JP2013236747A - 内視鏡用動力伝達装置及びこれを備えた内視鏡推進補助装置 - Google Patents

内視鏡用動力伝達装置及びこれを備えた内視鏡推進補助装置 Download PDF

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Abstract

【課題】安全性を高める。
【解決手段】推進補助装置は、メンブレン、キャリア筒、駆動筒24を有する。ワイヤシース12には、第1,第2トルクワイヤ30a,30bが挿通される第1,第2挿通孔が形成されている。ワイヤシース12の先端から突出した各トルクワイヤ30a,30bの先端部には、第1ギヤ32a及び第2ギヤ32bが固着される。駆動筒24の平ギヤ部24bには第1トルクワイヤ30aに固着された第1ギヤ32aが噛合し、他方の第2トルクワイヤ30bに連結された第2ギヤ32bは第1ギヤ32aに噛合する。各トルクワイヤ30a,30bは、1個のワイヤシース12に挿通され、同じような形に曲げられるので、曲げられたときに各トルクワイヤ30a,30bとワイヤシース12の内面との間に発生する摩擦力はほぼ同じになる。これにより、各トルクワイヤ30a,30bの損傷が防止される。
【選択図】図4

Description

本発明は、内視鏡用動力伝達装置及びこれを備えて内視鏡の先端部を推進させる内視鏡推進補助装置に関するものである。
医療分野において内視鏡を利用した診断が行われている。内視鏡は、体内に挿入される挿入部を有し、この挿入部の先端部にはCCD等の撮像素子が内蔵されている。この撮像素子により得られた画像はモニタに表示され、このモニタに表示された画像により体内を観察する。
近年では、内視鏡の推進を補助する内視鏡推進補助装置が提案されている。特許文献1では、内視鏡の先端部に装着される筒状の支持体に、循環体を循環可能に取り付け、モータにより回転する2本のドライブシャフト(本発明のワイヤに相当)を有する内視鏡用動力伝達装置により動力を伝達している。この伝達された動力により循環体の外側を体内、例えば消化管の内壁に接触させた状態で循環させることで、両者の間に生じる摩擦により内視鏡の先端を自走させて消化管内へ誘導している。これにより、例えば、大腸のように、体内で曲がりくねった構造である消化管への内視鏡の挿入を、挿入手技が未熟である者にも容易に行うことができる。
特許文献1では、2本のドライブシャフトそれぞれの先端に取り付けられた回転ギヤを回転することで、循環体の内側に配された駆動筒を回転させ、この駆動筒の回転により回転する駆動ギヤとローラとの間に挟持された循環体を循環駆動している。湾曲可能な2本のドライブシャフトは逆方向に回転され、一方の先端に取り付けられた回転ギヤは駆動筒のギヤに噛合し、他方の先端に取り付けられた回転ギヤは一方の回転ギヤに噛合する。2本のドライブシャフトは、2本のシースそれぞれに回転可能に収納され、2本のシースが内視鏡の挿入部に取り付けられる。
WO2009/114137A2
特許文献1では、ドライブシャフトがシース内で曲げられると、ドライブシャフトの曲げ剛性によりドライブシャフトとシース内面との間に摩擦力が生じ、回転負荷が発生する。2本のシースは、それぞれ独立して配されており、2本のドライブシャフトの曲げ形状が異なることがある。この場合、双方のドライブシャフトの曲げに起因する回転負荷に差異が生じ、回転負荷の大きいドライブシャフトが損傷しやすくなる。また、ドライブシャフトに強い負荷トルクが加わると、ドライブシャフトにねじり変形が発生するだけでなく、ドライブシャフトがシースごと螺旋状に変形することがある。負荷トルクの変動により、その変形する螺旋形状も変化するため、ドライブシャフトがシースごと消化管内で暴れ回り、消化管の内壁に損傷を与える危険性があった。
