JP2013226577A - 原油油槽鋼のガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ - Google Patents

原油油槽鋼のガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ Download PDF

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Abstract

【課題】 原油を輸送又は貯蔵する原油油槽の原油腐食環境下で、溶接部が優れた耐食性を示す原油油槽鋼のガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤを提供する。
【解決手段】 ワイヤの全質量に対する質量%で、TiO2換算値:4.5〜7.0%、SiO2換算値:0.2〜0.7%、ZrO2換算値:0.1〜0.7%、Al23換算値:0.05〜0.70%、C:0.03〜0.09%、Si:0.35〜0.85%、Mn:1.5〜3.2%、Mo:0.03〜0.40%及びW:0.01〜0.40%の1種又は2種、Cu:0.03〜0.70%、Al:0.1〜0.6%、Mg:0.05〜0.50%、Na2O換算値とK2O換算値の合計:0.05〜0.20%、F換算値:0.02〜0.10%を含有することを特徴とする。
【選択図】 なし

Description

本発明は、原油タンカーの油槽や地上又は地下原油タンクなどの、原油を輸送又は貯蔵する原油油槽を構成する鋼板を溶接する上で好適な原油油槽鋼のガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤに関する。
一般に、原油を輸送する原油タンカーの油槽や原油を貯蔵する地上又は地下原油タンク等、原油を輸送又は貯蔵する鋼製油槽には、強度や溶接性に優れた溶接構造用鋼が用いられている。
上述のような鋼製油槽において、原油中に含まれる水分の他、塩分や腐食性ガス成分等により、その油槽を構成する鋼板が腐食環境に晒される。特に、原油タンカーの油槽内面では、原油中の揮発成分や混入海水、油田塩水中の塩分、防爆のために油槽内に送られるイナートガス(船のエンジンの排気ガス)の他、昼夜の温度変動による結露等によって独特の腐食環境になるので、鋼板の腐食減肉が生じる。このような鋼板の腐食減肉により、所要の船体強度を維持することが困難になった場合には、腐食した部材を切除して新たな部材を溶接接合してこれを補強することが必要となり、多大なコストがかかる。
さらに、上述した腐食減肉に加えて、鋼製油槽内面の鋼表面に、大量の固体の硫黄分(以下、固体Sという。)が生成・析出する。このような固体Sは、腐食したデッキ裏の表面の鉄さびが触媒になり、気相中のSO2とH2Sが反応することによって生成されると考えられている。この際、鋼板の腐食による新しい鉄さびの生成と、固体Sの析出とが交互に生じるため、鉄さびと固体Sとの層状腐食生成物が析出する。層状腐食生成物は、固体Sからなる層は脆いので、固体Sと鉄さびとからなる生成物は容易に剥離、脱落し、油槽底にスラッジ(腐食生成物)として堆積する。
このような背景から、原油油槽用の鋼板として優れた耐食性を有し、かつ、固体Sを含むスラッジの生成が少ない耐食鋼板が求められ、例えば、特許文献1〜特許文献3に示すような原油油槽や原油油槽用鋼の溶接継手の提案がある。一方、原油油槽は一般的に溶接構造であるので、全面的に塗装やライニングを施さない限り、不可避的に溶接部も原油油槽環境に晒される。通常行われる、アーク溶接においては、溶接材料を溶解させて溶接金属を形成させるので、溶接金属の組成や組織は、鋼材とは異なるものとなることが一般的である。腐食環境中においては、化学組成や組織の大きく異なる金属が隣接している場合、相対的に電気化学的に卑な一方の金属が選択的に腐食され、異種金属腐食が生じやすい。このような選択腐食が生じると、局部的に大きな腐食が生じるようになる。
耐食性が特に向上されていない普通鋼を用いて、原油環境にさらされる溶接構造物を作製する場合は、溶接方法や溶接材料によらず、表面積が圧倒的に大きな鋼材の方が電気化学的に卑となるため、溶接継手が選択的に腐食される問題はそれほど大きくはない。しかしながら、耐食性に優れた鋼材を用いて溶接構造物を形成しようとすると、溶接方法や溶接材料によっては溶接金属の方が卑となり、溶接金属が選択的に腐食され、溶接継手全体として耐食性が損なわれる可能性が生じる。従って、原油環境にさらされる溶接構造物の耐食性を良好とするためには、鋼材のみならず、溶接部の特性にも配慮する必要がある。
