JP2013221847A - タイヤの摩耗評価方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】この摩耗評価方法は、トレッド面にサイプが形成されたタイヤを準備する準備工程と、このタイヤの摩耗エネルギーが計測される計測工程と、このタイヤのヒールアンドトゥ摩耗が評価される判定工程とを備えている。この計測工程において、サイプにより区画されたトレッド面の先着部の摩耗エネルギーS1と後着部の摩耗エネルギーS2とが計測されている。この判定工程において、摩耗エネルギーS1と摩耗エネルギーS2との大きさの相違に基づいて、ヒールアンドトゥ摩耗が評価される。好ましくは、上記判定工程において、摩耗エネルギーS1と後着部の摩耗エネルギーS2との大きさの相違として、摩耗エネルギーS1と摩耗エネルギーS2との比が用いられる。
【選択図】図2
Description
タイヤE1が図4の摩耗エネルギー試験機で摩耗評価がされた。タイヤE1が正規リムに組み込まれて、タイヤ組立体にされた。空気圧は正規内圧にされた。このタイヤ組立体が摩耗エネルギー試験機に自由転動状態で保持された。負荷荷重は正規加重の0.7倍にされた。この試験条件は、具体的には以下の通りであった。
負荷荷重 2.46kN
空気圧 250kPa
速度 0.4km/h
スリップ角 0.8°
キャンバー角 1.0°
負荷荷重が正規加重の1.1倍にされた。その他の試験条件は、テスト1と同様にして、タイヤE1の摩耗評価がされた。この試験条件は、具体的には以下の通りであった。
負荷荷重 3.81kN
空気圧 250kPa
速度 0.4km/h
スリップ角 0.8°
キャンバー角 1.0°
4・・・トレッド
6・・・サイドウォール
8・・・ビード部
10・・・トレッド面
12・・・第一縦溝
14・・・第二縦溝
16・・・第一横溝
18・・・第二横溝
20・・・第一ブロック
22・・・第二ブロック
24・・・第三ブロック
26・・・第四ブロック
28・・・摩耗エネルギー試験機
30・・・ベース
32・・・走行台
34・・・制御装置
36・・・情報処理装置
38・・・路面
40・・・計測部
Claims (12)
- トレッド面にサイプが形成され、このサイプが周方向に交差する方向に延びている試験タイヤを準備する準備工程と、
この試験タイヤの摩耗エネルギーが計測される計測工程と、
この試験タイヤのヒールアンドトゥ摩耗が評価される判定工程とを備えており、
この計測工程において、サイプにより区画されたトレッド面の先着部の摩耗エネルギーS1と後着部の摩耗エネルギーS2とが計測されており、
この判定工程において、摩耗エネルギーS1と摩耗エネルギーS2との大きさの相違に基づいてヒールアンドトゥ摩耗が評価される摩耗評価方法。 - 上記判定工程において、摩耗エネルギーS1と後着部の摩耗エネルギーS2との大きさの相違として、摩耗エネルギーS1と摩耗エネルギーS2との比が用いられる請求項1に記載の摩耗評価方法。
- 摩耗エネルギーの大きさの相違の基準値が定められており、
上記判定工程では、基準値が、試験タイヤの摩耗エネルギーS1と摩耗エネルギーS2との大きさの相違と比較されて、試験タイヤのヒールアンドトゥ摩耗が評価されており、
基準タイヤが準備され、この基準値がこの基準タイヤの摩耗エネルギーS1と摩耗エネルギーS2との大きさの相違から得られており、この基準タイヤの摩耗エネルギーS1と摩耗エネルギーS2とが試験タイヤと同じ測定条件で計測されている請求項1又は2に記載の摩耗評価方法。 - 上記基準タイヤとして、摩耗評価が良好な良好タイヤが用いられている請求項3に記載の摩耗評価方法。
- 上記基準タイヤとして、摩耗評価が不良な不良タイヤが用いられている請求項3に記載の摩耗評価方法。
- 上記基準タイヤとして、摩耗評価が良好な良好タイヤと摩耗評価が不良な不良タイヤとが用いられており、
上記基準値が、良好タイヤの摩耗エネルギーS1と摩耗エネルギーS2との大きさの相違と、不良タイヤの摩耗エネルギーS1と摩耗エネルギーS2との大きさの相違との間の値に設定されている請求項3に記載の摩耗評価方法。 - 上記基準値が、摩耗エネルギーS1と摩耗エネルギーS2との比(S1/S2)であり、
上記計測工程において、上記基準タイヤの比(S1/S2)が、1.5以上となるように、測定条件が定められている請求項3から6のいずれかに記載の摩耗評価方法。 - 上記測定条件として試験タイヤに充填される空気の空気圧と、試験タイヤに負荷される負荷荷重と、試験タイヤに付与されるキャンバー角とが規定されており、
この空気圧が正規内圧の0.7倍以上1.3倍以下であり、
この負荷荷重が正規荷重の0.5倍以上1.5倍以下であり、
このキャンバー角が0°以上5°以下である請求項7に記載の摩耗評価方法。 - 上記計測工程において、
上記タイヤのトレッド幅をTwとし、赤道面から摩耗エネルギーS1及びS2の計測位置までの軸方向距離をXとすると、距離Xの2倍と幅Twとの比((2・X)/Tw)が、0.7以上0.9以下である請求項1から8のいずれかに記載の摩耗評価方法。 - 上記計測工程において、サイプで区画されたトレッド面の先着側端から後着側端までの周方向の距離をLとすると、この距離Lに対して、摩耗エネルギーS1が先着側端から後着側端に向かって(L/3)以内の位置で計測されており、摩耗エネルギーS2が後着側端から先着側端に向かって(L/3)以内の位置で計測されている請求項1から9のいずれかに記載の摩耗評価方法。
- 上記トレッドが軸方向に並ぶ3以上の複数のブロックを備えており、
上記計測工程において、摩耗エネルギーS1と摩耗エネルギーS2とが軸方向に最もトレッド端側に位置するブロックで計測されている請求項1から10のいずれかに記載の摩耗評価方法。 - 上記準備工程では、複数のタイヤが準備されており、
上記計測工程では、複数のタイヤの摩耗エネルギーS1と摩耗エネルギーS2とが計測されており、
上記判定工程では、摩耗エネルギーS1と摩耗エネルギーS2との大きさの相違に基づいて、それぞれのタイヤの摩耗評価の順位付けがされている請求項1、2及び9から12のいずれかに記載の摩耗評価方法。
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JP2012093452A JP2013221847A (ja) | 2012-04-17 | 2012-04-17 | タイヤの摩耗評価方法 |
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2012
- 2012-04-17 JP JP2012093452A patent/JP2013221847A/ja active Pending
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