JP2013242747A - 施設管理システムおよび方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】入退室管理の区画が広い場合でも、当該区画内における利用者の常在位置に応じた、きめ細かな設備連動制御を実現する。
【解決手段】判定処理部46により、判定結果が入室可を示す場合、利用者情報記憶部44Bから利用者の常在区画および常在ゾーンを取得するとともに、区画情報記憶部44Aから当該常在ゾーンにおける常在利用者数を取得し、当該利用者の移動先区画が当該利用者の常在区画であって、かつ当該利用者の移動前において当該常在ゾーンの常在利用者数がゼロである場合には、当該常在ゾーンの関連設備の運転開始を設備運転制御部47に対して指示するようにしたので、移動先区画の常在利用者が存在していない移動先区画に利用者が入室した場合にのみ、移動先区画の関連設備の運転を開始する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、施設管理技術に関し、特に施設に設けられた区画に対する入室判定時に、当該区画と関連する関連設備の運転を制御する施設管理技術に関する。
施設内に設けた各区画について、これら区画を利用する利用者の入退室を管理する施設管理システムでは、個人を識別するための個人識別番号を記録したIDカードなどの記録媒体を利用者に予め配布しておき、利用者が任意の区画で入退室する際、当該区画の出入口に設けられたカードリーダなどのリーダ端末でIDカードから読み取った個人識別番号に基づいて、当該利用者に対する入退室可否を判定し、入退可の判定に応じて、当該区画のドアに設けられた電気錠を開錠するものとなっている。
このような施設管理システムには、各区画における入退室を履歴と記録しておき、任意の区画へ最初に利用者が入室した初入時、あるいは任意の区画から最後の利用者が退室した終退時に、当該区画の照明設備や空調設備の運転開始・停止を制御し、あるいは終退時に当該区画に対する警備機器を起動し、初入時に警備機器を停止するなど、区画への入退室と連動させて当該区画に関連する関連機器を自動運転するものがある(例えば、特許文献1など参照)。
しかし、上記技術によれば、任意の利用者が区画に存在するか否かに応じて、当該区画に関連する関連設備を自動運転しているため、区画の一時的な利用であっても、関連設備が運転されてしまい、設備の運転面において非効率で非経済的となる。このため、発明者は、利用者に関する入退室可否の判定結果が入室可を示す場合、利用者が移動先区画の常在利用者であって、かつ利用者の移動前において移動先常在利用者数がゼロである場合、移動先区画の関連設備の運転開始を指示する技術を提案した(例えば、特許文献2など参照)。これにより、各区画に対する利用者の入退室と連動させて区画の関連設備を効率よく経済的に運転することが可能となった。
特開平11−210284号公報 特開2012−069035号公報
近年、オフィスビルでは、空間的・機能的にフレキシブルで、開放感のあるワークスペースを実現するため、1つの階のフロアを壁で細かく仕切らず、フロア全体を一間として使用するケースが増えている。したがって、施設管理システムにおける入退室管理も、フロア全体を1つの区画として管理するものとなる。
しかしながら、このような従来技術では、入退室管理の区画を制御単位として、照明設備や空調設備の連動制御を行うものとなっている。したがって、上記のようにフロア全体を一間として使用するケースでは、1人の利用者が当該区画に入室した場合でも、フロア全体の照明設備や空調設備の運転が開始されるため、これら設備の運転に無駄が生じる場合があった。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、入退室管理の区画が広い場合でも、当該区画内における利用者の常在位置に応じた、きめ細かな設備連動制御を実現できる施設管理技術を提供することを目的としている。
このような目的を達成するために、本発明にかかる施設管理システムは、施設に設けられた区画に対する入室判定時に、当該区画と関連する関連設備の運転を制御する施設管理システムであって、入室を管理する各区画をそれぞれ区分して設けたゾーンごとに、当該ゾーンを常在ゾーンとする常在利用者が当該ゾーンに存在する人数、からなる常在利用者数を記憶する区画情報記憶部と、前記区画を利用する利用者ごとに、当該利用者が常在する区画を示す常在区画と、当該常在区画内において当該利用者が常在するゾーンを示す常在ゾーンと、前記区画への入室可否を判定するための判定情報とを記憶する利用者情報記憶部と、前記各区画に設けられて、利用者操作に応じて当該区画に対する当該利用者の入室可否判定を要求する判定要求を送信するリーダ端末と、前記リーダ端末からの判定要求に応じて、前記利用者情報記憶部から取得した前記利用者の判定情報に基づき前記区画に対する当該利用者の入室可否を判定し、この判定結果が入室可を示す場合、当該区画に設けられている電気錠の開錠を指示する判定処理部と、前記ゾーンごとに、当該ゾーンの利用と連動させる関連設備の運転を制御する設備運転制御部とを備え、前記判定処理部は、前記判定結果が入室可を示す場合、前記利用者情報記憶部から前記利用者の常在区画および常在ゾーンを取得するとともに、前記区画情報記憶部から当該常在ゾーンにおける常在利用者数を取得し、当該利用者の移動先区画が当該利用者の常在区画であって、かつ当該利用者の移動前において当該常在ゾーンの常在利用者数がゼロである場合には、当該常在ゾーンの前記関連設備の運転開始を前記設備運転制御部に対して指示するようにしたものである。