上記問題に対して、原油油槽用鋼材を多層盛溶接するサブマージアーク溶接材料が提案されている(例えば特許文献4参照。)。しかし、特に原油タンカー等の溶接においては、ロンジといわれる補強材の水平すみ肉溶接、立向上進すみ肉溶接、立向下進すみ肉溶接、上向すみ肉溶接が行われ、各溶接姿勢におけるビード外観及び立向や上向姿勢における耐メタル垂れ性を含むビード形状、スラグ剥離性に優れたガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤの要望が強い。
一方、耐食性に優れたガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤが、例えば、特許文献5〜特許文献7に提案されている。しかし、特許文献5及び特許文献6に提案されているガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤは、海浜地区、あるいは融雪剤を撒布する地域等、飛来海塩粒子が高濃度で使用される耐候性鋼を溶接するためのCu−Ni系のガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤであり、原油を輸送又は貯蔵する鋼製油槽等、原油環境にさらされる溶接構造物の耐食性を良好とすることはできない。また、特許文献7に提案されているガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤは、原油又はタンク洗浄海水の積み下ろしに使用される固定管を溶接するCu−Cr−Ni系のガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤであり、上記内容を満たすものではない。さらに、特許文献5及び特許文献6に記載のガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤは、水平すみ肉、立向上進すみ肉、立向下進すみ肉及び上向すみ肉溶接に適用した場合、ビード形状、スラグ剥離性等の溶接作業性が不良であるという問題もある。
特開2010−43342号公報 特開2005−23421号公報 特開2005−21981号公報 特開2004−337930号公報 特開2000−102893号公報 特開2000−288781号公報 特開2004−230456号公報
そこで本発明は、上述した問題点に鑑みて案出されたものであり、溶接構造により形成される原油タンカーの油槽や地上又は地下原油タンクなどの、原油を輸送又は貯蔵する原油油槽の原油腐食環境下で、溶接部が原油油槽とほぼ同等の優れた耐食性を示すとともに全姿勢溶接における溶接作業性に優れた原油油槽鋼のガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤを提供することを目的とする。
本発明の要旨は、
(1)鋼製外皮にフラックスを充填してなる原油油槽鋼のガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤにおいて、ワイヤの全質量に対する質量%で、Ti酸化物のTiO2換算値:4.5〜7.0%、Si酸化物のSiO2換算値:0.2〜0.7%、Zr酸化物のZrO2換算値:0.1〜0.7%、Al酸化物のAl23換算値:0.05〜0.70%、C:0.03〜0.09%、Si:0.35〜0.85%、Mn:1.5〜3.2%、Mo:0.03〜0.40%及びW:0.01〜0.40%の1種又は2種、Cu:0.03〜0.70%、Al:0.1〜0.6%、Mg:0.05〜0.50%、Na化合物及びK化合物のNa2O換算値とK2O換算値の合計:0.05〜0.20%、弗素化合物のF換算値:0.02〜0.10%を含有し、残部は鋼製外皮のFe分、合金鉄中のFe分、鉄粉及び不可避不純物であることを特徴とする原油油槽鋼のガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ。