本発明は上記問題を解決するためのものであり、安全性を高めることができる内視鏡用動力伝達装置及びこれを備えた内視鏡推進補助装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の内視鏡用動力伝達装置は、湾曲可能な第1ワイヤ及び第2ワイヤを有し、内視鏡に取り付けられ、ワイヤ駆動部により互いに逆方向に回転される第1ワイヤ及び第2ワイヤにより動力を伝達し、この伝達した動力により内視鏡に係る部材を駆動する内視鏡用動力伝達装置であって、第1ワイヤが挿通される第1挿通孔と、第2ワイヤが挿通される第2挿通孔とが形成され、第1ワイヤ及び第2ワイヤをそれぞれ回転可能に収納するワイヤシースを備えることを特徴とする。
本発明の内視鏡推進補助装置は、上記内視鏡用動力伝達装置と、内視鏡の先端部が挿通され、内視鏡用動力伝達装置により伝達される動力により回転する駆動筒と、駆動筒の外側に配される外筒と、外筒の内周面と外周面とを覆った状態で駆動筒の軸方向に沿って循環するように配され、駆動筒の回転により循環する循環体と、を備えることを特徴とする。
さらに、駆動筒の外周面には直線状ギヤとウォームギヤとが形成され、駆動筒の直線状ギヤに噛合する第1ギヤと、第1ギヤに噛合する第2ギヤとを有し、第1ワイヤは第1ギヤに接続され、第2ワイヤは第2ギヤに接続されていることが好ましい。
また、駆動筒のウォームギヤに噛合するとともに、循環体に接触して循環体を駆動する複数の駆動ギヤを有することが好ましい。
さらに、外筒に回転可能に取り付けられ、循環体の内周面を押圧して駆動ギヤとの間で循環体を循環可能に挟持する複数のローラを備えることが好ましい。
また、循環体は、外筒を全周に亘って覆うように袋状に形成された回転体から構成されていることが好ましい。
さらに、循環体は、外筒の周方向の一部を覆う複数の無端ベルトから構成されていることが好ましい。
本発明によれば、互いに逆方向に回転される湾曲可能な第1,第2ワイヤを1つのワイヤシースに収納したから、第1,第2ワイヤが同じような形に曲げられる。これにより、曲げられたときに各ワイヤとワイヤシース内面との間に発生する摩擦力はほぼ同じになるので、各ワイヤがそれぞれ異なる形に曲げられることで発生する摩擦力の違いによる各ワイヤの回転負荷の差が生じることもなく、回転負荷の差に起因する各ワイヤの損傷を防止することができる。
内視鏡推進補助装置を装着した内視鏡を示す模式図である。 内視鏡推進補助装置を示す斜視図である。 内視鏡推進補助装置を示す分解斜視図である。 ギヤと駆動筒とヘリカルギヤと軸受リングとを示す斜視図である。 第1,第2トルクワイヤとワイヤシースと第1,第2ギヤとを示す分解斜視図である。 第1,第2トルクワイヤとワイヤシースと第1,第2ギヤとを示す斜視図である。 ヘリカルギヤの部分の側面断面図である。 メンブレンを示す正面図である。 ヘリカルギヤの部分の正面断面図である。 第1,第2トルクワイヤと第1,第2円筒ワイヤシースと第1,第2ギヤとを示す斜視図である。
図1に示すように、推進補助装置2は内視鏡の先端硬性部3に固定して使用される。先端硬性部3には、例えば撮像光学系とともにCMOS型あるいはCCD型のイメージセンサが組み込まれ、先端硬性部3に設けられた照明窓からの照明光のもとで胃壁や腸壁の画像を撮像する。先端硬性部3を所期の位置まで挿入操作することができるように先端硬性部3の基端側には湾曲部が設けられ、また挿入操作を補助するために推進補助装置2が併用される。湾曲部は、操作部5に備えられたアングルノブの操作により挿入しやすいように屈曲動作させることができる。
操作部5には、さらに、吸・排気/吸・排水の切替え操作を行うための操作ボタン、生検鉗子などが挿入される鉗子チャンネルの口金などが設けられている。操作部5からは接続コード6が引き出され、光源装置7と内視鏡プロセッサ8に接続されている。光源装置7に組み込まれた照明ランプからの光は、接続コード6内及び内視鏡内部に組み込まれたライトガイドファイバを通して照明窓まで導光される。内視鏡プロセッサ8は、接続コード6から入力される画像信号に適宜の信号処理を行い、得られた画像は表示モニタ9に表示される。なお、内視鏡プロセッサ8は、接続コード6を経由して供給される内視鏡からの入力情報に基づき、現在接続されている内視鏡の機種情報を識別することができる。そして、内視鏡が操作されるときに機種ごとに異なった制御が必要である場合、あるいは機種ごとに表示モニタ9上で異なった画像表示が必要である場合などには、機種情報に対応した適切な制御あるいは表示に自動切り替えすることが可能となる。