また、本発明にかかる上記施設管理システムの一構成例は、前記判定処理部が、前記判定結果が入室可を示す場合、前記利用者の移動元区画が当該利用者の常在区画であって、かつ当該利用者の移動後において当該利用者の常在ゾーンの常在利用者数がゼロとなる場合には、当該常在ゾーンの前記関連設備の運転停止を前記設備運転制御部に対して指示するようにしたものである。
また、本発明にかかる上記施設管理システムの一構成例は、前記判定処理部が、前記判定結果が入室可を示す際、前記利用者の移動前において前記移動先区画の各ゾーンに当該ゾーンの常在利用者が存在せず、かつ当該移動先区画が当該利用者の常在区画ではない場合、前記判定結果に代えて前記区画に対する当該利用者の入室禁止と判定するようにしたものである。
また、本発明にかかる施設管理方法は、施設に設けられた区画に対する入室判定時に、当該区画と関連する関連設備の運転を制御する施設管理システムで用いられる施設管理方法であって、区画情報記憶部が、入室を管理する各区画をそれぞれ区分して設けたゾーンごとに、当該ゾーンを常在ゾーンとする常在利用者が当該ゾーンに存在する人数、からなる常在利用者数を記憶する区画情報記憶ステップと、利用者情報記憶部が、前記区画を利用する利用者ごとに、当該利用者が常在する区画を示す常在区画と、当該常在区画内において当該利用者が常在するゾーンを示す常在ゾーンと、前記区画への入室可否を判定するための判定情報とを記憶する利用者情報記憶ステップと、前記各区画に設けられたリーダ端末が、利用者操作に応じて当該区画に対する当該利用者の入室可否判定を要求する判定要求を送信するステップと、判定処理部が、前記リーダ端末からの判定要求に応じて、前記利用者情報記憶部から取得した前記利用者の判定情報に基づき前記区画に対する当該利用者の入室可否を判定し、この判定結果が入室可を示す場合、当該区画に設けられている電気錠の開錠を指示するステップと、設備運転制御部が、前記ゾーンごとに、当該ゾーンの利用と連動させる関連設備の運転を制御するステップとを備え、前記判定処理ステップは、前記判定結果が入室可を示す場合、前記利用者情報記憶部から前記利用者の常在区画および常在ゾーンを取得するとともに、前記区画情報記憶部から当該常在ゾーンにおける常在利用者数を取得し、当該利用者の移動先区画が当該利用者の常在区画であって、かつ当該利用者の移動前において当該常在ゾーンの常在利用者数がゼロである場合には、当該常在ゾーンの前記関連設備の運転開始を前記設備運転制御部に対して指示するようにしたものである。
また、本発明にかかる上記施設管理方法の一構成例は、前記判定処理ステップが、前記判定結果が入室可を示す場合、前記利用者の移動元区画が当該利用者の常在区画であって、かつ当該利用者の移動後において当該利用者の常在ゾーンの常在利用者数がゼロとなる場合には、当該常在ゾーンの前記関連設備の運転停止を前記設備運転制御部に対して指示するようにしたものである。
また、本発明にかかる上記施設管理方法の一構成例は、前記判定処理ステップが、前記判定結果が入室可を示す際、前記利用者の移動前において前記移動先区画の各ゾーンに当該ゾーンの常在利用者が存在せず、かつ当該移動先区画が当該利用者の常在区画ではない場合、前記判定結果に代えて前記区画に対する当該利用者の入室禁止と判定するようにしたものである。
本発明によれば、利用者による当該利用者の常在区画への入室に応じて、移動先区画の関連設備の運転を自動的に開始する際、利用者の常在ゾーンに関連する関連設備のみを運転開始することができ、移動先区画のうち常在ゾーン以外のゾーンに関連する関連設備についての運転開始を回避することができる。
したがって、入退室管理の区画が広い場合でも、当該区画内における利用者の常在位置に応じた、きめ細かな設備連動制御を実現することができる。このため、区画に設置されている個々の関連設備を効率よく経済的に運転することが可能となる。
第1の実施の形態にかかる施設管理システムの構成を示すブロック図である。 区画情報の構成例である。 利用者情報の構成例である。 第1の実施の形態にかかる施設管理システムの入室判定動作を示すフローチャートである。 第1の実施の形態にかかる施設管理システムの入室判定動作例を示す説明図である。 第1の実施の形態にかかる施設管理システムの他の入室判定動作例を示す説明図である。 第2の実施の形態にかかる施設管理システムの入室判定動作を示すフローチャートである。 第2の実施の形態にかかる施設管理システムの入室判定動作例を示す説明図である。 第2の実施の形態にかかる施設管理システムの他の入室判定動作例を示す説明図である。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
まず、図1を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかる施設管理システムについて説明する。図1は、第1の実施の形態にかかる施設管理システムの構成を示すブロック図である。
