JP3224224U - 配管ガイド及び配管配置構造 - Google Patents

配管ガイド及び配管配置構造 Download PDF

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毅 久家
毅 久家
飯島 滋子
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三菱ケミカルインフラテック株式会社
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Abstract

【課題】交差2面のうちの一方の面がビスの効かない効きにくい面であっても堅固に固定設置することができる配管ガイドと、この配管ガイドを用いた配管配置構造とを提供する。【解決手段】配管ガイド1は、湾曲した主延在片2及び副延在片3を有する。配管14を側片5、5間及び主延在片2と副延在片3との間に通した後、配管ガイド1を罫書き位置に合わせて配置し、張出片6、6を壁面11に当接させ、副延在片3の下端部を床面12と当接させる。張出片6の孔を通してビス7を壁面11にねじ込み、配管ガイドを壁面11に固定する。【選択図】図1

Description

本考案は、壁・床、壁・天井、壁のコーナー部(隅角部)など、交差2面に渡って配管を引き回す(配管する)場合に好適に用いられる配管ガイドに関する。また、本考案は、この配管ガイドを用いた配管配置構造に関する。
壁等に沿って配管を配設する場合、コーナー部(隅角部)など、配管が屈曲ないし湾曲する部分をエルボ型配管カバーで囲むことが行われている(特許文献1)
特開2011−214590号公報
従来のエルボ型配管カバーをコーナー部に固定する場合、配管カバーをコーナー部で交わる一方の面(例えば床面)と他方の面(例えば壁面)との双方にビス留め固定する必要がある。
ところが、一方の面(例えば床面)にウレタン断熱材などの軟質材層が設けられていると、ビスが効かず、配管カバーを当該面(例えば床面)に固定することができない。
本考案は、交差2面のうちの一方の面がビスの効かない効きにくい面であっても堅固に固定設置することができる配管ガイドと、この配管ガイドを用いた配管配置構造とを提供することを目的とする。
本考案の配管ガイドは、第1の面と第2の面とが交わるコーナー部に配置される配管ガイドであって、第1の面に対面する基端部、第2の面に対面する先端部、及び該基端部と該先端部とを繋ぐように延在した中間部を有する主延在片と、該主延在片の裏側すなわち該第1及び第2の面側に位置し、該主延在片との間に配管用スペースをあけている副延在片と、該主延在片の前記基端部の両側辺から前記第1の面に向けて起立する1対の側辺と、各側辺の起立方向先端側から互いに反対方向に延出した張出片と、該主延在片及び副延在片の一方の長側辺同士を連結するタイ片とを有する。
本考案の配管ガイドの一態様では、前記張出片にビスの挿通部が設けられている。
本考案の配管ガイドの一態様では、前記タイ片は、前記主延在片及び副延在片の一端側同士を連結しており、前記副延在片の1対の長側辺のうち他端側には、前記主延在片側に起立する起立片が設けられている。
本考案の配管ガイドの一態様では、前記副延在片は前記主延在片の前記中間部に対面している。
本考案の配管ガイドの一態様では、前記主延在片の前記中間部及び前記副延在片は、長手方向において湾曲している。
本考案の配管配置構造は、コーナー部で交わる第1の面から第2の面にかけて配管が配置され、該配管が請求項1〜5のいずれかの配管ガイドの前記配管用スペースに挿通されており、前記張出片が前記第1の面に固定されている。
本考案の配管配置構造の一態様では、前記配管ガイドの張出片がビスによって前記第1の面に固定されている。
本考案では、配管ガイドの基端側の張出片を第1の面に当接させ、主延在片の先端側を第2の面に対峙させるように配管ガイドが配置される。配管は、主延在片の裏側に沿って引き回され、主延在片と副延在片との間の配管用スペースに配置される。張出片がビス等によって第1の面に固定される。
この配管ガイドは、基端側の張出片のみが第1の面に固定され、第2の面には全く固定されない。第2の面がウレタン断熱材など軟質材で構成されている場合であっても、配管ガイドが第1の面に堅固に固定される。
また、副延在片の1対の長手辺にそれぞれ主延在片に向って起立する起立片を設けておくことにより、配管の横ズレが防止される。
実施の形態に係る配管ガイド及び配管配置構造を示す斜視図である。 実施の形態に係る配管配置構造の分解斜視図である。 実施の形態に係る配管ガイドの、図1,2とは反対側からの斜視図である。 図2,3のIV−IV線断面図である。
以下、図1〜4を参照して実施の形態に係る配管ガイド1及び配管配置構造について説明する。
この配管ガイド1は、第1の面(この実施の形態では壁面11)と第2の面(この実施の形態では床面)12とが交差(この実施の形態では直交)するコーナー部13に配置される。この配管ガイド1は、壁面11と床面12とに跨がって引き回される配管14をコーナー部13付近においてガイドするためのものである。なお、配管14のうち壁面11に沿う部分は蛇腹状の鞘管15に挿通されている。
配管ガイド1は、上部が壁面11に対面し、下部が床面12に対面する主延在片2と、主延在片2の裏側の副延在片3と、両者を繋ぐタイ片4と、主延在片2の上部の両側辺から壁面11に向って起立する1対の側片5,5と、各側片5,5から互いに反対方面に延出した張出片6,6と、張出片6,6に設けられたビス挿通孔6a,6aと、副延在片3の1対の側辺の上端部からそれぞれ主延在片2に向って起立する1対の起立片3a,3aとを有する。
この実施の形態では、主延在片2の上部(基端部)2aと下部(先端部)2cは略平板状であり、両者の間の中間部2bは四分円弧状の湾曲している。なお、中間部2bは滑らかな円弧状であってもよく、細かい屈曲部を多数連続的に設けることにより巨視的に円弧状としたものであってもよい。
この実施の形態では、主延在片2及び副延在片3の幅(長手方向と直交方向の寸法)は略同一である。タイ片4は副延在片2の下端部と主延在片2とを連結している。タイ片4は、主延在片2及び副延在片3の一方の長側辺にのみ設けられている。主延在片2及び副延在片3の他方の長側辺同士の間にはタイ片は設けられていない。そのため、該他方の長側辺同士の間を通って配管14が主延在片2と副延在片3との間の配管用スペースに出し入れできるようになっている。
なお、主延在片2と副延在片3との間隔は配管14の外径よりも大きく設定されている。この実施の形態では、主延在片2と副延在片3との間隔は、上方ほど大きくなっている。このようにすることで、配管の挿入がしやすくなる。
起立片3aの起立方向先端部と主延在片2との隙間は配管14の外径よりも若干小さくなっており、配管14を主延在片2と副延在片3との間に配置するときには、該隙間を押し広げて配管14を通過させる。
この配管ガイド1を用いて配管14を配設する場合、予め配管ガイド1を配管引き回し予定位置に仮置きして壁面に罫書き線をつけておくのが好ましい。なお、配管ガイド1を仮置きする際には、張出片6,6を壁面11に当接させると共に、副延在片3の下端を床面12に当接させるのが好ましい。
次いで、図2の通り、配管14を側片5,5間及び主延在片2と副延在片3との間に通した後、配管ガイド1を罫書き位置に合わせて配置し、張出片6,6を壁面11に当接させ、副延在片3の下端部を床面12と当接させる。
この状態で、張出片6の孔6aを通してビス7を壁面11にねじ込み、配管ガイド1を壁面11に固定する。
この配管ガイド1及び配管配置構造では、配管ガイド1は壁面11にのみ固定される。そのため、床面12にウレタン断熱材などが設けられてビスの効かない床面の場合であっても、配管ガイド1は壁面11に堅固に固定される。
また、配管14は主延在片2及び副延在片3によって上下ないし前後から拘束されると共に、タイ片4や1対の側辺5及び1対の起立片3a,3aで側方から拘束されるので、配管14の左右ズレも防止される。
特に、この実施の形態では、起立片3a,3aと主延在片2との隙間を配管14の外径よりも若干小さくしているので、主延在片2と副延在片3との間から配管14が左右に離脱することが確実に防止される。
上記実施の形態では、配管ガイド1を壁面11に固定するものとしているが、床面12がビスが効く構造のものであるときには、配管ガイド1を上下反転させ、張出片6を床面12にビス留めしてもよい。
また、この配管ガイド1は、壁・天井のコーナー部や、壁・壁のコーナー部など各種のコーナー部に適用することができる。
1 配管ガイド
2 主延在片
3 副延在片
3a 起立片
4 タイ片
5 側片
6 張出片
11 壁面(第1の面)
12 床面(第2の面)
13 コーナー部

