JP2014094848A - ガラス成形品の製造方法および製造装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ガラス成形品の金型転写性を確保しつつ、ガラス成形品の強度を確保し欠陥の発生を抑制できる、ガラス成形品の製造方法およびガラス成形品の製造装置を提供する。
【解決手段】このガラス成形品の製造方法は、うら面12を成形する第1平坦領域61aおよび凹部10Hを成形する凸部領域61cを含む第1金型61と、おもて面11を成形する第2金型62と、うら面12を成形する第2平坦領域64aを含み、凹部10Hを成形する凸部領域61cを含まない第3金型64とを用い、第1金型62および第2金型61を相対的に近接させることにより、ガラス素材10Fを第1金型61および第2金型62によって規定されるキャビティ内に加圧充填させた後に、加圧されたガラス素材10Fから第1金型61を離隔させ、その後、ガラス素材10Fが載置された第2金型62に第3金型64を近接させてガラス素材10Fを加圧して、その後、ガラス素材10Fが加圧された後のガラス成形品から第3金型64を離隔させる。
【選択図】図7

Description

本発明は、ガラス成形品の製造方法および製造装置に関する。
ガラス成形品の製造方法に関し、従来、突起形状を有する成形用金型と平面金型との間にガラス素材を挟み、成形用素材が変形可能な温度まで加熱し、プレス成形して、突起形状の反転形状を精密に転写させた窪みを形成し、冷却して型より離型する方法が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
また、内側金型及び外側金型の両者のガラス受け面高さが一致する第1基準位置に両者を配置し両者を同時にプレス成形した後、内側金型のみを両者のガラス受け面高さが一致しない第2基準位置までさらにプレスし剪断力によってガラス基板の内径部を抜き取る方法が提案されている(たとえば、特許文献2参照)。
特開2003−201147号公報 特開2000−319026号公報
ガラス成形品の製造方法として、溶融したガラス素材を直接にプレス成形型に供給し、ガラス素材が軟化状態にある間にプレス成形型でプレスして成形する、ダイレクトプレス法が注目されている。ダイレクトプレス法は、溶解したガラスから目的とするガラス成形品に直接的に成形できるため、同一の形状を有する板状ガラスを多量に生産する場合に好適である。
特許文献1に記載の製造方法は、ガラス素材を変形可能な温度まで再加熱して加圧成形する再加熱法である。ダイレクトプレス法では、高温のガラスがプレス工程で急激に冷却されるため、再加熱法と比較してガラスの収縮量が大きい。そのため、特許文献1に記載の技術をダイレクトプレス法に適用した場合、プレス成形後の、ガラス素材が冷却した後に成形用金型より離型するとき、成形用金型の突起形状へのガラス素材の固着や、窪みにおけるガラスの割れが発生しやすい。これらの不具合を防止するために金型を冷却しながら離型させようとすると、ガラス成形品の主面の転写性が低下する。つまり、特許文献1に記載の技術を適用しても、ダイレクトプレスにおける主面の面転写性向上と突起部欠陥の回避との両立は困難であった。
特許文献2に記載の製造方法はダイレクトプレス法であるが、金型がガラスに接触すると同時に、急激な温度低下、すなわちガラスの硬化が始まる。そのため、孔形状が完全に形成されるまで金型を保持していると、ガラス収縮が進行し、内側金型へのガラス素材の固着やガラスの割れが発生してしまう。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、ガラス成形品に対する金型転写性を確保しつつ、ガラス成形品の強度を確保し欠陥の発生を抑制できる、ガラス成形品の製造方法を提供することである。また、本発明の他の目的は、上記ガラス成形品の製造方法に好適に用いられ得るガラス成形品の製造装置を提供することである。
この発明に基づいたガラス成形品の製造方法は、おもて面とうら面とを含む主板部を有し、上記主板部に凹部が形成されたガラス成形品を製造するためのガラス成形品の製造方法であって、以下の工程を備える。
上記うら面を成形する第1平坦領域および凹部を成形する凸部領域を含む第1金型と、上記おもて面を成形する第2金型と、上記うら面を成形する第2平坦領域を含み、上記凹部を成形する上記凸部領域を含まない第3金型とを準備する工程と、上記第2金型に溶融したガラス素材を供給する工程と、上記第1金型および上記第2金型を相対的に近接させることにより、上記ガラス素材を上記第1金型および上記第2金型によって規定されるキャビティ内に充填させる工程と、上記ガラス素材の加圧充填後に、加圧された上記ガラス素材から上記第1金型を離隔させる工程と、上記第1金型の離隔後に、上記ガラス素材が載置された上記第2金型に上記第3金型を近接させて上記ガラス素材を加圧する工程と、上記ガラス素材の加圧後に、上記ガラス素材が加圧された後のガラス成形品から上記第3金型を離隔させ、上記ガラス素材が加圧形成された後のガラス成形品を上記第2金型から離型する工程と、を備える。
上記製造方法の他の形態においては、上記ガラス素材のガラス転移点をTgとした場合に、上記第1金型の離隔開始時における上記ガラス素材の温度は、(Tg−30)℃以上(Tg+100)℃以下であり、上記第3金型の離隔開始時における上記ガラス素材の温度は、(Tg−200)℃以上(Tg−30)℃以下である。
上記製造方法の他の形態においては、上記凸部領域は、上記第1金型の移動方向に対して傾斜するテーパ面を有する。
上記製造方法の他の形態においては、上記凸部領域の上記第1平坦領域に対する法線方向における突出寸法は、0.5mm以上10.0mm以下であり、上記テーパ面の傾斜角度(θ)は1°以上20°以下である。
上記製造方法の他の形態においては、上記凹部は、上記主板部上で10mm×50mm以下の開口寸法を有する。
上記製造方法の他の形態においては、上記凹部は、上記ガラス成形品を厚み方向に貫通する。
上記製造方法の他の形態においては、上記ガラス成形品は、ガラス組成として、50重量%以上70重量%以下のSiOと、5重量%以上15重量%以下のAlと、0重量%以上5重量%以下のBと、5重量%以上20重量%以下のNaOと、0重量%以上10重量%以下のKOと、0重量%以上10重量%以下のMgOと、0重量%以上10重量%以下のCaOと、0重量%以上5重量%以下のBaOと、0重量%以上5重量%以下のTiOと、0重量%以上15重量%以下のZrOと、を含有する。
上記製造方法の他の形態においては、上記ガラス成形品は、対象物の表面を覆うカバーガラスである。
上記製造方法の他の形態においては、上記対象物は、ディスプレイの画像表示部である。
