JP2013235889A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】特性の安定したサドルフィンを含む半導体装置の製造を可能にする。
【解決手段】半導体装置の製造方法は、素子分離領域および活性領域に跨るラインパターンのマスク膜を形成する工程と、マスク膜をマスクとして素子分離領域に位置する素子分離絶縁膜をエッチングして第1ゲートトレンチを形成する工程と、第1のゲートトレンチ内に露出したライナー酸化膜を除去する工程と、マスク膜をマスクとして活性領域に位置するシリコン基板をエッチングして第1のゲートトレンチに連続する第2ゲートトレンチを形成する工程と、第1のゲートトレンチ及び第2ゲートトレンチ内に露出するシリコン基板の表面に熱酸化法によりゲート酸化膜を形成する工程と、ゲート酸化膜の表面を覆うように第1ゲートトレンチおよび第2ゲートトレンチ内にゲート電極を埋設する工程と、を含む。
【選択図】図2C

Description

本発明は、半導体装置の製造方法に関し、特に、サドルフィンを含む半導体装置の製造方法に関する。
関連する技術において、サドルフィンの形成は、フィンマスクを用いて素子分離膜をエッチングした後に活性領域をエッチングするか、又は、活性領域をエッチングした後に素子分離膜をエッチングすることによって行われている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−16842号公報
サドルフィンを形成する際、活性領域と素子分離膜とが順次エッチングされる。活性領域と素子分離膜との間には、ライナー酸化膜が存在するが、関連する半導体装置の製造方法では、素子分離膜をエッチングする条件でライナー酸化膜も同時にエッチングされるものと考えて特別な除去工程を行っていない。
しかしながら、発明者は、サドルフィンを含む半導体装置の電気的特性の劣化原因を探るうち、ライナー酸化膜がわずかでも残留している場合に半導体装置の電気的特性が劣化することに気づいた。具体的には、ライナー酸化膜の除去が不完全である場合に、ゲート酸化膜の絶縁耐圧が低くなることを見出した。
本発明の一実施の形態に係る半導体装置の製造方法は、シリコン基板の一面側に、第1の方向に延在し、かつ前記第1の方向に交差する第2の方向に繰り返し配置される素子分離トレンチを形成し、前記素子分離トレンチに挟まれ前記第2の方向に繰り返し配置される活性領域を規定する工程と、前記素子分離トレンチの内面にライナー酸化膜を形成する工程と、前記ライナー酸化膜を覆うように前記素子分離トレンチを素子分離絶縁膜で埋設して素子分離領域を形成する工程と、前記第2の方向に延在し前記素子分離領域および前記活性領域に跨るラインパターンのマスク膜を形成する工程と、前記マスク膜をマスクとして前記素子分離領域に位置する前記素子分離絶縁膜をエッチングして第1ゲートトレンチを形成する工程と、前記第1のゲートトレンチ内に露出した前記ライナー酸化膜を除去する工程と、前記マスク膜をマスクとして前記活性領域に位置する前記シリコン基板をエッチングして前記第1のゲートトレンチに連続する第2ゲートトレンチを形成する工程と、前記第1のゲートトレンチ及び前記第2ゲートトレンチ内に露出する前記シリコン基板の表面に熱酸化法によりゲート酸化膜を形成する工程と、前記ゲート酸化膜の表面を覆うように前記第1ゲートトレンチおよび前記第2ゲートトレンチ内にゲート電極を埋設する工程と、を含むことを特徴とする。
第1ゲートトレンチ内に露出したライナー酸化膜を除去するようにしたことで、ゲート酸化膜の絶縁耐圧の低下を防止、リーク電流の発生を抑制し、安定した電気的特性を持つ半導体装置を製造することができる。
