JP2013231288A - 車両用ドアのロック装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】フック及びポールを支持するロック側ベース部材と接合する操作機構収納ケースを複数のピースにより構成した構造でありながら、水や埃等がロック側ベース部材側からピースの接合部を通して操作機構収納ケース内に進入するおそれを少なくした車両用ドアのロック装置を提供する。
【解決手段】ロック側ベース部材49、70に支持したフック33及びポール42と、複数のピース81、116を接合して構成した操作機構収納ケース119と、操作機構収納ケース内に設けたロック解除レバーを有するロック操作機構と、を備え、ロック側ベース部材が、操作機構収納ケースと接続したときにピースどうしの接合部を覆い、かつ、ロック解除レバーの先端部を貫通させる貫通孔76、77を有する開口閉塞部材70を備える。
【選択図】図7

Description

本発明は、車両本体に形成した開口部を開閉するドアをロックするための車両用ドアのロック装置に関する。
特許文献1はこのタイプのロック装置の従来例を開示している。
特許文献1の車両本体の背面開口部にはストライカが突設してあり、該背面開口部を開閉するバックドアには、ストライカと係脱するロック装置が設けてある。
このロック装置は、ロックユニットとアクチュエータユニットを接続した構造である。
ロックユニットは、端部に開口部を有しかつバックドアに固定したロックケースと、共にロックケースの内面に回転可能として収納したフック及びポール(ラチェットレバー)と、を具備している。フックは、ストライカと係合してバックドアの閉状態を保持するロック位置と、ストライカとの係合を解除するアンロック位置との間を回転可能であり、アンロック位置側に回転付勢されている。ポールは、フックと係合してフックをロック位置に保持する係合位置と、フックと係合しない非係合位置との間を回転可能で、係合位置側に回転付勢されている。
一方、アクチュエータユニットは、モータ(アクチュエータ)と、モータの動力によって一方向に回転するカムギヤ(ウォームホイル)と、カムギヤと係合し、かつロック保持位置とロック解除位置との間を回転可能なロック解除レバーと、モータ、カムギヤ、及び、ロック解除レバーを収納する2つのピースを接合して構成したアクチュエータケースと、を具備している。モータの動力によってカムギヤが初期位置から一方向に回転するとロック解除レバーはロック保持位置からロック解除位置へ回転し、カムギヤが一回転して初期位置に復帰したときにロック解除レバーはロック保持位置に復帰する。
アクチュエータケースの端部には、ロック解除レバーの先端部をアクチュエータユニットの外側に突出させるための開口部が形成してある。アクチュエータケースの該開口部をロックケースの上記開口部に接続することによりロック装置を組み立てると、ロック解除レバーの先端部が上記開口部を通ってロックケース内のポールの回転軌跡上に位置する。
車両本体の背面開口部を開放しているバックドアを閉じると、ストライカがフックに係合し、フックをロック位置側に回転させる。そしてフックがロック位置まで回転したときに、ポールが係合位置まで回転してフックをロック位置に保持するので、バックドアが閉状態に保持される。
このようにしてロックされたバックドアを開くときは、例えばワイヤレスリモコンからモータに対して解錠信号(無線信号)を送る。するとモータの動力(カムギヤの回転力)を受けたロック解除レバーがロック保持位置からロック解除位置へ回転し、ロック解除レバーの先端部が係合位置に位置していたポールを非係合位置まで押圧するので、バックドアは開方向に回転可能となる。
特開2010−31503号公報
特許文献1のロック装置では、アクチュエータケースのロックケース(の開口部)に対する接続部に、アクチュエータケースを構成する2つのピースの接合部(接合面)が位置する。そのためロックケース内に進入した水や埃等が2つのピースの接合部(接合面)の間の微小隙間からアクチュエータケース内に進入し、アクチュエータユニットの内部部品(例えばモータ)に悪影響を及ぼすおそれがある。
特許文献1では車両本体側にストライカを設けてバックドア側にロック装置を設けているが、バックドア側にストライカを設けて車両本体の背面開口部の下縁部にロック装置を設ける設計変更を行うことも可能である。しかしこの場合は、車両本体の背面開口部の下縁部にストライカを受け入れるための溝を設けることになる。また、アクチュエータケースがロックケースの下方に位置することになる。そのため、水や埃がこの溝を通じてロックケース内に進入し易くなるため、水や埃等がアクチュエータケース内に進入してアクチュエータユニットの内部部品(例えばモータ)に悪影響を及ぼすおそれがより強くなる。
本発明は、フック及びポールを支持するロック側ベース部材と接合する操作機構収納ケースを複数のピースにより構成した構造でありながら、水や埃等がロック側ベース部材側からピースの接合部を通して操作機構収納ケース内に進入するおそれを小さくすることが可能な車両用ドアのロック装置を提供することを目的とする。