(2)ワイヤ全質量に対する質量%で、Ti:0.03〜0.70、B:0.002〜0.010%の1種又は2種を更に含有することを特徴とする(1)記載の原油油槽鋼のガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ。
(3)ワイヤ全質量に対する質量%で、Ni:0.05〜2.5%を更に含有することを特徴とする(1)又は(2)に記載の原油油槽鋼のガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ。
(4)ワイヤ全質量に対する質量%で、Sn:0.01〜0.30%、Sb:0.01〜0.30%の1種又は2種を更に含有することを特徴とする(1)乃至(3)の何れかに記載の原油油槽鋼のガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤにある。
上述した構成からなる本発明の原油油槽用鋼のガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤによれば、溶接構造によって形成される原油タンカーの油槽や地上又は地下原油タンク等、原油を輸送又は貯蔵する鋼製油槽の原油腐食環境下及び該環境と腐食環境が類似の環境で使用される場合においても、優れた耐食性及び機械的性能を備えた溶接部が得られ、さらに、各姿勢溶接(水平すみ肉、立向上進すみ肉、立向下進すみ肉、上向すみ肉)においてもスパッタ発生量が少なく、ビード形状、スラグ剥離性などの良好な溶接作業性が得られる。従って、溶接の高能率化及び溶接部の品質向上を図ることができる。
本発明者らは、前記課題を解決するために種々のフラックス入りワイヤを試作して、詳細を検討した。
半自動で水平すみ肉溶接を行う場合、自動溶接のように一定の溶接速度で進行せず、目標脚長によってはウィービングを行うことが多い。そのため、アーク点や溶融プールを揺動させながら溶接が進行する。このため、立板側ビード上脚部にアンダーカットが発生しやすくなるので、ある程度のスラグ生成量が必要になるが、多すぎると下脚側止端部が膨らんで下板とのなじみ性が劣化してビード形状が不良となる。
一方、半自動で立向上進、立向下進及び上向姿勢ですみ肉溶接を行う場合は、メタル垂れが発生しないようにスラグ生成量を多くすると共に適度に粘性のある溶融スラグにする必要がある。なお、各姿勢溶接において良好なアーク安定性及びスラグ剥離性、さらにスパッタ発生量の少ないことは必須条件である。
まず、原油腐食環境での耐食性について、化学成分の影響を調査した。この結果、フラックス入りワイヤの組成成分として、Crを実質的に無添加とし、特定量のMo、WとCuとを複合添加することにより、当該環境での耐食性を向上させることが可能であることを得た。
さらに、ビード形状及び耐メタル垂れ性は、Ti酸化物、Si酸化物、Zr酸化物、Al酸化物、Al、K化合物とNa化合物量及びF量の調整で、スラグ剥離性は、Si酸化物、Zr酸化物、Al、K化合物とNa化合物量及びF量の調整で、スパッタ発生量の低減は、Ti酸化物、Si酸化物及びMg量の調整で、機械的性能はC、Si及びMn量の調整で、それぞれ良好となることを知見した。
以下に、本発明に係る、原油油槽鋼のガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤの成分組成及び含有量の限定理由について説明する。なお、各成分組成の含有量は、ワイヤ全質量に対する質量%で示す。
[Ti酸化物のTiO2換算値:4.5〜7.0%]
TiO2は、Ti酸化物のルチール、酸化チタン、チタン酸ソーダ、チタン酸カリ、チタンスラグ、イルメナイト等から添加される。これらは溶融スラグの粘性を高め、ビード全体を均一にスラグ被包させる作用を有する。また、アークの持続を安定させスパッタ発生量を低減させる効果がある。Ti酸化物のTiO2換算値が4.5%未満であると、立向上進及び上向すみ肉溶接では溶融スラグの粘性が足りず、メタル垂れが発生しやすく平滑なビード形状が得られずスラグ剥離も不良になる。また、アークを安定させる効果がなくなりスパッタ発生量も増加する。一方、Ti酸化物のTiO2換算値が7.0%を超えると、アークは安定してスパッタ発生量は減少するが、スラグが厚くなりスラグの粘性が高まり、水平すみ肉溶接でビードの下板側止端部が膨らみビード形状が不良となる。従って、Ti酸化物のTiO2換算値は4.5〜7.0%とする。
