JP2013211392A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】凹状部を有する半導体基板上に形成されたアライメントマークを容易に認識することが可能な半導体装置の製造方法を提供する。
【解決手段】太陽電池10の製造方法は、エッチピット32を有する基板21上に、パターニング層であるn型領域25、p型領域26、及びアライメントマークである第1マーク71,81、第2マーク72,82を形成する第1の工程と、基板21上に照明光αを照射してアライメントマークを検出し、パターニング層同士の位置ずれを確認する第2の工程とを備える。そして、第2の工程では、照明光αの基板21に対する入射角θを60°以上90°未満の範囲で設定する。
【選択図】図13

Description

本発明は、半導体装置の製造方法に関する。
半導体基板の裏面側に、p型半導体領域及びp側電極と、n型半導体領域及びn側電極とが形成された所謂裏面接合型の太陽電池が提案されている(例えば、特許文献1参照)。裏面接合型の太陽電池などの半導体装置では、複数のパターニングされた薄膜層が半導体基板上に積層される場合がある。この場合、パターニング層同士の位置合わせを行う必要があり、その位置合わせ乃至位置ずれ判定にアライメントマークが用いられる。
特開2009−200267号公報
ところで、アライメントマークは、マーク及びその近傍の半導体基板上に照明光を照射して、例えば、マークにより反射された光を撮像装置で取得することにより認識される。しかし、半導体基板には、エッチピットなどの凹状部が多数存在する場合がある。この場合、図20に示すように、エッチピット32の像がノイズとなって、アライメントマーク70の認識が妨げられることがある。
本発明に係る半導体装置の製造方法は、凹状部を有する半導体基板上に複数のパターニング層及びアライメントマークを形成する第1の工程と、半導体基板上に照明光を照射してアライメントマークを検出し、パターニング層同士の位置ずれを確認する第2の工程とを備え、第2の工程では、照明光の半導体基板に対する入射角を60°以上90°未満の範囲で設定する。
本発明に係る半導体装置の製造方法によれば、凹状部を有する半導体基板上に形成されたアライメントマークを容易に認識することができる。
本発明の実施形態の一例である太陽電池を裏面側から見た平面図である。 図1のA部拡大図である。 図1のB部拡大図である。 図1のC‐C線断面の一部を示す図である。 本発明の実施形態の一例である太陽電池の製造過程を示す断面図である。 本発明の実施形態の一例である太陽電池の製造過程を示す断面図である。 本発明の実施形態の一例である太陽電池の製造過程を示す断面図である。 本発明の実施形態の一例である太陽電池の製造過程を示す断面図である。 本発明の実施形態の一例である太陽電池の製造過程を示す断面図である。 本発明の実施形態の一例である太陽電池の製造過程を示す断面図である。 本発明の実施形態の一例である太陽電池の製造過程を示す断面図である。 図11のD部拡大図である。 本発明の実施形態の一例であるアライメントマークの検出方法を説明するための図である。 本発明の実施形態の一例であるアライメントマークの検出方法において、エッチピットの寸法と照射光の入射角との関係を示す図である。 本発明の実施形態の一例であるアライメントマークの検出方法において、エッチピットの寸法と照射光の入射角との関係を示す図である。 本発明の実施形態の一例であるアライメントマークの検出方法において、エッチピットの寸法と照射光の入射角との関係を説明するための図である。 本発明の実施形態の一例であるアライメントマークの検出方法において、エッチピットの寸法と照射光の入射角との関係を説明するための図である。 本発明の実施形態の一例であるアライメントマークの検出方法によって取得されたマーク画像を示す図である。 本発明の実施形態の一例である太陽電池の製造過程を示す断面図である。 従来のアライメントマークの検出方法によって取得されたマーク画像を示す図である。
図面を参照しながら、本発明に係る半導体装置の製造方法の実施形態について詳細に説明する。以下では、太陽電池10を例示するが、本発明の適用はこれに限定されない。本発明の製造方法は、例えば、TSVパターン認識、MEMS製造装置等の半導体装置の製造にも適用することができる。
なお、実施形態において参照する図面は、模式的に記載されたものであり、図面に描画された構成要素の寸法比率などは、現物と異なる場合がある。具体的な寸法比率等は、以下の説明を参酌して判断されるべきである。
