JP6994964B2 - 緩衝器 - Google Patents

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Description

本発明は、鉄道車両等に使用される緩衝器に関する。
特許文献1には、周長の変化が制限される樹脂製のダストカバーにおいて、屈曲部を周方向へ拡開変形させて嵌合筒部を実質的に拡径させることにより、シリンダから突出する係止爪を嵌合筒部の周溝に容易に嵌入させるようにした技術が開示されている。
特開2014-185656号公報
しかしながら、特許文献1に記載のダストカバーは、車両に取り付けられていた緩衝器に対してダストカバーを脱着させるには、緩衝器の取付部材(取付アイ)に圧入されたブッシュを取り外す必要があり、緩衝器を破損させるおそれがあった。
本発明は、ブッシュを取付部材から取り外すことなくダストカバーを脱着させることが可能な緩衝器を提供することを課題とする。
本発明は、作動液が封入されるシリンダと、先端が前記シリンダの外部へ延出されるロッドと、前記シリンダの前記ロッドが延出される側とは反対側の端部に設けられる第1取付部材と、前記ロッドの先端側の端部に設けられる第2取付部材と、前記第1取付部材または前記第2取付部材に設けられ、前記シリンダの外径よりも長く形成されたピン部材と、前記シリンダから延出される前記ロッドを保護し、前記シリンダよりも大径の保護部材と、前記保護部材の前記第1取付部材側と前記シリンダの外周とを覆う樹脂製のダストカバーと、を有する緩衝器であって、前記ダストカバーは、該ダストカバーの両端に設けられて前記第1取付部材側が前記シリンダに固定されるとともに前記第2取付部材側が前記保護部材に固定される固定部と、該固定部間に設けられて前記固定部よりも径が大きい拡径部と、を有し、前記ダストカバーの前記固定部のうち少なくとも内径が小さい側に設けられ、該ダストカバーの端部から前記拡径部に向かって延びる一あるいは複数個のスリットが設けられ、前記スリットは、前記拡径部の径方向外周端部まで延びることを特徴とする。
また、本発明は、作動液が封入されるシリンダと、先端が前記シリンダの外部へ延出されるロッドと、前記シリンダの前記ロッドが延出される側とは反対側の端部に設けられる第1取付部材と、前記ロッドの先端側の端部に設けられる第2取付部材と、前記第1取付部材または前記第2取付部材に設けられ、前記シリンダの外径よりも長く形成されたピン部材と、前記シリンダから延出される前記ロッドを保護し、前記シリンダよりも大径の保護部材と、前記保護部材の前記第1取付部材側と前記シリンダの外周とを覆う非透水布製のダストカバーと、を有する緩衝器であって、前記ダストカバーは、該ダストカバーの両端に設けられて前記第1取付部材側が前記シリンダに固定されるとともに前記第2取付部材側が前記保護部材に固定される固定部と、該固定部間に設けられて前記シリンダと前記ロッドとの相対変位によって撓む中間部と、を有し、前記ダストカバーの前記固定部のうち少なくとも内径が小さい側に設けられ、該ダストカバーの端部から前記中間部に向かって延びる一あるいは複数個のスリットが設けられ、前記スリットは、前記中間部まで延びることを特徴とする。
本発明によれば、ブッシュを取付部材から取り外すことなく、緩衝器にダストカバーを脱着させることができる。
本実施形態に係る緩衝器の平面図である。 図1に示される緩衝器の断面図である。 図1に示される緩衝器のダストカバー単体の平面図である。
本発明の一実施形態を添付した図を参照して説明する。
ここでは、鉄道車両の車体と台車との間に略水平に配置される複筒式横置きユニフロー型油圧緩衝器1(以下「緩衝器1」と称する)を例示する。以下の説明において、図1、図2における左方向(左側)および右方向(右側)を当該緩衝器1における左方向(左側)および右方向(右側)と称する。また、図1、図2における左側および右側を適宜、ロッド側および反ロッド側と称する。
図2を参照すると、緩衝器1は、内筒2と外筒3とが同心に配置されたシリンダを有する。内筒2および外筒3の左右方向(軸方向)の各端は、ロッド側端板4と反ロッド側端板5とによって閉塞される。ロッド側端板4は、内筒2および外筒3の左端開口を閉塞させるとともに、ロッド9を摺動可能に案内するロッドガイドとして機能する。反ロッド側端板5(ロッド9が延出される側とは反対側の端部)は、外筒3の右端開口を閉塞させる第1閉塞部11と内筒2の右端開口を閉塞させる第2閉塞部12とによって構成される。
