JP2013242012A - 緩衝器 - Google Patents

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Abstract

【課題】ピストンロッドの外周を充分に保護でき、かつ、塗装加工性の悪化を招くことがない緩衝器を提供することである。
【解決手段】上記した目的を解決するために、本発明における課題解決手段は、筒状のアウターシェル1と当該アウターシェル1内に出入り自在なピストンロッド2を備え上記アウターシェル1に対する上記ピストンロッド2の軸方向の相対移動に対して当該相対移動を抑制する減衰力を発生する緩衝器本体Dと、筒状であってアウターシェル1に装着されてピストンロッド2の外周に配置されるカラー4を設けた。
【選択図】図1

Description

本発明は、緩衝器の改良に関する。
従来、この種の緩衝器にあっては、たとえば、アウターシェルと、アウターシェル内に出入り自在に挿入されるピストンロッドとを備え、ピストンロッドがアウターシェルに対して軸方向に相対移動する際にこのピストンロッドのアウターシェルに対する相対移動を抑制する減衰力を発揮するようになっている。そして、緩衝器は、たとえば、車両における車体と車軸との間や、キャビンと車体との間に介装されて使用され、上記減衰力の発揮によって車体やキャビン等の制振対象の振動を抑制することができる。
このように緩衝器は、外部に露出されて使用されるため、埃、塵や泥(以下、「泥等」という)がピストンロッドに付着しやすい環境にある。ピストンロッドの外周に付着した泥等は、ピストンロッドがアウターシェル内に侵入する際に、ピストンロッドの外周をシールするダストシールによって掻き落されるようになっているが、泥等が乾燥してピストンロッドに強固に付着してダストシールでうまく掻き落とすことができないと、ダストシールの内側に設けられるオイルシールの劣化を促進させてしまう恐れがあることから、ピストンロッドの外周を覆うダストカバーを取り付けて泥等からピストンロッドを保護するようにしている(たとえば、特許文献1,2参照)。
特開2000−81071号公報 特開2010−175043号公報
上記のようにダストカバーを備えた緩衝器の場合、ダストカバーの長さが長ければ長いほどピストンロッドへの泥等の付着を防止することができるのであるが、ダストカバーの長さを長くすると、アウターシェルの外表面に吹付け塗装する際にダストカバーがアウターシェルを覆ってしまい、特に、アウターシェルの上端に未塗装部分ができてしまうことになる。このようにアウターシェルに未塗装部分ができることは、アウターシェルの防錆上の観点から好ましくない。したがって、ダストカバーの全長は、特開2000−81071号公報の緩衝器のように、最伸長時に、アウターシェルの上端をわずかに覆う程度として、未塗装部分が発生しないように配慮することになるが、そうすると、アウターシェルとダストカバーとの間から泥等がダストカバー内に侵入しやすくなり、ピストンロッドの外周を保護する保護効果が薄くなってしまう。
他方、特開2010−175043号公報に開示された緩衝器では、ダストカバーの全長は、泥等の侵入を充分に抑制できる程度に長くする代わり、吹付け塗装については、ダストカバーを装着前に行うようにしている。しかしながら、この場合、ピストンロッドの外周の摺動面まで塗装されてしまわないように、ピストンロッドをアウターシェル内に押し込んで緩衝器を最収縮状態に維持したうえでアウターシェルの外周を吹付け塗装するといった加工が必要で、吹付け塗装は緩衝器を機械にセットして行う必要があり塗装加工に手間と工数がかかるといった新たな問題が生じることになる。
そこで、本発明は上記した不具合を改善するために創案されたものであって、その目的とするところは、ピストンロッドの外周を充分に保護でき、かつ、塗装加工性の悪化を招くことがない緩衝器を提供することである。
