JP2013238125A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

内燃機関の制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2013238125A
JP2013238125A JP2012109877A JP2012109877A JP2013238125A JP 2013238125 A JP2013238125 A JP 2013238125A JP 2012109877 A JP2012109877 A JP 2012109877A JP 2012109877 A JP2012109877 A JP 2012109877A JP 2013238125 A JP2013238125 A JP 2013238125A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
internal combustion
combustion engine
fuel injection
injection valve
fuel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012109877A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Kawakami
淳 川上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2012109877A priority Critical patent/JP2013238125A/ja
Publication of JP2013238125A publication Critical patent/JP2013238125A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

【課題】内燃機関に使用される燃料中の硫黄濃度が変化しても、燃料噴射弁の噴孔に凝縮水が付着することを適切に抑制することを課題とする。
【解決手段】内燃機関の制御装置は、内燃機関の筒内に燃料を噴射する燃料噴射弁と、前記燃料噴射弁の温度を昇温させる加熱手段と、前記燃料噴射弁により筒内に噴射される燃料の硫黄濃度を取得する硫黄濃度取得手段と、前記硫黄濃度取得手段により硫黄濃度が高くなるほど前記加熱手段による前記燃料噴射弁の加熱量を増加させる制御部と、を備える。燃料中の硫黄濃度に応じて加熱量を変化させるため、内燃機関に使用される燃料中の硫黄濃度が変化しても、燃料噴射弁の噴孔に凝縮水が付着することを適切に抑制することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、内燃機関の制御装置に関する。
従来、内燃機関の暖機時等、冷却水温が比較的低い状態のときに燃焼室内で水分が凝縮する現象が生じることがある。硫黄を含む燃料が使用されている場合、その凝縮水が硫酸となり、この硫酸が燃料噴射弁の噴孔に付着すると、噴孔が腐食する可能性がある。噴孔が腐食すると噴孔径が大きくなるため、噴孔周辺への凝縮水の付着を抑制する必要がある。冷却水温が低い暖機時において噴孔への凝縮水の付着を抑制する方法として、グロープラグを用いることが考えられる。例えば、燃料噴射弁の近傍にグロープラグを配置し、暖機時にグロープラグへの通電を行うことで燃料噴射弁を加熱し、燃料噴射弁での水の凝縮を抑制することが考えられる。グロープラグを備えた内燃機関は、例えば、特許文献1に開示されている。
特2008−196311号公報
ところで、燃料中の硫黄濃度が高くなるほど、露点温度が高くなることが知られている。このため、硫黄の濃度が高い燃料が使用された場合には、一律にグロープラグによって燃料噴射弁を加熱したとしても加熱量が不足し、噴孔に凝縮水が付着し、噴孔径が拡大する可能性がある。
そこで本明細書開示の内燃機関の制御装置は、内燃機関に使用される燃料中の硫黄濃度が変化しても、燃料噴射弁の噴孔に凝縮水が付着することを適切に抑制することを課題とする。
上記課題を解決するために本明細書開示の内燃機関の制御装置は、内燃機関の筒内に燃料を噴射する燃料噴射弁と、前記燃料噴射弁の温度を昇温させる加熱手段と、前記燃料噴射弁により筒内に噴射される燃料の硫黄濃度を取得する硫黄濃度取得手段と、前記硫黄濃度取得手段により硫黄濃度が高くなるほど前記加熱手段による前記燃料噴射弁の加熱量を増加させる制御部と、を、備える。
燃料中の硫黄濃度が高くなると、燃焼ガス中の酸(SO)の濃度も高くなる。これに伴って、露点温度が上昇する。そこで、硫黄濃度の上昇、ひいては、露点温度の上昇に伴って燃料噴射弁の加熱量を増加させる。これにより、燃料噴射弁の加熱不足による噴孔周辺への凝縮水の付着を抑制する。
前記加熱手段は、前記燃料噴射弁の近傍に配置されるグロープラグと前記燃料噴射弁を加熱するヒータの少なくともいずれか一方を含む。内燃機関がグロープラグを備えている場合は、そのグロープラグを用いることができる。制御部は、グロープラグへの通電回数を増加させることにより、燃料噴射弁への加熱量を増加させることができる。例えば、グロープラグによる加熱では、加熱量が不足する場合は、ヒータを装備してもよい。また、グロープラグに代えて、ヒータを装備してもよい。
