JP2013218161A - ディスプレイ用カバーガラスおよびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】良好な転写性および離型性を確保でき、離型時に割れが発生しにくいディスプレイ用カバーガラスを得る。
【解決手段】ディスプレイの画像表示部を覆うように設けられるディスプレイ用カバーガラスは、ガラス成形によって製造されたガラス成形部材10Gを備え、ガラス成形部材10Gは、主面部13と、主面部の外縁に連設され主面部から外方に向かうにしたがって表面11から遠ざかる方向に湾曲する接続部14と、接続部の外縁に連設され接続部を挟んで主面部の反対側に形成された側面部15とを含み、接続部14および側面部15の板厚はそれぞれ1.2mm以上1.7mm以下であり、主面部13と側面部15との間にこれらがなすテーパー角度は5°以上45°以下であり、接続部14の内側の曲率半径は2mm以上4mm以下であり、主面部13に対して垂直な方向におけるガラス成形部材10Gの全高は15mm以下である。
【選択図】図2

Description

本発明は、湾曲した部分を有するディスプレイ用カバーガラスおよびその製造方法に関する。
米国特許出願公開第2011/0126588号明細書(特許文献1)および米国特許出願公開第2011/0265517号明細書(特許文献2)に記載されているように、湾曲した部分を有するディスプレイ用カバーガラスが注目されている。
ディスプレイ用カバーガラスの多くは、携帯電話またはタブレット型のPC(Personal computer)などの携帯表示装置に用いられている。ディスプレイ用カバーガラスは、一般的には、プレス加工を用いたガラス成形によって製造されている。
米国特許出願公開第2011/0126588号明細書 米国特許出願公開第2011/0265517号明細書
湾曲した部分を有するディスプレイ用カバーガラスをプレス加工を用いたガラス成形によって製造する際には、金型面の形状がディスプレイ用カバーガラスに良好に転写されること(転写性)、金型がディスプレイ用カバーガラスから良好に離れること(離型性)、および、金型をディスプレイ用カバーガラスから離した際に熱収縮に起因してディスプレイ用カバーガラスに割れが発生しないこと等が重要となる。湾曲した形状をガラスで成形する場合には、転写性、離型性、熱収縮による割れ等、従来の平面ガラスからなるディスプレイ用カバーガラスでは問題にならなかった製造時の課題が発生する。
本発明は、良好な転写性および良好な離型性を確保することができ、離型時に割れが発生しにくいディスプレイ用カバーガラスおよびその製造方法を得ることを目的とする。
本発明に基づくディスプレイ用カバーガラスは、ディスプレイの画像表示部を覆うように設けられるディスプレイ用カバーガラスであって、ガラス成形によって製造されたガラス成形部材を備え、上記ガラス成形部材は、上記ガラス成形部材が上記ディスプレイに取り付けられた状態で表面側が外部に露出する主面部と、上記主面部の外縁に連設され、上記主面部から外方に向かうにしたがって上記表面から遠ざかる方向に湾曲する接続部と、上記接続部の外縁に連設され、上記接続部を挟んで上記主面部の反対側に形成された側面部と、を含み、上記接続部および上記側面部の板厚は、それぞれ1.2mm以上1.7mm以下であり、上記主面部と上記側面部との間にこれらがなすテーパー角度は5°以上45°以下であり、上記接続部の内側の曲率半径は2mm以上4mm以下であり、上記主面部に対して垂直な方向における上記ガラス成形部材の全高は15mm以下である。
好ましくは、上記ガラス成形部材は、ガラス組成として、50〜70(重量%)のSiOと、5〜15(重量%)のAlと、0〜5(重量%)のBと、5〜20(重量%)のNaOと、0〜10(重量%)のKOと、0〜10(重量%)のMgOと、0〜10(重量%)のCaOと、0〜5(重量%)のBaOと、0〜5(重量%)のTiOと、0〜15(重量%)のZrOと、0〜1(重量%)のSbと、0〜1(重量%)のCeOと、0〜1(重量%)のSnOと、0〜1(重量%)のNaClと、0〜1(重量%)の硫酸塩とを含有する。