本発明の車両用ドアのロック装置は、車両本体と該車両本体に対して開閉可能なドアの一方に設けたストライカが挿脱可能なストライカ進入溝を有する、車両本体とドアの他方に固定するロック側ベース部材と、上記ロック側ベース部材の支持面に支持した、上記ストライカと係合して上記ドアの閉状態を保持するロック位置と、ストライカとの係合を解除するアンロック位置との間を回転可能で、アンロック位置側に回転付勢されたフックと、上記ロック側ベース部材の上記支持面に支持した、該フックと係合して上記ロック位置に保持する係合位置と、フックと係合しない非係合位置との間を回転可能で、係合位置側に回転付勢されたポールと、上記ロック側ベース部材に対して着脱可能に接続した、複数のピースを接合して構成した操作機構収納ケースと、該操作機構収納ケース内に設けた、上記ポールを押圧しないロック許容位置と上記ポールを上記非係合位置まで押圧するロック解除位置との間を移動可能なロック解除レバーを有するロック操作機構と、を備えるロック装置において、上記ロック側ベース部材が、上記操作機構収納ケースと接続したときに上記ピースどうしの接合部を覆い、かつ、上記ロック解除レバーの先端部を貫通させて上記ポールの回転軌跡上に位置させる貫通孔を有する開口閉塞部材を具備することを特徴としている。
上記ロック側ベース部材と上記操作機構収納ケースの少なくとも一方に、上記貫通孔の周縁部を囲む防護壁を設けてもよい。
上記防護壁の少なくとも一部を、上記操作機構収納ケースに設けた突片により構成してもよい。
上記ロック側ベース部材が、上記支持面を有するロック支持部材と、該ロック支持部材を挟んで上記フック及びポールと反対側に位置する上記開口閉塞部材と、を備え、上記ロック支持部材に、上記防護壁の少なくとも一部を構成する突片を設けてもよい。
上記開口閉塞部材に、上記操作機構収納ケースに対する固定部である固定片を突設してもよい。
上記車両本体に上記ロック側ベース部材を固定し、上記ドアに上記ストライカを固定してもよい。
本発明の車両用ドアのロック装置は、ロック側ベース部材が操作機構収納ケースと接続したときに操作機構収納ケースを構成するピースどうしの接合部を覆う開口閉塞部材を具備している。そのため、水や埃等がロック側ベース部材側からピースの接合部を通して操作機構収納ケース内に進入するおそれが小さい。
また、開口閉塞部材がロック解除レバーの先端部を貫通させる貫通孔を有しているので、ロック解除レバーの先端部をポールの回転軌跡上に位置させることが可能である。
請求項2の発明のように貫通孔の周縁部に設けた防護壁を具備する場合は、水や埃等がロック側ベース部材側から貫通孔を通して操作機構収納ケース内に進入するおそれを低減できる。
請求項3、4の発明のように防護壁を突片によって構成すると、簡単な構成により、水や埃等がロック側ベース部材側から貫通孔を通して操作機構収納ケース内に進入するおそれをより低減することが可能になる。
請求項5の発明によれば、ロック側ベース部材(開口閉塞部材)と操作機構収納ケースを確実に固定できるようになる。
さらに被覆部と固定片の接続部によって、操作機構収納ケースの接合面の端部(縁部)が覆われるので、水や埃等がピースの接合部を通して操作機構収納ケース内に進入するおそれを更に低減できる。
請求項6の発明のようにドア側にストライカを設けて車両本体側にロック装置を設けると、ドア側にロック装置を設けて車両本体側にストライカを設ける場合に比べて、水や埃等がロック側ベース部材側からピースの接合部を通して操作機構収納ケース内に進入し易くなる。そのため本発明の実効性がより大きくなる。
本発明の一実施形態を適用した自動車の側面図である。 バックドアが全閉位置に位置するときのロック装置、及び、ロック装置によってロックされたストライカの正面図である。 図2のIII−III矢線に沿う断面図である。 ロック装置の斜視図である。 図4の状態から支持ケースを取り除いたロック装置の斜視図である。 ロック装置の分解斜視図である。 ロックユニットを分解して示すロック装置の斜視図である。 アクチュエータユニットに下部カバーを組み付けた状態を示す斜視図である。 支持ケースを分離して示すロック装置の斜視図である。 図9のX−X矢線に沿う断面図である。 アンロック時におけるアクチュエータユニットとロックユニットを上部カバーと後部カバーを外した上で分離し同一平面上に並べた状態で示す簡略的な図である。 ハーフロック時の図11と同様の簡略的な図である。 ロック時の図11と同様の簡略的な図である。 ロック解除レバーを利用してロック装置をアンロック状態にしたときの図11と同様の簡略的な図である。 変形例のロック装置の分解斜視図である。 ロックユニットを分解して示すロック装置の斜視図である。 アクチュエータユニットに下部カバーを組み付けた状態を示す斜視図である。 支持ケースを分離して示すロック装置の斜視図である。 図18のXIX−XIX矢線に沿う断面図である。
以下、図1〜図14を参照しながら本発明の一実施形態について説明する。なお、本実施形態の説明中の方向は図中に記載した矢線方向を基準とする。
