JP2013240221A - 電線保護パイプ及びワイヤハーネス - Google Patents

電線保護パイプ及びワイヤハーネス Download PDF

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Abstract

【課題】それぞれシールド機能を有する2つの配線路が内部に形成された電線保護パイプにおいて、曲げ加工の容易性を確保しつつ、形状の異なる2つの配線路の断面積のバランスが曲げ加工された部分において大きく崩れることを防止できること。
【解決手段】電線保護パイプ1の筒本体部11は、電線保護パイプ1の外壁をなす筒状に形成され、電線保護パイプ1の長手方向に直交する断面が湾曲した環状に形成された部分である。また、電線保護パイプ1の湾曲仕切壁12は、筒本体部11の中空部を筒本体部11の軸心R0に垂直な第1の方向R1側及びその反対の第2の方向R2側の2つの配線路21,22に仕切る。湾曲仕切壁12は、軸心R0よりも第1の方向R1の側に位置して軸心R0に平行な一対の境界線BL1,BL2の一方から他方へ亘って一連に形成され、かつ、軸心R0に直交する断面が第2の方向R2へ凸状に湾曲して形成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、絶縁電線が通される配線路を形成する金属製の電線保護パイプ及びそれを備えるワイヤハーネスに関する。
従来、例えば特許文献1に示されるように、車両に搭載されるワイヤハーネスは、絶縁電線の周囲を囲む筒状の金属部材である電線保護パイプを備える場合がある。電線保護パイプは、絶縁電線を機械的に保護する部材であると同時に、ノイズ電磁波を遮蔽する電磁シールド部材でもある。そのため、電線保護パイプに通される絶縁電線は、編組線などのシールド部材を備えていないノンシールドタイプの電線である。
また、特許文献2には、内部に仕切壁が形成された電線保護パイプを採用することが提案されている。特許文献2に示される電線保護パイプの中空部は、仕切壁によって複数の配線路に仕切られている。
内部に仕切壁が形成された電線保護パイプが採用されれば、複数種類の絶縁電線が1つの電線保護パイプに通された場合でも、シールド部材を備えた電線を用いることなく、種類の異なる絶縁電線相互間での電磁ノイズの影響を防ぐことができる。即ち、そのような電線保護パイプは、それぞれシールド機能を有する複数の配線路を内部に形成している。
例えば、動力系の絶縁電線と弱電系の絶縁電線とが、仕切壁によって仕切られた別々の配線路に通されることにより、動力系の絶縁電線から弱電系の絶縁電線への電磁ノイズの影響を防ぐことができる。
特開2004−171952号公報 特開2011−146228号公報
ところで、特許文献2に示される電線保護パイプは、仕切壁の断面形状が曲面形状もしくは屈曲した形状であるため曲げやすい。例えば、特許文献2の図1,3に示される例では、ジグザグに曲がった断面形状を有する仕切壁が、円筒状の本体部の軸線(中心線)を通って本体部の中空部を2等分している。これにより、電線保護パイプの中空部に、同じ形状の2つの配線路が形成される。
特許文献2の図1,3に示される電線保護パイプは、円筒状の本体部とジグザグの仕切壁とが繋がる部分が形成する一対の境界線のうちの一方が内側の縁をなすとともに他方が外側の縁をなすような曲げ加工を施すことが容易である。この場合、電線保護パイプの曲げ部において、本体部は、曲げ方向の寸法が収縮した扁平な形状に変形し、ジグザグの仕切壁は、蛇腹状の板材が収縮するのと同様に、本体部の直径方向において収縮する。そのため、2つの配線路各々の断面形状は、曲げ部においてもほぼ均等な形状に保たれる。
しかしながら、特許文献2に示されるようなジグザグに曲がった仕切壁が、筒状の本体部の軸線を通らない状態で形成されている場合、その仕切壁が、電線保護パイプの曲げ部においてどのように変形するのかを予測し難い。そのため、曲げ加工された部分において、形状の異なる2つの配線路の断面積のバランスが大きく崩れ、一方の配線路が極端に狭くなり、仕切壁が絶縁電線を圧迫する恐れがある。従って、曲げ加工される電線保護パイプの中空部を断面形状が異なる2つの配線路に区分したい場合には、特許文献2に示されるようなジグザグに曲がった仕切壁は適していない。
