JP2013211194A - リチウムイオン2次電池用セパレータ、及びそれを用いたリチウムイオン2次電池 - Google Patents

リチウムイオン2次電池用セパレータ、及びそれを用いたリチウムイオン2次電池 Download PDF

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Abstract

【課題】充電・放電を繰り返しても、充放電容量の低下や内部短絡を誘発しない高信頼性のリチウムイオン2次電池用セパレータ及びそれを用いたリチウムイオン2次電池を提供する。
【解決手段】セパレータ10の表層に開孔している、少なくとも一つ以上の孔12の内壁部もしくは外縁部に、微小な突起14を設けることにより、充放電容量の低下や内部短絡の誘発を防止したリチウムイオン2次電池用セパレータが得られる。
【選択図】図1

Description

本発明は、リチウムイオン2次電池用セパレータ、及びそれを用いたリチウムイオン2次電池に関する。
近年、エレクトロニクスの急速な発展に伴い、電子機器、特に携帯電話やノート型パソコンのような携帯型電子機器の軽量、小型化及び高性能化が進み、高エネルギー密度を持つ薄膜型2次電池の開発が急がれている。特にリチウムイオン2次電池は鉛蓄電池、ニッケル‐カドミウム電池、ニッケル‐水素電池を遥かに凌ぐ放電電圧とエネルギー密度を持っていることから2次電池の主流になっている。
このように、高エネルギー密度で、電池容量が大きく、繰り返し充放電性の良いリチウムイオン2次電池としては、コバルト酸リチウムやマンガン酸リチウムのようなリチウム複合酸化物からなる正極と、リチウムやリチウム合金もしくは炭素材料のようなリチウムイオンをドープ及び脱ドープ可能な物質からなる負極の間に多孔性膜のセパレータを、リチウム塩を含む非水電解液に浸漬して導電性密閉容器に封入して形成されているものが知られている。
リチウムイオン2次電池は、充電・放電を繰り返すことにより、徐々に微量の電極活物質が脱落してしまう問題がある。電極活物質が脱落し、集電体と導通がとれなくなると、電池の充放電容量が低下してしまうため、充放電容量維持特性が低下し、電池寿命が短くなる。また、脱落した電極活物質が電極間を移動して対極に接触することで内部短絡が発生し、電池の性能を損なわせる上、安全性を著しく低下させる。そのため使用されるセパレータへは、電極活物質の脱落・移動を妨げることができるため、開孔を少なくし、孔径を小さくすることが望まれる。そのような試みとして特許文献1や2が知られている。
しかしながら、開孔を少なくし、孔径を小さくした場合には、セパレータ表面が電極と直接接触する非孔領域と直接接触しない孔領域において、電解液の流動性に差異が生じるため、充放電時にセパレータと電極の界面において、リチウムイオンの濃度分布が面内で不均一になってしまう。この様な場合、電解液の流動性が高い孔領域近傍の活物質では、充電深度が相対的に深くなってしまい、活物質の劣化が早く、充放電容量の低下につながる。さらに負極の場合、電解液の流動性の高い孔領域近傍においてリチウムイオン濃度が高くなることで、リチウムが析出する可能性も高まる。負極面にリチウムが析出すると、充放電容量の低下や電池の内部短絡が発生するなどの問題が生じてしまう。
特開平6−76860号公報 特開2004−31084号公報
本発明者は、上記従来技術の有する課題に鑑みてなされたものであり、充放電容量の低下や内部短絡を誘発しない高信頼性のリチウムイオン2次電池用セパレータ及びそれを用いたリチウムイオン2次電池を提供することを目的とする。
本発明らは、上記課題に鑑み鋭意研究を行った結果、本発明に至った。
本発明にかかるセパレータは、表層に開孔している少なくとも一つ以上の孔の内壁部もしくは外縁部に突起を有することを特徴としている。
