JP2013224335A - 殺生物性混合物 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来技術の背景に対して、第一には、少なくとも類似の活性を有していながらも、殺生物剤の使用量が少なくてすむことを特徴とし、さらに、特にピリチオンを使用した場合に、金属イオンの存在下であってもその活性を保持するような、他の殺生物性混合物を提供すること。
【解決手段】ポリアミンではない少なくとも1種の殺生物剤と少なくとも1種のポリアミンとを含む殺生物性混合物、さらに、ポリアミンにより、ピリチオン含有産業材料の変色を脱色するため、および/または防止するための方法により、上記課題を解決する。
【選択図】なし

Description

本発明は、ポリアミンではない少なくとも1種の殺生物剤と少なくとも1種のポリアミンとを含む殺生物性混合物、さらには材料保護における上述の殺生物性混合物の使用に関する。本発明の特別な態様はさらに、ポリアミンによるピリチオン含有産業材料の変色を脱色するためおよび/または防止するための方法に関する。
少なくとも1種の殺生物剤と少なくとも1種のポリアミンとを含む殺生物性混合物は、基本的には公知である。
たとえば、(特許文献1)には、1,2−ベンズイソ−チアゾリン−3−オン(BIT)とアミンたとえばラウリルジプロピレントリアミンとを含む組成物の記載があり、その組成物にはさらに溶媒として、水と、完全に水混和性の溶媒たとえばブチルジグリコールとが含まれる。
(特許文献2)には、貯蔵安定性を改良することが知られているクルードなBITの水性溶液が開示されており、それにはジエタノールアミン、トリエタノールアミン、ジイソプロパノールアミン、トリイソプロパノールアミン、およびモルホリンの群からの2種以上のアミン化合物が含まれる。
さらに、(特許文献3)には、BITと2〜6個の炭素原子を有するアミンとを含む混合物が開示されているが、それらのアミンはヒドロキシル基およびエーテル基を含まない。そのような混合物は、凝集に対する安定性が向上していると言われている。
(特許文献4)には、BITとエトキシル化された三級アミンとの、貯蔵安定性の高い液状調製物が開示されているが、それには、さらに水、水混和性溶媒たとえばポリグリコール、さらにはその他の助剤たとえば錯化剤および/または硬水軟化剤が含まれる。
最後に、(特許文献5)には、特定のグリコールエーテルと、ヒドロキシル基を含まない少なくとも1種の二級または三級アミンとを含む消毒剤が開示されている。前述の消毒剤は、作用時間が短縮されるか、または活性が改良されると言われている。
特別な殺生物剤は、ピリチオンである。ピリチオンは、抗微生物物質として知られており、保存のための多くの用途において有用に使用されている。ピリチオンナトリウム(CAS 3811−73−2)は、極めて良好な抗微生物性を有する水溶性のピリチオン塩であって、たとえば、工業プロセス用液体および助剤、たとえば、金属加工流体、潤滑剤、結合剤、接着剤、シーリング組成物、皮革加工助剤、紙コーティング剤、さらには化粧品などにおいて保存剤(殺生物剤)として使用されている。ピリチオンナトリウムの製造がはじめて記載されたのは(特許文献6)の中においてであった。
残念ながら、ピリチオンナトリウムは、他の塩たとえばピリチオン亜鉛と同様に、重金属、特に鉄イオンと組み合わさると、強い着色(暗緑色、青色、黒色)の化合物となってしまう性質を有している。これらの重金属が、たとえば、化学物質の中の触媒残渣や、塗料およびワニスへの添加剤の中の天然微量成分(鉄)として、微量で存在していた場合であっても、上述のことが起きる。それらの変色は、美的な観点からのみならず、たとえば活性の低下などの工業的大問題を引き起こすので、容認されない。
たとえば、オイル濃縮物(oil concentrate)は、着色たとえば褐色の場合には、所定の規格が当てはめられる。黒色の製品は、市場性がない。
金属加工流体は通常、白色のエマルションまたはやや黄色の溶液として使用される。加工物や機械を黒色に着色する、暗青色ないしは黒色の液体は顕著な経済的な損失を招く。過去において、変色の問題を解決するための試みがなされてきたが、それらは、多少なりとも副作用を伴っている。これらの場合においては、重金属(特に鉄イオン)を、他の金属イオンに置き代えるか、または錯体化させることによってそれらを除去することが試みられた。(FeIIIイオンをピリチオンと反応させると、黒色の沈殿物となるので、系から除去する。それには、殺生物活性の低下が伴う)。金属加工流体においては、錯化剤を使用すればFe−ピリチオンは脱色されるものの、それは水の硬度も低下させ、望ましくない流体の泡の形成を実質的には必ずもたらし、泡は潤滑も冷却もできない。ピリチオンと一緒になって非着色の錯体塩をもたらす塩、たとえば亜鉛塩を使用することも、さらなる可能性である(特許文献7)。この手段では脱色はされるものの、ピリチオンの殺生物活性の低下と、望ましくない二次的な害が起きる。
独国特許発明第40 33 272C1号明細書 英国特許第1 191 253号明細書 英国特許第1 330 531号明細書 独国特許発明第36 099 39号明細書 欧州特許出願公開第612 470A号明細書 米国特許第3,159,640号明細書 米国特許第4,161,526号明細書
上述のような従来技術の背景に対して、第一には、少なくとも類似の活性を有していながらも、殺生物剤の使用量が少なくてすむことを特徴とし、さらに、特にピリチオンを使用した場合に、金属イオンの存在下であってもその活性を保持するような、他の殺生物性混合物が得られるのが望まれていた。
この度、
・脂肪族一級ポリアミンではない少なくとも1種の殺生物剤、および
・少なくとも5個の炭素原子を有し、二級、三級または四級アミノ基を担持しない、少なくとも1種の脂肪族一級ポリアミンを含む殺生物性混合物(ただし、英国特許第1 330 531号明細書に記載されている、ジアミノヘキサンおよび1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オンを含む殺生物性混合物は除外される)が見出された。
「脂肪族一級ポリアミン」という表現は、本発明の文脈においては、一つのsp−混成炭素原子に結合された少なくとも2個の一級アミノ基を含む化合物を意味しているものとする。典型的には、そのようなポリアミンは、それら自体では、有用となるほどの殺生物性は有していない。