本発明の第1の形態に係る半導体装置の主要部分の水平方向配置を示す図である。 図1AのB−B’線断面図である。 本発明の特徴部分を説明するための平面図である。 図2AのB−B’線断面図である。 図2AのC−C’線断面図である。 本発明の第1の形態に係る半導体装置の製造方法を説明するための平面図である。 図3AのB−B’線断面図である。 図3AのC−C’線断面図である。 図3A〜3Cに示す工程に続く続く工程を説明するための平面図である。 図4AのB−B’線断面図である。 図4AのC−C’線断面図である。 図4A〜4Cに示す工程に続く続く工程を説明するための平面図である。 図5AのB−B’線断面図である。 図5AのC−C’線断面図である。 図5A〜5Cに示す工程に続く続く工程を説明するための平面図である。 図6AのB−B’線断面図である。 図6AのC−C’線断面図である。 図6A〜6Cに示す工程に続く続く工程を説明するための平面図である。 図7AのB−B’線断面図である。 図7A,7Bに示す工程に続く続く工程を説明するための平面図である。 図8AのB−B’線断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。ここでは、半導体装置としてDRAM(Dynamic Random Access Memory)を例示するが、本発明はこれに限らず他の半導体装置にも適用可能である。
図1Aは、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の主要部分の水平方向の配置を示す図である。具体的には、図1Aは、DRAMのメモリセル領域(MCA)の一部を表している。ただし、図1Aでは、容量部分の構造については省略されている。なお、DRAMは、メモリセル領域の周囲に設けられた周辺回路領域を有するが、周辺回路領域は本発明に直接関係しないので、その図示と説明を省略する。
図1Aを参照すると、X方向に対して傾きを有するX’方向(第1の方向)に沿って直線的にで延在する複数の素子分離領域2と、素子分離領域2に隣接してX’方向に沿って直線的に延在する複数の活性領域1aとが、Y方向(第2の方向)に沿って交互に等ピッチ間隔で繰り返し配置されている。Y方向に隣接する活性領域1a同士の間は、素子分離領域2によって電気的に分離されている。
また、複数の素子分離領域2および複数の活性領域1aに跨って、Y方向に直線で延在する複数の埋め込みワード線(以下、ワード線)3と複数の埋め込みダミーワード線(以下、ダミーワード線)3’が配置されている。これらのワード線3及びダミーワード線3’は、等間隔に配置されている。また、隣接する2つのダミーワード線3’の間に2本のワード線3が位置するように配置されている。
複数のワード線3及び複数のダミーワード線3’は、同一工程で、同一構成、同一幅に形成される。しかし、各ワード線3は対応するトランジスタのゲート電極として機能するのに対し、ダミーワード線3’は、その両側に隣接するトランジスタ間を電気的に分離する素子分離機能を有する。
各活性領域1aは、ダミーワード線3’によって、複数の島状活性領域に電気的に分離される。各島状活性領域は、Y方向に関して素子分離領域2によって絶縁分離され、X’方向に関してダミーワード線3’によって絶縁分離され、各々電気的に独立している。
以下では、説明を容易にするために、図1Aに示される互いに隣接する2本のダミーワード線3’をX方向に向かって順に3’−1,3’−2と称し、それらの間に配置された2本のワード線3をX方向に向かって順に3−1,3−2と称する。
X’方向に延在する一つの島状活性領域は、ダミーワード線3’−1とダミーワード線3’−2で挟まれている。また、当該島状活性領域は、ダミーワード線3’−1とワード線3−1に隣接する一方の容量コンタクト接続領域1bと、ワード線3−1とワード線3−2に隣接するビット線コンタクト接続領域1cと、ワード線3−2とダミーワード線3’−2に隣接する他方の容量コンタクト接続領域1bとを含む。
一方の容量コンタクト接続領域1bと、一方のワード線3−1と、ビット線コンタクト接続領域1cとで一つのトランジスタTr1が構成される。また、ビット線コンタクト接続領域1cと、他方のワード線3−2と、他方の容量コンタクト接続領域1bとで他の一つのトランジスタTr1が構成される。つまり、ビット線コンタクト接続領域1cは、二つのトランジスタTr1で共有されている。
各々のビット線コンタクト接続領域1c上にはビットコンタクトプラグ5dが設けられ、各々のビットコンタクトプラグ5dに接続してX方向に延在するビットラインゲート5(以降BLG5)が配置されている。