上記セパレータによれば、表層に開孔している孔の内壁部もしくは外縁部に設けた突起によって、電解液の流動が攪乱され、セパレータ表面における非孔領域近傍と孔領域近傍での電解液の流動性の差異、すなわち、リチウムイオンの濃度分布の面内不均一性を緩和することができる。そして、充放電容量の低下や内部短絡の誘発を防止することができる。
本発明にかかるセパレータは、上記孔の内壁部または外縁部において、同一の孔に対し複数の前記突起を有することが好ましい。複数あることで、より確実な電解液の流動の攪乱作用をより効果的に得ることができる。
また、本発明にかかるセパレータは、上記セパレータが繊維状物からなり、上記突起が上記繊維状物の繊維径よりも小さいことが好ましい。繊維径よりも小さいことで、孔を閉塞することなく、電解液の流動の攪乱効果を発現することができる。
本発明にかかるセパレータは、上記突起が、上記セパレータの膜面から突出していることが好ましい。突出することで、セパレータ表面の非孔領域まで電解液の流動の攪乱効果をより効率的に反映させることができ、リチウムイオンの濃度分布の面内不均一性を速やかに緩和することができる。
本発明にかかるリチウムイオン2次電池は、上記セパレータと、正極と、負極と、電解質と、を備えることを特徴としている。この様な構成にすることで、充放電容量の低下や内部短絡の誘発を防止したリチウムイオン2次電池とすることができる。
本発明によれば、充放電容量の低下や内部短絡を誘発しない高信頼性のセパレータ及びそれを用いたリチウムイオン2次電池を提供することが可能である。
図1は本発明にかかるリチウムイオン2次電池用セパレータの一実施形態を示す模式断面図である。 図2は本実施形態のリチウムイオン2次電池用セパレータにおける孔の形状を示す模式断面図である。 図3は本発明にかかるリチウムイオン2次電池の一実施形態を示す模式断面図である。
以下、図面を参照しながら本発明の好適な実施形態および製造方法について詳細に説明する。なお、図面中、同一または相当部分には同一符号を付し、重複する説明は省略する。また、図面の寸法比率は図示の比率に限られるものではない。
(セパレータ)
本実施形態にかかるセパレータは表層に開孔している孔の内壁部もしくは外縁部に突起を有する多孔性膜である。多孔性膜は、シート状の樹脂フィルム内に、多数の孔が形成され、その孔が互いに連通する構造や、繊維状の樹脂が3次元的に絡まった様な構造等が挙げられる。もちろんこの構造に限定されるものではない。
また、セパレータの形態は、不織布状、織布状、紙状、または、シート状などが挙げられるが、これらに限定されるものではない。リチウムイオン2次電池のセパレータとして使用した場合、電解液である有機溶媒がセパレータ内に染込み、そのためセパレータ内をリチウムイオンが透過する。リチウムイオンの透過に関しては、セパレータ内に染込み保持された電解液中をリチウムイオンが透過するものと考えられる。セパレータには微多孔を有するタイプが特に好適である。これは電解液の保持量が非微多孔タイプに比べ多いためと考えられる。
セパレータの材質は、ポリオレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、フッ素系樹脂、熱可塑性ポリウレタン、耐熱樹脂などの樹脂が挙げられる。具体的には、ポリオレフィン系樹脂としては低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、超高分子量ポリエチレンなどのポリエチレン、ポリプロピレンなどが挙げられ、ポリエステル系樹脂としてはポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレートなどが挙げられ、フッ素系樹脂としてはポリフッ化ビニリデン、ポリテトラフルオロエチレンなどが挙げられ、耐熱樹脂としては、ポリイミド、ポリアミドイミド、芳香族ポリアミド、ポリカーボネート、ポリアセタール、ポリサルホン、ポリフェニルサルファイド、ポリエーテルエーテルケトン、芳香族ポリエステル、ポリエーテルサルホン、ポリエーテルイミドなどが挙げられる。形状加工性の観点から、ポリアミドイミド、芳香族ポリアミドが特に好ましい。