上記した目的を解決するために、本発明における課題解決手段は、筒状のアウターシェルと当該アウターシェル内に出入り自在なピストンロッドとを備え上記アウターシェルに対する上記ピストンロッドの軸方向の相対移動に対して当該相対移動を抑制する減衰力を発生する緩衝器本体と、上記ピストンロッドに連結されて内部に上記アウターシェルの侵入を許容する筒状のダストカバーとを備えた緩衝器において、筒状であって上記アウターシェルに装着されて上記ピストンロッドの外周に配置されるカラーを設けたことを特徴とする。
本発明の緩衝器によれば、ピストンロッドの外周を充分に保護でき、かつ、塗装加工性の悪化を招かない。
一実施の形態における緩衝器の側面図である。 一実施の形態の一変形例における緩衝器の側面図である。 一実施の形態の他の変形例における緩衝器の側面図である。 他の実施の形態における緩衝器の側面図である。
以下、図に基づいて本発明を説明する。本発明の緩衝器は、図1に示すように、筒状のアウターシェル1と当該アウターシェル1内に出入り自在なピストンロッド2を備えアウターシェル1に対するピストンロッド2の軸方向の相対移動に対して当該相対移動を抑制する減衰力を発生する緩衝器本体Dと、ピストンロッド2に連結されて内部にアウターシェル1の侵入を許容する筒状のダストカバー3と、筒状であってアウターシェル1に装着され且つピストンロッド2の外周に配置されるカラー4とを備えて構成されている。
緩衝器本体Dは、具体的には図示しないが、たとえば、アウターシェル1内に収容されるインナーチューブと、このインナーチューブ内に摺動自在に挿入されるピストンと、一端が上記ピストンに連結されてインナーチューブ内に移動自在に挿入されるピストンロッド2と、上記インナーチューブ内に上記ピストンによって区画した伸側室と圧側室と、伸側室と圧側室とを連通する通路とを備えて構成されている。また、伸側室および圧側室には作動油等の液体が充満されている。液体は、作動油以外にも、たとえば、水、水溶液といった液体を使用することもできる。
そして、外力によってアウターシェル1に対してピストンロッド2が軸方向に相対移動させられると、すなわち、緩衝器本体Dが外力によって伸縮させられると、上記ピストンがピストンロッド2とともに軸方向に移動して当該インナーチューブ内の伸側室或いは圧側室を圧縮して伸側室と圧側室の圧力に差圧が生じ、この差圧をピストンで受けることにより、緩衝器本体Dは、アウターシェル1とピストンロッド2の軸方向の上記相対移動を抑制する減衰力を発揮するようになっている。なお、この緩衝器本体Dは、伸側室にのみピストンロッド2が挿通される片ロッド型とされているので、図示はしないが、アウターシェル1とインナーチューブとの間の環状隙間で形成されて気体と液体が充填されるリザーバを備えており、緩衝器本体Dの伸縮に伴ってアウターシェル内に出入りするピストンロッド2の体積を補償するようになっている。つまり、この緩衝器本体Dは、片ロッド複筒型に設定されている。また、アウターシェル1の内周に直接ピストンを摺動させてアウターシェル1内に伸側室と圧側室とを区画するようにする場合には、アウターシェル1内にフリーピストンを摺動自在に挿入してアウターシェル1内にピストンロッド2の体積を補償する気室を区画するか、ブラダ等の弾性隔壁でアウターシェル1内に気体室を区画するようにしてもよく、その場合には、緩衝器本体Dを上記したインナーチューブを設けない単筒型とすることもできる。さらに、緩衝器本体Dは、片ロッド型ではなく、両ロッド型に設定されてもよい。
以下、各部について詳細に説明する。まず、アウターシェル1は、筒状であっって、図1中下端がキャップ5によって封止されるとともに、アウターシェル1のピストンロッド側端である図1中上端には筒状のシールケース6が取り付けられている。
