JP2010161310A - 裏面電極型太陽電池および裏面電極型太陽電池の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】工数を低減して、効率的に製造することが可能な裏面電極型太陽電池および裏面電極型太陽電池の製造方法を提供する。
【解決手段】一方の表面に第1導電型不純物拡散領域および第2導電型不純物拡散領域が形成された半導体基板の一方の表面上にパッシベーション膜を形成する工程と、パッシベーション膜上にエッチングマスク膜を形成する工程と、エッチングマスク膜により一方の表面側をマスクして半導体基板の表面とは反対側の他方の表面をエッチングする工程とを含む裏面電極型太陽電池の製造方法と裏面電極型太陽電池である。
【選択図】図2
【解決手段】一方の表面に第1導電型不純物拡散領域および第2導電型不純物拡散領域が形成された半導体基板の一方の表面上にパッシベーション膜を形成する工程と、パッシベーション膜上にエッチングマスク膜を形成する工程と、エッチングマスク膜により一方の表面側をマスクして半導体基板の表面とは反対側の他方の表面をエッチングする工程とを含む裏面電極型太陽電池の製造方法と裏面電極型太陽電池である。
【選択図】図2
Description
本発明は、裏面電極型太陽電池および裏面電極型太陽電池の製造方法に関する。
近年、特に地球環境の保護の観点から、太陽光エネルギを電気エネルギに変換する太陽電池は次世代のエネルギ源としての期待が急激に高まっている。太陽電池の種類には、化合物半導体を用いたものや有機材料を用いたものなどの様々なものがあるが、現在、シリコン結晶を用いた太陽電池が主流となっている。
現在、最も多く製造および販売されている太陽電池は、太陽光が入射する側の面(受光面)にn電極が形成されており、受光面と反対側の面(裏面)にp電極が形成された構成のものである。
また、たとえば特許文献1には、太陽電池セルの受光面には電極を形成せず、太陽電池の裏面のみにn電極およびp電極を形成した裏面電極型太陽電池が開示されている。
図3(a)〜図3(n)の模式的断面図を参照して、特許文献1に記載の裏面電極型太陽電池の製造方法について説明する。
まず、図3(a)に示すように、n型のシリコン基板101を用意し、次いで、図3(b)に示すように、シリコン基板101の裏面にテクスチャマスクとしての酸化シリコン膜109を形成した後に、シリコン基板101の受光面にテクスチャ構造を形成する。
次に、シリコン基板101の裏面の酸化シリコン膜109を一旦フッ化水素水溶液などを用いて除去した後に、再度シリコン基板101の受光面および裏面のそれぞれに酸化シリコン膜109を再度形成する。
次に、図3(c)に示すように、シリコン基板101の裏面の酸化シリコン膜109の一部に酸化シリコン膜109をエッチング可能なエッチング成分を含有するエッチングペースト103を印刷する。
次に、エッチングペースト103の印刷後のシリコン基板101を加熱処理することにより、図3(d)に示すように、シリコン基板101の裏面の酸化シリコン膜109のうちエッチングペースト103が印刷された部分をエッチングして除去する。
そして、BBr3を用いた気相拡散によってシリコン基板101の露出した裏面にp型不純物であるボロンが拡散して、図3(e)に示すように、p+層106が形成される。その後、図3(f)に示すように、シリコン基板101の受光面および裏面の酸化シリコン膜109ならびにボロンが拡散して形成されたBSG(ボロンシリケートガラス)をフッ化水素水溶液などを用いてすべて除去する。
続いて、図3(g)に示すように、シリコン基板101の受光面および裏面の全面に酸化シリコン膜109を再度形成する。
次いで、図3(h)に示すように、シリコン基板101の裏面の酸化シリコン膜109の一部にエッチングペースト103を印刷する。その後、エッチングペースト103の印刷後のシリコン基板101を加熱処理することにより、図3(i)に示すように、シリコン基板101の裏面の酸化シリコン膜109のうちエッチングペースト103が印刷された部分をエッチングして除去する。
そして、POCl3を用いた気相拡散によってシリコン基板101の露出した裏面にn型不純物であるリンが拡散して、図3(j)に示すように、n+層105が形成される。その後、図3(k)に示すように、シリコン基板101の受光面および裏面の酸化シリコン膜109ならびにリンが拡散して形成されたPSG(リンシリケートガラス)をフッ化水素水溶液などを用いてすべて除去する。
その後、シリコン基板101についてドライ酸化(熱酸化)を行なうことによって、図3(l)に示すように、シリコン基板101の裏面にパッシベーション膜としての酸化シリコン膜109を形成する。そして、図3(m)に示すように、受光面上に窒化シリコン膜からなる反射防止膜107を形成するとともに、酸化シリコン膜109の一部を除去してコンタクトホールを形成し、n+層105およびp+層106の一部を露出させる。
最後に、n+層105の露出面およびp+層106の露出面のそれぞれに銀ペーストを印刷した後に焼成することによって、図3(n)に示すように、n+層105上にn電極112を形成し、p+層106上にp電極111を形成する。これにより、裏面電極型太陽電池が完成する。
また、特許文献2にも、太陽電池セルの受光面には電極を形成せず、太陽電池の裏面のみにn電極およびp電極を形成した裏面電極型太陽電池の製造方法が開示されている。この方法によれば、シリコン基板の裏面にn+層およびp+層を形成した後に、シリコン基板の裏面に保護膜としてAPCVD(常圧化学気相成長)により酸化シリコン膜を形成し、受光面となる表面側にテクスチャ加工を施し、その後に保護膜用の酸化シリコン膜を一旦除去してから、パッシベーション膜としての酸化シリコン膜を形成する。