前記制御部は、前記加熱手段による前記燃料噴射弁の加熱制御を行うとともに、前記内燃機関の暖機促進制御を行うようにしてもよい。暖機が完了した後の内燃機関では、冷却水による冷却が行われるシリンダライナ等の方が、燃料噴射弁よりも冷却速度が速く、燃料噴射弁よりも先に露点温度まで冷却される。この結果、筒内の水分は、シリンダライナ等の周辺で凝縮し、噴孔周辺での水分の凝縮、ひいては、噴孔への凝縮水の付着が抑制される。
本明細書に開示された内燃機関の制御装置によれば、内燃機関に使用される燃料中の硫黄濃度が変化しても、燃料噴射弁の噴孔に凝縮水が付着することを適切に抑制することができる。
図1は第1実施形態の内燃機関の制御装置が適用される内燃機関の概略構成を示す説明図である。 図2は制御装置の制御の一例を示すフロー図である。 図3(A)は燃料中の硫黄濃度を取得する制御の一例を示すフロー図であり、図3(B)は内燃機関の回転数と燃料噴射量と排気のNOxとの関係の一例を示すグラフであり、図3(C)は燃料の硫黄濃度が所定濃度であると仮定した場合における排気のNOx濃度と凝縮水のpHとの関係の一例を示すグラフである。 図4は燃料中のS成分濃度と燃焼ガス中のSO濃度との関係を示すグラフの一例である。 図5は燃焼ガス中のSO濃度と露点温度の関係を示すグラフの一例である。 図6(A)は燃焼ガス中のSO濃度が低い場合のグロープラグの通電タイミングを示し、図6(B)は燃焼ガス中のSO濃度が高い場合のグロープラグの通電タイミングを示すタイミングチャートの一例である。 図7は燃料噴射弁先端温度の露点温度到達時期の変化を示すグラフの一例である。 図8は第2実施形態の内燃機関の制御装置が適用される内燃機関の概略構成を示す説明図である。 図9は第2実施形態の制御装置の制御の一例を示すフロー図である。 図10は第3実施形態の制御装置の制御の一例を示すフロー図である。 図11は燃料噴射弁先端温度の露点温度到達時期の変化を示すグラフの一例である。
以下、本発明を実施するための形態を図面と共に詳細に説明する。ただし、図面中、各部の寸法、比率等は、実際のものと完全に一致するようには図示されていない場合がある。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態の内燃機関の制御装置が適用される内燃機関1の概略構成を示す説明図である。内燃機関1は、吸入行程、圧縮行程、爆発行程(膨張行程)及び排気行程の4サイクルを繰り返して出力を得るディーゼル機関である。内燃機関1は、その内部に気筒(燃焼室)2を形成する。気筒2で発生する燃料の爆発力は、ピストン3及びコンロッド4を介してクランクシャフトの回転力に変換される。また、気筒2には、吸気通路5の最下流部をなす吸気ポート11と、排気通路6の最上流部をなす排気ポート8とが設けられている。吸気ポート11と気筒2との境界は吸気弁12によって開閉される。また、排気ポート8と気筒2との境界は排気弁9によって開閉される。
また、内燃機関1は、内燃機関1の筒内(気筒2内)に燃料を噴射する燃料噴射弁10を備えている。燃料噴射弁10は、高圧ポンプ等によって加圧された燃料を、気筒2内に適宜の量、適宜のタイミングで噴射供給する電磁駆動式開閉弁である。また、燃料噴射弁10の近傍には、通電時に発熱して燃焼室における燃料の着火を補助するグロープラグ(以下、単に「グロー」ということがある)15が設けられている。このブロープラグ15は、燃料噴射弁10の温度を昇温させる加熱手段に相当する。また、内燃機関1には、内燃機関1を冷却するための冷却水の温度を検出する冷却水温センサ22が設けられている。この冷却水温センサ22によって取得された冷却水温に基づいて、冷却水温と相関関係を有する各種温度を推定することができる。例えば、予めの実験等により、冷却水温に基づいて燃料噴射弁温度を推定することができる。同様に、冷却水温に基づいて気筒2の内周壁面、より具体的には、シリンダライナの温度を推定することができる。
また、排気通路6には、排気中に含まれるNOx(窒素酸化物)、HC(炭化水素)、CO(一酸化炭素)、微粒子(PM:Particulate Matter)等を浄化する排気浄化装置7が設けられている。一方、吸気通路5には、吸気の量を制御可能なスロットル弁14が設けられている。また、吸気通路5には、導入される吸気の量を検出するエアフローメータ13及び、吸気の温度を検出する吸気温センサ23が設けられている。さらに、吸気通路5には、吸気の湿度を検出する吸気湿度センサ24が設けられている。
また、内燃機関1には、吸気通路5と排気通路6とを連通するEGR(排気再循環)通路30が形成されている。このEGR通路30は、排気の一部を適宜吸気通路5に再循環する機能を有する。EGR通路30には、同通路30内を流れるガス(EGRガス)の流れ方向に沿って上流から下流にかけ、EGRクーラ31、EGR弁32が、順次配設されている。EGRクーラ31にはpHセンサ25が設けられている。
EGRクーラ31は、EGR通路30の周囲を取り巻くように設けられ、EGRガスを冷却する。EGR弁32は、無段階に開閉される電子制御弁(開閉弁)であり、EGRガスの流量を自在に調整することができる。
