JP2013244806A - レバーアッセンブリ塗装装置及びレバーアッセンブリ塗装方法 - Google Patents

レバーアッセンブリ塗装装置及びレバーアッセンブリ塗装方法 Download PDF

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Abstract

【課題】レバーアッセンブリをばらつきなく安価に塗装することができるレバーアッセンブリ塗装装置を提供すること。
【解決手段】レバー回動部を有するワイパのレバーアッセンブリRを塗装するためのレバーアッセンブリ塗装装置は、レバーアッセンブリのレバー回動部を一定の状態に維持しながらレバーアッセンブリRの払拭面側をマスキングするマスキング保持部材31を備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、ワイパのレバーアッセンブリ塗装装置及びレバーアッセンブリ塗装方法に関するものである。
従来、車両ウィンドの払拭面を払拭するためのワイパとしては、例えばワイパ全体(ブレードラバー含む)を白色一色に塗装することで、運転者の目に優しくしようとしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−232244号公報
ところで、ワイパの一部を構成しブレードラバーを保持するレバーアッセンブリは、ブレードラバーを払拭面に良好に追従させるため等の理由で、例えば、複数のレバーが回動可能にトーナメント状に連結される。よって、レバーアッセンブリ(組み付けられた複数のレバー)を塗装する際、レバー回動部(レバーの連結部分)の状態が不安定であると塗装が製品毎にばらつくといった虞がある。又、レバーアッセンブリは、塗装する必要がない部分や塗装しない方が良い部分があることが考えられ、一般的に部分的にレバー非塗装部を設ける場合、マスキングテープ等を用いることが考えられるが、製品毎にマスキングテープ等を使うことは製品コストを増大させる原因となる。
本発明は上記問題点を解消するためになされたものであって、その目的は、レバーアッセンブリをばらつきなく安価に塗装することができるレバーアッセンブリ塗装装置及びレバーアッセンブリ塗装方法を提供することにある。
請求項1に記載の発明は、レバー回動部を有するワイパのレバーアッセンブリを塗装するためのレバーアッセンブリ塗装装置であって、前記レバーアッセンブリの前記レバー回動部を一定の状態に維持しながら前記レバーアッセンブリの予め設定された一部をマスキングするマスキング保持部材を備えたことを要旨とする。
同構成によれば、マスキング保持部材にてレバー回動部が一定の状態に維持されるため、個々のレバーアッセンブリをばらつきなく安定して塗装を行うことができる(塗装の出来栄えが安定する)。又、前記マスキング保持部材にてレバーアッセンブリの予め設定された一部がマスキングされるため、別途マスキングテープ等を必要とせず、安価にレバー非塗装部を設けつつ塗装することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のレバーアッセンブリ塗装装置において、前記マスキング保持部材は、前記レバーアッセンブリの払拭面側をマスキングすることを要旨とする。
同構成によれば、マスキング保持部材にてレバーアッセンブリの払拭面側がマスキングされるため、レバーアッセンブリは非払拭面側からのみ塗装される。このようにすると、ワイパのレバーアッセンブリを安価に塗装することができる。又、払拭面側(車両室内側)は特に車両の外部からは見え難いため、美観を大幅に悪化させることはない。即ち、美観を大幅に悪化させることなく、レバーアッセンブリの低コスト化を図ることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のレバーアッセンブリ塗装装置において、前記マスキング保持部材は、前記レバーアッセンブリにおけるブレードラバーを把持するための複数の把持爪を一直線状に維持して前記レバー回動部を一定の状態に維持することを要旨とする。