しかしながら、上記の特許文献1に記載の裏面電極型太陽電池の製造方法においては、テクスチャ構造の形成前にテクスチャマスクとしての酸化シリコン膜を形成し、テクスチャ構造を形成した後にテクスチャマスク用酸化シリコン膜を除去する。それから、p+層およびn+層を形成した後に、パッシベーション膜用の酸化シリコン膜を形成している。このため、工数が多く、裏面電極型太陽電池を効率的に製造することができなかった。
また、特許文献2に記載の裏面電極型太陽電池の製造方法においては、p+層およびn+層を形成した後に、保護膜としての酸化シリコン膜を形成してテクスチャ加工を施し、保護膜用酸化シリコン膜を除去してからパッシベーション膜用の酸化シリコン膜を形成しており、やはり、工数が多く、裏面電極型太陽電池を効率的に製造することができなかった。
上記の事情に鑑みて、本発明の目的は、工数を低減して、効率的に製造することが可能な裏面電極型太陽電池および裏面電極型太陽電池の製造方法を提供することにある。
本発明は、一方の表面に第1導電型不純物拡散領域および第2導電型不純物拡散領域が形成された半導体基板の一方の表面上にパッシベーション膜を形成する工程と、パッシベーション膜上にエッチングマスク膜を形成する工程と、エッチングマスク膜により一方の表面側をマスクした状態で半導体基板の表面とは反対側の他方の表面をエッチングする工程とを含む裏面電極型太陽電池の製造方法である。
また、本発明の裏面電極型太陽電池の製造方法は、エッチングする工程の後に、パッシベーション膜およびエッチングマスク膜をそれぞれ部分的に除去することによって第1導電型不純物拡散領域の少なくとも一部および第2導電型不純物拡散領域の少なくとも一部をそれぞれ露出させ、該露出部分に電極を形成する工程を含むことが好ましい。
また、本発明の裏面電極型太陽電池の製造方法においては、パッシベーション膜を形成する工程が酸化シリコン膜を形成する工程を含むことが好ましい。ここで、酸化シリコン膜を形成する工程においては、熱酸化法により酸化シリコン膜を形成することが好ましい。
また、本発明の裏面電極型太陽電池の製造方法においては、パッシベーション膜を形成する工程が窒化シリコン膜を形成する工程を含むことが好ましい。
また、本発明の裏面電極型太陽電池の製造方法においては、エッチングマスク膜を形成する工程が窒化シリコン膜を形成する工程を含むことが好ましい。
また、本発明の裏面電極型太陽電池の製造方法においては、パッシベーション膜を形成する工程が窒化シリコン膜を形成する工程を含み、エッチングマスク膜を形成する工程が窒化シリコン膜を形成する工程を含み、パッシベーション膜を形成する工程に含まれる窒化シリコン膜を形成する工程においては、エッチングマスク膜を形成する工程に含まれる窒化シリコン膜を形成する工程で形成される窒化シリコン膜よりも窒素含有率の低い窒化シリコン膜を形成することが好ましい。
また、本発明は、一方の表面に第1導電型不純物拡散領域および第2導電型不純物拡散領域が形成された半導体基板の一方の表面上に酸化シリコン膜を形成する工程と、酸化シリコン膜上に窒化シリコン膜を形成する工程と、窒化シリコン膜を形成する工程の後に半導体基板の一方の表面とは反対側の他方の表面をエッチングする工程と、エッチングをする工程の後に酸化シリコン膜および窒化シリコン膜を部分的に除去することによって第1導電型不純物拡散領域の少なくとも一部および第2導電型不純物拡散領域の少なくとも一部をそれぞれ露出させて該露出部分に電極を形成する工程とを含む、裏面電極型太陽電池の製造方法である。
また、本発明は、一方の表面に第1導電型不純物拡散領域および第2導電型不純物拡散領域が形成された半導体基板の一方の表面上に酸化シリコン膜を形成する工程と、酸化シリコン膜上に第1の窒化シリコン膜を形成する工程と、第1の窒化シリコン膜上に該窒化シリコン膜よりも窒素含有率が高い第2の窒化シリコン膜を形成する工程と、第2の窒化シリコン膜を形成する工程の後に半導体基板の一方の表面とは反対側の他方の表面をエッチングする工程とを含む裏面電極型太陽電池の製造方法である。
また、本発明の裏面電極型太陽電池の製造方法において、エッチングする工程においては、半導体基板の他方の表面に凹凸構造を形成することが好ましい。
また、本発明の裏面電極型太陽電池の製造方法において、エッチングする工程においては、アルカリ溶液を用いたウエットエッチングを行なうことが好ましい。
また、本発明は、一方の表面に第1導電型不純物拡散領域および第2導電型不純物拡散領域が形成されると共に一方の表面の反対側の他方の表面に凹凸構造が形成された半導体基板と、半導体基板の一方の表面側に複数の膜が積層された積層体とを備え、積層体は、半導体基板側から、酸化シリコン膜と、第1の窒素シリコン膜と、該第1の窒化シリコン膜よりも窒素含有率が高い第2の窒化シリコン膜とが積層されてなる裏面電極型太陽電池である。
また、本発明の裏面電極型太陽電池においては、第2の窒化シリコン膜の膜厚が30nm以上であることが好ましい。
さらに、本発明は、一方の表面に第1導電型不純物拡散領域および第2導電型不純物拡散領域が形成されると共に一方の表面の反対側の他方の表面に凹凸構造が形成された半導体基板と、半導体基板の一方の表面側に複数の膜が積層された積層体とを備え、積層体は、半導体基板側から、酸化シリコン膜と、屈折率1.8以上2.4以下の窒素シリコン膜とが積層されてなる、裏面電極型太陽電池である。
また、本発明の裏面電極型太陽電池においては、酸化シリコン膜の膜厚が100nm以下であることが好ましい。