各々の容量コンタクト接続領域1b上には、容量コンタクトプラグ7が設けられ、各々の容量コンタクトプラグ7上にはキャパシタ(図1Bの12)が設けられている。
図1Bに図1AのB−B’線断面図を示す。
図1Bを参照すると、ワード線3及びダミーワード線3’は、それぞれワードトレンチ3bの内面に形成されたISSG(In-Situ Steam Generation)酸化膜3cと、ワードトレンチ3b内に埋め込まれたメタルワードライン3dと、メタルワードライン3dの上面を覆うようにワードトレンチ3bに(部分的に)埋め込まれたキャップ絶縁膜3eで構成されている。
ワードトレンチ3bは、半導体基板1表面側に同一幅で等間隔で形成されている。ワードトレンチ3bの底面は平らではなく、後に明らかとなるように、活性領域1aに形成されたサドルフィン(図2C等の1e)の存在により凸凹している。なおサドルフィンの形成には、活性領域1aと素子分離領域2とのエッチング選択比の違いが利用される。
キャップ絶縁膜3eを覆うように第1層間絶縁膜4が設けられている。
隣接する二つのワード線3−1,3−2の間に位置する活性領域1aからなるビット線コンタクト接続領域1cの上面には、第1層間絶縁膜4を貫通するビットコンタクトプラグ5dが形成されている。ビットコンタクトプラグ5dの上面にはBLG上層膜5eが接続されている。BLG上層膜5eは、X方向に延在する配線(BLG5)の形状に形成されている。BLG上層膜5eの上面及び側壁にはシリコン窒化膜からなるサイドウォール絶縁膜5fが設けられている。ビットコンタクトプラグ5dとBLG上層膜5eおよびサイドウォール絶縁膜5fでメモリセル領域MCRのBLG5が形成される。
BLG5を覆うように、全面にシリコン酸化膜からなる第2層間絶縁膜6が設けられている。活性領域1aの容量コンタクト接続領域1bの上面には、第2層間絶縁膜6および第1層間絶縁膜4を貫通して容量コンタクトプラグ7が接続されている。
容量コンタクトプラグ7の上面を含む全面にシリコン窒化膜からなるストッパー膜10とシリコン酸化膜からなる第3層間絶縁膜11が設けられている。
容量コンタクトプラグ7の上面に到達するように第3層間絶縁膜11とストッパー膜10を貫通するよう開口されたシリンダーホール12aの内側と底部を覆うように下部電極12bが設けられている。下部電極12bは、容量コンタクトプラグ7の上面に接続されている。
下部電極表面12bを覆うように、容量絶縁膜12cおよび上部電極12dが設けられている。下部電極12bと容量絶縁膜12cおよび上部電極12dにより、キャパシタ12が構成される。
キャパシタ12を覆うように、第4層間絶縁膜13が設けられている。第4層間絶縁膜13を貫通する配線コンタクト14が設けられ、配線コンタクト14上面には配線層15が接続されている。配線層15を覆うように、保護絶縁膜16が全面に設けられている。
次に、図2A〜2Cを参照して、本実施の形態に係る半導体装置の製造方法の特徴部分であるワードトレンチ3bの形成について説明する。
図2Aに示すように、Y方向に繰り返し配置された素子分離領域2と活性領域1aに跨ってY方向に直線で延在するマスク膜3aを形成する。
次に、マスク膜3aをマスクとして、素子分離領域2に位置する素子分離絶縁膜(シリコン窒化膜)2eを所定の深さまで選択的に異方性ドライエッチングし、ワードトレンチ3bの一部となる第1ゲートトレンチを形成する。所定の深さは、例えば、シリコン基板1の表面から180nmとする。また、ドライエッチングに用いるガスプラズマ生成条件は、例えばCHF(トリフルオロメタン)+CH(ジフルオロメタン)+Ar(アルゴン)からなる混合ガスを用い、10〜20Paのチャンバー圧力で700〜1200WのRFパワーとする。CHFに代えてCHF(フルオロメタン)を用いることもできる。
形成された第1ゲートトレンチには、活性領域1aの側面が部分的に露出する。露出した活性領域1aの側面に形成されていたライナー酸化膜(シリコン酸化膜)2dは、第1ゲートトレンチを形成するためのドライエッチングによりほぼ除去されるが、一部残留する。そこで、本実施の形態では、後述する(1)〜(4)の方法により、第1ゲートトレンチ内に露出する活性領域1aの側面に残るライナー酸化膜2dを完全に除去する。
