JP2013224713A - リニアアクチュエータ、真空制御装置およびコンピュータプログラム - Google Patents

リニアアクチュエータ、真空制御装置およびコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】プラズマが生ずる真空チャンバーで使用可能なリニアアクチュエータを提供する。
【解決手段】リニアアクチュエータAは、真空チャンバー40に設けた開口部を介して該真空チャンバー40の内部に臨み、直線方向に往復移動するピストンシリンダ31と、ピストンシリンダ31を往復移動させる駆動部70とを備える。ピストンシリンダ31の外表面は、円筒型部材32で被覆される。また、リニアアクチュエータAは、開口部に設けられ、円筒型部材32を摺動させつつ真空チャンバー40の内部と該真空チャンバー40の外部との間を封止する摺動部60を備える。円筒型部材32は、少なくともピストンシリンダ31における第2の摺動範囲Lcを含む摺動範囲を被覆するよう構成される。また円筒型部材32の外表面は、ピストンシリンダ31の外表面よりも単位面積当たりの気体の吸着量が少なく構成されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、プラズマが発生する真空チャンバーに用いられるリニアアクチュエータ、真空制御装置およびそのコンピュータプログラムに関する。
半導体デバイスの製造には、例えばプラズマエッチングのようなプラズマを使用するプロセスがある。このプラズマエッチングのプロセスにおいては、例えば真空制御バルブによりエッチングガスを流しつつ真空チャンバー内の真空圧力が制御される。真空圧力の制御は、真空制御バルブのコンダクタンスを操作することで行なわれる。プラズマエッチングに広く使用されている振り子型の真空制御バルブでは、振り子型の弁体を操作して弁開度を調整することで、コンダクタンスを操作するようになっている(特許文献1)。ところが、振り子型の弁体を調整する方法では、少流量領域(低コンダクタンス領域)での制御性が低いため、エッチングガスの小流量化に対応できないという問題を有している。
一方、エッチングガスの小流量化に対応したポペット方式の真空制御バルブが真空圧力の制御に従来から用いられている。ポペット方式の真空制御バルブは、リニアクチュエータのピストン(移動部)に弁体が設けられて構成され、該弁体と弁座との距離(リフト量)を制御することで、コンダクタンスを調整する方式である(特許文献2)。ここで、ポペット方式の真空制御バルブに採用されるリニアアクチュエータでは、ピストンの摺動部分を封止するためにベローズが用いられている。このベローズは、耐プラズマ性を有していない金属製であるため、プラズマを使用する真空チャンバーでポペット方式の真空制御バルブを使用することは困難である。
特開2009−117444号公報 特開2010−276096号公報 特開2003−194257号公報 特開2000−130635号公報 特開平03−260072号公報
このように、従来では、プラズマが発生する真空チャンバーに使用可能で、該真空チャンバー内の高い真空度を保持したまま弁体等を直線移動させ得るリニアクチュエータが存在していない。
本発明は、上述の従来の課題を解決するために創作されたものであり、プラズマが発生する真空チャンバーに用いることが可能なリニアアクチュエータを提供することを目的とする。
以下、上記課題を解決するのに有効な手段等につき、必要に応じて効果等を示しつつ説明する。
手段1.
プラズマが発生する真空チャンバーに用いられるリニアアクチュエータであって、
前記真空チャンバーに設けた開口部を介して該真空チャンバーの外部から内部に臨み、直線方向に往復移動させられる移動部と、
前記移動部を往復移動させる駆動部と、
前記移動部を被覆する被覆部と、
前記開口部に設けられ、前記被覆部を摺動させつつ前記真空チャンバーの内部と該真空チャンバーの外部との間を封止する摺動封止部とを備え、
前記被覆部は、前記駆動部により前記移動部が往復移動させられる際に、該移動部における前記真空チャンバーの内部と該真空チャンバーの外部との何れにも臨む範囲を被覆するよう構成され、
前記被覆部の外表面は、前記移動部の外表面よりも単位面積当たりの気体の吸着量が少なく構成されていることを特徴とするリニアアクチュエータ。
手段1では、移動部における真空チャンバーの内部から真空チャンバーの外部に臨む範囲を被覆部が覆う構成とした。また、被覆部の外表面は、移動部の外表面よりも単位面積当たりの気体の吸着量が少なく構成されている。従って、真空チャンバーの外部に臨んだ被覆部に気体が吸着され難くなり、被覆部に吸着した気体が真空チャンバーの内部へ運搬されてしまうのを好適に抑制することができる。すなわち、移動部への気体の吸着を抑制することで、真空チャンバーを確実に封止することができる。
また、移動部における真空チャンバーの内部と外部との何れにも臨む範囲のみを被覆部が被覆する構成とした場合には、被覆部が移動部の全体を被覆する場合に較べ、該被覆部のサイズが小さくなって材料費を抑えることが可能となる。
手段2.前記移動部における前記真空チャンバーの内部に臨む側の端部に、前記被覆部の外表面よりも単位面積当たりの気体の吸着量が多く構成された取付部が設けられている手段1記載のリニアアクチュエータ。
手段2では、移動部の端部に取付部を設けたから、取付部を介して例えばバルブ等を移動部に取り付けることができる。また、取付部は、移動部における真空チャンバーに臨む側の端部に設けられて、常に真空チャンバーの内部に位置している。そのため、取付部が真空チャンバーの外部に臨むことはなく、真空チャンバーの外部で取付部に気体が吸着する虞がない。したがって、取付部として、被覆部の外表面よりも吸着量の多いものを採用することができる。すなわち、取付部を被覆部のように緻密性の高い部材で形成する必要がなく、材料費や加工費を抑制することができる。
手段3.前記被覆部は、絶縁性を有する非金属材料が熱処理によって焼き固められた絶縁性の焼結体を有する手段1または2記載のリニアアクチュエータ。
手段3では、被覆部は、絶縁性を有する非金属材料が熱処理によって焼き固められた焼結体を有するので、焼結体の優れた絶縁性によって高いプラズマ耐性を実現することができる。また、被覆部の剛性が向上して、該被覆部による封止構造の劣化を効果的に抑制し得ると共に、被覆部の低表面積化(緻密性の向上)に寄与することができる。すなわち、被覆部として、凹凸の少ない滑らかな表面を有する焼結体を採用することで、凹凸に起因する表面積の増大を抑制し得る。
ここで、例えばアルミニウム製の移動部の表面に陽極酸化皮膜を形成し、該陽極酸化皮膜に封孔処理を施したとしても、移動部の表面には、多くの凹凸が発生することが本発明者により見出された。そこで、陽極酸化皮膜に比較して凹凸の少ない焼結体を採用することで、被覆部の吸着量を顕著に低減させることができる。
手段4.前記焼結体は、酸化アルミニウムが焼き固められたセラミックスから構成されている手段3記載のリニアアクチュエータ。
手段4では、酸化アルミニウムが焼き固められたセラミックスで焼結体を形成したので、その材料特性によって高い構造強度と絶縁性を実現することができる。
手段5.前記移動部は、金属材料から構成されている手段1〜4のいずれか1つに記載のリニアアクチュエータ。
手段5では、上述したように移動部が被覆部により被覆されているため、移動部として耐プラズマ性を有しない金属材料を採用することができる。
手段6.前記移動部は、アルミニウムから構成されている手段5記載のリニアアクチュエータ。
手段6では、一般的な金属材料であるアルミニウムから移動部を構成しているため、移動部の製造を容易化することができる。