本発明によれば、工数を低減して、効率的に製造することが可能な裏面電極型太陽電池および裏面電極型太陽電池の製造方法を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。なお、本発明の図面において、同一の参照符号は、同一部分または相当部分を表わすものとする。
<実施の形態1>
図1(a)に、本発明の裏面電極型太陽電池の一例の裏面の模式的な平面図を示す。ここで、裏面電極型太陽電池のn型シリコン基板1の裏面においては、p型用電極11およびn型用電極12はそれぞれ帯状に形成されている。そして、帯状の複数のp型用電極11はそれぞれ1つの帯状のp型用集電電極11aに接続されており、帯状の複数のn型用電極12はそれぞれ1つの帯状のn型用集電電極12aに接続されている。
図1(a)に、本発明の裏面電極型太陽電池の一例の裏面の模式的な平面図を示す。ここで、裏面電極型太陽電池のn型シリコン基板1の裏面においては、p型用電極11およびn型用電極12はそれぞれ帯状に形成されている。そして、帯状の複数のp型用電極11はそれぞれ1つの帯状のp型用集電電極11aに接続されており、帯状の複数のn型用電極12はそれぞれ1つの帯状のn型用集電電極12aに接続されている。
また、p型用集電電極11aは、p型用電極11の長手方向に垂直な方向に伸びるようにして形成されており、n型用集電電極12aは、n型用電極12の長手方向に垂直な方向に伸びるようにして形成されている。
また、n型シリコン基板1の裏面には円状のアライメントマーク20が2つ形成されており、アライメントマーク20はn型シリコン基板1の裏面の対角に対応する位置にそれぞれ配置されている。
また、n型シリコン基板1の裏面のp型用電極11、p型用集電電極11a、n型用電極12およびn型用集電電極12aの形成領域以外の領域は下記において詳述される複数の膜が積層された積層体10で覆われている。
図1(b)に、図1(a)のIb−Ibに沿った模式的な断面図を示す。ここで、n型シリコン基板1の受光面にはエッチングにより凹凸構造であるテクスチャ構造4が形成されており、テクスチャ構造4が形成されたn型シリコン基板1の受光面上には反射防止膜7が形成されている。また、n型シリコン基板1の受光面とは反対側の表面である裏面には、基板側から、パッシベーション膜10aと、後述のテクスチャ構造形成時のエッチングマスク膜として機能する耐アルカリ膜10bとが積層された積層体10が形成されている。
ここで、パッシベーション膜は、キャリアの表面再結合を抑制するパッシベーション効果を有する膜であり、後述のテクスチャ構造形成のためのエッチングの後に除去されない膜である。なお、耐アルカリ膜10bは、テクスチャ構造形成時のエッチングマスク膜として機能すればよいものであるが、パッシベーション効果を有するものであってもよい。
また、n型シリコン基板1の裏面側にはn+層5とp+層6とが交互に所定の間隔をあけて形成されている。ここで、n+層5およびp+層6はそれぞれ図1の紙面の表面側および/または裏面側に伸長する帯状に形成されている。そして、p+層6上にはp型用電極11が形成されており、n+層5上にはn型用電極12が形成されている。
なお、図1(a)および図1(b)に示される裏面電極型太陽電池においては、n型シリコン基板1とp+層6とによってpn接合が形成されることになる。
以下、図2(a)〜図2(m)の模式的断面図を参照して、図1(a)および図1(b)に示す裏面電極型太陽電池の製造方法の一例について説明する。なお、図2(a)〜図2(m)においては、説明の便宜上、n+層5およびp+層6をそれぞれ1つずつしか図示しないものとする。
まず、図2(a)に示すように、n型シリコン基板1を用意する。ここで、n型シリコン基板1としては、たとえば、n型の導電型を有する多結晶シリコンまたは単結晶シリコンなどを用いることができる。
また、n型シリコン基板1としては、たとえば、スライスされることにより生じたスライスダメージを除去したものなどが用いられる。ここで、n型シリコン基板1のスライスダメージの除去は、n型シリコン基板1の表面をフッ化水素水溶液と硝酸の混酸または水酸化ナトリウムなどのアルカリ水溶液などでエッチングを行なうことにより実施される。
また、n型シリコン基板1の大きさおよび形状は特に限定されないが、たとえば厚さを100μm以上300μm以下、1辺100mm以上200mm以下の四角形状とすることができる。
なお、n型シリコン基板1の代わりにp型シリコン基板などの他の半導体基板を用いることもできる。たとえば、n型シリコン基板1の代わりにp型シリコン基板を用いた場合には、p型シリコン基板とn+層5とによってpn接合が形成されることになる。
次に、図2(b)に示すように、n型シリコン基板1の裏面に拡散抑制マスクとしての酸化シリコン膜9を形成する。
ここで、酸化シリコン膜9は、たとえば、スチーム酸化、APCVD(常圧化学気相成長法、常圧CVD法)またはSOG(スピンオングラス)の印刷・焼成などによって形成することができる。また、酸化シリコン膜9の厚さは特に限定されないが、たとえば100nm以上300nm以下の厚さとすることができる。また、酸化シリコン膜9の代わりに、窒化シリコン膜または酸化シリコン膜と窒化シリコン膜の積層体などを用いることができる。ここで、窒化シリコン膜は、たとえばプラズマCVD法または常圧CVD法などで形成することができる。窒化シリコン膜の厚さは特に限定されないが、たとえば40nm以上80nm以下の厚さとすることができる。
次に、図2(c)に示すように、n型シリコン基板1の裏面の酸化シリコン膜9の一部に酸化シリコン膜9をエッチング可能なエッチング成分を含有するエッチングペースト3を印刷する。エッチングペースト3は、たとえばスクリーン印刷法などによって印刷することができ、p+層6の形成箇所に対応する酸化シリコン膜9の部分に印刷される。