[Si酸化物のSiO2換算値:0.2〜0.7%]
SiO2は、珪砂、ジルコンサンド、カリ長石、珪酸ソーダ、珪酸カリ等から添加され、溶融スラグの粘性を高め、スラグ剥離性を改善する作用を有する。Si酸化物のSiO2換算値が0.2%未満では、溶融スラグの粘性が不足して、水平すみ肉溶接でビード上脚部のスラグ被包性が不十分となりスラグ剥離性が不良となり、ビード形状も不良になる。一方、Si酸化物のSiO2換算値が0.7%を超えると、立向下進及び上向すみ肉溶接で溶融スラグの凝固が遅れメタル垂れが発生してビード形状及びスラグ剥離性が不良となる。また、スパッタ発生量が多くなる。従って、Si酸化物のSiO2換算値は0.2〜0.7%とする。
[Zr酸化物のZrO2換算値:0.1〜0.7%]
ZrO2は、ジルコンサンド及び酸化ジルコニウム等から添加され、溶融スラグの凝固温度を高くして立向上進、立向下進及び上向すみ肉溶接でメタルを垂れにくくし、水平すみ肉溶接ではスラグ被包性を高めてビード形状を平滑にする作用を有する。Zr酸化物のZrO2換算値が0.1%未満では、水平すみ肉溶接でビード形状が平滑にならず、立向上進、立向下進及び上向すみ肉溶接ではメタルの垂れが発生しやすくなり、凸状のビード形状となるとともにスラグ剥離性が不良になる。一方、Zr酸化物のZrO2換算値が0.7%を超えると、水平すみ肉溶接のビード形状が凸状になり、立向上進、立向下進及び上向すみ肉溶接ではメタルの垂れが発生しやすくビード形状が不良となる。また、各姿勢溶接でスラグが緻密で固くなり剥離性が劣化する。従って、Zr酸化物のZrO2換算値は0.1〜0.7%とする。
[Al酸化物のAl23換算値:0.05〜0.70%]
Al23は、アルミナ、カリ長石及び曹長石等から添加され、溶融スラグ成分としてスラグ被包性を良好にして上脚側のアンダーカットを防止する。Al酸化物のAl23換算値が0.05%未満では、水平すみ肉溶接において上脚側にアンダーカットが生じやすくなる。一方、Al酸化物のAl23換算値が0.70%を超えると水平すみ肉溶接において下脚側のビード止端部が膨らんだビード形状となる。従って、Al酸化物のAl23換算値は0.05〜0.70%とする。
[C:0.03〜0.09%]
Cは、鋼製外皮とFe−Si、Fe−Mn及びFe−Si−Mn等の鉄合金が微量含有するCから添加され、溶接構造物に要求される溶接金属の強度及び靭性を得るために添加する。Cが0.03未満では、溶接金属の靭性が低下する。一方、Cが0.09%を超えると、溶接金属の強度が高くなり靭性が低下する。従って、Cの含有量は0.03〜0.09%とする。
[Si:0.35〜0.85%]
Siは、鋼製外皮、金属Si、Fe-Si及びFe-Si-Mn等から添加され、脱酸剤として作用して溶接金属の強度及び靭性を確保するために添加する。Siが0.35%未満では、脱酸不足となり溶接金属の強度及び靭性が低下する。一方、Siが0.85%を超えると、溶接金属の強度が高くなり靭性が低下する。従って、Siの含有量は0.35〜0.85%とする。
[Mn:1.5〜3.2%]
Mnは、鋼製外皮、金属Mn、Fe−Mn及びFe−Si−Mn等から添加され、脱酸剤として作用するとともに溶接金属の強度及び靭性を確保するために添加する。Mnが1.5%未満では、脱酸不足となり溶接金属の強度及び靭性も低下する。一方、Mnが3.2%を超えると、溶接金属の強度が高くなり靭性が低下する。従って、Mnの含有量は1.5〜3.2%とする。
[Mo:0.03〜0.4%及びW:0.01〜0.40%の1種又は2種]
Moは、鋼製外皮、金属Mo、Fe−Mo等から、Wは、金属WやWC等から添加され、溶接金属の耐食性向上及び固体Sの析出を抑制させる作用を有し、0.03%以上のCuとともに含有させる。Moが0.03%未満及びWが0.01%未満の1種又は2種では、耐食性の向上及び固体S析出の抑制の効果がない。一方、Moが0.4%超及びWが0.40%超の1種又は2種では、耐食性向上及び固体S析出の抑制効果は飽和する、また、溶接金属の靭性が低下する。従って、Mo:0.03〜0.4%及びW:0.01〜0.40%の1種又は2種とする。
[Cu:0.03〜0.70%]