好ましくは、上記ガラス成形部材には、イオン交換によって圧縮応力層がその全面に亘って形成されており、上記圧縮応力層は、深さが5μm〜40μmであり、表面応力値が600MPa以上である。
本発明に基づくディスプレイ用カバーガラスの製造方法は、ディスプレイの画像表示部を覆うように設けられるディスプレイ用カバーガラスの製造方法であって、成形用金型を準備する工程と、溶融したガラスを上記成形用金型に供給してプレス加工することによってガラス成形部材を得る工程と、を備え、上記ガラス成形部材は、上記ガラス成形部材が上記ディスプレイに取り付けられた状態で表面側が外部に露出する主面部と、上記主面部の外縁に連設され、上記主面部から外方に向かうにしたがって上記表面から遠ざかる方向に湾曲する接続部と、上記接続部の外縁に連設され、上記接続部を挟んで上記主面部の反対側に形成された側面部と、を含み、上記接続部および上記側面部の板厚は、それぞれ1.2mm以上1.7mm以下であり、上記主面部と上記側面部との間のこれらがなすテーパー角度は5°以上45°以下であり、上記接続部の内側の曲率半径は2mm以上4mm以下であり、上記主面部に対して垂直な方向における上記ガラス成形部材の全高は15mm以下である。
好ましくは、上記成形用金型を離型した後の上記ガラス成形部材の上記主面部の表面粗さが所定の許容範囲外の場合には、上記ガラス成形部材の上記主面部に対して研磨加工を施す。
好ましくは、上記プレス加工に用いられる上記成形用金型のうちの上記主面部を成形する部分の形状は、上記成形用金型を上記ガラス成形部材から離型した際に上記主面部が反ることによって上記主面部の形状が所望の設計値となるように、上記成形用金型を上記ガラス成形部材から離型した際に上記主面部が反る方向とは反対側に向かって上記主面部に対して垂直な方向に上記設計値に対して0〜0.2mmの範囲内で変形した形状である。
好ましくは、上記プレス加工の開始時の溶融ガラスの温度はTg+50℃〜Tg+200℃であり、上記プレス加工の時間は5s〜20sである。
本発明によれば、湾曲した部分を有するカバーガラスにおいて良好な転写性および良好な離型性を確保することができ、離型時に割れが発生しにくいディスプレイ用カバーガラスおよびその製造方法を得ることが可能となる。
実施の形態におけるディスプレイ用カバーガラスを備えるディスプレイ装置の分解した状態を示す斜視図である。 図1中のII−II線に沿った矢視断面図である。 図2中のIII線に囲まれる領域を拡大して示す断面図である。 実施の形態におけるディスプレイ用カバーガラスの製造方法の第1工程を示す断面図である。 実施の形態におけるディスプレイ用カバーガラスの製造方法の第2工程を示す断面図である。 実施の形態におけるディスプレイ用カバーガラスの製造方法の第3工程を示す断面図である。 実施の形態におけるディスプレイ用カバーガラスの製造方法の第4工程を示す断面図である。 実施の形態におけるディスプレイ用カバーガラスの製造方法の第5工程を示す断面図である。 実施の形態におけるディスプレイ用カバーガラスの製造方法の第1変形例を示す断面図である。 実施の形態におけるディスプレイ用カバーガラスの製造方法によって得られたガラス成形部材が反り変形している様子を示す断面図である。 実施の形態におけるディスプレイ用カバーガラスの製造方法の第2変形例を示す断面図である。 実施の形態におけるディスプレイ用カバーガラスの製造方法の第2変形例によって得られたガラス成形部材の離型直後の様子を示す断面図である。 実施の形態におけるディスプレイ用カバーガラスの製造方法の第2変形例によって得られたガラス成形部材の離型後しばらくしたときの様子を示す断面図である。 実施の形態に関して行った実験例を示す図である。
本発明に基づいた実施の形態および各実施例について、以下、図面を参照しながら説明する。実施の形態および各実施例の説明において、個数、量などに言及する場合、特に記載がある場合を除き、本発明の範囲は必ずしもその個数、量などに限定されない。実施の形態および各実施例の説明において、同一の部品、相当部品に対しては、同一の参照番号を付し、重複する説明は繰り返さない場合がある。
[実施の形態]
(ディスプレイ装置100,ディスプレイ用カバーガラス10)