本明細書において、「第1のオブジェクト(例えば、半導体基板)上の全域に、第2のオブジェクト(例えば、絶縁層)が形成される」との記載は、特に限定を付さない限り、第1及び第2のオブジェクトが直接接触して形成される場合のみを意図しない。即ち、この記載は、第1及び第2のオブジェクトの間に、その他のオブジェクトが存在する場合を含む。また、「全域に形成」とは、実質的に全域とみなせる場合(例えば、第1のオブジェクト上の95%が覆われた状態)を含む。
本明細書において、「平面視」とは、受光面に対し垂直方向から観た際の平面形状(x−y平面)を意味する。また、マークセットを構成する各マークの「輪郭線」とは、平面視における各マークと外界とを区切る線を意味する。さらに、マークや凹状部の「直径」とは、平面視におけるそれらの直径を意味する。
以下、図1〜図4を参照しながら、後述の製造方法により得られる太陽電池10の構成について説明する。図1は、太陽電池10を裏面側から見た平面図である。図2は、図1のA部拡大図であって、マークセット70を拡大して示す。図3は、図1のB部拡大図であって、マークセット80を拡大して示す。図4は、図1のC‐C線断面の一部を示す図であって、マークセット70が形成された部分、フィンガー部41と51とが交互に配置された部分、及びマークセット80が形成された部分の断面を示す。
太陽電池10は、太陽光を受光することでキャリアを生成する光電変換部20と、光電変換部20の裏面側に形成されたn側電極40及びp側電極50とを備える。太陽電池10では、例えば、光電変換部20で生成されるキャリアがn側電極40及びp側電極50によりそれぞれ収集される。ここで、光電変換部20の「裏面」とは、太陽電池10の外部から太陽光が入射する面である「受光面」と反対側の面を意味する。換言すれば、n側電極40及びp側電極50が形成される面が裏面である。
光電変換部20は、例えば、結晶系シリコン(c‐Si)、ガリウム砒素(GaAs)、インジウム燐(InP)等の半導体材料からなる基板21を備える。基板21としては、結晶系シリコン基板が好適であり、n型単結晶シリコン基板が特に好適である。以下では、基板21をn型単結晶シリコン基板とし、その面方位を(100)として説明する。
基板21は、エッチピット32(後述の図12等参照)を有する。エッチピット32とは、基板21の表面に形成された凹状部である。エッチピット32は、例えば、基板21の洗浄過程において基板21の一部が異方性エッチングされることで形成される。基板21が面方位(100)のn型単結晶シリコンからなる場合、約55°に傾斜した(111)面を有するエッチピット32が形成される。なお、エッチピット32は、基板21の受光面21a及び裏面21bの全域に亘って一様に形成されている。エッチピット32の寸法など、詳細については後述する。
基板21の受光面21a上には、i型非晶質半導体層22と、n型非晶質半導体層23と、保護層24とが順に形成されている。これらの層は、例えば、受光面21a上の端縁領域を除く全域に形成される。
i型非晶質半導体層22及びn型非晶質半導体層23は、パッシベーション層として機能する。i型非晶質半導体層22としては、i型非晶質ゲルマニウムやi型非晶質シリコンからなる薄膜層が例示できる。好ましくは、i型非晶質シリコン層であって、0.1nm〜25nm程度の厚みを有する。n型非晶質半導体層23としては、リン(P)等がドープされた非晶質シリコンカーバイドや非晶質シリコンゲルマニウム、非晶質シリコンからなる薄膜層が例示できる。好ましくは、リン(P)等がドープされた非晶質シリコンであって、2nm〜50nm程度の厚みを有する。
保護層24は、パッシベーション層を保護すると共に、太陽光の反射防止機能を有する。保護層24は、光透過性の高い材料から構成されることが好適である。具体的には、シリコンオキサイド(SiO2)、シリコンナイトライド(SiN)、SiON等の金属化合物層が好ましく、SiN層が特に好ましい。保護層24の厚みは、反射防止特性等を考慮して適宜変更できるが、例えば、80nm〜1μm程度である。
基板21の裏面21b上には、n型領域25と、p型領域26とがそれぞれ形成される。n型領域25及びp型領域26は、光電変換特性等の観点から、例えば、裏面21b上の広範囲を覆って、一の方向(y方向)に延びたストライプ状に形成されることが好適である。より詳しくは、n型領域25とp型領域26とが交互に配置され、隙間なく形成されることが好適である(n型領域25とp型領域26とが交互に配置される方向;x方向)。なお、n型領域25と重なり領域26*との間は、絶縁層31により絶縁される。また、図4に例示する形態の他、n型領域25とp型領域26の配置は逆であってもよい。
