JP2013221349A - 引戸のロック装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 入口の上部に設けた上レールに吊車を介して引戸を吊設し、該引戸が閉じた際に簡単にロックすることが出来る引戸のロック装置の提供。
【解決手段】 ロック装置のロックツマミ6を引戸1のほぼ中央部(両吊車間の領域)に設け、ロックツマミ6を操作することで上昇するロック棒12の上端が係合する切欠き溝15,15を上レール2の走行片13,13の縁に形成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、特に身体の不自由な人が引戸を閉じてロックし易いように、ロック位置を引戸のほぼ中央部に配置したロック装置に関するものである。
図11は従来から使用している引戸装置の外観図であり、引戸(イ)は上レール(ロ)に吊車(ニ)、(ニ)を介して吊設されて走行し、入口(オ)を開閉することが出来る。そして引戸(イ)が開口した場合に納まる戸袋(ホ)を有し、また上レール(ロ)や該上レール(ロ)を走行する吊車(ニ)、(ニ)などをカバーする為の点検パネルが入口から戸袋の上部にかけて取付けされる(同図はこの点検パネルを外した状態である)。同図に示す引戸装置は手で押し開いた引戸(イ)が独りで閉じることが出来るように、上レール(ロ)は僅かに傾斜している。勿論、上レール(ロ)を傾斜することなくゼンマイバネを内蔵した自閉装置を備えることもある。
このように、手で押し開いた引戸(イ)は衝撃を伴って閉じることがないように、ブレーキ装置(図示なし)を取付ける場合もある。また、全開した引戸(イ)を一時的に停止する為に、吊車(ニ)に係止するストッパー(図示なし)を取着することも可能である。ゼンマイバネを内蔵した自閉装置を備えた引戸装置の場合も同じように構成している。
ところで、近年の引戸装置は高精度のアルミ製上レールが用いられ、吊車のローラには耐摩性に優れたポリアセタール等の樹脂材が用いられ、又高性能のラジアルベアリングが内蔵されている為に、約1kgの軽い力で開閉操作を行うことが出来るように成っている。そして、引戸(イ)の戸先側にはハンドル(チ)が取付けられている為に、該ハンドル(チ)を握って操作することが出来るように成っている。
図12は引戸(イ)を単独で表している場合であるが、該引戸(イ)の戸先側にはハンドル(チ)とロックツマミ(ト)が取付けられている。ハンドル(チ)の形状は概略コ形を成して引戸面と一定空間を隔てた位置に握り部(リ)が上下方向に延びている。人は、この握り部(リ)の適当な位置を握って引戸(イ)を引いて開くことが出来、開いた引戸(イ)は独りで閉じるようになる。そして、ロックツマミ(ト)を回転すると、上端からロック棒が突出してロックされる。
図13は概略コ形ハンドル(チ)を備えた従来の引戸(イ)を開く場合を表している。同図では操作する人が身体障害者(ヌ)であって車椅子(ル)に乗っている。
(a)では、車椅子(ル)に乗った身体障害者(ヌ)はハンドル(チ)を握って引戸(イ)を引くことが出来るが、この場合に該引戸(イ)は入口の約1/2程度までは開くことが出来る。すなわち、ハンドル(チ)の握り部(リ)をもって点線の位置まで引くことは可能である。
従って、その後は、(b)に示すように車椅子(ル)を後退させてから再び(c)のように引かなくてはならず、十分に開口した入口(オ)から(d)に示すように車椅子ごと入ることになる。このように、前記図12に示す概略コ形のハンドル(チ)を備えた引戸(イ)では、該引戸(イ)を約1/2程度引いたところで車椅子(ル)を後退しなければならず、従って出入りする操作がしにくいと共に時間がかかる。