Cuは、金属Cu及びワイヤ表面のCuめっき等から添加され、耐食性の向上及び固体Sの析出を抑制させる作用を有し、0.03%以上のMo及び0.01%以上のWの1種又は2種とともに含有させる。Cuが0.03%未満では、耐食性の向上及び固体S析出の抑制の効果がない。一方、Cuが0.70%を超えると、耐食性向上及び固体S析出の抑制効果は飽和する。また、溶接金属の靭性が低下する。従って、Cuの含有量は0.03〜0.70%とする。
[Al:0.1〜0.6%]
Alは、鋼製外皮、金属Al、Fe−Al及びAl−Mg合金等から添加され、脱酸剤として作用するとともに溶融中にAl酸化物となってスラグの粘性を高めて、立向上進、立向下進及び上向すみ肉溶接で耐メタル垂れ性を向上させ、水平すみ肉溶接では溶融プールの後退を抑制し十分なスラグ被包性を保持する作用を有する。Alが0.1%未満では、立向上進及び上向すみ肉溶接でメタル垂れが発生して良好なビード形状が得られず、スラグ剥離性も不良となる。また、水平すみ肉溶接ではビードの凸状化とともに上脚部にアンダーカットやスラグ焼き付きが発生する。一方、Alが0.6%を超えると、水平すみ肉溶接でビードの滑らかさがなくなり止端部が膨らんだ形状となる。また、溶融スラグの凝固むらが生じてスラグ剥離性が不良となる。立向下進すみ肉溶接ではメタル垂れが発生して良好なビード形状が得られずスラグ剥離性も不良となる。従って、Alの含有量は0.1〜0.6%とする。
[Mg:0.05〜0.50%]
Mgは、金属Mg、Al−Mg合金等から添加され、強脱酸剤として作用して溶接金属の靭性値を向上させる効果を有する。Mgが0.05%未満であると、脱酸剤としての効果が得られず、靭性が向上しない。一方、Mgが0.50%を超えると、脱酸生成物であるMgOが溶融スラグに過剰に増加して、立向上進すみ肉溶接でメタル垂れが発生してビード形状が不良となる。また、アークが荒くなりスパッタ発生量が多くなる。従って、Mgの含有量は0.05〜0.50%とする。
[Na化合物及びK化合物のNa2O換算値とK2O換算値の合計:0.05〜0.20%]
Na化合物及びK化合物は、カリ長石又は珪酸ソーダや珪酸カリからなる水ガラスの固質成分、弗化ソーダや珪弗化カリなどの弗素化合物から添加され、アーク安定剤としての作用だけではなく、スラグ形成剤として溶融スラグの凝固過程の急激な粘性増加を抑えて平滑なビード形状にする作用がある。Na化合物及びK化合物のNa2O換算値とK2O換算値の合計が0.05%未満では、大粒のスパッタが多発し、ビードはごつごつした表面となりビード形状及びビード外観が不良になる。一方、Na化合物及びK化合物のNa2O換算値とK2O換算値の合計が0.20%を超えると、水平すみ肉溶接でビード上脚部にアンダーカットが発生しやすく、スパッタの発生量も増加する。また、立向下進及び上向すみ肉溶接ではメタル垂れが発生しやすくなりビード形状及びスラグ剥離性が不良となる。従って、Na化合物及びK化合物のNa2O換算値とK2O換算値の合計は0.05〜0.20%とする。
[弗素化合物のF換算値:0.02〜0.10%]
Fは、弗化ソーダや珪弗化カリ等から添加され、アークの指向性を高めて安定した溶融プールにするとともにスラグの粘性を調整してビード形状を平滑にする作用を有する。弗素化合物のF換算値が0.02%未満では、アークが不安定になり、水平すみ肉溶接で下板側下脚部のなじみ性が不良となる。また、立向下進及び上向すみ肉溶接ではメタル垂れが発生してビード形状及びスラグ剥離性が不良となる。一方、弗素化合物のF換算値が0.10%を超えると、スラグの粘性が低下して水平すみ肉溶接でビード上脚部に除去しにくい薄いスラグが残りスラグ剥離性が不良となり、ビード形状は凸状になる。また、立向上進、立向下進及び上向すみ肉溶接ではメタル垂れが発生してビード形状及びスラグ剥離性が不良となる。従って、弗素化合物のF換算値は0.02〜0.10%とする。
[Ti:0.03〜0.70%、B:0.002〜0.010%の1種又は2種]
Tiは金属TiやFe−Tiから、BはFe−BやFe−Mn−B等から添加され、溶接金属の靭性を確保するために添加する。Tiが0.03%未満及びBが0.002%未満の1種又は2種では、靭性値の向上効果は得られない。一方、Tiが0.70%を超えると靭性が低下し、スラグがビード表面に焼き付き、スパッタ発生量も多くなる。また、Bが0.010%を超えると、高温割れが生じやすくなる。従って、Tiは0.03〜0.70%、Bは0.002〜0.010%の1種又は2種とする。