同構成によれば、マスキング保持部材にてレバーアッセンブリにおけるブレードラバーを把持するための複数の把持爪が一直線状に維持されてレバー回動部が一定の状態に維持されるため、その状態で塗装することで、レバーアッセンブリを美しい仕上がりとすることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のレバーアッセンブリ塗装装置において、
前記マスキング保持部材は、前記把持爪にて把持される被把持部を備えたことを要旨とする。
同構成によれば、マスキング保持部材は、把持爪にて把持される被把持部を備えるため、複数の把持爪が一直線状の状態を強固に保持することができる。これにより、例えば、レバーアッセンブリにおける払拭面側(把持爪側)を上方に配置して、言い換えると非払拭面側を下方に配置して、水圧転写等の塗装(含む印刷)が可能となる。
請求項5に記載の発明は、レバー回動部を有するレバーアッセンブリを塗装するレバーアッセンブリ塗装方法であって、マスキング保持部材にてレバー回動部を一定の状態に維持しながら、前記マスキング保持部材にて前記レバーアッセンブリの予め設定された一部をマスキングして塗装を行うことを要旨とする。
同方法によれば、マスキング保持部材にてレバー回動部が一定の状態に維持されるため、ばらつきなく安定して塗装を行うことができる。又、前記マスキング保持部材にてレバーアッセンブリの予め設定された一部がマスキングされるため、別途マスキングテープ等を必要とせず、安価にレバー非塗装部を設けつつ塗装することができる。
本発明によれば、レバーアッセンブリをばらつきなく安価に塗装することができるレバーアッセンブリ塗装装置及びレバーアッセンブリ塗装方法を提供することができる。
一実施形態におけるワイパを示す斜視図。 (a)一実施形態におけるワイパブレードの平面図。(b)同じくワイパブレードの側面図。 一実施形態における連結部材を用いて連結する部分の分解斜視図。 (a)一実施形態におけるレバーアッセンブリ塗装装置を説明するための斜視図。(b)同じくレバーアッセンブリ塗装装置を説明するための断面図。 別例におけるレバーアッセンブリ塗装装置を説明するための断面図。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1〜図4に従って説明する。
図1に示すように、車両のフロントガラスの払拭面Gに付着した雨滴等を払拭するワイパ10は、図示しない車両回動軸(ピボット軸)に固定されるアームヘッドと、該アームヘッドに基端部が連結されたワイパアーム11と、該ワイパアーム11の先端部に連結されたワイパブレード12とから構成されている。ワイパ10は、ワイパモータ(図示略)による車両回動軸の回動駆動によって往復揺動(回動)され、払拭面G上の払拭を行うものである。
図3に示すように、ワイパアーム11は、先端部が細長板状に形成されており、その板状部分にU字状に折り返されたフック部11aを備えている。フック部11aは、その先端側がワイパアーム11の下面側(払拭面G側)に突出するように形成されている。
図2(a)(b)に示すように、ワイパブレード12は、互いに相対回動可能に連結されるレバーであるメインレバー13と、2つのヨークレバー14と、2つの可動カバー部材15とを有したレバーアッセンブリRと、レバーアッセンブリRの下側(払拭面G側)に保持されるブレードラバー16とを備えている。尚、本実施形態では、レバーアッセンブリRの構成部材の内、メインレバー13と2つの可動カバー部材15とが、レバーアッセンブリRにおける非払拭面側の外表面を構成するブレード外表面部材、及び非払拭面側からのみ塗装された片面塗装部材を構成している。又、メインレバー13、ヨークレバー14及び可動カバー部材15は、それぞれ樹脂材よりなる。メインレバー13の長手方向両端側にはそれぞれ回動軸部13aが設けられ、各ヨークレバー14の中央部が各回動軸部13aに組み付けられて、メインレバー13に対して各ヨークレバー14が回動可能に支持されている。