n型領域25は、裏面21b上に直接形成された非晶質半導体層である。n型領域25は、i型非晶質半導体層27と、n型非晶質半導体層28とが順に形成された層構造を有する。n型非晶質半導体層28のみでn型領域25を構成してもよいが、パッシベーション性の観点からi型非晶質半導体層27を設けることが好適である。なお、i型非晶質半導体層27及びn型非晶質半導体層28は、例えば、それぞれi型非晶質半導体層22及びn型非晶質半導体層23と同様の組成、同様の厚みで形成できる。
p型領域26は、裏面21b及び絶縁層31上に直接形成された非晶質半導体層である。p型領域26は、i型非晶質半導体層29と、p型非晶質半導体層30とが順に形成された層構造を有する。n型領域25と同様、p型非晶質半導体層30のみでp型領域26を構成してもよいが、パッシベーション性の観点からi型非晶質半導体層29を設けることが好適である。なお、i型非晶質半導体層29は、例えば、i型非晶質半導体層27と同様の組成、同様の厚みで形成できる。p型非晶質半導体層30は、ボロン(B)等がドープされた非晶質シリコン層が好適である。p型非晶質半導体層30の厚みは、2nm〜50nm程度が好適である。
絶縁層31は、n型領域25のn型非晶質半導体層28上の一部に、所定のパターンで形成されている。具体的には、n型非晶質半導体層28とp型非晶質半導体層30の重なった領域(以下、「重なり領域26*」と称する。)において、n型非晶質半導体層28とp型非晶質半導体層30との間のみに絶縁層31が形成される。絶縁層31は、絶縁特性に優れた金属化合物から構成される。好適な金属化合物としては、SiO2、SiN、SiON、アルミナ(Al23)、アルミニウムナイトライド(AlN)等が挙げられる。絶縁層31の厚みは、30nm〜500nm程度が好適である。
太陽電池10は、上記のように、電極層であるn側電極40及びp側電極50を備える。n側電極40は、光電変換部20のn型領域25からキャリア(電子)を収集する電極であって、n型領域25に対応するパターンで設けられる。p側電極50は、光電変換部20のp型領域26からキャリア(正孔)を収集する電極であって、p型領域26に対応するパターンで設けられる。なお、n側電極40とp側電極50との間には、互いの電気的接触を防止するための分離溝60が形成されている。
n側電極40及びp側電極50は、複数のフィンガー部41,51と、対応する各フィンガー部を接続するバスバー部42,52とをそれぞれ有する。そして、フィンガー部41,51は、平面視において分離溝60を隔てて互いに噛み合った櫛歯状を呈する。また、n側電極40及びp側電極50は、透明導電層43,53と、金属層44,54とが順に形成された層構造をそれぞれ有する。
透明導電層43,53は、例えば、多結晶構造を有する酸化インジウム(In23)や酸化亜鉛(ZnO)等の金属酸化物に、錫(Sn)やアンチモン(Sb)等をドープした透明導電性酸化物(以下、「TCO」とする)から構成される。透明導電層43,53の厚みは、30nm〜500nm程度が好適である。
金属層44,54は、導電性が高く、且つ光の反射率が高い金属から構成されることが好ましい。具体的には、銅(Cu)や銀(Ag)、アルミニウム(Al)、ニッケル(Ni)等の金属又はそれらを1種以上含有する合金が例示できる。これらのうち、材料コストも考慮すれば、Cuが特に好適である。金属層44,54の厚みは、50nm〜1μm程度が好適である。
太陽電池10は、パターニング層同士の位置ずれを確認するためのアライメントマークとして、マークセット70,80を備える。アライメントマークは、例えば、パターニング層同士の位置合わせ乃至位置ずれ判定に用いられる。マークセット70,80は、それぞれ、第1パターニング層であるn型領域25に対応する第1マーク71,81と、第2パターニング層であるp型領域26に対応する第2マーク72,82と、第3パターニング層である電極層に対応する第3マーク73,83とを有する。なお、透明導電層43と金属層44は、平面視において同じパターンを有するため、例えば、透明導電層43のみで第3マーク73として使用することもできる(第3マーク83についても同様)。
マークセット70は、バスバー部42が形成される領域に、マークセット80は、バスバー部52が形成される領域にそれぞれ設けられている。また、マークセット70,80は、互いに裏面21bの対角に位置している。これにより、xy方向への位置ずれ(所謂シフト)や回転による位置ずれ、基板21の非線形歪みによる位置ずれを判定することができる。マークセット70,80を構成する各マークは、位置ずれの程度(ずれ量)やずれ向きを判定し易いように、平面視においていずれも円形状を呈している。但し、各マークの形状や配置、個数等は、本実施形態で例示するものに限定されない。例えば、各マークは円形状の他、四角などの多角形形状、楕円、十字形状等の形状としてもよい。