次に、マスク膜3aをマスクとして所望の深さまで活性領域1aのシリコン(Si)を選択的に異方性ドライエッチングして第1ゲートトレンチに隣接して連続する第2ゲートトレンチを形成する。所望の深さは、例えば、エッチングされたシリコンの上面位置がシリコン基板1の元の表面から130nmの位置となるようにする。これにより、第2ゲートトレンチの底面は、第1ゲートトレンチの底面よりも50nm高い位置となる。つまり、図2Cに示されるように、シリコン基板1からなるフィン部(サドルフィン1e)が、第1ゲートトレンチの底面から50nm突き出すように形成される。フィン部は、第2ゲートトレンチの底面に相当する上面とそれに連続する2つの側面とを有している。シリコンの異方性ドライエッチングには、Cl(塩素)+CF(四フッ化メタン)+SF(六フッ化硫黄)+He(ヘリウム)からなる混合ガスを用い、3〜10Paのチャンバー圧力で100〜300WのRFパワーでガスプラズマを生成する条件を用いることができる(後述の(4)の方法を用いる場合を除く)。
以上のようにして形成された第1ゲートトレンチと第2ゲートトレンチがワードトレンチ3bを構成する。この後、ISSG(In Situ Steam Generation)熱酸化法を用いて、フィン部の露出表面を含むワードトレンチの内面に厚さ4nmのシリコン酸化膜からなるゲート酸化膜を形成する。その後、ゲート酸化膜を覆うように、Y方向に連続して延在し、金属からなるゲート電極をワードトレンチ3b内に埋設する。
関連技術では、素子分離絶縁膜2eに対する異方性ドライエッチングのダメージを受けたライナー酸化膜2dが、フィン部の表面に一部残存している。このようなライナー酸化膜2dが残存した状態でフィン部の表面を覆うゲート酸化膜を形成すると、残存するライナー酸化膜2dもゲート絶縁膜の一部として機能し、ゲート絶縁膜の絶縁耐圧を低下させる。本実施の形態では、上述したようにライナー酸化膜を完全に除去するので、このような問題は生じない。
本実施の形態では、ライナー酸化膜2dを除去する方法として、以下の(1)〜(4)の4つの工程のいずれかを実施することができる。
(1)素子分離絶縁膜2eを異方性ドライエッチングした後、シリコンをエッチングする前に、第1ゲートトレンチに露出した活性領域1a(フィン部)の側面に残存しているライナー酸化膜2dをフッ酸(HF)含有溶液でウエットエッチングする。ライナー酸化膜2dの膜厚が2nmの場合、例えばHF/HO=1/100の溶液を用いた場合、15秒浸漬すれば、ライナー酸化膜2dを完全に除去可能である。
(2)素子分離絶縁膜2eを異方性ドライエッチングした後、シリコンをエッチングする前に、第1ゲートトレンチに露出した活性領域1a(フィン部)の側面に残存しているライナー酸化膜2dを、C(オクタフロロシクロブタン)あるいはC(オクタフロロシクロペンタン)と、Arと、O(酸素)との混合ガスプラズマを用い、10〜20Paのチャンバー圧力で700〜1200WのRFパワーとする条件で、ライナー酸化膜2dの膜厚に相応したドライエッチングを行う。
(3)シリコンをエッチングする前に、素子分離絶縁膜2eよりもライナー酸化膜2dのエッチング速度が速くなる異方性ドライエッチング条件を用いて、素子分離絶縁膜2eとライナー酸化膜2dとを同時にエッチングする。異方性ドライエッチング条件には、CあるいはCと、Arと、Oとの混合ガスに、さらにCHFもしくはCHを混合したガスプラズマを用い、10〜20Paのチャンバー圧力で700〜1200WのRFパワーを用いる。素子分離絶縁膜2eの異方性ドライエッチングを所望の深さに達する以前に終了し、エッチング条件を上記条件に変更して、第1ゲートトレンチの深さが所望の深さになるまで行えばよい。
(4)素子分離絶縁膜2eを異方性ドライエッチングした後、シリコンをエッチングする段階でライナー酸化膜2dを同時にエッチングする。シリコンの異方性ドライエッチングには、CあるいはCと、とSFと、Clと、Oと、Arとの混合ガスプラズマを用い、3〜10Paのチャンバー圧力で400〜600WのRFパワーの条件を用いる。
次に、図3A〜図8Bを参照して、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の製造方法についてさらに説明する。
