JP2013236864A - 棚板ユニット及び棚板セット - Google Patents

棚板ユニット及び棚板セット Download PDF

Info

Publication number
JP2013236864A
JP2013236864A JP2012113305A JP2012113305A JP2013236864A JP 2013236864 A JP2013236864 A JP 2013236864A JP 2012113305 A JP2012113305 A JP 2012113305A JP 2012113305 A JP2012113305 A JP 2012113305A JP 2013236864 A JP2013236864 A JP 2013236864A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shelf board
bracket
shelf
bracket holder
holder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012113305A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Watanabe
聡 渡邉
Yosuke Fushiguro
陽介 伏黒
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kokuyo Furniture Co Ltd
Original Assignee
Kokuyo Furniture Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kokuyo Furniture Co Ltd filed Critical Kokuyo Furniture Co Ltd
Priority to JP2012113305A priority Critical patent/JP2013236864A/ja
Publication of JP2013236864A publication Critical patent/JP2013236864A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Display Racks (AREA)

Abstract

【課題】棚板を所望の位置へ容易に移動でき、且つ棚板とブラケットとの取り外しを容易に行うことができる棚板ユニットを提供する。
【解決手段】棚板ユニット1は、複数のフック穴を有した什器本体たる支柱に取り付けられるべき棚板2と、この棚板2に設けられ少なくとも下方に開口したスリット34を有してなるブラケットホルダ3とで構成される棚板セット1Sを有することを特徴とし、棚板ユニット1は棚板セット1Sに加え、このブラケットホルダ3のスリット34に挟圧状態で装着され支柱の所望のフック穴に掛け止めされるブラケット5を加える。
【選択図】図2