この施設管理システム1には、IDカード10、リーダ端末22、電気錠23、制御装置30、および管理装置40が含まれている。各区画20のドア21に対して設置されているリーダ端末22および電気錠23は、通信回線L1を介してそれぞれデータ通信可能に制御装置30と接続されている。また、管理装置40には、通信回線L2を介して制御装置30がデータ通信可能に接続されている。この際、施設管理システムの規模に応じて、制御装置30を複数設けてもよい。
IDカード10は、メモリカードやICカードなどの携帯可能な情報処理用のカードからなり、当該IDカードを所持する利用者の通行可否を判定するために必要な情報として、利用者に固有の利用者IDなどの利用者識別情報を記録する機能を有している。
リーダ端末22は、区画20のドア21ごとに併設された、カードリーダなどの入力処理装置からなり、カードスロットへIDカードを挿入し(接触型)、あるいはカードアンテナへIDカードをかざすことにより(非接触型)、利用者が提示したIDカード10から利用者IDなどの利用者識別情報を読み出す機能と、当該利用者識別情報と予め自己に設定されている当該ドア21に固有のドアIDとを含む判定要求を、通信回線L1を介して制御装置30へ送信する機能とを有している。
電気錠23は、区画20のドア21ごとに設けられた電動式の錠前からなり、通信回線L1を介して受信した制御装置30からの開錠/施錠の指示に応じて、ドア21の開錠/施錠を行う機能を有している。なお、電気錠23は、常時、施錠されており、制御装置30から開錠指示が到来した場合にのみ所定期間だけ開錠するものとする。
制御装置30は、設備の管理・監視を行う各種制御システムで用いられるコントローラなどの制御装置からなり、通信回線L1を介して各区画20に設けられたリーダ端末22からの判定要求を受信し、通信回線L2を介して管理装置40へ通知する機能と、管理装置40からの指示に応じて、対応する区画20のドア21に設けられた電気錠23を制御する機能とを有している。
管理装置40は、全体としてサーバ装置やパソコンなどの情報処理装置からなり、制御装置30を介したリーダ端末22からの判定要求に応じて、当該区画における利用者の入退室可否を判定し、当該区画のドアに関する開錠制御を行う機能と、各区画の利用と連動させる関連設備の運転を制御する機能とを有している。
管理装置40には、主な機能部として、通信I/F部41、操作入力部42、画面表示部43、記憶部44、区画情報記憶部44A、利用者情報記憶部44B、情報管理部45、判定処理部46、および設備運転制御部47が設けられており、これら機能部は、内部バスを介して相互にデータやり取り可能に接続されている。
通信I/F部41は、通信回線L2を介して制御装置30などの外部装置とデータ通信を行う機能を有している。
操作入力部42は、キーボードやマウスなどの操作入力装置からなり、オペレータ操作を検出して、情報管理部45などの各種機能部へ出力する機能を有している。
画面表示部43は、LCDやPDPなどの画面表示装置からなり、情報管理部45などの各種機能部から出力された各種情報を画面表示する機能を有している。
記憶部44は、メモリやハードディスクなどの記憶装置からなり、管理装置40での処理動作に用いる各種情報やプログラムを記憶する機能を有している。
区画情報記憶部44Aは、メモリやハードディスクなどの記憶装置からなり、入退室を管理する各区画をそれぞれ区分して設けたゾーンごとに、当該ゾーンを常在ゾーンとする常在利用者が当該ゾーンに存在する人数からなる常在利用者数を含む区画情報を記憶する記憶部である。
図2は、区画情報の構成例である。ここでは、区画20ごとに、当該区画を識別するための区画ID、当該区画20に設けられているドア21のドアID、および当該区画20をそれぞれ区分して設けたゾーンに関するゾーン情報が組として登録されている。また、ゾーン情報には、当該区画20内のゾーンごとに、当該ゾーンを識別するためのゾーンID、当該ゾーンの常在利用者数、および当該ゾーンの利用と連動させて運転すべき設備を示す関連設備IDが組として登録されている。
利用者情報記憶部44Bは、メモリやハードディスクなどの記憶装置からなり、区画20を利用する利用者ごとに、当該利用者を識別するための利用者IDなどの利用者識別情報、各区画に対する当該利用者の入室可否を判定するための判定情報、当該利用者が常在する区画を示す常在区画ID、および当該利用者が常在するゾーンを示す常在ゾーンIDを組として記憶する記憶部である。常在区画とは、当該利用者の席が存在する区画など、通常状態における利用者の居所となる区画であり、例えば当該利用者が所属する部署により決定してもよい。常在ゾーンとは、常在区画のうち当該利用者の席が存在するゾーンなど、通常状態における利用者の居所となるゾーンであり、例えば当該利用者が所属する部署により決定してもよい。
図3は、利用者情報の構成例である。ここでは、利用者ごとに、利用者ID、判定情報としての入室可能な区画を示す入室許可区画ID、常在区画ID、および常在ゾーンIDが、組として登録されている。
情報管理部45は、CPUとプログラムとが協働してなる演算処理部により構成されており、オペレータによる操作入力部42での区画情報変更操作に応じて、区画情報記憶部44Aで記憶している区画情報を変更して保存する機能と、オペレータによる操作入力部42での利用者情報変更操作に応じて、利用者情報記憶部44Bで記憶している利用者情報を変更して保存する機能とを有している。
