JP2013228138A - 床暖房配管接続構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】温水配管と分岐ヘッダーとの接続作業が容易である床暖房配管接続構造を提供する。
【解決手段】床孔3を覆うようにベースプレート12が設置されている。該ベースプレート12の凹所24内に分岐ヘッダー30,40が配置され、主配管1,2と温水配管14が接続されている。温水配管14はスリット27に引き通されている。分岐ヘッダー30は斜め上向きに設置され、ビス35で固定されている。分岐ヘッダー40は押えプレート46と分岐ヘッダー30との間に挟まれている。
【選択図】図12

Description

本発明は、床暖房パネルの温水配管と床下の主配管とを分岐ヘッダーを介して接続した床暖房配管接続構造に係り、特に床上方からの作業にて温水配管及び主配管と分岐ヘッダーとを接続することができる床暖房配管接続構造に関する。
床暖房パネルとして、上面に配管引き回し用の溝を有した基板の該溝に温水配管を引き回したものが広く用いられている。広い面積の床暖房を行うための床暖房パネルには、温水配管は複数本(複数回路)設けられている。
このように複数回路の温水配管を備えた床暖房パネルに対しては、ボイラ等からの温水が往き側主配管から分岐ヘッダーを介して各温水配管に供給される。各温水配管を流れる間に温水は降温し、戻り側温水配管の末端から分岐ヘッダー及び戻り側主配管を介してボイラ等に戻り、再度加熱されて往き側主配管に送り出される。
床下に配設された主配管とこの床暖房パネルの温水配管とを接続した構造として、特許文献1,2には、床上に分岐ヘッダーを配置し、温水配管及び主配管を分岐ヘッダーに接続した構造が記載されている。
特許文献1では、分岐ヘッダーから下方に突設された脚管(パイプ差込部材)が床の孔を通って床下に突出しており、主配管が床下にて該脚管に接続される。
特許文献2では、分岐ヘッダーからフレキ管よりなる主配管接続用の管が延設されており、このフレキ管が床の孔を通って床下に引き回され、床下にて主配管と接続される。
特許文献1,2では、床下にて脚管等と主配管とを接続する作業を行わなければならない。この接続作業を床上からの作業によって行うことができる床暖房配管接続構造が特許文献3に記載されている。この特許文献3では、分岐ヘッダーとして、特許文献3の図8に示される、ヘッダー本体と、該ヘッダー本体の上面から突設された複数個のノズルとを備えたものが採用される。
この特許文献3の分岐ヘッダーでは、各ノズルは、縦管部と、該縦管部の上端から同一の横方向に延出した温水配管接続部とを備えた逆L字形状となっている特殊形状であるため、部品製造コストがやや高い。また、温水配管接続作業を行うに際し、各ノズルを平板状のカバーから上方に突出させて温水配管をノズルに差し込むようにしているが、ノズルのカバー上方への突き出し長さがそれ程大きくないため、作業に際しカバーが作業者の手指と干渉するおそれがある。
特開2005−282931 特開2004−332957 特開2011−231970
本発明は、温水配管と分岐ヘッダーとの接続作業が容易である床暖房配管接続構造を提供することを目的とする。
また、本発明は、その一態様において、分岐ヘッダーが安定して保持される床暖房配管接続構造を提供することを目的とする。
本発明の床暖房配管接続構造は、床暖房パネルの複数本の温水配管と床下の主配管とを分岐ヘッダーを介して接続した床暖房配管接続構造であって、該分岐ヘッダーとして、往き側主配管及び往き側温水配管が接続された往き側分岐ヘッダーと、戻り側主配管及び戻り側温水配管が接続された戻り側分岐ヘッダーとが設置され、床に設けられた床孔を覆うようにベースプレートが設置され、該ベースプレートに前記分岐ヘッダーが係合している床暖房配管接続構造において、前記分岐ヘッダーは、ヘッダー本体と、該ヘッダー本体の下面から突設され、前記主配管が接続された主配管接続部と、該ヘッダー本体の側面に設けられ、前記温水配管が接続された温水配管接続部とを備えており、該ベースプレートに、凹所と、該凹所に連通し、該ベースプレートの一辺にまで延在するスリットと、該凹所の底面を貫通して床下に通じた開口とが設けられており、該凹所内に前記分岐ヘッダーの前記ヘッダー本体及び温水配管接続部が配置され、前記主配管接続部は前記開口を通って該ベースプレート下方に突出しており、前記温水配管が前記スリット内に引き通されており、一方の分岐ヘッダーは、前記開口を横断しており、該一方の分岐ヘッダーの前記温水配管接続部は、前記温水配管の引き通し方向に向って上り勾配となっていることを特徴とするものである。
