JP2002323149A - ゲートバルブ - Google Patents

ゲートバルブ

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JP2002323149A
JP2002323149A JP2001124624A JP2001124624A JP2002323149A JP 2002323149 A JP2002323149 A JP 2002323149A JP 2001124624 A JP2001124624 A JP 2001124624A JP 2001124624 A JP2001124624 A JP 2001124624A JP 2002323149 A JP2002323149 A JP 2002323149A
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JP
Japan
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valve
displacement member
inclined portion
passage
gate valve
Prior art date
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Application number
JP2001124624A
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English (en)
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Tsuneo Ishigaki
恒雄 石垣
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SMC Corp
Original Assignee
SMC Corp
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Publication date
Application filed by SMC Corp filed Critical SMC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ゲート弁の駆動源であるシリンダに圧力流体が
供給されない場合であっても、弁座に着座している弁デ
ィスクが該弁座より離間することなく、通路の閉塞が保
持される。 【解決手段】支持ローラ40を支点として傾動自在に設
けられた変位部材58において、前記変位部材58の両
側面に設けられる係合部材60に形成される長孔66に
は、軸線方向と略平行な平坦部66aと、前記平坦部6
6aに対して所定角度傾斜する第1傾斜部66bおよび
第2傾斜部66cと、弁ディスクが通路を閉塞する際、
ガイドローラ68が保持される保持部66dと、第2傾
斜部66cと保持部66dとの間に形成される頂点部6
6eとが形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、集積回路
(IC)やその部品等からなるワークを一方の真空処理
室から他方の真空処理室に移送する移送通路、または、
圧力流体、気体等の流通通路もしくは排気通路等を開閉
することが可能なゲートバルブに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えば、半導体ウェハや液晶
基板等の処理装置においては、半導体ウェハや液晶基板
等を種々の処理室に通路を介して出し入れすることが行
われており、前記通路には、それぞれ、該通路を開閉す
るゲートバルブが設けられている。
【0003】このゲートバルブは、シリンダの駆動作用
下に変位する弁ロッドの直進運動によって弁ディスクが
弁座の対向位置に到達した後、前記弁ロッドの傾動運動
によって前記弁ディスクが弁座に押し付けられて着座す
ることにより、弁箱に形成された通路が閉塞されるよう
に設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、半導体
装置などに用いられる流体圧駆動のゲートバルブにおい