判定処理部46は、CPUとプログラムとが協働してなる演算処理部により構成されており、制御装置30を介して通信I/F部41で受信したリーダ端末22からの判定要求に応じて、判定要求で指定されたドアIDに基づき区画情報記憶部44Aから取得した当該区画20の区画IDと、判定要求で指定された利用者IDに基づき利用者情報記憶部44Bから取得した当該利用者の入室許可区画IDとを比較し、この比較結果に応じて当該利用者に対する当該区画20への入室可否を判定する機能と、入室可の判定結果に応じて、通信I/F部41から制御装置30を介して当該区画20の電気錠23へ、開錠を指示するとともに、移動元区画または移動先区画が利用者の常在区画である場合、区画情報記憶部44Aのうち当該利用者の常在ゾーンにおける常在利用者数を更新する機能とを有している。
さらに、判定処理部46は、判定結果が入室可を示す場合、利用者情報記憶部44Bから利用者の常在区画IDおよび常在ゾーンIDを取得するとともに、区画情報記憶部44Aから利用者の当該常在ゾーンにおける常在利用者数を取得し、当該利用者の移動先区画が当該利用者の常在区画であって、かつ当該利用者の移動前において当該常在ゾーンの常在利用者数がゼロである場合には、当該常在ゾーンの関連設備の運転停止を設備運転制御部47に対して指示する機能とを有している。
設備運転制御部47は、CPUとプログラムとが協働してなる演算処理部により構成されており、判定処理部46からの指示に応じて、区画20ごとに、当該区画20の利用と連動させる関連設備の運転を制御する機能を有している。
[第1の実施の形態の動作]
次に、図4を参照して、本実施の形態にかかる施設管理システムの入室判定動作について説明する。図4は、第1の実施の形態にかかる施設管理システムの入室判定動作を示すフローチャートである。
管理装置40の判定処理部46は、制御装置30を介して通信I/F部41で受信したリーダ端末22からの判定要求に応じて、図4の入室判定処理を実行する。
まず、判定処理部46は、受信した判定要求に含まれている利用者IDに基づいて、当該利用者の入室許可区画IDを利用者情報記憶部44Bから取得し(ステップ100)、同じく受信した判定要求に含まれているドアIDに基づいて、区画情報記憶部44Aから取得した、当該ドアIDと対応する区画20を示す移動先区画IDと比較する(ステップ101)。
ここで、移動先区画IDが入室許可区画IDに含まれていない場合(ステップ101:NO)、判定処理部46は、当該移動先区画に対する当該利用者の入室は不可と判定し、一連の入室判定処理を終了する。これにより、対応するドア21の電気錠23は施錠されたままとなり、利用者は移動先区画へ入室することはできない。
一方、移動先区画IDが入室許可区画IDに含まれている場合(ステップ101:YES)、判定処理部46は、当該移動先区画に対する当該利用者の入室は可能と判定し、通信I/F部41から制御装置30を介して対応するドア21の電気錠23へ開錠指示を送信する(ステップ102)。これにより、ドア21の電気錠23が開錠されて、利用者は移動先区画へ入室することが可能となる。
この後、判定処理部46は、利用者情報記憶部44Bから、利用者の常在区画IDおよび常在ゾーンIDを取得するとともに(ステップ103)、区画情報記憶部44Aから、利用者の常在ゾーンにおける常在利用者数を取得する(ステップ104)。
続いて、判定処理部46は、移動先区画が利用者の常在区画であって(ステップ105:YES)、かつ移動先区画への移動前において常在ゾーンにおける常在利用者数がゼロである場合(ステップ106:YES)、区画情報記憶部44Aから取得した、常在ゾーンの関連設備IDに基づいて、当該関連設備の運転開始を設備運転制御部47に対して指示し(ステップ107)、区画情報記憶部44Aのうち、常在ゾーンにおける常在利用者数を1人分加算して更新する(ステップ108)。これにより、設備運転制御部47により、移動先区画のうち利用者の常在ゾーンに関連する関連設備の運転が開始される。
一方、移動先区画が利用者の常在区画でない場合(ステップ105:NO)、および移動先区画への移動前において常在ゾーンの常在利用者数がゼロでない場合(ステップ106:NO)、判定処理部46は、移動先区画の関連設備の運転開始を設備運転制御部47に対して指示せずに、ステップ108へ移行し、移動元区画が利用者の常在区画である場合、区画情報記憶部44Aのうち、常在ゾーンにおける常在利用者数を1人分減算して更新する。これにより、移動先区画の関連設備について移動前の状態が継続される。
続いて、判定処理部46は、移動元区画が利用者の常在区画であって(ステップ109:YES)、かつ利用者の移動後において、当該移動元区画内の常在ゾーンにおける常在利用者数がゼロである場合(ステップ110:YES)、区画情報記憶部44Aから取得した、常在ゾーンの関連設備IDに基づいて、当該関連設備の運転停止を設備運転制御部47に対して指示し(ステップ111)、一連の入室判定処理を終了する。
これにより、利用者が移動先区画へ移動後、移動元区画の常在ゾーン内に、常在利用者でない利用者が存在していても、設備運転制御部47により、常在ゾーンの関連設備の運転が停止される。