この発明に基づいたガラス成形品の製造装置は、おもて面とうら面とを含む主板部を有し、上記主板部に凹部が形成されたガラス成形品を製造するためのガラス成形品の製造装置であって、以下の構成を備える。
上記うら面を成形する第1平坦領域および上記凹部を成形する凸部領域を含む第1金型と、上記おもて面を成形する第2金型と、上記うら面を成形する第2平坦領域を含み、上記凹部を成形する上記凸部領域を含まない第3金型と、上記第2金型に溶融したガラス素材を供給する素材供給部と、上記第1金型を移動させる第1駆動部と、上記第2金型を移動させる第2駆動部と、上記第3金型を移動させる第3駆動部と、上記第1駆動部、上記第2駆動部、上記第3駆動部、および上記素材供給部を制御する制御部とを備える。
上記制御部は、上記第2金型に溶融したガラス素材を上記素材供給部から供給した後、上記第1金型および上記第2金型を相対的に近接させることにより、上記ガラス素材を上記第1金型および上記第2金型によって規定されるキャビティ内に充填させ、上記ガラス素材の加圧充填後に、加圧された上記ガラス素材から上記第1金型を離隔させ、上記第1金型の離隔後に、上記ガラス素材が載置された上記第2金型に上記第3金型を近接させて上記ガラス素材を加圧し、上記ガラス素材の加圧後に、上記ガラス素材が加圧された後のガラス成形品から上記第3金型を離隔させるように、上記第1駆動部、上記第2駆動部、上記第3駆動部、および上記素材供給部を制御する。
上記ガラス成形品の製造装置の他の形態においては、上記凸部領域は、上記第1金型の移動方向に対して傾斜するテーパ面を有する。
上記ガラス成形品の製造装置の他の形態においては、上記凸部領域の、上記主板部の法線方向における突出寸法は、0.5mm以上10.0mm以下であり、上記テーパ面の傾斜角度は1°以上20°以下である。
本発明によると、ガラス成形品に対する金型転写性が確保され、かつ、欠陥の発生が抑制された、ガラス成形品を製造することができる。
実施の形態におけるディスプレイ用カバーガラスを備えるディスプレイ装置の分解した状態を示す斜視図である。 図1中のII−II線に沿った矢視断面図である。 図1中のIII−III線に沿った矢視断面図である。 ガラス成形品の製造装置の概略構成を示す模式図である。 実施の形態1の第1金型の構造を示す断面図である。 実施の形態1の第3金型の構造を示す断面図である。 実施の形態1におけるガラス成形品の製造方法を示す流れ図である。 実施の形態1の第2金型の構造、およびガラス素材を切断する工程を示す断面図である。 実施の形態1のガラス素材を第2金型へ滴下する工程を示す断面図である。 実施の形態1の第1金型を下降する工程を示す第1断面図である。 実施の形態1の第1金型をさらに下降する工程を示す第2断面図である。 実施の形態1の第1金型をさらに下降する工程を示す第3断面図である。 実施の形態1の第1金型を離型させる工程を示す第1断面図である。 実施の形態1の第1金型を上昇する工程を示す断面図である。 実施の形態1の第3金型を下降する工程を示す断面図である。 実施の形態1の第3金型を上昇する工程を示す断面図である。 成形用金型から取り出されたガラス素材を示す断面図である。 研磨完了後のガラス成形品を示す断面図である。 実施の形態2の第2金型の構造、およびガラス素材を切断する工程を示す断面図である。 実施の形態2のガラス素材を下型へ滴下する工程を示す断面図である。 実施の形態2の第1金型を下降する工程を示す第1断面図である。 実施の形態2の第1金型をさらに下降する工程を示す第2断面図である。 実施の形態2の第1金型を上昇する工程を示す断面図である。 実施の形態2の第3金型を下降する工程を示す断面図である。 実施の形態2の第3金型を上昇する工程を示す断面図である。 実施の形態2の成形用金型から取り出されたガラス成形品を示す断面図である。
本発明に基づいた実施の形態について、以下、図面を参照しながら説明する。実施の形態の説明において、個数、量などに言及する場合、特に記載がある場合を除き、本発明の範囲は必ずしもその個数、量などに限定されない。実施の形態の説明において、同一の部品、相当部品に対しては、同一の参照番号を付し、重複する説明は繰り返さない場合がある。
[実施の形態1]
(ディスプレイ装置100,ディスプレイ用カバーガラス10)
図1は、実施の形態におけるディスプレイ用カバーガラス10を備えるディスプレイ装置100の分解した状態を示す斜視図である。図2は、図1中のII−II線に沿った矢視断面図である。図3は、図1中のIII−III線に沿った矢視断面図である。
図1に示すように、ディスプレイ装置100は、ディスプレイ用カバーガラス10と、平板状の形状を有する外装プレート20と、外装プレート20の上に配置される回路基板30と、回路基板30の上に実装されるスピーカー31と、回路基板30の上に実装されるディスプレイ40とを備える。
ディスプレイ用カバーガラス10は、外装プレート20に取り付けられる(矢印AR参照)。ディスプレイ用カバーガラス10は、回路基板30、スピーカー31、およびディスプレイ40を、外装プレート20上に封止する。
ディスプレイ用カバーガラス10は、ディスプレイ40の画像表示部42を覆うように設けられるガラス成形品10Gと、スピーカー31に対応するように設けられる穴部10Hと、を含む。穴部10Hは、ガラス成形品10Gのおもて面11(図2参照)側からうら面12(図2参照)側に向かって厚み方向に貫通している。スピーカー31は、穴部10Hを介して、ガラス成形品10Gのおもて面11側に露出している。
(ガラス成形品10G)
図2に示すように、ディスプレイ用カバーガラス10のガラス成形品10Gは、主板部13と、接続部14と、側板部15とを有する。主板部13は、略平板状の形状を有する。ガラス成形品10Gがディスプレイ40に取り付けられた状態では、主板部13のおもて面11側が外部に露出する。本実施の形態における主板部13の外縁は、4つの角部が丸みを帯びた略矩形状の形状を有している。
接続部14は、主板部13の外縁に連設される。接続部14は、主板部13から外方に向かうにしたがって、おもて面11から遠ざかる方向に湾曲する。側板部15は、接続部14の外縁に連設される。側板部15は、全体として環状の形状を有し、接続部14を挟んで主板部13の反対側に位置している。ガラス成形品10Gは、主板部13側から側板部15側に向かうにつれて、接続部14において3D(three dimension)形状を持って湾曲するように形成されている。