Description

本発明は、什器等を構成するための棚板の構成に関するものである。
従来、フック穴等の掛止部を有した支柱等の什器本体に対し、ブラケットを介して棚板を取り付けた什器が種々提案されている。これらのものは、ブラケットの先端に棚板を載せ置く態様のもの(例えば、特許文献1参照)と、ブラケットと棚板に設けられたブラケットホルダとの間に係合構造を配し、この係合構造によって棚板の脱落を防止するもの(例えば、特許文献2参照)や、係合構造により棚板をブラケットに固定したりするもの(例えば、特許文献3参照)など、種々の構成がこれまで開示されている。
しかしながら、上記特許文献1及び特許文献2に記載のものは、棚板を所望の位置へと移動すべくブラケットを支柱本体の所望の掛止部に取り付ける際にブラケットから棚板を一旦取り外すといった手間を強いられるものであった。一方特許文献3に記載のものでは棚板の移動の際にはブラケットごと棚板を移動できるものの、棚板をブラケットから取り外す必要があるときには別途係合構造による係合を解除する手間を強いられるものとなっていた。
実公昭58−6368号公報 特開2007−151695号公報 実公昭57−43566号公報
本発明は、上述したような不具合に着目したものであり、棚板を所望の位置へ容易に移動でき、且つ棚板とブラケットとの取り外しを容易に行うことができる構造を提供することを目的としている。
本発明は、このような目的を達成するために、次のような手段を講じたものである。
すなわち本発明に係る棚板ユニットは、複数の掛止部を有した什器本体に取り付けられるべき棚板と、この棚板に設けられ少なくとも下方に開口したスリットを有してなるブラケットホルダと、このブラケットホルダのスリットに挟圧状態で装着され前記什器本体の所望の掛止部に掛け止めされるブラケットとを具備してなることを特徴とする。
また本発明に係る棚板セットは、複数の掛止部を有した什器本体に取り付けられるべき棚板と、この棚板に設けられ少なくとも下方に開口し掛止部に掛け止めされるブラケットに狭圧状態で装着し得るスリットを有してなるブラケットホルダとを具備してなることを特徴とする。
ここで、「狭圧状態」とは、棚板ユニットを棚板を持った状態で持ち上げたり、ブラケットを什器本体から掛け止められた状態から取り外す動作を行ったりした場合でも安定してブラケットを位置ずれ無く保持し得るだけの圧力をもって挟み込んでいる状態をいう。
このようなものであれば、棚板に設けられたブラケットホルダがスリットに差し込むだけでブラケットを挟圧状態で保持するため、棚板を所望の位置に移動する際には棚板をブラケットごと移動することができるとともに、棚板をブラケットから取り外す際はなんら係合を解除する動作を行わずともそのまま挟圧状態を解除してやれば良い。すなわち本発明によれば、棚板を所望の位置へ容易に移動でき、且つ棚板とブラケットとの取り外しを容易に行うことができる棚板ユニットを提供することができる。
棚板が支持することができる荷重を増やすべく棚板を補強し得る有効な構成としては、ブラケットホルダに棚板の下面を支持するための補強部材を取り付けるための補強部材取付部を設ける態様を挙げることができる。
ブラケットへの取り付けを簡易に行い得るようにするためには、スリットをブラケットホルダの下方及び後方に亘って設けておくことが望ましい。
ブラケットホルダが棚板とは別体に設けられた場合において確実に棚板をブラケットホルダに取り付けるための構成として、ブラケットホルダに棚板の側端から外嵌する外嵌部と、棚板の側端に形成された凹部に挿入する凸部とを設けたものを挙げることができる。
軽量であり且つ強度が高い棚板の好適な一例として、棚板が段ボール素材を折り畳むことにより形成されたものを挙げることができる。
棚板上に他の物品を正確に配置するためには、棚板を、上面の略全面に亘って罫線が施されたものとすることが望ましい。
本発明によれば、棚板を所望の位置へ容易に移動でき、且つ棚板とブラケットとの取り外しを容易に行うことができる棚板ユニットを提供することができる。
本発明の一実施形態に係る外観図。 同実施形態に係る背面側から見た斜視図。 図2に係る分解斜視図。 同実施形態に係る要部の斜視図。 同要部の平面図。 同要部の底面図。 同要部の側面図。 同実施形態に係る要部の外側面図。 同要部の内側面図。 同要部の底面図。 同要部の平面側から見た斜視図。 同要部の底面側から見た斜視図。 同実施形態に係る作用説明図。 同上。 同上。
以下、本発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。
本実施形態に係る棚板ユニット1は、什器本体たる支柱6とともに什器Aを構成しているものであり、支柱6に設けられた掛止部たるフック穴62に対し掛け止めされたブラケット5に、棚板2の両端に設けられたブラケットホルダ3を取り付けた態様のものである。この棚板ユニット1はそのまま棚板2を支柱6に対して所望の位置へと取り付けるための一単位として機能するものである。また本実施形態に係る棚板セット1Sは、上記棚板ユニット1を構成する棚板2に対しブラケットホルダ3を取り付けた態様のものを指す。この棚板セット1Sは、上記ブラケット3のみならず、立板状をなす種々の形状をなす他のブラケットに対しても好適に取付けることができ、同様の棚板ユニット1を構成し得るものである。
