JP5437182B2 - 刷毛保持装置 - Google Patents
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Description
しかし、図8に示すように、ブラシ毛32を下側にして刷毛31を置いておくと、自重でブラシ毛32が曲がったままになり、曲がり癖が付いて、塗装作業が正常に行えなくなっていた。また、刷毛31を容器35内の塗料Pに落とし込んでブラシ毛32が容器35の底36に当たるまで沈めてしまうと、刷毛31の柄33に塗料Pが付着し、その後の塗装作業がしにくくなるという欠点があった。また、塗装作業を中断する際に、ブラシ毛32に残った塗料Pが固まってしまうと、刷毛31が使いづらくなって直ちに塗装作業を再開できなくなる問題があった。
各々異なる実施の形態を示した図1、図4及び図5に示すように、本発明の刷毛保持装置は、塗装用刷毛1の柄1aに上下方向に摺動自在として挟着されるクリップ部材2を有し、クリップ部材2には鉤形の係止片3を突設している。さらに、クリップ部材2の係止片3が上方から係脱自在に引掛けられる被引掛部6を有すると共に塗料Pを収容した容器5の上端周縁部5aに取着される取付け部材4を、備えている。
板バネ本体部20は、(板バネ)クリップ状の金具から成り、図示省略するが、柄1aを挟み込んでいない自由状態では、開口端部20a,20aが相互に接し、断面三角形状となっている。つまり、板バネ本体部20は、開口部側から柄1aを押し込むことによって、柄1a(ブラシ保持板部8)の厚さ寸法T0分だけ開口端部20a,20aが押し拡げられ、自由状態に復元しようとする弾発復元力Fによって柄1aの両側面を圧接して挟み込み、刷毛1を支持している。クリップ部材2は、柄1a(ブラシ保持板部8)の厚さ寸法T0が相違する複数種類の刷毛1…に共用が可能となっている。クリップ部材2は、柄1aを厚み方向に2つに割って形成された内の1方のブラシ保持板部8に取付けられる(図6参照)ことで、一枚板状の柄1aを有する刷毛1(図7参照)との共用が可能となっている。
また、板バネ本体部20の開口端部20a,20aには、傾斜面部21,21が形成されているため、柄1aを傾斜面部21,21に摺接させつつ押し込むと開口端部20a,20aが相互に拡げられ、簡単にクリップ部材2を刷毛1に取着できるように構成されている。
係止片3は、クリップ部材2の反開口側に設けられている。係止片3は、帯板状の金具を倒立U字状乃至倒立J字状に弯曲して形成されている。係止片3は、板バネ本体部20と一体的に形成、又はリベット止め、カシメ、又は(接着剤による)接着等の方法により固着されている。
取付け部材4は、容器5の内方側に、倒立U字状の被引掛部6を付設している。被引掛部6には、貫通孔10が形成されている。図2及び図3に示すように、貫通孔10は、係止片3を挿通可能な一文字状のスリットであり、係止片3を上方から引掛けて係着することで、クリップ部材2(刷毛1)を取付け部材4に保持している。被引掛部6には、複数の貫通孔10…が形成され、複数のクリップ部材2…(刷毛1…)が保持させられるように構成されている。(なお、貫通孔10を単数設けても良い。)
外容器15は、ある程度の剛性を有する材料(金属や合成樹脂等)から成り、従来から下げ缶として使用されてきたものである。内容器16は、外容器15よりも薄く可撓性を有し、安価なもの(使い捨て自在なもの)を用いるも好ましく、複数の種類(色)の塗料P…を使用する際に、種類毎に交換して使い分ける。
このように、容器5が2層構造となっている場合であっても、取付け部材4は、上端周縁部5aを確実に上方から挟み込んで、容器5に取着できるように構成されている。
図4に於て、刷毛保持装置は、取付け部材4の構成が図1〜図3の実施形態と異なっている。取付け部材4は、断面が横倒略己字状に形成され、鉛直上方に立設された被引掛部6を有している。この被引掛部6は、上方から係止片3を係着可能として、クリップ部材2(刷毛1)を保持している。また、取付け部材4は、容器5の上端周縁部5aに上方から嵌着可能な弯曲部24を備えている。弯曲部24は、弾発力(復元力)をもって上端周縁部5aを挟み込んで、容器5に着脱自在に取着されている。
