JP2017082998A - ショックアブソーバ装置 - Google Patents

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聡一郎 脇谷
Soichiro Wakitani
聡一郎 脇谷
藤本 健一
Kenichi Fujimoto
健一 藤本
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Abstract

【課題】ショックアブソーバを構成する外筒に樹脂製一体アイリングをかしめて固定し、溶接工程を必要としないショックアブソーバ装置の提供を目的とする。【解決手段】 下端に足回り部品と接続するためのアイリングを有するショックアブソーバ装置であって、該ショックアブソーバ装置における外筒下端の内側に嵌合可能な前記アイリングと一体的に形成された嵌合軸を備え、前記嵌合軸の外周にはかしめ用溝を備え、ロールかしめによって前記外筒下端を前記かしめ用溝に固定することを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、車両のサスペンションを構成するショックアブソーバに関する。
自動車等のサスペンションには、ショックアブソーバ装置が広く用いられている。当該ショックアブソーバ装置は、スプリングと共に車体へ取り付けられており、当該スプリングの弾性が路面からの衝撃を和らげた後、復元力によって車体に与える振動を吸収するためのものであり、ダンパとも呼称される。
通常、液体の粘性抵抗を利用したオイル式のショックアブソーバ装置が用いられることが多い。オイルが充填されたシリンダ内にオリフィスを有するピストンを装着したピストンロッドを挿入して当該シリンダ内部で摺動させることにより、ピストンが粘性抵抗を受ける。当該粘性抵抗をコントロールすることによって減衰力を調整するものである。
ショックアブソーバ装置は車体と、サスペンションアーム等の足回り部品と、の間に取付ける必要があるため、当該車体及びサスペンションアームに取付けるための部材が必要となる。とりわけ、サスペンションアームへの取付けにはアイリングと呼ばれる部材が用いられ、当該アイリングはショックアブソーバ装置を構成する外筒の下部に設けられたベースキャップに固定されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上述する従来のショックアブソーバ装置の構造では、外筒と、ベースキャップと、アイリングと、を溶接によって固定する作業が必要となり、当該作業工程にはシーム溶接、アーク溶接、プロジェクション溶接と多くの溶接が含まれる。このため、溶接後に発生したスパッタの除去及び溶接ビード部の防錆として当該溶接ビード部への塗装を必要としてしまい、ショックアブソーバ装置における製造の長時間化及び製造コストが増大する問題があった。
特開2010−276102号公報
本発明は、上記問題に鑑みて創作されたものであり、ショックアブソーバを構成する外筒に樹脂製等の一体アイリングをかしめて固定し、溶接工程を必要としないショックアブソーバ装置の提供を目的とする。
上記の課題を解決すべく、本発明のショックアブソーバ装置は、下端に足回り部品と接続するためのアイリングを有するショックアブソーバ装置であって、該ショックアブソーバ装置における外筒下端の内側に嵌合可能な前記アイリングと一体的に形成された嵌合軸を備え、前記嵌合軸の外周にはかしめ用溝を備え、ロールかしめによって前記外筒下端を前記かしめ用溝に固定することを特徴とする。
本発明のショックアブソーバ装置では、その外筒下部内側に嵌合可能な嵌合軸を備えた樹脂製等の一体アイリングを用いて構成され、外筒と、アイリングと、がロールかしめによって固定される。このため、外筒と、ベースキャップと、アイリングと、を固定するための溶接工程が不要となり、溶接後に必要としたスパッタの除去及び溶接ビードへの塗装も省くことが可能となる。
また、樹脂製等の一体アイリングはベースバルブの役割も兼ね備えることから、ベースバルブを削減した構成が可能となる。これにより溶接工程のレス化と部品数削減が達成され、従来と比して製造時間の短縮及び製造コストが低減される。
本発明に係るショックアブソーバ装置の構成における概要を示す縦断面図である。 図1に示す樹脂製一体アイリングの断面図である。 本発明のショックアブソーバ装置における下端部近傍を拡大した部分断面図である。