また、図14に示すように、部屋のコーナー部に引戸(イ)が設けられている場合であれば、車椅子(ル)に乗っている身体障害者(ヌ)は引戸(イ)のハンドル(チ)まで手が届かないといった問題が発生する。すなわち、車椅子(ル)の先端が壁面に当たってしまい、該車椅子(ル)を前へ進めることが出来ない。従って、車椅子(ル)から身を乗り出してハンドル(チ)を握らなくてはならず、その為に身体のバランスを崩すこともあって非常に危険である。
そこで、出願人は以前に引戸のハンドルに関して特許出願を行っている。これは、特開2006−152633号に係る「引戸用ハンドル及びハンドルを備えた引戸」であり、車椅子に乗っている身体障害者が手軽に引戸を開閉操作することが出来るように、引戸面に平行して上下方向に延びるメイン握り部を戸先側に設け、該メイン握り部に対して戸尻側には同じく上下方向に延びる補助握り部を平行に設けている。従って、最初補助握り部を持って約1/2程度開いたところで、メイン握り部に持ち変えて引戸を全開することが出来る。
一方、入口(オ)から中に入り、引戸(イ)を閉じると同時にロックするが、このロックツマミ(ト)もハンドル(チ)の下側に取付けられている為に操作しにくい。車椅子(ル)に乗っている身体障害者(ヌ)の場合、ハンドル(チ)に手を掛ける以上にロック操作はし難い。
図15(a)は従来のロック装置を示しているが、引戸(イ)のハンドル下側に設けているロックツマミ(ト)を回転することでロック棒(ワ)が上昇し、上レール(ロ)が固定されている上桟に取着したロック部材(カ)に形成した穴にロック棒(ワ)の上端が嵌るようになっている。図15(b)も従来のロック装置を示しているが、上昇するロック棒(ワ)の上端が嵌るロック部材(ヨ)は上レール(ロ)に固定されている。
ここで、ロック部材(カ)、(ヨ)は引戸(イ)の戸先側に固定されていて、引戸(イ)の開閉に際して吊車(ニ)の走行に支障がない位置と成っている。例えば、車椅子の身体障害者(ヌ)の手が届いて操作し易いように、引戸(イ)の中央部に設ける場合、ロック部材(カ)、(ヨ)が障害と成って吊車(ニ)は上レール(ロ)を走行出来ないことになる。その為に、従来の引戸装置では、必然的に戸先側にロック装置を取付けた構造としている。
特開2006−152633号に係る「引戸用ハンドル及びハンドルを備えた引戸」
このように、従来の引戸装置には上記のごとき問題がある。本発明が解決しようとする課題はこの問題点であって、車椅子に乗った身体障害者であっても、閉じた引戸が開かないようにロックし易いように、また引戸を開く際にロックを解錠し易いようにした引戸のロック装置を提供する。
本発明が対象とする引戸は、上レールに沿って引戸が移動するように、引戸上端には吊車を取付け、基本的な構造は従来の引戸装置と共通している。そして、引戸を開閉操作する為に戸先側にはハンドルを取付けているが、該ハンドルの形態は特に限定しない。前記図12に示したようなコ型ハンドル(チ)とする場合、又は特開2006−152633号に係る「引戸用ハンドル」のように、上下方向に延びるメイン握り部と補助握り部を有すハンドル形態とすることも出来る。
そして、閉じた引戸をロックする為に設けたロック装置を操作するロックツマミは、引戸の中央部から戸尻部に設けている。ここで、引戸中央部とは上端に取着した両吊車間の領域とする。従って、戸先側吊車より戸尻側の領域にロックツマミを取付け、該ロックツマミを操作することでロック棒が上昇し、また降下するように連動している。
ロック棒が上昇することで上レールに設けた係合溝、又は上レールに取付けた係合部材に係合することが出来、その結果、引戸は開かないようにロックされる。上記係合溝が形成される上レールの場所は限定されないが、係合部材を上レールに取付けることが出来る場所は、引戸が閉じた場合に戸先側吊車が走行しない領域とする。