シールケース6は、アウターシェル1のピストンロッド側端の内周に取り付けられる筒状の大径部6aと、当該大径部6aのピストンロッド側端から内方へ向けて突出するドーナツ板状のフランジ部6bと、当該フランジ部6bの内周から立ち上がる筒状の小径部6cとを備えており、小径部6c内には、シール部材7が収容されている。
このシール部材7は、ピストンロッド2の外周に摺接してピストンロッド2の外周をシールしてアウターシェル1内からの液体の漏洩を防止するシール部7aと、ピストンロッド2の外周に付着したダストを掻き落すダストシール部7bとを備えている。
ピストンロッド2の図1中上端2aには、ダストカバー3が取り付けられている。このダストカバー3は、内周がピストンロッド2の外周に装着される環状の連結部3aと、連結部3aの外周から図1中下方へ伸びるカバー本体3bとを備えて構成されている。カバー本体3bにおける内径は、アウターシェル1の外径よりも大径とされており、カバー本体3b内にアウターシェル1の侵入が可能となっていて、ダストカバー3が緩衝器本体Dの伸縮を阻害しないようになっている。
カラー4は、筒状であって、この例では、図1中下端であるアウターシェル側端の全周をシールケース6のフランジ部6bの上面に溶接して取り付けることで、アウターシェル1に装着されるようになっている。つまり、カラー4は、アウターシェル1にシールケース6を介して装着されているが、このように、カラー4をアウターシェル1に装着することには、間接的に取り付けることも含まれるし、後述する図2に示した緩衝器のように直接的にアウターシェルにカラーを取り付けることも含まれる。
カラー4は、緩衝器本体Dが最伸長状態となってもダストカバー3内に位置し、緩衝器本体Dの伸縮状態に関わらず、常時ダストカバー3内に配置されるようになっており、カラー4の外径は、ダストカバー3の内径よりも小径とされていて、ダストカバー3に径方向で干渉することが無く、また、カラー4の全長は、緩衝器本体Dが最収縮してもダストカバー3に干渉することが無いように配慮され、さらに、カラー4は、ピストンロッド2の外周に配置されて当該ピストンロッド2にも干渉しないようになっている。したがって、カラー4は、緩衝器本体Dの伸縮に影響を与えないようになっている。
上記のようにカラー4を設けると、ダストカバー3とアウターシェル1との間を通過してダストカバー3内に侵入した泥等は、カラー4の上から回り込まないとピストンロッド2へ接触することができなくなるため、この緩衝器にあっては、カラー4を備えない従来の緩衝器に比較して泥等のピストンロッド2へ至る経路が長くなって、ピストンロッド2への泥等の付着を防止することができる。なお、カラー4の図1中上端をシール部材7の上端であるダストシール部7bの上端よりも高くすることで、ピストンロッド2への泥等の付着防止効果が高くなる。
カラー4を取り付けてもアウターシェル1の外表面の吹付け塗装の邪魔にならず、ダストカバー3の長さは従来の緩衝器と同等の長さで済むため、そのまま塗装してもアウターシェル1の外表面に未塗装部分を生じさせずに済んでアウターシェル1の錆を防止でき、且つ、ダストカバー3の装着前に緩衝器本体Dを最収縮状態に維持したり、ピストンロッド2の外周をマスキングしたりする等してアウターシェル1を塗装するような面倒な塗装方法を採用する必要もなく、そのまま吹き付け塗装が可能であって、塗装加工も非常に簡単である。
このように本発明の緩衝器によれば、ピストンロッド2の外周を充分に保護でき、かつ、塗装加工性の悪化を招くことがないのである。
なお、カラー4をシールケース6の小径部6cに溶接することも可能であるが、カラー4の外径を大きくした方が泥等のピストンロッド2へ至る経路を長くすることができる点およびカラー4の形状を単純な筒とすることができカラー4の加工コストが安くなるという点で、カラー4をフランジ部6bに溶接する利点がある。カラー4の図1中上端側を拡径し泥等のピストンロッド2へ至る経路長さを確保するようにして小径部6cに溶接することもできるが、カラー4を拡径する加工或いは下端を縮径する加工が必要となる。