各ヨークレバー14の中央部の前記メインレバー13との連結部分よりも若干外側であってメインレバー13の長手方向端部から突出した位置には、各可動カバー部材15の基端部が回動軸部15aにて組み付けられ、各ヨークレバー14に対して各可動カバー部材15が回動可能に支持されている。尚、メインレバー13及び可動カバー部材15は、それぞれ長手方向直交断面が略逆U字状に形成され、その長手方向略全域(中央部を除く)の車両前方側の面に走行風を払拭面G側への押圧力に変換するためのフィン部13z,15zを有している。メインレバー13及び可動カバー部材15のフィン部13z,15zは、互いに長手方向に(僅かな隙間を介して)連続した面となるように形成されている。又、本実施形態では、メインレバー13とヨークレバー14との連結部分、及びヨークレバー14と可動カバー部材15の連結部分が、それぞれレバー回動部とされている。各ヨークレバー14の両端部、及び各可動カバー部材15の先端部にはそれぞれ幅方向で対をなす把持爪14a,15bが設けられ、該把持爪14a,15bにはブレードラバー16が把持されている。因みに、可動カバー部材15には、自身の把持爪15bとヨークレバー14の長手方向外側の把持爪14aとの間において、ブレードラバー16の幅方向の移動を規制すべく同方向で対をなす規制片15cが設けられている。
メインレバー13の中央部には、図2(a)に示す平面視において、長手方向が長辺となる長方形状の開口部13bが形成されている。開口部13bの幅方向(前記長手方向と交差する方向)の対向壁部13c間には、円柱状の連結軸17が掛け渡されるようにして設けられている。そして、この開口部13bの内部には、図3に示すように、ワイパアーム11の先端部である前記フック部11aに装着されて前記連結軸17に回動可能に支持される連結部材20が収容される。尚、本実施形態では、この連結軸17と連結部材20との連結部分が回動部とされている。
図3に示すように、連結部材20は、ベース部材21と、該ベース部材21に装着されるロック部材22とから構成されている。ベース部材21は、メインレバー13における開口部13bを構成する対向壁部13c(開口部13bの内側面13d)にそれぞれ対向する外側面21aを有した一対の側壁部21bと、該側壁部21b間においてワイパアーム11のフック部11aが装着される装着部21cとを備えている。
側壁部21b及び装着部21cには、幅方向に貫通する支持孔21dと該支持孔21dに向けて下方から切り欠かれた案内溝21eとが形成され、メインレバー13に備えられる連結軸17がその案内溝21eを介して支持孔21dに嵌挿されることで、ベース部材21(連結部材20)が連結軸17周りに回動可能に支持される。装着部21cは、支持孔21d周りから開口部13bの長手方向一方側に延びてフック部11aの内周面11bに倣った形状をなし、他方側はフック部11aの折返し部分(先端部分)の挿入空間21xとなっている。つまり、その挿入空間21xからフック部11aの折返し部分を挿入して装着部21c側に移動させることで、該装着部21cがフック部11aに内包されるようにして装着されるようになっている。
また、挿入空間21xが形成される両側壁部21bの長手方向他方側の端部には、内側面において互いに対向する一対の支持突部21fが形成され、該支持突部21fにはロック部材22の基部22aが支持され、ロック部材22は支持突部21f周りを回動可能とされている。
ロック部材22において基部22aの反対側の端部には、撓み可能な係合片22bが設けられている。係合片22bは、ワイパアーム11のフック部11aと略同幅に形成され、一旦下方に向かって再び上方に向かうように側方視で略U字状をなしている。係合片22bは、再び上方に向かった部分にフック部11aの円弧部分の外周面11cに倣った湾曲面22cを有している。係合片22bは、ロック部材22がロック位置に回動されることで、その湾曲面22cがベース部材21の装着部21cに装着されたフック部11aの外周面11cに弾性力を以て当接し、該係合片22bと装着部21cとでフック部11aの円弧部分を弾性挟持する。このとき、挿入空間21xの上方側開口(非払拭面側開口)は、ロック位置に回動されたロック状態のロック部材22によって覆われて閉塞される。このように、連結部材20は、レバーアッセンブリR(メインレバー13)の開口部13bの内部に収容されつつ連結軸17に回動可能に支持され、ワイパアーム11のフック部11aに装着されることで、ワイパアーム11に対してレバーアッセンブリRを回動可能に連結する。