エッチングペースト3としては、たとえば、エッチング成分としてリン酸を含み、エッチング成分以外の成分として水、有機溶媒および増粘剤を含むものを用いることができる。
ここで、有機溶媒としては、たとえば、エチレングリコールなどのアルコール、エチレングリコールモノブチルエーテルなどのエーテル、プロピレンカーボネートなどのエステルまたはN−メチル−2−ピロリドンなどのケトンなどの少なくとも1種を用いることができる。また、上記以外の有機溶媒も用いることができるが、特に沸点が200℃程度であり、印刷時にエッチングペースト3の粘度変化が起こりにくいものを選択することが好ましい。
また、増粘剤としては、たとえばセルロース、エチルセルロース、セルロース誘導体、ナイロン6などのポリアミド樹脂またはポリビニルピロリドンなどのビニル基が重合したポリマーなどの少なくとも1種を用いることができる。
また、エッチング成分であるリン酸はエッチングペースト3全体の質量に対して10質量%以上40質量%以下含有されていることが好ましい。リン酸の含有量がエッチングペースト3全体の質量に対して10質量%未満である場合には十分なエッチング性能が得られない傾向にあり、リン酸の含有量がエッチングペースト3全体の質量に対して40質量%よりも多い場合にはエッチングペースト3の粘度が低くなって印刷性に問題が生ずるおそれがある。
また、エッチングペースト3は、エッチング性と印刷性とを両立させるために、上記の材料を適宜選択して調整することによって、粘度を10Pa・s以上40Pa・s以下とすることが好ましい。
次いで、図2(d)に示すように、エッチングペースト3の印刷後のn型シリコン基板1を加熱処理することにより、n型シリコン基板1の裏面の酸化シリコン膜9のうちエッチングペースト3が印刷された部分をエッチングして除去する。
ここで、エッチングペースト3が印刷された酸化シリコン膜9の加熱温度は300℃以上400℃以下であることが好ましい。エッチングペースト3が印刷された酸化シリコン膜9の加熱温度が300℃未満である場合にはエッチングが不十分となって酸化シリコン膜9が残ってしまう傾向にあり、400℃を超えている場合にはエッチングペースト3がn型シリコン基板1の裏面に焦げ付いて完全に除去できなくなるおそれがある。
また、拡散抑制マスクとして酸化シリコン膜9の代わりに窒化シリコン膜を用いた場合には、エッチングペースト3が印刷された窒化シリコン膜の加熱温度は200℃以上400℃以下であることが好ましい。エッチングペースト3が印刷された窒化シリコン膜の加熱温度が200℃未満である場合にはエッチングが不十分となって窒化シリコン膜が残ってしまう傾向にあり、400℃を超えている場合にはエッチングペースト3がn型シリコン基板1の裏面に焦げ付いて完全に除去できなくなるおそれがある。
また、上記の加熱処理における処理時間は30秒以上180秒以下であることが好ましい。上記の加熱処理における処理時間が30秒未満である場合には上記の加熱処理における加熱温度を400℃とした場合でも十分にエッチングできない部分が生じるおそれがある。また、上記の加熱処理における加熱温度が400℃未満であっても長時間の加熱を行なうと、エッチングペースト3が変性して加熱後の除去が難しくなるため、上記の加熱処理における処理時間は180秒を超えない範囲で行なうことが好ましい。
なお、実験の結果、エッチングペースト3を常圧CVDで製膜した酸化シリコン膜に印刷した後に300℃で加熱したときのエッチングレートは150nm/分程度であり、エッチングペースト3をプラズマCVDで製膜した窒化シリコン膜に印刷した後に300℃で加熱したときのエッチングレートは240nm/分程度であった。
リン酸をエッチング成分とするエッチングペースト3は常温では反応しにくく、加熱時においてもリン酸が気化しにくいため印刷箇所以外の箇所をオーバーエッチングしにくい傾向にあり、フォトリソグラフィ工程を利用して行なったエッチングに近い、高アスペクト比のエッチングが可能となる。そのため、後述するn+層5とp+層6との間の間隔を10μm以上200μm以下、好ましくは10μm以上100μm以下とした精細なパターンを形成することが可能となり、裏面電極型太陽電池の高効率化につながる。
なお、上記の加熱処理の方法は特に限定されず、たとえばホットプレート、ベルト炉またはオーブンを用いて加熱することにより行なうことができる。上記のようにエッチングペースト3のエッチング成分であるリン酸は気化しにくいことから、装置を腐食する心配が少なく、ベルト炉やオーブンの使用が可能となる。特に、ベルト炉またはオーブンによる加熱では、n型シリコン基板1の周縁部と中心部とで温度差が生じにくくエッチングのばらつきを抑制することができる点で好ましい。
上記の加熱処理後は、n型シリコン基板1を水中に浸し、超音波を印加して超音波洗浄を行なった後、n型シリコン基板1の裏面を流水で流して流水洗浄を行なうことによって、上記の加熱処理後のエッチングペースト3を除去する。これにより、n型シリコン基板1の裏面の一部が露出することになる。なお、流水洗浄に加え、n型シリコン基板1の裏面を一般に知られているRCA洗浄、硫酸と過酸化水素水の混合液による洗浄、薄いフッ化水素水溶液または界面活性剤を含む洗浄液を用いて洗浄することもできる。
そして、図2(e)に示すように、BBr3を用いた気相拡散によってn型シリコン基板1の酸化シリコン膜9から露出した裏面にp型不純物であるボロンを拡散させてp+層6を形成する。なお、p+層6は、n型シリコン基板1の裏面の露出面にボロンを含んだ溶剤を塗布した後に加熱することによって形成してもよい。