本発明のロック装置は、引戸のほぼ中央部から戸尻部に該ロック装置を操作する為のロックツマミを取付けている。従って、車椅子に乗った身体障害者であっても、引戸が閉じると同時に、手を大きく延ばすことなくロックツマミを操作してロックすることが出来、引戸を開く際にはロックツマミを操作して解錠することが出来る。また、背丈の低い子供にとってもロックツマミの操作がし易い位置と成っている。すなわち、身体の不自由な人、老人、そして背丈の低い子供など、誰でも使いやすいユニバーサルデザインと成っている。
そして、引戸の上端部に取付けられたロック棒は、ロックツマミを回転することで上昇し、その上端は上レールの縁に形成した切欠き溝、又は上レールに取付けた係合部材に係合して引戸がロックされる。ここで、上レールの縁に形成した切欠き溝は、吊車が上レールを走行する際の障害になることはなく、引戸の開閉はスムーズに行なわれる。勿論、形成した切欠き溝に走行する吊車のローラが嵌らない位置としている。
本発明に係るロック装置を備えた引戸を示す具体例で、(a)は内側、(b)は外側。 引戸に取付けたハンドルとロックツマミの位置関係。 引戸に取付けたハンドルとロックツマミの位置関係。 引戸に取付けたハンドルとロックツマミの位置関係。 入口に引戸を装着した場合の横断面図。 走行片に形成した切欠き溝にロック棒が係合している底面図。 走行片に形成した切欠き溝にロック棒が係合している縦断面図。 片持ち型式の吊車が走行する上レールに切欠き溝を形成した場合。 吊車のローラが転動する走行片の外側領域にロック棒上端に設けた嵌入片が係合する係合穴を形成した場合。 本発明に係る別のロック装置を備えた引戸。 従来の引戸装置。 引戸に取付けた従来のロックツマミを示す具体例。 従来の引戸の操作手順。 部屋のコーナーに設けている従来引戸の操作。 引戸の戸先側に取付けられる従来のロック装置。
図1は本発明に係るロック装置を備えた引戸の外観を示す実施例であり、(a)は部屋の内側、(b)は部屋の外側を表している。同図の1は引戸、2は上レール、3は吊車、4は戸袋、5はハンドル、6はロックツマミをそれぞれ示している。引戸1の上端側部には吊車3,3が取着され、この吊車3,3は上レール2に載って走行することで引戸1は開閉することが出来る。
ところで、引戸1を開くときにはハンドル5a,5bを握って操作することが出来る。ここで、引戸1の内側に取付けられるハンドル5aは戸先からの距離をLaとし、引戸1の外側に取付けられるハンドル5bは戸先からの距離をLbとしている。
そして、戸先からの距離をLa>Lbとし、例えば、車椅子に乗った身体障害者が部屋の内側にいて引戸1を開く際、ハンドル5aを握り易くしている。前記図14に示すように、部屋のコーナー部に引戸1を取付けている場合、車椅子に乗っている身体障害者は該引戸1を開きにくいが、図1(a)のように戸先からの距離をLaとすることで、該ハンドル5aを握りやすくなる。
すなわち、特開2006−152633号公報に記載しているメイン握り部と補助握り部を備えたハンドルと同じように使いやすくなる。勿論、本発明の引戸装置はハンドルの位置を限定するものではなく、引戸1の内側と外側の同じ位置にハンドル5a,5bを取付けることもあり、また、ハンドルを横向きに取付けることもある。さらには、メイン握り部と補助握り部を有すハンドルを取付けることも自由である。
一方、引戸に穴を貫通し、この穴に手を入れてハンドル代わりとする場合、金属又は樹脂を成形して引戸面に取着したハンドル、さらにはプッシュプルタイプのハンドル(取手)とすることも出来る。
そして、本発明では引戸1をロックすることが出来るロック装置のロックツマミ6を引戸1の内側ほぼ中央部に取付けている。引戸1の外側にはロック表示部7を有し、上記ロックツマミ6を回転して引戸1がロックされるならば、ロックされている旨の表示がなされる。ところで、引戸1のほぼ中央部とは広範囲とし、上端に取付けている両吊車3,3の間の領域であり、高さ方向の領域は限定しないことにする。