Claims (7)

  1. 第1の面と第2の面とが交わるコーナー部に配置される配管ガイドであって、
    第1の面に対面する基端部、第2の面に対面する先端部、及び該基端部と該先端部とを繋ぐように延在した中間部を有する主延在片と、
    該主延在片の裏側すなわち該第1及び第2の面側に位置し、該主延在片との間に配管用スペースをあけている副延在片と、
    該主延在片の前記基端部の両側辺から前記第1の面に向けて起立する1対の側辺と、
    各側辺の起立方向先端側から互いに反対方向に延出した張出片と、
    該主延在片及び副延在片の一方の長側辺同士を連結するタイ片と
    を有する配管ガイド。
  2. 前記張出片にビスの挿通部が設けられている請求項1の配管ガイド。
  3. 前記タイ片は、前記主延在片及び副延在片の一端側同士を連結しており、
    前記副延在片の1対の長側辺のうち他端側には、前記主延在片側に起立する起立片が設けられている請求項1又は2の配管ガイド。
  4. 前記副延在片は前記主延在片の前記中間部に対面している請求項1〜3のいずれかの配管ガイド。
  5. 前記主延在片の前記中間部及び前記副延在片は、長手方向において湾曲している請求項1〜4のいずれかの配管ガイド。
  6. コーナー部で交わる第1の面から第2の面にかけて配管が配置され、該配管が請求項1〜5のいずれかの配管ガイドの前記配管用スペースに挿通されており、
    前記張出片が前記第1の面に固定されている配管配置構造。
  7. 前記配管ガイドの張出片がビスによって前記第1の面に固定されている請求項6の配置構造。
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