その後、n型シリコン基板1の受光面および裏面の酸化シリコン膜9ならびにボロンが拡散して形成されたBSG(ボロンシリケートガラス)をフッ化水素水溶液などを用いてすべて除去する。
次に、図2(f)に示すように、n型シリコン基板1の裏面の全面に酸化シリコン膜9を形成する。なお、ここでも、酸化シリコン膜9の代わりに、窒化シリコン膜または酸化シリコン膜と窒化シリコン膜の積層体などを用いることができることは言うまでもない。
次に、図2(g)に示すように、n型シリコン基板1の裏面の酸化シリコン膜9の一部にエッチングペースト3を印刷する。ここで、エッチングペースト3は、たとえばスクリーン印刷法などによって印刷され、n+層5の形成箇所に相当する酸化シリコン膜9の部分に印刷される。また、エッチングペースト3としては、リン酸をエッチング成分とした上記のエッチングペースト3と同一組成のものを用いることができる。
次に、図2(h)に示すように、エッチングペースト3の印刷後の酸化シリコン膜9を加熱処理することにより、n型シリコン基板1の裏面の酸化シリコン膜9のうちエッチングペースト3が印刷された部分をエッチングして除去する。
ここで、エッチングペースト3が印刷された酸化シリコン膜9の加熱処理における加熱温度は300℃以上400℃以下であることが好ましい。エッチングペースト3が印刷された酸化シリコン膜9の加熱処理における加熱温度が300℃未満である場合にはエッチングが不十分となって酸化シリコン膜9が残ってしまう傾向にあり、400℃を超えている場合にはエッチングペースト3がn型シリコン基板1の裏面に焦げ付いて完全に除去できなくなるおそれがある。
また、拡散抑制マスクとして酸化シリコン膜9の代わりに窒化シリコン膜を用いた場合には、エッチングペースト3が印刷された窒化シリコン膜の加熱温度は200℃以上400℃以下であることが好ましい。エッチングペースト3が印刷された窒化シリコン膜の加熱温度が200℃未満である場合にはエッチングが不十分となって窒化シリコン膜が残ってしまう傾向にあり、400℃を超えている場合にはエッチングペースト3がn型シリコン基板1の裏面に焦げ付いて完全に除去できなくなるおそれがある。
また、上記の加熱処理における処理時間は30秒以上180秒以下であることが好ましい。上記の加熱処理における処理時間が30秒未満である場合には上記の加熱処理における加熱温度を400℃とした場合でもn型シリコン基板1の裏面の温度分布がばらつくことによりエッチングレートにばらつきが生じて十分にエッチングできない部分が生じるおそれがある。また、上記の加熱処理における加熱温度が400℃未満であっても長時間の加熱を行なうと、エッチングペースト3が変性して加熱後の除去が難しくなるため、上記の加熱処理における処理時間は180秒を超えない範囲で行なうことが好ましい。
上記の加熱処理後は、n型シリコン基板1を水中に浸し、超音波を印加して超音波洗浄を行なった後、n型シリコン基板1の裏面を流水で流して流水洗浄を行なうことによって、上記の加熱処理後のエッチングペースト3を除去する。これにより、n型シリコン基板1の裏面の一部が露出することになる。なお、流水洗浄に加え、n型シリコン基板1の裏面を一般に知られているRCA洗浄、硫酸と過酸化水素水の混合液による洗浄、薄いフッ化水素水溶液または界面活性剤を含む洗浄液を用いて洗浄することもできる。
次に、図2(i)に示すように、POCl3を用いた気相拡散によってn型シリコン基板1の露出した裏面にn型不純物であるリンを拡散することによってn+層5を形成する。なお、n+層5の形成は、n型シリコン基板1の裏面の露出面にリンを含んだ溶剤を塗布した後に加熱することによって形成してもよい。
その後、n型シリコン基板1の裏面の酸化シリコン膜9ならびにリンが拡散して形成されたPSG(リンシリケートガラス)をフッ化水素水溶液などを用いてすべて除去する。
また、n+層5とp+層6との間の間隔が狭すぎるとn+層5とp+層6とが接触してリーク電流が発生する傾向にあり、その間隔が広すぎると特性が低下する傾向にあるため、裏面電極型太陽電池の歩留と特性を向上させる観点からは、n+層5とp+層6との間の間隔は、10μm以上200μm以下であることが好ましく、10μm以上100μm以下であることがより好ましい。
次に、図2(j)に示すように、n型シリコン基板1の裏面の全面に積層体10を形成する。
ここで、本実施の形態における積層体10としては、上述したように、基板側から、パッシベーション膜10aと、テクスチャ構造形成時のエッチングマスク膜として機能する耐アルカリ膜10bとが積層されている。より具体的には、n型シリコン基板1の裏面に形成された酸化シリコン膜からなるパッシベーション膜10aとパッシベーション膜10aを覆うようにして形成されたエッチングマスク膜としての窒化シリコン膜からなる耐アルカリ膜10bとの積層体からなるものが用いられる。
積層体10がn型シリコン基板1の裏面に形成された酸化シリコン膜からなるパッシベーション膜10aとパッシベーション膜10a上の窒化シリコン膜からなる耐アルカリ膜10bとの積層体からなる場合には、窒化シリコン膜からなる耐アルカリ膜10bのアルカリ溶液に対する耐性が優れる傾向が大きくなってアルカリ溶液を用いたウエットエッチングのエッチングマスクとして有効に機能する。そして、酸化シリコン膜からなるパッシベーション膜10aが、n型シリコン基板1の裏面におけるキャリアの再結合を有効に抑制することが可能なパッシベーション膜として有効に機能する傾向が大きくなる。