以下、本発明に係るショックアブソーバ装置の代表的な実施形態を、図1〜図3を参照しながら詳細に説明するが、本発明は図示されるものに限られないことはいうまでもない。また、各図面は本発明を概念的に説明するためのものであるから、理解容易のために、必要に応じて誇張又は簡略化して表している場合もある。更に、以下の説明では、同一又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明は省略することもある。
まず、図1を用いて本発明におけるショックアブソーバ装置1の概要を説明する。図1は、本発明のショックアブソーバ装置1の構成における概要を示す縦断面図である。図1に示す通り、ショックアブソーバ装置1は概ね、取付部3と、樹脂製一体アイリング5と、外筒7と、ピストンロッド9と、ピストンロッドガイド10と、ピストン11と、シリンダ13と、オイル17と、シール部材19と、から構成されている。
外筒7は内部が中空で両端を開放する略円筒形状であり、外筒7内部に挿通されるピストンロッド9と平行に延びている。また、外筒7内部にはシリンダ13と、シリンダ13内部を摺動するピストンロッド9と、ピストンロッド9の先端に固定されるピストン11と、が配置される。
外筒7におけるピストンロッド9が突出する開口にはシール部材19を配置し、外側からピストンロッドガイド10を被せて閉栓されている。また、もう一方の開口には後述する樹脂製一体アイリング5が挿入され、樹脂製一体アイリング5に設けられた環状のかしめ用溝29に沿って外筒7で包み込むようにかしめられ、固定されている。
シリンダ13は内部が中空な円筒形状であり、上述したようにシリンダ13は外筒7の内部に配置されている。また、シリンダ13内部には所定の粘性を有するオイル17が充填されている。
さらに、シリンダ13の両端は開口されており、当該両端の開口における一方からはピストンロッド9及びピストン11が挿入され、他方には外筒7に固定された樹脂製一体アイリング5が当接されることとなる。
ピストンロッド9はシリンダ13と同軸の円柱状であり、ピストンロッド9におけるシリンダ13内部下方側の先端には、ピストン11が設けられている。また、ピストンロッド9におけるシリンダ13外部上方側の先端には、取付部3が設けられている。
ピストン11は、ピストンロッド9におけるシリンダ13内部側の先端に設けられており、ピストンロッド9がO―O方向に摺動する際に、ピストン11もこれに伴ってシリンダ13内部を摺動することとなる。
シリンダ13の内壁と接するピストン11の外周部には、シリンダ13内部のオイル17を封止するシール部材(図示せず)が備えられており、当該シール部材はピストン11と共にシリンダ13内部で摺動する。
シリンダ13内部は、シール部材を備えたピストン11によって第1オイル室21と、第2オイル室23と、の2つに区画されている。また、シリンダ13の外径は外筒7の内径よりも小さいため、外筒7の内壁とシリンダ13の外壁との間には環状の第3オイル室25が形成されている。
また、ピストン11にはオリフィス27が備えられており、オリフィス27によって第1オイル室21と、第2オイル室23と、を連通させている。さらに、オリフィス27にはバルブ構造(図示せず)が備わっており、当該バルブ構造によって第1オイル室21と、第2オイル室23と、におけるオイル17の流れを制御して減衰力を発生させる。
次に、図2を用いて樹脂製一体アイリング5の詳細について説明する。図2は、図1に示す樹脂製一体アイリング5の正面図である。樹脂製一体アイリング5は、ポリアミド66によって形成された樹脂部材であり、かしめ用溝29と、アイリング31と、嵌合軸33と、支持部35と、油路37と、Oリング用溝39と、から構成されている。樹脂製一体アイリング5は、金属材料を用いて形成されてもよい。
かしめ用溝29は、樹脂製一体アイリング5を外筒7に固定するための環状の溝である。本実施例においては、1つのかしめ用溝29が備えられた例を説明するが、樹脂製一体アイリング5と、外筒7と、の固定性及び密着性を向上させるために複数のかしめ用溝29を設けてもよい。