この時点で言及しておくが、本発明の文脈には、上述および以後に列記する、成分、数値範囲、一般論としておよび好ましいとした範囲のプロセスパラメーターの、任意の組合せおよび可能な組合せのすべてが含まれる。
本発明において使用される、脂肪族一級ポリアミンでない殺生物剤は、たとえば、殺真菌剤、殺菌剤もしくは殺藻剤またはそのような活性成分の混合物であり、好ましくは殺真菌剤もしくは殺菌剤またはそのような活性成分の混合物である。
適切な殺真菌剤および/または殺菌剤としては、たとえば以下のものが挙げられる:
アルデヒド、たとえば、ケイ皮アルデヒド、ホルムアルデヒド、グルタルジアルデヒド、β−ブロモ−ケイ皮アルデヒド、o−フタルジアルデヒド;
ベンゾイミダゾール、たとえばカルベンダジム、ベノミル、フベリダゾール、チアベンダゾール、またはそれらの塩;
ベンズチアゾール、たとえば、2−メルカプトベンゾチアゾール;
ベンズチオフェンジオキシド、たとえば、ベンゾ[b]チオフェン−2,2−ジオキシドカルボン酸シクロヘキシルアミド;
ベンズアミド、たとえば、2,6−ジクロロ−N−(4−トリフルオロメチルベンジル)ベンズアミド、テクロフタラム;
キノリン、たとえば、8−ヒドロキシキノリン、およびそのCu塩;
ジチオカルバメート、たとえば、クフラネブ、フェルバン(ferban)、N−ヒドロキシメチル−N’−メチルジチオカルバミン酸カリウム、ジメチルジチオカルバミン酸NaもしくはK、マンゼブ、マンネブ、メタム、メチラム、サイラム、ジネブ、ジラム;
ホルムアルデヒドおよびホルムアルデヒド除去化合物、たとえば、ベンジルアルコールモノ(ポリ)ヘミホルマール、1,3−ビス(ヒドロキシメチル)−5,5−ジメチルイミダゾリジン−2,4−ジオン(DMDMH)、ビスオキサゾリジン、n−ブタノールヘミホルマール、cis−1−(3−クロロアリル)−3,5,7−トリアザ−1−アゾニアアダマンタンクロリド、1−[1,3−ビス(ヒドロキシメチル−2,5−ジオキソイミダゾリジン−4−イル]−1,3−ビス(ヒドロキシメチル)尿素、ダゾメット、ジメチロール尿素、4,4−ジメチルオキサゾリジン、エチレングリコールヘミホルマール、7−エチルビシクロオキサゾリジン、ヘキサヒドロ−S−トリアジン、ヘキサメチレンテトラミン、N−ヒドロキシメチル−N’−メチルチオ尿素、メチレンビスモルホリン、ナトリウムN−(ヒドロキシメチル)グリシネート、N−メチロールクロロアセトアミド、オキサゾリジン、パラホルムアルデヒド、タウロリン、テトラヒドロ−1,3−オキサジン、N−(2−ヒドロキシプロピル)アミノメタノール、テトラメチロールアセチレンジ尿素(TMAD);
イミダゾール、たとえば、クロトリマゾール、ビフォナゾール、クリンバゾール、エコナゾール、フェナパミル、イマザリル、イソコナゾール、ケトコナゾール、ロンバゾール、ミコナゾール、ペフラゾエート、プロクロラズ、トリフルミゾール、1−イミダゾリル−1−(4’−クロロフェノキシ)−3,3−ジメチルブタン−2−オン、ならびにそれらの金属塩および酸付加物;
ヨウ素誘導体、たとえば、ジヨードメチル−p−トリルスルホン、3−ヨード−2−プロピニルアルコール、4−クロロフェニル−3−ヨードプロパルギルホルマール、エチルカルバミン酸3−ブロモ−2,3−ジヨード−2−プロペニル、2,3,3−トリヨードアリルアルコール、3−ブロモ−2,3−ジヨード−2−プロペニルアルコール、n−ヘキシルカルバミン酸3−ヨード−2−プロピニル、シクロヘキシルカルバミン酸3−ヨード−2−プロピニル、フェニルカルバミン酸3−ヨード−2−プロピニル;
イソチアゾリノン、たとえば、N−メチルイソチアゾリン−3−オン、5−クロロ−N−メチルイソチアゾリン−3−オン、4,5−トリメチレンイソチアゾリノン、ベンズイソチアゾリノン;
メトキシアクリレートなど、たとえば、アゾキシストロビン、ジモキシストロビン、フルオキサストロビン、クレソキシムメチル、メトミノストロビン、オリサストロビン、ピコキシストロビン、ピラクロストロビン、トリフロキシストロビン、2,4−ジヒドロ−5−メトキシ−2−メチル−4−[2−[[[[1−[3−(トリフルオロメチル)−フェニル]エチリデン]アミノ]オキシ]メチル]フェニル]−3H−1,2,4−トリアゾル−3−オン(CAS No.185336−79−2);
活性化されたハロゲン基を有する殺微生物剤、たとえば、ブロニドクス、2−ブロモ−2−ニトロ−1,3−プロパンジオール、2−ブロモ−4’−ヒドロキシアセトフェノン、1−ブロモ−3−クロロ−4,4,5,5−テトラメチル−2−イミダゾルジノン、β−ブロモ−β−ニトロスチレン、クロロアセトアミド、クロラミンT、1,3−ジブロモ−4,4,5,5−テトラメチル−2−イミダゾルジノン、ジクロラミンT、3,4−ジクロロ−(3H)−1,2−ジチオール−3−オン、2,2−ジブロモ−3−ニトリルプロピオンアミド、1,2−ジブロモ−2,4−ジシアノブタン、ハラン、ハラゾン、ムコ塩素酸、フェニル(2−クロロシアノビニル)スルホン、フェニル(1,2−ジクロロ−2−シアノビニル)スルホン、トリクロロイソシアヌル酸;
モルホリン誘導体、たとえば、アルジモルフ、ジメトモルフ、ドデモルフ、ファリモルフ、フェンプロピジン、フェンプロピモルフ、トリデモルフ、トリモルファミド、ならびにそれらのアリールスルホン酸塩、たとえばp−トルエンスルホン酸およびp−ドデシルフェニルスルホン酸の塩;
ナフタレン誘導体、たとえば、テルビナフィン、ナフチフィン、ブテナフィン、3−クロロ−7−(2−アザ−2,7,7−トリメチルオクタ−3−エン−5−イン);
ニトリル、たとえば、2,4,5,6−テトラクロロイソフタロジニトリル、シアノジチオイミドカルバミン酸二ナトリウム;
フェノール、たとえば、トリブロモフェノール、テトラクロロフェノール、3−メチル−4−クロロフェノール、3,5−ジメチル−4−クロロフェノール、ジクロロフェン、2−ベンジル−4−クロロフェノール、トリクロサン、ジクロサン、ヘキサクロロフェン、p−ヒドロキシ安息香酸メチル、p−ヒドロキシ安息香酸エチル、p−ヒドロキシ安息香酸プロピル、p−ヒドロキシ安息香酸ブチル、p−ヒドロキシ安息香酸オクチル、o−フェニルフェノール、m−フェニルフェノール、p−フェニルフェノール、4−(2−tert−ブチル−4−メチルフェノキシ)フェノール、4−(2−イソプロピル−4−メチルフェノキシ)フェノール、4−(2,4−ジメチルフェノキシ)フェノール、ならびにそれらのアルカリ金属塩およびアルカリ土類金属塩;