支柱6は、本実施形態では什器本体の一例として示される金属製の角パイプ状のものである。図1に図示している支柱6は、図示しないが例えば店舗の床面から天井面に亘って突っ張るように設置されたものであり、床面及び天井面に対しては支柱6の上端及び下端が図示しないベースを介して強固に固定されたものである。この支柱6は、本実施形態では棚板2の幅寸法に対応し得る間隔にて幅方向に複数配置されている。そして支柱6は、具体的には角パイプ状に板金を加工してなる支柱本体61と、この支柱本体61の前面側に上下方向に等間隔に配置された二列の掛止部たるフック穴62とを有している。フック穴62は、本実施形態では上下方向に所定寸法で延びる開口であり、このフック穴62の幅寸法はブラケット5の厚み寸法に対応している。また図示しないがフック穴62は支柱本体61の前面側のみならず、後面側や側面にも形成しても良い。
ここで、本実施形態に係る棚板ユニット1は、複数のフック穴62を有した什器本体たる支柱6に取り付けられるべき棚板2と、この棚板2に設けられ少なくとも下方に開口したスリット34を有してなるブラケットホルダ3と、このブラケットホルダ3のスリット34に挟圧状態で装着され支柱6の所望のフック穴62に掛け止めされるブラケット5とを具備してなることを特徴とする。また本実施形態に係る棚板セット1Sは、複数のフック穴62を有した支柱6に取り付けられるべき棚板2と、この棚板2に設けられ少なくとも下方に開口しフック穴62に掛け止めされるブラケット3に狭圧状態で装着し得るスリット34を有してなるブラケットホルダ2とを具備してなることを特徴とする。
以下、斯かる棚板ユニット1における各部の構成について、具体的に説明する。
ちなみに本実施形態に係る棚板ユニット1は、図3に示すように、上記の棚板2、ブラケットホルダ3及びブラケット5の他、棚板2が受け得る荷重すなわち耐荷重値を調整するための補強部材4も有している。本実施形態では補強部材4として、段ボールを四角筒状に形成した筒状段ボール41と、金属製の四角筒である金属ステー42を適用している。これら筒状段ボール41及び金属ステー42は棚板ユニット1の使用におけるの必須の構成要素ではなく、ブラケットホルダ3に対し選択的に取り付け得るものである。この補強部材4並びにその取り付け態様についてはブラケットホルダ3の構成とともに後に説明する。
棚板2は、図1乃至図7に示すように、本実施形態では段ボールの折畳みによって構成されたものであり、両端面の中央に形成された凹部23と、上面2aの略全域に亘って例えば印刷によって表された罫線24とを有している。ここで罫線24とは、前後方向及び幅方向に延びる直線やこの直線に沿って印刷された点のみならず、当該直線に沿って印刷された数字やアルファベットといった文字も含む概念である。具体的に説明すると、この棚板2は、内側段ボール21と外側段ボール22といった2枚の段ボールによって構成されている。内側段ボール21は棚板2の芯材として機能するものであり、段ボールを4層に折り曲げ巻回することにより形成されている。そして上記の4層のうち、2層の段ボールの両端を例えば20mm凹ませるよう切り欠くことによって、巻回した際に棚板2の側面中央に上記の凹部23が形成されるようにしている。外側段ボール22は、内側段ボール21の外側を1周周回するものである。この外側段ボール22は、ちょうど1周周回させることにより段ボールの端面が棚板2の側面を除く表面に露出しないようにしている。具体的には、棚板2の下面2b中央に外側段ボール22の端面同士を連続させた接続端25を位置付けている。そして外側段ボール22を展開した場合に上下方向中央に上記の罫線24が印刷されている。また外側段ボール22には、棚板2の正面側及び背面側に、罫線24の位置に対応するように等間隔にドットが印刷されている。また本実施形態では外側段ボール22、内側段ボール21ともに、対をなすボール紙の間に波状の段dを介在させた通常の段ボールを使用している。そして棚板2の平面図である図6に一部を切り欠いて示すように、段ボールを構成する段dが延びる方向を、棚板2の前後方向としている。
ブラケット5は、図1、図2及び図3に示すように、平面状の板金素材からなる立板状のものであり、一の棚板ユニット1当たり、本実施形態では同形状のブラケット5が一対用いられる。換言すれば一の棚板セット1Sに対し、一対のブラケット5が用いられる。このブラケット5は、ブラケットホルダ3に挟圧保持されるブラケット本体51と、基端部から突出して掛止部たるフック穴62に掛け止めされるフック52とを有している。フック52は、フック穴62の上下方向の間隔と同じ間隔にて3つ形成されている。このフック52の具体的な形状は既存のそれと同様のものであるので詳細な説明は省略する。ブラケット本体51は、外面53及び内面54においてブラケットホルダ3に挟圧保持される他、上端面55に凹凸形状をなす金属棚係合部56を形成している。すなわちこのブラケット5は段ボール製の棚板2のみならず、従来と同じ金属製の棚部材も取り付けることができるものである。