ガラス成形品10Gは、第1面としてのおもて面11と、第2面としてのうら面12とを有する。図3に示すように、おもて面11とうら面12とは、主表面18を構成する。主表面18は、おもて面11とうら面12とを含む。穴部10Hは、主表面18に含まれるおもて面11またはうら面12に対して窪んだ凹形状に形成されている。ガラス成形品10Gの主表面18には、凹形状が形成されている。本実施の形態では、当該凹形状はガラス成形品10Gの主板部13を貫通する貫通孔として形成されている。他の例では、凹形状は、主表面18に対して窪んだ、有底の穴形状に形成されてもよい。
ガラス成形品10Gの画像表示部42側に位置するうら面12側からおもて面11側に向かって、所定の画像情報を含む光L(図2参照)が主板部13を透過する。画像表示部42上に表示された各種の画像情報は、使用者により認識される。主板部13のおもて面11がタッチパネル式のディスプレイ面を構成している場合、主板部13のおもて面11は、使用者の手指(図示せず)によって押圧されたり、主板部13のおもて面11はペン(図示せず)などによって押圧されたりする。
以上のようなガラス成形品10Gは、ガラス組成として、50重量%以上70重量%以下のSiOと、5重量%以上15重量%以下のAlと、0重量%以上5重量%以下のBと、5重量%以上20重量%以下のNaOと、0重量%以上10重量%以下のKOと、0重量%以上10重量%以下のMgOと、0重量%以上10重量%以下のCaOと、0重量%以上5重量%以下のBaOと、0重量%以上5重量%以下のTiOと、0重量%以上15重量%以下のZrOと、を含有しているとよい。
このような組成のガラスは、ガラス転移点の温度Tgとした場合、プレス成形にてガラスに転写される形状に大きく影響を及ぼす(Tg−30)[℃]〜(Tg+150)[℃]の温度範囲において、適切なガラス粘性を維持し良好な転写性を確保した状態で面転写を完了でき、かつ、ガラスの熱収縮による割れを抑制することができる。
(Tg−30)[℃]〜(Tg+150)[℃]の温度範囲において、ガラスの線膨張係数αは70〜110[×10−7/℃]であることが望ましい。たとえば100℃以上300℃以下の範囲で98[×10−7/℃]の線膨張係数αを有するガラスを使用してもよい。またガラス粘性をη[Pa・s]とすると、logη=11.0〜14.5であることが望ましい。上記のような特性を持つガラスは、割れの無い湾曲したカバーガラスの成形に適している。
穴部10Hがガラス成形品10Gのおもて面11に開口する開口径は、現実的に要求される最小値である0.5mm以上とすることができる。穴部10Hの径が小さいほど、本実施の形態の製造装置および製造方法を好適に用いることができる。また穴部10Hがおもて面11に開口する開口は、実用上最大と考えられる10mm×50mmに収まる大きさとすることができる。穴部10Hは、おもて面11において10×50mm以下の開口寸法D(図3参照)を有する。たとえば、外径130mm×60mm、厚み0.8mmのガラス成形品10Gに対し、上記開口の寸法を4mm×25mmとすることができる。
(製造装置)
以上のようなガラス成形品10Gは、ダイレクトプレス法を使用して製造される。図4は、ガラス成形品10Gの製造装置50の概略構成を示す模式図である。図4に示すように、ガラス成形品10Gの製造装置50は、溶融したガラス素材10Eを貯留する連続溶融炉71と、連続溶融炉71の下部に接続されたノズル73とを備える。連続溶融炉71とノズル73とは、溶融したガラス素材10Eを下型62に供給するための素材供給部70を構成する。
製造装置50は、ノズル73から流出するガラス素材10Eを切断するガラスカッター63を備える。ガラスカッター63は、たとえばエアーシリンダー85により駆動され、ガラス素材10Eを適宜切断して適切な量に分割する。
製造装置50は、ガラスカッター63により切断され落下するガラス素材を受けるための下型62と、下型62と共にガラス素材を加圧し成形する第1上型61および第2上型64と、を備える。
下型62は、ガラス成形品10Gのおもて面11を成形するための第2金型として機能する。第1上型61は、ガラス成形品10Gのうら面12および穴部10Hを成形するための第1金型として機能する。第2上型64は、ガラス成形品10Gのうら面12を成形するための第3金型として機能する。第1上型61と下型62とは、ガラス成形品10Gを加圧成形するための成形用金型60Aを構成する。第2上型64と下型62とは、ガラス成形品10Gを加圧成形するための成形用金型60Bを構成する。
製造装置50は、制御部90を備える。制御部90は、第1駆動部としてのサーボモーター81と、第2駆動部としてのサーボモーター82と、第3駆動部としてのサーボモーター83と、上述のエアーシリンダー85と、上述の素材供給部70の動作を制御する。制御部90は、エアーシリンダー85によるガラス素材10Eの切断のタイミング、下型62の移動のタイミング、第1上型61および第2上型64の移動のタイミングなどの、ガラス成形品10Gの製造に係る一連のシーケンスを制御する。
サーボモーター81は、制御部90からの指令を受け、図4中に両矢印で示すDR1方向(垂直方向)に第1上型61を往復移動させ、第1上型61と下型62とを近接および離隔させる。同様に、サーボモーター83は、制御部90からの指令を受け、図4中に両矢印で示すDR1方向(垂直方向)に第2上型64を往復移動させ、第2上型64と下型62とを近接および離隔させる。サーボモーター82は、制御部90からの指令を受け、図4中に両矢印で示すDR2方向(水平方向)に下型62を移動させる。第1上型61を移動させるサーボモーター81と、第2上型64を移動させるサーボモーター83とは、それぞれ独立して制御される。
下型62は、サーボモーター82により、ノズル73の下方でガラス素材を受けるための位置(ガラス滴下ポジションP1)と、第1上型61と対向してガラス素材を加圧成形するための位置(成形ポジションP2)と、第2上型64と対向してガラス素材を加圧成形するための位置(成形ポジションP3)と、下型62からガラス素材を取り出すための位置(取出しポジションP4)との間で移動可能に構成されている。
制御部90によってサーボモーター81を制御する方法としては、第1上型61の位置を制御するモード(位置制御モード)と、第1上型61に付加される荷重を制御するモード(荷重制御モード)とがある。これら2つの制御モードを切り替え可能に構成しておくことが好ましい。サーボモーター81は、最大3トンのプレス圧力でガラス素材をプレス成形可能な仕様に設けられる。
同様に、制御部90によってサーボモーター83を制御する方法としては、第2上型64の位置を制御するモード(位置制御モード)と、第2上型64に付加される荷重を制御するモード(荷重制御モード)とがある。これら2つの制御モードを切り替え可能に構成しておくことが好ましい。サーボモーター83は、最大3トンのプレス圧力でガラス素材をプレス成形可能な仕様に設けられる。
