JP2013240984A - 液体噴射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ポンプ動作に伴う循環流路内の圧力上昇を抑制することができる液体噴射装置を実現する。
【解決手段】インクを噴射する液体噴射ヘッド21と、インクを下流側の液体噴射ヘッドに供給するインク供給チューブ31と、インク供給チューブに設けられ、液体噴射ヘッド側が減圧することで開弁する圧力制御弁24と、圧力制御弁よりも上流側に設けられ、圧力制御弁側から上流側へ逆流するインクを閉弁することによって阻止する逆止弁23と、圧力制御弁と逆止弁との間においてインク供給チューブと両端が接続され、インク供給チューブとの間でインクが循環する循環流路JFを形成するインク循環チューブ32と、インク循環チューブに設けられ、動作することによってインクを循環流路内において流動させるチューブポンプ40と、循環流路に設けられ、循環流路内の増加分のインクが加圧された状態で一時的に貯留される液体貯留部50と、を備えた。
【選択図】図2

Description

本発明は、液体噴射装置に関し、特に液体噴射ヘッドに液体を供給する液体流路の構成に関する。
一般に、液体を媒体に対して噴射させる液体噴射装置の一種として、インクジェット式プリンターが広く知られている。このプリンターは、インクカートリッジ(液体供給源)から供給されたインク(液体)を液体噴射ヘッドに形成された噴射ノズルから媒体(例えば用紙)に対して噴射することにより印刷を行っている。そして、このようなプリンターでは、近年、高画質の印刷を実現するために、顔料インクが使用されることがある。
顔料インクは、時間が経過するとインク溶媒内で顔料粒子が沈降し、顔料インクの濃度に偏りが生じて色味が変わるという問題を有している。特に、インクカートリッジから液体噴射ヘッドまでの液体流路が長い場合は、この液体流路内で顔料粒子が沈降しやすくなる。従って、インクカートリッジから撹拌されたインクが液体流路に供給されても、インクカートリッジと液体噴射ヘッドとの間の液体流路において顔料インクの濃度の偏りを抑えられなければ、顔料インクの色味の変化を抑えることも難しくなってしまう。
そこで、液体流路におけるインクを撹拌する技術が、例えば特許文献1に提案されている。この技術は、ローラーが可撓性のチューブを押し潰しながら回転するチューブポンプを用いて液体流路の一部を構成する循環流路内に圧力変動を起こすことによって液体流路内にインクの流れを起こしてインクを撹拌する技術である。
特開2011−255643号公報
ところで、プリンターでは、液体流路側から液体供給源側へインクが逆流しないようにするべく、通常は液体供給源と循環流路との間に逆止弁が設けられている。このため、特許文献1に開示されているようにチューブポンプによって繰り返し発生する圧力変動を用いて循環流路のインクを流動させる場合、この圧力変動によって逆止弁付近の循環流路内が減圧状態となった際に、液体供給源側から逆止弁を介して循環流路内にインクが流入する。そして、逆止弁付近の循環流路内の減圧状態が解除された後も循環流路内に流入したインクが逆止弁の作用によって液体供給源側へ戻らないという現象が生じる。
したがって、チューブポンプを長い時間駆動すると、繰り返し発生する減圧状態によって液体収容体から循環流路に繰り返しインクが流入するため循環流路内のインクが次第に増加し、循環流路内のインクの圧力が上昇していくことになる。その結果、循環流路(液体流路)が複数のチューブの接続によって形成されている場合は、チューブ間の接続が外れたり、あるいはチューブが破裂したりしてしまうことが起こり得る。
なお、こうした実情は、インクジェット式プリンターに限らず、液体供給源側から液体を逆止弁が設けられた液体流路を介して噴射機構に供給し、その噴射機構を通じて上記液体を噴射する液体噴射装置においては、概ね共通するものとなっていた。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、ポンプ動作に伴う循環流路内の圧力上昇を抑制することができる液体噴射装置を実現することを主な目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の液体噴射装置は、液体を噴射する液体噴射ヘッドと、液体供給源側となる上流側から前記液体を下流側の前記液体噴射ヘッドに供給する第1の液体流路と、前記第1の液体流路に設けられ、前記液体噴射ヘッド側が減圧することによって開弁する圧力制御弁と、前記第1の液体流路における前記圧力制御弁よりも上流側に設けられ、前記圧力制御弁側から上流側へ逆流する前記液体を閉弁することによって阻止する逆止弁と、前記第1の液体流路における前記圧力制御弁と前記逆止弁との間において前記第1の液体流路と両端が接続され、前記第1の液体流路との間で前記液体が循環する循環流路を形成する第2の液体流路と、前記第2の液体流路に設けられ、動作することによって前記液体を前記循環流路内において流動させる循環ポンプと、前記循環流路に設けられ、前記循環流路内の液体量が増加した場合に増加分の液体が加圧された状態で一時的に貯留される液体貯留部と、を備えた。
この構成によれば、循環ポンプの動作の際に生ずる液体流路内の減圧状態によって逆止弁を介して液体供給源となる上流側から液体が循環流路内に流入することにより循環流路内の液体量が増加しても、増加分の液体は液体貯留部に加圧状態で一時的に貯留される。この結果、循環流路内の液体量が増加しても、循環流路内の圧力は液体貯留部での加圧力によって一定に保たれ、循環流路内における液体の圧力上昇を抑制することができる。また、ポンプの動作の際に生ずる液体流路内の減圧状態を、液体貯留部に加圧状態で貯留された液体によって緩和することによって、循環流路内に液体供給源となる上流側からの液体の流入を抑制することができる。
本発明の液体噴射装置において、前記液体貯留部は、前記循環ポンプの動作時に当該循環ポンプに対して下流となる側であって、前記循環ポンプと前記逆止弁との間に少なくとも一つ設けられている。
この構成によれば、循環ポンプの動作時に循環ポンプに対して下流となる側で、循環ポンプと逆止弁との間に液体貯留部が位置するので、循環ポンプの動作によって循環ポンプの下流側の液体流路に生ずる液体の減圧状態を、液体貯留部において加圧された液体によって直ちに抑制することができる。従って、循環ポンプの動作時の液体の流れ方向の下流側となる液体流路に生じる減圧状態を抑制することによって、逆止弁に作用する減圧力を効率的に抑制することができ、液体供給源側から循環流路内への液体の流入を抑制することができる。