内燃機関1は、各種センサの信号が入力される電子制御ユニット(Electronic Control Unit:ECU)20を備える。ECU20は、中央処理装置(CPU)、読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)及びバックアップRAM等からなる論理演算回路を備える。ECU20は、後に詳細に説明するように、燃料噴射弁10により筒内に噴射される燃料の硫黄濃度を取得する硫黄濃度取得手段として機能する。また、ECU20は、取得した硫黄濃度が高くなるほどグロープラグ15による前記燃料噴射弁の加熱量を増加させる制御部に相当する。ECU20は、各種センサ、グロープラグ15と協働して内燃機関の制御装置として機能する。
以上のような制御装置の制御の一例について、図2に示す。制御装置の制御はECU20が主体的に行う。
まず、ステップS1では、燃料中のS成分濃度検出を行う。図3(A)に、S成分濃度検出のフロー図を示す。
まずステップS1aで、内燃機関1の運転状態を取得する。内燃機関1の運転状態としては、例えば内燃機関1の回転数、各燃料噴射弁10から噴射される燃料量(以下、噴射燃料量と略称することがある。)、吸気温度、EGRガス量、排気浄化装置7の温度、及び冷却水の温度が取得される。なお、内燃機関1の回転数はクランク角センサの出力信号に基づいて取得され、EGRガス量はEGR弁32の開度に基づいて取得される。
次に、ステップS1bにおいてECU20は、EGRガスから生じる凝縮水のpHを推定する。EGRガスから生じる凝縮水には硫酸イオン(SO 2−)及び硝酸イオン(NO )が含まれており、凝縮水のpHはこれらの量によってほぼ決まる。硫酸イオンは排気中のSOxから、硝酸イオンは排気中のNOxからそれぞれ生じており、硫酸イオンの量は排気のSOx濃度と、硝酸イオンの量は排気のNOx濃度とそれぞれ相関関係を有している。上述したように排気のSOx濃度は燃料の硫黄濃度によって決まる。一方、排気のNOx濃度はエンジン1の運転状態によってほぼ決まる。そのため、凝縮水のpHは、燃料の硫黄濃度を所定濃度に仮定するとともに、内燃機関1の運転状態に基づいて排気のNOx濃度を推定することによって求めることができる。一般に販売されている燃料の硫黄濃度は所定範囲内に調整されているため、仮定する所定濃度には例えばこの所定範囲内の濃度を設定する。
図3(B)及び図3(C)を参照して凝縮水のpHの推定方法を具体的に説明する。なお、図3(B)は、内燃機関1の回転数及び噴射燃料量と排気のNOx濃度との関係の一例を示している。図3(C)は、燃料の硫黄濃度が所定濃度であると仮定した場合における排気のNOx濃度と凝縮水のpHとの関係の一例を示している。なお、図3(C)の実線L1がこの関係を示しており、破線L2は燃料の硫黄濃度が所定濃度より低い場合における排気のNOx濃度と凝縮水のpHとの関係の一例を示している。凝縮水のpHを推定する場合、まず図3(B)を参照して内燃機関1の回転数及び噴射燃料量から排気のNOx濃度を推定する。なお、図3(B)の縦軸は燃料噴射量に限定されない。排気のNOx濃度は内燃機関1の負荷と相関しているため、図3(B)の代わりに内燃機関1のトルク又は内燃機関1のトルクと相関関係を有する種々のパラメータ(例えば吸入空気量など)及び内燃機関1の回転数と排気のNOx濃度との関係を示したマップを備え、このマップに基づいて排気のNOx濃度を推定してもよい。次に推定したNOx濃度と図3(C)に示した関係とに基づいて凝縮水のpHを推定する。例えば、推定したNOx濃度が図3(C)の値Nであった場合、凝縮水のpHは値P1であると推定できる。なお、図3(B)及び図3(C)の関係は予め実験又は数値計算などにより求め、ECU20のROMにそれぞれマップとして記憶させておく。以下、この推定したpHを推定pHと称することがある。
次に、ステップS1cにおいてECU20は、pHセンサ25の出力信号を参照してEGRガスから生じた凝縮水のpHを検出する。このように凝縮水のpHを検出することにより、pHを推定したときにおける凝縮水のpHを検出することができる。以下、この検出したpHを実測pHと称することがある。
続くステップS1dにおいてECU20は、実測pHから推定pHを引いた値であるペーハー差ΔpHに基づいて実硫黄濃度を推定する。実測pHは、エンジン1の排気のSOx濃度に応じた値となるため、実硫黄濃度に対応した値となる。一方、推定pHは、図3(C)の関係を示す際に仮定した所定濃度に対応した値となる。なお、推定pH及び実測pHはエンジン1の運転状態がほぼ同じ状態のときにそれぞれを取得しているため、排気のNOx濃度はほぼ同じと考えられる。そのため、例えば実測pHが図3(C)に示した値P2であった場合は実硫黄濃度が所定濃度より低いと推定できる。また、このときのペーハー差ΔpHは、実硫黄濃度と所定濃度との差に対応している。そこで、実硫黄濃度の推定は、例えば、ペーハー差ΔpHから実硫黄濃度を所定濃度で割った値である濃度比を求め、次に求めた濃度比と所定濃度とを掛けることによって行うことができる。以上のように、燃料中のS成分濃度を検出することができる。