一方、移動元区画が利用者の常在区画でない場合(ステップ109:NO)、および利用者の移動後において、当該移動元区画内の常在ゾーンにおける常在利用者数がゼロでない場合(ステップ110:NO)、判定処理部46は、移動元区画の関連設備の運転停止を指示せずに、一連の入室判定処理を終了する。
これにより、移動元区画内の常在ゾーンに関連する関連設備について移動前の状態が継続される。
[第1の実施の形態の動作例]
図5は、第1の実施の形態にかかる施設管理システムの入室判定動作例を示す説明図である。ここでは、区画R1から区画R4へ利用者Pが入室する場合が例として示されている。なお、利用者Pの常在区画はR4であり、常在ゾーンはZ41であるものとする。また、利用者Qの常在区画はR1であり、常在ゾーンはZ12であるものとする。
まず、移動前の状態において、区画R1のゾーンZ12内に、利用者Pと利用者Qとが存在しており、区画R4のゾーンZ41にはいずれの利用者も存在していない。したがって、ゾーンZ12の常在利用者数は「1」であり、ゾーンZ41の常在利用者数は「0」である。また、ゾーンZ12の関連設備が運転中であり、ゾーンZ41の関連設備は停止中である。
このような状況において、利用者Pが区画R4へ入室した場合、移動先区画R4が利用者Pの常在区画であって、かつ移動前においてゾーンZ41の常在利用者数がゼロであったことから、移動先区画R4のうちゾーンZ41の関連設備の運転が開始される。
また、移動元区画R1は利用者Pの常在区画ではないことから、移動元区画R1の各ゾーンにおける関連設備の運転は継続される。
図6は、第1の実施の形態にかかる施設管理システムの他の入室判定動作例を示す説明図である。ここでは、区画R1から区画R4へ利用者Qが入室する場合が例として示されている。なお、利用者Pの常在区画はR4であり、常在ゾーンはZ41であるものとする。また、利用者Qの常在区画はR1であり、常在ゾーンはZ12であるものとする。
まず、移動前の状態において、区画R1のゾーンZ12内に、利用者Pと利用者Qとが存在しており、区画R4のゾーンZ41にはいずれの利用者も存在していない。したがって、ゾーンZ12の常在利用者数は「1」であり、ゾーンZ41の常在利用者数は「0」である。また、ゾーンZ12の関連設備が運転中であり、ゾーンZ41の関連設備は停止中である。
このような状況において、利用者Qが区画R4へ入室した場合、移動先区画R4は利用者Qの常在区画ではないことから、ゾーンZ41の関連設備の運転状態の変更はない。
また、移動元区画R1は、利用者Qの常在区画であり、かつ、利用者Qが区画R4へ移動後、ゾーンZ12には常在利用者でない利用者Pのみが存在しており、移動元常在利用者数がゼロとなることから、ゾーンZ12の関連設備の運転は停止される。
[第1の実施の形態の効果]
このように、本実施の形態は、判定処理部46により、判定結果が入室可を示す場合、利用者情報記憶部44Bから利用者の常在区画および常在ゾーンを取得するとともに、区画情報記憶部44Aから当該常在ゾーンにおける常在利用者数を取得し、当該利用者の移動先区画が当該利用者の常在区画であって、かつ当該利用者の移動前において当該常在ゾーンの常在利用者数がゼロである場合には、当該常在ゾーンの関連設備の運転開始を設備運転制御部47に対して指示するようにしたので、移動先区画の常在利用者が存在していない移動先区画に利用者が入室した場合にのみ、移動先区画の関連設備の運転を開始することができる。
これにより、利用者による当該利用者の常在区画への入室に応じて、移動先区画の関連設備の運転を自動的に開始する際、利用者の常在ゾーンに関連する関連設備のみを運転開始することができ、移動先区画のうち常在ゾーン以外のゾーンに関連する関連設備についての運転開始を回避することができる。
したがって、入退室管理の区画が広い場合でも、当該区画内における利用者の常在位置に応じた、きめ細かな設備連動制御を実現することができる。このため、区画に設置されている個々の関連設備を効率よく経済的に運転することが可能となる。
また、本実施の形態では、判定処理部46により、判定結果が入室可を示す場合、利用者の移動元区画が当該利用者の常在区画であって、かつ当該利用者の移動後において当該利用者の常在ゾーンの常在利用者数がゼロとなる場合には、当該常在ゾーンの関連設備の運転停止を設備運転制御部47に対して指示するようにしたので、移動元区画の常在ゾーンに常在利用者が存在しなくなった場合、常在ゾーンに関連する関連設備の運転を直ちに停止することができる。
これにより、移動元区画の常在ゾーンに常在利用者が存在していない場合には、常在利用者でない利用者が当該常在ゾーン内に残っていても、常在ゾーンの運転継続を回避することができ、区画の関連設備をゾーンごとにきめ細かく設備連動制御することができる。したがって、区画に設置されている個々の関連設備を効率よく経済的に運転することが可能となる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態にかかる施設管理システムについて説明する。
本実施の形態では、移動先区画に対する利用者の入室可否を判定する際、移動先区画の各ゾーンにおける常在利用者の有無に基づいて、入室可否判定を行う場合について説明する。