本発明の液体噴射装置において、前記液体貯留部は、前記循環流路内に複数設けられている。
この構成によれば、液体供給源となる上流側から循環流路内に流入して増加した液体の液量が多い場合、増加した液体は複数の液体貯留部に分散されて貯留されるので、循環流路内における圧力上昇を抑制することができる。
本発明の液体噴射装置において、前記複数の液体貯留部は、前記循環流路における前記第1の液体流路で構成される流路部位であって前記圧力制御弁と前記逆止弁との間を並列に接続する各流路部位に設けられている。
この構成によれば、液体供給源となる上流側から循環流路に流入する液体の液量が急激に増加した場合、増加した液体を並列に設けられた液体貯留部に同時に分散させて貯留できるので、循環流路内における圧力上昇を抑制できる。
本発明の液体噴射装置において、前記循環ポンプは、前記液体噴射ヘッドに前記液体を供給する際に前記第1の液体流路を流れる前記液体の流れ方向とは反対方向に、前記液体を前記循環流路内において流動させる。
この構成によれば、循環流路を流れる液体は、第1の液体流路において液体噴射装置の通常使用において流れる液体の流れ方向と反対方向に流れるので、第1の液体流路において効果的に液体を攪拌することができる。
本発明の液体噴射装置において、前記循環ポンプは、前記液体貯留部に前記液体が貯留されていない状態で前記動作が開始され、前記循環流路内における前記液体の流動が行われる。
この構成によれば、液体貯留部は、液体が貯留されていない空の状態から循環流路内に流入する液体を貯留するので、循環流路内において増加した液体を確実に貯留することができる。したがって循環流路内における液体の圧力上昇を高い確率で抑制することができる。
本発明に係る液体噴射装置の一実施形態となるプリンターの概略構成図。 本実施形態のプリンターにおいて、液体貯留部を備えた循環流路の構成を示す模式図。 循環流路に液体貯留部を備えない場合におけるインクの循環動作を示す模式図で、(a)はチューブポンプによってインクが循環流路を循環する状態を示す図、(b)はインクがインクカートリッジ側から循環流路内に流入する状態を示す図。 循環流路に液体貯留部を備えた場合におけるインクの循環動作を示す模式図で、(a)はチューブポンプによってインクが循環流路を循環する状態を示す図、(b)はインクがインクカートリッジ側から循環流路内に流入する状態を示す図。 (a),(b)とも、液体貯留部が本実施形態とは異なる位置に備えられた循環流路を示す模式図。 液体貯留部が複数設けられた循環流路の一例を示す模式図。 高低差を有する液体噴射ヘッドとインクカートリッジとの間を接続する循環流路の一例を示す模式図。
以下、本発明にかかる液体噴射装置をインクジェット式プリンター(以下、「プリンター」と略す場合もある)に具体化した実施形態について、図面を参照しながら説明する。本実施形態のプリンターは、一方向に搬送される媒体に対して液体供給源から供給される液体を液体噴射ヘッドから噴射して文字や図形を含む画像等を形成する。
図1に示すように、液体噴射装置の一例としてのプリンター11における略矩形箱状をなすフレーム12内の重力方向側となる下部には、その長手方向Xに沿って媒体の一例である用紙Sを、画像形成時つまり印刷時に支持するための支持部材13が延設されている。そして、用紙Sの搬送方向Yとは逆方向となるフレーム12の後方の下部に設けられた図示しない紙送りモーターの駆動に基づいて図示しない紙送り機構が駆動され、用紙Sが、この紙送り機構によって、支持部材13上を支持部材13の短手方向(前方向)に搬送される。
また、フレーム12の長手方向Xの一端側(本実施形態では搬送方向矢視で右端側)に配設されたカートリッジホルダー14には、液体の一例としてのインクを収容する液体収容体の一例としてのインクカートリッジ15が、液体供給源として複数個(ここでは4つ)着脱可能に装着されている。なお、本実施形態において、各インクカートリッジ15は互いに異なる色のインクがそれぞれ収容されてカートリッジホルダー14に装着されている。また、各インクカートリッジ15には顔料インクが収容されている。
フレーム12内には長手方向Xに沿って延びるガイド軸19が架設されているとともに、このガイド軸19にはキャリッジ20が摺動可能に支持されている。キャリッジ20は、フレーム12の搬送方向における上流側(後方側)に設けられたキャリッジモーター16によって回転駆動される無端状のタイミングベルト17の一部に固定されている。従って、キャリッジ20は、キャリッジモーター16の駆動によりタイミングベルト17が駆動されることによってガイド軸19に沿って長手方向Xを走査方向として往復移動される。また、キャリッジ20には、下面側にインクを噴射する複数の噴射ノズル(不図示)が設けられた液体噴射ヘッド21と、各インクカートリッジ15に対応して設けられ液体噴射ヘッド21へのインクの供給を制御する複数のバルブユニット25と、が搭載されている。
フレーム12内においてキャリッジ20の走査方向に沿う移動範囲における一端側(本実施形態では搬送方向矢視で右端側)は媒体噴射領域以外の非媒体噴射領域であり、この領域にはホーム位置HPが設けられている。そして、このホーム位置HPには、液体噴射ヘッド21に対して各種メンテナンス処理を行うためのメンテナンス装置22が配設されている。
メンテナンス装置22は、ホーム位置HPに移動した液体噴射ヘッド21に対して図示しないキャップを下方から上昇させて当接させ、その当接によって形成される閉空間を図示しない吸引ポンプによって負圧状態にすることにより、噴射ノズルからインクを吸引する。あるいは、噴射ノズルからインクを強制的に噴射させるとともに、噴射されたインクを受容する。こうすることで、メンテナンス装置22は、噴射ノズルから例えば増粘したインクを排出して、噴射ノズルからのインクの噴射動作を安定させるためのメンテナンスを行う。
さて、本実施形態では、その一端が液体供給源となるインクカートリッジ15にそれぞれ接続されるとともに、その他端がインクカートリッジ15を上流側とした場合においてその下流側に位置するバルブユニット25を介して液体噴射ヘッド21に接続されたインク供給チューブ31を第1の液体流路として備えている。従って、インクは、それぞれのインク供給チューブ31によって各インクカートリッジ15から液体噴射ヘッド21に供給される。
バルブユニット25には、噴射ノズルからインクが噴射されてインクの圧力が下がった場合に開弁して液体噴射ヘッド21(噴射ノズル)に対して上流側からインクを供給する所謂自己封止弁として機能する圧力制御弁24が備えられている。インク供給チューブ31はこの圧力制御弁24の上流側に接続されている。