アイリング31は、サスペンションアーム(図示せず)を接続するための部位であり、所定径の孔が設けられている。また、嵌合軸33は外筒7内部に挿入される部位であり、アイリング31とは反対側の端部からかしめ用溝29までが嵌合軸33となる。
上述したアイリング31と、かしめ用溝29と、は円柱状の支持部35で連結されており、支持部35によってアイリング31から嵌合軸33までが一体に構成される。
油路37は、嵌合軸33の側面から嵌合軸33の天面に貫通するラビリンス構造の経路(図では単純な経路として示す)であって、シリンダ13内部の第2オイル室23と、外筒7の内壁及びシリンダ13の外壁間に形成された第3オイル室25と、を流体的に連通し、オイル17が第2オイル室23及び第3オイル室25を搬送される経路となる。
Oリング用溝39は、外筒7の内壁と接する嵌合軸33外周の間に配置されて第3オイル室25から樹脂製一体アイリング5側にオイル17が漏れ出ることを抑止するOリング39を設置するための環状溝である。
次に、図3を用いて外筒7と、樹脂製一体アイリング5と、における接合部の詳細について説明する。図3は、本発明のショックアブソーバ装置1における下端部近傍を拡大した部分断面図である。樹脂製一体アイリング5の嵌合軸33が外筒7の開口部から内部に挿入され、シリンダ13の端部が嵌合軸33の天面に当接された状態で、かしめ用溝29に被さった外筒7の端部をロールかしめの固定手法を用いてかしめ用溝29に沿わせてかしめられている。このため、従来のショックアブソーバ装置のように外筒下端と、アイリングと、を溶接によって接合する必要がなく、さらにベースバルブ及びベースキャップの役割を樹脂製一体アイリング5が兼ねるため、部品数を削減することが可能となる。
嵌合軸33の外周に設けられた環状のOリング用溝39にはOリング41が設置されており、Oリング41が第3オイル室25に充填されたオイル17が外筒7の内壁と、嵌合軸33の外周と、の隙間から漏れ出ることを抑止している。
シリンダ13内部のピストン11がO―O方向に摺動して第2オイル室23内部のオイル17に加圧又は減圧が加わった際、油路37を通過して第2オイル室23と、第3オイル室25と、の間を搬送することとなる。上述した通り、油路37はラビリンス構造の経路であり、当該ラビリンス構造の経路によって第2オイル室23と、第3オイル室25と、におけるオイル17の流れを制御して減衰力を発生させることができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明してきたが、本発明は、これらの実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載の精神及び教示を逸脱しない範囲でその他の改良例、変形が存在することを当業者に容易に理解されるであろう。
本発明は、外筒下部内側に嵌合可能な嵌合軸を備えた樹脂製等の一体アイリングを用いて構成され、外筒と、アイリングと、がロールかしめによって固定される。このため、外筒と、ベースキャップと、アイリングと、を固定するための溶接工程が不要となり、溶接後に必要としたスパッタの除去及び溶接ビードへの塗装も省くことが可能となる。また、樹脂製等の一体アイリングはベースバルブの役割も兼ね備えることから、ベースバルブを削減して構成可能となる。これにより溶接工程のレス化と部品数削減が達成され、従来と比して製造時間の短縮及び製造コストが削減される。

1 ショックアブソーバ装置
3 取付部
5 樹脂製一体アイリング
7 外筒
9 ピストンロッド
10 ピストンロッドガイド
11 ピストン
13 シリンダ
17 オイル
19 シール部材
21 第1オイル室
23 第2オイル室
25 第3オイル室
27 オリフィス
29 かしめ用溝
31 アイリング
33 嵌合軸
35 支持部
37 油路
39 Oリング用溝
41 Oリング

Claims (1)

  1. 下端に足回り部品と接続するためのアイリングを有するショックアブソーバ装置であって、
    該ショックアブソーバ装置における外筒下端の内側に嵌合可能な前記アイリングと一体的に形成された嵌合軸を備え、
    前記嵌合軸の外周にはかしめ用溝を備え、
    ロールかしめによって前記外筒下端を前記かしめ用溝に固定することを特徴とするショックアブソーバ装置。
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