自動車10の車両本体の背面には背面開口部11が形成してあり、背面開口部11の上縁部には背面開口部11と同じ形状であるバックドア12の上縁部が左右方向に延びる回転軸回りに回転自在として取り付けてある。バックドア12は背面開口部11を完全に閉じる全閉位置(図1の実線の位置)と、略水平状態となり背面開口部11を開放する全開位置(図1の仮想線の位置)との間を回転可能である。また、バックドア12が全閉位置に位置するときにバックドア12の底面をなす部分には金属製のストライカ15が下向きに突設してある。
一方、車両本体の背面開口部11の底面より下方に位置する部分には、ワイヤレスリモコン(図示略)からの無線信号を受信可能な信号受信部14が内蔵させてある。また背面開口部11の底面にはストライカ15の進入を許容する溝(図示略)が形成してあり、該底面より下方に位置する部分(車両本体)には、ストライカ15と係脱可能なロック装置20が該溝の直下に位置する態様で設けてある。
続いてロック装置20の構造について詳しく説明する。
図2から図14に示すように、ロック装置20はロックユニット25とアクチュエータユニット80を具備している。
ロックユニット25は側面視において上下方向及び左右方向に対して傾斜する方向に延在するユニットである。金属製の支持ケース26(ロック側ベース部材)は、その中央部に凹設した収納凹部27と、車両本体側に固定した固定ブラケット(図示略)に固定するための左右一対の取付片28とを備えたプレス成形品である。収納凹部27の後部は開放しており、かつ収納凹部27の底壁(天井壁)には後端から前方に向かって延びるストライカ進入溝29が形成してある。
収納凹部27の底壁に形成した円形をなす2つの貫通孔には、共に金属製のフック支持軸31とポール支持軸40の上端部がそれぞれ固定状態で挿入してある。
フック支持軸31の収納凹部27内に位置する部分には、フック33の中心部に穿設した円形支持孔34が回転可能に嵌合してあり、フック33の上面は収納凹部27の底面(天井面)に接触している。フック33の周面にはロック溝35が凹設してあり、さらにフック33の周面にはロック用突部36とハーフロック用突部37が突設してある。また、フック33の下面にはバネ掛け突起38が突設してある。フック33は、フック支持軸31を中心に図11(図11〜図14では、ロック装置20の各構成部材の形状を簡略化して示している)に示すアンロック位置と図13に示すロック位置の間を回転可能である。
ポール支持軸40には、ポール42の中心部に穿設された円形支持孔43が回転可能に嵌合しており、ポール42の上面は収納凹部27の底面(天井面)に接触している。ポール42の周面におけるフック33との対向部にはアンロック時係合面44が形成してある。さらに、ポール42の周面には係合突部45と被押圧部46が突設してある。また、ポール42の下面には三角柱形状の被押圧突起47が下向きに突設してある。ポール42は図11及び図12に示す係合位置と図14に示す非係合位置の間を回転可能である。
フック33及びポール42は収納凹部27の上半部に位置しており、収納凹部27の下半部には平面形状が収納凹部27と略同一である合成樹脂性のロック支持部材49(ロック側ベース部材)が収納してある。
ロック支持部材49の後面には前方に向かって延びるストライカ進入溝50が凹設してある。ロック支持部材49の下面には、ストライカ進入溝50と区切られた左右一対のバネ収納空間が形成してある。ロック支持部材49には軸挿通孔52と軸挿通孔53が左右に並んだ状態で穿設してあり、さらにロック支持部材49には軸挿通孔52を中心とする円弧溝54と、軸挿通孔53を中心とする円弧溝55が形成してある。
ロック支持部材49の前面の右側部には端子挿入用凹部56が凹設してある。端子挿入用凹部56の右側面は突片からなる防護壁57によって構成してあり、端子挿入用凹部56の後面は防護壁58によって構成してある。
一方、ロック支持部材49の左側部の前縁近傍部にはロック支持部材49を上下方向に貫通するレバー挿通用孔60が形成してあり、ロック支持部材49の下面にはレバー挿通用孔60と連通する凹部61が凹設してある。凹部61の右側面と後面と天井面はそれぞれ防護壁62と防護壁63と天井壁64によって構成してある。
収納凹部27の下半部にロック支持部材49を収納すると、ロック支持部材49は収納凹部27に対して(上下方向の軸回りに)回転不能となり、ロック支持部材49の上面(支持面)がフック33の下面とポール42の下面に接触する。さらに、フック支持軸31とポール支持軸40の下部が軸挿通孔52と軸挿通孔53にそれぞれ挿入し、バネ掛け突起38と被押圧突起47が円弧溝54と円弧溝55にそれぞれ相対移動可能に挿入する。
右側のバネ収納空間には捻りコイルバネ65が収納してあり、左側のバネ収納空間には捻りコイルバネ66が収納してある。捻りコイルバネ65の一端はロック支持部材49に係止してあり、捻りコイルバネ65の他端はフック33のバネ掛け突起38に係止してあるので、フック33は捻りコイルバネ65の付勢力により常にアンロック位置側に回転付勢されている。一方、捻りコイルバネ66の一端はロック支持部材49に係止してあり、捻りコイルバネ66の他端はポール42の被押圧突起47に係止してあるので、ポール42は捻りコイルバネ66の付勢力により常に係合位置側に回転付勢されている。