ピリジンおよびピリミジン、たとえば、アンシミドール、ブチオベート、フェナリモル、メパニピリン(mepanipyrin)、ヌアリモル、ピロキシフル、トリアミロル(triamirol);1−ヒドロキシ−2−ピリジンチオン(および、そのCu、Na、Fe、Mn、Zn塩)、テトラクロロ−4−メチルスルホニルピリジン、ピリメタノール(pyrimethanol)、メパニピリム、ジピリチオン、1−ヒドロキシ−4−メチル−6−(2,4,4−トリメチルペンチル)−2(1H)−ピリジンおよびピリチオン、ならびにそれらの塩、たとえば特に、それらの亜鉛塩;
四級アンモニウム化合物およびグアニジン、たとえば、ベンザルコニウムクロリド、ベンジルジメチルテトラデシルアンモニウムクロリド、ベンジルジメチルドデシルアンモニウムクロリド、ジクロロベンジルジメチルアルキルアンモニウムクロリド、ジデシルジメチルアンモニウムクロリド、ジオクチルジメチルアンモニウムクロリド、N−ヘキサデシルトリメチルアンモニウムクロリド、1−ヘキサデシルピリジニウムクロリド、イミノクタジントリス(アルベシレート);
チオシアネート、たとえば、チオシアナトメチルチオベンゾチアゾール、メチレンビスチオシアネート;
トリアゾール、たとえば、アザコナゾール、アゾシクロチン、ビテルタノール、ブロムコナゾール、シプロコナゾール、ジクロブトラゾール、ジフェノコナゾール、ジニコナゾール、エポキシコナゾール、エタコナゾール、フェンブコナゾール、フェンクロラゾール、フェネタニル、フルキンコナゾール、フルシラゾール、フルトリアホール、ファーコナゾール、ヘキサコナゾール、イミベンコナゾール、イプコナゾール、イソゾホス、ミクロブタニル、メトコナゾール、パクロブトラゾール、ペンコナゾール、プロピオコナゾール(propioconazole)、プロチオコナゾール、シメオコナゾール(simeoconazole)、(±)−シス−1−(4−クロロフェニル)−2−(1H−1,2,4−トリアゾル−1−イル)シクロヘプタノール、2−(1−tert−ブチル)−1−(2−クロロフェニル)−3−(1,2,4−トリアゾル−1−イル)プロパン−2−オール、テブコナゾール、テトラコナゾール、トリアジメホン、トリアジメノール、トリアペンテノール、トリフルミゾール、トリチコナゾール、ウニコナゾール、さらにはそれらの金属塩および酸付加物;
スクシネートデヒロドゲナーゼ阻害剤、たとえば、ベノダニル、カルボキシム、カルボキシムスルホキシド、シクラフルラミド(cyclafluramid)、フェンフラム、フルタニル(flutanil)、フルカルバニル、フルメシクロックス、メベニル、メプロニル、メトフロキサム、メトスルホバックス、ニコビフェン、ピロカルボリド(pyrocarbolid)、オキシカルボキシン、シルラン(Shirlan)、シードバックス(Seedvax);
スルフェンアミド、たとえば、ジクロフルアニド(diclofluanid)、トリルフルアニド、ホルペット、フルオルフォルペット;キャプタン、カプトホール(captofol);
その他の殺生物剤、たとえば、ベトキサジン、5−ヒドロキシ−2(5H)−フラノン;4,5−ベンゾジチアゾリノン、4,5−トリメチレンジチアゾリノン、N−(2−p−クロロベンゾイルエチル)ヘキサミニウムクロリド、2−オキソ−2−(4−ヒドロキシフェニル)アセトヒドロキシシンナミルクロリド、トリス−N−(シクロヘキシルジアゼニウムジオキシ)アルミニウム、N−(シクロヘキシルジアゼニウムジオキシ)トリブチルスズもしくはそのK塩、ビス−N−(シクロヘキシルジアゼニウムジオキシ)銅、イプロバリカルブ、フェンヘキサミド、スピロキサミン、カルプロパミド、ジフルメトリン(diflumetorin)、キノキシフェン、ファモキサドン、ポリオキソリム、アシベンゾラル−S−メチル、フラメトピル、チフルザミド、メタラキシル−M(methalaxyl−M)、ベンチアバリカルブ、メトラフェノン、シフルフェナミド、チアジニル、ティーツリーオイル、フェノキシエタノール。
好ましい殺真菌剤または殺菌剤は以下のものである:
アザコナゾール、ブロムコナゾール、シプロコナゾール、ジクロブトラゾール(dichlobutrazole)、ジニコナゾール、ヘキサコナゾール、メタコナゾール、ペンコナゾール、プロピコナゾール、テブコナゾール、ジクロフルアニド、トリルフルアニド、トリアジメホン、フルオルフォルペット、メトフロキサム、N−メチルイソチアゾリン−3−オン、5−クロロ−N−メチルイソチアゾリン−3−オン、ジクロロ−N−オクチルイソチアゾリノン、メルカプトベンゾチアゾール、チオシアナトメチルチオベンゾチアゾール、チアベンダゾール、ベンズイソチアゾリノン、ピリチオンおよびその塩、2−ブロモ−2−ニトロ−1,3−プロパンジオール、ならびにo−フェニルフェノール。
極めて好ましいのは、N−メチルイソチアゾリン−3−オン、5−クロロ−N−メチルイソチアゾリン−3−オン、ジクロロ−N−オクチルイソチアゾリノン、メルカプトベンゾチアゾール、チオシアナトメチルチオベンゾチアゾール、チアベンダゾール、ベンズイソチアゾリノン、ピリチオンおよび/またはそのアルカリ金属塩、ならびにo−フェニルフェノールであるが、それらの内でもさらに好ましいのは、N−メチルイソチアゾリン−3−オン、5−クロロ−N−メチルイソチアゾリン−3−オン、ジクロロ−N−オクチルイソチアゾリノン、チアベンダゾール、ベンズイソチアゾリノンおよびo−フェニルフェノールである。
好適な殺藻剤は、たとえば以下のものである:
アセトクロール、アシフルオルフェン、アクロニフェン、アクロレイン、アラクロール、アロキシジム、アメトリン、アミドスルフロン、アミトロール、スルファミン酸アンモニウム、アニロフォス、アシュラム、アトラジン、アザフェニジン、アジプトロトリン(aziptrotryn)、アジムスルフロン、
ベナゾリン、ベンフルラリン、ベンフレセート(benfuresat)、ベンスルフロン、ベンスルフィド(bensulfide)、ベンタゾン、ベンゾフェンキャップ(benzofencap)、ベンズチアズロン、ビフェノックス、ビスピリバック、ビスピリバック−ナトリウム、ホウ砂、ブロマシル、ブロモブチド、ブロモフェノキシム、ブロモキシニル、ブタクロール、ブタミホス、ブトラリン、ブチレート、ビアラホス、ベンゾイルプロップ、ブロモブチド、ブトロキシジム、