内視鏡プロセッサ8にはコントローラ10が電気的に接続される。コントローラ10は推進補助装置2の作動を監視・制御するために用いられる。コントローラ10には、進補助装置2の駆動を開始するためのフットスイッチ11が接続されている。推進補助装置2は、その後端から引き出され、並列二連となった柔軟なワイヤシース12を備える。ワイヤシース12はサージカルテープ4などにより内視鏡の挿入部に適宜に固定され、推進補助装置2を装着した内視鏡を体腔内に挿入しあるいは操作する際にワイヤシース12が体腔内で不用意な挙動をすることはない。
ダブルルーメン型のワイヤシース12内には、第1,第2トルクワイヤ30a,30b(図2参照)が挿通されている。ワイヤシース12の後端部は二股に形成され、各後端部が二股のプラグ13に接続されている。各トルクワイヤ30a,30bの後端はプラグ13を介してコントローラ10のコネクタ14に連結される。コントローラ10には一対の第1,第2モータ31a,31bが組み込まれ、プラグ13をコネクタ14に連結したときに各トルクワイヤ30a,30bは各モータ31a,31bにより個別に駆動できる状態になる。
大腸用の内視鏡の場合、特にS状結腸や横行結腸における挿入操作や引き出し操作を楽にする目的で、推進補助装置2が効果的に用いられる。推進補助装置2は略円柱形状を有し、外表面がトロイド状の循環移動体となる柔軟かつ強靱な合成樹脂製のシート材からなるメンブレン15で覆われている。図2及び図3では、構造を分かりやすくするためにメンブレン15を筒状に展開して表しているが、メンブレン15はその最終的な組み込み形態では、図示の内周面が外周面となるように反転させた状態で前端と後端とが互いに接合され、トロイド状の袋体(図7参照)となる。なお、図2〜図7は、図中左方が先端硬性部3を突出させる先端側、図中右方が内視鏡の操作部5に近い基端側になるように表されている。
図2及び図3に示すように、推進補助装置2は、筒状に展開したメンブレン15の内側の構造体となるインナーユニット16と、メンブレン15の外側の構造体となるアウターユニット17とを備えている。インナーユニット16は、内周側に円筒状の中空部を有し、外周面側が三角筒形状に成形されたキャリア筒18と、キャリア筒18の後端側にビス止め、圧入、カシメ等で係止される略三角筒状のキャップ28と、キャリア筒18の先端側、キャップ28の後端側にそれぞれ固定されるフロントワイパー19a,リアワイパー19bと、キャリア筒18の前端側内周に形成されたネジに螺合して回転により軸方向に移動するクランパ20と、クランパ20の軸方向への移動に応じて内・外径が拡大/縮小する合成樹脂製のCリング21と、キャリア筒18の内周に回転自在に支持された円筒状の駆動筒24(図4参照)とを有している。
図4に示すように、駆動筒24はその両端がベアリングボール25を円環状に並べて保持した軸受リング26a,26bを介してキャリア筒18の内周側に回転自在に支持され、キャリア筒18の後端に固定されたキャップ28により抜け止めされる。駆動筒24の外周面にはウォームギヤ部24aと平ギヤ部24bとが設けられている。ウォームギヤ部24aには、キャリア筒18に回転自在に保持された一対のヘリカルギヤ27,27がキャリア筒18の開口を通して噛み合わされる。この一対のヘリカルギヤ27,27は、駆動筒24の回転中心軸に関して120度の回転対称となる3個所にそれぞれ組み付けられ、駆動筒24が回転するとこれらのヘリカルギヤ27,27はそれぞれの軸27aを中心に一斉に同方向に回転する。
図4〜図7に示すように、一体に成形されたダブルルーメン型のワイヤシース12には、第1トルクワイヤ30aが挿通される第1挿通孔12aと、第2トルクワイヤ30bが挿通される第2挿通孔12bとが形成されている。ワイヤシース12の先端からは、各挿通孔12a,12bを挿通された各トルクワイヤ30a,30bの先端部が突出する。各トルクワイヤ30a,30bは、金属線がコイル状に巻かれて形成されており、可撓性を有しながらも捩じり剛性が高く、コントローラ10の各モータ31a,31bから後端側に入力されたトルクを、ほとんど減衰させることなく先端側に伝達する。