前記一方の分岐ヘッダーのヘッダー本体の両端部が前記ベースプレートに対しビスなどにより固定されていることが好ましい。
この場合、往き側分岐ヘッダーと戻り側分岐ヘッダーとは、各々の前記ヘッダー本体を平行にして配置されており、一方の分岐ヘッダーが他方の分岐ヘッダーよりも下位に配置されており、該他方の分岐ヘッダーの温水配管接続部が、該一方の分岐ヘッダーのヘッダー本体の上側に配置されていることが好ましい。
また、前記ベースプレートの上面に押えプレートが設置され、前記他方の分岐ヘッダーが該押えプレートと前記一方の分岐ヘッダーとの間に挟まれていることが好ましい。
本発明では、前記凹所の底面のうち前記一方の分岐ヘッダーが重なる部分は、前記温水配管の引き通し方向に向って上り勾配の斜面となっていることが好ましい。
この場合、前記分岐ヘッダーの温水配管接続部は前記ヘッダー本体の側面に対し垂直となっていることが好ましい。
本発明の床暖房配管接続構造にあっては、一方の分岐ヘッダーの温水配管接続部が温水配管の引き通し方向に向って上り勾配となっているので、該一方の分岐ヘッダーに連なる温水配管は、該一方の分岐ヘッダーから斜め上方に引き回されてベースプレートのスリットに引き通される。このため、温水配管に過大な曲げ応力や剪断応力が加えられることがなく、温水配管の耐久性や、温水配管と分岐ヘッダーとの接続部の耐久性が良好である。
本発明は、凹所底面に斜面を形成し、該一方の分岐ヘッダーを該斜面に重ねて設置することにより、一方の分岐ヘッダーの温水配管接続部を温水配管の引き通し方向に向って上り勾配とすることが好ましい。この場合には、該一方の分岐ヘッダーとして、温水配管接続部がヘッダー本体の側面に対し垂直となっている簡易な構成のものを用いることができる。
該一方の分岐ヘッダーのヘッダー本体の両端部をベースプレートに対し例えばビスなどによって固定することにより、分岐ヘッダーのズレ動きが防止され、温水配管に負荷がかかることが防止される。
一方の分岐ヘッダーを他方の分岐ヘッダーよりも下位に配置し、該他方の分岐ヘッダーの温水配管接続部を該一方の分岐ヘッダーのヘッダー本体の上側に配置することにより、分岐ヘッダー同士を近接配置し、ベースプレートを小型化することができる。また、床孔を小さくすることもできる。
他方の分岐ヘッダーの上側に押えプレートを設置し、該押えプレートと一方の分岐ヘッダーとで該他方の分岐ヘッダーを挟むことにより、該他方の分岐ヘッダーのズレ動きが防止され、該他方の分岐ヘッダーに連なる温水配管に負荷がかかることが防止される。
ベースプレートの平面図である。 ベースプレートの側面図である。 ベースプレートの底面図である。 図1のIV−IV線断面図である。 図1のV−V線断面図である。 図1のVI−VI線断面図である。 図1のVII−VII線断面図である。 図1のVIII−VIII線断面図である。 分岐ヘッダーを備えたベースプレートの平面図である。 分岐ヘッダーを備えたベースプレートの平面図である。 分岐ヘッダー及びカバープレートを備えたベースプレートの平面図である。 図11のXII−XII線断面図である。 カバープレートの斜視図である。 分岐ヘッダーの斜視図である。 床孔の斜視図である。 主配管を通したベースプレートの断面図である。 型紙の平面図である。 温調マットの平面図である。
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。
この床暖房配管接続構造を用いた床暖房システムにあっては、図11,18の通り、ボイラ(図示略)からの温水を往き側主配管1(図12,15,16)及び分岐ヘッダー30を介して床暖房パネル10の温水配管14の往き側に供給し、温水配管14の戻り側からの降温した温水を分岐ヘッダー40及び戻り側主配管2(図12,15,16)を介してボイラに戻し、再び加熱して循環させるよう構成している。まず、図18を参照して床暖房パネル10について説明する。
[床暖房パネルの説明]
この床暖房パネル10は、複数枚の略長方形の基板11と、複数本の小根太12とが、各々の長手方向を平行方向として交互に配列され、各基板11の上面に形成された配管配設用の溝内に温水配管14が引き回された構成となっている。基板11の上面には、温水配管14を収容した溝を塞ぐように均熱シート(図示略)が貼り付けられている。この均熱シートは、各基板11及び各小根太12の上面に連続して貼り付けられている。