また、インク供給チューブ31には、圧力制御弁24よりも上流側において、開閉弁23aを備えた逆止弁23が設けられている。開閉弁23aは、インクが上流側のインクカートリッジ15側から下流側の圧力制御弁24側に向かって流れる場合は開弁する一方、下流側の圧力制御弁24側から上流側のインクカートリッジ15側へ向かってインクが流れようとする場合は閉弁してその流れを阻止する。
さらに、インク供給チューブ31には、圧力制御弁24と逆止弁23との間に、図1ではブロックとして図示されているが、その両端がインク供給チューブ31に接続されたインク流路が備えられ、インク供給チューブ31との間でインクが循環する循環流路JFが形成されており、インク供給チューブ31及び循環流路JFにおける液体噴射ヘッド21の近傍は、キャリッジ20に追随して移動する。この循環流路JFについて、図2を参照して説明する。なお、本実施形態では各循環流路JFは全て同じ構成を有している。従って、図2では、説明の簡略化のため、一つの循環流路JFが、他の構成要素を含めて模式的に図示されている。また図2では、循環流路JFを構成する各構成要素が一続きの連続する部材で図示されているが、実際には、互いに接続された複数の部材によって形成されている。また実際には、液体噴射ヘッド21とインクカートリッジ15とは重力方向において高低差を持って配置されており、その間を接続するインク供給チューブ31及び循環流路JFの重力方向における配置については、変形例としての図7を参照して後述する。
図2に示すように、インク供給チューブ31に対してその両端が接続部C1,C2によって接続された第2の液体流路としてのインク循環チューブ32が備えられ、このインク循環チューブ32とインク供給チューブ31との間でインクが循環する循環流路JFが形成されている。そして、インク循環チューブ32には、インクを循環流路JF内において流動させるポンプ動作を行うチューブポンプ40が循環ポンプとして設けられる。また、インク供給チューブ31には、インク循環チューブ32が接続された両接続部C1,C2間の流路部位に設けられ、循環流路JF内のインク量が増加した場合に、増加分のインクが加圧された状態で一時的に貯留されるバッファーとして機能する液体貯留部50が備えられている。なお、本実施形態では、両接続部C1,C2のうち接続部C1が逆止弁23に近い側の接続部である。
チューブポンプ40は、可撓性を有するチューブ(ここではインク循環チューブ32の一部)が円弧状に形成された湾曲部32Rにおいて、回転体41に移動可能に備えられたローラー42が、駆動源によって回転される回転体41の一方向への回転に伴ってインクを回転方向へ押し出すことによって循環流路JF内を一方向に流動させる。すなわち、ローラー42が湾曲部32Rに進入すると、ローラー42はガイド孔43に沿って回転体41の回転中心から離れるように移動してインク循環チューブ32を押し潰す。この押し潰しによってインク循環チューブ32内のインクは加圧された状態となる。そしてローラー42がインク循環チューブ32を押し潰しながら回転体41と一緒に回転(公転)することによって、インク循環チューブ32内のインクは、加圧されながらローラー42の回転方向に押し出されて循環流路JF内を一方向に流動させられる。
その後、ローラー42が回転(公転)してインク循環チューブ32の湾曲部32Rから離脱すると、インク循環チューブ32は押し潰された状態から開放され、ローラー42の押し潰しに対する反力によって、ローラー42をガイド孔43に沿って回転中心側に近づけるように移動させる。この結果、インク循環チューブ32は、潰れたチューブ形状が急速に元のチューブ形状に戻るため、このチューブ形状の戻りによってインク循環チューブ32内のインクは減圧された状態となる。このように、チューブポンプ40は動作中においてインク循環チューブ32内のインクに対して加圧状態と減圧状態との間での圧力変動(脈動)を生じさせる循環ポンプである。
液体貯留部50は、インク供給チューブ31とインクの流路が連通する連通部55を有して形成された容器体51と、容器体51内の容積を変化させるように変位する変位板53とを有している。本実施形態では、変位板53は平板部材で形成され、容器体51の内側壁51aに対してその周縁を密着させながらインク循環チューブ32との連通部55側から遠ざかるように移動することによって、容器体51の内容積を大きくさせ、液体貯留部50に貯留可能なインクの液量を増加させる。
また、変位板53は、例えばコイルばねなどで構成される加圧部54によって内容積が小さく変化させる方向へ移動するように付勢されている。従って、変位板53が加圧部54の付勢に抗して移動することによって、液体を、加圧部54によって加圧された状態とされたままで液体貯留部50に一時的に貯留可能な液量を増加させる。なお、本実施形態では、容器体51の内側壁51aには、上方から見たとき変位板53と係合するように中心に向かって庇状に飛び出した突起部52が形成され、変位板53が、この突起部52によって加圧部54の付勢方向への移動が規制された状態が、液体貯留部50における液体の貯留量がゼロの状態である。
次に、このようにインク供給チューブ31に対して液体貯留部50を有する循環流路JFが設けられた本実施形態のプリンター11におけるインクの攪拌作用について説明する。その前に、本実施形態の攪拌作用に対する理解を容易にするため、比較例として液体貯留部50を備えていない循環流路JFが設けられたプリンター11におけるインクの攪拌作用について、図3(a),(b)を参照して先に説明する。
図3(a)に示すように、チューブポンプ40においてローラー42がインク循環チューブ32の湾曲部32Rに進入してインク循環チューブ32を押し潰しながら回転するポンプの動作状態では、湾曲部32Rから押し出されたインクがインク循環チューブ32において加圧され、図中実線矢印Faで示す方向に流れる。この結果、インク循環チューブ32との間で循環流路JFを構成するインク供給チューブ31における接続部C1,C2間では、液体噴射ヘッド21にインクを供給する際に流れるインクの流れ方向とは反対方向、すなわち下流側から上流側へ向かう方向にインクが流れる。
このとき、チューブポンプ40の動作によって循環流路JFを流れるインクは、逆止弁23に対して下流側の圧力が上昇するため、図中白抜き矢印Fpで示すように逆止弁23側への圧力が生じる。このため、開閉弁23aが閉弁してインクカートリッジ15側からインクが循環流路JF側に流れないように阻止される。また、液体噴射ヘッド21側へは、圧力制御弁24によって流路が閉弁されているため、インク供給チューブ31においてインクの圧力が上昇しても液体噴射ヘッド21側へインクが流れることはない。