ブラケットホルダ3は、図1乃至3並びに図8乃至15に示すように、本実施形態では棚板2とは別体に設けられたものである。ブラケットホルダ3は、樹脂の一体成形からなるものであり、本実施形態では一の棚板ユニット1当たりに、互いに対称形状をなす対をなすブラケットホルダ3が用いられる。本実施形態では説明の便宜上、この左右一対をなすブラケットホルダ3に対して同じ符号を付して説明する。このブラケットホルダ3は、棚板2の端面を覆うホルダ本体31と、このホルダ本体31の内面31aの縁部から内方に突出する外嵌部33と、内面31aの上下方向且つ前後方向中央から内方に突出する凸部32とを有している。そしてホルダ本体31には、その下方にスリット34が設けられている。このスリット34は、ホルダ本体31における下方から後方に亘って上下方向に切り欠いて形成されている。スリット34は、具体的に説明すると、ホルダ本体31から底面側すなわち下方に面した下面側スリット34aと、ホルダ本体31の背面すなわち後方に面した後側スリット34bと、スリット34内部における内側面から等間隔にテーパ形状に隆起させて設けた挟圧リブ34cと、この挟圧リブ34cに対面しブラケット5に対して面接触する挟圧面34dとを有している。本実施形態では図2に示すように、このスリット34をブラケット本体51の上方から覆うように取り付け、ブラケット5の外面53と挟圧面34dとの面接触並びに内面54と挟圧リブ34cとの点接触又は線接触といった間欠的な接触により、ブラケット5取り付け/取り外しをスムーズに行いつつ、取り付けた状態でのブラケット5に対する確実な位置決め、並びに、棚板ユニット1の移動に際し支障がない程度の強さの挟み込みを実現している。また本実施形態では狭圧リブ34cをテーパ形状に形成することにより、上記のブラケット5以外の厚みを有するブラケットに対しても厚み寸法の差異を許容しブラケット5に対する狭圧状態と同様の狭圧状態を実現する厚み許容部として機能している。また勿論ブラケットホルダ3は樹脂からなるものであるので、樹脂自体の弾性変形によっても種々のブラケットが有する厚み寸法の差異を許容し得る。また外嵌部33は、棚板2の側面の外径に対応するようにホルダ本体31の内面31aの周縁略全域に亘って突出しているリブである。この外嵌部33は棚板2の下面2b側に対応する部分の突出寸法を上面2aに対応するそれよりも大きく設定している。凸部32は、前後方向に突出する凸部本体32aと、この凸部本体32aから等間隔で上下方向に膨出する膨出部32bとを有している。本実施形態ではこの膨出部32bの形状をテーパ形状に設定することで、凹部23に対する装着開始時における簡易な位置合わせと装着終了時における確実な取り付けとを両立させている。
そして本実施形態では、このブラケットホルダ3に棚板2の下面2bを支持するための上記の補強部材4を取り付けるための補強部材取付部たる筒取付部35並びにステー取付部36を設けている。
筒取付部35は、ブラケットホルダ3における前後方向中央において、外嵌部33の形状を一部変形させることによってなる。具体的に説明すると、筒取付部35は、筒状段ボール41の外側の前後の外側面に接し得る外嵌リブ35aと、筒状段ボール41の上側且つ内側から挿入する挿入リブ35bと、筒状段ボール41の幅方向端面に接し得る当接リブ35cとを有している。外嵌リブ35aと挿入リブ35bとの間隔は筒状段ボールの厚みと略合致している。これにより図14に示す状態では、筒状段ボール41は取り付けられた状態では当接リブ35cに両端から当接され、且つ、外嵌リブ35a及び挿入リブ35bにより厚み方向に挟持された状態で固定される。
ステー取付部36は、ブラケットホルダ3における前後端近傍のそれぞれ2箇所において、外嵌部33の形状を一部変形させることによってなる。具体的に説明すると、ステー取付部36は、金属ステー42の外側の前後の外側面に接し得る外嵌リブ36aと、金属ステー42の上側且つ内側から挿入する挿入リブ36bと、金属ステー42の幅方向端面に接し得る当接リブ36cとを有している。外嵌リブ36aと挿入リブ36bとの間隔は上記の筒状段ボール35同様、金属ステー42の厚みと略合致している。これにより図15に示す状態では、金属ステー42は取り付けられた状態では当接リブ36cに両端から当接され、且つ、外嵌リブ36a及び挿入リブ36bにより厚み方向に挟持された状態で固定される。
しかして本実施形態では、棚板2上に載置する物品の重量が、例えば5Kg以下である場合には、図13に示すように、上記の掻く補強部材4を何ら取り付けない状態にて使用する。そして、5Kg以上であり10Kgよりも小さい荷重か掛かる場合には、図14に示すように、筒状段ボール41を筒取付部35に取り付け、棚板2の下面2bと筒状段ボール41とを密着させた状態で使用する。またこの場合は外側段ボール22の接続端25が筒状段ボール41により隠蔽される。さらに、10kg以上であり20Kgよりも小さい荷重が掛かるような場合には、図15に示すように、2本の金属ステー42を前後のステー取付部36に取り付け、棚板2の下面2bと金属ステー42とを密着させた状態で使用する。そして図示しないが、20Kg以上の荷重が掛かる場合には、筒状段ボール41と金属ステー42とを筒取付部35及びステー取付部36にそれぞれ取り付けるようにしても良い。