この実施の形態では、各小根太12の長手方向の途中部に、隣り合う基板11,11同士を連結する連結スペース(符号略)が形成されており、温水配管14はこの連結スペースを通って隣り合う一方の基板11から他方の基板11に連続して引き回されている。この実施の形態では、図18の右下部の基板11(11A)を除く各基板11の上面にそれぞれ4条の溝が延設されている。右下の基板11Aには6条の溝が延設されている。
即ち、この床暖房パネル10は、全体として3本の温水配管14が引き回され、3回路の温水循環配管構成となっている。右下部の基板11Aには3回路の温水配管の往き側と戻り側とが引き回されるので、合計6条(2×3=6)の溝が設けられ、3回路の温水配管14が引き回されている。その他の基板には、それぞれ2回路すなわち4条の溝が設けられている。
図8の右下部の基板11Aのコーナー部に切欠状部15が設けられ、この切欠状部15内にベースプレート20が配置されている。図12,15の通り、建物の部屋の床4に直径50〜150mm程度の床孔3が設けられ、この床孔3付近の床4上にベースプレート20が設置されている。後に詳述する通り、このベースプレート20の凹所24に分岐ヘッダー30,40が配置され、各分岐ヘッダー30,40の温水配管接続ノズル33,43に各温水配管14の末端が接続されている。
[ベースプレートの説明]
図1〜8に示すように、ベースプレート20は略長方形の平盤状であり、長辺方向の一半側と他半側とが薄板部21,22となっており、両者の間が厚盤部23となっている。この厚盤部23の短辺方向幅は、薄板部21,22の短辺方向幅よりも小さい。なお、厚盤部23の上縁からベースプレート20の長側辺に向う方向にフランジ部23aが張り出している。フランジ部23aの上面は薄板部21,22の上面よりも後述の押えプレート46の厚み分だけ低くなっている。
厚盤部23には、上面から凹陥する凹所24が設けられ、この凹所24の底面に略長方形状の開口25が設けられている。開口25に隣接して、分岐ヘッダー30を留め付けるための小孔26,26が設けられている。小孔26,26は開口25とベースプレート20の長側辺との間に配置されている。各小孔26は、ベースプレート20の長手方向に長い長孔状である。
凹所24からベースプレート20の一方の短辺部にかけてスリット27が複数本(この実施の形態では6本)延設されている。スリット27同士の間は細長く延在した仕切壁28となっている。スリット27同士の間隔は、凹所24からベースプレート20の前記一方の短辺部側に近づくほど大きくなっている。
この実施の形態では、凹所24からベースプレート20の他方の短辺部にかけても、同様形状及び配置のスリット60が設けられ、スリット60同士の間が仕切壁61となっている。
ベースプレート20には、該ベースプレート20を床4に留め付けるためのビス挿通孔29が設けられている。ビス挿通孔29は、ベースプレート20の4コーナー部と、長側辺の途中部と、各仕切壁28,61の先端部にそれぞれ設けられている。前記開口25は、凹所24内において薄板部22側に位置している。
図5に明示の通り、凹所24の底面は、開口25からスリット27に近づくほど凹所24が浅くなるように斜面24aとなっている。なお、この実施の形態ではこの斜面24aの最もスリット27から遠い側は、開口25の側方となっているか、それよりも図5の左側、例えば凹所24の薄板部22側又はその近傍に位置してもよい。
[分岐ヘッダーの説明]
図14の通り、分岐ヘッダー30,40は、それぞれ直方体形状のヘッダー本体31,41と、該ヘッダー本体31,41の底面から下方に突出した、主配管接続部としての主配管接続ノズル32,42と、ヘッダー本体31,41の一方の長手方向側面から側方に突出した、温水配管接続部としての温水配管接続ノズル33,43とを備えている。分岐ヘッダー30のヘッダー本体31には、その長手方向両端側に、それぞれ上下方向に貫通するビス挿通孔34が設けられている。
分岐ヘッダー30は、分岐ヘッダー40よりも長さが大きく、図9のように開口25をベースプレート20の短辺方向に横断する長さを有している。なお、分岐ヘッダー30を開口25に横断配置した状態において、ビス挿通孔34,34がベースプレート20の各小孔26,26に重なるようにビス挿通孔34,34間距離と小孔26,26間距離が等しいものとなっている。ビス挿通孔34から小孔26にビス35を打つことにより、分岐ヘッダー30がベースプレート20に固定される。