先ず、図3A〜図3Cに示すように半導体基板1の一面(素子形成面)側に公知の方法で、X’方向に延在し、Y方向に繰り返す活性領域1aと素子分離領域2の繰り返しパターンを形成する。具体的には、シリコン基板の一面側に、X’方向に延在し、かつY方向に繰り返し配置される素子分離トレンチを形成する。そして、素子分離トレンチの内面(活性領域1aの側面を含む)にライナー酸化膜(熱酸化膜)2dを形成する。さらに、ライナー酸化膜2dを覆うように素子分離トレンチを素子分離絶縁膜2e、例えばシリコン窒化膜、で埋設して素子分離領域2を形成する。
次に、図4A〜図4Cに示すように、半導体基板1の全面にCVDでマスク膜3aを成膜する。マスク膜3aとして、シリコン窒化膜上に非晶質カーボン膜を積層した積層膜を用いることができる。また、マスク膜3a上に、反射防止膜(BARC:Bottom Anti Reflective Coating)とレジストを塗布する。そして、リソグラフィとBARCエッチングを用いて、ワードトレンチ3bの繰り返しパターン(ラインパターン)を持つレジストパターンRを形成する。さらに、レジストパターンRをマスクとしてマスク膜3aをエッチングし、マスク膜3aにワードトレンチ3bの繰り返しパターンを形成する。なお、レジストパターン形成に、ダブルパターニングを用いてもよい。
次に、図5A〜図5Cに示すように、マスク膜3aをマスクにして素子分離領域2の素子分離絶縁膜2eをエッチングして、ワードトレンチ3bの一部となる第1ゲートトレンチを形成する。即ち、素子分離領域2の素子分離絶縁膜2eが選択的にエッチングされ、活性領域1aのシリコン(Si)がエッチングされにくいエッチング条件でエッチングを行う。その条件は、前述したように、例えばCHF+C+Arを用い、10〜20Paのチャンバー圧力で700〜1200WのRFパワーとすることができる。CHFに代えてCHFを用いてもよい。なお、このエッチングで、活性領域1aのシリコンもわずかにエッチングされる。
次に、上述した(1)〜(4)のうちのいずれかの方法により、露出した活性領域1aの側面に残るライナー酸化膜2dを完全に除去する。(1)の方法では、処理対象物をチャンバーから取り出さなければならないが、(2)〜(4)の方法であれば、エッチング条件を変えることで連続的に行うことができる。
次に、図6A〜図6Cに示すように、マスク膜3aをマスクにして活性領域1aに位置するシリコン基板1をエッチングして、ワードトレンチ3bの一部となる第2ゲートトレンチを形成する。第2ゲートトレンチは、第1ゲートトレンチと連続し第1ゲートトレンチとともにワードトレンチ3bを構成する。
シリコン基板1のエッチングは、酸化膜に対して高い選択比(例えば、5〜10)を持つ条件で行われる。素子分離絶縁膜2eに覆われたライナー酸化膜2dのエッチングを先行させないためである。また、活性領域1aの幅が狭いほどエッチグレートが高くなるため、形成されるサドルフィン1eの高さを確保するため、エッチレートを低く抑え、また、素子分離絶縁膜2eに対して低い選択比(例えば、1〜5)を持つように条件を設定する。具体的には、上述したとおり、Cl+CF+SF+Heを用い、3〜10Paのチャンバー圧力で、100〜300WのRFパワーでエッチングを行う。Siのエッチレートや素子分離絶縁膜2eに対する選択比は、SFの流量で制御することができる。例えば、SF流量を減らすことでSiのエッチレートを低くしかつ素子分離絶縁膜2eに対して低選択比にシフトすることができる。これにより、サドルフィン1eの高さを確保しつつ、サドルフィン1eの幅を狭くすることができる。
次に、図7A及び図7Bに示すように、熱拡散により、ワードトレンチ3bの側面と底にISSG酸化膜3cを形成する。ISSG酸化膜3cの厚さは、5nm程度が望ましい。
次に、CVDによりTiN膜とW膜を順次成膜する。W膜及びTiN膜を、ワードトレンチ3bの底から1/2程度の位置までエッチバックし、メタルワードライン3dを形成する。
次に、得られた構造物の全面にCVDにより、酸化膜であるキャップ絶縁膜3eを成膜する。マスク膜3aをストップ膜するCMP(Chemical Mechanical Polishing)により、キャップ絶縁膜3eの表面を平坦化する。この後、マスク膜3aを除去してもよい。