ここで、酸化シリコン膜からなるパッシベーション膜10aとしては、n型シリコン基板1を加熱することによって形成された熱酸化膜(熱酸化シリコン膜)を用いることが好ましい。酸化シリコン膜からなるパッシベーション膜10aが上記の熱酸化膜からなる場合には、n型シリコン基板1の裏面におけるパッシベーション膜としての機能が優れる傾向が大きくなる。なお、熱酸化法として、大別すると、主に酸素ガス雰囲気中で加熱処理するドライ酸化法と、主に水蒸気雰囲気中で加熱処理するウェット酸化法とがあるが、パッシベーション膜10aの形成にはドライ酸化法を用いることが好ましい。
また、酸化シリコン膜からなるパッシベーション膜10aの膜厚d1は、100nm以下であることが好ましく、20nm以上50nm以下であることがより好ましい。酸化シリコン膜からなるパッシベーション膜10aの膜厚d1が厚くなるとパッシベーション効果が高くなる傾向にあるが、厚い膜を形成するためには高温(たとえば800〜1000℃)で長時間の熱処理が必要となり、基板品質の低下を招くおそれがある。また、酸化シリコン膜からなるパッシベーション膜10aの膜厚d1が厚くなりすぎると、その後の工程でコンタクトホールの形成が困難となるため、酸化シリコン膜からなるパッシベーション膜10aの膜厚d1は100nm以下であることが好ましく、特に20nm以上50nm以下であることがより好ましい。
また、耐アルカリ膜10bとしては、アルカリ溶液に溶解しにくい材質の膜を特に限定なく用いることができるが、本実施の形態においては、耐アルカリ膜10bが窒化シリコン膜からなる場合について説明している。耐アルカリ膜10bが窒化シリコン膜からなる場合には、アルカリ溶液に対する耐性が優れる傾向が大きくなってアルカリ溶液を用いたウエットエッチングのエッチングマスク膜として有効に機能する。
窒化シリコン膜は、耐アルカリ性を示すと共に、パッシベーション効果を有する。そして、窒素含有率の低い所謂シリコンリッチの窒化シリコン膜においては、耐アルカリ性が劣化するものの、パッシベーション効果が向上する。また、窒化シリコン膜は、窒素含有率に応じて光学特性である屈折率が変化し、窒素含有率が低くなると屈折率が高くなることが知られている。
ここで、窒化シリコン膜からなる耐アルカリ膜10bの屈折率(絶対屈折率)は1.8以上2.4以下であることが好ましく、1.9以上2.2以下であることがより好ましい。窒化シリコン膜からなる耐アルカリ膜10bの屈折率(絶対屈折率)が2.4よりも大きい場合には窒化シリコン膜のシリコン含有率が増加しすぎてアルカリ溶液に対する耐性が低くなるおそれがあり、1.8未満である場合には耐アルカリ膜10bの膜が緻密ではなくなってアルカリ溶液に対する耐性だけでなく酸溶液に対する耐性も低くなるおそれがある。そのため、窒化シリコン膜からなる耐アルカリ膜10bの屈折率(絶対屈折率)は1.8以上2.4以下であることが好ましく、特に1.9以上2.2以下であることが好ましい。
また、窒化シリコン膜からなる耐アルカリ膜10bの膜厚d2は30nm以上であることが好ましく、30nm以上100nm以下であることがより好ましい。窒化シリコン膜からなる耐アルカリ膜10bの膜厚d2が30nm未満である場合には膜厚が薄すぎてアルカリ溶液を用いたウエットエッチングに対するエッチングマスク膜として有効に機能しなくなるおそれがあり、100nmを超える場合には膜厚が厚すぎてその後の工程でコンタクトホールの形成が困難となるおそれがある。そのため、窒化シリコン膜からなる耐アルカリ膜10bの膜厚d2は30nm以上であることが好ましく、30nm以上100nm以下であることがより好ましい。
なお、窒化シリコン膜からなる耐アルカリ膜10bは、たとえばプラズマCVD法などにより形成することができる。
次に、図2(k)に示すように、n型シリコン基板1の裏面の耐アルカリ膜10bをエッチングマスク膜としてn型シリコン基板1の受光面をエッチングすることによってテクスチャ構造4を形成する。なお、本発明においては、テクスチャ構造4の代わりに、n型シリコン基板1の受光面のエッチングによって、テクスチャ構造4以外の凹凸構造の低反射構造を形成してもよい。
ここで、n型シリコン基板1の受光面のエッチングは、アルカリ溶液を用いたウエットエッチングによって行なわれ、たとえば水酸化ナトリウムまたは水酸化カリウムなどのアルカリ水溶液にイソプロピルアルコールを添加した液をたとえば70℃以上80℃以下に加熱したものなどを用いてエッチングすることにより行なうことができる。
また、n型シリコン基板1の受光面のエッチングは、n型シリコン基板1の裏面に耐アルカリ膜10bが形成された状態で行なわれるため、n型シリコン基板1の裏面のエッチングは耐アルカリ膜10bによって抑止されることになる。
次に、図2(l)に示すように、n型シリコン基板1の受光面上にたとえば窒化シリコン膜などの反射防止膜7を形成するとともに、積層体10(パッシベーション膜10aおよび耐アルカリ膜10b)の一部を除去してコンタクトホールを形成し、コンタクトホールからn+層5およびp+層6の一部をそれぞれ露出させる。なお、n+層5およびp+層6はそれぞれコンタクトホールから一部のみが露出していてもよく、n+層5および/またはp+層6のすべてが露出していてもよい。
ここで、積層体10の除去は、たとえば、酸化シリコン膜からなるパッシベーション膜10aおよび窒化シリコン膜からなる耐アルカリ膜10bをエッチング可能なエッチングペーストの印刷および加熱、またはフォトエッチングなどの方法により行なうことができる。なお、酸化シリコン膜からなるパッシベーション膜10aと窒化シリコン膜からなる耐アルカリ膜10bとを別工程で除去してもよい。
その後、図2(m)に示すように、n+層5の露出面およびp+層6の露出面のそれぞれにたとえば銀ペーストなどを印刷した後に焼成することによって、n+層5上にn型用電極12を形成するとともに、p+層6上にp型用電極11を形成する。これにより、図1(a)および図1(b)に示す構成の裏面電極型太陽電池が完成する。