次に、図3(b)に示すように、チューブポンプ40においてローラー42がさらに回転(公転)し、インク循環チューブ32の湾曲部32Rから離脱すると、ローラー42によって押し潰されていたインク循環チューブ32が元のチューブ形状に戻ることによって湾曲部32Rにおいてインクが減圧される。このため、循環流路JFにおいて図中破線矢印Fbで示すように接続部C2から湾曲部32Rに向かう方向へのインクの流れが生ずる。なお、このとき接続部C1からインク循環チューブ32に沿って湾曲部32Rへ向かって流れるインクは、その流速の変化を伴うもののほぼ同方向への流れが維持される。
この結果、インク供給チューブ31においても、インク循環チューブ32と同様に図中破線矢印Fbで示すように接続部C1から接続部C2へ向かうインクの流れが生じ、逆止弁23に対して下流側のインクを引き込もうとするために逆止弁23の下流側の圧力を降下させる。この結果、図中破線矢印Fsで示すように、インクカートリッジ15から逆止弁23を介して、インクが循環流路JF側に流入する。一方、液体噴射ヘッド21側とは圧力制御弁24によってインク流路が閉弁されているため、インク供給チューブ31内のインク圧力が降下しても液体噴射ヘッド21側からインクは流入(逆流)しない。この結果、インクカートリッジ15から逆止弁23を介して下流側に所定量のインクが流入し、逆止弁23と圧力制御弁24との間のインク流路、つまりインク供給チューブ31および循環流路JFに蓄積される。
従って、チューブポンプ40が動作してインクの攪拌が継続して行われると、チューブポンプ40の動作に伴うインクの圧力変動が生ずる度に、このようなインクカートリッジ15から逆止弁23を介して下流側に所定量のインクが流入する現象が引き起こされる。すなわち、図3(a)に示したインクの循環流動状態と、図3(b)に示したインクカートリッジ15側からのインクの流入状態とが繰り返して発生する。このため、逆止弁23と圧力制御弁24との間のインク流路において、インクカートリッジ15側から流入したインクが徐々に蓄積されて増加し、循環流路JF内のインクの圧力が上昇していくことになる。その結果、前述するように、例えば循環流路JFが複数の流路部材の接続によって形成されている場合は、流路部材間の接続が外れたり、あるいは流路部材そのものが破裂したりしてしまうことになる。
そこで、本実施形態では循環流路JFにおいて液体貯留部50を備えることによって、インクの攪拌作用に際して生ずる循環流路JF内のインクの圧力上昇を抑制する。以下、本実施形態のプリンター11におけるインクの攪拌作用について図4(a),(b)を参照して説明する。なお、本実施形態では、インクの攪拌作用を開始する前に、例えば、メンテナンス装置22において液体噴射ヘッド21(噴射ノズル)からインクを強制的に噴射して、インク供給チューブ31側から液体噴射ヘッド21へインクを所定量流出させることにより、液体貯留部50におけるインクの貯留量を空の状態、もしくはほぼ空の状態にしておく。
図4(a)に示すように、チューブポンプ40においてローラー42がインク循環チューブ32の湾曲部32Rを押し潰しながら回転するポンプの動作状態では、図中実線矢印Faで示すように、湾曲部32Rから加圧されて押し出されたインクが循環流路JFを一方向に流れて循環流動する。このとき、インク供給チューブ31の流路部位に液体貯留部50が備えられる場合、チューブポンプ40の動作によってインク供給チューブ31を流れるインクは、その一部が図中実線矢印Feで示すように連通部55から液体貯留部50内に流入して貯留される。この結果、変位板53は、インクの攪拌動作の開始前における変位位置(図4(a)において二点鎖線で示した位置)よりも、インク供給チューブ31から離れた位置(図4(a)において実線で示した位置)へ変位する。
なお、この変位において、変位板53は、加圧部54によって図中矢印Pで示すように逆方向に加圧されるため、インクを加圧した状態で変位する。換言すれば、液体貯留部50における加圧部54の加圧力は、チューブポンプ40において生ずる加圧力よりも低い圧力とされている。なお、このポンプの動作状態では、比較例と同様、図中白抜き矢印Fpで示すように逆止弁23に対して下流側の圧力が上昇するため、開閉弁23aが閉弁してインクカートリッジ15側からインクが循環流路JF側に流れることはない。また液体噴射ヘッド21側へも圧力制御弁24によってインクがインク供給チューブ31側から流れることはない。
次に、図4(b)に示すように、チューブポンプ40においてローラー42がさらに回転し、インク循環チューブ32の湾曲部32Rから離脱した状態では、ローラー42によって押し潰されていたインク循環チューブ32が元の形状に戻ることによってインクが減圧される。このため、循環流路JFにおいて図中破線矢印Fbで示すように接続部C2から湾曲部32Rに向かう方向へのインクの流れが生ずる。なお、接続部C1からインク循環チューブ32に沿って湾曲部32Rへ向かって流れるインクは、その流速の変化を伴うもののほぼ同方向への流れが維持される。
この結果、比較例と同様に、インク供給チューブ31においても、接続部C1から接続部C2へ向かうインクの流れが生じ、逆止弁23に対して下流側のインクを引き込もうとするように逆止弁23の下流側の圧力を降下(減圧)させることになる。このとき、本実施形態では、比較例とは異なり、液体貯留部50において加圧状態で貯留されたインクが、加圧部54の加圧力によって液体貯留部50からインク供給チューブ31へ流出する。
この液体貯留部50から流出されたインクは、主に図中破線矢印Ffで示すように、減圧が発生する湾曲部32Rに向って接続部C2側に流れるとともに、その一部は逆止弁23に近い側に位置する接続部C1側にも流れる。この結果、インク供給チューブ31を接続部C1側から接続部C2側に向かって流れるインクの液量を抑制する。従って、液体貯留部50において加圧されたインクによって、接続部C1に生ずるインクの減圧を直ちに抑制することができる。
このように接続部C1におけるインクの減圧を抑制することによって、図中破線矢印Fgで示すように、接続部C1側から接続部C2に向かってインク供給チューブ31を流れるインクは、その液量が比較例よりも少なく抑制された液量となる。この結果、図中破線矢印Fsで示すように逆止弁23の下流側から循環流路JFに流入するインクも、接続部C1側から接続部C2に向かってインク供給チューブ31を流れるインクの液量に応じた液量に抑制される。