さらに、カラー4がピストンロッド2の外周に配置されていて、カラー4のアウターシェル側端の全周をシールケース6に溶接することで、アウターシェル1内の液体がシール部材7を乗り越えて外部へ滲み出てしまうことがあったとしても、カラー4が液体溜まりとして機能し、緩衝器外へ液体の漏洩を防止することもできる。カラー4を液体溜まりとして機能させる必要が無ければ、カラー4を全周溶接しなくてもよく、その場合には、溶接以外にシールケース6やアウターシェル1の上端に圧入、螺子締結等といった結合手段によってカラー4をアウターシェル1に装着するようにしてもよい。
また、カラー4をアウターシェル1に装着させる構造は、上記した構造以外にも、たとえば、図2に示すように、アウターシェル10のピストンロッド側端である図2中上端を内側に折り曲げることで折曲部10aを設け、この折曲部10aでピストンロッド2の外周をシールするシール部材11およびピストンロッド2の外周を軸支するロッドガイド12をアウターシェル10に定着させる緩衝器の場合には、カラー4のアウターシェル側端に外方へ突出してアウターシェル10のピストンロッド側端内周に挿入される環状の固定フランジ4aを設け、折曲部10aに固定フランジ4aを把持させてカラー4をアウターシェル10へ固定するようにしてもよい。なお、この場合、カラー4は液体溜まりとしても機能するので、緩衝器外へ液体の漏洩を防止することもできる。
さらに、図3に示すように、カラー4の図3中上端であるピストンロッド側端に外周側へ突出するフランジ4bを設けることもできる。このフランジ4bは、ダストカバー3の内周との間の隙間の断面積を小さくするので、より、泥等のピストンロッド2へ至る経路を長くすることができるとともに、当該経路の断面積を小さくすることで泥等のダストカバー3内への侵入を抑制することができるので、より効果的にピストンロッド2への泥等の付着を防止することができ、ピストンロッド2の外周をより効果的に保護できる。なお、フランジ4bの外周に図3中破線で示すように、ダストカバー3の内周に摺接するスクレーパー4cを設けるようにしてもよい。この場合、スクレーパー4cがダストカバー3の内周に摺接してダストカバー3内への泥等の侵入を遮断することができ、ダストカバー3の内周に付着した泥等も緩衝器本体Dが伸縮を繰り返すことによって掻き落してダストカバー3外へ排出することができる。
つづいて、図4に示した他の実施の形態の緩衝器について説明する。この他の実施の形態の緩衝器は、カラー13の外周にダストフィルタ14を設けた点が一実施の形態における緩衝器と異なる。以下、この異なる部分について詳細に説明するが、他の実施の形態の緩衝器が上述の一実施の形態の緩衝器と同じ部材については説明が重複するので同じ符号を付すのみとして詳しい説明を省略することとする。
カラー13は、筒状であって、図4中下端であるアウターシェル側端の全周をシールケース6のフランジ部6bの上面に溶接して取り付けることで、アウターシェル1に装着されるようになっている。そして、カラー13のピストンロッド側端には、外周へ突出するフランジ13aが設けられている。
ダストフィルタ14は、環状であって、この場合、内周側がシールケース6のフランジ部6bとカラー13に設けたフランジ13aとの間に介装され、フランジ部6bとフランジ13aによって挟持されることでアウターシェル1にシールケース6を介して取り付けられている。
ダストフィルタ14の外周は全周に亘ってダストカバー3の内周に摺接しており、ダストフィルタ14は、緩衝器本体Dが最伸長状態となってもダストカバー3内に位置し、緩衝器本体Dの伸縮状態に関わらず、常時ダストカバー3内に配置されるようになっている。