なお、本実施の形態において、加圧成形のために第1上型61を駆動する第1駆動部、および、第2上型64を駆動する第2駆動部は、サーボモーター81,83に限定されるものではなく、エアーシリンダー、油圧シリンダ、リニアモーター、ステッピングモーターなどの公知の駆動手段を適宜選択して用いることができる。
図4に示す製造装置50では、第1上型61および第2上型64がDR1方向に移動する構成としているが、製造装置50はこの構成に限定されるものではない。第1上型61および第2上型64は固定しておき、下型62がDR2方向に加えてDR1方向に移動可能である構成としてもよく、または、第1上型61および第2上型64と下型62との両方がDR1方向に移動する構成としてもよい。
第1上型61、第2上型64、および下型62の材料は、耐熱合金(ステンレスなど)、炭化タングステンを主成分とする超鋼材料、各種セラミックス(炭化珪素、窒化珪素、窒化アルミニウムなど)、カーボンを含む複合材料など、ガラス成形品10Gを製造するための成形金型として公知の材料の中から適宜選択して用いることができる。第1上型61、第2上型64、および下型62を同一の材料で構成してもよいし、それぞれ別の材料で構成してもよい。
第1上型61、第2上型64、および下型62の表面には、耐久性の向上やガラス素材との融着を防止するための被覆層を設けておくことも好ましい。被覆層の材料に特に制限はなく、たとえば、種々の金属(クロム、アルミニウム、チタンなど)、窒化物(窒化クロム、窒化アルミニウム、窒化チタン、窒化硼素など)、酸化物(酸化クロム、酸化アルミニウム、酸化チタンなど)などを用いることができる。被覆層の成膜方法にも制限はなく、公知の成膜方法の中から適宜選択して用いればよい。たとえば、真空蒸着、スパッタ、CVDなどが挙げられる。
第1上型61、第2上型64、および下型62は、図示しない加熱手段によって所定温度に加熱できるように構成されている。加熱手段としては、公知の加熱手段を適宜選択して用いることができる。たとえば、被加熱部材の内部に埋め込んで使用するカートリッジヒーターや、被加熱部材の外側に接触させて使用するシート状のヒーター、赤外線加熱装置、高周波誘導加熱装置などを用いることができる。
図5に第1上型61の断面形状を示す。第1上型61は、ガラス成形品10Gのうら面の平坦部分を成形する第1平坦領域61aと、ガラス成形品10Gの接続部14および側板部15のうら面を成形する第1側面領域61bと、ガラス成形品10Gの凹部10Hを成形する凸部領域61cとを含む。
本実施の形態の凸部領域61cは、円錐台形状に形成されている。凸部領域61cは中心軸Cを中心に対称な形状を有し、円錐台の側面を形成するテーパ面61tを有する。テーパ面61tは、中心軸Cに対して傾斜している。中心軸Cの延びる方向は、図4に示すDR1方向である。テーパ面61tは、DR1方向に対して傾斜する。
凸部領域61cの第1平坦領域61aに対する法線方向における突出寸法Hは、すなわち図4に示すDR1方向に沿う寸法Hは、0.5mm以上10.0mm以下である。凸部領域61cの高さ(DR1方向に沿う寸法)は、穴部10Hを成形するために現実的に要求される値から決定されればよい。ガラス成形品10Gを貫通する穴部10Hをプレス工程で成形する場合には、凸部領域61cの高さを相対的に大きくし、ガラス成形品10Gの厚みを超える寸法にする必要がある。たとえば、本実施の形態では、第1上型61に対して凸部領域61cが下型62側に突起する寸法を1.2mmとし、傾斜角度を3°とした。
テーパ面61tが中心軸Cに対して傾斜する傾斜角度θは、1°以上20°以下、好ましくは3°以上5°以下である。傾斜角度θは、穴部10Hに要求される寸法精度、プレス成形時の凸部領域61cの離型の容易性、凸部領域61cを含む第1上型61の生産性および強度などを考慮して、最適な値に決定されればよい。
図6に第2上型64の断面形状を示す。第2上型64は、ガラス成形品10Gのうら面の平坦部分を成形する第2平坦領域64aを含む。第2上型64には、ガラス成形品10Gの接続部14および側板部15のうら面を成形する側面領域と、凸部領域とは設けられていない。
(製造方法)
以下、ダイレクトプレス法を使用してガラス成形品10Gを得る製造方法について説明する。図7は、実施の形態1におけるガラス成形品10Gの製造方法を示す流れ図である。図7に示すように、まず工程(S11)において、第1上型61、第2上型64、および下型62を含む成形用金型60A,60Bが準備される。
このとき第1上型61、第2上型64、および下型62は、それぞれ所定の温度に加熱される。所定の温度とは、ガラス成形品10Gに良好な転写面を形成できる温度であればよい。一般的に、成形用金型60A,60Bの温度が低すぎると高精度な転写面を形成することが困難になる。逆に、必要以上に温度を高くしすぎることは、ガラスとの融着が発生し易くなったり、成形用金型60A,60Bの寿命が短くなったりする虞があるため好ましくない。
通常は、加圧成形するガラスのガラス転移点温度Tgに対し、(Tg−100)℃以上(Tg+100)℃以下の範囲の温度に設定する。実際には、ガラスの種類、ガラス成形品10Gの形状および大きさ、成形用金型60A,60Bの材料、保護膜の種類など、種々の条件を考慮に入れて適正な温度を決定する。第1上型61、第2上型64、および下型62の加熱温度は同じ温度であってもよいし、異なる温度であってもよい。
本実施形態においては、成形用金型60A,60Bを所定温度に加熱した後、溶融した状態の高温のガラス素材10Fを供給して加圧成形することから、成形用金型60A,60Bの温度を一定に保ったまま、一連の工程を行うことができる。さらに、成形用金型60A,60Bの温度を一定に保ったまま、複数のガラス成形品10Gを繰り返し製造することもできる。
したがって、1つのガラス成形品10Gを製造する毎に成形用金型60A,60Bの昇温と冷却を繰り返す必要がないことから、極めて短時間で効率よくガラス成形品10Gを製造することができる。ここで、成形用金型60A,60Bの温度を一定に保つとは、成形用金型60A,60Bを加熱するための温度制御における目標設定温度を一定に保つという意味である。したがって、各工程実施中において、ガラス素材10Fとの接触などによる成形用金型60A,60Bの温度変動を防止しようとするものではなく、かかる温度変動については許容される。
次に工程(S12)において、下型62をガラス滴下ポジションP1(図4参照)に配置する。下型62の現在位置を検出した結果、下型62がガラス滴下ポジションP1に配置されている場合には、下型62の移動は行なわれない。一方、下型62の現在位置を検出した結果、下型62がガラス滴下ポジションP1以外の位置に配置されている場合には、制御部90からの指令によりサーボモーター82が起動し、下型62をガラス滴下ポジションP1へ移動させる。