支持ケース26の下面には金属板のプレス成形品である断面略L字形の下部カバー70(ロック側ベース部材)(開口閉塞部材)が被せてある。下部カバー70は、下面被覆部71(被覆部)と、下面被覆部71の前縁部から下面被覆部71に対して直交する方向に延びる固定片72と、を具備している。下面被覆部71の上面にはストライカ15の進入を許容するストライカ進入溝73が凹設してある。さらに下面被覆部71には、ストライカ進入溝73の左右両側に位置する支持孔74と支持孔75が貫通孔として形成してある。さらに下面被覆部71の前端部には共に略矩形の端子用貫通孔76(貫通孔)とレバー用貫通孔77(貫通孔)が左右に並んだ状態で形成してある。
下部カバー70の下面被覆部71を支持ケース26の下面開口部に対して下方から被せてロックユニット25を構成すると、フック支持軸31とポール支持軸40の下端部が支持孔74と支持孔75を貫通する。フック支持軸31とポール支持軸40の下端部は下面被覆部71の下面(支持孔74と支持孔75の周縁部)に対してかしめてあるので(固定してあるので)、下部カバー70が支持ケース26から脱落することはない。さらにロックユニット25を構成すると、ロック支持部材49の防護壁57及び防護壁58の下端面が下面被覆部71の上面(端子用貫通孔76の左側縁部と後縁部)に接触する(図10参照)。また、ロック支持部材49の防護壁62及び防護壁63の下端面が下面被覆部71の上面(レバー用貫通孔77の左側縁部と後縁部)に接触する。
アクチュエータユニット80は、ロックユニット25に対して略直交する方向に延在するユニットである。
アクチュエータユニット80の前部ケース81(ピース)には、その後面及び上面が開放する収納凹部82が形成してある。さらに収納凹部82には、前部ケース81の周縁部の壁や収納凹部82内部に設けた壁等によって仕切られた正面視略矩形のモータ収納空間83と正面視略円形のウォームホイル収納空間84とが形成してあり、モータ収納空間83とウォームホイル収納空間84の間には両者を仕切り、かつ軸支用凹部86を有する仕切り壁85が突設してある。ウォームホイル収納空間84の底面(前面)には、後面が開口する円筒形状の回転支持筒87と、回転支持筒87を中心とする円弧形状のバネ支持突条88とが突設してある。さらに、収納凹部82の底面には回転支持軸89と、回転支持軸89を中心とする円弧孔である被押圧片用貫通孔90が形成してある。
さらに前部ケース81の上部の後縁部には左右一対の上部孔91a、91bが形成してあり、上部孔91aと上部孔91bの前縁部には上方に向かって延びる突片からなる防護壁91cと防護壁91dがそれぞれ一体的に突設してある。
モータ収納空間83にはモータ92が嵌合(収納)してある。モータ92の左下側の端面には左下側に向かって直線的に延び、その軸線周りに回転する出力軸93が突設してある。出力軸93は仕切り壁85の軸支用凹部86を通ってウォームホイル収納空間84内に位置している。出力軸93のウォームホイル収納空間84内に位置する部分の周面には、出力軸93と平行なウォーム94が固定状態で設けてある。
ウォームホイル収納空間84には、バネ支持突条88の外周側に位置する態様でコイルバネ95が載置してある。コイルバネ95の一方の端部はウォームホイル収納空間84の底面に形成したバネ支持突条88に係止してある。
回転支持筒87には回転支持軸89と略平行な回転中心軸96の前端部が嵌合固定してあり、回転中心軸96の後部には、合成樹脂性であるウォームホイル97(カムギヤ)の中心部に形成した貫通支持孔98が相対回転可能に嵌合している。ウォームホイル97の前面には、コイルバネ95を受け入れるための円形凹部(図示略)が形成してある。また、コイルバネ95の他方の端部はウォームホイル97の該円形凹部に形成した係止突部に係止してある。図6等に示すように、ウォームホイル97の後面には略円形の後側凹部99が形成してある。後側凹部99の底面(前面)には貫通支持孔98の周囲に位置するカム部100が突設してあり、カム部100の周面は貫通支持孔98からの径方向距離がその周方向位置に応じて変化するカム面101となっている。
回転中心軸96を介してウォームホイル97をウォームホイル収納空間84に装着すると、ウォームホイル97の周面に形成したギヤ歯102がウォーム94と噛合する。ウォームホイル97はウォーム94から回転力を受けないときは、コイルバネ95の回転付勢力によって図11〜図13に示す初期位置に保持されるが、ウォーム94が一方向に正転すると、コイルバネ95の付勢力に抗して図14に示す作動位置まで回転する。
前部ケース81の回転支持軸89には、金属からなる薄板状の棒状部材であるロック解除レバー104に形成した回転支持孔105が嵌合している。ロック解除レバー104は回転支持軸89によって支持されることにより、回転支持軸89の軸線に対して直交する平面上を前部ケース81に対して回転可能である。ロック解除レバー104の上端部には押圧部106が突設してある。ロック解除レバー104の下部は二股形状になっている。ロック解除レバー104の下部に形成した一方の突片の先端部にはカムフォロア107が形成してあり、他方の突片の先端部は基端部に対して略直交する被押圧片108となっている。
