JP6202144B2 - 液体噴射装置 - Google Patents
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Description
特許文献1のプリンターにおいては、液体噴射ヘッドへのインクの供給圧を調整する自己封止弁の圧力室内の気泡を排出するために、自己封止弁の受圧部をカムによって外力を与えて変位させる機構を備えている。
また、特許文献2のモーターの駆動によりプロペラを回転させてインクを攪拌する機構においても、同様に複雑な機構を必要とする。また、当該攪拌機構を設置するには、少なくともプロペラを収容できる攪拌スペースが必要となり、構成の大型化に繋がるという問題がある。
このような構成を採用することによって、本発明では、液体収容部の圧力によって圧力調整部のダイヤフラム部と連通孔形成面で、液体収容部内の態様を変化させることができる。
また、本発明においては、前記圧力調整部は、前記差圧が前記第1閾値より小さい第2閾値以上になると、前記連通孔による前記液体流入部と前記液体収容部との連通を遮断する閉弁状態から該連通を許容する開弁状態となる開閉弁を有し、前記ダイヤフラム部は、前記液体噴射ヘッドによる媒体への前記液体の噴射時の前記差圧が前記第1閾値より小さくかつ前記第2閾値を含む前記液体収容部内の圧力では、前記対向部位に接触しないという構成を採用できる。
このような構成を採用することによって、本発明では、液体噴射ヘッドから液体を噴射する通常時においては、ダイヤフラム部を連通孔形成面と接触させず、当該接触による圧力調整機能への影響を回避させることができる。
また、本発明においては、前記液体収容部に前記ダイヤフラム部の変位により移動して前記開閉弁を開閉させる移動部材を備え、前記移動部材は前記差圧が前記第1閾値以上の場合に前記内側領域内に位置するという構成を採用できる。
また、本発明においては、前記液体流路の前記圧力調整部より前記液体貯留部側に設けられ、前記吸引装置の吸引によるクリーニングにおいて前記液体流路内の前記液体の流れを遮断する弁を備えるという構成を採用できる。
このような構成を採用することによって、本発明では、液体噴射ヘッドから液体を強制的に吸引するクリーニング時において圧力調整部のダイヤフラム部を連通孔形成面の対向部位に接触させることで、液体収容部内の態様を変化させることができる。
また、本発明においては、前記液体流出孔は、前記液体収容部の底よりも上方であってかつ前記差圧が前記第1閾値以上の場合に前記外側領域内となる位置に設けられているという構成を採用できる。
このような構成を採用することによって、本発明では、第1モードから第2モードに切り替わったとき、第1流路と異なり第2流路では、連通孔と液体流出孔との間に設けられた壁部を迂回する液体の流れが形成されるため、連通孔と液体流出孔とを結ぶ直線的な範囲だけでなく、より広い範囲に液体の流れを形成し、液体の沈降成分を効率よく攪拌させることができる。
このような構成を採用することによって、本発明では、第2モードのときに、液体収容部の底部に溜まった沈降成分の攪拌を好適に行うことができる。
このような構成を採用することによって、本発明では、第2モードのときに、連通孔と第2流路とが略連続的に繋がるため、液体の流れを明確化することができる。
このような構成を採用することによって、本発明では、第2モードのときに、液体収容部の底部に溜まった沈降成分だけでなく、液体収容部の天部に溜まった気泡も液体の流れに乗せて排出することができる。
このような構成を採用することによって、本発明では、液体の沈降成分や気泡が溜まり易い液体収容部の外形を形成する第2の壁部に沿って壁部を設けることで、第2モードのときに、壁部と第2の壁部との間に第2流路の液体の流れを形成し、液体の沈降成分の攪拌、気泡の排出を効率よく行うことができる。
図1に示すプリンターPRTは、紙、プラスチックシートなどのシート状の記録媒体Mを搬送しつつ印刷処理を行う装置である。プリンターPRTは、筐体PBと、記録媒体Mにインクを噴射するインクジェット機構IJと、当該インクジェット機構IJにインクを供給するインク供給機構ISと、記録媒体Mを搬送する搬送機構CVと、インクジェット機構IJの保全動作を行うメンテナンス機構MNと、これら各機構を制御する制御装置CONTとを備えている。