そこで、引戸1は閉じたところでロックツマミ6を回転してロックされる。ロックツマミ6が引戸1のほぼ中央部に配置されている為に、車椅子に乗った身体障害者であっても、大きく手を延ばすことなくロックツマミ6に手が届き、簡単にロックすることが出来る。ロック表示部7は引戸1の外側に設けられているが、その為に該引戸1を開く時に戸袋4に当たらないように、引戸表面からの突出量は5mm以内としている。
引戸1と戸袋4との間に設けられる隙間は約10mmであることから5mmとすることでロック表示部7が戸袋4に当たることはない。ところで、従来のロック装置のロック表示部はその突出量は10mm〜13mmとしていることで、ロックツマミ6を引戸中央部に取付けるならば、該引戸1を開くことはできない。しかし、本発明ではロック表示部7の突出量が小さいことで、ロックツマミ6を中央部に取付けることが出来る。
図2、図3、図4は本発明の引戸装置における引戸1の内側に取付けたハンドル5とロックツマミ6の取付け位置を変更した場合のバリエーションを示す具体例である。
図2(1)は、引戸1が全開した時の有効開口幅を900mmと設定し、引戸1の横幅寸法(DW)=1086mmとした場合でのロック位置であり、引戸1のセンターより少し左寄りに成っている。
図2(2)は、引戸1が全開した時の有効開口幅を700mmと設定し、引戸1の横幅寸法(DW)=886mmとした場合でのロック位置であり、引戸1のセンターより少し右寄りに成っている。
図2(3)は、引戸1が全開した時の有効開口幅を1200mmと設定し、引戸1の横幅寸法(DW)=1386mmとした場合でのロック位置であり、引戸1のセンターより少し左寄りに成っている。
図3(4)は、引戸1が全開した時の有効開口幅を900mmと設定し、引戸1の横幅寸法(DW)=1086mmとした場合でのロック位置であり、引戸1のセンターより少し左寄りでハンドル5の中央より低い位置と成っている。
図3(5)は、引戸1が全開した時の有効開口幅を900mmと設定し、引戸1の横幅寸法(DW)=1086mmとした場合でのロック位置であり、引戸1のセンターより少し左寄りでハンドル5の中央より高い位置と成っている。
図4(6)は、ハンドル5が横向きに取付けられ、引戸1が全開した時の有効開口幅を900mmと設定し、引戸1の横幅寸法(DW)=1086mmとした場合でのロック位置であり、引戸1のセンターより少し右寄りでハンドル5と同じ高さと成っている。
図4(7)は、ハンドル5が横向きに取付けられ、引戸1が全開した時の有効開口幅を900mmと設定し、引戸1の横幅寸法(DW)=1086mmとした場合でのロック位置であり、引戸1のセンターより少し左寄りでハンドル5より低い位置と成っている。
図4(8)は、ハンドル5が横向きに取付けられ、引戸1が全開した時の有効開口幅を900mmと設定し、引戸1の横幅寸法(DW)=1086mmとした場合でのロック位置であり、引戸1のセンターより少し左寄りでハンドル5より高い位置と成っている。
図5は間仕切りパネル8,8・・・にて仕切られた空間の入口9に引戸1を装着した場合の引戸装置の横断面図を示している。入口9を形成する間仕切りパネル8,8の側端にはカバーエッジ10,10が取付けられ、引戸1の戸先には戸先ゴム11を取付けている。引戸1を閉じると戸先に取付けている戸先ゴム11はカバーエッジ10に衝撃を伴うことなく当接する。そして、引戸1の内側にはハンドル5aを、外側にはハンドル5bを有し、またロックツマミ6を内側に取付け、外側にはロック表示部7を設けている。
ロック表示部7の突出量(a)は5mm以下とし、同図に示す実施例の場合、突出量(a)は1mm程度であって、引戸1は戸袋となる間仕切りパネル8に接することはない。従来の引戸であれば、ロックツマミ(ト)はハンドル(チ)より戸先側に取付けられていることから、引戸(イ)が開いて一点鎖線のように移動しても、突出量の大きなロック表示部が戸袋に当ることはない。