手段7.前記取付部は、金属材料を表面酸化処理して構成されている手段2記載のリニアアクチュエータ。
手段7では、表面酸化処理した金属材料で取付部を構成したから、取付部の絶縁性が確保されて、取付部が真空チャンバーの内部で露出しても、プラズマから影響を受け難くし得る。
手段8.前記取付部は、アルミニウムから構成されており、
前記表面酸化処理は、アルマイト処理である手段7記載のリニアアクチュエータ。
手段8では、取付部をアルミニウムから構成し、表面酸化処理としてアルマイト処理を採用したから、取付部が真空チャンバーの内部で露出しても、プラズマからの影響を好適に抑制し得る。
手段9.前記移動部に接続され、該移動部の軸心に沿って延在するガイドロッドと、
前記ガイドロッドを前記移動部の移動方向に案内するガイド部とを備えている手段1〜8のいずれか1項に記載のリニアアクチュエータ。
手段9では、ガイド部がガイドロッドを案内するので、移動部が安定的に移動することができる。従って、移動部が摺動する摺動封止部に該移動部を案内するためのガイドを設ける必要がなく、該ガイドを設けることで摺動封止部の封止能力が低下するのを防止することができる。
手段10.前記取付部に取り付けられ、前記真空チャンバーの内部で作動する作動部を備えた手段2記載のリニアアクチュエータ。
手段10では、取付部に作動部を設けたから、真空チャンバー内で作動部を操作して作業を行うことができる。
手段11.前記作動部の作動を制御するための制御線を、前記真空チャンバーの外部から前記作動部の内部まで挿通させる挿通通路を備えている手段10記載のリニアアクチュエータ。
手段11では、作動部を制御するための制御線を挿通通路に挿通させて、作動部に接続することができる。
手段12.前記被覆部は、前記移動部の移動方向に相互に離間して設けた一対の弾性封止部を介して該移動部の外表面に対し所定の隙間を空けて設けられ、
前記一対の弾性封止部は、前記移動部の外表面に弾力的に当接して前記所定の隙間を封止している手段1〜11のいずれか1つに記載のリニアアクチュエータ。
手段12では、移動部に弾力的に当接する一対の弾性封止部材を設け、被覆部と移動部との間の隙間を両弾性封止部材で封止する構成とした。これにより、環境温度が変化した際に、被覆部および移動部の熱膨張量が相違しても、その熱膨張量の相違を弾性封止部材によって吸収することができる。従って、被覆部および移動部の材料選択の自由度が大きくなり、例えば移動部の材料として強度や靭性に優れる金属材料(アルミニウム等)を選択する一方で、被覆部の材料として絶縁性に優れた酸化アルミニウムの焼結体を選択することが可能となる。
手段13.
前記摺動封止部は、
前記被覆部が摺動する摺動面と、
前記移動部の移動方向に相互に離間して前記摺動面に配置され、該摺動面と被覆部との間に真空摺動室を画成する第1の摺動封止部材および第2の摺動封止部材と、
前記真空摺動室に連通した真空引き流路とを有し、
前記第1の摺動封止部材は、前記被覆部の外表面に当接して、前記真空チャンバーの内部と前記真空摺動室との間を封止し、
前記第2の摺動封止部材は、前記被覆部の外表面に当接して、前記真空摺動室と、前記真空チャンバーの外部且つ前記真空摺動室の外部との間を封止し、
前記真空摺動室の内部は、前記真空引き流路を介して真空引きされるよう構成されている手段1乃至12のいずれか1項に記載のリニアアクチュエータ。
手段13のアクチュエータでは、被覆部が摺動する摺動面に面するように真空引きが可能な真空摺動室を形成したので、被覆部における真空摺動室に臨む部位を真空引きすることができる。従って、被覆部への気体の吸着を更に抑制することができ、真空チャンバーの内部を確実に封止することができる。しかも、真空摺動室で真空引きすることで、被覆部に付着した塵埃を除去することができるから、真空チャンバーの内部に被覆部に吸着した異物が入り込むのを好適に抑制することができる。また、移動部の移動方向に離間して第1の摺動封止部材および第2の摺動封止部材を設けることで、真空摺動室を移動部の移動方向に沿って延在する領域とした。従って、真空摺動室で真空引きし得る被覆部の領域を移動部の移動方向に確保することができ、移動部における真空引きし得る範囲を大きくし得る。
ここで、被覆部において真空チャンバーの内部と真空摺動室の外部(真空チャンバーの外部)との何れにも臨む部位が生ずるように移動部を往復移動させた場合、被覆部における真空摺動室の外部に臨んだ部位に僅かながら気体が吸着する可能性がある。しかしながら、当該部位が真空摺動室を通過する際に真空引きされるから、被覆部に吸着した気体が真空チャンバーの内部へ運搬されるのを抑制することができる。
手段14.
前記第1の摺動封止部材は、
二股に分岐したリップを有し、前記分岐したリップが前記摺動面および前記被覆部にそれぞれ当接している弾性体と、
前記分岐したリップを相互に離間させる方向に付勢する付勢体とを有する手段13記載のリニアアクチュエータ。
手段14では、リップを相互に離間させる方向に付勢する付勢体を設けたので、真空摺動室が真空引きによって低圧となっても、リップを擦動面および被覆部に確実に当接させることができ、高い封止性能を実現することができる。
手段15.
手段13または14に記載のリニアアクチュエータを制御する制御部を備え、
前記制御部は、前記駆動部による前記移動部の往復移動に際して前記移動部における前記真空チャンバーの内部に臨む範囲が、該真空チャンバー及び前記真空摺動室の範囲内で移動させられるよう前記駆動部を制御するコンダクタンス操作モードを有する真空制御装置。
手段15では、制御部は、移動部における真空チャンバーの内部に臨む範囲が、該真空チャンバーおよび真空摺動室の範囲内で移動させられるよう駆動部を制御するコンダクタンス操作モードを実施する。これにより、コンダクタンス操作モード中、被覆部における真空摺動室の外部に露出した範囲が真空チャンバーの内部に臨むことがなく、真空チャンバーの内部へ気体が運搬されるのを抑制し得る。この結果、コンダクタンス操作モードでは、真空チャンバーの内部をより高い真空度で保つことができる。
手段16.前記制御部は、前記コンダクタンス操作モードの開始前において、前記駆動部による前記移動部の往復移動に際して、該移動部において前記真空チャンバー側から前記真空摺動室よりも外側に臨む範囲を該真空摺動室内に移動させた状態で、前記真空引き流路を介して該真空摺動室内を予め設定された時間だけ真空引きさせる脱離モードを有する手段15記載の真空制御装置。
手段16では、制御部は、コンダクタンス操作モードの開始前において、移動部において真空チャンバー側から真空摺動室よりも外側に臨む範囲を、真空摺動室内に移動させた状態で所定時間だけ真空引きさせる脱離モードを実施するようにした。これにより、コンダクタンス操作モードは、被覆部の気体が除去された状態で開始されるから、真空チャンバーへの気体の運搬を抑制することができる。
手段17.
前記駆動部は、
前記真空チャンバーの外部に配設され、作動流体が流通するシリンダと、
前記シリンダの内部に作動室を画成するよう配設され、該作動室内に供給された前記作動流体の圧力により該シリンダ内を移動するピストンと、
前記ピストンを前記真空チャンバー側へ付勢する付勢部とを備え、
前記移動部は、前記ピストンに接続されている手段1乃至16のいずれか1項に記載のリニアアクチュエータ。
手段17では、作動流体の圧力に応じてピストンが荷重を発生させる構成としたので、防爆環境に適し、小型で大きな駆動力を発生させることができる。これにより、半導体製造装置に適したリニアアクチュエータを実現することができる。
手段18.