ここで、ワイパ10のレバーアッセンブリRは塗装されるものであって、レバーアッセンブリRと連結部材20とが相対回動して摺接する部位に対応した回動時摺接部(回動する際に擦れる可能性のある部分)には非塗装部としての連結部材レバー間非塗装部Xa,Xb(図3参照)が設けられている。
詳しくは、まず本実施形態のレバーアッセンブリRにおいて、メインレバー13、ヨークレバー14及び可動カバー部材15は、塗装色(例えば青色)よりも暗い色(例えば紺色)の素材である樹脂材で成形されている。又、連結部材20は、塗装色(例えば青色)と同系色(例えば青色や紺色)の素材である樹脂材で成形されている。
そして、メインレバー13及び可動カバー部材15は、後述するレバーアッセンブリ塗装装置及びレバーアッセンブリ塗装方法によって非払拭面側からのみ塗装されている。又、メインレバー13における回動時摺接部である前記開口部13bの内側面13dは、塗装されずに、連結部材レバー間非塗装部Xaとされている。又、本実施形態ではヨークレバー14は、塗装されていない。又、連結部材20は、略全体が塗装されながらも、回動時摺接部である前記外側面21aが塗装されずに、連結部材レバー間非塗装部Xbとされている。
次に、上記したレバーアッセンブリR(連結部材20は除く)のレバーアッセンブリ塗装装置及びレバーアッセンブリ塗装方法について説明する。
図4(a)(b)に示すように、レバーアッセンブリ塗装装置はマスキング保持部材31を備える。マスキング保持部材31は、前記レバー回動部(メインレバー13とヨークレバー14との連結部分、及びヨークレバー14と可動カバー部材15の連結部分)を一定の(回動)状態(すなわち、レバーアッセンブリR全体を一定の塗装姿勢)に維持しながらレバーアッセンブリRの予め設定された一部をマスキング可能とされている。
本実施形態のマスキング保持部材31は、レバーアッセンブリRの払拭面G側(図4(b)中、下側であって、レバー非塗装部)をマスキングすべく、メインレバー13及び可動カバー部材15よりも払拭面G側を収容しつつ覆うマスキング収容溝31aを有する。マスキング収容溝31aは、メインレバー13及び可動カバー部材15よりも払拭面G側に突出する把持爪14a,15b等を収容可能に形成されている。尚、本実施形態のマスキング保持部材31は、同時に複数のレバーアッセンブリRを塗装可能とするため、複数のマスキング収容溝31aが並設されている。又、マスキング保持部材31(マスキング収容溝31a)は、レバーアッセンブリRにおける複数の把持爪14a,15bを(長手方向の)一直線状に維持して前記レバー回動部を一定の状態に維持するように形成されている。即ち、このマスキング保持部材31は、複数の把持爪14a,15bがマスキング収容溝31aに挿入されるようにレバーアッセンブリRを載置するだけで、複数の把持爪14a,15bを一直線状に維持して前記レバー回動部を一定の状態、すなわち、レバーアッセンブリR全体を一定の塗装姿勢に維持しながらレバーアッセンブリRの払拭面G側をマスキング可能とされている。
又、本実施形態のレバーアッセンブリ塗装装置は、メインレバー13の前記開口部13bに嵌入されるマスキング嵌入部材32を備える。マスキング嵌入部材32は、前記開口部13bに嵌入されることで開口部13bの内側面13d(図3参照)、即ち前記連結部材レバー間非塗装部Xaを覆い、該部分への塗料の付着、若しくは塗膜層が形成されてしまうことを防止可能に形成されている。
そして、レバーアッセンブリ塗装方法では、マスキング保持部材31にて前記レバー回動部を一定の状態(すなわち、レバーアッセンブリR全体を一定の塗装姿勢)に維持しながら、同マスキング保持部材31にてレバーアッセンブリRの予め設定された一部(レバーアッセンブリRの払拭面G側)をマスキングし、更に本実施形態ではマスキング嵌入部材32を前記開口部13bに嵌入して塗装を行う。これにより、レバーアッセンブリR(連結部材20は除く)の塗装が完了される。尚、本実施形態では、塗装は吹き付け塗装を採用している。