次に工程(S13)において、ガラス素材を切断する。図8は、実施の形態1のガラス素材を切断する工程を示す断面図である。図4を参照して説明した通り、溶融した状態で連続溶融炉71内に貯留されたガラス素材10Eは、ノズル73を経由して連続溶融炉71から流出し、自重によりノズル73から液線状に落下する。ノズル73から流出したガラス素材10Eをガラスカッター63を用いて切断し、図8に示す滴状の形状を有するガラス素材10Fを得る。ガラス素材10Fは、下型62へ向かって落下する。
次に工程(S14)において、溶融した状態の高温のガラス素材10Fを下型62へ滴下する。図9は、実施の形態1のガラス素材10Fを下型62へ滴下する工程を示す断面図である。ガラスカッター63により切断され落下するガラス素材10Fは、下型62の上に溜め受けられる。図9に示すように、下型62上に供給されたガラス素材10Fは、下型62上で濡れ広がる。ガラス素材10Fは、穴部10Hが形成される位置、すなわち凸部領域61cが配置される位置を避けて、下型62に滴下されることが好ましい。下型62に滴下されたガラス素材10Fの温度は、たとえば800℃以上900℃以下の範囲であってもよい。
次に工程(S15)において、下型62を成形ポジションP2(図4参照)に移動する。制御部90からの指令によりサーボモーター82を起動させ、水平方向(図4に示すDR2方向)に下型62を移動させることにより、下型62は、ノズル73の下方のガラス滴下ポジションP1から、第1上型61の下方の成形ポジションP2に移動する。成形ポジションP2に移動した下型62の成形面と、第1上型61の成形面とは、互いに対向する。
次に工程(S16)において、第1上型61を下降する。図10は、実施の形態1の第1上型61を下降する工程を示す断面図である。下型62に対向する第1上型61は、図10中の白抜き矢印に示すように、下降移動する。制御部90からの指令によりサーボモーター81が起動し、第1上型61を下型62へ向かって移動させる。これにより、第1上型61と下型62とが近接する。図10に示すように、第1上型61には、凸部領域61cが設けられている。
図11を参照して、第1上型61の下降移動を続けることにより、第1上型61に対し下方に突出する凸部領域61cが第1上型61と下型62との間に配置される。図11に示す状態では、凸部領域61cの先端部と下型62との間には隙間が形成されている。
図11では、第1上型61の第1平坦領域61a(成形面)がガラス素材10Fに接触し、ガラス素材10Fの加圧成形が開始されている。しかし、凸部領域61cの周囲にはガラス素材10Fが未だ充填されていない。つまり、凸部領域61cは、その周囲にガラス素材10Fが充填されるよりも先に、第1上型61と下型62との間の、ガラス素材10Fが凸部領域61cによって成形されるべき鉛直方向の位置に配置される。なお、凸部領域61cを配置する時点でガラス素材10Fの加圧成形が開始されていることは必須ではなく、第1上型61はガラス素材10Fに対し非接触であってもよい。
次に、図12を参照して、第1上型61をさらに下降させ、凸部領域61cの周囲にガラス素材10Fを充填する。図12は、実施の形態1の凸部領域61cの周囲にガラス素材10Fを充填する工程を示す断面図である。図11に示す状態から第1上型61をさらに下降して第1上型61と下型62とを近接させることにより、ガラス素材10Fが第1上型61の第1平坦領域61a(成形面)と下型62の成形面62a(図中に示す上側の面)とによって、プレス加工される。第1上型61は、下型62と共に、ガラス素材10Fを加圧し成形する。
このとき、加圧成形されたガラス素材10Fが押し広げられて水平方向(図中左右方向)に伸ばされ、第1上型61の第1平坦領域61a(成形面)および下型62の成形面62aにガラス素材10Fが充填される。このとき、水平方向に押し広げられたガラス素材10Fが凸部領域61cにまで到達し、凸部領域61cの周囲にもガラス素材10Fが充填される。
第1上型61でガラス素材10Fをプレスする際、凸部領域61cを溶融したガラス素材10Fに挿入しても構わないが、下型62にガラス素材10Fが接触すると同時に、急激な温度低下、すなわちガラスの硬化が始まるため、板厚や穴の大きさによっては穴部10Hの転写性が劣る場合がある。穴部10Hの転写性の観点からは、加圧成形されたガラス素材10Fが押し広げられて、凸部領域61cにまで到達し、凸部領域61cの周囲にガラス素材10Fが充填されることが好ましい。
好ましくは、プレス加工の開始時のガラス素材10Fの温度は、(Tg+50)℃以上(Tg+200)℃以下に設定される。たとえばTgが540℃の場合、プレス直前のガラス素材10Fの温度を680℃としてもよい。ガラス素材10Fの温度は、たとえば放射温度計によって測定することができる。このような温度設定を得るためには、ガラス転移点の温度Tgに対し、第1上型61の温度を(Tg−60)℃以上(Tg−20)℃以下に設定し、下型62の温度を(Tg−80)℃以上(Tg−10)℃以下に設定するとよい。たとえばTgが540℃の場合、第1上型61の温度を500℃とし、下型62の温度を520℃としてもよい。この加圧における加圧力は、20kgf/cm〜50kgf/cmが好ましい。
所定の時間が経過した後、次に工程(S17)において、第1上型61を上昇移動させ、第1上型61をガラス素材10Fから離型させる。図13および図14は、実施の形態1の第1上型61を離型させる工程を示す断面図である。たとえばプレス成形の開始から成形用金型60を7秒間保持し、その後、第1上型61を図13および図14に示す白抜き矢印の方向に沿って上昇させ、ガラス素材10Fの厚み方向に第1上型61を移動させて、第1上型61を離型する。
ガラス成形品10Gの主面(おもて面11およびうら面12)と凸部領域61cにより成形される穴部10Hとにおいて、所望の形状を形成するまでの時間を比較すると、穴部10Hの方が早く完了できる。これは、ガラスゴブの温度分布、穴部10Hはガラス成形品10Gの端部に設けられるため凸部領域61cはプレスにより押し広げられた比較的低温のガラス素材10Fを成形すること、凸部領域61cの近傍ではガラス素材10Fの量に対して金型の面積が大きく放熱し易いこと、主面に対して穴部10Hの側面は要求される面粗さが比較的厳しくないこと、などを理由とする。
凸部領域61cは、図5を参照して説明したように、円錐台形状に形成されており、円錐台の側面を構成するテーパ面61tを有する。図4に示すDR2方向はガラス素材10Fの表面の延びる方向であり、図4に示すDR1方向はガラス素材10Fの厚み方向、すなわちガラス素材10Fの表面の法線方向である。テーパ面61tは、ガラス素材10Fの表面の法線方向に対して傾斜している。テーパ面61tを有する凸部領域61cは、第1上型61から下型62へ向かうにつれて先細になる形状を有する。