[Ni:0.05〜2.5%]
Niは、金属NiやFe−Ni等から添加され、前記Mo及びWの1種又は2種とCuとの共存において溶接金属の耐食性の向上及び固体Sの析出を抑制させる作用を有する。Niが0.05%未満であると、前記効果は得られない。一方、Niが2.5%を超えると、高温割れが生じやすくなる。従って、Niの含有量は0.05〜2.5%とする。
[Sn:0.01〜0.30%、Sb:0.01〜0.30%の1種又は2種]
Snは金属Snから、Sbは金属Sb、Fe−Sb、アンチモン化マンガン及びFe−Si−Sb等から添加され、前記Mo及びWの1種又は2種とCuとの共存において溶接金属の耐食性の向上及び固体Sの析出を抑制させる作用を有する。Snが0.01未満及びSbが0.01%未満の1種又は2種では、前記効果は得られない。Snが0.30超及びSbが0.30%超の1種又は2種では、高温割れが生じやすくなる。従って、Snは0.01〜0.30%及びSbは0.01〜0.30%の1種又は2種とする。なお、好ましくは上限をSn:0.10%以下、Sb:0.10%以下とする。
以上、本発明を適用した原油油槽鋼のガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤの構成要件の限定理由を述べたが、さらにスラグ剥離性を良好にするために金属BiとBi酸化物のBi換算値の合計で0.03%以下添加することができる。その他のワイヤ成分は、鋼製外皮のFe分、合金鉄中のFe分、鉄粉及び不可避不純物である。
また、本発明を適用した原油油槽鋼のガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤは、フラックス充填後の伸線加工性が良好な軟鋼及び低合金鋼の外皮内に、前記限定した成分のフラックスをワイヤ全質量に対して10〜16%程度充填後、孔ダイス伸線やローラダイスにより所定のワイヤ径(0.9〜1.6mm)に縮径して製造する。なお、鋼製外皮に貫通した隙間がないシームレス又は隙間があるシームタイプのいずれのワイヤも適用できる。
以下、実施例により本発明の効果をさらに詳細に説明する。
JIS G 3141で規定されるSPCCを鋼製外皮として使用してフラックスを充填後、縮径して(外皮の軟化及び脱水素のため中間焼鈍を1回実施)、表1に示すフラックス充填率13.5%、ワイヤ径1.2mmの鋼製外皮に貫通した隙間がないシームレスタイプのフラックス入りワイヤを各種試作した。
まず、溶接作業性の調査は、表1に示す試作ワイヤを用いて、板厚12mmのSM490B鋼でT字すみ肉試験体を作製し、表2に示す溶接条件で、半自動溶接にて水平、立向上進、立向下進及び上向の各姿勢によるすみ肉溶接試験を行い、各姿勢溶接におけるビード形状、スパッタ発生状況及びスラグ剥離性を調べた。
Figure 2013226577
Figure 2013226577
また、溶接金属の原油環境における耐食性、強度及び靭性の評価は、JIS Z 3111に準じて溶着金属試験を行い、X線透過試験の後、腐食試験、引張試験及び衝撃試験を実施した。母材の成分はC:0.10%、Si:0.20%、Mn:1.10%、P:0.010%、S:0.004%、Cu:0.20%、Mo:0.15%、その他を含有した鋼板を用いた。溶接条件は、表2に示す条件でパス間温度は150±10℃とした。溶着金属試験の強度は、引張強さが530〜625MPa、衝撃試験は、0℃での吸収エネルギーが55J以上のものを良好とした。
耐食性の評価は、原油油槽環境を模擬した環境での腐食試験を行った。溶着金属試験の鋼材表面1mmの位置から溶接線方向に、長さ80mm、幅30mm、厚さ4mmの試験片を、表面が全て溶接部になるように採取した。次いで、試験片全面を機械研削し、600番の湿式研磨処理の後、80mm×30mmの表面の一面のみを残して端面、裏面を塗料で被覆した。そして、この試験片を、pHが0.2で、20mass%NaClを溶解した1体積%HCl水溶液からなる腐食液中に浸漬した。この際の浸漬条件としては、液温30℃、浸漬時間720時間で実施し、最大腐食深さを測定し、腐食速度に換算(mm/年)して評価し、試験片の最大腐食速度が0.25mm/年以下となるものを良好とした。なお、上述した腐食液の組成は、実際の鋼構造物で局部腐食が発生する際の環境の条件を模擬したものであり、この腐食試験での腐食速度の低減に応じて、実環境で局部腐食の進展速度が低減される。