次に、ステップS2では、内燃機関1がアイドル状態であるか否かを判断する。例えば、冷間状態から内燃機関1が始動したとき、燃料噴射弁10の噴孔に凝縮水が付着し易いことを考慮したものである。具体的に、内燃機関1が完全暖機状態に至る前に停止したような場合に、燃料噴射弁10は、シリンダライナと比較して先に露点温度まで冷却され易く、噴孔の周辺で凝縮水が発生し易いことを考慮したものである。アイドル状態であるか否かは、内燃機関1の回転数によって把握することができる。ステップS2でアイドル状態が検出されたら、ステップS3へ進む。
ステップS3では、大気水分量及びアイドル前の燃料噴射量の検出を行う。これは、気筒2内の水分量を推定する措置である。気筒2内の露点温度は、燃焼ガス中のSO濃度と、気筒2内の水分量(水分割合)によって算出される。そのため、気筒2内の水分量は、露点温度算出の要素となる。気筒2内の水分量は、吸入空気中の水分量と、燃料が燃焼することによって生成される水分量との合計として算出することができる。ここで、吸入空気中の水分量は、吸気湿度センサ24により取得された値と、エアフローメータ13により取得された空気量とから算出される。すなわち、どれだけの湿り度の空気がどれだけ吸入されたかによって算出される。一方、燃料が燃焼することによって生成される水分量は、燃料噴射量から算出することができる。具体的に、燃料の燃焼現象は、以下のように、
(CnHm+O→aCO+bHO)
と表せることから、燃料噴射量を把握することにより、燃料が燃焼することによって生成される水分量を算出することができる。なお、ECU20は、内燃機関1の運転履歴により、燃料噴射量を把握している。
次に、ステップS4で気筒2内の露点温度を算出する。まず、ステップS1で算出した燃料中のS成分濃度から燃焼ガス中のSO濃度を取得する。図4を参照すると、燃料中のS成分濃度と燃焼ガス中のSO濃度とは相関関係を有する。このため、燃料中のS成分濃度から燃焼ガス中のSO濃度を取得することができる。図5を参照すると、露点温度は、燃焼ガス中のSO濃度と気筒2内の水分(燃焼ガス中の水分量)と相関関係を有する。このように、燃焼ガス中のSO濃度と気筒2内の水分(燃焼ガス中の水分量)から、露点温度を算出することができる。なお、図5を参照すると露点温度は、燃焼ガス中のSO濃度が濃いほど高い。また、水分量が多いほど高い。
次に、ステップS5では、内燃機関1が暖機途中であるか否かを判断する。内燃機関1が暖機中であるか否かは、冷却水温センサ23によって取得される冷却水温によって判断することができる。内燃機関1が暖機中であるか否かを判断するのは、以下の理由のよる。内燃機関1が、一旦、暖機完了の状態となり、その後、冷却過程に入るときは、燃料噴射弁10よりもシリンダライナの方が先に露点温度まで冷却される。これは、シリンダライナは、ウォータジャケットを流通する冷却水によって冷却されるためである。シリンダライナの方が先に露点温度まで冷却されると、気筒2内の水分は、シリンダライナ周辺で凝縮する。このため、噴孔周辺で水分の凝縮することが回避され、噴孔への凝縮水の付着も抑制されることを考慮したものである。
ステップS5でYesと判断したときは、ステップS6へ進む。一方、ステップS5でNoと判断したとき、すなわち、暖機が完了したと判断したときは、処理は終了となる。ステップS6では、昇温制御内容を決定する。具体的に、露点温度に応じてグロープラグ15への通電回数を決定する。例えば、燃焼ガス中のSO濃度が高く、水分量も多いような場合は、グロープラグ15への通電回数を増やして、燃料噴射弁10への加熱量を増加させる。これに対し、燃焼ガス中のSO濃度が低く、水分量も少ないような場合は、グロープラグ15への通電回数を変更することなく、燃料噴射弁10への加熱量増加を回避する。ここで、グロープラグ15は、一般的に、失火防止や白煙発生抑制の目的で通電される。このため、これらの失火防止や白煙発生抑制といった目的を達成することができる通電加数を基準の通電回数とし、これに加えて、凝縮水発生を抑制するための回数を付加する。
ステップS6に引き続き行われるステップS7では、ステップS6で決定した内容に基づいてグロープラグをON状態とする。ステップS7に引き続き行われるステップS8では、イグニションがOFFとされたか否かを判断する。イグニションがOFFとされた場合は、通常、内燃機関1が停止される。ステップS8でYesと判断したときは、ステップS9へ進む。一方、ステップS8で、Noと判断したときはステップS13へ進む。ステップS13では、再び内燃機関1の暖機が完了しているか否かを判断する。ステップS13でYesと判断すれば、ステップS14へ進み、グロープラグ15をOFFとして一連の制御を終了する(エンド)。上述のように、暖機が完了していれば、燃料噴射弁10の昇温が不要となるからである。
ステップS9では、グロープラグ15による昇温制御の途中であるか否かを判断する。ステップS9でYesと判断したときは、ステップS10へ進む。一方、ステップS9でNoと判断したときは、ステップS15へ進む。ステップS9でNoと判断したときは、昇温制御が完了しているということであるから、ステップS10においてグロープラグ15への通電をOFFとし、引き続き行われるステップS16で内燃機関1を停止すし、一連の制御を終了する(エンド)。この場合、グロープラグ15による燃料噴射弁10の昇温が完了し、シリンダライナの方が先に露点温度まで到達する状態とされている。この結果、燃料噴射弁10の周辺での水分の凝縮が回避され、噴孔への凝縮水の付着が抑制される。