て、弁ディスクが弁座に着座している際に、駆動源であ
るシリンダに送給される圧力流体の供給が停止すると、
弁ディスクが弁座より離間して弁箱に形成される通路が
大気開放されてしまい、通路を気密に保持することがで
きない。
【0005】その結果、汚染物質が移送通路を介して真
空処理室や他の真空処理室などにも流入して拡散し、移
送通路および真空処理室が汚染されてしまうというおそ
れがある。
【0006】また、真空装置の搬送時にはゲートバルブ
に対する圧力流体の供給が停止状態にあるため、前記と
同様に、弁ディスクが弁座より離間し、通路内に大気中
の成分を取り込んで吸着してしまうことにより、真空装
置を立ち上げる前に、再度、使用環境に対応させる調整
作業が必要になるという不都合がある。
【0007】本発明は、前記の種々の不都合等を考慮し
てなされたものであり、真空装置の搬送時やトラブルの
発生等により、ゲート弁の駆動源であるシリンダに圧力
流体の供給が停止した場合であっても、弁座に着座して
いる弁ディスクが該弁座より離間することなく、弁箱に
形成された通路が気密に閉塞された状態を保持すること
ができるゲートバルブを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、駆動源の駆動軸に連結され、該駆動源
の作用下に軸線方向に沿って変位するヨークと、前記ヨ
ークと一体的に変位するとともに、軸線方向に沿った終
端位置において傾動自在に設けられた変位部材と、前記
変位部材の両側面に設けられ、長孔が形成された係合部
材と、前記変位部材に回動自在に軸支され、前記長孔に
沿って変位する第1ローラ部材と、前記変位部材に回動
自在に軸支され、軸線方向に沿って変位する第2ローラ
部材と、前記変位部材に連結された弁ロッドを介して通
路を開閉する弁ディスクと、を備え、前記長孔は、前記
第1ローラ部材を保持する保持部を有し、前記第1ロー
ラ部材は、終端位置に到達した前記第2ローラ部材を支
点として、前記変位部材に設けられた前記長孔に沿って
変位することにより、前記変位部材を傾動させ、該第1
ローラ部材が前記長孔の保持部に到達して前記保持部に
係止されることにより、弁ディスクが通路を閉塞した状
態に保持されることを特徴とする。
【0009】また、前記長孔は、係合部材の軸線と略平
行な平坦部と、前記平坦部に対して所定角度傾斜する傾
斜部と、前記弁ディスクが前記通路を閉塞する際、前記
第1ローラ部材が保持される前記保持部と、前記傾斜部
と前記保持部との間に形成される頂点部とを設けるとよ
い。
【0010】さらに、前記傾斜部を、第1傾斜部と第2
傾斜部とから形成し、前記平坦部に対する第1傾斜部の
傾斜角度を第2傾斜部の傾斜角度より大きく形成すると
よい。
【0011】本発明では、駆動源の駆動作用下に、ヨー
クと変位部材とが一体的に変位し、第2ローラ部材の終
端位置において、駆動源の直線運動が第2ローラ部材を
支点とする傾動運動へと変換され、弁ロッドを介して変
位部材に連結された弁ディスクが傾動し、さらに、長孔
に係合される第1ローラ部材が長孔の保持部に変位され
ることにより、弁ディスクが弁座に着座した状態で保持
される。
【0012】本発明によれば、第2ローラ部材を支点と
して変位部材が傾動する際、第1ローラ部材が長孔の保
持部に係止され、圧力流体の供給が停止した場合であっ
ても、弁ディスクが弁座より離間することがなく、通路
の気密を常に保持することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明に係るゲートバルブについ
て好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら
以下詳細に説明する。
【0014】図1において、参照符号10は、本発明の
実施の形態に係るゲートバルブを示す。
【0015】このゲートバルブ10は、略平行に設けら
れ、駆動源として機能するシリンダ部(駆動源)12
と、前記シリンダ部12の駆動作用下に軸線方向に沿っ
て変位するとともに、前記軸線方向と略直交する方向に
所定角度だけ傾動する弁ロッド14と、前記弁ロッド1
4の一端部に連結された略直方形状の弁ディスク16と
から構成される。