図1は、実施の形態におけるディスプレイ用カバーガラス10を備えるディスプレイ装置100の分解した状態を示す斜視図である。図2は、図1中のII−II線に沿った矢視断面図である。
図1に示すように、ディスプレイ装置100は、ディスプレイ用カバーガラス10、平板状の形状を有する外装プレート20、外装プレート20の上に配置される回路基板30、回路基板30の上に実装されるディスプレイ40、および、回路基板30の上に実装されるスピーカー50を備える。
ディスプレイ用カバーガラス10は、外装プレート20に取り付けられる(矢印AR参照)。ディスプレイ用カバーガラス10は、回路基板30、ディスプレイ40、およびスピーカー50を、外装プレート20上に封止する。
ディスプレイ用カバーガラス10は、ディスプレイ40の画像表示部42を覆うように設けられるガラス成形部材10Gと、スピーカー50に対応するように設けられる開口部10Hと、を含む。開口部10Hは、ガラス成形部材10Gをその表面11(図2参照)側から裏面12(図2参照)側に向かって貫通している。
(ガラス成形部材10G)
図1および図2に示すように、ディスプレイ用カバーガラス10のガラス成形部材10Gは、主面部13(図2参照)、接続部14(図2参照)、および、側面部15(図2参照)を有する。
主面部13は、略平板状の形状を有する。ガラス成形部材10Gがディスプレイ40に取り付けられた状態では、主面部13の表面11側が外部に露出する。本実施の形態における主面部13の外縁は、4つの角部が丸みを帯びた略矩形状の形状を有している。
接続部14は、主面部13の外縁に連設される。接続部14は、主面部13から外方に向かうにしたがって、表面11から遠ざかる方向に湾曲する。側面部15は、接続部14の外縁に連設される。側面部15は、全体として環状の形状を有し、接続部14を挟んで主面部13の反対側に位置している。ガラス成形部材10Gは、主面部13側から側面部15側に向かうにつれて、接続部14において3D(three dimension)形状を持って湾曲するように形成されている。
ガラス成形部材10Gの画像表示部42側に位置する裏面12側から表面11側に向かって、所定の画像情報を含む光L(図2参照)が主面部13を透過する。画像表示部42上に表示された各種の画像情報は、使用者により認識される。主面部13の表面11がタッチパネル式のディスプレイ面を構成している場合、主面部13の表面11は、使用者の手指(図示せず)によって押圧されたり、主面部13の表面11はペン(図示せず)などによって押圧されたりする。
図3は、図2中のIII線に囲まれる領域を拡大して示す断面図である。図3を参照して、ガラス成形部材10Gの表面11側および裏面12側には、圧縮応力層16および圧縮応力層17がそれぞれ形成されている。圧縮応力層16,17は、ガラス成形部材10Gに含有されるアルカリ金属イオンがそのイオン半径よりも大きいイオン半径を有する化学強化塩にイオン交換されることによって、ガラス成形部材10Gの全面に亘って形成される。圧縮応力層16,17の形成によって、ガラス成形部材10Gが化学的に強化されている。
(寸法関係)
接続部14の板厚T14(接続部14の表面に対する法線方向の厚さ)および側面部15の板厚T15は、1.2mm以上1.7mm以下である。好ましくは、主面部13の厚さT13、接続部14の厚さT14、および、側面部15の厚さT15は、それぞれ略同一の値である。
側面部15の板厚T15が1.2mmを下回ると、側面部15の溶融ガラスが持つ熱容量が小さくなる。その結果、当該箇所の溶融ガラスの冷却速度(固化速度)が早くなるため、ガラスを全面に充填させるためにはプレス圧力を上げるか、若しくはプレス時間を延長する等の成形パラメータのシフトが必要になる。しかしながら、このような対応をしたとしても、当該固化速度の早い箇所にも大きな圧力が掛かり続けるため、やがて固化部分からガラスが破断してしまう。
側面部15の板厚T15が1.7mmを上回ると、主面裏側に配置されるタッチパネル等の部品が側面部近くには配置できないため、ガラス外形に対して画像表示領域が小さくなってしまう。