次に、得られた構造物の全面にCVDにより、酸化膜である第1層間絶縁膜4を成膜し、その表面をCMPで平坦化する。それから、リソグラフィとドライエッチングにより、第1層間絶縁膜4及びマスク膜3aにビットコンタクトホール5cを開口する。
次に、ビットコンタクトホール5cの内部を含む、得られた構造部の全面にP−ドープポリシリコンであるビットコンタクトプラグ膜(5d)を成膜し、その表面をCMPで平坦化する。
次に、TiN膜とW膜を順次成膜する。リソグラフィとドライエッチングでWN膜及びTiN膜をビットラインゲートのパターンにエッチングしてBLG上層膜5eを形成するともに、ビットコンタクトプラグ膜を同ビットラインゲートパターンにエッチングしてビットコンタクトプラグ5dを形成する。このあと、全体を窒化膜または酸化膜のサイドウォール絶縁膜5fで覆い、ビットラインゲート5を形成する。ここで、サイドウォール絶縁膜5fの形成に先立ってBLG上層膜5eの上にキャップ絶縁膜を成膜しておき、その後形成したサイドウォール絶縁膜5fがBLG上層膜5e及びビットコンタクトプラグ5dの側面だけを覆うように、サイドウォール絶縁膜5fをエッチバックするようにしてもよい。
次に、得られた構造物の全面にビットラインゲート5を埋没するように第2層間絶縁膜6を厚く成膜し、その表面をCMPで平坦化する。第2層間絶縁膜6としては、CVDによる酸化膜が望ましいが、SOD(Spin On Dielectric)膜でもよい。SOD膜の場合は、SODを塗布後熱処理を加えて改質し固体のSOD膜を形成する。
次に、図8A及び図8Bに示すように、第2層間絶縁膜6等を貫いて活性領域1aに達する容量コンタクトプラグ7を形成する。容量コンタクトプラグ7の形成は、リソグラフィとドライエッチングで第2層間絶縁膜6の容量コンタクト接続領域1b(図1A)にあたる位置に、活性領域1aに達する開口を形成し、形成した開口を導電材料で埋設することで行う。
次に、得られた構造物の全面に、CVDによりシリコン窒化膜からなるストッパー膜10とシリコン酸化膜からなる第3層間絶縁膜11を順次成膜する。そして、これらの膜の容量コンタクトプラグ7に対応する位置に、リソグラフィとドライエッチングでシリンダーホール12aを開口する。
次に、シリンダーホール12aの底面と内面を含む得られた構造物の全面に薄くTiN膜を形成する。形成したTiN膜をエッチングによりシリンダーホール12aの底面上と内面上に残るように一部除去して、下部電極12bを形成する。
次に、下部電極12bの内面を含む得られた構造物の全面に容量絶縁膜12cと上部電極膜(12d)とをこの順に成膜する。リソグラフィとドライエッチングで、容量絶縁膜12c及び上部電極膜(12d)が、メモリセル領域MCA上に残こるようにその一部を除去する。これにより、下部電極12bと容量絶縁膜12cと上部電極12dで構成されるキャパシタ12が形成される。
次に、シリンダーホール12a内に残る空間を埋めるように、得られた構造物の全面に第4層間絶縁膜13をCVDで成膜する。続いて、リソグラフィとドライエッチングで第4層間絶縁膜13に開口を形成し、形成した開口に導電膜を埋め込むことで配線コンタクト14を形成する。さらに、配線コンタクト14の上面に接続される配線層15を形成する。最後に、得られた構造物の全面を保護絶縁膜16で覆う。
以上のようにして、本実施の形態に係る半導体装置DRAMが完成する。
なお、上記実施の形態では、下部電極の内側を容量として使用するキャパシタの例について説明したが、クラウン型キャパシタ等他の形のキャパシタを使用する半導体装置に対しても本願発明は適用できる。
以上、本発明について実施の形態に即して説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されること無く、種々の変更、変形が可能である。特に、材料や成膜方法、エッチング方法などは、公知のものから適宜選択することが可能である。
1 シリコン基板
1a 活性領域
1b 容量コンタクト接続領域
1c ビット線コンタクト接続領域
1e サドルフィン
2 素子分離領域