ステップS10では、エンジン停止が必要であるか否かを判断する。具体的には、イグニションがOFFとされてから所定時間が経過したか否かを判断する。内燃機関1は、ユーザーのイグニションOFFという動作に対し、所定時間後に内燃機関を停止させる。ステップS10でYesと判断したときは、ステップS11へ進み、内燃機関を停止させる。そして、内燃機関1を停止させた後も引き続きグロープラグ15への通電を継続し、燃料噴射弁10の昇温を図る。そして、ステップS6による制御内容が履行された後にグロープラグ15の通電がOFF状態とされる(ステップS12)。このように、昇温制御が完了していないにもかかわらず、内燃機関1を先に停止させるのは、イグニションがOFF操作されているにもかかわらず、内燃機関1が停止しないと、ユーザーが違和感を持つため、これを回避するためである。内燃機関1が停止した後も引き続きが昇温制御が継続されることにより、グロープラグ15による燃料噴射弁10の昇温が完了し、シリンダライナの方が先に露点温度まで到達する状態とされている。この結果、燃料噴射弁10の周辺での水分の凝縮が回避され、噴孔への凝縮水の付着が抑制される。一方、ステップS10でNoと判断したときは、ステップS9からの処理を繰り返す。
以上が、制御装置の制御の一例である。このような制御による燃料噴射弁10の先端温度の露点温度到達時期の変化について図7を参照しつつ説明する。図7中、第1露点は第2露点よりも低い温度である。露点温度は、上述のように、燃焼ガス中のSO濃度が濃いほど高く、また、水分量が多いほど高い。図7中、一点鎖線は、シリンダライナの温度(ライナ温度)の変化を示している。細実線は、グロープラグ15による昇温制御がされていない状態燃料噴射弁温度を示している。太実線は、グロープラグ15による昇温制御がされていない状態燃料噴射弁温度を示している。図7中、P1及びP2で示すように、第1露点の場合は、シリンダライナが先に第1露点に到達する。換言すれば、シリンダライナが先に第1露点まで冷却される。このため、グロープラグ15による格別の昇温制御を行わなくても水分はシリンダライナで凝縮するため、噴孔への凝縮水の付着は抑制される。一方、第2露点になると、図7中、P3及びP4で示すように、何らの措置もとらない場合は、燃料噴射弁10が先に露点温度に到達してしまう。この結果、気筒2内の水分が燃料噴射弁10の周辺で凝縮し、凝縮水が噴孔に付着する可能性が高まる。そこで、グロープラグ15へ通電し、昇温制御をする。これにより、太実線で示すように燃料噴射弁10の温度が上昇する。この結果、図7中、P4及びP5で示すように、燃料噴射弁10の温度が第2露点まで到達する時期をシリンダライナが第2露点に到達する時期の後まで遅らせることができる。これにより、噴孔への凝縮水の付着を抑制することができる。
第1実施形態によれば、燃料中の硫黄濃度に応じて加熱量を変化させるため、内燃機関に使用される燃料中の硫黄濃度が変化しても、燃料噴射弁の噴孔に凝縮水が付着することを適切に抑制することができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態について、図8及び図9を参照して説明する。第2実施形態の内燃機関50が第1実施形態の内燃機関1と異なる点は、以下の如くである。すなわち、内燃機関50は、燃料噴射弁10を直接加熱するヒータ51を備えている。ヒータ51は、グロープラグ15とともに燃料噴射弁10の温度を昇温させる加熱手段に含まれる。ヒータ51は、燃料噴射弁10に接触させて内燃機関50に取り付けられている。その他の構成は、第1実施形態と異なるところはないので、共通する構成要素には、図面中、同一の参照番号を付し、その詳細な説明は省略する。
第1実施形態では、燃料噴射弁10の温度を昇温させる加熱手段としてグロープラグ15のみを備えていた。グロープラグ15は、一般的にディーゼル機関が備えているものを利用することができるため、追加の要素を設けることなく、噴孔への凝縮水の付着を抑制することができる。しかしながら、通常のグロープラグ15だけでは、燃焼ガス中の高いSO濃度に対応することが困難である場合も想定される。そこで、第2実施形態では、グロープラグ15に加えて、ヒータ51を備えている。なお、加熱手段として、ヒータ51のみを備えるようにしてもよいし、また、加熱量の不足に対応すべく、グロープラグ15を熱容量の大きいものにしてもよい。
次に、このような第2実施形態の内燃機関50に適用される制御装置の制御の一例を図9に示すフロー図を参照しつつ説明する。なお、第1実施形態の制御の一例である図2に示すフロー図中の処理を同一の処理については、同一の参照符号を付し、その詳細な説明は省略する。
第2実施形態では、ステップS6に引き続いて行われるステップS61において、ヒータ51の通電が必要であるか否かを判断する。すなわち、ステップS6で決定した昇温制御内容を参照し、グロープラグ15への通電回数増加だけで、対応可能であるか否かを判断する。ステップS61でYesと判断したときは、ステップS71へ進み、グロープラグ15及びヒータ51をON状態として燃料噴射弁10を昇温する。一方、ステップS61でNoと判断したときは、ステップS62へ進み、グロープラグ15のみをON状態とする。ステップS71及びステップS62の後は、いずれもステップS8へ進む。