さらにセパレータは、単層であっても多層であっても良い。
セパレータの厚みは、3〜30μmが好ましく、さらに好ましくは5〜20μmである。厚みが3μm未満では、膜強度が不充分となる場合があり、30μmを超えるとリチウムイオン2次電池用セパレータの厚みとしては大きすぎて高容量化が達成しにくい場合がある。
セパレータの表面における非孔領域と孔領域の面積比は活物質の脱落・剥離を妨げる観点から、(非孔領域の面積)/(孔領域の面積)=1以上であることが好ましい。ここで、非孔領域とは、セパレータを構成する樹脂部分であり、孔のない部分のことをいう。
突起とは、例えば、図1に示すような粒状の構造が挙げられる。突起14は球状、偏平状、柱状などどのような形状であっても良いが、表層の電解液の流動を攪乱する観点から偏平状であることが好ましい。
突起14の位置は、セパレータの表層に開孔している孔12のどの部分にあっても良いが、孔の内壁部もしくは外縁部にあればよく、例えば、多孔成膜が、繊維状の樹脂が3次元的に絡まった様な構造である場合は、その繊維の端部ではない幹の部分に付着する様に、または枝分かれする様に配置されていればよい。
さらにセパレータの表面における電解液の流動を攪乱する観点から、膜の表層に近いほど好ましく、外縁部であることがより好ましい。さらに、セパレータ表面で電解液の流動の攪乱作用をより効果的に得るために、突起14はセパレータの膜面から突出していることが好ましい。
突起14の大きさは、セパレータが、繊維状の樹脂が3次元的に絡まった様な構造である場合は、その繊維径よりも小さいことが好ましい。その他、セパレータが、シート状の樹脂フィルム内に、多数の孔が形成され、その孔が互いに連通する構造である場合は、孔の周囲を構成する樹脂の膜厚、つまり孔を構成する樹脂の壁の厚さよりも小さいことが好ましい。
繊維径または樹脂の壁の厚さよりも小さくすることで、孔を閉塞せずに電解液の流動の攪乱効果が得られる。
突起14を有する孔12の開孔面積は、平均1μm以下であることが好ましい。さらに電極活物質の脱落・移動を妨げる観点から、0.25μm以下であることがより好ましい。1μm以上では、突起による電解液の流動の攪乱の作用を得られ難くなる傾向にある。
このとき、突起14の大きさは、孔12の開孔面積に対し、その10分の1以下の0.1μm以下であることが好ましい。0.1μmより大きいと、流動性を阻害し、抵抗成分となる可能性がある。より好ましくは、0.01〜0.05μmである。0.01μmより小さいと、電解液の流動の攪乱の作用が十分に得られない可能性がある。
孔12において、電解液の流動の攪乱効果の観点から、突起14は同一の孔に対し複数あることが好ましい。
突起14を有する孔12の断面構造は、例えば、図2(a)、(b)、(c)、(d)に示すような形状が挙げられる。なお、図2(a)、(b)、(c)、(d)において、いずれも上側が最表層とする。個々に、(a)は、孔を構成するセパレータ樹脂の端部が丸まった形状である。(b)は、その端部が角張った形状である。(c)は、セパレータ最表層とは逆側の内部側に鋭角な端部がある形状である。(d)は、セパレータ最表層側に鋭角な端部がある形状である。電極活物質の脱落・移動を妨げる観点からは(b)、(d)のような形状が好ましく、リチウムイオンの透過性の観点から(d)のような形状がさらに好ましい。