なお、液体噴射ヘッド21側は圧力制御弁24によって流路が閉弁されているので液体噴射ヘッド21側からインクは流入(逆流)しない。この結果、比較例と同様、インクカートリッジ15から逆止弁23を介して下流側にインクが流入し、逆止弁23と圧力制御弁24との間のインク流路、つまりインク供給チューブ31および循環流路JFに蓄積される。
次に、ローラー42がさらに回転して、再び図4(a)に示すようにインク循環チューブ32の湾曲部32Rを押し潰しながら回転するポンプの動作状態になると、湾曲部32Rからインクが押し出されて循環流路JFを一方向に流れる循環流動が再び行われる。このとき、インク流路内におけるインクの液量はインクカートリッジ15側から流入したインクによって所定量増加している。従って、チューブポンプ40の動作によってインク供給チューブ31を流れるインクは液体貯留部50に流入し、増加したインクの液量に応じて内容積を増加させるべく変位板53を変位させる。この結果、図4(b)に示すように、変位板53は、インクの攪拌動作を開始した時点における変位位置(図4(b)において二点鎖線で示した位置)よりも、インク供給チューブ31からより遠く離れた位置(図4(b)において実線で示した位置)へ大きく変位する。
従って、インクの攪拌動作が継続して行われることによって、チューブポンプ40の動作に伴う圧力変動に際してインクカートリッジ15から逆止弁23を介して下流側にインクが都度流入し、逆止弁23と圧力制御弁24との間のインク流路において蓄積されたインクの液量が徐々に増加する。本実施形態では、このインクカートリッジ15側から流入して増加したインクは、その増加量に応じて変位板53が徐々に大きく変位することによって内容積が増加する液体貯留部50において、加圧された状態で一時的に貯留される。
なお、本実施形態では、一回のインクの攪拌動作中において、インクカートリッジ15側から流入し、逆止弁23と圧力制御弁24との間のインク流路において蓄積されて増加するインクの液量は、液体貯留部50において変位板53の変位によって得られる最大内容積よりも少ない量とされている。また、インクの攪拌動作が一度終了したのち、再び次のインクの攪拌動作が行われるまでの間に、メンテナンス装置22において液体噴射ヘッド21(噴射ノズル)からインクを強制的に噴射して、インク供給チューブ31側から液体噴射ヘッド21側へインクを所定量流出させる。この流出により、液体貯留部50において一時的に貯留されたインクが排出され、液体貯留部50におけるインクの貯留量が空の状態、もしくはほぼ空の状態にされる。
上記説明した実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)チューブポンプ40の動作の際に生ずる減圧によって逆止弁を介してインクカートリッジ15側からインクが循環流路JF内に流入することにより循環流路JF内のインク量が増加しても、増加分のインクは液体貯留部50に加圧状態で一時的に貯留される。この結果、循環流路JF内の圧力は液体貯留部50での加圧力によって一定に保たれる。従って、チューブポンプ40の動作の際に生ずる減圧を、液体貯留部50に加圧状態で貯留されたインクによって緩和し、循環流路JF内にインクカートリッジ15側から流入するインクの流入量を抑制することによって、循環流路JF内におけるインクの圧力上昇を抑制することができる。
(2)液体貯留部50は、循環流路JFにおけるインク供給チューブ31で構成される流路部位に設けられているので、第1の液体流路と第2の液体流路との接続部C1を挟んでチューブポンプ40と液体貯留部50が位置する。従って、チューブポンプ40の動作によって接続部C1に生ずるインクの減圧を、液体貯留部において加圧されたインクによって直ちに抑制することができる。この結果、逆止弁23に近い側に位置する接続部C1から逆止弁23までのインク供給チューブ31におけるインクの減圧を抑制することによって、インクカートリッジ15側から循環流路JF内へのインクの流入を抑制することができる。
(3)循環流路JFを流れるインクは、インク供給チューブ31のインク流路においてプリンター11の通常使用において流れるインクの流れ方向と反対方向に流れるので、インク供給チューブ31において効果的にインクを攪拌することができる。
(4)液体貯留部50は、インクが貯留されていない空の状態から循環流路JF内に流入するインクを貯留するので、循環流路JF内において増加したインクを確実に貯留することができる。したがって循環流路JF内におけるインクの圧力上昇を高い確率で抑制することができる。
なお、上記実施形態は以下のような別の実施形態に変更してもよい。
・上記実施形態において、液体貯留部50は、循環流路JFにおけるインク供給チューブ31で構成される流路部位に限らず、循環流路JF内であれば、他の流路部位に設けられていてもよい。この変形例について、図5(a),(b)を参照して説明する。
図5(a)に示すように、液体貯留部50は、循環流路JFにおけるインク循環チューブ32の流路部位に設けられていてもよい。例えば、本変形例では、チューブポンプ40は、液体噴射ヘッド21にインクを供給する際にインク供給チューブ31を流れるインクの流れ方向と同じ方向(図中実線矢印Faで示す方向)に、インクを循環流路JF内において攪拌させる。このインクの攪拌動作時にインク循環チューブ32の湾曲部32Rから押し出されて流れるインクの流動方向の下流側であって、チューブポンプ40と逆止弁23との間に位置する流路部位に液体貯留部50を設けてもよい。こうすれば、加圧されたインクが循環流路JFにおいて流動損失が少ない状態で液体貯留部50に流入させられるので、液体貯留部50においてインクの圧力を素早く吸収することが期待できる。
この変形例によれば、上記実施形態の効果(1),(4)に加え、以下の効果を得ることができる。
(5)チューブポンプ40の動作時、チューブポンプ40によるインクの流れ方向の下流側となる接続部C1の方が、チューブポンプ40の動作に伴って生ずるインクの脈動によって、上流側よりも減圧状態になりやすい。このため、チューブポンプ40の動作によってチューブポンプ40の下流側の接続部C1に生ずるインクの減圧状態を、液体貯留部50において加圧されたインクによって直ちに抑制することができる。従って、このようにチューブポンプ40の動作時のインクの流れ方向の下流側となる接続部C1に生じる減圧状態を抑制することによって逆止弁23に作用する減圧力を効率的に抑制することができ、インクカートリッジ15側から循環流路JF内へのインクの流入を抑制することができる。