ワイヤシース12は、各トルクワイヤ30a,30bよりも曲げ剛性が高くなっている。ワイヤシース12は、各トルクワイヤ30a,30bを挿通させるために、1本のトルクワイヤを挿通する円筒シースよりも幅広に形成されており、円筒シースと同じ肉厚でありながらも、曲げ剛性が高くなる。これにより、肉厚にすることなく、ワイヤシース12の曲げ剛性を、各トルクワイヤ30a,30bよりも高くすることができる。
ワイヤシース12の先端は、キャップ28に形成された取付凹部28a内に接着または熱溶着などによって固着される。そして、ワイヤシース12の先端から突出した各トルクワイヤ30a,30bの先端部は、キャップ28に形成された貫通孔28bを通ってキャップ28の前方に突出し、その各々に第1ギヤ32a及び第2ギヤ32bが固着される。
各ギヤ32a,32bの各々の先端から回転中心となる軸が突出し、これらの軸がキャリア筒18に設けられた穴に挿通されることによって各ギヤ32a,32bの各々が回転自在に支持される。
各ギヤ32a,32bのうち、駆動筒24の平ギヤ部24bには第1トルクワイヤ30aに固着された第1ギヤ32aが噛み合う。他方の第2トルクワイヤ30bに連結された第2ギヤ32bは第1ギヤ32aに噛み合い、平ギヤ部24bには噛み合わされない。したがって、駆動筒24は第1トルクワイヤ30aに連結された第1ギヤ32aの回転によって駆動される。しかし、各トルクワイヤ30a,30bの各々は、コントローラ10から個別に供給される回転力で駆動され、第2ギヤ32bは第1ギヤ32aとは逆向きに回転される。このため第1ギヤ32aには第2トルクワイヤ30bからの回転力も加算され、駆動筒24を高いトルクで回転させることができる。
フロントワイパー19a及びリアワイパー19bのそれぞれは、先端側に庇状に広がったスリーブ部を有し、これらのスリーブ部の先端はメンブレン15が循環移動するときに内周側の面に摺接する。そして、メンブレン15の内周側の面に付着した異物や消化管内壁がメンブレン15の移動とともに推進補助装置2の中に引き込まれることを防ぐ。
フロントワイパー19a及びリアワイパー19bのそれぞれは、先端側に庇状に広がったスリーブ部を有し、これらのスリーブ部の先端はメンブレン15が循環移動するときに内周側の面に摺接する。
クランパ20の前端には、規則的な凹凸係合部が周方向に整列して設けられ、専用の治具を先端側から挿入してクランパ20に係合させることができる。治具の回転操作でクランパ20をねじ込み方向に回転させてゆくと、クランパ20が後端側に移動し、後端の斜面20aの押圧を受けてCリング21が縮径するように変形する。したがって、キャリア筒18の円筒状の中空部に内視鏡の先端硬性部3を挿入した後、クランパ20のねじ込み操作を行ってゆくとCリング21の内周面が先端硬性部3の外周面に強く押し付けられ、キャリア筒18を先端硬性部3に固定することができる。
メンブレン15の外側の構造体となるアウターユニット17は、先端側から順に、フロントバンパー35aと、シールドカバー36と、円筒状の保持筒(外筒)38と、リアバンパー35bとを有する。このアウターユニット17は、以下の手順にしたがってインナーユニット16及びメンブレン15と一体的に連結した状態に組み立てられる。
図2及び図3に示すように、各種部品を組み込んだインナーユニット16の外表面が覆われるように筒状に展開したメンブレン15の中にインナーユニット16を入れた後、保持筒38の中空部内に、メンブレン15を被せた状態のインナーユニット16を挿入する。保持筒38には、その中心軸に関して120度の回転対称となる3個所に軸方向に長い略矩形の開口38aが形成されている。この開口38aにはローラアセンブリ40が組み付けられる。