セパレータの形成法としては、湿式延伸法、湿式凝固法などが挙げられる。湿式延伸法では、例えば、互いに相溶しない樹脂を混練し、相分離させ海島構造を形成した後、シート化して延伸し、島部分を抽出する方法がある。湿式凝固法では、基材膜に前記セパレータを形成する樹脂の有機溶媒溶液を塗布し、次いで樹脂に対して貧溶媒となる溶液からなる凝固浴中に浸漬しセパレータを被膜形成する。また、剥離性のある工程紙や工程フィルム上に湿式凝固法によりセパレータを形成し、剥離させて製造する方法も行える。樹脂としてポリイミド、ポリアミドイミド、芳香族ポリアミド、ポリカーボネート、ポリアセタール、ポリサルホン、ポリフェニルサルファイド、ポリエーテルエーテルケトン、芳香族ポリエステル、ポリエーテルサルホン、ポリエーテルイミドなどの耐熱樹脂を使用する場合は、好適な有機溶剤として、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、テトラヒドロフラン、N−メチル−2−ピロリドン(NMP)、γ‐ブチロラクトンなどの極性有機溶媒が挙げられる。樹脂の有機溶媒溶液中には、多孔形成助剤として、単独では樹脂を溶解しないが、樹脂を溶解する溶媒と相溶可能な他の溶媒を含んでいてもよい。上記有機溶媒を使用する場合は、多孔形成助剤として、例えば、エチレングリコール、プロピレングリコールなどのグリコール類、ポリビニルピロリドン、その他の界面活性剤が挙げられる。
セパレータ表面への突起の形成手法としては、セパレータの表面にレーザーを照射して局所的に溶融、再凝固させる手法や、蒸着により、樹脂の微小粒子をセパレータ表面に結着させる方法などが挙げられる。また、湿式凝固法において、樹脂の有機溶媒溶液の塗膜を貧溶媒となる溶液からなる凝固浴中に浸漬する前に、塗膜表面の樹脂濃度を製膜限界濃度よりも低くすることで突起を形成する手法も挙げられる。この手法は塗膜表面の樹脂濃度によって形成する突起の大きさを制御可能であり、製造上有利である。
(リチウムイオン2次電池)
以下、本実施形態にかかるリチウムイオン2次電池の各構成部材について、詳細に説明する。図3は、本実施形態にかかるリチウムイオン2次電池を示す模式断面図である。図3に示すように、リチウムイオン2次電池100は、正極20と、正極20に対向する負極30と、正極20及び負極30の間に介在し、正極20の主面及び負極30の主面にそれぞれに接触するセパレータ10と、を備えたリチウムイオン2次電池である。ここで、セパレータ10は、上述したリチウムイオン2次電池用セパレータ10である。
リチウムイオン2次電池100は、主として、発電要素40、発電要素40を密閉した状態で収容するケース50、及び発電要素40に接続された一対のリード60,62を備えている。
発電要素40は、一対の正極20、負極30が、リチウムイオン2次電池用セパレータ10を挟んで対向配置されたものである。正極20は、板状(膜状)の正極集電体22上に正極活物質層24が設けられたものである。負極30は、板状(膜状)の負極集電体32上に負極活物質層34が設けられたものである。正極活物質層24の主面及び負極活物質層34の主面が、リチウムイオン2次電池用セパレータ10の主面にそれぞれ接触している。正極集電体22及び負極集電体32の端部には、それぞれリード60,62が接続されており、リード60,62の端部はケース50の外部にまで延びている。
以下、正極20及び負極30を総称して、電極20,30といい、正極集電体22及び負極集電体32を総称して集電体22,32といい、正極活物質層24及び負極活物質層34を総称して活物質層24,34ということがある。
まず、電極20,30について正極を構成する部材から順に具体的に説明する。
正極集電体22は、導電性の板材であればよく、例えば、アルミ、銅、ニッケル箔の金属薄板を用いることができる。