【0016】前記シリンダ部12は、図1に示されるよ
うに、図示しないねじ部材を介して後述するベースプレ
ート18に一端部が連結されるシリンダチューブ20
と、前記シリンダチューブ20内に画成されるシリンダ
室22と、前記シリンダ室22内に軸線方向に沿って変
位自在に設けられるピストン24と、一端部が前記ピス
トン24に連結されるピストンロッド26とを有する。
【0017】また、ピストン24によって二分割された
上部側シリンダ室22aと下部側シリンダ室22bに
は、図示しない圧力流体供給源と接続された図示しない
チューブを介して圧力流体が供給され、図示しない切換
弁の切換作用下に上部側シリンダ室22aまたは下部側
シリンダ室22bのいずれか一方に圧力流体が供給され
る。
【0018】なお、前記シリンダ部12の下部には、ベ
ースプレート18が設けられ、前記ベースプレート18
の下部には、図示しないワークを出し入れするための通
路28が形成された弁箱30が図示しないねじ部材を介
して固定され、前記弁箱30の内壁側に形成された弁座
32に弁ディスク16が着座することにより、前記通路
28が気密に閉塞される。前記弁ディスク16には環状
溝に沿ってシール部材34が装着され、前記シール部材
34によって弁ディスク16が弁座32に着座した際の
気密が保持される。
【0019】また、前記ベースプレート18の上面に
は、筒状のケーシング36が設けられている。
【0020】前記ベースプレート18には、図1に示さ
れるように、弁ロッド14を挿通するための断面略円形
状の貫通孔38が形成され、また、その上面には、後述
する支持ローラ(第2ローラ部材)40を支持するため
の断面半円状の凹部42が形成されている。前記貫通孔
38の直径は、弁ロッド14の直径よりも若干大きく形
成される。
【0021】貫通孔38の上部には、弁ロッド14の所
定部分を被覆するベローズ44が設けられ、前記ベロー
ズ44の一端部には、リング状に形成される第1リング
体46が設けられ、他端部には、前記貫通孔38の内壁
面に形成される環状溝を介して装着されるリング状の第
2リング体48が設けられている。
【0022】また、弁ロッド14の外周を囲繞するベロ
ーズ44、弁ロッド14と第1リング体46との間に挟
持されるパッキン49a、弁箱30と第2リング体48
との間に挟持されるパッキン49bによって、弁ロッド
14が直進運動および傾動運動を行う際に、弁箱30の
室内の圧力を気密に保持するシール機能が営まれる。
【0023】前記ベースプレート18に形成される凹部
42には、図1に示されるように、樹脂製材料等によっ
て形成された緩衝部材50が孔部に挿入される。前記緩
衝部材50は、支持ローラ40が凹部42に係合する際
に、支持ローラ40に当接して衝撃を吸収する。
【0024】駆動変換部52は、第1ロックナット54
を介してピストンロッド26の他端部に固定されるヨー
ク56と、前記ヨーク56と一体的に変位し、断面略H
字形状に形成される変位部材58と、前記変位部材58
の両側面にねじ部材を介して固定され、横方向に所定長
だけ突出する板状で断面略L字状の係合部材60とを有
する。
【0025】また、変位部材58の略中央に断面略円形
状に形成される孔部に弁ロッド14の他端部が挿入さ
れ、弁ロッド14のねじ部と第2ロックナット62とが
螺合されることにより、弁ロッド14と変位部材58と
が連結される。また、前記第2ロックナット62の上面
とヨーク56の略中央部に設けられる凹部との間に、相
互に離間する方向に付勢するばね部材64が配設され
る。前記係合部材60の両側面には、略長円状に切り欠
かれた長孔66がそれぞれ形成され、前記長孔66に
は、前記変位部材58にピン部材を介して回動自在に軸
支されるガイドローラ(第1ローラ部材)68が係合す
るように設けられている。なお、ガイドローラ68が前
記長孔66に沿って変位することにより、前記変位部材
58が支持ローラ40を支点として傾動する。
【0026】図4に示されるように、前記長孔66の形
状は、点Aと点Bとを結ぶ軸線方向と略平行な線分A−
Bで形成される平坦部66aと、前記平坦部66aの延
長線に対して所定角度傾斜する点Bと点Cとを結ぶ線分