図3に示すように、ローラアセンブリ40は、一対の細長いフレーム41の間に3本のローラ42を整列保持させたものである。フレーム41は弾性力に富む金属薄板製で、各々の両端を開口38aの前・後端に形成された係合部に嵌め込んでこれらを保持筒38に固定すると、フレーム41の長手方向中央部が開口38aを通して保持筒38の中空部内に入り込むように湾曲する。こうしてフレーム41が湾曲することによって、フレーム41で保持された3本のローラ42はメンブレン15をヘリカルギヤ27に向かって押し付ける。この結果、図7に示すように、メンブレン15が一対のヘリカルギヤ27と3本のローラ42との間に強く挟持される。ここで、3本のうちの中央のローラ42は、その支軸がフレーム41の長手方向に延びた長孔で支持されているためフレーム41の長手方向での位置に関して自由度をもつ。したがって、両側の2本のローラとの相対位置に関しては、一対のヘリカルギヤ27との間にメンブレン15を最もバランスよく挟持できる位置に自動調整される。
こうして3個所の開口38aを覆うように、保持筒38にローラアセンブリ40が組み付けられると、各ローラ42が保持筒38の内側に突出するためインナーユニット16に対して保持筒38は軸方向に移動できなくなり、これらはメンブレン15を挟んだ状態で一体的に組み合わされる。そして、保持筒38の先端にフロントバンパー35a、後端にリアパンパー35bが固定される。フロントパンパー35aの先端部及びリアパンパー35bの後端部には、ローラアセンブリ40と軸方向に並ぶように外周の三個所にそれぞれ溝45a,45bが設けられている。さらに、ローラアセンブリ40を含めて保持筒38の外表面を緊密に覆うようにシールドカバー36が被せられる。
図7に示すように、インナーユニット16とアウターユニット17との間に筒状に展開されたメンブレン15を挟み、これらを一体的に組み合わせた後に、メンブレン15の前端と後端とをそれぞれ逆向きに反転させて裏返しにしてから接合する。このとき、それぞれの接合面に傾斜をつけておけば、接合部15aに極端な厚みムラが生じることがない。図7は組み立て後の推進補助装置2の断面を模式的に示している。このようにトロイド状に接合することによって、メンブレン15はアウターユニット17を全体的に包み込むような内部空間を備える。この内部空間にはエアー、生理食塩水、コロイド状の合成樹脂材料、オイルやグリスなどの潤滑材等、適宜のものを封入することも可能である。
図7〜図9に示すように、メンブレン15は、例えば弾性変形可能なウレタン樹脂などのシート材を積層した構造を有し、内周側には円周を三等分する位置に断面が台形状の隆起部50が形成されている。この隆起部50は、他の薄肉部51よりもシート材の積層数を多くすることによって厚くした部分で、メンブレン15の軸方向全長にわたって形成されている。隆起部50にはヘリカルギヤ27と噛み合うように斜めに傾斜したギヤ歯52が所定ピッチで複数形成されている。
また、メンブレン15の外周面には隆起部50の位置に対応して軸方向に延びたリブ53が設けられ、さらにギヤ歯52とリブ53との間にはメッシュ状の繊維シート54が積層されている。
メンブレン15は、シート状の両端部が接合され、図7に示すようにトロイド状にして用いられる。このとき、軸方向に延びた三列の隆起部50がそれぞれヘリカルギヤ27とローラ42との間に挟持され、しかもギヤ歯52にヘリカルギヤ27が噛み合わされる。そしてヘリカルギヤ27の回転がギヤ歯52を介して直接的にメンブレン15に伝達され、メンブレン15を軸方向に効率的に移動させることができる。隆起部50はシート材の多層構造からなり、しかもメッシュ状の繊維シート54も積層されているから、ヘリカルギヤ27から直接的に駆動力を受けてもメンブレン15が破断したりすることはなく、十分な機械的強度を確保することができる。また、隆起部50以外は薄肉部51にしてあるから、メンブレン15がインナーユニット16とアウターユニット17との間を通過するときの抵抗を減らすことができる。