図9のように分岐ヘッダー30をベースプレート20に固定した状態において、図10のようにさらに分岐ヘッダー40が配置される。この場合、分岐ヘッダー40の温水配管接続ノズル43の少なくとも先端側が分岐ヘッダー30のヘッダー本体31の上側にせり出すように分岐ヘッダー40が配置される。
図10のように分岐ヘッダー30,40を配置した状態において、図11,12のように厚盤部23の上側に押えプレート46が被装可能である。図13はこの押えプレート46の斜視図である。押えプレート46の両端側にはビス挿通孔46aが設けられており、図11の通り、ビス47によって押えプレート46が床4に固定可能とされている。
[温水配管14の長さ調節]
建物の床に設置された床暖房パネル10の3回路の温水配管14の各々の末端を各分岐ヘッダー30,40に接続するに先立って、図17に示す型紙50を用いて温水配管の長さを揃える。
この型紙50は、図1に示すベースプレート20の平面視形状を形取ったものである。この型紙50には、6条のスリット27を通って分岐ヘッダー30の温水配管接続ノズル33に到達するまでの道のり長さに相当する6本の線分51〜56が印刷されている。
型紙50をベースプレート20の設置予定位置に配置し、温水配管14を該型紙50上に位置させ、各線分の先端51a〜56aに合わせて各温水配管14を切断する。
[温水配管14と主配管1,2との接続手順]
型紙50を取り去った後、図15に示すように床4に床孔3を開け、床下の主配管1,2を床上に引き出す。そして、図16の通り、各主配管1,2をベースプレート20の開口25に通す。なお、この場合、ベースプレート20は床孔3に装着しておく必要はない。主配管1,2を開口25から十分に引き出し、主配管1,2を分岐ヘッダー30,40の主配管接続ノズル32,42に装着し、バンド(図示略)によって締め付ける。次いで、各分岐ヘッダー30,40の温水配管接続ノズル33,43に温水配管14を接続し、バンド(図示略)で締め付ける。
次に、ベースプレート20の厚盤部23を床孔3に差し込み、薄板部21,22を床4上に重ねる。この際、主配管1,2は床4の下側に戻される。
次いで、分岐ヘッダー30に連なる温水配管14をスリット27に係合させ、分岐ヘッダー30を凹所24内に配置し、そのヘッダー本体31を凹所24の底面の傾斜面24aに当接させ、分岐ヘッダー30のビス挿通孔34を通してビス35を小孔26にねじ込む(図9参照)。これにより、分岐ヘッダー30がベースプレート20に固定される。なお、分岐ヘッダー30に連なる温水配管14は、図9の上側から偶数番目のスリット27に係合する。次いで、分岐ヘッダー40に連なる温水配管14を図10の通り、図9,10の上側から奇数番目のスリット27に係合させ、分岐ヘッダー40を凹所24内に配置する。この際、図10の通り、分岐ヘッダー40の温水配管接続ノズル43を分岐ヘッダー30のヘッダー本体31の上側に配置する。
次いで、ベースプレート20をビス38(図11)によって床4に固定する。その後、図11,12の通り、押えプレート46をベースプレート20の厚盤部23に被せ、ビス47を床4に打って固定する。分岐ヘッダー40はこの押えプレート46と分岐ヘッダー30とによって上下から挟まれ、固定される。
この床暖房配管接続構造にあっては、分岐ヘッダー30が斜面24aに重なっており、温水配管接続ノズル33が斜め上向きとなるように分岐ヘッダー30がベースプレート20に固定設置されている。この構造にあっては、分岐ヘッダー30に連なる温水配管14は、凹所24からスリット27に入り込む付近で緩く湾曲するだけであり、他の部位では温水配管14には曲げが生じない。従って、温水配管14に過大な応力が負荷されることがなく、耐久性が良い。また、温水配管14と分岐ヘッダー30の温水配管接続ノズル33との接続箇所において温水配管14に生じる応力も小さく、温水配管14と分岐ヘッダー30との接続部の耐久性も良好である。
この実施の形態では、分岐ヘッダー30がビス35によってベースプレート20に固定されているので、分岐ヘッダー30がズレ動くことがなく、温水配管14に負荷がかかることが防止される。
この実施の形態では、分岐ヘッダー40の温水配管接続ノズル43は略水平であり、分岐ヘッダー40に連なる温水配管14に生じる応力も極めて少ない。
この実施の形態では、分岐ヘッダー40の温水配管接続ノズル43が分岐ヘッダー30のヘッダー本体31の上側に配置されているので、分岐ヘッダー30,40を近接させることができ、凹所24が小さくて足り、ベースプレート20がコンパクトとなる。また、床孔3も小径のものとすることができる。