ステップS11に引き続き行われるステップS121では、グロープラグ15及びヒータ51をOFF状態とする。このとき、ステップS62を経由しているとき、すなわち、グロープラグ15のみを用いて燃料噴射弁10の昇温を行っていたときは、グロープラグ15のみをOFF状態とすればよい。ステップS8でNoと判断したときに行われるステップS141の処理、ステップS9でNoと判断したときに行われるステップS151の処理も同様である。
例えば、燃焼ガス中のSO濃度が高かったり、水分量が多かったりする場合は、露点温度が上昇する。このような場合であっても、ヒータ51を作動させることにより燃料噴射弁10へ与える加熱量を補うができる。これにより、燃料噴射弁10よりも先にシリンダライナを露点温度に到達させることができ、シリンダライナ周辺で水分を凝縮させることができる。この結果、噴孔への凝縮水の付着を抑制することができる。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態について、図10及び図11を参照して説明する。第3実施形態が第1実施形態と異なる点は、以下の如くである。すなわち、第3実施形態では、グロープラグ15の通電による燃料噴射弁10の昇温とともに、内燃機関1自体の暖機促進制御を行っている。第3実施形態の内燃機関1は、第1実施形態の内燃機関1と同一であるので、その詳細な説明は省略する。
次に、このような第3実施形態の内燃機関1に適用される制御装置の制御の一例を図10に示すフロー図を参照しつつ説明する。なお、第1実施形態の制御の一例である図2に示すフロー図中の処理を同一の処理については、同一の参照符号を付し、その詳細な説明は省略する。
第3実施形態では、ステップS6に引き続いて行われるステップS63では、内燃機関1の暖機促進制御が必要であるか否かを判断する。すなわち、ステップS6で決定した昇温制御内容を参照し、グロープラグ15への通電回数増加だけで、対応可能であるか否かを判断する。ステップS63でYesと判断したときは、ステップS72へ進み、グロープラグ15をON状態とするとともに、暖機促進制御を開始する。一方、ステップS63でNoと判断したときは、ステップS64へ進み、グロープラグ15のみをON状態とする。ステップS72及びステップS64の後は、いずれもステップS8へ進む。
ここで、暖機促進制御の内容について説明する。暖機促進制御は、例えば、アイドル回転数を上昇させて単位時間当たりの燃料噴射量を増やす。また、内燃機関1がVN(Variable Nozzle)ターボを搭載しているような場合は、暖機促進制御は、VNを絞って排気圧力を増加させ、これと同時に、スロットル弁14を絞って温度の低い新規の吸入量を低減する等の措置を採ることができる。これにより、内燃機関1の暖機が促進される。
このような内燃機関1の暖機促進による効果について、図11を参照して説明する。図11中、細破線は、暖機前のシリンダライナの温度変化を示し、細実線は暖機前の燃料噴射弁の温度変化を示している。太破線は暖機後のシリンダライナの温度変化を示し、太実線は暖機後の燃料噴射弁の温度変化を示している。暖機前は、図11中、P11及びP12で示すように、燃料噴射弁10の方がシリンダライナよりも先に露点温度に到達する。このため、燃料噴射弁10の周辺で気筒2内の水分が凝縮する可能性がある。一方、暖機が促進され、温度領域が情報にシフトすると、図11中、P13及びP14で示すように、シリンダライナの方が先に露点温度に到達する。このため、シリンダライナ周辺で気筒2内の水分が凝縮する。この結果、燃料噴射弁10の周辺での凝縮水の発生が回避され、噴孔への凝縮水の付着が抑制される。
ステップS11に引き続き行われるステップS122では、グロープラグ15をOFF状態とするとともに、暖機促進制御を終了する。このとき、ステップS64を経由しているとき、すなわち、グロープラグ15のみを用いて燃料噴射弁10の昇温を行っていたときは、グロープラグ15のみをOFF状態とすればよい。ステップS8でNoと判断したときに行われるステップS142の処理、ステップS9でNoと判断したときに行われるステップS152の処理も同様である。
上記実施例は本発明を実施するための一例にすぎない。よって本発明はこれらに限定されるものではなく、請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
1・・・内燃機関 2・・・気筒
3・・・ピストン 4・・・コンロッド
5・・・吸気通路 6・・・排気通路
7・・・排気浄化装置 8・・・排気ポート
9・・・排気弁 10・・・燃料噴射弁
11・・・吸気ポート 12・・・吸気弁
13・・・エアフローメータ 14・・・スロットル弁
15・・・グロープラグ 20・・・ECU
22・・・冷却水温センサ 23・・・吸気温センサ
24・・・吸気湿度センサ 30・・・EGR通路
31・・・EGRクーラ 32・・・EGR弁