内筒2の内側には、内筒2内をロッド側液室13と反ロッド側液室14とに区画するピストン8が嵌装される。ピストン8には、先端を内筒2(シリンダ)の外部へ延出させたロッド9が固定される。ロッド9の先端側(左側)の端部には、鉄道車両の台車に連結させるロッド側取付部材15(第2取付部材)が固定され、反ロッド側端板5の第1閉塞部11には、鉄道車両の車体に連結させる反ロッド側取付部材16(第1取付部材)が固定される。ロッド側取付部材15と反ロッド側取付部材16とには、ロッド側取付部材15と反ロッド側取付部材16とに圧入されたブッシュ(図示省略)を介してピン部材21,22が装着される。なお、反ロッド側取付部材16に装着されたピン部材22の全長は、ロッド側取付部材15に装着されたピン部材21の全長よりも長く形成される。
内筒2と外筒3との間には、環状のリザーバ6が形成される。該リザーバ6には作動液およびガスが封入され、内筒2内のロッド側液室13および反ロッド側液室16には作動液が封入される。ピストン8には、反ロッド側液室14からロッド側液室13への作動液の流通のみを許容する逆止弁17が設けられる。反ロッド側端板5の第2閉塞部12には、リザーバ6から反ロッド側液室14への作動液の流通のみを許容する逆止弁18が設けられる。ロッド側端板4には、ロッド側液室13とリザーバ6とを連通させる流路19が設けられる。流路19には、ピストン8の移動に伴い開閉することで流路19を流れる作動液の流れを調整するバルブ機構20が設けられる。
ロッド側取付部材15の基部には、内筒2(シリンダ)から延出されたロッド9、換言すると、ロッド側端板4から突出したロッド9を保護するロッドカバー25(保護部材)が設けられる。ロッドカバー25は、内径が外筒3(シリンダ)の外径よりも大径の筒状に形成される。ロッドカバー25の右側の開口部内側には、外筒3の左側部分が挿入される。ロッドカバー25は、スチール製であり、外筒3との間に接触を避けるための一定の隙間が径方向に設けられる。
次に、図1ないし図3を参照して、本実施形態に係るダストカバー31を説明する。
緩衝器1は、ロッドカバー25の外周面26の反ロッド側(第1取付部材側)から外筒3(シリンダ)の外周面27(ロッドカバー25から露出された部分)までを被う筒状のダストカバー31を備える。ダストカバー31は、ロッド側(第2取付部材側)の端に設けられてバンド34によってロッドカバー25の外周面26に固定されるロッド側固定部32と、反ロッド側(第1取付部材側)の端に設けられてバンド35によって外筒3の外周面27に固定される反ロッド側固定部33と、該固定部32,33間に設けられる拡径部36と、を有する。
ダストカバー31は、樹脂材料を一体成型することで得られる成形品である。ダストカバー31のロッド側固定部32の内径および外径は、反ロッド側固定部33の内径および外径より大きく形成される。ダストカバー31の拡径部36の外径は、ロッド側固定部32の外径より大きく形成される。拡径部36は、蛇腹形状をなし、軸方向(図3における左右方向)に沿って連続する山部37間に谷部38が形成される。ダストカバー31は、拡径部36の谷部38の内径がロッド側固定部32の内径よりも大きく形成される。なお、拡径部36の山部37の外径は、ロッド側取付部材15に装着されたピン部材21の全長に略等しく形成される。
ダストカバー31のロッド側固定部32(ダストカバー31の端部)には、バンド34によってロッドカバー25に固定させるときに当該固定部32の径を調整するための少なくとも1個のスリット41が設けられる。スリット41は、ロッド側固定部32の開口端42から拡径部36に向かって軸方向に延びており、終端部41Aがロッド側固定部32内に位置している。本実施形態では、複数個(4個)のスリット41が、ロッド側固定部32の周方向に等間隔で配置される。スリット41は、ロッド側固定部32の開口端42から該開口端42とは反対側の端43の直前まで延びる。なお、スリット41は、ロッド側固定部32の開口端42から該開口端42とは反対側の端43を超えて、例えば、拡径部36の最もロッド側(図3における左側)に位置する山部37Cまで延ばすことができる。また、4個のスリット41の長さは、同一である必要はない。