手段15又は16に記載の真空制御装置の制御機能を制御装置に実現させるコンピュータプログラムであって、
前記コンピュータプログラムは、前記コンダクタンス操作モードの制御機能を前記制御装置に実現させるプログラムを備えるコンピュータプログラム。
なお、本発明は、例えば真空制御方法やその方法を具現化するプログラム媒体といった形で具現化することもできる。
第1の実施形態に係るリニアアクチュエータAが適用された非作動時(バルブ全閉)の真空制御バルブ10を示す断面図。 真空制御バルブ10が有する摺動部60を示す拡大断面図。 バルブ全開時の真空制御バルブ10を示す断面図。 非作動時(バルブ全閉)の真空制御バルブ10を弁体の端面側から見た底面図。 真空制御バルブ10の真空圧力の制御時の作動状態を示す断面図。 封止部材68を拡大して示す断面図。 真空制御バルブ10の作動内容の一例を示すフローチャート。 第2の実施形態に係る作動時のリニアアクチュエータBを示す断面図。 アーム80を示す斜視図。 変更例に係る作動時のリニアクチュエータCを示す断面図。
(実施形態)
以下、第1の実施形態について、図面を参照して説明する。第1の実施形態では、リニアアクチュエータAに弁体33を設けた真空制御バルブ10とその真空制御装置として具体化したものである。そして、この真空制御バルブ10を、プラズマによるエッチングプロセスを実行する半導体製造装置において使用した場合で説明する。
(真空制御バルブの基本構成)
図1に示すように、半導体製造装置は、基板等の処理対象であるワーク(図示せず)を真空処理する真空チャンバー40(真空容器)を備え、該真空チャンバー40の内部でプラズマが発生するようになっている。前記真空チャンバー40には、該真空チャンバー40の内部と外部とを連通する開口部49が開設され、該開口部49に前記真空制御バルブ10が設置されている。この真空制御バルブ10は、リニアアクチュエータAと、前記真空チャンバー40の内部においてリニアアクチュエータAにより直線移動される弁体33とから基本的に構成される。なお、以下の説明で、真空チャンバー40の内部とは、真空チャンバー40の内壁面よりも内側の領域を指し、より具体的には、後述する封止部材68よりも真空チャンバー40の内側の領域をいうものとする。また、真空チャンバー40の外部とは、真空チャンバー40の内壁面よりも外側の領域を指し、より具体的には、封止部材68よりも真空チャンバー40の外側の領域をいうものとする。
前記リニアアクチュエータAは、前記真空チャンバー40の外部に位置する駆動部70と、該駆動部70の軸線方向(図1では上下方向)に移動される動作部30とを備える。また、リニアアクチュエータAは、前記動作部30の摺動を許容しつつ前記開口部49を封止して、真空チャンバー40の内部の真空度を維持する摺動部(摺動封止部)60を備えている。摺動部60は、真空チャンバー40と駆動部70との間に設けられており、開口部49に取り付けられている。
前記真空チャンバー40において前記開口部49が設けられた壁部と反対側の壁部(図1では下部側)には、接続連通口45(図3参照)が形成されている。接続連通口45は接続ポート44を構成しており、該接続ポート44に真空ポンプが接続される。この接続連通口45は、一方向(図1では左右方向)に長尺な矩形状の開口形状をなしている。そして、この接続連通口45が開口する真空チャンバー40の内壁面(図1で下壁部の上面)が、前記弁体33が着座する弁座43を構成している。なお、弁座43の表面粗さは、真空チャンバー40の他の部分よりも低く(平滑度が高く)なるよう構成されている。
前記弁体33は、前記接続連通口45側の面(以下、下面という)が該接続連通口45の開口面積より大きな矩形状をなしており、該弁体33が前記弁座43に着座した際に接続連通口45を閉塞するよう構成されている。図4に示すように、この弁体33の下面には、接続連通口45側(下側)へ僅かに突出した状態でOリング35が装着されている。
前記動作部30は、前記弁体33が取り付けられた柱状のピストンロッド(移動部)31と、該ピストンロッド31の外周面(外表面)を覆う円筒状の円筒型部材(被覆部)32とを備えている。前記動作部30は、前記開口部49(具体的には摺動部60に設けた貫通孔)を介して真空チャンバー40の内部に臨んでいる。前記ピストンロッド31は、該ピストンロッド31の移動方向に長尺な円柱形状をなしている。図2に示すように、前記ピストンロッド31における真空チャンバー40の外部側の端部(図2では上端部)には、該ピストンロッド31の外径方向に突出する環状の位置決め突部53が形成されている。この位置決め突部53に前記円筒型部材32の一端が当接して、該円筒型部材32が位置決めされるようになっている。
ピストンロッド31における真空チャンバー40の内部に臨む側の端部(図1では下端部)には、取付部31cが設けられている。取付部31cの中央部分は、ピストンロッド31の移動方向(図1では下方)に延出している。第1の実施形態では、ピストンロッド31および取付部31cは、金属材料であるアルミニウムで一体形成されている。そして、前記弁体33は、前記取付部31cに複数のボルト33aでネジ止めされることで、前記ピストンロッド31に固定されている。なお、取付部31cは、ピストンロッド31と別部材で構成してもよい。
一方、ピストンロッド31の内部には、取付部31cと反対側の端面で開口する円柱状の空間が形成されている。この円柱状の空間は、ピストンロッド31及び弁体33を弁座43側へ付勢する力を発生させる遮断荷重発生室39を構成している。なお、円筒型部材32の具体的構成については、後述する。
前記駆動部70は、真空チャンバー40の外部に設けた筒状のシリンダチューブ(シリンダ)71と、該シリンダチューブ71の内部に軸心方向(図1では上下方向)へ移動自在に設けたピストン51と、該ピストン51を真空チャンバー40側(図1では下側)へ付勢する付勢バネ(付勢部)75とを備えている。
シリンダチューブ71は、前記摺動部60における真空チャンバー40の外部に臨む面(図1では上面)に載置された状態で設けられ、前記開口部49を真空チャンバー40の外部側から囲うよう構成されている。シリンダチューブ71の真空チャンバー40とは反対側の開口部は、ヘッドカバー81により閉塞されている。
ピストン51は、前記ピストンロッド31における前記弁体33とは反対側の端部から前記シリンダチューブ71の内周面73側へ向けて径方向に延出し、更に該内周面73の近傍で真空チャンバー40から離間する方向(図1では上方)に延出して構成されている。すなわち、前記ピストン51は、ピストンロッド31に一体的に形成されており、前記真空チャンバー40とは反対側(図1では上側)に開放する環状形状をなしている。
ピストン51がシリンダチューブ71の内部に設けられた状態では、該シリンダチューブ71、ピストン51、摺動部60および円筒型部材32により弁開度操作室36(図3参照)が画成されるようになっている。また、ピストン51は、環状のピストン封止体51aを備えている。ピストン封止体51aは、ピストン51における前記シリンダチューブ71の内周面73に対向する外周面に設けられ、該ピストン51の外径方向に突出している。このピストン封止体51aは、前記シリンダチューブ71の内周面73に弾力的に当接して、ピストン51の外周面とシリンダチューブ71の内周面73との間を封止している。そして、このピストン封止体51aと後述するVパッキン67とにより、前記弁開度操作室36を密閉している。