それらの試験結果を表3にまとめて示す。
Figure 2013226577
表1及び表3中ワイヤNo.1〜11は本発明例、ワイヤNo.12〜26は比較例である。本発明例であるワイヤNo.1〜11は、TiO2換算値、SiO2換算値、ZrO2換算値、Al23換算値、C、Si、Mn、Mo及びWの1種又は2種、Cu、Al、Mg、Na2O換算値とK2O換算値の合計及びF換算値が本発明において規定した成分含有率の範囲内であるので、水平すみ肉、立向上進すみ肉、立向下進すみ肉及び上向すみ肉の各姿勢においてビード形状及びスラグ剥離性が良好でスパッタ発生量が少なく、溶着金属試験の溶接部に溶接欠陥が無く、溶接金属の引張強さ及び吸収エネルギーも良好な結果であった。また本発明例であるワイヤNo.1〜11は、最大腐食速度も小なく極めて満足な結果であった。なお、Ti及びBの1種又は2種を適量含むワイヤNo.1、2、3、5、6、8及びワイヤNo.9は、溶接金属の吸収エネルギーが70J以上得られた。さらに、Ni、Sn及びSbの1種又は2種を適量含むワイヤNo.3、5、6、7、9及びワイヤNo.11は、最大腐食速度が0.2mm/年未満であり、非常に小さい結果であった。
比較例中ワイヤNo.12は、TiO2換算値が少ないので、立向上進及び上向すみ肉溶接でメタル垂れが発生して平滑なビード形状が得られずスラグ剥離性が不良で、スパッタ発生量も多かった。なお、Tiの添加量が少ないので、溶接金属の吸収エネルギーは70J以上は得られなかった。
ワイヤNo.13は、TiO2換算値が多いので、水平すみ肉溶接でビードの止端部が膨らんだ形状になった。また、Mnが少ないので、溶接金属の引張強さが低く吸収エネルギーが低値であった。なお、Niを適量含んでいるので、溶接金属の最大腐食速度は非常に小さかった。
ワイヤNo.14は、SiO2換算値が少ないので、水平すみ肉溶接でビード上脚部のスラグ被包性が悪くスラグ剥離性及びビード形状が不良であった。また、Mgが多いので、アークが荒くなりスパッタ発生量が多く、立向上進すみ肉溶接でメタル垂れが発生してビード形状が不良であった。なお、TiとBを適量含んでいるので、溶接金属の吸収エネルギーは70J以上得られた。
ワイヤNo.15は、SiO2換算値が多いので、立向下進及び上向すみ肉溶接でメタル垂れが発生してビード形状及びスラグ剥離性が不良で、スパッタ発生量も多かった。また、Al23換算値が多いので、水平すみ肉溶接において下脚側のビード止端部が膨らんだビード形状となった。なお、TiとBを適量含んでいるので、溶接金属の吸収エネルギーは70J以上得られた。
ワイヤNo.16は、ZrO2換算値が少ないので、水平すみ肉溶接でビード形状が平滑にならず不良で、立向上進、立向下進及び上向すみ肉溶接ではメタル垂れが発生してビード形状が不良となり、各姿勢溶接でスラグ剥離性が不良であった。なお、Bの添加量が少ないので、溶接金属の吸収エネルギーは70J以上得られなかった。
ワイヤNo.17は、ZrO2換算値が多いので、水平すみ肉溶接で凸状のビード形状になり、立向上進、立向下進及び上向すみ肉溶接ではメタル垂れが発生してビード形状が不良で、各姿勢溶接でスラグ剥離性が不良であった。また、Mgが少ないので、溶接金属の吸収エネルギーが低値であった。なお、なお、Niを適量含んでいるので、溶接金属の最大腐食速度は非常に小さかった。
ワイヤNo.18は、Al23換算値が少ないので、水平すみ肉溶接において上脚側にアンダーカットが生じビード形状が不良であった。また、Mnが多いので、溶接金属の引張強さが高くなり吸収エネルギーが低値であった。さらに、Niが多いので、溶着金属試験でクレータ割れが生じた。
ワイヤNo.19は、Cが少ないので、溶接金属の吸収エネルギーが低値であった。また、Alが多いので、水平すみ肉溶接でビードの滑らかさがなくなり止端部が膨らんだ形状となり、立向下進すみ肉溶接ではメタル垂れが発生してビード形状及びスラグ剥離性が不良であった。なお、Snを適量含んでいるので、溶接金属の最大腐食速度は非常に小さかった。
ワイヤNo.20は、Cが多いので、溶接金属の引張強さが高くなり吸収エネルギーが低値であった。また、Cuが少ないので、溶接金属の最大腐食速度が大きかった。