凸部領域61cの移動方向に対しテーパ面61tが傾斜しているため、第1上型61の離型動作時に凸部領域61cがガラス素材10Fから抜き易くなる。加えて、ガラス素材10Fに対し凸部領域61cを相対移動すれば、凸部領域61cはガラス素材10Fに接触しなくなり、凸部領域61cがガラス素材10Fから離型した状態が速やかに得られる。
図13は、ガラス素材10Fから離型した凸部領域61cを示す拡大図である。図13に示すように、凸部領域61cの周囲および凸部領域61cに対し下型62側に充填されたガラス素材10Fは、凸部領域61cによって成形され、窪み部10Vが形成される。凸部領域61cの側面がテーパ面61tとして形成されているので、凸部領域61cが上昇移動して窪み部10Vの底部から凸部領域61cが離れると、凸部領域61cのテーパ面61tと窪み部10Vの内側面との間に空隙Gが形成される。これにより、窪み部10Vを成形した凸部領域61cの表面の全部が窪み部10Vから離れ、凸部領域61cがガラス素材10Fに対し非接触となり、凸部領域61cのガラス素材10Fからの離型が行なわれる。
好ましくは、第1上型61の凸部領域61cが離型動作のための移動を開始するときのガラス素材10Fの温度の下限値は、ガラス素材10Fの熱収縮を十分小さくし割れなどの欠陥が発生することを抑制する観点から、(Tg−30)℃に設定される。一方、温度の上限値は、穴部10Hにおける転写性を満足できるように、(Tg+100)℃に設定される。たとえばTgが540℃の場合、凸部領域61cの離型動作の開始時のガラス素材10Fの温度は、510℃以上640℃以下に設定されるとよい。
所定の時間が経過し、ガラス素材10Fの一次加圧成形が完了すると、次に工程(S17)において、第1上型61を上昇する。図14は、実施の形態1の第1上型61を上昇する工程を示す断面図である。第1上型61によるプレス加工の時間は5s以上15s以下の時間から任意に選択されるのが好ましい。
たとえば、7秒間でプレス成形が完了するように設定することができ、この場合、プレス成形の開始から7秒間経過後、第1上型61の上昇が開始され、第1上型61と下型62とが離隔する。
次に工程(S18)において、下型62を成形ポジションP3(図4参照)に移動する。制御部90からの指令によりサーボモーター83を起動させ、水平方向(図4に示すDR2方向)に下型62を移動させることにより、下型62は、第1上型61の下方の成形ポジションP2から、第2上型64の下方の成形ポジションP3に移動する。成形ポジションP3に移動した下型62の成形面と、第2上型64の成形面とは、互いに対向する。
次に工程(S19)において、第2上型64を下降する。図15は、実施の形態1の第2上型64を下降する工程を示す断面図である。下型62に対向する第2上型64は、図15中の白抜き矢印に示すように、下降移動する。制御部90からの指令によりサーボモーター83が起動し、第2上型64を下型62へ向かって移動させる。これにより、第2上型64と下型62とが近接し、再び第2上型64によって、ガラス素材10Fの加圧を行なう。
この加圧(二次加圧)における加圧力は、第1次加圧における加圧力よりも低い圧が好まし。具体的には、20kgf/cm〜50kgf/cmであるとよい。S19における加圧時には、ガラス素材10Fの温度が低下し、ガラス素材10Fが固まり始めているため、第1次加圧のような圧力で加圧するとガラス素材10Fに割れが生じる可能性があるからである。
第2上型64によるガラス素材10Fの再加圧時の開始時おける、第2上型64の温度およびガラス素材10Fの温度は、第1上型61がガラス素材10Fから離型する際の温度に設定させるとよい。
所定の時間が経過し、ガラス素材10Fの二次(最終)加圧成形が完了すると、次に工程(S20)において、第2上型64を上昇する。図16は、実施の形態1の第2上型64を上昇する工程を示す断面図である。第2上型64によるプレス加工の時間(合計)は3s以上10s以下の時間から任意に選択されるのが好ましい。
たとえば、5秒間でプレス成形が完了するように設定することができ、この場合、プレス成形の開始から5秒間経過後、第2上型64の上昇が開始され、第2上型64と下型62とが離隔する。
好ましくは、第2上型64がガラス素材10Fからの離型動作のための上昇を開始するときのガラス素材10Fの温度は、第2上型64の成形面により成形されるガラス素材10Fの表面が十分に硬化できるように、(Tg−200)℃以上(Tg−30)℃以下に設定される。たとえばTgが540℃の場合、第1上型61の上昇開始時のガラス素材10Fの温度は、340℃以上510℃以下に設定されるとよい。
次に工程(S21)において、下型62を取出しポジションP4(図4参照)に移動する。制御部90からの指令によりサーボモーター82を起動させ、水平方向(図4に示すDR2方向)に下型62を移動させることにより、下型62は、第2上型64の下方の成形ポジションP3から、第2上型64に対向しない取出しポジションP4に移動する。このとき下型62の成形面上には、プレス成形が完了しほぼ硬化したガラス素材10Fが載置されている。
次に工程(S22)において、成形用金型60Bからガラス素材10Fを取り出し、ガラス素材10Fを回収する。たとえば、真空吸着を利用した吸引装置などの公知の離型装置などを用いて行なえばよい。これにより、ガラス素材10Fが下型62から外される。図17は、成形用金型60Bから取り出されたガラス素材10Fを示す断面図である。図16に示すガラス素材10Fには、凸部領域61cにより成形された窪み部10Vが形成されている。
次に工程(S23)において、温度がさらに低下して固化したガラス素材10Fを研磨する。図17に示すガラス素材10Fに対し、破線BLよりも下側の領域が研磨され除去される。これにより、ガラス素材10Fの表面のうち、下型62に接触していた表面が除去される。ガラス素材10Fが下型62に滴下すると、ガラス素材10Fから下型62への熱伝達によってガラス素材10Fの温度の低下が始まる。そのため、プレス成形後のガラス素材10Fの下型62側の転写性が悪化する虞がある。そのため、プレス成形後のガラス素材10Fに研磨処理を施すことで、ガラス素材10Fの表面の面精度を向上し、所望の表面性状を有するガラス成形品10Gが得られる。たとえばガラス成形品10Gの表面粗さRaを20nm未満とすることができる。