主面部13と側面部15との間にこれらがなすテーパー角度θ14は、5°以上45°以下である。接続部14の内側の曲率半径R14は、2mm以上4mm以下である。主面部13に対して垂直な方向におけるガラス成形部材10Gの全高T10は、15mm以下である。好ましくは、圧縮応力層16,17の各々の形成深さD16,D17は、5μm〜40μmであり、圧縮応力層16,17の各々の表面能力値は600MPa以上である。
テーパ角度θ14が5°を下回ると、成形後のガラスの冷却収縮によりガラス成形部材が上型側に固着してしまう。このため、ガラス成形部材を回収し、次の成形品の製造作業への移行が困難になる。さらに、固着状態によっては回収そのものが不可能になることもあり、叩き割る等の方法でしか分離できないこともある。また、上型への固着が無い場合でも、下型への固着が発生することも多く、下型からガラスを分離する際に多大な負荷が掛かることで、ガラス成形部材に割れが発生してしまう。
上型が下降移動して溶融ガラスを主面部13から接続部14を通して側面部に充填させる際、鉛直下方に掛かる圧力方向に対して、90°以上圧力方向が異なる方向へ溶融ガラスを押し出すことになる。この際、接続部14の内側の曲率半径R14が2mmを下回ると、鉛直下方に掛かる圧力方向と異なる方向へ溶融ガラスを移動させ、且つ溶融ガラスを側面部15に完全に充填させるためには、プレス圧力を劇的に上げる必要がある。その結果、接続部14に対して局所的に多大な圧力が掛かることにより、ガラス成形部材が破断してしまう。また、接続部14の局所領域に圧力が集中することにより、当該箇所の下型とガラス成形部材とが固着し、離型が困難になることもある。
接続部14の内側の曲率半径R14がそれぞれ上限を上回ると、主面裏側に配置されるタッチパネル等の部品が側面部の近くには配置できないため、ガラス外形に対する画像表示領域が小さくなってしまう。
以上のようなガラス成形部材10Gは、ガラス組成として、50〜70(重量%)のSiOと、5〜15(重量%)のAlと、0〜5(重量%)のBと、5〜20(重量%)のNaOと、0〜10(重量%)のKOと、0〜10(重量%)のMgOと、0〜10(重量%)のCaOと、0〜5(重量%)のBaOと、0〜5(重量%)のTiOと、0〜15(重量%)のZrOと、0〜1(重量%)のSbと、0〜1(重量%)のCeOと、0〜1(重量%)のSnOと、0〜1(重量%)のNaClと、0〜1(重量%)の硫酸塩とを含有しているとよい。
このような組成のガラスは、プレス成形にてガラスに転写される形状に大きく影響を及ぼすガラス転移点の温度Tg−30[℃]〜Tg+150[℃]の温度範囲において、適切なガラス粘性を維持しながら、ガラスの熱収縮による割れを抑制することができる。
転移点Tg−30[℃]〜Tg+150[℃]の温度範囲において、ガラスの線膨張係数は70〜110[×10−6/℃]あることが望ましい。またガラス粘性をη[Pa.s]とすると、logη=11.0〜14.5であることが望ましい。上記のような特性を持つガラスは、割れの無い湾曲したカバーガラスの成形に適している。
(製造方法)
以上のようなガラス成形部材10Gは、リヒートプレス法またはダイレクトプレス法等のガラス成形を使用して製造される。リヒートプレス法を使用する場合、ガラス板材から所定の形状を有するガラスゴブを形成し、そのガラスゴブを金型上で再溶融する。その後、再溶融したガラスゴブをプレス加工することにより、ガラス成形部材10Gが得られる。
図4〜図8を参照して、ダイレクトプレス法を使用してガラス成形部材10Gを得る製造方法について説明する。図4に示すように、まず、下型61および上型62を含む成形用金型60が準備される。滴下ノズル(図示せず)から液線状に供給された溶融ガラス10Eをカッター63を用いて切断し、滴状の形状を有する溶融ガラス10Fを得る。溶融ガラス10Fは、下型61の成形面61T上に向かって落下する(矢印AR10参照)。
図5に示すように、溶融ガラス10Fは、下型61の成形面61T上に供給され、成形面61T上で濡れ広がる。図6に示すように、溶融ガラス10Fが供給された下型61は、上型62の下方に移動する(矢印AR61参照)。図7に示すように、下型61に対向する上型62は、下降移動する(矢印AR62参照)。下型61上の溶融ガラス10Fは、下型61の成形面61Tと上型62の成形面62Tとによってプレス加工される。このプレス加工の際には、下型61が上昇移動してもよい。