以上のような構成とすることにより、本実施形態に係る棚板ユニット1は、棚板2に設けられたブラケットホルダ3がスリット34に差し込むだけでブラケット5を挟圧状態で保持するため、棚板2を所望の位置に移動する際には棚板2をブラケット5ごと移動することができるとともに、棚板2をブラケット5から取り外す際はなんら係合を解除する動作を行わずともそのまま挟圧状態を解除することも可能である。すなわち本発明によれば、棚板2を所望の位置へ容易に移動でき、且つ棚板2とブラケット5との取り外しを容易に行うことができる構造を実現している。また勿論、ブラケット5をブラケットホルダ3に取り付ける際には部材を係合させる動作や別体の部品を取り付ける動作という煩わしい動作を行うことなく、ブラケット本体51をスリット34に差し込むのみの簡便な作業のみで足る。また本実施形態ではブラケット5は段ボール製の棚板2のみならず従来から使用されている金属製の棚部材も使用し得るものであるが、ブラケットホルダ3がブラケット5を取り付けた際に金属棚係合部56を隠蔽している。そのため棚板ユニット1の外見に違和感を来たすことのない有効な部品の共用を実現している。
また本実施形態では、ブラケットホルダ3に棚板2の下面2bを支持するための補強部材4を取り付けるための補強部材取付部たる筒取付部35並びにステー取付部36を設けているので、棚板2が支持することができる荷重を簡便且つ有効に増やし得るものとなっている。
特に本実施形態では、それぞれ強度が異なる補強部材4としての段ボール筒及び金属ステー42をそれぞれ取り付け得るように補強部材取付部として筒取付部35及びステー取付部36を設けているので、これらを選択的に使用し、棚板2の耐荷重性能を任意に調整することができる。
一方、ブラケット5への取り付けを簡易に行い得るようにするために本実施形態では、スリット34をブラケットホルダ3の下方に設けた下面側スリット34aと後方に設けた後側スリット34bとを有するものとしている。
他方、ブラケットホルダ3が確実に棚板2を取り付けるための構成として本実施形態では、ブラケットホルダ3に棚板2の側端から外嵌する外嵌部33と、棚板2の側端に形成された凹部23に挿入する凸部32とを有するものとしている。
また本実施形態では軽量でありながらも且つ通常の使用に必要十分な強度が得られるように、棚板2を段ボール素材を折り畳むことにより形成している。これにより、棚板ユニット1が、金属製の棚部材を持ちたものよりも軽量化され、支柱6に対する位置変更などの作業の省力化、効率化に資する。
また本実施形態では、棚板2上に他の物品を正確に配置するために棚板2上面2aの略全面に亘って罫線24が施されたものとし、当該罫線24に沿って物品を配置すれば、棚板2上の正確な位置に物品を配置し得る。特に本実施形態では罫線24及びドット26の形成を棚板2を構成する外側段ボール22に対する印刷のみにより、容易に実現している。
特に本実施形態では、スリット34がブラケット5の上端面55を完全に覆いつつ挟持リブ狭圧リブ34cがテーパ形状をなすことにより、上記のブラケット5以外の厚みを有するブラケットに対しても厚み寸法の差異を許容しブラケット5に対する狭圧状態と同様の狭圧状態を実現する厚み許容部として機能している。これにより、ブラケット5とは形状が異なる他の仕様をなすものであっても立板状のものであれば多少の厚み寸法の差異を許容して好適な狭圧状態を実現し得る。つまり本実施形態に係る棚板セット1Sは種々の態様をなすブラケットとともに上記同様の棚板ユニット1を構成し、同様の作用効果を奏し得る。
以上、本発明の実施形態について説明したが、各部の具体的な構成は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
例えば、上記実施形態では什器本体として支柱に掛止部を設けた態様を開示したが、勿論什器本体とは支柱に限らず壁面等の立面に掛止部を設けた構成のものであればよい。また上記実施形態では棚板とブラケットホルダとを別体に構成したものを開示したが、勿論、ブラケットホルダは棚板と一体に設けられたものであってもよい。斯かる具体例としては、例えば木製の棚板の両側端に上記実施形態同様のスリットを有したブラケットホルダを一体に設けたものを挙げることができる。
また棚板やブラケットホルダの具体的な態様は上記実施形態のものに限定されることはなく、既存のものを含め、種々の態様のものを適用することができる。
その他、各部の具体的構成についても上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
本発明は棚板を所望の位置へ容易に移動でき、且つ棚板とブラケットとの取り外しを容易に行うことができる棚板ユニット及び棚板セットとして利用することができる。
1…棚板ユニット
1S…棚板セット
2…棚板
2a…上面
2b…下面
23…凹部
24…罫線
3…ブラケットホルダ
34…スリット
32…凸部
33…外嵌部
35…補強部材取付部(筒取付部)
36…補強部材取付部(ステー取付部)
4…補強部材
5…ブラケット
6…什器本体(支柱)
62…掛止部(フック穴)

