JP5794931B2 - タイヤの評価方法 - Google Patents

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Description

本発明は、タイヤの評価方法に関する。詳細には、本発明は、タイヤの耐摩耗性を評価する方法に関する。
タイヤのトレッドは、架橋ゴムからなる。タイヤは、このトレッドにおいて路面と接触する。この接触により、タイヤは徐々に摩耗していく。摩耗は、タイヤの性能に影響する。この観点から、タイヤの摩耗を予測する技術について様々な検討がなされている。
特開2005−075285公報には、タイヤの耐摩耗性能測定装置が開示されている。この装置では、凹部のない接地面を採用することで、タイヤの局部的な変形が防止されている。これにより、実際の走行状態に近い状態が再現されている。
特開2001−001723公報には、タイヤの摩耗予測方法が開示されている。この方法では、試験機において計測された、定常走行、旋回走行、駆動走行及び制動走行それぞれの摩耗エネルギーに基づいてトレッド面全体の摩耗寿命が予測されている。
図10には、路面に接触しているタイヤのトレッド面の様子が示されている。この図10において、上下方向がタイヤの周方向に相当し、左右方向がタイヤの軸方向に相当する。図中、一点鎖線CLはこのタイヤの赤道面に相当する。この図10に表されたタイヤの接地面2は、このタイヤの軸方向が路面に対して平行となるようにしてこのタイヤを路面に接触させることで得られたものである。タイヤの軸方向が路面に対してなす角度は、キャンバー角と同義である。したがって、この図10に示されているのは、キャンバー角が0°とされたときにおけるタイヤの接地面2である。
図10の接地面2に基づいて、接地端4における摩耗(以下、ショルダー摩耗)の抑制のための基準を設け、これをガイドラインとして運用することがある。この場合、接地面2の形状因子をタイヤの摩耗試験から得られる摩耗量と関連付けて、このガイドラインは策定される。この策定に際し、例えば、赤道面に相当する位置(図10中の符号Pe)における接地長(図10中の両矢印Le)の、接地幅の80%の幅に相当する位置(図10中の符号P80)における接地長(図10中の両矢印L80)に対する比率が接地面2の形状因子として用いられる。なお、図10において、両矢印Wが接地面2の接地幅を表しており、両矢印W80がこの接地幅Wの80%の幅を表している。
特開2005−075285公報 特開2001−001723公報
図11には、図10とは別の接地面6が示されている。この接地面6は、その軸方向が路面に対して傾けられた状態でこの路面に接触しているタイヤのものである。図示されているように、このタイヤのトレッド面には、周方向に延在する複数の主溝8が刻まれている。これにより、このトレッド面には、軸方向に並列された複数の陸部10が形成されている。この図11において右側に位置する陸部10a(ショルダー陸部)の転写像に、このトレッドの接地端12が描写されている。
図示されているように、タイヤによっては、ショルダー陸部10aにおいて、接地端12の側の接地長さが、主溝8の側の接地長さよりも小さくなることがある。この接地状態では、接地端12においてすべりが助長される。このタイヤには、ショルダー摩耗が生じやすい。
耐摩耗性の評価に、例えば、路面に接触しているタイヤの接地圧及びすべり量を用いることがある。キャンバー角が0°とされたタイヤの接地圧及びすべり量を用いて耐摩耗性を評価しても、前述の、ショルダー摩耗の生じやすいタイヤを選別することはできない。
接地圧及びすべり量の計測には、センサーが用いられる。センサーは、走行状態にあるタイヤに接触させられる。キャンバー角をつけて、接地圧及びすべり量を計測する場合、タイヤの接地端12とセンサーとの接触状態を安定に保つことは難しい。この場合、計測値のバラツキが大きいため、評価結果は正確性に欠ける。
ドラム式走行試験機を用いて、タイヤの摩耗を評価することがある。この試験機で再現されるタイヤの走行状態は、実際の路面を走行するタイヤのそれとは相違する。このため、試験後のタイヤで確認される摩耗形態が、実際に路面を走行したタイヤにおいて確認される摩耗形態と相違する恐れがある。