好ましくは、プレス加工の開始時の溶融ガラス10Fの温度はTg+50℃〜Tg+200℃(Tgはガラス転移点の温度)に設定される。このような温度設定を得るためには、ガラス転移点の温度Tgが540℃の場合、下型61の温度は460℃〜530℃に設定され、上型62の温度は480℃〜520℃に設定されるとよい。
図8に示すように、所定の時間が経過した後、上型62は上昇移動する(矢印AR63参照)。好ましくは、プレス加工の時間は5s〜20sである。その後、図示しない吸引装置などを用いて、ほぼ硬化した溶融ガラス10Fが下型61から外される。溶融ガラス10Fの温度がさらに低下することによって、図1〜図3に示すガラス成形部材10Gを得ることができる。
図9を参照して、ガラス成形部材10Gの離型後、主面部13における表面11の表面粗さが所定の許容範囲外の場合には(たとえば表面11の表面粗さRaが20nm以上の場合には)、主面部13の表面11に対して研磨加工をさらに施してもよい。主面部13の表面11が研磨レベルLL1に到達するまで研磨されることによって、主面部13の表面11は所望の表面粗さを有することになる。
図10を参照して、ディスプレイ用カバーガラス10の製造に用いられるガラス成形部材10Gの形状によっては、ガラス成形部材10Gの離型後、熱収縮の作用に起因してガラス成形部材10Gの主面部13に反りが発生する場合がある。
図10には、ガラス成形部材10Gの離型後にガラス成形部材10Gの主面部13に反りが発生し、ガラス成形部材10Gの主面部13の表面11が所望の設計値11Qに対して矢印AR64方向に反り変形し、ガラス成形部材10Gの主面部13の裏面12も所望の設計値12Qに対して矢印AR64方向に反り変形した様子が図示されている。
図11を参照して、このような場合、成形用金型60Aのように、下型61および上型62のうちの主面部13を成形する部分(成形面61T,62T)の形状を、予め所定の寸法61L,62L(好ましくは、0〜0.2mm)の分だけ変形させておくとよい。つまり、成形用金型60Aをガラス成形部材10Gから離型した際に主面部13が反る方向(図10における矢印AR64方向)とは反対側に向かって、主面部13に対して垂直な方向に、設計値11Q,12Qに対して寸法0〜0.2mmの範囲内で、成形面61T,62Tを予め変形させておく(成形面61T,62Tを予め作製しておく)。
図12に示すように、成形用金型60Aをガラス成形部材10Gから離型した直後には、ガラス成形部材10Gの主面部13には反りが生じている。図13に示すように、熱収縮の作用に起因して、ガラス成形部材10Gの主面部13は、矢印AR65方向に反る。主面部13が反ることにより、主面部13の形状は、所望の設計値と一致することになる。
(作用・効果)
実施の形態におけるディスプレイ用カバーガラス10は、上記のようなガラス成形部材10Gを備えていることによって、良好な転写性および良好な離型性を確保することができ、離型時に割れが発生しにくい。ディスプレイ用カバーガラス10を製造するためにダイレクトプレス法を使用することによって、製造工程を簡略に構成することができ、製造費用の大幅な削減を期待することが可能となる。
[実験例]
図14を参照して、上述の実施の形態に関して行った実験例について説明する。実験例では、比較例1〜5および実施例1,2の各条件に基づいて、計7種類のディスプレイ用カバーガラスを製造した。
比較例1〜5および実施例1,2に共通して、ディスプレイ用カバーガラスのガラス成形部材は、ダイレクトプレス法を使用して製造した。ガラス成形部材の主面部(主面部13)の外形寸法は130mm×60mmである。ガラス成形部材の主面部(主面部13)の板厚は0.8mmである。ガラス成形部材に設けられた開口部(開口部10H)の寸法は25mm×4mmである。
ガラス成形に使用したガラスの転移点の温度は、540℃である。ガラス成形に使用したガラスの線膨張係数は、100/300℃の値で98(10−7/K)である。プレス加工時の上型の温度は500℃であり、プレス加工時の下型の温度は520℃であり、プレス加工直前のガラスの温度は680℃である。プレス加工時間は18秒である。
(比較例1)