Claims (8)

  1. 複数の掛止部を有した什器本体に取り付けられるべき棚板と、
    この棚板に設けられ少なくとも下方に開口したスリットを有してなるブラケットホルダと、
    このブラケットホルダのスリットに挟圧状態で装着され前記什器本体の所望の掛止部に掛け止めされるブラケットとを具備してなることを特徴とする棚板ユニット。
  2. 前記ブラケットホルダが前記棚板とは別体に設けられたものであり、このブラケットホルダに棚板の下面を支持するための補強部材を取り付けるための補強部材取付部を設けている請求項1記載の棚板ユニット。
  3. 前記補強部材取付部が、それぞれ強度が異なる補強部材を取り付け得るものである請求項2記載の棚板ユニット。
  4. 前記スリットが前記ブラケットホルダの下方及び後方に亘って設けられている請求項1、2又は3記載の棚板ユニット。
  5. 前記ブラケットホルダが前記棚板とは別体に設けられたものであり、このブラケットホルダが前記棚板の側端から外嵌する外嵌部と、前記棚板の側端に形成された凹部に挿入する凸部とを有している請求項1、2、3又は4記載の棚板ユニット。
  6. 前記棚板が段ボール素材を折り畳むことにより形成されたものである請求項1、2、3、4又は5記載の棚板ユニット。
  7. 前記棚板が、上面の略全面に亘って罫線が施されたものである請求項1、2、3、4、5又は6記載の棚板ユニット。
  8. 複数の掛止部を有した什器本体に取り付けられるべき棚板と、
    この棚板に設けられ少なくとも下方に開口し掛止部に掛け止めされるブラケットに狭圧状態で装着し得るスリットを有してなるブラケットホルダとを具備してなることを特徴とする棚板セット。
JP2012113305A 2012-05-17 2012-05-17 棚板ユニット及び棚板セット Pending JP2013236864A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012113305A JP2013236864A (ja) 2012-05-17 2012-05-17 棚板ユニット及び棚板セット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012113305A JP2013236864A (ja) 2012-05-17 2012-05-17 棚板ユニット及び棚板セット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013236864A true JP2013236864A (ja) 2013-11-28