本発明の目的は、タイヤの耐摩耗性を高精度で評価するための方法の提供にある。
本発明に係るタイヤの評価方法は、
(1)その外面がトレッド面をなすトレッドを備えており、このトレッド面に周方向に延在する複数の主溝が刻まれることにより、このトレッド面に軸方向に並列された複数の陸部が形成されているタイヤを、リムに組み付ける工程、
(2)上記タイヤの内部に空気を充填して、このタイヤの内圧を基準圧力に調整する工程、
(3)上記タイヤをプレートに載せて、このプレートに接触しているこのタイヤの接地面を画像に表す装置において、このプレートの、このタイヤの軸方向に対してなす角度を調整する工程、
(4)上記タイヤを上記プレートに載せるとともに、このタイヤに荷重を掛けて、上記画像を得る工程、
(5)上記画像に描写された、接地端を含む陸部の転写像に基づいて、この接地端側の接地長さに対する、この陸部の上記主溝側の接地長さの比率を算出する工程
及び
(6)上記比率に基づいて、このタイヤの耐摩耗性を予測する工程
を含む。
好ましくは、このタイヤの評価方法では、上記タイヤの耐摩耗性を予測する工程において、上記比率、上記角度の変化量に対するこの比率の変化量の割合又はこれらの組み合わせが用いられる。
本発明に係る評価方法では、タイヤの軸方向に対してなす角度が調整されたプレートに、タイヤを載せ、このタイヤに荷重を掛けて得られる画像が用いられる。この評価方法では、この画像における、接地端を含む陸部の転写像に基づいて、接地端側の接地長さに対する、主溝側の接地長さの比率が、算出される。この比率は、タイヤの摩耗量と間に高い相関性を有する。本発明によれば、タイヤの耐摩耗性が高精度で評価されうる。
図1は、本発明の一実施形態に係る評価方法が示されたフローチャートである。 図2は、図1の評価方法に用いられる空気入りタイヤの一部が示された平面図である。 図3は、図1の評価方法に用いられる装置が示された概略構成図である。 図4は、図3の装置により表された図2のタイヤの接地面が示された写真である。 図5は、摩耗量が比率(SL/EL)に対してプロットされたグラフである。 図6は、摩耗量が従来の方法で求められた形状因子に対してプロットされたグラフである。 図7は、比率(SL/EL)が傾斜角度αに対してプロットされたグラフである。 図8は、摩耗量が傾斜角度αの変化量に対する比率(SL/EL)の変化量の割合Sに対してプロットされたグラフである。 図9は、比率(SL/EL)が割合Sに対してプロットされたグラフである。 図10は、キャンバー角が0°とされて路面に接触しているタイヤの接地面の一部が示された模式図である。 図11は、タイヤの軸方向が路面に対して傾けられた状態でこの路面に接触しているタイヤの接地面が示された写真である。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
図1のフローチャートには、空気入りタイヤの耐摩耗性を評価するための方法が示されている。この評価方法は、組み付け工程(STEP1)、圧力調整工程(STEP2)、角度調整工程(STEP3)、撮影工程(STEP4)、算出工程(STEP5)及び予測工程(STEP6)を含んでいる。
図2には、本発明の評価方法で用いられる空気入りタイヤ14の一例が示されている。図示されているのは、このタイヤ14の構成要素の一つであるトレッド16の外面である。この外面は、路面と接触するトレッド面18を形成する。この図2において、左右方向はタイヤ14の軸方向であり、上下方向はタイヤ14の周方向である。
トレッド面18には、周方向に延在する複数の主溝20が刻まれている。これにより、複数の陸部22が形成されている。これら陸部22は、軸方向に並列している。それぞれの陸部22は、周方向に延在している。図示されているように、陸部22は周方向に並列された多数のブロック24から構成されている。この陸部22が、周方向に延在するリング状のリブから構成されてもよい。なお、軸方向に並列された複数の陸部22のうち、軸方向において外側に位置する陸部22aは、ショルダー陸部と称される。