ダストカバー31の反ロッド側固定部33(ダストカバー31の第1取付部材側の端部)には、バンド35によって外筒3に固定させるときに当該固定部33の径を調整するための少なくとも1個のスリット51が設けられる。スリット51は、反ロッド側固定部33の開口端52から拡径部36まで軸方向に延びる。本実施形態では、4個のスリット51が、反ロッド側固定部33の周方向に等間隔で配置される。なお、図3において、各スリット51は、ロッド側固定部32の各スリット41に対応させて同一直線上に配置される。
スリット51は、反ロッド側固定部33の開口端52から、拡径部36の最も反ロッド側(図3における右側)に位置する山部37Aを越えて、終端部51Aが該山部37Aに隣接する山部37B(図3における右から2番目の山部37B)の頂部53の直前に位置するように延びている。これにより、反ロッド側固定部33がバンド35によって外筒3(シリンダ)に固定された状態で、スリット51は、バンド35からロッド側(図3における左側)に向かって軸方向へ延びる。なお、スリット51の幅は、拡径部36内に入り込んだ水を外部へ排出できるように形成される。また、4個のスリット51のうち1個のスリット51は、車両取付状態での排水性を考慮して鉛直方向下向きとなるように配置される。さらに、本実施形態では、拡径部36の最も反ロッド側に位置する山部37Aの外径が、隣接する山部37Bの外径よりも小さく形成される。
次に、本実施形態に係るダストカバー31を、メンテナンス等によりロッド側取付部材15と反ロッド側取付部材16とのそれぞれに設けられたピン部材21,22が取り付けられた状態の緩衝器1に対して装着させる方法を説明する。
まず、スリット51を開くようにして反ロッド側固定部33および拡径部36の山部37Aを拡開させながら、ピン部材21が装着されたロッド側取付部材15(第2取付部材)、およびロッドカバー25(保護部材)の左側端部を、ダストカバー31の反ロッド側(右側)の開口から当該ダストカバー31内に挿入させる。
このとき、ピン部材21の全長は、反ロッド側固定部33の径(内径および外径)よりも長いが、樹脂製のダストカバー31の右側端部(反ロッド側固定部33を含む)の断面形状を復元可能に変形させることにより、ピン部材21を拡径部36内に挿入させることができる。また、ロッドカバー25の外周側の周長は、反ロッド側固定部33の内周側の周長よりも長いが、スリット51を開くようにしてダストカバー31の右側開口部を山部37Bの頂部53近傍まで拡開させることにより、ロッドカバー25を拡径部36内に挿入させることができる。なお、ロッドカバー25が反ロッド側固定部33を通過した後、反ロッド側固定部33には外筒3の外周面27が嵌合される。
さらに、ロッド側取付部材15を、ダストカバー31のロッド側固定部32側の端(開口端42)から当該ダストカバー31の外部へ突出させるとともに、ロッドカバー25の外周面26をロッド側固定部32に嵌合させる。このとき、ピン部材21の全長はロッド側固定部32の径(内径および外径)よりも長いが、ロッド側固定部32の断面形状を復元可能に変形させることにより、ピン部材21をロッド側固定部32に挿通させることができる。
次に、バンド34によってダストカバー31のロッド側固定部32をロッドカバー25(保護部材)に固定させるとともに、バンド35によってダストカバー31の反ロッド側固定部33を外筒3(シリンダ)に固定させる。このようにして、本実施形態では、ロッド側取付部材15と反ロッド側取付部材16とのそれぞれに設けられたピン部材21,22が取り付けられた状態の緩衝器1にダストカバー31を装着させることができる。
ここで、従来、車両から取り外された緩衝器に対してダストカバーを装着させるには、車両との連結に使用されるピン部材がダストカバーの筒状の固定部を通過することができないため、緩衝器の取付部材に圧入されたブッシュを取り外す必要がある。ブッシュを取付部材から取り外すと、再び装着しても緩みやすくなったり、ブッシュと取付部材との間に齧りを生じるおそれがある。そして、取付部材にブッシュが再装着された緩衝器を車両に戻した場合、緩衝器にがたつきが生じて緩衝器を破損させるおそれがある。
これに対して、本実施形態では、樹脂製のダストカバー31に、反ロッド側固定部33の開口端52から蛇腹形状の拡径部36まで延びるスリット51を形成したので、スリット51を開くようにしてダストカバー31の反ロッド側を拡開させることにより、ピン部材21が装着されたロッド側取付部材15(第2取付部材)およびロッドカバー25(保護部材)を、ダストカバー31の拡径部36内に挿入させることが可能であり、ロッド側取付部材15と反ロッド側取付部材16とのそれぞれにブッシュを介して設けられたピン部材21,22を取り外すことなく、緩衝器1にダストカバー31を装着することができる。