B−Cで形成される第1傾斜部(傾斜部)66bと、前
記第1傾斜部66bの延長線に対して点Cを起点として
時計回りの方向に所定角度傾斜する点Cと点Dとを結ぶ
線分C−Dで形成される第2傾斜部(傾斜部)66c
と、複数の曲線と軸線方向に略平行な直線とからなる複
合線分により形成される保持部66dと、前記第2傾斜
部66cと前記保持部66dとの間に形成される頂点部
66eとを含む。なお、図4に示されるように、前記保
持部66dの直線部は、平坦部66aに対して略平行に
形成されるとともに、平坦部66aに対して係合部材6
0の中央寄りに形成されている(図4中、F参照)。
【0027】すなわち、ガイドローラ68は、弁ディス
ク16および変位部材58が軸線方向に沿って変位する
際に前記平坦部66aである線分A−Bの間に保持さ
れ、弁ディスク16および変位部材58を傾動させる際
には、第1傾斜部66bである線分B−Cの間を変位
し、弁ディスク16がシール部材34を押圧しながら弁
座32に着座する際には、前記第2傾斜部66cである
線分C−Dの間を変位して、保持部66dに到達するこ
とにより、弁ディスク16が弁座32に着座した状態が
保持される。
【0028】また、長孔66が形成される係合部材60
の横方向寸法の軸線に沿った中心線Gと、長孔66の平
坦部66aに保持されたガイドローラ68の中心を通る
中心線Hとは、所定間隔離間されている(図4中、J参
照)。
【0029】なお、第1傾斜部66bは、弁ディスク1
6の傾動動作を高速で行うことができるように、前記平
坦部66aに対して角度(θ1)が大きく形成され、第
2傾斜部66cは、弁ディスク16のシール部材34を
弁座32に当接するためのより大きな推力を確保するこ
とができるように、平坦部66aに対して角度(θ2)
が小さく形成されている。第1傾斜部66bの角度(θ
1)が第2傾斜部66cの角度(θ2)より大きく形成
される。また、前記第1傾斜部66bおよび第2傾斜部
66cの角度を任意に変更することにより、弁ディスク
16の傾動動作の速度および弁ディスク16のシール力
を調整することができる。
【0030】さらに、図1に示されるように、前記係合
部材60の両側面の下部側には、孔部を介して係合用ピ
ン部材70が嵌着され、係合用ピン部材70の一端部が
変位部材58の両側面に形成される係合用溝部72に係
合するように設けられている。係合用ピン部材70の一
端部が変位部材58の両側面に形成される係合用溝部7
2の下端部72aに保持されることにより、弁ディスク
16が直線運動する際に、弁ディスク16と変位部材5
8との上下方向と前後方向の位置ずれを防止する。
【0031】そして、前記係合用ピン部材70が係合用
溝部72の下端部72aから離脱して斜傾部72bに沿
って上昇することにより、弁ロッド14および弁ディス
ク16が傾動可能になる。
【0032】さらに、変位部材58の両側面の下部に
は、一組の支持ローラ40がピン部材を介して回動自在
に軸支され、変位部材58の終端位置において、ベース
プレート18に形成される凹部42に挿入される。凹部
42に挿入される支持ローラ40を支点として、弁ロッ
ド14、弁ディスク16および変位部材58が所定角度
θだけ傾動する。
【0033】本発明の実施の形態に係るゲートバルブ1
0は、基本的には以上のように構成されるものであり、
次にその動作並びに作用効果について説明する。
【0034】なお、以下の説明では、ピストン24が上
部側シリンダ室22aの上端部に当接して、弁ディスク
16が上方に変位している状態を初期位置として説明す
る。
【0035】初期位置では、ばね部材64の伸張作用下
に係合部材60に固着された係合用ピン部材70が変位
部材58の係合用溝部72の下端部72aに保持された
状態にある。また、初期位置においては、ガイドローラ
68は、長孔66の平坦部66aに係合した状態にあ
る。
【0036】前記初期位置において、図示しない圧力流
体供給源から図示しないチューブを介して、上部側シリ
ンダ室22aに圧力流体(例えば、圧縮空気)を供給す
る。上部側シリンダ室22aに供給された圧力流体の作
用下にピストン24が下降し、ピストン24に連結され
たピストンロッド26も下降する。なお、下部側シリン