Family

ID=49762448

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012113305A Pending JP2013236864A (ja) 2012-05-17 2012-05-17 棚板ユニット及び棚板セット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2013236864A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018000450A (ja) * 2016-06-30 2018-01-11 南海プライウッド株式会社 棚板の支持構造及び棚板ユニット

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3556306A (en) * 1968-04-22 1971-01-19 Irving W Shell Shelf supporting structure and joint therefor
JPH0392165U (ja) * 1990-01-08 1991-09-19
JPH0618523Y2 (ja) * 1989-10-06 1994-05-18 中日産業株式会社 陳列什器用棚板
JP3092194U (ja) * 2002-08-20 2003-02-28 コア株式会社 厚紙製組立棚
JP2010000267A (ja) * 2008-06-23 2010-01-07 Okamura Corp 棚板とその支持ブラケットとの連結構造

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3556306A (en) * 1968-04-22 1971-01-19 Irving W Shell Shelf supporting structure and joint therefor
JPH0618523Y2 (ja) * 1989-10-06 1994-05-18 中日産業株式会社 陳列什器用棚板
JPH0392165U (ja) * 1990-01-08 1991-09-19
JP3092194U (ja) * 2002-08-20 2003-02-28 コア株式会社 厚紙製組立棚
JP2010000267A (ja) * 2008-06-23 2010-01-07 Okamura Corp 棚板とその支持ブラケットとの連結構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018000450A (ja) * 2016-06-30 2018-01-11 南海プライウッド株式会社 棚板の支持構造及び棚板ユニット

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2015040845A1 (ja) キャリアバーおよびキャリアバー組付け構造
JP2017013557A (ja) バッテリートレー構造
JP2013236864A (ja) 棚板ユニット及び棚板セット
JP6315603B2 (ja) カーテン吊下具
JP2007159865A (ja) 棚板およびその取付構造
JP5953052B2 (ja) 物品陳列什器およびフェンス部材
KR101379685B1 (ko) 다용도 선반
JP4515938B2 (ja) 支柱とブラケットの連結装置
CN210930254U (zh) 一种货架
JP3141972U (ja) ラック装着具
JP2012176139A (ja) 車両用シート部材及び車両用シート
JP3155023U (ja) パレット用パイプ取り付け具
KR200445749Y1 (ko) 와이어 선반의 브라켓
JP2015048180A (ja) 物品収納棚及び架け具の取り付け方法
JP4992293B2 (ja) ハンギング機能付きブロックパネル装置
JP6110356B2 (ja) 組立式什器
JP2013183800A (ja) 物品陳列棚
JP5613358B1 (ja) ドーリー用の車輪構造
JP5304099B2 (ja) 着脱自在商品吊り下げ部材
JP3148738U (ja) 額縁
JP2018122996A (ja) 棚板支持具の取り付け構造および棚板支持具 棚板支持具
JP2013252597A (ja) ラック
JP6874394B2 (ja) パネル体の取付構造
JP2013017685A (ja) 収納部材の施工構造
JP3111296U (ja) 陳列棚装置

Legal Events

Date Code Title Description
A625 Written request for application examination (by other person)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625

Effective date: 20150406

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20151109

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160120

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160126

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20160621