カルベタミド、カルフェントラゾンエチル、カルフェンストロール(carfenstrol)、クロメトキシフェン、クロルアンベン、クロルブロムロン、クロルフルレノール、クロリダゾン、クロリムロン、クロルニトロフェン、クロロ酢酸、クロランスラムメチル、シニドンエチル、クロロトルロン、クロロキシウロン、クロルプロファム、クロルスルフロン、クロルタール、クロルチアミド、シンメチリン、シノフルスロン(cinofulsuron)、クレホキシジム、クレトジム、クロマゾン、クロメプロップ、クロピラリド、シアナミド、シアナジン、シクロエート、シクロキシジム、クロロキシニル、クロジナホップ−プロパルギル、クミルロン、クロメトキシフェン、シハロホップ、シハロホップブチル、クロピラスルフロン、シクロスルファムロン、
ジクロスラム、ジクロプロップ、ジクロプロップP、ジクロホップ、ジエタチル、ジフェノキスロン、ジフェンゾコート、ジフルフェニカン、ジフルフェンゾピル、ジメフロン、ジメピペレート、ジメタクロル、ジメチピン、ジニトラミン、ジノセブ、ジノセブ酢酸塩、ジノテルブ、ジフェナミド、ジプトロペトリン、ジクワット、ジチオピル、ジズロン(diduron)、DNOC、DSMA、2,4−D、ダイムロン、ダラポン(dalapon)、ダゾメット、2,4−DB、デスメディファム、デスメトリン、ジカンバ、ジクロベニル、ジメタミド(dimethamid)、ジチオピル、ジメタメトリン、
エグリナジン、エンドタール、EPTC、エスプロカルブ、エタルフルラリン、エチジムロン、エトフメセート、エトベンザニド、エトキシフェン、エタメトスルフロン、エトキシスルフロン、
フェノキサプロップ、フェノキサプロップP、フェニュロン、フラムプロップ、フラムプロップM、フラザスルフロン、フルアジホップ、フルアジホップP、フエナクロル(fuenachlor)、フルクロラリン、フルフェナセット、フルメツロン(flumeturon)、フルオログリコフェン、フルオロニトロフェン、フルプロパネート、フルレノール、フルリドン、フルロクロリドン、フルロキシピル、ホメサフェン、ホサミン、ホサメチン(fosametine)、フラムプロップイソプロピル、フラムプロップイソプロピルL、フルフェンピル、フルミクロラックペンチル、フルミプロピン、フルミオキシジム(flumioxzim)、フルルタモン、フルミオキシジム(flumioxzim)、フルピルスルフロンメチル、フルチアセットメチル、
グリホサート、グリホシネートアンモニウム塩、
ハロキシホップ、ヘキサジノン、
イマザメタブンズ、イソプロツロン、イソキサベン、イソキサピリホップ、イマザピル、イマザキン、イマゼタピル、アイオキシニル、イソプロパリン、イマゾスルフロン、イマザモックス、イソキサフルトール、イマザピック、
ケトスピラドックス(ketospiradox)、
ラクトフェン、レナシル、リニュロン、
MCPA、MCPAヒドラジド、MCPAチオエチル、MCPB、メコプロプ、メコプロプ−P、メフェナセット、メフルイジド、メゾスルフロン、メタム、メタミホップ、メタミトロン、メタザクロール、メタベンズチアズロン、メタゾール、メトロプトリン(methoroptryne)、メチルダイムロン、メチルイソチオシアネート、メトブロムロン、メトキシウロン、メトリブジン、メトスルフロン、モリネート、モナリッド、モノリニューロン、MSMA、メトラクロール、メトスラム、メトベンズロン、
ナプロアニリド、ナプロパミド、ナプタラム、ネブロン、ニコスルフロン、ノルフルラゾン、塩素酸ナトリウム、
オキサジアゾン、オキシフルオルフェン、オキシスルフロン、オルベンカルブ、オリザリン、オキサジアルギル、
プロピザミド、プロスルホカルブ、ピラゾレート、ピラゾルスルフロン(pyrazolsulfuron)、ピラゾキシフェン、ピリベンゾキシム、ビリブチカルブ、ピリデート、パラコート、ペブレート、ペンジメタリン、ペンタクロロフェノール、ペントキサゾン、ペンタノクロール、石油、フェンメディファム、ピクロラム、ピペロホス、プレチラクロール、プリミスルフロン、プロジアミン、プロホキシジム、プロメトリン、プロパクロール、プロパニル、プロパキザフォブ(propaquizafob)、プロパジン、プロファム、プロピソクロル、ピリミノバックメチル、ペラルゴン酸、ピリチオバック、ピラフルフェン−エチル、
キンメラック、キノクロアミン(quinocloamine)、キザロホップ、キザロホップP、キンクロラック、
リムスルフロン、
セトキシジム、シフロン(sifuron)、シマジン、シメトリン、スルホスルフロン、スルホメツロン、スルフェントラゾン、スルコトリオン、スルホサート、
タール油、TCA、TCA−ナトリウム塩、テブタム、テブチウロン、ターバシル、テルブメトン、テルブリラジン、テルブトリン、チアザフルロン、チフェンスルフロン、チオベンカルブ、チオカルバジル、トラルコキシジム、トリアレート、トリアスルフロン、トリベヌロン、トリクロピル、トリジファン、トリエタジン、トリフルラリン、タイコール(tycor)、チジアジミン(thi−diazimin)、チアゾピル、トリフルスルフロン、
バーノレート。
好ましい殺藻剤は、トリアジン化合物たとえばテルブトリン、シブトリン、プロパジンもしくはテルブトン(terbuton)、尿素化合物たとえばジウロン、ベンズチアズロン、メタベンズチアズロン、テブチウロン、およびイソプロツロン、またはウラシルたとえばターバシルである。
本発明の一つの変法においては、本発明による混合物には、ピリチオンまたはそれらの塩のいずれも含まない。
本発明による混合物にはさらに、少なくとも5個の炭素原子を含み、二級、三級または四級アミノ基を担持しない少なくとも1種の脂肪族一級ポリアミンを含む。
好適な、少なくとも5個の炭素原子を含み、二級、三級または四級アミノ基を担持しない脂肪族一級ポリアミンとしては以下のもの挙げられる:
非環状でC〜C10の1,ω−ジアミン、たとえば、1,5−ペンタンジアミン、1,5−ジアミノ−2−メチルペンタン、1,6−ヘキサンジアミン、1,7−ヘプタンジアミン、1,8−オクタンジアミン、および1,9−ノナンジアミン;
環状のC〜C10−ジアミン、たとえば、1,3−ビスアミノメチルシクロヘキサン、および1,3−キシリレンジアミン;
非環状のポリエーテルアミン、たとえば式IおよびIIのポリエーテルアミン、
Figure 2013224335
[式中、
n、またはnとmとoは、いずれの場合も互いに独立して、自然数、好ましくは1〜10、特に好ましくは2〜5の自然数である];
または、上述のポリアミンの混合物。
上述の式IおよびIIのアミンは、たとえば、ポリエーテルアミンD230およびポリエーテルアミンT403として市販されている。