そこで、入口9を開くならば、引戸1は後退して戸袋4となる間仕切りパネル8と重なり合って内側に被覆されるが、外側のハンドル5bは戸先側に取付けていることで間仕切りパネル先端のカバーエッジ10に当ることなく入口9を十分に開口出来る。これに対して、内側のハンドル5aは戸先から距離Laを隔てた位置に取付けているが、引戸1を開いても間仕切りパネル8と干渉することはない。また、ロックツマミ6も間仕切りパネル8と干渉しない。
ところで、上記ロックツマミ6を回転するならば、回転に連動してロック棒12は上昇することが出来、上レール2の走行片13の縁に形成した切欠き溝に係合することが出来る。図6は上レール2を下方から見た場合であり、上レール2は両側に走行片13,13を有し、中央にはガイド溝14を形成している。そして、走行片13,13の縁には切欠き溝15,15を設けている。
図7は引戸1の上端から突出したロック棒12が上レール2の走行片13,13に係止した切欠き溝15,15に係合している場合の縦断面を示している。このように、ロックツマミ6を回転することでロック棒12は上昇して引戸上端から突出し、切欠き溝15,15に係合することで引戸1はロックされ、ハンドル5bを握って引いても開くことは出来ない。
吊車3は本体16の両側にローラ17,17を軸支した構造で、両ローラ17,17は走行片13,13を転動することが出来る。そして、走行片13,13にはガイド片18,18が起立し、ローラ17,17はガイド片18,18に沿って転がることが出来、本体16から下方へ延びて引戸1と連結する吊ボルト(図示なし)はガイド溝14を移動する。
上レール2の走行片13,13には切欠き溝15,15を形成しているが、切欠き溝15,15の位置は走行片13,13の縁であって、その為にローラ17,17の転がり移動に何ら障害と成らない。ロックツマミ6を引戸1の中央部に設け、ロック棒12が上昇して係合する切欠き溝15,15を走行片13,13の縁に形成することが出来る。
図8は切欠き溝19を形成した上レール2の別形態を示している。この上レール2は上桟に取着される固定部20からアーム21を延ばし、アーム先端から走行片22を起立した形状としている。そして、吊車3は吊部材23の片側にローラ24を回転可能に軸支した片持ち型式としている。ところで、この上レール2のアーム21に切欠き溝19を設け、ロックツマミ6を回転することで吊戸1の上端から突出するロック棒12は上記切欠き溝19に係合することが出来る。
図9はロック棒25の別形態を示す実施例である。該ロック棒25はその上端にコ形のロック部材26を固定し、ロック部材26の両側には嵌入片27,27を起立している。そして、上レール2の走行片13,13には係合穴28,28が形成され、ロック棒25が上方へ突出することで嵌入片27,27は係合穴28,28に嵌り、その結果、引戸1はロックされる。ここで、係合穴28,28は吊車3のローラ17,17が転動する領域より外側に設けられ、その為に吊車の3の移動には何ら障害と成らない。そこで、ローラ17,17の転動する領域を避けることが出来るならば、係合穴28,28を走行片13,13の縁側に形成することも可能である。
ところで、本発明の引戸は上記実施例で説明したようにそのほぼ中央部(両吊車間)にロックツマミを取付けている。しかし、本発明では戸尻側にロックツマミを取付けることも可能である。戸先側では引戸を閉じた際にロックツマミへ手が届き難いが、戸尻側であれば何ら問題なくロックツマミに手が届いてロックを施解錠することが簡単に出来る。
図10は本発明に係る引戸のロック装置を示す更なる別実施例である。同図に示すようにロックツマミ6は引戸1の中央部に取付けられ、そしてロック棒29は引戸上端の戸先側に設けている。戸先側とは引戸の吊車(図示なし)より先端側であって、その為に該ロックツマミ6とロック棒29とはワイヤー30を介して繋がれている。すなわち、ロックツマミ6から上方へ延びる連結部材を介してロック棒を連結した前記実施例の場合とは異なる。