図18は、研磨完了後のガラス成形品10Gを示す断面図である。図17に示すガラス素材10Fが研磨されたことにより、ガラス素材10Fに形成された窪み部10Vの底面が除去される。これにより、厚み方向にガラス成形品10Gを貫通する穴部10Hが形成された、欠陥の無い穴付きのガラス成形品10Gを得ることができる。
図18に示すガラス成形品10Gの製造が完了した後、引き続いてガラス成形品の製造を行なう場合には、下型62を再びガラス滴下ポジションP1に移動し(工程(S12))、以降の工程を繰り返せばよい。なお、本実施の形態のガラス成形品10Gの製造方法は、本明細書中で説明した以外の別の工程を含んでもよい。たとえば、ガラス素材10Fを取り出す前にガラス素材10Fの形状を検査する工程や、ガラス素材10Fを回収した後に成形用金型60をクリーニングする工程を設けることも好ましい。
(作用・効果)
実施の形態1に係る製造方法によって製造されたガラス成形品10Gは、ダイレクトプレス法を使用して製造されるので、製造工程が簡略化され、製造コストの削減が可能となる。成形工程で穴部10Hを形成することで、プレス成形後の穴開け工程が不要になるため一層のコスト削減が可能になり、かつ、穴開け工程で微小チッピングが発生することに起因する強度低下を防止することができる。
ガラス成形品10Gの製造装置50は、ガラス成形品10Gのおもて面11およびうら面12を形成する金型である下型62、第1上型61、第2上型64を備え、第1上型61には、ガラス成形品10Gに形成される穴部10Hを成形するための凸部領域61cを備える。
プレス工程において、凸部領域61cを有する第1上型61をガラス充填前に下型62に対向する所定位置に下降配置し、おもて面11およびうら面12のプレス成形が完了する前に第1上型61の離型動作を行なう。その後、凸部領域61cを有さない第2上型64と下型62とを用いて、おもて面11およびうら面12のプレス成形を完成させる。
このようにすれば、第1上型61によるプレス工程により穴部10Hの形状を十分に転写した後、ガラス収縮による影響が大きくなる前に凸部領域61cの離型動作を行なうため、穴部10Hに対する金型転写性を向上できるので所望のガラス面および穴部10Hの形状精度を満足でき、かつ、穴部10Hにおける割れまたは離型不可などの欠陥の発生が抑制された、ガラス成形品10Gを得ることができる。また、成形面に転写性が特に必要な平坦領域は、第2上型64により再度加圧成形されるため高精度な平面(主表面)を持ったガラス成形品10Gを得ることができる。
本実施の形態におけるディスプレイ用カバーガラス10は、上記のような良好な転写性および良好な離型性が確保されたガラス成形品10Gを備える。そのため、おもて面11およびうら面12の面精度を向上することができ、かつ、穴部10Hに欠陥が発生しにくく、良好な形状のガラス成形品10Gを使用することができるので、カバーガラス10の生産性および品質を向上することができる。
[実施の形態2]
(製造装置)
実施の形態2のガラス成形品10Gの製造装置は、図4に示す実施の形態1の製造装置50と基本的に同一の構成を備えている。但し、実施の形態2では、第1上型61に設けられる凸部領域61cの突出長さ(H1:図21参照)、および、下型62に凸部領域61cを収容可能な収容部65が形成されている点で、実施の形態1と異なっている。
収容部65は、下型62を厚み方向に貫通して設けられている。下型62に形成された収容部65は、第1上型61に対し下型62側へ突出する凸部領域61cの先端側の一部を収容可能にその形状および配置が定められている。収容部65は、プレス成形時に凸部領域61cが挿入される位置に、予め形成されている。
たとえば、本実施の形態では、第1上型61に対して凸部領域61cが下型62側に突起する寸法H1を8.0mmとし(図21参照)、傾斜角度を3°とした。
(製造方法)
図19は、実施の形態2の第2金型の構造、およびガラス素材を切断する工程を示す断面図である。図20は、実施の形態2のガラス素材を下型へ滴下する工程を示す断面図である。図21は、実施の形態2の第1金型を下降する工程を示す第1断面図である。図22は、実施の形態2の第1金型をさらに下降する工程を示す第2断面図である。図23は、実施の形態2の第1金型を上昇する工程を示す断面図である。図24は、実施の形態2の第3金型を下降する工程を示す断面図である。図25は、実施の形態2の第3金型を上昇する工程を示す断面図である。図26は、実施の形態2の成形用金型から取り出されたガラス成形品を示す断面図である。
実施の形態2に係るガラス成形品10Gの製造方法では、図7の流れ図に示す第1上型61を下降する工程(S16)において、図21に示すように、ガラス素材10Fが未だ第1上型61および下型62によって凸部領域61cの周囲にまで押し広げられていない状態で、凸部領域61cは下型62の収容部65に挿通される。
これにより、凸部領域61cは、第1上型61の第1平坦領域61a(成形面)から下型62の成形面までの、第1上型61と下型62との間の全体に亘って配置される。凸部領域61cの周囲にガラス素材10Fを充填する工程では、図22に示すように、凸部領域61cはガラス素材10Fを貫通しており、ガラス素材10Fは凸部領域61cの周囲に回り込み、第1上型61と下型62との間によって規定されるキャビティ全体に充填される。
その結果、図23に示すように第1上型61を上昇させた後には、ガラス素材10Fには、ガラス素材10Fを貫通する穴部10Hが形成されている。その後、実施の形態1と同様に、図24に示すように、工程(S19)において、第2上型64を下降し、再び第2上型64によって、ガラス素材10Fの加圧を行なう。その後、図25に示すように、工程(S20)において、第2上型64を上昇する。その後、工程(S21)において、下型62を取出しポジションP4(図4参照)に移動して、図26に示すように、成形用金型60Bからガラス素材10Fを取り出し、ガラス素材10Fを回収する。本実施の形態では、回収したガラス素材10Fに研磨処理は施されないが、実施の形態1と同様の研磨処理を施してもよい。本実施の形態においても、上記実施の形態1と同様の作用効果得ることができる。
また、上述した本発明に基づいた実施の形態1および2においては、ガラス成形品として、ディスプレイ装置のディスプレイ面を覆うカバーガラスを例示しているが、これに限定されず、たとえば、電子機器(モバイルコンピュータ、デジタルカメラ等)等の外装カバーに本発明を適用してもよい。また、全体として環状の側板部を持つカバーガラスに限られず、たとえば、主板部の一部の端部のみからの延びる側板部をもつものでもよく、あるいは平板状のカバーガラスでもよい。