回転支持孔105を回転支持軸89に回転可能に嵌合することによりロック解除レバー104を前部ケース81に装着すると、図11〜図14に示すようにカムフォロア107がウォームホイル97の後側凹部99内に位置し、被押圧片108が被押圧片用貫通孔90を前方に向けて貫通する。
回転支持軸89には捻りコイルバネ103の巻回部が取り付けてある。捻りコイルバネ103の一端はロック解除レバー104に係止してあり、他端は前部ケース81の後面に形成した係止突起(図示略)に係止してある。このようにロック解除レバー104は捻りコイルバネ103から図11〜図14の反時計方向の回転付勢力を受けているため、カムフォロア107はカム部100のカム面101に常に接触する。
以上説明したモータ92(ウォーム94)、コイルバネ95、ウォームホイル97、捻りコイルバネ103、及び、ロック解除レバー104はロック操作機構の構成要素である。
前部ケース81の内面にはモータ駆動用プラス端子110、モータ駆動用マイナス端子111(ロック検出用マイナス端子112)、及び、ロック検出用プラス端子113が取り付けてある。モータ駆動用プラス端子110とモータ駆動用マイナス端子111の一端はモータ92のプラス端子とマイナス端子にそれぞれ接続する接続部110a、接続部111aとなっており、モータ駆動用プラス端子110とモータ駆動用マイナス端子111の他端は図示を省略した電気コネクタ及びケーブルを介して車両本体に設けた制御基板(図示略。車両本体に設けた電源に接続している)に接続している。モータ駆動用マイナス端子111の中間部にはロック検出用マイナス端子112の一端が固定状態で接続している。ロック検出用プラス端子113は中間部に屈曲部を有する略V字形の部材である。ロック検出用プラス端子113の基端部は電気コネクタ及びケーブルを介して上記制御基板に接続している。一方、ロック検出用プラス端子113の上記屈曲部より先端側に位置する部分は、該屈曲部を中心にしてロック検出用マイナス端子112に対して接近する方向と離間する方向とに弾性変形可能な弾性変形片114となっている。弾性変形片114は外力が掛からないときは、上記屈曲部の弾性変形力によりロック検出用マイナス端子112の先端部に接触する(図6参照)。図示するように弾性変形片114のロック検出用マイナス端子112との接触部より先端側に位置する先端部分は、上部孔91aを通り抜けて前部ケース81の上方に突出している。一方、モータ駆動用プラス端子110、モータ駆動用マイナス端子111、及び、ロック検出用マイナス端子112、並びに、ロック検出用プラス端子113の上記先端部分を除く部分は前部ケース81の内部に位置している。
自動車10の車内の運転パネルに設けたロック解除スイッチ(図示略)を押すと、上記電源で発生した電力が上記制御基板、モータ駆動用プラス端子110、及び、モータ駆動用マイナス端子111を介してモータ92に送られるので、モータ92が一方向に所定角度だけ正転する。
また上記ロック解除スイッチを押さない(モータ92が非作動状態にある)ことによりウォームホイル97が初期位置に位置するとき、ロック解除レバー104は図11〜図13に示すロック許容位置に位置し、上記ロック解除スイッチを押す(モータ92が正転する)ことによりウォームホイル97が作動位置まで回転すると、カムフォロア107がカム面101から回転力を受けることにより、ロック解除レバー104は捻りコイルバネ103の回転付勢力に抗して図14に示すロック解除位置まで回転する。ロック解除レバー104がロック解除位置まで移動すると、上記電源からモータ92への給電が遮断されるのでモータ92は停止する。すると、捻りコイルバネ103の付勢力によりロック解除レバー104がロック許容位置まで回転復帰し、かつコイルバネ95の回転付勢力によりウォームホイル97が上記初期位置に戻るので、出力軸93(及びモータ92)が初期位置まで逆転する。
前部ケース81の後面には、正面形状が前部ケース81と略同一である後部カバー116が被せてあり、前部ケース81と後部カバー116を組み付けることによりアクチュエータケース119(操作機構収納ケース)が構成される。図示するように後部カバー116の上部の2カ所には、前部ケース81に対して取り付けたとき(アクチュエータケース119を構成したとき)に対応する上部孔91a、91bとの間で平面視矩形の貫通孔をそれぞれ構成する上部孔117a、117bが形成してある。さらに上部孔117aと上部孔117bの左側縁部には上方に向かって延びる突片からなる防護壁118aと防護壁118bがそれぞれ一体的に突設してある。
