JP5865209B2 - 床下遮音材、二重床構造および二重床構造の構築方法 - Google Patents
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Description
このような二重床構造100では、床下遮音材150によって床下空間30が横に仕切られることで、隣り合う部屋3,4の間で床下空間30を通じて音が伝わらないように構成されている。
これにより、間仕切り壁の直下に床下遮音材を配置し易くなるため、隣り合う部屋の間で床下空間を通じて音が伝わるのを効果的に防ぐことができる。
また、本発明では、床スラブ上の配管を下側弾性部材によって覆うことができるため、間仕切り壁の下方を配管が横切っている場合でも、床下空間の遮音効果を高めることができる。
本実施形態の二重床構造1は、図3に示すように、床スラブ10と、床材20と、床スラブ10と床材20との間に形成された床下空間30に配置された支持脚40および床下遮音材50と、を備えている。
床材20は、パーチクルボード22などの下地材に床仕上げ材21を積層したものである。床材20の上面20aには間仕切り壁2が立設されている。
なお、図4に示すように、床スラブ10の上面10aには、各種の配管23が延設されている。
床下遮音材50は、間仕切り壁2の直下に配置され、間仕切り壁2に沿って床下空間30に延設される部材である。
上板52および下板53は、木板または石膏ボードなどの板状部材であり(図1参照)、両平面が左右方向に向けられている。
中間連結部材54では、上側フランジ部54bおよび下側フランジ部54cに対して上下方向から押圧力が作用したときに、溝形部54aの上下方向の開口幅が狭まるように変形する。
左右の遮音体51に設けられた中間連結部材54は、溝形部54aの開口同士が対向するように配置される。
下側弾性部材60は、図4に示すように、床スラブ10上の配管23と交差する部位においては、配管23の外形に倣って変形する。なお、配管が下側弾性部材60の高さよりも大きい場合には、下側弾性部材60の一部に高さが大きい部位を設け、この部位に形成した開口部に配管を挿通させることができる。
下縁部連結部材55は、図2(b)に示すように、可撓性を有する樹脂製の部材であり、左右の縁部が上下方向に向けて屈曲自在となっている。
左右の下板53の下縁部は、下縁部連結部材55の左右の縁部の上面にそれぞれ取り付けられている。このように、左右の遮音体51の下縁部同士は、下縁部連結部材55によって連結された状態で、下側弾性部材60の上面に取り付けられている。
上縁部連結部材56は、図2(b)に示すように、可撓性を有する樹脂製の部材であり、左右の縁部が上下方向に向けて屈曲自在となっている。
左右の上板52の上縁部は、上縁部連結部材56の左右の縁部の下面にそれぞれ取り付けられている。このように、左右の遮音体51の上縁部同士は、上縁部連結部材56によって連結された状態で、上側弾性部材70の下面に取り付けられている。
床下遮音材50に上方から押圧力が作用すると、遮音体51の高さ方向の中間部において、遮音体51が横方向に屈曲し、遮音体51の高さが小さくなる。
すなわち、床下遮音材50に上方から押圧力が作用すると、上板52および下板53よりも剛性が小さい中間連結部材54の溝形部54aが変形し、溝形部54aの変形に伴って、上板52および下板53が鉛直面に対して傾斜する。
また、左右の上板52が傾斜すると、上縁部連結部材56は下に凸となるように湾曲し、左右の下板53が傾斜すると、下縁部連結部材55は上に凸となるように湾曲する。
このように、床下遮音材50に上方から押圧力が作用すると、左右の遮音体51がパンタグラフ状に変形し、高さ方向の中間部の離隔距離が増大することで、床下遮音材50の高さが小さくなる。
まず、図1に示すように、横方向に屈曲可能な遮音体51と、遮音体51の下縁部に設けられた下側弾性部材60と、遮音体51の上縁部に設けられた上側弾性部材70と、からなる床下遮音材50を用意する。
図4に示すように、床スラブ10上の配管23と交差する部位においては、下側弾性部材60が配管23の外形に倣って変形し、配管23が下側弾性部材60に覆われる。
また、床材20によって床下遮音材50が下方に押し付けられ、床下遮音材50に上方から押圧力が作用すると、遮音体51の高さ方向の中間部において、遮音体51が横方向に屈曲し、遮音体51の高さが小さくなる。このように、床下遮音材50の高さが床下空間30の高さに合わせて調整される。
これにより、間仕切り壁2の直下に床下遮音材50を配置し易くなるため、隣り合う部屋3,4の間で床下空間30を通じて音が伝わるのを効果的に防ぐことができる。したがって、床先行工法による二重床構造1において、床下空間30における遮音効果を高めることができる。
さらに、横方向に並設された左右二つの遮音体51が相反する方向に屈曲し、床下遮音材50がパンタグラフ状の形態となるため、床下遮音材50の安定性を高めることができる。
本実施形態の床下遮音材50では、図1に示すように、二つの遮音体51が並設されているが、下側弾性部材60と上側弾性部材70との間に一つの遮音体を設けてもよい。
2 間仕切り壁
3 一方の部屋
4 他方の部屋
10 床スラブ
20 床材
21 仕上げ材
22 下地材
23 配管
30 床下空間
40 支持脚
50 床下遮音材
51 遮音体
52 上板
53 下板
54 中間連結部材
55 下縁部連結部材
56 上縁部連結部材
60 下側弾性部材
70 上側弾性部材
Claims (5)
- 二重床構造の床下空間に配置される床下遮音材であって、
横方向に屈曲可能な遮音体と、
前記遮音体の下縁部と床スラブの上面との間に介設される下側弾性部材と、
前記遮音体の上縁部と床材の下面との間に介設される上側弾性部材と、を備えていることを特徴とする床下遮音材。 - 前記遮音体は、上板と下板とに分割されており、
前記上板と前記下板とは、横方向に屈曲可能な中間連結部材によって連結されていることを特徴とする請求項1に記載の床下遮音材。 - 前記上側弾性部材と前記下側弾性部材との間には、横方向に並設された二つの前記遮音体が設けられており、
前記両遮音体は相反する方向に屈曲可能であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の床下遮音材。 - 床スラブと、
前記床スラブの上方に配置された床材と、
前記床スラブと前記床材との間に形成された床下空間に配置された床下遮音材と、を備える二重床構造であって、
前記床下遮音材は、
横方向に屈曲可能な遮音体と、
前記遮音体の下縁部と前記床スラブの上面との間に介設された下側弾性部材と、
前記遮音体の上縁部と前記床材の下面との間に介設された上側弾性部材と、を備え、
前記床下遮音材は、前記床材の上面に設けられた間仕切り壁の下方に配置されていることを特徴とする二重床構造。 - 横方向に屈曲可能な遮音体と、前記遮音体の下縁部に設けられた下側弾性部材と、前記遮音体の上縁部に設けられた上側弾性部材と、からなる床下遮音材を用意する段階と、
床スラブの上面に前記下側弾性部材を載置し、前記床スラブの上面に前記床下遮音材を立設する段階と、
前記床スラブの上方に床材を配置し、前記上側弾性部材に前記床材の下面を押し付ける段階と、
前記床材の上面に間仕切り壁を立設する段階と、
を備えていることを特徴とする二重床構造の構築方法。
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