正極活物質層24は、正極活物質、バインダー、及び、必要に応じた量の導電助剤から主に構成されるものである。正極活物質は、リチウムイオンの吸蔵及び放出、リチウムイオンの脱離及び挿入(インターカレーション)、又は、リチウムイオンと該リチウムイオンのカウンターアニオン(例えば、ClO )とのドープ及び脱ドープを可逆的に進行させることが可能であれば特に限定されず、公知のリチウムイオン2次電池に用いられている正極活物質を使用できる。例えば、リチウム含有金属酸化物が挙げられる。リチウム含有金属酸化物としては、例えば、コバルト酸リチウム(LiCoO)、ニッケル酸リチウム(LiNiO)、リチウムマンガンスピネル(LiMn)、及び、一般式:LiNiCoMn(x+y+z=1)で表される複合金属酸化物、リチウムバナジウム化合物(LiV)、オリビン型LiMPO(ただし、Mは、Co、Ni、Mn又はFeを示す)、チタン酸リチウム(LiTi12)等が挙げられる。
バインダーは、活物質同士を結合すると共に、活物質と集電体22とを結合している。バインダーは、上述の結合が可能なものであればよく、例えば、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)、エチレン−テトラフルオロエチレン共重合体(ETFE)、ポリクロロトリフルオロエチレン(PCTFE)、エチレン−クロロトリフルオロエチレン共重合体(ECTFE)、ポリフッ化ビニル(PVF)等のフッ素樹脂が挙げられる。
また、上記の他に、バインダーとして、例えば、ビニリデンフルオライド−ヘキサフルオロプロピレン系フッ素ゴム(VDF−HFP系フッ素ゴム)、ビニリデンフルオライド−ヘキサフルオロプロピレン−テトラフルオロエチレン系フッ素ゴム(VDF−HFPTFE系フッ素ゴム)、ビニリデンフルオライド−ペンタフルオロプロピレン系フッ素ゴム(VDF−PFP系フッ素ゴム)、ビニリデンフルオライド−ペンタフルオロプロピレン−テトラフルオロエチレン系フッ素ゴム(VDF−PFP−TFE系フッ素ゴム)、ビニリデンフルオライド−パーフルオロメチルビニルエーテル−テトラフルオロエチレン系フッ素ゴム(VDF−PFMVE−TFE系フッ素ゴム)、ビニリデンフルオライド−クロロトリフルオロエチレン系フッ素ゴム(VDF−CTFE系フッ素ゴム)等のビニリデンフルオライド系フッ素ゴムを用いてもよい。
更に、上記の他に、バインダーとして、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、芳香族ポリアミド、セルロース、スチレン・ブタジエンゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、エチレン・プロピレンゴム等を用いてもよい。また、スチレン・ブタジエン・スチレンブロック共重合体、その水素添加物、スチレン・エチレン・ブタジエン・スチレン共重合体、スチレン・イソプレン・スチレンブロック共重合体、その水素添加物等の熱可塑性エラストマー状高分子を用いてもよい。更に、シンジオタクチック1,2−ポリブタジエン、エチレン・酢酸ビニル共重合体、プロピレン・α−オレフィン(炭素数2〜12)共重合体等を用いてもよい。
また、バインダーとして電子伝導性の導電性高分子やイオン伝導性の導電性高分子を用いてもよい。電子伝導性の導電性高分子としては、例えば、ポリアセチレン等が挙げられる。この場合は、バインダーが導電助剤粒子の機能も発揮するので導電助剤を添加しなくてもよい。
イオン伝導性の導電性高分子としては、例えば、リチウムイオン等のイオンの伝導性を有するものを使用することができ、例えば、高分子化合物(ポリエチレンオキシド、ポリプロピレンオキシド等のポリエーテル系高分子化合物、ポリエーテル化合物の架橋体高分子、ポリエピクロルヒドリン、ポリフォスファゼン、ポリシロキサン、ポリビニルピロリドン、ポリビニリデンカーボネート、ポリアクリロニトリル等)のモノマーと、LiClO、LiBF、LiPF、LiAsF、LiCl、LiBr、Li(CFSON、LiN(CSO等のリチウム塩又はリチウムを主体とするアルカリ金属塩と、を複合化させたもの等が挙げられる。複合化に使用する重合開始剤としては、例えば、上記のモノマーに適合する光重合開始剤または熱重合開始剤が挙げられる。