図3には、この評価方法に用いられる装置26がタイヤ14とともに示されている。この評価方法では、この装置26において、タイヤ14の接地面が撮影される。この装置26は、基準面28と、軸30と、プレート32とを備えている。
基準面28は、水平方向に延在する平らな面である。軸30は、水平方向に延在している。この軸30に、リム(図示されず)に組み込まれたタイヤ14が固定される。軸30は、図示されない手段により、鉛直方向に移動しうるように構成されている。プレート32には、タイヤ14が載せられる。プレート32は、基準面28の上に位置している。この装置26では、プレート32の一端が、回動可能な状態で基準面28に固定されている。これにより、プレート32の傾斜が調節される。
図3において、角度αはプレート32が基準面28に対してなす角度を表している。この装置26では、タイヤ14はその軸方向が水平方向と一致するように軸30に取り付けられる。したがって、この傾斜角度αは、プレート32がタイヤ14の軸方向に対してなす角度と同等である。この傾斜角度αは、キャンバー角と同義である。車両に装着され路面を走行するタイヤ14の接地状態に近い状態が得られるとの観点から、この傾斜角度αは0°以上3°以下が好ましい。
この装置26のプレート32は、タイヤ14のトレッド16が接触する路面に相当する。この装置26では、このプレート32が基準面28に対して傾けられることにより、車両に装着されたタイヤ14の上側部分が車両側に傾いた状態が再現される。この装置26では、左右のショルダー陸部22aのうち、車両側に位置するショルダー陸部22amが主としてこのプレート32に接触する。このような状態は、ネガティブキャンバーと称される。なお、この装置26では、プレート32の傾斜方向を、図示されたプレート32の傾斜方向とは逆向きにすることにより、ポジティブキャンバーが再現される。
前述したように、この装置26では、タイヤ14の接地面が撮影される。この装置26では、白地の紙がプレート32に敷かれる。タイヤ14のトレッド面18に墨が塗られる。このタイヤ14がプレート32に押し当てられる。接地面にある墨が紙に転写される。これにより、接地面を表す画像が得られる。この評価方法では、接地面の撮影方法に特に制限はない。この評価方法では、この接地面の撮影に、感圧紙が用いられてもよい。この場合、タイヤ14を感圧紙を敷いたプレート32に押し当てることにより、接地面を表す画像が得られる。プレート32とタイヤ14との間に圧力センサーを設置して、このセンサーを通じて取得したデータに基づいて、接地面を表す画像が作成されてもよい。透明なプレート32を用いて、このプレート32に押し当てられているトレッド面18の様子、言い換えれば、接地面を、タイヤ14と反対側からカメラで撮影してもよい。
この実施形態では、下記の表1に示された6種類のタイヤ14が用いられている。6種類のタイヤ14のサイズは、いずれも、235/60R18である。表1中、摩耗量の欄には、排気量が3.5リットルである四輪駆動車にタイヤ14を装着し、この四輪駆動車を100km/hの速度でサーキットコースで走行させ、走行距離が19000kmである時点において測定された摩耗量(トレッド16の端におけるトレッド16の厚みの減少量)が記載されている。この摩耗量は、その数値が小さいほど耐摩耗性が良好であることを表している。この表1中、外観の欄に示されているのは、走行後のトレッド面18の外観を目視で観察した結果である。この表1には、走行後における接地端の溝の深さの、走行前におけるこの溝の深さ(初期深さ)に対する比が50%未満である場合が「F」で、この比が50%以上である場合が「P」で表されている。6種類のタイヤ14のうち、B1、B2及びB3が耐摩耗性に劣るタイヤ14であり、G1、G2及びG3が耐摩耗性に優れるタイヤ14である。
Figure 0005794931
この評価方法では、前述の6種類のタイヤ14のそれぞれについて、図3に示された装置26を用いて、次のようにして耐摩耗性が評価される。
タイヤ14がリムに組み付けられる(STEP1)。前述したように、このタイヤ14のサイズは235/60R18である。したがって、この実施形態では、そのサイズが18×7.5Jとされたリムが用いられる。