本実施の形態において、判定処理部46は、入室判定時、判定結果が入室可を示す際、利用者の移動前において移動先区画の各ゾーンに当該ゾーンの常在利用者が存在せず、かつ当該移動先区画が当該利用者の常在区画ではない場合、区画に対して当該利用者は入室不可と判定する機能と、区画情報記憶部44Aにおいて移動元区画または移動先区画の常在利用者数を更新した際、当該区画内の各ゾーンにおける常在利用者数に基づき当該区画内における常在利用者の有無を確認し、区画情報記憶部44A内の当該常在利用者の有無を示す常在利用者有無フラグを更新する機能とを有している。
本実施の形態にかかる施設管理システム1のうち、このほかの構成については、第1の実施の形態と同様であり、ここでの詳細な説明は省略する。
[第2の実施の形態の動作]
次に、図7を参照して、本実施の形態にかかる施設管理システムの入室判定動作について説明する。図7は、第2の実施の形態にかかる施設管理システムの入室判定動作を示すフローチャートであり、前述した図4と同じまたは同等部分には、同一符号を付してある。
管理装置40の判定処理部46は、制御装置30を介して通信I/F部41で受信したリーダ端末22からの判定要求に応じて、図7の入室判定処理を実行する。
まず、判定処理部46は、受信した判定要求に含まれている利用者IDに基づいて、当該利用者の入室許可区画IDを利用者情報記憶部44Bから取得し(ステップ100)、同じく受信した判定要求に含まれているドアIDに基づいて、区画情報記憶部44Aから取得した、当該ドアIDと対応する区画20を示す移動先区画IDと比較する(ステップ101)。
ここで、移動先区画IDが入室許可区画IDに含まれていない場合(ステップ101:NO)、判定処理部46は、当該移動先区画に対する当該利用者の入室は不可と判定し、一連の入室判定処理を終了する。これにより、対応するドア21の電気錠23は施錠されたままとなり、利用者は移動先区画へ入室することはできない。
一方、移動先区画IDが入室許可区画IDに含まれている場合(ステップ101:YES)、判定処理部46は、利用者の常在区画IDおよび常在ゾーンIDを取得するとともに(ステップ103)、区画情報記憶部44Aから、移動先区画における常在利用者有無フラグを取得する(ステップ200)。
続いて、判定処理部46は、常在利用者有無フラグに基づき、利用者の移動前において移動先区画内に常在利用者数が存在するか否か判断する(ステップ201)。
ここで、移動先区画内のいずれのゾーンにも常在利用者が存在しない場合(ステップ201:YES)、判定処理部46は、移動先区画が当該利用者の常在区画かどうか判定し(ステップ202)、移動先区画が常在区画でない場合(ステップ202:NO)、上記判定結果に代えて、当該区画に対する当該利用者の入室禁止と判定し、対応するドア21の電気錠23へ開錠を指示することなく、一連の入室判定処理を終了する。
また、移動先区画が常在区画である場合(ステップ202:YES)、判定処理部46は、区画情報記憶部44Aから取得した、常在ゾーンの関連設備IDに基づいて、移動先区画の関連設備の運転開始を設備運転制御部47に対して指示するとともに(ステップ203)、通信I/F部41から制御装置30を介して対応するドア21の電気錠23へ開錠指示を送信する(ステップ102)。
一方、移動先区画内のいずれかのゾーンに常在利用者が存在している場合(ステップ201:NO)、判定処理部46は、ステップ102へ移行して、通信I/F部41から制御装置30を介して対応するドア21の電気錠23へ開錠指示を送信する(ステップ102)。
したがって、利用者が自己の常在区画とは異なる他の区画へ入室する場合、当該移動先区画内のいずかのゾーンに常在利用者が存在する場合には入室を許可し、いずれのゾーンにも常在利用者が存在しない場合には、入室を禁止することができる。
この後、判定処理部46は、区画情報記憶部44Aのうち、利用者の入室に関連する移動先区画および移動元区画における常在利用者数を更新する(ステップ108)。例えば、移動先区画が利用者の常在区画であれば、区画情報記憶部44Aのうち、常在ゾーンにおける常在利用者数を1人分加算して更新する。また、移動元区画が利用者の常在区画である場合、区画情報記憶部44Aのうち、常在ゾーンにおける常在利用者数を1人分減算して更新する。
続いて、判定処理部46は、移動元区画が利用者の常在区画であって(ステップ109:YES)、かつ利用者の移動後において、当該移動元区画内の常在ゾーンにおける常在利用者数がゼロである場合(ステップ110:YES)、区画情報記憶部44Aから取得した、常在ゾーンの関連設備IDに基づいて、当該関連設備の運転停止を設備運転制御部47に対して指示し(ステップ111)、一連の入室判定処理を終了する。
これにより、利用者が移動先区画へ移動後、移動元区画の常在ゾーン内に、常在利用者でない利用者が存在していても、設備運転制御部47により、常在ゾーンの関連設備の運転が停止される。
一方、移動元区画が利用者の常在区画でない場合(ステップ109:NO)、および利用者の移動後において、当該移動元区画内の常在ゾーンにおける常在利用者数がゼロでない場合(ステップ110:NO)、判定処理部46は、移動元区画の関連設備の運転停止を指示せずに、一連の入室判定処理を終了する。