なお、ダストフィルタ14は、アウターシェル1とダストカバー3との間に隙間を塞いて、ダストカバー3内ヘの泥等の侵入を防ぐとともに空気の通過は許容することができればよいので、ダストフィルタ4は、具体的にはたとえば、合成樹脂を発泡成形したスポンジとしてもよいし、ブラシを環状として構成してもよいし、環状の網を複数枚積層して構成するようにしてもよい。また、ダストフィルタ14が空気の通過を許容するため、ダストカバー3内が密閉されてダストカバー3内の気体がばね反力を発揮して緩衝器本体Dの伸縮の妨げになることがない。
上記のようにダストフィルタ14をアウターシェル1に取り付けると、ダストフィルタ14は、ダストカバー3とアウターシェル1との間を塞ぎ、ダストカバー3内であってピストンロッド2の外周の空間への泥等の侵入を防止することができ、ピストンロッド2への泥等の付着防止効果が高くなる。
また、ダストフィルタ14の外周をダストカバー3の内周に摺接させるようにすることでダストカバー3の径方向への軸ずれを抑制することもできる。
カラー13は、図2に示した緩衝器と同様に、アウターシェルに折曲部を設けて固定されるようにしてもよいのは当然である。
以上で、本発明の実施の形態についての説明を終えるが、本発明の範囲は図示されまたは説明された詳細そのものには限定されないことは勿論である。
1,10 アウターシェル
2 ピストンロッド
3 ダストカバー
4,13 カラー
4a 固定フランジ
4b フランジ
6 シールケース
6a 大径部
6b フランジ部
6c 小径部
10a 折曲部
14 ダストフィルタ
D 緩衝器本体

Claims (8)

  1. 筒状のアウターシェルと当該アウターシェル内に出入り自在なピストンロッドとを備え上記アウターシェルに対する上記ピストンロッドの軸方向の相対移動に対して当該相対移動を抑制する減衰力を発生する緩衝器本体と、上記ピストンロッドに連結されて内部に上記アウターシェルの侵入を許容する筒状のダストカバーとを備えた緩衝器において、筒状であって上記アウターシェルに装着されて上記ピストンロッドの外周に配置されるカラーを設けたことを特徴とする緩衝器。
  2. 上記アウターシェルのピストンロッド側端に筒状のシールケースを設け、上記カラーが当該シールケースに取り付けられて上記アウターシェルに装着されることを特徴とする請求項1に記載の緩衝器。
  3. 当該シールケースは、上記アウターチューブのピストンロッド側端の内周に装着される筒状の大径部と、当該大径部のピストンロッド側端から内方へ向けて突出するドーナツ板状のフランジ部と、当該フランジ部の内周から立ち上がる筒状の小径部とを備え、上記カラーが上記フランジ部に取り付けられて上記アウターシェルに装着されることを特徴とする請求項2に記載の緩衝器。
  4. 上記カラーのアウターシェル側端の全周を上記シールケースに溶接することで当該シールケースに取り付けられることを特徴とする請求項2または3に記載の緩衝器。
  5. 上記カラーは、アウターシェル側端に外方へ突出して上記アウターシェルのピストンロッド側端内周に挿入される環状の固定フランジを備え、上記アウターシェルのピストンロッド側端を内方へ折り曲げ成型して折曲部を設け、当該折曲部に上記固定フランジを把持させて上記カラーを上記アウターシェルへ装着したことを特徴とする請求項1に記載の緩衝器。
  6. 環状であって内周側が上記カラーに装着され且つ外周が常時上記ダストカバーの内周に摺接するダストフィルタを設けたことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の緩衝器。
  7. 上記カラーのピストンロッド側端に外周側へ突出するフランジを設けたことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の緩衝器。
  8. 上記カラーのピストンロッド側端に外周側へ突出するフランジを設け、上記ダストフィルタを当該フランジで固定したことを特徴とする請求項6に記載の緩衝器。
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