ワイヤNo.21は、Siが少ないので、溶接金属の引張強さ及び吸収エネルギーが低値であった。また、Na2O換算値とK2O換算値の合計が多いので、水平すみ肉溶接でビード上脚部にアンダーカットが発生してビード形状が不良でスパッタの発生量も多く、立向下進及び上向すみ肉溶接ではメタル垂れが発生してビード形状及びスラグ剥離性が不良であった。なお、Sn及びSbを適量含んでいるので、溶接金属の最大腐食速度は非常に小さかった。
ワイヤNo.22は、Siが多いので、溶接金属の引張強さが高く吸収エネルギーが低値であった。また、F換算値が多いので、水平すみ肉溶接でビード上脚部に除去しにくい薄いスラグが残りビードは凸状になり、立向上進、立向下進及び上向すみ肉溶接ではメタル垂れが発生してビード形状及びスラグ剥離性が不良であった。なお、Niを適量含んでいるので、溶接金属の最大腐食速度は非常に小さかった。
ワイヤNo.23は、Wが少ないので、溶接金属の最大腐食速度が大きかった。また、Tiが多いので、スパッタ発生量が多く、ビード表面にスラグが焼き付き、溶接金属の吸収エネルギーが低値であった。
ワイヤNo.24は、Moが多いので、溶接金属の吸収エネルギーが低値であった。また、F換算値が少ないので、水平すみ肉溶接において下板側下脚部のなじみ性が不良となり、立向下進及び上向すみ肉溶接ではメタル垂れが発生してビード形状及びスラグ剥離性が不良であった。なお、Sbを適量含んでいるので、溶接金属の最大腐食速度は非常に小さかった。
ワイヤNo.25は、Cuが多いので、溶接金属の吸収エネルギーが低値であった。また、Na2O換算値とK2O換算値の合計が少ないので、各姿勢溶接においてアークが不安定になりスパッタ発生量が多く、ビード形状が不良であった。
ワイヤNo.26は、Alが少ないので、立向上進及び上向すみ肉溶接でメタル垂れが発生してビード形状及びスラグ剥離性が不良で、水平すみ肉溶接ではビードが凸状になり上脚部にアンダーカットが発生してビード形状が不良でスラグ焼き付きも生じた。また、Bが多いので、溶着金属試験でクレータ割れが生じた。

Claims (4)

  1. 鋼製外皮にフラックスを充填してなる原油油槽鋼のガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤにおいて、ワイヤの全質量に対する質量%で、
    Ti酸化物のTiO2換算値:4.5〜7.0%、
    Si酸化物のSiO2換算値:0.2〜0.7%、
    Zr酸化物のZrO2換算値:0.1〜0.7%、
    Al酸化物のAl23換算値:0.05〜0.70%、
    C:0.03〜0.09%、
    Si:0.35〜0.85%、
    Mn:1.5〜3.2%、
    Mo:0.03〜0.40%及びW:0.01〜0.40%の1種又は2種、
    Cu:0.03〜0.70%、
    Al:0.1〜0.6%、
    Mg:0.05〜0.50%、
    Na化合物及びK化合物のNa2O換算値とK2O換算値の合計:0.05〜0.20%、
    弗素化合物のF換算値:0.02〜0.10%を含有し、残部は鋼製外皮のFe分、合金鉄中のFe分、鉄粉及び不可避不純物であることを特徴とする原油油槽鋼のガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ。
  2. ワイヤ全質量に対する質量%で、Ti:0.03〜0.70%、B:0.002〜0.010%の1種又は2種を更に含有することを特徴とする請求項1に記載の原油油槽鋼のガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ。
  3. ワイヤ全質量に対する質量%で、Ni:0.05〜2.5%を更に含有することを特徴とする請求項1又は2に記載の原油油槽鋼のガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ。
  4. ワイヤ全質量に対する質量%で、Sn:0.01〜0.30%、Sb:0.01〜0.30%の1種又は2種を更に含有することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の原油油槽鋼のガスシールドアーク溶接用フラックス入りワイヤ。
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