本発明は、それぞれシールド機能を有する2つの配線路が内部に形成された電線保護パイプにおいて、曲げ加工の容易性を確保しつつ、形状の異なる2つの配線路の断面積のバランスが曲げ加工された部分において大きく崩れることを防止できることを目的とする。
本発明の第1の態様に係るワイヤハーネスは、複数の絶縁電線と、内部にそれら絶縁電線が通された2つの配線路を形成する金属のパイプである電線保護パイプとを備えている。さらに、その電線保護パイプは、以下に示される筒本体部と湾曲仕切壁とを有している。上記筒本体部は、当該電線保護パイプの外壁をなす筒状に形成され、当該電線保護パイプの長手方向に直交する断面が湾曲した環状に形成された部分である。また、上記湾曲仕切壁は、上記筒本体部の内側面における上記筒本体部の軸心よりもその軸心に垂直な第1の方向の側に位置して上記軸心に平行な一対の境界線の一方から他方へ亘って一連に形成され、かつ、上記軸心に直交する断面が上記第1の方向に対し反対の第2の方向へ凸状に湾曲して形成され、上記筒本体部の中空部を上記第1の方向側の第1の配線路と上記第2の方向側の第2の配線路とに仕切る部分である。さらに、上記電線保護パイプは、上記軸心を通り上記第1の方向に沿う基準平面に沿って曲がった曲げ部を有している。
本発明の第2の態様に係るワイヤハーネスは、第1の態様に係るワイヤハーネスの一態様である。第2の態様に係るワイヤハーネスにおいて、上記電線保護パイプの上記湾曲仕切壁は、上記基準平面に対して面対称に形成されている。
本発明の第3の態様に係るワイヤハーネスは、第2の態様に係るワイヤハーネスの一態様である。第3の態様に係るワイヤハーネスにおいて、上記筒本体部の外側面における上記基準平面と交差する線に沿う部分にマークが形成されている。
また、本発明は、電線保護パイプの発明として捉えられてもよい。本発明の第4の態様に係る電線保護パイプは、上記筒本体部と上記湾曲仕切壁とを有している。
第1〜第4の態様において、電線保護パイプは、その内部に、金属の筒本体部と金属の湾曲仕切壁とによって周囲が囲まれた第1の配線路及び第2の配線路を形成している。これら2つの配線路は、周囲が導電性の壁で囲まれているためそれぞれシールド機能を有する。また、2つの配線路の形状は異なる。
第1〜第4の態様において、電線保護パイプを構成する筒本体部及び湾曲仕切壁は、筒本体部の軸心を通り第1の方向に沿う平面である基準平面に沿って曲げ加工される場合、曲げ方向において補強部となる角部を有していない。そのため、筒本体部及び湾曲仕切壁は、基本的に基準平面に沿って曲げやすい形状を有している。
また、電線保護パイプが基準平面に沿って曲げ加工される場合、筒本体部は、その断面形状が概ね軸心を中心として扁平な形状へ変形する。その際、筒本体部において、第1の方向及び第2の方向に沿う方向の寸法である第1の幅寸法が収縮し、筒本体部の軸心と第1の方向とに直交する方向の第2の幅寸法が拡大する。同時に、湾曲仕切壁は、筒本体部の第2の幅寸法の拡大に追従して、曲率が小さくなるように変形する。即ち、湾曲仕切壁は、基準平面に沿った筒本体部の曲げ加工を阻害しにくい構造を有している。
また、電線保護パイプが基準平面に沿って曲げ加工されることにより、湾曲仕切壁の曲率小さくなるとともに筒本体部が扁平化した場合、2つの配線路は、それぞれの断面形状がやや扁平化するものの、断面積のバランスはあまり崩れない。
従って、第1〜第4の態様に係るワイヤハーネスが採用されることにより、それぞれシールド機能を有する2つの配線路が内部に形成された電線保護パイプにおいて、曲げ加工の容易性を確保しつつ、形状の異なる2つの配線路の断面積のバランスが曲げ加工された部分において大きく崩れることを防止できる。
また、第2の態様において、電線保護パイプの湾曲仕切壁は、基準平面に対して面対称に形成されている。そのため、電線保護パイプの曲げ部において、形状の異なる2つの配線路の断面積のバランスの崩れがより抑制される。
また、第3の態様の電線保護パイプにおいて、筒本体部の外側面における基準平面と交差する線に沿う部分にマークが形成されている。これにより、電線保護パイプにおける曲げ加工に適した向きの確認が容易となる。
本発明の実施形態に係る電線保護パイプ1の斜視図である。 電線保護パイプ1の断面図である。 電線保護パイプ1の第1の正投影図及び第2の正投影図である。 本発明の実施形態に係るワイヤハーネス10の斜視図である。 ワイヤハーネス10の直管部の断面図である。 ワイヤハーネス10の曲げ部の断面図である。