なお、上記のエッチングペースト3および銀ペーストの印刷は、図1(a)に示すアライメントマーク20を利用することによって印刷精度を上げることができる。
上記の方法においては、n型シリコン基板1の裏面のパッシベーション膜10a上に形成した耐アルカリ膜10bをn型シリコン基板1の受光面のエッチングに対するエッチングマスク膜として用いてテクスチャ構造4などの凹凸構造の低反射構造を形成することができる。さらに、これらパッシベーション膜10aおよび耐アルカリ膜10bを部分的に除去して電極形成を行うので、エッチングマスク全体を除去する工程が不要となる。
したがって、上記の方法においては、上記の特許文献1および特許文献2に記載の裏面電極型太陽電池の製造方法と比べて、n型シリコン基板1の裏面の膜の形成回数を減少させることができるため、裏面電極型太陽電池の製造工程における工数を低減することができることから、裏面電極型太陽電池を効率的に製造することが可能となる。さらに、積層体10をAPCVDを用いずに形成することも可能なので、より生産性の向上を図ることもできる。
<実施の形態2>
本実施の形態においては、窒化シリコン膜を2層積層した構成を含む積層体10を有する裏面電極型太陽電池について説明する。
本実施の形態においては、窒化シリコン膜を2層積層した構成を含む積層体10を有する裏面電極型太陽電池について説明する。
上述したように、窒素含有率の低い所謂シリコンリッチの窒化シリコン膜は、耐アルカリ性が低下するものの、パッシベーション効果が向上する。また、窒化シリコン膜は、窒素含有率に応じて光学特性である屈折率が変化し、窒素含有率が低くなると屈折率が高くなることが知られている。
したがって、上記実施の形態1において、パッシベーション膜10aとして用いた酸化シリコン膜の膜厚を薄くしたいときには、酸化シリコン膜と窒化シリコン膜との間に、耐アルカリ膜10bとなる窒化シリコン膜よりも窒素含有率が低いシリコンリッチの窒化シリコン膜を挿入すればよい。ここで、本実施の形態で追加したシリコンリッチの窒化シリコン膜は、耐アルカリ膜10bとして機能するというよりも、パッシベーション膜10aとして機能すると言うことができるので、以下においてはパッシベーション用窒化シリコン膜というものとする。
パッシベーション用窒化シリコン膜としてはたとえばプラズマCVD法により形成したものなどを用いることができる。なお、2種類の窒素含有率が異なる窒化シリコン膜を形成するためには、たとえば、プラズマCVD法における導入ガスにおけるシラン等の少なくともシリコンを含むガスとアンモニア等の少なくとも窒素を含むガスとの流量比を変えればよい。
また、パッシベーション用窒化シリコン膜の屈折率(絶対屈折率)は2.6以上であることが好ましく、2.9以上であることがより好ましい。パッシベーション用窒化シリコン膜の屈折率(絶対屈折率)が2.6以上である場合には少数キャリアのライフタイムが長くなる傾向にあり、特に2.9以上である場合には少数キャリアのライフタイムが格段に長くなる傾向にある。
また、パッシベーション用窒化シリコン膜の膜厚は5nm以上100nm以下であることが好ましい。パッシベーション用窒化シリコン膜の膜厚が5nm未満である場合には十分なパッシベーション効果が得られないおそれがあり、100nmを超える場合にはその後の工程であるコンタクトホールの形成が困難となるおそれがある。そのため、パッシベーション用窒化シリコン膜の膜厚は5nm以上100nm以下であることが好ましい。
本実施の形態においては、パッシベーション膜10aが、基板側から酸化シリコン膜とパッシベーション用窒化シリコン膜とがこの順に積層された2層構造となるため、酸化シリコン膜の厚さをたとえば10nm以下とすることができ、コンタクトホール形成などの後工程での生産性の向上を図ることができる。
なお、パッシベーション用窒化シリコン膜により十分なパッシベーション効果が得られる場合には、パッシベーション用窒化シリコン膜とn型シリコン基板1との間に酸化シリコン膜が存在しない構成としてもよい。
本実施の形態における上記以外の説明は、実施の形態1と同様であるため、その説明については省略する。
なお、上記実施の形態1,2いずれにおいても、n型シリコン基板1の受光面と反射防止膜7との間にパッシベーション膜を形成してよく、パッシベーション膜としては酸化シリコン膜や窒化シリコン膜を用いることができる。受光面側のパッシベーション膜や反射防止膜の形成には、酸化シリコン膜の場合は上述の熱酸化法やCVD法を用いることができ、窒化シリコン膜の場合は上述のCVD法を用いることができる。
また、受光面側のパッシベーション膜および反射防止膜のいずれも窒化シリコン膜を用いる場合には、窒素含有率が異なる窒化シリコン膜を用いることが好ましく、屈折率が異なる窒化シリコン膜を用いることが好ましい。
より具体的には、受光面側パッシベーション膜となる窒化シリコン膜の窒素含有率が、反射防止膜として用いる窒化シリコン膜の窒素含有率よりも低いことが好ましく、受光面側パッシベーション膜となる窒化シリコン膜の屈折率(絶対屈折率)としては、上述の裏面側パッシベーション膜に用いるときと同様の理由により、2.6以上であることが好ましく、2.9以上であることがより好ましい。また、反射防止膜として用いる窒化シリコン膜の屈折率(絶対屈折率)としては、反射による太陽光の損失を低減するように、1.8以上2.3以下が好ましい。なお、膜厚について、受光面側パッシベーション膜となる窒化シリコン膜は5nm以上10nm以下が好ましく、反射防止膜となる窒化シリコン膜の膜厚は50nm以上100nm以下が好ましい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明は、裏面電極型太陽電池および裏面電極型太陽電池の製造方法に利用することができる可能性がある。