以上構成のロックユニット25とアクチュエータユニット80は、防護壁91c、防護壁118a、及び、弾性変形片114の上端部を端子用貫通孔76に挿通させ、かつ、防護壁91d、118b、及び、ロック解除レバー104の押圧部106をレバー用貫通孔77に挿通させながら、アクチュエータケース119の端面(上部孔91a、91b、117a、117bが形成された端面)である接合面を下面被覆部71の下面に接触させ、さらにアクチュエータケース119の前面である固定面と固定片72(固定片72は固定面に沿って延びている)の後面を接触させた状態でアクチュエータケース119と固定片72を止めネジ121を利用してネジ止めすることにより固定する。
ロックユニット25とアクチュエータユニット80を結合することによりロック装置20を構成すると、図11〜図14に示すように、ロック解除レバー104の押圧部106がロック支持部材49のレバー挿通用孔60を通って支持ケース26の収納凹部27内に進入し、ポール42の被押圧部46の回転軌跡上に位置する。さらに弾性変形片114の上端部がロック支持部材49の端子挿入用凹部56を通って支持ケース26の収納凹部27内に進入し、フック33の回転軌跡上に位置する。
アクチュエータユニット80は、支持ケース26の左右の取付片28を車両本体の内部空間に設けた上記固定用ブラケットに対してネジ止めすることにより車両本体に固定する(図1〜図3参照)。
次に以上構成のロック装置20の動作について説明する。
図1の仮想線で示すようにバックドア12が開放状態にあるとき、ロック装置20は図11に示すアンロック状態となる。即ち、ストライカ15は支持ケース26のストライカ進入溝29の外部に位置し(図11ではストライカ15の図示略)、フック33は捻りコイルバネ65の付勢力によりアンロック位置に位置し、ポール42は捻りコイルバネ66により係合位置側に回転付勢されているので、アンロック時係合面44がフック33のハーフロック用突部37に係合する。このとき弾性変形片114がロック検出用マイナス端子112と接触するので、弾性変形片114とロック検出用マイナス端子112の間に電気回路が形成される。上記制御基板はこの事を検知することにより、車内の運転パネルにロック装置20がアンロック状態にあることを表示する。
この状態からバックドア12を閉じ、ストライカ15がストライカ進入溝29(及びストライカ進入溝50、73)に進入すると、ストライカ15によりフック33が捻りコイルバネ65の付勢力に抗して図11の時計方向に回転する。すると図12に示すように、ストライカ15がストライカ進入溝29(及びストライカ進入溝50、73)の内部に進入し、かつフック33が図12に示すハーフロック位置まで回転する。図12に示すように、このときフック33のハーフロック用突部37がポール42の係合突部45に当接するので、仮にこの状態でバックドア12の閉動作を停止すると、フック33はハーフロック位置に保持される。
このハーフロック状態からバックドア12を全閉位置まで閉じると、図13に示すようにストライカ15がストライカ進入溝29(及びストライカ進入溝50、73)のさらに奥側に進入し、かつフック33がロック位置まで回転する。さらに、フック33のロック用突部36がポール42の係合突部45と係合し、フック33の反時計方向の回転を規制するので、ストライカ15がフック33のロック溝35によってロックされる(フック33のストライカ進入溝29、50、73からの脱出が不能となる)。このときフック33によって弾性変形させられた弾性変形片114がロック検出用マイナス端子112から離間するので、弾性変形片114とロック検出用マイナス端子112の間の上記電気回路が消失する。上記制御基板はこの事を検知することにより、運転パネルにロック装置20がロック状態になったことを表示する。
このようなロック状態を解除するためには上記ロック解除スイッチを押す。すると上記電源からモータ92に電流が流れてモータ92が正転するので、モータ92の動力によってウォーム94が正転する。するとウォーム94からウォームホイル97に回転力が伝わり、初期位置に位置していたウォームホイル97が図13の反時計方向に回転し図14に示す作動位置まで回転する。そのため、ウォームホイル97のカム面101によって押圧されたロック解除レバー104が図13のロック許容位置から時計方向に回転して図14に示すロック解除位置に移動する。すると、ロック解除レバー104の押圧部106がポール42の被押圧部46を右側に押圧するので、図14に示すようにポール42が捻りコイルバネ66の付勢力に抗して非係合位置まで回転する。その結果、捻りコイルバネ65の回転付勢力によりフック33がアンロック位置側に回転するので、バックドア12を全開位置側に回転させれば、フック33がアンロック位置まで回転し、ストライカ15がロック溝35(及びストライカ進入溝50、73)から脱出する(ロックが解除される)。
そして制御基板が上記電源からモータ92への電流の供給を遮断するので、モータ92が回転を停止する。すると、捻りコイルバネ66の回転付勢力によりポール42が図11の係合位置まで時計方向に回転し、捻りコイルバネ103の付勢力によりロック解除レバー104が図11に示すロック許容位置まで回転する。さらに、コイルバネ95の付勢力によりウォームホイル97が初期位置まで回転復帰するので、ウォーム94が初期位置まで逆転する。