以下、添付の図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であり、本発明の技術的範囲を限定する事例ではない。
<電線保護パイプ>
まず、図1〜3を参照しつつ、本発明の実施形態に係る電線保護パイプ1の構成について説明する。電線保護パイプ1は、内部に絶縁電線9が通される2つの配線路21,22を形成する金属のパイプである。なお、図2において、絶縁電線9が仮想線(二点鎖線)で描かれている。
電線保護パイプ1は、例えば、アルミニウム又はステンレスなどを主成分とする材料で構成された筒状の部材であることが考えられる。また、電線保護パイプ1の外側の表面には、必要に応じてメッキ層又は塗料の層が形成されていることが考えられる。
図1,2に示されるように、電線保護パイプ1は、筒本体部11と湾曲仕切壁12とを有している。筒本体部11は、電線保護パイプ1の外壁をなす筒状に形成された部分である。また、筒本体部11は、電線保護パイプ1の長手方向に直交する断面が湾曲した環状に形成されている。図1,2に示される例では、筒本体部11は円筒状である。
図1〜3には、筒本体部11の軸心R0が一点鎖線で描かれている。軸心R0は、筒本体部11の中心線である。また、図1〜3には、軸心R0に垂直な方向である第1の方向R1及びその第1の方向R1に対し反対の方向である第2の方向R2が、矢印付の一点鎖線で示されている。さらに、図1,2には、軸心R0を通り第1の方向R1に沿う平面である基準平面F0も一点鎖線により描かれている。
なお、図2,5,6は、軸心R0に直交する断面を示す。また、図3(a)は、第1の方向R1から見た電線保護パイプ1の正投影図である。また、図3(b)は、第2の方向R2から見た電線保護パイプ1の正投影図である。
一方、湾曲仕切壁12は、筒本体部11の中空部を第1の方向R1側の第1の配線路21と第2の方向R2側の第2の配線路22とに仕切る壁である。湾曲仕切壁12は、筒本体部11の内側面における軸心R0よりも第1の方向R1の側に偏って位置するとともに軸心R0に平行な一対の境界線BL1,BL2の一方から他方へ亘って一連に形成されている。
湾曲仕切壁12の両端部である一対の境界線BL1,BL2が、より第1の方向R1に偏って配置されれば、第1の配線路21の断面積に対する第2の配線路22の断面積の比をより大きくなる。
さらに、湾曲仕切壁12は、軸心R0に直交する断面全体が第2の方向R2へ凸状に湾曲して形成されている。図1,2に示される例では、湾曲仕切壁12における軸心R0に直交する断面の形状は、第2の方向R2へ凸状に形成された円弧状である。
また、本実施形態において、湾曲仕切壁12は、基準平面F0に対して面対称に形成されている。従って、一対の境界線BL1,BL2も、基準平面F0に対して面対称である。電線保護パイプ1は、例えば、引き抜き加工又は押し出し加工により成形される。
また、図1〜3に示される例では、筒本体部11は均一な厚みで形成されている。同様に、湾曲仕切壁12も均一な厚みで形成されている。
また、図1〜3に示されるように、筒本体部11の外側面における基準平面F0と交差する線に沿う部分には、その線に沿ったマーク3が形成されている。図2に示される例では、マーク3は、筒本体部11の外側面に溝状に刻まれている。なお、マーク3が、塗料などによって記されることも考えられる。
また、図3に示される例では、筒本体部11の外側面における基準平面F0と交差する2箇所の部分のうち、第1の方向R1の端面をなす部分に形成された第1のマーク31と、第2の方向R2の端面をなす部分に形成された第2のマーク32とは、それぞれ異なる模様で記されている。例えば、第1のマーク31及び第2のマーク32のうちの一方が実線のマークであり、他方が破線のマークである。なお、第1のマーク31及び第2のマーク32のうちの一方が省略されてもよい。
図1に示される電線保護パイプ1は直管であるが、ワイヤハーネスの一部として提供される際には、曲げ加工が施された状態で提供される。
<ワイヤハーネス>
次に、図4〜6を参照しつつ、本発明の実施形態に係るワイヤハーネス10について説明する。ワイヤハーネス10は、複数本の絶縁電線9と、それら絶縁電線9が中空部に通された電線保護パイプ1とを備えている。