この実施の形態では、分岐ヘッダー40が分岐ヘッダー30と押えプレート46とで挟まれて固定されているので、分岐ヘッダー40のズレ動きが防止され、分岐ヘッダー40に連なる温水配管14に負荷がかかることが防止される。
この実施の形態では、分岐ヘッダー30,40の温水配管接続ノズル33,43は、いずれも直方体形状のヘッダー本体31,41の側面と垂直であり、製作が容易で製造コストが安価である。ただし、温水配管接続ノズル33を斜面24aの勾配角度と同一角度にてヘッダー本体31の側面に対し斜めに立設してもよい。この場合は、凹所24の底面を水平とする。
本発明は、厚さが5mm〜9mm例えば5.5mmと薄形であり、2回路(2本)以上(例えば2〜10回路)の温水配管を備えた大面積の床暖房パネルの温水配管を主配管に接続する場合に好適である。
上記実施の形態はいずれも本発明の一例である。本発明は上記以外の形態とされてもよい。例えば、往き側主配管を分岐ヘッダー40に接続し、戻り側主配管を分岐ヘッダー30に接続してもよい。また、上記実施の形態では、主配管接続部及び温水配管接続部をそれぞれノズルとしているが、この接続部はノズルに限定されるものではなく、ソケット形状の継手を脱着できる構造としてもよい。
1,2 主配管
3 床孔
4 床
10 床暖房パネル
14 温水配管
20 ベースプレート
21,22 薄板部
23 厚盤部
23a フランジ部
24 凹所
24a 斜面
25 開口
26 小孔
27,60 スリット
28,61 仕切壁
30,40 分岐ヘッダー
31,41 ヘッダー本体
32,42 主配管接続ノズル
33,43 温水配管接続ノズル
46 押えプレート
50 型紙

Claims (6)

  1. 床暖房パネルの複数本の温水配管と床下の主配管とを分岐ヘッダーを介して接続した床暖房配管接続構造であって、
    該分岐ヘッダーとして、往き側主配管及び往き側温水配管が接続された往き側分岐ヘッダーと、戻り側主配管及び戻り側温水配管が接続された戻り側分岐ヘッダーとが設置され、
    床に設けられた床孔を覆うようにベースプレートが設置され、該ベースプレートに前記分岐ヘッダーが係合している床暖房配管接続構造において、
    前記分岐ヘッダーは、ヘッダー本体と、該ヘッダー本体の下面から突設され、前記主配管が接続された主配管接続部と、該ヘッダー本体の側面に設けられ、前記温水配管が接続された温水配管接続部とを備えており、
    該ベースプレートに、凹所と、該凹所に連通し、該ベースプレートの一辺にまで延在するスリットと、該凹所の底面を貫通して床下に通じた開口とが設けられており、
    該凹所内に前記分岐ヘッダーの前記ヘッダー本体及び温水配管接続部が配置され、前記主配管接続部は前記開口を通って該ベースプレート下方に突出しており、
    前記温水配管が前記スリット内に引き通されており、
    一方の分岐ヘッダーは、前記開口を横断しており、
    該一方の分岐ヘッダーの前記温水配管接続部は、前記温水配管の引き通し方向に向って上り勾配となっていることを特徴とする床暖房配管接続構造。
  2. 請求項1において、前記一方の分岐ヘッダーのヘッダー本体の両端部が前記ベースプレートに対し固定されていることを特徴とする床暖房配管接続構造。
  3. 請求項2において、往き側分岐ヘッダーと戻り側分岐ヘッダーとは、各々の前記ヘッダー本体を平行にして配置されており、
    一方の分岐ヘッダーが他方の分岐ヘッダーよりも下位に配置されており、
    該他方の分岐ヘッダーの温水配管接続部が、該一方の分岐ヘッダーのヘッダー本体の上側に配置されていることを特徴とする床暖房配管接続構造。
  4. 請求項3において、前記ベースプレートの上面に押えプレートが設置され、前記他方の分岐ヘッダーが該押えプレートと前記一方の分岐ヘッダーとの間に挟まれていることを特徴とする床暖房配管接続構造。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項において、前記凹所の底面のうち前記一方の分岐ヘッダーが重なる部分は、前記温水配管の引き通し方向に向って上り勾配の斜面となっていることを特徴とする床暖房配管接続構造。
  6. 請求項5において、前記分岐ヘッダーの温水配管接続部は、前記ヘッダー本体の側面に対し垂直となっていることを特徴とする床暖房配管接続構造。
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