次に、上記のように構成されたワイパ10の作用について説明する。
上記ワイパ10では、図示しない付勢機構によりワイパアーム11の先端側が払拭面G側に付勢され、その付勢力が連結部材20、及びレバーアッセンブリRを介してブレードラバー16に伝達されて、ブレードラバー16が長手方向全長に亘って払拭面Gに押圧接触される。又、車両走行時には、フィン部13z,15zにて走行風が払拭面G側への押圧力に変換されて、ブレードラバー16が払拭面Gに押圧接触される。これらのことから、ワイパ10が往復揺動(回動)されると、良好な払拭動作が行われる。
次に、上記実施の形態の特徴的な効果を以下に記載する。
(1)塗装対象が複数のレバー(メインレバー13、ヨークレバー14及び可動カバー部材15)が回動自在に連結されているために姿勢が不安定なレバーアッセンブリRであっても、マスキング保持部材31にてレバーアッセンブリRのレバー回動部(メインレバー13とヨークレバー14との連結部分、及びヨークレバー14と可動カバー部材15の連結部分)が一定の(回動)状態(すなわち、レバーアッセンブリR全体が一定(本実施形態では一直線状)の塗装姿勢)に維持されるため、個々のレバーアッセンブリRをばらつきなく安定して塗装を行うことができる(塗装の出来栄えが安定する)。又、マスキング保持部材31にてレバーアッセンブリRの予め設定された一部(レバーアッセンブリRの払拭面G側)がマスキングされるため、別途マスキングテープ等を必要とせず、安価にレバー非塗装部(レバーアッセンブリRの払拭面G側)を設けつつ塗装することができる。
(2)マスキング保持部材31にてレバーアッセンブリRの払拭面G側(の全体)がマスキングされるため、レバーアッセンブリRは非払拭面側からのみ塗装される。このようにすると、例えば、使用する塗料の量を低減できたり、吹き付け方向の角度を小さくできることから、ワイパ10のレバーアッセンブリRを安価に塗装することができる。又、払拭面G側(車両室内側)は特に車両の外部からは見え難いため、美観を大幅に悪化させることはない。即ち、美観を大幅に悪化させることなく、レバーアッセンブリRの低コスト化を図ることができる。
(3)マスキング保持部材31にてレバーアッセンブリRにおけるブレードラバー16を把持するための複数の把持爪14a,15bが一直線状に維持されてレバー回動部が一定の状態、すなわち、レバーアッセンブリR全体が一定(本実施形態では一直線状)の塗装姿勢に維持されるため、その状態で塗装することで、レバーアッセンブリRを美しい仕上がりとすることができる。又、例えば、複数の把持爪14a,15bを一直線状に維持する構成は簡単な構成でよいため、マスキング保持部材31を簡単な構成とすることができる。
上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態のマスキング保持部材31は、複数の把持爪14a,15bがマスキング収容溝31aに挿入されるようにレバーアッセンブリRが載置されると、複数の把持爪14a,15bを一直線状に維持するものとしたが、図5に示すように、把持爪14a(15b)にて把持される被把持部としての被把持部材61を備えたものとしてもよい。
詳しくは、この例のマスキング収容溝31aの底部には、前記把持爪14a,15bと対応した長手方向の位置に把持爪14a,15bにて把持可能な被把持部材61が固定されている。そして、複数の把持爪14a,15bを(レバーアッセンブリRの)長手方向にスライド移動させることで把持爪14a,15bに被把持部材61を把持させることで、複数の把持爪14a,15bを一直線状に維持して払拭面直交方向(上下方向)に移動不能とさせるようにしてもよい。このようにすると、複数の把持爪14a,15bが一直線状の状態を強固に保持することができる。これにより、例えば、レバーアッセンブリRにおける払拭面G側(把持爪14a,15b側)を上方に配置して、言い換えると非払拭面側を下方に配置して、転写フィルムを液面に浮かべた水槽などに浸してレバーアッセンブリRの非払拭面側表面に転写する水圧転写等の塗装(含む印刷)が可能となる。即ち、上記実施形態では、塗装は、吹き付け塗装を採用したが、この例では、水圧転写を採用してもよい。又、勿論、吹き付け塗装や水圧転写以外の他の塗装(含む印刷)を採用してもよい。