前記弁開度操作室36は、その容積が変化するドーナツ状(環状)の密閉空間として形成されている。弁開度操作室36は、シリンダチューブ71に設けた開弁用空気流路21と、摺動部60に設けた接続流路22とを介して、図示しないエア供給源に連通している。そして、エア供給源から開弁用空気流路21および接続流路22を介して弁開度操作室36に作動エア(作動流体)が供給されるようになっている。すなわち、エア供給源から弁開度操作室36に作動エアを供給することで、該弁開度操作室36の容積が増大し、ピストン51を真空チャンバー40から離間する方向(図1では上側)に移動させるようになっている。すなわち、弁開度操作室36に供給された作動エアの圧力は、弁体33を開放させる方向に作用する。
前記付勢バネ75は、前記シリンダチューブ71の内部において、前記ヘッドカバー81とピストン51とで挟まれた状態で配設されている。付勢バネ75は、前記ヘッドカバー81およびピストン51に当接しており、付勢バネ75の弾性力によってピストン51を真空チャンバー40側(図1の下側)へ付勢している。
前記ヘッドカバー81は、前記シリンダチューブ71の内部を動作部30の移動方向に延在する筒部82および摺動凸部83を備えている。前記筒部82は、前記動作部30の軸心とその軸心が一致する円筒形状をなしている。また、前記摺動凸部83は、筒部82における真空チャンバー40側の端部(図1では下端部)に連接されており、筒部82の軸心とその軸心が一致する円筒形状をなしている。摺動凸部83の外径は、筒部82の外径よりも小さく構成されており、摺動凸部83と筒部82との接続部分に、前記真空チャンバー40側に対向する行程制限面84が形成されている。なお、前記ヘッドカバー81には、前記筒部82および摺動凸部83の内部を通って前記遮断荷重発生室39に連通する閉弁用空気流路81aが形成されている。この閉弁用空気流路81aは、図示しないエア供給源に接続されており、該エア供給源から閉弁用空気流路81aを介して作動エア(作動流体)が遮断荷重発生室39に供給されるようになっている。
図3に示すように、この行程制限面84は、ピストン51に当接し得る位置に設けられ、該行程制限面84がピストン51に当接することで、該ピストン51の移動量が制限される。すなわち、ピストン51は、リフト量Laが増大する方向(図1では上方であり、以下、開放方向と指称する)の移動が行程制限面84によって制限される。一方、ピストン51は、リフト量Laが減少する方向(図1では下方であり、以下、閉成方向と指称する)の移動が、弁体33と弁座43との当接によって制限されることになる。なお、ピストン51における行程制限面84に当接する部位を行程制限端部56と指称する。
前記摺動凸部83は、前記遮断荷重発生室39に略整合する外形状とされて、ピストン51が開放方向へ移動した際に、該遮断荷重発生室39の内部に収容されるようになっている(図3参照)。摺動凸部83の外周面には、断面V字状のパッキン39bが環状に装着されている。このパッキン39bは、遮断荷重発生室39の内周面に当接することで、摺動凸部83と遮断荷重発生室39の内周面とを封止している(図2参照)。
ここで、前記遮断荷重発生室39に作動エアが供給されると、該遮断荷重発生室39の容積が増大し、ピストンロッド31を接続ポート44側(図1の下側)へ付勢するようになる。すなわち、遮断荷重発生室39に供給された作動エアの圧力は、弁体33を閉成する方向に作用するようになっている。このため、遮断荷重発生室39によって、付勢バネ75がピストン51を閉成方向へ付勢する力を補うことができ、付勢バネ75に必要な付勢力を軽減することができる。その結果、製造時における付勢バネ75のセット時荷重(遮断時の荷重)を軽減することができ、真空制御バルブ10の製造性を向上させることができる。なお、摺動凸部83の内周面には、前記パッキン39bの内側に第2のパッキン39aが環状に設けられ、該第2のパッキン39aが後述するガイドロッド38に当接して、摺動凸部83とガイドロッド38との間を封止している(図2参照)。
前記摺動凸部83の内側には、リニアベアリング(ガイド部)85が設けられている。第1の実施形態では、リニアベアリング85として、リニアブッシュが採用されている。そして、このリニアベアリング85に、前記ピストンロッド31に接続されたガイドロッド38が摺動可能に挿通されている。このガイドロッド38は、前記ピストンロッド31の軸心に沿って該ピストンロッド31の移動方向に延在する円筒形状をなしている。リニアベアリング85がガイドロッド38を案内することで、ピストンロッド31(動作部30)、駆動部70および摺動部60の径方向(図1では左右方向)への相対的な位置関係を規定しつつ、ピストンロッド31の円滑な往復移動が実現されている。
前記ヘッドカバー81には、弁体位置センサ90が設けられている。この弁体位置センサ90は、前記シリンダチューブ71の内部においてピストンロッド31の移動方向に延在するプローブ92と、該プローブ92の一方の端部(図1では下端部)側が挿入された挿入管94とから基本的に構成されている。前記プローブ92の他方の端部(図1では上端部)は、筒部82の開口部を閉塞するプローブ装着部91に固定されている。前記挿入管94は、前記ガイドロッド38の内部に設けた挿入管装着部材93を介して該ガイドロッド38内に固定されている。そして、弁体位置センサ90は、挿入管94へのプローブ92の挿入量に応じた電気信号を発生するようになっている。すなわち、弁体位置センサ90でピストンロッド31の移動量を計測することで、前記弁体33のリフト量Laを把握することができる。具体的な弁体位置センサ90としては、例えばリニアパルスコーダ(登録商標)が挙げることができる。
そして、前記真空制御バルブ10は、図1に示すように、非作動時であって、接続ポート44と真空チャンバー40の内部とを遮断する遮断機能(リフト量Laがゼロ)と、図5に示すように、作動時であって、真空制御バルブ10のコンダクタンスを操作するコンダクタンス調整機能(リフト量Laが変動)を有している。コンダクタンスとは、真空制御バルブ10を通じた真空チャンバー40内での気体の流れ易さを意味するものである。すなわち、コンダクタンス調整機能は、弁体33と弁座43との間の距離であるリフト量(移動部の移動量)Laを弁開度として操作することによって実現される。
一方、遮断機能は、図1に示されるように真空チャンバー40の内部において、弁体33を弁座43に当接させて、前記接続連通口45を閉塞することで行われる(全閉状態)。遮断時の封止は、弁体33のOリング35が弁座43に当接して潰れることで実現されるようになっている。なお、真空制御バルブ10は、図3に示すように、弁体33が摺動部60に近接した全開状態(リフト量Laが最大)となるまで弁体33を直線移動させることが可能となっている。
(真空制御バルブの吸着運搬のメカニズムと封止構造について)
ここで、真空チャンバー40内の真空度が低下する原因となる作動エア(作動流体)の吸着運搬のメカニズムについて、以下説明する。作動エアである空気は、窒素と酸素とを主成分とする気体である。従って、動作部30に何等対策を施していない場合、動作部30が弁開度操作室36の内部に臨んだ際に(図3参照)、作動エアの気体分子が動作部30に吸着(例えば物理吸着や化学吸着)してしまう。そして、図1に示すように、前記動作部30における弁開度操作室36に臨んだ部位が真空チャンバー40の内部に移動すると、該動作部30に吸着した気体分子が、真空チャンバー40の内部で放出(脱離)されてしまう。