1 n型シリコン基板、3 エッチングペースト、4 テクスチャ構造、5 n+層、6 p+層、7 反射防止膜、9 酸化シリコン膜、10 積層体、10a パッシベーション膜、10b 耐アルカリ膜、11 p型用電極、11a p型用集電電極、12 n型用電極、12a n型用集電電極、20 アライメントマーク、101 シリコン基板、103 エッチングペースト、105 n+層、106 p+層、107 反射防止膜、109 酸化シリコン膜、111 p電極、112 n電極。
Claims (15)
- 一方の表面に第1導電型不純物拡散領域および第2導電型不純物拡散領域が形成された半導体基板の前記一方の表面上にパッシベーション膜を形成する工程と、
前記パッシベーション膜上にエッチングマスク膜を形成する工程と、
前記エッチングマスク膜により前記一方の表面側をマスクした状態で前記半導体基板の前記表面とは反対側の他方の表面をエッチングする工程とを含む、裏面電極型太陽電池の製造方法。 - 前記エッチングする工程の後に、前記パッシベーション膜および前記エッチングマスク膜をそれぞれ部分的に除去することによって前記第1導電型不純物拡散領域の少なくとも一部および前記第2導電型不純物拡散領域の少なくとも一部をそれぞれ露出させ、該露出部分に電極を形成する工程を含むことを特徴とする、請求項1に記載の裏面電極型太陽電池の製造方法。
- 前記パッシベーション膜を形成する工程が、酸化シリコン膜を形成する工程を含むことを特徴とする、請求項1または2に記載の裏面電極型太陽電池の製造方法。
- 前記酸化シリコン膜を形成する工程においては、熱酸化法により酸化シリコン膜を形成することを特徴とする、請求項3に記載の裏面電極型太陽電池の製造方法。
- 前記パッシベーション膜を形成する工程が、窒化シリコン膜を形成する工程を含むことを特徴とする、請求項1から4のいずれかに記載の裏面電極型太陽電池の製造方法。
- 前記エッチングマスク膜を形成する工程が、窒化シリコン膜を形成する工程を含むことを特徴とする、請求項1から5のいずれかに記載の裏面電極型太陽電池の製造方法。
- 前記パッシベーション膜を形成する工程が窒化シリコン膜を形成する工程を含み、
前記エッチングマスク膜を形成する工程が窒化シリコン膜を形成する工程を含み、
前記パッシベーション膜を形成する工程に含まれる窒化シリコン膜を形成する工程においては、前記エッチングマスク膜を形成する工程に含まれる前記窒化シリコン膜を形成する工程で形成される窒化シリコン膜よりも窒素含有率の低い窒化シリコン膜を形成することを特徴とする、請求項1から6のいずれかに記載の裏面電極型太陽電池の製造方法。 - 一方の表面に第1導電型不純物拡散領域および第2導電型不純物拡散領域が形成された半導体基板の前記一方の表面上に酸化シリコン膜を形成する工程と、
前記酸化シリコン膜上に窒化シリコン膜を形成する工程と、
前記窒化シリコン膜を形成する工程の後に前記半導体基板の前記一方の表面とは反対側の他方の表面をエッチングする工程と、
前記エッチングをする工程の後に前記酸化シリコン膜および前記窒化シリコン膜を部分的に除去することによって前記第1導電型不純物拡散領域の少なくとも一部および前記第2導電型不純物拡散領域の少なくとも一部をそれぞれ露出させて該露出部分に電極を形成する工程とを含む、裏面電極型太陽電池の製造方法。 - 一方の表面に第1導電型不純物拡散領域および第2導電型不純物拡散領域が形成された半導体基板の前記一方の表面上に酸化シリコン膜を形成する工程と、
前記酸化シリコン膜上に第1の窒化シリコン膜を形成する工程と、
前記第1の窒化シリコン膜上に該窒化シリコン膜よりも窒素含有率が高い第2の窒化シリコン膜を形成する工程と、
前記第2の窒化シリコン膜を形成する工程の後に前記半導体基板の前記一方の表面とは反対側の他方の表面をエッチングする工程とを含む、裏面電極型太陽電池の製造方法。 - 前記エッチングする工程においては、前記半導体基板の前記他方の表面に凹凸構造を形成することを特徴とする、請求項1から9のいずれかに記載の裏面電極型太陽電池の製造方法。
- 前記エッチングする工程においては、アルカリ溶液を用いたウエットエッチングを行なうことを特徴とする、請求項1から10のいずれかに記載の裏面電極型太陽電池の製造方法。
- 一方の表面に第1導電型不純物拡散領域および第2導電型不純物拡散領域が形成されると共に前記一方の表面の反対側の他方の表面に凹凸構造が形成された半導体基板と、
前記半導体基板の前記一方の表面側に複数の膜が積層された積層体とを備え、
前記積層体は、前記半導体基板側から、酸化シリコン膜と、第1の窒素シリコン膜と、該第1の窒化シリコン膜よりも窒素含有率が高い第2の窒化シリコン膜とが積層されてなる、裏面電極型太陽電池。 - 前記第2の窒化シリコン膜の膜厚は30nm以上であることを特徴とする、請求項12に記載の裏面電極型太陽電池。
- 一方の表面に第1導電型不純物拡散領域および第2導電型不純物拡散領域が形成されると共に前記一方の表面の反対側の他方の表面に凹凸構造が形成された半導体基板と、
前記半導体基板の前記一方の表面側に複数の膜が積層された積層体とを備え、
前記積層体は、前記半導体基板側から、酸化シリコン膜と、屈折率1.8以上2.4以下の窒素シリコン膜とが積層されてなる、裏面電極型太陽電池。 - 前記酸化シリコン膜の膜厚は100nm以下であることを特徴とする、請求項12から14のいずれかに記載の裏面電極型太陽電池。
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