絶縁電線9は、導電材料からなる芯線9aと、芯線9aの周囲を覆う絶縁材料からなる絶縁被覆9bとにより構成された電線である。絶縁電線9の端部には、不図示の端子金具又はコネクタが設けられる場合が多い。
また、ワイヤハーネス10が備える電線保護パイプ1は、少なくとも1箇所において、基準平面F0に沿って曲がった曲げ部102を有している。即ち、ワイヤハーネス10において、電線保護パイプ1は、曲げ加工が施されていない直管部101と、曲げ加工が施された曲げ部102とにより構成されている。
図5は電線保護パイプ1の直管部101におけるワイヤハーネス10の断面図であり、図6は電線保護パイプ1の曲げ部102におけるワイヤハーネス10の断面図である。
図4に示される例では、電線保護パイプ1は、第1の曲げ部102aと第2の曲げ部102bとを有している。第1の曲げ部102aは、筒本体部11における第1の方向R1の端面が内側の縁をなすとともに第2の方向R2の端面が外側の縁をなす曲げ部である。一方、第2の曲げ部102bは、筒本体部11における第2の方向R2の端面が内側の縁をなすとともに第1の方向R1の端面が外側の縁をなす曲げ部である。
また、図4〜6に示されるように、ワイヤハーネス10が備える複数の絶縁電線9の一部は、電線保護パイプ1における第1の配線路21に通されており、残りの一部は第2の配線路22に通されている。図4〜6に示される例では、第1の配線路21及び第2の配線路22には、絶縁電線9が3本ずつ通されているが、2つの配線路21,22各々への絶縁電線9の配分はこれに限られない。例えば、2つの配線路21,22各々に通される絶縁電線9の本数が異なることも考えられる。また、2つの配線路21,22各々に絶縁電線9が1本ずつ通されることも考えられる。
ワイヤハーネス10において、第1の配線路21に通された第1の絶縁電線91と、第2の配線路22に通された第2の絶縁電線92とは種類が異なる。例えば、第1の絶縁電線91及び第2の絶縁電線92の一方が動力系の絶縁電線9であり、他方が弱電系(信号系)の絶縁電線9であることが考えられる。
図5,6に示されるように、電線保護パイプ1は、その内部に、金属の筒本体部11と金属の湾曲仕切壁12とによって周囲が囲まれた第1の配線路21及び第2の配線路22を形成している。これら2つの配線路21,22は、周囲が導電性の壁で囲まれているためそれぞれシールド機能を有する。また、2つの配線路21,22の断面形状は異なる。
電線保護パイプ1は、例えば、絶縁電線9が2つの配線路21,22に通された後に曲げ加工が施される。この場合、絶縁電線9を2つの配線路21,22に通す作業が容易である。なお、電線保護パイプ1に対する曲げ加工が、絶縁電線9が2つの配線路21,22に通される前に行われることも考えられなくはない。
図5,6に示されるように、電線保護パイプ1を構成する筒本体部11及び湾曲仕切壁12は、基準平面F0に沿って曲げ加工される場合、曲げ方向において補強部となる角部を有していない。そのため、筒本体部11及び湾曲仕切壁12は、基本的に基準平面F0に沿って曲げやすい形状を有している。
また、図6に示されるように、電線保護パイプ1が基準平面F0に沿って曲げ加工される場合、筒本体部11は、その断面形状が概ね軸心R0を中心として扁平な形状へ変形する。その際、筒本体部11において、第1の方向R1及び第2の方向R2に沿う方向の寸法である第1の幅寸法W1が収縮し、筒本体部11の軸心R0と第1の方向R1とに直交する方向の第2の幅寸法W2が拡大する。同時に、湾曲仕切壁12は、筒本体部11の第2の幅寸法W2の拡大に追従して、曲率が小さくなるように変形する。即ち、湾曲仕切壁12は、基準平面F0に沿った筒本体部11の曲げ加工を阻害しにくい構造を有している。
また、図6に示されるように、電線保護パイプ1が基準平面F0に沿って曲げ加工されることにより、湾曲仕切壁12の曲率小さくなるとともに筒本体部11が扁平化した場合、2つの配線路21,22は、それぞれの断面形状がやや扁平化するものの、断面積のバランスはあまり崩れない。
なお、湾曲仕切壁12の曲率が大きすぎると、湾曲仕切壁12が基準平面F0に沿って曲がりにくくなる。そのため、湾曲仕切壁12の曲率は、電線保護パイプ1の曲げ加工の際に筒本体部11の扁平化を阻害しない範囲内で小さめに設定されることが望ましい。