タイヤ14の内部に空気が充填される。これにより、タイヤ14の内圧が基準圧力に調整される(STEP2)。この実施形態では、基準圧力は230kPaに設定される。なお、この評価方法では、基準圧力に特に制限はない。この基準圧力に、タイヤ14の装着される車両の運転席側ドアに表示される内圧が採用されてもよい。この基準圧力に、JATMA規格における「最高空気圧」が採用されてもよい。
タイヤ14は装置26の軸30に固定される。この評価方法では、タイヤ14の内圧を調整してから、タイヤ14は軸30に固定される。タイヤ14を軸30に固定してから、このタイヤ14の内圧が調整されてもよい。
この評価方法では、プレート32の傾斜角度αが調整される(STEP3)。この傾斜角度αが0°に調整されることにより、キャンバー角が0°とされたタイヤ14の接地状態が形成される。この傾斜角度が0°よりも大きな値に調整されることにより、マイナスキャンバーに調節されたタイヤ14の接地状態が形成される。
傾斜角度αの調整後、接地面が撮影される(STEP4)。前述したように、プレート32には白地の紙が敷かれ、タイヤ14のトレッド面18に墨が塗られる。装置26の軸30が下降され、このタイヤ14が鉛直下向きに動かされる。これにより、タイヤ14がプレート32に載せられる。さらに軸30が下降され、タイヤ14に荷重が掛けられる。タイヤ14がプレート32に押し当てられる。トレッド面18の墨が紙に転写される。これにより、図4に示された画像が得られる。この画像は、タイヤ14の接地面34を表している。本願においては、タイヤ14に掛けられた荷重は基準荷重と称される。
この評価方法では、基準荷重に特に制限はない。大人4名乗車を想定して算出されるタイヤ1本当たりの荷重が、基準荷重として採用されてもよい。JATMA規格における「最大付加荷重」の80%の荷重が、基準荷重として採用されてもよい。この実施形態では、体重60kgの大人が4名乗車した場合にタイヤ1本当たりに掛かる荷重(700kg)が、基準荷重として採用されている。
図4の画像に基づいて、接地面34の形状について解析がなされる。図示されているように、この画像には、周方向に延在する複数の陸部22の転写像が描写されている。この紙面において右側に位置する陸部22の転写像が、車両側に位置するショルダー陸部22amの転写像である。このショルダー陸部22amの転写像には、接地端36が含まれる。この接地端36の位置が、図4中、実線EBで示されている。図4中、実線SBはこのショルダー陸部22amの主溝20の側の端を表している。なお、この図4において、左右方向がタイヤ14の軸方向であり、上下方向がタイヤ14の周方向である。
図4において、実線EA及び実線SAは接地面34の形状を解析するために用いられる直線である。実線EAは、前述の実線EBよりも主溝20の側に位置しこの実線EBに平行な直線である。両矢印DEは、実線EAから実線EBまでの軸方向距離を表している。この距離DEは、実線EAと実線EBとの間隔である。符号E1及びE2はそれぞれ、実線EAとショルダー陸部22amの転写像の縁との交点を表している。両矢印ELは、点E1から点E2までの長さを表している。実線SAは、前述の実線SBよりも接地端36の側に位置しこの実線SBに平行な直線である。両矢印DSは、実線SAから実線SBまでの軸方向距離を表している。この距離DSは、実線SAと実線SBとの間隔である。符号S1及びS2はそれぞれ、実線SAとショルダー陸部22amの転写像の縁との交点を表している。両矢印SLは、点S1から点S2までの長さを表している。
この評価方法では、図4の画像において、接地端36を表す実線EBから距離DEを離れた位置に実線EAが引かれる。実線EAとショルダー陸部22amの転写像の縁との交点E1及びE2が求められる。交点E1から交点E2までの長さが実線EAに沿って計測され、長さELが得られる。本願においては、この長さELが、接地端36を含む陸部22amの転写像に基づいて得られる、接地端36の側の接地長さである。