すなわち、動作部30において、真空チャンバー40の内部と、弁開度操作室36との何れにも臨む範囲を第1の摺動範囲(移動部における真空チャンバーの内部と真空チャンバーの外部であって真空摺動室の外部との何れにも臨む範囲)Lbと定義する(図1,3参照)。すなわち、この第1の摺動範囲Lbは、弁体33を全閉状態および全開状態となるようリフト量Laを操作した場合(移動部を最大限往復移動させた場合)に、弁開度操作室36と真空チャンバー40との双方に露出する動作部30の範囲をいう。
このように、第1の摺動範囲Lbは、仮に円筒型部材32が装備されていなければ、弁体33を全開状態および全閉状態となるよう動作部30を往復移動させた場合に、弁開度操作室36での作動エアの吸着と真空チャンバー40での作動エアの放出とを生じさせる。弁開度操作室36から真空チャンバー40への作動エアの運搬が発生すると、真空チャンバー40内の真空度が低下(圧力の上昇)してしまう。
上記課題に鑑み、本発明者は、低吸着性を有する円筒型部材32でピストンロッド31を被覆することで、弁開度操作室36から真空チャンバー40への作動エアの運搬を抑制する技術を案出したのである。第1の実施形態では、円筒型部材32は、ピストンロッド31の長手方向(図1では上下方向)の外側面の略全体を被覆している。すなわち、円筒型部材32の軸心方向の寸法は、ピストンロッド31における位置決め突部53から該位置決め突部53とは反対側の端部(図1では下端部)までの寸法と略一致している。そして、円筒型部材32は、弁体33を取り付ける前の状態のピストンロッド31に対し前記取付部31c側から外挿され、該取付部31cに弁体33を固定することで、円筒型部材32がピストンロッド31に装着される。このとき、円筒型部材32は、長手方向の両端部が位置決め突部53および弁体33に挟持されて、円筒型部材32は軸心方向にガタつくことなくピストンロッド31に固定される。
前記円筒型部材32は、酸化アルミニウム(アルミナ)を焼き固めることで成型した焼結体(セラミックス)で構成されている。焼結体の高い緻密性により、円筒型部材32の表面の凹凸が抑制され、円筒型部材32の気体分子の低吸着性が実現されている。この結果、円筒型部材32は、ピストンロッド31の外表面よりも単位面積当たりの気体の吸着量が少なく構成されている。
従って、焼結体で形成された円筒型部材32は、例えばアルミニウム製のピストンロッドに形成した陽極酸化皮膜に封孔処理を施した場合と較べても、作動エアの吸着量が低くなることが本発明者により確認された。また、円筒型部材32は、焼結体の高い絶縁性により、耐プラズマ性を有している。なお、前記弁体33をピストンロッド31に取り付けるための取付部31cは、真空チャンバー40の内部に常に位置するため、真空チャンバー40の外部に臨んで作動エアが吸着する虞はない。そのため、取付部31cは、円筒型部材32のような低吸着性は要求されず、取付部31cの外表面の吸着性は、円筒型部材32の吸着性より高く構成されている。
ここで、円筒型部材32の焼結体としては、相対密度が95%以上の緻密アルミナのセラミックスを使用することが望ましい。ただし、焼結体の相対密度が90%以上であれば、一定の効果を奏し、要求される真空度に応じて、たとえば96%、97%、98%といったより高い相対密度の焼結体を採用するようにしてもよい。更に、99%以上の高純度緻密アルミナのセラミックスを使用して、作動エアの運搬量を限りなく低く抑えることも可能である。
さらに、緻密アルミナのセラミックスの表面を0.2以下の平均表面粗さ(0.2Ra)の鏡面仕上げとすれば、円筒型部材32の吸着性を更に低下させることができると共に、高いシール性を確保し、円筒型部材32と後述するVパッキン67や封止部材68との摩擦を低減させることができる。摩擦の低減は、真空制御バルブ10の低ヒステリシス特性に寄与することができる。平均表面粗さは、真空制御バルブ10の仕様に応じて、0.1、0.3、0.4、0.5といった値に適宜設定される。
図2に示すように、前記円筒型部材32は、隙間Crだけ空間を設けてピストンロッド31の外表面に装着されている。この隙間Crは、前記ピストンロッド31に環状に設けた一対の弾性封止部としてのOリング31a,31bにより封止されている。このOリング31a,31bは、相互にピストンロッド31の移動方向に離間するよう設けられた弾性体である。そして、各Oリング31a,31bが円筒型部材32の内周面に弾力的に当接することで、前記隙間Crが封止されている。
これにより、円筒型部材32およびピストンロッド31の熱膨張量が相違しても、Oリング31a,31bが弾性変形することで、その熱膨張量の相違分を吸収するようになっている。この結果、円筒型部材32およびピストンロッド31の材料選択の自由度を大きくすることができる。例えば、ピストンロッド31の材料として、強度や靭性に優れる金属材料(例えばアルミニウム)を採用し、一方、円筒型部材32の材料として、絶縁性に優れた酸化アルミニウムの焼結体を選択するといったことが可能となる。
このように、強度や靭性に優れる金属材料からなるピストンロッド31と、低吸着性の円筒型部材32とからなる二重構造の動作部30を採用することで、プラズマを使用する真空チャンバー40に利用可能なポペット式の真空制御バルブ10(リニアアクチュエータA)が実現されている。この結果、プラズマを発生させる真空チャンバー40において、エッチングガスの小流量化(微小流量化)を実現することが可能となる。
図5は、真空制御バルブ10の真空圧力の制御時(コンダクタンスの操作時)の作動状態を示す断面図である。前述した低吸着性の円筒型部材32を使用しても、該円筒型部材32に作動エアが僅かながら吸着することがあり、コンダクタンスの操作時に真空チャンバー40内の微量な漏洩(真空度の低下)が発生して、高真空を維持し得ない可能性がある。そこで、真空制御バルブ10では、この微量な漏洩を抑制するべく、前記摺動部60に真空引き機能が備えられている。
図2に示すように、摺動部60は、前記開口部49を閉塞するよう前記真空チャンバー40に設けられた摺動部本体60aと、該摺動部本体60aに前記ピストンロッド31の移動方向に開放する貫通孔を設けることで形成され、前記円筒型部材32が摺動する摺動面60bとを備えている。前記摺動面60bには、前記ピストンロッド31の移動方向に離間して配置されて、該摺動面60bと円筒型部材32との間に真空摺動室Sを画成するVパッキン(第2の摺動封止部材)67および封止部材(第1の摺動封止部材)68が設けられている。
前記摺動部本体60aは、前記Vパッキン67および封止部材68の間に位置する真空引き領域形成部材62と、真空引き領域形成部材62を真空チャンバー40の内部側(図1では下部側)から支持する支持部材63とを備えている。真空引き領域形成部材62は、円筒型部材32を囲うようドーナツ状に形成されたアルミニウム製の部材である。真空引き領域形成部材62には、円筒型部材32との間に僅かな隙間の真空摺動流路25を画成する環状凹部62aが形成されている。
前記真空摺動流路25は、真空引き領域形成部材62と摺動部本体60aとの間に画成されて摺動部60の径方向に広がる環状の接続流路24に接続されている。この接続流路24は真空引き流路23に接続されている。真空引き流路23は、摺動部本体60aの内部において径方向に延在して該摺動部本体60aの外側面で開口している。この真空引き流路23は、前記真空ポンプに接続されている。すなわち、真空摺動室Sは、前記真空摺動流路25、接続流路24および接続流路24を介して真空ポンプに連通している。