Claims (3)

  1. 内燃機関の筒内に燃料を噴射する燃料噴射弁と、
    前記燃料噴射弁の温度を昇温させる加熱手段と、
    前記燃料噴射弁により筒内に噴射される燃料の硫黄濃度を取得する硫黄濃度取得手段と、
    前記硫黄濃度取得手段により硫黄濃度が高くなるほど前記加熱手段による前記燃料噴射弁の加熱量を増加させる制御部と、
    を、備える内燃機関の制御装置。
  2. 前記加熱手段は、前記燃料噴射弁の近傍に配置されるグロープラグと前記燃料噴射弁を加熱するヒータの少なくともいずれか一方を含む請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
  3. 前記制御部は、前記加熱手段による前記燃料噴射弁の加熱制御を行うとともに、前記内燃機関の暖機促進制御を行う請求項1又は2に記載の内燃機関の制御装置。
JP2012109877A 2012-05-11 2012-05-11 内燃機関の制御装置 Pending JP2013238125A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012109877A JP2013238125A (ja) 2012-05-11 2012-05-11 内燃機関の制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012109877A JP2013238125A (ja) 2012-05-11 2012-05-11 内燃機関の制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013238125A true JP2013238125A (ja) 2013-11-28

Family

ID=49763377

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012109877A Pending JP2013238125A (ja) 2012-05-11 2012-05-11 内燃機関の制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2013238125A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016191343A (ja) * 2015-03-31 2016-11-10 株式会社豊田自動織機 エンジン

Citations (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07229435A (ja) * 1994-02-17 1995-08-29 Toyota Motor Corp 内燃機関の燃料供給制御装置
JPH0893456A (ja) * 1994-09-20 1996-04-09 Nissan Motor Co Ltd 内燃機関の排気浄化装置
JPH10299539A (ja) * 1997-04-28 1998-11-10 Mazda Motor Corp 筒内噴射型火花点火式エンジン
JP2000097076A (ja) * 1998-09-22 2000-04-04 Mitsubishi Motors Corp 筒内噴射型内燃機関
JP2003049739A (ja) * 2001-08-07 2003-02-21 Denso Corp 燃料噴射弁
JP2004316565A (ja) * 2003-04-17 2004-11-11 Yamaha Motor Co Ltd 筒内噴射エンジンの燃料供給装置
JP2004340028A (ja) * 2003-05-15 2004-12-02 Toyota Motor Corp 内燃機関の始動準備システム
JP2008180200A (ja) * 2007-01-26 2008-08-07 Toyota Motor Corp 内燃機関の排気制御装置
JP2008196311A (ja) * 2007-02-08 2008-08-28 Toyota Motor Corp 内燃機関の排気再循環装置
JP2009035226A (ja) * 2007-08-03 2009-02-19 Nissan Motor Co Ltd ハイブリッド車両の排気浄化制御装置
JP2009530547A (ja) * 2006-03-21 2009-08-27 コンティネンタル オートモーティブ システムズ ユーエス, インコーポレイティッド 誘導加熱器を有する燃料インジェクタ
JP2009250160A (ja) * 2008-04-09 2009-10-29 Nippon Soken Inc 内燃機関の制御装置
JP2010116861A (ja) * 2008-11-13 2010-05-27 Aisan Ind Co Ltd 車両の制御装置
JP2011144779A (ja) * 2010-01-18 2011-07-28 Toyota Motor Corp 内燃機関の空燃比気筒間インバランス判定装置