この評価方法では、図4の画像において、ショルダー陸部22amの主溝20の側の端を表す実線SBから距離DSを離れた位置に実線SAが引かれる。実線SAとショルダー陸部22amの転写像の縁との交点S1及びS2が求められる。交点S1から交点S2までの長さが実線SAに沿って計測され、長さSLが得られる。本願においては、この長さSLが、接地端36を含む陸部22amの転写像に基づいて得られる、主溝20の側の接地長さである。
この評価方法では、接地長さEL及び接地長さSLを用いて、接地長さELに対する、接地長さSLの比率が算出される(STEP5)。この比率(SL/EL)に基づいて、タイヤ14の耐摩耗性が予測される(STEP6)。
下記の表2に示されているのは、前述の表1に示された6種類のタイヤ14の比率(SL/EL)である。この表2には、プレート32の傾斜角度αを3°として得られた比率(SL/EL)が示されている。この表2には、図10に示された解析により得られた比率(Le/L80)も示されている。この比率(Le/L80)は、従来の摩耗を予測するための評価方法で用いられる接地面34の形状因子である。
Figure 0005794931
この評価方法では、比率(SL/EL)を用いて、タイヤ14の耐摩耗性が予測される(STEP6)。この予測工程(STEP6)では、例えば、図5に示されたグラフが用いられる。この図5には、表1に示された摩耗量が比率(SL/EL)に対してプロットされている。この図5において、横軸が比率(SL/EL)であり、縦軸が摩耗量である。
この予測工程(STEP6)では、耐摩耗性に優れるタイヤ14と耐摩耗性に劣るタイヤ14とを区分けするために、比率(SL/EL)について閾値が設定される。図5に示されたデータにおいては、1.03以上で1.09よりも小さな値が、比率(SL/EL)の閾値として用いられるのが好ましい。
図5において、実線BL1は比率(SL/EL)の閾値を表している。耐摩耗性に優れるタイヤ14(G1、G2及びG3)の比率(SL/EL)は、この閾値BL1よりも小さい。これに対して、耐摩耗性に劣るタイヤ14(B1及びB2)の比率(SL/EL)は、この閾値BL1よりも大きい。この評価方法では、この閾値BL1の設定により、耐摩耗性に優れる耐摩耗性に優れるタイヤ14(G1、G2及びG3)と、耐摩耗性に劣るタイヤ14(B1及びB2)とが区別されうる。この評価方法では、比率(SL/EL)が閾値BL1よりも小さい又はこの閾値BL1と同等であれば、タイヤ14は耐摩耗性に優れるとの予測をすることができる。
図6に示されているのは、表1に示された摩耗量を比率(Le/L80)に対してプロットしたグラフである。この図6において、横軸が比率(Le/L80)であり、縦軸が摩耗量である。
図6に示されているように、に、耐摩耗性に劣るタイヤ14(B1、B2及びB3)の比率(Le/L80)の範囲は、耐摩耗性に優れるタイヤ14(G1、G2及びG3)の比率(Le/L80)の範囲と重複している。より詳細には、耐摩耗性に劣るタイヤ14(B1、B2及びB3)の比率(Le/L80)の範囲は、耐摩耗性に優れるタイヤ14(G1、G2及びG3)の比率(Le/L80)の範囲に含まれている。このため、従来の評価方法では、耐摩耗性に劣るタイヤ14と、耐摩耗性に優れるタイヤ14とを区分けするための、比率(Le/L80)の閾値を決めることが容易でない。これに対して本発明では、耐摩耗性に劣るタイヤ14と、耐摩耗性に優れるタイヤ14とを区分けするための、比率(SL/EL)の閾値を決めることが容易である。耐摩耗性の評価において、本発明の方法が従来の評価方法に比べて優れていることは明らかである。
図5に示されたデータにおいて、摩耗量と比率(SL/EL)との相関係数の二乗は0.33である。図6に示されたデータにおいては、摩耗量と比率(Le/L80)との相関係数の二乗は0.099である。本発明の評価方法で用いられる比率(SL/EL)は、従来の評価方法で用いられる比率(Le/L80)に比べて、摩耗量との相関性に優れている。本発明によれば、タイヤ14の耐摩耗性が高精度で評価されうる。
前述したように、この実施形態では、プレート32の傾斜角度αを3°としたときの比率(SL/EL)が用いられている。この評価方法では、この傾斜角度αを3°よりも大きな角度としたときの比率(SL/EL)を用いて耐摩耗性の評価がなされてもよい。この傾斜角度αを0°よりも大きく3°よりも小さい角度としたときの比率(SL/EL)を用いて、耐摩耗性の評価がなされてもよい。