各マークの直径は、マークエッジの検出精度等の観点から、エッチピット32の直径よりも十分に大きいことが好ましい。具体的には、第3マーク73,83の直径をエッチピット32の上端部直径の平均値の5倍以上に設定することが好ましく、10倍以上に設定することがより好ましい。なお、エッチピット32の直径は、光学顕微鏡、走査型電子顕微鏡(SEM)、原子間力顕微鏡(AFM)等により測定することができる。エッチピット32の直径とは、エッチピット32が平面視において非円形状である場合、エッチピット32の外接円の直径を意味する。
本実施形態では、第1マーク71の輪郭線71Lと第2マーク72の輪郭線72Lとの間隔D1と、予め定められた閾値とを比較して位置ずれ判定を行う。或いは、間隔D1をn型領域25とp型領域26との位置ずれの許容値に設定して、輪郭線71Lと72Lとが接触した場合に位置ずれが存在すると判定してもよい。同様に、第2マーク72の輪郭線72Lと第3マーク73の輪郭線73Lとの間隔D2を用いて、p型領域26と電極層との位置ずれ判定を行う。また、かかる判定はマークセット80についても行われる。
以下、図5〜図19を参照しながら、太陽電池10の製造方法について説明する。
図5〜図11,19では、太陽電池10の製造途中におけるC‐C線断面に対応する断面を示す。また、以下では、i型非晶質半導体層22等の非晶質半導体層を非晶質シリコン層、保護層24及び絶縁層31をSiN層として説明する。
まず、図5に示すように、基板21の受光面21a上にi型非晶質半導体層22、n型非晶質半導体層23、及び保護層24を順に形成すると共に、裏面21b上にn型領域25(i型非晶質半導体層27及びn型非晶質半導体層28)、及び絶縁層31を順に形成する。この工程では、例えば、洗浄された基板21を真空チャンバ内に設置して、CVDやスパッタリング法により各層を形成する。また、この工程では、例えば、裏面21b上の端縁領域を除く全域にn型領域25及び絶縁層31を形成する。
CVDによるi型非晶質半導体層22,27の成膜には、例えば、シランガス(SiH4)を水素(H2)で希釈した原料ガスを使用する。また、n型非晶質半導体層23,28の場合は、例えば、シラン(SiH4)にホスフィン(PH3)を添加し、水素(H2)で希釈した原料ガスを使用する。シランガスの水素希釈率を変化させることにより、i型非晶質半導体層22,27及びn型非晶質半導体層23,28の膜質を変化させることができる。また、ホスフィン(PH3)の混合濃度を変化させることによって、n型非晶質半導体層23,28のドーピング濃度を変化させることができる。CVDによる保護層24及び絶縁層31の成膜には、例えば、SiH4/アンモニア(NH3)、又はSiH4/窒素(N2)の混合ガスを原料ガスとして使用する。
続いて、図6に示すように、裏面21b上に形成されたn型領域25及び絶縁層31をパターニングする。このパターニングは、例えば、目的とするレジストパターンを絶縁層31上に形成し、レジスト膜で被覆されずに露出した領域をエッチング除去して行なわれる。絶縁層31は、例えば、フッ化水素(HF)水溶液を用いてエッチングできる。絶縁層31のエッチング終了後、レジスト膜を除去し、パターニングされた絶縁層31をマスクとして、露出しているn型領域25をエッチングする。n型領域25は、例えば、水酸化ナトリウム(NaOH)水溶液(例えば、1wt% NaOH水溶液)等のアルカリ性エッチング液を用いてエッチングできる。
この工程により、第1パターニング層(パターニングされたn型領域25)、マークセット70を構成する第1マーク71、及びマークセット80を構成する第1マーク81が形成される。このとき、n型領域25の上には、同じパターンに形成された絶縁層31が存在する。n型領域25内に形成されるマークセット70では、n型領域25及び絶縁層31の一部をエッチング除去して凹状部を設けることにより第1マーク71が形成される。一方、p型領域26内に形成されるマークセット80では、n型領域25及び絶縁層31を島状に残して第1マーク81が形成される。
続いて、図7に示すように、例えば、裏面21b上の端縁領域を除く全域にp型領域26(i型非晶質半導体層29及びp型非晶質半導体層30)を形成する。p型領域26は、パターニングされた絶縁層31上、及び裏面21b上に直接形成される。p型領域26は、n型領域25と同様に、CVDによって形成できる。但し、CVDによるp型非晶質半導体層30の成膜には、例えば、ホスフィン(PH3)の代わりに、ジボラン(B26)をドーピングガスとして使用する。