さらに、隆起部50の内面側に設けられたリブ53は、メンブレン15の移動とともにローラ42の中央部分に形成された溝に係合する。また、アウターユニット17がメンブレン15で緊密に包み込まれるようにトロイド形状の内部空間を縮小調節する場合には、リブ53はフロントバンパー35a及びリアバンパー35bの溝45a,45b(図2参照)にも係合するようになる。このようにリブ53を利用することによって、メンブレン15を軸方向に移動させるときの蛇行を防ぎ、移動経路を安定に保つことができる。
次に、推進補助装置2の作用について説明する。図1に示すように、推進補助装置2は、先端硬性部3の先端を部分的に突出させた状態で内視鏡に固定される。この固定に際しては専用の治具が用いられ、クランパ20が時計方向に回転される。クランパ20はキャリア筒18の先端側内周に形成された右ネジに螺合しているから、時計方向への回転により奥側(後端側)へと移動して斜面20aでCリング21を押圧する。Cリング21の前面には外周側ほど後端側に傾斜した斜面が形成され、この斜面がクランパ20の斜面20aによって押圧されることにより、Cリング21は直径が狭まるように弾性変形する。こうしてCリング21が変形すると、キャリア筒18の中空部に挿入されている内視鏡の先端硬性部3がCリング21で締め付けられ、推進補助装置2は先端硬性部3の外周面に緊密に固定される。
推進補助装置2の後端から引き出されたワイヤシース12を内視鏡の湾曲部から軟性部の表面に沿わせるように引き延ばす。ワイヤシース12の表面には適切な間隔でテープ止め位置を表す表示が設けられている。この表示に合わせてサージカルテープ4などを利用してワイヤシース12を内視鏡の湾曲部や軟性部に固定する。そして、シース後端のプラグ13をコネクタ14に挿入してコントローラ10に接続し、コントローラ10の電源をオンする。コントローラ10は、電源がオンされたときにコネクタ14にプラグ13が接続されているか否かを電気的にチェックし、未接続あるいは適正に接続されていないときには音あるいは警告灯などの点滅により報知する。接続が適正であるときには、コネクタ14に組み込まれたセンサーがプラグ13のブリッジ部分に設けられている信号部から推進補助装置2の機種情報を読み取る。そしてコントローラ10は、読み取った機種情報に応じてトルクワイヤの回転速度やトルクリミッタの値を自動設定し、トルクワイヤ30a,30bが過大な速度やトルクで回転されることを防止する。
また、コントローラ10は、電源がオンされたときに、内視鏡プロセッサ8に接続されている内視鏡の機種情報を内視鏡プロセッサ8からの電気信号として受け取る。コントローラ10は、現在使用されている内視鏡の機種情報と、推進補助装置2の機種情報とをコントローラ10の内部記憶手段で保有しているテーブル情報で照合する。テーブル情報には、内視鏡の機種ごとに適用可能な推進補助装置2の機種を対応づけた照合データが格納されている。そして、例えば推進補助装置2の機種情報からCリング21の拡縮範囲が特定され、また内視鏡の機種情報から内視鏡の先端硬性部3の外径が特定されれば、その推進補助装置2がその内視鏡の先端硬性部3に適正に装着して使用できるか否かは即座に判定することができる。したがって、もし不適切な組み合わせであると判定されたときには、警告音や警告灯の点滅などにより報知を行い、あるいは同時に推進補助装置2の作動を禁止するなどの手段を講じることによって、思わぬ事故の発生を防ぐことができる。
コントローラ10に接続されたフットスイッチ11を操作すると、コントローラ10内で一対の第1,第2モータ31a,31bが回転して第1,第2トルクワイヤ30a,30bには回転力が加えられる。第1トルクワイヤ30aは、第2トルクワイヤ30bとは逆方向に回転される。各トルクワイヤ30a,30bは、1個のワイヤシース12に挿通されており、同じような形に曲げられるので、曲げられたときに各トルクワイヤ30a,30bとワイヤシース12の内面との間に発生する摩擦力はほぼ同じになる。これにより、各トルクワイヤ30a,30bがそれぞれ異なる形に曲げられて摩擦力の違いにより回転負荷の差が生じることに起因した各トルクワイヤ30a,30bの損傷が防止される。