図4において、両矢印WLはショルダー陸部22amの転写像の幅を表している。この幅WLは、実線EBから実線SBまでの軸方向距離により表される。
この評価方法では、接地端36の側の間隔DEの幅WLに対する比率は0.10以上0.25以下が好ましい。この比率が0.10以上に設定されることにより、長さELが高精度で計測される。これにより、信頼性の高い評価結果が得られうる。この比率が0.25以下に設定されることにより、実線EAが実線SAと適度な間隔を空けて配置される。接地面34の形状が比率(SL/EL)に効果的に反映されるので、信頼性の高い評価結果が得られうる。
この評価方法では、主溝20の側の間隔DSの幅WLに対する比率は0.10以上0.25以下が好ましい。この比率が0.10以上に設定されることにより、長さSLが高精度で計測される。これにより、信頼性の高い評価結果が得られうる。この比率が0.25以下に設定されることにより、実線SAが実線EAと適度な間隔を空けて配置される。接地面34の形状が比率(SL/EL)に効果的に反映されるので、信頼性の高い評価結果が得られうる。
この評価方法では、接地端36の側の間隔DEは1mm以上7mm以下が好ましい。この間隔DEが1mm以上に設定されることにより、長さELが高精度で計測される。これにより、信頼性の高い評価結果が得られうる。この間隔DEが7mm以下に設定されることにより、実線EAが実線SAと適度な間隔を空けて配置される。接地面34の形状が比率(SL/EL)に効果的に反映されるので、信頼性の高い評価結果が得られうる。
この評価方法では、主溝20の側の間隔DSは1mm以上7mm以下が好ましい。この間隔DSが1mm以上に設定されることにより、長さSLが高精度で計測される。これにより、信頼性の高い評価結果が得られうる。この間隔DSが7mm以下に設定されることにより、実線SAが実線EAと適度な間隔を空けて配置される。接地面34の形状が比率(SL/EL)に効果的に反映されるので、信頼性の高い評価結果が得られうる。
この評価方法では、前述の角度調整工程(STEP3)、撮影工程(STEP4)及び算出工程(STEP5)までのフローが複数回繰り返されてもよい。これにより、一のタイヤ14について、プレート32の傾斜角度αを変えながら、それぞれの傾斜角度αにおいて比率(SL/EL)を計測することができる。この場合、図7に示されたような、比率(SL/EL)を傾斜角度αに対してプロットしたグラフが得られる。この図7において、横軸が傾斜角度αであり、縦軸が比率(SL/EL)である。この図7のグラフには、傾斜角度αの増加に伴い、比率(SL/EL)が減少していく様子が示されている。
この評価方法では、角度調整工程(STEP3)、撮影工程(STEP4)及び算出工程(STEP5)までのフローを複数回繰り返し、図7に示されたようなグラフを得た場合には、予測工程(STEP6)において、傾斜角度αの変化量に対する比率(SL/EL)の変化量の割合Sが計算され、この割合Sを用いてタイヤ14の耐摩耗性を予測することができる。この場合、傾斜角度αに対する比率(SL/EL)の変化を一次関数と近似して最小二乗法により算出された傾きを割合Sとして用いてもよい。この割合Sが、例えば、傾斜角度αが0°とされたときの比率(SL/EL)及び傾斜角度が3°とされたときの比率(SL/EL)を用いて算出されてもよい。この評価方法では、この割合Sの算出方法に特に制限はない。
下記の表3に示されているのは、前述の表1に示された6種類のタイヤ14の割合Sである。この実施形態では、プレート32の傾斜角度αを0°、1°、2°及び3°として得られた比率(SL/EL)を用いて最小二乗法により求められた傾きが割合Sとして表されている。
Figure 0005794931
この評価方法では、予測工程(STEP6)において、前述の割合Sが用いられる場合、例えば、図8に示されたグラフが用いられる。この図8には、表1に示された摩耗量が割合Sに対してプロットされている。この図8において、横軸が割合Sであり、縦軸が摩耗量である。