図2に示すように、前記Vパッキン67は、真空チャンバー40の内部側から外部側(図1では下側から上側)へ向かうほど相互に離間する断面V字状に形成されている。Vパッキン67は、前記円筒型部材32の外表面の全周に亘って当接して、真空摺動室Sと弁開度操作室36(真空チャンバー40の外部且つ真空摺動室Sの外部)との間を封止している。Vパッキン67は、弁開度操作室36の作動エアによる圧力によって拡開する方向へ付勢され、封止能力が大きくなるよう構成されている。
図6は、封止部材68を拡大して示す断面図であって、封止部材68は、前記円筒型部材32の外表面の全周に亘って当接して、真空チャンバー40の内部と真空摺動室Sとの間を封止している。この封止部材68は、ロトバリシール(登録商標)68fと金属スプリング(付勢体)68eとから基本的に構成されている。ロトバリシール(弾性体)68fには、二股に分岐したシールリップ(リップ)68aを有している。分岐したシールリップ68aは、前記摺動面60bおよび前記円筒型部材32にそれぞれ当接している。そして、前記ロトバリシール68fは、真空摺動室Sの圧力が増大すると、シールリップ68aが相互に離間するよう拡開して、封止能力が大きくなるようになっている。
前記ロトバリシール68fには、ヒールフランジ68cが形成され、該ヒールフランジ68cは、前記支持部材63の内表面63aと真空引き領域形成部材62の内表面62bとの間に挟持されている。前記金属スプリング68eは、弾性変形した状態でシールリップ68aの間に設けられ、該シールリップ68aを相互に離間させる方向へ付勢している。従って、封止部材68は、真空摺動室Sが真空引きされている状態にあっても、金属スプリング68eの弾性力によって高い封止能力が維持される。なお、ヒールフランジ68cは、前記真空引き領域形成部材62に設けたOリング69と共に真空チャンバー40と前記真空引き流路23との間を封止している(図2参照)。
前述した摺動部60による封止構造によれば、真空摺動室Sで真空引きが行われることで、以下に説明するように、円筒型部材32への作動エアの吸着を抑制することができる。前述したように、円筒型部材32の吸着性は低く構成されているものの、円筒型部材32が弁開度操作室36に臨むと、該円筒型部材32に作動エアが僅かながら吸着することがある。そして、円筒型部材32に吸着した僅かな作動エアは、真空摺動室Sで円筒型部材32から脱離する。
しかるに、真空摺動室Sは、真空ポンプにより真空引きされているので、該真空摺動室Sに放出された作動エアは、前記真空摺動流路25、接続流路24および真空引き流路23を介して真空チャンバー40の外部へ排出される。これにより、作動エアが真空摺動室Sに蓄積するのは抑制される。すなわち、真空摺動室Sに放出された作動エアが円筒型部材32で再び吸着されて、真空チャンバー40へ運搬されるのを好適に抑えることができる。これにより、真空チャンバー40内の真空度が低下するのを抑制し、真空チャンバー40を高い真空状態(たとえば高真空)に維持することができる。
しかも、真空摺動室Sで真空引きすることで、円筒型部材32に付着した塵埃を除去することができるから、真空チャンバー40の内部に異物が入り込むのも抑制することができる。
なお、摺動部60の摺動面60bに流路が形成されている構成も見られるが、その流路は、セットアップ時に使用される漏洩検査ポート(図示せず)への検査流路、あるいは真空チャンバー40から外部への有毒ガスの漏洩防止用の吸引流路である。この検査流路は、ヘリウムガスを利用した漏洩検知に利用される。すなわち、セットアップ時において、漏洩検査ポートの近傍にヘリウムガスを放出し、摺動部分への漏洩を真空チャンバー40へのヘリウムガスの到達で検知するための構成である。一方、吸引流路は、有毒ガスを吸引するためのポートである。
したがって、本構成は、上述の各構成と用途が本質的に相違し、真空摺動室Sの形状も上述の各構成と相違する。しかも、真空摺動室Sは、ピストンロッド31の作動方向の所定長さ(Vパッキン67と封止部材68との間)に亘って形成されている筒状の空間をなしている。筒状の空間には、その長さ方向の中央部分に真空摺動流路25も形成されている。このような筒状の空間は、上述のいずれの構成とも整合しない形状を有するので、出願時の当業者の技術常識に反するものである。
図7は、真空制御バルブ10の作動内容の一例を示すフローチャートである。ステップS10では、第1の真空引き工程が実行される。第1の真空引き工程では、真空引きの初期段階において、弁体33に設けられたOリング35(図1,図3参照)の潰し代を制御して、低速で排気する工程(スロー排気工程)である。スロー排気工程は、本発明者の一人によって提案されたものであって、真空チャンバー40内のパーティクルの巻き上がりを防止するために行なわれる(特開2000−163137号公報)。
ステップS20では、第2の真空引き工程が実行される。第2の真空引き工程は、真空引きの終期段階において、弁体33を全開状態(図3参照)とし、確率論的な流れである分子流としての排気を円滑に行なうための工程である。分子流としての排気は、一般に時間を要するので、リフト量Laと弁体33の外周長さの積(面積)を大きくして、排気時間の短縮化が望まれることになる。
ステップS30では、脱離工程(脱離モード)が実行される。脱離工程では、円筒型部材32における第1の摺動範囲Lbを真空摺動室Sに臨ませた状態で、予め設定された所定時間だけ停止させる工程である。すなわち、脱離モードでは、ピストンロッド31において真空チャンバー40側から真空摺動室Sよりも外側に臨む第1の摺動範囲Lbを該真空摺動室S内に移動させる。この状態で、真空引き流路23を介して該真空摺動室S内を予め設定された時間だけ真空引きさせるようになっている。これにより、円筒型部材32における第1の摺動範囲Lbに付着した作動エアを脱離させることが可能となる。この脱離工程は、より高い真空度(たとえば高真空)が要求される場合に実行される。なお、第1の摺動範囲Lbを真空摺動室Sに停止させる時間は、要求される真空チャンバー40の真空度等に応じて適宜決定される。
なお、本工程は、円筒型部材32に真空チャンバー40の内部と真空チャンバー40の外部であって真空摺動室Sの外部との何れにも臨む範囲(すなわち、第1の摺動範囲Lb)が生じる程度にリフト量Laのストロークが大きくなる制御を行う場合に好ましく実施される。また、円筒型部材32を停止させる時間を短くするため、ピストンロッド31の内部に脱離促進用のヒーターを設けてもよい。
ステップS40では、コンダクタンス操作工程が実行される。コンダクタンス操作工程は、エッチングガスを流しつつ真空チャンバー40内の真空度を制御する工程である。コンダクタンス操作工程では、第1の摺動範囲Lbが真空チャンバー40の内部に露出しないような制御則(コンダクタンス操作モード)に基づいて真空制御が実行される。すなわち、コンダクタンス操作モードでは、駆動部70によるピストンロッド31の往復移動に際し、該ピストンロッド31における真空チャンバー40の内部に臨む範囲が、該真空チャンバー40および真空摺動室Sの範囲内で移動させられるようになっている。この場合、封止部材68を挟んで真空チャンバー40の内部側から真空チャンバー40の外部側(真空摺動室Sまたは弁開度操作室36)に移動可能な第2の摺動範囲Lc(図3参照)が短く設定される。
コンダクタンス操作は、必要に応じて弁体33のOリング35が弁座43に当接する程度にリフト量Laを小さくした小流量の操作も可能である。これにより、真空流路としての真空チャンバー40への作動エアの漏洩を防止しつつ、遮断から粘性流や分子流までの広い圧力範囲での境目の無い真空制御が実現される。
以上、詳述した本実施形態は以下の利点を有する。