またフック33がアンロック位置まで回転することにより、フック33から弾性変形片114に及んでいた外力が消失すると、ロック検出用プラス端子113の上記屈曲部の弾性力によって弾性変形片114がロック検出用マイナス端子112と再び接触するので、上記制御基板が運転パネルにロック装置20がアンロック状態になったことを表示する。
なお電気系統のトラブル(上記制御基板やモータ92等の故障、上記電源のバッテリあがり等)に起因して上記ロック解除スイッチによる操作が不能になった場合は、車内側からロック解除レバー104の被押圧片108を操作して、ロック解除レバー104をロック許容位置からロック解除位置に移動させることにより、ロック解除を行うことが可能である。
以上説明した本実施形態ではバックドア12を全開位置まで回転させると、車両本体の背面開口部11の底面(上面)が露出するため、該底面に形成した上記溝を通じて雨や埃等がロックユニット25内に進入することがある。
アクチュエータケース119は2つのピース(前部ケース81と後部カバー116)を接合した構造物であるため、アクチュエータケース119の上面に形成されるピースどうしの接合部(前部ケース81と後部カバー116の上端部どうしの接合面)には微小な隙間が形成される可能性がある。しかし、下部カバー70の下面被覆部71が該接合部を覆うので、水や埃等がロックユニット25側から前部ケース81と後部カバー116の上端部どうしの接合部を通してアクチュエータケース119内に進入するおそれは殆どない。また、ロックユニット25の内部空間とアクチュエータユニット80の内部空間は、上部孔91aと上部孔117aによってアクチュエータユニット80に形成される貫通孔(及び、下部カバー70の端子用貫通孔76)と、上部孔91bと上部孔117bによってアクチュエータユニット80に形成される貫通孔(及び、下部カバー70のレバー用貫通孔77)と、を通じて互いに連通している。しかし図10に示すように、下面被覆部71の端子用貫通孔76の周縁部が防護壁57、防護壁58、防護壁91c、及び、防護壁118aによって囲まれており、下面被覆部71のレバー用貫通孔77の周縁部が防護壁62、防護壁63、防護壁91d、及び、防護壁118bによって囲まれるので、ロックユニット25内の水や埃等がアクチュエータユニット80の2つの上記貫通孔を通じてロックユニット25内に進入するおそれは小さい。そのため、水や埃がアクチュエータユニット80の内部部品(例えばモータ92)に悪影響を及ぼすおそれは殆どない。
以上、本発明を上記実施形態に基づいて説明したが、本発明はこの実施形態に限定されるものではなく、様々な変形を施しながら実施可能である。
例えば図15〜図19に示す態様での実施が可能である。この変形例のロック装置20の後部カバー116には上部孔117aと上部孔117bの左右両側縁部及び後縁部を囲み、かつ上記実施形態の防護壁118a、118bと同じ高さまで突出する平面視略コ字形の防護壁123と防護壁124が突設してある。そのためロックユニット25とアクチュエータユニット80を組み付けてロック装置20を構成すると、図19に示すように下面被覆部71の端子用貫通孔76の内周縁全体に防護壁91c、及び、防護壁123が嵌合し、下面被覆部71のレバー用貫通孔77の内周縁全体に防護壁91d、及び、防護壁124が嵌合する。そのためロックユニット25内の水や埃等がアクチュエータユニット80の2つの上記貫通孔を通じてロックユニット25内に進入するおそれをより低減できる。
なお、上記実施形態及び変形例では、ロック装置20を車両本体に設けてストライカ15をバックドア12に設けているが、ロック装置20をバックドア12に設けてストライカ15を車両本体に設けてもよい。
さらにアクチュエータケース119を3つ以上のピースによって構成してもよい。
さらに(ロック装置20をバックドア12に設けてストライカ15を車両本体に設ける場合に)、ロック装置20を、(バックドア12が全閉位置に位置するときに)ロック装置20の下部を構成するロックユニット25と、(バックドア12が全閉位置に位置するときに)ロックユニット25から上方に離間しかつロック装置20の上部を構成するアクチュエータ(モータ)と、該アクチュエータとポール42を連係し(アクチュエータの駆動力を受けることによりロック解除レバー104をロック許容位置からロック解除位置まで回転させる)かつロック解除レバー104を有するロック操作機構(例えばリンク機構)と、該ロック操作機構を収納する操作機構収納ケースと、を備える構造としてもよい。
また車両のバックドア12とはタイプの異なるドア(例えば、車両本体の側面開口部を開閉するスライドドア)と車両本体の一方にストライカ15を設けて他方にロック装置20を設けて実施してもよい。
10 自動車(車両)
11 背面開口部
12 バックドア(ドア)
14 信号受信部
15 ストライカ
20 ロック装置
25 ロックユニット
26 支持ケース(ロック側ベース部材)
27 収納凹部
28 取付片
29 ストライカ進入溝
31 フック支持軸