この予測工程(STEP6)では、耐摩耗性に優れるタイヤ14と耐摩耗性に劣るタイヤ14とを区分けするために、割合Sについて閾値が設定される。図8に示されたデータにおいては、−0.0040よりも大きく0.0162以下の値が、割合Sの閾値として用いられるのが好ましい。
図8において、実線BL2は割合Sの閾値を表している。耐摩耗性に優れるタイヤ14(G1、G2及びG3)の割合Sは、この閾値BL2と同等である又はこの閾値BL2よりも大きい。これに対して、耐摩耗性に劣るタイヤ14(B1及びB3)の割合Sは、この閾値BL2よりも小さい。この評価方法では、この閾値BL2の設定により、耐摩耗性に優れる耐摩耗性に優れるタイヤ14(G1、G2及びG3)と、耐摩耗性に劣るタイヤ14(B1及びB3)とが区別されうる。この評価方法によれば、割合Sが閾値BL2と同等である又はこの閾値BL2よりも大きければ、タイヤ14は耐摩耗性に優れるとの予測をすることができる。
前述したように、従来の評価方法では、耐摩耗性に劣るタイヤ14と、耐摩耗性に優れるタイヤ14とを区分けするための、比率(Le/L80)の閾値を決めることが容易ではない。これに対して本発明では、耐摩耗性に劣るタイヤ14と、耐摩耗性に優れるタイヤ14とを区分けするための、割合Sの閾値を決めることが容易である。耐摩耗性の評価において、本発明の方法が従来の評価方法に比べて優れていることは明らかである。
図8に示されたデータにおいて、摩耗量と割合Sとの相関係数の二乗は0.59である。前述したように、従来の評価方法により得られる、摩耗量と比率(Le/L80)との相関係数の二乗は0.099である。本発明の評価方法により得られる割合Sは、従来の評価方法により得られる比率(Le/L80)に比べて、タイヤ14との摩耗量との相関性に優れている。本発明によれば、タイヤ14の耐摩耗性が高精度で評価されうる。しかも、この図8における摩耗量と割合Sとの相関係数の二乗は、前述の図5における摩耗量と比率(SL/EL)との相関係数の二乗よりも1に近い。割合Sは、この比率(SL/EL)に比べてタイヤ14の摩耗量との相関性に優れている。割合Sは、タイヤ14の耐摩耗性評価の精度向上に寄与しうる。
前述したように、この実施形態では、割合Sの算出には、プレート32の傾斜角度αの範囲を0°から3°として計測された比率(SL/EL)が用いられている。この評価方法では、この傾斜角度αの範囲に特に制限はない。
この評価方法では、予測工程(STEP6)において、所定の傾斜角度αにおける比率(SL/EL)と、割合Sとを組み合わせて、タイヤ14の耐摩耗性が予測されてもよい。この場合、例えば、図9に示されたグラフが用いられる。この図9には、表2に示された比率(SL/EL)が表3に示された割合Sに対してプロットされている。この図9において、横軸が割合Sであり、縦軸が比率(SL/EL)である。
この予測工程(STEP6)では、耐摩耗性に優れるタイヤ14と耐摩耗性に劣るタイヤ14とを区分けするために、比率(SL/EL)及び割合Sのそれぞれについて閾値が設定される。図9に示されたデータにおいては、1.03以上で1.09よりも小さな値が比率(SL/EL)の閾値として用いられ、−0.0040よりも大きく0.0162以下の値が割合Sの閾値として用いられるのが好ましい。
図9において、実線BL1は比率(SL/EL)の閾値を表している。実線BL2は、割合Sの閾値を表している。耐摩耗性に優れるタイヤ14(G1、G2及びG3)の比率(SL/EL)はこの閾値BL1よりも小さく、かつ、その割合Sはこの閾値BL2と同等である又はこの閾値BL2よりも大きい。これに対して、耐摩耗性に劣るタイヤ14(B1及びB2)の比率(SL/EL)は閾値BL1よりも大きく、耐摩耗性に劣るタイヤ14(B1及びB3)の割合Sは閾値BL2よりも小さい。この評価方法では、閾値BL1及び閾値BL2の設定により、耐摩耗性に優れる耐摩耗性に優れるタイヤ14(G1、G2及びG3)と、耐摩耗性に劣るタイヤ14(B1、B2及びB3)とが区別されうる。この評価方法によれば、比率(SL/EL)が閾値BL1と同等である又はこの閾値BL1よりも小さく、かつ、割合Sが閾値BL2と同等である又はこの閾値BL2よりも大きければ、タイヤ14は耐摩耗性に優れるとの予測をすることができる。