以上のように本発明に基づいた各実施の形態について説明を行なったが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。この発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味、および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 ディスプレイ用カバーガラス、10E ガラス素材、10G ガラス成形品、10H 穴部、10V 窪み部、11 おもて面、12 うら面、13 主板部、14 接続部、15 側板部、18 主表面、20 外装プレート、30 回路基板、31 スピーカー、40 ディスプレイ、42 画像表示部、50 製造装置、60A 成形用金型、60B 成形用金型、61 第1上型、61a 第1平坦領域、61b 第1側面領域、61c 凸部領域、61t テーパ面、62 下型、63 ガラスカッター、64 第2上型、65 収容部、70 素材供給部、71 連続溶融炉、73 ノズル、81,82,83 サーボモーター、85 エアーシリンダー、90 制御部、100 ディスプレイ装置、G 空隙、P1 ガラス滴下ポジション、P2,P3 成形ポジション、P4 取出しポジション。

Claims (12)

  1. おもて面とうら面とを含む主板部を有し、前記主板部に凹部が形成されたガラス成形品を製造するためのガラス成形品の製造方法であって、
    前記うら面を成形する第1平坦領域および前記凹部を成形する凸部領域を含む第1金型と、前記おもて面を成形する第2金型と、前記うら面を成形する第2平坦領域を含み、前記凹部を成形する前記凸部領域を含まない第3金型とを準備する工程と、
    前記第2金型に溶融したガラス素材を供給する工程と、
    前記第1金型および前記第2金型を相対的に近接させることにより、前記ガラス素材を前記第1金型および前記第2金型によって規定されるキャビティ内に充填させる工程と、
    前記ガラス素材の加圧充填後に、加圧された前記ガラス素材から前記第1金型を離隔させる工程と、
    前記第1金型の離隔後に、前記ガラス素材が載置された前記第2金型に前記第3金型を近接させて前記ガラス素材を加圧する工程と、
    前記ガラス素材の加圧後に、前記ガラス素材が加圧された後のガラス成形品から前記第3金型を離隔させ、前記ガラス成形品を前記第2金型から離型する工程と、
    を備えるガラス成形品の製造方法。
  2. 前記ガラス素材のガラス転移点をTgとした場合に、
    前記第1金型の離隔開始時における前記ガラス素材の温度は、(Tg−30)℃以上(Tg+100)℃以下であり、
    前記第3金型の離隔開始時における前記ガラス素材の温度は、(Tg−200)℃以上(Tg−30)℃以下である、請求項1に記載のガラス成形品の製造方法。
  3. 前記凸部領域は、前記第1金型の移動方向に対して傾斜するテーパ面を有する、請求項1または請求項2に記載のガラス成形品の製造方法。
  4. 前記凸部領域の、前記主板部の法線方向における突出寸法は、0.5mm以上10.0mm以下であり、前記テーパ面の傾斜角度は1°以上20°以下である、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のガラス成形品の製造方法。
  5. 前記凹部は、前記主板部上で10mm×50mm以下の開口寸法を有する、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のガラス成形品の製造方法。
  6. 前記凹部は、前記ガラス成形品を厚み方向に貫通する、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のガラス成形品の製造方法。
  7. 前記ガラス成形品は、ガラス組成として、50重量%以上70重量%以下のSiOと、5重量%以上15重量%以下のAlと、0重量%以上5重量%以下のBと、5重量%以上20重量%以下のNaOと、0重量%以上10重量%以下のKOと、0重量%以上10重量%以下のMgOと、0重量%以上10重量%以下のCaOと、0重量%以上5重量%以下のBaOと、0重量%以上5重量%以下のTiOと、0重量%以上15重量%以下のZrOと、を含有する、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のガラス成形品の製造方法。
  8. 前記ガラス成形品は、対象物の表面を覆うカバーガラスである、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のガラス成形品の製造方法。
  9. 前記対象物は、ディスプレイの画像表示部である、請求項8に記載のガラス成形品の製造方法。
  10. おもて面とうら面とを含む主板部を有し、前記主板部に凹部が形成されたガラス成形品を製造するためのガラス成形品の製造装置であって、
    前記うら面を成形する第1平坦領域および前記凹部を成形する凸部領域を含む第1金型と、
    前記おもて面を成形する第2金型と、
    前記うら面を成形する第2平坦領域を含み、前記凹部を成形する前記凸部領域を含まない第3金型と、
    前記第2金型に溶融したガラス素材を供給する素材供給部と、
    前記第1金型を移動させる第1駆動部と、
    前記第2金型を移動させる第2駆動部と、
    前記第3金型を移動させる第3駆動部と、
    前記第1駆動部、前記第2駆動部、前記第3駆動部、および前記素材供給部を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記第2金型に溶融した前記ガラス素材を前記素材供給部から供給した後、前記第1金型および前記第2金型を相対的に近接させることにより、前記ガラス素材を前記第1金型および前記第2金型によって規定されるキャビティ内に充填させ、前記ガラス素材の加圧充填後に、加圧された前記ガラス素材から前記第1金型を離隔させ、前記前1金型の離隔後に、前記ガラス素材が載置された前記第2金型に前記第3金型を近接させて前記ガラス素材を加圧し、前記ガラス素材の加圧後に、前記ガラス素材が加圧された後のガラス成形品から前記第3金型を離隔させるように、前記第1駆動部、前記第2駆動部、前記第3駆動部、および前記素材供給部を制御する、ガラス成形品の製造装置。
  11. 前記凸部領域は、前記第1金型の移動方向に対して傾斜するテーパ面を有する、請求項10に記載のガラス成形品の製造装置。
  12. 前記凸部領域の、前記主板部の法線方向における突出寸法は、0.5mm以上10.0mm以下であり、前記テーパ面の傾斜角度は1°以上20°以下である、請求項10または請求項11に記載のガラス成形品の製造装置。
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