ところで、ロック棒29の取付け構造は特に限定しないが、同図に示す実施例の場合、引戸1の上端にはケース取付け用プレート31がビスでもって固定され、このケース取付け用プレート31に設けられたケース32に上記ロック棒29が昇降可能に収容されている。
ケース32に収容されているロック棒29の下端にはワイヤー30が連結し、ワイヤー30の下端はロックツマミ6に繋がっている。ここで、ワイヤー30はゴムチューブの穴に挿入され、その為に、湾曲した状態で配置されているワイヤー30であってもロックツマミ6を操作することでロック棒29を昇降させることが出来る。
そして、上レール2にはロック棒29が上昇することで係合することが出来る切欠き溝15、19、又は係合穴28を形成している。更には、これら切欠き溝15,19、又は係合穴28ではなく、図15に示すような係合部材(カ)、(ヨ)を上レール2に取付けることも可能である。すなわち、ロック棒29は吊車より戸先側に取付けられていることから、上レール2に係合部材(カ)、(ヨ)を配置しても引戸1の開閉には何ら支障がない。図10において、ロック棒29とロックツマミ6はワイヤー30を介して繋がれているが、リンク機構を介在することも可能である。
一方、実施例では引戸の上端に吊車を取付け、この吊車が上レールを走行することで開閉可能としているが、引戸の下端に車輪を取着することも出来る。この場合、上端にはスライダーが取付けられ、スライダーは上レールをガイドとし、車輪は床面に敷設したレールに沿って移動することが出来る。
1 引戸
2 上レール
3 吊車
4 戸袋
5 ハンドル
6 ロックツマミ
7 ロック表示部
8 間仕切りパネル
9 入口
10 カバーエッジ
11 戸先ゴム
12 ロック棒
13 走行片
14 ガイド溝
15 切欠き溝
16 本体
17 ローラ
18 ガイド片
19 切欠き溝
20 固定部
21 アーム
22 走行片
23 吊部材
24 ローラ
25 ロック棒
26 ロック部材
27 嵌入片
28 係合穴
29 ロック棒
30 ワイヤー
31 ケース取付け用プレート
32 ケース

Claims (5)

  1. 入口の上部に設けた上レールに吊車を介して引戸を吊設し、該引戸が閉じた際にロックする引戸のロック装置において、ロック装置のロックツマミを引戸のほぼ中央部(両吊車間の領域)又は戸尻側に設け、ロックツマミを操作することで上昇するロック棒の上端が係合する切欠き溝を上レールの走行片の縁に形成したことを特徴とする引戸のロック装置。
  2. 上記上レールの走行片には、上記切欠き溝に代えて、ロック棒から延びる嵌入片が係合する係合穴を形成した請求項1記載の引戸のロック装置。
  3. 片持ち型式の吊車のローラが転動する上レールであって、固定部から延びるアームに切欠き溝を形成した請求項1記載の引戸のロック装置。
  4. 入口の上部に設けた上レールに吊車を介して引戸を吊設し、該引戸が閉じた際にロックする引戸のロック装置において、ロック装置のロックツマミを引戸のほぼ中央部(両吊車間の領域)又は戸尻側に設け、ロックツマミを操作することで上昇するロック棒を戸先側の吊車より先端部に取付け、そして上昇したロック棒の上端が係合する係合部材を上レールの戸先側に取着し、上記ロック棒とロックツマミをワイヤー又はリンク機構にて連結したことを特徴とする引戸のロック装置。
  5. 引戸上端には吊車に代えて上レールを移動するスライダーを取付け、引戸下端には車輪を取付けて床面に敷設したレールに沿って移動可能とした請求項1、請求項2、又は請求項4記載の引戸のロック装置。




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