また、第1トルクワイヤ30aと第2トルクワイヤ30bとは逆方向に回転され、第1トルクワイヤ30aの回転によりワイヤシース12を変形する第1の力と、第2トルクワイヤ30bの回転によりワイヤシース12を変形する第2の力とは、逆向きの力となる。そして、第1の力と第2の力とで打ち消し合い、ワイヤシース12を変形する力が小さくなるので、各トルクワイヤ30a,30bが同一方向に回転するものに比べて、ワイヤシース12の変形が抑制される。これにより、ワイヤシース12の大きな変形(例えば螺旋状に変形)による腸壁の損傷が防止される。
各トルクワイヤ30a,30bの回転により、第1,第2ギヤ32a,32bが回転され、第1ギヤ32aに噛み合っている平ギヤ部24bを介して駆動筒24を回転させる。第2ギヤ32bは、第1ギヤ32aとは逆方向に回転され、その回転は第1ギヤ32aにそのまま伝達されるようにしている。したがって、コントローラ10内の一対の第1,第2モータ31a,31bの双方を利用して駆動筒24を回転させることができる。
駆動筒24の回転とともにウォームギヤ部24aが回転すると、ヘリカルギヤ27がそれぞれの軸27aを中心に一斉に同じ方向に回転する。ヘリカルギヤ27の歯面と、ローラアセンブリ40の各ローラ42との間にはメンブレン15が強く挟持され、且つ、ヘリカルギヤ27がメンブレン15のギヤ歯52に噛み合っている。これにより、ヘリカルギヤ27の回転とともにローラ42が従動して両者で挟持されたメンブレン15は駆動筒24の軸方向に移動する。例えば図7においてヘリカルギヤ27が時計方向に回転するとローラ42は反時計方向に回転し、これらに挟持されているメンブレン15は、内周側(アウターユニット17の内側)では後端側から先端側へと移動するように送られ、メンブレン15の外周側(アウターユニット17の外側)ではメンブレン15は先端側から後端側へと送られる。すなわち図中に矢線Yで示すように、トロイド状のメンブレン15はその全周で先端では内周側から外周側へと順次に送り出され、後端では外周側から内周側へと順次に繰り込まれるように循環移動する。
内視鏡が推進補助装置2とともに大腸に挿入され、メンブレン15の外周側の面が腸壁に接触した状態になっていると、メンブレン15が上記循環移動を行っている間は、内視鏡の先端硬性部3を前進させる方向への推進力が得られ、あるいは大腸壁を手前側にたぐり寄せる作用力を得ることができる。
メンブレン15が移動する間には、メンブレン15の外周側に付着した異物などはアウターユニット17の後端側から内周側に移動してくるが、その直前でリアワイパー19bの後端側に延びたスリーブ部の先端がメンブレン15と摺接して異物が引き込まれることを阻止する。もちろん、メンブレン15の移動とともに生体組織の一部が巻き込まれることも防止することができる。なお、メンブレン15が逆方向に循環移動するときには、フロントワイパー19aのスリーブ部の先端が同等の作用を果たすことになる。
光源装置7からの光は、接続コード6、内視鏡内部に組み込まれたライトガイドファイバ、照明窓を通って、大腸内に照射される。先端硬性部3に内蔵されたCCDは、消化管内を撮影して撮像信号を出力する。この撮像信号は、内視鏡内部に組み込まれた信号出力用ケーブル、接続コード6を介して内視鏡プロセッサ8に入力され、表示モニタ9に表示される。術者は、表示モニタ9を通じて消化管内を観察する。
観察中に患部を発見した場合には、この患部の処置に適した処置具を、内視鏡の鉗子入口に挿入して鉗子出口(いずれも図示せず)から突出させ、患部を処置する。
内視鏡を後退させて抜去するときには、フットスイッチ11を操作して、コントローラ10内で一対の第1,第2モータ31a,31bを逆回転させ、第1,第2トルクワイヤ30a,30bも逆回転させる。これにより、メンブレン15が図7中のY方向とは逆方向に循環され、内視鏡が抜去される。この場合にも、第1トルクワイヤ30aと第2トルクワイヤ30bとは逆方向に回転されるので、ワイヤシース12の変形が抑制される。
推進補助装置2を先端硬性部3から取り外すときには、治具を利用してクランパ20を反時計方向に回転させる。これによりクランパ20は回転しながら手前に移動し、Cリング21への押圧を解除する。この結果、自身の弾性によってCリング21が拡径して内周面が先端硬性部3の外周面から離れるから、推進補助装置2は内視鏡から簡単に取り外すことができるようになる。