導電助剤も、正極活物質層24の導電性を良好にするものであれば特に限定されず、公知の導電助剤を使用できる。例えば、黒鉛、カーボンブラック等の炭素材料や、銅、ニッケル、ステンレス、鉄等の金属微粉、炭素材料及び金属微粉の混合物、ITO等の導電性酸化物が挙げられる。
正極活物質層24中のバインダーの含有量は特に限定されないが、活物質、導電助剤及びバインダーの質量の和を基準にして、1質量%〜15質量%であることが好ましく、3質量%〜10質量%であることがより好ましい。活物質とバインダーの含有量を上記範囲とすることにより、得られた電極活物質層24において、バインダーの量が少なすぎて強固な活物質層を形成できなくなる傾向を抑制できる。また、電気容量に寄与しないバインダーの量が多くなり、十分な体積エネルギー密度を得ることが困難となる傾向も抑制できる。
正極活物質層24中の導電助剤の含有量も特に限定されないが、添加する場合には通常、活物質に対して0.5質量%〜20質量%であることが好ましく、1質量%〜12質量%とすることがより好ましい。
負極集電体32は、導電性の板材であればよく、例えば、銅、ニッケル箔の金属薄板を用いることができる。
負極活物質層34は、負極活物質、バインダー、及び、必要に応じた量の導電助剤から主に構成されるものである。負極活物質は、リチウムイオンの吸蔵及び放出、リチウムイオンの脱離及び挿入、又は、リチウムイオンと、そのリチウムイオンのカウンターアニオン(例えば、ClO )とのドープ及び脱ドープを可逆的に進行させることができれば特に限定されず、公知のリチウムイオン2次電池に用いられている負極活物質を使用することができる。例えば、天然黒鉛、人造黒鉛、メソカーボンマイクロビーズ、メソカーボンファイバー(MCF)、コークス類、ガラス状炭素、有機化合物焼成体等の炭素材料、Al、Si、Sn等のリチウムと化合することができる金属、SiO、SnO等の酸化物を主体とする非晶質の化合物、チタン酸リチウム(LiTi12)、等が挙げられる。
バインダー及び導電助剤には、上述した正極20に用いる材料と同様の材料を用いることができる。また、バインダー及び導電助剤の含有量も、上述した正極20における含有量と同様の含有量を採用すればよい。
電極20,30は、通常用いられる方法により作製できる。例えば、活物質、バインダー、溶媒、及び、導電助剤を含む塗料を集電体上に塗布し、集電体上に塗布された塗料中の溶媒を除去することにより製造することができる。
溶媒としては、例えば、NMP、N,N−ジメチルホルムアミド等を用いることができる。
塗布方法としては、特に制限はなく、通常電極を作製する場合に採用される方法を用いることができる。例えば、スリットダイコート法、ドクターブレード法が挙げられる。
集電体22,32上に塗布された塗料中の溶媒を除去する方法は特に限定されず、塗料が塗布された集電体22,32を、例えば80℃〜150℃の雰囲気下で乾燥させればよい。
そして、このようにして活物質層24,34が形成された電極を、その後、必要に応じて例えば、ロールプレス装置等によりプレス処理すればよい。ロールプレスの線圧は例えば、10〜50kgf/cmとすることができる。
以上の工程を経て、電極20,30を作製することができる。
次に、リチウムイオン2次電池100の他の構成要素を説明する。
電解質は、正極活物質層24、負極活物質層34、及び、リチウムイオン2次電池用セパレータ10の内部に含有させるものである。電解質としては、特に限定されず、例えば、本実施形態では、リチウム塩を含む電解質溶液(電解質水溶液、有機溶媒を使用する電解質溶液)を使用することができる。ただし、電解質水溶液は電気化学的に分解電圧が低いことにより、充電時の耐用電圧が低く制限されるので、有機溶媒を使用する電解質溶液(非水電解質溶液)であることが好ましい。電解質溶液としては、リチウム塩を非水溶媒(有機溶媒)に溶解したものが好適に使用される。リチウム塩としては、例えば、LiPF、LiClO、LiBF、LiAsF、LiCFSO、LiCFCFSO、LiC(CFSO、LiN(CFSO、LiN(CFCFSO、LiN(CFSO)(CSO)、LiN(CFCFCO)、LiBOB等の塩が使用できる。なお、これらの塩は1種を単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