(1)本実施形態の真空制御バルブ10は、遮断機能を有し、プラズマを使用する真空チャンバー40の真空引きの初期段階から高真空領域までの真空制御を実現することができる。
(2)真空制御バルブ10は、ポペット方式の真空制御弁なので、その特性を活かしてエッチングガスの小流量化(微小域)に対応することが可能である。
(3)円筒型部材32の外表面は、ピストンロッド31の外表面よりも単位面積当たりの気体の吸着量が少なく構成されている。従って、円筒型部材32に気体が付着し難くなり、円筒型部材32に付着した気体が真空チャンバー40の内部へ運搬されてしまうのを好適に抑制することができる。
(4)取付部31cを金属部材であるアルミニウムで形成したから、円筒型部材32のような焼結体を採用した場合に較べて、材料費や加工費を抑制することができる。
(5)リニアベアリング85がガイドロッド38を案内するので、ピストンロッド31を安定的に移動させることができる。従って、摺動部60に円筒型部材32の案内機構を設ける必要がなく、摺動部60でのシール性を確保することができる。
(他の実施形態)
上記実施形態に限らず、例えば次のように実施されてもよい。なお、上記実施形態と同一の部材については、同一の符号を付すことにより説明を省略する。
(1)第1の実施形態では、リニアアクチュエータAに弁体33を設け、真空チャンバー40の内部の真空度を制御する真空制御バルブ10として利用した場合を説明した。しかしながら、リニアアクチュエータとしては、プラズマを使用する真空チャンバー40に用いられるものであれば、他のリニアアクチュエータに適用することができる。
例えば、図8に示すように、第2の実施形態として、真空チャンバー40内で作動可能なアーム(作動部)80をリニアアクチュエータBで直線移動(図8では上下移動)させる構成としてもよい。このアーム80は、図9に示すように、真空チャンバー40内でエッチング処理される例えば基板等のワーク(図示せず)を操作するものである。前記アーム80は、アーム本体80aに回動自在(開度調節自在)に設けられた一対の腕部80b,80bを備え、両腕部80b,80bによりワークを操作するようになっている。
ここで、第2の実施形態に係るリニアアクチュエータBには、ピストンロッド31の移動方向に延在して、前記ガイドロッド38、ピストンロッド31および取付部31cを貫通する挿通通路95が形成されている。また、ヘッドカバー81には、第1の実施形態で説明したプローブ装着部91が設けられておらず、前記挿通通路95の一端は、真空チャンバー40の外部(シリンダチューブ71の外部)に向けて大気開放している。一方、前記挿通通路95の他端は、前記アーム80に臨んでおり、挿通通路95は、真空チャンバー40内のシール性を確保した状態で、真空チャンバー40の外部とアーム80とを連通している。
前記挿通通路95には、前記アーム80を駆動する駆動源(図示せず)から導出した制御線96が挿入されて、該制御線96がアーム80のアーム本体80aに接続されている。具体的には、アーム80が空気圧により駆動する空圧方式の場合、制御線96としては、供給用および排気用の一対の空気圧チューブが挙げられる。また、アーム80が電力により駆動する電動方式の場合、制御線96としては、電力供給するための動力線に加えて、アーム80を制御するための配線(例えば前記腕部80b,80bの位置を検出する位置センサから導出する配線)が挙げられる。
このように、アーム80を直線移動させるリニアアクチュエータBとして具体化した場合にあっても、第1の実施形態と同様に、真空チャンバー40への気体の運搬を抑制して、真空チャンバー40内を高い真空度に保つことができる。また、リニアアクチュエータBに挿通通路95を設けることで、真空チャンバー40の真空度を低下させることなく、制御線96をアーム80に接続することができる。
なお、前述したワークの位置を単に直線方向に移動させるだけの場合には、リニアアクチュエータBの取付部31cにアーム80を設ける必要はない。すなわち、図10に示すリニアアクチュエータCように、直線移動するピストンロッド31の取付部31cでワークを押圧して、該ワークを移動させるようにしてもよい。この場合、動作部30の端部(取付部31c、ボルト33a等)は、プラズマに曝されるため、絶縁性を確保する必要がある。
そこで、リニアアクチュエータCの動作部30の端部には、表面酸化処理が行われている。具体的には、表面酸化処理として、アルマイト処理が実施される。これにより、動作部30の端部がプラズマの影響を受け難くし得る。なお、リニアアクチュエータCには、軸心部分に突出部分を有するような取付部31cではなく、ピストンロッド31の端部にフラット(平面)な取付部を形成して、該取付部でワークを移動させる構成としてもよい。
(2)リニアアクチュエータで直線移動させるものとしては、前述した弁体33やアーム80以外に、ゲートバルブ(図示せず)を挙げることができる。そして、このゲートバルブを、プラズマを用いた半導体製造装置のロードロックチャンバーおよびプロセスチャンバーの仕切りとして用いたり、搬送チャンバーおよびプロセスチャンバーの仕切りとして用いたりしてもよい。この場合においても、真空チャンバー40内の真空度を確保した上で、リニアアクチュエータによりゲートバルブを直線移動させることができる。これにより、真空チャンバー40内の真空度が低下することなく、ゲートを開閉させることが可能となる。
(3)第1の実施形態では、プラズマを使用するエッチングプロセス用の真空チャンバー40に使用される真空制御バルブを例示してリニアアクチュエータAを説明したが、これに限られず、一般にプラズマを使用する真空チャンバー40に用いられる真空制御バルブに上述したリニアアクチュエータを適用することが可能である。
(4)第1の実施形態では、リニアアクチュエータAは、作動エアで駆動力を発生させているが、電動モータを使用して駆動するような構成としてもよい。上述した構成は、広くポペット式弁体を直線移動させるリニアアクチュエータに適用することができる。リニアアクチュエータの制御装置は、電動モータへの電力供給や弁開度操作室36への作動流体の制御(例えば電空制御弁の制御)を実行する制御部(制御部)として実装することができる。この制御部としては、CPU、メモリ、及びコンピュータプログラム等から構成される。
なお、作動流体は、作動エアに限られず、たとえば窒素ガス等の他の種類の気体(気体あるいは液体)を使用しても良い。
(5)上記実施形態では、ヘッドカバー81側の行程制限面84と、動作部30側の行程制限端部56とによって、ピストンロッド31に第1の摺動範囲Lbが生じるような移動量(リフト量La)に規定されている。しかしながら、例えば行程制限面84と行程制限端部56とを相対的に近接させて、ピストンロッド31に第1の摺動範囲Lbが生じないような構成としても良い。この場合、真空チャンバー40と真空摺動室Sまたは弁開度操作室36との何れにも臨む第2の摺動範囲Lcが短くなるので、該第2の摺動範囲Lcを真空摺動室Sの範囲内に収めることができる。
但し、前者は、分子領域の真空引きを円滑化することができるという利点を有し、後者は、作動流体の漏洩を機械的に確実に防止することができるというフェイルセーフ性を有するという利点を有している。
また、行程制限面84の位置が相違する複数種類のヘッドカバー81を用意し、ヘッドカバー81を選択することで、リフト量Laの制限範囲を自由に設定できるようにしてもよい。更には、行程制限面84の位置を手動あるいは電動で調整可能な構成としても良い。