特に好ましい、少なくとも5個の炭素原子を含み、二級、三級または四級アミノ基を担持しない脂肪族一級ポリアミンは以下のものである:1,5−ジアミノ−2−メチルペンタン、1,3−ビスアミノメチルシクロヘキサン、および1,3−キシリレンジアミン、さらには好ましい範囲も含めてそこに示した意味を有する式IおよびIIのポリエーテルアミン、ならびに上述のポリアミンの混合物。
本発明による混合物の中における殺生物剤対ポリアミンの重量比は、たとえば、100:1から1:100まで、好ましくは10:1から1:10まで、特に好ましくは2:1から1:5までである。
本発明による混合物には、場合によっては、酸性物質をさらに含むことも可能である。本発明の文脈においては、酸性物質とは、2.0〜6.0の標準pKを有する酸およびそれらの塩であるが、それは、水性条件下、1mol/Lの濃度で測定または計算したときに、標準温度で2.0〜6.0のpHを示すものである。
好適な酸性物質は、以下のものである:ギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、コハク酸、乳酸、クエン酸、安息香酸、アジピン酸、フマル酸、ソルビン酸、サリチル酸、ソルビン酸、ノナン酸。
本発明による混合物は、各種の添加剤をさらに含むこともできる。以後において説明する添加剤に関しては、それぞれの場合、互いに独立して、それらが存在しない可能性もある。可能な添加剤としては、たとえば、以下のものが挙げられる:
・水。本発明による混合物には、たとえば0.01〜98重量%、好ましくは5〜90重量%の水を含むことができる。所望の用途に依存するが、標準条件下でのpHは、2〜11の範囲である。
・界面活性物質、たとえば界面活性剤。界面活性剤は、たとえば、ノニオン性、カチオン性および両性の界面活性剤とすることができるが、アニオン性界面活性剤であるのが好ましい。好適なアニオン性界面活性剤としては、たとえば以下のものが挙げられる:アルキルスルフェート、アルキルエーテルスルフェート、アルキルアリールスルホネート、アルキルスクシネート、アルキルスルホスクシネート、N−アルコイルサルコシネート、アシルタウレート、アシルイセチオネート、アルキルホスフェート、アルキルエーテルホスフェート、アルキルエーテルカルボキシレート、アルファ−オレフィンスルホネート、特にアルカリ金属塩およびアルカリ土類金属塩、たとえば、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、さらにはアンモニウム塩、ならびに上述のポリアミンのトリエタノールアミン塩およびアンモニウム塩。アルキルエーテルスルフェート、アルキルエーテルホスフェートおよびアルキルエーテルカルボキシレートは、それぞれの場合において、1〜10個の間のエチレンオキシドまたはプロピレンオキシド単位、好ましくは1〜3個のエチレンオキシド単位を有することができる。好適な物質は、たとえば以下のものである:ナトリウムラウリルスルフェート、アンモニウムラウリルスルフェート、ナトリウムラウリルエーテルスルフェート、アンモニウムラウリルエーテルスルフェート、ナトリウムラウリルサルコシネート、ナトリウムオレイルスクシネート、アンモニウムラウリルスルホスクシネート、ナトリウムドデシルベンゼンスルホネート、トリエタノールアミンドデシルベンゼンスルホネート。本発明による混合物は、たとえば0.01〜10重量%、好ましくは0.2〜8重量%の界面活性物質を含むことができる。
・乳化剤、たとえば、鎖長C12〜C20の直鎖脂肪族カルボン酸の上述のポリアミンのナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩、およびアンモニウム塩、ナトリウムヒドロキシオクタデカンスルホネート、鎖長C12〜C20のヒドロキシ脂肪酸の上述のポリアミンのナトリウム塩、カリウム塩、およびアンモニウム塩ならびにそれらのスルホン化またはアセチル化反応生成物、アルキルスルフェート、さらにはトリエタノールアミン塩、アルキル(C10〜C20)スルホネート、アルキル(C10〜C20)アリールスルホネート、ジメチルジアルキル(C〜C18)アンモニウムクロリド、アシル−、アルキル−、オレイル−およびアルキルアリールオキシエチラートおよびそれらのスルホン化反応生成物、スルホコハク酸と鎖長C〜C16の脂肪族飽和1価アルコールとのエステルのアルカリ金属塩、スルホコハク酸と鎖長C10〜C12の1価脂肪族アルコールのポリエチレングリコールエーテルとの4−エステル(二ナトリウム塩)、スルホコハク酸とポリエチレングリコールノニルフェニルエーテルとの4−エステル(二ナトリウム塩)、スルホコハク酸ビス−シクロヘキシルエステル(ナトリウム塩)、リグノスルホン酸およびさらにそれのカルシウム、マグネシウム、ナトリウムおよびアンモニウム塩、20個のエチレンオキシド基を有するポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート、樹脂酸、水素化および脱水素化樹脂酸およびそれらのアルカリ金属塩、ドデシル化ナトリウムジフェニルエーテルジスルホネート、さらには、エチレンオキシドの最少含量が10重量%のエチレンオキシドとプロピレンオキシドとのコポリマー。使用するのに好適な乳化剤は以下のものである:ナトリウムラウリルスルフェート、ナトリウムラウリルエーテルスルフェート、エトキシル化(3エチレンオキシド基);オレイルアルコールのポリエチレングリコール(4〜20)エーテル、およびノニルフェノールのポリエテンオキシド(4〜14)エーテル。本発明による混合物には乳化剤を、たとえば0.01〜15重量%、好ましくは0.2〜8重量%、特に好ましくは0.5〜6重量%、極めて特に好ましくは1〜5重量%の量で含むことができる。
・分散剤、たとえば、アルキルフェノールポリグリコールエーテル。本発明による薬剤には分散剤を、たとえば0.01〜8重量%、好ましくは0.1〜6重量%、特に好ましくは0.2〜5重量%、極めて特に好ましくは0.2〜3重量%の量で含むことができる。
・安定剤、たとえば、セルロースおよびセルロース誘導体。本発明による薬剤には安定剤を、たとえば0.01〜6重量%、好ましくは0.01〜3重量%、特に好ましくは0.01〜2重量%、極めて特に好ましくは0.01〜1重量%の量で含むことができる。