続いて、図8〜図11に示すように、絶縁層31上に形成されたp型領域26の一部、及び絶縁層31の一部を除去する。これにより、n型領域25の一部が露出してn型領域25とn側電極40とのコンタクト領域が形成される。この工程では、p型領域26の上記一部をエッチング除去してp型領域26のパターンを形成するが、このとき、第1のパターニング層であるn型領域25と、第2のパターニング層であるp型領域26との位置合わせが必要となる。
まず、図9に示すレジストパターン101を作製する。パターニング手法としては、印刷法、フォトリソグラフィー法、インプリント法、直接描画法、マスクパターンを転写する印刷法、インプリント法など種々の方法を使用することができる。なお、量産性の観点では中でも、マスクパターンを転写する印刷法、フォトリソグラフィー法、インプリント法が望ましい。ここでは印刷法を用いる。
図8に示すように、レジスト膜100をp型領域26上の全域に形成した後、その上に印刷法によりレジストパターン101を形成する。レジスト膜100には、例えば、印刷用レジスト組成物を用いることができる。マスク110には、例えば、上記コンタクト領域に対応する保護部111が設けられたマスクを用いることができる。換言すると、マスク110には、p型領域26のパターンを形成するための開口パターン112、第2マーク72を形成するための開口パターン113、及び第2マーク82を形成するための開口パターン114が設けられている。
マスク110は、例えば、開口パターン113の中心が第1マーク71の中心に位置するように、且つ開口パターン114の中心が第1マーク81の中心に位置するように配置される。この工程では、後述のアライメントマーク検出装置を用いて、マスク110の配置を調整する手順を設けてもよい。但し、生産性等の観点から、第1マーク71と第2マーク72の配置を事後的に確認することが好適である。したがって、ここでは、第1マーク71の中心の座標データと、開口パターン113の中心の座標データとを用いて、マスク110の配置を調整する。
次に、図10に示すように、作製されたレジストパターン101をマスクとしてp型領域26の上記一部をエッチング除去する。p型領域26は、通常、n型領域25よりもエッチングされ難いため、例えば、n型領域25をエッチングするNaOH水溶液よりも高濃度のもの(例えば、10wt% NaOH水溶液)を用いる。当該エッチングが設計通りになされた場合、第1マーク71内に第2マーク72が、第1マーク81内に第2マーク82がそれぞれ形成される。第2マーク72,82は、第1マーク71,81内にp型領域26をそれぞれ島状に残して形成される。
次に、図11に示すように、例えば、レジストパターン101を除去し、パターニングされたp型領域26をマスクとして、絶縁層31をエッチング除去する。これにより、絶縁層31は、n型領域25とp型領域26の間のみに残る。マークセット80においても、p型領域26と同じ形状に絶縁層31がパターニングされる。以上のようにして、光電変換部20を製造できる。
続いて、アライメントマークを検出して、n型領域25とp型領域26との位置ずれを確認する。この工程について、図12〜図18を参照しながら以下詳細に説明する。ここでは、上記間隔D1が、n型領域25とp型領域26との位置ずれの許容値に設定されているものとする。主に第1マーク71、第2マーク72を例示して説明するが、その説明は、第1マーク81,第2マーク82についても同様に適用できる。
図12に、第1マーク71及び第2マーク72の近傍を拡大して示す(図11のD部拡大図)。裏面21bには、上記のように、複数のエッチピット32が形成されている。この工程では、かかるエッチピット32の影響を抑制しながら、アライメントマーク(第1マーク71,81及び第2マーク72,82)を検出する。なお、図12では、等間隔に配置された同じ寸法のエッチピット32を示しているが、実際には、その配置はランダムであり各々で寸法も異なる。また、第2マーク72,82の直径は、エッチピット32の直径よりも十分に大きい。第2マーク72,82内には多数のエッチピット32が形成されている。
エッチピット32は、平坦な底面33と、傾斜した側面34とを有し、平面視において略円形を呈する。底面33は、エッチピット32が形成されていない部分の裏面21bと略平行である。側面34は、底面33側に向かってエッチピット32の直径が小さくなるように傾斜している。上記のように、基板21が面方位(100)のn型単結晶シリコンからなる場合、底面33のエッジから延長された仮想線Fと側面34とがなす角度Kは約55°となる。