尚、チューブポンプ40が、液体噴射ヘッド21にインクを供給する際にインク供給チューブ31を流れるインクの流れ方向とは反対方向にインクを循環流路JF内において流動させる場合も、液体貯留部50を、インクの攪拌動作時の循環流路JF内におけるインクの流動方向の下流側に位置する流路部位に設けることにより同様の効果が期待できる。
また、図5(a)に示すように、チューブポンプ40に対してインクの攪拌動作時の循環流路JF内におけるインクの流動方向の下流側に位置する接続部C1と、チューブポンプ40との間のインク循環チューブ32の流路部位に、インクの攪拌動作時の循環流路JF内におけるインクの流動方向とは反対方向への流れを、閉弁することによって阻止する逆止弁32Aが設けられていてもよい。こうすれば、液体貯留部50を設けることによる効果に加えて、チューブポンプ40のローラー42がインク循環チューブ32の湾曲部32Rから離脱し、潰れていたチューブ形状の戻りによって発生するインクの攪拌動作時の循環流路JF内におけるインクの流動方向と反対の方向へのインクの流れを逆止弁32Aによって阻止することができる。これにより、逆止弁23に対して負圧が作用することを抑制することができる。
また、本変形例では、逆止弁32Aがチューブポンプ40と液体貯留部50との間のインク循環チューブ32の流路部位に設けられているが、逆止弁32Aが液体貯留部50と接続部C1との間のインク循環チューブ32の流路部位に設けられた場合も同様の効果が期待できる。尚、インクの攪拌動作時の循環流路JF内におけるインクの流動方向が本変形例とは反対の方向である場合は、逆止弁32Aは、接続部C2とチューブポンプ40との間のインク循環チューブ32の流路部位に設けられる。
あるいは、図5(b)に示すように、液体貯留部50は、循環流路JFにおけるインク循環チューブ32とインク供給チューブ31との接続部C1,C2に設けられていてもよい。例えば、本変形例のように、液体貯留部50を、2つの接続部C1,C2のうち逆止弁23に近い側の接続部C1に設けてもよい。こうすれば、逆止弁23に対して下流側のインクが湾曲部32Rに向けて引き込まれる場合、液体貯留部50から流出するインクによって逆止弁23側から引き込まれるインクの流れを抑制することが期待できる。従って、インクカートリッジ15から逆止弁23を介して流入するインクの液量を抑制することができる。
・上記実施形態において、液体貯留部50は、循環流路JF内に複数設けられていてもよい。また、この場合において、複数の液体貯留部50は、循環流路JFにおけるインク供給チューブ31で構成される流路部位であって圧力制御弁24と逆止弁23との間を並列に接続する各流路部位に設けられていてもよい。この変形例について、図6を参照して説明する。
図6に示すように、液体貯留部50は、循環流路JFにおけるインク供給チューブ31を、2つの並列なインク流路を形成するように2つの分流供給チューブ31A,31Bに分離する。そして、分離したそれぞれの分流供給チューブ31A,31Bの流路部位に液体貯留部50(50A,50B)を設ける。従って、インクの攪拌動作時にインク循環チューブ32の湾曲部32Rから押し出されたインクは、2つの分流供給チューブ31A,31Bを流れてそれぞれの液体貯留部50にほぼ同時に流入するので、循環流路JFにおいて急激にインクが増加した場合でも、液体貯留部50にインクを確実に貯留することが期待できる。
また、このように並列に複数の液体貯留部を設けることによって、プリンター11におけるそれぞれの液体貯留部50が占める占有領域を拡げることなく、インクの貯留量を多くすることができる。また、それぞれの液体貯留部50に貯留されるインクに対する加圧力を調節する場合など、必要に応じて液体貯留部50が有する加圧部54の加圧力を異ならせることも可能である。
なお、ここでは図示を省略するが、液体貯留部50を循環流路JF内において複数設ける場合は、インク循環チューブ32とインク供給チューブ31の流路部位の双方において液体貯留部50を設けてもよい。また、複数の液体貯留部50をインク供給チューブ31もしくはインク循環チューブ32の流路部位に設ける場合、図6に示すような並列接続に限らず、インクの流動方向に沿って並んだ直列接続で設けられていてもよい。
この変形例によれば、上記実施形態の効果(1)〜(4)に加え、以下の効果を得ることができる。
(6)液体貯留部50は循環流路JF内に複数設けられているので、インクカートリッジ15側から循環流路JFに流入して増加したインクの液量が多い場合、増加したインクは複数の液体貯留部50に分散されて貯留されるので、循環流路JF内における圧力上昇を抑制することができる。
(7)複数の液体貯留部50は、インクの流路が並列に接続されて設けられているので、インクカートリッジ15側から循環流路JFに流入するインクの液量が急激に増加した場合、増加したインクを並列に設けられた液体貯留部50(50A,50B)に同時に分散させて貯留できるので、循環流路内における圧力上昇を抑制できる。
・上記実施形態において、液体噴射ヘッド21とインクカートリッジ15との間に生じる高低差を吸収するように循環流路JFが高低差を有する流路部位を含んで構成されてもよい。この変形例について、図7を参照して説明する。
図7に示すように、本変形例では、循環流路JFにおけるインク循環チューブ32の両端とインク供給チューブ31との接続部C1,C2の高さが互いに異なっている。具体的には、これらの接続部C1,C2のうち、インク供給チューブ31の流路方向における液体噴射ヘッド21側に位置する第2接続部の一例として接続部C2の高さがインクカートリッジ15側に位置する第1接続部の一例としての接続部C1よりも高い位置に配置されている。そのため、循環流路JFは、高低差H1を有する流路部位JF1を含んで構成されている。また、インク供給チューブ31の流路方向における接続部C1よりもインクカートリッジ15側となる位置には、インクカートリッジ15に収容されたインクをインク供給チューブ31を通じて液体噴射ヘッド21へ供給する際に駆動される給送ポンプ60が設けられている。
なお、液体噴射ヘッド21とインクカートリッジ15との間の高低差H2は、循環流路JFの流路部位JF1の高低差H1と同程度となっている。そのため、液体噴射ヘッド21とインクカートリッジ15との間の高低差H1が循環流路JFの流路部位JF1によって吸収される。ただし、循環流路JFの高低差は液体噴射ヘッド21とインクカートリッジ15との間の高低差H1よりも小さくてもよい。すなわち、液体噴射ヘッド21とインクカートリッジ15との間の高低差H1の一部が循環流路JFによって吸収される構成としてもよい。