・展着剤、たとえば、ミリスチン酸イソプロピル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、およびポリオキシエチレンラウリルフェニルエーテル。本発明による混合物には展着剤を、たとえば0.01〜20重量%、好ましくは0.1〜10重量%、特に好ましくは0.1〜5重量%、極めて特に好ましくは0.1〜2重量%の量で含むことができる。
・有機溶媒、たとえば、1価もしくは多価アルコール、ポリエーテル、ポリエーテルアルコール、エステル、ポリエステル、ポリエステルアルコール、ケトン、および炭化水素。本発明による混合物には、たとえば、0.01〜95重量%の有機溶媒を含むことができる。
・芳香剤および色素たとえば、無機顔料、たとえば、酸化鉄、酸化チタン、フェロシアニドブルー、および有機染料。
・緩衝剤物質、緩衝系またはpH調節剤。本発明による混合物には、それぞれの場合において、たとえば0.01〜10重量%、好ましくは0.1〜5重量%の緩衝剤物質、緩衝系またはpH調節剤を含むことができるが、この場合、上述のポリアミンも同様に、緩衝系の一成分として機能することができ、そのことのために、それらは本発明による混合物における貴重な多機能成分となっている。
本発明はさらに、本発明による混合物を各種所望の配合で含む。好適な配合物は、カプセル懸濁物(CS)、水溶性濃縮物(SL)、懸濁濃縮物(SC)および乳化性濃縮物(EC)であるが、一般的には水溶性濃縮物(SL)、懸濁濃縮物(SC)および乳化性濃縮物(EC)が、ポリアミンの物理的性質のために好ましい。基本的には、適切な配合のタイプは、使用される混合物成分およびその物理的性質に実質的に依存する。しかしながら、これらのことは公知であるので、ほんのいくつかの実験でさらに好ましい配合法を決定することは、当業者の熟知する作業である。
本発明による混合物が特に有利であるのは、ポリアミンを加えることで、使用される単一または複数の殺生物剤成分の活性を改良することができ、殺生物性配合物の成分となることが多いアニオン性界面活性剤の活性を失わせることがないか、またはほんのわずかしか活性を失わせないという点にある。
したがって、本発明はさらに、産業材料を保護するための本発明による混合物の使用に関する。考慮の対象となる産業材料は、具体的には、接着剤、コンクリート、ポリマー分散体、顔料スラリー、インキ、サイズ剤、塗料、コーティング、セッコウ、冷却潤滑剤、ならびに上述の産業材料を保護するための伝熱液体および/または機能性液体である。極めて特に好ましいのは、冷却潤滑剤および接着剤である。
本発明はさらに、微生物の侵入および/または破壊から産業材料を保護するための方法にも関し、本発明による混合物が、微生物またはその生育場所に非希釈または希釈状態で作用することが可能であることを特徴とする。
本発明はさらに、本発明による混合物によって産業材料を処理することにより得られる産業材料にも関する。
産業材料に分解または変化を与えることが可能な微生物は、例を挙げれば、細菌、かび、酵母、藻類、および粘菌の生物体である。
細菌、かび、および酵母に対して本発明による混合物を使用するのが好ましい。
例としては、以下の属の微生物が挙げられる:アルテルナリア(Alternaria)属たとえばアルテルナリア・テヌイス(Alternaria tenuis)、アスペルギルス(Aspergillus)属たとえばアスペルギルス・ニガー(Aspergillus niger)、カンジダ(Candida)属たとえばカンジダ・アルビカンス(Candida albicans)、ゲオトリクム(Geotrichum)属たとえばゲオトリクム・カンジドゥム(Geotrichum candidum)、ロドトルラ(Rhodotorula)属たとえばロドトルラ・ルブラ(Rhodotorula rubra)、サッカロミセス(Saccharomyces)属たとえばサッカロミセス・セレビシアエ(Saccharomyces cerrevisiae)、カエトミウム(Chaetomium)属たとえばカエトミウム・グロボスム(Chaetomium globosum)、コニオフォラ(Coniophora)属たとえばコニオフォラ・プエタナ(Coniophora puetana)、フザリウム(Fusarium)属たとえばフザリウム・ソラニ(Fusarium solani)、レンチヌス(Lentinus)属たとえばレンチヌス・チグリヌス(Lentinus tigrinus)、ペシロミセス(Paecilomyces)属たとえばペシロミセス・バリオッティ(Paecilomyces variotti)、ペニシリウム(Penicillium)属たとえばペニシリウム・グラウクム(Penicillium glaucum)、ポリポルス(Polyporus)属たとえばポリポルス・ベルシコロル(Polyporus versicolor)、オーレオバシジウム(Aureobasidium)属たとえばオーレオバシジウム・プルランス(Aureobasidium pullulans)、スクレオフォーマ(Sclerophoma)属たとえばスクレオフォーマ・ピティフィラ(Sclerophoma pityophila)、トリコデルマ(Trichoderma)属たとえばトリコデルマ・ビリデ(Trichoderma viride)、アルカリゲネス(Alcaligenes)属たとえばアルカリゲネス・フェカーリス(Alcaligenes faecalis)、バシラス(Bacillus)属たとえばバシラス・サブチリス(Bacillus subtilis)、エシェリキア(Escherichia)属たとえば大腸菌(Escherichia coli)、プロテウス(Proteus)属たとえばプロテウス・ブルガリス(Proteus vulgaris)、シュードモナス(Pseudomonas)属たとえばシュードモナス・エルジノーサ(Pseudomonas aeruginosa)およびシュードモナス・フルオレッセンス(Pseudomonas fluorescens)、スタフィロコッカス(Staphylococcus)属たとえばスタフィロコッカス・アウレウス(Staphylococcus aureus)。
本発明による混合物の適用量は、防除すべき微生物のタイプと発生、さらには保護すべき材料の組成に依存する。最適な使用量は、当業者が十分承知している方法で、簡単な一連の試験をすることにより決めることができる。
本発明のさらなる態様は、以下のものを含む殺生物性混合物に関する。
・少なくともピリチオンまたはその塩、
・場合によっては、脂肪族一級ポリアミンではない、少なくとも1種のさらなる殺生物剤、および