これにより、移動元区画内の常在ゾーンに関連する関連設備について移動前の状態が継続される。
[第2の実施の形態の動作例]
図8は、第2の実施の形態にかかる施設管理システムの入室判定動作例を示す説明図である。ここでは、区画R1から区画R4へ利用者Qが入室する場合が例として示されている。なお、利用者Pの常在区画はR4であり、常在ゾーンはZ41であるものとする。また、利用者Qの常在区画はR1であり、常在ゾーンはZ12であるものとする。
まず、移動前の状態において、区画R1のゾーンZ12内に、利用者Pと利用者Qとが存在しており、区画R4のゾーンZ41にはいずれの利用者も存在していない。したがって、ゾーンZ12の常在利用者数は「1」であり、ゾーンZ41の常在利用者数は「0」である。また、ゾーンZ12の関連設備が運転中であり、ゾーンZ41の関連設備は停止中である。さらに、区画R4の各ゾーンには常在利用者が存在せず、常在利用者有無フラグは「なし」に設定されている。
このような状況において、利用者Qが区画R2へ入室する場合、移動先区画IDが利用者Qの入室許可区画IDと一致して入室可と判定された場合でも、移動前において移動先区画R4の常在利用者有無フラグが「なし」を示し、移動先区画R4内に常在利用者が存在せず、さらに、移動先区画R4と利用者Qの常在区画R1とが異なることから、移動先区画R4に対する利用者Qの入室が禁止される。
図9は、第2の実施の形態にかかる施設管理システムの他の入室判定動作例を示す説明図である。ここでは、区画R1から区画R4へ利用者Pが入室する場合が例として示されている。なお、利用者Pの常在区画はR4であり、常在ゾーンはZ41であるものとする。また、利用者Qの常在区画はR1であり、常在ゾーンはZ12であるものとする。
まず、移動前の状態において、区画R1のゾーンZ12内に、利用者Pと利用者Qとが存在しており、区画R4のゾーンZ41にはいずれの利用者も存在していない。したがって、ゾーンZ12の常在利用者数は「1」であり、ゾーンZ41の常在利用者数は「0」である。また、ゾーンZ12の関連設備が運転中であり、ゾーンZ41の関連設備は停止中である。さらに、区画R4の各ゾーンには常在利用者が存在せず、常在利用者有無フラグは「なし」に設定されている。
このような状況において、利用者Pが区画R4へ入室する際、移動前において移動先区画R4の常在利用者有無フラグが「なし」を示し、移動先区画R4内に常在利用者が存在しない場合でも、移動先区画R4と利用者Qの常在区画R1とが一致することから、移動先区画R4に対する利用者Pの入室が許可される。
[第2の実施の形態の効果]
このように、本実施の形態は、判定処理部46で、利用者の判定情報を用いた判定結果が入室可を示す際、利用者の移動前において移動先区画の各ゾーンに当該ゾーンの常在利用者が存在せず、かつ当該移動先区画が当該利用者の常在区画ではない場合、判定結果に代えて区画に対する当該利用者の入室禁止と判定するようにしたものである。
これにより、利用者が自己の常在区画とは異なる他の区画へ入室する場合、当該移動先区画内のいずかのゾーンに常在利用者が存在する場合には入室を許可し、いずれのゾーンにも常在利用者が存在しない場合には、入室を禁止することができる。したがって、移動先区画に常在利用者が存在する場合にのみ、移動先区画の常在利用者ではない利用者の入室を許可することができ、極めて高いセキュリティ性を持つ入室判定を実現することが可能となる。
[実施の形態の拡張]
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解しうる様々な変更をすることができる。
また、各実施の形態では、管理装置40の判定処理部46で、リーダ端末22からの判定要求に応じて、移動先区画IDと入室許可区画IDとの比較による入室可否判定処理(図4のステップ100−102,図7のステップ100−102)を行う場合を例として説明したが、これに限定されるものではない。例えば、制御装置30など、管理装置40とは異なる処理装置において、上記入室可否判定を実行し、その判定結果の通知に応じて、管理装置40の判定処理部46で、常在ゾーンに関連する関連設備の制御に関する処理(図4のステップ103−111,図7のステップ103,200−203,108−111)を実行するようにしてもよい。
また、各実施の形態において、各ゾーンに関連する関連設備を、異なるゾーンで共用している場合には、これらゾーンでの当該関連設備の使用状況に基づき、当該関連設備の運転停止を判定すればよい。具体的には、判定処理部46において、常在ゾーンの関連設備の運転を停止する際、当該関連設備を共用する他ゾーンの常在利用者数を確認し、これら常在利用者数がすべてゼロの場合のみ、当該関連設備を運転停止し、他ゾーンのうち常在利用者数がゼロでないゾーンが存在する場合には、当該関連設備の運転を継続するようにすればよい。これにより、異なるゾーンで関連設備を共用する場合でも、常在利用者の存在を考慮した適切な設備運転制御を行うことができる。
1…施設管理システム、10…IDカード、20…区画、21…ドア、22…リーダ端末、23…電気錠、30…制御装置、40…管理装置、41…通信I/F部、42…操作入力部、43…画面表示部、44…記憶部、44A…区画情報記憶部、44B…利用者情報記憶部、45…情報管理部、46…判定処理部、47…設備運転制御部、L1,L2…通信回線。