また、有機溶媒としては、例えば、プロピレンカーボネート、エチレンカーボネート、及び、ジエチルカーボネート等が好ましく挙げられる。これらは単独で使用してもよく、2種以上を任意の割合で混合して使用してもよい。
ケース50は、その内部に発電要素40及び電解質溶液を密封するものである。ケース50は、電解液の外部への漏出や、外部からのリチウムイオン2次電池100内部への水分等の侵入等を抑止できる物であれば特に限定されない。例えば、ケース50として、図3に示すように、金属箔52を高分子膜54で両側からコーティングした金属ラミネートフィルムを利用できる。金属箔52としては例えばアルミ箔を、高分子膜54としてはポリプロピレン等の膜を利用できる。例えば、外側の高分子膜54の材料としては融点の高い高分子、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリアミド等が好ましく、内側の高分子膜54の材料としてはポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)等が好ましい。
リード60,62は、アルミ等の導電材料から形成されている。
そして、公知の方法により、リード60,62を正極集電体22、負極集電体32にそれぞれ溶接し、正極20の正極活物質層24と負極30の負極活物質層34との間にリチウムイオン2次電池用セパレータ10を挟んだ状態で、電解液と共にケース50内に挿入し、ケース50の入り口をシールすればよい。
以下に、リチウムイオン2次電池を例に挙げて本発明をより具体的に説明する。なお、本実施例ではポリエチレンセパレータからなる基材の片面上にポリアミドイミドからなるセパレータを被膜形成した多層セパレータを例に挙げるが、本発明はこれらの実施例によって限定されるものではない。
[実施例]
(セパレータの作製)
ポリアミドイミド樹脂溶液(不揮発分濃度:25質量%、溶媒:NMP)50質量部に、ポリエチレングリコール20質量部とNMP30質量部とを加えて、室温にて均一になるように混合し、耐熱性樹脂溶液を調製した。得られた耐熱性樹脂溶液を、膜厚20μmのポリエチレンセパレータ(空孔率:40%、シャットダウン温度:134℃)の片面に、厚み28μmとなるようにバーコータにて塗布し、塗膜を形成した。この塗膜表面に2流体スプレーノズルによって平均粒径0.8μmの霧状にしたNMP50質量部、キシレン50質量部からなる混合溶液を噴霧した後、ポリエチレンセパレータと共に水85質量部とポリエチレングリコール15質量部からなる75℃の凝固浴に3分間浸漬した。得られた複合膜をイオン交換水で水洗した後に60℃の熱風で30分間乾燥することで多孔化処理し、ポリエチレンセパレータの表面に、ポリアミドイミドからなる厚み6.5μmのセパレータを形成し、多層セパレータを得た。
(表層孔径および孔数の測定)
形成したセパレータ表面を走査型電子顕微鏡[日本電子(株)製、JSM‐6510]にて表層孔径および孔数を測定した。孔径については、20μm四方の範囲内に占める孔の平均値とした。孔数については、突起を有する孔と有さない孔をそれぞれ20μm四方の範囲内に占める個数を数えた。測定結果を表1に示す。
(電池セルの作製)
(正極)
正極活物質としてLiMn、導電助剤としてカーボンブラック、結着剤としてPVDF−CTFEを準備した。これらを、重量比で正極活物質:導電助剤:結着剤=90:5:5となるように混合した。得られた混合物とN−メチル−2−ピロリドン溶媒を、重量比で1:1.3となるように混合して、室温下で分散させカソード用スラリを調製した。得られたカソード用スラリをドクターブレード法により塗膜化して乾燥し、カソードを作製した。