エッチピット32の深さHの平均値(以下、「平均深さHa」という)は、5μm以上10μm以下であり、底面33の直径Wの平均値(以下、「平均直径Wa」という)が2μm以上30μm以下である。深さHの最小値は1μm程度、深さHの最大値は30μm程度であり、好ましくは前者が5μm程度、後者が10μm程度である。直径Wの最小値は1μm程度、直径Wの最大値は50μm程度であり、好ましくは前者が2μm程度、後者が30μm程度である。なお、深さHとは、エッチピット32が形成されていない部分の裏面21bから底面33までの基板21の厚み方向に沿った長さを意味する。深さHおよび直径Wは、光学顕微鏡、SEMまたはAFM等により測定することができる。
図13に示すように、この工程では、基板21上に照明光αを照射して、第1マーク71及び第2マーク72を検出する。ここで使用されるアライメントマーク検出装置は、光源装置(図示せず)と、対物レンズ90と、CCDカメラ等から構成される撮像装置91とを備える。光源装置としては、指向性の高い照明光αを出力可能な装置であることが好ましく、例えば、LEDが用いられる。対物レンズ90は、各マークにより反射された光を撮像装置91の撮像面に結像する。また、上記検出装置又は該装置に接続された別の装置は、撮像装置91から出力される映像信号を処理してアライメントマークの像を生成し、該マークを検出する処理ユニット、及び検出されたマークに基づいて、n型領域25とp型領域26との位置ずれを判定する演算ユニット(いずれも図示せず)等を備える。
光源装置から出力された照明光αは、第1マーク71及び第2マーク72のエッジで反射して、各マークの直上に配置された対物レンズ90に入射する。そして、対物レンズ90に入射した反射光は、撮像装置91によって取得される。これにより、各マークのエッジ、即ち第1マーク71の輪郭線71Lと、第2マーク72の輪郭線72Lとが検出される。このとき、例えば、上記演算ユニットが、輪郭線71Lと72Lとの接触の有無を確認して、n型領域25とp型領域26との位置ずれを判定する。
この工程では、照明光αの基板21に対する入射角θを60°以上90°未満の範囲で設定する。入射角θは、より好ましくは75°以上90°未満、特に好ましくは85°±3°に設定される。なお、入射角θとは、裏面21bに対する垂線Zと、照明光αの光軸とがなす角度を意味する。光源装置は、例えば、対物レンズ90を挟むようにその両側に配置され、入射角θが上記範囲となるように照明光αを出力する。入射角θを上記範囲に設定することにより、エッチピット32による照明光αの反射を抑制して、エッチピット32の像(以下、「エッチピット像」という場合がある)を消すことが可能となる。
また、この工程では、エッチピット32の寸法に基づいて入射角θを設定することが好適である。詳しくは後述するように、ノイズ成分であるエッチピット像は入射角θを大きくするほど消し易くなるが、通常、入射角θを大きくするとシグナル成分であるアライメントマーク像も薄くなる。このため、エッチピット32の寸法に合わせて入射角θを調整することが好適である。
入射角θの設定において考慮されるエッチピット32の寸法としては、上端部直径や底面33の面積、深さH、底面33の直径Wであってもよいが、好ましくは平均深さHa、平均直径Waである。つまり、平均深さHa及び平均直径Waの少なくとも一方に基づき、より好ましくは平均深さHaと平均直径Waとに基づいて、入射角θを60°以上90°未満の範囲で設定することが好適である。
一方、この工程では、アライメントマークのシグナル強度に問題がなければ、入射角θを大きな角度に固定することができる。この場合、入射角θは、75°以上90°未満が好ましく、85°±3°が特に好ましい。
ここで、図14及び図15に、エッチピット32の寸法(深さH、直径W)と、照明光αの入射角θとに基づく、エッチピット像の出現/消失の境界線を示す。また、図16及び図17を参照しながら、図14及び図15に示す関係について説明する。
図14は、横軸に入射角θ、縦軸に深さHをとり、各直径Wにおけるエッチピット像の出現/消失の境界線r1〜r4を示す。なお、エッチピット像は、境界線r1〜r4(後述の境界線r5〜r9についても同様)よりも上方のエリアにおいて消すことが容易になる。即ち、境界線r1〜r9は、エッチピット32による照明光αの反射を抑制でき、エッチピット像を消し易くする条件を示す。例えば、入射角θを65°に設定した場合、H=15μm、W=50μmのエッチピット32の像は容易に消すことができるが、H=5μm、W=20μmのエッチピット32の像を消すことは困難である。