比較例1におけるディスプレイ用カバーガラスのガラス成形部材は、接続部14の板厚T14が0.9mmである。接続部14の内側のテーパー角度θ14は5.0°である。接続部14の内側の曲率半径R14は2.0mmである。全高T10が10.0mmである。このような形状寸法を有するガラス成形部材を製造した結果、離型不良の発生率は0%であった。割れの発生率(母集団には離型不良が発生したものを除く。以下同じ。)は90%であった。転写不良(母集団には離型不良が発生したものおよび割れが発生したものを除く。以下同じ。)の発生率は10%であった。
比較例1においては、上型が下降移動して溶融ガラスを側方に押し広げる際に、接続部14の板厚T14が0.9mmと薄いため、当該箇所の溶融ガラスが持つ熱容量が小さくなる。従って、当該箇所の溶融ガラスの冷却速度(固化速度)が早くなるため、ガラスを全面に充填させるためにはプレス圧力を上げるか、若しくはプレス時間を延長する等の成形パラメータのシフトが必要になる。しかしながら、このような対応をしたとしても、当該固化速度の早い箇所にも大きな圧力が掛かり続けるため、やがて固化部分からガラスが破断してしまうこととなる。
(比較例2)
比較例2におけるディスプレイ用カバーガラスのガラス成形部材は、接続部14の板厚T14が1.2mmである。接続部14の内側のテーパー角度θ14は3.0°である。接続部14の内側の曲率半径R14は2.0mmである。全高T10が10.0mmである。このような形状寸法を有するガラス成形部材を製造した結果、離型不良の発生率は70%であった。割れの発生率は20%であった。転写不良の発生率は0%であった。
比較例2においては、接続部14の板厚T14が1.2mmであり、比較例1のようなメカニズムに起因する割れは発生しない。しかしながら、成形完了後に上型が上昇移動する際、接続部14の内側のテーパ角度θ14が3°であるために、ガラスの冷却収縮によりガラス成形部材が上型側に固着した状態で上昇してしまう。このため、ガラス成形部材を回収し、次の成形品の製造作業への移行が困難になるだけでなく、固着状態によっては回収そのものが不可能になることもあり、叩き割る等の方法でしか分離できないこととなる。また、上型への固着が無い場合でも、下型への固着が発生することも多く、下型からガラスを分離する際に多大な負荷が掛かることで、ガラス成形部材に割れが発生してしまう。
(比較例3)
比較例3におけるディスプレイ用カバーガラスのガラス成形部材は、接続部14の板厚T14が1.2mmである。接続部14の内側のテーパー角度θ14は5.0°である。接続部14の内側の曲率半径R14は1.5mmである。全高T10が10.0mmである。このような形状寸法を有するガラス成形部材を製造した結果、離型不良の発生率は15%であった。割れの発生率は80%であった。転写不良の発生率は0%であった。
比較例3においては、上型が下降移動して溶融ガラスを主面部から接続部を通して側面部に充填させる際、鉛直下方に掛かる圧力ベクトルに対して、溶融ガラスを90°以上ベクトルが異なる方向へ押し出すことになる。この際、接続部14の内側の曲率半径R14が1.5mmであるため、上記異なる方向へ溶融ガラスを移動させ、且つ溶融ガラスを側面部に完全に充填させるためには、プレス圧力を劇的に上げる必要がある。しかしながら、特に曲率半径R14が1.5mmの接続部14に対して局所的に多大な圧力が掛かることにより、ガラス成形部材が破断してしまう。また、主面部と側面部とに挟まれた曲率半径が1.5mmの局所領域に圧力が集中することにより、当該箇所の下型とガラス成形部材とが固着し、離型が困難になることもある。
(比較例4)
比較例4におけるディスプレイ用カバーガラスのガラス成形部材は、接続部14の板厚T14が1.2mmである。接続部14の内側のテーパー角度θ14は5.0°である。接続部14の内側の曲率半径R14は2.0mmである。全高T10が20.0mmである。このような形状寸法を有するガラス成形部材を製造した結果、離型不良の発生率は0%であった。割れの発生率は25%であった。転写不良の発生率は75%であった。