(負極)
負極活物質として易黒鉛化炭素材料、導電助剤としてカーボンブラック、結着剤としてPVDF−CTFEを準備した。これらを、重量比で負極活物質:導電助剤:結着剤=90:5:5となるように混合した。得られた混合物とNMP溶媒を、重量比で1:1となるように混合して、室温下で分散させアノード用スラリを調製した。得られたアノード用スラリをドクターブレード法により塗膜化して乾燥し、アノードを作製した。
(電解液)
EC(エチレンカーボネート)/DEC(ジエチルカーボネート)=30/70(重量比)である非水溶媒へLiPFを1mol/cmの濃度となるように溶解したものを電解液とした。
(電池)
上記の正極(直径14mm)、負極(直径15mm)を、作製したセパレータ(直径16mm)を介して積層し、電解液と共に容器に封入し、容量が4.2mAhのボタン電池(2032型)を得た。
(充放電測定)
リチウムイオン2次電池を、最高電圧4.2V、電流密度0.58mA/cm、最終電流密度0.29mA/cmの条件で、定電流定電圧充電を行った。その後、最終電圧2.75V、電流密度を0.58mA/cmの条件で放電させた。連続して同様の充放電を合計100サイクル行った。サイクル特性としての放電容量維持率を{(100サイクル目の放電容量)/(2サイクル目の放電容量)}×100にて算出し、結果を表1に示す。
[比較例]
実施例1において、2流体スプレーノズルによるNMPとキシレンからなる混合溶液の噴霧をしなかったこと以外は同様に行った。ポリエチレンセパレータの表面に、ポリアミドイミドからなる厚み6.8μmのセパレータを形成し、多層セパレータを得た。その後、実施例1と同様に孔径、孔数および充放電測定を行い、結果を表1に示す。
Figure 2013211194
表1に示す結果から、表層に開孔している孔の内壁部もしくは外縁部に突起を有するセパレータを用いたリチウムイオン2次電池が、100サイクルでの高い放電容量維持率を有するものであることがわかった。このように実施例のセパレータは、電極活物質の脱落や移動を妨げる様な小孔径であっても、充放電容量の低下や内部短絡を誘発しないセパレータであり、高信頼性のリチウムイオン2次電池となることがわかった。
10…セパレータ、12…セパレータ表層に開口している孔、14…突起、20…正極、22…正極集電体、24…正極活物質層、30…負極、32…負極集電体、34…負極活物質層、40…発電要素、50…ケース、52…金属箔、54…高分子膜、60,62…リード、100…リチウムイオン2次電池

Claims (5)

  1. 表層に開孔している少なくとも一つ以上の孔の内壁部もしくは外縁部に突起を有することを特徴とするリチウムイオン2次電池用セパレータ。
  2. 前記孔の内壁部または外縁部において、同一の孔に対し複数の前記突起を有することを特徴とする請求項1記載のリチウムイオン2次電池用セパレータ。
  3. 前記リチウムイオン2次電池用セパレータは、繊維状物からなり、前記突起が前記繊維状物の繊維径よりも小さいことを特徴とする請求項1または2に記載のリチウムイオン2次電池用セパレータ。
  4. 前記突起が、前記リチウムイオン2次電池用セパレータの膜面から突出していることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のリチウムイオン2次電池用セパレータ。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載のリチウムイオン2次電池用セパレータと、正極と、負極と、電解液と、を備えるリチウムイオン2次電池。
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