図15は、横軸に直径W、縦軸に深さHをとり、各入射角θにおけるエッチピット像の出現/消失の境界線r5〜r9を示す。図15では、具体例として、直径Wがいずれも40μm、深さHが25μm,15μm,5μmの寸法をそれぞれ有するエッチピットP1,P2,P3を示す。エッチピットP1の場合、入射角θを60°に設定することで、P1による照明光αの反射を大幅に抑制でき、P1の像を容易に消すことができる。一方、エッチピットP2の場合、入射角θが60°の境界線r5はP2よりも上方に位置する。この場合、入射角θが60°では、P2による照明光αの反射が強く、P2の像を消すことが困難であるため、例えば、入射角θを65°に設定することが好適である。また、エッチピットP3の場合は、例えば、入射角θを70°に設定することが好適である。
図16は、入射角がそれぞれθ1〜θ3である照明光α1〜α3が、深さがHt、底面33の直径がWtであるエッチピット32tに入射する様子を示す。θ1,θ2,θ3は、例えば、65°,75°,85°である。照明光α1〜α3は、側面34tに当たることで対物レンズ90側に反射され、その反射光が撮像装置91により取得される。図16に示す例の場合、照明光α2,α3は、側面34tの一部のみに当たって反射するため、対物レンズ90に入射する光量(エッチピット32に起因する光量)は少ない。一方、照明光α1は、側面34tの全域、及び底面33tの一部に当たり、また底面33tで反射した光は、側面34tで再び反射して対物レンズ90に入射する。即ち、照明光α1を用いた場合は、照明光α2,α3を用いた場合と比較して、対物レンズ90に入射する光量が多くなり、エッチピット32tが出現し易くなる。
なお、照明光α2,α3を用いた場合、エッチピット32tにより反射する光が少ないため、例えば、その光量をブランクとして差し引くことで、アライメントマーク像に影響を与えることなく、エッチピット像を完全に消すことが可能である。
図17は、照明光α3が、深さがHtt(Ht>Htt)、底面33の直径がWtであるエッチピット32ttに入射する様子を示す。即ち、図17では、図16に示すエッチピット32tに対して深さのみが浅くなったエッチピット32ttを示す。この場合も、照明光α3は、側面34ttの一部のみに当たるため、撮像装置91により取得される光量は少ない。一方、図示しない照明光α2は、側面34ttの全域、及び底面33tの一部に当たり、また底面33tで反射した光は、側面34ttで再び反射して対物レンズ90に入射する。
図16及び図17に示すように、照明光αの入射角θを大きくすれば、ノイズ成分であるエッチピット像を消し易くなることが理解できるであろう。また、図14及び図15に示す深さHと、直径Wと、入射角θとの関係が理解できるであろう。
なお、照明光αの入射角θは、ノイズ成分低減の観点から、底面33の平均直径Waに対する平均深さHaの比率が小さくなるほど、大きくすることが好適である。即ち、底面33の平均直径Waが同じである場合、平均深さHaが浅くなるほど、入射角θを大きくする。換言すると、平均深さHaに対する底面33の平均直径Waの比率が大きくなるほど、即ち、平均深さHaが同じである場合に底面33の平均直径Waが長くなり底面33が広くなるほど、入射角θを大きくすることが好適である。
また、この工程等において、エッチピット32の寸法を実測する手順を設けることができる。但し、かかる測定は、全ての光電変換部20について行う必要はなく、例えば、基板21の洗浄条件を変更した際に実施して、測定値をアライメントマーク検出装置に記憶しておくことができる。検出装置は、例えば、予め記憶されたエッチピット32の平均深さHa及び底面33の平均直径Waに基づいて入射角θを自動的に調整する。或いは、オペレータにより入射角θが設定されてもよい。
図18に、上記検出手法により得られたマーク画像93を示す。マーク画像93では、第1マーク71及び第2マーク72のエッジ、即ち輪郭線71Lと72Lとが明確に検出される。一方、エッチピット32の像は、殆ど検出されない。つまり、マーク画像93は、概ね各マークのエッジに照射された照明光αだけが撮像装置91により取得されて得られた画像である。
検出されたアライメントマーク(第1マーク71,81及び第2マーク72,82)に基づき、輪郭線71Lと72Lとが接触せず、且つ輪郭線81Lと82Lとが接触しないことが確認された場合には、n型領域25とp型領域26との位置ずれが許容値内であると判定される。一方、輪郭線71Lと72Lとが接触する場合には、かかる位置ずれが許容値を超えると判定される。そして、かかる位置ずれが、許容値内であると判定された場合には電極形成工程に進み、許容値を超えると判定された場合には、例えば、不良品として適切に処理される。
n側電極40及びp側電極50は、例えば、以下に例示する方法で形成される。