・上記実施形態では、メインレバー13と、2つのヨークレバー14と、2つの可動カバー部材15とを有したワイパ10のレバーアッセンブリRに対するレバーアッセンブリ塗装装置としたが、勿論、他の構成のレバーアッセンブリに対応したレバーアッセンブリ塗装装置としてもよい。言い換えると、上記実施形態では、レバー回動部がメインレバー13とヨークレバー14との連結部分、及びヨークレバー14と可動カバー部材15の連結部分であるレバーアッセンブリRに対するレバーアッセンブリ塗装装置としたが、異なる構成のレバー回動部を有するワイパのレバーアッセンブリに対応したレバーアッセンブリ塗装装置としてもよい。
・上記実施形態では、マスキング保持部材31は、レバーアッセンブリRの払拭面G側(の全体)をマスキングするものとしたが、これに限定されず、レバー回動部を一定の状態に維持しながらレバーアッセンブリの払拭面G側(の全体)以外の部分をマスキングするものとしてもよい。
・上記実施形態では、マスキング保持部材31は、レバーアッセンブリRにおける複数の把持爪14a,15bを一直線状に維持するものとしたが、これに限定されず、複数の把持爪14a,15bが一直線状とならないように(一直線状に並ばないように)しながらその状態を維持するものとしてもよい。
上記実施の形態及び別例から把握できる技術的思想について、以下にその効果とともに記載する。
(イ)請求項4に記載のレバーアッセンブリ塗装装置において、前記レバーアッセンブリに転写される転写フィルムが液面に浮かべられた水槽を備え、前記マスキング保持部材に保持された前記レバーアッセンブリの非払拭面側表面が前記水槽に浸漬されて水圧転写されることを特徴とするレバーアッセンブリ塗装装置。
同構成によれば、レバーアッセンブリの形状が複雑な形状、例えば、空気力学的なフィン形状を含む形状をなしていても、その形状を損なうことなくレバーアッセンブリの非払拭面側表面に一様な膜厚で塗装(転写)できる。また、転写フィルムを奇抜な色や模様、ロゴ等とすることで、ファッション性に優れた個性的なワイパを容易に塗装できる。
10…ワイパ、14a,15b…把持爪、16…ブレードラバー、31…マスキング保持部材、61…被把持部材(被把持部)、G…払拭面、R…レバーアッセンブリ。

Claims (5)

  1. レバー回動部を有するワイパのレバーアッセンブリを塗装するためのレバーアッセンブリ塗装装置であって、
    前記レバーアッセンブリの前記レバー回動部を一定の状態に維持しながら前記レバーアッセンブリの予め設定された一部をマスキングするマスキング保持部材を備えたことを特徴とするレバーアッセンブリ塗装装置。
  2. 請求項1に記載のレバーアッセンブリ塗装装置において、
    前記マスキング保持部材は、前記レバーアッセンブリの払拭面側をマスキングすることを特徴とするレバーアッセンブリ塗装装置。
  3. 請求項2に記載のレバーアッセンブリ塗装装置において、
    前記マスキング保持部材は、前記レバーアッセンブリにおけるブレードラバーを把持するための複数の把持爪を一直線状に維持して前記レバー回動部を一定の状態に維持することを特徴とするレバーアッセンブリ塗装装置。
  4. 請求項3に記載のレバーアッセンブリ塗装装置において、
    前記マスキング保持部材は、前記把持爪にて把持される被把持部を備えたことを特徴とするレバーアッセンブリ塗装装置。
  5. レバー回動部を有するレバーアッセンブリを塗装するレバーアッセンブリ塗装方法であって、
    マスキング保持部材にてレバー回動部を一定の状態に維持しながら、前記マスキング保持部材にて前記レバーアッセンブリの予め設定された一部をマスキングして塗装を行うことを特徴とするレバーアッセンブリ塗装方法。
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