Patent Citations (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07229435A (ja) * 1994-02-17 1995-08-29 Toyota Motor Corp 内燃機関の燃料供給制御装置
JPH0893456A (ja) * 1994-09-20 1996-04-09 Nissan Motor Co Ltd 内燃機関の排気浄化装置
JPH10299539A (ja) * 1997-04-28 1998-11-10 Mazda Motor Corp 筒内噴射型火花点火式エンジン
JP2000097076A (ja) * 1998-09-22 2000-04-04 Mitsubishi Motors Corp 筒内噴射型内燃機関
JP2003049739A (ja) * 2001-08-07 2003-02-21 Denso Corp 燃料噴射弁
JP2004316565A (ja) * 2003-04-17 2004-11-11 Yamaha Motor Co Ltd 筒内噴射エンジンの燃料供給装置
JP2004340028A (ja) * 2003-05-15 2004-12-02 Toyota Motor Corp 内燃機関の始動準備システム
JP2009530547A (ja) * 2006-03-21 2009-08-27 コンティネンタル オートモーティブ システムズ ユーエス, インコーポレイティッド 誘導加熱器を有する燃料インジェクタ
JP2008180200A (ja) * 2007-01-26 2008-08-07 Toyota Motor Corp 内燃機関の排気制御装置
JP2008196311A (ja) * 2007-02-08 2008-08-28 Toyota Motor Corp 内燃機関の排気再循環装置
JP2009035226A (ja) * 2007-08-03 2009-02-19 Nissan Motor Co Ltd ハイブリッド車両の排気浄化制御装置
JP2009250160A (ja) * 2008-04-09 2009-10-29 Nippon Soken Inc 内燃機関の制御装置
JP2010116861A (ja) * 2008-11-13 2010-05-27 Aisan Ind Co Ltd 車両の制御装置
JP2011144779A (ja) * 2010-01-18 2011-07-28 Toyota Motor Corp 内燃機関の空燃比気筒間インバランス判定装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016191343A (ja) * 2015-03-31 2016-11-10 株式会社豊田自動織機 エンジン

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7526914B2 (en) Heater control device for gas sensor
US8479494B2 (en) Exhaust gas sensor control system and control method
US20160169168A1 (en) Exhaust system state detection device
JP5692135B2 (ja) 内燃機関の筒内水分検出装置、内燃機関の制御装置
JP2004278341A (ja) 内燃機関の冷却装置の故障検知装置
JP4706928B2 (ja) 排出ガスセンサのヒータ制御装置
JP4770758B2 (ja) 内燃機関の制御装置
JP2008232961A (ja) センサ加熱制御装置及びセンサ情報取得装置及びエンジン制御システム
JP5790548B2 (ja) 内燃機関の燃料噴射制御装置
JP2007056818A (ja) 内燃機関の燃料温度推定装置及び内燃機関の制御装置
JP2012172535A (ja) エンジンの制御装置
JP4888426B2 (ja) 排気ガスセンサの制御装置
JP2005048659A (ja) 燃料温度推定装置
JP2013238125A (ja) 内燃機関の制御装置
JP2005207297A (ja) 内燃機関の油温推定装置
JP5817202B2 (ja) 内燃機関の排気循環装置
JP2009091949A (ja) ガスセンサ制御装置
CN111550319A (zh) 内燃机的排气净化装置
JP4821703B2 (ja) ガスセンサ制御装置
JP4779989B2 (ja) ガスセンサ用ヒータの制御装置
JP6213255B2 (ja) 温度センサの異常診断装置及び異常診断方法
US9658200B2 (en) Control method of sensor disposed in exhaust system
JP2008309033A (ja) 内燃機関用燃料噴射制御装置
JP6607170B2 (ja) 内燃機関の制御システム及び内燃機関の制御方法
JP2007002685A (ja) 内燃機関の点火時期制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140326

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20141218

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150127

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150324

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150908

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20160202