前述したように、従来の評価方法では、耐摩耗性に劣るタイヤ14と、耐摩耗性に優れるタイヤ14とを区分けするための、比率(Le/L80)の閾値を決めることが容易ではない。これに対して本発明では、耐摩耗性に劣るタイヤ14と、耐摩耗性に優れるタイヤ14とを区分けするために、比率(SL/EL)及び割合Sのそれぞれについて閾値を決めることが容易である。耐摩耗性の評価において、本発明の方法が従来の評価方法に比べて優れていることは明らかである。
図9において、摩耗量と比率(SL/EL)及び割合Sとの重相関係数の二乗は0.77である。前述したように、従来の評価方法により得られる、摩耗量と比率(Le/L80)との相関係数の二乗は0.099である。比率(SL/EL)及び割合Sの組み合わせは、従来の評価方法で用いられる比率(Le/L80)に比べて、摩耗量との相関性に優れている。本発明によれば、タイヤ14の耐摩耗性が高精度で評価されうる。しかも、この図9における摩耗量と比率(SL/EL)及び割合Sとの重相関係数の二乗は、前述の図8における摩耗量と割合Sとの相関係数よりも1に近い。比率(SL/EL)及び割合Sの組み合わせは、割合Sに比べてタイヤ14の摩耗量との相関性に優れている。予測工程(STEP6)において、比率(SL/EL)及び割合Sの組み合わせを用いることは、タイヤ14の耐摩耗性の評価精度をさらに高める。
本発明では、タイヤ14の各部材の寸法及び角度は、タイヤ14が正規リムに組み込まれ、正規内圧となるようにタイヤ14に空気が充填された状態で測定される。測定時には、タイヤ14には荷重がかけられない。本明細書において正規リムとは、タイヤ14が依拠する規格において定められたリムを意味する。JATMA規格における「標準リム」、TRA規格における「Design Rim」、及びETRTO規格における「Measuring Rim」は、正規リムである。本明細書において正規内圧とは、タイヤ14が依拠する規格において定められた内圧を意味する。JATMA規格における「最高空気圧」、TRA規格における「TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES」に掲載された「最大値」、及びETRTO規格における「INFLATION PRESSURE」は、正規内圧である。乗用車用の場合は、内圧が180kPaの状態で、寸法及び角度が測定される。
以上説明された方法は、種々のタイヤの耐摩耗性の評価にも適用されうる。
2、6、34・・・接地面
4、12、36・・・接地端
8、20・・・主溝
10、10a、22、22a、22am・・・陸部
14・・・タイヤ
16・・・トレッド
18・・・トレッド面
26・・・装置
28・・・基準面
30・・・軸
32・・・プレート

Claims (2)

  1. その外面がトレッド面をなすトレッドを備えており、このトレッド面に周方向に延在する複数の主溝が刻まれることにより、このトレッド面に軸方向に並列された複数の陸部が形成されているタイヤを、リムに組み付ける工程と、
    上記タイヤの内部に空気を充填して、このタイヤの内圧を基準圧力に調整する工程と、
    上記タイヤをプレートに載せて、このプレートに接触しているこのタイヤの接地面を画像に表す装置において、このプレートの、このタイヤの軸方向に対してなす角度を調整する工程と、
    上記タイヤを上記プレートに載せるとともに、このタイヤに荷重を掛けて、上記画像を得る工程と、
    上記画像に描写された、接地端を含む陸部の転写像に基づいて、この接地端側の接地長さに対する、この陸部の上記主溝側の接地長さの比率を算出する工程と
    上記比率に基づいて、このタイヤの耐摩耗性を予測する工程と
    を含む、タイヤの評価方法。
  2. 上記タイヤの耐摩耗性を予測する工程において、上記比率、上記角度の変化量に対するこの比率の変化量の割合又はこれらの組み合わせが用いられる、請求項1に記載のタイヤの評価方法。
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