比較例4においては、全高T10(側面部の高さ)が20mmとなるまでプレス加工にて溶融ガラスを延ばす必要がある。溶融ガラスを延ばす過程で、溶融ガラスと成形用金型との接触面積が大きくなるため、放熱によりガラス温度低下つまりガラス固化が早い。特に側面部の先端に配置される溶融ガラスは固化が顕著であり、過剰なプレス圧力にて割れが発生しやすい。割れ発生がない場合でも、ガラスを先端まで充填させることができず、転写不良が発生する。
(比較例5)
比較例5におけるディスプレイ用カバーガラスのガラス成形部材は、接続部14の板厚T14が1.1mmである。接続部14の内側のテーパー角度θ14は4.0°である。接続部14の内側の曲率半径R14は1.8mmである。全高T10が17.0mmである。このような形状寸法を有するガラス成形部材を製造した結果、離型不良の発生率は12%であった。割れの発生率は15%であった。転写不良の発生率は10%であった。
比較例5においては、比較例1〜4で記載した現象の発生率が、顕著に減少し始めるパラメータである。しかしながら品質安定性が乏しく、継続生産の品質として許容範囲とは言い難い。
(実施例1)
実施例1におけるディスプレイ用カバーガラスのガラス成形部材は、接続部14の板厚T14が1.2mmである。接続部14の内側のテーパー角度θ14は5.0°である。接続部14の内側の曲率半径R14は2.0mmである。全高T10が15.0mmである。このような形状寸法を有するガラス成形部材を製造した結果、離型不良の発生率は3%であった。割れの発生率は5%であった。転写不良の発生率は2%であった。
実施例1においては、比較例1〜4で記載した現象の発生率が、極端に減少するパラメータを採用しており、結果として離型不良の発生率および割れの発生率が激減し、歩留まりが許容範囲内に入ってくる。
(実施例2)
実施例2におけるディスプレイ用カバーガラスのガラス成形部材は、接続部14の板厚T14が1.7mmである。接続部14の内側のテーパー角度θ14は7.0°である。接続部14の内側の曲率半径R14は3.0mmである。全高T10が10.0mmである。このような形状寸法を有するガラス成形部材を製造した結果、離型不良の発生率は0.1%であった。割れの発生率は0.3%であった。転写不良の発生率は0.1%であった。
実施例2においては、実施例1に比べてさらに余裕のある設定が採用されているため、離型不良の発生率、割れの発生率、および転写不良の発生率がいずれも1%未満まで減少し、安定した連続生産が可能になる。
したがって比較例1〜5および実施例1,2を対比すると、接続部14の板厚T14が1.2mm以上であり、主面部13と側面部15との間にこれらがなすテーパー角度θ14が5°以上であり、接続部14の内側の曲率半径R14が2mm以上であり、主面部13に対して垂直な方向におけるガラス成形部材の全高T10が15mm以下であると、良好な転写性および良好な離型性を確保することができ、離型時に割れが発生しにくいディスプレイ用カバーガラスを得ることが可能となることがわかる。
以上、本発明に基づいた実施の形態および各実施例について説明したが、今回開示された実施の形態および各実施例はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の技術的範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 ディスプレイ用カバーガラス、10E,10F 溶融ガラス、10G ガラス成形部材、10H 開口部、11 表面、11Q,12Q 設計値、12 裏面、13 主面部、14 接続部、15 側面部、16,17 圧縮応力層、20 外装プレート、30 回路基板、40 ディスプレイ、42 画像表示部、50 スピーカー、60,60A 成形用金型、61 下型、61L,62L 寸法、61T,62T 成形面、62 上型、63 カッター、100 ディスプレイ装置、AR,AR10,AR61,AR62,AR63 矢印、D16,D17 深さ、T10 全高、L 光、LL1 研磨レベル、R14 曲率半径、T13,T14,T15 厚さ(板厚)。

Claims (7)

  1. ディスプレイの画像表示部を覆うように設けられるディスプレイ用カバーガラスであって、
    ガラス成形によって製造されたガラス成形部材を備え、