2d ライナー酸化膜
2e 素子分離絶縁膜
3 埋め込みワード線
3’ 埋め込みダミーワード線
3a マスク膜
3b ワードトレンチ
3c ISSG酸化膜
3d メタルワードライン
3e キャップ絶縁膜
4 第1層間絶縁膜
5 ビットラインゲート
5c ビットコンタクトホール
5d ビットコンタクトプラグ
5e BLG上層膜
5f サイドウォール絶縁膜
6 第2層間絶縁膜
7 容量コンタクトプラグ
10 ストッパー膜
11 第3層間絶縁膜
12 キャパシタ
12a シリンダーホール
12b 下部電極
12c 容量絶縁膜
12d 上部電極
13 第4層間絶縁膜
14 配線コンタクト
15 配線層
16 保護絶縁膜

Claims (6)

  1. シリコン基板の一面側に、第1の方向に延在し、かつ前記第1の方向に交差する第2の方向に繰り返し配置される素子分離トレンチを形成し、前記素子分離トレンチに挟まれ前記第2の方向に繰り返し配置される活性領域を規定する工程と、
    前記素子分離トレンチの内面にライナー酸化膜を形成する工程と、
    前記ライナー酸化膜を覆うように前記素子分離トレンチを素子分離絶縁膜で埋設して素子分離領域を形成する工程と、
    前記第2の方向に延在し前記素子分離領域および前記活性領域に跨るラインパターンのマスク膜を形成する工程と、
    前記マスク膜をマスクとして前記素子分離領域に位置する前記素子分離絶縁膜をエッチングして第1ゲートトレンチを形成する工程と、
    前記第1のゲートトレンチ内に露出した前記ライナー酸化膜を除去する工程と、
    前記マスク膜をマスクとして前記活性領域に位置する前記シリコン基板をエッチングして前記第1のゲートトレンチに連続する第2ゲートトレンチを形成する工程と、
    前記第1のゲートトレンチ及び前記第2ゲートトレンチ内に露出する前記シリコン基板の表面に熱酸化法によりゲート酸化膜を形成する工程と、
    前記ゲート酸化膜の表面を覆うように前記第1ゲートトレンチおよび前記第2ゲートトレンチ内にゲート電極を埋設する工程と、
    を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記ライナー酸化膜を除去する工程は、フッ酸含有溶液を用いて前記ライナー酸化膜の膜厚に相応するウエットエッチングを行う工程であることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記ライナー酸化膜を除去する工程は、オクタフロロシクロブタン(C)あるいはオクタフロロシクロペンタン(C)と、アルゴン(Ar)と、酸素(O)との混合ガスプラズマを用いて前記ライナー酸化膜の膜厚に相応するドライエッチングを行う工程であることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記ライナー酸化膜を除去する工程は、前記素子分離絶縁膜に対するエッチング速度よりも前記ライナー酸化膜に対するエッチング速度の方が速いドライエッチング条件でドライエッチングを行う工程であることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記ドライエッチング条件は、オクタフロロシクロブタン(C)あるいはオクタフロロシクロペンタン(C)と、アルゴン(Ar)と、酸素(O)との混合ガスに、さらにトリフルオロメタン(CHF)もしくはジフルオロメタン(CH)を混合させたガスプラズマの使用を含むことを特徴とする請求項4に記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記ライナー酸化膜を除去する工程は、前記第2ゲートトレンチを形成する工程と同一の工程であり、前記第2ゲートトレンチを形成する工程は、テトラフロロカーボン(CF)と六フッ化硫黄(SF)と、塩素(Cl)と、ヘリウム(He)との混合ガスプラズマを用いるドライエッチング工程であることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
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