まず、図19に示すように、n側電極40及びp側電極50の形状に合わせてパターニングされた透明導電層43,53を形成する。透明導電層43,53は、重なり領域26*上で互いに分離されており、この分離部分が分離溝60となる。透明導電層43,53は、例えば、スパッタリング法やCVDにより、メタルマスク等を用いてパターニングされたTCO層を直接形成してもよいし、n型領域25及びp型領域26の全域にTCO層を形成してからエッチングして形成されてもよい。TCO層は、例えば、塩化水素(HCl)水溶液やシュウ酸水溶液を用いてエッチングできる。
このとき、p型領域26と電極層との位置ずれを確認する。この工程では、n型領域25とp型領域26との位置ずれ判定工程と同様にして、第2マーク72及び第3マーク73を検出し、各マークの輪郭線72Lと73Lとの接触の有無を確認する。同様に、第2マーク82及び第3マーク83についても、輪郭線82Lと83Lとの接触の有無を確認し、p型領域26と電極層との位置ずれを判定する。本実施形態では、n型領域25とn側電極40とのコンタクト領域がp型領域26のパターニングにより形成され、またn側電極40及びp側電極50が透明導電層32をパターニングして形成されるため、n側電極40及びp側電極50のいずれもp型領域26に対して位置合わせすればよい。
次に、透明導電層43,53上に、金属層44,54をそれぞれ形成する。これにより、太陽電池10が完成する。
以上のように、上記製造方法によれば、エッチピット32を有する基板21上に形成されたアライメントマークを容易に認識することができる。したがって、アライメントマークの認識率が向上して、例えば、アライメントエラーの発生をなくすことが可能となる。
つまり、照明光αの入射角θを上記範囲で設定することによって、エッチピット32による照明光αの反射を大幅に抑制することができ、ノイズ成分であるエッチピット像を消すことが可能となる。これにより、ノイズ成分に対するシグナル成分の比率(SN比)を大きく向上させることができる。
10 太陽電池、20 光電変換部、21 基板、21a 受光面、21b 裏面、22,27,29 i型非晶質半導体層、23,28 n型非晶質半導体層、24 保護層、25 n型領域、26 p型領域、30 p型非晶質半導体層、31 絶縁層、32 エッチピット、33 底面、34 側面、40 n側電極、41,51 フィンガー部、42,52 バスバー部、43,53 透明導電層、44,54 金属層、50 p側電極、60 分離溝、70,80 マークセット、71,81 第1マーク、72,82 第2マーク、73,83 第3マーク、90 対物レンズ、91 撮像装置、100 レジスト膜、101 レジストパターン、110 マスク、111 保護部、112,113,114 開口パターン、α,α1,α2,α3 照明光、θ,θ1,θ2,θ3 入射角、Z 垂線。

Claims (8)

  1. 凹状部を有する半導体基板上に、複数のパターニング層及びアライメントマークを形成する第1の工程と、
    前記半導体基板上に照明光を照射して前記アライメントマークを検出し、前記パターニング層同士の位置ずれを確認する第2の工程と、
    を備え、
    前記第2の工程では、前記照明光の前記半導体基板に対する入射角を60°以上90°未満の範囲で設定する、半導体装置の製造方法。
  2. 前記第2の工程では、前記凹状部の寸法に基づいて前記入射角を設定する、請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記第2の工程では、前記入射角を75°以上90°未満の範囲で設定する、請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記凹状部は、平均深さが5μm以上10μm以下、底面の平均直径が2μm以上30μm以下である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記第2の工程では、前記平均深さ及び前記平均直径の少なくとも一方に基づいて前記入射角を設定する、請求項4に記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記第2の工程では、前記平均直径に対する前記平均深さの比率が小さくなるほど、前記入射角を大きくする、請求項5に記載の半導体装置の製造方法。
  7. 前記半導体装置は、太陽電池である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  8. 前記凹状部は、前記半導体基板の異方性エッチングにより形成されたエッチピットである、請求項7に記載の半導体装置の製造方法。
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