ダ室22bは、大気開放状態にあるものとする。
【0037】前記ピストンロッド26が下降することに
より、ヨーク56、ばね部材64に押し下げられている
変位部材58、弁ロッド14および弁ディスク16が一
体的に下降する。
【0038】また、弁ロッド14が軸線方向に沿って直
線運動する際、弁ロッド14の外周を囲繞するベローズ
44、弁ロッド14と第1リング体46との間に挟持さ
れるパッキン49a、弁箱30と第2リング体48との
間に挟持されるパッキン49bによって、弁箱30の室
内の気密が好適に保持される。
【0039】この場合、ヨーク56は、ばね部材64の
伸張作用下において上方向に押圧されており、前記ヨー
ク56と一体的に配設される係合部材60の両側面に固
着された係合用ピン部材70が変位部材58の係合用溝
部72の下端部72aに保持された状態にあり、ヨーク
56と変位部材58とは、それぞれ上下方向および前後
方向の位置ずれを防止された状態にある。
【0040】ピストンロッド26が下降して、支持ロー
ラ40がベースプレート18に形成される凹部42に当
接することにより、変位部材58は終端位置となり、弁
ディスク16が弁座32と対向した状態となる。また、
支持ローラ40がベースプレート18に形成される凹部
42に当接する際、凹部42に設けられた緩衝部材50
により、当接した際の衝撃が吸収される。
【0041】このとき、ガイドローラ68は、ばね部材
64の伸張作用下に長孔66の平坦部66aに保持され
ている。
【0042】変位部材58が終端位置に到達した後、ピ
ストンロッド26がさらに下降し、ヨーク56がばね部
材64を圧縮しながら係合部材60と一体的に下降す
る。そして、図4に示されるように、ガイドローラ68
が係合部材60に形成される長孔66の第1傾斜部66
bに沿って変位することにより、変位部材58は支持ロ
ーラ40を支点として所定角度θだけ傾動する。さら
に、ガイドローラ68が長孔66の第2傾斜部66cに
沿って変位することにより、図3に示されるように、弁
ディスク16が弁座32にシール部材34を押圧しなが
ら着座し、弁箱30に形成される通路28が閉塞され
る。
【0043】そして、図3に示されるように、ガイドロ
ーラ68が長孔66の頂点部66eを乗り越えて、保持
部66dに到達することにより、弁ディスク16が弁座
32に着座し、通路28が閉塞された状態が保持され
る。
【0044】すなわち、圧力流体が供給されない状況に
おいても、横荷重の作用下にガイドローラ68が再び長
孔66の頂点部66eを乗り越えて第2傾斜部66cに
戻ることがないため、弁ディスク16が弁座32より離
間することがない。
【0045】また、弁ロッド14が支持ローラ40を支
点として、所定角度θだけ傾動する際、ベローズ44、
第1リング体46およびパッキン49aは、弁ロッド1
4と一体的に傾動するため、傾動時においても弁箱30
の室内の気密を確実に保持する。
【0046】次に、弁ディスク16を弁座32から離間
させて通路28を連通する場合には、図示しない切換弁
の切換作用下に下部側シリンダ室22bに圧力流体を供
給することにより、ピストン24が上昇し、ピストン2
4に連結されるピストンロッド26、ヨーク56および
変位部材58とが一体的に上昇することにより、初期位
置に復帰する。なお、この場合、上部側シリンダ室22
aは、図示しない切換弁の切換作用下に大気開放状態に
ある。
【0047】すなわち、長孔66の保持部66dに係合
されているガイドローラ68は、長孔66が形成されて
いる係合部材60がピストンロッド26およびヨーク5
6と一体的に変位するため、長孔66の頂点部66eを
乗り越えて第2傾斜部66cに戻り、第1傾斜部66b
を経由して、平坦部66aまで到達する。その結果、弁
ディスク16が前記とは反対方向に向かって所定角度θ
だけ傾動した後、ピストンロッド26と一体的にヨーク
56および係合部材60が上昇し、初期位置に復帰す
る。
【0048】以上により本実施の形態では、弁ディスク
16が支持ローラ40を支点として所定角度θだけ傾動
する際、変位部材58に軸支されるガイドローラ68
が、長孔66の係合作用下に長孔66の第2傾斜部66
