development Ab | Gurtaufroller |
JP7356856B2 (ja) * | 2019-09-27 | 2023-10-05 | Joyson Safety Systems Japan合同会社 | シートベルトリトラクタ及びシートベルト装置 |
JP7432442B2 (ja) | 2020-05-25 | 2024-02-16 | Joyson Safety Systems Japan合同会社 | シートベルトリトラクタ及びシートベルト装置 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE29614587U1 (de) * | 1996-08-22 | 1996-12-19 | Trw Occupant Restraint Systems Gmbh, 73551 Alfdorf | Kraftbegrenzer für ein Sicherheitsgurtsystem |
JP5078110B2 (ja) * | 2006-06-15 | 2012-11-21 | タカタ株式会社 | シートベルトリトラクタおよびこれを備えているシートベルト装置 |
JP4976326B2 (ja) * | 2008-03-31 | 2012-07-18 | 芦森工業株式会社 | シートベルト用リトラクタ |
JP5456426B2 (ja) * | 2009-09-30 | 2014-03-26 | 芦森工業株式会社 | シートベルト用リトラクタ |
JP2013035444A (ja) * | 2011-08-09 | 2013-02-21 | Takata Corp | シートベルトのリトラクタ装置及びシートベルト装置 |
-
2012
- 2012-05-28 JP JP2012120885A patent/JP2013244882A/ja active Pending
-
2013
- 2013-05-22 WO PCT/JP2013/064231 patent/WO2013179978A1/ja active Application Filing
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6421003B2 (ja) | プリテンショナ、リトラクタ及びシートベルト装置 | |
US20140319262A1 (en) | Seat Belt Device | |
JP5243386B2 (ja) | ウエビング巻取装置 | |
JP6126986B2 (ja) | ウェビング巻取装置 | |
JP6075704B2 (ja) | 安全ベルトシステムのための力制限装置 | |
WO2012165410A1 (ja) | シートベルト用リトラクタ | |
JP2013244882A5 (ja) | ||
JP6433696B2 (ja) | シートベルトリトラクタ及びシートベルト装置 | |
JP5975846B2 (ja) | プリテンショナ機構 | |
US20120199686A1 (en) | Webbing winding device | |
JP5384438B2 (ja) | ウエビング巻取装置 | |
JP5911773B2 (ja) | ウェビング巻取装置 | |
US10099652B2 (en) | Energy absorbing device, seat belt retractor and seat belt device | |
JP5641882B2 (ja) | ウェビング巻取装置 | |
JP6033240B2 (ja) | シートベルト用ベルト引込装置 | |
WO2017213186A1 (ja) | ウェビング巻取装置 | |
JP2015168353A (ja) | ウェビング巻取装置 | |
JP6081395B2 (ja) | ウェビング巻取装置 | |
JP5908299B2 (ja) | 渦巻ばね装置 | |
JP7201158B2 (ja) | ウェビング巻取装置 | |
JP5692171B2 (ja) | シートベルト用リトラクタ | |
JP6228480B2 (ja) | ウェビング巻取装置 | |
JP2016104608A (ja) | ウェビング巻取装置 | |
JP6081396B2 (ja) | ウェビング巻取装置 | |
JP6002090B2 (ja) | ギヤ機構及びプリテンショナ機構 |