また、スリット51は、既存のダストカバー31の成形型に追加工することで形成することができ、または、既存のダストカバー31からスリット部分を切り取ることで形成できる。したがって、実施に要するコストを低く抑えることが可能である。
さらに、スリット51を拡径部36まで延ばしたことで、ダストカバー31の拡径部36内に結露等で発生した水分を排出することができるため、水分が拡径部36内に溜まらず、緩衝器1に錆が発生するのを防止することができる。
さらに、スリット41,51によって、バンド34,35をロッドカバー25(保護部材)とシリンダに固定させるときに、ダストカバー31の固定部32,33の周長をシリンダ3および保護部材25に合わせて調整することができる。
また、上述した一実施形態には、ダストカバー31に形成されたスリット51の終端部51Aの位置を示したが、終端部51Aの位置は、ダストカバー31の右側開口部を拡開して外筒3とロッドカバー25とに取り付ける際に、ピン部材21を越えられれば、拡径部36のどの位置であってもよい。また、スリット41の終端部41Aの位置についても、拡径部36内にあってもよい。
以上、一実施形態について説明したが、ダストカバーは、樹脂を材料とする他、例えば、非透水布から製造することができる。この場合、ダストカバーは、該ダストカバーの両端に設けられて第1取付部材側がシリンダに固定されるとともに第2取付部材側が保護部材に固定される固定部と、該固定部間に設けられてシリンダとロッドとの相対変位によって撓む中間部と、を有し、ダストカバーの少なくとも一方の端部には、その端から中間部に向かって延びる一あるいは複数個のスリットが設けられ、ダストカバーの第1取付部材側の端部に設けられるスリットは、中間部まで延びる。このような非透水布製のダストカバーは、前述した樹脂製のダストカバーと同等の作用効果を得ることができる。
以上に述べた実施形態の第1の態様は、作動液が封入されるシリンダと、先端が前記シリンダの外部へ延出されるロッドと、前記シリンダの前記ロッドが延出される側とは反対側の端部に設けられる第1取付部材と、前記ロッドの先端側の端部に設けられる第2取付部材と、前記シリンダから延出される前記ロッドを保護し、前記シリンダよりも大径の保護部材と、前記保護部材の前記第1取付部材側と前記シリンダの外周とを覆う樹脂製のダストカバーと、を有する緩衝器であって、前記ダストカバーは、該ダストカバーの両端に設けられて前記第1取付部材側が前記シリンダに固定されるとともに前記第2取付部材側が前記保護部材に固定される固定部と、該固定部間に設けられて前記固定部よりも径が大きい拡径部と、を有し、前記ダストカバーの少なくとも一方の端部には、その端から前記拡径部に向かって延びる一あるいは複数個のスリットが設けられ、前記ダストカバーの前記第1取付部材側の端部に設けられる前記スリットは、前記拡径部まで延びる。
これにより、スリットを広げるようにしてダストカバーの第1取付部材側の端部を拡開させることで、取付部材にブッシュを介して設けられたピン部材を取り外すことなく、ダストカバーを緩衝器に脱着することが可能である。
第2の態様は、第1の態様において、前記ダストカバーの前記拡径部は、山部と谷部とを有する蛇腹形状である。
これにより、ダストカバーの第1取付部材側の端部を拡径部の山部まで拡開させることができる。
第3の態様は、第1または第2の態様において、前記ダストカバーは、一体成型によって形成される。
これにより、既存の成形型を追加工することでダストカバーにスリットを形成することが可能であり、実施が容易であるとともに低コストで実施することができる。
第4の態様は、作動液が封入されるシリンダと、先端が前記シリンダの外部へ延出されるロッドと、前記シリンダの前記ロッドが延出される側とは反対側の端部に設けられる第1取付部材と、前記ロッドの先端側の端部に設けられる第2取付部材と、前記シリンダから延出される前記ロッドを保護し、前記シリンダよりも大径の保護部材と、前記保護部材の前記第1取付部材側と前記シリンダの外周とを覆う非透水布製のダストカバーと、を有する緩衝器であって、前記ダストカバーは、該ダストカバーの両端に設けられて前記第1取付部材側が前記シリンダに固定されるとともに前記第2取付部材側が前記保護部材に固定される固定部と、該固定部間に設けられて前記シリンダと前記ロッドとの相対変位によって撓む中間部と、を有し、前記ダストカバーの少なくとも一方の端部には、その端から前記中間部に向かって延びる一あるいは複数個のスリットが設けられ、前記ダストカバーの前記第1取付部材側の端部に設けられる前記スリットは、前記中間部まで延びる。