ところで、インクカートリッジ15から液体噴射ヘッド21に液体を供給する流路に高低差が生じると、高低差を生じた流路部位では、インクに含まれる顔料粒子が下方に沈降し易いため、上方から下方に向けて次第に大きくなるように顔料粒子の濃度の勾配が形成される。そのため、この流路部位から供給されたインクが液体噴射ヘッド21を通じて用紙Sに噴射される際に、噴射されるインクに含まれる顔料粒子の濃度にばらつきを生じてしまうという問題があった。
この点、本変形例では、液体噴射ヘッド21とインクカートリッジ15との間の高低差H2が循環流路JFの流路部位JF1によって吸収されるため、液体噴射ヘッド21とインクカートリッジ15とを接続する流路のうち循環流路JF以外の部分の高低差を小さくすることができる。すなわち、インクを循環させて攪拌することが可能な循環流路JFに高低差を持たせることにより、インクに含まれる顔料粒子の沈降が抑制されつつ液体噴射ヘッド21へインクが供給される。したがって、液体噴射ヘッド21から用紙Sに噴射されるインクに含まれる顔料粒子の濃度にばらつきが生じることが抑制される。
また、本変形例では、キャリッジ20が液体噴射ヘッド21を移動させる際に、循環流路JFにおける液体噴射ヘッド21の近傍は、キャリッジ20に追随して移動する。そのため、循環流路JF内のインクは、循環流路JF内を循環することに伴って攪拌されるだけでなく、循環流路JFにおける液体噴射ヘッド21の近傍がキャリッジ20に追随して移動することに伴っても攪拌される。そのため、インクに含まれる顔料粒子の沈降が更に抑制されつつ液体噴射ヘッド21へインクが供給される。したがって、液体噴射ヘッド21から用紙Sに噴射されるインクに含まれる顔料粒子の濃度にばらつきが生じることが更に抑制される。
この変形例によれば、上記実施形態の効果(1)〜(4)に加え、以下の効果を得ることができる。
(8)インク循環チューブ32の両端がインク供給チューブ31に接続されることにより形成される循環流路JFは、高低差H1を有する流路部位JF1を含んでいる。そして、この流路部位JF1が液体噴射ヘッド21の位置とインクカートリッジ15の位置との間に生じる高低差H2を吸収する。そのため、インクカートリッジ15と液体噴射ヘッド21とを接続する流路のうち、循環流路JF以外の部分に生じる高低差を抑えることができる。すなわち、インクを循環させて攪拌することが可能な循環流路JFに高低差を持たせることにより、インクに含まれる顔料粒子の沈降が抑制されつつ液体噴射ヘッド21にインクが供給される。したがって、液体噴射ヘッド21から用紙Sに噴射されるインクに含まれる顔料粒子の濃度にばらつきが生じることを抑制できる。
(9)キャリッジ20が液体噴射ヘッド21を移動させる際に、循環流路JFのうち液体噴射ヘッド21の近傍は、キャリッジ20に追随して移動する。そのため、循環流路JF内のインクは、循環流路JF内を循環することに伴って攪拌されるだけでなく、循環流路JFにおける液体噴射ヘッド21の近傍がキャリッジ20に追随して移動することに伴っても攪拌される。そのため、インクに含まれる顔料粒子の沈降が更に抑制されつつ液体噴射ヘッド21へインクが供給される。したがって、液体噴射ヘッド21から用紙Sに噴射されるインクに含まれる顔料粒子の濃度にばらつきが生じることを更に抑制できる。
・上記実施形態において、チューブポンプ40の回転による攪拌動作は、必ずしも液体貯留部50にインクが貯留されていない状態で開始されなくてもよい。例えば、液体貯留部50において、インクの貯留量に余裕がある場合では、貯留量を空の状態にする必要がない。
・上記実施形態において、循環ポンプは必ずしもチューブポンプ40に限るものでない。例えば、ダイヤフラムと2つの逆止弁とを用いたダイヤフラムポンプが循環ポンプであってもよい。ダイヤフラムポンプにおいても、ダイヤフラムが往復移動(振動)する際に、インクが脈流するので、ダイヤフラムポンプ内を流れるインクが脈動する。この脈動によって、チューブポンプと同様に、循環流路JF内においてインクの圧力変動が引き起こされることになる。
・上記実施形態において、液体貯留部50は、変位板53を周囲が密閉固定されたダイヤフラムで形成されていてもよい。この場合、加圧部54は、コイルばね以外に、空気を媒体としてダイヤフラムを直接加圧する構成であったり、加圧板を介して加圧する構成であったりしてもよい。
・上記実施形態において、インクカートリッジ15は4つに限るものでなく、4つより多くても、あるいは少なくても差し支えない。また、プリンター11において、液体噴射ヘッド21は必ずしも走査方向に移動せず、固定された位置で用紙Sに対してインクを噴射する構成であってもよい。
・上記実施形態では、液体噴射装置をインクジェット式のプリンター11に具体化したが、インク以外の他の液体を噴射したり吐出したりする液体噴射装置に具体化してもよい。微小量の液滴を吐出させる液体噴射ヘッド等を備える各種の液体噴射装置に流用可能である。なお、液滴とは、上記液体噴射装置から吐出される液体の状態をいい、粒状、涙状、糸状に尾を引くものも含むものとする。また、ここでいう液体とは、液体噴射装置が噴射させることができるような材料であればよい。例えば、物質が液相であるときの状態のものであればよく、粘性の高い又は低い液状体、ゾル、ゲル水、その他の無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融液)のような流状体、また物質の一状態としての液体のみならず、顔料や金属粒子などの固形物からなる機能材料の粒子が溶媒に溶解、分散又は混合されたものなどを含む。また、液体の代表的な例としては上記実施形態で説明したようなインクや液晶等が挙げられる。ここで、インクとは一般的な水性インク及び油性インク並びにジェルインク、ホットメルトインク等の各種液体組成物を包含するものとする。液体噴射装置の具体例としては、例えば液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ、面発光ディスプレイ、カラーフィルターの製造などに用いられる電極材や色材などの材料を分散又は溶解のかたちで含む液体を噴射する液体噴射装置がある。あるいは、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する液体噴射装置、精密ピペットとして用いられ試料となる液体を噴射する液体噴射装置、捺染装置やマイクロディスペンサー等であってもよい。さらに、時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を噴射する液体噴射装置、光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂等の透明樹脂液を基板上に噴射する液体噴射装置、基板などをエッチングするために酸又はアルカリ等のエッチング液を噴射する液体噴射装置を採用してもよい。そして、これらのうちいずれか一種の液体噴射装置に本発明を適用することができる。