被引掛部6は、柄1aの厚さ寸法T0に対して5〜10倍程度に幅の広い長板状に形成されており、複数のクリップ部材2…(刷毛1…)を並べて係着させられるように構成されている。
なお、図4に例示した塗装用刷毛1は、平ブラシであり、図7に示すように、厚さ寸法T0が一定の柄1aに、クリップ部材2が上下方向に摺動自在として挟着されている。
取付け部材4は、容器5の上端周縁部5aに上方から引掛可能な折曲部25を備え、容器5に着脱自在に取着されている。また、取付け部材4は、袋状の被引掛部6を有すると共に、被引掛部6に上方開口状の貫通孔11を有している。貫通孔11は、柄1aの厚さ寸法T0に対して5〜10倍程度に幅の広い連続状のスリットであり、係止片3を上方から挿通して引掛けることで、複数のクリップ部材2…を並べて取り付けることができ、しかも、取付け部材4に複数の刷毛1…を係脱自在に保持させられるように構成されている。なお、図示省略するが、クリップ部材2は、係止片3を、容器5(外容器15)の上端周縁部5aに上方から引掛けて係着するも好ましい。
図1、図4及び図5に示すように、塗装用刷毛1の柄1aにクリップ部材2を取り付ける。クリップ部材2の取着位置は、刷毛1のブラシ毛7が塗料Pに浸るようにし、柄1aが塗料Pに浸からないように、塗料Pの表面Zから高さ寸法Hの位置に設定する。クリップ部材2は、傾斜面部21,21に柄1aを押し付けることで、板バネ本体部20の開口端部20a,20aが拡がるように弾性変形し、弾発復元力Fをもって柄1aを挟圧し、刷毛1が下方に落ちないように吊持する。クリップ部材2を取着すべき高さ寸法Hは、容器5に収容される塗料Pの容量によって塗料Pの深さ寸法Dが変化すると、適宜その深さ寸法Dに対応して調整される。高さ寸法Hの調整は、クリップ部材2を柄1aの上下方向に摺らして、取着位置を調節するのみで簡単に行える。
そして、塗装用刷毛1を持ち上げて係止片3を被引掛部6から引き抜き、塗装用刷毛1を取付け部材4から取外す。クリップ部材2は、塗装用刷毛1の柄1aに付けたままでも塗装作業が可能であり、塗装作業への移行がスムーズである。塗装作業に於て、塗装対象物の大きさや凹凸に応じて複数の種類の刷毛1…を使い分ける際には、頻繁に刷毛1を持ち替えるため、クリップ部材2の付け外しを行わずに塗装作業を続行することで、塗装作業に掛かる時間が短縮され、作業効率が向上する。
容器5の塗料Pを入れ替える際には、外容器15から内容器16ごと塗料Pを取り出して、別の塗料Pを収容した内容器16に交換する。この際、取付け部材4は、一旦、容器5の上端周縁部5aから取り外され、塗料Pの入替後に、再び取付けられる。
1a 柄
2 クリップ部材
3 係止片
4 取付け部材
5 容器
5a 上端周縁部
6 被引掛部
20 板バネ本体部
20a 開口端部
21 傾斜面部
P 塗料
F 弾発復元力
T5 厚さ寸法
T 0 厚さ寸法
Claims (1)
- 塗装用刷毛(1)の柄(1a)を弾発復元力(F)をもって挟圧する断面略U字状の板バネ本体部(20)を有し、上記柄(1a)を上下方向に摺動させて上下方向位置決め可能として上記板バネ本体部(20)が挟着するクリップ部材(2)を備え、
塗料(P)を収容した容器(5)の上端周縁部(5a)に着脱自在に取着され、かつ、該上端周縁部(5a)の厚さ寸法(T 5 )が相違する複数種類の容器(5)に共用可能の取付け部材(4)を備え、
上記板バネ本体部(20)の開口端部(20a)(20a)に拡開状傾斜面部(21)(21)を有し、倒立U字状乃至倒立J字状に弯曲させた帯板状金具から成る係止片(3)を上記板バネ本体部(20)の反開口側に固着し、
さらに、上記取付け部材(4)は、上記柄(1a)の厚さ寸法(T 0 )に対して5倍〜10倍に幅広く形成されると共に複数の上記係止片(3)を同時に係着可能とし複数の上記クリップ部材(2)及び該クリップ部材(2)に挟持される上記刷毛(1)を複数個並べて保持可能な被引掛部(6)を有することを特徴とする刷毛保持装置。
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