これにより、非透水布製のダストカバーであっても、スリットを広げるようにしてダストカバーの第1取付部材側の端部を拡開させることで、取付部材にブッシュを介して設けられたピン部材を取り外すことなく、ダストカバーを緩衝器に脱着することが可能である。
第5の態様は、第1乃至第4のいずれか一態様において、前記ダストカバーの両端の前記固定部には、前記シリンダと前記保護部材とを前記ダストカバーの外周側から締め付けるバンド締結部が形成される。
これにより、スリットによってダストカバーの固定部の周長をシリンダおよび保護部材に合わせて調整することができる。
1 緩衝器、2 内筒(シリンダ)、3 外筒(シリンダ)、9 ロッド、15 ロッド側取付部材(第2取付部材)、16 反ロッド側取付部材(第1取付部材)、25 ロッドカバー(保護部材)、31 ダストカバー、32 ロッド側固定部(固定部)、33 反ロッド側固定部(固定部)、36 拡径部(中間部)、41,51 スリット

Claims (5)

  1. 作動液が封入されるシリンダと、
    先端が前記シリンダの外部へ延出されるロッドと、
    前記シリンダの前記ロッドが延出される側とは反対側の端部に設けられる第1取付部材と、
    前記ロッドの先端側の端部に設けられる第2取付部材と、
    前記第1取付部材または前記第2取付部材に設けられ、前記シリンダの外径よりも長く形成されたピン部材と、
    前記シリンダから延出される前記ロッドを保護し、前記シリンダよりも大径の保護部材と、
    前記保護部材の前記第1取付部材側と前記シリンダの外周とを覆う樹脂製のダストカバーと、
    を有する緩衝器であって、
    前記ダストカバーは、該ダストカバーの両端に設けられて前記第1取付部材側が前記シリンダに固定されるとともに前記第2取付部材側が前記保護部材に固定される固定部と、該固定部間に設けられて前記固定部よりも径が大きい拡径部と、を有し、
    前記ダストカバーの前記固定部のうち少なくとも内径が小さい側に設けられ、該ダストカバーの端部から前記拡径部に向かって延びる一あるいは複数個のスリットが設けられ、
    前記スリットは、前記拡径部の径方向外周端部まで延びることを特徴とする緩衝器。
  2. 前記ダストカバーの前記拡径部は、山部と谷部とを有する蛇腹形状であり、
    前記スリットは、前記山部および前記谷部の径方向外周端部まで延びることを特徴とする請求項1に記載の緩衝器。
  3. 前記ダストカバーは、一体成型によって形成されることを特徴とする請求項1または2に記載の緩衝器。
  4. 作動液が封入されるシリンダと、
    先端が前記シリンダの外部へ延出されるロッドと、
    前記シリンダの前記ロッドが延出される側とは反対側の端部に設けられる第1取付部材と、
    前記ロッドの先端側の端部に設けられる第2取付部材と、
    前記第1取付部材または前記第2取付部材に設けられ、前記シリンダの外径よりも長く形成されたピン部材と、
    前記シリンダから延出される前記ロッドを保護し、前記シリンダよりも大径の保護部材と、
    前記保護部材の前記第1取付部材側と前記シリンダの外周とを覆う非透水布製のダストカバーと、
    を有する緩衝器であって、
    前記ダストカバーは、該ダストカバーの両端に設けられて前記第1取付部材側が前記シリンダに固定されるとともに前記第2取付部材側が前記保護部材に固定される固定部と、該固定部間に設けられて前記シリンダと前記ロッドとの相対変位によって撓む中間部と、を有し、
    前記ダストカバーの前記固定部のうち少なくとも内径が小さい側に設けられ、該ダストカバーの端部から前記中間部に向かって延びる一あるいは複数個のスリットが設けられ、
    前記スリットは、前記中間部まで延びることを特徴とする緩衝器。
  5. 前記ダストカバーの両端の前記固定部には、前記シリンダと前記保護部材とを前記ダストカバーの外周側から締め付けるバンド締結部が形成されることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の緩衝器。
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