次に、上記各実施形態から把握される技術的思想を以下に追記する。
(イ)請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の液体噴射装置において、
前記液体噴射ヘッドの位置と前記液体供給源の位置とは互いに高さが異なり、
前記第2の液体流路の両端における前記第1の液体流路との接続部のうち、前記第1の液体流路の流路方向において前記液体供給源側に位置する第1接続部の位置と前記液体噴射ヘッド側に位置する第2接続部の位置とは互いに高さが異なることを特徴とする液体噴射装置。
上記構成によれば、第2液体流路の両端が第1液体流路に接続されることにより形成される循環流路は、高低差を有する流路部位を含んでいる。そして、この流路部位が液体噴射ヘッドの位置と液体供給源の位置との間に生じる高低差を吸収する。そのため、液体供給源と液体噴射ヘッドとを接続する流路のうち、循環流路以外の部分に生じる高低差を抑えることができる。すなわち、液体を循環させて攪拌することが可能な循環流路に高低差を持たせることにより、液体に含まれる粒子の沈降を抑制しつつ液体噴射ヘッドに液体を供給することができる。
(ロ)液体を噴射する液体噴射ヘッドと、
液体供給源側となる上流側から前記液体を下流側の前記液体噴射ヘッドに供給する第1の液体流路と、
前記第1の液体流路と両端が接続され、前記第1の液体流路との間で前記液体が循環する循環流路を形成する第2の液体流路と、
前記循環流路に設けられ、動作することによって前記液体を前記循環流路内において流動させる循環ポンプと
を備え、
前記液体噴射ヘッドの位置と前記液体供給源の位置とは互いに高さが異なり、
前記第2の液体流路の両端における前記第1の液体流路との接続部のうち、前記第1の液体流路の流路方向において前記液体供給源側に位置する第1接続部の位置と前記液体噴射ヘッド側に位置する第2接続部の位置とは互いに高さが異なることを特徴とする液体噴射装置。
液体噴射ヘッドの位置と液体供給源の位置との間に高低差が生じると、液体供給源から液体噴射ヘッドに液体を供給する流路にも高低差が生じる。この場合、高低差を生じた流路部位では、液体に含まれる粒子が下方に沈降し易いため、上方から下方に向けて次第に大きくなるように粒子の濃度の勾配が形成される。そのため、この流路部位から供給された液体が液体噴射ヘッドを通じて媒体に噴射される際に、噴射される液体に含まれる粒子の濃度にばらつきを生じてしまうという問題があった。
この点、上記構成によれば、第2液体流路の両端が第1液体流路に接続されることにより形成される循環流路は、高低差を有する流路部位を含んでいる。そして、この流路部位が液体噴射ヘッドの位置と液体供給源の位置との間に生じる高低差を吸収する。そのため、液体供給源と液体噴射ヘッドとを接続する流路のうち、循環流路以外の部分に生じる高低差を抑えることができる。すなわち、液体を循環させて攪拌することが可能な循環流路に高低差を持たせることにより、液体に含まれる粒子の沈降が抑制されつつ液体噴射ヘッドに液体が供給される。したがって、液体噴射ヘッドから媒体に噴射される液体に含まれる粒子の濃度にばらつきが生じることを抑制できる。
11…液体噴射装置の一例としてのプリンター、21…液体噴射ヘッド、23…逆止弁、24…圧力制御弁、32A…逆止弁、40…循環ポンプとしてのチューブポンプ、50…液体貯留部、JF…循環流路。

Claims (6)

  1. 液体を噴射する液体噴射ヘッドと、
    液体供給源側となる上流側から前記液体を下流側の前記液体噴射ヘッドに供給する第1の液体流路と、
    前記第1の液体流路に設けられ、前記液体噴射ヘッド側が減圧することによって開弁する圧力制御弁と、
    前記第1の液体流路における前記圧力制御弁よりも上流側に設けられ、前記圧力制御弁側から上流側へ逆流する前記液体を閉弁することによって阻止する逆止弁と、
    前記第1の液体流路における前記圧力制御弁と前記逆止弁との間において前記第1の液体流路と両端が接続され、前記第1の液体流路との間で前記液体が循環する循環流路を形成する第2の液体流路と、
    前記第2の液体流路に設けられ、動作することによって前記液体を前記循環流路内において流動させる循環ポンプと、
    前記循環流路に設けられ、前記循環流路内の液体量が増加した場合に増加分の液体が加圧された状態で一時的に貯留される液体貯留部と、
    を備えたことを特徴とする液体噴射装置。
  2. 請求項1に記載の液体噴射装置において、
    前記液体貯留部は、前記循環ポンプの動作時に当該循環ポンプに対して下流となる側であって、前記循環ポンプと前記逆止弁との間に少なくとも一つ設けられていることを特徴とする液体噴射装置。
  3. 請求項1ないし2のいずれか一項に記載の液体噴射装置において、
    前記液体貯留部は、前記循環流路内に複数設けられていることを特徴とする液体噴射装置。
  4. 請求項3に記載の液体噴射装置において、
    前記複数の液体貯留部は、前記循環流路における前記第1の液体流路で構成される流路部位であって前記圧力制御弁と前記逆止弁との間を並列に接続する各流路部位に設けられていることを特徴とする液体噴射装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれか一項に記載の液体噴射装置において、
    前記循環ポンプは、前記液体噴射ヘッドに前記液体を供給する際に前記第1の液体流路を流れる前記液体の流れ方向とは反対方向に、前記液体を前記循環流路内において流動させることを特徴とする液体噴射装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれか一項に記載の液体噴射装置において、
    前記循環ポンプは、前記液体貯留部に前記液体が貯留されていない状態で前記動作が開始され、前記循環流路内における前記液体の流動が行われることを特徴とする液体噴射装置。
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