(6)上記実施形態では、円筒型部材32として、酸化アルミニウムが焼き固められたセラミックスを使用した。しかし、円筒型部材32として、例えば窒化アルミニウムやチタン酸アルミニウム、あるいは窒化ホウ素やジルコニア等で構成してもよい。但し、酸化アルミニウム(アルミナ)を使用した場合には、高い剛性と絶縁性を容易に得ることができる。
(7)上記実施形態では、円筒型部材32は、ピストンロッド31の移動方向の略全体に亘って覆う構成としたが、円筒型部材32は、ピストンロッド31における真空チャンバー40の内部と真空チャンバー40の外部(真空摺動室Sまたは弁開度操作室36)との何れにも臨む範囲(第2の摺動範囲Lc)を覆う構成であればよい。従って、ピストンロッド31における第2の摺動範囲Lcのみを円筒型部材32が被覆する構成とすれば、円筒型部材32のサイズが小さくなり、該円筒型部材32の材料費を抑えることが可能となる。
上記実施形態では、移動部材として円柱状のピストンロッド31を採用した場合を例示したが、移動部材として、断面が楕円形や多角形の柱状部材で構成してもよい。また、被覆部材としても、実施形態のような円筒形状に限定されず、移動部材の断面形状に合わせて断面が楕円形や多角形の筒部材で構成してもよい。
23…真空引き流路、31…ピストンロッド(移動部)、31a,31b…Oリング(弾性封止部)、31c…取付部、32…円筒型部材(被覆部)、38…ガイドロッド、40…真空チャンバー、49…開口部、51…ピストン、60…摺動部(摺動封止部)、60b…摺動面、67…Vパッキン(第2の摺動封止部材)、68…封止部材(第1の摺動封止部材)、68a…シールリップ(リップ)、68e…金属スプリング(付勢体)、68f…ロトバリシール(弾性体)、70…駆動部、71…シリンダチューブ(シリンダ)、75…付勢バネ(付勢部)、80…アーム(作動部)、85…リニアベアリング(ガイド部)、95…挿通通路、96…制御線、S…真空摺動室。

Claims (18)

  1. プラズマが発生する真空チャンバーに用いられるリニアアクチュエータであって、
    前記真空チャンバーに設けた開口部を介して該真空チャンバーの外部から内部に臨み、直線方向に往復移動させられる移動部と、
    前記移動部を往復移動させる駆動部と、
    前記移動部を被覆する被覆部と、
    前記開口部に設けられ、前記被覆部を摺動させつつ前記真空チャンバーの内部と該真空チャンバーの外部との間を封止する摺動封止部とを備え、
    前記被覆部は、前記駆動部により前記移動部が往復移動させられる際に、該移動部における前記真空チャンバーの内部と該真空チャンバーの外部との何れにも臨む範囲を被覆するよう構成され、
    前記被覆部の外表面は、前記移動部の外表面よりも単位面積当たりの気体の吸着量が少なく構成されている
    ことを特徴とするリニアアクチュエータ。
  2. 前記移動部における前記真空チャンバーの内部に臨む側の端部に、前記被覆部の外表面よりも単位面積当たりの気体の吸着量が多く構成された取付部が設けられている請求項1記載のリニアアクチュエータ。
  3. 前記被覆部は、絶縁性を有する非金属材料が熱処理によって焼き固められた絶縁性の焼結体を有する請求項1または2記載のリニアアクチュエータ。
  4. 前記焼結体は、酸化アルミニウムが焼き固められたセラミックスから構成されている請求項3記載のリニアアクチュエータ。
  5. 前記移動部は、金属材料から構成されている請求項1〜4のいずれか1つに記載のリニアアクチュエータ。
  6. 前記移動部は、アルミニウムから構成されている請求項5記載のリニアアクチュエータ。
  7. 前記取付部は、金属材料を表面酸化処理して構成されている請求項2記載のリニアアクチュエータ。
  8. 前記取付部は、アルミニウムから構成されており、
    前記表面酸化処理は、アルマイト処理である請求項7記載のリニアアクチュエータ。
  9. 前記移動部に接続され、該移動部の軸心に沿って延在するガイドロッドと、
    前記ガイドロッドを前記移動部の移動方向に案内するガイド部とを備えている請求項1〜8のいずれか1項に記載のリニアアクチュエータ。
  10. 前記取付部に取り付けられ、前記真空チャンバーの内部で作動する作動部を備えた請求項2記載のリニアアクチュエータ。
  11. 前記作動部の作動を制御するための制御線を、前記真空チャンバーの外部から前記作動部の内部まで挿通させる挿通通路を備えている請求項10記載のリニアアクチュエータ。
  12. 前記被覆部は、前記移動部の移動方向に相互に離間して設けた一対の弾性封止部を介して該移動部の外表面に対し所定の隙間を空けて設けられ、
    前記一対の弾性封止部は、前記移動部の外表面に弾力的に当接して前記所定の隙間を封止している請求項1〜11のいずれか1つに記載のリニアアクチュエータ。
  13. 前記摺動封止部は、
    前記被覆部が摺動する摺動面と、
    前記移動部の移動方向に相互に離間して前記摺動面に配置され、該摺動面と被覆部との間に真空摺動室を画成する第1の摺動封止部材および第2の摺動封止部材と、
    前記真空摺動室に連通した真空引き流路とを有し、
    前記第1の摺動封止部材は、前記被覆部の外表面に当接して、前記真空チャンバーの内部と前記真空摺動室との間を封止し、
    前記第2の摺動封止部材は、前記被覆部の外表面に当接して、前記真空摺動室と、前記真空チャンバーの外部且つ前記真空摺動室の外部との間を封止し、
    前記真空摺動室の内部は、前記真空引き流路を介して真空引きされるよう構成されている請求項1乃至12のいずれか1項に記載のリニアアクチュエータ。
  14. 前記第1の摺動封止部材は、
    二股に分岐したリップを有し、前記分岐したリップが前記摺動面および前記被覆部にそれぞれ当接している弾性体と、
    前記分岐したリップを相互に離間させる方向に付勢する付勢体とを有する請求項13記載のリニアアクチュエータ。
  15. 請求項13または14に記載のリニアアクチュエータを制御する制御部を備え、
    前記制御部は、前記駆動部による前記移動部の往復移動に際して前記移動部における前記真空チャンバーの内部に臨む範囲が、該真空チャンバー及び前記真空摺動室の範囲内で移動させられるよう前記駆動部を制御するコンダクタンス操作モードを有する真空制御装置。
  16. 前記制御部は、前記コンダクタンス操作モードの開始前において、前記駆動部による前記移動部の往復移動に際して、該移動部において前記真空チャンバー側から前記真空摺動室よりも外側に臨む範囲を該真空摺動室内に移動させた状態で、前記真空引き流路を介して該真空摺動室内を予め設定された時間だけ真空引きさせる脱離モードを有する請求項15記載の真空制御装置。
  17. 前記駆動部は、
    前記真空チャンバーの外部に配設され、作動流体が流通するシリンダと、
    前記シリンダの内部に作動室を画成するよう配設され、該作動室内に供給された前記作動流体の圧力により該シリンダ内を移動するピストンと、
    前記ピストンを前記真空チャンバー側へ付勢する付勢部とを備え、
    前記移動部は、前記ピストンに接続されている請求項1乃至16のいずれか1項に記載のリニアアクチュエータ。
  18. 請求項15又は16に記載の真空制御装置の制御機能を制御装置に実現させるコンピュータプログラムであって、
    前記コンピュータプログラムは、前記コンダクタンス操作モードの制御機能を前記制御装置に実現させるプログラムを備えるコンピュータプログラム。
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