インク供給機構ISは、インクカートリッジCTRとインクジェットヘッドHとの間を結ぶインク流路(液体流路)20を有する。インク流路20の一端部には、インク供給針21が設けられている。インク供給針21は、インクカートリッジCTR内に挿入され、インクカートリッジCTR内部とインク流路20とを連通させる。
区画壁51は、クリーニング時の吸引装置SCの吸引により所定圧力に達したときに、連通孔43からインク流出孔49へ向かうインクの流れに関し、図5に示すようにダイヤフラム部48と接触状態で第2流路を形成する(第2モード)。なお、所定圧力は、大気圧から−100Paより小さく、且つ、大気圧から−80kPa以上の圧力の範囲内で設定されている。
したがって、本実施形態では、複雑な機構を用いることなく自己封止弁40におけるインクの沈降成分Sを攪拌することができるプリンターPRTが得られる。
Claims (7)
- 液体貯溜部と液体噴射ヘッドとの間を結ぶ液体流路に設けられ、液体を溜めて圧力を調整する圧力調整部を有する液体噴射装置であって、
前記圧力調整部は、
前記液体噴射ヘッド側と連通する液体流出孔および前記液体貯留部側と連通する連通孔とが設けられたベース部と、液体収容部を形成するように該ベース部に固定され該液体収容部内の圧力に応じて変位するダイヤフラム部と、を備え、
前記ベース部は、前記連通孔が開口し前記ダイヤフラム部と対向する連通孔形成面と、該連通孔形成面を囲むように設けられた内側面と、を有し、
前記ダイヤフラム部は前記液体収容部の側面に位置し、重力方向と交差する方向に変位し、該ダイヤフラム部は、前記液体収容部内の圧力が該液体収容部外の圧力より低くかつ該液体収容部外の圧力との差圧が第1閾値より小さい場合は前記連通孔形成面と接触せず、前記差圧が前記第1閾値以上の場合は該連通孔形成面の前記連通孔より前記内側面に近くかつ該内側面に沿って延びる対向部位と接触し、該対向部位と接触することにより前記液体収容部を、前記連通孔の前記開口を含む前記側面方向から見て円形状の内側領域と、該液体収容部の上部を含むように前記内側面に沿って環状に延び該内側領域と前記連通孔の下方側で連通する該内側領域の外側となる外側領域と、に区画することを特徴とする液体噴射装置。 - 前記圧力調整部は、前記差圧が前記第1閾値より小さい第2閾値以上になると、前記連通孔による前記液体流入部と前記液体収容部との連通を遮断する閉弁状態から該連通を許容する開弁状態となる開閉弁を有し、
前記ダイヤフラム部は、前記液体噴射ヘッドによる媒体への前記液体の噴射時の前記差圧が前記第1閾値より小さくかつ前記第2閾値を含む前記液体収容部内の圧力では、前記対向部位に接触しないことを特徴とする請求項1に記載の液体噴射装置。 - 前記液体収容部に前記ダイヤフラム部の変位により移動して前記開閉弁を開閉させる移動部材を備え、
前記移動部材は前記差圧が前記第1閾値以上の場合に前記内側領域内に位置することを特徴とする請求項2に記載の液体噴射装置。 - 前記液体噴射ヘッドから液体を吸引する吸引装置を備えており、
前記吸引装置の吸引により前記差圧が前記第1閾値に達したときに、前記ダイヤフラム部が前記対向部位に接触することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の液体噴射装置。 - 前記液体流路の前記圧力調整部より前記液体貯留部側に設けられ、前記吸引装置の吸引によるクリーニングにおいて前記液体流路内の前記液体の流れを遮断する弁を備えることを特徴とする請求項4に記載の液体噴射装置。
- 前記液体流出孔は、前記液体収容部の底よりも上方であってかつ前記差圧が前記第1閾値以上の場合に前記外側領域内となる位置に設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の液体噴射装置。
- 前記連通孔形成面は、前記連通孔が開口する位置より前記ダイヤフラム部側に位置する前記対向部位としての先端部を有する区画壁を含むことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載の液体噴射装置。
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