cから頂点部66eを乗り越えて保持部66dへと到達
する。
【0049】その際、駆動源であるシリンダ部12へ圧
力流体が供給されないときでも、ガイドローラ68が保
持部66dに保持された状態であり、再び頂点部66e
を乗り越えて第2傾斜部66cの方向へ戻ることがない
ため、弁ディスク16が弁座32より離間することがな
い。その結果、弁箱30に形成される通路28の気密が
好適に保持される。
【0050】また、本実施の形態に係るゲートバルブに
よれば、従来のゲートバルブの長孔の形状に対して、僅
かな加工を施すのみで、弁ディスク16を弁座32に保
持することが可能となるため、ほぼ同等のコストにて製
造が可能となるという利点がある。
【0051】
【発明の効果】本発明によれば、以下の効果が得られ
る。
【0052】すなわち、本発明では、弁ディスクが弁座
に着座する際、係合部材に形成される長孔に係合される
ガイドローラが長孔の傾斜部から頂点部を乗り越え保持
部に到達することにより、圧力流体が供給されないとき
においても、弁ディスクが弁座より離間することがな
く、通路の気密を常に保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るゲートバルブの縦断
面図である。
【図2】図1のII−II線に沿った部分横断面図であ
る。
【図3】本発明の実施の形態に係るゲートバルブの弁デ
ィスクが弁座に着座している状態の部分横断面図であ
る。
【図4】本発明の実施の形態に係るゲートバルブの長孔
部分の拡大図である。
【符号の説明】 10…ゲートバルブ 12…シリンダ部 14…弁ロッド 16…弁ディスク 18…ベースプレート 20…シリンダチ
ューブ 22、22a、22b…シリンダ室 24…ピストン 26…ピストンロッド 28…通路 30…弁箱 32…弁座 34…シール部材 40…支持ローラ 42…凹部 44…ベローズ 56…ヨーク 58…変位部材 60…係合部材 64…ばね部材 66…長孔 66a…平坦部 66b…第1傾斜部 66c…第2傾斜
部 66d…保持部 66e…頂点部 68…ガイドローラ 70…係合用ピン
部材 72…係合用溝部 72a…下端部 72b…斜傾部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動源の駆動軸に連結され、該駆動源の作
    用下に軸線方向に沿って変位するヨークと、 前記ヨークと一体的に変位するとともに、軸線方向に沿
    った終端位置において傾動自在に設けられた変位部材
    と、 前記変位部材の両側面に設けられ、長孔が形成された係
    合部材と、 前記変位部材に回動自在に軸支され、前記長孔に沿って
    変位する第1ローラ部材と、 前記変位部材に回動自在に軸支され、軸線方向に沿って
    変位する第2ローラ部材と、 前記変位部材に連結された弁ロッドを介して通路を開閉
    する弁ディスクと、 を備え、 前記長孔は、前記第1ローラ部材を保持する保持部を有
    し、 前記第1ローラ部材は、終端位置に到達した前記第2ロ
    ーラ部材を支点として、前記変位部材に設けられた前記
    長孔に沿って変位することにより、前記変位部材を傾動
    させ、該第1ローラ部材が前記長孔の保持部に到達して
    前記保持部に係止されることにより、弁ディスクが通路
    を閉塞した状態に保持されることを特徴とするゲートバ
    ルブ。
  2. 【請求項2】請求項1記載のゲートバルブにおいて、 前記長孔は、係合部材の軸線と略平行な平坦部と、 前記平坦部に対して所定角度傾斜する傾斜部と、 前記弁ディスクが前記通路を閉塞する際、前記第1ロー
    ラ部材が保持される前記保持部と、 前記傾斜部と前記保持部との間に形成される頂点部と、 を含むことを特徴とするゲートバルブ。
  3. 【請求項3】請求項1記載のゲートバルブにおいて、 前記傾斜部は、第1傾斜部と第2傾斜部とから形成さ
    れ、 前記平坦部に対する第1傾斜部の傾斜角度が第2傾斜部
    の傾斜角度より大きく形成されることを特徴とするゲー
    トバルブ。
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