なお、上記実施形態では、一体に成形されたダブルルーメン型のワイヤシースを用いているが、図10に示すように、2本の第1円筒ワイヤシース61及び第2円筒ワイヤシース62を接合したものを用いてもよい。
また、上記実施形態では、駆動筒のウォームギヤ部に噛合するヘリカルギヤによりメンブレンを循環駆動しているが、ヘリカルギヤを設けずに、駆動筒のウォームギヤ部をメンブレンに押し付けてメンブレンを循環駆動してもよい。
さらに、上記実施形態では、内視鏡の前進及び後退を補助する内視鏡推進補助装置に本発明を適用しているが、少なくとも内視鏡の前進を補助する補助装置であれば本発明は適用可能である。
また、上記実施形態では、保持筒を全周に亘って覆う回転体により内視鏡の前進・後進を補助しているが、保持筒の周方向の一部を覆う複数の無端ベルトにより内視鏡の前進・後進を補助してもよい。
さらに、上記実施形態は、本発明を医療診断用の内視鏡に適用したものであるが、本発明は医療診断用途に限られず、工業用等のその他の内視鏡やプローブ等に適用することも可能である。
また、上記実施形態では、ワイヤによって伝達した動力により、内視鏡の推進を補助するための循環体を駆動するものに実施しているが、2本のワイヤをそれぞれ逆方向に回転させて伝達した動力により、内視鏡に係る部材を駆動するものであれば実施可能である。
2 内視鏡推進補助装置
12 ワイヤシース
12a 第1挿通孔
12b 第2挿通孔
15 メンブレン
18 キャリア筒
24 駆動筒
24a ウォームギヤ部
27 ヘリカルギヤ
30a 第1トルクワイヤ
30b 第2トルクワイヤ
31a 第1モータ
31b 第2モータ
32a 第1ギヤ
32b 第2ギヤ
42 ローラ

Claims (7)

  1. 湾曲可能な第1ワイヤ及び第2ワイヤを有し、内視鏡に取り付けられ、ワイヤ駆動部により互いに逆方向に回転される前記第1ワイヤ及び第2ワイヤにより動力を伝達し、この伝達した動力により前記内視鏡に係る部材を駆動する内視鏡用動力伝達装置であって、
    前記第1ワイヤが挿通される第1挿通孔と、前記第2ワイヤが挿通される第2挿通孔とが形成され、前記第1ワイヤ及び第2ワイヤをそれぞれ回転可能に収納するワイヤシースを備えることを特徴とする内視鏡用動力伝達装置。
  2. 請求項1記載の内視鏡用動力伝達装置と、
    内視鏡の先端部が挿通され、前記内視鏡用動力伝達装置により伝達される動力により回転する駆動筒と、
    前記駆動筒の外側に配される外筒と、
    前記外筒の内周面と外周面とを覆った状態で前記駆動筒の軸方向に沿って循環するように配され、前記駆動筒の回転により循環する循環体と、
    を備えることを特徴とする内視鏡推進補助装置。
  3. 前記駆動筒の外周面には直線状ギヤとウォームギヤとが形成され、
    前記駆動筒の直線状ギヤに噛合する第1ギヤと、
    前記第1ギヤに噛合する第2ギヤとを有し、
    前記第1ワイヤは前記第1ギヤに接続され、
    前記第2ワイヤは前記第2ギヤに接続されていることを特徴とする請求項2記載の内視鏡推進補助装置。
  4. 前記駆動筒のウォームギヤに噛合するとともに、前記循環体に接触して前記循環体を駆動する複数の駆動ギヤを有することを特徴とする請求項3記載の内視鏡推進補助装置。
  5. 前記外筒に回転可能に取り付けられ、前記循環体の内周面を押圧して前記駆動ギヤとの間で前記循環体を循環可能に挟持する複数のローラを備えることを特徴とする請求項4記載の内視鏡推進補助装置。
  6. 前記循環体は、前記外筒を全周に亘って覆うように袋状に形成された回転体から構成されていることを特徴とする請求項2ないし5いずれか1つ記載の内視鏡推進補助装置。
  7. 前記循環体は、前記外筒の周方向の一部を覆う複数の無端ベルトから構成されていることを特徴とする請求項2ないし5いずれか1つ記載の内視鏡推進補助装置。
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