<効果>
以上に示したことから、ワイヤハーネス10が採用されることにより、それぞれシールド機能を有する2つの配線路21,22が内部に形成された電線保護パイプ1が提供される。また、そのような電線保護パイプ1において、曲げ加工の容易性は確保されている。さらに、電線保護パイプ1が採用されれば、形状の異なる2つの配線路21,22の断面積のバランスが曲げ部102において大きく崩れることを防止することができる。
また、電線保護パイプ1において、湾曲仕切壁12が、基準平面F0に対して面対称に形成されている場合、曲げ部102において、形状の異なる2つの配線路21,22の断面積のバランスの崩れがより抑制される。
また、電線保護パイプ1において、筒本体部11の外側面における基準平面F0と交差する線に沿う部分にマーク3が形成されている。これにより、電線保護パイプ1における曲げ加工に適した向き、即ち、基準平面F0に沿った向きの確認が容易となる。
<その他>
電線保護パイプ1において、筒本体部11が円筒ではない筒状であることも考えられる。例えば、筒本体部11が、楕円の断面形状を有する筒状であることも考えられる。同様に、湾曲仕切壁12が、円弧状ではない断面形状を有することも考えられる。例えば、湾曲仕切壁12が、楕円弧状の断面形状を有する壁であることが考えられる。
また、電線保護パイプ1において、マーク3が、筒本体部11の外側面における、軸心R0を通り基準平面F0に直交する平面と交差する線に沿って形成されていることも考えられる。
1 電線保護パイプ
3 マーク
9 絶縁電線
10 ワイヤハーネス
11 筒本体部
12 湾曲仕切壁
21 第1の配線路
22 第2の配線路
31 第1のマーク
32 第2のマーク
91 第1の絶縁電線
92 第2の絶縁電線
101 直管部
102 曲げ部
102a 第1の曲げ部
102b 第2の曲げ部
9a 芯線
9b 絶縁被覆
BL1,BL2 境界線
F0 基準平面
R0 軸心
R1 第1の方向
R2 第2の方向
W1 第1の幅寸法
W2 第2の幅寸法

Claims (4)

  1. 複数の絶縁電線と、
    内部に前記絶縁電線が通された2つの配線路を形成する金属のパイプである電線保護パイプと、を備えるワイヤハーネスであって、
    前記電線保護パイプは、
    当該電線保護パイプの外壁をなす筒状に形成され、当該電線保護パイプの長手方向に直交する断面が湾曲した環状に形成された筒本体部と、
    前記筒本体部の内側面における前記筒本体部の軸心よりも該軸心に垂直な第1の方向の側に位置して前記軸心に平行な一対の境界線の一方から他方へ亘って一連に形成され、かつ、前記軸心に直交する断面が前記第1の方向に対し反対の第2の方向へ凸状に湾曲して形成され、前記筒本体部の中空部を前記第1の方向側の第1の配線路と前記第2の方向側の第2の配線路とに仕切る湾曲仕切壁と、を有し、
    前記電線保護パイプは、前記軸心を通り前記第1の方向に沿う基準平面に沿って曲がった曲げ部を有している、ワイヤハーネス。
  2. 請求項1に記載のワイヤハーネスであって、
    前記電線保護パイプの前記湾曲仕切壁は、前記基準平面に対して面対称に形成されている、ワイヤハーネス。
  3. 請求項2に記載のワイヤハーネスであって、
    前記筒本体部の外側面における前記基準平面と交差する線に沿う部分にマークが形成されている、ワイヤハーネス。
  4. 内部に絶縁電線が通される配線路を形成する金属のパイプである電線保護パイプであって、
    当該電線保護パイプの外壁をなす筒状に形成され、当該電線保護パイプの長手方向に直交する断面が湾曲した環状に形成された筒本体部と、
    前記筒本体部の内側面における前記筒本体部の軸心よりも該軸心に垂直な第1の方向の側に位置する前記軸心に平行な一対の境界線の一方から他方へ亘って一連に形成され、かつ、前記軸心に直交する断面が前記第1の方向に対し反対の第2の方向へ凸状に湾曲して形成され、前記筒本体部の中空部を前記第1の方向側の第1の配線路と前記第2の方向側の第2の配線路とに仕切る湾曲仕切壁と、を有する電線保護パイプ。
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