33 フック
34 円形支持孔
35 ロック溝
36 ロック用突部
37 ハーフロック用突部
38 バネ掛け突起
40 ポール支持軸
42 ポール
43 円形支持孔
44 アンロック時係合面
45 係合突部
46 被押圧部
47 被押圧突起
49 ロック支持部材(ロック側ベース部材)
50 ストライカ進入溝
52 53 軸挿通孔
54 55 円弧溝
56 端子挿入用凹部
57 58 防護壁(突片)
60 レバー挿通用孔
61 凹部
62 63 防護壁
64 天井壁
65 66 捻りコイルバネ
70 下部カバー(ロック側ベース部材)(開口閉塞部材)
71 下面被覆部(被覆部)
72 固定片
73 ストライカ挿入溝
74 75 支持孔
76 端子用貫通孔(貫通孔)
77 レバー用貫通孔(貫通孔)
80 アクチュエータユニット
81 前部ケース(ピース)
82 収納凹部
83 モータ収納空間
84 ウォームホイル収納空間
85 仕切壁
86 軸支用凹部
87 回転支持筒
88 バネ支持突条
89 回転支持軸
90 被押圧片用貫通孔
91a 91b 上部孔
91c 91d 防護壁
92 モータ(アクチュエータ)(ロック操作機構)
93 出力軸
94 ウォーム
95 コイルバネ(ロック操作機構)
96 回転中心軸
97 ウォームホイル(カムギヤ)(ロック操作機構)
98 貫通支持孔
99 後側凹部
100 カム部
101 カム面
102 ギヤ歯
103 捻りコイルバネ(ロック操作機構)
104 ロック解除レバー(ロック操作機構)
105 回転支持孔
106 押圧部
107 カムフォロア
108 被押圧片
110 モータ駆動用プラス端子
110a 接続部
111 モータ駆動用マイナス端子
111a 接続部
112 ロック検出用マイナス端子
113 ロック検出用プラス端子
114 弾性変形片
116 後部カバー(ピース)
117a 117b 上部孔
118a 118b 防護壁
119 アクチュエータケース(操作機構収納ケース)
121 止めネジ
123 124 防護壁

Claims (6)

  1. 車両本体と該車両本体に対して開閉可能なドアの一方に設けたストライカが挿脱可能なストライカ進入溝を有する、車両本体とドアの他方に固定するロック側ベース部材と、
    上記ロック側ベース部材の支持面に支持した、上記ストライカと係合して上記ドアの閉状態を保持するロック位置と、ストライカとの係合を解除するアンロック位置との間を回転可能で、アンロック位置側に回転付勢されたフックと、
    上記ロック側ベース部材の上記支持面に支持した、該フックと係合して上記ロック位置に保持する係合位置と、フックと係合しない非係合位置との間を回転可能で、係合位置側に回転付勢されたポールと、
    上記ロック側ベース部材に対して着脱可能に接続した、複数のピースを接合して構成した操作機構収納ケースと、
    該操作機構収納ケース内に設けた、上記ポールを押圧しないロック許容位置と上記ポールを上記非係合位置まで押圧するロック解除位置との間を移動可能なロック解除レバーを有するロック操作機構と、
    を備えるロック装置において、
    上記ロック側ベース部材が、上記操作機構収納ケースと接続したときに上記ピースどうしの接合部を覆い、かつ、上記ロック解除レバーの先端部を貫通させて上記ポールの回転軌跡上に位置させる貫通孔を有する開口閉塞部材を具備することを特徴とする車両用ロック装置。
  2. 請求項1記載の車両用ドアのロック装置において、
    上記ロック側ベース部材と上記操作機構収納ケースの少なくとも一方に、上記貫通孔の周縁部を囲む防護壁を設けた車両用ドアのロック装置。
  3. 請求項2記載の車両用ドアのロック装置において、
    上記防護壁の少なくとも一部を、上記操作機構収納ケースに設けた突片により構成した車両用ドアのロック装置。
  4. 請求項2または3記載の車両用ドアのロック装置において、
    上記ロック側ベース部材が、
    上記支持面を有するロック支持部材と、
    該ロック支持部材を挟んで上記フック及びポールと反対側に位置する上記開口閉塞部材と、
    を備え、
    上記ロック支持部材に、上記防護壁の少なくとも一部を構成する突片を設けた車両用ドアのロック装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1項記載の車両用ドアのロック装置において、
    上記操作機構収納ケースが、ピース同士の接合部が現れる接合面と、該接合面に対して交差する固定面と、を有し、
    上記開口閉塞部材が、上記接合部を覆いかつ上記貫通孔を有する被覆部と、該被覆部の端部から上記固定面に沿って延びる、該固定面に対する固定部となる固定片を突設した車両用ドアのロック装置。
  6. 請求項1から5のいずれか1項記載の車両用ドアのロック装置において、
    上記車両本体に上記ロック側ベース部材を固定し、上記ドアに上記ストライカを固定した車両用ドアのロック装置。
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