Claims (6)

  1. 施設に設けられた区画に対する入室判定時に、当該区画と関連する関連設備の運転を制御する施設管理システムであって、
    入室を管理する各区画をそれぞれ区分して設けたゾーンごとに、当該ゾーンを常在ゾーンとする常在利用者が当該ゾーンに存在する人数、からなる常在利用者数を記憶する区画情報記憶部と、
    前記区画を利用する利用者ごとに、当該利用者が常在する区画を示す常在区画と、当該常在区画内において当該利用者が常在するゾーンを示す常在ゾーンと、前記区画への入室可否を判定するための判定情報とを記憶する利用者情報記憶部と、
    前記各区画に設けられて、利用者操作に応じて当該区画に対する当該利用者の入室可否判定を要求する判定要求を送信するリーダ端末と、
    前記リーダ端末からの判定要求に応じて、前記利用者情報記憶部から取得した前記利用者の判定情報に基づき前記区画に対する当該利用者の入室可否を判定し、この判定結果が入室可を示す場合、当該区画に設けられている電気錠の開錠を指示する判定処理部と、
    前記ゾーンごとに、当該ゾーンの利用と連動させる関連設備の運転を制御する設備運転制御部とを備え、
    前記判定処理部は、前記判定結果が入室可を示す場合、前記利用者情報記憶部から前記利用者の常在区画および常在ゾーンを取得するとともに、前記区画情報記憶部から当該常在ゾーンにおける常在利用者数を取得し、当該利用者の移動先区画が当該利用者の常在区画であって、かつ当該利用者の移動前において当該常在ゾーンの常在利用者数がゼロである場合には、当該常在ゾーンの前記関連設備の運転開始を前記設備運転制御部に対して指示する
    ことを特徴とする施設管理システム。
  2. 請求項1に記載の施設管理システムにおいて、
    前記判定処理部は、前記判定結果が入室可を示す場合、前記利用者の移動元区画が当該利用者の常在区画であって、かつ当該利用者の移動後において当該利用者の常在ゾーンの常在利用者数がゼロとなる場合には、当該常在ゾーンの前記関連設備の運転停止を前記設備運転制御部に対して指示することを特徴とする施設管理システム。
  3. 請求項1に記載の施設管理システムにおいて、
    前記判定処理部は、前記判定結果が入室可を示す際、前記利用者の移動前において前記移動先区画の各ゾーンに当該ゾーンの常在利用者が存在せず、かつ当該移動先区画が当該利用者の常在区画ではない場合、前記判定結果に代えて前記区画に対する当該利用者の入室禁止と判定することを特徴とする施設管理システム。
  4. 施設に設けられた区画に対する入室判定時に、当該区画と関連する関連設備の運転を制御する施設管理システムで用いられる施設管理方法であって、
    区画情報記憶部が、入室を管理する各区画をそれぞれ区分して設けたゾーンごとに、当該ゾーンを常在ゾーンとする常在利用者が当該ゾーンに存在する人数、からなる常在利用者数を記憶する区画情報記憶ステップと、
    利用者情報記憶部が、前記区画を利用する利用者ごとに、当該利用者が常在する区画を示す常在区画と、当該常在区画内において当該利用者が常在するゾーンを示す常在ゾーンと、前記区画への入室可否を判定するための判定情報とを記憶する利用者情報記憶ステップと、
    前記各区画に設けられたリーダ端末が、利用者操作に応じて当該区画に対する当該利用者の入室可否判定を要求する判定要求を送信するステップと、
    判定処理部が、前記リーダ端末からの判定要求に応じて、前記利用者情報記憶部から取得した前記利用者の判定情報に基づき前記区画に対する当該利用者の入室可否を判定し、この判定結果が入室可を示す場合、当該区画に設けられている電気錠の開錠を指示するステップと、
    設備運転制御部が、前記ゾーンごとに、当該ゾーンの利用と連動させる関連設備の運転を制御するステップとを備え、
    前記判定処理ステップは、前記判定結果が入室可を示す場合、前記利用者情報記憶部から前記利用者の常在区画および常在ゾーンを取得するとともに、前記区画情報記憶部から当該常在ゾーンにおける常在利用者数を取得し、当該利用者の移動先区画が当該利用者の常在区画であって、かつ当該利用者の移動前において当該常在ゾーンの常在利用者数がゼロである場合には、当該常在ゾーンの前記関連設備の運転開始を前記設備運転制御部に対して指示する
    ことを特徴とする施設管理方法。
  5. 請求項4に記載の施設管理方法において、
    前記判定処理ステップは、前記判定結果が入室可を示す場合、前記利用者の移動元区画が当該利用者の常在区画であって、かつ当該利用者の移動後において当該利用者の常在ゾーンの常在利用者数がゼロとなる場合には、当該常在ゾーンの前記関連設備の運転停止を前記設備運転制御部に対して指示することを特徴とする施設管理方法。
  6. 請求項4に記載の施設管理方法において、
    前記判定処理ステップは、前記判定結果が入室可を示す際、前記利用者の移動前において前記移動先区画の各ゾーンに当該ゾーンの常在利用者が存在せず、かつ当該移動先区画が当該利用者の常在区画ではない場合、前記判定結果に代えて前記区画に対する当該利用者の入室禁止と判定することを特徴とする施設管理方法。
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