    前記ガラス成形部材は、
    前記ガラス成形部材が前記ディスプレイに取り付けられた状態で表面側が外部に露出する主面部と、
    前記主面部の外縁に連設され、前記主面部から外方に向かうにしたがって前記表面から遠ざかる方向に湾曲する接続部と、
    前記接続部の外縁に連設され、前記接続部を挟んで前記主面部の反対側に形成された側面部と、を含み、
    前記接続部および前記側面部の板厚は、それぞれ1.2mm以上1.7mm以下であり、
    前記主面部と前記側面部との間にこれらがなすテーパー角度は5°以上45°以下であり、
    前記接続部の内側の曲率半径は2mm以上4mm以下であり、
    前記主面部に対して垂直な方向における前記ガラス成形部材の全高は15mm以下である、
    ディスプレイ用カバーガラス。
  2. 前記ガラス成形部材は、ガラス組成として、
    50〜70(重量%)のSiOと、
    5〜15(重量%)のAlと、
    0〜5(重量%)のBと、
    5〜20(重量%)のNaOと、
    0〜10(重量%)のKOと、
    0〜10(重量%)のMgOと、
    0〜10(重量%)のCaOと、
    0〜5(重量%)のBaOと、
    0〜5(重量%)のTiOと、
    0〜15(重量%)のZrOと、
    0〜1(重量%)のSbと、
    0〜1(重量%)のCeOと、
    0〜1(重量%)のSnOと、
    0〜1(重量%)のNaClと、
    0〜1(重量%)の硫酸塩とを含有する、
    請求項1に記載のディスプレイ用カバーガラス。
  3. 前記ガラス成形部材には、イオン交換によって圧縮応力層がその全面に亘って形成されており、
    前記圧縮応力層は、深さが5μm〜40μmであり、表面応力値が600MPa以上である、
    請求項1または2に記載のディスプレイ用カバーガラス。
  4. ディスプレイの画像表示部を覆うように設けられるディスプレイ用カバーガラスの製造方法であって、
    成形用金型を準備する工程と、
    溶融したガラスを前記成形用金型に供給してプレス加工することによってガラス成形部材を得る工程と、を備え、
    前記ガラス成形部材は、
    前記ガラス成形部材が前記ディスプレイに取り付けられた状態で表面側が外部に露出する主面部と、
    前記主面部の外縁に連設され、前記主面部から外方に向かうにしたがって前記表面から遠ざかる方向に湾曲する接続部と、
    前記接続部の外縁に連設され、前記接続部を挟んで前記主面部の反対側に形成された側面部と、を含み、
    前記接続部および前記側面部の板厚は、それぞれ1.2mm以上1.7mm以下であり、
    前記主面部と前記側面部との間のこれらがなすテーパー角度は5°以上45°以下であり、
    前記接続部の内側の曲率半径は2mm以上4mm以下であり、
    前記主面部に対して垂直な方向における前記ガラス成形部材の全高は15mm以下である、
    ディスプレイ用カバーガラスの製造方法。
  5. 前記成形用金型を離型した後の前記ガラス成形部材の前記主面部の表面粗さが所定の許容範囲外の場合には、前記ガラス成形部材の前記主面部に対して研磨加工を施す、
    請求項4に記載のディスプレイ用カバーガラスの製造方法。
  6. 前記プレス加工に用いられる前記成形用金型のうちの前記主面部を成形する部分の形状は、前記成形用金型を前記ガラス成形部材から離型した際に前記主面部が反ることによって前記主面部の形状が所望の設計値となるように、前記成形用金型を前記ガラス成形部材から離型した際に前記主面部が反る方向とは反対側に向かって前記主面部に対して垂直な方向に前記設計値に対して0〜0.2mmの範囲内で変形した形状である、
    請求項4または5に記載のディスプレイ用カバーガラスの製造方法。
  7. 前記プレス加工の開始時の溶融ガラスの温度はTg+50℃〜Tg+200℃であり、
    前記プレス加工の時間は5s〜20sである、
    請求項4から6のいずれかに記載のディスプレイ用カバーガラスの製造方法。
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