・少なくとも1種のポリアミン。
ポリアミンは、少なくとも2個のアミノ基を含むすべての化合物である。好適なポリアミンは、式IIIおよびIVのものである。
Figure 2013224335
[式中、
、R、R、およびRは、水素、飽和もしくは不飽和で分岐状もしくは直鎖状のC〜C10−アルキル、シクロアルキル、エトキシレート、プロポキシレート、アルキルアリールまたはヘテロシクリルとすることができ、
Yは、O、NH、NR、R−C=C−R、シクロアルキル、エトキシル、プロポキシルまたはCHとすることができ、
x、y、およびzは、自然数Nである]
式IIIおよびIVのポリアミンの例としては、以下のものが挙げられる:ジエチレントリアミン(CAS 111−40−0)、ビス(3−アミノプロピル)エーテル(CAS 2579−20−6)、1,3−ビス(アミノメチル)−シクロヘキサン(CAS 2579−20−6)、ポリエーテルアミン(CAS 39423−51−3)、ジエチルアミノエチルアミン(CAS 100−36−7)、ジエチルアミノプロピルアミン(CAS 104−78−9)、N−アミノプロピルピペリジンおよびN−アミノプロピルモルホリン(CAS 123−00−2)。
さらに好適なポリアミンは、少なくとも5個の炭素原子を含み、二級、三級または四級アミノ基を担持しない脂肪族一級ポリアミンであるが、これには、先に述べたのと同じ範囲および好ましい範囲が適用される。
一般的に言って、先に記載された開示が、そこで言及された範囲および好ましい範囲も含めて、さらなる成分、たとえば、さらなる殺生物剤、水、界面活性物質、乳化剤、分散剤、安定剤、展着剤、有機溶媒、芳香剤、および染料、さらには緩衝剤物質、緩衝系またはpH調節剤に関連して、そのピリチオン含有混合物に対しても完全に同様に適用される。
しかしながら、さらなる殺生物剤としては、さらに、ヘキサヒドロトリアジン(HHT)、メチレンビスオキサゾリジン(MBO)、メチレンビスモルホリン(MBM)、DMDMヒダントイン(DMDMHy)、テトラヒドロ−1,3,4,6−テトラキス(ヒドロキシメチル)イミダゾ(4,5−d)イミダゾール−2,5(1H,3H)−ジオン、ベンズイソチアゾリノン(BIT)、o−フェニルフェノール(OPP)、ヨードプロピニルブチルカルバメート(IPBC)およびそれらの混合物が特に好ましい。
当業者にとっても極めて意外なことには、以下のようなことが見出された。すなわち、それらのポリアミンは、たとえば、重金属(特にFe−IIIイオン)の存在下でのオイル濃縮物中だけでなく金属加工流体中における変色を自然に脱色させるのと同時に、長期間にわたってさらなる変色も防止する。そのようなオイル濃縮物は一般的に、次のような構成になっていて、室温で下記の順序で混合することができる:
・70%までの、ベースオイル(ナフタルベース、パラフィンベース、たとえば、Nynas T22)。
・20%〜40%の、乳化剤系/腐食防止(石油スルホネート、カリウムもしくはアミンセッケン、ノニオン性界面活性剤、C12〜C18エトキシレート)。さらなる乳化剤は前述されている。
・40%までの、可溶化剤/水。
・0.01〜5.0%、好ましくは0.1%〜3%の、ピリチオンナトリウム。
・0.01%〜20%の、ポリアミンおよびそれらの誘導体。
この本発明の一般的な配合は、ピリチオンまたはそれらの塩とポリアミンとの組合せの有利性を示す。ポリアミンの必要量は、たとえばピリチオンナトリウムの濃度の0.2〜10倍であるが、特に好ましいのは、ほぼ同程度の濃度である。本発明において記載されたポリアミンは、変色を防止するのに適しているだけではなく、配合におけるアミンセッケンのために使用しなければならないアミンを置き換えることも可能である。使用されるポリアミンは同様にして、乳化および腐食防止にも役立つことができる。したがって、適量のポリアミンを、乳化剤系/腐食防止において有利に使用することができる。本発明に記載のポリアミンの使用は、高度にオイルを含有する冷却潤滑剤に限定させることなく、半合成品から、澄明で水溶性の完全な合成品にいたるまで幅広く適している。
したがって、本発明には、ピリチオンおよび/またはその塩を含む物質の(好ましくはオイル濃縮物の、特に冷却潤滑剤濃縮物、塗料およびワニス、接着剤、シーリング組成物、皮革加工助剤、紙コーティング剤、および化粧品の)、重金属イオン(特に鉄−IIIイオン)によって引き起こされる変色を脱色するためおよび/または防止するためのポリアミンの使用、ならびに1種または複数のポリアミンおよび/またはそれらの誘導体の画分を特徴とする物質が含まれる。
さらに、本発明には、1種または複数のポリアミンおよび/またはそれらの誘導体を添加するか、またはそれらの画分を備えることによる、ピリチオンおよび/またはその塩を含む物質の、重金属イオン(特に鉄−IIIイオン)によって引き起こされる変色を脱色するための方法および/または防止するための方法を含む。
I.微生物についての実施例
冷却潤滑剤エマルションの防腐
冷却潤滑剤エマルション(鉱油に基づく5%冷却潤滑剤濃縮物/95%水)中で、本発明による混合物の防腐活性を検討した。この目的のためには、以下の微生物を用いて1週間のサイクルで、冷却潤滑剤エマルションの保存サンプルを、微生物汚染に繰り返して暴露させた。
細菌:
・シュードモナス・エルジノーサ(Pseudomonas aeruginosa)
・シュードモナス・フルオレッセンス(Pseudomonas fluorescens)
・シュードモナス・オレオボランス(Pseudomonas oleovorans)
・シュードモナス・ルベセンス(Pseudomonas rubescens)
・シュードモナス・スタッツエリ(Pseudomonas stutzeri)
・アルカリゲネス・フェカーリス(Alcaligenes faecalis)
・シトロバクター・フロインディイ(Citrobacter freundii)
・コリネバクテリウム(Corynebacterium)属
酵母:
・ロドトルラ・ルブラ(Rhodotorula rubra)
かび:
・アクレモニウム・ストリクツム(Acremonium strictum)
・フザリウム・ソラニ(Fusarium solani)
・ゲオトリクム・カンジドゥム(Geotrichum candidum)
いずれの場合においても、酵母/かびとは別に、細菌混合物を添加した。最大実験期間は10週間(=10回の汚染/接種サイクル)であったが、ただし、毎週の細胞計測(いずれの場合においても、汚染後7日)により、以下の限界値以内に維持されていることを確認した。
細菌 < 10CFU/g
酵母/かび < 103〜4CFU/g
連続して2回、前記の値を超えた場合には、実験を終了した。
実施例1a)(比較例)
冷却潤滑剤エマルションの質量を基準にして0.05%のベンズイソチアゾリノン濃度(=市販の20%強度の調製物、500ppmまたは2500ppm)で、ベンズイソチアゾリノンを単一成分として使用した実験。
Figure 2013224335
実施例1b)(本発明の実施例)
20重量%のベンズイソチアゾリノン、35重量%のポリエーテルアミンD230(分子量約230を有する式Iのアミン)、15重量%の1,5−ジアミノ−2−メチルペンタン、および30重量%の水を含む本発明による混合物を用いた実験。冷却潤滑剤エマルション中で、0.05%(=500ppm)のBITの活性物質量となるような量で上述の本発明による混合物を使用した。
Figure 2013224335
結果:
本発明による混合物では、単一の活性成分BITの場合に比較して、全活性が顕著に改良されたことが示され、特に、細菌作用が顕著に改良されたことが示された。
実施例2a)(比較例)
冷却潤滑剤エマルションの質量を基準にして0.18%のo−フェニルフェノール(OPP)濃度(=1800ppm)で、OPPを単一成分として使用した実験。
Figure 2013224335
実施例2b)(本発明の実施例)
55重量%のOPP(水中45重量%)、30重量%のポリエーテルアミンD230、および15重量%の1,5−ジアミノ−2−メチルペンタンを含む本発明による混合物を使用した実験。
冷却潤滑剤エマルション中で、0.1%(=1000ppm)のOPPの活性成分量となるような量で上述の本発明による混合物を使用した。
Figure 2013224335
結果:
本発明による混合物では、単一の活性成分OPPの場合に比較して、全活性が顕著に改良されたことが示され、特に、細菌作用が顕著に改良されたことが示された。
II.脱色についての実施例
実施例3:
完全に合成の冷却潤滑剤(無色透明液体)、またはその5%強度の水溶液には、10%のピリチオンナトリウムを含む保存剤を0.1%含んでいる。したがって、その透明な溶液中には、100ppmのピリチオンナトリウムが存在している。その溶液に、5%強度NHFe(III)(SO溶液の0.01gを、滴下により添加した。自然に、強烈な濃青色の液体が形成された。0.05gのジエチルアミノエチルアミンを添加すると、その溶液は自然に脱色された。
同じ目的のために特に適しているのは以下のものである:ジエチルアミノエチルアミン(CAS 100−36−7)、ジエチルアミノプロピルアミン(CAS 104−78−9、N−アミノプロピルピペリジンおよびN−アミノプロピルモルホリン(CAS 123−00−2)。
実施例4:
冷却潤滑剤の透明な溶液の中には、100ppmのピリチオンナトリウムが存在していた。この混合物に、5%強度のNHFe(III)(SOの溶液0.01gを滴下により添加した。瞬時に濃青色の溶液が生成した。0.05gのジエチレントリアミンを添加すると、瞬時に透明な液体が得られた。
同じ目的のために特に適しているのは以下のものである:ジエチレントリアミン(CAS 111−40−0)、ビス(3−アミノプロピル)エーテル(CAS 2579−20−6)、1,3−ビス(アミノメチル)シクロヘキサン(CAS 2579−20−6)、ポリエーテルアミン(CAS 39423−51−3)。

Claims (8)

  1. 殺生物性混合物であって、
    ・少なくともピリチオンまたはその塩、
    ・少なくとも1種のポリアミン、
    を含む殺生物性混合物。
  2. 前記ポリアミンが、式IIIおよびIV
    Figure 2013224335
    [式中、
    、R、R、およびRは、水素、飽和もしくは不飽和で分岐状もしくは直鎖状のC〜C10−アルキル、シクロアルキル、エトキシレート、プロポキシレート、アルキルアリールまたはヘテロシクリルとすることができ、
    Yは、O、NH、NR、R−C=C−R、シクロアルキル、エトキシル、プロポキシルまたはCHとすることができ、
    x、y、およびzは、自然数Nである]
    のポリアミンから選択されることを特徴とする、請求項1に記載の殺生物性混合物。
  3. 1種または複数の前記ポリアミンおよび/またはそれらの誘導体の濃度が、ピリチオンおよび/またはその塩の濃度の0.2〜10倍であることを特徴とする、請求項1または2に記載の殺生物性混合物。
  4. さらなる殺生物剤として、ヘキサヒドロトリアジン(HHT)、メチレンビスオキサゾリジン(MBO)、メチレンビスモルホリン(MBM)、DMDMヒダントイン(DMDMHy)、テトラヒドロ−1,3,4,6−テトラキス(ヒドロキシメチル)イミダゾ(4,5−d)イミダゾール−2,5(1H,3H)−ジオン、ベンズイソチアゾリノン(BIT)、o−フェニルフェノール(OPP)、ヨードプロピニルブチルカルバメート(IPBC)およびそれらの混合物の群から選択される少なくとも1種の殺生物剤が存在することを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の殺生物性混合物。
  5. ピリチオンおよび/またはその塩を含む物質の、重金属イオンによって引き起こされる変色を脱色するためおよび/または防止するための、ポリアミンおよび/またはその誘導体の使用。
  6. 1種または複数の前記ポリアミンおよび/またはそれらの誘導体の濃度が、前記ピリチオンおよび/またはその塩の濃度の0.2〜10倍であることを特徴とする、請求項5に記載の使用。
  7. 前記物質が、オイル濃縮物、特に冷却潤滑剤濃縮物、塗料およびワニス、接着剤、シーリング組成物、皮革加工助剤、紙コーティング剤、および化粧品であることを特徴とする、請求項5または6に記載の使用。
  8. 前記物質が、冷却潤滑剤濃縮物であり、いずれの場合も全量を規準にして、70重量%までのベースオイル画分、20〜40重量%の乳化剤、40重量%までの可溶化剤、およびさらには0.01〜5.0重量%のピリチオンナトリウム、ならびに0.01〜20重量%の量を有するポリアミンを含むことを特徴とする、請求項5〜7のいずれか一項に記載の使用。
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